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グローバル・ベースの GIPS準拠展開 グローバル・ベースの GIPS準拠展開
配布資料 (社)日本証券アナリスト協会 (社)日本証券アナリスト協会 GIPS セミナーシリーズ 第2回 GIPSセミナーシリーズ 第2回 グローバル・ベースの グローバル・ベースの GIPS 準拠展開 GIPS準拠展開 2010 年9月29日 2010年9月29日 野村アセットマネジメント株式会社 野村アセットマネジメント株式会社 執行役員 執行役員 寺﨑 寺﨑 宏 宏 目次 I.I. カンパニー・プロファイル カンパニー・プロファイル II. (One Firm) が必要だったか? II. なぜグローバル化 なぜグローバル化(One Firm)が必要だったか? III. III. 準拠のための組織・体制整備 準拠のための組織・体制整備 IV. IV. コンポジットの運営と管理 コンポジットの運営と管理 V. の活用と今後の展開 V. GIPS GIPSの活用と今後の展開 1 I.I. カンパニー・プロファイル カンパニー・プロファイル I-i. カンパニー・プロファイル 経営ビジョン ワールドクラスの競争力を備えた 金融サービスグループを目指す 変化を作り出すことで、内外の資本市場の 発展に寄与し、成長機会を創造する 「日本を含むアジア」と欧米との 架け橋となることを志向する キーワード 変化を作る ワールドクラス スピード 3 I-ii. カンパニー・プロファイル 野村グループとアセットマネジメント部門 ホールセール 部門 国内営業部門 野村アセットマネジメント PEFRI NFR&T 野村アセットマネジメント部門 NCRAM NBL NFR&TA 4 I-iii. カンパニー・プロファイル 会社概要 本 本 社 社 東京都中央区日本橋一丁目12番1号 設 設 立 立 1959年(昭和34年)12月1日 営業開始日 営業開始日 1960年(昭和35年)4月1日 資本金 資本金 171億8,035万円 株 株 主 主 野村ホールディングス株式会社 事業内容 事業内容 本社 金融商品に関する投資一任業務・投資顧問業務 証券投資信託に係る信託財産の運用、委託者指図型投資信託の受益権の募集 又は私募 5 I-iv. カンパニー・プロファイル 会社沿革 1981年 野村投資顧問(株)設立 z 1984年 投資顧問業務の第一号兼業承認を得る z 1995年 投資一任業務認可取得 1959年 野村證券投資信託委託(株)設立 z 1987年投資顧問業者として登録、並びに一任業者として 認可を取得/国内公的年金の運用開始 z 1990年国内私的年金の運用開始 1997年10月 野村アセット・マネジメント投信(株)発足 2000年11月 野村アセットマネジメント(株)へ社名変更 1997年10月、野村證券投資信託委託株式会社(1959年設立)と、 野村投資顧問株式会社(1981年設立)が合併し、 日本を代表する資産運用会社として優れた実績を築いてまいりました。 また、早くから運用と顧客基盤のグローバル化に取り組み、 アメリカ、ヨーロッパ、アジア等、海外への積極的な展開を図っています。 アセット・マネジメント部門: 1565名体制 (2010年8月末) 6 I-v. カンパニー・プロファイル 株主総会 取締役会 執行役会 経営会議 執行役員会 社長 研究開発センター トレーディング本部 投資開発部 資産運用調査室 計量情報部 エクイティー トレーディング部 金融市場トレーディング部 運用調査 本部 運用企画 室 株式運用部 債券運用部 グローバルマネー運用部 グローバルバランス運用部 開発 商品運用 部 インデックス運用部 企業調査 部 経済調査部 クレジット調査部 アドバイザリー運用部 リテール・クライアント本部 商品本部 運用審査部 リーガル・ コンプライアンス部 業務審理室 プロダクト・ マネジメント部 商品企画部 投信ディスクロージャー部 業務ソリューション室 グローバル インスティテューショナル クライアント本部 リスク管理本部 ・ ノムラ・ アセット・マネジメント・ マレーシア ノムラ・ イスラミック・ アセット・ マネジメント ノムラ アセット マネジメント オーストラリア リミテッド ノムラ アセット マネジメント ホンコン リミテッド 7 (2010年4月1日現在) ノムラ アセット マネジメント シンガポール リミテッド ノムラ アセット マネジメント UK リミテッド ノムラ・グローバル・ アルファ・エルエルシー ノムラ アセット マネジメント USA インク ソウル駐在員事務所 インターナル オーディット部 人 事部 事業開発室 企業法務室 総合企画部 財務部 資産管理部 IT戦略部 海外拠点 ビジネス・インフラ本部 投資顧問営業部 公共・金融法人営業部 投資顧問企画部 国際業務部 投資顧問ディスクロージャー部 プロダクト・ マーケティング部 金融法人マーケティング部 プロダクト・ サービス部 リテール業務部 大阪支店 福岡営業所 ・ 監査業務室 ・ 指名委員会 監査委員会 報酬委員会 ・ 組織図 I-vii. カンパニー・プロファイル 運用プラットフォームの概要 経済調査・クオンツ分析 トッ ップ プダ ダウ ウン ン ト 投資政策委員会 (IPC) - スキル別チームをコアとするαを追求する運用体制 - グローバル株式 戦略委員会 日本株戦略委員会 • 日本株銘柄選定委員会 • 小型株委員会 • 成長株銘柄委員会 • PB株式 銘柄選定委員会 •グローバル株式 銘柄選定委員会 債券戦略委員会 資産配分 委員会 運用プロセスレビュー会議 ボト トム ムア アッ ップ プ ボ PB株式 戦略委員会※ クオンツ・アクティブ プロダクト委員会 •債券クレジット委員会 •日本債券ストラクチャード プロダクト委員会 •グローバル債券ストラクチャード プロダクト委員会 アドバイザリー運用部 インデックス運用部 開発商品運用部 グローバルバランス 年金バランス グローバルマネー運用部 債券運用部 ロンドン 外国株式 スペシャリティ投資 インカム型 中小型 グロース コア国内株式 香港 シンガポール 東京 株式運用部 グローバル・インベストメント・ ボード 投資環境判断会議 グローバル バランス 運用部 企業調査 ・ クレジット調査 ・ 海外拠点調査 ※PBとは、パシフィックベースンの略称です。 8 II. (One Firm) が必要だったか? II. なぜグローバル化 なぜグローバル化(One Firm)が必要だったか? II-i. なぜグローバル化(One Firm)が必要だったか? GIPS準拠 NAM TKY GIPS準拠 GIPS準拠 NAM UK 12名体制 NAM USA NAM SIN GIPS非準拠 NAM HK NAM ML 2008年12月以前 10 II-ii. なぜグローバル化(One Firm)が必要だったか? z 問題の顕在化 ¾ ローカル・ニーズのみで商品提供 (グループ内で商品知識が未共有) ¾ 東京と海外拠点で重複作業 ¾ 検証者が異なり、コスト増 ¾ アジア拠点のGIPS非準拠 ¾ 豊富な国内籍投信の運用エンジンが輸出不能 ¾ 東京、ニューヨーク、ロンドンのトリプル・スタンダード 11 II-iii. なぜグローバル化(One Firm)が必要だったか? z グローバル商品戦略 ¾ グローバル商品戦略の礎 ¾ グローバル商品戦略を実行するツール z グローバル商品ブランド力 ¾ 高品質な野村の商品ブランド力を維持 ¾ 野村のブランド力を世界レベルで展開し共有 z グローバル商品プラット・フォーム ¾ ¾ 世界標準で運用商品のGIPSプラット・フォームを共有 GIPSのプラット・フォームを使い世界に運用商品を提供 12 II-iv. なぜグローバル化(One Firm)が必要だったか? 国内外共通のプラットフォーム 戦略的商品のパフォーマンス情報を全拠点で共有する基盤 UK US Tokyo Asia 投信・顧問の垣根無く魅力ある商品をグローバルに販売 ♪ ♪♪ 13 III. III. 準拠のための組織・体制整備 準拠のための組織・体制整備 III-i. 準拠のための組織・体制整備 準備事務局 準備事務局 発足 発足 NAM-Global 対象口座・ファンド数 (投資顧問)・・・600:東京・UK・US・HK・SIN・MY (投資信託)・・・1200:国内籍・外国籍 フェーズ1 フェーズ1終了 終了 NAM-Asia NAM-Asia GIPS準拠表明 GIPS準拠表明 Aug. 2008 Dec. 2008 NAM-Asia アジア3拠点の顧問口座コンポジット化 と東京コンポジットへの統合 (東京、シンガポール、香港、マレーシア) 第一回GIPS 第一回GIPS 管理委員会 管理委員会 開催 開催 フェーズ2 フェーズ2終了 終了 NAM-Global NAM-Global GIPS準拠表明 GIPS準拠表明 Feb. 2009 + NAM-USAとNAM-UK コンポジット統合 国内外籍投信のコンポジット化 Dec. 2009 = NAMGlobal 15 III-ii. 準拠のための組織・体制整備 NAM-Global 対象口座・ファンド数 (投資顧問)・・・約600:東京・UK・US・HK・SIN・MY (投資信託)・・・約1200:国内籍・外国籍 NAM-Global NAM-Global コンポジット構築 コンポジット構築 Dec. 2009 NAM-Global NAM-Global 初回GIPS準拠表明 初回GIPS準拠表明 検証業務開始 検証業務開始 Jan. 2010 NAM-Asia NAM-Asia アジア3拠点の顧問口座コンポジット アジア3拠点の顧問口座コンポジット 化と東京コンポジットへの統合 化と東京コンポジットへの統合 (東京、シンガポール、香港、マレー (東京、シンガポール、香港、マレー シア) シア) + NAM-Global NAM-Global パフォーマンス開示 パフォーマンス開示 開始 開始 以降 以降 NAM-Global NAM-Global 四半期毎に開示 四半期毎に開示 Sep. 2010 Apr. 2010 NAM-USAとNAM-UKコンポジット NAM-USAとNAM-UKコンポジット 統合 統合 国内外籍投信のコンポジット化 国内外籍投信のコンポジット化 = NAMGlobal 16 III-iv. 準拠のための組織・体制整備 NAM TKY Data Management Center NAM UK 3名体制 NAM USA NAM SIN NAM HK NAM ML 2010年1月以降 17 III-v. 準拠のための組織・体制整備 z インターフェース開発 18 III-vi. 準拠のための組織・体制整備 z GIPS管理委員会の立ち上げ 1. 目的 ¾ GIPSの全拠点の権限を集約 ¾ GIPSに準拠するパフォーマンス提示の品質の維持管理 ¾ GIPS準拠の適正さの監視と業務健全性の確保 2. 運営・決議事項 ¾ 委員は全拠点から選出 ¾ 原則四半期開催 ¾ 会社(Firm)の定義変更 ¾ 四半期、年間コンポジット・パフォーマンスの結果 ¾ 外部検証手続きの変更等GIPS運営関する事項 ¾ コンポジット新設、統廃合、各口座・ファンドのコンポジットへ の組み入れ、変更 ¾ GIPS関連ドキュメントの統制 19 III-vii. 準拠のための組織・体制整備 z 海外拠点との連携 ¾ 各準拠提示資料は原文として英語を採用 ¾ 各準拠提示資料は世界共通 (ローカル・ルールに基づく開示事項除く) ¾ 再一任口座、マスター・フィーダー・ファンドの把握 ¾ 規程・手続集(P&P)の統合 ¾ 異なるポートフォリオ・アカウンティングシステム ¾ 月次データベースの蓄積 ¾ ¾ 海外拠点固有のマンデート把握(ガイドライン) SEC、FSA (MiFID)とGIPS上の広告ガイドライン 20 III-x. 準拠のための組織・体制整備 z 国内籍投信の統合 ¾ 1,200本の国内籍投信(2005年1月~) ¾ Gross-up 処理 (NAV NAV + Fee) ¾ 各投信は基本固有マンデート (マンデート別の仕訳) ¾ 国内籍投信の固有ルールと顧問口座のプラクティス ¾ マザー・ベビーファンドの取り扱い ¾ ファンド・オブ・ファンズの取り扱い 21 IV. IV. コンポジットの運営と管理 コンポジットの運営と管理 IV-i. コンポジットの運営と管理 z GIPS準拠のコンポジット・パフォーマンス情報の提示に関するガイドライン 1. 目的 ¾ 当社及びNAMグループ会社から外部に供するパフォーマンス 実績データの統制を図る ¾ 外部提出資料の品質と顧客の信用を高める 2. パフォーマンス実績データの社内使用基準 ¾ GIPSパフォーマンスの社内使用基準原則 ¾ 同一プロダクトのパフォーマンス実績統一原則 3. GIPS準拠のパフォーマンスを管理運営する体制 ¾ GIPS管理委員会の役割明確化 ¾ GIPS管理委員会事務局の役割明確化 ¾ 海外現地法人のGIPS管理ツール使用方法 23 IV-iii. コンポジットの運営と管理 The Image of NAM-Global Firm Note: Blue squares are sample marketable composites. 1. Active Equity Strategy Composite 2. Passive Equity Strategy Composite Japan Equity Active Core T1 Japan Equity Active Core T2 3. Balanced and Blended Strategy Composite TOPIX Passive Global Risk Budget Nikkei 225 Passive Global Balance Japan Equity Active Core TOPIX Japan Equity Strategic Value MSCI Kokusai Japan Bond Active Core Japan Bond Nomura BPI Commodity Fund MMF / JPY Global Bond ex Japan Global Bond BarCap REIT MMF / USD 5. Passive Fixed Income Strategy Composite 6. Alternative Strategy Composite 7. Short Duration and Money Strategy Composite Global Credit 4. Active Fixed Income Strategy Composite 24 IV-iv. コンポジットの運営と管理 z グローバルに活用できるシステムの要件 ¾ StatPro (世界で250社の運用会社が採用) 機能面 z z z z z z サポート面 z z z z 日本語・英語OSに対応 出力帳票の日本語・英語対応 コンポジット・リターン多通貨対応 複数ファーム管理機能 大量のコンポジット・リターン計算処理が可能 NAM全拠点(日米欧亜)で共通基盤へアクセス 24時間サポート体制 (シドニー、ロンドン、ボストン、ケープ・タウン、フランクフルト等) グローバル危機管理体制 (バックアップサーバー: トロント、ロンドン) 5年毎に改定されるGIPSルールに対応 ユーザー・ミーティングから新たなニーズを取り込みフリー・ バージョンアップを行う 25 IV-v. コンポジットの運営と管理 z 運用総資産の確定 NAM TKY マザー・ベビーファンド (マスター・フィーダー・ファンド) Fund of Funds NAM UK NAM USA 26 V. の活用と今後の展開 V. GIPS GIPSの活用と今後の展開 V-ii. GIPSの活用と今後の展開 野村アセットマネジメント・部門会社一覧 野村アセットマネジメント・グループ その他 部門会社 A M 1. Nomura Asset Management Co., Ltd. 2. Nomura Asset Management U.S.A. Inc. 3. Nomura Global Alpha LLC 4. Nomura Asset Management U.K. Limited 5. Nomura Asset Management Hong Kong Limited 6. Nomura Asset Management Singapore Limited 7. Nomura Asset Management Malaysia Sdn. Bhd. 8. Nomura Islamic Asset Management Sdn. Bhd. 9. Nomura Asset Management Deutschland KAG mbh 10. Nomura Fund Research and Technology Co., Ltd. 11. Nomura Fund Research and Technology America Inc. 12. Nomura Corporate Research and Asset Management Inc. 13. Private Equity Funds Research and Investments Co., Ltd. 14. Nomura Bank Luxembourg S.A. 28 V-iii. GIPSの活用と今後の展開 zNAM Groupからアセット・マネジメント部門へ GIPS準拠 ノムラ・アセットマネジメント部門 (NFRT, NFRTA) NAM Group 9社 (NCRAM, PEFRI) 29 V-iv. GIPSの活用と今後の展開 Step: 1. データ供給と提供業務を一体化し業務効率を上げる 2. GIPSデータ活用の促進 3. グローバル・RFP・ライブラリーの構築 =コンサルタント向け(eVestment, GIMD等) 4. ワールド・クラスの運用会社 Global RFP Database Library (投資顧問企画部) GIPS NAM NAM TKY TKY NAM NAM USA USA グローバル・ グローバル・ コンサルタント コンサルタント NAM NAM UK UK ローカル・ ローカル・ コンサルタント コンサルタント NAM NAM SIN SIN NAM NAM ML ML 見込み顧客 見込み顧客 (RFP) (RFP) NAM NAM HK HK NAM NAM DE DE 投信販売会社 投信販売会社 30 V-v. GIPSの活用と今後の展開 GIPSグローバル化の次の展開は ワールドクラスへの礎 z グローバル商品戦略 z グローバル商品ブランド力 z グローバル商品プラットフォーム グローバル・ファーム⇒ワールド・クラス グローバル・ファーム⇒ワールド・クラス 31 当資料は、当社が信頼できると判断したものに基づいて作成してお りますが、これらは過去のものであり、将来について、保証するもの ではありません。尚、本資料のいかなる部分も電子的または機械 的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製または転送 等を行わないようお願い致します。 32