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ひめぎん情報 新春号(No.261)

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ひめぎん情報 新春号(No.261)
20 0 9
新春
No. 260
特集
今、ここに集う起業家たち
∼キャリアドベンチャー選手権受賞者座談会∼
2009年の経済見通し
ビジネスサポートオフィスのご案内
地域力連携拠点のご案内
愛媛大学 学生中心の大学のために
2008年 独身OLのマネー感覚アンケート調査
元気な愛媛
第72回 愛媛県内企業動向調査
-2008年度上期実績及び2008年度下期見通し-
最近の愛媛県内景気
2009
新春
No. 260
宇和海 -宇和島-
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7
特集
今、ここに集う起業家たち
∼キャリアドベンチャー選手権受賞者座談会∼
2
2009年の経済見通し
中山 紘治郎/愛媛銀行 頭取
4
ビジネスサポートオフィスのご案内
財団法人えひめ産業振興財団
14
17
地域力連携拠点のご案内
学生中心の大学のために
愛媛大学
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34
2008年 独身OLのマネー感覚アンケート調査
元気な愛媛
清水 八重/ひめぎん情報センター
44
第72回 愛媛県内企業動向調査 ― 2008年度上期実績及び2008年度下期見通し ―
59
最近の愛媛県内景気
2009年の経済見通し
愛媛銀行 頭取 中山紘治郎
あけまして、おめでとうございます。
が傷み、今や新興国をも巻き込んだ「100年
2009年を迎えるにあたり、ご挨拶申し上
に一度」と言われる世界同時不況へと至っ
げます。
昨年は、まさに激動の1年でした。昨年
の世界の経済を漢字一文字で表しますと
2
た訳であります。私達を取り巻く経済環境
は1年前とは様変わりとなりました。
昨年11月には、急遽、金融サミット(G 20)
「 慌 」であったように思います。世界のあ
が開かれ、金融安定化に向けて各国が結束
らゆる状況が慌 ただしく変化し、慌 てふた
し、金融政策と景気刺激策を組み合わせた、
めき、恐れ、呆然と立ち尽くしてしまった
共同歩調をとる方針が打ち出され、日本も
1年ではなかったかと思います。米国のサ
IMF強化のため、10兆円の融資用意がある
ブプライムローン問題に端を発する「金融
ことを表明し、存在感を示すことが出来ま
危機」が全世界に波及し、実体経済までも
した。
ひめぎん情報 2009.新春号
さて、2009年の世界経済の見通しですが、
べきでありましょう。
昨年に引き続き、大変厳しい状況が続くこ
これまで日本は、
「ジャパン・バッシング
ととなりそうです。金融サミット後も、米
(日本叩き)
」
、
「ジャパン・パッシング(日
国を象徴する自動車産業では苦戦が続き、
本通過)
」と言われる時代を経験し、現在は
雇用や消費者心理の冷え込みにより実体経
「ジャパン・ミッシング(日本が見えない)
」
済が更に悪化しております。先行きの景気
の時代と言われております。日本の食料自
低 迷 を 反 映 し て、 原 油 価 格 は、 半 年 前 の
給率は、昨年2年振りに40%まで回復しま
1/ 3程度まで急落しています。
したが、先進国の中では最下位です。エネ
ただ、こうした中で、金融サミットに続
ルギー自給率も18%と低く、資源の少ない
いて開催されたAPEC首脳会議では、混乱の
国です。人口の減少も深刻です。2055年の
終息について「18ヵ月で危機を克服できる
見通しでは、世界の人口は現在より40%も
と確信している」と特別声明が発表されま
増加して、100億人に近づきますが、日本は
した。期間を区切り、危機を克服していく
逆に、
30%減少し、
8, 900万人前後となります。
という姿勢が打ち出されたことは、混乱を
世界が、日本を見て“魅力に乏しい”ある
むやみに長引かせないという、各国の強い
いは“日本が見えない”と評価するのは、
意思の表れとして評価できることだと思い
この“資源の乏しさ”と“人口減少”が大
ます。
きい理由と考えられます。
一方、日本に目を向けてみますと、政府
ただ、
日本には「失われた10年」を乗り切っ
は2009年の景気見通しが「ゼロ成長」とな
た貴重な経験と、世界No. 1の「2つもの有
るとの見方を強めています。実際、自動車・
力資源」があることを忘れてはなりません。
電気など大手輸出産業は減産や減員など、
有力資源とは、
1, 500兆円の“国民金融資源”
体制の切り替えを進めています。これまで
と“環境技術資源”であります。これらの「金
外需が中心でありました日本では、こうし
融力」と「環境技術力」を有効に活用すれば、
た外需先細りの影響が、全国的に広がる恐
世界の中で日本の存在感が高まり、ビジネ
れがあります。今後、日本が持続的な経済
スも大きく広がることが可能となるでしょ
発展を続けていくためには、外需だけでは
う。
なく、内需を拡大させていくことが不可欠
本年が、少しでも明るく、景気回復に向
であると私は考えております。そして、内
かって一歩でも踏み出せる、良き年となり
需を生み出す産業の育成や技術開発を、産・
ますよう期待いたします。
官・学・民一体となり、積極的に取り組む
ひめぎん情報 2009.新春号
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特集
財団法人えひめ産業振興財団では新事業の創出や新商品開発を応援します !!
ビジネスサポートオフィスのご案内
Business Support Office
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ひめぎん情報 2009.新春号
Business Support Office - Staff
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ひめぎん情報 2009.新春号
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ひめぎん情報 2009.新春号
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ひめぎん情報 2009.新春号
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ひめぎん情報 2009.新春号
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ひめぎん情報 2009.新春号
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愛媛大学「学生中心の大学のために」
学部・学科紹介
法文学部:505名
総合政策学科(330名)
[昼間主コース270名、夜間主コース60名]
コンピュータリテラシー、フィール
ドワーク、ゼミナールをメインに実践
型の教育を展開しています。2年次か
らは「公共」
「企業システム」
「司法」
の3コース及び「グローバル・スタ
ディーズ 」
「 リ ー ジ ョ ナ ル・ ス タ
ディー」の2特別コースに分かれ、
また、
2009年から「観光まちづくりコース(観
光政策系)
」を新設します。
夜間主コースは、
「総合コース」に一
本化しています。
人文学科(175名)
[昼間主コース125名、夜間主コース50名]
人間のあるべき姿を構想する「人間
文化コース」
、地域に生きる人間と文化
について知る「地域文化コース」
、歴
史を学び未来について考える「歴史文
化コース」
、言葉を通して文化を理解
する「言語文化(アジア系)コース」
と「言語文化(欧米系)コース」の5コー
スがあります。さらに5つの副専攻型
プログラムとの組み合わせにより、自
分の目標に適した学びを実現できます。
また、2009年から「観光まちづくりコー
ス(観光文化系)
」を新設します。
教育学部:220名
学校教育教員養成課程(100名)
教育学・教育心理学・幼年教育の3
専修で構成する「学校教育基礎」と教
科別に10の教育専修を置く「学校教育
実践」の2コースで編成しています。
特別支援教育教員養成課程(20名)
コミュニケーション障害について学
ぶ「聴覚言語障害」と、心身の発達に
障害を持つ子供について学ぶ「発達障
害」の2コースで編成しています。
総合人間形成課程(60名)
国際理解・国際交流を担う「国際理
解教育」
、食の安全など身近な生活環
境について学ぶ「生活環境」
、高度情
報化に対応する教育を学ぶ「情報教
育」
、人間社会の諸問題に対処する能
力を高める「人間社会デザイン」の4
コースで編成しています。
スポーツ健康科学課程(20名)
文化」と絵画・彫刻・デザイン・工芸
の4実技分野がある「造形芸術」の2
コースで編成しています。
環境建設工学科(87名)
理学部:215名
数学科
演習やセミナー形式の講義を初年度
から多く取り入れるとともに、コン
ピュータ実習にも積極的に取り組んで
います。
物理学科
基礎から応用へと徐々に力をつけて
いくカリキュラム編成により論理的思
考力や創造力を磨きます。
化学科
入学時から講義と実験をバランスよ
く学び、未知の化学現象や概念を得る
ことを目指して4年次の卒業研究に臨
みます。
生物学科
細胞から生態系、あるいは植物から
動物まで幅広い教育と研究を行い、現
代の生命現象にアプローチします。
地球科学科
地質科学・岩石鉱物科学・地球物理
科学の3分野から、45億年に及ぶ地球
の歴史に迫ります。
土木施設工学・都市環境工学・海洋
環境工学の3大分野で編成し、豊かな
生態系を保全しつつ持続可能な発展を
図る、優秀な人材を育成します。
機能材料工学科(70名)
材料物性工学・材料開発工学の2大
分野で編成し、豊かな教養と技術者と
しての責任感や倫理観等を身につけ、
社会に役立つ人材を育成します。
応用化学科(88名)
反応化学・物性化学・生物工学の3
大分野で編成し、地球温暖化、環境汚
染、資源の枯渇、リサイクル等の問題
を解決できる柔軟な発想を持った人材
を育成します。
情報工学科(80名)
情報システム工学・知能情報工学・
応用情報工学の3大分野で編成し、コ
ンピュータの設計・製造、ソフトウェ
アの開発、コンピュータシステムの管
理運営等の仕事に就く技術者、研究者
を育成します。
農学部:168名
生物資源学科(168名)
「生物生産システム学」
「施設生産シ
ステム学」
「資源・環境政策学」
「応用
生命化学」
「森林資源学」
「地域環境工
医学科(100名)
学」
「生物環境保全学」の7専門教育
1年次から基礎医学だけでなく臨床
コースと「農山漁村地域マネジメント」
医学を学ぶとともに、卒後研修では、 「海洋生産科学」の2特別コースがあり、
附属病院のプログラムにより、2年間
地球規模での食料・資源・環境・政策
完全ローテートで行われる他、協力型
等に関する諸問題だけでなく、地球が
研修病院においても学ぶことができま
抱える様々な問題の解決に貢献できる
す。
人材を育成します。
医学部:160名
看護学科(60名)
患者様から学び、患者様に還元する
教育・研究・医療を目指すとともに、
病める人々の生への努力を全人的に支
援する看護・保健のプロを育成しま
す。
スーパーサイエンス
特別コース:17名
環境科学・地球惑星科学・生命科学
工学の3コースがあり、国際的に活躍
できる研究者を育成します。
工学部:495名
機械工学科(90名)
地域社会におけるスポーツ指導者を
育成する
「スポーツ指導者養成」
、
スポー
ツやダンスなどのキャリアを社会や文
化で活かせる人材を育てる「スポーツ
キャリア開発」の2コースで編成して
います。
機械システム学・ エネルギー変換
学・生産システム学の3大分野で編成
し、広い視野からの総合判断力や応用
力等を持つとともに豊かな人間性、社
会性を備えた人材を育成します。
芸術文化課程(20名)
電気電子工学科(80名)
声楽・ピアノ・管楽器・弦楽器・作
曲・音楽学の6専攻で編成する「音楽
電気エネルギー工学・電子物性デバ
イス工学・通信システム工学の3大分
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野で編成し、広く社会に貢献できる先
見性と独創性に富んだ人材を育成しま
す。
愛媛大学教育・学生支援機構
アドミッションセンター
問い合わせ先:教育学生支援部入試課
〒790−8577 松山市文京町3番
TEL(089)927−9173(直通)
http://www.ehime-u.ac.jp
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愛媛大学
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2008年独身OLのマネー感覚アンケート調査
現在、社会保障制度の再構築やその裏付けとなる消費税率の見直し論
議がなされるなど、私たちを取り巻く環境は大きく変化し始めている。
この大きな変化に対応する為には何よりも備え(貯蓄)が必要となって
くるが、当行が毎年実施している「暮らし向きに関するアンケート」や
「既婚サラリーマンアンケート」の調査から、各世帯の貯蓄に対する関
心の高さがうかがえる。今回のアンケート調査においても県内の独身O
Lはショッピングや外食、旅行などを適度に楽しむ一方で、貯蓄のほう
もしっかりとしている人が多く、一人当たりの平均貯蓄額は208万3, 000
円で、お給料から毎月4万円を貯蓄にまわしているなど、堅実志向が強
い傾向となっている。
調査結果は以下の通りである。
調査対象………愛媛県内に勤務する独身OL
1, 250人
調査時期………2008年10月中旬
有効回答率……45. 7%(571人)
回答者の構成
(%)
23歳
8.4
年齢別
(平均28.1歳)
24歳
11.7
25歳
10.2
26歳
8.1
27歳 28歳 29歳 30歳
6.5
6.3 4.7 5.6
無回答2.2
22歳 3.2
21歳 3.0
20歳 2.8
19歳以下 2.3
勤続年数別
(平均5年1ヶ月)
10年目
9年目
8年目
7年目
2年目
15.6
1年目
15.8
31歳以上
25.0
3年目
12.4
4年目
10.3
3.5
2.8
4.9
3.7
(%)
5年目 6年目
6.3
9.8
11年目以上
12.6
無回答2.3
公務員 3.9
無回答 5.1
無回答 0.3
技術 4.9
製造 0.5
東予
28.2
南予
27.7
地域別
(%)
自宅外
18.6
販売
7.7
営業
8.4
無回答 0.5
職種別
(%)
住居別
(%)
事務系
69.5
自宅
80.9
中予
43.8
就業形態別……正社員80. 6% 非正社員15. 2% 無回答4. 2%
転職経験………あり29. 1%→平均1. 3回
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Q1.
①あなたの年収
(税込)
は、
いくらぐらいですか?
独身OLの平均推定年収は241万9, 000円(前
回 比 + 1 万 5, 0 0 0 円 )だ っ た。 全 体 の 7 4. 0 %
(同▲1. 6ポイント)が「300万円未満」と回答
している。
【平均推定年収 241万9,000円】
(%)
(N=571)
∼200万円未満
33.9
300∼ 400万円
未満
16.7
200∼300万円未満
40.1
年齢別の平均推定年収は、
400万円以上 6.5
500万円以上 1.8
無回答 2.8
「24歳以下」201万4, 000円(同+5万9, 000円)、
「25歳∼29歳」244万7, 000円(同▲6万1, 000円)、
「30歳以上」281万2, 000円(同▲5万6, 000円)
であった。
②その金額は1∼2年前と比べてどうですか?
【年収の増減】
(N=481)
(新入社員以外の方)
③現在の収入に満足していますか?
年収の金額が1∼2年前と比べて「増えた」
無回答
15.8
減った
7.3
(%)
が36. 8%(前回比▲4. 7ポイント)、「変化なし」
40. 1%(同+0. 4ポイント)、
「減った」7. 3%(同
増えた
36.8
変化なし
40.1
+0. 6ポイント)となっている。
年齢別にみると、「増えた」は「24歳以下」
(47. 3%)に多く、一方「減った」は「30歳以上」
【年収の満足度】
(N=571)
(14. 2%)に多くみられた。
無回答
9.1
平均年収が前回よりも増加したものの、
「不
満足
13.3
満」
(25.2%)と回答した人が前回より3. 5ポイ
ント増加していた。
不満
25.2
(%)
納得
52.4
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Q2.
①月々の小遣いはいくらぐらいですか?(一人暮らしの生活費は除く)
(万円)
5.5
【平均小遣いの推移】
5.2
5.0
4.6
4.5
4.3
4.6
独身OL
5.0
5.1
4.9
4.9
4.8
4.7
4.9
4.5
5.0
4.7
4.7
4.5
4.4
4.0
3.5
4.9
既婚サラリーマン
4.3
3.9
3.9
3.9
3.9
3.9
4.0
3.8
96年
97年
98年
99年
00年
01年
02年
03年
04年
05年
06年
07年
08年
独身OLの月々の小遣いは平均4万8, 000円(前回比▲1, 000円)
で、3年連続減少している。
1998年の5万2, 000円をピークに最近は減少傾向にある。独身OLと既婚サラリーマンの月々
の小遣いを比較すると、独身OLは既婚サラリーマン(当行調査:平均4万円)より8, 000円
多い。既婚サラリーマンは生活費・教育費・住宅ローン・老後の生活資金等、必要な支出が
多く、収入の使い道を自分で決めることができる独身OLと比べると、自分で自由に使える
お金(小遣い)はどうしても少なくなってしまうのだろう。
【現在の貯蓄額 平均208万3,000円】
②現在の貯蓄額(合計)はいくらぐらいですか?
独身OLの貯蓄額は平均208万3, 000円(目標
額は496万円)で、前回調査より1, 000円減少し
ているものの、1996年の調査開始以来、2番目
の高さとなっている。
万円未満
無回答
∼
万円未満
万円以上
∼
万円未満
万円未満
∼
万円未満
∼
∼
万円未満
は388万1, 000円(同+6万4, 000円)と年齢が上
∼
万円未満
178万8, 000円(同▲20万8, 000円)
、「30歳以上」
∼
( 前 回 比 ▲ 7 万 3, 0 0 0 円 )
、「 2 5 歳 ∼ 2 9 歳 」 は
貯蓄していない
年齢別にみると、
「24歳以下」は79万2, 000円
(N=571)
(%)
20.0
16.6 17.5
18.0
14.9
16.0
13.1
14.0
12.0
8.8
9.3
10.0
6.7
7.0
8.0
6.0
2.9
4.0 3.2
2.0
0.0
50 100 150 200 250 300 350
50
100 150 200 250 300 350
がるにつれて貯蓄額も増加している。特に「30
歳以上」では、貯蓄額1, 000万円以上の高額貯
蓄をしている人(16人)もおり、貯蓄に熱心な
人が多い。
【平均貯蓄額の推移】
(万円)
250
208.4 208.3
185.0 172.1 176.6
183.3
184.7
200
163.6
150
100
156.6 151.6
136.4
153.8
152.2
50
年
年
年
年
年
年
年
年
年
年
年
26
年
年
0 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08
ひめぎん情報 2009.新春号
③貯蓄の目的は何ですか?(複数回答)
【貯蓄の目的】
独 身 O L の 貯 蓄 目 的 第 1 位 は「 旅 行・ レ
ジャー資金」で、12年連続トップである。第2
0
20
30
40
50
60
結 婚 資 金
位の「病気や不測の事態に備えて」29. 4%(前
病気や不測の事態に備えて
回比+2. 9ポイント)、第4位の「老後に備えて」
老 後 に 備 え て
(%)
70
60.2
旅行・レジャー資金
位は前回と同様に「結婚資金」であった。第3
24. 5%(同+1. 0ポイント)は年々増加傾向にあ
10
47.3
29.4
24.5
21.2
自動車の購入資金
耐久消費財の購入資金
8.2
り、どちらも今回過去最高の割合となっている。
貯 蓄 が 趣 味
7.9
年齢別では、
「30歳以上」になると「病気や
自 己 啓 発 資 金
7.7
不測の事態に備えて」
(40. 6%)と「老後に備
両 親 の 勧 め で
7.2
(N=571)
えて」(46. 3%)が急激に増加している。
【貯蓄のタイプ】
④あなたの貯蓄のタイプはどれですか?
⑤〈毎月定額貯蓄をしている方〉
ボーナス月や臨時収入があったときのみ貯蓄
定額ではなく余った分を貯蓄
毎月定額だがボーナス月に限り増額
毎月定額を貯蓄
全体
(N=571)
38.2
∼24歳
(N=179)
35.8
25∼29歳
(N=204)
39.2
24.0
24.0 0.5 10.3
30歳∼
(N=175)
39.4
26.9
20.6 1.1 8.6
24.2
23.1
1.1 10.0
毎月いくら貯蓄にまわしていますか?
毎月定額を貯蓄にまわす人(
「毎月定額を貯
蓄」+「毎月定額だがボーナス月に限り増額」)
は全体の61. 3%(前回比▲5. 6ポイント)、毎月
の定額貯蓄額は平均4万円(前回比▲2, 000円)
とそれぞれ前回調査より減少した。
3.4 1.6
1.7 11.2
27.9
18.4
1.5 0.5
2.3 1.1
日常使用する口座に
残高があるのみで
意識的な貯蓄はしていない
年齢別にみると、毎月定額貯蓄をしている人
貯蓄していない
無回答
毎月の平均定額貯蓄額
全 体
4万円
月平均4万2, 000円を貯蓄しており、堅実志向
24歳以下
3万7,000円
25 ∼ 29歳
4万円
が高いことがうかがえた。
30歳以上
4万2,000円
が多かったのは「30歳以上」
(66. 3%)で、毎
(%)
2.5 0.9
自宅
4万円
自宅外
3万6,000円
⑥現在利用している金融商品は何ですか?
(複数回答)
現在利用している金融商品の上位3項目は
「銀行定期預金(普通・積立含む)
」
・「郵便局定
期貯金(通常貯金含む)」
・「財形貯蓄」であった。
その他
債券
株式
ひめぎん情報 2009.新春号
社内預金
ている商品となっている。
生命・損害保険
︵貯蓄性が高いもの︶
たが、2005年以降増加傾向にあり、人気が高まっ
投資信託
の割合は2001年∼2004年はわずか2∼3%だっ
財形貯蓄
(2. 3%)を合わせると20. 5%を占めている。こ
郵便局定期貯金
︵通常貯金含む︶
銀行定期預金
︵普通・積立含む︶
第4位の「投資信託」(18. 2%)、第7位の「株式」
【現在利用している金融商品】
(%)
90 82.0
(N=571)
80
70
60
50
40
22.2 22.1 18.2
30
14.0
20
4.7 2.3 1.4 1.9
10
0
27
⑦(⑥の金融商品を)
利用することになったきっ
かけは何ですか?(複数回答)
金融商品を利用することになったきっかけ
は、
「家族の勧め」(39. 2%)
、「友人・知人の勧
め」(19. 1%)など、身近な人の勧めで利用す
その他
セミナー
新聞・広告
その他
社内預金
郵便局定期貯金
株式
分散投資
担当者のアドバイス
将来の値上がり
37.5
40
30
22.8 22.4
20
19.3
14.7
5.1
10
商品の豊富さ
知名度
店舗の雰囲気
金利
0
受付・案内・接客サービス
28
5.4
44.8 44.1
50
店舗・ATMの多さ
を占めていた。
9.8
(N=571)
親切なサービス
安心」(44. 8%)を重視する人が多く、約4割
12.1
【金融機関を選択する際に重視すること】
安全・安心
が多かったが、金融機関を選ぶ際にも「安全・
17.3
(%)
60 54.8
店舗の近さ
金融商品を選択する際に安全性を重視する人
インターネット
性を重視する人が多い。
28.2
現金に換えやすい
舗の近さ」(54. 8%)が半数以上を占め、利便
32.4
取扱金融機関が
信用でき安心
金融機関を選択する際に重視することは、
「店
(N=571)
利回りのよさ
機関が信用でき安心」(28. 2%)と続いている。
すか?(複数回答)
3.2
【金融商品を選択する際に重視すること】
(%)
60 51.1
50
40
30
20
10
0
次に「利回りのよさ」(32. 4%)
、「取扱金融
⑩金融機関を選択する際に重視することは何で
7.2
0.7
元本の保証
性を重視する人が多い。
13.3 12.1
債券
⑨金融商品を選択する際に重視することは何で
本の保証」(51. 1%)が半数以上を占め、安全
0.4
(N=571)
財形貯蓄
る。
金融商品を選択する際に重視することは、
「元
1.8
8.6
投資信託
損害保険に関心を持っている人が多くなってい
16.1 15.4
銀行定期預金
18
16
14
12
10
8
6
4
2
0
事態に備えて」が増えていることもあり、生命・
すか?(複数回答)
4.2
【今後利用してみたい金融商品】
(%)
20 18.2
生命・損害保険
︵貯蓄性が高いもの︶
も多い。Q 2.③貯蓄の目的で、「病気や不測の
10.2
4.2
雑誌・新聞記事
損害保険(貯蓄性が高いもの)
」(18. 2%)が最
(N=571)
チラシ パ・ンフレット
今後利用してみたい金融商品では、
「生命・
渉外担当者
(複数回答)
金融機関窓口
⑧今後利用してみたい金融商品は何ですか?
友人・知人の勧め
家族の勧め
るようになる人が多い。
【利用することになったきっかけ】
(%)
45 39.2
40
35
30
25
19.1
20
15.4
11.0
15
6.5
10
5
0
ひめぎん情報 2009.新春号
Q3.
【家に入れるお金】
①〈自宅の方〉家に毎月いくらお金を入れてい
(N=462)
無回答2.4
ますか?
②〈自宅の方〉家事(家族の炊事、洗濯等)は
入れて
いない
27.3
どの程度していますか?
実家で暮らしている独身OLのなかで、家に
生活費を
「毎月入れている」人は全体の66. 2%
(前
回比▲1. 2ポイント)と前回より減少した。一方、
(%)
時々入れて
いる 4.1
毎月
入れて
いる
66.2
平均
3万1,000円/月
毎月家に入れるお金は、月平均3万1, 000円(同
+2, 000円)と調査開始以来過去最高の金額と
平均3万円/回
【家事】
なっている。
(N=462)
無回答3.9
家事を「毎日している」人は17. 5%と前回調
査より0. 7ポイント減少しており、大半の人が
全く
していない
19.3
家事をほとんど家族に任せているようである。
しかし、「30歳以上」では家事を積極的に手伝
毎日
している
17.5
(%)
う傾向があり、
「毎日している」が約3割を占
あまり
していない
26.2
めていた。
週に
2∼3回
している
33.1
③〈自宅外の方〉生活費(家賃を含む)は毎月
いくらぐらいですか?
県内で一人暮らしをしている独身OLは全体の
18. 6%で、家賃を含む生活費は月平均8万8, 000
円(前回比±0円)であった。家賃・食費等の
生活費の負担が大きいなかで、貯蓄やお小遣い
【毎月の生活費(自宅外)平均8万8,000円】
(%)
(N=106)
5∼8万円
37.7
∼4万円 6.6
9∼12万円
35.9
13万円以上 10.4
無回答 9.4
をやりくりしないといけないため、一人暮らし
は特に堅実なマネー感覚が重要となってくる。
ひめぎん情報 2009.新春号
29
Q4.
①普段のマネー管理はどうしていますか?
【マネー管理】
(複数回答)
普段のマネー管理を「何もしていない」人は
全体の約4割(37. 8%)で、残りの約6割は何
らかのマネー管理を行っている。最も回答が多
か っ た の は「 通 帳 へ 記 帳、 メ モ 等 を す る 」
0
(%)
5 10 15 20 25 30 35 40 45 50
通帳へ記帳、
メモ等をする
39.4
17.2
16.6
20.2
小遣い帳・家計簿
等をつける
11.0
10.8
11.5
請求書・領収書等を
保管・整理する
(44. 8%)であった。
住居別にみると、「自宅外」の人は、
「小遣い
44.8
46.1
37.8
37.7
38.5
何もしていない
帳・家計簿等をつける」(20. 2%)、
「請求書・領
全体(N=571)
自宅(N=462)
収書等を保管・整理する」
(11. 5%)などのこ
自宅外(N=106)
まめなマネー管理法が「自宅」の人に比べ多く
なっている。
②普段財布にいくら入れていますか?
③あなたはクレジットカードを持っていますか?
独身OLが普段財布に入れている金額は平均
1万3, 840円(前回比+760円)であった。ここ
4年間は1万3, 000円前後であり、財布の中身
【財布の中身】
無回答 7.3
2万5,000円以上 14.7
(N=571)
(%)
∼1万円
未満 ∼1万5,000円未満
32.8
17.2
∼5,000円未満 8.8
∼2万5,000円未満 14.5
∼2万円未満 4.7
に大きな変化はないようだ。回答最高金額は
「7万5, 000円」
、最低金額は「500円」で、最も
多かった回答金額は「1万円」(32. 4%)であっ
【クレジットカードの所有】
た。
無回答 6.3
クレジットカードの所有については、全体の
80. 7%(前回比▲6. 2ポイント)が一人当たり平
均2. 1枚(前回同様)持っている。
(N=571)
持って
いない
13.0
(%)
持って
いる
80.7
平均2.1枚
30
ひめぎん情報 2009.新春号
Q5.
①ボーナスの支給状況はどうなっていますか?
【ボーナス支給状況】
(N=571)
②今回のボーナスの予想金額に対して満足して
いますか?
無回答 3.6
最 近 の 景 気 の 低 迷 が 反 映 し て い る た め か、
「ボーナスはない」と回答した人が15. 6%と調
査開始以来最も多くなっている。一方、年に1
年1回ある
2.5
ボーナス
はない
15.6
(%)
回∼数回「ボーナスがある」と回答した人は
年2回
(夏・冬)
ある
78.3
ボーナス「あり」
支給予想金額
平均28万8,000円
80. 8%(前回比▲1. 4ポイント)で、過去最低と
なっている。ボーナスの支給予想金額は平均
28万8, 000円(同+2, 000円)であった。昨年の
予想金額より若干増加しているものの、
「ボー
ナスはない」と回答している人が増えているこ
【支給予想金額に対する満足度】
(N=461)
無回答 5.2
とや、最近の景気・経済状況のことを考えると、
満足
10.0
実際にもらえる金額は今回予想より少なくなる
可能性がある。
ボーナスの支給予想金額については、「納得」
している人が約半数(51. 6%)を占めている。
「満
不満
33.2
(%)
納得
51.6
足」は10. 0%(前回比▲18. 9ポイント)、
「不満」
が33. 2%(同+16. 3ポイント)と不満を感じて
いる人も多い。
ひめぎん情報 2009.新春号
31
ボーナスの使いみち
a 貯蓄
ボーナスで貯蓄する人 全体の83. 3%(前回83. 5%)
(N=461)
無回答 5.4
貯蓄する平均金額 14万3, 000円(前回14万5, 000円)
貯蓄
しない
11.3
ボーナスを貯蓄にまわす人は全体の83. 3%(前
回比▲0. 2ポイント)、貯蓄額は14万3, 000円(同
(%)
▲2, 000円)であった。ボーナスの約半分を貯
貯蓄する
83.3
蓄にまわす傾向は例年通りであった。年齢別に
みると、「30歳以上」は貯蓄すると回答した人
が85. 0%と最も多い。
b 買い物
ボーナスで買い物をする人 全体の70. 7%(前回72. 9%)
買い物にあてる平均金額 7万1, 000円(前回7万3, 000円)
ボーナスで買い物をする人は70. 7%(前回比
▲2. 2ポイント)
、平均金額は7万1, 000円(同▲
【購入予定品目(複数回答)】
0
靴 ・ バ ッ グ
購入予定品目は、「洋服」
(80. 3%)や「靴・
化 粧 品
セサリー」(23. 6%)と身の回り品が中心であっ
た。
40
60
80
洋 服
2, 000円)であった。
バッグ」
(60. 7%)、「化粧品」(28. 8%)
、「アク
20
60.7
28.8
アクセサリー
家 電 製 品
スキー・スノボー用品
23.6
5.9
3.1
家 具
1.8
自 動 車
0.6
そ の 他
(%)
100
80.3
(N=326)
3.1
c 旅行・レジャー
ボーナスで旅行・レジャーをする人 全体の43. 8% (前回44. 7%)
旅行・レジャーにあてる平均金額 8万3, 000円 (前回7万3, 000円)
ボーナスで旅行・レジャーをする人は43. 8%
【旅行・レジャーの内容(複数回答)】
(前回比▲0. 9ポイント)と前回調査とほぼ変わ
らなかったが、それにあてる金額は8万3, 000
0
10
20
30
40
50
(%)
60
55.5
国内旅行
円と1万円増加した。
旅行・レジャーの内容をみると、「国内旅行」
(55.5%)に人気が集中している。第2位の「海
外旅行」(19. 8%)は前回調査より8ポイント
海外旅行
19.8
外 食
18.8
8.9
スキー・スノー ー
増加している。原油価格が下がっていることや
最近の円高基調が影響しているのだろう。
32
そ の 他
0.5
(N=202)
ひめぎん情報 2009.新春号
d ローン・クレジットの返済
ボーナスでローン・クレジットを返済する人 全体の14. 3% (前回9. 5%)
ローン・クレジットの返済にあてる平均金額 7万4, 000円 (前回9万7, 000円)
ボーナスでローン・クレジットを返済する人
は14. 3%(前回比+ 4. 8ポイント)で、ローン・
【ローン・クレジットの内容(複数回答)】
0
クレジットの返済にあてる平均金額は7万4, 000
円(同▲2万3, 000円)となっている。1996年
の調査開始からみてみると、ボーナスでローン・
クレジットを返済する人の割合と返済金額とも
5
10
15
20
25
30
(%)
35
ファッション関係
33.3
21.2
自 動 車
6.1
旅 行 費 用
に減少傾向にあり、なるべくローンに頼らず堅
実な暮らしをする独身OLが増加している。
耐久消費財
ローン・クレジットの内容をみると、
「ファッ
そ の 他
(N=66)
1.5
19.7
ション関係」と「自動車」が多くを占めている。
e 家に入れる(両親に渡す)
ボーナスを家に入れる(両親に渡す)人 全体の26. 3% (前回23. 9%)
家に入れる(両親に渡す)平均金額 4万2, 000円 (前回4万3, 000円)
4人に1人(26. 3%)がボーナスを「家に入
(N=461)
れる」
(両親に渡す)と回答し、その平均金額
はボーナス(28万8, 000円)の約15%にあたる
無回答
17.7
平均4万2, 000円(前回比▲1, 000円)であった。
最も多かった回答金額は「5万円」(31人)で、
次いで「3万円」(27人)、
「2万円」(25人)と
続いた。
家に
入れる
26.3
(%)
平均
4万2,000円
予定はない
56.0
ひめぎん情報 2009.新春号
33
元気な愛媛
ひめぎん情報センター
清水 八重
写真提供:道後温泉事務所
道後温泉本館(松山市)
暮らしやすい愛媛
34
1990年頃の日本は「低い居住水準・長時
の差がわかる平均消費者物価地域差指数
間労働・高物価」でしたが、現在では「高
(2007年:総務省)をみると、全国を100と
い居住水準・アメリカより短い労働時間・
した場合、松山市は98.8、東京都を100とし
比較的低い物価水準」と、日本の構造的問
た場合も松山市は89.0となっており、全国や
題点が解消され、住みやすい国となってい
東京に比べて松山市の物価の低さがよくわ
ます。一方、アメリカ・イギリス・BRICs
かります。一方、愛媛県の2007年の各世帯
(ブラジル・ロシア・インド・中国)など世
の1ヶ月の平均消費支出額(総務省「家計
界をリードしている国は、ずいぶん住みに
調査」
)は、
288,643円(全国平均297,139円)と、
くくなっています。物価の高いロンドンで
全国33位の低さとなっています。愛媛県と
は地下鉄の初乗り運賃が4ポンド=約560円
東京都の平均支出額(326,281円)とを比較
(1ポンド=約140円で概算:2008年11月時
すると37,638円も差があり、年間にすると
点)と、世界と比べても日本は住みやすい
451,656円も違ってくることになります。ま
国ということがわかります。
た、
所得に対する消費の割合(平均消費性向)
日本国内においては、地域間の物価水準
では67.8%(総務省「家計調査」
)と、全国
ひめぎん情報 2009.新春号
40位(2007年)の低さです。愛媛県は物価
1%経済と言われている愛媛県ですが、
が低いため、生活費が安くすみ、非常に暮
自然の恵みや環境力、第一次産業の底力、
らしやすい事がわかります。
豊かな伝統文化、豊富な金融資産などを総
そして、この消費性向の低さが、愛媛県
合すると、1%経済どころではありません。
では貯蓄の多さにつながっています。愛媛
そのため、愛媛県はこれからの日本を支え
県の個人預貯金残高は、全国の641兆8,737億
ていく重要な責任を担っているものと考え
円に対して7兆8,148億円(2006年:金融広
られます。
報中央委員会)で1.2%となっています。
愛媛県の気質・人情
①気質
あとセキスイハウスが地震に強いというこ
愛媛県の気質について、
「伊予の建て倒れ」
とで全国で注目を浴びています。愛媛の“入
という言葉があります。愛媛県の農漁村の
母屋づくり”が第二のセキスイハウスにな
経済的な豊かさを背景に、菊間瓦の特性と
れば…と夢が広がります。
ことわざ
共に、住まいの文化的風土に通じた 諺 です。
四国4県の気質と人情
愛媛は家の建築にお金をつぎ込む人が多く、
旧
国
名
特に瀬戸内海沿岸の農村や漁村では、全国
でも珍しいほど豪壮な入母屋づくりの家が
伊 予
的な建築様式の一つで、城や寺院、純和風
愛 媛
あります。入母屋づくりとは、日本の伝統
住宅などの屋根によく用いられています。
には耐震性を備えていけば、大きな強みと
「建て倒れ」
「伊予の学者」
「賭け倒れ」
「讃岐男」
香川は江戸時代から博打 阿波では女性は働き者で、
(賭け事)が好き。
優男の讃岐の人との縁結
びを求めた。
阿 波
は不可能ではありません。神戸の大震災の
徳 島
なり、愛媛の建築物を全国に発信すること
②人情
家の建築に金をつぎこむ。 江戸時代に八藩に分割さ
特に瀬戸内海沿岸の農村 れていたが松山藩と大洲
や漁村では、全国でも珍 藩の領地が平和的に交換
しいほど豪壮な入母屋づ されたり、藩界争いがほと
んどなかったことが全国
くりの家が多い。
でも珍しい。
各藩は藩校を設けて藩士
の子弟の教育に熱心。
讃 岐
を守りながら新たな技術も取り入れ、さら
香 川
愛媛の建築は、古くから伝わる建築技法
①気質
「着倒れ」
「飲み倒れ」
写真提供:松山市 松山城 関連施設 指定管理者
伊予鉄道株式会社 松山城総合事務所 「阿波女」
徳島の人は倹約家ではある 阿波では女性は働き者で、
が、着物には惜しみなく支 優男の讃岐の人との縁結
出する生活観を持っている。びを求めた。
高知は酒飲みが多い。
「土佐の強武士」
土 佐
高 知
江戸時代の山内氏を通し
て一国一藩土佐の身分制
は厳しく、これが幕末の
坂本龍馬をはじめ多くの
下級武士による志士が出
た最大の理由。
土佐人の異骨相(頑固さ)
も加わって強武士と評さ
れた。
愛媛県:人口1万人当たりの環境衛生関係
愛媛県
理髪店
美容院
浴 場
松山城 天守(松山市)
ひめぎん情報 2009.新春号
都道府県順位
15 ヶ所
8位
22 ヶ所
10位
3.6 ヶ所
5位
資料:厚生労働省大臣官房統計情報部「衛生行政報告例」
35
な働き手となる若者を県内にとどめるため
②人情
え
愛媛の県名は、古事記の「伊予ノ国を愛
ひ
には、これからは大学を中心とした学校教
め
比 売 と謂ひ」からとったものといわれてい
育の充実、あるいは地元企業に就職できる
ます。愛比売とは伊予の国にやどる女神で、
職場環境づくりが必要となってきます。
「美しい」女神・
「いとおしく華麗な」女神
愛媛県の東予では、電気・製紙・化学・
という意味があります。この「愛比売」が「愛
機械・造船・縫製・食品など、製造業を中
媛」に転化したのですが、全国のなかで県
心とした多くの企業が立地し目覚ましい活
名が古事記に由来しているのは愛媛県だけ
躍をしています。また、
中予・南予地域では、
です。
コールセンター等の情報関連企業の進出や
つよ
「讃岐男に阿波女、伊予の学者に土佐の強
大型小売店の立地がみられます。企業立地
ぶ し
武士」という諺があります。愛媛県(伊予国)
の拡がりは、雇用の増加や賃金水準の向上
は江戸時代に八藩(西条・小松・今治・松
等、地域経済にプラスの効果をもたらしま
にい や
山・新 谷・大洲・吉田・宇和島藩)に分割
す。
されており、各藩は藩校を設けて藩士の子
愛媛県は住友グループ発祥の県であり、
弟の教育に熱心でした。そのため、愛媛県
このことは当県にとって大変重要なことだ
は「伊予の学者」といわれています。
と思います。大分のキヤノンや三重のシャー
愛媛県は子供の教育に熱心な「教育県」
プなどの成功事例もあるため、産学官連携
としても知られており、進学率も高く、県
をさらに進め、協働により“ふるさと立地”
外の大学に出て行く人も多い県です。重要
に意欲的に取り組まなければなりません。
写真提供:
(財)松山観光コンベンション協会
明教館(松山東高等学校敷地内)
36
ひめぎん情報 2009.新春号
別子銅山(愛媛県新居浜市)
欧米諸国が産業革命に必要とした時間は、
中でも剛腕で知られています。広瀬総理事
約100年余りでしたが、日本ではわずか20年
は、すべてを工業先進国の技術者に委ねる
間と、驚くべき短期間で産業革命を成し遂
ようなことはせず、日本人の手による近代
げています。その理由は、真摯なモノづく
化を目指しました。
りの魂が日本人の根底に息づいていたから
特筆すべきは、広瀬総理事が欧米を旅行
です。
した際、米国のロッキー山脈で見たコロラ
ここでは、全国の近代化産業遺産のなか
ドセントラル鉄道からヒントを得て取り入
で最大規模を誇る別子銅山に注目してみた
れた鉱山鉄道が輸送効率を飛躍的に向上さ
いと思います。瀬戸内の銅山・別子は、江
せたことです。
戸期の1691年から昭和期の1973年まで、約
住友本社総理事(二代目)の伊 庭 貞 剛 は
280年の長きにわたり日本の銅生産を支えて
別子の山を自然に還すため、
年間100万本(多
きました。それは日本が開国から近代化、
い時は年間200万本)の植林を施し、現在に
そして高度成長期に向けてひたすらに走り
通じるCSR活動を100年以上も前に行ってい
続けた時代と重なります。別子銅山におけ
ました。後に管理会社として設立された住
る近代化の歴史は、そのまま日本の産業近
友林業が、それらの山林を今日まで住友の
代化の歴史といえるのです。
山として受け継いでいます。近年ではマイ
別子銅山は一貫して住友が経営し、住友
ントピア別子などの観光開発が進み、新居
林業・住友化学・住友重機械工業等の多く
浜市の新たな資源として蘇りつつあります。
い
ば てい ごう
の関連事業を興すことで発展を続け、日本
を代表する住友グループとなりました。
写真提供:
(社)新居浜市観光協会
住友の基盤を守り、発展させたのが初代
さい へい
総理事・広瀬宰 平 であります。38歳の若さ
で別子銅山支配人に就任し、歴代総理事の
写真提供:
(社)新居浜市観光協会
で
旧端出場水力発電所(マイントピア別子端出場エリア内)
第四通洞跡(マイントピア別子端出場エリア内)
※住友共同電力
(株)
所有
※別子銅山閉山までの大動脈
ひめぎん情報 2009.新春号
37
愛媛県は日本一美味しい食べ物の宝庫
“じゃこ天”が第9位に入るほど、愛媛県に
愛媛県は温暖な気候や豊かな自然環境に
は美味しい食べ物がたくさんあります。
恵まれていることもあり、全国でも有数の
農林水産物が生産されています。たとえば、
農産物においては、いよかん(生産量全国
1位)
、
みかん(同2位)
、
キウイフルーツ(同
1位)
、栗(同3位)
、裸麦(同1位)など
が挙げられます。
四国経済連合会による「四国の一次産品
に関するアンケート調査結果」
(図表1)を
みても、愛媛の柑橘類が上位を独占し、全
国的に認知度が高いようです。
水産物では、南予を中心に漁業が発展し
図表1
四国の代表的な一次産品の認知度(上位10品目)
ており、真鯛や真珠の生産量が全国1位と
なっています。全国と愛媛県の漁業生産量
品目
四国外住民
四国住民
愛媛産のみかん
95.5%
99.0%
第2位
愛媛産のいよかん
93.7%
98.1%
約50%にまで落ち込んでいます。一方、愛
第3位
愛媛産のポンカン
86.5%
94.6%
媛県は1984年以降減少傾向にありますが、
第4位
高知産のカツオ
80.6%
98.0%
真鯛や真珠を含めた海面養殖業の生産量が
第5位
なると金時
79.1%
98.4%
第6位
小豆島のオリーブ
70.2%
95.2%
第7位
徳島産のすだち
69.8%
94.6%
第8位
土佐文旦
68.7%
96.8%
2007年に農林水産省が実施した「農村漁
第9位
室戸海洋深層水
65.8%
96.5%
村の郷土料理百選」というインターネット
第10位
四万十川の青のり
64.9%
96.5%
(海面漁業+海面養殖業)の推移(図表2:
第1位
1980年=100)をみると、全国は2006年には
全国6位と盛んなこともあり、1992年以降
は70%を維持しています。
人気投票では、
“宇和島鯛めし”が第7位、
資料:四国経済連合会「四国の一次産品に関するアンケート調査結果」
図表2
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38
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ひめぎん情報 2009.新春号
期待される愛媛の農林水産業
愛媛県の第一次産業(農林水産業)は、
食料自給率が回復することで、第一次産業
県内総生産額の2.6%(2005年度:内閣府「県
の活性化⇒環境技術(農業技術)の向上⇒
民経済計算」
)を占め、全国平均の1.2%と比
該当企業の業績向上⇒第一次産業従事者の
べると高い水準にはありますが、最近の食
所得向上⇒環境改善へと繋がっていくこと
料自給率の低下を考えますと、第一次産業
が期待されます。
がより一層発展することが重要となってい
忘れがちだった水産資源においても争奪
ます。
戦が始まろうとしています。世界の漁獲高
世界的に食物価格が上昇する中、日本の
が2006年 に は1990年 の1.5倍 と な っ て お り、
食料自給率は40%(2007年度:農林水産省)
水産物に対するニーズも急増しています。
で、先進国の中では、その低さが目立って
特に、中国では一人当たりの水産物の消費
います。政府は今後、この自給率を50%に
量がほぼ同期間に2倍以上になっています。
まで引き上げようとしています。50年前の
天然の水産物の漁獲高があまり増えない中
イギリスの食料自給率は今の日本と同じ
で、人々の旺盛な食欲を養殖で賄っている
40%でした。しかし、地道な努力で、現在
のです。今後の世界人口の増加を考えると、
イギリスは70%(2003年)まで回復させて
「愛媛が誇る養殖」への期待も大きくなりそ
います。愛媛県の食料自給率は37%(2006
うです。
年度)と、全国の40%よりも若干低くなっ
全国に誇れる愛媛県内の農林水産物がひ
ていますが、愛媛県西条市の食料自給率は
とりでも多くの人に地産地消され、県外あ
70%と、県内でも素晴らしいお手本があり
るいは海外へと広がり、食料自給率のアッ
ます。日本も50%といわず、
アメリカ
(128%:
プだけでなく、第一次産業の活性化につな
2003年)やフランス(122%:2003年)のよ
げていく大きなチャンスが到来しています。
うに120%を目指して頑張りたいものです。
ひめぎん情報 2009.新春号
39
豊かな自然−水と太陽と風
しています。
太陽が植物や作物の成長に与える影響は
大きく、日照時間が長い愛媛県は、農業・
林業などの第一次産業に適した地域と言え
ます。また、この“日の光”の多さは、
「太
陽光発電」や「屋上緑化」の普及にも適し
ており、
“省エネ”のほか、
“CO 2 排出量の
削減”に役立ち、温暖化防止対策として効
瀬戸内海を見下ろす四国山地は、西日本
果が期待できます。
最高峰の石鎚山をはじめとする豊かで変化
経済産業省では、
「2030年までに、太陽光
に富んだ自然の宝庫となっています。
“四国
を電力に変換する効率を40%超にまで引上
の屋根”とも呼ばれる四国カルストは、日
げ、発電コストも火力発電に並ぶまで下げ
本三大カルストの一つとして知られており、
る」ことを目指しております。また、日本
高山植物が生い茂っていますし、また、森
は「低炭素社会づくり行動計画」の中で、
の奥深くからは、美味しい水も湧き出して
2050年までに国内の温暖化ガスの排出量を
います。平成20年6月、環境省から「平成
現状から60 ∼ 80%削減する目標を出してい
の名水百選」に、新居浜市の「つづら淵」
ま す。 実 現 に 向 け、 太 陽 光 発 電 導 入 量 を
が選ばれました。すでに、
「昭和の名水百選」
2020年に現状の10倍、2030年には40倍にす
に、西予市の「観音水」
、松山市の「杖ノ淵」
、
るなどの方針が盛り込まれています。この
西条市の「うちぬき」が選ばれていました
目標達成に向けて、愛媛県は大きな役割を
ので、県内では、これで4箇所となります。
果たせるのではないでしょうか。
さらに、ありがたいのは太陽光の恵みと、
同様に、佐田岬半島にある“伊方町”で
風の恵みです。愛媛県は、豊富な“日の光”
進められている「風力発電」も環境にやさ
に溢れており、年間日照時間の長さは、全
しい、脱炭素社会に適したエネルギーとし
国の中でも10位前後(図表3参照)に位置
て注目を集め、期待されています。
図表3
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40
ひめぎん情報 2009.新春号
海洋(海運業・造船業)に関する愛媛の力
の建造量を誇っていますし、船主も“愛媛
船主”として、世界的にその名を知られる
ほど、
この今治地域に集中しています。また、
愛媛船主は造船所とのつながりも深く、海
事関連産業が共栄共存できる姿を示してい
ます。弓削商船高等専門学校をはじめとし
て、海洋学に関するトレーニングをしてい
る学校や船舶に使う機械メーカーからエン
愛媛県は、瀬戸内海式気候と呼ばれる“年
ジンメーカーまで海洋に関する産業・教育
間を通じて、降水量が少なく、晴天が多い”
機関がここを地場にしており、大変活力の
温暖な気候に恵まれています。この恵まれ
ある地域となっています。産業やこの隆盛
た気候を利用して、瀬戸内海沿岸では古く
を支えているのは、
“愛媛の造船技術”にほ
から塩田開発が盛んに行われてきました。
かならず、この優秀な技術は、これから環
その塩を運ぶための輸送手段として“船を
境など他分野への転用も期待できると思い
作り、物資を運ぶ”という海上交通も発達
ます。
してきました。時代を経るにつれ、運搬す
また、瀬戸内海地域の経済は、重厚長大
る物資も、塩から他の物へと広がり、また、
型産業がけん引役を果たしております。少
船自体も、木造船から現在の鉄鋼船へと変
しかげりが見え始めましたが、新興国への
わってきました。
輸出を背景に、鉄鋼や化学の装置産業、造船、
近年、新興国の急成長を背景とした、世
自動車、機械の組み立て加工業が生産を続
界的に活発な物資の輸送手段として、船舶
けています。環境関連分野への事業展開も
需要は高く、そのため「造船・海運業」の
盛んで、瀬戸内工業地帯を中心とした製造
活況が永らく続いています。愛媛県の海運
業はしたたかな変化を遂げております。こ
業は日本全体の約4分の1(25 ∼ 30%)
、
の様に、
瀬戸内「愛媛」の“重厚長大パワー”
世界規模でも約5%を占めています。愛媛
はトヨタの「愛知」
、シャープの「三重」
、
県の造船量に関しては、全国の約30%となっ
キヤノンの「北九州」に匹敵するものだと
ています。中でも、今治造船㈱は、日本一
思われます。
<瀬戸内海地域の重厚長大型産業>
【山口県】・ブリヂストン(下関市)
【広島県】・マツダ(広島市)
・ツネイシ(福山市)
【岡山県】・三菱自動車(倉敷市)
・日本ゼオン(倉敷市)
【愛媛県】・東レ(松前町)
・住友金属鉱山(西条市)
【香川県】・東洋炭素(三豊市)
・タダノ(さぬき市)
ひめぎん情報 2009.新春号
・トクヤマ(周南市)
・三菱重工(三原市)
・横浜ゴム(尾道市)
・JFEスチール(福山市)
・ジャパンエナジー(倉敷市)
・三井造船(玉野市)
・帝人グループ(松山市)
・今治造船グループ(今治市)
・大王製紙(四国中央市)
・川崎造船(坂出市)
・三菱化学(坂出市)
41
エコ・ツーリズムの最適地
42
愛媛県は、外海から隔てられた、おだや
人と、前年と比べて3.9%増えており、2年
かな瀬戸内海を生活の場として、古くから
連続増加しています(国土交通省海事局「海
船舶による交通が発達してきました。近年
事レポート」
)
。2008年7月神戸経済同友会
は、飛行機・新幹線・自動車・バスなど、
は瀬戸内海「周遊体験クルーズ」を企画し、
より便利な交通手段が発達し、大都市圏と
豪華客船「ぱしふぃっくびいなす」号で2
の距離感は一層縮まりました。その結果、
泊3日、約480名が神戸・広島・生口島・高
船舶の利用度も低くなってきましたが、世
松・小豆島と瀬戸内海クルーズを満喫した
界的に環境破壊に対する危機意識が高まる
そうです。松山観光港を起点に四国一周ク
中、自動車などに比べ CO 2の排出量が少な
ルーズが人気を集め、国内だけでなく海外
い船舶が、再び環境にやさしい交通手段と
からも人々が集まり、日本の一つの観光ルー
して見直されてきています。
トとして定着すれば・・・と夢が広がります。
愛媛県では、船舶の利用が生活の一部と
エコ・ツーリズムでは、2008年4月に発
しても根付いており、利用者も多くいます。
足した「宇和島シーカヤッククラブ」が注
愛媛県内の港での乗降客数は年間608万人
目されています。このクラブは、日本政策
(2006年)で、全国の港の乗降客数の約5%
投資銀行の「地域づくり健康診断」から企画・
を占めており、都道府県の中では第7位の
開発され“田之浜”の観光資源「サンゴ」
多さとなっています(国土交通省「港湾調
の 保 全 に 配 慮 し な が ら、 自 然 と 触 れ 合う
査年報」
)
。こうした、船舶利用者の多さは、
「シーカヤック」を楽しむエコ・ツーリズム
それだけ空・陸上交通利用が抑制されてい
であります。
ることなので、環境保全の上では貢献して
このように、瀬戸内海は愛媛県にとって、
いると言えます。
環境の上からも、食べ物の上からも、そし
瀬戸内海は、
「瀬戸内海国立公園」に指定
て観光の上からも貴重な“資源”となって
されており、景観としても、多くの島々が
います。豊かな自然に囲まれて、美味しい
点在する、風光明媚な多島美を形成してい
ものを食べ、美しい景色を眺めて、贅沢な
ます。その上、新鮮な魚介類が豊富に獲れ、
時間を過ごす場所として、愛媛県は魅力に
まさに自然の宝庫と言えます。
満ち溢れています。まさに愛媛県はグリー
近年、クルーズ利用者が増加傾向にあり
ン・ツーリズム、エコ・ツーリズム、ヘルス・
ます。2007年のクルーズ利用者は18万4,000
ツーリズムの最適地なのです。
ひめぎん情報 2009.新春号
「国宝県」愛媛
国宝とは、博物館や美術館、寺院や神社
さらには個人が保存・所有している日本の
「国の宝」と認められた美術・工芸品、建築
物などです。
愛媛県には、国宝が12件あり、全国1,076
件の約1.1%に当たりますが、47都道府県の
中では、11位と上位にあります。
都道府県別では、京都や奈良だけで全国
の42%を占め、大阪・滋賀・和歌山・兵庫
国宝件数の多い都道府県(平成20年)
都道府県
都道府県
順位
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
京 都
東 京
奈 良
大 阪
滋 賀
和歌山
兵 庫
国宝
件数
253
236
203
61
55
36
19
都道府県
都道府県
順位
国宝
件数
7位
広 島
19
9位
神奈川
18
10位
栃 木
16
11位
愛 媛
12
11位
福 岡
12
13位
静 岡
11
14位
山 口
9
※全国総件数=1,076件
資料:文化庁「国宝・重要文化財都道府県別指定件数一覧」
写真提供:
(財)松山観光コンベンション協会
など古代の畿内やその周辺の県を合わせる
と、全国の約60%となっています。これは、
古代からの歴史的な文化発展の地域で、そ
の先進地であったことによります。東京都
が京都に次いで多いのは、江戸に徳川幕府
があったことに加えて、明治政府が国宝を
東京に集め、国立の美術館や博物館に収蔵
したことによります。中・四国で広島や愛
媛、山口などの瀬戸内海側の県に多いのは、
文化の先進性が畿内に通じていたことを示
石手寺 仁王門(松山市)
石手)の3か所で、大宝寺は鎌倉時代前期
しています。
愛媛県内の国宝12件のうち8件は、すべ
のもので県内最古のお寺です。太山寺は入
おおやまずみ
て今治市大三島町の大山祇神社の社宝です。
よろい
た
母屋づくりの屋根が豪壮で、真言密教の建
ち
鎧 4領、太 刀 3口、鏡1面で、伊予水軍の
物だそうです。石手寺の仁王門は鎌倉時代
ぶき
みち のぶ
武将であった河野通 信 が源平合戦で勝った
こんいとおどしよろい かぶと
後期の建築物で、屋根は本瓦葺 の入母屋づ
おおそで つ
お礼に奉納した紺糸 威 鎧と兜、大袖付きの
くりで全体に均整がとれていることで全国
1領は、日本3大鎧のひとつとなっていま
でも有名となっています。
よし
す。残りの鎧3領は、社伝によると、源義
つね
あかいとおどしよろい
よりとも
経が奉納したという赤糸 威 鎧、源頼朝奉納
むらさき あや おどし よろい
の 紫 綾 威 鎧、平安時代初期で国内最古の
おもだかおどしよろい
鎧といわれている沢潟 威 鎧があります。太
刀3口は、鎌倉時代から南北朝にかけての
おお た
ち
もので、中には長さ1.8メートルの大 太刀 が
あります。
国宝12件のうち3件は建造物で、すべて
松山市にあります。大宝寺(本堂:南江戸)
・
〔参考資料・参考文献〕
・
「愛媛・新風土記」
(財団法人愛媛文化振興財団発行・
横山昭市著・平成12年)
・
「暮らしと金融なんでもデータ(平成19年)
」
(金融広報
中央委員会発行・平成19年)
・環境省HP(http://www.env.go.jp/)
・経済産業省HP(http://www.meti.go.jp/)
・国土交通省HP(http://www.mlit.go.jp/)
・首相官邸HP(http://www.kantei.go.jp/)
・総務省統計局HP(http://www.stat.go.jp/)
・内閣府HP(http://www.cao.go.jp/)
・農林水産省HP(http://www.maff.go.jp/)
・文化庁HP(http://www.bunka.go.jp/)
太山寺(本堂:太山寺町)
・石手寺(仁王門:
ひめぎん情報 2009.新春号
43
第72回 愛媛県内企業動向調査
― 2008年度上期実績及び2008年度下期見通し ―
【調査要領】
1.調査目的 愛媛県における企業の実態と景気動向の把握
2.調査対象 愛媛県内に事務所を置く法人企業等
3.調査方法 郵送によるアンケート調査
4.調査時期 2008年10月下旬
5.調査期間 当 期 実 績 2008年度上期(2008年4月∼ 2008年9月)
来期見通し 2008年度下期(2008年10月∼ 2009年3月)
6.調査項目 業況についての総合判断、売上高、収益、在庫、資金繰り、雇用の動向、設備
投資の動向、経営上の問題点など
7.回答状況
生
産
流
通
業 種
調査企業数
(社)
回答企業数
(社)
回答率
(%)
構成比
(%)
全 産 業
784
365
46.6
100.0
製 造 業
218
103
47.2
28.2
建 設 業
134
55
41.0
15.1
農林水産業
45
15
33.3
4.1
卸 売 業
99
48
48.5
13.2
小 売 業
110
43
39.1
11.8
不 動 産 業
22
12
54.5
3.3
運輸・通信業
83
57
68.7
15.6
サービス業
73
32
43.8
8.8
(注)DIは、業況判断が「好転」企業の割合−「悪化」企業の割合、
売上高、収益、在庫が「増加」企業の割合−「減少」企業の割合、
資金繰りが「楽である」企業の割合−「苦しい」企業の割合、
雇用が「過剰」企業の割合−「不足」企業の割合を表す。
44
ひめぎん情報 2009.新春号
【概 要】
業況判断
業況の厳しさが増してきている
①[当期実績DI]
「好転した」と
全産業ベースで▲27(前期比▲19ポイント)と、前期から大幅に悪化し、
答えた企業割合より「悪化した」と答えた企業割合のほうが多い「悪化超」の状況。部門別
では、生産部門が▲24(同▲6ポイント)
、流通部門が▲28(同▲31ポイント)で、両部門と
もに悪化した。
②[来期見通しDI]
全産業ベースで▲18(当期比+9ポイント)と、当期よりは改善すると見込んでいる企業
が多い。もっとも、全体では前期に引き続き「悪化超」の状態である。部門別では、生産部
門が▲15(同+9ポイント)、流通部門が▲22(同+6ポイント)となっており、両部門とも「悪
化超」の状況となっている。特徴的なことは、紙・パルプが、原油安・円高により好調予想
を持っている。
③ 全産業ベースのDIは、2003年度下期から「好転超」と「悪化超」を繰り返しながらも
上昇傾向にあったが、2007年度上期から3期連続で「悪化超」となり、下降傾向が見られる。
さらに、2008年度下期も「悪化超」の予想となっており、景気の後退感が増していることが窺える。
<業況判断DI>
2006年度上期
2006年度下期
2007年度上期
2007年度下期
2008年度上期 2008年度下期予想
実 績 前期比 実 績 前期比 実 績 前期比 実 績 前期比 実 績 前期比 見 通 前期比
全 産 業
▲ 6
14悪化
+ 9
15改善
▲13
22悪化
▲ 8
5改善
▲27
19悪化 ▲ 18
9改善
生産部門
6悪化 ▲ 15
9改善
▲ 4
14悪化
+ 2
6改善
▲21
23悪化
▲18
3改善
▲24
農 業
−
−
−
−
−
−
▲11
−
−
林 業
−
−
−
−
−
−
−
−
−
水産業
−
−
−
−
−
−
▲30
−
▲ 9
21改善 ▲ 27 18悪化
▲ 7
12悪化
+17
24改善
▲ 5
22悪化
+ 3
8改善
▲28
31悪化 ▲ 22
流通部門
▲100
−
−
+100
−
32
25
(全産業)
20
25
20
14
9
△6
△8
△13
△18
-23
-31
△27
-33
-33
-41
2006年度上期
2006年度下期
2007年度上期
2007年度下期
2008年度上期
6改善
︵好転︶↑︵横ばい︶↓︵悪化︶
業況判断
−
-38
2008年度下期
(注)線グラフはDI(
「好転」−
「悪化」
)の推移を示す。
( は見通し)
ひめぎん情報 2009.新春号
45
売 上 高
全産業ベースで減少、来期は「横ばい」予想
①[当期実績DI]
全産業ベースで▲9(前期比▲19ポイント)と悪化し、売上高が「増加した」よりも「減
少した」と答えた企業割合の方が多い「減少超」となった。部門別では、生産部門が▲11(同
▲10ポイント)
、流通部門が▲6(同▲25ポイント)で、流通部門の悪化幅が大きい。
②[来期見通しDI]
全産業ベースで▲9(当期比±0ポイント)と、
「横ばい」となっている。部門別では、生
産部門が±0(同+11ポイント)、流通部門が▲17(同▲11ポイント)となっている。
③ 2007年度下期には全産業ベースでDIが改善して「増加超」になっていたが、2008年度
上期は「減少超」で、下期は「横ばい」予想となっている。個人消費の落ち込みが激しいこ
とが影響し、流通部門の売上減少幅が大きく、現状の厳しさを表している。
<売上高DI>
2006年度上期
2006年度下期
2007年度上期
2007年度下期
2008年度上期 2008年度下期予想
実 績 前期比 実 績 前期比 実 績 前期比 実 績 前期比 実 績 前期比 見 通 前期比
全 産 業
+5
8悪化
+ 8
3改善
▲14
22悪化
+10
24改善 ▲ 9 19悪化
▲ 9
生産部門
+1
14悪化
+ 2
1改善
▲25
27悪化
▲ 1
24改善 ▲ 11 10悪化
±0
11改善
農 業
−
−
−
−
−
−
+25
±0
100悪化
林 業
−
−
−
−
−
−
水産業
−
−
−
−
−
−
流通部門
+9
2悪化
+13
4改善
▲ 1
14悪化
+19
35
+100
−
−
▲100
−
+100 200改善
▲11
−
▲ 11
±0
▲ 20
28
23
5
25
10
8
△9
△9
△14
-30
-25
-26
-37
2006 年度上期
46
2006 年度下期
2007 年度上期
9悪化
20改善 ▲ 6 25悪化 ▲ 17 11悪化
35
34
(全産業)
−
2007 年度下期
-37
-34
2008 年度上期
2008 年度下期
︵増加︶↑︵横ばい︶↓︵減少︶
売 上 高
75改善
±0
ひめぎん情報 2009.新春号
生産・流通両部門とも「減少超」で推移、
来期も厳しさが続く 収 益
①[当期実績DI]
全産業ベースで▲28(前期比▲15ポイント)と悪化しており、23期連続の「減少超」となっ
た。部門別では、生産部門が▲26(同+1ポイント)、流通部門が▲29(同▲29ポイント)で
あり、流通部門が大幅に悪化した。
②[来期見通しDI]
全産業ベースで▲23(当期比+5ポイント)で、厳しさが続く予想。部門別では、生産部門
が▲22(同+4ポイント)、流通部門が▲24(同+5ポイント)となっており、厳しさが続く。
③ 2008年度上期は、原油を始めとする原材料高騰の影響が企業収益を圧迫し、厳しい状況。
現在も原材料価格は高止まっており、価格転嫁も大半の企業が出来ていないこともあり、来
期も厳しいと予想される。
<収益DI>
2006年度上期
2006年度下期
2007年度上期
2007年度下期
2008年度上期 2008年度下期予想
実 績 前期比 実 績 前期比 実 績 前期比 実 績 前期比 実 績 前期比 見 通 前期比
全 産 業
▲18
13悪化
▲ 3
15改善
▲18
15悪化
▲13
5改善 ▲ 28 15悪化 ▲ 23
5改善
生産部門
3悪化 ▲ 26
4改善
▲21
13悪化
▲11
10改善
▲24
13悪化
▲27
農 業
−
−
−
−
−
−
▲33
−
+ 34 67改善 ▲ 33 67悪化
林 業
−
−
−
−
−
−
−
−
▲100
水産業
−
−
−
−
−
−
▲30
−
▲ 27
▲15
13悪化
+ 8
23改善
▲10
18悪化
±0
流通部門
22
27
21
―
9改善
10改善 ▲ 29 29悪化 ▲ 24
5改善
27
17
(全産業)
17
△3
△13
△18
△18
△23
△28
-30
-40
2006 年度上期
ひめぎん情報 2009.新春号
2006 年度下期
+100 200改善
3改善 ▲ 18
-39
-40
2007 年度上期
2007 年度下期
-45
2008 年度上期
︵増加︶↑︵横ばい︶↓︵減少︶
収 益
1改善 ▲ 22
-40
2008 年度下期
47
設備投資
設備投資実施割合30%割れ、過去最低の低さ
①[当期実績]
全産業ベースで27%(前期比▲6%)であった。部門別では、生産部門が27%(同▲5%)、
流通部門が27%(同▲7%)で、両部門とも減少。
②[来期計画]
全産業ベースが29%(当期比+2%)
、生産部門が29%(同+2%)、流通部門が29%(同
+2%)となっている。
③ 2002年度下期から30%台半ばで推移している状況が続いたが、当期に30%を切り、来期
見通しも30%を下回っている。見通しは多少増加しているものの、依然として厳しい状況で
ある。企業収益が減少傾向にある中、設備投資意欲は冷え込んでいる。
<設備投資の実施状況>
2006年度上期
2006年度下期
2007年度上期
2008年度上期 2008年度下期予想
2007年度下期
実 績 前期比 実 績 前期比 実 績 前期比 実 績 前期比 実 績 前期比 見 通 前期比
全 産 業
34%
2減少
35%
1増加
31%
4減少
33%
2増加
27%
6減少
29%
2増加
生産部門
33%
2減少
38%
5増加
30%
8減少
32%
2増加
27%
5減少
29%
2増加
農 業
−
−
−
−
−
−
33%
−
33%
±0
33%
±0
林 業
−
−
−
−
−
−
−
−
100%
−
水産業
−
−
−
−
−
−
50%
−
35%
2減少
32%
3減少
32%
±0
34%
2増加
流通部門
0%
100減少
30% 20減少
11%
19減少
27%
29%
2増加
7減少
(注)前期比は%ポイント
設備投資実施状況(全産業)
(%)
2006年度上期
実施した 34
実施しなかった 66
2006年度下期
35
65
2007年度上期
31
69
2007年度下期
33
67
2008年度上期
27
73
2008年度下期
29
71
(注) は計画
48
ひめぎん情報 2009.新春号
(1)生産部門
①[当期実績]
設備投資を「実施した」と答えた企業割合が50%以上であった業種は、林業(100%)
、
非鉄金属(100%)、印刷・出版(75%)、金属製品(66%)、一般機械(60%)
、鉄鋼・鋳
物(50%)で、逆に、30%未満であったのは、タオル、縫製、木材・木製品、窯業・土石
製品、建設業となっている。
(2)流通部門
①[当期実績]
設備投資を「実施した」と答えた企業割合が50%以上であった業種は、陸運業(50%)
のみであり、30%未満の業種は不動産(27%)、海運(26%)、卸売(25%)
、小売(14%)
であった。
(3)設備投資の内訳
“省エネ”、
“効率化”や古くなった“既存設備の補修”など合理化のための投資が多く
目立つ(景気に好影響を与える新規設備投資は少ない)。
<設備投資の実施状況(業種別)>
生
産
部
門
生 産 部 門 計
食
料
品
タ
オ
ル
縫 製
木 材・木 製 品
紙・パ ル プ
印 刷・出 版
化 学 工 業
窯業・土石製品
鉄 鋼・鋳 物
非 鉄 金 属
金 属 製 品
一 般 機 械
電 気 機 械
輸 送 機 械
建 設
農
業
林
業
水
産
業
流 通 部 門 計
卸 売
小 売
不
動
産
陸 運
海 運
サ ー ビ ス
全 産 業
流 通 部 門
2005年度
上期
下期
実施割合 実施割合
32
35
52
54
40
0
100
33
17
0
64
82
34
40
―
―
36
53
―
―
―
―
34
38
71
36
67
20
25
0
13
23
―
―
―
―
―
―
32
37
20
33
29
30
0
38
79
71
34
27
32
40
32
36
ひめぎん情報 2009.新春号
2006年度
上期
下期
実施割合 実施割合
33
38
50
75
0
0
50
25
0
0
60
78
60
0
―
―
50
36
―
―
―
―
33
33
62
50
40
60
43
40
13
17
―
―
―
―
―
―
35
32
28
29
33
29
27
38
75
64
37
21
39
43
34
35
2007年度
上期
下期
実施割合 実施割合
30
32
44
38
0
25
25
0
20
33
63
38
50
25
―
―
25
44
100
67
100
0
44
45
78
50
50
0
50
75
10
14
―
33
―
―
―
50
32
34
17
28
21
27
27
20
64
50
46
43
41
36
31
33
2008年度
上期
下期
実施割合 計画割合
27
29
31
36
0
50
25
25
16
50
33
77
75
25
―
―
18
40
50
50
100
100
66
33
60
60
0
16
30
44
14
7
33
33
100
0
30
11
27
29
25
25
14
24
27
9
50
60
26
25
37
29
27
29
49
設備投資の内訳(全産業)
2007年度下期
9
2008年度上期
11
2008年度下期
10
8
15
2
8
56
12
その他
10
52
環境対策
2007年度上期
福利厚生
10
発
販
2006年度下期
12
開
拡
産
7
合理化
増
2006年度上期
(%)
11
5 3 5
54
10
59
4
23
62
19
62
6
6
4
5
4
3 5
19
5
4
(注) は計画
<業種別DI>
業況判断
業 種
前期
当期
売上(出荷)高
来期
【 生 産 部 門 】 ▲ 18 ▲ 24 ▲ 15
前期
当期
前期
当期
製品・商品在庫
来期
前期
資金繰り
来期
前期
当期
雇 用
来期
▲ 7 ▲ 10 ▲ 18 ▲ 25 ▲ 27
前期
当期
来期
▲5
0
料
品
6
▲ 10
10
31
0
39
▲ 31
▲ 16
5
▲7
6
13
▲ 32
▲ 16
▲ 16
1
16
5
タ
オ
ル
▲ 25
0
▲ 50
33
25
▲ 25
0
▲ 50
▲ 50
0
▲ 50
▲ 50
50
50
50
0
25
25
0 ▲ 27 ▲ 26 ▲ 22 ▲ 16
当期
食
縫
▲ 1 ▲ 11
収 益
来期
▲9
製
▲ 67
▲ 25
▲ 25
▲ 34
▲ 25
0
▲ 34
0
▲ 25
▲ 33
▲ 25
▲ 50
▲ 33
▲ 25
▲ 50
67
25
▲ 25
木 材・木 製 品
▲ 67
▲ 33
▲ 50
▲ 66
▲ 50
▲ 33
▲ 50
▲ 33
▲ 66
▲ 50
▲ 33
▲ 33
0
▲ 33
▲ 33
0
0
▲ 20
紙・パルプ
▲ 50
▲ 11
22
12
22
33
▲ 25
0
11
▲ 13
▲ 11
▲ 22
▲ 13
11
11
0
▲ 11
▲ 11
印刷・出版
▲ 37
▲ 25
▲ 25
▲ 25
▲ 50
0
▲ 50
▲ 25
▲ 50
▲ 14
0
0
▲ 50
▲ 50
▲ 25
0
▲ 25
▲ 25
化 学 工 業
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
窯業・土石製品
▲ 33
▲ 67
▲ 36
▲ 22
▲ 50
▲ 18
▲ 33
▲ 67
▲ 27
15
0
▲ 20
▲ 44
▲ 50
▲ 36
▲ 11
0
▲8
鉄鋼・鋳物
100
50
0
100
100
0
100
50
▲ 50
▲ 33
0
0
▲ 33
0
▲ 50
33
▲ 50
0
非 鉄 金 属
0
0 ▲ 100
100
100 ▲ 100 ▲ 100 ▲ 100 ▲ 100
0
100
0
100
100
0
0
0
0
金 属 製 品
18
▲ 22
▲ 25
18
▲ 22
▲ 25
27
▲ 11
▲ 13
0
22
0
18
11
▲ 13
▲ 27
▲ 22
▲ 33
一 般 機 械
17
0
▲ 33
▲1
▲ 16
▲ 17
▲ 33
▲ 16
▲ 16
▲ 17
17
▲ 17
17
▲ 17
▲ 17
▲ 17
40
0
電 気 機 械
▲ 40
▲ 66
▲ 17
0
▲ 49
▲ 17
▲ 60
▲ 66
▲ 67
▲ 20
0
17
20
▲ 34
▲ 50
20
67
33
輸 送 機 械
25
30
22
43
50
22
38
30
0
▲ 25
0
▲ 38
25
10
11
▲ 25
▲ 10
▲ 33
設
▲ 32
▲ 38
▲ 17
▲ 26
▲ 28
▲ 12
▲ 43
▲ 39
▲ 30
▲ 27
▲ 30
▲ 20
▲ 28
▲ 33
▲ 35
▲6
▲5
▲ 10
農
業
▲ 11
0 ▲ 100
25
100
0
▲ 33
34
▲ 33
▲ 25
0
0
▲ 22 ▲ 100 ▲ 100
▲ 11
67
0
林
業
―
0
100
― ▲ 100
100
― ▲ 100
100
― ▲ 100
0
― ▲ 100
0
業
▲ 32
▲9
▲ 27
▲ 11
3 ▲ 28 ▲ 22
19
建
水
産
【流通部門】
▲ 11
▲ 20
▲ 6 ▲ 17
▲ 30
▲ 18
▲ 20
0 ▲ 29 ▲ 24
▲ 27
▲4
11
― ▲ 100
0
▲ 60
▲ 5 ▲ 19
▲6
▲ 72
0
▲ 72
▲ 30
▲ 9 ▲ 14 ▲ 12
0
▲ 22
▲ 7 ▲ 11
卸
売
10
▲ 42
▲4
15
▲ 35
▲ 22
2
▲ 40
▲8
3
0
▲ 19
13
▲8
▲5
10
11
13
小
売
1
▲ 45
▲ 32
26
▲9
▲ 29
2
▲ 48
▲ 35
3
7
▲ 10
▲ 23
▲ 25
▲ 34
▲3
▲9
▲ 12
不
産
10
▲ 18
▲ 10
0
0
0
▲ 10
0
▲ 18
0
▲ 28
▲ 20
▲ 11
▲ 25
▲ 27
▲ 13
9
9
陸
動
運
▲ 19
▲ 44
▲ 27
9
▲ 18
▲ 18
▲ 20
▲ 43
▲ 41
▲ 50
0
0
▲ 31
▲ 31
▲ 33
▲ 44
▲ 20
▲ 28
海
運
34
0
▲ 17
56
17
6
23
2
▲ 14
0
0
0
16
14
6
▲ 40
▲ 38
▲ 46
サ ー ビ ス
▲ 25
▲ 23
▲ 34
▲5
▲9
▲ 31
▲ 17
▲ 35
▲ 42
▲ 25
▲ 30
▲ 27
97
▲7
▲ 23
▲3
▲3
▲ 10
《 全 産 業 》 ▲ 8 ▲ 27 ▲ 18
10
▲9
▲ 9 ▲ 13 ▲ 28 ▲ 23 ▲ 10
▲ 7 ▲ 15 ▲ 12 ▲ 16 ▲ 20 ▲ 10
▲ 4 ▲ 10
(注)前期は2007年度下期、当期は2008年度上期、来期は2008年度下期。
50
ひめぎん情報 2009.新春号
【内 訳】
1.業況判断 ――――――――――――――――――――――――――
18
22
21
15
2
△4
-25
△21
△15
△18
△24
-31
-39
-39
-39
-37
37
29
23
17
22
14
17
3
△5
△7
-20
-27
-30
-26
△22
△28
-42
︵好転︶↑︵横ばい︶↓︵悪化︶
27
︵好転︶↑︵横ばい︶↓︵悪化︶
27
(流通部門)
業況判断
(生産部門)
業況判断
-39
2008年度下期
2008年度上期
2007年度下期
2007年度上期
2006年度下期
2006年度上期
2008年度下期
2008年度上期
2007年度下期
2007年度上期
2006年度下期
2006年度上期
(注)線グラフはDI
(
「好転」−「悪化」)の推移を示
( は見通し)
(1)生産部門の業況判断
①[当期DI]
「悪化」39)となっており、前期から6ポイント悪化し、3期連続の「悪
▲24(「好転」15、
化超」である。
②[業種別]
好転超⇒鉄鋼・鋳物、輸送機械
悪化超⇒食料品、縫製、木材・木製品、紙・パルプ、印刷・出版、窯業・土石製品、
金属製品、電気機械、建設業、水産業
③[来期見通しDI]
▲15(「好転」22、
「悪化」37)で「悪化超」となっている。当期「悪化超」であった業
種に加え、当期「横ばい」であったタオル、非鉄金属、一般機械、農業が「悪化超」となり、
当期「悪化超」の食料品、紙・パルプは「好転超」となっている。
(2)流通部門の業況判断
①[当期DI]
▲28(「好転」14、
「悪化」42)となっており、前期から31ポイント悪化し「好転超」か
ら「悪化超」となった。卸売業・小売業の悪化幅が大きい。
ひめぎん情報 2009.新春号
51
②[業種別]
好転超⇒なし
悪化超⇒卸売、小売、不動産、陸運、サービス業
③[来期見通しDI]
「好転」17、
「悪化」39)で「悪化超」となっている。来期は、今まで好調に推移
▲22(
していた海運が「悪化超」になり、厳しい状況が続くことが予想されている。
2.売 上 高 ――――――――――――――――――――――――――
30
29
31
18
1
2
0
△1
△11
△25
-33
-30
-31
-31
36
34
39
29
28
19
9
19
13
△1
△6
△17
-20
-21
-27
-30
-34
-40
-43
︵増加︶↑︵横ばい︶↓︵減少︶
32
︵増加︶↑︵横ばい︶↓︵減少︶
34
(流通部門)
売 上 高
(生産部門)
売 上 高
-36
2008年度下期
2008年度上期
2007年度下期
2007年度上期
2006年度下期
2006年度上期
2008年度下期
2008年度上期
2007年度下期
2007年度上期
2006年度下期
2006年度上期
(1)生産部門の売上高
①[当期DI]
▲11(「増加」29、
「減少」40)となっており、前期からは10ポイント悪化して、3期連
続で「減少超」となっている。
②[業種別]
増加超⇒タオル、紙・パルプ、鉄鋼・鋳物、非鉄金属、輸送機械、農業
減少超⇒縫製、木材・木製品、印刷・出版、窯業・土石製品、金属製品、一般機械、
電気機械、建設業、林業、水産業
③[来期見通しDI]
「増加」31、「減少」31)となっており「横ばい」
。ただし、食料品、紙・パルプ、
±0(
輸送機械、林業では「増加超」が見込まれる。
52
ひめぎん情報 2009.新春号
(2)流通部門の売上高
①[当期DI]
▲6(
「増加」28、
「減少」34)となっており、前期比25ポイントの悪化となった。
②[業種別]
増加超⇒海運
減少超⇒卸売、小売、陸運、サービス業
海運業は、12期連続「増加超」であり、牽引役となっている。
③[来期見通しDI]
▲17(「増加」19、
「減少」36)で「減少超」が予想される。卸売、小売、陸運、サービ
ス業で「減少超」となる見込みの中、海運業は「増加超」となっている。
3.収 益 ――――――――――――――――――――――――――
18
23
19
19
△11
△21
△24
△27
△26
△22
34
25
24
16
-42
-50
-45
-41
15
8
0
△10
△15
△24
-26
-32
-42
30
-35
-39
-30
△29
︵増加︶↑︵横ばい︶↓︵減少︶
21
︵増加︶↑︵横ばい︶↓︵減少︶
21
(流通部門)
収 益
(生産部門)
収 益
-39
-45
2008年度下期
2008年度上期
2007年度下期
2007年度上期
2006年度下期
2006年度上期
2008年度下期
2008年度上期
2007年度下期
2007年度上期
2006年度下期
2006年度上期
(1)生産部門の収益
①[当期DI]
▲26(
「増加」19、「減少」45)となっており、前期から1ポイント改善した。しかし、
1997年度上期以来23期連続で「減少超」となり、厳しい状態が続いている。
②[業種別]
増加超⇒鉄鋼・鋳物、輸送機械、農業
減少超⇒食料品、タオル、木材・木製品、印刷・出版、窯業・土石製品、非鉄金属、
金属製品、一般機械、電気機械、建設業、林業、水産業
③[来期見通しDI]
▲22(「増加」19、
「減少」41)と、当期比+4ポイントとなっている。来期は食料品と紙・
ひめぎん情報 2009.新春号
53
パルプ、林業が「増加超」となっている。
(2)流通部門の収益
①[当期DI]
▲29(「増加」16、「減少」45)となっており、前期から29ポイント悪化した。
②[業種別]
増加超⇒海運 減少超⇒卸売、小売、陸運、サービス業
③[来期見通しDI]
▲24(「増加」15、
「減少」39)と、
当期より5ポイント改善の予想となっている。来期は、
今まで好調であった海運業も「減少超」が見込まれ、全ての業種が「減少超」の予想となっ
ている。
4.在 庫 ――――――――――――――――――――――――――
在 庫 (全産業)
在 庫 (生産部門)
在 庫 (流通部門)
12
14
9
6
△3
△7
△10
△13
△12
△15
-16
-22
-24
-22
-21
10
△5
11
13
12
9
△6
7
△7
△9
-15
△16
-17
-21
△10
︵増加︶↑︵横ばい︶↓︵減少︶
12
︵増加︶↑︵横ばい︶↓︵減少︶
13
13
15
8
5
3
△4
△5
△15
-17
-18
△20
-20
△19
-24
-17
-28
-20
-21
14
︵増加︶↑︵横ばい︶↓︵減少︶
20
-28
-25
2008年度下期
2008年度上期
2007年度下期
2007年度上期
2006年度下期
2006年度上期
2008年度下期
2008年度上期
2007年度下期
2007年度上期
2006年度下期
2006年度上期
2008年度下期
2008年度上期
2007年度下期
2007年度上期
2006年度下期
2006年度上期
(1)生産部門の在庫
①[当期DI]
▲7(
「増加」13、
「減少」20)となっており、
前期から「減少超」幅は9ポイント縮小した。
②[業種別]
増加超⇒食料品、非鉄金属、金属製品、一般機械、水産業
減少超⇒タオル、縫製、木材・木製品、紙・パルプ、建設業、林業
③[来期見通しDI]
▲10(「増加」7、
「減少」17)となっており、当期と比べ「減少超」幅は3ポイント拡
大する。
54
ひめぎん情報 2009.新春号
(2)流通部門の在庫
①[当期DI]
▲5(「増加」15、「減少」20)となっており、前期から「減少超」幅は1ポイント拡大
した。生産部門と比べ、在庫の変動は少ない。
②[業種別]
増加超⇒小売
減少超⇒不動産、サービス業
③[来期見通しDI]
▲19(「増加」5、「減少」24)となっており、「減少超」の大幅拡大が予想される。
5.資金繰り ――――――――――――――――――――――――――
資金繰り (全産業)
14
11
9
△8
△12
△12
△16
-24
-23
△20
-26
-26
-27
-29
14
10
11
13
9
7
△12
△16
△19
-26
△18
△25
-26
-30
-31
-34
17
△4
19
17
14
13
11
△2
△6
△6
△9
△14
-21
-21
-23
-20
-22
△27
-25
︵楽である︶↑︵普通︶↓︵苦しい︶ 14
︵楽である︶↑︵普通︶↓︵苦しい︶ △8
15
︵楽である︶↑︵普通︶↓︵苦しい︶ 16
資金繰り (流通部門)
資金繰り (生産部門)
-34
2008年度下期
2008年度上期
2007年度下期
2007年度上期
2006年度下期
2006年度上期
2008年度下期
2008年度上期
2007年度下期
2007年度上期
2006年度下期
2006年度上期
2008年度下期
2008年度上期
2007年度下期
2007年度上期
2006年度下期
2006年度上期
(1)生産部門の資金繰り
①[当期DI]
▲25(「楽である」9、「苦しい」34)と、「苦しい」と答えた企業割合は、前期から7ポ
イント増加し、
「苦しい超」状態が続いている。
②[業種別]
楽である超⇒タオル、紙・パルプ、非鉄金属、金属製品、輸送機械
苦 し い 超⇒食料品、縫製、木材・木製品、印刷・出版、窯業・土石製品、一般機械、
電気機械、建設業、農業、林業、水産業
③[来期見通しDI]
▲27(
「楽である」7、
「苦しい」34)と、
当期よりも「苦しい超」が2ポイント増加。当期に「苦
しい超」となった業種に加え、鉄鋼・鋳物、金属製品が「苦しい超」となる見込みである。
ひめぎん情報 2009.新春号
55
(2)流通部門の資金繰り
①[当期DI]
▲9(
「楽である」13、「苦しい」22)と、「苦しい」と答えた企業割合は前期より3ポイ
ント増加で「苦しい超」状態が続いている。
②[業種別]
楽である超⇒海運
苦 し い 超⇒卸売、小売、不動産、陸運、サービス業
③[来期見通しDI]
▲14(「楽である」11、
「苦しい」25)と、
「苦しい」と答えた企業割合は5ポイント増加。
全ての業種で窮屈感が増しそうである。
6.雇 用 ――――――――――――――――――――――――――
雇 用 (全産業)
11
13
16
△4
△6
△12
-21
-25
△10
△10
△13
-24
-23
-23
16
16
18
15
0
△5
-21
-26
△7
-24
△6
△5
△9
-22
-20
13
10
16
15
8
△7
△8
△11
△12
△16
△19
-21
-23
13
-26
-27
︵過剰︶↑︵適正︶↓︵不足︶
13
23
17
雇 用 (流通部門)
︵過剰︶↑︵適正︶↓︵不足︶
15
︵過剰︶↑︵適正︶↓︵不足︶
19
雇 用 (生産部門)
-27
-25
-23
-26
2008年度下期
2008年度上期
2007年度下期
2007年度上期
2006年度下期
2006年度上期
2008年度下期
2008年度上期
2007年度下期
2007年度上期
2006年度下期
2006年度上期
2008年度下期
2008年度上期
2007年度下期
2007年度上期
2006年度下期
2006年度上期
(1)生産部門の雇用
①[当期DI]
±0(
「過剰」23、
「不足」23)と、
前期から「不足」と答えた企業割合は5ポイント減少した。
②[業種別]
過剰超⇒食料品、タオル、縫製、一般機械、電気機械、農業
不足超⇒紙・パルプ、印刷・出版、鉄鋼・鋳物、金属製品、輸送機械、建設業、林業
③[来期見通しDI]
「過剰」18、
「不足」27)と、
「不足超」となっている。「不足超」とする業種は、
▲9(
縫製、木材・木製品、紙・パルプ、印刷・出版、窯業・土石製品、金属製品、輸送機械、
建設、水産業であり、食料品、タオル、電気機械では過剰感が予想される。
56
ひめぎん情報 2009.新春号
(2)流通部門の雇用
①[当期DI]
▲7(「過剰」16、「不足」23)と、前期から「不足」と答えた企業割合は5ポイント減
少したが、11期連続の「不足超」となった。
②[業種別]
過剰超⇒卸売、不動産
不足超⇒小売、陸運、海運、サービス業
③[来期見通しDI]
▲11(「過剰」15、
「不足」26)となっており、人手不足感は、一層強まる見込みである。
卸売業では、
「過剰超」幅が拡大する。
7.経営上の問題点 ―――――――――――――――――――――――
2
1
4
4
2
5
1
5
1
6
3
1
3
4
2
1
5
1
7
3
1
3
4
2
6
⑤
8
7
2
7
3
0
3
2
6
1
7
1
6
2
1
5
1
6
1
7
⑤
7
⑤
7
1
7
2
0
4
2
6
1
1
2
0
4
2
1
6
⑤
7
⑤
7
1
5
7
⑤
7
⑤
7
4
⑤
8
⑤
9
⑤
7
0
4
4
2
1
4
6
剰
2
過
過
2
不
4
1
1
2
他
1
の
4
そ
2
理
4
管
4
質
0
1
品
3
1
7
⑤
9
3
(単位:%)
海外品との競合
1
者
4
継
2
後
5
原 油 価 格 高
4
1
場
1
4
相
3
3
⑤
9
③
10
③
11
③
11
③
11
②
12
③
12
①
15
①
17
①
15
円
1
策
4
対
3
境
6
環
4
題
1
2
問
2
1
害
2
③
13
③
12
③
12
③
12
④
10
③
11
④
10
④
10
④
9
④
9
④
9
④
9
④
9
公
5
①
20
①
21
①
21
①
21
①
20
①
21
①
20
①
20
①
18
①
18
①
18
①
16
②
14
②
14
②
13
受注の停滞・減少
2
受注・販売競争の激化
回収条件の悪化
6
庫
資 金 繰 り 難
3
5
在
金利負担の増加
1
1
人件費を除く経費の増加
剰
2
2
備
1
3
設
足
3
2
備
2
2
⑤
10
⑤
10
⑤
8
⑤
8
⑤
9
設
5
2
高
5
2
2
費
5
1
3
件
上期
2
1
人
下期
6
2
剰
08
年度
6
4
過
07
年度
上期
下期
6
3
手
06
年度
上期
下期
7
④
9
人
05
年度
上期
下期
8
⑤
7
5
足
04
年度
上期
下期
3
不
上期
1
手
03
年度
下期
人
上期
1
高
構
成
比
︵%︶
02
年度
④
11
④
11
④
10
④
11
③
11
④
10
料
振
下期
②
17
②
19
②
17
②
14
②
15
②
13
②
14
②
13
②
14
②
13
③
12
②
12
③
12
③
11
③
12
材
不
上期
原
上
01
年度
製 品 ・ 商 品 安
売
<経営上の問題点>
2
2
0
2
2
1
2
2
1
2
2
1
3
3
1
3
3
1
2
2
1
3
3
1
2
2
2
2
2
1
2
1
1
2
2
1
2
2
2
3
2
2
1
④
9
④
9
2
0
2
1
2
1
3
1
(注)○内の数字は指摘順位
全産業ベースでの経営上の問題点は、第1位「原材料高」、第2位「受注・販売競争の激化」
、
第3位「売上不振」、第4位「原油価格高」、第5位「人件費高」、
「人件費を除く経費の増加」
であった。
ひめぎん情報 2009.新春号
57
上位5つの問題点の構成比が高い業種(上位5業種)は、以下のとおりである。
①「原材料高」
鉄鋼・鋳物(33.3%)、輸送機械(29.6%)、縫製(26.7%)、水産業(26.3%)、林業(25.0%)
②「受注・販売競争の激化」
建設業(25.1%)、
化学工業(25.0%)、不動産業(24.0%)、小売業(17.3%)
、電気機械(15.8%)
③「売上不振」
木材・木製品(30.8%)、不動産業(24.0%)、電気機械(21.1%)
、縫製(20.0%)、窯業・
土石製品(18.4%)
④「原油価格高」
陸運業(28.3%)、非鉄金属(20.0%)、食料品(16.0%)、農業(14.3%)、タオル(13.3%)
⑤「人件費高」
海運業(19.3%)、サービス業(12.3%)、卸売(8.7%)、一般機械(7.7%)、木材・木製品(7.7%)
⑤「人件費を除く経費の増加」
農業(25.0%)
、海運業(14.9%)、陸運業(13.0%)、印刷・出版(12.5%)、金属製品(10.0%)
8.ま と め ――――――――――――――――――――――――――
・2008年度上期は、世界的な景気減速や、原材料価格の高騰等、経済環境が急速に変化した
為、企業業績は、減収減益となっている 。
・原材料価格は、依然として高止まり傾向にあり、物価の上昇は家計を圧迫し、個人の買い
控えを引き起こし、企業収益を減少させている。これらの影響により、特に流通部門の悪
化が大きくなっている。
・先行きに関しては、売上高・収益・業況判断ともに悪化予想となっている。今後も、現在
の円高基調や景気の低迷・悪化が予想され、愛媛県も厳しい状況が予想される。一方、円
高は輸入企業にはプラスに影響し、原油価格の下落も総じて好材料とみられる。
・今後の動向は、欧米・新興国の景気の動向に左右される為、国内や県内に限らず、世界の
動向にも目をむけ、今後の動向を注視していきたい。
58
ひめぎん情報 2009.新春号
最近の愛媛県内景気
最近の県内経済動向をみると、
生産活動は、原材料価格の上昇等
のコストアップや需要減少に伴
い、弱い動きが見られる。有効求
人倍率は下落を続け、雇用環境は
厳しさを増している。個人消費は、
日用品などの物価上昇も顕著とな
り、今まで堅調に推移していた食
料品の売上にもかげりが見られる
など、盛り上がりに欠けている。
さらに最近では、原油価格の下落
によるガソリン価格の値下げや、
物価のピークアウト感が見られる
ようになった。
生産活動
最終需要動向
企業倒産動向
個人消費の落ち込みな
住宅着工戸数は建築基準法
2008年1月∼ 10月の倒
ど 需 要 の 減 少 が あ り、
改正の影響を受け減少した前
産件数は前年と比べ増加
全体としては弱い動き
年と比べると大幅に増加した
しており、建設業、小売・
となっている。
が、一昨年と比べると低調で
卸売業の増加が目立つ。
ある。大型小売店・スーパー
も売上は減少しており、堅調
であった食料品・家電販売の
売上も減少傾向。新車乗用車
販売台数は3 ヶ月連続で前年
を下回った。
ひめぎん情報 2009.新春号
59
生産…鉱工業生産指数は一部の業種を除き減少
9月の鉱工業生産指数(05年=100、季節調
鉱工業生産指数 (2005年=100季節調整済)
(資料:愛媛県企画情報部統計課)
(%)
整済速報値)は、92.8〔前月比▲1.4%、前年同
10
105
月比(原指数)▲6.1 %〕。
8
9月の生産活動は、原材料価格上昇や海外需
要の減少といったマイナス要因があり減少。し
6
前年同月比
(%)
4
100
2
0
かし、造船を中心とした輸送機械が高水準を維
持している他、プラスチック製品、パルプ製品
-2
95
-4
-6
等は堅調に推移している。
-8
90
2007 年
-10
2008 年
9 10 11 12 1
2
3
4
5
6
7
8
9 (月)
建設・住宅…公共工事は前年割れ、住宅着工は昨年の反動により大幅増加
《公共工事》
(西日本建設業保証㈱の保証取扱い実績)の
請 負 金 額 は、 8 月149.4億 円( 前 年 同 月 比
公共工事請負金額
(億円)
(資料:西日本建設業保証㈱)(%)
50
200
40
+13.2%)、9月160.9億円(同+8.5%)、10月141.8
億円(同▲15.3%)。
7∼9月は前年比プラスであったが、10月は
30
150
20
前年同月比
(%)
10
0
100
-10
マイナスで、年間を通して見ると減少傾向にあ
る。
-20
-30
50
-40
-50
《住 宅》
0
-60
2007 年
2008 年
10 11 12 1
2
3
4
5
6
7
8
9 10(月)
新設住宅着工戸数は、7月955戸(前年同月
比+37.4%)、 8 月859戸( 同+24.9%)、 9 月966
戸(同+60.5%)。
新設住宅着工戸数(利用関係別)
(資料:国土交通省) (%)
(戸)
1,200
分譲住宅
昨年は建築基準法の改正による大幅減少があ
1,000
50
り、反動で大幅増加しているが、一昨年と比較
800
30
すると減少傾向にある。
600
10
400
200
-10
貸家
-30
持家
0
2007 年
2008 年
9 10 11 12 1 2
60
給与住宅
前年同月比(%)
-50
3
4
5
6
7
8
9 (月)
ひめぎん情報 2009.新春号
消 費…大型小売店は引き続き低調、新車乗用車は3ヶ月連続前年割れ
《大型小売店》
百貨店とスーパーの売上高(前年同月比は店
舗調整済)は、7月200.2億円(同▲4.6%)、8
大型小売店売上高 (店舗調整済)
(億円)
(資料:四国通商産業局)
(%)
250
1
月174.2億円(同▲4.8%)、9月158.9億円(同▲
6.0%)。
衣料品・身の回り品・高額商品の売上不振が
続いており、今まで堅調であった食料品も減少
0
200
2 月前年同月比 +1.3
前年同月比
(%)
-1
-2
150
-3
-4
100
-5
傾向にある。
-6
50
-7
《新車乗用車》
新車乗用車(小型車+普通車+軽自動車の合計)
0
2007 年
2008 年
9 10 11 12 1 2
の月次販売台数の前年同月比増減は、8月▲
8.8%、9月▲6.2%、10月▲4.7%。
3
4
5
6
7
8
9 (月)
新車乗用車販売台数
(台)(資料:愛媛自動車販売協会 愛媛県軽自動車協会)
(%)
普通車+小型車
軽自動車
前年同月比
(%)
(普通車+小型車)
軽自動車販売は増加しているものの、小型車
と普通車の販売が大きく減少しており、全体で
-8
前年同月比
(%)
(軽自動車)
20
15
10
3,000
5
見ると減少傾向にある。
0
-5
2,000
-10
-15
1,000
-20
-25
0
2007 年
2008 年
10 11 12 1 2
ひめぎん情報 2009.新春号
-30
3
4
5
6
7
8
9 10(月)
61
物 価…消費者物価はピークアウト感がみられる
《消費者物価指数》
(05年平均=100、松山市・ 9月)は、103.2(前
月比+0.4%、前年同月比+2.5%)。
消費者物価指数は、昨年9月以降徐々に上昇
を続けているが、原油価格の値下がりの影響や
値下げ圧力もあり、ピークアウト感が見られる。
消費者物価指数 (松山市)
(資料:松山市) (%)
103.5
3
103.0
2.5
102.5
102.0
2
前年同月比
(%)
101.5
1.5
101.0
1
100.5
100.0
0.5
99.5
0
99.0
-0.5
98.5
2008 年
2007 年
9 10 11 12 1 2
3
4
5
6
7
8
9 (月)
雇 用…業種・地域間の差が拡大、4月以降下落傾向。
有効求人倍率(季節調整値)は、8月0.83(前
年同月比▲0.03p)、9月0.82(同▲0.03p)、10月
0.81(同▲0.04p)。
有効求人倍率は、今年4月以降、減少傾向に
ある。新居浜・今治は1倍を超えているものの、
県内全体でみると、厳しさが増している。
有効求人倍率
(倍)
(資料:愛媛県) (ポイント)
0.10
1
0.95
前年同月比
(ポイント)
0.05
0.9
0.85
-0.00
0.8
0.75
0.7
-0.05
0.65
0.6
2007 年
2008 年
10 11 12 1 2 3
62
-0.10
4
5
6
7
8
9 10(月)
ひめぎん情報 2009.新春号
企業倒産…負債総額減少したものの、負債件数増加
2008年(1月∼ 10月)の企業倒産(負債総
額1,000万円以上)は、発生件数117件(前年同
期比+7.3%)、負債総額385億1,500万円(同▲
71.4%)。
企業倒産 (負債総額)
(億円)
(資料:㈱東京商工リサーチ)(%)
100
90
900
7 月の負債総額 129.7 億円
800
80
700
昨年3月に県内過去最大の1,000億円を超え
70
600
る大型倒産があったため、前年比大幅減であ
50
る。前年と比べると、金額は減少しているも
40
30
のの、件数は増加しており、景気後退により、
100
20
0
10
-100
今後の拡大が懸念される。業種別で多いのは、
建設業で57件、次いで小売・卸売業が24件で
あった。原因別では、販売不振73件と既往の
500
60
400
300
前年同月比
(%)
0
2008 年
2007 年
10 11 12 1 2
200
-200
3
4
5
6
7
8
9 10(月)
シワ寄せ15件を合わせた不況型倒産が全体の
75%を占めている。
ひめぎん情報 2009.新春号
63
ひめぎん情報 2009 年新春号 NO.260
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株 式 会 社 愛 媛 ジェー シ ー ビ ー
松 山 市 勝 山 町2­ 4 ­7
T E L( 0 8 9 )9 2 1 ­ 2 3 0 3
株 式 会 社 ひ め ぎ ん ソ フト
松山市南持田町27­1
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考え、再生紙を使用しています。
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