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40周年記念リーフレット

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40周年記念リーフレット
写真で振りかえる40年
おかげさまで 40 周年
障がいのある人がスポーツに親しめる環境を
長居障がい者スポーツセンターは、昭和 49(1974)
年 5 月、日本で初めての障がい者のためのスポーツ施設
として開館し、平成 26
(2014)年で 40 周年を迎えました。
「いつ一人で来館しても指導員や仲間がいて、安心し
日常におけるスポーツ指導
スポーツ教室の開講
スポーツクラブの育成
▲プール指導風景
(昭和 54 年頃)
▲車椅子バスケットボール教室
(昭和 50 年頃)
▲アーチェリークラブ(昭和 57 年頃)
昭 和 49 年 の 開 館 当 初 よ り、障 が い 者
スポーツ教室は、技術やマナーの習得
センターでは、スポーツ教室を修了し
が「いつ一人で来館しても指導員や仲
を 目 的 と し て、昭 和 49 年 か ら 毎 年 開
た人々が仲間づくりやスポーツの継続
間がいて、安心していろいろなスポー
講し、障がい者のスポーツの生活化に
化を図るために、自主的なクラブ運営
ツを楽しむことができる」という基本
寄与してきました。開館当初は、技術習
を支援してきました。開館当初はアー
方 針 の も と、各 室 に 指 導 員 を 配 置 し、
得 系 の 教 室 が 中 心 で し た が、平 成 11
チ ェ リ ー、卓 球、水 泳 な ど 6 つ の ク ラ
年頃からは健康志向に対するニーズに
ブ か ら 始 ま り、こ れ ま で 19 の ク ラ ブ
ていろいろなスポーツを楽しむことができる」という基本方針のもと、これまで 900 万人以上の方が利用され
ています。
沿革
年・月
内 容
【昭和】
年・月
内 容
【平成】
49.5
開館記念式典
元.8
’
89RESPO大阪
(障害者レクリエーション大会)
開催
49.6
第1回スポーツ教室開講
2.
12
第1回大阪ふれあい水泳大会開催
49.7
秩父宮妃殿下ご視察
3.3
第1回日本身体障害者陸上競技選手権大会開催
寬仁親王殿下ご視察
3.4
第1回日本車いすマラソン大阪大会開催
49.
12
第1回クリスマスの集い開催
3.7
秋篠宮殿下、同妃殿下ご視察
50.2
第1回大阪市身体障害者青少年スキー教室開講
3.9
大阪市障害者スポーツ指導者養成講習会開講
50.5
開館1周年記念行事開催
50.8
第1回盆踊り大会開催
49.9
51.5
第1回ボランティア教室開講
51.8
機関紙
「スポーツセンターだより」
創刊号発行
52.8
第1回身体障害者体育・スポーツ研究発表会開催
53.
12
開館5周年記念
「第8回日本車椅子バスケットボール
寬仁親王殿下をお迎えして第20回大阪市身体障害者ス
キー教室記念大会開講
6.
10
開館20周年記念式典
9.
10
大阪市舞洲障害者スポーツセンター開館
9.
10
大阪市長居障害者スポーツセンターに名称変更
9.
11
第33回全国身体障害者スポーツ大会
「ふれ愛ピック大阪」
「身体障害者のためのスポーツ指導 − 肢体不自
由編 −」発行
54.4
6.2
9.
11
11.1
皇太子殿下、同妃殿下が卓球競技ご視察
や股関節障がいなど、障がいに特化し
会の開催や選手育成など、障がい者ス
てきました。
た教室も実施しています。
ポーツの組織化に貢献してきました。
我が国における障がい者スポーツの先駆けとして
寬仁親王殿下ご臨席
▲大阪身体障害者陸上競技選手権大会(昭和62年頃)
(後の日本身体障害者陸上競技選手権大会)
▲第20回大阪市身体障害者スキー教室
(平成 6 年)
54.9
開館5周年記念文集
「気力」
発行
13.4
第1回大阪市障害者スポーツ大会開催
55.4
スウェーデン国王カール16世・同妃殿下ご視察
15.2
国際親善車椅子バスケットボール大阪大会開催
55.
11
皇太子殿下・同妃殿下ご視察
16.1
第30回大阪市障害者スキー教室に特別指導員として
11.4
指導法などの発信
開館25周年記念「国際親善(日本・豪州)女子車椅子バス
ケットボール大会」
開催
「身体障害者のためのスポーツ指導 − 視覚・聴覚・
▲研究紀要第1集
(昭和 50 年)
▲身体障害者のためのス
ポーツ指導(昭和55年)
言語障害編 −」発行
16.
10
開館30周年記念式典
(寬仁親王殿下ご臨席)
スポーツクラブのメンバーが中心とな
大 阪 市 が 主 催 し て、昭 和 50 年 に 第 1
開館当初から、日常の指導現場におけ
第1回日本肢体不自由者卓球選手権大会開催
16.
12
第1回大阪市障害者スポーツミーティング開催
り、平素の練習だけではなくその成果
回教室が開講されました。大阪市の障
る成果や課題を研究紀要としてまと
を試すために、自主的に競技会を開催
がい者が大自然の中でスキーに親しめ
め、また、障がい別の指導書、地域での
するようになりました。初めは大阪大
るようにとの願いから、寬仁親王殿下
指導に役立つプログラム集の発刊、各
会や近畿大会規模の競技会でしたが、
のご指導のもと、誰もが自分の技術に
種 調 査 研 究 な ど、全 国 の 障 が い 者 ス
水泳、陸上競技、卓球、電動車椅子サッ
合わせてスキーを楽しむことができま
ポーツ関係者に発信する役割を果たし
カ ー、バ ド ミ ン ト ン な ど、後 に 日 本 選
した。この教室を通じて、昭和 54 年に
て き ま し た。さ ら に、昭 和 52 年 よ り、
手権大会にまで発展した大会が数多く
は蔵王で開催された「世界スキー指導
センターが事務局となり、日本障害者
あります。現在は組織化も進み、毎年継
者会議」で指導法を発表、ノルウェーの
体 育・ス ポ ー ツ 研 究 発 表 会 を 開 催 し、
続的に開催されています。
大会にも選手を派遣してきました。
今年で 38 回を数えます。
56.7
重度身体障害者
(児)
体育訓練施設開館式
18.4
地域・障害者のスポーツ振興プロジェクト開始
58.
10
三笠宮妃殿下ご視察
19.8
IAAF世界陸上2007大阪大会障害者招待事業開催
開館10周年記念式典
(シンボルマーク制定)
19.
10
リハビリテーション相談事業開始
62.
11
ど、利用者のさまざまな目的に対応し
者講習会開講
54.8
61.7
体の基盤となったクラブもあり、競技
障がい者スキー教室
常陸宮殿下・同妃殿下ご視察
59.9
が誕生しました。中には全国的な競技団
リフレッシュ系の教室や脳血管障がい
長居から始まった競技大会
高松宮殿下ご視察
59.5
も 応 え、自 由 に 参 加 で き る ダ ン ス 系・
寬仁親王殿下をお迎えして大阪市障害者スキー教室指導
54.6
56.3
充実させたい」
「健康・体力の維持増進」
「レクリエーション」
「競技力の向上」な
卓球競技会場
選手権大会」
開催
55.
12
「障がいを少しでも軽くし日常生活を
第1回日本身体障害者水泳選手権大会開催
「精神薄弱者のためのスポーツ指導」
発行
寬仁親王妃信子殿下ご視察
23.3
24.1
25.3
26.2
「出張スポーツ・レクリエーション教室プログラム事例集」発行
障害の理解講座開講
「高次脳機能障がい者の運動を考える」
発行
車椅子バスケットボール親善交流会in大阪開催
利用状況
地域とともに 40 年
夏祭り(盆踊り大会)
クリスマスの集い
地域スポーツ振興事業
平成 9 年に舞洲障がい者スポーツセンターが開館しましたが、利用者数は減ることなく増え続
年度別 延利用者数
けており、平成 25 年度の長居・舞洲両館の延利用者数は 62 万人にのぼります。
400,000
371,862人
355,510人
350,000
309,242人
300,000
260,189人
239,545人
250,000
200,000
▲第25回盆踊り大会
(平成 11 年)
▲第 5 回クリスマスの集い
(昭和 53 年)
▲出張教室
(平成 19 年)
174,562人
167,421人
157,457人
150,000
「気軽に盆踊りに参加したい」との利用
開館した昭和 49 年から開催しており、
障がい者が、センターだけでなく身近
者 の 声 が き っ か け と な り、昭 和 50 年
当初はダンスパーティーの趣でした
な地域でスポーツやレクリエーション
より毎年開催しています。参加者は、セ
が、途中からは劇や手品などの子供の
に 親 し む こ と が で き る よ う、平 成 18
ンターの利用者だけではなく、近隣の
部とバンド演奏などの大人の部の 2 部
年より出張教室を開始しています。最
住民やボランティアの方々など、地域
構 成 で の 開 催 と な り ま し た。平 成 に
近では、区単位での活動が広がるよう
と 一 体 と な っ た 催 し と な り、毎 回
入ってからは、日頃からセンターで活
「障 が い 者 ス ポ ー ツ・レ ク リ エ ー シ ョ
2000 人の方々が参加しています。盆
動しているグループのダンス発表など
ンひろば」として地域展開が進んでい
踊りや夜店を楽しみながら、障がいの
の 要 素 も 加 わ り、夏 祭 り 同 様、地 元 の
ます。その他、各区イベントの事業協力
ある人とない人が交流する場にもなっ
大阪大和川ライオンズクラブの皆さん
や小・中学校などでの福祉教育の授業
ています。
のご支援をいただき開催しています。
にも協力をしています。
80,472人
100,000
50,000
0
昭和
49年度
平成
6年度
平成
11年度
平成
16年度
平成
21年度
平成
25年度
知的障がい
注1: 知的障がいは平成 9 年から、精神・内部障がい
は平成11年から統計を開始しています。
注 2:「その他」には、統 計開始前の知的・精神・内部
50,000
日本車いすマラソン大阪大会
平成
1年度
肢体障がい
60,000
国際大会出場選手の指導
昭和
59年度
障がい別 延利用者数
80,000
70,000
大阪市のスポーツ振興を担って
昭和
54年度
障がい、重複障がいなどが含まれます。
40,000
国際親善車椅子バスケットボール大阪大会
30,000
その他
視覚障がい
20,000
精神障がい
10,000
聴覚・言語障がい
内部障がい
0
昭和
49年度
▲第5回パラリンピック大会(トロント大会)
出場
森本雅美選手の練習風景
(昭和 51 年)
▲第10回日本車いすマラソン大阪大会
(平成 13 年)
▲2010 国際親善女子車椅子バスケットボール
大阪大会(平成 22 年)
開館 3 年目の昭和 51 年から、センター
平成 3 年より、国内トップ選手はもとよ
平 成 15 年 よ り、大 阪 市 中 央 体 育 館 を
の利用者を中心とした大阪市在住の選
り海外選手も招待し、沿道の多くの声援
主会場に車椅子バスケットボールの
手が、パラリンピックやデフリンピッ
を受け、南港コース、舞洲コース、長居公
4 ヵ国対抗の親善大会を開催してきま
ク(聴覚障がい者の世界大会)などの国
園周回コースなどで開催してきました。
した。単なる競技会としてではなく、学
際大会に毎回出場しており、その選手
また、300 人を超えるボランティアに支
校単位で観戦できるように平日の設定
育成に力を注いできました。また、職員
えられ、併催事業も充実した地域に根付
や各チームが小・中学校を訪問する学
自らも日本選手団のコーチとして多く
いた大会となりました。
校交流会、肢体障がいのある子供たち
の大会に帯同してきました。2020 年
現在では、大阪マラソンに車椅子マラソ
が選手から指導を受けるジュニアレッ
の東京パラリンピックに向けて、さら
ンの部が設けられ、この大会の意義が受
スンなど、市民の障がい者理解に多く
に選手強化を進めていきます。
け継がれています。
の役割を果たしてきました。
昭和
54年度
昭和
59年度
平成
1年度
施設別延利用者
平成
11年度
平成
16年度
平成
21年度
平成
25年度
年齢別延利用者
その他
会議室 5%
6%
遊戯室
7%
小体育室
11%
平成
6年度
∼12才
体育室
10%
4%
13才∼17才
8%
65才∼
26%
プール
17%
18才∼29才
平成 25 年度
19%
平成 25 年度
60才∼64才
卓球室
10%
トレーニング室
16%
6%
50才∼59才
30才∼39才
13%
ボウリング室
18%
12%
40才∼49才
12%
Fly UP