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石狩市立生振小学校 - 北海道教育委員会
別記様式1 アイヌの人たちの歴史・文化等 ふるさと教育 観 光 教 育 実 践 事 例 石狩市立生振小学校 実施学年:4年 1 実践のポイント 実施時数:10 時間 全校児童数:55 名 (2) アイヌの歌や踊り・楽器の紹介 児童にふるさとに対する愛着や誇りを育むため、総合的 歌や踊りについて学習しました。学習では、実際に歌 な学習の時間に調理や舞踊を行う体験活動を位置付けるな や踊りを体験しながら学習しました。 「ウポポ(座り歌) 、 どして、探究的な学習活動を展開しています。 ホリッパ(輪踊り) 」はどのような時に、歌われたり、 踊られたりしていたのか、また、歌や踊りに込められて 2 指導計画 時間 いる意味を教えてもらうことにより、アイヌの人たちの 主な学習活動 文化に対する意識の高揚につながりました。 オリエンテーション(体験活動への意欲付けと見 1 通しをもたせる) 2~5 6 体験活動「サケの調理、歌や踊り・楽器の紹介」 体験活動の振り返りと個人の課題設定 7~9 調べ学習、壁新聞作成 10 アイヌ文化学習発表会 3 活動の様子 (1) アイヌの食文化・サケの調理 踊りの練習 外部講師の協力を得て、アイヌの人たちの食文化につ いて学習しました。サケの解体の実演やアドバイザーの 説明、調理実習などから、アイヌの人たちが様々な知恵 4 実践の成果 を用い、工夫をして料理を作っていること、特にサケは ○ 児童アンケートを学習の前後で比較した結果、 「今、 皮なども無駄にしないように靴や服などに使っていた 住んでいる地域の歴史や自然について関心があります ことなど、自然の恵みを大切にする文化を学び、自分の か。 」 「アイヌの人たちの歴史や文化についてもっと調 現在の生活を見つめなおす契機となりました。 べたいと思いますか。 」という質問に肯定的な回答をし た児童は、ともに約半数から 71.4%に増加しました。 また、 「北海道や自分たちの住んでいる地域は、好きで すか。 」という質問に肯定的な回答をした児童は、約 70%から 92.8%に増加し、児童の興味・関心が高まり ました。 ○ アイヌの人たちの歴史や文化等をはじめ、地域につ いての関心が高まったことで、壁新聞の作成やアイヌ 文化学習の発表会においても、児童は積極的に取り組 むことができました。 サケの解体の実演