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わがまちみらい工房 in 茂木 Vol.1 実施報告書
わがまちみらい工房 in 茂木 Vol. 1 ~わがまち「もぎ」のみらいをみんなでつくる~ 実施報告書 長崎市企画財政部 地域コミュニティ推進室 START! 5 月 20 日(金)、茂木地区では、「まちづくり計画」をつくるための「わ がまちみらい工房 in 茂木」(全 6 回)の第 1 回目が開催されました。茂木 地区公民館講堂で開催されたワークショップは、茂木のまちを元気にし たい!と熱い想いをもった皆さんと今回サポートを行う市役所職員、長 崎市社会福祉協議会(以下市社協)職員の総勢 45 人が集まり、にぎやかな 会議となりました。 最年少はなんと 12 歳!これからの会議が楽しみになる第 1 回でした。 ◆ ワークショップ概要 ◆ 第 1 回のプログラム 平成 28 年 5 月 20 日(金) 19:00 オープニング 午後 7 時~9 時 10 分 19:25 自己紹介 日程▶ 時間▶ 茂木地区公民館講堂 場所▶ 19:45 『茂木のいいものって何?』 『じゃあ、 45 人 それをどう活かす?』 参加▶ 団体▶茂木校区連合自治会、茂木地区振興協 20:20 『出てきたアイデアを 議会、茂木中学校区育成協議会、茂木小 学校 PTA、茂木小学校、子どもを守る会、 茂木中学校、茂木中学校 PTA、消防団、 分析してみよう』 20:35 アイデアの共有・ コーディネーター解説 ペーロン保存会、茂木愛創会、ちんじん よか BY 茂木、東長崎商工会、JA 長崎西 彼茂木支店、茂木の環境を考えるアース、 民生・児童委員、子どもを守るネットワ ーク、茂木漁港青壮年部、茂木支所、市 社協、地域コミュニティ推進室 20:50 ふりかえり・気づき 21:10 閉会 1 オープニング 今回の主催者である茂木コミュニティ連絡協議会の森会長のあいさつ から始まりました。 続いて、地域コミュニティ推進室から、今 回の「わがまちみらい工房 in 茂木」を開 催することになった経緯や長崎市が考えるこれからのコミ ュニティのあり方、茂木コミュニティ連絡協議会についての 話を行いました。 今回のワークショップのコーディネーターを務めていただく 梅元建治さん(一般社団法人ナガサキベイデザインセンター代 表理事)を紹介していよいよスタート。 2 自己紹介 自己紹介シートをもとに、「名前・所属」「茂木の大切なもの」「茂木の課題」「今の私にで きること」「これからの時代に私たち住民ができること」を発表し、各班で共有しました。 各自己紹介シートをまとめたものはこちら。 今の私にできること ・子どもと 楽しく過ごす ・子どもの ・子どもの 見守り/声掛け 楽しみを作る 大切なもの ・ 自然 ・山 ・ 人 ・地域に貢献 人口減少 ・自分の仕事を ・ ・漁業 ・びわ 一生懸命やる (子ども・若者) 空気がおいしい) ・魚 ・協力/手伝い 茂木の課題 (橘湾沿いの環境、 ・海 ・茂木を変える ・農業 ・地区外企業の 紹介・マッチング ・外部から人が入れない ・住むところの確保 ・人を呼び込む手段 ・ふぐで人を喜ばす ・仕事、安定した収入 (子ども、友人、絆、 つながり、チームワーク) ・あまりまちに関心がない ・特産品を売る大きな場所がない ・海についての 話ができる ・特産加工品を発案する ・歴史 ・地の利を生かせていない ・毎日のあいさつ ・魅力/資源を活かしきれていない、 ・お店が少ない ・漁業、農業の発展/生き残り 気づいていない ・地域の皆さんと ・ゴミが多い 交流できる ・人と人をつなぐ ・“飲みにケーション”を ・高齢化 アイデアを考える ・外からの視点で 茂木を見る ・交通網/道路の整備 取る ・ゴミ拾い (クリーン作戦) ・環境を守る (EM だんご) ・健康第一で生活 出てきた意見の特徴▶ ・大切なものとして、茂木の「自然」「人」という意見が多い ・茂木の課題は、 「人口減少」とあげている人が多く、どのようにして人を増やしていくかと 考えている参加者が多い ・「今の私にできること」を見ると、前段で出てきた大切なものを活かす方法や、課題の解決 につながることが出ており、今回の参加者同士がつながることで、さらなる発展が期待できる 3 「茂木のいいものって何?」 参加者が考える茂木のいいもの (宝物)を黄色の付せん紙に書い てもらい、各班で意見交換をし ました。 その時には、自由な意見交換が できるように「話し合いのルー ル」に従って意見交換をしました。 各グループで出された「茂木のい いもの」をまとめたものは、次の ページで紹介しています。 出てきた意見の特徴▶ ・海、魚、ビワなど有名なものも地元の宝物としての認識が高い ・朝日、月、星空、山、海岸線など茂木に住んでいても意識しないと気づかないようなことも 挙げられている ・「人」に関する意見が多く、人と人とのつながりが強い印象を受ける ・地域のイベント、昔からのまちなみなど茂木の人の生活そのものを宝と思っている 各グループで出された「茂木のいいもの」をまとめた結果はこちら。 景観 自然 文化 ・朝日がきれい ・月がきれい ・趣のある旧家 ・星空がきれい ・ウナギがとれ、ホタルが舞う若菜川 海(特に潮見崎観音から見る) ・ 山 ・海岸線 ・ ・昔からのまちなみ ・玉台寺からの茂木港 ・船が並んでいる風景 ・茂木街道 ・ホタルがいる ・化石 ・空気がきれい ・茂木弁『ちんじん』 ・温暖な気候 ・古くからの歴史(長崎の奥座敷) ・100 本の桜 ・漁港あたりの雰囲気が好き ・田上~茂木の菜の花 ・茂木街道 人 ・人情が厚い ・つながりが強い ・子ども(素直/元気) ・治安がいい 地域活動 ・美しい町づくりの取り組み ・イベント (ふれあいまつり/茂木くんち/び わまつり/ペーロン大会) ・住民がやさしい ・地域の団結力が強い ・元気なお年寄りが多い (色々な話を聞ける) 食べ物 ・海のもの 暮らし ・早朝の時間帯を有効に使える (新鮮市、漁業) 魚 クルマエビ/ /すり身 山清の刺身定食 ・山のもの ビワ /みかん/梨/桃/いちご /たけのこ ・オロン ・一口香 ・料亭の料理 ・海産工房梅元 ・水がおいしい 4 「じゃあ、それをどう活かす?」 茂木のいいもの(宝物)を出したあと、 「それをどう活かす?」というアイデアを、各班でピ ンク色の付せん紙に書き出して、意見交換をしました。 5 「出てきたアイデアを 分析してみよう!」 次にアイデアを記入したピンク色の付せんを、縦軸がお金、横軸が時間の表に整理して、 出てきたアイデアをみんなで分析してみました。 お金 + お金はかか るが時間は かからない お金も時間 もかかる お金も時間も かからない お金はかから ないが時間は かかる 時間 - - + 各グループで出された「茂木のいいものをどう活かすか?」のアイデアをまとめた結果は こちら。 お金も時間もかからない ・清掃でごみをなくす ・まつりを盛大にする 地域 活動 ・新たなお祭りをする ・トレッキングチームを作る ・イベントにたくさんの人を呼び込む ・地元の人が地元の良さを知るツアーを実施する ・ミス茂木 ・声かけ/挨拶をする ・当番制で植物を育てる ・まわりの人に関心を持つ ・助けあう仕組みを作る ・人に優しくする ・若い後継者を作る ・おじいちゃんおばあちゃん主張大会を開催する ・小中学校の交流をする ・歴史の学校 in 茂木を開校 ・茂木の魅力を発信する (写真コンテスト/SNS/マスコミを通じて PR) 広報 お金はかからないが時間がかかる ※ 1 つ 1 つじゃなくて、まとめて宣伝 ・特産品のネット販売 ・ホームページで宣伝 ・ 『近い田舎』 『すぐ行ける田舎』を PR ・特産品の定期市を開催 ・ふるさと納税で特産品をブランド化 ・子どもがイベントを企画する ・地元の子どものテレビ CM ・子どもが遊べるプレーパークを作る 移住 ・アクセスがいいことを PR する ・移住希望者といい人を会わせる ・食のイベントを開催 ・食のイベントを開催する ・パン、一口香作りの体験 ・カフェを開いて茂木のスイーツを出す ・朝市を改善する 水産 ・都心部に魚を売り込む ・海産物のブランド化を考える ・漁船乗船体験 ・市内全ての小中学生に漁業体験してもらうコース ・リヤカーを集めて色を塗って魚を売る を作る ・魚の料理教室を開催する ・魚の料理コンテスト ・外国人向け看板、パンフを作成する ・まちの自然を活かしたマップ作り ・人力車で茂木の町を案内する ・茂木さるくを充実させる 観光 ・ウォーキング大会を開催 (自然体験、季節、八十八か所) ・月を見ながら晩酌をする ・朝市を充実する ・パン、一口香とコーヒーの食べ歩き ・毎週マルシェをする ・ビワのオーナー制を導入する 農林 ・竹を使って自然体験竹細工教室 ・果物の新商品を考える ・あじさいロードを作る 土木 お金はかかるが、時間はかからない お金も時間もかかる ・共有スペースを確保する ・なんでもギネスに挑戦 ・力士をふれあいまつりに毎年呼ぶ ・地域の予算となる補助金の統一 ・習い事ができるところをつくる ・県議、代議士を出す ・市内で大きいイベント ・茂木の CM を考える ・テレビで PR ・子どものために遊ぶ場、公園などを作る ・田舎暮らし体験の場をつくる ・ 直売所(道の駅)を作る ・釣り堀を作り釣った魚を食べさせる店を作る ・レストラン(地元食材、朝日が見える、月が見える) ・商業施設を作る ・企業誘致 ・働き手を増やす ・新鮮市の品数拡大 ・海の幸も山の幸も、もっと多くの人に知ってもらう ・稚魚の放流 ため、CM をつくる ・魚の養殖場をつくる ・漁業の体験 ・花火大会を開催する ・さるくの事務所を作る ・駐車スペースの確保 ・茂木を見渡せるようなタワーを作る ・釣り客のために日曜日も利用可能なトイレを作る ・フィッシャーマンズワーフを作る ・歴史ツアー+食べあるきを開催する ・旅館、ホテルを作る ・ウォーターフロントを作る ・砂浜をつくる ・歴史館を作る ・海釣り公園を作る ・温泉を掘る ・茂木の食べ物さるく ・漁師体験 ・豊かな自然を活かしたトライアスロン ・外国船が入るように港を改修する ・茂木ショップを浜の町に作る ・農業体験 ・ビワの安定した生産のために株式会社をつくる ・茂木オリジナルのビワ新商品 ・枇杷ハウス ・きずな公園の植栽を増やす ・高速に看板 ・ビワの品種改良(自然災害強く) ・古民家を再生・活用 ・マンションを建てる ・茂木に来やすくするアクセス ・道路を整備する ・カーブなしのバイパス ・JR を茂木まで ・駅⇔茂木シャトルバス運行 ・茂木⇔小浜航路復活 ・海岸線の遊歩道整備 ・茂木の海を全て砂浜に ・住宅地を造成 ・お花畑 6 アイデアの共有・ コーディネーター解説 梅元さんがインタビューしながら、各班で 出されたアイデアを紹介しました。 行政が 得意なこと 4 つに分類された表の各領域にはそれぞれ 地域、企業、行政が 協働して、計画を立 てて、取り組む お金 + 特徴があり、 「お金も時間もかからない」領 お金はかかるが 時間はかからない 域は、地域の皆さんが得意なこと。 「お金は かかるが、時間はかからない」領域は、行 政が得意なことが多く、 「お金はかからない が、時間がかかる」領域は、地域も行政も ジレンマを感じていること。 「お金も時間も かかる」領域は、すぐには実現できないも のの、地域、企業、行政がつながり、協働 お金も時間も かかる - お金も時間も かからない 時間 お金はかから ないが時間は かかる 地域の皆さんが - 得意なこと 地域も行政 もジレンマ して、長い目で計画を立てて、取り組んで いく必要があるということがわかりました。 最後に、参加者全員で各テーブルを見て回り、意見やアイデアを共有しました。 地域ですぐにでも取り組めることがたくさん出ていました。 アイデアの特徴▶ ・地域が得意とされている「お金も時間もかからない」の領域に関するアイデアが多く、す ぐにでも実践できそうなものが多かった ・ 「お金も時間もかかる」領域のアイデアも多く、地域だけでなく、企業・行政と協働してど う実現していくかという長期的な計画を立てて、取り組んでいく必要がある + 7 ふりかえり・気づき 課題は高齢者である ことが明確になった 茂木を愛していると思った。 PR が不足している所を 今後考えることが大事 一堂に会して 話し合うことが大事 人づくりが 大切だと思った みんな真剣に茂木のことを 考えていることがわかった この場所に来て 話ができてよかった 今回のように話し合うことで、 活動の目的を統一することができる 緊張したけど 意見を言えた 一所懸命考えている ことがわかった 茂木について考えたこと なかった。 色々な意見をきくことが でき良かった。 漠然としていたもの が、具体的になった できることから チャレンジしたい 話したことが 実現するといい みなさんの茂木に 対する思いがすごい 一所懸命考えている ことがわかった みんなで意見を出し 合うのはよかった 茂木のいいところが たくさんわかった 色々なアイデアが 出てワクワクした もっと茂木を 発展させていきたい 茂木は変わり始める はず! 楽しかった みんなの個性が 出ていてよかった 今回は良いところを出し合ったが、悪い 所に目をむけることも大事だと思う アイデア満載。お金がかかること も気にせず考えられてよかった 頭がリフレッシュできた。 実現できることがあるかも 資源をどう活用するか 考えることができた 茂木は自然財産が ある お金が動く 茂木にしたい 茂木の課題が わかった 別の人の考えを聞けて 新たな発見があった 意見を出してみると できることがもっと あることを知った 茂木のいいところを聞く ことができてよかった 実現に向けて がんばる もっと茂木のいい所 を見て回りたい 若い人に参加の声掛 けをしてもらいたい お金がかかる所も行政の 力、業者の力をかけてで きていくこともある できることが結構ある。 まずは行って行政にお願 いした形がいい 色々な意見がきけて 参考になった 最終的な目標が あると知った 茂木は力がある。 それを生かせる 支援をしたい ◆ 第3回 わがまちみらい工房 in 茂木 テーマ▶『茂木のみらいを考えよう』 日程▶平成 28 年 7 月 20 日(水) 時間▶午後 7 時~9 時 場所▶茂木地区公民館講堂 ※別途案内は届きません。第 2 回の欠席者には、各団体の連絡網などでご連 絡をお願いします ご参加お待ちしています。