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公衆浴場の手引き(許可申請編)(PDF形式 700キロバイト)

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公衆浴場の手引き(許可申請編)(PDF形式 700キロバイト)
公衆浴場
(その他2号)
八王子市保健所
の て び き
生活衛生課
環境衛生担当
〒192-0083 東京都八王子市旭町13-18
電
話 042(645)5111(代表)
042(645)5142(直通)
ファックス 042(644)9100
公衆浴場の定義
公衆浴場法の第 1 条で定めている「公衆浴場」とは、温湯、潮湯又は温泉その他を使用して、
公衆を入浴させる施設を言います。
公衆浴場の種類
 普通公衆浴場・・・いわゆる銭湯のこと
(条例第2条第1項)
 その他の公衆浴場
公衆浴場(その他 1 号)・・・「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」
(条例第3条第 2 項第 1 号)
に該当する個室公衆浴場
公衆浴場(その他 2 号)
・・・サウナ、スポーツ施設付帯の浴場、岩盤浴、公的福祉
(条例第3条第 2 項第2号)
施設内の浴場等(専ら、デイサービスを行うものを除く)、
上記以外の浴場
~目次~
公衆浴場(その他 2 号)開設までの手続き ・・・・[許-1]
開設時に必要な書類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・[許-2]
構造設備基準 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・[許-3]
関係機関一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・[許-9]
公衆浴場(その他 2 号)許可までの手続き
☆施設完成時、建築基準法に適合した建築物であること
を確認します。検査済証を提示してください。
事 前 相 談
申請場所・構造設備
について、図面等を
持参のうえ、事前に
ご相談ください。
なお、関係機関(許
―9頁を参照)にも
ご相談ください。
関係機関への
相談手続き
申請手続き
許可申請手続きに
は、許―2頁の書類
が必要です。
申請書を受理した後、
関係法令(建築基準
法、消防法)等の手続
きについて記載した
文書を交付します。
施設の検査
施設が完成したら、
保健所の職員が、設
備基準に適合してい
るかどうか等につい
て検査をします。
保健所の通知・照会先
通
知
通
申請書を受理した後、消防機関に
通知します。
[ 許―1]
知
書
消防機関からの通知書を受理しま
す。これにより、消防関係法令等に
適合することを確認します。
許
可
書類審査及び施設
検査により基準に
適合していること
が確認されると、保
健所長により許可
されます。許可され
るまで営業するこ
とはできません。
許可申請時に必要な書類
許可申請にあたり、下記の書類が必要です。
【許可申請時に必要な書類等】

公衆浴場営業許可申請書(施設・構造設備の概要)

見取図(半径 300 メートル以内の住宅、道路、公衆浴場等が記載されたもの)

建物配置図、平面図、正面図、側面図、断面図

給排水設備の配置図、系統図

定款又は寄附行為の写し(法人の場合)

登記事項証明書(法人の場合)※6か月以内に発行されたもの(原本確認)

申請手数料
30,600 円
【検査時に必要な書類等】

建築基準法に基づく検査済証の写し(本証照合)
※ 施設完成後、検査時に確認
[ 許―2]
構 造 設 備 の 概 要
1 区画について
→許-4
2 浴室について
→許-4
3 浴槽を設ける場合
→許-4
4 浴槽水を循環させる場合
→許-5
温度計
7 脱衣室について
→許-6
浴槽
便所
ろ過機
浴槽
5 屋外に浴槽を
設ける場合
→許-5
6 サウナを
設ける場合
→許-6
ボイラー
8 便所について
→許-6
10 保温について
→許-7
温度計
ロッカー
水浴槽
9 照明について
→許-7
11 換気について
→許-7
浴槽
温度計
飲料水
サウナ
下足箱
12 飲料水
について
→許-7
フ
ロ
ン
ト
温度計
洗
い
場
リネン入れ
入口
[ 許―3]
露天風呂
13 その他
→許-7
【 】内、根拠欄の見方
条 :
「八王子市公衆浴場法施行条例」のこと
(条 1-1-(1)とは、条例第1条第1項
第1号をいいます。)
運用 :八王子市保健所による指導基準
1 区画
□ 下足場、脱衣室、便所、浴室及び釜場は、それぞれ区画して設
けること。【条 3-1-(16)】
□ 脱衣室及び浴室はそれぞれ男女を区別し、その境界には障壁を
設けるなど相互に、かつ、浴場外から見通せない構造とするこ
と。【条 3-1-(18)】
□ 男女の境界の障壁の高さは、おおむね 1.8m 以上を標準とする
こと。【運用】
3 《浴槽を設ける場合》
2 浴室
□ 浴室は、適当な広さのものを設けること。【条 3-2-(2)オ】
□ 1 洗い場の最低面積は、入浴者一人当たり 1.1 ㎡程度とすること。
【運用】
□ 浴室の床面は、不浸透性材料を用い、滑りにくい仕上げとすること。
【条 3-1-(27)】
□ 浴室内の 1 浴槽の最低床面積は、0.7 ㎡程度とするこ
と。
【運用】
□ 浴槽は、タイル等の耐水材料を用い、浴槽内は、入浴者
に直接熱気及び熱湯を接触させない設備を設けること。
【条 3-1-(31)】
□ 浴室内には、浴槽又は湯及び水の出るシャワー並びに適当数の湯栓
及び水栓を設けること。【条 3-2-(2)カ】
□ 洗い場は、適当な勾配を付し、浴室内の使用後の湯水を屋外の下水
溝等に、完全に排出させる構造とすること。【条 3-1-(29)】
[ 許―4]
□ 入浴者の見やすい位置に、浴槽水の温度を明示するため
の温度計を設けること。
【条 3-1-(33)】
□ 温度計のセンサーは、浴槽水の温度を的確に把握できる
位置が望ましいので、オカン等の付近に設置することは
適当でないこと。
【運用】
4 《ろ過器等を使用して浴槽水を循環させる場合》
□ ろ過器等を使用して浴槽水を循環させる場合には、次の要件を満たす構造設備であること。【条 3-1-(34)】
○ ろ過器は十分なろ過能力を有し、かつ、浴槽水が流入する前の位置に集毛器が設置されていること。
(ろ過器は、1 時間あたり浴槽の容量以上のろ過能力を有することが望ましい。【運用】)
(集毛器は毎日の清掃が必要であるため、容易に蓋が取り外せるなど、清掃しやすい構造であることが望ましい。【運用】)
○ ろ過器のろ材は、十分な逆洗浄が行えるものであること。ただし、これにより難い場合は、ろ材の交換が適切に行える構造であるこ
と。
(ろ過器のろ材は、逆洗浄で十分洗浄できる砂等の材質が望ましい。逆洗浄が困難なものについては、ろ材の交換が営業者の日常管理
の中で容易に行える構造であること。【運用】)
○ 循環させた浴槽水を、打たせ湯、シャワー等に再利用しないこと。
○ 浴槽からあふれた湯水を再利用しないこと。
(浴槽のオーバーフロー水は、すべて排水される構造とし、回収槽を設けないこと。【運用】)
○ 入浴者の浴槽水の誤飲、飛まつの吸引等による事故を防止するための措置が講じられていること。
(循環浴槽水を落とし込みにより浴槽に補給する場合は、入浴者が誤って飲用したり、飛まつを吸引することのないよう、飲用禁止の
表示や、入浴者が落とし込み部分に近づかないような措置、または飛まつの発生しない方法で補給する等の措置を講じること。【運用】)
(気泡発生装置を使用する場合は、空気取入口は、土ぼこりが混入しないように屋内に設け、これにより難い場合は取入口にフィルタ
ーを設置すること。【運用】)
○ 循環水取入口は、入浴者の吸込事故を防止するための措置が講じられていること。
(循環水取入口は目皿等を設置することにより、吸込事故を防止する構造とすること。【運用】)
□ 浴槽水は、塩素系薬剤により消毒を行い、遊離残留塩素濃度が0.4㎎/l 以上になるように保つこと。
【条 3-1-(10)エ】
(維持管理編[管-1]
参照)
5 《屋外に浴槽を設ける場合》
□ 屋外に浴槽を設けるときは、次の規定に準じた構造とすること 。【条 3-2-(2)ケ】
〔屋外とは、原則として保温のための措置が困難な場所とする。〕
○ 屋外の浴槽及び浴槽に附帯する通路等は、適当な広さのものを設けること。
○ 屋外の浴槽に附帯する通路等は、脱衣室、浴室等の屋内の保温されている部分から直接出入りできる構造とすること。
○ 屋外には、洗い場を設けないこと。
○ 屋外の浴槽は、それぞれ男女を区別し、その境界には障壁を設けるなど相互に、かつ、浴場外から見通せない構造とすること。
□ 1 浴槽の最低面積は、0.7 ㎡程度とすること。【運用】
□ 浴槽の周囲は、汚水が滞留しないような構造とすること。【運用】
[ 許―5]
6 《サウナ室又はサウナ設備(蒸気又は熱気による入浴設備)を設ける場合》
□ 熱気による入浴設備を設けるときは、適当な位置に熱気の温度を明示するための温度計を設けること。【条 3-2-(2)ク】
(温度計は、室内の温度が室内だけでなく室外からも容易に確認できるような位置に設置すること。【運用】)
□ サウナ室の床面は清掃が容易に行える構造であること。また、室内には清掃の際に使用される水が完全に屋外へ排出できるよう排
水口を設けること。
【運用】
□ 蒸気又は熱気の放出口、放熱パイプは、直接入浴者の身体に接触しない構造であること。また、入浴者が接触するおそれがあると
ころに金属部分がある場合は、断熱材で覆う等の安全措置を講ずること。【運用】
□ サウナ室は、換気を適切に行うため、給気口は室内の最も低い床面に近接する適当な位置に設け、排気口は天井に近接する適当な
位置に設けること。【運用】
□ サウナ室には、危害予防の趣旨から、容易に内部の状態が見通しできる窓その他の装置をつくるようにすること。【運用】
□ 利用者の安全確保と清潔保持の観点から、サウナ室等の使用方法(許-8 に例示)を明示すること。【運用】
□ 水浴槽を設ける場合は、利用者がサウナ室から出てすぐ水浴槽に入ると危険をともなうので、水浴槽の使用方法(許-8 に例示)
を明示すること。【運用】
7 脱衣場
□
□
□
□
適当な広さのものを設けること。【条 3-2-(2)ウ】
1脱衣室の最低面積は、入浴者一人当たり 1.1 ㎡程度とすること。【運用】
床面は、リノリウム、板等の不浸透性材料を用いること。【条 3-1-(20)】
入浴者の衣類その他携帯品を安全に収納し、又は保管するための設備を設けること。【条 3-2-(2)エ】
8 便所
□ 入浴者用便所は、入浴者の用に供する施設がある各階に、入り口から男子用及び女子用を区別して設け
ること。【条 3-2-(2)コ】
(入浴者の用に供する施設がある各階とは、待合室、脱衣室、浴室のある階を意味し、単に受付等がある
ことのみは含まない。【運用】)
□ 流水式手洗いを備えること。【条 3-2-(2)コ】
□ 男子専用施設において女子従業員がおり、女子専用の便所がない場合は、女子従業員便所も設けること。
(逆の場合も同じ)【運用】
□ 便所が、外部に接する面がなく、窓が作れない場合は、排気孔(臭気抜け)等を設けること。【運用】
[ 許―6]
9 照明
□ 下足場、脱衣室、浴室、便所、廊下その他入浴者が直接利用する場所は、床面において 20 ルクス以上の照度を有すること。【条 3-1-(1)】
10 保温
□ 脱衣室及び浴室には、室内を適温に保つための設備を設けること。【条 3-1-(24)】
11 換気
□ 脱衣室及び浴室には、換気のための開口部又は換気に必要な機械設備を設けること。【条 3-2-(2)キ】
12 飲料水
□ 入浴者用飲料水の設備を設ける場合には、その旨の表示をすること。【条 3-1-(39)】
□ 飲料水の水質については、水道法第 4 条の規定に適合するものとし、かつ、浴用貯水槽を経由しないで供給すること。【条 3-1-(40)】
□ 入浴者用飲料水の設備は、できる限り設置することが望ましい。【運用】
13 その他
□ 入浴者の履物を安全に収納し、又は保管するための設備を設けること。【条 3-2-(2)イ】
〔設備は、必ずしも下足場であることは要しない。〕【運用】
□ 貯水槽及び調節槽は、蓋付きとすること。【条 3-1-(35)】
□ 排水溝、排水ます等は、耐水材料を用い、臭気の発散及び汚水の漏出を防ぐために必要な設備を設けること。【条 3-1-(36)】
□ 釜は、浴槽水と上がり湯とが混合しないものを使用すること。【条 3-1-(37)】
□ 灰、燃え殻等が発生し、又は置かれる場所には、灰、燃え殻等の飛散を防ぐために必要な設備を設けること。【条 3-1-(38)】
□ 灰、燃え殻等が発生する場所とは火たき場をいい、灰の飛散を防ぐために必要なしきりをすること。置かれる場所とは灰捨て場をいい
鉄板又はコンクリート等の耐火性材料で周囲を囲い、ふた付きのものとすること。【運用】
□ 入浴機能及び清潔保持を阻害するおそれのある設備を設けないこと。【条 3-1-(41)】
□ タオル、パンツ、ガウン等を利用者に貸与する場合は、施設管理者の管理のもとに貸与され得るような場所に、保管のための設備を設
けること。【運用】
[ 許―7]
サウナ・水浴槽の使用方法に関する掲示例
サウナ室等の使用方法(例)
水浴槽の使用方法(例)
水浴槽を利用する方にお願い
サウナ風呂を御利用の皆様へ
1
2
1 次の方は入浴を御遠慮ください。
(1)医師から熱気浴、温水浴を禁じられている方
(2)感染症にかかっている方
(3)心臓系統に異常のある方
(4)ひどく疲れている方
(5)酒気を帯びている方
2
他の入浴客に迷惑をかけるおそれのある行為は、御遠慮くだ
さい。
3 浴室及びサウナ室での次の行為は、おやめください。
(1)喫煙
(2)新聞、雑誌等の持ち込み
(3)飲食物の持ち込み
4
メガネ、時計等のサウナ室への携帯は、破損のおそれがあり
ますので御注意ください。
[ 許―8]
心臓病、腎臓病、高血圧等の方は、ご遠慮ください。
水浴する前には必ず、足元、ヒザ、大腿、上半身の順に
水をかけてから入るようにしてください。
関係機関一覧
建物の建築(建築確認等)について
建築基準法・東京都建築安全条例・バリアフリー法等
○八王子市まちなみ整備部 建築審査課 審査担当
042-620-7266
○民間の建築確認検査機関
○東京都都市整備局市街地建築部 建築指導課(都庁第二本庁舎3階) 03-5388-3372
用途地域について
○八王子市都市計画部
都市計画法
042-620-7302
都市計画課
消防(消防設備の設置、維持ならびに検査等)について
消防法、火災予防条例
○所管の消防署
貯水槽を設ける場合について
○八王子市保健所生活衛生課
水道法
042-645-5142
環境衛生担当
食事の提供について
食品衛生法
042-645-5115
○八王子市保健所生活衛生課 食品衛生担当
[ 許―9]
井戸、地下水、温泉の揚水・利用について
環境確保条例・温泉法等
担当機関
連絡先
042-620-7255
・井戸の設置・揚水量報告等
○八王子市環境部
環境保全課 環境改善担当
・地下水の揚水・利用について
・温泉法(掘削、動力設置)に関すること
○東京都環境局 自然環境部 水環境課(都庁第二本庁舎9階)
03-5388-3496
・温泉法(浴用利用)に関すること
○八王子市保健所生活衛生課
042-645-5142
環境衛生担当
排水・下水・浄化槽などについて
下水道法・水質汚濁防止法・浄化槽法
担当機関
連絡先
排水を公共下水道に放流する場合
○八王子市
水循環部
下水道課
施設担当
042-620-7295
排水を公共下水道以外に放流する場合
(水質汚濁防止法にかかわる相談・届出等)
○八王子市
水循環部
水再生課
水質保全担当
042-642-1500
浄化槽を設置する場合
○八王子市
水循環部
水再生課
042-656-2282
組合について
東京都公衆浴場業生活衛生同業組合:
東 京 都 千 代 田 区 東 神 田 1-10-2
[ 許―10]
03-5687-2641
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