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ファームウェア更新手順書「UPCLI for Windows」

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ファームウェア更新手順書「UPCLI for Windows」
J613-M7050-15 Rev.A 010327
ファームウェアアップデートユーティリティー
「UPCLI for Windows」によるファームウェア更新手順
ここでは、ファームウェアアップデートユーティリティー 「UPCLI for
Windows」を使用して、「corega Wireless LAN APR-11/APRS11」のファームウェアを更新する手順について説明します。
本製品を工場出荷時の状態に戻す場合(パスワードを忘れてしまい、
本製品にアクセスできなくなってしまった場合など)にも、次の手順
を実行します。
ファームウェア更新は、必ずネットワーク管理者に相談してか
ら実行してください。また、ファームウェア更新中は、本製品
との通信ができなくなりますので、本製品を使 用して通信を
行っているユーザーに対して、あらかじめ通信ができなくなる
ことを知らせてから、ファームウェア更新を実行してください。
以下の説明では、Windows 98 Second Edition での手順を
例にしていま す。お客様の環境によって は、手順が異
なることがあります。
下記のファームウェア更新手順は、ファームウェアバージョン
によって異なる場合があります。 最新の更新手順について
は、ファームウェアの「README」をお読みになるか、更新
手順の説明ファイルを入手されることをお勧めします。
1
ファームウェア更新の準備
(1) 弊社のホームページから、ファームウェアアップデートユー
ティリティーをダウンロードします。
更新用のデータは、
「デスクトップ」など半角カタカナを含んだ
ディレクトリには置かないでください。ファームウェアの更新に
失敗することがあります。
(2) ダウンロードしたファイル「upcli.exe」をダブルクリックし
ます。
(3) プログラムのインストール先を指定します。インストール先
を変更したい場合は「参照」ボタンをクリックし、変更先を
指定します。インストール先が決まったら「完了」ボタンを
クリックします。
(4) セットアッププログラムが起動 したら、
「次へ」ボタンをク
リックします。
(5) 「使用許諾契約」の内容を確認し ,「はい」ボタンをクリック
します。
(6) ユー ティリティー プログラムの インストール 先を指定しま
す。インストール先を変更したい場合は「参照」ボタンをク
リックし、変更先を指定します。インストール先が決まった
ら「次へ」ボタンをクリックします。
(7) ユーティリティープログラムのフォルダを指定します。ファ
ルダを変更 したい場合は、
「プログラムフォルダ」に新しい
フォルダ名 を指定するか、既存のフォルダから選択します。
フォルダが決まったら「次へ」ボタンをクリックします。
(8) ユ ーティリ ティー プログ ラムのイ ンスト ールは 終了です。
「完了」ボタンをクリックします。
(9) 弊社のホームページから、ファームウェアのアップデータま
たはパッチツール(「xxx.bin」または「xxx.dat」)を任意の
フォルダにダウンロードします。
ここ では仮に、
「C:¥My Documents」にダウ ンロードした
ものとして後の手順を説明します。
2
2.1
ファームウェア更新
ネットワーク経由のファームウェア更新
「UPCLI for Windows」を使用するには、
「Internet Explorer
4.x」 以降をインストールしておく必要があります。
「Internet Explorer 4.x 」以降がインストールされていないと、
「 「wininet.dll」が見つかりません」とエラーが表示され、
「UPCLI for Windows
」を使用 できません。「Internet
Explorer 4.x 」以降をインストールしたら、インターネット接続
のための設定を行ってください。
ネットワーク経由でファームウェアの更新を行うには、
「Internet
Explorer 4.x 」以降をインストールし、インターネット接続のた
めの設定を行ってください。
また、アクセスポイントが接続される有線ネッ
トワークにゲート
ウェイが存在する場合には、必ず、WEB ブラウザーから本
製品にアクセスし、設定管理ツールの「AP 設定」で、ゲー
トウェイアドレスを設定してください。ゲートウェイが存在する
場合にアドレスが設定されていないと、手順 (5) で、
「エラー
が発生しました。設定および接続を確認してください。」とい
うエラーメ
ッセージが表示されることがあります。
ゲートウェイが存在しない場合は、空白のままで構いません。
(1) 「スタート」
メニューから、
「UPCLI for Windows」→「UPCLI」
を クリ ック し、ファー ムウ ェア アッ プデ ート ユーテ ィリ
ティー「upcli.exe」を起動します。
1
(2) 処理の選択画面で、
「ファームウェア アップロード(ネット
ワーク経由)
」をクリックし、
「次へ」ボタンをクリックしま
す。
UPCLINet001.tif
ンをクリックし、入力画面に戻り、もう一度正しく入力し
てください。
UPNet002NG.tif
図 2.1.3 設定項目のエラー表示
(4) 設定した「IP アドレス」
、
「ユーザ名」
、
「パスワード」
「ファー
、
ムウェア ファイル」を確認し、
「実行」ボタンをクリックし
ます。
UPCLINet003.tif
図 2.1.1 メニューを選択
(3) 本製品の「IP アドレス」
、WEB ブラウザーからの設定管理
ツールを起動するときに入力した「ユーザ名」と「パスワー
ド」、アップロードするファームウェアファイルを設定しま
す。
ファームウェアファイルは、
「1 ファームウェア更新の準備」
(p.1)の手順(9) でダウンロードしたフォルダにあるファイ
ル「xxx.bin」または「xxx.dat」を指定します。
ユーザ設定を「残す」
、「残さない」でファームウェア更新後
も、現在の設 定を保持す るかどうか を選択しま す。
「残す」
をチェックすると、WEB ブラウザー設定管理ツールの「AP
情報」で表示される全ての項目の、現在の設定を保持したま
ま、ファームウェアを更新することができます。
「残さない」
をチェックすると、現在の設定は保持されません。デフォル
トでは、
「残す」がチェックされています。
設定が終わったら、
「次へ」ボタンをクリックします。
最新版の ファームウ ェアに更新 する場合、「残さない」
を選択すると、本製品の設定は全て、工場出荷時の設定に
戻ってしまいますので、現在の設定を記録するなどして、忘
れないように注意してください。
UPCLINet002.tif
図 2.1.4 設定内容の確認
(5) 「ファー ムウェアを更新します」と表示 されたら、
「OK」ボ
タンをクリックします。
UPNet004.tif
図 2.1.5 ファームウェア更新の確認
「IP アドレス」
、「ユーザ名」
、「パスワード」が本製品の設定
と合ってい ない場合には、次のエラーが表示されます。
「エ
ラー」ダイアログで「OK」ボタンをクリックし、
「戻る」ボ
タンをクリックして入力画面に戻り、もう一度正しく入力し
てください。
UPNetNG.tif, UPCLINetNG2.tif
図 2.1.2 IP アドレスなどを設定
ファイル名の「xxx」は、
ファームウェアバージョンを表します。
この数字は、バージョンアップされるごとにアップします。最新
のファイル(数字の大きいもの)を選択してください。
「IP アドレス」
、「ユーザ」名が入力されていない、または、
ファームウェアファイルが「.BIN」または「.DAT」ファイ
ルでない場合は、次のエラーが表示されます。
「OK」ボタ
2
図 2.1.6 エラー表示
ネットワーク経由でファームウェアの更新を行うには、
「Internet
Explorer 4.x」 以降でインターネット接続のための設定を正し
く行う必要があります。
また、アクセスポイントが接続される有線ネットワークにゲート
ウェイが存在する場合には、必ず、WEB ブラウザーから本
製品にアクセスし、設定管理ツールの「AP 設定」で、ゲー
トウェイアドレスを設定してください。 ゲートウェイが存在する
場合にアドレスが設定されていないと、手順 (5) で、「エラー
が発生しました。設定および接続を確認してください。」とい
うエラーメッセージが表示されることがあります。
ゲートウェイが存在しない場合は、空白のままで構いません。
(6) 「実行」ボタンをクリックします。AP ユーティリティーが
ファームウェアを本製品に転送します。転送時間は、2 ∼ 3
分です。
UPCLINet005.tif
(9) 更新後のファームウェアのバージョンは、WEB ブラウザー
設定管 理ツールの「AP 情 報」で確認できます。
(分冊版マ
ニュアル「corega Wireless LAN APR-11/APRS-11 取扱説
明書・リファレンス編」の「2.3 AP 情報」(p.2-2) を参照)
2.2
SERIAL ポート経由のファームウェア更
新
パッチツールは、SERIAL ポート経由でアップロードすることが
できません。パッチツールの更新は、ネッ
トワーク経由で行っ
てください。
(1) 本製品の SERIAL ポートと、コンピューターの RS232C コ
ネクターを RS232C リバース(クロス)結線のケーブルで
接続します。一旦、本製品の AC アダプターをコンセントか
ら抜き、電源を OFF にしてください。
(2) 「スタート」
メニューから、
「UPCLI for Windows」→「UPCLI」
を クリ ック し、ファー ムウ ェア アッ プデ ート ユーテ ィリ
ティー「upcli.exe」を起動します。
(3) 処理の選択画面で、
「ファームウェアアップロード ( シリア
ル経由 )」をクリックし、
「次へ」ボタンをクリックします。
UPCLISerial.tif
図 2.1.7 ファームウェア転送中の表示
(7) ファームウェアの転送が終了すると、本製品は自動的に再起
動します。
「OK」ボタンをクリックします。本製品の再起動
には、2 ∼ 3 分程度の時間がかかります。
UPNet006.tif
図 2.2.1 メニューを選択
図 2.1.8 再起動の確認
(8) 「終了」ボタンをクリックして、ファーム ウェアアップデー
トユーティリティーを終了します。
UPCLINet007.tif
(4) 本製 品が接続さ れている「シリ アルポート 番号」とアップ
ロードするファームウェアファイルを設定します。
ファームウェアファイルは、
「1 ファームウェア更新の準備」
(p.1)の手順 (9) でダウンロードしたフォルダにあるファイ
ル「xxx.bin」または「xxx.dat」を指定します。
設定が終わったら、
「次へ」ボタンをクリックします。
UPCLIserial001.tif
図 2.1.9 ユーティリティーの終了
図 2.2.2 ポート番号などを設定
3
ファイル名の「xxx」は、
ファームウェアバージョンを表します。
この数字は、バージョンアップされるごとにアップします。最新
のファイル(数字の大きいもの)を選択してください。
(5) 設定した「シリアルポート番号」と「ファームウェアファイ
ル」を確認し、
「実行」ボタンをクリックします。
UPCLIserial002.tif
おことわり
・ 本書は、株式会社コレガが作成したもので、全ての権利を弊
社が保有しています。弊社に無断で本書の一部または全部を
コピーすることを禁じます。
・ 予告なく本書の一部または全体を修正、変更することがあり
ますがご了承ください。
・ 改良 のため製品の 仕様を予告な く変更するこ とがあります
がご了承ください。
・ 本装 置の内容また はその仕様に より発生した 損害について
は、いかなる責任も負いかねますのでご了承ください。
©2001 株式会社コレガ
図 2.2.3 ポート番号などを確認
(6) 「アクセスポイントの電源が切れている ことを確認してくだ
さい」と表示されたら、本製品の電源が OFF になっている
ことを確認し、
「OK」ボタンをクリックします。
UPCLISerial003.tif
corega は、 株式会社コレガの登録商標です。
Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国
における登録商標です。
この文 書に記載 してい るソフトウェアおよび 周辺機 器の名 称は各
メーカーの 商標または登録商標です。
弊社無線 LAN アクセスポイント製品には、PPxP 開発チームによっ
て開発されたソフトウェアが含まれています。
2001 年 3 月
図 2.2.4 電源が OFFになっていることを確認
(7) 本製品の AC アダプターをコンセントに挿し電源を ON にし
ます。
「実行」
ボタンをクリックすると AP ユーティリティー
プログラムがファームウェアを本製品に転送し、再起動しま
す。
転送時間は、5 ∼ 10 分です。本製品の再起動には、2 ∼ 3
分程度の時間がかかります。
(8) 再起動後は、本製品は工場出荷時の設定に戻ります。
4
Rev.A
初版
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