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学校だより12月号

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学校だより12月号
学校だより
平成27年12月1日
横浜市立南本宿小学校
校 長
藤本 安光
No.484
「一つとして同じことはない」∼季節は巡る∼
校長
藤本
安光
紅葉の見頃を伝える声が過ぎ、北のまちからは冬の知らせ
職員玄関前に咲く秋桜
が届くこの頃。保護者の皆様・地域の皆様におかれましてはい
かがお過ごしでしょうか。 いよいよ横浜も冬支度になります。
教育水田活動の締めくくりは南本フェスティバルです。活動
の補助をしてくださる保護者の皆様より支援を頂き本番一週
間前より準備に入って頂いているところです。今年の収穫量は
前年に比べますと半分ほどの128㎏でした。天の恵み、地の
恵み、人に感謝しながら収穫した「喜寿」という銘柄の餅米を
386名の子どもたちでつき、つきたてのお餅を水田指導員の
皆様、喜楽会の皆様、来賓の皆様とお手伝いをしてくださった
方々で頂きます。一人一人が食すお餅は小振りですが、感謝の
気持ちを胸に塩水選から籾すりまでを話題に笑顔一杯で頂き
多くの人の思いが詰まった
南本ふれあいフェスティバル 2015
たいと思います。あんこやきなこは、JA横浜 二俣川支所様
より頂きました。ありがとうございました。
教室におきましては気温が10℃以下になるとエアコン(エネルギーはガス)を使用します。火の
扱いを覚えることなく子どもたちは育っています。 以前は、理科の実験でマッチの使い方から学習
しましたが、最近はライターを使用します。家庭においてもライターを使用していることが多いので
はないでしょうか。使い勝手に応じて多くの種類の物があります。簡易ライターに安全装置が付いて
いないために発生した悲惨な事故の後、改善されて安心感は増しましたが、子どもたちの手の届かな
い場所に保管してほしいと願っています。
インフルエンザ・感染性胃腸炎(ノロウイルス)が猛威をふるい学級閉鎖や学年閉鎖があるのがこ
の頃です「手洗い・うがいの指導」がご家庭で徹底しているようで今のところインフルエンザに関す
る情報は届いていません。これから寒さが本格化してきますので十分な睡眠・休養・栄養などへのご
配慮をお願いします。
12月の第一週は、人権週間です。
「友達の思いやりのない言葉で
傷ついたことはありませんか。
」友達が言ったどんな言葉で気持ちが
温かくなったりつらくなったりしたのかを思い出し、何の気なしに
発した言葉で相手の心にどのように響くか考えることにより、これ
からどんな言葉を使っていきたいかを考える授業が各教室で展開さ
れます。学年によって「ちくちくことば・ふわふわことば」
「ギザギ
笑顔いっぱいで味わった三色餅
ザことば・まんまることば」などの呼び方で相手を思いやる言葉・温かみのある言葉についての学習
をします。
今月も本校教育活動に保護者の皆様・地域の皆様のご協力をお願いいたします。
【教育相談コーナー】
学校カウンセラーの渡邉昌子先生の12月の来校予定です。ご相談のある方は、養護教諭までご連絡ください。
12月1日(火)〔午後〕・10日(木)〔午前〕・22日(火)〔午後〕
日 曜
12
月
の
予
定
火
2
水
3
木
4
5
6
7
8
9
金
土
日
月
火
水
10
木
11
金
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
土
日
月
火
水
木
金 クラブ活動 (特別支援運営委員会)
土
日
月 公園全校清掃予備 (職員会議) (各種委員会) (校内 A 研・B 研)
朝会【休業前】 給食終了 大掃除 カウンセラー〔午後〕
火
(学年研究会) (教務会) (月末統計)
水 天皇誕生日
木 10/10 代休
金 11/28 代休
土 冬季休業および年末年始休業〔1 月 6 日(水)まで〕
23
24
25
26
6
冬季休業最終日
朝会【休業後】 給食開始 書き初め
木
7
(3・6 年)
書き初め(4・5 年) 身体計測(3・6 年)
金
8
委員会活動【見学】
土 校内書写展【地域公開】
9
11 月 成人の日
12 火 集会 身体計測(4・5 年) 書写展〔15 迄〕
身体計測(1・2 年) 安全点検 社会科
13 水
見学(5
年) 喜楽会交流(3 年)
万騎中吹奏楽部演奏鑑賞会 (児童指導研修) (教務会)
14 木 朝読書 カウンセラー〔午前〕
集会 体力アップ〔中休〕 球技大会予備 (特別支援委員会) (学年研究会)
15 金 クラブ活動【見学】 租税教室(6 年)
(区A研)
18 月 職員会議
朝読書(読み聞かせ) 個人懇談① カウンセラー〔午前〕 (万騎中ブロ 19 火 朝会 学援隊の皆様との交流給食会
ック人権会議)
20 水 短縮 4 校時 区 A 研【一斉授業研】
公園全校清掃 代表委員会 万騎中ブロック個別交流会 (人権研修 21 木 社会科見学(3 年) カウンセラー〔午後〕
会) (安全点検)
22 金 代表委員会
25 月 体力アップ【中休み持久走】
26 火 集会 体力アップ【中休み持久走】
27 水 薬物乱用防止教室(6 年)
旭区食生活改善委員会出前授業 個人懇談②
28 木 音楽朝会 体力アップ【中休み持久走】
音楽朝会 幼保小交流②(5 年) 個人懇談③
29 金 クラブ活動
個人懇談④ (区B研)
※ 予定ですので、日時等が変更になる場合もあることを
サッカー食育キャラバン(2 年) 第 2 回40周年行事実行委員会
ご承知おきください。
朝会 委員会活動 万騎中ブロック音楽交流会(3 年)
カウンセラー〔午後〕 人権週間〔8 迄〕
短縮 4 校時 歯みがき検査(全学年) (市研【一斉授業研】)
朝読書(読み聞かせ) 幼保小交流①(1 年) 合同ジョギング大会(個別)
P 講座「イタリアン・デコパージュ」 (学年研究会)
社会科見学(3 年) 区球技大会(5 年)
はまっこ工作教室〔9:00〕
1
22
◇1月のおもな予定◇
「どうぞ よいお年をお迎えください」
今年度は12月23日(水)より長期休
業に入ります。年内の28日(月)を除い
た期間および年明けの3日(日)までは、
学校に職員はおりません。ご承知おきく
ださい。
◆公園清掃◆
11日(金)に、日頃から利用している南本公園とこども自然公園の清掃
を行います。前者は1∼5年生がきょうだいグループで、
後者は6年生がクラス毎に、落ち葉拾いやごみ拾いをしま
す。この活動を通して奉仕の気持ちを育て、環境美化に関
心をもたせていきたいと考えています。
【持ち物】軍手→必要な人
◆書き初め大会および書写展◆
1月7日・8日に、1,2年生については教室で、3∼6年生について
は体育館で書き初めを行います。子どもたちの作品は、書写展という形式
でご覧いただきます。開催期間は1月12日(火)∼15(金) で、時間は
13時45分∼16時です。また、9日(土)には10時∼12時の間で
地域公開も行います。是非ご来校ください。
◆本年度最後の学校納入金引き落とし◆
12月7日(月)に行いますが、今回は再振り替えがございませ
ん。口座残高のご確認を早目によろしくお願いします。
8∼12月のテーマ(生活目標)
【テーマ】「学習を深める」
[生活]豊かにふれあい 楽しく学習しよう。
[保健]手洗い・うがいを しっかり行おう。
[給食]食べ物のはたらきを知り、上手な食べ方をしよう。
水
→期間中に急な問い合わせが必要になった
時には横浜市教育委員会西部学校教育
事務所指導主事室(℡:336-3743)まで
ご連絡をお願いします。
◆人権週間◆
1日(火)∼8日(火)は本校の人権週間
です。第2回学校生活アンケートを行い、
実態把握をします。また、クラスに合っ
たソーシャルスキルトレーニング(横浜
プログラム)を実施し、人と人とがふれ
あう上で大切なことについて考えます。
お互いの人権を尊重しながら、望ましい
人間関係を築くためのコミュニケーショ
ン能力を高める活動に、全校で取り組み
ます。
私たち六年二組では、生活のめあての「豊かにふれあう」を達
成するために、体育大会の練習に力を入れて取り組みました。ま
ず、ダンスの練習では、友達と動きをそろえておどることを意識し
ました。練習を重ねていくにつれ、みんなの動きが合うようになる
と、とても気持ちがよくなっていきました。また、長縄の練習では、
三百回という目標を達成するために、いろいろな工夫をしました。
自分たちで声をかけ合って休み時間に練習をしたり、跳ぶ順番を
相談して決めたりして、少しずつ記録を伸ばしていきました。本番
では、三百回の目標はクリアできませんでしたが、二八二回という
最高記録を出すことができました。友達同士で協力し、全力でが
んばることができたのは本当に大きな思い出になりました。
卒業まで残り四か月。今回の経験を生かして、さらに絆を深め
ていけるようにしたいと思います。
立冬はとうに過ぎていますが、ここ横
浜では朝晩の冷え込みが増し、しだいに
冬の到来を実感できるようになってき
ました。ただし、冬に入ったとはいって
も、先日のフェスティバル当日のように日中は穏やかで春を思わせるような暖かい日が続く
ことがあるそうです。
11月:立冬は過ぎても…
10月29日(木) 脱穀・稲運び・干場片付け(3年)
干し場から稲束を繰り返し運び、昔ながらの
足踏み脱穀機を使って脱穀体験をさせていた
だきました。一人が脱穀機のペダルを踏んで脱
穀機を回転させ、もう一人が稲束を持ち、ロー
ラーの金具のでっぱりで稲わらともみに分け
ます。子どもたちは水田指導員の相原様に手を
添えていただき、勢いよく回転する足踏み脱穀
機に、恐る恐る稲わらを近づけます。すると稲
束に付いた籾が飛ばされていくのです。不思議
ですね。
(大部分は脱穀機を使用して大人が作業)そして、もみが取られた稲わら
を、お手伝いの保護者の方から袋に入れていただき、学校まで運びました。丈の
長い稲わらを運ぶのはとても大変そうでしたが、この稲わらが来年度の4年生のかかし作りの材料に使われること
を伝えると、俄然頑張ることができました。水田活動がつながり合っていることを実感できたようです。来年度も、
素敵なかかしを作ってほしいです。干し場片付けも脱穀作業と並行して行いました。
10月30日(金)∼11月16日(月) 籾干し(5・6年)
5・6年生が稲刈りをした籾を脱穀後、屋上で天日干しの作業を2回行いました。しっかり乾燥させることでも
みすり・精米作業を円滑に行うことができるからです。作業中ブルーシートからこぼれたもみがありました。その
こぼれたもみの一粒一粒を丁寧に拾い上げ、一粒も無駄にしないという子どもたちがたくさんいました。この水田
活動を通して、いのちの大切さを学ぶことができているからだと思いました。
10月30日(金)∼11月6日(金) 学校をひらく週間
10月30日(金)∼11月5日(木) かがやき展(図工展)
10月31日(土) 学校参観
本校では「ひらかれた学校」を目指し、毎年この時期に約1週間「学校をひらく週間」を設定し、授業参観と「か
がやき展(校内図工展)
」を同時開催しております。今年度も多数の方に、ご来校いただくことができました。
「学
校をひらく週間(含:授業参観)には、延べ人数で保護者494名、親戚・地域102名→合計596名、
「かがや
き展」→約400名がご参加くださいました。多くの皆様にご来校をいただき、誠にありがとうございました。子
どもたちは心地よい緊張感の中、保護者・地域の皆様の視線が注がれる中、期待に応えて一生懸命学習に取り組む
ことができていたようです。かがやき展では、全員が平面・立体作品を出展しました。それぞれが自分の思いを大
事にしながら材料を選び、彩色したり、組み立てたりなど、それぞれが工夫を凝らして作品を仕上げました。また、
期間中に、本校と交流をしている近隣の幼稚園や保育園、万騎が原中学校美術部の作品も併せて展示させていただ
きました。幼児から中学生までの作品を見て、鑑賞活動にも取り組みました。こういう活動を積み重ねながら、子
どもたちの感性に働き掛け、情操を養っていきたいです。ご覧いただいた方も、作品鑑賞を通して、何か感じられ
たことがあったのではないでしょうか。
→かがやき展感想抜粋:「自由な発想で見ていて優しい気分になれました」「展示方
法が工夫されていて素敵でした。音楽が流れているのも気持ちがよかったです」「毎回見せていただいています。確実に成長す
る孫の作品を楽しみに!!自由にのびやかな成長を願っています。」「娘が来年入学予定です。作品どれも素敵でした。1 年生の
動物では、みんなのアイデアがすごい!と感心していました。」など、保護者、祖父母、地域の皆様からたくさんの感想をいた
だきました。ありがとうございました。
11月5日(月) 喜楽会交流【南本公園清掃】(3年)
子どもたちが楽しみにしていた南本公園掃除。竹ぼうきなどを使って落ち葉を集め、袋に入れました。どの子ど
もも意欲的に公園掃除に取り組み、掃除の仕方や道具の使い方などを喜楽会の方に質問していました。掃除が終わ
った後のきれいな公園に、子どもたちは大変満足していました。
11月6日(金) 音楽朝会【音楽発表会】[体育館](3年・PTAコーラス)
旭区児童音楽会[旭公会堂](3年)
区児童音楽会に向けて、リコーダーの運指や息遣い、斉唱で高音を響かせることなど、多くのポイントを理解し、
一生懸命練習しました。音楽朝会では、全校児童の前での発表ということで、どきどきしていましたが、集中して
演奏できました。学年60名で心を合わせて演奏する心地よさを感じられた子どももいたようです。
当日の午後には区児童音楽会が開催されました。代表児童40名は10月から毎日、中休みに練習に励みました。
当日は演奏順が1番目だったので余計に緊張しましたが、これまでの練習の成果を存分に発揮することができまし
た。緊張感に押しつぶされることなく堂々と発表することができ、会場から大きな拍手が湧き上がりました。
11月7日(土) 学援隊懇親会
学援隊の皆様、PTAの皆様、職員合わせて約20名が参会し、親睦を深めました。
暑い日も寒い日も、通学路に立って子どもたちを見守ってくださっているのが地域学援
隊の皆様です。毎朝顔を合わせている子どもが通り過ぎないときには、欠席であること
が分かればいいのですが、理由が不明な時には学校までご連絡をしてくださる方もいら
っしゃいます。学校は多くの地域の方々に見守られていることが実感させられます。子
どもたちの安心・安全はもちろん、子どもたちを大切に思う心が伝わってきます。この
ような学援隊の皆様に、朝は見送られ、帰りは迎えられる南本の子どもたちはつくづく
幸せだと感じます。短時間でしたが、地域学援隊の皆様と会食を通して心地よいひと時
を過ごさせていただきました。
11月9日(月) 社会科見学[東京] (6年)
11月9日(月)に6年生は東京見学へ行きました。日本の首都である
東京の交通網が発達していること、またそれを使いこなすことの難しさを体感するために、子どもたちは自分で券
売機に並び、国会議事堂まで電車を乗り継いで行きました。国会では、内部の見学だけではなく、国会体験プログ
ラムにも参加しました。普段はあまり身近には感じることができない「法律ができるまで」の流れを実感すること
ができました。日比谷公園での昼食を終え、子どもたちは東京地方裁判所へ向かいました。クラス毎に分かれて本
物の法廷に入り、実際の裁判を傍聴しました。テレビで見るものとは比較にならないような緊張感。
「立法」同様に
なかなかなじみの薄い「司法」の場を、一生懸命に肌で感じ取っていました。子どもたちは、裁判の手続きなどの
知識的な側面だけではなく、
「なぜ犯罪はいけないのか」といった根本的な問題にも考えを巡らせていました。体と
頭をフルに使う1日を過ごし、帰りの電車ではうたた寝をしてしまう子どもたちの姿も見られました。今回の見学
を生かして公民分野の学習を深めていきたいと思います。
11月10日(火) 児童生徒交流日[万騎が原中学校] (6年)
5・6校時万騎が原中学校見学をしました。中学校の授業や部活動の様子、中学生の活動の様子を見て、来年の
自分はどうなっているのかを想像し、ドキドキしている子どももいました。小学校とは少し違う雰囲気の授業、真
剣さ、楽しさが伝わる部活動に、それぞれが何かを感じとることができたように思います。中学校見学の2時間、
6年生の子どもたちは場に応じた態度で行動することができていました。最高学年としての自覚、そして中学校へ
の意識の高まりを感じました。中学校生活の一端を理解することで、来春の入学に向け、子どもたちの心の準備が
少しずつ進んでいくことを期待したいです。
11月12日(木) 遠足[はまぎんこども宇宙科学館](個別)
公道の歩き方、駅やホームでの態度、乗車マナー、食事マナー、集団行動の約束の遵
守などを目的として洋光台にある「はまぎんこども宇宙科学館」に遠足に行ってきまし
た。異学年が在籍する個別支援級のよさを活かし、高・低学年のペアで往復行動しまし
た。高学年は低学年の様子を確認し、サポートしながら行動できているのが感心でした。
歩くスピードを考慮したり、券売機の前では隣にいて、声を掛け切符購入の補助をした
りしていました。科学館見学ではそれぞれが大いに楽しみ、時間が足りない程でした。
昼食はファミリーレストランで食事をとりました。事前学習では切符の購入、食事の注
文、食事中の態度、挨拶などを確認したり、練習したりしました。当日は券売機のパネルに間違えずにタッチした
り、一人ひとりが係の方に落ち着いて注文したりする姿が見られました。会話を楽しみながら、おいしい食事をた
くさん食べ、大満足な子どもたちでした。個別支援級では一つ一つの活動を、常に「生きる力」を育み、
「自立」へ
と促すことを意識して取り組みます。教室での学習や実践を通して、繰り返しながら、少しずつ身に付けてほしい
と思います。
11月13日(金) 心の劇場[神奈川県民ホール](6年)
劇団四季の「むかしむかし
ゾウがきた」を鑑賞しました。
初めてミュージカルを鑑賞
する児童も多く、「どんなお
話かな」と開演前から、わく
わくしていました。人形浄瑠
璃などの古典芸能を取り入
れた場面や歴史の学習にもつながる話の内容に子どもたちは興味
をもって見入っていました。劇場内、車内など公共の施設でのマ
ナーをしっかりと意識して過ごすことができました。帰りは、赤
レンガからシーバスに乗って横浜駅まで帰ってきました。横浜の
街並みを海から眺めるという、普段はできない体験をして、子ど
もたちも満足そうな表情を見せていました。
11月16日(月) ベルマーク整理(学年・学級・成人委員会・ベルマーク係)
前期は午前10時から12時半までかかったベルマーク整理ですが、今回は11時半に終了しました。それはベ
ルマークの線に沿って正確に切らなくてもよいことが分かったこと、このベルマーク整理を経験された保護者の皆
様が増えベルマークの周囲を丁寧に切り、ご提出くださっていることも作業を効率よく進められた理由のようです。
家庭科室で各クラスから集められたたくさんのベルマークの周囲をおよそ切ったり、会社別、種類別に仕分けをし
たり、細かい作業に根気よく取り組んでくださいました。このような地道な作業が学校で子どもたちが使う物の一
部になっていることを、折にふれて、子どもたちに伝えていきたいです。委員12名、係24名、合計36名の保
護者の皆様が活動してくださいました。子どものためにありがとうございました。
11月17日(火) 地域防災拠点訓練【地域参加型】
(主催:南本宿小学校地域防災拠点運営委員会)
「防災拠点(避難所)は、災害時弱者(要援護者・高齢者・妊産婦・乳幼
児・障害児)と言われている方々に対して、
『どのような配慮が必要とされて
いるのか』
『どのように対応したらよいのか』を考え、拠点運営に活かすこと
をおもな目的として訓練を実施しました。訓練運営のために運営委員はもち
ろん、PTA本部役員及び校外委員会の皆様も参加されました。地域防災拠
点運営委員会で年度当初より打合せを重ね、当日を迎えました。保護者の皆様・
地域の皆様が参会された冒頭、委員長の内田裕朗様よりテーマについての説明、
ご協力いただいていることへの謝意が述べられました。その後は旭区総務課危
機管理担当 係長 梅田篤史様より、災害時弱者についてのご講演をいただき
ました。区役所では要援護者(=災害時弱者)と呼称しているそうですが、短
く、簡単にご説明くださいました。たとえば障害といっても、聴覚障害の場合・
視覚障害の場合、外見上分かる障害・分からない障害など、それぞれで配慮、
対応の仕方が違うことを学ぶことができました。そのことを一人でも多くの
人が知ることこそが大事であり、誰かが実行できるようになってほしいとの
ことでした。毎年異なるテーマで訓練を実施してくださることで、震災時に防災拠点(避難所)が開設された
時には、誰にとっても安心・安全な場所になることを期待したいです。この訓練には旭区役所の担当者、直近
動員者もご来校くださいました。学校としても今回の訓練での反省を活かし、さらによりよい地域防災拠点を
目指し、学校と地域との連携をさらに深めていきたいと考えています。地域防災拠点運営委員会・地域・保護者
の皆様のご協力に感謝いたします。子どもたちも防災備蓄庫見学、要援護者(=災害時弱者)の部屋の見学、防
災拠点(避難所)開設時の生活について学習しました。
11月17日(火) 水田集会
お米について知り、今よりもさらに関心をもって水田活動に取り組めるように、水田・環境委員会で水田集会を
開催しました。お米のクイズで、子どもたちは「当たり」
「はずれ」に一喜一憂しながらも一問一問興味をもって参
加していました。教育水田活動に取り組んでいるので、本校の子どもたちは米や水田についての知識はあり、
「塩水
選(えんすいせん)
」
、
「代かき(しろかき)
」という言葉にも普通に反応してくれるのが嬉しく思います。
→出題例:
「精米って何?」→ 1 お米をくだくこと
2 よいお米を選ぶこと
3 玄米から、ぬか層
や胚芽を除くこと (答えはもちろん③です。
)
11月19日(木) もみすり・精米(PTA・職員) [本校]
「もみすり」は本校で2年
ぶりに行われた作業だった
ので、全クラスで15分程度
見学しました。話を聞き、様
子をじっくり見たことで、
「もみすり」作業の意味につ
いても理解できたと思いま
す。
「籾すり」とは脱穀した
籾から、殻を取り除いて玄米にする作業です。はじめに、籾を、昔か
ら使われている唐箕(とうみ)という手動の機械に通します。唐箕に
はハンドルが付いていて、手で回すことで、中のドラムが回転し風が
起こる仕組みです。その風によって、わらの断片やほこりは吹き飛ば
し、重くて身の詰まった籾、軽くて中身の少ない籾にふるい分けるの
です。重くて身の詰まったお米を大きなたらいに移し、手作業で石や
ごみなどの異物を取り除きます。それで漸く、籾すり機に通すことが
できるのです。籾すり機の中では二つのローラーが回転していて、そ
こに空気が送られ、その間を通るときにローラーの圧力で籾の殻に亀
裂が入り、風で飛ばされ、玄米が出てくる仕組みです。そのため、そ
の年の籾の大きさ、堅さに合わせてそのローラー間の幅を調整するこ
とに神経を注いでいると、水田指導員さんからうかがうことが出来ま
した。その後、本宿町にある内田精米店に依頼して白米にしました。
今年度は、玄米で約290㌕〔昨年度486㌕→減196㌕〕
、白米で
248㌕〔昨年度429㌕→減181㌕〕の収穫がありました。お米も、やはり自然の恵みで、いつでもいっぱい
獲れて当たり前ではないことが実感できました。
11月20日(金) 創立記念式
創立記念式では、毎年、開校に携わった水田指導員の鈴木一松様に
ご講話をいただいています。第39回目の今年度もご来校をいただき
ました。今年度は開校に至った経緯を中心にお話をしてくださいまし
た。戦前から戦後にかけて、現在の旭区地域では小学校は二俣川小学
校だけで、子どもたちは遠くからの通学を余儀なくされていたそうで
す。1955〔昭和30〕年代から相鉄による万騎が原地域の開発が進み、人口増加に伴って 1964〔昭和39〕年に万
騎が原小学校が開校、南本宿地域でも、安全に通学させたいというその当時の保護者や地域の願いもあり、1976〔昭
和51〕年ついに、この地に南本宿小学校が開校されたそうです。本校の卒業生は既に 2000 人を超えています。ま
ちに住む多くの人の力でできたこの南本宿小学校を大切に育てていきたいです。
11月20日(金) 米の中の石拾い(3・4年)
「すごい!お米になっている」子どもたちは、稲がお米になっていることに、とてもび
っくりしていました。お盆にお米をひろげ、指でお米をどかしながら石を取り除いたり、
手に取りながら探したりしました。しっかりと取り除いた後は、「やった。これでおいし
いお餅になるといいな」と言いながら、また次の作業へと進んでいました。翌週のフェス
ティバルを楽しみにしていました。
11月25日(水) 社会科見学[神奈川県警本部・都市発展記念館](4年)
「横浜で行ったことのある場所はどこ?」と子どもたちに尋ねたら、「ランドマークタ
ワー」
「スタジアム」
「中華街」などと答えが返ってきます。それらを地図上で示しながら、
昔の海岸線を書き加え、
「このあたりは昔海だったんだよ」と言うと、子どもたちは「エ
ーッ!?」
。そう、横浜の中心部である関内周辺は、およそ 350 年前までは浅い入江でした。
入江の口を横切る宗閑島(しゅうかんじま)という砂洲の浜が「横浜」の由来。そして、
江戸時代から何度か行われた干拓・埋め立てのうち、最も大きなものが吉田新田です。
今回の社会科見学では、横浜都市発展記念館で吉田新田の成り立ちについて詳しく説明
していただいた後、当時土運びに用いられたと考えられる「もっこ」担ぎを体験しました。平坦に見える日本大通
りですが、よく見るとわずかに傾斜しており、それが宗閑島の名残であることを、子どもたちは自分の目で確かめ
ることもできました。
「昔の横浜があった所は、今でもぼこっとなっていた。
」神奈川県
警察本部の20階から俯瞰すると、
「吉田新田と(もともとの)陸地のきょうかい線が
よく見えました。
」その県警本部では、交通管制センターと通信指令室を見学しました。
1日に 2000 件以上もの 110 番通報が集中する通信指令室では、
大画面に南本の地図が。
すわ、事件か!?と思いきや、私たちを歓迎する粋なはからいでした。1階の広報センタ
ーでは、子どもたちは実物の白バイにまたがったり、制帽をかぶったりして楽しんでい
ました。風雨と寒さの中、4年生は電車や施設内での決まりを守り、静かに見学するこ
とができました。
11月28日(土) 南本ふれあいフェスティバル
4月の塩水選から始まった教育水田活動。フェ
スティバル当日までの期間は約8ヶ月間。今年度
も途中までは稲が順調に生長していました。しか
し、お米が栄養を蓄え、身を太らせていく時期で
ある8月下旬、長雨と急激な気温の低下により生
育が妨げられてしまいました。しかし、この水田
活動によって、いかに多くの実りが得られている
のかということを水田指導員代表の鈴木一松様の
お言葉より学ばせていただきました。与えられた仕事をやり遂げられた感動。自然とかかわり
ながら助け合える喜び。そして、いのちへの感謝。これこそが水田教育の真髄です。来賓代表
として濱陽太郎区長様からは水田指導員様、保護者様、地域の皆様等、多くの人に支えられてできている水田活動
が今後も続いていってほしいという願いが述べられました。幸せになる秘訣は感謝・笑顔であるということも教え
てくださいました。これも全てが水田指導員さんのご尽力の賜物です。ありがとうございました。今年度は、暖か
い日差しが降り注ぐ中、PTA本部役員・水田委員さんを中心とした102名のお手伝いの保護者の皆様のご協力
を得て、フェスティバルを開催することができました。子どもたちは、餅をついて、食べて、喜楽会やグリンサイ
ド清盛の皆様とふれ合って大いに楽しむことができたようです。今年度は本宿西部自治会のご厚意で、地域防災拠
点備品の移動式炊飯器を使用して、ご来賓だけではなく、保護者の皆様にもお汁をご提供いただきました。ありが
とうございました。厚く御礼申し上げます。
【ファミリー読書週間について】
136名の児童が取り組みました。普段は読書をする習慣のない児童が、読書に親しむきっかけになっただけでな
く、親子のコミュニケーションを図る上でも良いきっかけとなったようです。しかし、今年度も高学年になるにつれ
て減少傾向が見られました。読書は心を耕してくれるものです。読書を継続し、良い習慣を身に付けてほしいです。
[児童感想 抜粋]
・本を読むのが好きになった。
・伝記など普段読まない本に触れることができた。本から学ぶことはたくさんあるのだと気が付いた。
[保護者感想 抜粋]
・毎日寝る前に読書をする週間ができ、親子で良い時間を過ごせるきっかけになりました。
・子どもにとって本を読むきっかけとなる機会になったと思います。
・なかなか時間がとれないが、親子で一緒に読もうと意識するようになりました。
【児童支援専任コーナー】
「一人一人が輝けるように」
∼特別支援教育を通して考える∼
「イェーイ!」
「できたね。
」ハイタッチ!満面の笑顔!学習・生活面で、子どもそれぞれで得意、不得意
はあるもの。「今までできなかった問題が解けた。」「1時間集中して学習に向かえた。」「泣かないで話がで
きた。」そんなこと出来て当たり前でしょ…。このように考えてしまっては、子どものやる気を削いでしま
います。一人一人の「出来た」
「分かった」に寄り添い、ともに喜び、これを子どもの自信に変えていきた
いと考えています。どんなに簡単だと思われることでも、多くの力の蓄積が実を結んで出来るようになりま
す。子どもは十人十色、一人一人が個性的な存在です。それぞれの個性・特性により、理解や技能習得の早
い・遅いはありますが、子ども達の違いを認め、個々の教育ニーズに対応していくのが、「インクルージョ
ン(inclusion)」の理念です。
つまり、
「出来た」
「分かった」に至るまでの段階はそれぞれで違うだけでなく、誰もが、同じように、同
じ程度に出来るようになるわけではありません。それが分かれば、一人ひとりの「出来た」「分かった」を
受容し、共感していくことが如何に意義深いことなのかは理解できると思います。
「出来た」
「分かった」は
「生きる力」の原動力と言えるのではないでしょうか。
共生社会の形成に向けて、障害者の権利に関する条約に基づくインクルーシブ教育システムの理念が重要
であることは前月号で述べました。その構築のため、「特別支援教育」を着実に進めていくことが重要であ
ると言われています。それは「特別支援教育」が「インクルージョン(inclusion)」を支えるものだからで
す。文部科学省ではこの「特別支援教育」について次のように定義しています。「障害のある幼児児童生徒
の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち、幼児児童生徒一人一人の教育的ニー
ズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するため、適切な指導及び必要な支
援を行うもの」
障害があることにより、通常の学級における指導だけではその能力を十分に伸ばすことが困難な子どもた
ちについては、一人一人の障害の種類・程度等に応じ、特別な配慮の下に、小学校・中学校の特別支援学級
(平成18年度までは特殊学級、本市では個別支援学級と呼称)、あるいは「通級による指導」や特別支援
学校(平成18年度までは盲学校・聾学校・養護学校)において適切な教育が行われています。
現在、学校全体で通常の学級に在籍している障害のある子どもにも、障害に配慮し、指導内容・方法を工
夫した学習活動を行います。通常の学級では少人数指導や習熟度別指導などによる授業も行います。しかし、
通常の学級の指導だけでは難しい場合、
「通級による指導」があります。通常の学級に在籍し、ほとんどの
授業を通常の学級で受けながら、 障害の状態に応じた特別な指導を 週1∼8単位時間特別な指導の場で行
います。(小学校・中学校→旭区は左近山小学校・左近山中学校
通級指導教室(まなびの支援教室)が該
当)特別支援学級(本市:個別支援学級)
(小学校・中学校)では少人数学級で、 障害のある子ども一人一
人に応じた教育を行います。しかし、それだけではなく、子どもの実態に応じて「交流及び共同学習」を行
います。つまり、通常の学級との間で実施方法を工夫しながら、日常の学校生活の様々な場面(行事・学習
など)でつながりをもっています。特別支援支学校では子ども一人ひとりの障害に配慮した施設環境の中、
専門性の高い教員が少人数で指導します。ここでも子ども一人一人に応じて「交流及び共同学習」を行いま
す。特別支援学校と小・中学校等との間では、学校行事や総合的な学習の時間、一部の教科で活動を共にす
る直接的にふれあう活動や、作品の交換やインターネットによるやりとりなど、間接的な活動も行います。
このように、
「特別支援教育」の考え方を皆様にもご理解いただくことが、子どもの「だれもが」
「安心し
て」「自信をもって」学校生活を送れるようにするための助けとなると思います。
(→詳細は別紙文科省発出の特別支援教育パンフレットを参照。一部なので必要があればネットで要確認)
(児童支援専任教諭 鈴木
南本宿小学校ホームページ
http://www.edu.city.yokohama.jp/sch/es/minamihonjuku/
好司)
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