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第 3 章 - Cisco

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第 3 章 - Cisco
CHAPTER
3
最適化HTTP パラメータ マップ
の設定
この章では、Cisco 4700 Series Application Control Engine(ACE)アプライアンス
上で、関連付けられたアクション リストでの選択に基づいて、複数の最適化テ
クノロジーを調整または制御する、パラメータの設定方法について説明します。
最適化 HTTP ポリシー マップで任意の最適化 HTTP パラメータ リストを指定す
ると、アクション リストとパラメータ マップ間の関連を特定できます。最適化
HTTP アクション リストでは何を行うかを定義するのに対して、最適化 HTTP パ
ラメータ マップではアクションの実行方法について、具体的な詳細を定義しま
す。
この章の主な内容は、次のとおりです。
•
最適化 HTTP パラメータ マップのコンフィギュレーション クイック スター
ト
•
最適化 HTTP パラメータ マップの作成
•
AppScope パフォーマンス レート パラメータの設定
•
ベース ファイルの匿名性レベルの指定
•
ベース ファイルのリベース制御
•
カノニカル URL 正規表現
•
スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ
•
凝縮型コンテンツ ページのデフォルト スクリプト言語の指定
•
デルタ最適化動作パラメータの指定
•
クライアント ブラウザにおけるオブジェクト鮮度維持期間の指定
Cisco 4700 シリーズ Application Control Engine Appliance アプリケーション アクセラレーションおよび最適化 コンフィギュレーション ガイド
OL-11158-01-J
3-1
第3章
3-2
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
•
ドキュメントからのメタ要素の削除
•
FlashConnect 限度の指定
•
FlashForwared のバイパス
•
無視する HTTP 応答コードの特定
•
画像最適化の設定
•
トランザクション ログ エントリのパラメータ サマリー値の設定
•
HTTP POST データの最大サイズの設定
•
サーバ ヘッダー ストリングの指定
•
非 HTML ファイルの URL マッピングを可能にする方法
•
UTF-8 文字表示の制御
•
XSLT の設定
•
次の作業
Cisco 4700 シリーズ Application Control Engine Appliance アプリケーション アクセラレーションおよび最適化 コンフィギュレーション ガイド
OL-11158-01-J
第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
最適化 HTTP パラメータ マップのコンフィギュレーション クイック スタート
最適化 HTTP パラメータ マップのコンフィギュレーション
クイック スタート
表 3-1 に、アプリケーション アクセラレーションおよび最適化パラメータ マッ
プの設定に必要なステップの概要を示します。ステップごとに、CLI コマンドま
たは作業に必要な手順の参照を示します。各機能および CLI コマンドに関連する
全オプションの詳細については、表 3-1 の後ろの各セクションを参照してくださ
い。
表 3-1
最適化 HTTP パラメータ マップのコンフィギュレーション クイック ス
タート
作業およびコマンドの例
1. 複数のコンテキストで動作している場合は、CLI プロンプトで意図するコ
ンテキストで動作しているかどうかを確認してください。必要に応じて、
正しいコンテキストに変更してください。
host1/Admin# changeto C1
host1/C1#
この表では以後、特に指定しないかぎり、管理コンテキストを使用します。
コンテキスト作成の詳細については、『Cisco 4700 Series Application Control
Engine Appliance Administration Guide』を参照してください。
2. グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
host1/Admin# config
host1/Admin(config)#
3. 最適化 HTTP パラメータ マップを作成します。
host1/Admin(config)# parameter-map type optimization http
OPTIMIZE_PARAM_MAP
host1/Admin(config-parammap-optmz)#
Cisco 4700 シリーズ Application Control Engine Appliance アプリケーション アクセラレーションおよび最適化 コンフィギュレーション ガイド
OL-11158-01-J
3-3
第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
最適化 HTTP パラメータ マップのコンフィギュレーション クイック スタート
表 3-1
最適化 HTTP パラメータ マップのコンフィギュレーション クイック ス
タート(続き)
作業およびコマンドの例
4. 必要に応じて、パラメータ マップでアプリケーション アクセラレーショ
ンおよび最適化パラメータを設定します。入力例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)#
$(1)/$http_query_param(category)
host1/Admin(config-parammap-optmz)#
http://www$(1)
host1/Admin(config-parammap-optmz)#
$http_query_param(version)
host1/Admin(config-parammap-optmz)#
host1/Admin(config-parammap-optmz)#
host1/Admin(config-parammap-optmz)#
host1/Admin(config)#
canonical-url
cache key-modifier
cache parameter
delta all-user
basefile anonymous-level 25
exit
5. レイヤ 7 HTTP 最適化ポリシー マップを作成して、既存のアクション リス
トとパラメータ マップを関連付け、特定のアクションを設定します。詳細
については、第 4 章「HTTP 最適化に関する トラフィック ポリシーの設
定」を参照してください。
host/Admin(config)# policy-map type optimization http first-match
L7OPTIMIZATION_POLICY
host/Admin(config-pmap-optmz)# class L7SLBCLASS
host1/Admin(config-pmap-optmz-c)#
host1/Admin(config-pmap-optmz-c)# action ACT_LIST1 parameter
OPTIMIZE_PARAM_MAP
host1/Admin(config-pmap-optmz-c)# exit
6. (任意)フラッシュ メモリに設定変更を保存します。
host1/Admin# copy running-config startup-config
3-4
Cisco 4700 シリーズ Application Control Engine Appliance アプリケーション アクセラレーションおよび最適化 コンフィギュレーション ガイド
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
最適化 HTTP パラメータ マップの作成
最適化 HTTP パラメータ マップの作成
パラメータ マップを設定すると、ACE が実行するアプリケーション アクセラ
レーションおよび最適化機能に伴う、最適化関連コマンドを指定できます。パラ
メータ マップでは、対応するアクション リストで指定されたアクションを調整
または制御する機能をグループとしてまとめます。
設定したパラメータ マップは、ポリシー マップでアクション リストと関連付け
ます。ポリシー マップでパラメータ マップとアクション リストを関連付ける詳
細については、第 4 章「HTTP 最適化に関する トラフィック ポリシーの設定」を
参照してください。
特定のアプリケーション アクセラレーションおよび最適化機能を設定できるよ
うに、最適化 HTTP パラメータ マップを作成するには、グローバル コンフィギュ
レーション モードで parameter-map type optimization http コマンドを使用しま
す。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
parameter-map type optimization http map_name
map_name 引数には、最大 64 の英数字で、引用符なしのテキスト ストリングと
して、一意の名前を入力します。
最適化 HTTP パラメータ マップを作成する場合の入力例を示します。
host1/Admin(config)# parameter-map type optimization http
OPTIMIZE_PARAM_MAP
host1/Admin(config-parammap-optmz)#
コンフィギュレーションからパラメータ マップを削除する場合は、次のように
入力します。
host1/Admin(config)# no parameter-map type optimization http
OPTIMIZE_PARAM_MAP
この章で説明するコマンドを 1 つまたは複数使用して、最適化 HTTP パラメータ
マップを定義します。
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
AppScope パフォーマンス レート パラメータの設定
AppScope パフォーマンス レート パラメータの設定
オプションの Cisco AVS 3180A Management Station に備わっている、アプリケー
ション アクセラレーションおよび最適化のパフォーマンスを測定する AppScope
機能を制御するには、パラメータ マップ最適化コンフィギュレーション モード
で appscope optimize-rate-percent コマンドを使用します。
オプションの Cisco AVS 3180A Management Station に、ACE が統計ログ情報を
アップロードするように設定するには、最適化モードで appscope-log now コマン
ドを使用します(第 5 章「グローバル最適化値の設定」を参照)
。
(注)
Cisco AVS 3180A Management Station 上で動作する AppScope の詳細については、
付録 A「オプションの Cisco AVS 3180A Management Station によるレポート作成」
を参照してください。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
appscope optimize-rate-percent value passthru-rate-percent value
キーワード、引数、およびオプションは、次のとおりです。
•
value — アクセラレーション(最適化)適用時のパフォーマンスとして、サ
ンプリングするすべての要求(またはセッション)のパーセンテージを指定
します。クラスに該当するすべての最適化が実行されます。有効値は 0 ~
100% です。デフォルトは 10% です。この値に passthru-rate-percent 値を加え
た値が 100 を超えてはなりません。
•
passthru-rate-percent value — 最適化を適用しない場合のパフォーマンスと
して、サンプリングするすべての要求(またはセッション)のパーセンテー
ジを指定します。クラスに対応する最適化は実行されません。有効値は 0 ~
100% です。デフォルトは 10% です。この値に optimize-rate-percent 値を加え
た値が 100 を超えてはなりません。
AppScope にアクセラレーションを適用させ、最適化を適用させない場合のパ
フォーマンスとしてサンプリングする、すべての要求(またはセッション)の
パーセンテージを指定する入力例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# appscope optimize-rate-percent 50
passthru-rate-percent 50
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
AppScope パフォーマンス レート パラメータの設定
10% というデフォルトの AppScope パフォーマンス レート設定に戻す場合は、次
のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no appscope optimize-rate-percent
50 passthru-rate-percent 50
AppScope レポート用に要求をソートするストリングの定義
AppScope レポート用に要求をソートするストリングを定義するには、パラメー
タ マップ最適化コンフィギュレーション モードで request-grouping-string コマ
ンドを使用します。ストリングには、一連の URL を定義する URL の正規表現を
含めることができます。この場合、クエリー パラメータだけが異なる URL でも、
AppScope レポートでは別個の URL として扱われます。
通常、URL に基づいて編成される AppScope レポートでは、一致する URL で、
クエリー パラメータだけが異なる場合、同じ URL として扱われ、別々の行に記
載されることはありません。レポートのために、クエリー パラメータに基づい
て URL のあらゆるバリエーションをそれぞれ別個の URL として扱うことを指
定するには、request-grouping-string コマンドを使用します。レポートにはバリ
エーションごとに 1 行ずつ表示されるようになります。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
request-grouping-string string
string 引数には、一連の URL を定義する URL の正規表現を指定します。最大ス
トリング値は 255 文字です。ストリングには、表 3-3 に記載したパラメータ拡張
関数を指定できます。
たとえば、http://server/catalog.asp?region=asia および
http://server/catalog.asp?region=america という URL を 2 つの異なるレポート カテ
ゴリにするためのストリングを定義する場合、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# request-grouping-string
http_query_param(region)
要求分類ストリングを削除するには、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no request-grouping-string
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
ベース ファイルの匿名性レベルの指定
ベース ファイルの匿名性レベルの指定
ACE には、ユーザのプライバシーに対処するために、匿名ベース ファイル機能
が組み込まれています。この機能は、delta コマンドの all-user デルタ最適化オプ
ション(「デルタ最適化動作パラメータの指定」を参照)です。この機能によっ
て、ユーザは ACE を使用して、オンライン取引明細、銀行取引明細、企業会計
など、機密性の高いパーソナライズド コンテンツを配信できます。ユーザは通
常、SSL と組み合わせてこの機能を使用することによって、セキュリティとプラ
イバシーが保護された凝縮型コンテンツを配信できるようになります。
ベース ファイルの匿名性レベルの詳細については、第 1 章「アプリケーション
アクセラレーションおよび最適化の概要」を参照してください。
ベース ファイルの匿名性レベルは、デフォルトでディセーブルです。all-user delta
optimization メソッドにベース ファイルの匿名性レベルを定義するには、パラ
メータ マップ最適化コンフィギュレーション モードで basefile anonymous-level
コマンドを使用します。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
basefile anonymous-level value
value 引数には、all-user delta optimaization メソッドのベース ファイル匿名性レベ
ルを指定します。有効値は 0 ~ 50 です。デフォルト値は 0(匿名性がディセー
ブル)です。
ベース ファイルの匿名性レベルを 25 に指定する場合の入力例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# basefile anonymous-level 25
デフォルトのベース ファイル匿名性レベルである 0 に戻す場合は、次のように
入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no basefile anonymous-level
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
ベース ファイルのリベース制御
ベース ファイルのリベース制御
リベースとは、以後のコンテンツ取得の合間にデルタを生成するための、ベース
ファイルを更新する処理です。サイトのベース コンテンツはしだいに変化する
ことが多いので、生成されるデルタは容量がかなり大きくなる可能性がありま
す。デルタ最適化処理の有効性を維持するために、必要に応じてベース ファイ
ルを自動更新します。
ACE にベース ファイルのリベースを制御させるには、パラメータ マップ最適化
コンフィギュレーション モードで rebase コマンドを使用します。
スマート リベースを使用すると、必要に応じてただちに ACE に URL をリベー
スさせ、あとで要求された場合に提供できるように、古いベース ページのコピー
を維持することができます。この機能によって、リベースの実行中でも、デルタ
最適化が常時行われるので、ACE 全体のパフォーマンスとコンテンツ アクセラ
レーションが向上します。
スマート リベースの詳細については、第 1 章「アプリケーション アクセラレー
ションおよび最適化の概要」を参照してください。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
rebase {delta-percent value | flashforward-percent value | history-size value |
modification-cooloff-period value | reset-period value}
引数、キーワード、およびオプションは、次のとおりです。
•
delta-percent value — リベースを開始するデルタしきい値を指定します。こ
の値は、ページの総容量に対するデルタ ページの容量をパーセンテージで
表したものです。有効値は 0 ~ 10000% です。デフォルトのしきい値は 50%
です。
•
flashforward-percent value — 応答の FlashForwarded URL のパーセントに基
づ い て、リ ベ ー ス を 指 定 し ま す。デ ル タ 応 答 と ベ ー ス フ ァ イ ル 間 で、
FlashForwarded URL のパーセンテージの差がしきい値を超えると、リベース
が開始されます。有効値は 0 ~ 10000% です。デフォルトは 50% です。
flashforward-percent キーワードでは、応答の FlashForwarded URL のパーセ
ントに基づいて、リベースのしきい値を制御します。delta-percent キーワー
ドは、デルタ応答の容量がベース ファイル容量に対するパーセンテージで
指 定 さ れ た し き い 値 を 超 え た と き に、リ ベ ー ス を 開 始 し ま す。一 方、
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
ベース ファイルのリベース制御
flashforward-percent キーワードは、デルタ応答とベース ファイル間で、
FlasForwarded URL のパーセンテージの差がしきい値を超えた場合に、リ
ベースを開始します。
•
history-size value — リセットまでにどの程度履歴を保存するかを制御しま
す。サンプル コレクションが指定された履歴容量に達すると、ACE はすべ
てのリベース制御パラメータをリセットし、ゼロから再び始めます。この
キーワードを使用すると、ベース ファイルの硬直を防止できます。つまり、
ベース ファイルが約 100 万ページを提供した場合、ベース ファイルをリ
ベースできるまでに、さらに 50 万ほどの望ましくない応答が発生すること
になります。有効値は 10 ~ 2147483647 ページです。このパラメータのデ
フォルト値は 1000 ページです。
•
modification-cooloff-period value — 最終変更からリベース実行までの時間を
秒数で指定します。有効値は 1 ~ 14400 秒(4 時間)です。デフォルトは
14400 秒です。
•
reset-period value — メタデータ リフレッシュを実行する間隔を指定しま
す。有効値は 1 ~ 900 秒(15 分)です。デフォルトは 900 秒です。
応答の 1000 の FlashForwarded URL のパーセンテージに基づいて、リベースを指
定する入力例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# rebase flashforward-percent 1000
デフォルトのリベース設定に戻すには、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no rebase flashforward-percent
3-10
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
カノニカル URL 正規表現
カノニカル URL 正規表現
パラメータ マップでカノニカル URL 関数を使用して、ベース ファイル選択ポリ
シーを指定します。カノニカル URL 関数では、実際の各種 URL を照合するため
の正規表現を指定します。一致したすべての URL で 1 つのベース ファイルを共
有します。
ACE では、カノニカル URL 関数を使用して、パラメタ化された要求を変更し、
疑問符(?)とその後ろに続く、URL の汎用部分を特定する文字を排除します。
その後、この汎用 URL を使用して、ベース ファイルを作成します。ACE では、
カノニカル URL を使用して、複数のパラメータ化された URL を 1 つのカノニカ
ル URL にマッピングします。
カノニカル URL 関数の詳細については、第 1 章「アプリケーション アクセラ
レーションおよび最適化の概要」を参照してください。
パラメータ マップが適用される一連の URL を定義するカノニカル URL 正規表
現が含まれるストリングを指定するには、パラメータ マップ最適化コンフィ
ギュレーション モードで canonical-url コマンドを使用します。canonical-url コ
マンドを使用することによって、少なくとも 1 つは URL を指定する必要があり
ます。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
canonical-url parameter-expander-function
parameter-expander-function 引数には、ストリングに対して評価されるパラメータ
拡張関数を指定します。最大ストリング値は 255 文字です。表 3-3 に、使用でき
るパラメータ拡張関数を示します。
カノニカル URL 正規表現が含まれるストリングを指定する場合の入力例を示し
ます。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# canonical-url
$(1)/$http_query_param(category)
カノニカル URL 正規表現が含まれるストリングを削除するには、次のように入
力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no canonical-url
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ
スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ
ここでは、パラメータ マップでスタティックおよびダイナミック アダプティブ
キャッシングの両方を設定する方法について説明します。要求と一致するトラ
フィック クラスが検出されると、対応するキャッシュ ポリシーが点検され、そ
のオブジェクトに適用されます。
キャッシュ対象オブジェクトには、必ず 2 つの要素があります。
•
•
キー 。オブジェクトはキーに基づいてキャッシュされます。キーはパラメー
タ マップ コマンド canonical-url
(「カノニカル URL 正規表現」を参照)
、
cache
key-modifier、および cache parameter で制御します。cache key-modifier お
よび cache parameter コマンドの詳細については、
「キャッシュ キーの変更」
を参照してください。
キャッシュ コンテンツの期限切れ動作。キャッシュ コンテンツの期限切れ
は、時間制または負荷に基づく方式が可能です。有効期限設定の詳細につい
ては、「時間に基づいたキャッシュ オブジェクト有効期限の設定」および
「負荷に基づいたキャッシュ オブジェクト有効期限の指定」を参照してくだ
さい。
ダイナミック キャッシングの詳細については、第 1 章「アプリケーション アク
セラレーションおよび最適化の概要」を参照してください。
ここで扱うトピックは、次のとおりです。
•
キャッシュ キーの変更
•
時間に基づいたキャッシュ オブジェクト有効期限の設定
•
負荷に基づいたキャッシュ オブジェクト有効期限の指定
•
キャッシュ要求または応答ヘッダーの上書き
キャッシュ キーの変更
キャッシュ オブジェクト キーは、起点サーバへアクセスしなくてもすむように、
クライアントに提供するキャッシュ オブジェクトを識別するための、固有の識
別情報です。
HTTP プロトコルはセッションベースではなく、あらゆるページおよび従属オブ
ジェクトに対する個々の要求が完全に自律的であり、要求間でステートが維持さ
れることはありません。この状況が原因で、Web アプリケーションの開発者は、
3-12
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ
cookie などのセッション トラッキング テクニックを使用しなくてはいけませ
ん。キャッシュ キーには、単なる URL 以外のものを含めなければならないこと
もあります。
ACE が個々の URL 要求に使用するキーは、次の 2 種類のコンポーネントの 1 つ
または複数からなります。図 3-1 を参照してください。
•
カノニカル URL — URL の疑問符(?)までの部分。カノニカル URL は、
cache key-modifier コマンドで変更できます。
•
クエリー パラメータ — URL の疑問符(?)より後ろの部分。クエリー パラ
メータは cache parameter コマンドで変更できます。このコマンドを使用す
ると、選択したクエリー パラメータ、cookie 値、HTTP ヘッダー値、または
その他の値を含めることができます。
キャッシュ キーを変更するには、最適化パラメータ モードで次のコマンドを定
義します。
•
cache key-modifier
•
cache parameter
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3-13
第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ
図 3-1
URL に基づいてキャッシュ キーを形成する方法
URL
“http://www.xyz.com/somepage.asp?action=browse&level=2”
URL
URL
2
?
?
“action=browse&level=2”
CacheKeyModifier
CacheParameter
143681
“http://www.xyz.com/somepage.asp”
ここで扱うトピックは、次のとおりです。
•
キャッシュ キーのカノニカル URL 部分の変更
•
キャッシュ キーに含まれる URL のクエリー パラメータ部分の変更
キャッシュ キーのカノニカル URL 部分の変更
パラメータ マップ最適化コンフィギュレーション モードで cache key-modifier
コマンドを使用することによって、キャッシュ キーの形成に使用する URL のカ
ノニカル形式、すなわち疑問符(?)より前の部分を変更できます。このコマン
ド で は、ACE に 拡 張 さ せ る 組 み 込 み 変 数 を 含 め た 正 規 表 現 を 指 定 し ま す。
(number)変数には、ゼロ以上のインスタンスを指定できます。表 3-3 を参照し
てください。
3-14
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ
cache key-modifier コマンドの結果として生成された拡張ストリングによって、
キャッシュ キーのデフォルトのカノニカル URL 部分が置き換えられます。cache
key-modifier コマンドを指定しなかった場合は、カノニカル URL がキャッシュ
キーの URL 部分(クエリー パラメータ部分も含まれる可能性あり)のデフォル
ト値として使用されます。
cache key-modifier コマンドを使用して、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)
によって追加された URL の一部分をはぎ取る例を示します。
host1/Admin(config)# class-map type http loadbalance match-any
Example1_Classmap
host1/Admin(config-cmap-http-lb)# match http url
.*mycdn\.net.*www(.*\.gif)
host1/Admin(config-cmap-http-lb)# exit
host1/Admin(config)# parameter-map type optimization http
OPTIMIZE_PARAM_MAP1
host1/Admin(config-parammap-optmz)# cache key-modifier http://www$(1)
host1/Admin(config-parammap-optmz)# exit
host/Admin(config)# policy-map type optimization http first-match
L7OPTIMIZATION_POLICY
host/Admin(config-pmap-optmz)# class Example1_Classmap
host1/Admin(config-pmap-optmz-c)# action ACT_LIST1 parameter
OPTIMIZE_PARAM_MAP1
Exampl1_Classmap クラス マップの match http url コマンドでは、このトラフィッ
ク クラスの使用対象となる URL を特定する、正規表現を指定します。正規表現
では、次のようにシーケンスを定義します。最初にリテラル mycdn.net まで任意
の文字数を指定し、続けてリテラル www まで任意の文字からなるシーケンスを
指定し、さらに URL の最後として(カッコで囲んで)サブ表現グループを指定
します。
正規表現に含まれるこのサブ表現グループは、任意の文字からなるシーケンスの
後ろに、ストリングを終わらせるリテラル .gif を加えたものです。サブ表現グ
ループは、(number)シンタックスを使用して拡張できます。このグループは最
初かつ唯一のサブ表現なので、(1)で参照できます。
cache key-modifier コマンドは、
「http://www」で始まり、前の行のサブ表現グルー
プ 1 の値で終わる新しいストリングで、元の URL を置き換えます。その結果、
CDN へのリダイレクトに使用された URL 部分がはぎ取られます。
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3-15
第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ
cache key-modifier コマンドを使用すると、次のような一致する URL が変形され
ます。
http://a188.g.mycdn.net/f/188/920/1d/www.mysite.com/images/logo.gif
変形後のストリング
http://www.mysite.com/images/logo.gif
コマンドのシンタックスは、次のとおりです。
cache key-modifier {string parameter_expander_function}
引数は次のとおりです。
•
string — 正規表現。引用符を使用しないで、スペースを含まないテキスト ス
トリングを入力します。最大文字数は英数字 255 文字です。または、ストリ
ング全体を引用符(“)で囲むことによって、スペースを含めたテキスト ス
トリングを入力できます。ACE は、ストリング表現の照合に正規表現を使
用することをサポートします。表 3-2 に、ストリング表現の照合に使用でき
る、サポート対象文字を示します。
•
parameter_expander_function — ストリングに対して評価するパラメータ拡張
関数最大ストリング値は 255 文字です。表 3-3 に、使用できるパラメータ拡
張関数を示します。
入力例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# cache key-modifier http://www$(1)
キャッシュ キー修飾子を削除する場合は、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no cache key-modifier
3-16
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ
表 3-2
ストリング表現照合用の特殊文字
表記
説明
.
任意の文字の 1 つ
.*
ゼロ以上の任意の文字
\.
ピリオド(エスケープ)
[charset]
範囲内のあらゆる単一文字と一致
[^charset]
範囲内のどの文字とも一致しません。それ以外のすべての文字
はそのままです。
()
表現のグループ化
(expr1 | expr2)
表現の論理和
(expr)*
ゼロ以上の表現
(expr)+
1 または複数の表現
expr{m,n}
m ~ n 回、表現を繰り返します。この場合、m および n は 1 ~
255 です。
expr{m}
正確に m 回だけ表現を照合します。m の範囲は 1 ~ 255 です。
expr{m,}
m 回またはそれ以上、表現を照合します。m の範囲は 1 ~ 255
です。
\a
アラート(ASCII 7)
\b
バックスペース(ASCII 8)
\f
用紙送り(ASCII 12)
\n
改行(ASCII 10)
\r
復帰(ASCII 13)
\t
タブ(ASCII 9)
\v
垂直タブ(ASCII 11)
\0
ヌル(ASCII 0)
\\
バックスラッシュ
\x##
2 桁の 16 進表記で指定した任意の ASCII 文字
Cisco 4700 シリーズ Application Control Engine Appliance アプリケーション アクセラレーションおよび最適化 コンフィギュレーション ガイド
OL-11158-01-J
3-17
第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ
表 3-3
パラメータ拡張関数
変数
説明
$(number)
URL パターンの(number で)一致する対応サブ表現に拡張
します。URL パターン内のサブ表現は、カッコ () を使用し
て表します。サブ表現の番号は 1 から始まり、これが左カッ
コ「(」の番号で、左から数えます。番号には任意の正の整
数を指定できます。$(0) は URL 全体と一致します。たとえ
ば、URL パターンが ((http://server/.*)/(.*)/)a.jsp の場合、一
致した URL は次のとおりです。
http://server/main/sub/a.jsp?category=shoes&session=99999 で
す。したがって、下記は有効です。
$(0) = http://server/main/sub/a.jsp
$(1) = http://server/main/sub/
$(2) = http://server/main
$(3) = sub
入力ストリームに指定されたサブ表現がない場合、変数は
空ストリングとして展開されます。
$http_query_string()
URL のクエリー ストリング全体の値に展開されます。たと
えば、次の URL の場合、
http://myhost/dothis?param1=value1&param2=value2
下記は有効です。
$http_query_string() = param1=value1&param2=value2
この関数は、GET 要求と POST 要求の両方に適用されます。
3-18
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ
表 3-3
パラメータ拡張関数(続き)
変数
説明
名前で指定されたクエリー パラメータ(大文字と小文字が
区別される)の値に展開されます。たとえば、次の URL の
この廃止されたシンタックスもサポート 場合、
されます。
http://server/main/sub/a.jsp?category=shoes&session=99999
$http_query_param(query-param-name)
$param(query-param-name)
下記は有効です。
$http_query_param(category) = shoes
$http_query_param(session) = 99999
クエリーに指定されたパラメータがない場合、変数は空ス
トリングとして展開されます。この関数は、GET 要求と
POST 要求の両方に適用されます。
$http_cookie(cookie-name)
指定された cookie の値に展開されます。
$http_cookie(cookiexyz) が 1 例です。cookie 名は大文字と小
文字が区別されます。
$http_header(request-header-name)
指定された HTTP 要求ヘッダーの値に展開されます。複数
の値を持つヘッダーの場合、HTTP 仕様で指定された単一
表現になります。$http_header(user-agent) が 1 例です。HTTP
ヘッダー名は、大文字と小文字が区別されません。
$http_method()
GET、POST など、要求に使用した HTTP メソッドとして
評価されます。
ブール値として評価されます。つまり、要求における要素
の有無に応じて、真または偽です。要素は特定のクエリー
$http_query_param_present
パラメータ(query-param-name)
、特定の cookie
(query-param-name)
$http_query_param_notpresent
(cookie-name)
、特定の要求ヘッダー(request-header-name)
、
(query-param-name)
または特定の
HTTP
メソッド(method-name)です。識別情
$http_cookie_present(cookie-name)
$http_cookie_notpresent(cookie-name) 報は、HTTP 要求ヘッダー名を除き、すべて大文字と小文
$http_header_present(request字の区別があります。
ブール関数
header-name)
$http_header_notpresent(request-hea
der-name)
$http_method_present(method-name)
$http_method_notpresent(method-name)
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3-19
第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ
キャッシュ キーに含まれる URL のクエリー パラメータ部分の変更
cache parameter コマンドでは、キャッシュ キーの形成に使用する、URL のクエ
リー パラメータ部分、すなわち疑問符(?)より後ろの部分を変更します。キャッ
シュ キーのパラメータ部分を変更する場合、このコマンドで 1 つまたは複数の
パラメータ拡張機能が含まれる表現を指定します。
cache parameter コマンドでは、ストリングとして評価される 1 つまたは複数の
パラメータ拡張関数を指定します。これらのストリングは、カノニカル URL に
付加され、キャッシュ キーの最後の部分を形成します。表 3-3 に、パラメータ拡
張関数を示します。
cache parameter コマンドで指定されたストリングによって、キャッシュ キーで
使用されているデフォルトのクエリー パラメータが置き換えられます。cache
parameter コマンドを指定しなかった場合は、キャッシュ キーのこの部分に、
URL のクエリー パラメータ部分がデフォルト値として使用されます。キャッ
シュ キーの最初の部分は、カノニカル URL です。これは cache key-modifier コ
マンドを入力することによって変更できます。
cache parameter コマンドを使用して、
「version」というクエリー パラメータの値
ごとに、ダイナミック キャッシュ ページの異なるインスタンスを作成する例を
示します。
host1/Admin(config)# class-map type http loadbalance match-any
Example2_Classmap
host1/Admin(config-cmap-http-lb)# match http url
.*dyncache/page3\.asp.*
host1/Admin(config-cmap-http-lb)# exit
host1/Admin(config)# parameter-map type optimization http
OPTIMIZE_PARAM_MAP2
host1/Admin(config-parammap-optmz)# cache parameter
$http_query_param(version)
host1/Admin(config-parammap-optmz)# exit
host/Admin(config)# policy-map type optimization http first-match
L7OPTIMIZATION_POLICY
host/Admin(config-pmap-optmz)# class Example2_Classmap
host1/Admin(config-pmap-optmz-c)# action ACT_LIST2 parameter
OPTIMIZE_PARAM_MAP2
3-20
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ
Exampl2_Classmap クラス マップの match http url コマンドでは、このトラフィッ
ク クラスの使用対象となる URL を特定する、正規表現を指定します。シーケン
スは、最初にリテラル dyncache/page3.asp まで任意の数の任意の文字を指定し、
さらに URL の最後まで、任意の文字シーケンスを指定します。
cache parameter コマンドで、キャッシュ キーのクエリー パラメータ部分の値と
して $http_query_param(version) を設定します。キャッシュ キーのクエリー パラ
メータ部分のデフォルト値は、URL のクエリー パラメータ部分全体です。
このコンフィギュレーションは、一致した次のような URL から抜き出されます。
http:www.mysite.com/dyncache/page3.asp?session=nqyfxe46&m=int&version=12
12 というストリングは、version パラメータの値です。キャッシュ キーの URL 部
分にこのストリングが追加されて、完全なキャッシュ キーになります。
コマンドのシンタックスは、次のとおりです。
cache parameter parameter_expander_function
parameter-expander-function 引数には、ストリングに対して評価されるパラメー
タ拡張関数を指定します。複数のパラメータ拡張関数を組み合わせる場合は、
スラッシュ(/)を使用します(cache parameter $http_cookie(ID)/
$http_query_param(category) など)
。最大ストリング値は 255 文字です。表 3-3
に、使用できるパラメータ拡張関数を示します。
キャッシュ キーのクエリー パラメータ部分の値を設定する場合の入力例を示し
ます。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# cache parameter $http_query_param
(version)
キャッシュ パラメータを削除する場合は、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no cache parameter
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3-21
第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ
時間に基づいたキャッシュ オブジェクト有効期限の設定
ACE キャッシュ鮮度の設定値を定義するには、パラメータ マップ最適化コン
フィギュレーション モードで cache ttl コマンドを使用します。このコマンドで
は、明示的に有効期限が設定されていないオブジェクトについて、フレッシュと
みなされる最大時間(max キーワード)または最小時間(min キーワード)を秒
数で設定します。percent キーワードでは、明示的に有効期限が設定されていな
い組み込みオブジェクトについて、フレッシュとみなされるオブジェクト経過時
間をパーセントで設定します。
クライアントのブラウザでオブジェクトが鮮度を保つ時間の長さを制御するに
は、パラメータ マップ最適化コンフィギュレーション モードで expires-setting コ
マンドを使用します。詳細については、「クライアント ブラウザにおけるオブ
ジェクト鮮度維持期間の指定」を参照してください。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
cache ttl {min time | max time | percent value}
キーワード、引数、およびオプションは、次のとおりです。
3-22
•
min time — 有効期限が明示的に設定されていないオブジェクトについて、フ
レッシュとみなされる最小時間を秒数で指定します。min キーワードでは、
コンテンツをキャッシュできる最小時間を指定します。これは、コンテンツ
の寿命に対応します。たとえば、新しいアイテムの有効期間が 3 時間の場
合、こ の 値 は 3 × 60 × 60 = 10800 秒 で す。ス タ テ ィ ッ ク キ ャ ッ シ ュ
(flashforward-object 動作)の場合、この値は通常 0 です。ダイナミック
キャッシュ(cache dynamic 動作)の場合、ACE にページをキャッシュさせ
る時間の長さを表すように、この値を設定します。有効値は 0 ~ 2147483647
秒です。デフォルトは 0 です。
•
max time — 有効期限が明示的に設定されていないオブジェクトについて、フ
レッシュとみなされる最大時間を秒数で指定します。max キーワードを使用
して、キャッシュ最小 TTL(存続可能時間)の経過後、ACE にどのように
処理させるかを決定します。デフォルトは 300 秒です。
•
percent value — 有効期限が明示的に設定されていない組み込みオブジェク
トについて、フレッシュとみなされるオブジェクト経過時間をパーセントで
指定します。有効値は 0 ~ 100% です。デフォルトは 0% です。
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ
コンテンツをキャッシュできる最小 TTL 値を 1000 秒に指定する場合の入力例を
示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# cache ttl min 1000
デフォルトのキャッシュ TTL 値に戻すには、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no cache ttl min
負荷に基づいたキャッシュ オブジェクト有効期限の指定
負荷に基づいた有効期限を指定してパフォーマンス保証を使用すると、キャッ
シュ内のオブジェクトの有効期限を設定できます(キャッシュ プルーニングの
ナチュラル プロセスは除く)。この場合、起点サーバの負荷によって、オブジェ
クトの有効期限が決まります。
このタイプの有効期限を使用すると、起点サーバからの現在の応答時間(短い時
間枠で計算された平均)が平均応答時間(長い時間枠で計算された平均)をしき
い値分より上回る場合に、キャッシュ応答の TTL をダイナミックに増やすこと
ができます。同様に、逆の場合は TTL がダイナミックに引き下げられます。
キャッシュ TTL の開始値は cache ttl min 値(「時間に基づいたキャッシュ オブ
ジェクト有効期限の設定」を参照)
、または指定しなかった場合は 0 です。平均
ベースの計算を変動させる目的は、使用パターンの傾向にキャッシュを対応させ
て、特性のないスパイクをスムーズにすることです。
負荷に基づいたキャッシュ有効期限を制御するには、パラメータ マップ最適化
コンフィギュレーション モードで server-load コマンドを使用します。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
server-load {trigger-percent value | ttl-change-percent value}
キーワード、オプション、および引数は、次のとおりです。
•
trigger-percent value — キャッシュ TTL の変更が開始されるしきい値を定義
します。このキーワードによって、ACE はサーバの負荷をリアルタイムで
監視し、トラフィックの負荷がピークのときでも、最大限のサイト パフォー
マンスを実現し、既存ハードウェア リソースを最も効率的に使用できるよ
うに、インテリジェントな方式でクローズ ループ コンテンツ期限を決定で
きます。有効値は 0 ~ 100% です。デフォルトは 20% です。
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3-23
第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ
•
ttl-change-percent value — サーバ負荷の変化に応じて、キャッシュ TTL をど
れだけ増減するかをパーセントで定義します。たとえば、この値を 20 に設
定し、所定の応答に対する現在の TTL が 300 秒で、現在のサーバ応答時間
がトリガーしきい値を超えている場合、その応答のキャッシュ TTL は 360 秒
に引き上げられます(20% の増加)
。有効値は 0 ~ 100% です。デフォルト
は 20% です。
トリガーしきい値を 50% に指定する場合の入力例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# server-load trigger-percent 50
デフォルトの設定である 20% に戻すには、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no server-load trigger-percent
キャッシュ要求または応答ヘッダーの上書き
クライアント要求ヘッダー(主に組み込みオブジェクト関連)を上書きするに
は、パラメータ マップ最適化コンフィギュレーション モードで cache-policy
request コマンドを使用します。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
cache-policy request {override-all | override-cache-ctl-no-cache}
キーワードは次のとおりです。
•
override-all — すべてのキャッシュ要求ヘッダーを無視することを指定しま
す。
•
override-cache-ctl-no-cache — 要求の Cache-Control: no cache HTTP ヘッダー
を上書きします。このキーワードは、flashforward-object コマンド動作用で
す(第 2 章「最適化 HTTP アクション リストの設定」を参照)
。キャッシュ
コントロール要求ヘッダーでキャッシュがないことが示されている場合、
ACE は通常、このオブジェクトをキャッシュしません。
override-cache-ctl-no-cache キーワードは ACE に、要求側からの
Cache-Control: no cache ヘッダーを無視するように指示します。
すべてのキャッシュ要求ヘッダーを無視することを ACE に指示する場合の入力
例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# cache-policy request override-all
3-24
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
スタティックおよびアダプティブ キャッシュ パラメータ
キャッシュ ポリシー要求の選択を削除する場合は、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no cache-policy request
override-all
起点サーバ応答ヘッダー(主に組み込みオブジェクト関連)を上書きするには、
パラメータ マップ最適化コンフィギュレーション モードで
cache-policy response コマンドを使用します。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
cache-policy response {override-all | override-cache-ctl-private}
キーワードは次のとおりです。
•
override-all — すべてのキャッシュ応答ヘッダーを無視することを指定しま
す。
•
override-cache-ctl-private — 応答の Cache-Control: private HTTP ヘッダーを上
書きします。このキーワードは、flashforward-object コマンド動作用で(第
2 章「最適化 HTTP アクション リストの設定」を参照)、スタティック オブ
ジェクト キャッシングと同等です。キャッシュ コントロール応答ヘッダー
がプライベートであることを示している場合、応答ヘッダーは通常、オブ
ジェクトをキャッシュ不能にします。override-cache-ctl-private キーワード
は ACE に、応答からの Cache-Control: private HTTP ヘッダーを無視するよう
に指示します。
すべてのキャッシュ応答ヘッダーを無視することを ACE に指示する場合の入力
例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# cache-policy response override-all
キャッシュ ポリシー応答の選択を削除する場合は、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no cache-policy response
override-all
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3-25
第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
凝縮型コンテンツ ページのデフォルト スクリプト言語の指定
凝縮型コンテンツ ページのデフォルト スクリプト言語の指
定
ACE が凝縮型コンテンツ ページで使用されているスクリプト言語が JavaScript
なのか Visual Basic なのかを認識できるように設定するには、パラメータ マップ
最適化コンフィギュレーション モードで clientscript-default コマンドを使用し
ます。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
clientscript-default {javascript | vbscript}
キーワードは次のとおりです。
•
javascript — デフォルトのスクリプト言語を JavaScript(デフォルト)に設定
します。
•
vbscript — デフォルトのスクリプト言語を Visual Basic に設定します。
デフォルトのスクリプト言語を Visual Basic に設定する場合の入力例を示しま
す。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# clientscript-default vbscript
デフォルトのスクリプト言語である JavaScript に戻す場合は、次のように入力し
ます。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no clientscript-default vbscript
3-26
Cisco 4700 シリーズ Application Control Engine Appliance アプリケーション アクセラレーションおよび最適化 コンフィギュレーション ガイド
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
デルタ最適化動作パラメータの指定
デルタ最適化動作パラメータの指定
ACE は、Web アプリケーション パフォーマンスのアクセラレーションを図るた
めに、複数の最適化テクノロジーを適用します。ACE によるキャッシュ可能コ
ンテンツおよびオブジェクトの扱いを左右する、デルタ最適化動作パラメータを
設定できます。さらに、デルタ最適化モードを制御して、凝縮型 Web ページを
全ユーザ共通にするか、それとも個々のユーザごとにパーソナライズするかを決
定することもできます。
ここで扱うトピックは、次のとおりです。
•
デルタ最適化に関するキャッシュ可能コンテンツおよびオブジェクトの設
定
•
デルタ最適化モードの指定
デルタ最適化に関するキャッシュ可能コンテンツおよびオブジェクトの設
定
ACE 上でデルタ最適化動作パラメータを設定するには、パラメータ マップ最適
化コンフィギュレーション モードで delta コマンドを使用します。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
delta {cacheable-content | exclude {iframes | mime-type mime-type | non-ascii |
scripts} | first-visit | page-size {min value | max value}
キーワードおよびオプションは、次のとおりです。
•
cacheable-content — キャッシュ可能コンテンツのデルタ最適化をイネーブ
ルにします。ACE は通常、キャッシュ可能コンテンツを検出して、デルタ
最適化を行わないようにします。
•
exclude — デルタ最適化を行うべきではないキャッシュ可能オブジェクトを
定義します。
•
iframes — インライン フレーム(IFRAME タグ)のデルタ最適化を行わない
ことを指定します。
•
mime-type mime-type — デルタ最適化を行わない MIME(多目的インターネッ
ト メール拡張)タイプのメッセージ(image/Jpeg、text/html、
application/msword、audio/mpeg など)を指定します。
サポート対象の MIME タイプは、次のとおりです。
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3-27
第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
デルタ最適化動作パラメータの指定
- application/msexcel
- application/mspowerpoint
- application/msword
- application/octet-stream
- application/pdf
- application/postscript
- application/\x-gzip
- application/\x-java-archive
- application/\x-java-vm
- application/\x-messenger
- application/\zip
- audio/*
- audio/basic
- audio/midi
- audio/mpeg
- audio/x-adpcm
- audio/x-aiff
- audio/x-ogg
- audio/x-wav
- image/*
- image/gif
- image/jpeg
- image/png
- image/tiff
- image/x-3ds
- image/x-bitmap
- image/x-niff
- image/x-portable-bitmap
- image/x-portable-greymap
- image/x-xpm
3-28
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
デルタ最適化動作パラメータの指定
- text/*
- text/css
- text/html
- text/plain
- text/richtext
- text/sgml
- text/xmcd
- text/xml
- video/*
- video/flc
- video/mpeg
- video/quicktime
- video/sgi
- video/x-fli
•
non-ascii — 非 ASCII データのデルタ最適化を行わないことを指定します。こ
のキーワードを指定するのは、コンテンツに UTF8 文字が使用されている場
合です(「UTF-8 文字表示の制御」を参照)
。この指定により、該当する文字
はデルタ最適化から除外されますが、そのページの残りの部分は、そのまま
デルタ最適化が可能です。
•
scripts — JavaScript のデルタ最適化を行わないことを指定します。
•
first-visit — Web ページに初めてアクセスした時点でのデルタ最適化をイ
ネーブルにします。
•
page-size — デルタ最適化に対応する最小および最大ページ サイズをバイト
数で設定します。
•
min value — デルタ最適化に対応する最小ページ サイズをバイト数で指定し
ます。有効値は 1 ~ 250000 バイトです。デフォルトは 1024 バイトです。
•
max value — デルタ最適化に対応する最大ページ サイズをバイト数で指定
します。有効値は 1024 ~ 250000 バイトです。デフォルトは 250000 バイト
です。
デルタ最適化を行わない MIME タイプのメッセージを指定する場合の入力例を
示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# delta exclude mime-type audio/mpeg
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3-29
第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
デルタ最適化動作パラメータの指定
ACE 上でデルタ最適化動作パラメータをディセーブルにするには、次のように
入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no delta exclude mime-type
audio/mpeg
デルタ最適化モードの指定
デルタ最適化モードでは、凝縮型 Web ページを全ユーザ共通にするのか、それ
とも個々のユーザごとにパーソナライズするのかを指定します。この指定によっ
て、ACE が生成するページ デルタの種類が決まります。
ACE は、2 種類のデルタ最適化モードをサポートします。
•
all-user(全ユーザ)モード
•
per-user(ユーザ別)モード
各デルタ最適化モードの詳細については、第 1 章「アプリケーション アクセラ
レーションおよび最適化の概要」を参照してください。
ACE に使用させるデルタ最適化モードを制御するには、パラメータ マップ最適化
コンフィギュレーション モードでもう 1 つの delta コマンドを使用します(
「デルタ
最適化に関するキャッシュ可能コンテンツおよびオブジェクトの設定」を参照)
。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
delta {all-user | per-user}
キーワードは次のとおりです。
•
all-user — all-user デルタ最適化モードを使用することによって、対応する
URL の凝縮を行うことを指定します。これがデフォルトです。
•
per-user — per-user デルタ最適化モードを使用することによって、対応する
URL の凝縮を行うことを指定します。
per-user モードを使用して、対応する URL のデルタ最適化を行うことを指定する
場合の入力例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# delta per-user
デフォルトの all-user デルタ最適化モードに戻す場合は、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no delta per-user
3-30
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
クライアント ブラウザにおけるオブジェクト鮮度維持期間の指定
クライアント ブラウザにおけるオブジェクト鮮度維持期間
の指定
クライアントのブラウザでオブジェクトが鮮度を保つ時間の長さを制御するに
は、パラメータ マップ最適化コンフィギュレーション モードで expires-setting コ
マンドを使用します。expires-setting コマンドは、Expires 応答ヘッダーにオブ
ジェクトの時間値を追加することを ACE に指示します。アクション リストで
flashforward コマンドを指定する場合、このコマンドを設定する必要はありませ
ん。トランスフォーメーション後のオブジェクトについては、ACE が Expires
ヘッダーに長い時間値を追加するからです。expires-setting コマンドは通常、
FlashForward は使用しないが、すべての組み込みオブジェクトがフレッシュであ
るとブラウザで認識されるようにすることによって、FlashForward 効果を実現す
る場合に使用します。
FlashForward の詳細については、第 1 章「アプリケーション アクセラレーション
および最適化の概要」を参照してください。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
expires-setting {cachettl | time-to-live seconds | unmodified}
キーワードおよびオプションは、次のとおりです。
•
cachettl — FlashForwared オブジェクトと同様の鮮度を設定し、cache ttl コマ
ンドによって設定された最小および最大設定値を使用します(設定されてい
る場合)。「時間に基づいたキャッシュ オブジェクト有効期限の設定」を参
照してください。
•
time-to-live seconds — クライアント ブラウザでオブジェクトがフレッシュ
であり続ける期間。有効値は 0 ~ 2147483647 秒です。
•
unmodified — ブラウザ オブジェクトの鮮度制御をディセーブルにします
(デフォルト)。
cache ttl コマンドで設定された値を ACE に使用させる場合の入力例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# expires-setting cachettl
有効期限の設定を削除する場合は、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no expires-setting cachettl
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3-31
第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
ドキュメントからのメタ要素の削除
ドキュメントからのメタ要素の削除
ACE はデフォルトで、ドキュメントに HTML メタ要素を組み込みます。ドキュ
メントから HTML メタ要素を削除し、凝縮が行われないように ACE を設定する
には、パラメータ マップ最適化コンフィギュレーション モードで extract meta
コマンドを使用します。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
extract meta
ドキュメントから HTML メタ要素を削除する場合の入力例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# extract meta
ドキュメントに HTML メタ要素を含める場合は、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no extract meta
3-32
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
FlashConnect 限度の指定
FlashConnect 限度の指定
FlashConnect を使用すると、ACE は帯域幅の使用率を引き下げ、HTML ページに
組み込まれているオブジェクトのダウンロードを高速化します。FlashConnect はプ
レフィクスを追加し、ホスト名を変更することによって、組み込みオブジェクト
の名前をダイナミックに変更し、すべてのオブジェクトが単一ホスト上にある場
合も含めて、各オブジェクトが異なるホストに配置されているように見せかけま
す。FlashConnect はブラウザがオブジェクトごとに、起点サーバに対して別々の接
続を開始するようにします。その結果、オブジェクトが 1 つずつ取得されるので
はなく、並行して取得されるので、ネットワーク パフォーマンスが向上します。
FlashConnect 機能に使用させる人工ホストの数を制限するには、パラメータ マッ
プ最適化コンフィギュレーション モードで flashconnect limit コマンドを使用し
ます。4 ホストがデフォルトの限度です。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
flashconnect limit value
value 引数には、FlashConnect 機能に使用させる人工ホストの数を制限します。有
効値は 0 ~ 99 です。デフォルトは 4 です。
限度を 15 ホストに設定する場合の入力例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# flashconnect limit 15
デフォルトの 4 ホストに戻す場合は、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no flashconnect limit
FlashConnect はデフォルトでディセーブルであり、アクション リスト最適化モー
ドで次のコマンドを指定することによってイネーブルにする必要があります。
flashconnect(コンテナ ページの場合)および flashconnect-object(組み込みオブ
ジェクトの場合)です。第 2 章「最適化 HTTP アクション リストの設定」を参
照してください。
FlashConnect でホスト名のトランスフォーメーションを行う場合は、グローバル
最適化モードで prefix flashconnect コマンドを使用することによって、組み込み
オブジェクト URL のホスト名の前に挿入する、グローバル プレフィクスを指定
できます。第 5 章「グローバル最適化値の設定」を参照してください。
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3-33
第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
FlashForwared のバイパス
FlashForwared のバイパス
FlashForward オブジェクト アクセラレーションによって、ACE の帯域幅使用率
引き下げおよびダウンロード高速化の利点は HTML ページに組み込まれたオブ
ジェクトに拡大されます。この機能は、ローカル オブジェクト ストレージと組
み込みオブジェクトのダイナミック リネームを結合して、親 HTML ページ内の
オブジェクトの鮮度を維持します。FlashForward の詳細については、第 1 章「ア
プリケーション アクセラレーションおよび最適化の概要」を参照してください。
古い組み込みオブジェクトには FlashForward をバイパスするように ACE を設定
す る に は、パ ラ メ ー タ マ ッ プ 最 適 化 コ ン フ ィ ギ ュ レ ー シ ョ ン モ ー ド で
flashforward refresh-policy コマンドを使用します。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
flashforward refresh-policy {all | direct}
キーワードは次のとおりです。
•
all — FlashForward に組み込みオブジェクトを間接的にリフレッシュさせま
す(デフォルト)。
•
direct — 古い組み込みオブジェクトには FlashForward をバイパスし、直接リ
フレッシュされるようにします。
古い組み込みオブジェクトに関して ACE が起点サーバに送信する要求ヘッダー
(間接 GET)は、起点サーバが受け付けない可能性があります。その結果、エ
ラーが発生することがあります。この場合、direct を指定して、このような動作
を防止します。
(注)
3-34
FlashForward はデフォルトでディセーブルです。アクション リスト最適化モード
で次のコマンドを指定することによって、イネーブルにする必要があります。
flashforward および flashforward-object(組み込みオブジェクトの場合)です。
第 2 章「最適化 HTTP アクション リストの設定」を参照してください。
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
FlashForwared のバイパス
古い組み込みオブジェクトに対して、FlashForward をバイパスする場合の入力例
を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# flashforward refresh-policy direct
デフォルトに戻し、FlashForward に組み込みオブジェクトを間接的にリフレッ
シュさせる場合は、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no flashforward refresh-policy
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3-35
第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
無視する HTTP 応答コードの特定
無視する HTTP 応答コードの特定
パラメータ マップ最適化コンフィギュレーション モードで
ignore-server-content コマンドを使用すると、カンマで区切ったリストで、読み
取るべきではない(無視する)応答本文に対応する HTTP 応答コードを指定でき
ます。たとえば、302 という応答コード値は、起点サーバからの応答が 302(リ
ダイレクト)の場合、応答本文を無視することを ACE に指示します。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
ignore-server-content value
value 引数には、最大 64 の英数字で、引用符なしのテキスト ストリングとして、
応答コード wo 指定します。
302 という応答コード値を無視するように指定する場合の入力例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# ignore-server-content 302
無視する応答コードのうち、1 つまたは複数を削除するには、次のように入力し
ます。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no ignore-server-content
3-36
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
画像最適化の設定
画像最適化の設定
画像最適化によって、ACE に JPEG および PNG 画像をどのように圧縮させるか
を制御します。JPEG および PNG 画像に適用する圧縮の程度を制御するには、パ
ラメータ マップ最適化コンフィギュレーション モードで image コマンドを使用
します。
画像最適化の詳細については、第 1 章「アプリケーション アクセラレーション
および最適化の概要」を参照してください。
ACE では、画像最適化はデフォルトでディセーブルです。画像最適化を設定す
るには、アクション リスト最適化モードで image コマンドを使用します。第 2
章「最適化 HTTP アクション リストの設定」を参照してください。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
image {grayscale | high | ignore-thumbnails | progressive | smooth}
キーワードは次のとおりです。
•
grayscale — 画像をグレースケール画像に変換します。
•
high — 画像に高品質(圧縮の少ない)トランスフォーメーションを適用し
ます。このトランスフォーメーションによって、画像サイズはこのオプショ
ンを指定しないで圧縮した場合より大きくなりますが、視覚的な劣化は少な
くなります。このオプションを指定した場合でも、画像サイズは圧縮しな
かった場合より小さくなります。
•
ignore-thumbnails — 小さいサムネイル画像を無視させます(どのようなト
ランスフォーメーションも行いません)。標準モードの場合、このオプショ
ンはデフォルトでイネーブルです。
•
progressive — プログレッシブ レンダリングが行われるように、画像をトラ
ンスフォーメーションします。標準モードの場合、このオプションはデフォ
ルトでイネーブルです。このトランスフォーメーションによって、画像サイ
ズは多少大きくなりますが、ブラウザによってプログレッシブ レンダリン
グが行われます。LAN などの高速ネットワーク環境では、progressive キー
ワードを使用しないでください。
•
smooth — 必要に応じて、画像にスムージング トランスフォーメーションを
適用します。標準モードの場合、このオプションはデフォルトでイネーブル
です。
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3-37
第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
画像最適化の設定
グレースケール画像へのトランスフォーメーションを ACE に指示する場合の入
力例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# image grayscale
画像最適化をディセーブルにする場合は、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no image grayscale
3-38
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
トランザクション ログ エントリのパラメータ サマリー値の設定
トランザクション ログ エントリのパラメータ サマリー値の
設定
統計ログのトランザクション ログ エントリのパラメータ サマリーに含まれる各
パラメータ値について、記録する最大バイト数を設定するには、パラメータ マッ
プ最適化コンフィギュレーション モードで parameter-summary コマンドを使用
します。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
parameter-summary parameter-value-limit bytes
bytes 引数では、統計ログのトランザクション ログ エントリのパラメータ サマ
リーに含まれる各パラメータ値について、記録する最大バイト数を設定します。
パラメータ値がこの限度より長かった場合は、指定されたパラメータ限度まで切
り詰められます。有効値は 0 ~ 10,000 バイトです。デフォルトは 100 バイトです。
パラメータ サマリー値として 5000 バイトを指定する場合の入力例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# parameter-summary
parameter-value-limit 5000
パラメータ サマリー値をデフォルトの 100 バイトに戻す場合は、次のように入
力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no parameter-summary
parameter-value-limit
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3-39
第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
HTTP POST データの最大サイズの設定
HTTP POST データの最大サイズの設定
HTTP POST は、非常に大容量(事実上、無制限)のデータを送信できます。極
端な場合ですが、クライアントからサーバに処理させるデータ ストリームを送
信し続けることも可能です。POST データを解析して点検するために、ACE は
データをメモリ バッファに格納する必要があります。
POST 処理を形成する標準 HTTP には 2 種類あります。この種類は、Content-Type
ヘッダーの値で区別します。
•
application/x-www-form-urlencoded — このタイプの POST は、あらゆる HTTP
POST の大部分を占めます。これが Web ページ フォームの標準 POST です。
•
multipart/form-data — このタイプの POST はあまり一般的ではありません。ブ
ラウザ ユーザから Web サイトまたはアプリケーションに、ファイルをアッ
プロードさせるのが主な用途です。たとえば、Web ベースの E メール プロ
グラムを使用していて、送信する E メールにファイルを添付する場合、この
タイプの POST を使用してファイルをアップロードします。このタイプの
POST のもう 1 つの用途(さらに一般的ではない)は、バイナリ データの送
信です(カスタム ブラウザ プラグインから、ブラウザではない HTTP クラ
イアントからなど)。
統計ログにトランザクション パラメータを記録する目的で、パラメータをス
キャンする POST データの最大キロバイト数を設定するには、パラメータ マッ
プ最適化コンフィギュレーション モードで、post-content-buffer-limit コマンドを
使用します。
このコマンドのシンタックスは、次のとおりです。
post-content-buffer-limit value
value 引数では、POST データのバッファ サイズを指定します。有効値は 0 ~ 1000
KB です。デフォルトは 40 KB です。ACE は、この限度を超えたパラメータを記
録しません。
バッファ サイズを 1000 KB に指定する場合の入力例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# post-content-buffer-limit 1000
デフォルトのバッファ サイズである 40 K に戻す場合は、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no post-content-buffer-limit
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
サーバ ヘッダー ストリングの指定
サーバ ヘッダー ストリングの指定
HTTP 応答のサーバ ヘッダーで送信する、ユーザ指定のストリングを定義するに
は、パラメータ マップ最適化コンフィギュレーション モードで server-header コ
マンドを使用します。このコマンドを使用すると、特定のストリングをサーバ
ヘッダー値として設定することによって、コンテキストまたは URL の match 文
に一意のタグを付けることができます。サーバ ヘッダー ストリングは、特定の
URL が正しいターゲット コンテキストまたは match 文に送信されない場合に使
用できます。
コマンドのシンタックスは、次のとおりです。
server-header string
string 引数では、サーバ ヘッダーの特定のストリングを定義します。テキスト ス
トリングは、引用符で囲んで入力します。最大 64 の英数字を使用できます。
サーバ ヘッダーで送信するストリングを指定する場合の入力例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# server-header “Header from Admin
Context”
サーバ ヘッダー ストリングを削除する場合は、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no server-header
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3-41
第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
非 HTML ファイルの URL マッピングを可能にする方法
非 HTML ファイルの URL マッピングを可能にする方法
HTML ファイル以外の URL マッピングができるように ACE を設定するには、パ
ラメータ マップ最適化モードで urlmap non-html コマンドを使用します。このコ
マンドは、非 HTML ファイルの URL をマッピングする場合に入力します。起点
サーバとクライアント ブラウザ間で、データ ストリームの URL を変更する場合
は、アクション リスト最適化モードで urlmap-scope コマンドを使用します。
urlmap-scope コマンドを使用する場合の詳細については、第 2 章「最適化 HTTP
アクション リストの設定」を参照してください。
(注)
urlmap non-html コマンドを指定しないかぎり、URL の変更が適用されるのは
HTML ファイルだけです。
コマンドのシンタックスは、次のとおりです。
urlmap non-html
非 HTML コンテンツへの URL マッピングの適用を指定する場合の入力例を示し
ます。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# urlmap non-html
デフォルトのディセーブル状態に戻すには、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no urlmap non-html
3-42
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
UTF-8 文字表示の制御
UTF-8 文字表示の制御
UTF-8(8-bit Unicode Transformation Format)は、Unicode に対応する可変長文字
符号化です。UTF-8 文字セットは、Web ページに非 ASCII 文字または英語では
ないマルチバイト文字を表示できるようにする国際規格です。Unicode 規格のあ
らゆるユニバーサル キャラクタを表示できます。また、ASCII との下位互換性が
あります。
UTF-8 検知を目的として、UTF-8 文字セット ページを形成する、ページ上の
UTF-8 文字の数を決定するには、パラメータ マップ最適化コンフィギュレーショ
ン モードで utf8 threshold コマンドを使用します。このしきい値によって、マル
チバイト UTF-8 文字セット ページの検知を調整します。
コマンドのシンタックスは、次のとおりです。
utf8 threshold value
value 引数では、UTF-8 文字セット ページを形成する、ページ上の UTF-8 文字の
数を指定します。有効値は 1 ~ 1,000,000 文字です。デフォルトは 5 文字です。
ページ上の UTF-8 文字数の値として 1000 を指定する場合の入力例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# utf8 threshold 1000
UTF-8 のしきい値をディセーブルにする場合は、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no utf8 threshold
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3-43
第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
XSLT の設定
XSLT の設定
ACE は、XML ソース ドキュメントに XSL スタイルシート トランスフォーメー
ションを適用し、生成された HTML ドキュメントを要求元に戻すことができま
す。ACE は XML のトランスフォーメーション後、結果を要求元に戻すまでの間
に、その他の最適化を適用します。
XML ソース ドキュメント、対応する XSL スタイルシート、さらに XSL スタイ
ルシートを適用した XML ドキュメントのトランスフォーメーション後に ACE
によって戻される HTML ドキュメントの例を示します。
XML ドキュメント例の foo.xml は、次のとおりです。
<?xml version="1.0"?>
<doc>Hello</doc>
対応する XSL スタイルシート例の foo.xsl は、次のとおりです。
<?xml version="1.0"?>
<xsl:stylesheet xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform"
version="1.0">
<xsl:template match="doc">
<out><xsl:value-of select="."/></out>
</xsl:template>
</xsl:stylesheet>
出力は次のような HTML ファイル、foo.html になります。
<out>Hello</out>
(注)
XML ドキュメントのトランスフォーメーションをイネーブルにするには、アク
ション リスト最適化モードで xslt merge コマンドを使用します。詳細について
は、第 2 章「最適化 HTTP アクション リストの設定」を参照してください。
ここで扱うトピックは、次のとおりです。
3-44
•
XSLT マージ デバッグのイネーブル化
•
完全修飾 XSLT スタイルシートのパス指定
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第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
XSLT の設定
XSLT マージ デバッグのイネーブル化
XSLT マージ デバッグ機能をイネーブルにするには、パラメータ マップ最適化
モードで xslt merge-debug コマンドを使用します。
コマンドのシンタックスは、次のとおりです。
xslt merge-debug
XSLT マージ デバッグ機能をイネーブルにする場合の入力例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# xslt merge-debug
XSLT マージ デバッグ機能をディセーブルにする場合は、次のように入力しま
す。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no xslt merge-debug
完全修飾 XSLT スタイルシートのパス指定
次の作業を行うには、パラメータ マップ最適化モードで xslt コマンドを使用し
ます。
•
事前トランスフォーメーションを実行する XSLT スタイルシートの完全修
飾パスを指定します。
•
XSLT マージを強制的に実行する XSLT スタイルシートの完全修飾パスを指
定します。
コマンドのシンタックスは、次のとおりです。
xslt {pretransformer path | stylesheet path}
キーワードおよび引数は、次のとおりです。
•
pretransformer path — XSLT スタイルシートの URL を指定し、スタイルシー
トの事前トランスフォーメーションを実行します。
•
stylesheet path — XSLT スタイルシートの URL を指定します。XML ソース
ファイルでどのような XSL が指定されていようと、このスタイルシートを
強制的に使用させます。
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3-45
第3章
最適化 HTTP パラメータ マップの設定
次の作業
XSLT スタイルシートの URL を指定し、そのスタイルシートの事前トランス
フォーメーションを実行する場合の入力例を示します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# xslt pretransformer
/var/www/htdocs/xsl/%{class}/%{style}.xsl
XSLT スタイルシートの URL およびスタイルシートの事前トランスフォーメー
ションをディセーブルにする場合は、次のように入力します。
host1/Admin(config-parammap-optmz)# no xslt pretransformer
次の作業
第 4 章「HTTP 最適化に関する トラフィック ポリシーの設定」に進み、サーバ
ロード バランシングおよびアプリケーション アクセラレーションについて、ト
ラフィック ポリシーを設定します。
3-46
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