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表 2-1 便秘治療薬の作用機序別分類 作用機序からみた主な便秘治療薬
表 2-1 便秘治療薬の作用機序別分類 作用機序からみた主な便秘治療薬 分類 一般名 センノシド プルゼニド ® ピコスルファート ナトリウム水和物 ラキソベロン ® ビサコジル テレミンソフト ® 炭酸水素 Na・ 無水リン酸二水素 Na 新レシカルボン ® (センノシドとして) 錠 ※後発品に顆粒あり 1 回 12 ~ 24mg 1 日 1 回、就寝前に内服 ※重症例は 1 回 48mg まで増量可 (ピコスルファート Na 水和物 錠、内用液 として)1 回 5 ~ 7.5mg 1 日 1 回、就寝前に内服 ※年齢・症状により適宜増減 (ビサコジルとして) 坐剤 ※OTC に内用薬あり 1 回 10mg 1 日 1 ~ 2 回、肛門内に挿入 ※年齢・症状により適宜増減 1 回 1 ~ 2 個を肛門内に挿入 坐剤 ※重症例では 1 回 2 ~ 3 個を 数日間に続けて挿入 酸化マグネシウム 酸化マグネシウム 膨張性下剤 クロライドイオン チャネル アクチベータ― 浣腸薬 ラクツロース モニラック ® 特記事項 禁忌:本剤成分に過敏症の既往の 本剤の投与により、尿が黄褐色又 ある患者、急性腹症、痙攣性便秘、 は赤色を呈することがある 重度の硬結便、電解質失調の患者 原則禁忌:妊婦または妊娠してい る可能性のある婦人 腹痛、悪心、嘔吐、腹鳴、腹部不 快感、蕁麻疹、発疹など 稀に虚血性大腸炎、腸閉塞、腸管 穿孔 禁忌:本剤成分に過敏症の既往の ある患者、急性腹症の患者、腸管 閉塞(大腸検査前処置)の患者は 禁忌 禁忌:急性腹症、痙攣性便秘、重 度の硬結便、肛門裂創・潰瘍性痔 核の患者 過敏症状、ショック様症状、直腸 刺激感、直腸炎、腹痛、腹部・肛 門部不快感等 軽度の刺激感、下腹部痛、不快感、 禁忌:本剤成分に過敏症の既往の 下痢、残便感 ある患者 末、シロップ、 (ラクツロースとして) 1 日 19.5g ~ 39.0g 朝夕 2 回に分けて内服 ※症状により適宜増減 ドライシロップ、 禁忌・相互作用など注意点 腹痛、下痢、腹鳴、悪心・嘔吐、 低カリウム血症等 (酸化マグネシウムとして) 高マグネシウム血症、下痢 1 日 2g を下記のいずれかで 内服 ・食前または食後に分 3 ・就寝前に分 1 ※年齢・症状により適宜増減 ゼリー カルメロースナトリウム バルコーゼ ® 主な副作用 錠、顆粒、散 マグラックス® 塩類 下剤 糖類 下剤 1 回 0.5g ~ 1.0g 1 日 1 ~ 2 回内服 ※年齢・症状により適宜増減 顆粒 マグミット ® 浸透 圧性 下剤 便秘症に対する用法・用量(成人) アローゼン ® 直腸刺激性 下剤 剤形 センナ・センナ実 大腸刺激性 下剤 刺激性 下剤 主な製品名 注) 消化管検査時・手術前後における 腸管内容物排除、造影剤の排便促 進の適応がある 消化管検査時・手術前後における 腸管内容物排除の適応がある 直腸にのみ使用すること 併用注意:テトラサイクリン抗生物質、ニューキノロ 制酸剤、結石予防剤としても用い ン系抗菌剤、ビスホスホン酸塩素系骨代謝改善剤、セ られる フジニル、ミコフェノール酸モフェチル、デラビルシン、 ザルシタビン、ペニシラミン、アジスロマイシン、セ レコキシブ、ロスバスタチン、ラベプラゾール、ガバ ペンチン、ジギタリス製剤、鉄剤、フェノキシフェナ ゾン、ポリカルボフィルムナトリム、高カリウム血症 改善イオン交換樹脂製剤、活性型ビタミン D3 製剤、 大量の牛乳、カルシウム製剤、ミソプロストール 下痢、悪心、嘔吐、腹痛、腹鳴、鼓腸、 禁忌:ガラクトース血症の患者 食欲不振等 併用注意:α- グルコシダーゼ阻害 剤 産婦人科・小児の便秘に対して適応がある 高アンモニア血症による諸症状の改善にも 使用される 顆粒 (カルメロースナトリウムとして) 悪心、嘔吐、腹部膨満感 1 日 1.5 ~6g 分3で多量の水と共に内服 ※年齢・症状により適宜増減 (ルビプロストンして) 下痢、悪心、腹痛、胸部不快感、頭痛、 禁忌:本剤成分に過敏症の既往の 2012 年 11 月発売 ある患者、腸閉塞又はその疑いの (2013 年 12 月より長期処方可) 1 回 24 ㎍ 動悸、呼吸困難等 ある患者、妊婦または妊娠してい 1 日2回、朝食後及び夕食後に内服 る可能性のある婦人 ※症状により適宜減量 ルビプロストン アミティーザ ® カプセル グリセリン グリセリン 浣腸剤 1 回 50%液 30 ~150ml を 発疹、血圧変動、腹痛、腹鳴、腹 直腸内に注入 部膨満感、直腸不快感、肛門部違 ※年齢・症状により適宜増減 和感・熱感、残便感等 禁忌:急性腹症、重度の硬結便の 患者 下痢便でなく軟便として排泄され るため、痔疾患者にも使用可能 禁忌:腸管内出血・炎症、腹腔内炎症、 連続の使用を避け 1 個 1 回で使 腸管穿孔又はその疑いのある患者、全 用し、使用残液は容器ごと廃棄す 身衰弱の強い患者、下部消化管術直後 ること の患者、急性腹症が疑われる患者 注)ここには代表的なもののみを記載しております。各製品の詳細については添付文書等をご覧ください。