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図表 [PDF 287KB]
高度成長から安定成長へ ─日本の経験と新興国経済への含意─ フィンランド中央銀行創立200周年記念会議 2011年 5月 5日 日本銀行総裁 白川 方明 図表1 世界経済に占めるBRIC 経済の寄与 世界経済に占めるBRICs経済の寄与 2000年代の平均成長率を用いて 機械的に外挿したGDPシェア 2000年代の平均成長率 2000~09年の平均成長率 世界全体 +3.6% 100 (%) 2040年における BRICsのシェア: 83% 80 2010年における BRIC のシ ア BRICsのシェア: 25% 60 BRICs +7.9% 40 BRICs以外 20 BRICs以外 +2.1% BRICs 0 2010 15 20 25 30 (注1)BRICsについては、ブラジル、ロシア、インド、中国の4か国を対象に計算。 (注2)平均成長率は、PPPウェイトを用いて各国の実質GDP成長率を加重平均して算出。 (注3)右図では、世界とBRICsにおける2000年代の平均成長率を用いて機械的に外挿することにより、2011年以降の BRICsのGDPシェアを算出。 (資料) International Monetary Fund, World Economic Outlook 35 40 年 図表2 高度成長期以降の日本の実質GDP成長率 (% ) 高度成長期(1956~1970年)の平均成長率:+9.7% 高度成長期(1956 1970年) 平均成長率 9.7% 15 10 5 0 -5 -10 1955 60 65 70 75 80 85 90 95 00 05 10 年 (資料)内閣府「国民経済計算」 図表3 日本の人口動態 農業人口比率 人口成長率 2.5 ( ) (%) 40 (%) 35 2.0 30 1.5 25 1.0 20 15 05 0.5 1955~70年の平均:+1.0% 0.0 10 5 -0.5 1955 60 65 70 75 80 85 90 95 00 05 年 (資料)総務省「国勢調査」 0 1955 60 65 70 75 80 85 90 95 00 05 年 図表4 日本の実質GDP成長率:内需と外需の寄与 20 (前年比、寄与度、%) 輸入 15 輸出 内需 10 実質GDP 5 0 -5 -10 1955 60 65 70 75 80 85 90 95 00 05 10 年 (資料)内閣府「国民経済計算」 図表5 先進諸国の実質成長率比較 (前年比、%) 6 日本 カナダ ドイツ 5 米国 フランス 英国 イタリア 4 3 2 1 0 1970年代 (資料)OECD、各国政府統計。 1980年代 1990年代 2000年代 図表6 iPhoneの製造コスト分解 部品製造業者 部品名 一台当たり金 額(USドル) 東芝、村田(日本) フラッシュ・メモリー、タッチ・スクリーン、FEM等 60.6 Samsung(韓国) SDRAM、アプリケーション・プロセッサー等 23.0 Infineon、Dialog Semiconductor(ドイツ) カメラ・モジュール、GPS、パワーIC等 30.2 Broadcom、Numonyx、Cirrus Logic(米国) Bluetooth、メモリーMCP等 10.8 その他部品コスト 48.0 部品コスト計 部品 ト計 172.5 中国での組立コスト 6.5 粗利益 321 0 321.0 価格 500.0 (注)2009年におけるiPhone 3Gのコスト・価格情報に基づく。 (資料)Xing and Detert, “How the iPhone Widens the United States Trade Deficit with the People’s Republic of China,” ADBI Working Paper Series, No. 257, December 2010. 図表7 日本における人口動態の変化 生産年齢人口成長率 4 3 生産年齢人口比率 65歳以上人口比率 (%) (%) 国連による見通し 2 (%) 80 45 75 40 70 35 65 30 25 1 60 20 0 55 50 -1 -2 19 55 65 75 85 95 05 15 25 35 45 45 40 19 55 65 75 85 95 05 15 25 35 45 (注)生産年齢人口は、15~64歳の人口。 (資料)United Nations, World Population Prospects: The 2010 Revision 1 15 10 5 0 19 55 65 75 85 95 05 15 25 35 45 図表8 高度成長期における日本 中国 インドの 高度成長期における日本・中国・インドの 実質GDP成長率 日本 中国 インド (%) (%) (%) 16 実質GDP成長率 16 16 14 1956~70年の平均:+9.7% 年 均 14 14 12 12 12 10 10 10 8 8 8 6 6 6 4 4 2 2 0 0 -2 4 実質GDP成長率 90~2005年の平均:+9.8% 90 2005年の平均: 9.8% 60 65 70 75 80 2 0 -2 -2 1955 実質GDP成長率 90~2005年の平均:+6.2% 1990 95 2000 05 年 10 1990 95 2000 05 10 年 年 (資料)内閣府「国民経済計算」、中国国家統計局「中国統計年鑑」、 International Monetary Fund, World Economic Outlook; CEIC 図表9 日本・中国・インドの年齢別人口 生産年齢人口成長率 生産年齢人口比率 65歳以上人口比率 (%) (%) (%) 80 4 国連による見通し 3 75 中国 インド 日本 70 2 65 45 40 35 中国 インド 日本 30 25 60 1 20 55 0 -1 中国 インド 日本 -2 19 55 65 75 85 95 05 15 25 35 45 15 50 10 45 5 40 1955 65 75 85 95 05 15 25 35 45 0 (注)生産年齢人口は、15~64歳の人口。 (資料)United Nations, World Population Prospects: The 2010 Revision 19 55 65 75 85 95 05 15 25 35 45 図表10 1980年代後半における主要先進国の 代 実質成長率と消費者物価上昇率 (%) 5.5 日本 5.0 実 質 G D P 成 長 率 4 5 4.5 英国 4.0 ダ カナダ 3.5 米国 イタリア フランス 3.0 ドイツ 2.5 2 0 2.0 7 6 5 4 3 2 消費者物価上昇率(逆目盛) 1 0 (%) (注)各国の実質GDP成長率と消費者物価上昇率に いて 1985年から1989年の前年比平均値をプロ ト (注)各国の実質GDP成長率と消費者物価上昇率について、1985年から1989年の前年比平均値をプロット。 (資料) International Monetary Fund, World Economic Outlook 図表11 アジア諸国の65歳以上人口比率 40 (%) 国連による見通し 日本 30 NIEs3 中国 ASEAN5 20 インド 10 0 55 60 65 70 75 80 85 90 95 00 05 10 15 20 25 30 35 40 45 50年 (注)NIEs3は、韓国、香港、シンガポールの3か国。 ASEAN5は、インドネシア、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナムの5か国。 (資料)United Nations, World Population Prospects: The 2010 Revision 図表12 日本・米国・中国の相対関係 名目GDP(世界全体に占めるシェア) (%) 45 40 35 20 米国 18 日本 中国 16 輸出(世界全体に占めるシェア) 輸出(世界全体に占めるシ ア) (% ) 株式市場時価総額 20,000 米国 12 12,000 10 10,000 8 8,000 15 6 6,000 10 4 4,000 5 2 2,000 0 19 60 65 70 75 80 85 90 95 00 05 0 19 55 60 65 70 75 80 85 90 95 00 05 20 年 日本(東京) 16,000 14,000 25 米国(ニューヨーク) 18,000 日本 中国 14 30 (10億ドル) 0 1975 中国(上海+深セン) 80 85 90 95 00 年 (資料) 内閣府「国民経済計算」、中国国家統計局「中国統計年鑑」、Bureau 内閣府「国民経済計算 中国国家統計局「中国統計年鑑 B off Economic E i Analysis, A l i National N ti lE Economic i Accounts; World Bank, World Development Indicators 05 10 年