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AKVIS Coloriage

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AKVIS Coloriage
Col
or
i
age
akvi
s.
com
AKVIS Coloriage
CONTENTS
アプリケーションの用途
Windowsでのインストール
Macでのインストール
プログラムの登録
ライセンス比較
ワークスペース
操作方法
色の選択
色付けのヒント
操作例の画像を使って色付け
環境設定
印刷
古い絵はがき
車体の色の変更
部分的な非彩色化
白黒写真の部分的に色付け
AKVISプログラム
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AKVIS Coloriage
白黒写真を色付けする
AKVIS Coloriage で白黒写真に息吹を!
AKVIS は、写真を自動的に色付け(カ ラ ー 化)する最先端の技術を実現しました。これにより、写真の色付けに関する今までの考えはがらりと変わ
るでしょう。 AKVIS Coloriageを使用すると、昔の白黒写真をカラー写真として蘇らせるなど、イメージの色を自由に操ることができます。
たとえば、祖母に彼女の学生時代の白黒写真のカラー版をプレゼントしたり、車の車体の色を変更して目立たせたり、髪の毛を赤に染めたときの印象を
確認してみたりすることもできます。
AKVIS Coloriageでの色付け作業は、簡単で楽しく、自然な仕上がりを実現できます。人物写真、景色、ファッション、静物画など、種類を問わ
ずその効果を発揮します。肌、空、草木などの色はあらかじめ用意されているパターンから選択することができるため、より自然な色合いが得られます。
創造力をフルに活用すると、ソフトウェアの使い方のバラエティは、一層広がるでしょう。何の変哲もない写真からカラフルな背景を作ったり、赤目の除去
にソフトを使用したり、部分的な色の修正を行ったり、部分的な非彩色化/色付けなど、用途は様々です。
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AKVIS Coloriage
AKVIS Coloriageの操作は塗り絵のように簡単です。レイヤーの操作や複雑な手法はまったく必要ありません。また、思いどおりの結果が得られな
いときのストレスもありません。すべてが数回の描画作業で完了できるのです。色を指定してブラシで描画するだけで、境界の識別や、元の写真との色
の調整など、残りの作業は自動的に処理されます。
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AKVIS Coloriage
AKVIS Coloriageは以下の用途で使用できます。
- 白黒写真を色付けする
- 手描きのスケッチに色付けする (漫画の下書きなど)
- カラー写真の色を変更する
- 内装と外装のデザインで異なる色彩を試してみる
- 部分的な非彩色化と部分的な色付け
他にも用途を挙げるときりがありません。自分で使用してみて、このソフトウェアの効果を最大限に引き出してみてください。
創造性をかき立てられること間違いなしです。
このソフトウェアは、2つのバージョン、つまり、スタンドアロン プログラムとして、またフォトエディタのプラグインとして使用できます。
プラグイン版はAdobe Photoshop、Photoshop Elements、Corel Paint Shop Proなどと互換性があります。
プラグインの互換性に関する詳細は、対応表 をご覧ください。
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AKVIS Coloriage
インストール
注 意:このプログラムをコンピュータにインストールするには、管理者権利が必要です。
AKVISプログラインをインストールする前に、ご使用のフォトエディタが終了していることを確認してください。インストール中にフォトエディタが開いたままの場
合、それを再起動する必要があります。
AKVIS ColoriageをWindowsでインストールするには, 次の指示に従います。
exeをダブルクリックします。
言語を選択して、[次 へ]をクリックして続行します。
インストールを継続するには、ライセンス合意書を読み、同意する必要があります。 ライセンス合意書に同意する場合は、 [使用許諾契約の条
項に同意します]チェックボックスを選択し、[次 へ]をクリックします。
リストから使用しているフォトエディタを選択し、 [次 へ]をクリックします。 リストにフォトエディタがない場合は、[ C u s t o m P l u g i n s
Directory]をクリックで選択し、[変 更]からC:\Program Files\Corel\...\Pluginsのような、フォトエディタのプラグインフォルダを選
択します。
スタンドアロン版をインストールするには、[Standalone]を選択します。
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AKVIS Coloriage
[インストール]をクリックしてAKVIS Coloriageのインストールを開始します。
インストールが開始されます。
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AKVIS Coloriage
インストールが完了しました。
AKVIS ニュースレターを購読することができます。購読を希望する場合は、メールアドレスを入力してください。
[完 了]をクリックしてセットアップを終了します。
スタンドアロン版のAKVIS Coloriage のインストールが完了すると、[スタート]メニューに[AKVIS -Coloriage]という新しいメニュー、およびデスク
トップ上にショートカットが作成されます。
AKVIS Coloriage のインストールが完了すると、フォトエディタの [フ ィ ル タ]([効 果])メニュー内に[AKVIS] > [Coloriage]という新しいメ
ニューが表示されるようになります。
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AKVIS Coloriage
インストール
注 意:このプログラムをコンピュータにインストールするには、管理者権利が必要です。
AKVISプログラインをインストールする前に、ご使用のフォトエディタが終了していることを確認してください。インストール中にフォトエディタが開いたままの場
合、それを再起動する必要があります。
仮想ディスクを開く:
- akvis-coloriage-app.dmg (Coloriageのスタンドアロン版をインストールする場合)
- akvis-coloriage-plugin.dmg (Photoshopを使用する場合)
ライセンス使用許諾契約書を読み、同意する場合は[Agree]をクリックします。
Finderが開き、 [AKVIS Coloriage App]または[AKVIS Coloriage PlugIn]フォルダが表示されます。
スタンドアロン版をインストールするには、[AKVIS Coloriage App]を[Applications]フォルダにドラッグします。
プラグイン版をインストールするには、[AKVIS Coloriage Plugin]を(フォルダごと)[Plug-Ins]フォルダにドラッグします。
たとえば、P h o t o s h o p C S 6を使用する場合、[ A K V I S C o l o r i a g e P l u g i n ]フォルダを[Applications/Adobe Photoshop
CS6/Plug-Ins]に移動します。 Photoshop CC 2015: [Applications/Adobe Photoshop CC 2015/Plug-Ins]。 Photoshop CC 2015.5: [Library/Application Support/Adobe/Plug-Ins/CC]。
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AKVIS Coloriage
AKVIS Coloriage Plugin のインストールが完了すると、フォトエディタの [フ ィ ル タ]([効 果])メニュー内に[AKVIS] > [Coloriage]という新
しいメニューが表示されるようになります。
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AKVIS Coloriage
AKVIS製品のアクティベーション方法
注 意: この方法でアクティベーション処理を行うには、インターネット接続が必要です。
インターネット接続環境がない場合、別の方法でのアクティベーション(詳細は「オフライン アクティベーション」を参照してください)も提供していま
す。
このウィンドウはAKVIS Coloriageを起動すると表示されます。プログラムの実行中に をクリックして開くこともできます。
また、Adobe Photoshopでは、[ヘ ル プ] > [プラグインについて] > [Coloriage]から(Macintoshでは[Photoshop] > [Plug-Inに
つ い て] > [Coloriage])から開けます。
ソフトウェアを試しに使う場合は、[無料トライアル] をクリックします。新しいウィンドウが開き、試用可能なライセンスの一覧が表示されます。
ソフトウェアのすべての機能を試用するために、試用版をアクティベートする必要はありません。プログラムを試用期間の10日間、使用するだけです。
プログラムの機能はライセンスの種類によって異なりますので注 意してください。試 用 期 間中にすべての機能を試すことができますので、利用環境に最適
な種類を選んで購入できます。バ ー ジ ョ ン 情 報ウィンドウでは、Home(プラグインまたはスタンドアロン)、Deluxe、またはBusinessのいずれかから
試用するタイプを選択できます(各ライセンスを選択すると、その下にタイプの特長が簡単に説明されます)。選択するライセンスによってAKVIS
Coloriageで利用できる機能が異なります。
ライセンスの種類やColoriageのバージョンに関する詳細は、比較表を参照してください。
購 入ボタンをクリックすると、購入ページへ移動しますので、プログラムを選択し、アクティベーションすることができます。
購入手続きが完了すると、シリアル番号が電子メールで送信されます。
[バ ー ジ ョ ン 情 報]ウィンドウで[アクティベート]をクリックし、アクティベーション処理を開始します。
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AKVIS Coloriage
お客様名を入力します(プログラムはこの名前で登録されます)。
シリアル番号を入力します。
アクティベーション方法(アクティベーション サーバへの直接接続または電子メール)を指定します。
アクティベーションサーバーへの直接接続:
直接接続を利用して登録を行う方が安全かつ迅速に処理が行えますので、弊社ではその方法を推奨しています。
この方法でアクティベーション処理を行うには、インターネット接続が必要です。
[アクティベート]ボタンをクリックします。
これでアクティベーションは完了です。
電子メールでリクエストを送信:
メールでのアクティベーションを選択した場合は、受信した電子メールに添付されているColoriage.licファイルを、このヘルプ一番下の「注意」に
書かれている場所に置いてください。
インターネット接続環境がない場合、以下の手順でアクティベーションを行ないます。
アクティベーション方法として、メ ー ル で の ア ク テ ィ ベ ー シ ョ ンを選択します。お使いのメール プログラムにより、必要な情報が記載されたアクティ
ベーション用メールを作成します。 作成したメールをUSBなどに保存し、インターネットに接続されたコンピュータにデータを移動させます。
メール内容を変更せずにそのまま送信します。
スクリーンショットを添付しないでください! テキストだけをコピーして、保存してください。
必要な情報は、ソフトウェアのシリアル番号、コンピュータのハードウェアID、お客様名です。
これらの情報を元に、ライセンスファイル(Coloriage.lic) を作成し、返信いたします。
メ ー ル で の ア ク テ ィ ベ ー シ ョ ンを選択した場合は、受信した電子メールに添付されているColoriage.licファイルを以下のフォルダに置いてくだ
さい。
Windows Vista, Windows 7, Windows 8, Windows 10の場合:
Users\Public\Documents\AKVIS;
Windows XPの場合:
Documents and Settings\All Users\Documents\AKVIS;
Mac OS Xの場合:
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AKVIS Coloriage
Users/Shared/AKVIS.
これでアクティベーションは完了です。
既にライセンスをお持ちの場合は、価格の差額を支払いすることで、いつでもアップグレードすることが可能です。[ア ッ プ グ レ ー ド]ボタンをクリックすると
アップグレード処理が開始します(プログラムのアクティベーションが済んでいる場合に[購 入]ボタンの代わりに表示されます)。
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AKVIS Coloriage
白黒写真を色付けする
Coloriageを使用すると、白黒写真をカラー写真として蘇らせることができるだけでなく、カラー写真の色を変更して印象を刷新したりすることができます。
ライセンス比較:
Home
Home
Home Deluxe
(Plugin)
(Standalone)
(Plugin+Standalone)
使用目的
非商用
商用
エディション
Plugin
Standalone
機能
自動色付け
マルチカラー モード
色ライブラリ
Variations of Colorization
再カラーブラシ
操作例の画像を使って色付け
共有
印刷
拡大フォーマットで印刷
GPUアクセラレーション
EXIF, IPTC
カラースペース
RGB
CMYK
Lab
Grayscale
8 / 16 bits
32 bits
イ メ ー ジ フ ォ ー マ ッ ト
TIFF
JPEG
BMP
PNG
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Business
(Plugin+Standalone)
AKVIS Coloriage
RAW
DNG
PSD
OS
Windows
Mac OS X
10 日間の評価期間
価格
$ 75
$ 75
15
$ 90
$ 199
AKVIS Coloriage
ワークスペース
AKVIS Coloriage は、独立したスタンドアロン プ ロ グ ラ ムとしても、また、ご使用のフォトエディターのプラグインとしても機能します。
AKVIS Coloriage プラグインを呼び出すには、Adobe PhotoshopおよびAdobe Photoshop Elementsの場合は、 [フ ィ ル タ ー] >
[AKVIS] > [Coloriage]を選択します。Corel Photo-Paintの場合は、[効 果] > [AKVIS] > [Coloriage]を選択します。
スタンドアロン版のAKVIS Coloriageを実行するには、以下の手順に従ってください。
Windowsコンピューターの場合
- メインメニューから: [スタート]ボタンをクリックし、ポップアップメニューから[AKVIS] > [Coloriage]を選択します。
- デスクトップ上のプログラムへのショートカットを使用: AKVIS Coloriage アイコンをダブルクリックします。
Macintoshコンピューターの場合
- Finderを使う: [Finder]ウィンドウのサイドバーから[ア プ リ ケ ー シ ョ ン]フォルダーを開き、AKVIS Coloriageアプリケーションをダブルク
リックします。
AKVIS Coloriageのウィンドウは、次のような構成です。
AKVIS Coloriage のワークスぺースの大部分はイ メ ー ジ ウ ィ ン ド ウで、[処 理 前]と[処 理 後]の2つのタブで構成されています。[処理前]タブに
は、元の画像が表示されます。このタブで、[ペン]ツールを使用してオブジェクトの色を定義します。[処 理 後]タブには、処理後の画像が表示されます。
ウィンドウ上部には、以下のボタンを含むコ ン ト ロ ー ル パ ネ ルがあります。
: AKVIS Coloriage のホームページに移動します。
: イメージを開きます(スタンドアロン版のみ)。この操作に対応するホットキーは、Windows の場合 Ctrl +O キー、Mac OS の場合
⌘ +O キー)を押します。
: 処理したイメージをディスクに保存します(スタンドアロン版のみ)。この操作に対するホットキーは、Wihdows の場合 Ctrl +S キー、
Mac OS の場合 ⌘ +S キー)を押します。
: イメージを印刷します(スタンドアロン版のみ)。この操作に対するホットキーは、Wihdows の場合 Ctrl +P キー、Mac OS の場
合 ⌘ +P キー)を押します。
: プログラムから、Twitter、Flickr、Google+、Dropbox 等のソーシャル ネットワークに写真を投稿して共有できます。
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AKVIS Coloriage
: 拡張子が.strokes のファイルを開きます。この種類のファイルには、イメージに描いたストロークが保存されています。
: イメージに描いたカラーストロークをファイルに保存します。拡張子は、.strokes です。たとえば、すべてのオブジェクトにストロークを描き
終わる前に、作業を中断しなければならないなど、後で写真を編集したいときに使用します。
: 最後の操作を取り消します。連続した複数の操作を取り消すことができます。このコマンドに対するホットキーは、 Ctrl +Z キー(Mac
OS の場合は ⌘ +Z キー)です。
: 最後に取り消した操作をもう一度やり直します。連続した複数の操作をやり直すことが可能です。このコマンドに対するホットキー
は、 Ctrl +Y キー(Mac OS の場合は ⌘ +Y キー)です。
/
/
: ストロークの表示方法を切り替えます。
: 通常モードが有効であることを示します。選択した色のストロークすべてが表示されます。例えば、同じ色の異なるトーンのストロークも
すべて同じように表示されます。
: 明 る さ プ レ ビ ュ ー モードが有効であることを示します。このモードでは、元の画像のピクセルの明るさと指定された明るさの範囲を考慮
して、ストロークが表示されます。
: ストロークが隠されていることを示します。
をクリックして、色付け処理を開始します。色付け処理を開始するためのショートカットキーは Ctrl +R キー(Mac OS の場合は ⌘ +R
キー)です。処理後の画像が[処 理 後]タブに表示されます。
: 色付けの結果を適用します(プラグイン版のみ)。このボタンをクリックすると、イメージに変更内容が適用され、AKVIS Coloriage
ウィンドウが閉じられます。
: バージョン情報を表示します。
: このプログラムのヘルプファイルを開きます。
: プログラムのオプション設定を変更するための[環 境 設 定]ダイアログボックスを開きます。
イ メ ー ジ ウ ィ ン ド ウの左側には、以下のツールを含むツ ー ル バ ーがあります。
ペ ンツールを有効にします。このツールで描画することにより、オブジェクトの色を指定できます。ペ ンツールのホットキーは、 B キーです。
: 消 し ゴ ムツールを有効にします。このツールでは、ストロークや線を消去できます。消 し ゴ ムツールのホットキーは、 E キーです。
このツールのプロパティは、処理段階に沿って変動します。第1段階([処 理 前]タブでストロークを描画する)では、消 し ゴ ム ツールは硬いエッジ
のみですが、第2段階(再 カ ラ ー ブ ラ シを適用する)では、消 し ゴ ムツールの硬さを調整できます。
: 色 維 持 ペ ンツールを有効にします。色をそのまま維持する領域をマーキングするために使用します。色 維 持 ペ ンツールは、カラーイメー
ジで作業する場合、特に、他のオブジェクトの色を変更せずに、1つのオブジェクトの色を置き換えたいときに効果的です。
: チ ュ ー ブツールを有効にしあます。このツールでは、描いたストロークの色を変更できます(色の明るさ範囲も考慮されます)。チ ュ ー ブ
ツールのホットキーは、 G キーです。
: マ ジ ッ ク チ ュ ー ブツールを有効にします。このツールでは、色や明るさ範囲が同じストロークをすべて、別の色に変更することができます。
明るさ範囲は考慮せず、同じ色のすべてのストロークの色を変更するには、 Ctrl キー(Macintosh の場合は、 ⌘ キー)を押したままツールを
使用します。
: スポイトツールを有効にします。このツールでは、画像内から色を抽出することができます。ペ ンツールまたは 色 維 持 ペ ンツールを使用
しているときに、マウスの中央ボタンをクリックしても色を抽出することができます。スポイトツールのホットキーは、 I キーを押しながらクリックしま
す。
再 カ ラ ー ブ ラ シツールを有効にします。このツールでは、半透明のストロークを適用して、手動でイメージを色付けすることができます。
注 このツールは、[処理後]タブでのみ有効です。また、作業の最後の段階でのみ適用することができます。[処理前]タブに切り替えて
意:
(実行)をクリックすると、Recolor Brushでの編集内容が失われてしまいます。
ツール ボタンをクリック、またはイ メ ー ジ ウ ィ ン ド ウ内を右クリックした際に、ツールの設定が別ウィンドウに表示されます。表示されたオプション ウィンドウ
以外をクリックすると、ウィンドウが非表示になります。
直線を描画するには、ペ ンツールを有効にし、 Shift キーを押しながら直線の開始点、終了点の順にクリックします。そのまま描画を続行するに
は、 Shift キーを押したまま次の点をクリックします。
ペ ン、色 維 持 ペ ン、消 し ゴ ム、および再 カ ラ ー ブ ラ シの太さを変更するには、フローティング ウィンドウの拡大/縮小スライダーを動かすか、 [ キーで細
く、または ] キーで太くすることができます。
その他のツール:
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AKVIS Coloriage
: 手 の ひ らツールを有効にし、画像を動かしてイ メ ー ジ ウ ィ ン ド ウに表示されていない部分を表示できます。実際にツールを使用するに
は、画像上でクリックしたままドラッグして表示画像を動かします。 H キーを押すと、クリックなしで、ズームツールに切り換えられます。
ツ ー ル バ ー上にあるツールのアイコン
をダブルクリックすると、イメージは、イ メ ー ジ ウ ィ ン ド ウに合わせたサイズで表示されます。
: [ズ ー ム]ツールを有効にし、イメージの表示サイズを変更します。クリックすると、ズームイン(拡大)します。クリックしながら Alt キーも押
すと、ズームアウトします。 Z キーを押すと、クリックなしで、ズームツールに切り換えられます。
ツ ー ル バ ー上にあるツールのアイコン をダブルクリックすると、イメージが100%の倍率(実際の大きさ)で表示されます。
プラグイン ウィンドウの右側には、[ナ ビ ゲ ー タ ー]ウィンドウと色選択領域が用意されています。
イメージをナビゲートしたり、拡大/縮小するには ナ ビ ゲ ー タ ーを使用します。ナ ビ ゲ ー タ ーには、イメージの縮小版が表示されます。赤枠で囲まれた領
域は、現在イ メ ー ジ ウ ィ ン ド ウに表示されている領域です。赤枠の外はグレー表示になり、イメージ ウィンドウに表示されません。表示されていない部
分に赤枠を重ねると表示できます。赤枠を動かすには、ナ ビ ゲ ー タ ーの赤枠の内側にカーソルを置き、目的の位置までドラッグするだけです。
ナビゲーター
イ メ ー ジ ウ ィ ン ド ウで画像をスクロールするには、キーボードのスペースキーを押しながら画像をドラッグします。マウスのスクロールホイールを使うと、イメー
ジは上下に動き、 Ctrl キー(Macintosh の場合は、 ⌘ キー)を押しながらの場合は左右に動き、 Alt キー(Macintosh の場合は、 Option
キー)を押しながらの場合は拡大/縮小を行います。スクロールバーを右クリックすると、クイックナビゲーション メニューが表示されます。
スライダーまたは や を使用して、イ メ ー ジ ウ ィ ン ド ウ内のイメージを拡大/縮小することができます。
イメージは拡大されます。 をクリックするか、スライダーを左に動かすと、イメージは縮小されます。
をクリックするか、スライダーを右に動かすと、
さらに、拡大/縮小率の欄に値を入力して Enter キー(Mac OS の場合は Return )キーを押しながら左クリックして行います。ドロップダウンメニュー
には、使用頻度の高い値が表示されます。
画像の拡大/縮小は、ホットキーを使っても行えます。 + と Ctrl ++ キー(Mac OS の場合は ⌘ ++ ) で拡大、 - と Ctrl +- キー(Mac OS の
場合は ⌘ +- )で縮小します。
[ナ ビ ゲ ー タ ー]ウ ィ ン ド ウの下にある色選択領域には、[色ライブラリ]と[カ ラ ー]、[ス ワ ッ チ]、[マ ル チ カ ラ ー]のパレットがあります。
[色ライブラリ]には、通常写真でよく使用される色のパターンがあらかじめ用意されています。たとえば、肌、髪、唇、草、木、石などの色のパターンで
す。このライブラリから色を選択することで、オブジェクトを自然に見せることができます。
色の変更は、グラデーション ラインを使用するか、色要素の数値を直接入力します。
[ス ワ ッ チ]パレットには、良く使う色が用意されており、パレット内の色を選択することで、簡単に色の選択ができるようになっています。
[マ ル チ カ ラ ー]パレットを使って、一度に複数の色を適用できるマ ル チ カ ラ ーモードで作業できます。このモードは、DeluxeとBusinessライセンスで
のみ利用できます。
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AKVIS Coloriage
操作方法
AKVIS Coloriageでの色付け作業は、簡単で楽しく、自然な仕上がりを実現できます。AKVIS Coloriageを使用すると、昔の白黒写真をカ
ラー写真として蘇らせるなど、イメージの色を自由に操ることができます。AKVIS Coloriageは、独立したスタンドアロン プログラムとしても、また、ご使
用のフォトエディターのプラグインとしても機能します。
ここでは、AKVIS Coloriage プラグインを使用して、写真に色付けする方法を説明します。
ス テ ッ プ 1:イメージを開きます。
- スタンドアロン版で作業する場合(BMP、JPEG、PNG、TIFFのいずれかのファイル形式):
空のワークスペースをダブルクリックするか、コ ン ト ロ ー ル パ ネ ルの をクリックすると、[フ ァ イ ル を 開 く]ダイアログボックスが表示され
ます。ワークスペースにイメージをドラッグすることもできます。
プラグイン版で作業する場合:
お使いのフォトエディターでイメージを開くには、 [フ ァ イ ル] > [開 く] コマンドを実行するか、ホットキーである Ctrl +O キー、Mac
OS の場合 ⌘ +O キー)を押します。
イメージがグ レ ー ス ケ ー ル モードの場合、RGBに切り替えます。Adobe Photoshop の場合であれば、[イ メ ー ジ] > [モ ー ド]
> [RGB]を選択して、変更します。
AKVIS Coloriage プラグインを呼び出します。
Adobe Photoshop の場合、[フ ィ ル タ] > [AKVIS] > [Coloriage]、Corel Paint Shop Pro の場合、[効 果] >
[プラグイン] > [AKVIS] > [Coloriage]、Corel Photo-Paint の場合、[効 果] > [AKVIS] > [Coloriage]の順に
それぞれ選択します。
ヒ ン ト:フォトエディターでの選択範囲は、[色 維 持 ペ ン]ツール を使って描画した輪郭線としてプラグインに転送されます。
ス テ ッ プ 2:色付けしたいオブジェクトの色を選択します。
AKVIS Coloriage では、色を選択する方法がいくつかあります。[色ライブラリ]から選択、[カ ラ ー]、[ス ワ ッ チ]、[マ ル チ カ ラ ー]の3つの
パレットからの選択、一般的な[色 選 択]ダイアログボックスからの選択、スポイトツール を使ってイメージから直接選択などの選択方法があ
ります。
ス テ ッ プ 3:ペ ンツール をツ ー ル バ ー から選択し、色付けする部分の輪郭を描画します。
ペ ンツールのサイズを変更します。
注 意 (すべてのツールに該当):ツールのオプション ダイアログボックスは、ツールのアイコンをクリックするか、イメージ ウィンドウ内をダブルク
リックすることで開けます。
オブジェクトの輪郭をその境界の形状に合わせて描画します。このとき、輪郭は境界の少し内側に描画するようにします。オブジェクトに複
数の色が含まれている場合は、選択した色で塗りつぶすオブジェクトの境界に沿って線を描画する必要があります。
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AKVIS Coloriage
オブジェクトのサイズが大きい場合や、境界がわかりやすい場合(明暗がはっきりしている場合など)は、オブジェクトの内部を数回描画し
ます。
オブジェクトの内部に別の色で塗りつぶす必要のある箇所がある場合は、そのオブジェクトで使用しているメインの色で輪郭をとります。た
とえば、唇、目、コートのボタンなどは、その輪郭をとる必要があります。
ヒ ン ト:色の遷移を滑らかにする場合、ストロークは下のようにくっつけず離した状態で描画します。離れている部分が長いほど、遷移は
滑らかになり、色は徐々に変化します。逆に、色がくっきり異なる部分は、色の境界部分をしっかり囲う必要があります。これは、目や口
の周りを肌の色でしっかり囲うことで、それぞれの部分の色が混じることなく区別できます。
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AKVIS Coloriage
部分的な色付け
カラー画像の特定のオブジェクトの色だけを変更する場合は、ペ ンツール を使ってオブジェクトの色を設定した後に、[色 維 持 ペ ン]ツール を使って、オブジェクトの周りに、閉じた輪郭を描画します。
[色維持ペン]ツールを使った場合
[色維持ペン]ツールを使わない場合
マ ル チ カ ラ ー モ ー ド
[ペ ン]ツール のマ ル チ カ ラ ー モードを使うと、一度に幾つかの色を同時に描画できます。このモードは、複雑な模様があり、境界がはっき
りしている場合に非常に便利です。ありがたいことに、時間の節約にもなります。
注 意:このモードは、AKVIS Coloriage の高度なライセンス(Home Deluxe ライセンスとBusiness ライセンス)でのみ利用できま
す。
マ ル チ カ ラ ー モードは、[ペ ン]ツールのオプションとして選択できます。
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AKVIS Coloriage
有効にすると、設 定 パ ネ ルはマ ル チ カ ラ ー パレットに自動的に切り替ります。
マ ル チ カ ラ ー モードでは、画像内でポインターが指す部分の元の色に応じて、ストロークの色が自動的に変更されます。
使用するカラーは、カラーパレットに追加することで利用できます。左側のカラーパレットは変更する前の元の色、右側のカラーパレットは変更後の
色を表します。カラーパレットのカラーの設定は以下のいずれかで行うことができます(詳細な設定方法はこちら)。
- スポイト ツール を使ってイメージ内から色を取得できます(カラーパレットをクリックした後に、画像内の色の部分をクリック)。
- [色ライブラリ]には、肌、髪、唇、草、木、石など、正確に表すことが難しい色があらかじめ用意されています。
- カラーパレットをダブルクリックして表示される[色 の 選 択]ダイアログボックスから色を選択できます。
それぞれの色の組み合わせの[感 度]を調整します。[感度]の値が高いと、ストローク描画時により多くの色をソース画像から取得します。
それぞれの色の組み合わせの感度:
濃いグレーと赤 = 75 薄いグレーと白 = 75
それぞれの色の組み合わせの感度:
濃いグレーと赤 = 30 薄いグレーと白 = 90
瞬時に色を変更
描画したストロークの色を変更するために、新たにストロークを書き直す必要はありません。ただ、[チ ュ ー ブ]ツール を選択して、対象のスト
ロークをクリックするだけです。
同じ色の複数のストロークの色を変更する場合は、[マ ジ ッ ク チ ュ ー ブ]ツール 22
を選択して、該当するストロークをクリックするだけです。
AKVIS Coloriage
ストロークの色を「赤」から「青」に変更
ス テ ッ プ 4:選択した色の明るさ範囲を変更することができます。
注 意:色付けしたオブジェクトの色は、元 の 色 の 明 る さによって決まります。たとえば、明るい領域に暗い色を適用した場合、新しい色は明るくな
ります(元の画像の明るさに合わせて自動的に調整されるため)。
自動調整で満足した色が得られなかった場合、独自に色を明るくしたり暗くしたりすることができます。選択した色の明るさ範囲は、色 パ レ ッ ト上
のグ ラ デ ー シ ョ ン ラ イ ンパレットで設定を変更できます。
注 意:明るさ範囲の縮小(圧縮)すると、画像の詳細や深みが損なわれてしまいますので、注意して行ってください。
描画線の明るさ範囲を変更するには、目的の明るさ範囲を選択して、チ ュ ー ブツール
るさの描画線の色を変更するには、マ ジ ッ ク チ ュ ー ブツール
を使って、ストロークをクリックします。同じ色および明
でストロークのいずれかをクリックします。明るさ範囲は考慮せず、同じ色のす
べてのストロークの色を変更するには、 Ctrl キー(Macintosh の場合は、 ⌘ キー)を押したままツールを使用します。
通 常 プ レ ビ ュ ー モード では、選択した色のストロークすべてが、設定されている明るさにかかわりなく表示されます。例えば、同じ色の
異なるトーンのストロークもすべて同じように表示されます。明 る さ プ レ ビ ュ ー モード では、変換後のイメージでの実際の明るさに応じた
ストロークが表示されます。
通常プレビュー
明るさ:プレビュー
ス テ ッ プ 5:すべてのオブジェクトに色を設定するまで、ス テ ッ プ2、3、4 を繰り返します。オブジェクトに色を設定しないと、そのオブジェクトは最も
近接している領域の色で塗りつぶされます。
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AKVIS Coloriage
ストロークを取り消す場合は、消 し ゴ ムツール を使用します。
ストロークを削除するには、 Alt キー、Mac OS の場合は Option キーを押しながら、取り消すストロークを 消 し ゴ ムツールでクリックします。
すべてのストロークを削除するには、 Alt +Ctrl キー(Macintosh の場合は Option +⌘ )キー使用します。
消 し ゴ ムツールのサイズ変更は、ツールのアイコンをクリックするか、イメージ ウィンドウ内をダブルクリックして開くウィンドウで行います。
直前の操作を取り消したい場合のホットキーは、Windows OSでは Ctrl +Z キー(Macintosh の場合は ⌘ +Z キー)です。[元 に 戻
す]ボタン で直前の操作を取り消したり、[やり直し]ボタン で[元に戻す]ボタンで取り消した操作を取り消すことができます。
ス テ ッ プ 6:
をクリックして、色付け処理を開始します。色付けされた画像が[処 理 後]タブに表示されます。
ス テ ッ プ 7:色付けの結果を編集したいときは(描画線の一部を取り消す、新しい描画線を追加する、オブジェクトの色を変更するなど)、[処理
前]タブに戻って、必要な作業を行います。
を再度クリックします。
ス テ ッ プ 8:結果を バ リ エ ー シ ョ ン セクションに追加するには、ツールバーの ンを比較することができます。
一覧から画像を削除する場合は、
をクリックします。結果を切り替えて、色付けの様々なバージョ
をクリックします。
注 意:この機能は、Home DeluxeとBusiness版でのみ利用できます。
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AKVIS Coloriage
色付けのバリエーション
ヒ ン ト:プログラムに新しいイメージを読み込むと、このセクションのすべてのショットが削除されます。お気に入りの結果は、新しい名前を付
けて保存します。
バ リ エ ー シ ョ ンの表示/非表示の切り替えは、プログラムの環境設定 ス テ ッ プ 9:最後の手順では、[処 理 後]タブで利用可能なカ ラ ー ブ ラ シ
で行えます。
を使用し、処理後の画像を[処理後]タブにてフリーハンドで編
集することができます。
注 意:最終処理段階でブラシを使用します。新しい効果設定で処理を再実行
した場合や、バ リ エ ー シ ョ ン内の画像間で切り替え
を行った場合は、ブラシを使用した編集が失われる場合があります!
色を選択し、ブラシのオプションを調整します。
をクリックすると、ツールのオプションが別ウィンドウで表示されます。この設定ウィンドウは、画像上を右クリックしたときにも表示されます。パラ
メーターを調整するには、それぞれのフィールドに新しい値を入力するか、スライダを動かします。
直 径 (設定可能値は 1-200):ブラシの幅をピクセルで設定します。
硬 さ (設定可能範囲は 0-100):ブラシのエッジ部分の鮮明度を調整します。パラメーターの値が大きいほど、ブラシのエッジ部分は鮮
明になります。値が 1 0 0 %の場合、ブラシはペン(鉛筆)で描いた場合のように鮮明になり、低い値ではエッジ部分にぼかしがかかりま
す。
強 度 (設定可能範囲は 0-100):ストロークの強さを設定します。パラメーターの値が大きいほど、ストロークに適用される色が強くなり
ます。
[明るさを維持]チェックボックス:チェックボックスがオンの場合、描画したストロークの明るさは、背景および画像全体の明るさにより変化
します(ストロークの明るさは、画像の明るさ、暗さに適合します)。このチェックボックスがオフの場合、ストロークの明るさは画像の明るさに
依存しなくなります。
消 し ゴ ムツール を使用し、ストロークを編集します。消しゴムツールのオプションは、 [明るさを維持]チェックボックスがありませんが、その
他はブラシのツールオプションと一緒です。
ス テ ッ プ 10:カラー ストロークを.strokes ファイルとして保存する場合は、
後でストロークを使用する場合は、
をクリックします。
をクリックします。
充電不足などの理由により急にPCの電源が落ちた場合などに備え、
ボタンを押すたびに oloriage-autosave.strokes というファ
イルに自動的にストロークが保存されます。
ス テ ッ プ 11:処理画像を共有するには、
をクリックします。画像を公開可能なサービスの一覧が表示されます。サービスには、Twitter、
Flickr、Google+、Dropbox 等のソーシャル ネットワークに写真を公開することができます。
スタンドアロン版では、 印刷 を行うこともでき、その場合は、 をクリックします。
ス テ ッ プ 12:処理したイメージを保存します。
スタンドアロン版で作業する場合:
をクリックすると、[名前をつけて保存]ダイアログボックスが開きます。ファイル名を入力し、ファイルの種類
(TIFF、BMP、JPEG、PNG) を選択し、保存先フォルダーを選択します。
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AKVIS Coloriage
プラグイン版で作業する場合:
をクリックして色付け結果を適用し、プラグイン ウィンドウを閉じます。AKVIS Coloriage プラグインが終了し、色付けした画像
がフォトエディターのワークスペースに表示されます。
[フ ァ イ ル] > [名前を付けて保存]コマンドを使用して[名前を付けて保存]ダイアログボックスを開き、ファイル名の入力、ファイルの種
類の選択、保存先フォルダーの指定を行います。
クリックすると、別ウィンドウでイメージを拡大してみることができます。
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AKVIS Coloriage
色の選択
AKVIS Coloriage では、色を選択する方法がいくつかあります。[カ ラ ー]パレット、[ス ワ ッ チ]パレット、[色ライブラリ]から選択するか、スポイト
ツールを使用して、画像内から直接選択できます。
[カ ラ ー]パレット
パレットで作業をする場合、色はスペクトラムから選択し、色のグラデーションが表示されます。パレット内にカーソルがある時は、カーソルがスポイトの形に
変わります。新しい色を設定するには、スペクトラムのグラデーション内でクリックするだけです。
スラーダーを調整したり、入力フィールドに色の数値を入力することで、新しい色のトーンを作成したり、全く新しい色を作成するkとができます。
選択した色は、右側の大きい四角形のボックスに表示されます。カラーウェルをダブルクリックすると、標準的な色 選 択ダイアログが表示されます。カラー
ウェルを右クリックした場合、選択可能なカラーモードメニュー(グレースケール、RGB、CMYKとLab)が表示されます。
[カ ラ ー]パレットの上部には、選択した色の明るさを基準にしたグラデーションが示されます。
グラデーション ラインの下では、現在の色の明るさを調整できます。初期設定では、明るさ範囲は完全です。つまり、画像上の黒のピクセルが選択した
色の最も暗い影に該当し、白のピクセルが選択した色の最も明るい影に該当します。
明るさ範囲を変更するには、下部のグラデーション パネル上で黒または白、あるいはその両方のマーカーを移動します。つまり、オブジェクトの最も暗い
色と最も明るい色の影を変更します。白のマーカーに暗い影を設定した場合、明るいオブジェクトを暗い色に変更できるようになります。一方、黒のマー
カーに明るい影を設定した場合、暗いオブジェクトを明るい色に変更できるようになります。なお、範囲を2回以上縮小することはできません。
[カ ラ ー]パレット右上の無数の四角は、頻繁に使用する色を保存するための領域です。
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AKVIS Coloriage
色を追加するには、該当する色をクリックしながらドラッグします。カラーウェルの色を保存領域内の別の色に変更する場合は、変更する色の四角を左ク
リックします。保存領域内から色を削除する場合は、右クリックします。
[ス ウ ォ ッ チ]パレット
ス ウ ォ ッ チパレットには、頻繁に使用する色が保存されています。[カラー]パレットから色を選択するには、パレットの任意のセルをクリックするだけです。
[カ ラ ー]パレットには、選択した色とグラデーション ラインが表示されます。指定した色の明るさの範囲がグラデーション ラインの下に表示されます。
[ス ワ ッ チ]パレットの右側は、[カ ラ ー] パレットとよく似ています。
パレットの下部には、以下の機能を持つボタンが配置されています。
ス ウ ォ ッ チ の 追 加ボタン は、選択中の色をスウォッチに追加します。
色を削除する場合は、削除する色を ファイルに保存ボタン は、スウォッチを保存するためのダイアログを開きます (ファイルは .swatches拡張子で保存)。
フ ァ イ ル か ら 読 み 込 むボタン デフォルトに戻すボタン にドラッグするか、右クリックメニューのス ウ ォ ッ チ の 削 除を選択します。
は、保存したスウォッチのコレクションを読み込み、使える状態にします。
は、スウォッチのコレクションをデフォルトの設定に戻します。
[色ライブラリ]には、肌、髪、唇、草、木、石など、正確に表すことが難しい色があらかじめ用意されています。 [色ライブラリ]の色はすべて、オブジェク
ト別にグループ分けされています。[色ライブラリ]から色を選択するには、以下の手順を実行します。
フォルダー ツリーをクリックして、目的の色が含まれるグループを選択します。グループに含まれるすべての色は、グラデーションで示されます。
目的の色をクリックして選択します。選択した色が、[色ライブラリ]の下の上部のグラデーション パレットに表示されます。マーカーは、色を選択し
たときにクリックした位置を示しています。
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AKVIS Coloriage
上部のグラデーション パレットで目的の色をクリックして選択します。マーカーの位置が固定され、選択した色の影が、その明るさに応じて、下部
のグラデーション パレットに表示されます。
スポイトツール
元の画像から色を選択することもできます。その場合、スポイト
ツールを有効にして、抽出する色が含まれる領域をクリックします。
スポイト ツールを有効にしてイメージ内をクリックすると、その部分の色に関する情報を5つに分割された 色 リ ン グ が表示されます。
1.中心が選択した部分の色を示すグラデーションは、左側が30%黒を加えた色、右側が30%白を加えた色です。
2.今現在選択している色を示しています。
3.カーソルがある地点の色のピクセルを示しています。
4.周囲のピクセルの色を示しています。
5.選択地点の周囲を平均した色(時計回りに3x3、5x5、11x11、31x31、51x51、101x101ピクセル四方)を示しています。
ヒ ン ト:このツールにより、より厳密に色を選択できるようになります。希望の色が見つからない場合、色 リ ン グ内にある隣接する色を選択
できます。 Ctrl キーを押しながら色をクリックすると、選択できます。
ヒ ン ト:彩 度 が 低 め の 色を選択したほうが自 然 な仕上がりになります。
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AKVIS Coloriage
色付けのヒント
以下に紹介する色付けのヒントを活用して、写真の色付けのコツをつかみ、プロのような作品を作ることができるでしょう。これらのヒントは、白黒写真に
色を追加、カラー写真の色の変更、AKVIS Coloriageでの作業の最適化等の方法を身につける助けになるでしょう。
色を選択する時、処理後の最終結果は、元 の 色 の 明 る さにより大きく変わるということを考慮に入れて選択してください。
自動調整で満足した色が得られなかった場合、独自に色を明るくしたり暗くしたりすることができます。この場合、選択した色の明るさ範囲を変
更する必要があります。ただし、明るさ範囲を縮小すると(特に、極端に縮小した場合)、画像のディテールや深みが損なわれますので注意してく
ださい。
自然な色付けを行うには、元のイメージである白黒写真に彩度が低めの色を選択する ことです。
色の遷移を滑らかにしたい場合 (空や緑草などに複数の色を割り当てる場合)は、それぞれのストロークを離して描画します。色の遷移をはっ
きりさせたい場合(目や唇などに色を割り当てる場合)は、それぞれのストロークを近づけて描画します。
ストロークを削除する場合、 消 し ゴ ムツール を使用します。消 し ゴ ムツールのホットキーは、 E キーです。
ストローク全体を削除するには、 Alt キー(Macintosh の場合は、 Option キー)を押し長さ、ストロークをクリックします。
すべてのストロークを削除する場合は、 Alt +Ctrl (Macintosh の場合は、 Option +⌘ )キーを押しながら画像をクリックします。
描画されているストロークの色 (またはストロークの明るさ範囲)を変更する場合、別の色(または明るさ範囲)を選び、 [チ ュ ー ブ]ツール を選択して、ストロークをクリックします。
同じ色で描画した複数のストロークの色を変更する場合は、[マ ジ ッ ク チ ュ ー ブ]
をクリックし、対象ストロークの内の一本をクリックします(ク
リックしたストロークと同じ色のストロークがすべて変換されます)。
明るさ範囲は考慮せず、同じ色のすべてのストロークの色を変更するには、[マ ジ ッ ク チ ュ ー ブ]
を、 Ctrl キー(Macintosh の場合は、
⌘ キー)を押したまま使用します。
直線を描画するには、ペ ンツール を有効にし、 Shift キーを押しながら直線の開始点、終了点の順にクリックします。この方法であれ
ば、多角形の輪郭を描画できます。
色が複雑な模様等の場合、色の境界部分がはっきりしていれば、 マ ル チ カ ラ ーツールを使うことができます。何本ものストロークを描画す
る代わりに、1本のストロークの描画だけで、画像内でポインタが指す部分の元の色に応じて、ストロークの色が自動的に変更されるため、時間
の節約にもなります。
安 全 の た め 、 描画したストロークの保存は、必ず別のファイルに行ってください。
すべてのオブジェクトに色を指定する前に作業を中断する場合や色付けした写真を後で編集する(色スキームの変更、ストロークの編集)場合
などには役立ちます。
ストロークを保存するには、
ボタンをクリックし、ストロークを読み込むには、
ボタンをクリックします。
作業途中のイメージを使用した色付け作業に関する操作例をご覧ください。
ツ ー ル へ の ク イ ッ ク アクセスには、次のホットキーを使えます。ペ ンツール は E キー、スポイトツール ペン
、色 維 持 ペ ン
のホットキーは I キー、チ ュ ー ブツール 、 消 し ゴ ム
のホットキーは B キー、消 し ゴ ムツール のホットキー
のホットキーは G キーです。
の各ツールのブラシサイズを変更するには、ツールボタンを押した際に表示されるポップアップ
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AKVIS Coloriage
ウィンドウを使用します。
ブラシのサイズを小さくするためのホットキーは [ 、大きくするためのホットキーは ] です。
イメージのサイズの拡大/縮小率を変更するには、 ナ ビ ゲ ー タ ーを使用します。 + と Ctrl ++ キー(Mac OS の場合は ⌘ ++ )で拡大
します。 - と Ctrl +- キー(Mac OS の場合は ⌘ +- )で縮小します。
最後の操作をキャンセルする場合、 [元に戻す]ボタン 用します。
変更のレストアは、[やり直し]ボタン または、ホットキーの Ctrl +Z (Macintosh の場合は、 ⌘ +Z )キーを使
を使います。この操作に対するホットキーは、Windows の場合 Ctrl +Y (Macintosh の場
合は、 ⌘ +Y )キーを使用します。
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AKVIS Coloriage
ストロークの保存と読み込み:作業途中のイメージを使用
AKVIS Coloriageを使ってイメージの色付けを行う際、定期的に.strokes 拡張子のファイルに保存するようお勧めします。これにより、何かの理
由で作業データが消えた場合などに、最初から作業する必要がなくなります。
色のストロークを保存するには、
をクリックして、フォルダーとファイル名を指定します。後でストロークを読み込みたい場合は、
をクリックして、
続きから作業を続けることができます。
充電不足などの理由により急にPCの電源が落ちた場合などに備え、
ボタンを押すたびにcoloriage-autosave.strokesというファイルに自
動的にストロークが保存されます。
自動的に保存されたファイルの保存先は以下の通りです。
C:\Users\Public\Documents\AKVIS (Windows の場合)
HD/Users/Shared/AKVIS (Mac OS の場合)
ストロークの保存は、プログラムの使い方のヒント等を他のユーザーと共有する方法でもあります。
作業途中のイメージを使用した色付け作業の方法を紹介します。
ス テ ッ プ 1:元のイメージと .strokes が保存されているアーカイブをダウンロード後解凍します。
ス テ ッ プ 2:画像を開きます。
ス テ ッ プ 3:
をクリックし、.strokes ファイルをを選択して [開 く]をクリックします。
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AKVIS Coloriage
ス テ ッ プ 4:
をクリックすると、[処 理 後]タブに色付け結果のイメージが表示されます。
ス テ ッ プ 5 :希望であれば、イメージの色を変更することもできます。そのためには、[処 理 前]タブに移動し、[チ ュ ー ブ]
チ ュ ー ブ]
または[マ ジ ッ ク
を使います。[チ ュ ー ブ]は、1つのストロークの色のみ変更しますが、[マ ジ ッ ク チ ュ ー ブ]は特定の色で描かれているすべてのス
トロークの色を変更します。
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AKVIS Coloriage
を再度クリックします。
注 意: アーカイブ内のストロークは、元のイメージの比率(幅 x 高さ)に対応しています。元のイメージの比率を変えた場合、ストロークはイメージに合わ
ないことになります。
以下のアーカイブをダウンロードして、簡単に画像を色付けできます。
baby-photo.zip、boy-picture.zip、car-color.zip、family-photo.zip、girl-portrait.zip、
house-color.zip、interior.zip、pool-swimmers.zip、postcard.zip、settlers.zip
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AKVIS Coloriage
プログラムの環境設定
ボタンをクリックすると、[環 境 設 定]ダイアログボックスが開きます。次のように表示されます。
言 語:ドロップダウンメニューから目的の言語を選択して変更します。
インターフェイスの拡大/縮 小:インターフェイス要素のサイズを選択します。自 動に設定されている場合、ワークスペースは、自動的に画面の
解像度に合わせて拡大/縮小されます。
インターフェイス テ ー マ:インターフェイスのテーマを選択します。明 る い または 暗 いの2種類のテーマがあります。
初 期 の 比 率:このパラメーターは、開いたイメージをイ メ ー ジ ウ ィ ン ド ウに拡大/縮小する方法を設定します。このパラメーターは2つの値のいず
れかを設定します。
- [画面に合わせる]:イ メ ー ジ ウ ィ ン ド ウに全体が表示されるように、拡大/縮小が調整されます。
- [100%]: イメージは拡大/縮小されません。[100%]に設定すると、ほとんどの場合、イメージの一部のみウィンドウに表示されま
す。
[処 理 結 果 を RGB で 保 存] (スタンドアロン版のみ):デフォルトの設定では、ソース画像が何であれ、処理画像は RGB で保存されます。
ソース画像が CMYK や Lab の場合、同じモードで保存するにはこのパラメーターを無効にします(処理結果が CMYK モードで保存された場
合、プログラムのイメージ ウィンドウでの表示が少し変わるかもしれません)。グレースケールでの処理結果が常に RGB で保存されます。
最近使ったファイル (スタンドアロン版のみ) :最近使ったファイルの表示数を指定します。時間でソートされた使用ファイルの一覧は、 を
右クリックすると表示されます。最大数:設定可能な最大ファイル数は、30ファイルです。
[OS指定のダイアログボックスを使用]チェックボックス(スタンドアロン版のみ):システムの[開く]/[保存]ダイアログボックスを使用する場合に選
択します。デフォルトの設定では、AKVIS File Dialog が使用されます。
[コントロールパネルを常に表示]チェックボックス:トップパネルの表示/非表示の切り替えができなくなります。つまり、このチェックボックスがオン
の場合、パネルは常に表示されます。パネルの固定を解除するには、このチェックボックスをオフにします。オフにすると、パネル中央の三角をクリッ
クしてパネルの表示/非表示を切り替えられます。三角にマウスオーバーすると、最小化パネルが表示されます。
[GPUを 使 用].チェックボックスを有効にすると、GPU アクセラレーションが作動し、色付け処理時間を大幅に短縮します。コンピューターがGPU
アクセラレーションをサポートしていない場合は、チェックボックスは無効になっています。
[バ リ エ ー シ ョ ン]:色付け結果を含むセクションの表示/非表示を切り替えます。
[環 境 設 定]ウィンドウでの変更内容を保存するには、[OK]をクリックします。
既定値に戻す場合は[既 定 値]をクリックします。
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AKVIS Coloriage
印刷
AKVIS Coloriage のスタンドアロン版では、イメージを印刷することもできます。 を押すと [印 刷]オプションが表示されます。
AKVIS
設定パネルのパラメーターを調整します。
リストからプリンターを選択肢、希望の解像度と部数を指定します。
[印 刷 の 向 き]では、紙の方向を設定します。 縦 または横 から選択します。
[ペ ー ジ 設 定] をクリックして表示されるダイアログボックスでは、用紙サイズ、印刷の向き、余白などの設定を行うことができます。
[余 白 の リ セ ッ ト] をクリックすると、ページのマージンをデフォルトの設定値に戻すことができます。
イメージの印刷サイズを変更するには、 [比 率]、 [幅]、 [高 さ]、 [ページに合わせる]等のパラメーターを調整します。これらは印刷にのみ
影響するものであり、イメージ自体には影響しません。印刷するイメージのサイズ変更を行うには、[比率]に値を直接入力するか、 [幅] と [高
さ]に値を入力します。
イメージサイズを用紙に合わせる場合は、[ページに合わせる]チェックボックスをオンにします。
ページ上のイメージをマウスで動かしたり、矢印キーを使って揃えたりできます。
[枠] を有効にし、枠の幅や色を指定できます。
色パレットをクリックして、 [背 景 色] を変更できます。
[ペ ー ジ] タブでは、1枚にイメージを複数印刷するための設定を行うことができます。
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AKVIS Coloriage
ページの印刷
[割 り 付 け]: 1ページに画像を何枚印刷するかを指定します。
[水 平 方 向] と [垂 直 方 向]: これらの数は、それぞれイメージの行と列の数を意味します。
[間 隔]: イメージ同士の間隔を指定します。
[ポ ス タ ー] タブでは、大きな画像を複数のページに分け、それぞれの結合部分とともに印刷することができます。
ポスター印刷
[ペ ー ジ]: チェックボックスがオンの場合、イメージを何枚に分けて印刷するかを指定できます。この設定に応じて、イメージの拡大率が
調整されます。チェックボックスがオフの場合、プログラムが実際のサイズに応じて、自動的に最適枚数を選択してくれます。
[の り し ろ]: チェックボックスがオンの場合、ページの結合部分ののりしろの幅を指定できます。のりしろはページの右側と下部に追加され
ます。
[切り取り線]: チェックボックスがオンの場合、余白に切り取り線を表示させることができます。
[ペ ー ジ 番 号 の 表 示]: チェックボックスがオンの場合、行と列の番号が余白部分に表示されます。
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AKVIS Coloriage
指定したパラメーターでイメージを印刷するには、[印 刷]ボタンをクリックします。 変更をキャンセルし、ダイアログボックスを閉じるには、[キ ャ ン セ ル]をクリックします。
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AKVIS Coloriage
古いポストカードに色付け
作業途中の保存データを元に、色を自分の好みに合わせて変えることができます。アーカイブをダウンロードすると、元のイメージとストロークの情報が保
存されたファイル(*.strokes)が含れます。詳細は、こちらをご覧ください。
白黒の写真は、白黒の写真なりの良さがあります。しかし、グレースケールの写真をカラーに変えるだけで、いろいろと新しい面が見えてくる場合がありま
す。ここでは、白黒の絵はがきを色付けする方法を紹介します。
このチュートリアルではプラグイン版を使用していますが、スタンドアロン版でも、同じ方法で同様の結果が得られます。
以下の手順を実行するだけで、このポストカードの印象はがらっと変わるでしょう。
ス テ ッ プ 1:フォトエディターで画像を読み込みます。
ス テ ッ プ 2 :AKVIS Coloriageのプラグイン版を呼び出します。Adobe Photoshop の場合は、[フィルタ] > [ A K V I S」 >
[Coloriage]、Corel Photo-Paintの場合は、[効果] > [AKVIS] > [Coloriage] の順に選択します。
ス テ ッ プ 3:画像の各オブジェクトに付ける色を指定します。
を使って、比較的大きめのオブジェクト(ガードル、ドレス、クッション、織物、ソファーの毛皮など)の輪郭をその境界に沿ってゆっくりと描画し
ていきます。
細部を色付けする場合は、より細い線を描画します。たとえば、真珠のアクセサリーを色付けする場合、真珠をつないでいる糸に沿ってはみ出さ
ないように線を描画します。目を色付けする場合は、眼球と白目の部分を区別して描画します。
ス テ ッ プ 4:
をクリックして、色付け処理を開始します。色付けされた画像が[処理後]タブに表示されます。
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AKVIS Coloriage
ス テ ッ プ 5:
をクリックして色付け結果を適用し、プラグイン ウィンドウを閉じます。
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AKVIS Coloriage
車体の色の変更
作業途中の保存データを元に、車体の色を自分の好みに合わせて変えることができます。アーカイブをダウンロードすると、元のイメージとストロークの情
報が保存されたファイル(*.strokes)が含れます。アーカイブのダウンロード先やダウンロード後の作業の詳細は、こちらをご覧ください。
ここでは、カラー写真の特定の色の部分のみを変更する(それ以外の部分の色は変更しない)方法を紹介します。
AKVIS Coloriageで変更するのは、車体の色だけです。その他の色(スポーツカーの屋根、ヘッドライト、ホイール、空、雪などの色)は変更しませ
ん。
このチュートリアルではプラグイン版を使用していますが、スタンドアロン版でも、同じ方法で同様の結果が得られます。
以下の手順を実行します。
ス テ ッ プ 1:フォトエディターでスポーツカーの写真を開きます。
ス テ ッ プ 2 :AKVIS Coloriageのプラグイン版を呼び出します。Adobe Photoshop の場合は、[フィルタ] > [ A K V I S」 >
[Coloriage]、Corel Photo-Paintの場合は、[効果] > [AKVIS] > [Coloriage] の順に選択します。
ス テ ッ プ 3 :車体の新しい色を指定します。この際、元の色が淡い黄色であるため、処理後の色も淡い色になることに注意してください。濃い青
やワインレッドにすることはできません。そのため、[色]または [ス ワ ッ チ]パレットからライラック色などの淡い色を指定する必要があります。
ス テ ッ プ 4:鉛 筆ツール を選択し、車体の輪郭をその境界の少し内側に描画します。車体の内側のパーツ(エアパイプやドアノブなど)の
色は変更しないため、車体に指定した色でそれらのパーツを囲みます。
ス テ ッ プ 5:色 維 持 ペ ンツール を選択し、車体の周りに閉じた輪郭を描画します。輪郭は、車体に隣接しているすべてのオブジェクト(背
景、ヘッドライト、屋根、窓、ホイールなど)を通る必要があります。これらのオブジェクトの色は変更せず維持するからです。また、輪郭は閉じる必
要があります。同様に、[色維持ペン]ツールで、エアパイプやドアノブなど、車体の内側で色を維持するパーツもマーキングします。
ヒ ン ト:フォトエディターでの選択範囲は、[色 維 持 ペ ン]ツール を使って描画した輪郭線としてプラグインに転送されます。鉛 筆ツールを
使用して、選択範囲内にストロークを描画するだけです。
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AKVIS Coloriage
ス テ ッ プ 6:
をクリックします。色付けの結果が、[処理後]タブに表示されます。
ス テ ッ プ 7:
をクリックし、着色結果を適用します。
以下の写真は、別の色を指定した場合の例です。
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AKVIS Coloriage
部分的な非彩色化
ここでは、他の部分を変更せずに写真の一部を非彩色化する方法を紹介します。非彩色化する領域は正確に選択する必要はありません。
このチュートリアルではプラグイン版を使用していますが、スタンドアロン版でも、同じ方法で同様の結果が得られます。
ス テ ッ プ 1:フォトエディターでカラー写真を読み込みます。
ス テ ッ プ 2 :AKVIS Coloriageのプラグイン版を呼び出します。Adobe Photoshop の場合は、[フィルタ] > [ A K V I S」 >
[Coloriage]、Corel Photo-Paintの場合は、[効果] > [AKVIS] > [Coloriage] の順に選択します。
ス テ ッ プ 3: [色 維 持 ペ ン]
ツールを選択して、現在の色を維持する蝶の輪郭の内側に輪郭を描画します。蝶の触角は黒であり、非彩
色化の後も同じ色になるため、輪郭を描画する必要はありません。
ス テ ッ プ 4:ス ワ ッ チパレットなどを使用して色をグレーに変更後、[ペ ン]ツール
43
を使って、蝶の外側に輪郭を描画します。
AKVIS Coloriage
ス テ ッ プ 5:
をクリックして、部分的な非彩色化の処理を開始します。
これで、写真はグレースケールになりましたが、蝶の色だけは元の状態のまま維持されます。
ス テ ッ プ 6:
をクリックして、部分的な非彩色化の結果を写真に適用します。
同じ方法で、人物画の編集を行うこともできます。
部分的な非彩色化によって、写真内の強調したい部分を際立たせたり、写真の新たな見え方を紹介したりできます。
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AKVIS Coloriage
白黒写真の部分的に色付け
AKVIS Coloriageの操作例には、白黒写真の色付けに関する例を多く見つけることができます。写真内の一部にだけに着色することで、その部分
を際立たせることができます。部分的な色付けが非常に有効なケースがあります。
写真の一部に色を付けるには、以下の手順を実行します。
ス テ ッ プ 1:白黒写真を開きます。今回は、若きアスリート達の写真を使います。
ス テ ッ プ 2:ペ ンツール を使って、写真内の強調したい部分に色を割り当てます。ここでは、レースに勝った少年に色を付けることとします。
少年の服、髪、目、歯、唇、ゴールテープの色を指定します。
ス テ ッ プ 3:色 維 持 ペ ンツール を使って、強調する部分(ここでは、少年とゴールテープ)のすぐ外側にラインを描画し、色を変更しない部
分を指定します。
ペン ツールで描画したラインのすぐ外側に描画できない場合、写真の枠の外に描画します(ペン ツールと色維持ペン ツールの間に空間ができ
てしまうと、正しく処理できないため)。
ス テ ッ プ 4:
をクリックして、色付け処理を開始します。
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AKVIS Coloriage
たったこれだけで、部分的に色付けした写真の完成です。
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AKVIS Coloriage
AKVISプログラム
AKVIS Sketch Video Classic — 動画を手書き風に変換
(Windows | Mac OS X)
AKVIS Sketch Video Classicは、白黒やカラーでビデオ映像を変換するプラグインです。このプラグインで、簡単に手書き風のような効果を手軽
に適用できます! 詳細情報
AKVIS AirBrush — エアブラシを使ったぼかし処理を手軽に適用 (Windows | Mac OS X)
AKVIS AirBrush は、写真をスプレー塗料またはインキをスプレーする特殊なエアブラシツールで作られたように見える芸術作品に自動的に変換しま
す。ソフトウェアは、選択した写真から絵画への変換設定を使用して、画像からスタイリッシュでカラフルなエアブラシデザインを作成する芸術的なフィルタ
として動作します。 詳細情報
AKVIS ArtSuite — 写真をオリジナルで華やかに飾ります! (Windows | Mac OS X)
AKVIS ArtSuite は、写真を飾るための印象的かつ多用途な効果を集めたものです。 写真をオリジナルで華やかに飾ります! 友人へ送るポスト
カードの作成、旅の思い出アルバムの作成、デスクトップ用の壁紙、または、アート感覚で楽しむためなど、さまざまな場合で必要になるでしょう。 本ソフ
トウェアには、19 以上の基本的な効果が用意されており、効果版を無制限に作成することができます。 詳細情報
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AKVIS Coloriage
AKVIS ArtWork — 写真から絵画を作成しましょう! (Windows | Mac OS X)
AKVIS ArtWorkは、様々なペイントテクニックを模倣できるよう設計されています。プログラムは、7 種類のペインティングスタイルを提供しています:
油絵、技法、グアッシュ、コミック、ペン & インク、リノカット、パステル。簡単にデジタル写真から名作を作り出すことができます。 詳細情報
AKVIS Chameleon — フォトコラージュ作成 (Windows | Mac OS X)
AKVIS Chameleon は、挿入した被写体の自動調整、対象のイメージカラー範囲の調整、被写体の境界の円滑化などができる効果的なツール
です。 このツールはいくつかの目的に役立ちます: 写真に新しい被写体を挿入したいけれど、従来のツールよりもフレキシブルで簡単なものがほしい(コ
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AKVIS Coloriage
ラージュ作成), いらない不具合を、イメージの近くのパーツと置き換えて隠したい(クローンツールと類似)。 詳細情報
AKVIS Charcoal — 簡単なステップで写真が木炭画になります! (Windows | Mac OS X)
AKVIS Charcoal は、写真を木炭やチョークを使用して描いた絵のように変換することのできる芸術的なツールです。黒と白の著しい違いを使用し
た材料の統合もできます。 色やオプションを使用することによって、素晴らしい芸術的な効果を作り上げることができます。 詳細情報
AKVIS Coloriage — 白黒写真を色付けする (Windows | Mac OS X)
AKVIS Coloriage で白黒写真に息吹を!
Coloriageを使用すると、白黒写真をカラー写真として蘇らせることができるだけでなく、カラー写真の色を変更して印象を刷新したりすることができます。
詳細情報
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AKVIS Coloriage
AKVIS Decorator — 被写体の模様や色を変更 (Windows | Mac OS X)
AKVIS Decorator は、被写体表面の色や模様を違和感なく変更することができるソフトウェアです。 このソフトウェアを使用すると、女性のドレス、
車体、家具など、写真の一部を選択して、新しい色や模様を適用することが可能です。 詳細情報
AKVIS Draw — 手書きの鉛筆画への変換 (Windows | Mac OS X)
AKVIS Draw は、デジタル画像から、手書きの鉛筆画やラインアートを作成します! ソフトウェアは非常に使いやすく、ワンクリックで自然な鉛筆画を
作成します。 詳細情報
AKVIS Enhancer — 詳細を引き立てるツール (Windows | Mac OS X)
AKVIS Enhancer は、不鮮明になってしまった原因に関わらず、ディテールを高めることができるイメージ補正ソフトウェアです。 本プログラムは、露
出が均一ではない写真から露出不足、露出過度、中間調の各領域のディテールを検出します。 詳細情報
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AKVIS Coloriage
AKVIS Frames — フ レ ー ム パ ッ ク (Windows | Mac OS X)
詳細情報
AKVIS HDRFactory — 実際よりも明るい画像に! (Windows | Mac OS X)
AKVIS HDRFactory では、単一イメージまたは同様のイメージを複数枚を使用して、HDRイメージを作成できます。このプログラムは画像修正を
行うために使用することもできます。 AKVIS HDRFactoryで写真に息吹、そしてより鮮やかな色合いを! 詳細情報
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AKVIS Coloriage
AKVIS LightShop — 光と星の効果 (Windows | Mac OS X)
AKVIS LightShop を使って、無限の光のイメージ効果を作成してみましょう。荒れ模様の空にある光、町を横切るカラフルな虹、雫に映る反射、
暖炉の燻っている木の炎、夜空の中で輝く未知のサイン、太陽の揺らめく炎、遠方の惑星の光、花火 - 貴方の想像の限りに! 詳細情報
AKVIS Magnifier — きれいに画像解像度を上げることができます! (Windows | Mac OS X)
AKVIS Magnifier を使えば、効率的に画像解像度を上げることができます。 Magnifierは、先進の拡大アルゴリズムを用い、ポスターサイズ印刷
にまで対応できるよう、デジタル画像を驚くほど美しく超高解像度に拡大します。 詳細情報
AKVIS MakeUp — 理想の肖像画を作成しましょう! (Windows | Mac OS X)
AKVIS MakeUp を使うと、写真に魅力が加わり、プロのような仕上がりが期待できます。
肌に見られるシミなどのレタッチを行い、輝きがあり、美しく、滑らかで、澄んだ肌を作り出します。 詳細情報
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AKVIS Coloriage
AKVIS MultiBrush — 簡単にできるフォトレタッチ (Windows | Mac OS X)
AKVIS MultiBrush は豊富な機能を持ち、使いやすい画像編集ソフトです。画像補正やレタッチを行うオールインワン ソフトです。 MultiBrush
はラボのようで、画像の編集、古い画像のレストア、下書きから画像を作成などができます。プログラムは2種類のツール、標準 と アーティスティック ブ
ラッシュ を提供しています。 詳細情報
AKVIS NatureArt — リアルな自然現象がデジタルアートで再現できる! (Windows | Mac OS X)
AKVIS NatureArt は、壮大な自然現象をデジタル写真に再現するための素晴らしいツールです。自然の効果は、私たちが受ける印象に与える影
響が大きく、写真からくる印象を強調するために使用することもできます。 自然現象の効果を劇的に追加したり、天気を変えたりできます! 詳細情報
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AKVIS Coloriage
AKVIS Neon — 写真を簡単にネオンのような発光した画風に加工できます! (Windows | Mac OS X)
AKVIS Neon は、ネオンのような発光インクを使用して描いたように見える写真に変換します。このツールを使用すると、驚くような輝くラインエフェクト
を作成できます。 まるで光を使って描く画家になったような気分が味わえます! 詳細情報
AKVIS Noise Buster — デジタルノイズリダクション (Windows | Mac OS X)
AKVIS Noise Buster を使用すると、写真の印象を損なうことなく、デジタル写真上の輝度ノイズとカラー ノイズの両方を低減することができ、プロ
の写真家が撮影したような仕上がりが得られます。 デジタル ノイズが生じる要因はいくつか考えられます。カメラ マトリクスの加熱、長時間露出撮影、
スモール ピクセル サイズ (これが原因で、デジタル コンパクト カメラを使用した場合、デジタル SLR よりもノイズの多い写真が生成されてしまう)、高
ISO 設定などがその要因です。 詳細情報
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AKVIS Coloriage
AKVIS OilPaint — 油 絵 効 果 (Windows | Mac OS X)
AKVIS OilPaint は、写真を油絵に変換するソフトウェアです。プログラムの特長は、ブラシ ストロークの芸術的な適用を行うユニークなアルゴリズム
により、可能な限り本物のブラシで描いたように見えるよう変換されるという点です。 詳細情報
AKVIS Pastel — 写真をパステル画に変換 (Windows | Mac OS X)
AKVIS Pastel は写真をパステル画調に変換します。 このプログラムは、芸術的テクニックの一つでもあるパステルアートをデジタル画像で作りだそうと
いうものです。 詳細情報
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AKVIS Coloriage
AKVIS Points — 点 描 (Windows | Mac OS X)
プログラムを使用することで、イメージを点描画法を使用した芸術作品に変換できます。写真であっても、点描画法を使用した素晴らしい絵画になりま
す! 詳細情報
AKVIS Refocus — ピンボケの修正とぼかし効果 (Windows | Mac OS X)
AKVIS Refocus は、ピンぼけしたイメージを鮮明にします。イメージ全体の処理を行うことはもちろん、背景に対して手前の被写体などが目立つよう
に指定部分のみピントの調整を行うこともできます。 はっきりした画像であっても、さらに改善できる余地は必ずあります。特殊な効果で特定の部分を目
立たせるには、部分指定のツールを使ったピントの調整を行うことができます。 詳細情報
AKVIS Retoucher — 画像修復ソフトウェア (Windows | Mac OS X)
AKVIS Retoucher は、傷やチリを効果的に除去できるソフトウェアです。 Retoucherでは、チリ、傷、破片、しみ、水腐れ、その他損傷を受けた
写真に見受けられる不具合を除去することができます。 Retoucherは、生産性を向上し、表面の不具合による作業を減らすことができるのです。 詳
細情報
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AKVIS Coloriage
AKVIS Sketch — 写真から鉛筆画を作成しましょう! (Windows | Mac OS X)
AKVIS Sketch は、写真を鉛筆画や水彩画に自動的に変換するためのソフトウェアです。 Sketch を使うと、黒鉛や色鉛筆、木炭や水彩の技法
を真似て、実際に描いたようなカラーや白黒の絵を作成することができます。 詳細情報
AKVIS SmartMask — 選択範囲の作成を簡単にします (Windows | Mac OS X)
AKVIS SmartMask は楽しみながら使え、時間も節約できる効率的な選択範囲用ツールです。 今までにはない、シンプルな選択範囲用ツール
です! 選択範囲の指定にかかる時間が短縮される分、創作活動に時間を使うことができます。 詳細情報
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AKVIS Coloriage
AKVIS Watercolor — 水 彩 画 (Windows | Mac OS X)
AKVIS Watercolor は、本物さながらの素晴らしい水彩画を生成できます。 詳細情報
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