Comments
Description
Transcript
建設業の”墜落”災害防止の強化
建設業の”墜落”災害防止の強化 ~脚立・立ち馬の安全な使用、足場からの墜落防止対策~ ※H27は速報値 八王子労働基準監督署 H23より増加傾向、特に建築工事が増加、墜落災害が4割を占める 事故の型 建設業災害推移 160 死亡 建築 土木 その他 建設業全体 8 7 140 120 6 100 5 80 4 60 3 40 2 20 1 崩壊・倒 壊 3% 他 23% 墜落 40% 飛来・落 下 10% 激突 3% 挟まれ 12% 転倒 9% 0 0 (死傷) 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 H25~H27データ (死亡) はしご等、足場、トラックで半数以上 100% 足場 はしご等 墜落の起因 トラック 90% 80% 他 70% 60% 50% トラック 40% 立ち馬 脚立 足場 30% 単管 枠組 20% 荷台 はしご等 10% はしご 0% 脚立足場 ベテラン作業員の被災が多く、年齢に比例して多く発生 30 経験年数 年齢 25 20年 以上 26% 1年未満 12% 20 1~2年 11% 2~3年 10% 10~ 20年 22% 5~10年 12% 3~5年 7% 15 10 5 0 (人数) ・足場、はしご等、トラック荷台から の墜落の危険性を教育 ・高齢化に伴う運動機能、五感、平 衡感覚等の低下の認識 ※経験年数に応じた内容で教育を実施 墜落防止対策の推進 はしご等(脚立・立ち馬・はしご) 【H27.7発生】 基礎工事中、脚立に 乗って仮杭を持ってい た際に、脚立が揺れバ ランスを崩し墜落 腰部骨折、休業3カ月 ◇教育 ・適正な使用方法 ・脚立等による高所作業の危険性 ◇作業前 ・作業の高さにあった用具の選定 (原則2m未満で使用) ◇作業時 ・現場でのルール作成及び遵守 特に留意すべき事項 ◎脚立等から身を乗り出さない ◎反動のある作業をしない ◎3点支持での昇降 ◎ヘルメットの適正な着用 ◎はしごの滑動防止措置 (又は補助者)・・・など 【H27.10発生】 立ち馬でハンマードリルではつり作業 中、バランスを崩し、1.7m墜落 鎖骨・肋骨の骨折、休業1カ月 足場 【H27.5発生】 建物の外壁塗装作業中、足 場移動中、水で濡れた足場 に足を滑らし、外部側から約 1.8m転落 肋骨骨折、休業1カ月 ブロック塀 単管足場での発生多い 【H27.11発生】 屋根上で仮設足 場の解体中、外 した手すりを下 ろす際に足を滑 らし隙間から約 6m墜落した。 肋骨・足首の骨 折、休業4カ月 ◇作業前 ・枠組足場・本足場の採用 ・手すり等設置を計画に明示 ・足場規制強化に対応した計画作成 ・組立て等作業の特別教育 (脚立足場・ローリングタワーも該当) ◇作業時 ・組立等作業時の安全帯取付け設備 ・床材と建地の隙間(12cm)以下の確認 ・現場でのルール作成及び遵守 特に留意すべき事項 ◎作業手順逸脱禁止 ◎足場よじ登る等不安全行動の禁止 ◎手すりの取り外し後の復旧点検 ・・・など トラック荷台 【H27.1発生】 荷台に積んだ鉄板の落 下防止金具設置中、金 具のロックが外れ、バラ ンスを崩し荷台から転落 腰部骨折、休業6カ月 ◇作業前 ・荷台に乗らない作業方法の検討 ◇作業時 ・現場でのルール作成及び遵守 特に留意すべき事項 ◎荷台へは3点支持での昇降 ◎あおりに乗らない ◎背中を荷台の外側に向けない・・・など H28.4作成 H28.4作成 督署 ータ