にのへシティフェアinニューヨーク 2014 の開催について 2014 年 11 月

にのへシティフェアｉｎニューヨーク 2014 の開催について
2014 年 11 月
岩手県二戸市総合政策部政策推進課
二戸市は、ニューヨーク市マンハッタンで生産量日本一を誇る漆や日本酒等
二戸産食材のＰＲを軸に本市の魅力を発信するＰＲ事業を実施しましたので紹
介します。
【 事業の背景 】
二戸市では「小さなまちの大きな挑戦」として、特産品の海外市場への販路
拡大とブランドイメージの向上をはかり、地場産業の振興を目指す取り組みを
昨年度より３年間の継続事業として実施しております。
一年目の昨年度は在ニューヨーク日本国総領事・大使公邸におけるレセプシ
ョンの開催と日本食材を扱うショールームにおける漆器の展示販売及び日本酒
の試飲会を開催し、ニューヨークの皆さんに深く紹介することができ、高い評
価を得たところです。
二年目の今回は、一年目に評価を受けた漆や日本酒などの特産品の魅力をよ
り深く知ってもらい販路拡大の足がかりをつかもうと、二戸市レストランフェ
ア、ニューヨーク共同貿易が主催するレストランエキスポへの出展、漆セミナ
ーの３本柱で、実際に手にとって、触れて味わっていただくことにより、徐々
に浸透しながら広がり、認められ、販路拡大につながるよう｢にのへシティフェ
ア in ニューヨーク2014｣を開催しました。
【 二戸市レストランフェア及びオープニングレセプション】
10 月２日～５日、ニューヨーク市内のレストラン３店舗で行われ、各店舗の
シェフが二戸市産の米や短角牛などの食材を使ったメニューを考案し、実際に
浄法寺漆器を使って提供しました。
また、３日に行われたオープニン
グレセプションには、在ニューヨー
ク総領事館草賀純男大使を始め、在
ニューヨーク岩手県人会、プレスメ
ディア、漆・美術関係者などが参加
しました。
参加者は二戸産食材と漆器の共
演に舌鼓を打ちながら、漆器の素晴
らしさに驚きを感じていました。
浄法寺漆器とともに提供されたメニュー
グローカル通信第70号
【 ニューヨーク共同貿易レストランエキスポ出展 】
10 月４日開催されたレストランエキスポには、漆器、日本酒に加え、木工ク
ラフトや南部せんべい、ドライトマト、米などを出品。レストラン関係者 1,400
人超の来場者にそれぞれの
良さをじっくり売り込みま
した。
今まで共同貿易と取引の
ない商品につきましても、
サンプル輸出という形で出
展しました。
試食・試飲した来場者か
らも高い評価を頂きました。
レストランエキスポでの出展
【 漆セミナー／ワークショップ】
10 月６日に、漆の魅力について深く知ってもらうため、ジャパンソサエティ
ーにおいて、漆セミナーとワークショップを開催しました。セミナーでは国産
漆の現状と浄法寺漆器の魅力について講演。ワークショップでは、漆塗りの実
演に多くの人だかりが出来、
漆への関心の高まりがうかが
えました。
来場者からは、
「こんな素晴
らしい漆文化があることを知
らなかった。」「もっとこのよ
うなセミナーを開催 すべき
だ。」などの意見が聞かれまし
た。
漆塗りの実演に見入る来場者
【今後の取り組み】
今回、様々な団体からのご支援をいただきながら上記の事業を開催いたしま
した。より深く魅力についてＰＲしたことにより多くの皆さんから高い関心を
得られましたが、ニューヨークの顧客層に合わせた品質の向上や輸出体制の整
備など課題も見えてきました。これらをしっかりと受け止め、来年の挑戦に生
かし実施して参ります。
グローカル通信第70号