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RN-42使用 Bluetooth 無線モジュール評価キット
RN-42 使用 Bluetooth 無線モジュール評価キット SPP Serial Port Profile USB-UART インターフェース搭載・パスパワー給電 ・Bluetooth version 2.1 ( 後方互換対応:2.0, 1.2, 1,1) + Enhanced Data Rate (EDR) ・無線仕様:Bluetooth Class2, 2402 ∼ 2480MHz (79ch, 1MHz インターバル ) ・SPP データレート (max) : 240 kbps ( スレーブ ), 300kbps ( マスター ) ◆ 特長 RN-42(RN42-I/RM) を使用した Bluetooth による無線通信モジュールの評価キットです。メイン基板に USB シリアルインターフェース (FT231XQ) が実装されているので、ホスト PC にケーブル接続するだけで 評価実験が簡単・スピーディーにおこなえます。ホスト側のバスパワーで動作し、外部電源は不要です。 マイクロチップ社の Bluetooth 評価キット RN-42-EK とピン互換性があります。 ◆ご用意いただくもの ( 本キットの動作に必要なもの ) ・USB ポートが付いたパーソナルコンピュータ ( ホスト PC:Windows, Mac OS X, Linux 等 ) ・USB ケーブル ( マイクロ B タイプ ) ・ホスト側のターミナルソフトウェア (Tera Term 等 ) ・FTDI 社の USB デバイスドライバ ( 最新版のダウンロードをお勧めします ) ・無線で通信するための別のペアとなる Bluetooth デバイス (PC 内蔵のデバイス、PC+Bluetooth ドングル、スマートホン、 タブレット、Bluetooth+ マイコンボード、等 シリアルポートプロファイル (SPP) で通信可能なデバイス ) ◆ 各部の名称と主な働き ② ① 2KP RN42-I/RM FCC ID: T9J-RN42 Model: RN-42 IC: 6514A-RN42 201-125709 N24959 ON HID615 00066664xxxx 1 2 3 4 R ③ ⑥ S1(DIP-SW) の保護シールをはがして 1 ~ 4 のスイッチポジションをすべて OFF 側 にセットしてください。 ④ ⑤ ①AE-RN42: メイン基板 無線モジュール、LDO、USB-UART、USB コネクタなどが実装されています。 ②RN42-I/RM: Bluetooth 無線モジュール 本キットの主要デバイスです。アンテナ部は、高周波の干渉を防ぐためにメイン 基板の外側に出ています。 ③USB マイクロ B コネクタ : ホスト PC と接続します。 ④赤色 LED[A]: SPP データ通信時に点灯、点滅します。 ⑤緑色 LED[S]: Bluetooth 接続状態を表示します。 ( アイドル時 =2Hz 点滅、コマンドモード時 =10Hz 点滅、Bluetooth 無線接続時 = 点灯 ) ⑥設定用スイッチ: お買い上げ時はすべて ON です。 ※ J1, J2, J3 の詳細については、弊社インタネット通販サイトの商品説明ページに マイクロチップ社の資料リンクがございますので、ご参照ください。 なお、SPP によるデータ通信では J1, J2, J3 は使用しません。 ◆ まず最初に ・ S1(DIP-SW) の保護シールをはがして 1 ~ 4 のスイッチポジションをすべて OFF 側にセットしてください。 ◆ ホスト PC との接続 ( 以下では、Windows 7 32/64bit OS を使用した例として説明しています ) 1. FTDI 社の USB デバイスドライバがインストールされている PC に、USB ケーブルで本キットを接続します。 無線モジュールに電源が供給されると⑤の緑 LED[S] が点滅 (2Hz) します。 2. デバイスドライバが割り当てた FT231XQ(USB-UART) の仮想 COM ポート (VCP) のポート番号を参照してください。 [ コントロールパネル ] ⇒ [ デバイスマネージャ ] ⇒ [ ポート (COM と LTP)] USB Serial Port (COMxx) が表示されます。ポート番号「COMxx」の「xx」は環境によります。 プロパティから [ ポートの設定 ] を選び、通信速度 ( ボーレート )、データビット、パリティ、ストップビット、フロー制御を 設定します。本キットのデフォルトでは、順番に [115200bps], [8 ビット ], [ なし ], [1], [ なし ] です。 3. ターミナルソフトを起動します。 上記の VCP のポート番号、通信速度 ( ボーレート )、データビット、パリティ、ストップビット、フロー制御を設定します。 4. ターミナルソフトから、無線モジュール RN42 をコマンドモードに遷移させます。 文字コード「$$$」( 半角ドル記号三文字連打、キャリッジリターン不要 ) を USB→UART 経由で送信すると、ターミナルに 「CMD」の文字列が返送され、 無線モジュールがコマンドモードになったことを示します。このとき⑤の緑 LED[S] が速く点滅 (10Hz) します。これによって、ホスト PC と RN42 の接続が確認できたことになります。 5. コマンドモードを終了してデータ転送モードに遷移させるには、「---」( 半角マイナス記号三文字連打 + キャリッジリターン ) をターミナルソフトから送ります。 ※ Roving Networks 社は 2012 年 4 月に Microchip 社に吸収され、技術開発、製品供給と技術仕様書等は Microchip 社が引き継いでいます。 ◆ コマンドモードの実行例 以下は、[D<cr>] コマンドに対する返信内容 (RN42-I/RM Farmware Ver 6.15 の例 ) です。 ***Settings*** //D コマンドに対する返信の先頭文字列 ( 以下は、RN42 の設定状態のサマリーです ) BTA=000666646DE8 // 無線モジュールの個体番号 (Bluetooth MAC アドレス )、変更不可 BTName=RNBT-6DE8 //Bluetooth Name ( 下 4 桁は MAC アドレス )、[SN,<string><cr>] コマンドで変更可 Baudrt(SW4)=115K //UART のボーレート ( デフォルトは 115K、正確には 115.2kbps です ) Mode =Slav // 無線モジュールの動作モード ( デフォルトはスレーブ ) Authen=1 //Authentication イネーブル ( デフォルトはイネーブル ) PinCod=1234 //PIN コード ( デフォルトは 1234)、[SP,<string><cr>] コマンドで変更可 Bonded=0 // ボンディング設定値 ( デフォルトは 0、ディセーブル ) Rem=NONE SET // 相手アドレス (Remote address) 未指定 ( デフォルト ) (※「//」より右は説明のための追加文です。また <cr> はキャリッジリターン 0x0D、\r の意です。) ◆ 通信相手となる Bluetooth デバイスとの接続について ・通信対象の Bluetooth デバイスの取扱説明書およびマイクロチップ社の参考資料をご参照のうえ設定してください。 ◆ 寸法図 ◆ DIP SW(S1) の設定機能 39.0 S1-1 ~ 4 はデフォルトでは、すべて OFF にして使用します。 スイッチ設定のすべてが、コマンドよって設定できます。 2KP RN42-I/RM FCC ID: T9J-RN42 Model: RN-42 IC: 6514A-RN42 N24959 201-125709 ON 1 2 3 4 HID615 00066664xxxx 40.5 5.0 PCM_I N UART_CTS PCM_OUT UART_RTS UART_TX GND UART_RX SPI _MI SO 23 SPI _SS 22 PI O4 21 PI O5 20 PI O3 19 17 CT S RT S 14 TX D 13 RX D ④赤色 LED [D2] R10 R9 R8 R7 S1 3k3 3k3 3k3 3k3 PI O4 PI O3 PI O6 PI O7 1 2 3 4 ⑥設定用スイッチ [S1] デフォルトはすべて OFF DSS104 U1 XC6202P332PR 3.3V 1 VOUT C2 1uF A IO0 GND 470 ⑤緑色 LED [D1] Activity 3.3V PI O2 15 Connection Status [A] D2 Red LED R3 PI O8 18 16 470 VI N VBUS 3 C1 1uF 30 28 24 C5 VBUS C6 A IO0 A IO1 PIO8 VDD PIO9 12 USB_D+ 31 11 PCM_SYNC 0 3.3V USB_D- 32 10 PCM_CL K PIO8 9 PI O2 PIO9 8 SPI _SCK PIO11 7 PI O3 PIO10 6 PI O5 RESET 33 SPI _SCK PI O7 34 5 PIO10 RESET _N PI O4 PIO11 4 SPI _CS# PI O6 A IO1 PI O7 SPI _MOSI GND 3 29 PI O6 SPI _MI SO [S] 3.3V D1 Green LED R2 PI O5 GND SHIE L D 2 ( 単位:mm) RN42-I/RM 35 1 SPI _MOSI M1 PIO4 工場出荷状態に戻す PIO3 オートディスカバリー PIO6 オートマスター PIO7 ボーレート設定 (ON にすると、強制的に 9600bps になります ) 2 ◆ 回路図 S1-1 S1-2 S1-3 S1-4 24.0 GND R VBUS 0.1uF 0.1uF VB1 R18 300k AIO0 VB2 R15 300k AIO1 R17 100k R16 100k J3 1 2 3 4 5 6 SPI MASTER SPI _MI SO SPI _MOSI SPI _SCK SPI _SS 3.3V 3V 3OUT 10 20 USBDM USBDP U3 FT231XQ F1 NANOSMDC035F CBUS0 CBUS1 CBUS2 CBUS3 RESET J4 USB Micro B ZX62R-B-5P 1 VBUS 2 D3 D+ R5 9 75Ω R4 8 5 75Ω R1 10k GND J2 V CCIO 12 15 14 7 16 TXD RXD RTS CTS DTR DSR DCD RI 11 C7 GND MTAB 6 C4 C3 47pF 47pF 0.1uF 21 J1 3k3 17 3k3 1 3k3 19 3k3 6 18 4 5 2 GND 3.3V R12 R13 R11 R14 13 VB2 RXD TXD CTS RTS 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 V CC HEADER 2 PI O4 PI O3 PI O2 CT S RT S TX D RX D PI O11 PI O10 PI O9 PI O8 VB1 PI O6 PI O7 RESET _N GND 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 10uF 3 HEADER 1 C8 ※ J1, J2, J3 の詳細については、弊社インタネット通販サイトの商品説明ページに マイクロチップ社の資料リンクがございますので、ご参照ください。 2014_02_27_Rev.1