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第6回(2013年2月)お話 - ブリティッシュ・カウンシル

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第6回(2013年2月)お話 - ブリティッシュ・カウンシル
Lesson Ideas for creative and real resources!
文部科学省より配布されている『Hi, friends!』にあわせ、LearnEnglish Kids から授業のアイデアと教室
での使用例をご紹介します。
今回は、特に「国際理解教育」の観点から授業で使えそうな素材を集めてみました。
ブリティッシュ・カウンシルの教材は、異文化理解のテーマも豊富です。また、ALT のいない教室にも外国の雰囲
気を届け、リスニング面では十分なインプットを与えることができるので、『Hi, friends!』をさらに有効
に活用させてくれるでしょう。
《記号説明》
T: 教師
Ss: 複数の児童
&: アンド
L: Lesson L1 は Lesson 1
(
): 教師の動作、ジェスチャーや動き、または注意点など。
お話 -「動物の避難所 (The Animal Shelter)」
活動のねらい
Animal shelter (動物の避難所)という言葉もあまり馴染みのない日本。飼い主のいな
い動物を引き取りにきた家族の話。ペットとしてかわれることの多い動物の名前や、「can
+動作」をあらわす表現が出てくるので、1 年間の総まとめとして活用することができる。
活動の種類(概要)
リスニング&単語
所要時間
15 分
文科省教材
Hi, friends! ①
展開例
T: Do you have a pet?
L3 p.10-13, L4 p.14-17
Ss: Yes, I do. / No, I don’t.
T: What kind of pets do you have?
Ss: Dog! Cat!
T: Dogs…and cats. Who has a dog? Please raise your hands.
Ss: はい! はい! Yes!
T: Who has a cat?
Ss: Yes, I do! Yes! (教師は犬やねこのイラストを黒板に貼る。なければ絵を描いてもよ
い。)
T: What other pets do you have?
Ss: ハムスター。 うさぎ、
T: Hamster, rabbit. (イラストを貼る、または描く。)
T: Let’s watch a story. You can see a family. They are choosing a pet. Tell me about
what animals you see in the film.
(お話を見る)
T: What animals are there in the cages?
Ss: Dog! Cat! Rabbit! Hamster! Fish!
T: OK. (イラストがあれば順次貼っていく)Dogs, cats, rabbits, hamsters, fish…any
more animals? Let’s watch it again. Try to find out
(お話を再度見る。ケージの中の動物が出てくる場面を聞いてから、止める。)
T: Did you find other animals?
Ss: Bird!
T: This is a bird, but it has a name. It’s a “budgie”. Please repeat, budgie. Budgie.
Ss: Budgie, budgie.
T: Who has budgies at home? (手をあげさせる)
Ss: Yes!
T: How many budgies do you have?
Ss: One!
(ここで、生徒の飼っている動物の種類や数、名前などを How many dogs do you
have? What’s your dog’s name? と尋ね、質問に答えさせ会話練習をする。また
静止したイラストを見ながら、How many dogs are there? と尋ね、全員に答えさ
せてもよい。) また、guinea pig と hamster は似ているが別の生き物で、guinea
pig の方が身体が大きくゆっくりと動き、hamster の方は手のひらにのる大きさで素
早く動き日本ではペットとしても人気、などの説明を日本語で加えてもよい。または
イラストを見せながら Is it big or small? Is it fast? Is it slow?などとたずねながら、
guinea pig と hamster の違いを推測させてもよい。
動物のイラストの下に、○と×(できれば英語式に✔と×)を書き、家族がお話の中で
言ったペットとしてよい点と悪い点をあげさせる。日本語で質問してもよいが、児童
が日本語で答えた場合に「どうしてそう思ったのかな」と尋ね、その根拠となるキー
ワードを言わせると、他の児童にも聞き取りのポイントがわかってよい。
また adopt=選ぶ、引き取る、という意味を伝え、通常のペットショップと異なり、引
き取り手のない動物を里親として引き取る制度がたくさんあることを伝える。日本に
もあるが、西欧に比べるとまだそれほど多くはない。
T: Let’s watch it again. Please repeat when I stop it, and tell me the meanings with
gesture or in Japanese.
(再度お話を見る。児童が読めそうな部分やキーワードのみリピートさせる。確認のため
意味をたずねるが、児童が英語で答えられない場合は、ジェスチャーで答える、または
日本語で答えてもよい。)
→動物の名前、How about ~? They can walk and run. など
LearnEnglish Kids
¾
The animal shelter
¾
スクリプトはこちら。ワークシートはこちら。ワークシートの動物のイラストを拡大コピ
ーし、Who wants what animal?と会話をしながら黒板に貼ると復習と会話練習の
両方をかねてよい。
備考(ワークシートの
①ワークシートの 1 枚目は動物のイラストの下に英単語を書き写すことができるので、お
使い方の工夫)
話の後の作業で使いやすい。なお、児童が英単語を書き写すことが難しい場合は、教師
が文字を書いておき、児童が自分で動物の絵を書けるよう元のイラストを修正テープで
消しておくなど、クラスの実態にマッチさせるよう工夫するとよい。
②教師が黒板にキーになる文章(動物の動作)を書き、絵カードの動物とマッチさせる。
グループで答えを考える。わかったチームは、動物の動きをしながら答えを英語で言う。
回答は、動作を見ている他の児童が英語で答え、全員でお話の内容理解を図るとよい。
ゲーム - 「フルーツ (Fruit)」
活動のねらい
様々な形のゲームを取り入れ、フルーツの名前を言い、読めるようにチャレンジしよう。
オンラインゲームでは、2 枚のカードをめくってポイントをゲットしよう。フラッシュカードを
利用すれば、フルーツの写真と文字を一致させ、友達とカードゲームをしながら読みの
練習もできるよ。
活動の種類(概要)
reading and vocabulary
所要時間
10 分
文科省教材
Hi, friends! ①
展開例
T: Let’s play a fruit quiz!!
L4 p,14-17
(フルーツクイズの質問文は、こちら。)
The first question! What is a long yellow fruit? Monkeys love it.
Ss: Banana!
T: Good job.
The second question! What is a very large round fruit? It’s green and black
outside, but it’s red inside.
Ss: Melon! Kiwi!
T: Is it red inside?
Ss: Watermelon!
T: That’s right!!
It’s a watermelon. Well done.
T: Let’s try the fruit gesture quiz!
(質問文の英語がややこしいものは、途中でジェスチャーゲームに形式をかえるとよい。
教師は答えのフルーツのヒントとなるような動作をする。色に関しては It’s ・・・といいな
がら、教室内にある同じ色のものを指差す、などルールを作り工夫するとよい。)
T: Now, your turn. I need a volunteer student. Can anybody come to the front?
(生徒を 1 人指名する。その生徒に答えのカードを見せ、ヒントとなるジェスチャーを前で
させる。)
(ひと通りフルーツの名前が出たところで、フルーツのイラストを黒板に貼り(描き)、下
に英語でつづりを書いておく。)
T: Let’s try this game. You have to find pairs – one picture and one word. Are you
ready? Let’s start!
(フルーツのオンラインゲームのページを開く。児童を2グループにわけ、交代で行っ
てもよい。またフラッシュカードを印刷したシートを配り、各自の机にカードを並べ、先
生の英語を聞き、イラストと文字のカードを素早く取るゲームなどを行ってもよい。)
(なお、児童が読み方のわからないカードに出くわしたときは、What is it? と友達にた
ずねてもよいことを伝えておくと、英語の発話を増やすよい機会となる。)
LearnEnglish Kids
¾
備考
・印刷ができるフルーツのフラッシュカードはこちら。児童用にコピーをして、カードめくり
フルーツ(Fruit) オンラインカードゲームのページ。
やカルタとりゲームを机の上で行いたい!
・フルーツのクイズはこちら。答えがわかったら、画面上のキーボードに答えのフルーツ
のアルファベットを打ち込もう。
単語&お話 - 「最高のベッドルーム (The best bedroom)」
活動のねらい
ぞうのエリーが自分のベッドルームを紹介します。ねんどで作られた登場人物たちのほ
のぼのとした雰囲気がとてもあたたかく、家具の名前が出てきますが、シンプルな英語
が耳から心地よく入っていきます。低~中学年向け、または英語が苦手な児童向けの
教材でとてもわかりやすくかわいい映像となっています。
活動の種類(概要)
Listening, Reading & writing
所要時間
15 分
文科省教材
該当箇所なし
展開例
* あらかじめダウンロードしたワークシートを児童数分、印刷しておく。
T: How are you today?
Ss: I’m good. Thank you. And you?
T: I’m sleepy…I went to bed at 11:00 last night, and I couldn’t sleep well in my bed.
By the way, do you sleep in a bed or on a futon?
Ss: In bed. Futon!
T: OK. Who sleeps in a bed? Please raise your hands.
Who sleeps on a futon? (同様に手をあげさせる)
Ss: Yes! Futon!
No. In bed!
I see. I sleep in a bed. This is my bedroom (海外の寝室の写真や絵カード、雑誌
の切抜き、インターネットで出てくる写真や画像などを見せる).
Ss: えー? うそー!
T: Yes, this is my bedroom. (スタンドライトを指差して)This is my favourite…
Ss: ランプ。 電気?
T: Yes. Lamp. It’s a lamp. (写真を指差しながら、家具の名前 table, chair…などを英語
で言う。)
T: (プリントを配布し、家具のアイテムを指して) What’s this?
Ss: It’s a bed.
T: Right. (順に名前を言う。英語を確認した後)
All these words are in this video. Let’s watch and see if you can hear the words.
LearnEnglish Kids
¾
The best bedroomのお話はこちら。
¾
お話にそったワークシートはこちら。1 ページ目はすぐに使えるが、2,3ページは児
童の学習進度にあわせて、無理のない程度に利用したい。
¾
男の子の寝室にある物と英語名のマッチングゲームはこちら。英語が得意な児童
向き。
¾
Paint it! というLEKのゲームの中のbedroomを使うと、学習した家具の単語に色を
つけるゲームができる。BedroomのPaint it! はこちら。
備考
・映像を見た後に、自分の理想的な部屋のイラストを描き、みんなの前で発表する
Show and Tell を行うなどの発展した活動をしてもよい。
【その他おススメの無料素材と活動】
—
早口ことば(Tricky frisky snake)・・・今年は巳年。Snakeが出てくる早口ことばで口のウォーミングアップ
を行おう!
—
世界の子どもの映像コンテスト(映像で紹介)・・・世界の子どもが投稿した動画をコンテストの結果として
紹介。自分の特技や夢、家族、学校や家のことなど、なんでも自分が伝えたいことを英語で語るコーナー。
様々なトピックについて投稿され、どこの国からの映像か考えるのも楽しい。また背景や登場人物、ジェ
スチャーも日本とはまったく異なるので、見ているだけでも興味深い。一度は児童に見せてみたい映像満
載!
—
Little Kidsのセクション・・・LearnEnglish Kidsページのタブ一番右にある、Little Kidsのセクションでは、
日本で初めて英語を学ぶ児童にちょうどよいレベルのゲーム、歌、お話、工作が載せられている。児童
が興味を持ちそうな素材をここから探し、自分流の授業を作ってみよう。
—
顔のマッチングゲーム(ゲーム)・・・英語の説明を聞き、それが誰なのかイラストをよ~く見て答えを探そう。
おやおや、よく似ている顔の人たちがたくさんいるよ。間違えないで正解を見つけよう。
—
今週の単語(Word of the week)・・・read & writeのタブにあるこのコーナーでは毎週英単語を一つずつ
紹介する。子どもたちに馴染みのあるcomicやplaygroundなどの言葉を、イギリスの子ども達が説明す
る。少し難しい単語は省いて、わかりやすいものを毎時間紹介する、などするとよい。
— 子どもニュース -ダンス-(Kids News -Dance-)・・・かわいい女の子のヴィーダちゃんがダンスを披露し
てくれるよ。自宅リビングの背景が今回の学習内容「家具」と一致しているので、部屋のつくりなども参考
にしながら見てね。
作成者: 帝塚山学園帝塚山小学校 森本敦子先生
英国ヨーク大学 Teaching English to Young Learners 修士課程
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