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6月12日 FX/CFDモーニング・コメント -12日の市場展望

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6月12日 FX/CFDモーニング・コメント -12日の市場展望
GFT 東京支店 FX.CFD レポート
2012 年 6 月 12 日
6 月 12 日 本日の為替見通し
ポイント
「猶予は残りわずか」
オズボーン英財務相(英紙サンデー・テレグラフ)は、ユーロ圏にとっての正念場が近づきつつあり、今後数カ月間に行われる決定が、欧
州大陸全体の経済にとって、向こう 10 年、さらに将来を決定付ける可能性がある。 ユーロの危機が深刻化し英国の景気回復がつぶされ
つつあると発言している。
ジョージ・ソロス氏も、欧州危機が終息するために、今後 3 カ月間は絶好のチャンスと発言し、欧州レベルの銀行預金保証や、銀行の借り
換えのための欧州の原資、ユーログループでの監督・規制の導入が必要と発言している。
ギリシャのパパンドレウ元首相も、「我々は決断しなければならない瞬間が訪れている」、欧州が分裂するまでの猶予は、あるとしても今後
数カ月間の僅かな時間で、のるかそるかの死活的な局面にあると語っている(ブルーンバーグ TV)。
ユーロ圏財務相会合が決定したスペインへの救済に対して、ルッテ・オランダ首相は「ユーロ圏財務相会合が決定した 1,000 億ユーロの支
援には議会承認が必要」と発言、先日にはウルピライネン・フィンランド財務相は「スペイン銀行システム支援の緊急融資が EFSF で実施さ
れる場合には負担分の担保を求める」と発言し、ユーロ圏財務相内での融資決定には紆余曲折がありそうな予感がする。
スペイン紙によると、今回の銀行救済で合意した 1,000 億ユーロの規模は、スペイン GDP の約 10%に相当し、公的債務に分類される昨年
時点での対 GDP 債務比率は 68.5%に相当すると言われていた。 事実は不明ながら、昨日はこの数字は間違いで、実は 133.8%が正し
く、支援がスペインの銀行再生基金(FROB)へ実施されれば 146.6%に膨らむことになるとのウワサが市場に広まり、EURUSD の売り材料
にされていた。
いずれにしても、スペイン政府がスペインの銀行支援で、政府を通さず直接銀行への支援の要求をしたのは、これが大きな要因と思われ、
デギンドス経済相は融資の金利は財政赤字に影響するとも発言している。
6 月 17 日(日曜)にはギリシャの再選挙があり、6 月 18~19 日にはメキシコのロスカボスで G20 が開催され、欧州の債務危機について話し
合うことが報道されている。また、今月 28~29 日の EU 首脳会議では、ファンロンパイ EU 大統領やドラギ ECB 総裁などの関係者が作成し
たユーロ分裂回避のマスタープランが示される可能性が報道されているが、この対応策に期待する市場参加は多い。
EURUSD が先週末終値から大幅上昇して始まり、それが、結局は安値引けとなったことへのショックは大きいと思われる。EURUSD は再び
1.26 台を回復するまでは、週末のギリシャ再選挙を控えていることもあり、底値を試す展開も考えられる。ただ、投機的なポジションは EUR
ショートに傾きやすく、昨日の上値トライの失敗、今日の下値トライ失敗と上下を試しながらも、レンジに入るリスクも視野にいれ、1.2400~50
では投機筋の買い戻しが強まる可能性がでている。
USDJPY は、いつもながらの期待外れで、クロスでの円売りも続かず、USDJPY は 79.00~80.00 の 1 円レンジをどのようにして超えることが
できるかを考えると、頭が痛くなる。 引き続き 79 円台で推移する可能性が高いと思われる。
本日の重要な経済指標 発言・その他
◎発言・その他
10:05 エバンズ・シカゴ連銀総裁(講演)
12:20 リプトンIMF筆頭副専務理事が記者会見(東京)
23:00 ラガルドIMF専務理事(講演)
00:30 タルーロ米 FRB 理事(講演)
◎注目の経済指標
10:30 豪 NAB 企業景況感
17:30 英鉱工業生産、製造業生産高
03:00 米月次財政収支
本日の主な経済指標と発表予定
7:00
8:01
8:50
9:00
10:30
17:30
17:30
21:30
23:00
3:00
NZD 5 月 REINZ 住宅価格指数=前月比 1.7% 4 月-0.3%、住宅販売=前年比 24.4% 4 月 13.8%
GBP 5 月 RICS 住宅価格=予想-17% 4 月-19%
JPY 4 月 第 3 次産業活動指数=予想 0.3% 3 月-0.6%
NZD 5 月 QV 住宅価格=前年比=予想 4 月 3.1%
AUD 5 月 NAB 企業景況感=予想 4 月 0、企業信頼感=予想 4 月 4
GBP 4 月 鉱工業生産=前月比予想 0.1% 3 月-0.3%、前年比予想-1.08% 3 月-2.6%
GBP 4 月 製造業生産高=前月比予想-0.1% 3 月 0.9%、前年比予想 0.4% 3 月-0.9%
USD 5 月 輸入物価指数=前月比予想-1.0% 4 月-0.5%、前年比予想-0.6% 4 月 0.5%
USD 6 月 IBD/TIPP 景気楽観指数=予想 47.3 5 月 48.5
USD 5 月 月次財政収支=予想-1250 億ドル 4 月 591.17 億ドル
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GFT 東京支店 FX.CFD レポート
2012 年 6 月 12 日
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EURUSD・EURJPY・USDJPY のマーケット・レベル
EURUSD(日足)=25 日指数移動平均線は 1.2642 で、売りを継続。DOPup=1.2709、DOPdn=1.2302 でニュートラル。スロー・ストキャステ
ィックは%K=59.30、%D=54.41、買いを継続しているが売り変化の兆しもあり、ベースは買われ過ぎゾーン。上値のポイントは 1.2510、
1.2570、1.2641、下値のポイントは 1.2435、1.2336、1.2302。予想レンジは 1.2400~1.2500。
EURJPY(日足)=25 日指数移行平均線は 100.51 で売りを継続。DOPup=101.83、DOPdn=96.72 で買いを継続。スロー・ストキャスティッ
クは%K=66.60、%D=57.41、買いを継続しているが売り変化の兆しもあり、ベースは買われ過ぎゾーン。上値のポイントは、99.46、
100.33、下値のポイントは 98.53、97.92。予想レンジは 98.00~99.50。
USDJPY(日足)=25 指数移動平均線は 79.49 で、終値でこの水準を割り込み売りの流れが続いている。DOPup=80.77、DOPdn=77.84
で買いを継続。スロー・ストキャスティックは%K=72.73、%D=60.52、買いを継続、ベースは買われ過ぎゾーン。上値のポイントは 79.44、
79.79、下値のポイントは 79.23、79.10、78.76、予想レンジは 79.00~79.80。
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本日の CFD 見通し
Spot.WTI と Spot.Gold のマーケット・レベル
ポイント
週末のユーロ圏財務相会合は、スペインの銀行支援で 1000 億ユーロの融資を決定したこ
とから始まった、週明けの買いの流れはアジア市場から萎み、欧州市場に入ると、スペイン
10 年債の利回り上昇と軟調な欧米株価に急速に値を下げ始め、S&P がインドは BRIC の
中で最初に投資適格級の格付けを失う恐れがあることを発表し、売りの材料が続いた。
石油価格は、ヌアイミ・サウジ石油相が「OPEC は石油生産の引き上げが必要になるかもし
れない」と発言、米政府が「インド、韓国、台湾などの 7 カ国をイラン制裁から除外」したこと
をきっかけに急落、今後の売り材料が残っている。反面、金価格はギリシャ再選挙を 17 日
に控え、ギリシャのユーロ離脱のリスクを払拭することはできず、安全資産としての買いも
根強く残っている。
◎Spot.WTI(Light Crude Oil)
EMA は 89.67 で売りを継続し、ディナポリ・オシレーター・プレディクターも売りを示唆、スト
キャスティクスはローバンドで売り買いのサインが交錯しながら売りに変化し、下値 80.19、
80.08 を割り込むと更なる下げに繋がる可能性も残っている。
◎Spot.Gold
EMA は 1596.22 ほぼ同水準でクローズしている。ディナポリ・オシレーター・プレディクター
は売りへ傾きかけており、ストキャスティクスも売りへと変化し、売り圧力が強くなる可能性も
出ている。終値ベースで 1596.22 を超えてくると買いへの動きが強まる可能性が高くなる。
Spot.WTI(Light Crude Oil)(.WTI 日足)=25 日指数移動平均線は 89.67 で、売りを継続。DOPup=87.65、DOPdn=78.17 で売りを継続。
スロー・ストキャスティックは%K=20.09、%D=23.99、買いから売りへ変化しているが不透明、ベースは売られ過ぎゾーン。上値のポイント
は 81.98、84.60、下値のポインは 81.18、80.19、80.08。 予想レンジは 80.20~82.90。
Spot.Gold(.GOLD 日足)=25 日指数移行平均線は 1596.22 でこの水準でクローズしている。DOPup=1659.73、DOPdn=1549.08 で売り
に変化。 スロー・ストキャスティックは%K=60.86、%D=66.23 で売りに変化し、ベースは買われ過ぎゾーンに近い。上値のポイントは
1596.22、1616.2、1627.6、下値のポイントは 1582.1、1539.7。 レンジ予想は 1550~1615。
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GFT 東京支店 FX.CFD レポート
2012 年 6 月 12 日
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6 月 11 日の海外市場の動き
日経平均株価 8,624.90 165.64 1.96%、 上海総合 2,305.86 24.41 1.07%、 NY ダウ 12,411.23 -142.97 -1.14%、
0.17%、 英 FTSE 5,432.37 -2.71 -0.05%、 .GOLD 1,596.00 3.10 0.19%、 .WTI 81.1 -3.33 -3.94%。
独 DAX 6,141.05 10.23
週末 9 日(土曜)にユーロ圏財務相は、スペイン財務相の要請を受けて電話会合を開き、スペインの銀行支援で 1000 億ユーロの融資を決定し、10
日(日曜)には中国の貿易統計で輸出・輸入総額が大幅に拡大した。スペイン金融不安が解消し中国経済の復調との思惑に、週明けのオセアニ
ア市場から、リスク資産は強く EUR や AUD 等の主要通貨や商品相場が上昇、主要通貨でドル売りやクロスでの円売りが進んだ。
アジア市場は先週末の NY 市場から大きくギャップを空け、リスク資産が強く EUR や AUD 等の主要通が買われ、ドル安+クロスの円安から始まっ
たが、総じて開始直後を高値に伸び悩み、欧州市場の相場や当局者の発言を見極める動きに変化し、日経平均株価は 2%近く上昇、中国株を含
めアジア株は 1.5%から 2%近く上昇し、主要通貨は高値圏で安定した動きが続いた。
欧州市場は、序盤はユーロ圏財務相会合でスペイの銀行支援の決定と、中国の貿易統計で輸出・輸入総額が大幅に拡大したことで、アジア市場
の流れを受け、欧州株式市場は大幅上昇して始まり、独 DAX は 2%近く上昇し、スペイン 10 年債利回りは一時 5.96%近くまで低下した。その流
れも続かず、終盤にかけては、スペイン 10 年債は一時 6.475%まで上昇し、ドイツ債の利回りは低下、独 DAX も 0.17%上昇まで急速に低下し欧
州株や米株先物は弱含みで推移した。為替相場も EURUSD を中心に続落し、USDJPY を除き他の主要通貨もドルの買い戻しが強まった。
米国市場に入り、NY ダウは開始直後に一時 12650 ドルまで上昇したが、スペインの政府発表対 GDP 債務比率の 68.5%は誤りで、実際は
133.8%、支援後には 146.6%に達するとの WEB でのウワサに、上昇も続かず値を下げ、米国株は総じて小幅な下落へと値を下げ始めた。スペイ
ンの銀行支援策の決定にも、信用不安を払しょくすることはできず、AUDUD は先週の終値 0.9916 を割り込み、0.9860 台まで続落。主要通貨は総
じて先週終値水準までのギャップを埋め、さらに続落、終盤にはギリシャ再選挙のリスクを危惧し、NY ダウは 1411.23 ドルと前日比-142.97 ドル下
落、ドル高+クロスで円高の流れが強まり、EURUSD は 1.2480 まで下落した。
週末にユーロ圏財務相会合はスペインの銀行支援で 1000 億ユーロの融資を決定、中国の貿易統計で輸出・輸入総額が大幅に拡大したことで、
月曜日の取引が始まる前のオセアニア市場で、安全資産のドル売りやリスク資産買い戻しが続いていた。
USDJPY OPEN 79.61 → HI 79.72 → LOW 79.35 → CLOSE 79.43
アジア市場は、79.38 で取引が始まり、安全資産売りでクロスでの円売りと、USDJPY の買いに挟まれて、79.39~79.72 のレンジで上下し 79.60 を中
心とした値動きが続いた。欧州市場に入ると、79.67 を高値に、欧州株高やスペイン 10 年債利回りの低下にも、USDJPY は 79.60 の上値は重くな
り、クロスの円買いは続かず、スペイン 10 年債利回りが上昇すると、EURJPY は 100 の大台を割り込み、79.35 まで下落した。米国市場は、主要通
貨でドルの買い戻しが強まる中で、欧米株価は軟調に推移し、クロスで円の買い戻しが強まったが、USJPY の動きは鈍く、79.37~56 の狭いレンジ
で推移した。
EURUSD OPEN 1.2640 → HI 1.2668 → LOW 1.2480 → CLOSE 1.2481
アジア市場は、1.2640 で取引が始まり、1.2668 を高値に週末の NY 市場の終値 1.2518 から大幅な EUR 高となったことで、買いも続かず、1.2616
~1.2668 のレンジ内での取引が続き、1.2620~40 を中心に狭い値動きとなった。欧州市場は、序盤の欧州株高やスペイン 10 年債利回りの低下に
もかかわらず、1.2645 を高値に欧州勢の EUR 売りが続き、スペイン 10 年債利回りは上昇へと変わり、弱い欧州株に、EUR 売りは止まらず 1.2528
まで続落となった。米国市場は、一時 1.2566 まで値を戻したが、NY ダウが上昇から下落へ転じ、安全資産の買い戻しが強まると、前週終値の
1.2516 を割り込み一時 1.2480 まで下落、安値圏で推移した。
AUDUSD OPEN 0.9985 → HI 1.0008 → LOW 0.9861 → CLOSE 0.9862
アジア市場は、0.9989 で取引が始まり、直後の 1.0008 を高値に、週末の NY 市場の終値 0.9916 から大幅な EUR 高となったことで上値も重く、
0.9965~1.0008 のレンジで推移し、0.9980 を中心とした値動きが続いた。欧州市場に入ると、欧州市場は、0.9988 を高値に、欧州株高やスペイン
10 年債利回りの低下にもかかわらず、一時 0.9947 まで値を下げ、スペイン 10 年債利回りは上昇へと変わり、弱い欧州株に 0.9936 まで続落した。
米国市場に入り、一時 0.9965 まで値を戻したが、NY ダウが上昇から下落へ転じ、安全資産の買い戻しが強まると、前週終値 0.9916 を割り込み、
0.9860 台まで下落した。
金・原油価格
◎Spot.WTI(Light Crude Oil) OPEN 85.52 → HI 86.60 → LOW 81.08 → CLOSE 81.10
アジア市場は 85.52 で取引が始まり、朝方の 86.60 を高値に徐々に 85.82 まで下落、86.00 中心の取引が続いた。欧州市場は、86.25 を高値に、ス
ペイン 10 年債利回りが上昇、欧州株は弱く、84.60 まで続落となった。米国市場に入り、一時 85.21 まで値を戻したが、米国株が上昇から下落へ転
じ、前週終値の 84.43 を割り込み、ヌアイミ・サウジ石油相が「OPEC は石油生産の引き上げが必要になるかもしれない」と発言、米政府が「インド、
韓国、台湾などの 7 カ国をイラン制裁から除外」、需給逼迫の緩和期待に、83.00 を割り込むと売りが加速、81.10 近くまで大幅に値を下げた。
◎Spot.Gold OPEN 1,602.80 → HI 1,607.90 → LOW 1,581.60 → CLOSE 1,596.00
アジア市場は 1602.8 で取引が始まり、直後の 1607.9 を高値に 1595.5 まで徐々に値を下げたが、1600 台を回復した。欧州市場は 1602.8 を高値
に、スペイン 10 年債利回りが上昇、欧州株は弱く、徐々に下落一時 1590 を割り込み 1587.5 まで値を下げた。米国市場は一時 1596.2 まで上昇し
たが、一時 1581.6 まで下落、スペインの銀行支援策の決定にも、信用不安を払しょくすることはできず、安全資産としての買いが強まると 1600 台ま
で値を戻した。
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GFT 東京支店 FX.CFD レポート
2012 年 6 月 12 日
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前日の主な発言・出来事
EUR
EUR
フィッチ=◎5 月の格下げは一般政府債務の比率上昇を反映
ジョイブレ独財務相=◎ドイツ政府は金融取引税を望む ◎銀行同盟にある共同預金保険の導入に反対
ジョージ・ソロス氏=◎欧州危機終息のために 3 カ月間の絶好のチャンス ◎欧州レベルの銀行預金保証 ◎銀行の借り換えのための
EUR
欧州の原資、ユーログループでの監督・規制の導入が必要 ◎高債務国は財務コストを減らす必要があり、ユーロ共同債以外の形をとる
ことも可能
EUR
カウダー・独議員=◎スペインの銀行は同金融当局から特別な監督を受けるべき ◎具体的な条件は EU、ECB、IMF で協議される
バイトマン独連銀総裁(独ウェルト紙)=◎通貨同盟は現状では持続的に機能することはできない ◎財政統合の道をすすみたいか、も
EUR
しくは各国責任による国家予算政策に依存し続けたいのか、一層の明確さが必要 ◎後者では共同責任を限定する必要がある
EUR
銀行当局者複数(ギリシャ紙カエィメリニ)=◎5 月に銀行から流出した預金量は 50~60 億ユーロ
EUR
関係者(スペイン紙パイス)=◎欧州からの金融支援の金利は 3%に設定される
EUR
フランス国民議会選挙の第 1 回投票(世論調査会社イプソス)=◎出口少調査では社会党が 270~300 議席獲得へ
アルムニア欧州委員会副委員長=◎スペイン銀行への支援で、IMF とユーログループ、ECB のトロイカがプロセスを監視する ◎支援を
EUR
要請するスペインの銀行は再編計画を提出する必要がある
関係筋(ロイター社)=◎ユーロ圏財務当局者は、緊急対策の一部として、ギリシャがユーロ圏からの離脱を決定した場合の対策を検討
EUR
◎電話会議で、ユーロ圏の財務次官、国債管理部門の責任者で構成する、ユーログループ作業部会が詳細の検討に入ったが、決定事
項はない ◎シェンゲン協定(域内をビザやパスポートななしで往来できる)も選択肢 ◎ギリシャのユーロ離脱の予想者はだれもいない
クーン・ベルギー中銀総裁=◎ユーロ圏財務相会合がスペインの銀行への支援を決定したことで、ECB の債券買い入れプログラム再開
EUR
の理由にならない ◎スペインの銀行支援と SMP の間には何の関係もない
スペイン支援合意を受けたギリシャ格党首の反応=◎急進左派連合(SYRIZA)の報道官は、欧州での協調はギリシャやユーロ圏に新た
な視点を切り開く。 ギリシャに貸された緊縮策が気のしないことを示す ◎ギリシャ民主主義党(PASOK)のサマラス党首は、欧州諸国と
EUR
対立するよる交渉するほうが得と証明された ◎全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のベニゼロス党首は、SYRIZA が勝利すれば、欧州
首脳はギリシャをユーロ圏か追い出すことを準備するのは明白になった
EUR
ECB による国債買い入れは 13 週間連続でゼロ
EUR
ザイベルト独政府報道官=◎スペインの銀行支援は、EFSF と ESM のいずれかになるかは、スペインが正式に支援要請するかによる
EUR
イタリア第 1 四半期 GDP・改定値=◎前期比-0.8%(速報値-0.8%)、前年比-1.4%(速報値-1.3%)
EUR
コスタ・ポルトガル中銀総裁=◎欧州には銀行同盟が必要
ポルトガル中銀=◎5 月の ECB からの国内銀行への資金供給額は過去最高の 587 億ユーロ(4 月 554 億ユーロ、過去最高 3 月は 563
EUR
億ユーロ)
EUR
オランダ中銀=◎財政赤字は 2013 年 EU 上限の GDP 比 3%を 5 年ぶりに下回るが、2014 年には再び 3%を超える見込み
EUR
S&P=◎スペイン支援要請でもスペイン格付けへの影響は直ちに想定されない
EUR
ルッテ・オランダ首相=◎オランダがスペイン銀行支援でユーロ圏財務相会合が決定した 1,000 億ユーロの支援で、議会承認が必要。
EUR
ケニー・アイルランド首相(先週の発言)=◎スペインが受ける措置は、全てのユーロ圏諸国も認められるようにすべき
シアルリス・キプロス財務相=◎月内にも国際支援の要請に踏み切る可能性がある ◎支援は銀行部門だけではなく包括的なものにな
EUR
る ◎事態は緊急を要し、月内までにキプロスの銀行資本増強が必要 ◎支援要請をする場合は、ギリシャ再選挙が実施される今週末、
23~24 日の週末しなかい
オズボーン英財務相(英紙サンデー・テレグラフ)=◎英景気回復には原油高や数年にわたる債務負担の強い逆風に向かっており、玄
関先で起きている危機でつぶされつつある ◎無秩序な結末のリスクは我々にとって甚大 ◎ユーロの危機深刻化で英国の景気回復が
GBP
つぶされつつある ◎EU 加盟国間での金融監督や財政政策の主権の集中は、ユーロ圏 17 カ国に限定すべき ◎より強い権限を欧州
に移管する政治的な動きは英国の国任投票の対象になる
オズボーン英財務相(英紙サンデー・テレグラフ)=◎ユーロ圏にとって正念場が近づきつつある ◎今後数カ月間に行われる決定が、
GBP
欧州大陸全体の経済で向こう 10 年、さらに将来を決定付ける可能性がある
OTH
S&P=インドは BRIC(ブラジル、ロシア、インド、中国)の中で最初に投資適格級の格付けを失う恐れがある
OTH
ヌアイミ・サウジ石油相=◎OPEC は石油生産の引き上げが必要になるかもしれない
OTH
米政府=◎アメリカは、インド、韓国、台湾などの 7 カ国をイラン制裁から除外
ロックハート・アトランタ連銀総裁=◎現在の労働市場の脆弱性が一時的か、持続的なものか確固たる考えをもっているわけでない ◎ど
USD
のような政策上の選択肢も排除すべきでない
ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁=◎欧州の債務危機は金融安定に重大な脅威で、過去数年間の金融システムの強化が阻害さ
USD
れる恐れがある ◎米経済は穏やかだが、世界の多くの地域で経済の基調が悪化しているようだ
CHN
中国の人民元建て新規融資=◎5 月は 7932 億元で、予想 7200 億元を上回る
CHN
中国の社会融資総量=◎5 月は 1.14 兆元(1790 億ドル)で 4 月 9596 億元から増加
========================================================================================================
前日の経済指標と結果
7:45
8:50
15:00
NZD 第 1 四半期 製造業売上高=前期比-1.8%(第 4 四半期 0.9←1.2%)、前年比 0.7%(第 4 四半期 5.4%)
JPY 第 2 四半期 景況判断 BSI・全産業=前期比-3.1%(第 1 四半期 2.7%)、大企業製造業=前期比-5.7%(第 1 四半期-7.3%)
JPY 5 月 工作機械受注・速報=前年同月比-2.9%(4 月 0.4%)
pg. 4
GFT 東京支店 FX.CFD レポート
2012 年 6 月 12 日
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日経平均株価・NY ダウ平均株価・SpotGold・SpotWTI・$Index の(Daily 変動率)、 10 年債利回りの Daily 推移と比較
.
主要通貨の Daily 変動率 (%)
pg. 5
GFT 東京支店 FX.CFD レポート
2012 年 6 月 12 日
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円クロスの Daily 変動率(変動率)
USD=米国、JPY=日本、GER=独、GBP=英国、CAD=カナダ、AUD=豪州、NZD=ニュージーランド、CHF=スイス、NOK=ノルウェー、SEK=スウェーデン、
CHN=中国、FFR=フランス。 本レポートで言及している市場予想の出所=fx360.com、ロイター社、ブルームバーグ社。各国経済指標・日時の出所=
fx360.com、ロイター社、ブルームバーグ社。
外国為替保証金取引(FX)及び CFD には、高いレベルのリスクが潜在しており、全てのお客様に適した投資商品とは言えません。高いレ
ベルのレバレッジは、利益ももたらしますが、損失ももたらします。預託した資金を超えて損失を被る可能性もあるため、損失に耐えられな
い金額を投資するべきではありません。過去のパフォーマンスが、必ずしも将来の結果を示唆しているわけではありません。
本レポートの内容は

情報提供の目的にのみ供されるものとし、いかなる投資商品の提供・勧誘その他法的に拘束され得る行為、また、それら投資商品
の推奨、助言等を意図したものではありません。

マーケットに関する意見・予想はその正確性や完全性についてそれらを保証するものではありません。
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