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ArubaOS3.1 Quick Start Guide (RF Plan)

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ArubaOS3.1 Quick Start Guide (RF Plan)
Quick Start Guide for ArubaOS 3.1
RF Planning and Deployment
<目 次>
1. はじめに................................................................................................................................................ 1
2. RF Plan 概要 ........................................................................................................................................ 1
3. RF Plan 準備 ........................................................................................................................................ 1
① RF Plan に用いる情報 ...................................................................................................................... 1
② 接続レートとラジオタイプの検討 .................................................................................................... 1
③ AP タイプの検討............................................................................................................................... 1
④ AP に接続するユーザ数の検討 ......................................................................................................... 2
⑤ Air Monitor の検討........................................................................................................................... 2
4. RF Plan の実施..................................................................................................................................... 2
① Campus と Building の作成 ............................................................................................................. 2
② AP/AM Modeling Parameters の入力 ............................................................................................. 5
③ AP/AM Planning .............................................................................................................................. 9
5. FQLN マッピング................................................................................................................................11
ARUBA Networks Partner only
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1. はじめに
本 Quick Start Guide では、設置環境やサービス内容に合わせて AP を選択し、RF Plan ツールを用いて
AP/AM の台数や設置場所を計画する解説を行います。なお、実環境との整合性をとるため、RF Plan に基
づいて AP を設置した後、ARM の実施をお勧めいたします。OS は 3.1.0 をベースに、RF Plan について
は WebUI ベースでの解説を進めます。OS のアップグレードや、基本的な使用方法については各コントロ
ーラの”Startup-Guide”を参照してください。
2. RF Plan 概要
RF Plan は Aruba が提供する AP 設置プランツールです。これは物理的なサイトサーベイを行わず、設
置環境における情報を入力することによって必要な AP 数や設置場所をプランするツールです。
RF Plan ツールには Aruba モビリティコントローラの WebUI 上で動作するものと、PC へインストール
して動作するアプリケーションの 2 種類あります。アプリケーションベースの RF Plan ツールの入手及び
インストレーションについては弊社代理店窓口までお問合せください。
RF Plan は、屋内用全指向性アンテナを持ち、天井位置などの見通しの良い位置に AP が設置されてい
る一般的なオフィス環境において有効なツールです。倉庫、工場、大会議場等、高い天井位置を持つ環境
や、金属製のラック、車体、飲料水の大型ケース、水槽など、RF の減衰やブロックが予測され、指向性
アンテナが必要な複雑な設置環境においてはサイトサーベイの実施をお勧めいたします。
また、壁、ドア、オフィス家具などの障害物の考慮は行いません。
3. RF Plan 準備
RF Plan を行う前に、使用するアプリケーションやカバーエリアなどを検討する必要があり、以下の準
備が必要です。
① RF Plan に用いる情報
- 無線を導入するビル、フロアの寸法:横×縦×高さ
- JPG フォーマットによるフロアマップ:最大 2048×2048
② 接続レートとラジオタイプの検討
AP への接続最低レートを検討する必要があります。アプリケーションやユーザが帯域を多く必要とす
る場合は、高い最低レートを検討する必要があります。また、11a を使用する場合は、クライアントの J52
又は W52/53 対応の調査を実施する必要があります。
③ AP タイプの検討
AP のタイプには、Single Radio タイプ又は Dual Radio タイプの選択を行います。アプリケーションに
よって使用するバンドを分けたい場合や、使用するチャネル数を増やしたい場合は Dual Radio タイプを
選択する必要があります。また、オプションアンテナを使用する場合には、オプションアンテナ対応の
AP を選択してください。
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Single Radio
Dual Radio
J52
W52/53
Integral Omni-Directional Antenna
(2.4 and/or 5 GHz bands)
Optional Detachable Antennas
AP60
AP61
✔
✔
✔
✔
✔
✔
✔
✔
AP65
AP70
✔
✔
✔
✔
✔
✔
✔
✔
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
!注意:802.11a を使用する場合、あらかじめ J52、又は、W52/53 に対応した AP を選択し、購入する
必要があります。同じ AP70 でも J52 対応の AP70 と W52/53 対応の AP70 では商品コードが異なります
ので注意が必要です。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
④ AP に接続するユーザ数の検討
一般的な TCP/IP を用いたデータ通信では、1 台の AP で 20~30 ユーザの通信をサポートすることが可
能です。但し、遅延に敏感な音声を使用した場合は、同時通話を 8 通話程度で考慮することをお勧めいた
します。音声以外にも遅延に敏感なアプリケーションを使用する場合は注意が必要です。
⑤ Air Monitor の検討
Access Point は、
1 つの Access Point で WLAN サービスと Air Monitor 機能の両方を兼用させることと、
あるいは、WLAN サービス専用に動作させ、他に専用の Air Monitor を必要とする場合があります。ロケ
ーションサービスや、不正 AP 検出など、無線セキュリティ機能を高めたい場合は、Access Monitor 専用
機を設置することを推奨します。
ロケーション機能を使用したサービスを実施する場合
Air Monitor を設置することでスキャンを連続的に行い、より正確に位置情報を把握することができます。
不正 AP の検出など、無線セキュリティ機能を高めたい場合
Air Monitor を設置することで、多チャンネルにおいてスキャンを連続的に行い、ad-hoc ネットワーク
や不正 AP の検出能力を高めることができます。デュアルラジオタイプの AP を使用することにより
2.4GHz、5GHz を同時にスキャンすることができます。
4. RF Plan の実施
① Campus と Building の作成
WebUI から>plan を選択すると、以下のような Campus List が表示されます。Campus List には RF Plan
上のデータベースが保持している Campus 一覧が表示されます。新規に Campus を作成するには、
「New
Campus」を、Campus 内の Building を編集するには編集する Campus を選択し、
「Browse Campus」を
クリックしてください。Campus に存在する Building 一覧が表示されます。
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Campus List ボタン
New Campus
Browse Campus
Rename Campus
Delete Campus
Export
Import
AP FQLN Mapper
説明
Campus の追加
リスト上の選択された campus の編集を行います。
リスト上の選択された campus の名前を変更します。
リスト上の選択された campus を削除します。
リスト上の選択された campus データベースとフロア図を Export します。
campus のデータベースとフロア図をインポートします。
FQLN とのマッピングをマニュアルで実施
新規に Building を作成するには、「New Building」をクリックします。
Building List ボタン
New Building
Browse Building
Rename Building
Delete Building
Export
Import
AP FQLN Mapper
説明
Building の追加
リスト上の選択された Building の編集を行います。
リスト上の選択された Building の名前を変更します。
リスト上の選択された Building を削除します。
リスト上の選択された Building データベースとフロア図を Export します。
Building のデータベースとフロア図をインポートします。
FQLN とのマッピングをマニュアルで実施
新規に Building を作成すると、以下のような Building がデフォルトで作成されます。「Building
Dimension」をクリックし、ビルの大きさをカスタマイズして下さい。
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「Building Dimension」をクリックすると、以下の Dimension 画面が表示されます。
以下の Edit パラメータの説明を参照し、パラメ
ータを編集してください。なお、Width と Length
は実際の建物の寸法ではなく、マップ(インポート
するフロア図)の寸法です。また、Inter Floor Height
は、上下フロアに隣接している AP を考慮し、フロ
アを越えて AP を使用する場合に入力します。上下
フロアの隣接 AP を考慮せず、フロア毎に設置した
AP を使用する場合は、この値に「300」等大きな
値を入力してください。
Edit パラメータ
Campus Name
Building Name
width
Length
Inter Floor Height
Unit
Floors
説明
Campus 名の選択を行います。
Building 名の編集を行います。
Building の横幅を編集します。
Building の縦幅を編集します。
Building のフロアの高さを編集します。
長さの単位(Meters 又は Feet)を選択します。
フロア数を編集します。
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全てのパラメータを入力し Apply をクリックすると、変更内容を保存/更新の確認画面(左下)が表示
されます。OK をクリックすると保存完了画面(右下)が表示されるので、OK をクリックします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
注意:通常、設定を変更/入力した後、Apply ボタンをクリックしますが、そのままでは設定内容の保存は
されません。保存する場合は Save ボタンをクリックしてください。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ビルディング情報が更新された Overview 画面が表示され、
「Building Dimension」をクリックします。
内容を確認し、「AP Modeling Spec.」をクリックします。
② AP/AM Modeling Parameters の入力
上図の「AP Modeling Spec.>」をクリックすると、「AP Modeling Parameters」画面が表示されます。
ここで入力したパラメータ値から必要な Access Point 数を算出します。
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以下の Edit パラメータの説明を参照し、パラメータを入力後、Apply をクリックしてください。
Edit パラメータ
説明
Radio Type
使用するバンドを選択します。[ 802.1a+b/g | 802.1a | 802.1b/g ]
AP Type
設置する AP タイプを選択します。
Design Model
Coverage:(Low-Bandwidth) 帯域を多く必要とせず、ローミングが発生しに
くいゲストアクセス環境などを前提としています。低いデータレートで比較
的遠くからも無線クライアントがアソシエートできるAPの配置となります。
Capacity:(High-Bandwidth) ユーザ数やアプリケーションタイプが高密度で
高いトラフィックレートが必要な環境を前提とします。ユーザ密度が比較的
高く、トレーニングルームや一般的な日本のオフィスに該当するでしょう。
Custom:すでに AP 数が決まっている場合に選択して下さい。
Overlap Factor
Low (100%):障害物や RF 環境が良いオープンスペースなどの場合に選択
Medium (150%):一般的なオフィス環境の場合に選択
High (200%):コンクリート壁、金属製の障害物、RF 環境が悪い場合に選択
Custom:上記以外(例:120%)の値を指定する場合に選択
Total Users
WLAN で使用するトータルユーザ数を入力してください。
User/AP
1 台あたりの AP で接続させるユーザ数を入力してください。
Desired Rate
最低接続レートを選択します
次に「AM Modeling Parameters」画面が表示されます。ここで入力したパラメータ値から必要な Access
Point 数を算出します。
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以下の Edit パラメータの説明を参照し、パラメータを入力後、Apply をクリックしてください。
Edit パラメータ
説明
Design Model
Coverage:(Low-Bandwidth) 帯域を多く必要としない設置環境で、ローミン
グが発生しにくく、ゲストアクセスなどを前提としています。低いデータレ
ートで比較的遠くからも無線クライアントがアソシエートできるAPの配置と
なります。
Custom:すでに AP 数が決まっている場合に選択して下さい。
Desired Rate
最低接続レートを選択します
次に、各フロアのフロア図や WLAN サービスを使用する範囲などの情報をカスタマイズします。以下
の Planning 画面より Edit Floor をクリックしてください。
以下のような Floor Editor 画面が表示されます。
以下の Floor Editor パラメータの説明を参照し、パラメータを入力後、Apply をクリックしてください。
Floor Editor
説明
Level
そのフロアの階数を指定します。
Name
フロア名を指定します。
New BG Image
フロアマップ図を指定します。
BG Image を指定すると以下のようなフロアマップを表示することが可能です。Zoom にて倍率を調整
して下さい。
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フロア内には WLAN サービスを行わない場所や、AP/AM を設置することが物理的に不可能な箇所があ
ります。RF Plan ではそのようなエリアを指定することができます。上図の Areas New ボタンをクリック
すると、以下のポップアップ画面が表示されます。
以下の Aria Editor パラメータの説明を参照し、パラメータを入力後、Apply をクリックしてください。
Aria Editor
説明
Name
エリア名を入力します。
Type
Don’t Care:WLAN のサービス対象外エリアを指定します。
Don’t Deploy:AP/AM の物理的設置が不可能なエリアを指定します。
エリアの位置や範囲は、以下の両図のようにドラックすることで変更することができます。
<変更前>
<変更後>
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複数のエリアを追加することで、以下のような WLAN フロアを作成します。
③ AP/AM Planning
次に、AP/AM の設置位置の計画を行います。AP Plan を選択すると以下の画面が出力されます。
Initialize ボタンをクリックすると、「AM Modeling Parameters」など前に与えられた情報を元に、マッ
プ上に AP を配置します。また、Start ボタンをクリックすると、各 AP を理想的な位置へ移動します。
<Initial>
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<Start>
AM Planning は、AM Plan を選択し、実施してください。AP Planning と同様のオペレーションにて行
うことができます。
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5. FQLN マッピング
Dynamic Heat Map やロケーションなどのサービスを実施するには、AP が「どのビルのどのフロアに
あるのか」、設置位置を管理する必要があります。ArubaOS2.x では AP Location 番号で AP の設置位置を
管理しましたが、ArubaOS3.x からは、Fully Qualified Location Name (FQLN)で管理を実施します。FQLN
は「Campus」、
「Building」
、
「Floor」
、
「AP Name」の 4 項目で構成され、以下のフォーマットで構成され
ております。
APname.Floor.Building.Campus
「AP Name」と FQLN のマッピング方法は 2 つあり、1 つは Provisioning モードにて設定する方法と、
WebUI の FQLN マッピングツールを活用する方法があります。本 Guide では WebUI によるマッピング方
法について解説いたします。「Building List」画面(下図)よりマッピングするビルを選択し、
「AP FQLN
Mapper…」ボタンをクリックします。
「AP FQLN Mapper」画面(下図)では、コントローラに接続されている AP/AM List が表示されます。
マッピングを行う AP/AM をチェックし、「Campus」
、「Building」、
「Floor」を選択した後、
「Set FQLN」
ボタンをクリックします。マッピングを有効にするには、AP の再起動が必要です。
以上
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