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大垣市の産業 - 大垣商工会議所
大垣市の産業 改 訂 版 平成２９年３月 大 垣 商 工 会 議 所 目 Ⅰ. 大垣市産業の概要 次 1 1．歴史的背景 1 2．産業の発展過程と事業の取り組み 2 3．事業所の推移 4 Ⅱ. 大垣市の人口 8 Ⅲ. 大垣市の工業 10 1．事業所数、従業者数、製造品出荷額等 10 2．業種別特化状況 14 3．工業生産性の推移 15 4．１事業所当たり従業者数 16 5．大垣市における主な企業 17 Ⅳ. 大垣市の商業 19 1．卸売業の状況 19 2．小売業の状況 19 3．年間商品販売額・商圏指数の推移 22 4．小売業の業種別状況 23 5．大規模小売店舗一覧 24 Ⅴ. 大垣商工会議所平成 28 年度事業概要 25 Ⅵ. 大垣市のまちづくり計画(抜粋) 30 Ⅶ. 大垣市商店街空き店舗調査結果 35 Ⅰ．大垣市産業の概要 １．歴史的背景 （1）古代 大垣市は、古くは伊勢湾に連なる入海であったが、木曽川・長良川・揖斐川などの堆積作用によって、 沖積平野が形成され陸地となったものである。また、北部の金生山は、古生代の石炭紀・二畳紀に属し、 全山石灰岩から成り立っている。 （2）中世 奈良時代に入ると、現在の青野町に美濃国分寺が建立された。また条里制がしかれ、現在も南一色町 付近には二坪、三坪、六坪などの小字名が残存している。 聖武天皇の頃には、東大寺領大井荘をはじめいくつかの荘園があったことが知 られている。 また、「大垣」の地名が初見されるのは、暦応3年(1340年)の「大井荘華厳会料名 寄帳」（東大寺文書）に記された「大柿」で、以来「大垣」と「大柿」が併用されたと 伝えられている。 大垣城の築城は、天文4年(1535年)に宮川吉左衛門尉安定によると伝えられて 大 垣 城 おり、慶長5年(1600年)の関ケ原合戦では、西軍石田三成の本拠地となり、落城後 城主は石川、松平、岡部、松平と代わり、寛永12年(1635年)に尼崎から移封され た戸田氏が幕末まで11代235年間にわたり、大垣の地を治めた。 （3）近世 初代藩主、戸田氏鉄をはじめ歴代の大垣藩主は、新田の開発・治 水に力を注ぎ、商工業奨励、文化の興隆に努め、大垣の産業文化の 礎を築いた。 元録2年(1689年)9月には、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅を大垣で 終え、伊勢へ向かっている。また、幕末には勤皇の志士・梁川星巌を 生んだ。 奥の細道むすびの地 （4）近代 明治22年（1889年）には大垣町制がしかれ、大正７年に市制 を施行し、平成20年（2008年）には市政90周年を迎え、各種記 念行事が展開された。 また、明治26年（1893年）には大垣商業会議所（大垣商工会 議所の前身）が創立され、平成5年（1993年）3月26日に創立百 周年、平成30年には、125周年を迎える。 明治時代の大垣商業会議所 ‐1‐ ２．産業の発展過程と地域振興への取り組み （1）工業都市の礎 このように、大垣市の歴史には、かなり古いものがあるが、明治24年（1891年）に濃尾大地震、明治29年 （1896年）には大洪水に見舞われるなど、幾多の災害や水害に悩まされた。 そのため、一時的に産業の発達が足踏みした時期もあったが、大正期に入り繊維工業を中心に近代工 業が立地した。また、昭和初期には化学・機械工業が進出し、以後、県下有数の工業都市として発展をみ た。 明治17年（1884年）5月に国鉄東海道線が、次いで大正2年（1913年）7月には近鉄養老線・揖斐線（現 在 養老鉄道㈱）、大正8年（1919年）8月には国鉄美濃赤坂線、昭和31年（1956年）3月には国鉄樽見線が 開通した。樽見線はその後民営化され、平成元年（1989年）3月に終点樽見まで開通した。 太平洋戦争の米軍機空襲で、昭和20年（1945年）7月に市街地 の大半が廃墟と化した。しかし、戦後いち早く戦災復興事業が進め られ、近代的な都市景観が出現し、産業振興政策により商工業は 大きく飛躍、発展した。 また、昭和39年（1964年）9月に開通した名神高速道路をはじめ、 幹線道路網の整備は大垣特有の輪中農村地帯を大きく変貌させた。 繊維工場（旧鐘紡） （2）都市施設の整備 昭和60年（1985年）12月には、永年の懸案事業であった大垣駅舎の改築が完了し、続いて昭和61年 （1986年）3月には大垣ステーションビル「アピオ（売場面積3,900㎡）」がオープン。引き続いて、昭和62年 （1987年）10月に駅前広場の整備拡充、シンボルタワー（水都タワー）が建設されるなど西濃地域の中核都 市、大垣にふさわしい玄関口となった。また、郭町の再開発ビルとして、KIXビル（共立中央ビル）が平成8 年（1996年）4月にオープンし、中心商店街の新たな核施設となった。 （３）情報化の推進 昭和59年（1984年）3月には、全国に先駆け大垣市を発信基地とする情報ネットワーク、地域VAN（㈱セ イノー情報サービス）の運用が開始され、昭和62年（1987年）7月には地域社会の情報ネットワークを推進 することを目的に、大垣市と大垣商工会議所が中心となって、第三セクター「グレートインフォメーションネッ トワーク㈱」（略称G・I・NET）が設立された。 また、平成8年（1996年）6月には、岐阜県が高度情報の受発信 基地として「ソフトピアジャパン」のセンタービルを完成させた。さら に、大垣市はソフトピアジャパンの敷地内に、地域情報化の拠点と なる「大垣市情報工房」を平成10年（1998年）2月に完成させ、「テレ トピア構想」、「ハイビジョンシティ構想」に基づく、最先端の情報都 市づくりを推進することとなった。 ソフトピアジャパンセンターの周辺には、西濃地域をはじめ他地 域から多くの情報関連企業が進出し、大垣市の情報化推進拠点と ソフトピアジャパン しての機能を果たしている。 ‐2‐ （４）当所における中小企業支援への取り組み 大垣市は、平成18年（2006年）3月に上石津町及び墨俣町との合併を契機に、市の将来像として、「水と 緑の文化・産業・情報・交流都市」を掲げ、「新市まちづくり計画」を策定した。 一方、当所では平成12年度から西濃地域中小企業支援センターを開設、平成20、21年度には国の補 助事業である「大垣地域力連携拠点事業」に取り組み、中小企業の経営支援や新創業などを支援した。 平成22年度からは、中小企業のより身近な存在となるため、専門家や当所経営支援員らが市内の地区セ ンターなどに出向く、「出前経営相談会」及び「研修会」を毎月実施している。 また、当所が平成22年（2010年）7月にソフトピアジャパン敷地内の大垣市情報工房へ移転したことを機 に、IT活用の一層の推進を図るため「ネットショッピング講座」や「経営者のおすすめグルメガイド」な「WEB セミナー」などを実施し、地域中小企業の販路開拓やネットビジネス参入を支援している。 （５）中心市街地の活性化・奥の細道むすびの地記念館活用による誘客促進 大垣市では、「大垣市中心市街地活性化基本計画」を策定し、平 21年（2009年）12月、内閣総理大臣から同計画の認定を受けた。こ の計画に基づき、大垣駅南街区と郭町地区、奥の細道むすびの地 である船町地区の3地区を拠点とした回遊性の向上を図っている。 そうした中、平成24年（2012年）4月に新たな観光交流拠点として、 「大垣市奥の細道むすびの地記念館」がオープンした。 この記念館は、「芭蕉館」、「先賢館」、「観光・交流館」、大垣藩藩 大垣市奥の細道むすびの地記念館 老・小原鉄心の別荘で市指定文化財である「無何有荘大醒榭」から 構成されており、県内外から多くの来場者が訪れ、平成28年（2016年）5月には来場者数100万人を突破し た。 また、大垣駅南街区においては、構想から10年にわたり進められた再開発ビル「スイトスクエア大垣」が 平成28年9月22日に完成した。商業施設、分譲マンション、子育支援センター、駐車場等が一体となった 同施設は、人が住み、集う場として、駅南口のさらなる活性化に繋がることが期待されている。 （６）大垣西 IC が開通、産業基盤の整備を促進 空港や道路網など、交通体系を核としたインフラ整備は、地域経 済発展にとって重要な課題であるため、当所では東海環状自動車 道西回りルートなど、重要道路の早期建設促進について国・県に対 し、陳情・要望活動を続けている。同ルートは大垣西IC～養老JCT 間が平成24年（2012年）9月に開通し、ぎふ清流国体競技場へのア クセス向上に大きな役割を果たした。 また、神戸西工業団地から名神高速大垣ICまでの所要時間が約 10分短縮され、産業集積などの効果が期待されている。 岐阜県知事への道路要望活動 （７）地域振興イベントの展開 「奥の細道むすびの地」をキーワードに、「元気ハツラツ市」をはじ め、各種の観光交流事業を展開し、地域の歴史文化を広くＰＲする ことにより、当地域への誘客促進を図っている。 芭蕉元禄大垣 楽市・楽座まるごとバザール ‐3‐ ３．事業所の推移 大垣市の事業所数及び従業員数を「事業所統計調査」、「経済センサス」をもとに眺めてみると次のとおり である。 大垣市の事業所（民営） 産 業 中 分 Ａ ～ Ｒ 全 産 平 類 業 Ａ 農業、林業 成 1 8 年 平 成 2 4 年 平 成 2 6 年 事業所数 従業員数 事業所数 従業員数 事業所数 従業員数 8,394 82,317 7,947 76,543 8,015 78,552 14 101 19 197 21 265 Ｂ 漁 業 2 24 3 31 3 29 Ｃ 鉱 業 6 90 6 60 6 64 Ｄ 建 設 業 696 5,605 667 4,698 645 4,998 業 274 3,078 262 2,476 261 2,814 職別工事業(設備工事業を除く) 249 1,322 229 1,177 216 1,155 設 業 173 1,205 163 962 168 1,029 業 － － 13 83 － － 1,021 19,941 927 19,036 917 19,318 業 73 1,256 71 1,617 67 1,549 飲料・たばこ・飼料製造業 12 60 7 50 8 40 繊 業 38 932 125 1,400 115 1,425 衣服・その他の繊維製品製造業 124 822 － － 16 85 木 材 ・ 木 製 品 製 造 業 23 157 20 149 18 125 家 具 ・ 装 備 品 製 造 業 54 381 56 284 58 260 パルプ・紙 ・紙 加 工 品 製 造 業 26 453 22 218 20 202 出版・印刷・同関連産業 57 1,312 47 1,444 － － 化 業 16 537 15 808 16 776 石油製品・石炭製品製造業 2 29 2 12 2 13 プラスチック製品製造業 38 646 37 890 33 852 ゴ 業 13 273 12 134 13 149 なめし革 ・同 製 品 ・毛 皮 製 造 業 3 5 4 9 4 12 76 2,102 67 1,520 67 1,441 業 13 179 16 183 13 167 総 合 工 備 事 工 そ の 他 事 の 建 設 Ｅ 製 造 業 食 料 品 製 維 工 学 ム 窯業 製 造 工 品 製 造 ・ 土石製品製造業 鉄 鋼 非 鉄 金 属 製 造 業 3 66 9 111 10 129 金 属 製 品 製 造 業 117 1,195 106 1,749 103 1,372 はん用 機 械 器 具 製 造 業 － － 22 376 32 583 生 産 用 機 械 器 具 製 造 業 － － 117 1,050 118 1,288 業務用機械器具製造業 － － 12 97 12 105 一 般 機 械 器 具 製 造 業 158 2,287 － － － － 電 子 部 品 ・デバイス製 造 業 36 4,119 40 4,198 40 4,324 電 気 機 械 器 具 製 造 業 27 596 28 844 26 1,075 情 報 機 械 器 具 製 造 業 1 2 1 37 2 11 ‐4‐ 産 業 中 分 平 類 成 1 8 年 平 成 平 成 2 4 年 2 6 年 事業所数 従業員数 事業所数 従業員数 事業所数 従業員数 輸 送 用 機 械 器 具 製 造 業 67 2,279 52 1,693 55 1,896 精 密 機 械 器 具 製 造 業 9 65 － － － － 35 188 39 163 41 152 9 335 6 325 7 337 そ の 他 の 製 造 業 Ｆ 電気・ガス熱供給・水道業 電 気 業 2 192 3 207 4 220 ガ ス 業 1 52 3 118 3 117 水 道 業 6 91 － － － － 110 2,033 77 1,713 77 1,746 Ｇ 情報通信業 通 信 業 14 91 9 87 6 58 放 送 業 2 57 2 79 2 89 サ ー ビ ス 業 76 1,743 49 1,443 50 1,456 インターネット付 随 サービス業 11 122 11 91 12 127 映 像 ・音 声 ・文 字 情 報 制 作 業 7 20 6 13 7 16 138 5,740 151 4,414 152 4,136 業 7 501 11 478 11 231 情 報 Ｈ 運輸業 鉄 道 道 路 旅 客 運 送 業 15 657 13 718 13 467 道 路 貨 物 運 送 業 95 4,129 99 2,366 102 2,675 業 1 3 － － － － 業 11 271 8 270 11 53 運輸に付帯するサービス業 7 179 16 278 14 269 － － 4 304 1 441 2,273 14,986 2,073 15,346 2,076 15,773 業 1 1 1 2 － － 繊 維 ・ 衣 服 等 卸 売 業 25 105 19 65 27 82 飲 業 89 948 75 833 82 846 建築材料、鉱物・金属材料等卸売業 111 1,007 116 1,172 128 1,261 機 械 器 具 卸 売 業 121 1,073 106 882 125 823 そ の 他 の 卸 売 業 130 770 117 887 107 846 各 種 商 品 小 売 業 4 240 9 970 7 884 258 925 288 1,222 283 1,293 航 空 運 倉 送 庫 郵 便 業 Ｉ 卸売・小売業 各 種 食 商 料 品 品 卸 卸 売 売 織物・衣服・身のまわり品小売業 飲 食 料 品 小 売 業 519 4,195 369 3,111 379 3,502 機 械 器 具 小 売 業 － － 302 1,712 315 1,786 自 動 車 ・自 転 車 小 売 業 235 1,336 － － 233 1,327 家具・じゅう器・家庭用機械器具小売業 187 921 － － 142 272 ‐5‐ 産 業 中 分 1 8 年 平 成 2 4 年 平 成 2 6 年 事業所数 従業員数 事業所数 従業員数 事業所数 従業員数 平 類 成 売 業 593 3,465 631 4,210 585 4,178 売 業 － － 40 280 38 272 162 3,247 163 3,164 163 3,092 業 35 1,546 35 1,452 35 1,450 業 25 485 26 523 27 470 貸金業、投資業等非預金信用機関 18 110 5 46 4 26 証券業・商品先物取引業 6 109 － － － － 金融商品取引業、商品先物取引業 － － 6 83 7 58 補助的金融業、金融附帯業 3 198 2 40 2 77 79 799 89 1,020 88 1,011 387 869 490 1,327 481 1, 399 業 55 243 53 191 46 159 不 動 産 賃 貸 業 ・ 管 理 業 332 626 397 829 393 903 その他の不動産賃貸業・管理業 － － 1 2 94 7 物 38 351 39 305 42 337 273 1,514 289 1,675 302 1, 597 学 術 ・開 発 研 究 機 関 3 31 5 63 6 74 専門サービス業（他に分類されない） 259 1,357 155 618 161 649 業 11 126 5 52 8 65 サ ー ビ ス 業 － － 122 916 127 809 － － 2 26 3 － 978 5,537 997 7,562 1,023 7, 670 業 32 507 27 446 27 420 そ の 他 無 店 の 小 舗 小 J 金融・保険業 銀 協 行 同 組 織 保 金 融 険 業 Ｋ 不動産業、物品賃貸業 不 動 産 品 取 賃 引 貸 業 Ｌ 学 術 研 究 、専 門 ・技 術 サービス業 広 技 告 術 その他の学術研究、専門サービス業 Ｍ 宿泊業、飲食サービス業 宿 泊 一 般 飲 食 店 638 4,214 － － － － 遊 興 飲 食 店 340 1,323 － － － － 店 － － 908 6,383 926 6,472 持ち帰り・配達飲食サービス業 － － 61 731 70 900 そ － － 1 2 － 664 772 3,381 740 3,592 742 3,524 洗濯・理容・美容・浴場業 625 1,825 597 1,859 580 1,745 その他の生活関連サービス業 81 546 85 736 83 101 娯 業 66 1,010 54 982 79 1,130 他に分類されない娯楽業 － － 4 15 12 65 343 3,941 262 1,699 267 1,624 育 72 2,571 11 556 12 488 その他の教育、学習支援事業 271 1,370 251 1,143 255 1,136 飲 食 の 他 の 飲 食 店 Ｎ 生活サービス業、娯楽業 楽 ○ 教育・学習支援事業 学 校 教 ‐6‐ 1 8 年 平 成 2 4 年 平 成 2 6 年 事業所数 従業員数 事業所数 従業員数 事業所数 従業員数 454 6,541 461 6,427 531 8,136 業 343 4,497 345 3,599 361 4,021 生 7 116 － － － － 社 会 保 険 ・ 社 会 福 祉 104 1,928 116 2,828 170 4,115 60 810 56 503 58 539 郵 便 局 （ 別 掲 を 除 く ） 33 506 35 189 33 141 協同組合(ほかに分類されない) 27 304 21 314 25 398 564 5,033 559 4,765 544 4,305 平 産 業 中 分 類 Ｐ 医療・福祉業 医 療 保 健 衛 Ｑ 複合サービス事業 Ｒ サービス業（他に分類されない） 成 廃 棄 物 処 理 業 16 328 26 259 23 165 自 動 車 整 備 業 97 503 91 472 71 363 機 械 等 修 理 業 44 260 35 293 33 279 職業紹介・労働者派遣業 － － 24 1,281 23 1,006 その他の事業サービス業 105 3,054 72 1,415 84 1,582 政 治 ・ 経 済 ・ 文 化 団 体 42 203 44 203 42 213 教 251 605 249 523 251 565 の サ ー ビ ス 業 9 80 1 59 17 132 64 1,731 － － － － 宗 そ の 他 Ｓ 公務（国家・地方） 参考資料：「事業所統計調査」、平成 26 年「経済センサス」 全産業では、平成24年に比べ、平成26年は事業所数が1.02倍、従業者数は1.08倍の増加となった。 事業所数について、産業中分類別に平成24年と平成26年を比較すると、医療・福祉業（70件）、宿泊飲 食サービス業（26件）、学術研究、専門・技術サービス業（13件）が増加している。その一方で、建設業（▲ 22件）、サービス業（▲13件）、製造業（▲10件）、不動産業・物品賃貸業（▲9件）が減少となっている。 従業者数をみると、医療・福祉業（1,709人）、卸売・小売業（427人）、建設業（300人）が増加している。 特に、医療・福祉業と教育・学習支援業が大幅に増加している。その他の業種については、サービス業 （▲460人）、運輸業（▲278人）、教育・学習支援業（▲75人）、金融・保険業（▲72人）、が減少している。 ※ 平成24年度より、事業所統計調査が経済センサスに変更になり、平成18年度の調査方法と異な る部分があり、単純に比較出来ない業種もある。 ‐7‐ Ⅱ. 大垣市の人口 大垣市の人口は、平成 18 年 3 月 27 日に大垣市と上石津町、墨俣町が合併したことにより、平成 27 年 4 月 1 日現在 159,633 人で県下第 2 位である。増加率では、昭和 42 年の赤坂合併（当時赤坂町人口 12,690 人）増も含め、昭和 40 年～50 年にかけては 1.24 倍であった。 昭和 50 年～60 年にかけては 1.04 倍、昭和 60 年～平成７年にかけては 1.03 倍、平成 7 年～平成 18 年にかけては合併もあり、1.08 倍と増加していたが、その後平成 18 年～平成 27 年では△1.6％と減少傾 向にある。 年齢別に見ると、年少人口が年々減少している。その一方、老年人口は増加しており、少子高齢化が顕 著に表れている。それに伴い、高齢化率を示す老年人口の構成比も年々上昇し、平成 26 年度には 25.7％に達している。 また、大垣市においては「核家族化」への進展が顕著に表れ、表－1 ならびに表－2 に示すとおり、一世 帯当たり構成人員は平成 2 年 3.19 人、平成７年に 3.07 人、平成 12 年 2.95 人、平成 17 年 2.79 人、平成 22 年 2.72 人までとなり、総人口と世帯数から見ても、一層の核家族化が進行している状況がうかがえる。 ≪表－1 大垣市人口の推移≫ 区 分 総人口 年少人口 0～14 人 口 構成比 生産人口 15～64 人 口 構成比 老年人口 65～ 人 口 構成比 人 人 ％ 人 ％ 人 ％ 昭和40年 113,671 27,217 23.9 80,499 70.8 5,955 5.2 45年 134,942 32,020 23.7 94,623 70.1 8,299 6.2 50年 140,424 34,853 24.8 95,781 68.2 9,790 7.0 55年 143,151 34,184 23.9 97,183 67.9 11,784 8.2 60年 145,910 31,567 21.6 100,538 68.9 13,805 9.5 平成 2年 148,240 26,982 18.2 104,559 70.5 16,699 11.3 7年 149,759 24,474 16.3 104,023 69.5 21,262 14.2 12年 150,246 23,127 15.4 101,694 67.7 25,406 16.9 18年 162,284 23,954 14.8 105,134 64.8 33,075 20.4 22年 160,554 23,264 14.5 100,594 62.7 36,583 22.8 27年 159,472 21,812 13.7 95,792 60.1 41,131 25.8 (注)総人口には、年齢不詳を含む。 参考資料：「岐阜県統計課」 ‐8‐ ≪図－1 大垣市人口の推移≫ （人） 参考資料：「岐阜県統計課」 ≪表－2 世帯員構成別世帯数の推移≫ 年 次 区 分 総 数 一般世帯 一人世帯 二人世帯 三人世帯 四人世帯 五人以上世帯 施設等の世帯 一世帯当たり人員 平成 2 年 平成 7 年 平成 12 年 平成 17 年 平成 22 年 平成 27 年 世帯数 構成比 世帯数 構成比 世帯数 構成比 世帯数 構成比 世帯数 構成比 世帯数 構成比 46,121 46,053 9,775 8,391 8,015 9,828 10,044 68 ％ 100 21.2 18.2 17.4 21.3 21.8 3.19 人 48,433 48,356 10,591 10,173 8,853 9,307 9,432 77 3.07 人 ％ 100 21.9 21.0 18.3 19.2 19.5 51,597 50,327 11,136 11,971 9,612 9,063 8,545 1,270 ％ 100 22.1 23.8 19.1 18.0 17.0 2．95 人 56,310 ％ 53,132 100 13,083 24.6 13,210 24.9 10,282 19.4 9,097 17.1 7,460 14.0 3,178 2．79 人 58,536 58,472 15,162 15,196 11,056 9,635 7,423 64 ％ 60,085 100 60,000 25.9 16286 26.0 16237 18.9 11437 16.5 9668 12.7 6372 85 2．72 人 ％ 100 27.1 27.1 19.1 16.1 10.6 2.61 人 (注 1) 普通・準世帯について調査年毎に、分類区分相違があるため単純に対比できない (注 2) 一般世帯一世帯当たり人員＝一般世帯人口／一般世帯数 (注 3) 平成18年3月27日に大垣市は、安八郡墨俣町、養老郡上石津町を編入 参考資料：平成 27 年「国勢調査」他 ‐9‐ Ⅲ．大垣市の工業 大垣市の工業は、①豊富で良質な地下水、②交通至便、③土地低廉、④電力豊富、⑤労働力豊富な どの自然条件や人為的条件（工場誘致策）がうまくかみ合って達成されたといえるが、特に繊維工業、化学 工業を中心とした揚水型産業と石灰・大理石などの地場産業を中心に発展してきた。 しかしながら、都市成長の原動力となり、市民生活を大きく支えてきた産業活動は、国内外の経済変動 や社会構造の変化に伴い、自動車関連を中心とした機械・金属工業が台頭し、更に最近では先端技術、 情報技術を駆使した新しい企業活動が展開されている。 １．事業所数、従業者数、製造品出荷額等 平成26年度工業統計調査における、大垣市工業の実態は表－3－①のとおりである。事業所数411、従 業者数15,635人、製造品出荷額等4,725億円であり、製造品出荷額などは、各務原市に次いで県下第2位 である。 電子部品・デバイス・電子回路製造業は、事業所数では全体の4.6％であるが、製造品出荷額は24.0％、 従業者数では18.6％を占めている。輸送用機械器具製造業は製造品出荷額で全体の9.1％、従業者数で 10.0％、窯業・土石製品製造業は製造品出荷額で全体の12.3％、従業者数で11.6％と続いている。 一方、推移（図－3）をみると、平成26年の事業所数、従業者数、製造品出荷額は、ピーク時の平成3年 と比較すると、事業所数は71.7%減少し、従業者数も38.6%、製造品出荷額も24.2％減少しており、景気動 向の変化が表れている。 ※ 平成15年までは全事業所を調査していたが、平成16年以降は従業員4人以上の事業所のみを調査 している。 ‐10‐ ≪表－3－① 大垣市の産業中分類別事業所数、従業員者数、製造品出荷額等≫ 区 総 分 事業所数 従業者数 現金給与総額 原材料使用額等 人 万円 万円 製造品出荷額 万円 数 411 食料品製造業 15,635 6,966,047 27,942,644 47,258,432 28 1,026 240,181 1,936,065 2,483,687 2 43 X X X 48 1,095 367,100 1,048,566 1,778,182 木材・木製品製造業 （家具を除く） 8 108 32,080 255,654 326,971 家具・装備品製造業 12 143 43,437 103,122 192,187 パルプ・紙・紙加工品製造業 10 119 41,568 241,383 345,916 印刷・同関連業 19 1,041 356,148 1,486,586 2,632,771 化学工業 14 479 245,709 1,512,871 3,053,616 2 19 X X X 22 1,119 578,515 2,761,228 4,418,876 7 128 38,751 96,777 165,980 39 1,807 955,640 3,306,164 5,792,182 鉄鋼業 7 170 77,703 575,027 720,337 非鉄金属製造業 2 81 X X X 金属製品製造業 50 1,251 543,450 1,909,373 2,822,602 はん用機械器具製造業 10 385 191,601 506,998 986,450 生産用機械器具製造業 40 720 314,035 579,190 1,161,063 業務用機械器具製造業 9 96 28,640 46,438 105,752 飲料・たばこ・飼料製造業 繊維工業 石油製品・石炭製品製造業 プラスチック製品製造業 （別掲を除く） ゴム製品製造業 窯業・土石製品製造業 電子部品・デバイス・電子回路製造業 19 2,905 1,595,458 6,332,987 11,320,342 電気機械器具製造業 27 1,254 493,409 2,435,366 4,194,863 輸送用機械器具製造業 25 1,565 759,206 2,545,908 4,287,478 その他の製造業 11 81 22,746 80,637 128,192 参考資料：平成 26 年「工業統計調査」 ‐11‐ 《図－2 製造業業種別構成比（平成 26 年）》 ※上位 10 業種を対象 《図－３ 大垣市工業の推移》 ‐12‐ 従業員数 27,000 25,048 25,000 23,806 23,732 23,000 23,471 23,196 22,067 20,434 21,000 20,834 19,000 20,029 19,541 20,060 18,064 18,771 18,350 17,000 17,642 17,216 17,159 17,147 17,180 16,662 15,655 15,000 18,286 15,961 15,365 16,138 16,145 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 (億円) ‐13‐ ２．業種別特化状況 業種別特化状況は、製造品出荷額等により、業種別に県全体の中で占める割合と比較したものであり、 その地域の業種の特長を示すものである。 これは、製造品出荷額等により、業種別に県全体の中で占める割合と比較したものであり、その地域の 業種の特徴を示すものである。これによると、大垣市に多い業種としては、電子部品･デバイス・電子回路 製造業を最高に、印刷・同関連業、繊維工業といったものであり、逆に少ないものとして、情報用機械器具 製造業、石油製品・石炭製品製造業、飲料・たばこ・飼料製造業、業務用機械器具製造業、非鉄金属製 造業といった業種をあげることができる。 ≪図－4 大垣市工業の業種別特化状況（平成 24 年対岐阜県）≫ 特化計数 ＝ 大垣市の当該業種の製造品出荷額等割合 岐阜県の当該業種の製造品出荷額等割合 × 100 649 参考資料：平成 24 年「経済センサス」 ‐14‐ ３．工業生産性の推移 工業生産性の推移をみると、平成26年の大垣市は県平均に比較して、従業者１人当たりでは1.13倍、１ 事業所当たりでは1.36倍とかなり高くなっている。 このことは、大垣市内には多くの大企業が集積し、生産性を高めている結果ともいえる。 しかし、岐阜県を100とした時の大垣市の水準値について、昭和50年、55年と比較すると最近は、従業員 １人当たりの出荷額等及び1事業所当たりの出荷額等が低下傾向を示している。 ※ 平成15年までは全事業所を調査していたが、平成16年以降は従業員4人以上の事業所のみを調査 している。 ≪図－6 工業生産性の推移≫ 従業員1人当たりの出荷額等 (万円) 3,500 3,112 (万円) 140,000 3,042 3,022 3,000 1事 業 所 当 た り の 出 荷 額 等 120,000 114,984 109,615 2,745 2,851 2,507 2,377 2,500 96,259 2,657 2,533 2,515 2,350 2,222 2,000 109,099 100,000 84,526 80,000 73,951 77,578 60,000 62,916 2,028 2,001 1,868 1,629 1,608 46,539 40,911 1,500 40,000 32,466 39,906 27,504 21,903 25,526 20,146 20,000 22,625 16,836 7,946 12,355 1,255 993 1,000 769 0 500 S 5 0 S 5 5 S 6 0 H2 H7 H 1 2H 1 7H 2 2H 2 5H 2 6 S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 H25 H26 岐阜県 大垣市 岐阜県 大垣市 参考資料：平成 26 年「工業統計表」 ‐15‐ ４．1 事業所当たり従業者数 業種別に、１事業所当たりの従業者数（表－4）を比較すると、電子部品・デバイス・電子回路製造業 （152.9 人）は、事業所数は少ないが従業者数が多い。印刷・同関連業（54.8 人）、輸送用機械器具製造業 （62.6 人）、プラスチック製品製造業(50.9 人)、窯業・土石製品製造業（46.3 人）、電気機械器具製造業 (46.4 人)、は、事業所数も１事業所の従業者数も多く、大垣市工業の中核であるということができる。 また、大垣市と県全体の１事業所当たり従業者の推移（図－7）を比較すると、平成12年は大垣市が1.48 倍で、平成17年は1.25倍、平成22年は1.22倍、平成25年度は1.24倍、平成26年度は1.19倍であり、大企 業が多く蓄積していることを知ることができる。しかし、昭和50年が1.96倍であったことを考えると、ここでも 大企業の従業者数の減少と他市町の大企業の立地が推測できる。 ≪表－4 大垣市の１事業所当たりの従業者数≫ 事業所数 区 分 従業者数 １事業所当従業者数 人 人 411 15,635 38.0 28 1,026 36.6 2 43 21.5 48 1,095 22.8 8 108 13.5 家具･装備品製造業 12 143 11.9 パルプ･紙･紙加工品製造業 10 119 11.9 印刷･同関連業 19 1,041 54.8 化学工業 14 479 34.2 2 19 9.5 22 1,119 50.9 ゴム製品製造業 7 128 18.3 なめし革・同製品・毛皮製造業 0 0 0.0 39 1,807 46.3 鉄鋼業 7 170 24.3 非鉄金属製造業 2 81 40.5 金属製品製造業 50 1,251 25.0 はん用機械器具製造業 10 385 38.5 生産業機械器具製造業 40 720 18.0 業務用機械器具製造業 9 96 10.7 電子部品・デバイス・電子回路製造業 19 2,905 152.9 電気機械器具製造業 27 1,254 46.4 輸送用機械器具製造業 25 1,565 62.6 その他の製造業 11 81 7.4 総数 食料品製造業 飲料･たばこ･飼料製造業 繊維工業 木材･木製品製造業（家具を除く） 石油製品･石炭製品製造業 プラスチック製品製造業（別掲を除く） 窯業･土石製品製造業 参考資料：平成 26 年「工業統計調査」 ‐16‐ ≪図－7 1 事業所当たり従業者の推移≫ 参考資料：平成 26 年「工業統計表」他 ５．大垣市における主な企業（商工会議所会員） 大垣市にある資本金１億円以上の製造業は次のとおりである。 （企業名は50音順） (1) 繊維工業 ① 大垣扶桑紡績㈱ ② 東海サーモ㈱ (2) 出版・印刷・同関連産業 ① 大阪シーリング印刷㈱ 岐阜工場第 1 事業所 ② サンメッセ㈱ (3) 化学工業 ① イビデンケミカル㈱ ③ ニッコー・マテリアルズ㈱ 大垣工場 ⑤ 日本耐酸壜工業㈱ (4) 窯業・土石製品製造業 ① 揖斐川工業㈱ ③ 河合石灰工業㈱ ⑤ 矢橋工業㈱ ② SDP グローバル㈱ 大垣製造部 ④ 日本合成化学工業㈱ 生産技術本部大垣工場 ⑥ フタムラ化学㈱ 大垣工場 ② 上田石灰製造㈱ ④ マルアイ石灰工業㈱ (5) 電気機械器具製造業 ① 神鋼造機㈱ ‐17‐ (6) 電子部品・デバイス製造業 ① イビデン㈱ (7) 輸送用機械器具製造業 ① 太平洋工業㈱ (8) その他製造業 ① コベルコ建機㈱ 大垣事業所 ③ 平井精密工業㈱ 大垣工場 ② ㈱丸順 ② 東朋テクノロジー㈱ 大垣支店 〔参考〕大垣市にある資本金１億円以上の製造業以外の事業所 （小売業、サービス業、金融業、保険業、飲食業、証券業、不動産賃貸業を除く） (1) 建設業 ① イビデングリーンテック㈱ ③ 岐建㈱ ② ㈱宇佐美組 ④ ＴＳＵＣＨＩＹＡ㈱ (2) 運輸・通信業 ① ㈱エフエム岐阜 ③ 岐阜日野自動車㈱ 大垣支店 ⑤ 西濃運輸㈱ ② ㈱大垣ケーブルテレビ ④ G・I・NET㈱ ⑥ ㈱セイノー情報サービス ⑦ ㈱ソフィア総合研究所 ⑨ 養老鉄道㈱ ⑧ 日本通運㈱ 大垣支店 ⑩ ㈱ミライコミュニケーションネットワーク (3) 卸売業 ① ㈱大倉建陶社 ② トヨタ部品自動車岐阜共販㈱ 大垣営業所 (4) 電気・ガス・熱供給・水道業 ① 大垣ガス㈱ ③ ㈱トーエネック 大垣営業所 ② 中部電力㈱ 大垣営業所 ④ マルエイ大垣支店 （5）小売業 ① ㈱セリア ③ 岐阜トヨタ自動車㈱大垣店 ⑤ トヨタカローラ岐阜㈱大垣支店 ⑦ 岐阜スバル自動車㈱大垣長沢店 ⑨ MeitetsuBMW 大垣店 ⑪ イオンタウン㈱イオンタウン大垣 ⑬ ネッツトヨタ岐阜㈱ ⑮ バロー大垣南店 ② ④ ⑥ ⑧ ⑩ ⑫ ⑭ ⑯ ユニー㈱アクアウォーク大垣 中部三菱自動車販売㈱大垣店 ㈱ユタカファーマシー トヨタ部品岐阜共販㈱大垣営業所グループ ㈱アイエー・オートバックス大垣店 イオンリテール㈱イオン大垣店 ユニー㈱ピアゴ浅草店 ㈱シマムラ・ファッションセンターしまむら岐阜経大前店 ⑰ カーマホームセンター大垣鶴見店 ‐18‐ Ⅳ．大垣市の商業 大垣市の商業は、平成 26 年度商業統計表によれば、商店数 1,639 店、従業者数 12,207 人、年間商 品販売額 3,738 億円となっている。これを卸売業と小売業で見てみると、表－5 のとおりである。 ≪表－5 大垣市商業の推移≫ 区分 商 店 数 従 業 者 数 年次 実数(人) 前回対比 実数(人) 前回対比 業態 総 数 卸売業 小売業 9年 11年 14年 16年 19年 24年 26年 9年 11年 14年 16年 19年 24年 26年 9年 11年 14年 16年 19年 24年 26年 年間商品販売額 実数(万円) 前回対比 2,571 △ 2.9 15,123 0.7 47,673,171 4.3 2,634 2.5 16,412 1.1 50,043,650 5.0 2,397 △ 9.0 14,937 △ 9.0 42,581,819 △ 14.9 2,262 △ 5.6 14,453 △ 3.2 42,170,982 △ 1.0 2,197 △ 2.9 15,148 4.8 43,028,714 2.0 1,678 △ 23.6 11,922 △ 21.2 36,564,200 △ 15.0 1,639 △2.4 12,207 2.3 37,387,300 2.2 469 △ 8.6 4,521 △ 1.3 24,854,113 3.7 515 9.8 4,942 9.3 27,678,605 11.3 470 △ 8.7 4,041 △ 18.2 24,131,229 △ 12.8 482 2.6 4,091 1.2 24,324,303 0.8 436 △ 9.5 3,638 △ 11.1 25,467,002 4.7 360 △ 17.4 3,027 △ 16.7 20,901,400 △ 17.9 356 △ 1.2 2,887 △ 4.7 20,907,100 0.002 2,102 △ 1.5 10,602 1.5 22,819,056 5.1 2,119 0.8 11,470 8.1 22,365,045 △ 2.0 1,927 △ 9.1 10,896 △ 5.0 18,450,590 △ 17.5 1,780 △ 7.6 10,362 △ 4.9 17,846,679 △ 3.3 1,761 △ 1.1 11,510 11.1 17,561,712 △ 1.6 1,318 △ 25.1 8,895 △ 22.7 15,662,800 △ 10.8 1,283 △ 2.7 9,320 4.7 16,480,300 7.5 参考資料：平成 26 年度「商業統計」、平成 26 年「経済センサス」 １．卸売業の状況 県下における大垣市の年間卸売販売額のウエイトは、8.9％である（県全体：4,177,811 万円）。大垣市の 卸売商店数は 356 店、岐阜県 4,925 店に対しては 7.2％である。岐阜市の 1,578 店に対して約 5 分の１で あり、岐阜市が圧倒的なシェアを占めているのが現状である。 年間販売額をみると、建築材料・鉱物・金属材料等 1 兆,1032 億円、石油・鉱物 5546 億円、機械器具 3455 億円、その他 3034 億円などであり、大垣市の卸売業の年間販売額は、建築材料・鉱物・金属材料等、 石油・鉱物、機械器具、その他で構成されている。 ２．小売業の状況 次に小売業についてみると、県内各都市を年間商品販売額の県内シェアで比べると平成 26 年では岐 阜市 21.8％、大垣市 8.6％、各務原市 6.9％、高山市 5.8％、多治見市 5.7％、可児市 4.7％、関市 4.3％、 中津川市 4.2％と続いている。 ‐19‐ ≪表ー6 大垣市の小売業の推移≫ 従 業 者 数 商 店 数 区分 実 数 平 成 11 年 平 成 14 年 平 成 16 年 岐阜県 市部計 岐阜市 大垣市 高山市 多治見市 関市 中津川市 羽島市 土岐市 各務原市 可児市 美濃市 瑞浪市 恵那市 美濃加茂市 岐阜県 市部計 岐阜市 大垣市 高山市 多治見市 関市 中津川市 羽島市 土岐市 各務原市 可児市 美濃市 瑞浪市 恵那市 美濃加茂市 岐阜県 市部計 岐阜市 大垣市 高山市 多治見市 関市 中津川市 羽島市 土岐市 各務原市 可児市 美濃市 瑞浪市 恵那市 美濃加茂市 県内シェア 25,682 店 100.0 % 16,911 65.8 5,492 21.4 2,119 8.3 1,379 5.4 1,029 4.0 893 3.5 676 2.6 651 2.5 741 2.9 1,271 4.9 745 2.9 313 1.2 514 2.0 498 1.9 590 2.3 23,866 店 100.0 % 15,637 65.5 4,976 20.8 1,927 8.1 1,300 5.4 973 4.1 867 3.6 634 2.7 578 2.4 679 2.8 1,140 4.8 777 3.3 296 1.2 454 1.9 456 1.9 580 2.4 22,346 店 100.0 % 17,229 77.1 4,535 20.3 1,780 8.0 1,210 5.4 968 4.3 838 3.8 596 2.7 537 2.4 626 2.8 1,070 4.8 753 3.4 274 1.2 444 2.0 408 1.8 548 2.5 実 数 売 場 面 積 実 数 県内シェア 133,209 人 100.0 % 93,170 69.9 29,948 22.5 11,470 8.6 6,081 4.6 6,348 4.8 5,007 3.8 4,177 3.1 3,053 2.3 3,558 2.7 7,742 5.9 5,747 4.3 1,303 1.0 2,625 2.0 2,792 2.1 3,319 2.5 134,118 人 100.0 % 91,958 68.6 28,198 21.0 10,896 8.1 6,019 4.5 6,654 5.0 5,318 4.0 3,894 2.9 3,148 2.3 3,452 2.6 7,991 6.0 6,073 4.5 1,336 1.0 2,333 1.7 2,820 2.1 3,826 2.9 128,499 人 100.0 % 101,357 78.9 26,751 20.8 10,362 8.1 5,816 4.5 6,513 5.1 5,402 4.2 3,814 3.0 3,067 2.4 3,240 2.5 7,498 5.8 5,891 4.6 1,291 1.0 2,358 1.8 2,425 1.9 3,633 2.8 県内シェア 2,496,932 ㎡ 100.0 % 1,732,431 69.4 530,859 21.3 224,822 9.0 120,500 4.8 125,569 5.0 92,041 3.7 56,943 2.3 49,330 2.0 65,391 2.6 146,104 5.9 133,188 5.3 25,584 1.0 44,053 1.8 52,059 2.1 63,288 2.5 2,738,813 ㎡ 100.0 % 1,839,089 67.1 530,758 19.4 238,536 8.7 120,117 4.4 156,117 5.7 99,362 3.6 63,217 2.3 51,616 1.9 61,494 2.2 175,028 6.4 137,064 5.0 26,211 1.0 45,388 1.7 51,519 1.9 82,652 3.0 2,789,727 ㎡ 100.0 % 2,190,404 78.5 561,201 20.1 225,734 8.1 123,006 4.4 158,221 5.7 99,017 3.5 66,639 2.4 59,305 2.1 62,766 2.2 170,397 6.1 144,501 5.2 25,162 0.9 48,201 1.7 53,496 1.9 91,939 3.3 ‐20‐ （県内都市比較） 年 間 商 品 販 売 額 実数 232,897,018 168,681,116 55,668,299 22,365,045 11,544,796 11,167,992 8,857,845 7,359,573 5,023,716 5,836,266 13,416,231 11,246,721 1,721,251 4,151,155 5,333,787 4,988,439 218,686,037 154,112,796 47,607,467 18,450,590 11,011,093 11,215,506 8,395,910 7,112,062 4,383,195 5,557,380 13,343,165 10,206,444 1,606,437 3,650,365 5,335,947 6,236,935 209,272,248 168,585,106 45,173,906 17,846,679 10,317,848 10,500,086 8,464,531 6,931,096 4,506,911 4,877,675 13,188,645 10,427,323 1,530,064 3,822,646 3,998,198 6,442,184 県内シェア 万円 万円 万円 100.0 % 72.4 23.9 9.6 5.0 4.8 3.8 3.2 2.2 2.5 5.8 4.8 0.7 1.8 2.3 2.1 100.0 % 70.5 21.8 8.4 5.0 5.1 3.8 3.3 2.0 2.5 6.1 4.7 0.7 1.7 2.4 2.9 100.0 % 80.6 21.6 8.5 4.9 5.0 4.0 3.3 2.2 2.3 6.3 5.0 0.7 1.8 1.9 3.1 区分 平 成 19 年 平 成 24 年 平 成 26 年 岐阜県 市部計 岐阜市 大垣市 高山市 多治見市 関市 中津川市 羽島市 土岐市 各務原市 可児市 美濃市 瑞浪市 恵那市 美濃加茂市 岐阜県 市部計 岐阜市 大垣市 高山市 多治見市 関市 中津川市 美濃市 瑞浪市 羽島市 恵那市 美濃加茂市 土岐市 各務原市 可児市 山県市 瑞穂市 飛騨市 本巣市 郡上市 下呂市 海津市 岐阜県 市部計 岐阜市 大垣市 高山市 多治見市 関市 中津川市 美濃市 瑞浪市 羽島市 恵那市 美濃加茂市 土岐市 各務原市 可児市 山県市 瑞穂市 飛騨市 本巣市 郡上市 下呂市 海津市 商 店 数 実 数 県内シェア 20,835 店 100.0 % 18,033 86.6 4,249 20.4 1,761 8.5 1,454 7.0 950 4.6 939 4.5 938 4.5 497 2.4 647 3.1 1,020 4.9 719 3.5 244 1.2 425 2.0 647 3.2 515 2.5 15,293 店 100.0 % 13,137 85.9 3,019 19.7 1,318 8.6 1,081 7.1 630 4.1 750 4.9 666 4.4 195 1.3 295 1.9 374 2.4 473 3.1 364 2.4 477 3.1 802 5.2 471 3.1 186 1.2 233 1.5 288 1.9 253 1.7 497 3.2 417 2.7 348 2.3 14,853 店 100.0 % 12,825 86.3 2,877 19.4 1,283 8.6 1,132 7.6 653 4.4 724 4.9 632 4.3 182 1.2 289 1.9 353 2.4 453 3.0 361 2.4 444 3.0 821 5.5 502 3.4 180 1.2 230 1.5 261 1.8 260 1.8 478 3.2 393 2.6 317 2.1 従 業 者 数 実 数 県内シェア 128,392 人 100.0 % 111,838 87.1 26,859 20.9 11,510 9.0 6,930 5.4 6,710 5.2 6,255 4.9 5,609 4.4 3,040 2.4 3,920 3.1 7,586 5.9 5,710 4.4 1,187 0.9 2,428 1.9 3,771 2.9 3,725 2.9 96,348 人 100.0 % 83,830 87.0 20,115 20.9 8,895 9.2 5,341 5.5 4,954 5.1 4,674 4.9 4,336 4.5 1,012 1.1 1,887 2.0 2,379 2.5 2,882 3.0 2,507 2.6 2,842 2.9 6,295 6.5 3,806 4.0 1,095 1.1 1,783 1.9 1,197 1.2 1,889 2.0 2,439 2.5 1,984 2.1 1,518 1.6 98,800 人 100.0 % 86,072 87.1 20,539 21.3 9,320 9.7 5,793 6.0 4,849 5.0 4,630 4.8 4,301 4.5 927 1.0 1,955 2.0 2,334 2.4 3,025 3.1 2,509 2.6 2,543 2.6 6,701 7.0 4,298 4.5 1,040 1.1 2,080 2.2 1,049 1.1 2,218 2.3 2,522 2.6 1,980 2.1 1,459 1.5 売 場 面 積 実 数 県内シェア 2,884,531 ㎡ 100.0 % 2,500,994 86.7 564,310 19.6 266,579 9.2 158,252 5.5 138,304 4.8 119,793 4.2 111,166 3.9 81,505 2.8 85,095 3.0 174,913 6.1 147,760 5.1 24,214 0.8 49,621 1.7 84,103 2.9 84,195 2.9 2,604,651 ㎡ 100.0 % 2,241,851 86.1 505,696 19.4 231,452 8.9 132,438 5.1 121,372 4.7 139,355 5.4 98,880 3.8 25,756 1.0 57,430 2.2 73,509 2.8 75,889 2.9 76,016 2.9 60,810 2.3 183,050 7.0 110,810 4.3 31,596 1.2 55,301 2.1 28,930 1.1 88,149 3.4 53,801 2.1 51,229 2.0 40,382 1.6 2,644,179 ㎡ 100.0 % 2,280,390 86.2 515,937 19.5 246,673 9.3 134,945 5.1 125,834 4.8 131,554 5.0 107,677 4.1 25,019 0.9 60,077 2.3 69,299 2.6 72,677 2.7 82,402 3.1 52,793 2.0 200,065 7.6 123,376 4.7 29,017 1.1 61,921 2.3 22,631 0.9 81,928 3.1 53,512 2.0 43,754 1.7 39,299 1.5 年 間 商 品 販 売 額 実数 211,213,338 185,095,236 45,946,841 17,561,712 11,947,731 11,260,200 9,079,407 9,200,215 4,978,805 6,173,157 13,649,296 10,802,811 1,577,487 4,630,847 6,282,176 6,705,328 172,327,000 150,878,400 37,367,100 15,662,800 9,748,300 9,392,700 7,615,700 7,098,500 1,487,400 3,953,200 4,485,400 4,601,000 4,888,100 5,023,100 11,697,800 7,443,900 1,813,300 3,642,700 1,907,900 3,946,300 3,655,900 3,359,800 2,087,200 190,192,200 167,271,200 41,502,600 16,480,300 11,096,000 10,916,900 8,260,000 7,996,300 1,796,800 4,862,800 5,127,200 5,145,600 5,627,300 4,686,300 13,115,700 8,937,400 1,677,900 4,145,500 1,840,600 4,266,400 3,974,600 3,514,600 2,300,300 県内シェア 万円 万円 万円 100.0 % 87.6 21.8 8.3 5.7 5.3 4.3 4.4 2.4 2.9 6.5 5.1 0.7 2.2 3.0 3.2 100.0 % 87.6 21.7 9.1 5.7 5.5 4.4 4.1 0.9 2.3 2.6 2.7 2.8 2.9 6.8 4.3 1.1 2.1 1.1 2.3 2.1 1.9 1.2 100.0 % 87.9 21.8 8.7 5.8 5.7 4.3 4.2 0.9 2.6 2.7 2.7 3.0 2.5 6.9 4.7 0.9 2.2 1.0 2.2 2.1 1.8 1.2 参考資料：平成 26 年「商業統計」、平成 26 年「経済センサス」 ‐21‐ 年間商品販売額を各都市別にみると、大垣市のシェアは、平成 11 年 9.6％→平成 14 年 8.4％→平成 16 年 8.5％→平成 19 年 8.3％→平成 24 年 9.1％と→平成 26 年 8.7％とほぼ横ばいだが、県下第二の商 業都市としての地位は維持をしている。 なお、岐阜市においては、平成 11 年 23.9％→平成 14 年 21.8％→平成 16 年 21.6％→平成 19 年 21.8％ →平成 24 年 21.7％→平成 26 年 21.8％と県下第一の商業都市としての基盤は揺るがない。 ３．年間商品販売額・商圏指数の推移 次に、岐阜市と大垣市の最近25年間の年間商品販売額・商圏指数の推移をみると、大垣市の小売業の 年間商品販売額は、昭和63年1,584億円から、平成19年1,756億円と10.8％の伸びを示したが、平成24年 には1,566億円と10.8％減少したものの、平成26年は1648億円と10.6％と回復した。これらを岐阜県に占め る割合（県内シェア）でみると、平成24年の9.1％と比べると平成26年は11.5％と増加した。 ≪表－７ 大垣市小売業の推移≫ 区 大 垣 市 岐 阜 市 岐 阜 県 内 分 昭和63年 平成 3年 6年 9年 11年 14年 16年 19年 24年 26年 昭和63年 平成 3年 6年 9年 11年 14年 16年 19年 24年 26年 昭和63年 平成 3年 6年 9年 11年 14年 16年 19年 24年 26年 小売業年間販売額 実 人 口 商圏指数 数 県内ｼｪｱA 実 数 県内指数B A / B 百万円 人 158,407 10.1 147,749 7.2 1.40 222,380 10.1 149,718 7.2 1.40 217,208 9.6 150,393 7.1 1.35 228,190 9.6 152,413 7.2 1.33 223,650 9.6 153,021 7.2 1.33 184,506 8.4 153,888 7.3 1.15 178,466 8.5 150,666 7.1 1.20 175,617 8.3 162,944 7.8 1.06 156,628 9.1 160,092 7.8 1.16 164,803 10.6 159,918 7.8 1.35 463,681 24.7 409,054 19.9 1.24 549,825 24.9 409,695 19.7 1.26 545,148 24.0 408,747 19.4 1.24 554,835 23.4 402,587 19.0 1.23 556,682 23.9 408,370 19.3 1.24 476,075 21.8 403,910 19.1 1.14 451,739 21.6 405,321 19.1 1.13 459,468 21.8 412,653 19.6 1.11 373,671 21.7 410,536 19.9 1.10 415,026 21.8 409,314 20.0 1.09 1,877,815 100.0 2,054,306 100.0 1.00 2,204,231 100.0 2,077,689 100.0 1.00 2,270,950 100.0 2,100,206 100.0 1.00 2,369,757 100.0 2,113,688 100.0 1.00 2,328,970 100.0 2,118,102 100.0 1.00 2,186,860 100.0 2,111,535 100.0 1.00 2,092,722 100.0 2,117,998 100.0 1.00 2,112,133 100.0 2,102,259 100.0 1.00 1,723,270 100.0 2,055,516 100.0 1.00 1,901,922 100.0 2,041,690 100.0 1.00 参考資料：平成26年「商業統計」、平成26年「経済センサス」 ‐22‐ 商圏指数は、相対的な小売商業の商業力を示す指標である。この推移をみても、平成14年に下降し、 平成16年には上昇し、平成19年にはふたたび下降（平成18年3月27日に大垣市と上石津町、墨俣町との 市町村合併があったが、商圏指数は下降）したが、平成24年に再び上昇し、平成26年も上昇している。 ４．小売業の業種別状況 次に大垣市小売業を業種別にみてみると、表－8に示すとおり、平成19年対比で、商店数は1,318店で 25.1％の減少､年間商品販売額は1,566億円で10.8％の減少を示している。 業種別にみても、各種商品小売業の年間商品販売額は増加したが、それ以外は商店数、年間商品販 売額ともに、すべての業種で減少を示している。 ≪表－8 区 大垣市小売業の業種別伸び率≫ 分 商 店 数 平成 24 年 平成 26 年 年間商品販売額 伸び率 平成 24 年 平成 26 年 伸び率 小売業総計 1,318 1,283 △2.7 156,628 164,803 △5.2 各種商品小売業 9 7 △22.3 18,829 19,236 2 織物衣服身回品小売 220 219 △0.5 10,865 12,690 17 飲食料品小売業 303 293 △3.3 31,297 31,200 △0.4 機械器具小売業 248 249 0 40,024 43,709 9 その他の小売業 501 485 △3.2 51,677 53,028 3 無店舗小売業 37 30 △19 3,936 4,940 26 参考資料：平成 26 年「商業統計」、平成 26 年「経済センサス」 ‐23‐ ５．大規模小売店舗一覧（店舗面積 1,000 ㎡以上） （平成 28 年 11 月末現在） 名 称 所 在 地 開業年月日 店舗面積 主な商品 駐車場 36.12. 1 7,853.00 衣料品 食料品 691 M i k a w a y a 大 垣 店 静里町165 （旧静里ショッピングセンター） 49. 8. 1 1,306.00 食料品 114 ス ー パ ー 三 心 大 垣 店 （ 旧 大 垣 シ ョ ッ ピ ン グ セ ン タ ー ） 河間町1-65 50.12. 3 3,429.00 衣料品 食料品 415 M i k a w a y a 船 町 店 本今町58-4 （旧船町ショッピングセンター） 51. 4. 7 1,473.00 〃 100 55. 7.24 11. 4. 1 24,495.00 〃 1,507 61. 3.19 10. 4. 1 6,274.00 〃 480 平 和 堂 ノ ー ス ウ エ ス ト 店 熊野町312 （旧ヤナゲンノースウエスト店） 4. 8.14 6,585.00 〃 309 ピ ア ゴ 浅 草 店 ( 旧 ユ ー ス ト ア 浅 草 大 垣 店 ） 浅草4-65-2 4. 9.24 3,649.00 食料品 233 7. 4.13 4,681.00 衣料品 食料品 645 ヤ ナ ア ゲ ル ン ・ 大 プ 垣 ラ ザ 本 鶴 店 見 高屋町1-56 鶴見町641-2 カ ー マ ホー ム セン タ ー大垣 鶴 見 店 大 垣 ス テ ー シ ョ ン ビ ル 高屋町1-145 ア ピ オ バ ロ ー 大 垣 店 林町8-101 カネスエ昼飯ショッピングセンター 昼飯町507-1 11. 2.26 5,153.00 衣料品 食料品 301 バ ロ 店 本今町1639-1 15. 3. 6 8,994.00 〃 740 バ ロ ー 垣 南 大 垣 赤 坂 店 赤坂町1788 15.12.18 2,838.00 食料品 169 タ ウ ン 大 垣 三塚町463-1 17. 7.29 26,263.00 衣料品 食料品 2,085 岐 阜 大 垣 店 築捨町4-4-1 17.10.21 4,921.00 モ ー ル 大 垣 外野2-100 19. 4.27 ア ク ア ウ ォ ー ク 大 垣 林町6-80-21 ド ラ ッ グ ユ タ カ 大 垣 旭 町 店 旭町2-1-1 イ オ ニ イ ト オ ー 大 ン リ ン 具 182 34,025.00 衣料品 食料品 2,460 19.10.27 25,500.00 〃 1,813 21. 8. 6 1672.46 医療品 食料品 52 家 ケーヨーデイツー大垣赤坂店 赤坂町1780 22.12. 1 5060.99 住宅用品 日用品 195 ク ス リ の ア オ キ 中 野 店 中野町3-36 25. 3. 4 1,379.00 医療品 日用品 46 バ 店 中ノ江2-3-1 25. 4.19 3,206.00 食料品 135 大垣駅北ショッピングモール 林町6-80-55 26. 8.31 6,955.00 衣料品 家電 スポーツジム 440 エ 室村町3-74-5 家電 家庭用品 360 ロ デ ー ィ 大 オ 垣 ン 大 東 垣 店 他 28.10. 27 6,731.00 資料提供： 「岐阜県商業金融課」 ‐24‐ Ⅴ. 大垣商工会議所平成 28 年度事業の概要 「活かせ英知 地域に元気と活力を！」 1. 総括的概要 我が国経済は、消費税率が引き上げられたことによる駆け込み需要の反動や、円安により原材料 の輸入価格が上昇したことなどにより、中小・零細企業においては厳しい状況が続いている。 また、国は地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策を実施、地方経済再生へのテコ入れを行っ ているが、個人消費の低迷、元請企業の海外進出による産業の空洞化、人件費の高騰、人手不足な ど、多くの課題がある。 このような中、平成 26 年に「小規模支援法」が改正され、商工会議所は行政や他の支援機関と 連携し、地域の小規模事業者の事業計画の策定とその着実な実施をフォローアップする「伴走型」 支援に取り組むこととなり、当商工会議所が地域の総合経済団体として、地域中小・小規模企業の 振興・発展のために果たすべき役割がますます増大している。 そこで、平成 28 年度においては、昨年度に引き続き、「生かせ英知 地域に元気と活力を！」を キャッチフレーズに、中小・小規模企業に対する経営支援事業、IT 活用推進事業、人材の確保・ 育成支援事業を重点的に推進する。 また、行政をはじめ関係機関との連携を図りながら、中心市街地活性化や当地への誘客促進およ び交流産業の活性化、産業基盤の整備促進に関する要望活動などに積極的に取り組み、地域産業の 振興と地域社会の発展に貢献する。 2. 新規事業 ① ワンストップ経営相談会事業 中小企業・小規模事業者が事業の持続的発展を図るには、消費者ニーズの多様化や国内需要 の減少をはじめ、ＩＴ化の進展や成長産業の変遷等の「外部環境の変化」に迅速に対応してい くとともに、「内部環境」の改善と強化が必要である。 そこで、「設備投資・技術開発」や「人材確保・人材育成」、「付加価値向上・販路開拓」、「生 産性の向上」、「ＩＴ化の推進」など、会社の未来を築くために果敢に挑戦する意欲ある中小企 業・小規模事業者を強力にサポートするため、関係機関と協働して、ワンストップの経営相談 会を開催する。 ② ＷＥＢセミナー事業 中小零細企業は、企業数で全体の99.7％を占めているが、資金や人材、経営のノウハウなど の経営資源に制約があることから、有能な人材の確保・育成が重要な経営課題となっている。 当商工会議所では、中小零細企業の経営課題をテーマに様々なセミナーや研修会を開催して いるが、特に、小規模事業者からは業務の都合上、セミナーに参加できないとの声が多く寄せ られている。 そこで、時間や場所の制約が無く、インターネットから、いつでも、どこでも、利用者の都 合に合わせてセミナーを受講できるＷＥＢセミナーを開講し、中小零細企業の経営課題の解決 と資質向上に資する。 ‐25‐ ③ 新商品・新サービス広報支援事業 中小・零細企業において、既存の製品・サービスはもとより、優れた新製品や新サービスを 開発しても、自社の知名度の低さや予算の制約などによるＰＲ不足から、顧客を獲得できず、 売上に伸び悩むケースが多い。 そこで、会員企業を対象に会議所広報誌「ＮＡＶＩ大垣」および当所のホームページを活用 して新商品・新サービスを発表する場を提供し、会員企業の販路開拓を支援する。また、マス コミに対する効果的な情報提供に関する調査研究を行う。 ④ サービス産業のＩＴ活用研修事業 サービス産業は、日本経済の約7 割（ＧＤＰ・雇用ベース）を占める非常に重要な産業であ る。少子高齢化などの社会構造の変化に対応した需要の増大や、業務のモジュール化が進むこ とによるアウトソーシングの拡大などを背景に、サービス産業の役割・重要性が拡大している が、その労働生産性の伸びが製造業と比べて相対的に低いことが、政府による「日本再興戦略」 等において指摘されている。 そこで、サービス産業の労働生産性の向上に資することを目的に、ＩＴの利活用を主軸に、 売上の増大につなげる付加価値の向上と、時間・工程の短縮によりコストを削減させ、生産効 率の向上に繋げるための研修を行い、中小企業・小規模事業者が提供するサービスの新たな付 加価値の創出を支援する。 ⑤「稼ぐ力」強化研修事業 中小企業・小規模事業所において、現場の最前線で活躍する30 歳から40 歳前後の中堅社員 は、事業分野や事業所の規模を問わず、企業経営において多様かつ重要な役割を担っており、 事業所の浮沈の鍵を握る要の存在である。そこで、中小企業・小規模事業所の持続的発展を図 り、会社の将来を築くため、中堅社員を対象に、営業力やマネジメント力等の向上に向けて体 系的に学ぶ講座を開催し、事業所の「稼ぐ力」を強化する。 3. 重点事業 (1)中小企業経営支援事業 ① 出前経営相談会・研修会事業 平成27年度に引き続き、中小企業の様々な経営課題を適時適切に解決するため、事業者が気軽 に足を運べる市内の地区センターなどに会場を設け「出前経営相談会」を実施する。 また、同時に部会・委員会などと共催し、毎月タイムリーな課題をテーマとする経営に役立つ勉強会 や研修会を開催する。 ② 消費税転嫁対策窓口相談等事業 今年6月に、消費税10％への引き上げが平成31年10月に延期されることとなったが、事業者 の消費税率引き上げ分の円滑かつ適正な価格転嫁と、軽減税率導入に伴う事務負担の増加への 適切な対応を支援するため、経営支援員による巡回訪問や窓口相談等における広報活動を強化 するとともに、専門家による個別専門相談会を引き続き実施することにより、中小・零細企業 の円滑な価格転嫁を早期に支援する。 ‐26‐ ③ 商工業者補助金等活用支援事業 国・県・市などの各種補助金や助成制度についてのセミナーや広報活動を積極的に行うと ともに、 経営支援員と中小企業診断士等の専門家が連携し、補助金申請書の書き方や採択されるためのポ イントなどについて丁寧な指導を行い、中小・小規模事業者の補助金の有効活用を促進し経営力の 強化を図る。 ④ 小規模事業者持続的発展支援事業 小規模事業者が自社の経営環境を理解し、持続的発展を図るために必要な経営計画の作成とそ の着実な実施を支援するためのセミナー及び個別相談会を開催する。 また、経営計画に基づき、創意工夫を凝らした地道な販路拡大などに取り組む小規模事業者に対 して、国の小規模事業者持続化補助金の活用に関する支援を行う。 ⑤ 創業・ベンチャー支援事業及び創業ネットワーク構築支援事業 地域における新規創業や新たな事業展開を促進するため、起業を目指す人や起業して間もない経 営者を対象に、「創業塾」を開催する。 また、本創業塾の受講生を中心とする起業家のネットワークを活用し、起業家相互の情報交換や交 流の場を提供し、起業家の育成と事業の継続・発展に向けた支援を行う。 ⑥ 経営相談24時間ネット受付事業 為替変動に伴う輸出・仕入価格・エネルギーコストの上昇等により、地域の中小零細企業は今後も 厳しい状況が続くことが予想される。 そこで、経営に関する相談の申込みがいつでも気軽にでき、経営指導を迅速に受けることができる よう、経営相談の申し込みをインターネットにより24時間受け付ける経営相談ネット受付事業を実施。 経営課題の解決にスピーディかつきめ細やかに対応する。 ⑦ マル経利子補給事業 厳しい経営環境に置かれている小規模事業者の経営安定化を金融面から支援するため、日本政 策金融公庫の「マル経融資」利用者に対する利子補給事業を引き続き実施する。 ⑧ 創業資金利子補給事業 当地域の中小企業・小規模事業者数の減少は歯止めがかからず、このまま「人口急減社会」 に突入すれば、地域経済を支える中小企業の活力はさらに失われることが予想される。 そこで、地元金融機関と連携し、起業に必要な創業資金を借り入れた事業者を対象に、借入 利息の一部を補填し、資金繰りの円滑化を支援することにより、地域における新規創業を促進 し地域経済の活性化に資する。 ⑨ 産業展出展事業 会員事業所のものづくり力や製品の魅力を広くPRし、販路拡大を図ることを目的に、国内最 大級の異業種交流展示会である「メッセナゴヤ」に当会議所が出展ブースを確保し、会員事業 所に出展スペースを提供する。 また、出展経験の乏しい小規模事業者を支援するため、出展料を軽減するとともに、効果的 な展示方法など出展に関するノウハウを学ぶ事前セミナーを開催する。 ‐27‐ ⑩ 中小企業海外進出支援事業 経済のグローバル化が進む中、アジアをはじめとした海外市場への事業展開の動きが急速に加 速・拡大している。そこで、地元金融機関やジェトロと連携し、コストダウンや販路拡大などを目的に新 たなビジネスチャンスを海外に求める地域中小企業を対象に、海外進出に必要な知識や基本的な進 出方法などに加え、国ごとの具体的な進出事例や実務情報などについて学ぶセミナー及び個別相談 会を開催する。 (2)IT活用推進事業 ① 経営者のおすすめグルメガイド事業 急速な普及が進むスマートフォンやタブレット型コンピュータなどにより、様々な情報をいつでもどこ でも閲覧できる社会が構築されつつある中、地域の情報化はインフラ整備よりも地域から情報発信す る「人」を増やすことが肝要である。そこで、昨年の4 月、当会議所ホームページ内にブログ形式の「経 営者のおすすめグルメガイド」のコーナーを設置し、地域の企業経営者自らが、全国に向けて口コミ情 報を発信している。今年度も引き続き、情報発信力の一層の強化と当地域への誘客促進を図る。 ② 大垣CCIネットショップ事業 中小企業のネットビジネス参入を支援するため、インターネット上での販売手法を習得する 講座を 開催。併せて、当会議所のホームページに開設したCCIネットショップによりネット販売の模擬体験 と実践を行い、販路開拓への活用を促進する。 ③ 会議所ネットワーク活用推進事業 情報化の底上げによる地域活性化を図るため、会員間や地域内の情報ネットワーク構築に向けた 調査研究を行う。 また、事務局のIT活用による事務の効率化を一層推進するとともに、電子メールや議員専用ページ の活用を促進し、会議案内や各種資料のほか、会議所活動に関する有益な情報を迅速に配信する。 将来的には、会員や地域に役立つ情報提供や情報交換ができるポータルサイトを運用することにより、 新たな会員サービスの創出をめざす。 (3)人材確保・育成事業 ① リアル大垣合同企業展 大垣地域企業の雇用ニーズに即応し、優れた人材の確保を支援するとともに、新規学卒者の地元 企業への就業を促進するため、引き続き、会員企業による合同企業展を開催。併せて、首都圏や関 西圏の学生が大垣地域企業へ関心を高めるため、メルマガやDMなどによる広報活動の強化を図る。 ② 金型人材育成講座事業 当地域の地場産業であり、ものづくり産業の基盤を支える金型産業の競争力を高めるため、 岐阜大学の金型創成技術研究センターと連携し、金型産業の次代を担う若手人材を対象に、金 型技術の円滑な伝承と高度な技術の習得をめざす金型人材育成講座を引き続き実施する。 ③ ものづくりリーダー育成講座事業 当地域におけるものづくり企業のリーダーを育成するため、製造業に従事する従業員を対象 に、岐阜工業高等専門学校と連携し大手企業の経験豊かな実務経験者を講師とするセミナーを 開催する。 ‐28‐ ④ 大垣地域合同企業展 若く優秀な人材を大垣地域の企業に就職・定着させることを目的に、大垣市内の実業高校 及び岐 阜大学を会場に大垣地域企業による合同説明会を開催する。高校生、大学生をはじめ保護者・教職 員に対して、企業の担当者が自社の事業内容や魅力を伝える場を提供、地元企業への就業促進を 図る。 ⑤ ビジネススキルアップ事業 大垣地域の高校生や大学生を対象に、（公財）日本電信電話ユーザ協会が社会人のテレコミ ュニケーション能力を高めるために実施する電話応対技能検定事業と連携し、社会人として必 要なビジネススキルを習得するためのセミナーを開催する。 (4)環境対策推進事業 ①再生可能エネルギー研究事業 一度利用しても短期間に再生が可能な太陽光、水力、風力、バイオマス、地熱など、地域の特性を 活かした再生可能エネルギーの導入を促進し、地域企業の経営改善と産業の活性化に資することを 目的に、省資源・省エネルギー等に関するセミナーや事例研究会を開催する。 (5)中心市街地活性化推進事業 ②大垣駅南都心まちなみビジョン策定事業 大垣駅南口の都心居住の推進と賑わい創造による商業再生を図るとともに、戦略的な再開発 プロジェクト等を着実に実現するため、長期的かつ総合的な指針となる再整備 計画などを踏 まえたビジョンを策定し、大垣市へ提言する。 本事業は2か年にわたる事業で、平成26年度には新大橋から郭町交差点までの郭町東西街区 を含む「南エリア」の基本方針を策定した。本年度は、大垣駅から新大橋までの「北エリア」 及び「南エリア」を含む南北全体を対象としたビジョン策定を行う。 ４. 継続事業 (1) 交流産業戦略推進事業 住んでよし、訪れてよしの魅力溢れる地域づくりをめざし、産業観光、水都などをテーマに諸 事業を 実施する。産業観光に関する取り組みでは、西美濃地域の産業の歴史や工場見学受入 企業等を紹介 する「西美濃産業観光読本」の改訂版を製作。西美濃地域のものづくり力をPRし、交流人口の拡大を図 る。 また、「水都」をテーマとする取り組みとして、全国水都ネットワークが実施する共同プロモーションや全 国フォーラムに参加、たらい舟や大垣の自噴水などを全国に発信し、誘客促進を図る。 (2) 中心市街地活性化推進事業 大垣市が策定した「大垣市中心市街地活性化基本計画」の実現に向け、中心市街地活性化 協議会 を中心に、行政をはじめ関係機関や団体と連携し、意見の集約を図りながら諸事業に取り組む。 また、駅南街区と郭町地区の再開発事業推進を支援するともに、中心市街地の回遊性を高め、交流 人口の増加を図るため、中心市街地ハツラツ店舗支援事業や観光交流拠点「奥の細道 むすびの地 記念館」を活用した取り組みを推進する。 ‐29‐ (3) 産業基盤の整備促進事業 平成32年度末までの全線供用開始に向けて整備が進められている東海環状自動車道西回りルート について、西濃地域はもとより三重県側沿線の市町や商工団体と連携協力し、期限までの着実な完成 に向け、国や県に対して一層の働きかけを行うとともに、国道・県道等の整備促進を 図るための要望活 動を継続して実施する。 また、東海環状自動車道西回りルートにおける大野・神戸インターチェンジ(仮称)から三重県境までの 沿線開発のあり方などについて研究を行う。 ‐30‐ Ⅵ．大垣市のまちづくり計画 １．大垣市の将来像 「水と緑の文化・産業・情報・交流都市」 大垣市は、揖斐川や長良川をはじめ、多くの河川が流れる肥沃な平野、豊かな地下水、緑濃い森林や 里山など、変化に富んだ自然に恵まれ、古代・中世の遺跡・史跡の宝庫であるとともに、永年培ってきた多 彩な郷土文化が息づく歴史資産が豊富な都市です。 また、わが国の大動脈である鉄道や高速道路が東西に貫き、広域交通の利便性にも恵まれて、製造業 を中心に県内有数の産業都市として発展してきました。 こうした本市の特性を生かし、さらにダイナミックな都市の創造をめざして、「飛躍」、「輝き」、「安心」の 3 つのキーワードのもとに、以下の 5 つの基本理念を定めました。 「飛 躍」 （1）個性・活力 人と地域の個性を生かした活力あるまち 人と地域の個性を生かして、地域産業の高度化・高付加価値化と新産業の創造により、地域経済の発 展と雇用の場を創出する活力あるまちをめざします。 「輝 き」 （2）人づくり・共生 人々が支え合い・助け合う子育て日本一のまち 人々が支え合い、助け合うことができる地域社会を形成するため、次代を担う人づくりを進めるとともに、 子育て支援施策の充実した子育て日本一のまちをめざします。 （3）連携・協働 市民と行政が連携する協働のまち 市民と行政が連携し、自主的な判断と責任に基づいて、市民の誰もがまちづくりに参画できる協働の まちをめざします。 「安 心」 （4）安全・安心 誰もが安全・安心でいつまでも住み続けたいまち 自然災害に強い安全なまちづくりを進めるとともに、市民の誰もが安心して、健やかに暮らし続ける ことができるまちをめざします。 （5）自立・安定 効率的な行政経営により自立したまち 高度で多様化する社会需要に対応するため、効率的な行政経営を進めるとともに、地方自治新時代 にふさわしい、自立し、安定したまちをめざします。 ‐31‐ 〔 基本構想と後期基本計画の体系図 〕 ‐32‐ 将来都市像の実現をめざして、6 つの施策の大綱を定めた。 １．快適で機能的なまちづくり(都市基盤) 誰もが生活しやすい快適な住環境を形成するため、計画的な土地利用を図り、公園・緑地や上下水 道などの都市環境を整備するとともに、道路や公共交通、情報通信基盤などの交通・情報ネットワークを 整備し、快適で機能的なまちづくりを進めます。 （1）都市環境の整備 恵まれた水と緑、街並みや既存の都市施設等を生かして、より質の高い都市づくり を行うと ともに、自然との調和のとれた適切な土地利用の規制・誘導を行い、人にやさしく安全で利用しやすいま ちづくりを進めます。 また、魅力的な中心市街地の整備をはじめ、都市景観の形成やゆとりある住環境の形成、公園・緑地 などの憩いの空間の整備を進めるとともに、上下水道などの都市機能の充実を図ります。 （2）交通・情報ネットワークの整備 西濃圏域の交通の要衝としての役割を果たすとともに、安全で便利な総合交通体系の整備を進めま す。 市民生活と密接に関わる道路については、それぞれの機能に応じて計画的に進めるとともに、子どもか ら高齢者まで安心して利用できる人にやさしい道づくりを進めます。 また、高度情報社会の進展に対応するため、日本でも有数の情報産業拠点であるソフトピアジャパン の機能を生かしながら、情報通信網の整備を進めます。 ２．にぎわいと活力みなぎるまちづくり(産業振興) 製造業を中心に県内有数の産業都市として発展してきた地域特性を生かして、従来型産業の活性化 と新産業の創造により、地域産業の振興を図ります。 また、積極的な企業誘致などにより雇用の場を創出し、定住人口の増加につなげるとともに、観光資 源を活用した交流人口の増加を図り、にぎわいと活力みなぎるまちづくりを進めます。 （1）地域産業の振興 市民や団体、関係機関等との連携により、それぞれの役割のもと、鉱工業の振興をはじめ、中心市街 地などにおける商業の活性化、農林業の振興などを図るとともに、ソフトピアジャパンを中心とした情報産 業や新たな分野での研究・発掘に努め、人材の育成と定着や雇用の場を創り出すことによって地域経済 の発展を図ります。 （2）観光の振興 豊かな自然と歴史的資産を含む多くの観光資源を生かして、広域から観光客を集められるよう、既存 の観光交流拠点の充実を図るとともに、新しい資源の活用・研究を進めます。 また、市内の観光交流拠点をネットワーク化するとともに、観光に対するニーズを適確に把握し、観光 地としての魅力づくりに努めます。 （3）労働環境の充実 地域産業の活性化や新しい業種の導入などにより、就業機会の創出を進めるとともに、高齢者や女性、 障害者、若年層などに対する就職情報の提供や就業能力開発支援などの充実に努めます。 また、一企業では対応できない福祉面でのサービス支援など勤労者福祉の充実を図るとともに、労働 条件の向上や労働環境の改善などに取り組みます。 ‐33‐ ３．安全で環境にやさしいまちづくり(生活環境) 災害から市民の生命や財産を守るため、災害に強いまちづくりを進めるとともに、市民と行政がお互い に協力し合い、安全な市民生活の確保に努めます。 また、環境の保全や循環型社会の構築をめざした良好な環境の形成を図るため、環境にやさしいまち づくりを進めます。 （1）安全な生活の確保 本市が持つ多くの山林や河川については、安定した自然環境を維持できるよう国や県とも協力し、総 合的な治山・治水対策を進めます。 市民生活の面では、防災体制や防犯・交通安全対策の強化、消防・救急体制の充実、建築物の耐震 対策など都市の防災機能の強化を図るとともに、危機管理の一元化を進めます。 また、安心して消費生活を営むことができるよう、消費者の自立を進めるとともに、被害を未然に防止す るための消費者啓発や相談体制の充実に努めます。 （2）良好な環境の形成 市民が身近な環境保全に取り組むことができるよう、環境保全意識を高めるとともに、環境汚染を防止 し、安心して暮らせる良好な環境づくりを進めます。 また、ごみの減量化や再資源化など、限りある資源の有効利用に、市民、市民活動団体、事業者と行 政が協働して取り組み、環境への負荷が少ない循環型社会の構築に向けたまちづくりを進めます。 ４．健やかでぬくもりのあるまちづくり(健康・福祉・人権) 誰もが住み慣れた地域で生き生きと健やかに暮らすことができる社会を実現するため、健康・医療・福 祉の連携した総合的な施策を進めるとともに、市民の主体的な取り組みや地域で活動するさまざまな担 い手による活動を支援し、人権意識に支えられた、ぬくもりのあるまちづくりを進めます。 （1）健康・医療の充実 地域における健康づくりや生きがいづくり活動などを支援し、健康・医療・福祉施策の連携した質の高 いサービスの提供に努めるとともに、市民の生命を守る医療環境の充実を図ります。 （2）地域福祉の充実 高齢者が明るく生きがいを持ち、また、障害者が自立し、安心して日常生活を送ることができるよう、と もに支え合い、助け合う地域社会づくりを進めます。 市民生活を保障する社会保障制度については、正しい理解と関心を高めることにより、制度の普及に 努めます。 （3）人権の尊重 市民一人ひとりの人権が尊重される社会を実現するため、人権尊重のための教育や啓発、人権擁護 活動を進めます。 また、男女の性別に関わりなく互いを尊重し、責任を分かち合い、個性と能力を発揮することができるよ う、あらゆる分野での男女共同参画に向けた社会づくりを進めます。 ‐34‐ ５．豊かな心と人間性を育てるまちづくり(人づくり) 地域と一体となった総合的な子育て支援の充実を図るとともに、児童・生徒の個性や能力を伸ばすた め、学校や地域での教育環境を充実し、豊かな心を育み、個性ある教育を進めます。 また、市民の生涯にわたる学習機会の充実に努めるとともに、文化や芸術に親しむ環境づくりや多文 化共生を進め、豊かな心と人間性を育てるまちづくりを進めます。 （1）子育て支援の充実 安心して子育てができるよう、相談機能や交流機会、各種の子育て支援施策の充実を図るとともに、 家庭や地域、行政などが連携して、子どもたちを地域全体で見守り、育てる体制の整備を進めます。 （2）学校教育の充実 児童・生徒が豊かな人間性と自ら学び考える力を身につけ、健やかに成長するため、質の高い教育 の実施と地域に開かれた学校づくりを進めます。 また、学校を地域活動の核的施設と位置づけ、広く開放を進めるとともに、多彩な人材や教育資源を 活用して、特色ある教育環境づくりに努めます。 （3）生涯学習の充実 誰もが身近なところで自由に学ぶことができる場や機会の提供に努めるとともに、その成果が地域に 還元される環境づくりを進めます。 （4）文化・交流の推進 歴史や伝統、文化などの資産の継承と活用を図るとともに、質の高い文化や芸術に親しむ環境づくり を進めます。 また、多様な文化や背景を持つ在住外国人との共生を進めるとともに、国際的な感覚や知識を備えた 人材育成を図り、国際交流や支援・協力を進めます。 ６．一人ひとりが輝く協働のまちづくり(市民協働) 市民が行政に参画する機会の充実を図るとともに、行政経営の効率化を進め、地方自治新時代にふさ わしい、市民協働のまちづくりを進めます。 （1）市民協働の推進 市民の創意と意欲をまちづくりに最大限生かすため、ボランティア活動や NP0 活動など市民の多様な 自発的活動の支援に努め、市民一人ひとりが輝くまちづくりを進めます。 また、市政に係る情報の共有を図るとともに、市民、市民活動団体、事業者など、多様な主体が担うべ き役割や運営のルールを明確にし、市民と行政の協働を基本としたまちづくりを進めます。 （2）行政経営の効率化の推進 「小さな市役所、大きなサービス」を実現するため、最小の経費で最大の効果を生みだす、効率的で 計画的なまちづくりを進めるとともに、西濃圏域の中核的機能を担う都市として、近隣市町と連携したまち づくりを進めます。 参考資料：大垣市第五次総合計画 ‐35‐ Ⅶ．大垣市商店街振興組合の空き店舗状況調査 調 査 日：平成 28 年 5 月 31 日 調査方法：実地調査及び各組合に照会 大垣市内の商店街振興組合（5組合）を対象に実施した空き店舗調査の結果、平成28年5月31日現在の 組合員の総数は176組合員、空き店舗数は35店舗、空き店舗率は19.9％となり、前年度と変化はなかった。 また、空き店舗率を商店街別に見ると、前年度と同じくブラツキ商店街が39.1％と最も高く、それ以外の 商店街は20％を下回っている。 （全件） 184 177 177 177 176 ‐36‐ ‐37‐ ＝＝＝＝ 大垣市の産業 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 平成29年3月発行 発 行 大垣商工会議所 〒503-8565 岐阜県大垣市小野4-35-10 TEL（0584）78-9111 FAX（0584）78-9112 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ‐38‐