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CAD 図面等データ作成要領
CAD 図面等データ作成要領 (設計編) 建築設計業務において、CAD 図面等を電子的手段によって作成する際の基本的事項は、つぎの とおりとする。 1. 提出データについて 提出データは以下の内容を電子媒体に格納して納品する。 1) データ一覧表 2) CAD 図面データ(DXF 形式及び CAD ソフトオリジナル形式) 3) PDF 図面データ①(1 画面 1 ファイル) 4) PDF 図面データ②(全図面 1 ファイル) 2. 電子媒体について 成果物の納品に使用する媒体は以下のとおりとする。 1) 納入に使用する電子媒体は CD-R とする。 2) CD-R のフォーマット形式は、ISO9660 LEVEL1 とする。 3) 原則として、1枚の CD-R に格納すること。やむを得ず複数枚になる場合は、本市担当者 と協議の上、承諾を得ること。 3. CAD 図面等のファイルフォーマット(形式)および命名規則について データはすべて非圧縮形式とし、ファイルフォーマットは以下のとおりとする。 1) CAD 図面データ CAD データ交換フォーマットは「DXF 形式」とし、1図面1ファイルとなるように作成 し納品すること。また、CAD ソフトがソフト内部で管理している独自のデータ形式(CAD ソフトオリジナル形式)を併せて納品する。 なお、外部参照機能を用いて複数ファイルで1図面を作成した場合や、1ファイルで複数 図面を作成した場合は、1図面1ファイルとなるよう変更する。 <データ一覧表について> (1)CAD図面データファイルと図面名称の一覧表を表計算ソフトにより作成すること。 (2)表計算ソフトは Microsoft® Office Excel の使用が望ましいが、他のソフト使用の場合、 Excel 形式に変換できるように CSV 形式のデータも提出すること。 (3)データ一覧のファイル名称は全角文字で作成すること。ただし英数字においては半角大 文字とする。 例)平成○○年度○○新築工事設計図 (4)一覧表の形式は、次のとおりとする。(拡張子が DXF の場合の例) ファイル名称 図面名称 年度 工事名称 データ区分 図面種別 図面名称 …….001.......DXF H○○ ○○新築工事 設計図 意匠 配置図 …….002...... DXF H○○ ○○新築工事 設計図 意匠 仕上表 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ※表の形式はあくまで上記の通りとし、任意で列の追加やセルの分割などをしないこと。 また、タイトル行の文言も上記の通りとすること。 <命名規則について> (1)図面1枚ごとに一つの図面データファイルを作成し、以下のルールに従ってファイル名 をつけること。 (2)ファイル名は、半角英数大文字とすること。 とする。下記の①~③に (3)ファイル名は次のとおり15桁の英数字による番号+拡張子 おいては下記のルールにもとづいて命名すること。それ以外の桁については監督員からの 指示による。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ① 11 12 13 14 15 .拡張子 0 0 . ② ③ ①通し番号:提出する全ての図面の通し番号として、図面の順番通りに 001、002、003、 …のナンバリングをおこなうこと ②図面種別番号:図面の種類ごとに下記のいずれかのアルファベットを入れること A:建築(意匠) S:建築(構造) E:電気 ③拡張子:データ交換形式:DXF オリジナル形式:(例)DWG、MPZ、JWC、JWW 等 M:機械 2) PDF 図面データ①(1 図面 1 ファイル) 1図面1ファイルとなるよう、「PDF 形式」(Adobe® Portable Document Format)のバ ージョン 5 以上、図面サイズ A3 判以上、解像度 400dpi 以上(600dpi 推奨)で図面スキャ ニングの変換により作成し納品する。 なお、PDF ファイル変換ソフトを利用して、CAD データから直接データ変換を行う場合 は、データ改ざんを防止するため、PDF ファイル変換ソフトの修正制限機能を利用し、加工 ができない形式に変換すること。この場合、原図と比べ、縮尺が図面周辺部等で微妙に変化 することがあるため、正確な縮尺が必要な図面はスキャニングによる変換が望ましい。 <データ一覧表について> (1)画像データファイルと図面名称の一覧表を表計算ソフトにより作成すること。 (2)表計算ソフトは Microsoft® Office Excel の使用が望ましいが、他のソフト使用の場合、 Excel 形式に変換できるように CSV 形式のデータも提出すること。 (3)データ一覧のファイル名称は全角文字で作成すること。ただし英数字においては半角大 文字とする。 例)平成○○年度○○新築工事設計図 (4)一覧表の形式は、次のとおりとする。 ファイル名称 図面名称 年度 工事名称 データ区分 図面種別 図面名称 …….001......PDF H○○ ○○新築工事 設計図 意匠 配置図 …….002......PDF H○○ ○○新築工事 設計図 意匠 仕上表 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ※表の形式はあくまで上記の通りとし、任意で列の追加やセルの分割などをしないこと。 また、タイトル行の文言も上記の通りとすること。 <命名規則について> (1)設計図1枚ごとに一つの画像データファイルを作成し、以下のルールに従ってファイル 名をつけること。 (2)ファイル名は、半角英数大文字とすること。 (3)ファイル名は次のとおり15桁の英数字による番号+拡張子 とする。下記の①、②に おいては下記のルールにもとづいて命名すること。それ以外の桁については監督員からの 指示による。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ① 10 11 ② 12 13 14 15 .拡張子 0 0 .PDF ①通し番号:提出する全ての設計図の通し番号として、図面の順番通りに 001、002、003、 …のナンバリングをおこなうこと ②図面種別番号:図面の種類ごとに下記のいずれかのアルファベットを入れること A:建築(意匠) 3) S:建築(構造) E:電気 M:機械 PDF 図面データ②(全図面 1 ファイル) 全ての図面を1ファイルとなるよう、「PDF 形式」(Adobe® Portable Document Format) のバージョン 5 以上、ファイルサイズ 20MB未満で、図面スキャニングの変換により作成し 納品する。ただし、ファイルサイズが 20MB以上になる場合は、複数に分割してください。 なお、PDF ファイル変換ソフトを利用して、CAD データから直接データ変換を行う場合 は、データ改ざんを防止するため、PDF ファイル変換ソフトの修正制限機能を利用し、加工 ができない形式に変換すること。この場合、原図と比べ、縮尺が図面周辺部等で微妙に変化 することがあるため、正確な縮尺が必要な図面はスキャニングによる変換が望ましい。 4. フォルダ構成について CAD 図面等データの成果品を電子媒体に格納は、以下のフォルダ構成とする。 フォルダ名称についても下記の通りとすること。 (電子媒体) CD-R DRAWINGS (設計図フォルダ) LIST.XLS (図面リスト) A (意匠図面フォルダ) PDF (設計図フォルダ) E (電気図面フォルダ) ○○工事設計図.XLS (図面リスト) M (機械図面フォルダ) PDF (PDF 図面フォルダ) PDF(入札用) (設計図フォルダ) …… S ORG (オリジナル図面フォルダ) (構造図面フォルダ) A001.DXF … DXF (DXF 図面フォルダ) (図面ファイル) M***.DXF 5. ウイルス対策について 成果品の納入において、必ず以下の各項目に従ってウイルス対策を行う。 1) 納品すべき最終成果品が完成した時点でウイルスチェックを行う。 2) ウイルス対策ソフトはメーカーを問わないが、シェアが高いものを利用するように努める。 3) 最新のウイルスが検出できるように、ウイルス対策ソフトは常に最新のデータにアップデ ート(1 週間以内に更新済みの定義)したものを利用する。 4) 納品するラベルに、「ウイルスチェックに関する情報」を記載する。 ① 使用したウイルス対策ソフト名 ② ウイルス(パターンファイル)定義年月日 ③ ウイルスチェック実施年月日 6. 電子媒体に貼るラベルについて 電子媒体に用いるラベルについては以下の項目について明記する。 1) CD-R には、以下の情報を明記する。 ① 年度 ② 委託件名 ③ 作成年月 ④ 受託者名 ⑤ CAD ソフト名(バージョンとも) ⑥ ウイルスチェックに関する情報 2) CD-R を入れるプラスチックケースのラベル背表紙には、以下の情報を横書きで明記する。 ① 年度 ② 委託件名 平成○○年度 ○○新築工事 実施設計業務 平成○○年度 ○○新築工事 実施設計業務 平成○○年○月 (株)△△建築事務所 DRA-CAD 7 ※ ケースは背表紙のみ 明記すればよい。 ウイルスチェックに関する情報 ウイルスソフト名:○○○○ ウイルス定義:平成○年○月○日 チェック年月日:平成 18 年 8 月○日 CD-R(作成例) ケース(作成例) 7. CAD 等図面データの利用について 提出された CAD 等図面データは以下において利用する場合がある。 1) 「PDF 図面データ」は、本市工事契約の設計図書や、当該施設における本市保全業務に利 用する。 2) 「CAD 図面データ」は、当該施設に係る工事の請負人に貸与し、当該工事における施工図 及び完成図の作成や、当該施設における本市保全業務に利用する。