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全文64ページ
©EIZIN SUZUKI
The Disclosure of The Shonan Shinkin Bank 2016
湘南しんきんのディスクロージャー
∼街にいい風∼
ごあいさつ
日頃より私ども湘南信用金庫に格別なご愛顧
を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
平成27年度は、これまで大規模金融緩和を
背景として堅調に推移してきた企業業績が、中
国経済の減速や株価の下落、為替の円高推移
等の下押し圧力を受けたことから不安定な状況
となりました。平成28年1月には、日本銀行がマ
イナス金利政策を打ち出しましたが、その効果
は不透明であり、いま日本経済は踊り場にある
といえます。
また、この6月に発表された消費税率引き上
げの再延期も賛否の分かれるところであり、足
元の安心感の一方で、将来的な不安解消の道
筋が示されることが望まれるところです。
地域経済に目を向けると、担い手である中小企業の多くは、大手企業の在庫調整等に
よる受注環境の悪化や人手不足に苦慮し、依然として厳しい経営を強いられています。今
後は地方創生等、地域がそれぞれの特徴を活かした自立的かつ持続的な取り組みを積
極的に実践することで、中小企業や地場産業の生産性向上に向けた設備投資需要の喚
起や雇用改善、賃金引上げなどを通じ、景気回復の道筋を見出さなければなりません。
このような状況下、当金庫は、地域の皆さまの様々な問題・課題の解決や、ご要望にお
応えできるよう、信用金庫業界や外部専門機関等との連携を推進し、コンサルティング
機能の向上に努めました。また、創業者や起業者の支援を通じた資金需要の創造、新規
取引先の開拓に積極的に取り組んできました。この結果、平成28年3月末で預積金残高
は1兆736億円、貸出金残高は6,380億円となり、また平成27年度決算においては業務純
益63億19百万円、当期純利益4億33百万円を計上することが出来ました。皆さまのご協
力に深く感謝申し上げます。
昨今、地域においては、人口減少や高齢化の進行、中小企業者の減少、商店街の衰退
等、様々な社会的課題が山積しておりますが、これからも湘南しんきんは 地域に寄り添
うパートナー として、地域とともに問題・課題を共有し、相手の立場を想いやりながら、
こつこつと地道な活動を積み重ねてまいります。そして、地域に好循環を生み出し地域と
の絆をより一層深めてまいる所存です。
」へのご理解をより一層深めていただくために、
地域と共生し続ける
「
本ディスクロージャー誌を作成いたしました。ご高覧いただき少しでも当金庫を身近に感
じていただけましたら幸いです。
平成 2 8 年7月
湘 南 信 用 金 庫
理事長
石渡 卓
湘 南しんきん の 概 況
当金庫の平成27年度における事業概況をご説明します。
INDEX
ごあいさつ
湘南しんきんの概況
1
経営理念
2
トピックス
4
文 化 的・社 会 的 な 地 域 貢 献 活 動
6
地域活性化への取組
7
引先への資金需要の掘り起こし、また、地域のお客さまに対す
地域密着型金融の取組状況
8
る住宅ローンの推進に注力した結果、前期末比28億円増加の
地 方 創 生 を 積 極 的 に サ ポ ート
9
預金・積金は、年金受給者の預金や法人先の預金が順調に
推移し、前期末比155億円増加の1兆736億円となり、過去最
高残高を更新しました。
貸出金は、創業・起業支援による資金需要の創造、既存取
事業内容
10
総代会
10
リスク管理態勢
12
続的な対応による金利引下げなどにより、前期比6億14百万
法 令 等 遵 守 態 勢・顧 客 保 護 等 管 理 態 勢
金 融 A DR 制 度 へ の 対 応
14
円減少の133億16百万円となりました。余裕資金運用利息は、
組織
15
市場金利が低下基調となり前期比2億16百万円減少の25億
報酬体系について
16
22百万円となりました。また、当期は含み益のあった債券を
内部管理態勢
17
売却し、4億62百万円の利益を計上しましたが、業務収益は前
中小企業の経営支援に関する取組方針
18
計数編
財務諸表
20
経営指標
31
連結情報
35
6,380億円となりました。
収益については、貸出金利息が、新規貸出金獲得競争の激
化による貸出金利回りの低下や中小企業等金融円滑化への継
期比10億83百万円減少の180億73百万円となりました。
一方、費用については預金利息で、預金残高が増加したも
のの、法人や年金受給者の普通預金中心の増加であったこと
から、前期比37百万円減少の9億74百万円。経費は、人件費
バーゼルⅢ
定性的な開示事項
42
第3の 柱
定量的な開示事項
46
が同1億74百万円減少、物件費が同2億83百万円減少し、全
開示項目一覧
58
体では同4億61百万円減少の105億9百万円となりました。ま
店舗一覧
60
た、一般貸倒引当金繰入額は同18億21百万円減少の7億70
百万円の戻入となったことから、業務費用は同22億94百万円
減少の117億53百万円となりました。
これにより、業務純益は前期比12億11百万円増加の63億
19百万円となりました。また、厳格な自己査定に基づく不良債
●本資料に掲載されている計数は、特に表示のない限り、
単位未満を切り捨てて表示しています。
●利 回等については原則として小数点第3位以下を切り捨
てて表示しています。また、構成比については原則として
小数点第2位以下を切り捨てて表示しています。
●該 当計数はあるが単位未満の場合は「 0」を表示してい
ます。また、該当計数がない場合には「 ― 」を表示して
います。
権処理を実施し、償却・個別貸倒引当金繰入56億19百万円を
計上した結果、当期純利益は同1億5百万円減少の4億33百万
円となりました。
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
1
経営理念
湘南しんきんの経営理念
永遠 の テーマ
お客さまへ の テーマ
「 つくろう わ が 街
「 街に
いい風
果 たそう 役 割 」
あなた に
いい風 」
会員をはじめとする利用者の皆さまの利便性向上を図るため、地域金融機関としての専門性を活かし、地域社会におけ
る高度な金融サービスの提供に努めています。また、地域社会の一員として、地元のさまざまな行事や活動へ積極的に参
加し、地域金融機関としての役割とは何かをしっかり見極め、地域の発展に寄与していきたいと考えています。
これからも、皆さまからいただいている信頼を支えに、公共的な総合金融サービス業の地位を一層強固にし、お客さま
の目線に立って、地域社会の活性化に力を注いでいくことが当金庫に課せられた社会的使命であると考えています。
湘南しんきんの行動指針
「 靴 底を減らし 耳を傾 け
汗を流し そして知 恵を絞る 」
現場を第一に、靴底を減らしてお客さまとの接点を増やし、地元の声に耳を傾け、“地域と共に”、“お客さまと共に”汗を
流し、お客さまのために知恵を絞って、これからも全力で役職員一同業務に邁進してまいります。
シンボルマーク
「
」の部分はサニーイエローを使って太陽
をイメージ。いつまでも地元の街や人々の限りな
いエネルギー源でありたいとの願いを込めてい
ます。
「
」の部分はオーシャンブルーを使い、
ヨットのセールをイメージ。時代の風をしっかり
と読み、舵を正しくとって進んでいく積極的で行
動的な姿勢を表現。また、それ以外の部分には
ビーチグレーを使い、海岸の砂浜をイメージし
ています。
「信用金庫」は株式会社形態の「銀行」とは異なり、会員
組織を中心とした相互扶助を基本理念とする地域金融機関
です。ご融資の際には原則として出資をお持ちいただき会
員になっていただく必要があります。
預金
お客さま・会員
融資
会員の皆さま
50,405先
2
普通出資金
156億26百万円
DATA
常勤役職員数
695人
店舗数
47店舗
ローンセンター
2ヵ所
店舗外ATM
36ヵ所
経営支援サービス
地域経済の活性化のため、
お取引先企業の経営改善支援に積極的に取り
組んでいます。
また、
中小企業等金融円滑化に対応した相談窓口を設置し、
地
域の中小企業・個人事業者の皆さまに安定的な資金の提供が行えるよう最大
限の努力をしています。
地域貢献活動
貸出金以外の運用
当金庫では、地域社会の一員と
して、文化的・社会的な地域貢献
にも注力し、地域の皆さまのお役
に立ちたいと考えています。
預金・積金のうち約42%は貸出
金以外で、流動性・安全性を第一
に運用しています。
(預け金及び有
価証券残高 4,544億円)
目 指 すべ き 姿 は 、
エブリシング プラス ワン
湘南しんきん
100周年に向けた
長期ビジョン
everythi ng+1
平成27年3月に90周年を迎え、100周年に向けた長期ビジョ
ンを策定いたしました。
全力で業務に取り組むのはもちろんのこと、そのほかに何か
1つでもお客さまのお役に立てることはないか、常に考えようと
いう意味を込めた「everything+1」。
数ある金融機関の中から湘南しんきんをお選びいただき、お
取引していただいたことに「真心と笑顔を添えて」感謝をお伝
えします。
地域の皆さまに
支えられて迎えた
90周年に感謝!
地域への
恩返しを
しよう!
現状に満足せず、未来に控える100周年を見据え、掲げた目標
を1つでも多く達成し、密度の高い10年間にしたいと考えています。
湘南しんきんに
とって、
さらなる
飛躍の10年に
しよう!
10 0周年
に向けて
に掲げる 6 つの方針
Satisfaction
Hospitality
顧客満足
安心・安全・満足していただける信用金庫を
目指します! お客さまの目線にたって利
便性向上に取り組みます!
組 織力
お客さまのお気持ちを大切にします!
「おもてなしの窓口」作りを目指します!
Network
「チーム湘南」が皆さまの課題・問題を解決し
ます! 「Face toFace」 でお客さま同士の
出会いを提供します!
Aggressive
店舗網
No.1
積極性
営業店・本部の繋がりをフル活用します!
地域見守り活動を積極的に行います!
ますます
地域に選ばれるしんきんへ
「待ちの姿勢」から
「攻めの姿勢」
に転換しま
す! 働く女性と子育て支援に積極的に取り
組みます!
地域のお客さまになくてはならない信用金庫
になります! 「湘南しんきん」でなければで
きないことを行っていきます!
魅 力 のある湘 南しんきんに!
● 預金・積金/金融サービス
地域のお客さま、事業
者の着実な金融資産作り
のお手伝いをさせていただ
くために、新たな預金商品
の開発や預かり資産として
の投資信託、各種保険商
品など、サービスの一層
の充実に努めてまいりま
す。
Organizability
おもてなし
● 貸出金
預金・積金の推移
(億円)
10,500
10,581
10,736
億円
地域のお客さまからお預かりした大切なお金
(預金・積金)を、地域に還元できるよう積極的
に融資取引の拡大を図り、地域の中小企業や個
人の皆さまの資金ニーズにお応えしています。
貸出金の推移
(億円)
億円
10,323
10,000
9,500
億円
平成25年 平成26年 平成27年
6,351
6,400
6,264
6,380
億円
億円
億円
事業性融資の残高
消費性融資の残高
4,647億円
1,733億円
うち設備資金 2,405億円
うち運転資金 2,242億円
うち住宅ローン1,535億円
6,200
6,000
平成25年 平成26年 平成27年
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
3
TO P I C S
■
TO
−トピックス −
PIC
1
第18回信用金庫社会貢献賞で「Face to Face賞」を受賞しました
全国信用金庫協会主催の第18
回信用金庫社会貢献賞で「Face
《
「御用聞きプロジェクト」
の事業イメージ》
toFace賞」を受賞しました。久里
浜支店が参加している久里浜おつ
かい便「 御用聞きプロジェクト」
で、信用金庫の持ち味である「つ
なぐ力」を形にしたことが評価され
ました。地元商店街の活性化や高
齢者の買い物支援、日常生活にお
ける安全面の向上を目指して活動
しています。
PIC
2
LA(ライフプランアドバイ
ザー)制度を発足しました
平成28年3月、女性渉外担当者がお客さまの資産相
談等に広く応じるLA(ライフプランアドバイザー)制度
を創設しました。女性職員が個性と能力を最大限発揮し、
「地域に寄り添うパートナー」として積極的に活動してい
ます。
■
TO
PIC
4
PIC
3
課題解決に向けた調査」が、
(公財)日本都市センター主
催の都市調査研究グランプリ「自治体実施調査研究部門」
で、グランプリ(最優秀賞)を受賞しました。平成25年8月
に鎌倉市と「共同研究に関する協定」を締結し、互いに協
力しながら地域経済の活性化や地域の魅力向上のための
研究を進めており、今後も地域が抱える課題解決に向けて、
全力で取り組んでまいります。
プレミアム商品券販売に
協力しました
横須賀・三浦・茅ヶ崎の3市で実施されたプレミアム
商品券の販売と換金業務に協力しました。この商品券
は、地域の消費喚起と地元経済の活性化を図るとともに
生活の支援につなげることを目的に実施されたもので、
各店舗では特設コーナーを設けて協力しました。
鎌倉市との共同研究でグランプリ受賞
鎌倉市と共同で研究を行った「高齢化が進む分譲地の
4
TO
■
■
TO
●
■
TO
TOPICS
●
PIC
5
「非常用持出セット」全役職員に配布
大規模災害を想定し、定期的に安否確認訓練や災害時避難・危
機管理対策本部設置訓練などのBCP(業務継続計画)対策に取り
組んでおります。平成28年3月、更に実効性を高めるために災害時
「非常用持出セット」を全役職員(パート、出向者含む)に配布し
ました。また、これと併せ、窓口来店のお客さま用の簡易寝袋も全
店舗に配備しました。災害時にも地域において金融サービスをしっ
かりと継続していきます。
PIC
6
女子職員用制服1,000着をネパー
ル連邦民主共和国に寄贈しました
ネパール大地震から1ヶ月経過した平成27年5月、被
災したネパール連邦民主共和国に女子職員用制服1,000
着と義援金、職員有志らの支援物資を寄付しました。支
援物資は職員が持ち寄った段ボール27箱分の衣類と靴、
TO
■
■
TO
PIC
7
第56回関東地区信用金庫
野球大会で優勝
第56回関東地区信用金庫野球大会が、各県代表10
チームが出場して開催され、当金庫は2年ぶり8回目の優
勝を果たしました。
10箱分の大人用おむつ、2箱分の毛布などです。
PIC
8
「よこすか生涯現役定期預
金」の取り扱いを開始しました
平成27年5月から「よ
こすか 生 涯 現 役 定 期 預
金」の取り扱いを開始し
ました。横須賀市が推進
する国民健康保険被保険
者の特定健康診査受診率
の向上を図る取組の一環
として、特定健診の受診
者を対象に定期預金金利
を優遇しています。これか
らも地域の健康・福祉の
増進に協力していきます。
TO
■
■
TO
PIC
9
田浦支店仮店舗移転
田浦支店は店舗建て替
え工事のため、平成27年
12月から仮店舗にて営業
しています。お客さまには
ご迷惑やご不便をおかけ
しますが、しばらくの間
ご理解・ご協力をお願い
いたします。新店舗オー
プンは、平成29年2月を
予定しています。
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
5
■
V
CTI IT
1
Y
A
C OMMUNITY
−地域貢献活動−
文化的・社会的な地域貢献活動
地域行事への参加・ボランティア活動
街の一員として、祭礼などの地域行事に積極的に参
加し、地域の皆さまとのつながりを深めています。
安全・安心の街づくりに取り組んでいます
神奈川県や県内自治体(茅ヶ崎市、寒川町、逗子市、
三浦市、横須賀市、藤沢市、葉山町)等と協力し、継続
的に「地域見守り活動」を行うなど、地域の皆さまの安
全・安心に貢献できるよう活動しています。平成27年9
月には、
「第46回地域安全県民のつどい」において、多
年にわたる地域防犯活動と、地域安全活動への貢献に
対し、表彰を受けました。また、交通安全や防犯キャン
ペーン等にも積極的に協力しています。
6
職員有志による「ボランティア同好会」が中心となっ
て、街や海岸の美化活動、献血、図書の寄贈等の活動
を行っています。
次世代教育活動
産学連携協定を締結している神奈川大学と関東学院
大学の学生6名を受け入れ、インターンシップを実施し
ました。金融業務実習やグループワークによる教育活動
を通じ、明日の地域社会を担う人材作りを目指していま
す。また、地域の中学生の職場体験を積極的に受け入
れ、金融機関の仕事に触れてもらうなど、子供たちの将
来に役立つ貴重な体験の場を提供しています。
■
V
CTI IT
2
Y
A
●
COMMUNITY
●
地域活性化への取組
「チーム湘南」による地域支援活動
当金庫のお取引先3社の商品が「神奈川なでしこブラ
ンド2016」に認定されました。神奈川県では、女性が開
発に貢献した商品とアイデアを募集し、女性ならではの
視点で考案された商品を認定しており、平成28年2月に
県知事から認定証が贈呈されました。当金庫は、女性が
活躍する活力溢れる地域社会作りに貢献するため、これ
からも働く女性を積極的に支援していきます。
神奈川県内の8つの信用金庫が協力して開催する合同
商談会「ビジネスマッチングwithかながわ8信金」や外
部専門機関等と連携したビジネスマッチングなどで、お
取引先のビジネスマッチングの発掘や販路拡大を支援
しています。これからも信用金庫の「つなぐ力」を活かし
た活動を展開し、地域の活性化を推進していきます。
専門知識を生かして、お客さまを支援しています
中小企業診断士の資格を持つ職員を、半年間にわたり、
REVIC(㈱地域経済活性化支援機構)に出向させました。
REVICでは、企業再生の実務等を学び、専門的な知識を習
得しました。事業性評価にかかる研修や勉強会を実施し、
高い専門性を有する人材の育成に努め、お客さまへの支援
業務をさらに充実させていきます。
しょうなん経営塾
出張相談会・講師派遣
平成17年、地域経済の発展に欠かせない若手経営者
の育成を目的としてスタートした「しょうなん経営塾」は、
平成27年10月、第11期の入塾生33名を受け入れまし
としたセミナーに、中小企業診断士等の資格を持つ職員
を講師として派遣しています。中小企業者だけではなく、
た。毎回、各テーマに特化した専門講師による講義が行
われ、経営に関する実践的な知識を体系的に学べるプロ
グラムとなっています。この11年間で357名が「しょうな
地域を担う若者を対象としたセミナーの開催や大学で
の講義なども行い、地域社会や中小企業への理解を深
める活動を展開しています。
創業支援や経営改善、各種補助金申請などをテーマ
ん経営塾」から巣立ち、地域の経済界で活躍しています。
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
7
■
V
CTI IT
3
Y
A
●
COMMUNITY
●
地域密着型金融の取組状況(平成27年4月〜平成28年3月)
湘南しんきんは、地域に根ざした金融機関として、
「つくろう わが街 果たそう 役割」を永遠のテーマとし、皆さ
まとともに発展していくことを基本理念に、これからも地域密着型金融を推進します。
ライフサイクルに応じた取引先企業の支援強化
創業・新事業支援融資
経営改善支援
事業再生支援
当金庫では、地域やお客さまが抱える
課題等を解決する専門部署「チーム湘南」
を設置し、創業・新事業等のご相談を承っ
ています。
また、外部機関との連携を密にし、情
報交換会や勉強会を開催、ビジネスマッ
チングや各種認定補助金の申請支援等に
も力を入れています。
当金庫ではお取引先の経営改善を支援
するため、専担部署を設置し支援活動を
行っています。
また、神奈川県中小企業再生支援協議
会やかながわ企業支援ネットワーク等の外
部機関とも連携。さらに、外部専門家を招
いての改善計画の策定、定期的なモニタリ
ングにより経営改善支援を行っています。
経営ノウハウを必要とする企業に対し、
職員を出向若しくは転籍派遣という形で
人的支援を行っています。
当初は、財務内容の改善を中心に経理
担当として派遣された職員も、今では営
業・人事・総務と幅広い分野までを担当
し、評価をいただいています。
平成27年度
創業・新事業支援融資実績
55件 312百万円
平成27年度
専担部署による経営改善支援先
144先
平成27年度
出向若しくは転籍している職員数
8名
中小企業に適した資金供給手法の徹底
持続可能な地域経済への貢献
不動産担保・個人保証に
過度に依存しない融資への取組
地域全体の活性化、持続的な成長を視野に
入れた一体的な「面」的再生への取組
スモールビジネスローン分野の商品として「サポートローン」
、
「商工会議所提携サポート」、
「売掛債権担保融資」、
「動産担保
融資(ABL)」をご用意しています。
お取引先同士のビジネスマッチングを進め、平成27年度は76
件成約することができました。また、お取引先の販路拡大や仕入
先の見直しなど外部団体と連携しながら進めています。
平成27年度
平成27年度
●スモールビジネスローン融資実績 2,280件
●動産・売掛債権担保融資実績
10件
6,917百万円
532百万円
ビジネスマッチング成約件数 76件
産学官金8団体の連携による地方創生
湘南しんきんは、平成27年10月6日、7団体(県立保健福祉大
学、県産業技術センター、三浦市、三浦市立病院、三浦市社会
福祉協議会、よこはまティーエルオー株式会社、株式会社風の
谷プロジェクト)との間で、
「三浦を元気にするリビングラボラト
リー」の運営に関する協定書を締結しました。本協定は国の「ま
ち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づく産学官金連携の取り組
みとして、地域の研究機関と信用金庫が本格的に連携して取り
組む先進事例です。
リビングラボラトリーとは、高齢者の生活支援や社会参加を目
的に、住民・企業・行政・大学などがテーマ課題に応じた検討・
開発・評価を繰り返しながら製品やサービスを開発する拠点で、新しい製品開発の枠組みとして注目されています。
三浦市においては、約3人に1人が65歳以上の高齢者となっており、少子高齢化問題が深刻化しているため、高齢者
がシルバー産業を育てるシステムを構築し、三浦半島の地方創生をバックアップしていきます。そして、今回の産学官
金8団体による連携協定の中で、湘南しんきんは、参加企業への資金支援やニーズ・シーズマッチング、また地域金融
機関ならではの情報提供などを行っていきます。
これからも地域の皆さまのお役に立てるよう、持ち味である「つなぐ力」を最大限に発揮し、積極的に活動の場を
広げてまいります。
8
地方創生を積極的にサポート
湘南しんきんは、地域金融機関としての役割を果たすために、自治体や商工会議所・商工会、その他外部機関・専門家との連携を積極
的に推進し、地域・お客さま支援の専門部署である地域活性課「チーム湘南」を中心に、コンサルティング機能を発揮しています。法人の
お客さまには、販路拡大・補助金申請・事業承継等の支援を、個人のお客さまには、ライフプラン・資産運用・相続等の悩みごとの解決を
サポートするなど、積極的な活動を展開しています。
平成27年度は、関東学院大学、鎌倉女子大学等地元の研究・教育機関をはじめとした11の団体と新たに提携し業務連携・協定締結先
は延べ53となりました。
これからも、湘南しんきんは『地域に寄り添うパートナー』として地方創生・地域社会の発展に全力を注いでまいります。
商工
会議所
商工会
信金
中央金庫
自治体
課題・悩み事
大学
SHONAN
相談
チーム
湘南
保証協会
地方創生
外部連携
商店街活性化
創業・起業
技術開発
事業再生
ライフプラン
資産運用
解決
補助金申請
経営改善
認定申請
地域社会
販路拡大
事業承継
相続
「共創」
「共働」
「共栄」
健康増進
政府系
金融機関
信託銀行
各種
専門家
お取引先
成年後見
サポート
関東学院大学と
「産学連携に関する協定」
を締結
(平成27年5月)
支援事例
鎌倉女子大学と
「産学連携に関する協定」
を締結
(平成28年2月)
鎌倉の古民家を再生
当金庫は鎌倉の観光事業の活性化を図るため、ブライダル・ホテル企画・運営会社を支
援しました。その結果、鎌倉3大洋館の1つである「古我邸」がフレンチレストラン・結婚式
場として生まれ変わりました。市場調査やターゲットの絞り込み、洋館の魅力の明確化など
の事業性評価を行い、課題を抽出した上で解決方法と優先順位を確認し、実現可能な事業
計画を作成しました。支援にあたっては、当金庫の外部連携先である鎌倉商工会議所・日
本政策金融公庫・神奈川県信用保証協会と協力しました。
社長はかねてから、
「お客さまに深い満足感を与えたい」との想いを抱き、湘南の地で快
適な衣食住を提供したいと考えていました。こうした中、
「古我邸」に惚れ込み、この場所で
開業したいと考えましたが、開業資金などの面で課題・問題がありました。この話を同会議
所を通じて聞いた当金庫は、その想いに共感し、
「どのようにすれば、社長の夢が実現でき
るのか」を第一に考え、一緒に事業計画の練り直しを行い、その結果、課題や問題を解決
し、想いを実現することができました。
現在「古我邸」は、その魅力を最大限に発揮し、非日常的な雰囲気を演出するフレンチレ
ストラン・結婚式場として新たな一歩を踏み出し、日々お客さまでにぎわい、地域経済に好
循環を生み出しています。
当金庫は、これからも積極的に創業者・起業者の支援を行い、地域の活性化に貢献してま
いります。
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
9
FUNCTION
− 湘南しんきん概要 −
事業内容
◆ ◆ 金庫の主要な事 業の内容
預金業務
貸出業務
商品有価証券売買業務
有価証券投資業務
内国為替業務
外国為替業務
附帯業務
当座預金、普通預金、貯蓄預金、通知預金、定期預金、定期積金、別段預金、納税準備預金、
非居住者円預金、外貨預金、譲渡性預金等を取り扱っています。
(貸付)手形貸付、証書貸付及び当座貸越を取り扱っています。
(手形の割引)銀行引受手形、商業手形及び荷付為替手形等の割引を取り扱っています。
国債等公共債及び証券投資信託の売買業務を行っています。
預金の支払準備及び資金運用のため、国債、地方債、社債、株式、その他の証券に投資しています。
送金為替、当座振込及び代金取立等を取り扱っています。
輸出、輸入及び外国送金その他外国為替に関する各種業務を行っています。
日本銀行歳入代理店及び国債代理店業務
地方公共団体の公金取扱業務
代理業務
株式払込金の受入代理業務及び株式配当金、公社債元利金の支払代理業務
信金中央金庫等の代理貸付業務
保護預り及び貸金庫業務
有価証券の貸付
債務の保証
金の売買
公共債の引受
国債等公共債及び証券投資信託の窓口販売
保険商品の窓口販売(保険業務法第275条第1項により行う保険募集)
確定拠出年金法により行う業務
電子債権記録機関の委託を受けて行う電子債権記録業に係る業務
総代会
総 代 会の仕組
信用金庫は会員同士の「相互信頼」と「互恵」の精神を基本理念
とする協同組織金融機関です。
会員となるためには定款で定める5,000円以上の出資をすること
が必要ですが、出資金額の多寡に関係なく、会員は一人一票の議決
権を持っています。
会員は総会を通じて信用金庫の経営に参加しますが、当金庫では
会員数がたいへん多く、総会の開催は事実上不可能です。そこで、当
金庫では総会に代えて「総代会」を置いています。
総代会は、会員の皆さまの総意を適正に反映し充実した審議を確
保するとともに、決算の承認、定款の変更、理事・監事の選任等、当
金庫の重要事項を決議する最高の意思決定機関です。
会員の代表として、その総意を当金庫の経営に反映する重要な役
割を担っているのが、総代会を構成する総代です。当然、その選考に
あたっては適正な手続きに基づくことが求められます。
当金庫では平成16年12月8日「総代選任規程」を制定し、以下の
ような基準と方法によって総代を選考しています。
総 代 候補者選考 基 準
資格要件
・当金庫の会員であること
適格要件
・総代としてふさわしい見識を有している方
・良識をもって正しい判断ができる方
・人格にすぐれ、金庫の理念・使命を十分理解している方
・そのほか総代候補者選考委員が適格と認めた方
総 代とその選考 方 法
総代の任期定数
●総代の任期は3年です。
改選時期は7月で、平成26年7月に改選を行いました。次回は平
成29年7月になります。
10
●総代の定数は、120人以上160人以内で、会員数に応じて選任区
域ごとに定められています。
なお、平成26年7月の総代改選で145人の総代が就任しました。
また、会員数は平成28年3月末日現在50,405先となっています。
(注1)
●総代は、就任時点で満80歳を超えない会員とします。
(注1)ただし、関東財務局による定款一部変更の認可後に総代選任規
程を改定し、定年制度導入後に初めて総代に就任する方からこの
基準を適用します。
総代の選考方法
総代は、会員の代表として、会員の総意を当金庫の経営に反映す
る重要な役割を担っています。
総代は、前項の「総代候補者選考基準」に基づき、次の手続きを
経て選考されます。
❶ 当金庫の営業区域を7区の選任区域に分け、選任区域ごとに会員数
を案分して総代の定数を定めます。
❷ 会員の中から総代候補者選考委員を選任します。総代会の決議(注2)
により、選任区域ごとに会員の内から選考委員を委嘱します。
❸ 総代候補者選考委員が総代候補者を選考します。選考した総代候補
者を理事長に報告し、その氏名を1週間以上店頭掲示し、掲示して
いる旨を日本経済新聞に公告します。
❹ 総代候補者を会員が信任します。異議があれば公告後2週間以内に
申し立てていただきます。異議がなければ選任されます。
❺ 理事長は、総代を委嘱します。選任された総代の氏名を店頭に1週
間以上掲示します。
(注2)ただし、関東財務局による定款一部変更の認可後に「理事会の議
決」から「総代会の決議」に変更します。
当金庫では、総代会に限定することなく、役職員の日々の訪問活動
や利用者満足度調査を実施するなど、日常の事業活動を通じて、総代
や会員とのコミュニケーションを大切にし、さまざまな経営改善に取り
組んでいます。
なお、総代会の運営に関するご意見やご要望につきましては、お近く
の営業店までお寄せください。
●
第 92 期通常総 代 会に関する事 項
FUNCTION
●
決議事項
平成28年6月23日、第92期通常総代会を開催し、下記の事項が
付議され、了解及び承認されました。
報告事項
・第92期業務報告及び貸借対照表並びに損益計算書報告の件
・第1号議案 第92期剰余金処分案承認の件
・第2号議案 総代候補者選考委員選任に係る定款一部変更の件
・第3号議案 総代候補者選考委員選任の件
・第4号議案 会員除名の件
・第5号議案 理事任期満了に伴う改選の件
・第6号議案 監事任期満了に伴う改選の件
◆◆総代名簿
(平成28年6月23日現在)
選任区域
横須賀市(中央部・北部)
第1区
追浜町・船越町・田浦町・大滝町・
若松町・汐入町・上町・坂本町・
三春町・安浦町 ほか
横須賀市(西部)
第2区
第3区
渉⑦
龍⑤
真持③
知宏⑤
大野
小山
名取
渡邉
浩司⑤
園子③
宏雄⑨
悟⑤
尾崎
佐藤
牧島
哲夫⑦
洋幸③
功⑨
相澤
静夫④
石川
幸三郎⑭ 小池
雅俊④
西城
清③
克彦⑦
公雄⑥
栄田
俊一⑪
折戸
古敷谷 美津江① 小林
関矢
和吉⑨
高木
匡夫②
一也⑨
巌①
永治⑤
橋本
大心⑬
堀
秀一⑨
守谷
茂③
横須賀市(東部・南部)
泉谷
鈴木
玉木
原
森下
博道①
孝博⑤
弁立⑧
慶治⑩
守久⑥
古敷谷
鈴木
長島
原田
山田
敬二③
弘明②
栄一⑧
博行⑪
衛①
齊藤
高橋
野村
益子
弓削
勇二⑧
拓海④
収③
健一⑤
元①
神保
竹内
橋本
村松
浩⑮
英明④
篤一郎③
修③
秋山
福嶋
山下
功④
一②
稔③
浩之③
光⑩
飯泉
金子
土橋
福嶋
湯澤
牧太郎⑯ 尾形
裕之④
坂本
豊⑧
波多野
隆太郎② 古屋
剛⑥
綿貫
正守④
龍⑤
裕④
清⑧
和浩⑨
小澤
関根
早川
村岡
潔①
宗平⑧
恭彦①
高幸②
網野
大澤
金子
高岡
南里
樋口
眞殿
村上
孝司⑤
正次②
清人①
武④
敬司⑤
太②
治⑤
常治④
内池
大島
神代
瀧澤
新倉
平沼
三谷
柳下
直人⑦
敬三⑫
光人⑤
聡②
賢爾⑫
裕雄②
研一⑪
守康⑩
内田
小笠原
北見
富田
萩原
福嶋
宮崎
照夫⑩
裕②
尚之⑤
純明⑦
成樹⑧
義信⑪
邦雄⑩
近江
尾野
小島
中山
服部
細野
村井
一男④
靖司⑧
弘義⑤
徹④
誠②
和男③
功誠⑫
浅田
大崎
滝本
牧田
柳
米山
昌良④
哲郎②
了④
知江子③
康弘④
菊雄⑩
石渡
久保田
武内
松谷
山田
和田
德一⑨
陽彦①
郁①
直⑤
勝久⑨
三郎⑤
今田
熊澤
竹永
最上
吉田
正廣⑬
昇⑦
達也①
重夫⑩
清①
大草
座間
田中
望月
貴之③
幹夫⑬
博之②
博②
浅岡
大箭
島村
永沢
東
和男①
善久⑫
繁①
武⑨
泰一⑭
伊澤
小澤
下里
長戸
樋野
敏典④
八郎⑥
宏規①
芳郎⑦
利治⑥
伊藤
古宮
下山田
野口
藤澤
留治⑮
大森
進⑬
近藤
英明④
新門
千代春⑦ 長谷川
昇⑫
前川
大津町・久里浜・浦賀町・根岸町・
野比・長沢・津久井・馬堀町・鴨居・
佐原 ほか
港南区・磯子区・泉区・金沢区・栄区・ 小尾
戸塚区
高橋
中区・保土ヶ谷区・南区・旭区・
神奈川区・西区・瀬谷区・鶴見区・
緑区・青葉区・都筑区・港北区
川崎市
大田区・品川区・港区・目黒区・
世田谷区・町田市
鎌倉市
逗子市
藤沢市
葉山町
第7区
大川
河村
田村
山本
問本
東京都
第6区
弘⑨
白敏⑩
喜裕①
哲三⑧
三浦市
横浜市
第5区
人数
阿久津
小澤
髙梨
松井
池上・平作・衣笠栄町・小矢部・
柿崎
佐野町・公郷町・森崎・長井・武 ほか 古山
横浜市
第4区
氏 名
茅ヶ崎市・寒川町・平塚市・海老名市・
大和市・座間市・厚木市・綾瀬市・
大磯町・相模原市(旧津久井郡を除く)
・
二宮町・中井町・秦野市・伊勢原市・
清川村・小田原市・箱根町・湯河原町
15人
16人
19人
19人
30人
22人
四十八願 稔④
久巳男②
正④
三千夫③
義剛⑪
義憲⑥
20人
合計 141人
(五十音順、敬称略、丸数字は総代の就任回数)
【総代の属性等別構成比】
職業別:法人代表者 89.3%、個人事業主 5.6%、個人 4.9%
年代別:70代以上 48.9%、60代 25.5%、50代 19.1%、
40代 5.6%、
30代 0.7%
業種別:卸・小売業 24.1%、製造業 13.4%、不動産業 16.3%、建設業 14.1%、学術研究、専門・技術サービス業 9.2%、
運輸・郵便 4.9%、飲食業 2.8%、医療・福祉 2.1%、その他 12.7%
(注)業種別の構成比は法人代表者及び個人事業主に限ります。構成比は、小数点第2位以下を切り捨てて表示しています。
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
11
リスク管理態勢
統 合 的リスク管 理 態 勢
基本方針
統合的リスクとは、当金庫の直面するリスクに関して、それぞれの
リスク・カテゴリーごと(信用リスク、市場リスク、オペレーショナル・
リスク等)に評価したリスク及びその他のリスク(法務リスク、風評
リスク等)を総体的に捉え、当金庫の経営体力(自己資本)と比較・
対照することによって、自己管理型のリスク管理を行うことをいいま
す。また、管理すべきリスクの種類は随時見直し、環境変化に応じて
新たに発生したリスクへの管理も行うこととしています。
当金庫は業務全般にわたってリスクが存在すること及びそのリス
クを見逃すことがお客さまの信頼や当金庫の経営に重大かつ深刻な
影響を与える可能性が高いことを強く認識し、内在する各種リスク
を業務やリスクの特性に応じて適切に管理し、コントロールしていく
ことを経営上の最重要課題として受け止め、リスクとリターンの適切
なバランスを確保すべく、リスク管理態勢の充実・強化に取り組んで
います。
当金庫では、リスクを「信用リスク」、
「市場リスク」、
「流動性リス
ク」
、
「オペレーショナル・リスク」に分類し、各リスクの特性に応じ
た管理を行っています。
また、
「統合的リスク管理方針」等を制定し、より高度な統合的リ
スク管理に努めるべく、常務会、リスク管理委員会、その下部組織で
ある各種リスク管理委員会を中心に徹底した統合的リスク管理に取
り組んでいます。
信用リスク管理
信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オ
フ・バランス資産を含む)の価値が減少ないし消失して、当金庫が損
失を被るリスクです。
当金庫では、信用リスクを管理すべき最重要リスクの一つである
と認識し、当該リスクに関する「信用リスク管理方針」を制定し、広
く役職員に理解と遵守を促すとともに、管理態勢の強化を図ってい
ます。また、ホームページ上に融資基本姿勢(クレジット・ポリシー)
を掲示し対外的にも明示しています。
信用リスクの評価については、厳格な資産の自己査定を実施し、
回収の危険性や価値の毀損度合を的確に把握しています。また、正
確な自己査定及び適正な償却・引当の基礎となる信用格付について
は法人に加えて平成24年度から個人事業者も対象としており、ご融
資のある取引先の財務データ蓄積の順調な増加により、信用リスク
計量化の基礎構築は大きく前進しています。
信用リスクの管理については、信用リスク管理委員会を設置し、貸
出金の動向、不良債権の発生・回収状況等の報告をもとに、信用リ
スクに関する様々な分析、検討を行っています。
市場リスク管理
市場リスクとは、金利、有価証券の価格、為替等の様々な市場の
リスクファクターの変動により、資産・負債(オフバランスを含む)の
価値が変動して損失を被るリスクです。
当金庫では市場リスクを適切に管理しコントロールすることが収
益の安定確保につながるとの認識から、ALM委員会を設置し、オン
ライン勘定系システムに連動したALMシステムを活用しながら、預
金(調達)
・貸出金(運用)金利を決定したり、有価証券の運用状況
等を管理しています。
市場リスクについては、
「市場リスク管理方針」に基づき適切な管
理に努めるとともに、市場・流動性リスク管理委員会を設置し、リス
ク管理統括部署にて、統計的手法(VaR)によるリスク量の計測・異
常な事態を想定したストレステストや実際の損益との比較をするバッ
クテスティングを行い、常にリスク管理の高度化・精緻化に努め、そ
12
のデータを市場・流動性リスク管理委員会等にフィードバックして相
互牽制機能を持たせています。
流動性リスク管理
流動性リスクとは、調達と運用の期間のミスマッチや予期しない
預金の流出等により資金手当が必要な場合に、市場から資金が調達
できなかったり、著しく高い金利での資金調達を余儀なくされたりす
ることにより損失を被るリスクです。
当金庫では「流動性リスク管理方針」に基づき適切な管理に努め
るとともに手元流動性資金を充分に確保し万全の体制を整えていま
す。また、余裕資金の運用については、安全性、流動性が高く、即資
金化できる短期運用資産の充実に努め、適正な支払準備資産を確
保しています。
流動性リスクの管理については、市場・流動性リスク管理委員会
を設置し、リスク管理統括部署では日次でリスク量の計測を行い、そ
のデータを市場・流動性リスク管理委員会にフィードバックして相互
牽制機能を持たせています。
「流動性危機管理マニュアル」では、資
金繰りの状況に応じた「平常時」
「懸念時」
「危機時」の判定基準、及
び「懸念時」
「危機時」の対応について定めています。
オペレーショナル・リスク管理
オペレーショナル・リスクとは、金庫の業務の過程、役職員の活
動、若しくはシステムが不適切であること、または、外生的な事象に
より損失を被るリスクのことをいい、当金庫では、さらに事務リスク、
システムリスク、その他リスク(人的リスク、有形資産リスク、風評リ
スク、法務リスク)に分類しています。
当金庫では、
「オペレーショナル・リスク管理方針」に基づき適切
な管理に努めるとともに、リスク管理委員会において総合的な管理
を行っています。
● 事務リスク管理
事務リスクとは、役職員が事務処理をルール通り正確に行わない
ことや、事故・不正等を起こすことにより損失を被るリスクです。
当金庫では「事務リスク管理方針」に基づき適切な管理に努める
とともに各業務主管部署において、事務取扱規程・要領等の整備に
努め、事務処理能力の向上を図るとともに各種事務機械化を積極
的に推進することにより厳正な事務処理体制の整備を行っています。
内部管理体制の検証と事故・不正等の未然防止に関しては、事
務・システムリスク管理委員会を設置し、定期的に委員会を開催し、
事務リスクの把握に努め、事務処理手続き等の周知・徹底と厳正化
を図っています。各営業店自ら行う店内検査と、現物監査・総合監
査・部分監査等の本部による外部からの監査を行い、内外両面から
のチェック態勢を構築しています。これらを通じて発見された事務
リスクは事務・システムリスク管理委員会等を通じ担当部署へフィー
ドバックされ、指導改善対象として取り組みます。
● システムリスク管理
システムリスクとは、コンピューターシステムのダウンまたは誤
作動等、システムの不備等に伴い当金庫が被るリスクです。
当金庫では、
「システムリスク管理方針」を制定し、事務・システ
ムリスク管理委員会において適切な管理に努めるとともに、管理す
べきリスクの所在・種類・特性を明確にし、厳格なセキュリティ管
理とシステム監査及びモニタリングを実施して、安定的な業務遂行
のための態勢強化を図っています。また、緊急事態発生時には、
「業
務継続基本計画」等に基づき迅速に対応することとしています。
業務のIT化が進展するなか、コンピュータシステムやネットワーク
システムは当金庫の業務運営に欠かせない存在です。従って、システ
ムの誤作動や災害、不正使用等によりシステムが停止した場合には、
お客さまからの信用を失墜し経営に重大な影響を与えることになり
●
ます。
こうした認識のもと、コンピュータシステムの継続的安定稼動を維
持すべく、平成27年1月に勘定系システムを自然災害等の影響が少
ない新センターへ移転するとともに処理能力と信頼性を向上させた
ホストコンピュータへ更改しました。また、インターネットバンキン
グのセキュリティ向上策としてワンタイムパスワード認証方式の導入
及び電子証明書方式への切替えを強く推奨するなど、セキュリティ
面の強化にも努めています。
● 人的リスク管理
人的リスクとは、人事運営上の不公平・不公正(報酬・手当・解雇
等の問題)
・差別的行為(セクシュアルハラスメント等)から生じる
損失・損害などを被るリスクです。
当金庫では、適切な人事管理及び人事運営を行うことを基本とし、
教育・研修や職場指導等により、損失の未然防止・極小化を図って
います。また、人的リスクが経営に大きな影響を与えるものと認識し、
リスク管理委員会において管理を行っています。
● 有形資産リスク管理
有形資産リスクとは、有形資産の毀損・損害などを被るリスクで
す。
当金庫では、所有する動産・不動産の所在及び現状を把握し、災
害や不法行為等による被害に備え適切な管理を行っています。また、
有形資産リスクが経営に大きな影響を与えるものと認識し、リスク
管理委員会において管理を行っています。
FUNCTION
●
● 風評リスク管理
風評リスクとは、事実の有無にかかわらず世間一般で当金庫の信
用に悪影響を及ぼす風評が広まることにより損失を被るリスクです。
当金庫では、風評リスクが経営に与える影響は非常に大きいもの
であると認識し、風評の早期発見に努めるとともに緊急度・影響度
等の観点から適切に対応することで損失の極小化を図り、風評の急
激な悪化やそれに伴う不測の事態に備えるため「風評リスク管理マ
ニュアル」を制定するとともに、リスク管理委員会において管理を
行っています。
● 法務リスク管理
法務リスクとは、当金庫及び役職員等が各種法令に抵触する行為
を行うことにより損失を被るリスクです。
当金庫の社会的使命と公共性の自覚のもと、法規範並びに社会規
範の厳格な遵守を維持し、事業・業務運営等の活動にあたって、様々
な状況下で発生する法務リスクについて、有効・適切な組織対応を
実現するため「法務問題の一元管理に関する規程」を定めています。
また、一元管理部署として「法務コンプライアンス部」を設置し、適
法・適切かつ公正な問題解決の早期実現と、法務リスクの最大限の
回避を図り、もって社会の要請に応えることを目指し、常務会・リス
ク管理委員会の指導のもと厳格な管理を行っています。
◆ ◆リスク管 理 態 勢 図
総 代 会
監査法人
理 事 会
監 事 会
常 務 会
法令等遵守
委員会
ALM委員会
信用リスク
管理委員会
リスク 管 理 委 員 会
(オペレーショナル・リスク総合的管理)
市場・
流動性リスク
管理委員会
事務・
システムリスク
管理委員会
その 他リスク管 理 部 門
法務リスク
風評リスク
有形資産リスク
人的リスク
システムリスク
事務リスク
流動性リスク
市場リスク
信用リスク
オペレーショナル・リスク
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
13
法令等遵守態勢・顧客保護等管理態勢・金融ADR制度への対応
法 令 等遵守態勢
顧客保護等の運営態勢
基本方針
当金庫は、理事及び職員並びに当金庫の子会社、関連会社等の取
締役及び使用人の職務の執行において、法令及び定款に適合するこ
とを確保するための態勢を構築し適切な運用を図ることにより、業
務の健全性及び適切性を確保し社会的規範にもとることのない経営
活動を行っています。また、業務に適用される法令等を遵守するとと
もに反社会的勢力との関係を遮断し排除することにより、誠実かつ
公正な活動を行うように努めています。
法令等遵守の運営態勢
当金庫は、法令等遵守に関する事項を一元的に管理するための主
管部署として法務コンプライアンス部を設置しています。管理態勢に
ついては主管部門である管理担当部門と本部各部室及び営業店に
配置するコンプライアンス委員を含む本部営業店部門により構成し、
管理運用を行うこととし、内容については法令等遵守規程のほか別
に定める諸規則等によるものとしています。
法務コンプライアンス部は牽制機能を発揮するためコンプライア
ンスプログラムを効率的・効果的に実施するほか、法令等遵守に関
する情報収集・調査・分析等を行います。本部各部・営業店のコン
プライアンス委員は法令等遵守管理の担当者として、各部室店長と
連携してコンプライアンスプログラムを着実に実施しています。また、
各部室店長及びコンプライアンス委員は、重要な事案が生じた場合
には速やかに主管部署に報告するように指導しています。
◆◆コンプライアンス(法令等遵守)
・顧客保護等管理態勢図
理 事 会
監 事 会
常務会
法 務 コンプライア ンス 部
法務コンプライアンス課
顧客保護管理課
法令等遵守連絡会
顧客保護責任者
コンプライアンス委員
顧客保護担当者
監 査 部
法令等遵守委員会
全 役 職 員 等(※)
※子会社等の取締役等及び使用人を含む
顧 客 保護等管理 態 勢
基本方針
当金庫は、顧客保護等管理態勢を構築し、適切な運用を図ることに
より当金庫の業務の健全性及び適切性を確保することを目的としてい
ます。また、お客さまの保護及び利便性の向上の観点から、①「顧客
説明」
(商品説明、取扱い説明等)②「顧客サポート等」
(苦情・要望・
相談等)③「顧客情報管理」
(法人を含む顧客情報の管理等)④「外
部委託管理」⑤「利益相反管理」⑥「その他顧客保護等」
(お客さま
満足度調査とその取組、顧客利便性の向上への取組)等を達成する
ため必要となる管理を行っています。
14
当金庫は、顧客保護等管理を統括する責任者として「顧客保護等
管理責任者」を置くとともに常務会、管理責任者の役割・責任をしっ
かりと定めています。また「顧客保護等基本姿勢」や「個人情報保護
宣言(プライバシーポリシー)
」を公表しています。
顧客保護等管理の主管部署を法務コンプライアンス部とするほか、
本部担当部署については各管理項目及び組織管理規程を踏まえ、顧
客保護等管理規程において明確化しています。本部各部担当部署及
び営業店の実施する自主点検の結果を検証し指導・監督を行う態勢
を構築しています。
金 融 A DR 制 度への対 応
● 金融 ADR制度とは
簡易・迅速な紛争解決を実現する裁判外紛争解決制度のことをい
います。
苦情処理措置
当金庫は、お客さまからの苦情お申し出に公正かつ的確に対応す
るため業務運営体制・内部規則を整備し、その内容をホームページ、
パンフレット等で公表しています。
苦情は、当金庫営業日(9時~ 17時)に営業店またはお客様相談
室(フリーダイヤル:0120-001-941)にお申し出ください。
紛争解決措置
当金庫は、紛争解決のため、当金庫営業日に上記お客様相談室また
は全国しんきん相談所(9時~17時、電話:03-3517-5825)
、関東地
区しんきん相談所(9時~17時、電話:03-5524-5671)にお申し出が
あれば、東京弁護士会(電話:03-3581-0031)
、第一東京弁護士会
( 電 話:03-3595-8588 )
、 第 二 東 京 弁 護 士 会( 電 話:03-35812249)
、神奈川県弁護士会(電話:045-211-7716)の仲裁センター
等にお取次ぎします。また、お客さまから各弁護士会に直接お申し出い
ただくことも可能です。なお、前記弁護士会の仲裁センター等は、東京
都以外の各地のお客さまにもご利用いただけます。その際には、お客
さまのアクセスに便利な東京以外の弁護士会等において東京の弁護
士会の調停人と、テレビ会議システム等を用いる方法(現地調停)や、
東京以外の弁護士会に案件を移す方法(移管調停)があります。ご利
用いただける弁護士会については、あらかじめ前記「東京弁護士会、第
一東京弁護士会、第二東京弁護士会、神奈川県弁護士会、関東地区
しんきん相談所、全国しんきん相談所または当金庫のお客さま相談室」
にお尋ねください。
投資信託や公共債等の証券業務に関する紛争は、当金庫が加入す
る日本証券業協会から紛争解決のあっせん等の委託を受けた「特定
非営利活動法人 証券・ 金融商品あっせん相談センター(ADR
FINMAC)
」
(フリーダイヤル:0120-64-5005)でも受付けています。
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FUNCTION
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組織
◆ ◆ 事 業の組 織 図
総 務 部
人 事 部
総 務 課
(平成28年6月23日現在)
文書管理課
人 事 課
人 財 育成 課
経営企画課
経営企画部
秘 書 課
リスク管 理 課
主 計 課
審 査 課
代理業務課
総合融資部
経営支援課
債権管理課
コールセンター
融資業務課
資産査定課
本 部
常 務 会
理 事 会
総 代 会
市場運用部
市場運用課
営業企画課
営業統括本部
営業推進課
地域活性課(チーム湘南)※
監 事 会
金融商品部
事務統括部
電 算 機 部
監 事 室
法務コンプライアンス部
監 査 部
上大岡ローンセンター
金融商品課
事務集中課(横須賀集中センター)
横 浜 集 中 センター
事務管理課
電 算 機 課
システム企画・管理グループ
サービスセンター
システム開発グループ
法務コンプライアンス課
顧客保護管理課
監 査 課
営 業 店
本店営業部
出 張 所
支 店
本 店ローンセンター
お客様相談室
※チーム湘南
地域やお客さまが抱える問題や
悩み、企 業の 抱える経営課 題を
解決するための専門組 織として
平成25年4月に創設しました。
各支店にもエリアメンバーを2名
ずつ配置し総 勢 約100名体 制と
なっています。
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
15
組織
◆ ◆ 役員一 覧
◆ ◆ 執 行 役員・参 事 一 覧
理事長
石渡 卓
執行役員
古屋 幹男
総合融資部担当
専務理事
五十嵐 康之
総合融資部(審査課・代理業務課・融資業
務課・資産査定課)担当
執行役員
千葉 雅之
金融商品部担当
専務理事
吉田 啓司
経営企画部(リスク管理課・主計課)
・
人事部担当
執行役員
永井 環
総合融資部(融資業務課)
・事務統括部担当
常務理事
小島 直久
総務部・法務コンプライアンス部・
監査部担当
執行役員
保要 順一
経営企画部担当
常務理事
池谷 豊
事務統括部・電算機部担当
執行役員
風呂本 将憲
伊勢佐木町支店担当
常務理事
齋藤 篤志
総合融資部(経営支援課・債権管理課)
担当
執行役員
伊藤 正一
鎌倉営業部担当
常務理事
宗像 晋也
経営企画部(経営企画課・秘書課)担当
執行役員
西山 国男
茅ヶ崎営業部担当
常勤理事
二本木 岳彦
市場運用部・営業統括本部・
金融商品部担当
参 事
春日 隆
総合融資部
常勤理事
鷲尾 精一
本店営業部担当
参 事
新倉 勝彦
監査部
(代表理事)
(代表理事)
(代表理事)
(代表理事)
非常勤理事 佃 一男
常勤監事
佐川 展裕
常勤監事
松本 清志
非常勤監事 安達 繁
信用金庫業界の「総代会の機能向上策等に
関する業界申し合せ」に基づく職員外理事
信用金庫法第32条第5項に定める
員外監事
信用金庫法第32条第5項に定める
員外監事
役員、執行役員・参事は、平成28年6月23日現在です。
非常勤監事 濱田 ひろ子
報酬体系について
1. 対象役員
(3)その他
当金庫における報酬体系の開示対象となる「対象役員」は、常勤
理事及び常勤監事をいいます。対象役員に対する報酬等は職務執行
の対価として支払う「基本報酬」で構成されています。なお、
「賞与」、
「退職慰労金」はありません。
(1)報酬体系の概要
非常勤を含む全役員の基本報酬につきましては、総代会において
理事全員及び監事全員それぞれの支払総額の最高限度額を決定し
ています。そのうえで、各理事の基本報酬につきましては役位や在任
年数、前年度の業績等をそれぞれ勘案し、当金庫の理事会において
決定しています。また、各監事の基本報酬につきましては、監事会の
協議により決定しています。
(2)平成27年度における対象役員に対する報酬等の支払総額
区 分
対象役員に対する報酬
支払総額 (単位:百万円)
102
(注)1.対象役員に該当する理事は8名、監事は2名であり、期中退任者及び期中
に理事を退任し、監事に就任した者も含めています。
2.上記内訳は「基本報酬」のみです。
16
「信用金庫法施行規則第132条第1項第6号等の規定に基づき報
酬等に関する事項であって、信用金庫等の業務の運営又は財産の状
況に重要な影響を与えるものとして金融庁長官が別に定めるものを
定める件」
(平成24年3月29日付金融庁告示第22号)第3条第1項
第3号及び5号に該当する事項はありませんでした。
2. 対象職員等
当金庫における報酬体系の開示対象となる「対象職員等」は、当
金庫の非常勤役員、当金庫の職員、当金庫の主要な連結子法人等
の役職員であって、対象役員が受ける報酬等と同等額以上の報酬等
を受ける者のうち、当金庫の業務及び財産の状況に重要な影響を与
える者をいいます。なお、平成27年度において対象職員等に該当す
る者はおりません。
(注)1.対 象職員等には、期中に退任・退職した者を含めています。
2.
「主要な連結子法人等」とは、当金庫の連結子法人のうち、当金庫の連
結総資産に対して 2%以上の資産を有する会社等をいいます。なお、当
金庫の主要な連結子法人等の役職員に該当者はおりませんでした。
3.
「同等額」は、平成 27 年度に対象役員に支払った報酬等の平均額として
います。
4.
「当金庫の業務及び財産の状況に重要な影響を与える者」
は経営層の意思
決定に直接助言しうる職員として
「執行役員・参事」を対象として判断してい
ます。
●
FUNCTION
●
内部管理態勢
内部管理態勢
基本方針
当金庫では内部管理基本方針を定めています。
本方針では、法令等遵守態勢、情報管理態勢、リスク管理態勢、理事の職務
執行態勢、監事の職務を補助すべき職員について、及びその独立性、理事及び
職員の監事への報告態勢、監事の監査の実効性を確保する態勢、及び子会社等
における業務の適正を確保する態勢について定めています。
内部管理基本方針
当金庫は、本方針に則り、継続的に内部管理体制の整備を進め、その実効性確保に努める。
1.‌当
金庫の理事および職員の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制
(1)‌当金庫は、法令等遵守の徹底を業務の健全性および適切性を確保するための最重要課題の一つ
として位置付け、役職員の手引書である「法令等遵守(コンプライアンス)基準」を定め、法令
等遵守の重要性を役職員に周知徹底するとともに、
当金庫が直面する法務リスクの状況を踏まえ
て、当金庫全体のコンプライアンスを実現するための実践計画として「コンプライアンスプログ
ラム」を策定する。
(2)‌当金庫は、法令等遵守に関する事項を一元的に管理する「法務コンプライアンス部」を設置す
るとともに、本部各部室ならびに営業店に「コンプライアンス委員」を配置のうえ、法令等遵守
連絡会等を通じて連絡および打合せ等を行い、法令等遵守の徹底を図る。
(3)‌当金庫は、法令等遵守態勢の実効性を確保するため、重要な規程等をはじめとする常務会付議
案件を事前審議し、その結果を常務会に報告することを目的に、常務会の下に「法令等遵守委
員会」を設置する。
(4)‌当金庫職員が、コンプライアンス違反行為の事実、もしくはその疑義を認識した場合に、法務コ
ンプライアンス部へ直接に報告・相談等を行うことができる「職員用ホットライン」を設置する。
(5)‌反社会的勢力との関係を遮断し排除するため、「反社会的勢力に対する基本姿勢」 「反社会的勢
力対応規程」 等を定め役職員に周知徹底するとともに、組織として対応するための態勢を構築
する。反社会的勢力の不当要求に対しては、断固として拒絶し関係を持たない。その際には職
員の安全を確保しつつ、組織全体で法的に対応する。
(6)‌監査部は、法令等遵守態勢の適切性および有効性について監査を行い、その結果を理事会等に
報告するとともに、必要に応じて被監査部門に改善すべき事項の改善の提言等を行い、その実
施状況を検証する。
2.‌当
金庫の理事の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する体制
(1)‌理事の職務の執行に係る理事会、常務会等の各議事録等は、
「理事会規程」
、
「常務会規程」等
に基づき作成し、意思決定を行うために用いた資料とともに文書取扱(保存)規程に基づき適
切に保存・管理する。
(2)‌理事および監事はこれらの文書を常時閲覧することができる。
3.当金庫の損失の危険の管理に関する規程その他の体制
(1)‌当金庫は、適正なリスク管理により業務の健全性および適切性を確保するため、統合的リスク管
理方針、リスクカテゴリー毎の基本方針およびリスク管理態勢等に関する「統合的リスク管理規
程」をはじめリスクカテゴリー毎の管理規程を定める。
(2)‌当金庫は、当金庫全体のリスク状況を把握し、リスクを統合的に管理するため、「リスク管理委
員会」を設置する。また、リスク管理の実効性確保および相互牽制機能の強化を図るため、リ
スク管理委員会の下にリスクカテゴリー毎の委員会等を設置する。
(3)‌リスクカテゴリー毎の委員会等は、常にリスクの把握・確認に努め、各リスクを主管する部署と
協調し管理方法の運用改善を図るとともに、リスク管理の運用結果を検証し、その結果をリスク
管理委員会に報告する。
(4)‌リスク管理委員会は、リスク管理上重大な影響を与える事象もしくはリスク管理態勢に関する重
要な事項について、各リスクの主管部門を通じて、理事会等に付議する。
(5)‌監査部は、リスク管理状況についての監査を行い、その結果を理事会等に報告するとともに必
要に応じて被監査部門および各リスク管理担当部署に改善すべき事項の改善の提言等を行い、
その実施状況を検証する。
4.‌当
金庫の理事の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
(1)‌理事会とその委任を受けた審議・決定機関である常務会およびその補完機関であるリスク管理
委員会を意思決定・監督機関と位置付け、それぞれの運営および付議事項等は「理事会規程」
、
「常務会規程」および「リスク管理委員会規程」に定める。
(2)‌理事会は、業務執行に関する重要事項である経営方針、経営計画、リスクカテゴリー毎の基本
方針および業務・態勢に係る重要規程等を定め、より具体的な対応は常務会、リスク管理委員
会および担当理事等の判断に委ねる。
5.‌次に掲げる体制、その他の当金庫、子会社および関連会社(以下「子会社等」という。
)から成
る集団(以下「当金庫グループ」という。
)における業務の適正を確保するための体制
(1)‌当金庫の子会社等の取締役および業務を執行する社員その他これらの者に相当する者
(以下
「取
締役等」という。)の職務の執行に係る事項の当金庫への報告に関する体制
①‌当金庫の総務部担当理事は、
「関連会社管理規程」に基づき、子会社等の代表取締役から職務
執行状況のうち経営上の重要事項に関してあらかじめ説明および報告を受けるとともに、業務運
営上の相談等にも応じる。総務部担当理事は、その内容を必要に応じて理事会等に付議する。
②‌当金庫は、当金庫の総務部担当理事および子会社等の代表取締役を構成員とする連絡会議を定
期的に開催し、経営上の課題等について協議するとともに、当該子会社等の取締役等の職務執
行の状況など経営上の重要事項に関する報告を受ける。総務部担当理事は、その内容を必要に
応じて理事会等に付議する。
(2)‌当金庫の子会社等の損失の危険の管理に関する規程その他の体制
①‌当金庫は、当金庫グループ全体のリスク管理について規定する「統合的リスク管理規程」を策定
し、グループ全体のリスクマネジメント体制を整備する。
②‌当金庫は、リスク管理委員会において、当金庫グループ全体の各種リスクを統括して一元的に管
理し、適時モニタリングする。モニタリングの結果等については、必要に応じて経営企画部を通
じて常務会等に報告し、金庫グループのリスク管理体制に係る課題や対応策を協議する。
③‌当金庫の子会社等において、リスク管理上重大な問題が発生した場合には、当該子会社等の代
表取締役は、直ちに総務部担当理事へ報告する。当該報告を受けた総務部担当理事は、関係部
門の担当理事と協議し、必要に応じて理事会等に付議し、当金庫において事案に応じた支援を
行う。
④‌当金庫の監査部は、法令等に抵触しない範囲において、当金庫グループのリスク管理の観点か
ら、子会社等の規模や業態、および特性等に応じた監査を行い、必要に応じてその結果を理事
会等に報告する。
⑤‌当金庫は、大規模自然災害、重大なシステム障害および風評リスク等の不測の事態により生じ得
る損害や影響を最小限度に抑えるため、
当金庫が策定する「業務継続基本計画」を当金庫グルー
プ全体に適用させ、
これを当金庫の子会社等の取締役等および使用人に周知することにより平時
よりグループ全体の危機管理体制を整備する。
(3)‌当金庫の子会社等の取締役等の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
①‌当金庫は、子会社等が経営計画等を策定するに当たって、当金庫の業務運営方針等に準拠した
内容になっているかを総務部において検証する。
②‌当金庫は、総務部において子会社等における経営計画等に基づく事業の実施状況を定期的に管
理・検証し、必要に応じて理事会に報告する。
(4)‌当金庫の子会社等の取締役等および使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確
保するための体制
①‌当金庫は当金庫が策定した「法令等遵守(コンプライアンス)基準」等をグループ全体に適用
するとともに子会社等の取締役等および使用人に周知する。
②‌当金庫は、子会社等において業務の決定および執行について相互監視が適正になされるよう、取
締役会と監査役を設置させる。
③‌当金庫は、常務会において当金庫グループ全体のコンプライアンスを統括するとともに、法務コ
ンプライアンス部が子会社等に対してコンプライアンスに関する指導、監督等を行う。
④‌当金庫は、子会社等において業務の決定および執行について相互監視が適正になされるよう、必
要に応じて子会社等の非常勤取締役および非常勤監査役を当金庫の理事が兼務する。
⑤‌当金庫は、子会社等の取締役等および使用人を対象とし、当金庫の法務コンプライアンス部の
担当者によるコンプライアンス研修を定期的に実施することにより、
コンプライアンス意識の醸成
を図る。
⑥‌当金庫の監査部は、法令等に抵触しない範囲において、当金庫グループの法令等遵守態勢の適
切性と有効性の観点から、子会社等の規模や業態、および特性等に応じた監査を行い、必要に
応じてその結果を理事会等に報告する。
⑦‌当金庫では、当金庫グループにおける法令違反等の未然防止と早期解決を図るため、子会社等
の取締役等および使用人においても、当金庫の法務コンプライアンス部に対し「職員用ホットラ
イン」等を利用して直接通報を行うことができることとする。
⑧‌当金庫は、子会社等においてコンプライアンス上重大な問題が発生した場合には、総務部担当
理事は、関係部門の担当理事と子会社等の代表取締役を交えて今後の対応の方向性や未然防止
策等を協議し、必要に応じて理事会等に付議する。
6.‌当
金庫の監事がその職務を補助すべき職員を置くことを求めた場合における当該職員に関する事
項
(1)‌監事はその職務を補助すべき職員を置くことを理事会等に求めることができる。
(2)‌監事を補助すべき職員の配置に当たっては、キャリア等を十分に考慮した配置とする。
7.‌当
金庫の監事の職務を補助すべき職員の理事からの独立性および当該職員に対する指示の実効
性の確保に関する事項
(1)‌当金庫は、監事の求めに応じ、監事と事前協議のうえ、その職務を補助すべき職員を配置する。
(2)‌当金庫は、当該職員の人事異動および人事考課等の人事権に係る事項や当該職員の懲戒処分の
決定については、あらかじめ監事に同意を求めることとする。
(3)‌当金庫は、監事の職務を補助すべき職員は当該監査業務に関して監事の指揮命令のみに従い、
理事の指揮命令を受けないこととする。
8.‌次に掲げる体制その他の当金庫の監事への報告に関する体制
(1)‌当金庫の理事および職員が当該金庫の監事に報告するための体制
①‌理事および職員は、理事会その他監事の出席する重要な会議・委員会等において、随時その職
務の執行状況の報告を行う。
②‌理事および職員は、当金庫もしくは子会社等に著しい損害を及ぼす事実等、当金庫に重大な影
響を及ぼす事項について、速やかに監事に報告を行う。
(2)‌当金庫の子会社等の取締役、監査役その他これらの者に相当する者および使用人またはこれら
の者から報告を受けた者が当金庫の監事に報告するための体制
①‌当金庫は、当金庫の職員、子会社等の取締役等および使用人が、法令、定款違反またはその可
能性のある事実を発見した場合や当金庫または子会社等に著しい損害を及ぼす可能性のある事
実を発見した場合には、
「職員用ホットライン」等を利用することにより直ちに法務コンプライア
ンス部に報告する体制を構築する。法務コンプライアンス部に当該報告がなされた場合には、同
部は速やかに監事へ報告する。
②‌当金庫の監事は、当金庫の役職員、子会社等の取締役等および使用人に対して、その職務にお
いて必要な事項の報告を求めることができるものとし、その要請を受けた者は、当該監事に対し
て速やかに適切な報告を行う。
③‌当金庫の監事は、その職務において必要な範囲において、当金庫および子会社等の業務執行に
係る重要な書類を閲覧できるほか、必要に応じて担当部門に説明を求めることができる。
④‌当金庫は、法務コンプライアンス部が当金庫の監事に対して、内部通報の状況等(監事に直接
通報された事項は除く)について、定期的に報告する。
9.‌当
金庫の監事への報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取り扱いを受けないこ
とを確保するための体制
(1)‌当金庫は、
「職員用ホットライン」等を利用して当金庫の監事への報告を行った者が、当該報告
をしたことを理由として、不利な取り扱い(人事異動や考課等の人事権に係る事項のほか、嫌
がらせの言動などの報復措置等の一切を含む)を行うことを禁止し、
「公益通報者保護管理規
程」を定めたうえで当該規程の内容を当金庫の役職員、子会社等の取締役等および使用人に周
知する。
(2)‌当金庫は、上記報告を行った者の職場環境が悪化しないよう適切な措置を講じる。
(3)‌当金庫は、
「公益通報者保護管理規程」において、監事への報告については、匿名で行うことを
認めるとともに、その報告を行った者の個人情報およびその報告内容を開示してはならない旨規
定する。
(4)‌当金庫は、上記報告を行った者に対して不利な取扱いを行った者がいた場合には、
「公益通報者
保護管理規程」および就業規則等に則り厳格な処分を行う。
10.‌当
金庫の監事の職務の執行について生ずる費用の前払いまたは償還の手続きその他の当該職務
の執行について生ずる費用または債務の処理に係る方針に関する事項
(1)‌当金庫は、監事が監査費用の前払いや償還に係る請求をしたときは、当該請求に係る費用また
は債務がその職務の執行に必要でないと認められる場合を除き、速やかに当該費用または債務
を処理する。
(2)‌当金庫は不祥事件発生時等において、監事が外部の専門家(弁護士、公認会計士等)を利用
することを請求した場合、当該請求がその職務の執行に必要でないと認められる場合を除き、そ
の費用を負担する。
(3)‌当金庫は、当金庫の経営計画および監事の監査計画等に基づき、毎年、一定額の監査費用に係
る予算を計上することとし、その額の決定にあたっては、あらかじめ監事の同意を要するものと
する。
(4)‌当金庫は、監事が監査費用の前払いや償還に係る請求をしたときは、上記予算額を超過する場
合であっても、その職務の執行に必要でないと認められる場合を除き、速やかに費用または債務
を処理する。
11.‌そ
の他当金庫の監事の監査が実効的に行われることを確保するための体制
(1)‌監事は、監査の実効性確保のため、理事会その他重要な会議へ出席し、また監査部、会計監査
人等との連携を図る。
(2)‌監事会は、独自に意見形成を行うため、監査の実施にあたり必要と認められるときは、自らの判
断で公認会計士等の外部専門家を活用できる。
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
17
●
FUNCTION
●
中小企業の経営支援に関する取組方針
地域金融円滑化のための基本姿勢
当金庫は、地域経済の発展に寄与するため、以下の方針に基づい
て地域の中小企業・個人事業者の皆さまならびに個人の皆さまへ必
要とされる資金の安定的で円滑なご提供に、今後も引続き最大限の
努力をいたします。
1. 取組方針
当金庫は、地域の中小企業・個人事業を営むお客さま、ならびに
個人のお客さまへ安定した資金のご提供を行うことこそが、私たち
の社会的使命であると考えております。
お客さまから資金需要や借入条件の変更をお申込いただいた場
合、これまでと同様に、お客さまとの十分なお話し合いを通じて問題
を把握し、適切なご提案をさせていただき、解決に向けた真摯な努
力をお約束いたします。
2. 金融円滑化措置の円滑な実施に向けた態勢整備
当金庫では、上記の取組方針を適切に実施するため、必要な態勢
整備を図っております。
(3)
「金融円滑化担当者」の配置
営業店における金融円滑化の管理者として担当者を配置いたしま
した。新規借入のお申込や既存の借入分にかかる条件変更等のお申
込のご要望について対応いたします。
なお、当金庫休業日の相談受付を以下の各センターで行っており
ます。電話または来訪によるご相談のほど、お待ちいたしております。
名 称
本店
ローンセンター
上大岡
ローンセンター
常務会は、金融円滑化の達成に向けた状況を金融円滑化管理責
任者に調査・報告させることにより、金融円滑化管理態勢の有効性
を検証し、改善を要する事項について対応を実施いたします。
また、上記一連のプロセスを理事会等へ報告することにより、金
融円滑化に対するフォローアップを図ってまいります。
(2)
「金融円滑化管理責任者」の役割
金融円滑化管理責任者は、当金庫の適切な金融円滑化への取組
が図れるよう、必要な態勢を整備し、取組状況等の分析結果をもと
に、随時関連部署ならびに営業店を指導いたします。
住 所
相談時間
横須賀市大滝町 土日祝日
0120-413-357
2-2
10時~17時
0120-470-417
横浜市港南区上 土日祝日
大岡西1-18-3
10時~17時
(4)苦情受付窓口の設置
全営業店に苦情受付窓口を設置し、苦情等に関する責任者を営
業店長とし、また苦情相談担当者を配置しております。
なお、本件に関する苦情相談は、各営業店のほか以下の相談窓口
でも行っております。
● 湘南信用金庫
(1)常務会の役割・責任
電話番号
法務コンプライアンス部
お客様相談室 0120-820-206(直通)
相談時間 平日9:00 ~17:00
3. 他の金融機関等との密接な連携
当金庫は、複数の金融機関から借入を行っているお客さまから、
借入条件の変更等のお申込があった場合など、他の金融機関や信用
保証協会等と緊密な連携を図る必要が生じたときは、守秘義務に留
意しつつ、お客さまの同意を得たうえで、これらの関係機関と情報の
確認・照会を行う等、緊密な連携を図りながら地域金融の円滑化に
努めてまいります。
貸付の条件の変更等の実施状況
◆ ◆ 貸 付の条 件の変 更 等の申込みを受けた貸付 債 権( 平 成 2 1 年 1 2月からの累 計 )
※但し、
「審査中」はその時点での件数・金額
(件数単位:件、金額単位:百万円)
平 成 2 7 年 3 月 末 時 点 累 計
実 行
謝 絶
取下げ
申 込
中小企業者
住 宅 ロ ーン
合
計
13,789
13,230
314
177
68
(金 額)
1,028,646
991,317
18,222
13,500
5,606
(件 数)
820
765
26
26
3
(金 額)
19,300
18,068
628
554
48
(件 数)
14,609
13,995
340
203
71
(金 額)
1,047,946
1,009,385
18,850
14,054
5,654
(先 数)
8,451先
平 成 2 8 年 3 月 末 時 点 累 計
実 行
謝 絶
取下げ
申 込
中小企業者
住 宅 ロ ーン
合
18
計
審査中
(件 数)
審査中
(件 数)
16,057
15,478
338
193
48
(金 額)
1,179,725
1,144,356
19,045
13,615
2,706
(件 数)
926
868
28
28
2
(金 額)
21,588
20,278
679
585
44
(件 数)
16,983
16,346
366
221
50
(金 額)
1,201,313
1,164,634
19,724
14,200
2,750
(先 数)
9,852先
計数編
財務諸表
20
貸借対照表
20
損益計算書
21
~
30
経営指標
31
~
34
連結情報
35
~
41
自己資本の充実の状況
~ バーゼルⅢ(国内基準)
第3の柱 ~
定性的な開示事項
42
~
45
定量的な開示事項
46
~
57
○ 本資料に掲載されている計数は、特に表示のない限り、原則として単位未満を切り捨てて
○ 表示しています。
○ 利回等については原則として小数点第3位以下を切り捨てて表示しています。
○ また、構成比については原則として小数点第2位以下を切り捨てて表示しています。
○ 該当計数はあるが単位未満の場合は「 0 」を表示しています。
○ また、該当計数がない場合には「 - 」を表示しています。
19
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
19
財務諸表
財務諸表
貸借対照表
(単位:百万円)
科目
平成26年度
平成27年度
科目
(資産の部)
現金
預け金
平成26年度
(負債の部)
10,996
9,843
預金積金
1,058,105
1,073,652
288,812
305,983
当座預金
11,023
12,590
買入金銭債権
153
107
普通預金
458,201
482,089
商品有価証券
6
-
貯蓄預金
1,376
1,450
商品国債
有価証券
6
-
通知預金
9,566
6,502
153,432
148,468
定期預金
562,614
556,426
国債
25,519
24,910
定期積金
7,807
7,384
地方債
44,584
37,928
その他の預金
7,516
7,208
社債
62,378
59,917
2,508
1,751
株式
317
368
2,508
1,751
2,416
2,569
244
230
1,176
1,292
6
4
その他の証券
貸出金
20,632
25,343
635,197
638,082
割引手形
1,018
952
手形貸付
106,412
101,674
証書貸付
513,446
521,128
当座貸越
14,319
14,327
9,112
9,248
その他資産
未決済為替貸
信金中金出資金
185
182
3,473
3,973
前払費用
58
52
未収収益
1,308
936
その他の資産
借用金
借入金
その他負債
未決済為替借
未払費用
給付補塡備金
69
34
前受収益
未払法人税等
552
472
払戻未済金
200
94
払戻未済持分
リース債務
その他の負債
74
睡眠預金払戻損失引当金
81
78
偶発損失引当金
61
54
4,104
建物
2,423
2,362
再評価に係る繰延税金負債
土地
6,384
6,255
債務保証
-
363
2,512
2,439
363
132
11,421
その他の有形固定資産
1
142
4,086
リース資産
11
154
その他の引当金
11,320
有形固定資産
負債の部合計
815
787
2,567
2,010
1,066,556
1,080,903
(純資産の部)
無形固定資産
543
620
25,220
25,126
ソフトウェア
228
306
普通出資金
15,720
15,626
その他の無形固定資産
315
313
優先出資金
9,500
9,500
7
7
7
7
3,850
3,974
624
678
前払年金費用
474
491
繰延税金資産
4,186
4,034
債務保証見返
貸倒引当金
(うち個別貸倒引当金)
2,567
2,010
△19,857
△19,215
(△15,341)
(△15,470)
出資金
資本剰余金
資本準備金
利益剰余金
利益準備金
その他利益剰余金
当期未処分剰余金
20
1,096,945
1,111,096
3,296
3,296
△21
△77
会員勘定合計
29,056
29,031
その他有価証券評価差額金
376
283
土地再評価差額金
956
878
純資産の部合計
資産の部合計
3,226
3,226
処分未済持分
評価・換算差額等合計
20
平成27年度
負債及び純資産の部合計
1,332
1,162
30,389
30,193
1,096,945
1,111,096
損益計算書
(単位:千円)
科目
経常収益
平成26年度
平成27年度
19,638,445
18,468,142
16,671,684
15,840,463
貸出金利息
13,930,922
13,316,056
預け金利息
753,630
844,660
1,872,529
1,549,849
資金運用収益
有価証券利息配当金
その他の受入利息
役務取引等収益
114,601
129,897
1,602,752
1,629,911
科目
平成26年度
特別損失
平成27年度
113,616
84,229
固定資産処分損
36,634
70,619
減損損失
76,982
11,595
-
2,014
967,371
663,014
117,076
72,838
△71,179
-
その他の特別損失
税引前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等還付額
受入為替手数料
826,477
819,826
法人税等調整額
382,622
157,158
その他の役務収益
776,274
810,085
法人税等合計
428,518
229,996
882,260
603,318
当期純利益
7,534
753
その他業務収益
外国為替売買益
商品有価証券売買益
国債等債券売却益
国債等債券償還益
繰越金(当期首残高)
-
185
会計方針の変更による累積的影響額
83,876
462,286
会計方針の変更を反映した繰越金(当期首残高)
2,687,159
土地再評価差額金取崩額
750
158
139,933
481,747
394,448
7,918
153,736
株式等売却益
223,675
28,800
その他の経常収益
250,153
211,911
18,557,456
17,720,897
科目
1,057,536
1,008,010
当期未処分剰余金
1,007,386
971,902
その他経常収益
償却債権取立益
経常費用
資金調達費用
預金利息
給付補塡備金繰入額
借用金利息
役務取引等費用
3,967
2,259
46,183
33,848
961,123
998,562
支払為替手数料
335,721
333,184
その他の役務費用
625,402
665,378
8,110
8,844
その他業務費用
商品有価証券売買損
国債等債券償還損
その他の業務費用
経費
72
-
184
295
7,853
8,548
10,970,633
10,509,315
人件費
5,920,731
5,746,446
物件費
4,830,382
4,546,643
219,518
216,225
5,560,053
5,196,165
5,278,546
4,829,051
貸出金償却
7,264
19,950
株式等売却損
2,232
4,548
株式等償却
2,992
172
269,017
342,443
1,080,988
747,244
税金
その他経常費用
貸倒引当金繰入額
その他の経常費用
経常利益
433,018
2,786,839
775,799
98,175
その他の業務収益
538,852
2,603,282
当期未処分剰余金
-
77,029
3,226,011
3,296,887
剰余金処分計算書
(単位:千円)
平成26年度
剰余金処分額
利益準備金
普通出資に対する配当金
(配当率)
優先出資に対する配当金
(配当率)
3,226,011
3,296,887
439,172
428,213
54,000
44,000
157,172
156,213
(年1.0%)
(年1.0%)
228,000
228,000
(年1.2%)
繰越金(当期末残高)
平成27年度
2,786,839
(年1.2%)
2,868,674
(注)優先出資に対する配当率は発行価額(190億円)に対する配当率です。
平成28年6月23日開催の第92期通常総代会で承認を得た貸
借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書は、信用金庫
法第38条の2の規定に基づき、赤坂有限責任監査法人の監査
を受けています。
平成27年度における貸借対照表、損益計算書及び剰余金
処分計算書(以下、「財務諸表」という。)の適正性、及び財務
諸表作成に係る内部監査の有効性を確認しています。
平成28年6月23日
湘南信用金庫
___理事長 石渡 卓
21
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
21
財務諸表
財務諸表
貸借対照表注記(平成27年度)
1.記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
2.有価証券の評価基準及び評価方法
有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法(定額法)、子会社及び関連法人等株式については移動平均法による原価法、そ
の他有価証券については、時価のあるもののうち、株式及び投資信託については決算期末月1カ月平均、それ以外については決算日の市場価格等に基づく時価法、また、
時価を把握することが極めて困難と認められるものについては移動平均法による原価法又は償却原価法(定額法)により行っております。なお、その他有価証券の評価差
額については、全部純資産直入法により処理しております。
3.デリバティブ取引
デリバティブ取引の評価は、時価法により行っております。
4.有形固定資産の減価償却の方法
有形固定資産の減価償却は、定額法を採用しております。また、主な耐用年数は次のとおりであります。
建物 39 年~47 年
動産
5 年~10 年
5.無形固定資産の減価償却の方法
無形固定資産の減価償却は、定額法により償却しております。なお、自金庫利用のソフトウェアについては、金庫内における利用可能期間(5 年)に基づいて償却しております。
6.外貨建資産負債等の本邦通貨への換算基準
外貨建資産・負債は、主として決算日の為替相場による円換算額を付しております。
7.貸倒引当金の計上方法
貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。
「銀行等金融機関の資産の自己査定並びに貸倒償却及び貸倒引当金の監査に関する実務指針」(日本公認会計士協会銀行等監査特別委員会報告第4号)に規定
する正常先債権及び要注意先債権に相当する債権については、一定の種類毎に分類し、過去の一定期間における各々の貸倒実績から算出した貸倒実績率等に基づき
引き当てております。破綻懸念先債権に相当する債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち必要と
認める額を引き当てております。破綻先債権及び実質破綻先債権に相当する債権については、以下のなお書きに記載されている直接減額後の帳簿価額から、担保の処
分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を引き当てております。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業部店及び総合融資部債権管理課が資産査定を実施し、当該部署から独立した総合融資部資産査定課が二次
査定を行い監査部監査課が監査を実施して、その査定結果に基づいて上記の引当を行っております。
なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、債権額から担保の評価額及び保証による回収が可能と認められる額を控除した残額を取立不
能見込額として債権額から直接減額しており、その金額は 21,942 百万円であります。
8.退職給付引当金の計上方法
退職給付引当金は、職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、必要額を計上しております。また、数理
計算上の差異は各発生年度の職員の平均残存勤務期間内の一定の年数(12 年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌事業年度から費用処理しております。
(当金庫の採用している退職給付制度は、確定給付企業年金制度に基づく一時金制度、年金給付制度、並びに厚生年金基金制度に基づく年金給付制度であります。)
前払年金費用等の内容
491 百万円
①年金資産
4,152 百万円
②退職給付債務
△4,622 百万円
③未認識数理計算上の差異
961 百万円
退職給付費用の内訳
146 百万円
①勤務費用
201 百万円
②利息費用
38 百万円
③期待運用収益
△106 百万円
④数理計算上の差異の費用処理額
12 百万円
退職給付債務等の計算基礎
①割引率
0.31%
②期待運用収益率
2.50%
また、当金庫は、複数事業主(信用金庫等)により設立された企業年金制度(総合設立型厚生年金基金)に加入しており、当金庫の拠出に対応する年金資産の額を合
理的に計算することができないため、当該年金制度への拠出額を退職給付費用として処理しております。
なお、当該企業年金制度全体の直近の積立状況及び制度全体の拠出等に占める当金庫の割合並びにこれらに関する補足説明は次のとおりであります。
①制度全体の積立状況に関する事項(平成 27 年 3 月 31 日現在)
年金資産の額
1,659,830 百万円
年金財政計算上の数理債務の額と
最低責任準備金の額との合計額
1,824,563 百万円
差引額
△164,732 百万円
②制度全体に占める当金庫の掛金拠出割合(平成 27 年 3 月分) 0.7089%
③補足説明
上記①の差引額は、年金財政計算上の過去勤務債務残高 247,567 百万円及び別途積立金 82,834 百万円であります。本制度における過去勤務債務の償却
方法は期間 19 年の元利均等償却であり、当金庫は、当事業年度の財務諸表上、特別掛金 140 百万円を費用処理しております。
なお、特別掛金の額は、予め定められた掛金率を掛金拠出時の標準給与の額に乗じることで算定されるため、上記②の割合は当金庫の実際の負担割合とは一致しません。
9.睡眠預金払戻損失引当金
睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金について、預金者からの払戻請求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発生する損失を見積もり、必要と認
める額を計上しております。
10.偶発損失引当金
偶発損失引当金は、信用保証協会への負担金の支払いに備えるため、将来の負担金支払見込額を計上しております。
11.リース取引の処理方法
所有権移転外ファイナンス・リース取引のうち、リース取引開始日が平成 20 年 4 月 1 日前に開始する事業年度に属するものについては、通常の賃貸借取引に準じた
会計処理によっております。
12.消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税込方式によっております。
13.子会社等の株式の総額
12 百万円
14.子会社等に対する金銭債権総額
427 百万円
15.子会社等に対する金銭債務総額
33 百万円
16.有形固定資産の減価償却累計額
12,367 百万円
17.リース契約により使用する重要な固定資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、電子計算設備、事務機器の一部については、所有権移転外ファイナンス・リース契約により使用しております。
22
22
18.貸出金のうち破綻先債権等
貸出金のうち、破綻先債権額は 2,491 百万円、延滞債権額は 55,605 百万円であります。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収
利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条第 1 項
第 3 号のイからホまでに掲げる事由又は同項第 4 号に規定する事由が生じている貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸
出金であります。
19.貸出金のうち3カ月以上延滞債権
貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額は 50 百万円であります。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものであります。
20.貸出金のうち貸出条件緩和債権
貸出金のうち、貸出条件緩和債権は 1,751 百万円であります。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有
利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものであります。
21.破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額
破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は 59,898 百万円であります。
なお、18.から 21.に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額であります。
22.手形割引
手形割引は、「銀行業における金融商品会計基準適用に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第 24 号)に基づき金融取引とし
て処理しております。これにより受け入れた商業手形は、売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる権利を有しておりますが、その額面金額は 952 百万円であります。
23.担保に供している資産
担保に供している資産は次のとおりであります。
担保に供している資産
預け金
7,200 百万円
担保資産に対応する債務
借用金(住宅ローン貸付資金調達) 1,751 百万円
上記のほか、為替決済、歳入金及び公金の受入事務の担保として預け金 15,001 百万円、有価証券 1,000 百万円、現金 17 百万円を差し入れております。
24.土地の再評価の方法
土地の再評価に関する法律(平成 10 年 3 月 31 日公布法律第 34 号)に基づき、事業用の土地の再評価を行い、評価差額については、当該評価差額に係る税金相
当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上しております。
再評価を行った年月日 平成 11 年 3 月 31 日
同法律第3条第3項に定める再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令(平成 10 年 3 月 31 日公布政令第 119 号)第2条第4号に定める「地価税法第 16 条に規定する地価税の課税価格の計算の
基礎となる土地の価額を算定するために国税庁長官が定めて公表した方法により算定した価額」に基づいて、奥行価格補正及び時点修正等合理的な調整を行って算
出しております。
同法律第 10 条に定める再評価を行った事業用土地の当事業年度末における時価の合計額と当該事業用土地の再評価後の帳簿価額の合計額との差額は 2,545
百万円であります。
25.普通出資1口当たりの純資産額
352 円 60 銭
26.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当金庫は、預金業務、融資業務及び市場運用業務などの金融業務を行っております。
このため、金利変動による不利な影響が生じないように、資産及び負債の総合的管理(ALM)を行っております。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当金庫が保有する金融資産は、主として事業地区内のお客様に対する貸出金であります。
また、有価証券は、主に債券、投資信託及び株式であり、満期保有目的、純投資目的及び事業推進目的で保有しております。
これらは、それぞれ発行体の信用リスク及び金利の変動リスク、市場価格の変動リスクに晒されております。
一方、金融負債は主としてお客様からの預金であり、流動性リスクに晒されております。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスク管理
信用リスクは、管理すべき最重要リスクの一つであると認識し、当該リスクに関する「信用リスク管理方針」基本姿勢やクレジットポリシーを制定し、広く役職員に
理解と遵守を促すとともに、管理態勢の強化を図っております。
信用リスクの評価については、厳格な自己査定を実施し、回収の危険性や価値の毀損度合を的確に把握しております。また、正確な自己査定及び適正な償
却・引当の基礎となる信用格付については法人に加えて24年度から個人事業者も対象としており、融資のあるお客様の財務データ蓄積の順調な増加により、信
用リスク計量化の基礎構築は大きく前進しております。
信用リスクの管理については、信用リスク管理委員会を設置し、貸出の動向、不良債権の発生・回収状況等の報告をもとに、信用リスクに関する様々な分析、
検討を行っております。
②市場リスク管理
(ⅰ)市場関連リスクの管理
市場関連リスクとは、金利、有価証券等の価格、為替等の様々な市場のリスクファクターの変動により、保有する資産(オフバランス資産を含む)の価値が変
動し損失を被るリスクであり、それに付随する信用リスク等の関連リスクを含めて市場関連リスクとして管理しております。
市場関連リスクを適切にコントロールすることが収益の安定確保につながるとの認識から、「市場・流動性リスク管理委員会」、「ALM委員会」を設置し、オンライ
ン勘定系システムに連動したALMシステムを活用しながら、預金(調達)、貸出金(運用)金利を決定したり、余裕資金への運用を行っております。
(ⅱ)市場リスクの定量的情報等
市場リスクに関する定量的分析を利用している金融商品
対象とする金融商品は金利感応がある貸出金・有価証券・預け金・預金積金・借用金等の資産・負債とし、市場関連リスクを管理する「市場・流動性リスク
管理委員会」を設置し、リスク管理統括部署にて、統計的手法(VaR)によるリスク量の計測・前提条件が変わることを想定したバック・フォワードルッキング的
なストレステスト(ヒストリカルシナリオや市場変動シナリオ)や実際の損益との比較をするバックテスティングを行っております。なお、当事業年度に関して実施し
たバックテスティングの結果、実際の損益がVaRを超えた回数は1回もありませんでした。
また、リスク管理統括部署は常にリスク管理の高度化・精緻化に努め、そのデータを「市場・流動性リスク管理委員会」にフィード・バックして相互牽制機能を
持たせております。
統計的手法(VaR、分散共分散法)の主な前提条件は、信頼区間99%、保有期間90日、観測期間1年としております。これは現在の資産負債のポジショ
ンを90日間保有し続けた場合に、過去1年間の市場変動を反映した結果、100回に99回の確率で、この90日間で被る損失が計測されたリスク量以内に収
まることを表しております。当事業年度末現在で当金庫の市場リスク量(損失額の推計値)は、全体で 5,377 百万円であります。
ただし、VaRは過去の相場変動をベースに統計的に算出した一定の発生確率での市場リスク量を計測しており、通常では考えられないほど市場環境が激
変する状況下におけるリスクは捕捉できない場合があります。
市場リスクに関する定量的分析を利用していない金融商品
対象としている金融商品は無利息預金等の金利感応がなく、リスク変数の変動に影響を及ぼす可能性が低い資産・負債としております。
③資金調達に係る流動性リスク管理
手元流動性資金を確保し万全の体制を整えており、余裕資金の運用については、安全性・流動性が高く、即資金化できる短期運用資産の充実に努め、適正な
支払準備資産を確保しております。
流動性リスクを管理する「市場・流動性リスク管理委員会」を設置し、リスク管理統括部署では月次でリスク量の計測を行い、そのデータを「市場・流動性リスク管理
委員会」にフィードバックして相互牽制を持たせております。「流動性危機管理マニュアル」では、資金繰りの状況に応じた「平常時」「懸念時」「危機時」の判定基準、
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23
23
財務諸表
財務諸表
及び「懸念時」「危機時」の対応について定めております。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては一定の前
提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
なお、金融商品のうち貸出金については、簡便な計算により算出した時価に代わる金額を開示しております。
27.金融商品の時価等に関する事項
当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりであります(時価の算定方法については(注1)参照)。なお、時価を把握することが極
めて困難と認められる非上場株式等は、次表には含めておりません((注2)参照)。
また、重要性の乏しい科目については記載を省略しております。
(百万円)
貸借対照表計上額 (A)
時 価 (B)
差 額 (B)-(A)
1,667
307,650
305,983
(1)預け金
5,949
154,203
148,254
(2)有価証券
5,949
116,448
110,499
満期保有目的の債券
-
37,754
37,754
その他有価証券
638,082
(3)貸出金(*1)
△19,101
貸倒引当金(*2)
5,614
624,595
618,980
金融資産計
1,073,218
1,086,450
(1)預金積金
1,073,652
1,074,984
金融負債計
1,073,652
1,074,984
(*1)貸出金の「時価」には、「簡便な計算により算出した時価に代わる金額」を記載しております。
(*2)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。
13,231
1,332
1,332
(注1)金融商品の時価等の算定方法
金融資産
(1)預け金
満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
満期のある預け金については、残存期間に基づく区分ごとに、新規に預けた場合に想定される適用金利で割り引いた現在価値を算定しております。
(2)有価証券
株式は取引所の価格、債券は取引所の価格又は取引金融機関から提示された価格によっております。投資信託は、公表されている基準価格によっております。なお、
保有目的区分ごとの有価証券に関する注記事項については 28.から 30.に記載しております。
(3)貸出金
貸出金は、以下の①~③の方法により算出し、その算出結果を時価に代わる金額として記載しております。
① 破綻懸念先債権、実質破綻先債権及び破綻先債権等、将来キャッシュ・フローの見積りが困難な債権については、貸借対照表中の貸出金勘定に計上している額
(貸倒引当金控除前の額。以下「貸出金計上額」という。)の合計額から貸出金に対応する個別貸倒引当金を控除した価額
② ①以外のうち、変動金利によるものは貸出金計上額
③ ①以外のうち、固定金利によるものは貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額を同様の新規貸出を行った場合に想定される利率で割り引いた価額
金融負債
預金積金
要求払預金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしております。また、定期預金の時価は、一定期間ごとに区分して、将来のキ
ャッシュ・フローを割り引いて現在価値を算定しております。その割引率は、新規に預金を受け入れる際に使用する利率を用いております。なお、残存期間が短期(1年
以内)のものは、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、金融商品の時価情報には含まれておりません。
(百万円)
区 分
貸借対照表計上額
子会社株式(*1)
10
関連法人等株式(*1)
2
非上場株式(*1)
160
組合出資金(*2)
42
合 計
214
(*1)子会社株式、関連法人等株式及び非上場株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから時価開示の対象とはしておりません。
(*2)組合出資金のうち、組合財産が非上場株式など時価を把握することが極めて困難と認められるもので構成されているものについては、時価開示の対象とはしておりません。
(注3)金融資産及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
1年以内
1年超3年以内
3年超5年以内
預け金
87,449
164,400
7,000
有価証券及び投資有価証券
5,128
15,429
34,392
満期保有目的の債券
2,500
6,000
30,665
その他有価証券のうち満期があるもの
2,628
9,429
3,727
貸出金(*)
145,030
94,000
64,641
合 計
237,608
273,829
106,033
(*)貸出金のうち、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権は含めておりません。
5年超7年以内
-
37,699
34,400
3,299
49,380
87,079
7年超10年以内
36,500
47,918
34,700
13,218
65,206
149,624
(百万円)
10年超
10,000
5,000
2,000
3,000
161,726
176,726
5年超7年以内
0
0
7年超10年以内
-
-
(百万円)
10年超
-
-
(注4)金融負債の決算日後の返済予定額
1年以内
1年超3年以内
預金積金(*)
791,922
109,065
合 計
791,922
109,065
(*)預金積金のうち、要求払預金は「1年以内」に含めております。
3年超5年以内
92,974
92,974
28.有価証券の時価及び評価差額等
有価証券の時価及び評価差額等に関する事項は次のとおりであります。これらには「国債」、「地方債」、「社債」、「株式」、「その他の証券」が含まれております。以下、30.まで
同様であります。
満期保有目的の債券
種類
国債
地方債
時価が貸借対照表計上額
社債
を超えるもの
その他
小計
時価が貸借対照表計上額 その他
を超えないもの
小計
合計
24
24
貸借対照表計上額
24,910
34,159
38,075
11,373
108,518
1,980
1,980
110,499
時価
26,853
35,806
40,104
11,730
114,495
1,953
1,953
116,448
(百万円)
差額
1,942
1,646
2,029
357
5,976
△26
△26
5,949
その他有価証券
種類
株式
債券
地方債
貸借対照表計上額が取得
原価を超えるもの
社債
その他
小計
株式
債券
貸借対照表計上額が取得
社債
原価を超えないもの
その他
小計
合計
貸借対照表計上額
76
22,560
3,768
18,792
4,571
27,208
120
3,050
3,050
7,376
10,546
37,754
29.当事業年度中に売却したその他有価証券
売却額
売却益の合計額
28
28
株式
16,677
462
債券
国債
1,046
57
9,681
284
地方債
5,949
120
社債
16,706
491
合計
取得原価
46
21,709
3,599
18,109
4,502
26,258
138
3,073
3,073
7,895
11,107
37,365
(百万円)
差額
29
851
168
682
69
950
△18
△23
△23
△519
△561
389
(百万円)
売却損の合計額
-
-
-
-
-
-
30.減損処理を行った有価証券
売買目的有価証券以外の有価証券(時価を把握することが極めて困難なものを除く)のうち、当該有価証券の時価が取得原価に比べ著しく下落しており、時価が取得
原価まで回復する見込みがあると認められないものについては、当該時価をもって貸借対照表計上額とするとともに、評価差額を当事業年度の損失として処理(以下「減
損処理」という。)しております。
当事業年度における減損処理額はその他の証券 0 百万円であります。
また、減損処理の判断の基準として、取得原価に比べ 50%以上下落した場合としております。また、取得原価に比べ 30%以上下落しているときは、時価が過去 2 年間
にわたり著しく下落した状態にあり、時価が取得原価まで回復する見込みがない場合としております。
31.当座貸越契約
当座貸越契約は、顧客から融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約する契約
であります。当該契約に係る融資未実行残高は、6,095 百万円であります。このうち契約残存期間が1年以内のものが 5,967 百万円あります。
なお、当該契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、融資未実行残高そのものが必ずしも当金庫の将来のキャッシュ・フローに影響を与えるものではあ
りません。当該契約の多くには、金融情勢の変化、債権の保全及びその他相当の事由があるときは、当金庫が実行申し込みを受けた融資の拒絶又は契約極度額の減額
をすることができる旨の条項が付けられております。また、契約時において必要に応じて不動産・有価証券等の担保を徴求するほか、契約後も定期的に予め定めている金
庫内手続に基づき顧客の業況等を把握し、必要に応じて契約の見直し、与信保全上の措置等を講じております。
32.繰延税金資産計上額
繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は、それぞれ以下のとおりであります。
繰延税金資産
貸倒引当金
所有不動産減損処理額
その他有価証券評価差額に係る額
減価償却損金算入限度超過額
その他
繰延税金資産小計
評価性引当額
繰延税金資産合計
繰延税金負債
その他有価証券評価差額に係る額
前払年金費用に係る額
繰延税金負債合計
繰延税金資産の純額
10,380 百万円
266 百万円
156 百万円
124 百万円
173 百万円
11,100 百万円
△6,667 百万円
4,433 百万円
261 百万円
136 百万円
398 百万円
4,034 百万円
損益計算書注記(平成27年度)
1. 記載金額は千円未満を切り捨てて表示しております。
2. 子会社との取引による取引高
収益総額 21,987 千円
3. 普通出資1口当たりの当期純利益金額
費用総額 541,913 千円
6 円 53 銭
4.「その他の経常収益」の主な内容は、次のとおりであります。
睡眠預金利益金処理 197,809 千円 偶発損失引当金戻入 7,351 千円 個人インターネットバンキング補償保険金 3,000 千円 睡眠預金払戻損失引当金戻入 2,702 千円
5.「その他の経常費用」の主な内容は、次のとおりであります。
睡眠預金払戻156,385 千円 信用保証協会責任共有制度負担金133,242 千円 債権売却に係る損失48,338 千円 個人インターネットバンキング不正送金補償金支払3,500 千円
6.「減損損失」の内容は、次のとおりであります。
所有不動産評価減 11,595 千円
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25
25
財務諸表
財務諸表
信用金庫法上の不良債権
■ リスク管理債権及び同債権に対する引当・保全状況
(単位:百万円)
残高
保全額
保全率
区分
(a)
破綻先債権
延滞債権
(b)
延滞債権
1,557
1,153
100.00%
57,970
37,285
23,210
14,074
64.31%
57
58
42
15
101.14%
-
-
-
-
60,738
40,054
24,810
15,243
65.94%
2,491
2,491
1,570
920
100.00%
55,605
36,524
22,087
14,436
65.68%
50
50
42
7
99.98%
1,751
261
-
261
14.92%
59,898
39,327
23,701
15,626
65.65%
平成27年度 3カ月以上延滞債権
貸出条件緩和債権
合計
(b)/(a)
2,710
貸出条件緩和債権
破綻先債権
貸倒引当金
(d)
2,710
平成26年度 3カ月以上延滞債権
合計
担保・保証
(c)
-
(注)(→27ページに記載)
金融再生法上の不良債権
■ 金融再生法開示債権及び同債権に対する引当・保全状況
(単位:百万円)
区分
金融再生法上の不良債権 (A)
平成26年度
(b)
保全率
引当率
(b)/(a)
(d)/(a-c)
41,006
25,650
15,355
66.44%
42.57%
11,747
11,747
7,704
4,043
100.00%
100.00%
危険債権
49,912
29,200
17,903
11,297
58.50%
35.29%
57
58
42
15
101.14%
104.43%
要管理債権
576,562
(B)
638,280
(A/B)
9.66%
金融再生法上の不良債権 (A´)
61,021
40,421
24,683
15,737
66.24%
43.31%
9,108
9,108
6,042
3,066
100.00%
100.00%
50,111
31,001
18,598
12,402
61.86%
39.35%
1,801
311
42
268
17.31%
15.28%
不良債権比率
破産更正債権及び
これらに準ずる債権
危険債権
要管理債権
正常債権
合計
不良債権比率
(注)(→27ページに記載)
26
(a)
担保・保証等
に よ る 回 収 見 貸倒引当金
込額
(c)
(d)
61,717
合計
26
保全額
破産更正債権及び
これらに準ずる債権
正常債権
平成27年度
開示残高
579,570
(B´)
640,591
(A´/B´)
9.52%
リスク管理債権及び同債権に対する引当・保全状況
(注)1.「破綻先債権」とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収
利息を計上しなかった貸出金(未収利息不計上貸出金)のうち、次のいずれかに該当する債務者に対する貸出金です。
①更生手続開始の申立てがあった債務者
②再生手続開始の申立てがあった債務者
③破産手続開始の申立てがあった債務者
④特別清算開始の申立てがあった債務者
⑤手形交換所による取引停止処分を受けた債務者
2.「延滞債権」とは、未収利息不計上貸出金のうち次の2つを除いた貸出金です。
①上記「破綻先債権」に該当する貸出金
②債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金
3.「3カ月以上延滞債権」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しない貸出金です。
4.「貸出条件緩和債権」とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有
利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3ヵ月以上延滞債権に該当しない貸出金です。
5.なお、これらの開示額は、担保処分による回収見込額、保証による回収が可能と認められる額や既に引当てている個別貸倒引当金を控除する前の金額であり、
全てが損失となるものではありません。
6.「担保・保証額」は、自己査定に基づいて計算した担保の処分可能見込額及び保証による回収が可能と認められる額の合計額です。
7.「貸倒引当金」については、リスク管理債権区分の各項目の貸出金に対して引当てた金額を記載しており、貸借対照表の残高より少なくなっています。
8.「保全率」はリスク管理債権ごとの残高に対し、担保・保証、貸倒引当金を設定している割合です。
金融再生法開示債権及び同債権に対する引当・保全状況
(注)1.「破産更正債権及びこれらに準ずる債権」とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する
債権及びこれらに準ずる債権です。
2.「危険債権」とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可
能性の高い債権です。
3.「要管理債権」とは、「3ヵ月以上延滞債権」及び「貸出条件緩和債権」に該当する貸出金をいいます。
4.「正常債権」とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がない債権であり、「破産更正債権及びこれらに準ずる債権」、「危険債権」、「要管理債権」以外の債
権をいいます。
5.「金融再生法上の不良債権」における「貸倒引当金」には、正常債権に対する一般貸倒引当金を除いて計上しております。
6.「破産更正債権及びこれらに準ずる債権」の中には、年金資金運用基金融資(平成26年度670百万円、平成27年度589百万円)が含まれています。
そのうち、平成26年度592百万円、平成27年度532百万円は正常に返済され回収に懸念のない債権となっています。
貸倒引当金内訳 (単位:百万円)
期首残高
当期増加額
当期減少額
目的使用
平成26年度
その他
一般貸倒引当金
3,464
4,515
-
3,464
4,515
個別貸倒引当金
17,796
17,719
6,682
13,491
15,341
合計
21,261
22,234
6,682
16,956
19,857
期首残高
当期増加額
当期減少額
目的使用
平成27年度
期末残高
期末残高
その他
一般貸倒引当金
4,515
3,744
-
4,515
3,744
個別貸倒引当金
15,341
15,470
5,471
9,870
15,470
合計
19,857
19,215
5,471
14,386
19,215
貸出金償却 (単位:千円)
平成26年度
貸出金償却
7,264
平成27年度
19,950
27
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27
財務諸表
財務諸表
有価証券
■ 売買目的有価証券
(単位:百万円)
平成26年度
貸借対照表
計上額
株式
債券
国債
地方債
社債
その他
合計
平成27年度
当期の損益に
含まれた評価差額
6
6
6
貸借対照表
計上額
△0
△0
△0
当期の損益に
含まれた評価差額
-
-
(注)貸借対照表計上額は、期末日における市場価格等に基づいています。
■ 満期保有目的の債券
(単位:百万円)
平成26年度
貸借対照表
計上額
時価が貸借対照表
計上額を超えるもの
時価が貸借対照表
計上額を超えないもの
合計
債券
国債
地方債
社債
外国証券
投資信託
その他
小計
債券
国債
地方債
社債
外国証券
投資信託
その他
小計
97,189
24,959
34,158
38,071
10,345
107,534
1,000
1,000
108,534
時価
101,745
26,454
35,760
39,530
10,711
112,456
946
946
113,403
(注)1.時価は、期末日における市場価格等に基づいています。
2.時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券は本表には含めていません。
■ 子会社・子法人等株式及び関連法人等株式で時価のあるもの
該当ありません
28
28
平成27年度
差額
4,556
1,495
1,602
1,459
365
4,922
△53
△53
4,868
貸借対照表
計上額
97,145
24,910
34,159
38,075
11,373
108,518
1,980
1,980
110,499
時価
102,764
26,853
35,806
40,104
11,730
114,495
1,953
1,953
116,448
差額
5,618
1,942
1,646
2,029
357
5,976
△26
△26
5,949
財務諸表
■ その他有価証券
(単位:百万円)
平成26年度
貸借対照表
計上額
株式
債券
国債
地方債
貸借対照表計上額が
社債
取得原価を超えるもの
外国証券
投資信託
その他
小計
株式
債券
国債
地方債
貸借対照表計上額が
社債
取得原価を超えないもの
外国証券
投資信託
その他
小計
合計
取得原価
144
31,750
559
10,426
20,764
6,605
14
38,515
3,543
3,543
2,641
6,184
44,700
104
30,986
555
10,216
20,214
6,495
4
37,590
3,592
3,592
3,000
6,592
44,183
平成27年度
貸借対照表
計上額
差額
40
763
4
209
549
109
10
924
△49
△49
△358
△407
516
取得原価
76
22,560
3,768
18,792
4,557
14
27,208
120
3,050
3,050
5,634
1,742
10,546
37,754
差額
46
21,709
3,599
18,109
4,497
4
26,258
138
3,073
3,073
6,000
1,895
11,107
37,365
29
851
168
682
59
9
950
△18
△23
△23
△365
△153
△561
389
(注)1.貸借対照表計上額は、期末日における市場価格等に基づいています。ただし、株式及び投資信託は決算期末月1ヵ月平均の市場価格に基づいています。
2.時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券は本表には含めていません。
■ 時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券
(単位:百万円)
子会社株式
関連法人等株式
非上場株式
投資事業組合出資持分
合計
平成26年度
貸借対照表計上額
10
2
160
25
197
平成27年度
貸借対照表計上額
10
2
160
42
214
金銭の信託
該当ありません
デリバティブ取引
■ 金利関連取引・通貨関連取引・株式関連取引・債券関連取引・商品関連取引・クレジットデリバティブ取引
該当ありません
29
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
29
財務諸表
退職給付会計
■ 採用している退職給付制度の概要
当金庫の退職給付制度は、確定給付企業年金制度を採用しています。
また、当金庫は、複数事業主(信用金庫等)により設立された総合設立型の基金である全国信用金庫厚生年金基金にも加入しています。
この基金は、全国の信用金庫及びその関連会社で働く役職員と事業主が掛金を負担し合い運営されている企業年金制度です。
■ 退職給付債務に関する事項
(単位:千円)
金額
区分
退職給付債務
(A)
平成26年度
平成27年度
4,296,371
4,622,582
年金資産
(B)
4,243,635
4,152,283
前払年金費用
(C)
△474,220
△491,127
未認識過去勤務費用
(D)
-
-
未認識数理計算上の差異
(E)
526,956
961,425
その他(会計基準変更時差異の未処理額)
(F)
-
-
(A-B-C-D-E-F)
-
-
退職給付引当金
■ 退職給付費用に関する事項
(単位:千円)
金額
区分
勤務費用
(A)
平成26年度
平成27年度
544,696
538,355
利息費用
(B)
52,067
38,925
期待運用収益
(C)
△102,775
△106,090
過去勤務費用の費用処理額
(D)
-
-
数理計算上の差異の費用処理額
(E)
77,091
12,187
会計基準変更時差異の費用処理額
(F)
102,629
-
その他(臨時に支払った割増退職金等)
(G)
-
-
(A+B+C+D+E+F+G)
673,708
483,377
退職給付費用
(注)勤務費用には、全国信用金庫厚生年金基金の掛金を含んでいます。(平成26年度349百万円、平成27年度337百万円)
■ 退職給付債務の計算の基礎に関する事項
摘要
区分
(1)割引率
(2)期待運用収益率
(3)退職給付見込額の期間配分方法
(4)過去勤務費用の額の処理年数
(5)数理計算上の差異の処理年数
処理方法、償却開始の時期
(6)会計基準変更時差異の処理年数
30
平成27年度
0.91%
0.31%
2.50%
2.50%
期間定額基準
期間定額基準
- 年
- 年
12年
12年
(発生年度の職員の平均残存勤務期間内 (発生年度の職員の平均残存勤務期間内
の一定の年数による定額法により、翌期か の一定の年数による定額法により、翌期か
ら費用処理する)
ら費用処理する)
(注)会計基準変更時差異の費用処理は平成26年度で終了しました。
30
平成26年度
15年
-年
経営指標
経営指標
主要な経営指標の推移
経常収益
経常利益
当期純利益
普通出資総額
優先出資総額
普通出資総口数
優先出資総口数
純資産額
総資産額
預金積金残高
貸出金残高
有価証券残高
単体自己資本比率
普通出資に対する配当金(出資1口当たり)
優先出資に対する配当金(出資1口当たり)
役員数
うち常勤役員数
職員数
会員数
(千円)
(千円)
(千円)
(百万円)
(百万円)
(千口)
(千口)
(百万円)
(百万円)
(百万円)
(百万円)
(百万円)
(円)
(円)
(人)
(人)
(人)
(先)
平成23年度
20,593,470
1,278,080
987,473
16,341
9,500
32,683
9,500
29,419
1,037,870
991,317
645,251
111,450
5.68%
5
48
11
9
756
50,852
平成24年度
19,721,966
794,522
432,854
16,102
9,500
32,204
9,500
30,329
1,041,114
998,377
627,778
147,681
5.81%
5
48
11
9
732
50,373
平成25年度
19,384,336
1,230,084
877,214
15,921
9,500
31,842
9,500
30,598
1,073,919
1,032,309
626,462
170,203
5.79%
5
36
11
9
704
50,050
平成26年度
19,638,445
1,080,988
538,852
15,720
9,500
31,441
9,500
30,389
1,096,945
1,058,105
635,197
153,432
5.83%
5
24
12
10
687
50,157
平均残高
(百万円)
1,088,614
636,443
293,372
600
2
154,469
1,066,946
1,064,832
2,114
平成27年度
利息
(千円)
15,840,463
13,316,056
844,660
6,440
42
1,549,807
1,008,010
974,162
33,848
平成27年度
18,468,142
747,244
433,018
15,626
9,500
31,252
9,500
30,193
1,111,096
1,073,652
638,082
148,468
5.56%
5
24
12
10
685
50,405
主要な業務の状況を示す指標
■ 資金運用収支の内訳
資金運用勘定
うち貸出金
うち預け金
うち買入金銭債権
うち商品有価証券
うち有価証券
資金調達勘定
うち預金積金
うち借用金
平均残高
(百万円)
1,077,582
628,022
275,950
649
8
169,479
1,053,668
1,050,796
2,872
平成26年度
利息
(千円)
16,671,684
13,930,922
753,630
8,536
115
1,872,414
1,057,536
1,011,353
46,183
利回
1.54%
2.21%
0.27%
1.31%
1.40%
1.10%
0.10%
0.09%
1.60%
利回
1.45%
2.09%
0.28%
1.07%
1.41%
1.00%
0.09%
0.09%
1.60%
(注)資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(平成26年度770百万円、平成27年度760百万円)を控除して表示しています。
■ 受取・支払利息の増減
受取利息
うち貸出金
うち預け金
うち買入金銭債権
うち商品有価証券
うち有価証券
支払利息
うち預金積金
うち借用金
うち債券貸借取引受入担保金
残高による増減
149,139
16,305
74,506
△856
3
59,807
17,334
30,246
△12,874
△37
平成26年度
利回による増減
△808,210
△586,826
3,011
△1,258
△1
△223,135
83,846
83,488
357
-
純増減
残高による増減
△659,070
85,247
△570,520
186,812
77,518
47,580
△2,115
△633
2
△73
△163,328
△165,831
101,180
1,318
113,735
13,509
△12,516
△12,191
△37
-
平成27年度
利回による増減
△916,468
△801,679
43,448
△1,462
0
△156,775
△50,844
△50,700
△143
-
(単位:千円)
純増減
△831,220
△614,866
91,029
△2,096
△72
△322,606
△49,526
△37,191
△12,334
-
(注)残高及び利回の増減要因が重なる部分については、両者の増減割合に応じて按分しています。
31
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
31
経営指標
■ 業務粗利益
■ その他業務収支の内訳
(単位:千円)
資金運用収支(資金利益)
資金運用収益
資金調達費用
役務取引等収支(役務取引等利益)
役務取引等収益
役務取引等費用
その他業務収支(その他業務利益)
その他業務収益
その他業務費用
業務粗利益
業務粗利益率
平成26年度
15,614,148
16,671,684
1,057,536
641,628
1,602,752
961,123
874,150
882,260
8,110
17,129,926
1.58%
平成27年度
14,832,453
15,840,463
1,008,010
631,349
1,629,911
998,562
594,473
603,318
8,844
16,058,277
1.47%
(単位:千円)
その他業務収支(その他業務利益)
その他業務収益
外国為替売買益
商品有価証券売買益
国債等債券売却益
国債等債券償還益
その他の業務収益
その他業務費用
商品有価証券売買損
国債等債券償還損
その他の業務費用
平成26年度
874,150
882,260
7,534
775,799
750
98,175
8,110
72
184
7,853
平成27年度
594,473
603,318
753
185
462,286
158
139,933
8,844
295
8,548
(注)業務粗利益率=業務粗利益/資金運用勘定平均残高×100
■ 業務純益
(単位:千円)
業務粗利益
うち国債等債券関係損益
経費
実質業務純益(一般貸倒引当金繰入前業務純益)
コア業務純益
一般貸倒引当金繰入額
業務純益
(A)
(B)
(C)
(D)=(A)-(C)
(E)=(D)-(B)
(F)
(G)=(D)-(F)
■ 利鞘
資金運用利回
資金調達原価率
総資金利鞘
平成26年度
17,129,926
776,366
10,970,633
6,159,293
5,382,927
1,050,968
5,108,325
平成27年度
16,058,277
462,149
10,509,315
5,548,962
5,086,812
△770,881
6,319,843
■ 利益率
平成26年度
1.54%
1.14%
0.40%
平成27年度
1.45%
1.07%
0.38%
総資産経常利益率
総資産当期純利益率
(注) 総資産経常(当期純)利益率=
平成26年度
0.10%
0.05%
平成27年度
0.06%
0.03%
経常(当期純)利益
×100
総資産(債務保証見返を除く)
平均残高
預金に関する指標
■ 預金積金及び譲渡性預金平均残高
■ 定期預金残高
(単位:百万円)
流動性預金
うち有利息預金
定期性預金
うち固定金利定期預金
うち変動金利定期預金
その他
計
譲渡性預金
合計
平成26年度
468,987
395,373
577,812
569,614
22
3,995
1,050,796
1,050,796
平成27年度
490,600
416,482
570,067
562,453
21
4,165
1,064,832
1,064,832
(注)1.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
2.定期性預金=定期預金+定期積金
固定金利定期預金:預入時に満期日までの利率が確定する定期預金
変動金利定期預金:預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動す
変動金利定期預金:る定期預金
32
32
(単位:百万円)
定期預金
固定金利定期預金
変動金利定期預金
平成26年度
562,614
562,592
21
平成27年度
556,426
556,404
21
経営指標
貸出金等に関する指標
■ 貸出金平均残高
手形貸付
証書貸付
当座貸越
割引手形
合計
■ 貸出金残高
(単位:百万円)
(単位:百万円)
平成26年度 平成27年度
109,838
103,367
503,972
519,439
13,137
12,598
1,073
1,038
628,022
636,443
平成26年度 平成27年度
635,197
638,082
397,827
409,853
237,370
228,229
■ 貸出金の担保別内訳
当金庫預金積金
有価証券
不動産
その他
計
信用保証協会・信用保険
保証
信用
合計
貸出金
変動金利
固定金利
■ 債務保証見返の担保別内訳
(単位:百万円)
(単位:百万円)
平成26年度 平成27年度
5,668
5,152
647
9
440,860
416,345
4,465
2,533
451,641
424,041
64,133
62,783
78,303
110,235
41,118
41,022
635,197
638,082
平成26年度 平成27年度
59
57
1,155
790
670
589
1,885
1,436
102
149
579
423
2,567
2,010
■ 貸出金使途別残高
当金庫預金積金
有価証券
不動産
その他
計
信用保証協会・信用保険
保証
信用
合計
■ 預貸率
(単位:百万円)
設備資金
運転資金
合計
平成26年度
平成27年度
貸出金残高
構成比
貸出金残高
構成比
380,970
59.9%
402,384
63.0%
254,226
40.0%
235,698
36.9%
635,197
100.0%
638,082
100.0%
平成26年度 平成27年度
60.03%
59.43%
59.76%
59.76%
期末預貸率
期中平均預貸率
(注)預貸率=貸出金/(預金積金+譲渡性預金)×100
■ 貸出金業種別内訳
(単位:先、百万円)
平成26年度
業種区分
製造業
農業、林業
漁業
鉱業、採石業、砂利採取業
建設業
電気、ガス、熱供給、水道業
情報通信業
運輸業、郵便業
卸売業、小売業
金融業、保険業
不動産業
物品賃貸業
学術研究、専門・技術サービス業
宿泊業
飲食業
生活関連サービス業、娯楽業
教育、学習支援業
医療、福祉
その他のサービス
小計
地方公共団体
個人
合計
貸出先数
貸出金残高
298
4
6
1,680
2
116
173
1,277
38
1,823
22
280
44
668
322
53
293
372
7,471
8
21,362
28,841
19,491
35
398
42,792
553
1,705
8,923
36,561
3,282
216,858
785
2,699
22,064
16,177
40,832
9,165
17,843
15,180
455,353
23,526
156,317
635,197
平成27年度
構成比
3.0%
0.0%
0.0%
6.7%
0.0%
0.2%
1.4%
5.7%
0.5%
34.1%
0.1%
0.4%
3.4%
2.5%
6.4%
1.4%
2.8%
2.3%
71.6%
3.7%
24.6%
100.0%
貸出先数
311
6
7
1,756
2
131
168
1,331
46
1,933
24
306
44
704
348
62
328
386
7,893
8
21,221
29,122
貸出金残高
18,012
40
447
40,032
524
1,647
8,591
34,742
3,122
209,805
755
3,034
20,196
16,750
40,415
7,639
17,988
15,473
439,221
25,550
173,310
638,082
構成比
2.8%
0.0%
0.0%
6.2%
0.0%
0.2%
1.3%
5.4%
0.4%
32.8%
0.1%
0.4%
3.1%
2.6%
6.3%
1.1%
2.8%
2.4%
68.8%
4.0%
27.1%
100.0%
(注)業種別区分は日本標準産業分類の大分類に準じて記載しています。
33
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
33
経営指標
有価証券に関する指標
■ 商品有価証券平均残高
(単位:百万円)
商品国債
合計
平成26年度
8
8
平成27年度
2
2
平成26年度
33,241
51,830
60,412
508
22,953
532
169,479
平成27年度
25,971
44,276
61,102
313
21,664
1,140
154,469
■ 有価証券平均残高
(単位:百万円)
国債
地方債
社債
株式
外国証券
その他の証券
合計
■ 有価証券の残存期間別残高
(単位:百万円)
1年超
3年超
1年以下 3年以下 5年以下 国債
559
10,012
地方債
1,222
1,999
8,997
社債
2,306
5,768
4,630
株式
外国証券
3,007
10,097
1,000
その他の証券
3
合計
7,099
17,865
24,640
1年超
3年超
1年以下 3年以下 5年以下 国債
10,009
地方債
1,999
18,013
社債
1,133
6,506
4,521
株式
外国証券
4,006
7,051
1,873
その他の証券
合計
5,139
15,557
34,418
平成26年度
5年超
7年超
10年超
7年以下 10年以下
14,947
16,512
15,852
6,058
41,614
2,000
845
2,000
3,641
22
23,439
74,414
5,641
平成27年度
5年超
7年超
10年超
7年以下 10年以下
2,471
12,429
10,708
7,206
22,613
25,144
2,000
3,799
4,814
37,792
48,579
4,814
期間の定め
のないもの
317
14
331
期間の定め
のないもの
368
1,798
2,166
■ 預証率
期末預証率
期中平均預証率
(注)預証率=有価証券/(預金積金+譲渡性預金)×100
34
34
平成26年度
14.50%
16.12%
平成27年度
13.82%
14.50%
合計
25,519
44,584
62,378
317
20,592
40
153,432
合計
24,910
37,928
59,917
368
23,544
1,798
148,468
連結情報
連結情報
金庫及びその子会社等の主要な事業の内容及び組織の構成
■ 湘南信用金庫グループの主要な事業の概要
(湘南信用金庫グループの事業系統図)
湘南信用金庫
湘南信用金庫グループは、当金庫、子会社2社、関連法人等
本店営業部ほか45支店、1出張所
1社で構成され、信用金庫業務を中心に物品販売業務、事務
処理代行業務、人材派遣業務、リース業務等のサービスを提
供しています。
子会社
株式会社湘南オフィスサービス ※ 連結対象会社は子会社2社及び関連法人等1社です。
※ 関連法人等1社は持分法により連結しています。
湘南総合管理株式会社 関連法人等 湘南リース株式会社 金庫の子会社等に関する事項
■ 子会社等の状況
会社名
所在地
設立
年月日
主要業務内容
資本金
(百万円)
当金庫
子会社等の
議決権比率 議決権比率
湘南信用金庫の用に供する
物品の購入・管理業務及び 昭和62年
湘南信用金庫への労働者派 09月11日
遣事業等
10
100%
-%
湘南総合管理株式会社
湘南信用金庫 のた めに 行う
平成10年
横須賀市日の出町
競落業務、不動産の管理業
01月28日
1丁目15番地
務等
30
100%
-%
湘南リース株式会社
横須賀市大滝町
2丁目3番地
20
10%
-%
横須賀市大滝町
株式会社湘南オフィスサービス 2丁目3番地
昭和60年
10月03日
総合リース業務
直近の事業年度における事業の概況
平成27年度のわが国の経済は、中国をはじめとする新興国の景気減速により輸出や設備投資が伸び悩み、力強さを欠きましたが、為替相場の
円安進行、原油価格の下落や堅調な所得雇用環境の改善などを受け、緩やかな回復途上にありました。
しかし、大手企業が堅調に収益を改善させるなか、地域経済や中小企業・小規模事業者においては、長期化する深刻な人手不足、個人消費の
回復の遅れなどにより、依然として景況感の好転を実感できるに至っていない状況です。
こうしたなかで迎えた本年度においては、設備投資意欲の根強さや外国人旅行者の増加、所得から消費支出への動きが持続するものと見られて
いて、中小企業・小規模事業者対策や地方創生に重点を置いた政府の経済再生の取り組みと相まって、経済の好循環が拡大することが期待され
ます。
そのなかにあって、当金庫グループの連結決算概要は、母体たる当金庫の経営命題である黒字・有配の持続へ総力をあげた事業展開に基づく
効率化経営の一環である経費の抑制、見直し等の影響を受けた厳しい環境下に依然として置かれている状況にあって、当金庫の決算内容は本来
の事業活動による利益を表す実質業務純益(一般貸倒引当金繰入前)は55億円となりましたが、金庫経営の健全化と透明性確保における厳格な
資産査定のもと償却・引当を行いましたことから、経常利益は7億円、当期純利益は4億円を計上し、連結自己資本比率は5.52%となりました。
なお、子会社等の概況は下記の通りです。
(単位:百万円)
会社名
株式会社湘南オフィスサービス 売上高
経常利益
当期純利益
546
1
0
湘南総合管理株式会社
30
5
4
湘南リース株式会社
81
△16
△16
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
35
35
連結情報
主要な経営指標の推移
平成23年度
平成24年度
平成25年度
平成26年度
平成27年度
連結経常収益
(千円)
20,699,739
19,715,575
19,383,144
19,685,908
18,489,348
連結経常利益
(千円)
1,272,932
812,964
1,239,319
1,096,146
753,274
親会社株主に帰属する
当期純利益
(千円)
984,903
444,997
884,401
552,182
436,028
連結純資産額
(百万円)
29,186
30,105
30,381
30,185
29,992
連結総資産額
(百万円)
1,037,614
1,040,876
1,073,686
1,096,727
1,110,871
5.65%
5.78%
5.75%
5.80%
5.52%
連結自己資本比率
(注)企業会計基準第21号「企業結合に関する会計基準」(平成25年9月13日)等を適用し、当連結会計年度より、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」
としています。
連結貸借対照表
(単位:百万円)
科目
平成26年度
平成27年度
科目
(資産の部)
現金及び預け金
315,826
買入金銭債権
153
107
商品有価証券
6
-
有価証券
153,427
148,461
貸出金
634,786
637,672
9,295
9,428
11,328
11,428
建物
2,423
2,362
再評価に係る繰延税金負債
土地
6,384
6,255
債務保証
-
363
2,520
2,446
無形固定資産
544
620
出資金
ソフトウェア
228
306
その他の無形固定資産
315
有形固定資産
リース資産
その他の有形固定資産
平成27年度
(負債の部)
299,808
その他資産
預金積金
1,058,084
1,073,623
借用金
2,508
1,751
その他負債
2,422
2,574
142
132
睡眠預金払戻損失引当金
81
78
偶発損失引当金
61
54
-
-
815
787
2,567
2,010
1,066,541
1,080,878
その他の引当金
その他
負債の部合計
(純資産の部)
25,220
25,126
資本剰余金
7
7
313
利益剰余金
3,678
3,806
474
491
処分未済持分
△53
△109
繰延税金資産
4,183
4,032
会員勘定合計
28,853
28,830
債務保証見返
2,567
2,010
その他有価証券評価差額金
376
283
△19,848
△19,207
土地再評価差額金
956
878
1,332
1,162
30,185
29,992
1,096,727
1,110,871
退職給付に係る資産
貸倒引当金
評価・換算差額等合計
純資産の部合計
資産の部合計
36
36
平成26年度
1,096,727
1,110,871
負債及び純資産の部合計
連結情報
連結損益計算書
連結剰余金計算書
(単位:千円)
科目
経常収益
平成26年度
(単位:千円)
平成27年度
科目
19,685,908
18,489,348
16,658,064
15,827,341
資本剰余金期首残高
貸出金利息
13,917,302
13,302,934
資本剰余金増加額
預け金利息
753,630
844,660
1,872,529
1,549,849
114,601
129,897
役務取引等収益
1,600,678
1,627,838
その他業務収益
946,939
641,375
その他経常収益
480,226
392,792
利益剰余金期首残高
7,918
153,736
利益剰余金増加高
472,307
239,055
18,589,762
17,736,073
1,057,530
1,008,006
1,007,379
971,898
3,967
2,259
46,183
33,848
-
-
役務取引等費用
961,123
998,562
その他業務費用
134,722
162,100
10,872,917
10,369,784
5,563,468
5,197,620
5,277,071
4,830,506
286,396
367,114
経常利益
1,096,146
753,274
特別損失
113,616
85,912
固定資産処分損
36,634
70,619
減損損失
76,982
13,278
-
2,014
税金等調整前当期純利益
982,529
667,362
法人税、住民税及び事業税
118,494
74,576
法人税等還付額
△71,179
-
法人税等調整額
383,032
156,757
法人税等合計
430,347
231,333
当期純利益
552,182
436,028
非支配株主に帰属する当期純利益
-
-
親会社株主に帰属する当期純利益
552,182
436,028
資金運用収益
有価証券利息配当金
その他の受入利息
償却債権取立益
その他の経常収益
経常費用
資金調達費用
預金利息
給付補塡備金繰入額
借用金利息
債券貸借取引支払利息
経費
その他経常費用
貸倒引当金繰入額
その他の経常費用
その他の特別損失
平成26年度
平成27年度
(資本剰余金の部)
7,119
7,119
-
-
-
-
資本剰余金減少高
-
-
利益剰余金
-
-
7,119
7,119
増資による優先出資の発行
資本剰余金期末残高
(利益剰余金の部)
3,543,520
3,678,559
636,058
513,058
83,876
77,029
当期純利益
552,182
436,028
利益剰余金減少高
501,020
385,019
501,020
385,019
3,678,559
3,806,598
未処分剰余金
配当金
利益剰余金期末残高
貸出金のうち次に掲げるものの額及びその合計額
(1)破綻先債権に該当する貸出金
(2)延滞債権に該当する貸出金
(3)3ヵ月以上延滞債権に該当する貸出金
(4)貸出条件緩和債権に該当する貸出金
当金庫の連結会社に「貸出金」はありませんので、連結リスク
管理債権は単体リスク管理債権と同じ金額です。
金庫及びその子法人等が2以上の異なる種類の事業を営んでいる
場合の事業の種類ごとの区分に従い、当該区分に属する経常収益
の額、経常利益又は経常損失の額及び資産の額として算出したもの
■ 事業の種類別セグメント情報
連結会社は信用金庫業務以外に一部で物品販売等の事業を営
んでいますが、それらの事業の全セグメントに占める割合が僅少で
あるため、事業の種類別セグメント情報は記載していません。
(注)企業会計基準第21号「企業結合に関する会計基準」(平成25年9月13日)、企業会計基準第22号「連結財務諸表に関する会計基準」(平成25年9月13日)及び
企業会計基準第7号「事業分離等に関する会計基準」(平成25年9月13日)等を当連結会計年度から適用し、当期純利益等の表示の変更を行っています。
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
37
連結情報
連結貸借対照表注記(平成27年度)
1.記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
2.有価証券の評価基準及び評価方法
有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法(定額法)、その他有価証券については、時価のあるもののうち、株式及び投資信託に
ついては連結決算期末月1カ月平均、それ以外については連結決算日の市場価格等に基づく時価法、また、時価を把握することが極めて困難な場合と認められるものにつ
いては移動平均法による原価法又は償却原価法(定額法)により行っております。なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により処理しております。
3.デリバティブ取引
デリバティブ取引の評価は、時価法により行っております。
4.有形固定資産の減価償却の方法
当金庫の有形固定資産の減価償却は、定額法を採用しております。また、主な耐用年数は次のとおりであります。
建物
39 年~47 年
動産
5 年~10 年
連結される子会社及び子法人等の有形固定資産については、資産の見積耐用年数に基づき、主として定額法により償却しております。
5.無形固定資産の減価償却の方法
無形固定資産の減価償却は、定額法により償却しております。なお、自金庫利用のソフトウェアについては、当金庫並びに連結される子会社及び子法人等で定める利用
可能期間(5 年)に基づいて償却しております。
6.外貨建資産負債等の本邦通貨への換算基準
当金庫の外貨建資産・負債は、連結決算日の為替相場による円換算額を付しております。
7.貸倒引当金の計上方法
当金庫の貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。
「銀行等金融機関の資産の自己査定並びに貸倒償却及び貸倒引当金の監査に関する実務指針」(日本公認会計士協会銀行等監査特別委員会報告第4号)に規定す
る正常先債権及び要注意先債権に相当する債権については、一定の種類毎に分類し、過去の一定期間における各々の貸倒実績から算出した貸倒実績率等に基づき引き
当てております。破綻懸念先債権に相当する債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち必要と認める
額を引き当てております。破綻先債権及び実質破綻先債権に相当する債権については、以下のなお書きに記載されている直接減額後の帳簿価額から、担保の処分可能見
込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を引き当てております。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業部店及び総合融資部債権管理課が資産査定を実施し、当該部署から独立した総合融資部資産査定課が二次査
定を行い監査部監査課が監査を実施して、その査定結果に基づいて上記の引当を行っております。
なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、債権額から担保の評価額及び保証による回収が可能と認められる額を控除した残額を取立不能
見込額として債権額から直接減額しており、その金額は 21,942 百万円であります。
8.退職給付に係る負債の計上方法
職給付に係る負債は、職員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、必要額を計上しております。また、数
理計算上の差異は各連結会計年度の発生時の職員の平均残存勤務期間内の一定の年数(12 年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から
費用処理しております。
(当金庫の採用している退職給付制度は、確定給付企業年金制度に基づく一時金制度、年金給付制度、並びに厚生年金基金制度に基づく年金給付制度であります。)
前払年金費用等の内容
491 百万円
①年金資産
4,152 百万円
②退職給付債務
△4,622 百万円
③未認識数理計算上の差異
961 百万円
退職給付費用の内訳
146 百万円
①勤務費用
201 百万円
②利息費用
38 百万円
③期待運用収益
△106 百万円
④数理計算上の差異の費用処理額
12 百万円
退職給付債務等の計算基礎
①割引率
0.31%
②期待運用収益率
2.50%
また、当金庫並びに連結される子会社及び子法人等は、複数事業主(信用金庫等)により設立された企業年金制度(総合設立型厚生年金基金)に加入しており、当金庫並びに
連結される子会社及び子法人等の拠出に対応する年金資産の額を合理的に計算することができないため、当該年金制度への拠出額を退職給付費用として処理しております。
なお、当該企業年金制度全体の直近の積立状況及び制度全体の掛金等に占める当金庫並びに連結される子会社及び子法人等の割合並びにこれらに関する補足説明
は次のとおりであります。
①制度全体の積立状況に関する事項(平成 27 年 3 月 31 日現在)
年金資産の額
1,659,830 百万円
年金財政計算上の数理債務の額と
最低責任準備金の額との合計額
1,824,563 百万円
差引額
△164,732 百万円
②制度全体に占める当金庫並びに連結される子会社及び子法人等の掛金拠出割合(平成 27 年 3 月分) 0.7089%
③補足説明
上記①の差引額は、年金財政計算上の過去勤務債務残高 247,567 百万円及び別途積立金 82,834 百万円であります。本制度における過去勤務債務の償却方法
は期間 19 年の元利均等償却であり、当金庫並びに連結される子会社及び子法人等は、当連結会計年度の財務諸表上、特別掛金 140 百万円を費用処理しております。
なお、特別掛金の額は、予め定められた掛金率を掛金拠出時の標準給与の額に乗じることで算定されるため、上記②の割合は当金庫並びに連結される子会社及び
子法人等の実際の負担割合とは一致しません。
9.睡眠預金払戻損失引当金
睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金について、預金者からの払戻請求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発生する損失を見積り、必要と認める
額を計上しております。
10.偶発損失引当金
偶発損失引当金は、信用保証協会への負担金の支払いに備えるため、将来の負担金支払見込額を計上しております。
11.リース取引の処理方法
当金庫並びに連結される子会社の所有権移転外ファイナンス・リース取引のうち、リース取引開始日が平成 20 年 4 月 1 日前に開始する連結会計年度に属するものにつ
いては、通常の賃貸借取引に準じた会計処理によっております。
12.消費税等の会計処理
当金庫並びに連結される子会社及び子法人等の消費税及び地方消費税の会計処理は、税込方式によっております。
13.有形固定資産の減価償却累計額
12,367 百万円
14.リース契約により使用する重要な固定資産
連結貸借対照表に計上した固定資産のほか、電子計算設備、事務機器の一部については、所有権移転外ファイナンス・リース契約により使用しております。
38
38
15.貸出金のうち破綻先債権等
貸出金のうち、破綻先債権額は 2,491 百万円、延滞債権額は 55,605 百万円であります。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利
息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条第1項第3
号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出
金であります。
16.貸出金のうち3カ月以上延滞債権
貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額は 50 百万円であります。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものであります。
17.貸出金のうち貸出条件緩和債権
貸出金のうち、貸出条件緩和債権は 1,751 百万円であります。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利
となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものであります。
18.破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額
破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は 59,898 百万円であります。
なお、15.から 18.に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額であります。
19.手形割引
手形割引は、「銀行業における金融商品会計基準適用に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第 24 号)に基づき金融取引と
して処理しております。これにより受け入れた商業手形は、売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる権利を有しておりますが、その額面金額は 952 百万円であります。
20.担保に供している資産
担保に供している資産は次のとおりであります。
担保に供している資産
預け金
7,200 百万円
担保資産に対応する債務
借用金(住宅ローン貸付資金調達) 1,751 百万円
上記のほか、為替決済、歳入金及び公金の受入事務の担保として預け金 15,001 百万円、有価証券 1,000 百万円、現金 17 百万円を差し入れております。
21.土地の再評価の方法
土地の再評価に関する法律(平成 10 年 3 月 31 日公布法律第 34 号)に基づき、当金庫の事業用の土地の再評価を行い、評価差額については、当該評価差額に係る
税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上しております。
再評価を行った年月日 平成 11 年 3 月 31 日
同法律第3条第3項に定める再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令(平成 10 年 3 月 31 日公布政令第 119 号)第2条第4号に定める「地価税法第 16 条に規定する地価税の課税価格の計算の基礎となる
土地の価額を算定するために国税庁長官が定めて公表した方法により算定した価額」に基づいて、奥行価格補正及び時点修正等合理的な調整を行って算出しております。
同法律第 10 条に定める再評価を行った事業用土地の当連結会計年度末における時価の合計額と当該事業用土地の再評価後の帳簿価額の合計額との差額は
2,545 百万円であります。
22.普通出資1口当たりの純資産額
346 円 87 銭
23.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当金庫グループは、預金業務、融資業務及び市場運用業務などの金融業務を行っております。
このため、金利変動による不利な影響が生じないように、資産及び負債の総合的管理(ALM)を行っております。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当金庫グループが保有する金融資産は、主として事業地区内のお客様に対する貸出金であります。
また、有価証券は、主に債券、投資信託及び株式であり、満期保有目的、純投資目的及び事業推進目的で保有しております。
これらは、それぞれ発行体の信用リスク及び金利の変動リスク、市場価格の変動リスクに晒されております。
一方、金融負債は主としてお客様からの預金であり、流動性リスクに晒されております。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスク管理
信用リスクは、管理すべき最重要リスクの一つであると認識し、当該リスクに関する「信用リスク管理方針」基本姿勢やクレジットポリシーを制定し、広く役職員に理解と
遵守を促すとともに、管理態勢の強化を図っております。
信用リスクの評価については、厳格な自己査定を実施し、回収の危険性や価値の毀損度合を的確に把握しております。また、正確な自己査定及び適正な償却・引
当の基礎となる信用格付については法人に加えて24年度から個人事業者も対象としており、融資のあるお客様の財務データ蓄積の順調な増加により、信用リスク計量
化の基礎構築は大きく前進しております。
信用リスクの管理については、信用リスク管理委員会を設置し、貸出の動向、不良債権の発生・回収状況等の報告をもとに、信用リスクに関する様々な分析、検討を
行っております。
②市場リスク管理
(ⅰ)市場関連リスクの管理
市場関連リスクとは、金利、有価証券等の価格、為替等の様々な市場のリスクファクターの変動により、保有する資産(オフバランス資産を含む)の価値が変動し損
失を被るリスクであり、それに付随する信用リスク等の関連リスクを含めて市場関連リスクとして管理しております。
市場関連リスクを適切にコントロールすることが収益の安定確保につながるとの認識から、「市場・流動性リスク管理委員会」、「ALM委員会」を設置し、オンライン勘
定系システムに連動したALMシステムを活用しながら、預金(調達)、貸出金(運用)金利を決定したり、余裕資金への運用を行っております。
(ⅱ)市場リスクの定量的情報等
市場リスクに関する定量的分析を利用している金融商品
対象とする金融商品は金利感応がある貸出金・有価証券・預け金・預金積金・借用金等の資産・負債とし、市場関連リスクを管理する「市場・流動性リスク管理
委員会」を設置し、リスク管理統括部署にて、統計的手法(VaR)によるリスク量の計測・前提条件が変わることを想定したバック・フォワードルッキング的なストレステ
スト(ヒストリカルシナリオや市場変動シナリオ)や実際の損益との比較をするバックテスティングを行っております。なお、当連結会計年度に関して実施したバックテス
ティングの結果、実際の損益がVaRを超えた回数は1回もありませんでした。
また、リスク管理統括部署は常にリスク管理の高度化・精緻化に努め、そのデータを「市場・流動性リスク管理委員会」にフィード・バックして相互牽制機能を持た
せております。
統計的手法(VaR、分散共分散法)の主な前提条件は、信頼区間99%、保有期間90日、観測期間1年としております。これは現在の資産負債のポジションを
90日間保有し続けた場合に、過去1年間の市場変動を反映した結果、100回に99回の確率で、この90日間で被る損失が計測されたリスク量以内に収まることを
表しております。当連結事業年度末現在で当金庫の市場リスク量(損失額の推計値)は、全体で 5,377 百万円であります。
ただし、VaRは過去の相場変動をベースに統計的に算出した一定の発生確率での市場リスク量を計測しており、通常では考えられないほど市場環境が激変する状
況下におけるリスクは捕捉できない場合があります。
市場リスクに関する定量的分析を利用していない金融商品
対象としている金融商品は無利息預金等の金利感応がなく、リスク変数の変動に影響を及ぼす可能性が低い資産・負債としております。
③資金調達に係る流動性リスク管理
手元流動性資金を確保し万全の体制を整えており、余裕資金の運用については、安全性・流動性が高く、即資金化できる短期運用資産の充実に努め、適正な支払
準備資産を確保しております。
流動性リスクを管理する「市場・流動性リスク管理委員会」を設置し、リスク管理統括部署では月次でリスク量の計測を行い、そのデータを「市場・流動性リスク管理委
員会」にフィードバックして相互牽制を持たせております。「流動性危機管理マニュアル」では、資金繰りの状況に応じた「平常時」「懸念時」「危機時」の判定基準、及び
「懸念時」「危機時」の対応について定めております。
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
39
39
連結情報
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては一定の前提条
件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
なお、金融商品のうち貸出金については、簡便な計算により算出した時価に代わる金額を開示しております。
24.金融商品の時価等に関する事項
当連結会計年度末における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりであります(時価の算定方法については(注1)参照)。なお、時価を把握するこ
とが極めて困難と認められる非上場株式等は、次表には含めておりません((注2)参照)。
また、重要性の乏しい科目については記載を省略しております。
(百万円)
連結貸借対照表計上額(A)
時 価 (B)
差 額 (B)-(A)
1,667
307,650
305,983
(1)預け金
5,949
154,203
148,254
(2)有価証券
5,949
116,448
110,499
満期保有目的の債券
-
37,754
37,754
その他有価証券
(3)貸出金(*1)
637,672
貸倒引当金(*2)
△19,094
5,607
624,185
618,578
1,072,815
1,086,039
13,224
金融資産計
(1)預金積金
金融負債計
1,073,623
1,074,955
1,332
1,073,623
1,074,955
1,332
(*1)貸出金の「時価」には、「簡便な計算により算出した時価に代わる金額」を記載しております。
(*2)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。
(注1)金融商品の時価等の算定方法
金融資産
(1)預け金
満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
満期のある預け金については、残存期間に基づく区分ごとに、新規に預けた場合に想定される適用金利で割り引いた現在価値を算定しております。
(2)有価証券
株式は取引所の価格、債券は取引所の価格又は取引金融機関から提示された価格によっております。投資信託は、公表されている基準価格によっております。なお、保
有目的区分ごとの有価証券に関する注記事項については 25.から 27.に記載しております。
(3)貸出金
貸出金は、以下の①~③の方法により算出し、その算出結果を時価に代わる金額として記載しております。
① 破綻懸念先債権、実質破綻先債権及び破綻先債権等、将来キャッシュ・フローの見積りが困難な債権については、連結貸借対照表中の貸出金勘定に計上している
額(貸倒引当金控除前の額。以下「貸出金計上額」という。)の合計額から貸出金に対応する個別貸倒引当金を控除した価額
② ①以外のうち、変動金利によるものは貸出金計上額
③ ①以外のうち、固定金利によるものは貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額を同様の新規貸出を行った場合に想定される利率で割り引いた価額
金融負債
預金積金
要求払預金については、連結決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしております。また、定期預金の時価は、一定期間ごとに区分して、将来の
キャッシュ・フローを割り引いて現在価値を算定しております。その割引率は、新規に預金を受け入れる際に使用する利率を用いております。なお、残存期間が短期(1年
以内)のものは、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、金融商品の時価情報には含まれておりません。
(百万円)
区 分
連結貸借対照表計上額
関連法人等株式(*1)
5
非上場株式(*1)
160
組合出資金(*2)
42
合 計
207
(*1)関連法人等株式及び非上場株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから時価開示の対象とはしておりません。
(*2)組合出資金のうち、組合財産が非上場株式など時価を把握することが極めて困難と認められるもので構成されているものについては、時価開示の対象とはしておりません。
(注3)金融資産及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額
1年以内
1年超3年以内 3年超5年以内
預け金
87,449
164,400
7,000
有価証券及び投資有価証券
5,128
15,429
34,392
満期保有目的の債券
2,500
6,000
30,665
その他有価証券のうち満期があるもの
2,628
9,429
3,727
貸出金(*)
144.620
94,000
64,641
合 計
237,198
273,829
106,033
(*)貸出金のうち、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権は含めておりません。
5年超7年以内 7年超10年以内
-
36,500
37,699
47,918
34,400
34,700
3,299
13,218
49,380
65,206
87,079
149,624
(百万円)
10年超
10,000
5,000
2,000
3,000
161,726
176,726
5年超7年以内 7年超10年以内
0
-
0
-
(百万円)
10年超
-
-
(注4)金融負債の連結決算日後の返済予定額
1年以内
1年超3年以内
預金積金(*)
791,910
109,065
合 計
791,910
109,065
(*)預金積金のうち、要求払預金は「1年以内」に含めております。
3年超5年以内
92,974
92,974
25.有価証券の時価及び評価差額等
有価証券の時価及び評価差額等に関する事項は次のとおりであります。これらには「国債」、「地方債」、「社債」、「株式」、「その他の証券」が含まれております。以下、27.まで
同様であります。
(百万円)
満期保有目的の債券
種類
国債
地方債
時価が連結貸借対照表
社債
計上額を超えるもの
その他
小計
時 価 が 連 結 貸 借 対 照 表 その他
計上額を超えないもの
小計
合計
40
40
連結貸借対照表計上額
24,910
34,159
38,075
11,373
108,518
1,980
1,980
110,499
時価
26,853
35,806
40,104
11,730
114,495
1,953
1,953
116,448
差額
1,942
1,646
2,029
357
5,976
△26
△26
5,949
その他有価証券
(百万円)
種類
株式
債券
地方債
連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの
社債
その他
小計
株式
債券
連結貸借対照表計上額が
社債
取得原価を超えないもの
その他
小計
合計
連結貸借対照表計上額
76
22,560
3,768
18,792
4,571
27,208
120
3,050
3,050
7,376
10,546
37,754
26.当連結会計年度中に売却したその他有価証券
売却額
売却益の合計額
株式
28
28
債券
16,677
462
国債
1,046
57
地方債
9,681
284
社債
5,949
120
合計
16,706
491
取得原価
46
21,709
3,599
18,109
4,502
26,258
138
3,073
3,073
7,895
11,107
37,365
差額
29
851
168
682
69
950
△18
△23
△23
△519
△561
389
(百万円)
売却損の合計額
-
-
-
-
-
-
27.減損処理を行った有価証券
売買目的有価証券以外の有価証券(時価を把握することが極めて困難なものを除く)のうち、当該有価証券の時価が取得原価に比べ著しく下落しており、時価が取得原
価まで回復する見込みがあると認められないものについては、当該時価をもって連結貸借対照表計上額とするとともに、評価差額を当連結会計年度の損失として処理(以下
「減損処理」という。)しております。
当連結会計年度における減損処理額はその他の証券 0 百万円であります。
また、減損処理の判断の基準として、取得原価に比べ 50%以上下落した場合としております。また、取得原価に比べ 30%以上下落しているときは、時価が過去 2 年間に
わたり著しく下落した状態にあり、時価が取得原価まで回復する見込みがない場合としております。
28.当座貸越契約
当座貸越契約は、顧客から融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約する契約で
あります。当該契約に係る融資未実行残高は、6,095 百万円であります。このうち契約残存期間が1年以内のものが 5,967 百万円あります。
なお、当該契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、融資未実行残高そのものが必ずしも当金庫並びに連結される子会社の将来のキャッシュ・フローに
影響を与えるものではありません。当該契約の多くには、金融情勢の変化、債権の保全及びその他相当の事由があるときは、当金庫並びに連結される子会社が実行申し込
みを受けた融資の拒絶又は契約極度額の減額をすることができる旨の条項が付けられております。また、契約時において必要に応じて不動産・有価証券等の担保を徴求す
るほか、契約後も定期的に予め定めている金庫内手続に基づき顧客の業況等を把握し、必要に応じて契約の見直し、与信保全上の措置等を講じております。
連結損益計算書注記(平成27年度)
1.記載金額は千円未満を切り捨てて表示しております。
2.普通出資1口当たりの当期純利益金額
6 円 64 銭
3.「その他業務収益」の主な内容は、次のとおりであります。
国債等債券売却益 462,286 千円 団体信用生命保険配当金 75,163 千円
4.「その他の経常収益」の主な内容は、次のとおりであります。
睡眠預金利益金処理 197,809 千円
5.「その他の経常費用」の主な内容は、次のとおりであります。
睡眠預金払戻 156,385 千円 信用保証協会責任共有制度負担金 133,242 千円
6.「減損損失」の内容は、次のとおりであります。
所有不動産評価減 11,595 千円
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
41
41
4242
自己資本の充実の状況
バーゼルⅢ(国内基準)第3の柱
~ 〜
自己資本の充実の状況~ 〜
バーゼルⅢ(国内基準)第3の柱
ここでは、信用金庫法施行規則第132条第1項第5号ニ及び第133条第1項第3号ハに規定する「自己資本の充実の状況について金融庁
長官が別に定める事項」について、平成19年3月金融庁告示第16号等(バーゼルⅢ(国内基準)第3の柱に係る開示)に基づき、当金庫(連結
子会社等を含む)の取組について掲載しています。
定性的な開示事項
自己資本調達手段の概要
綻懸念先については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証に
よる回収可能見込額を控除し、その残額に対し必要と認める額を引当
自己資本調達手段につきましては、主にコア資本の基礎項目と控除
されるコア資本の調整項目で構成されています。
てています。
実質破綻先及び破綻先については、債権額から担保の処分可能見
コア資本の基礎項目では地域のお客様からお預かりしている「普通
込額及び保証による回収可能見込額を控除した残額を引当てていま
出資金」、及び信金中央金庫に引受けしていただいている「非累積的
す。なお、その結果については監査法人の監査を受け、適正な計上と
永久優先出資」による調達を行っています。
なっています。
自己資本の充実度に関する評価方法の概要
■ 標準的手法が適用されるポートフォリオについて
自己資本の充実度については、自己資本比率は5.56%(単体)、5.
◇ リスク・ウェイトの判定に使用する適格格付機関等の名称
52%(連結)と国内金融機関が健全性の基準とする4%を超えており、
経営の健全性・安全性を十分確保しています。
将来の自己資本の充実策については、年度ごとに掲げる事業計画に
基づいた業務推進を通じ、着実に内部留保を積み上げていきます。
リスク・ウェイトとは、自己資本比率を算出する際の分母に相当する
額(リスク・アセット額)を求めるために使用する資産や債務者の種類ご
との掛目のことです。
自己資本比率の算出方法には、あらかじめ定められたリスク・ウェイト
信用リスクに関する事項
を使用する標準的手法と金融機関の内部格付に基づきリスク・ウェイト
を決定する内部格付手法があります。
■ リスク管理の方針及び手続の概要
更に標準的手法を採用する金融機関においては、リスク・ウェイトの
判定に際して適格格付機関等の信用評価(格付)の区分ごとに定めら
信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オ
フ・バランス資産を含む)の価値が減少ないし消失して、当金庫が損失
を被るリスクです。
当金庫では、信用リスクを当金庫が管理すべき最重要リスクの一つ
であるとの認識のもと、当該リスクに関する融資基本姿勢(クレジットポリ
れたリスク・ウェイトを使用することになります。
当金庫は標準的手法を採用しており、保有する資産の一部(貸出金
及び有価証券)について以下の2社を、また金融機関等の発行する資
産についてはOECD(経済協力開発機構)が公表するカントリーリスクス
コアをリスク・ウェイトの判定に使用しています。
シー)および「信用リスク管理方針」を制定し、広く役職員に理解と遵守
を促すとともに、管理態勢の強化を図っています。
信用リスクの評価については、厳格な自己査定を実施し、回収の危
・ 株式会社格付投資情報センター(R&I)
・ 株式会社日本格付研究所(JCR)
険性や価値の毀損度合を的確に把握しています。また、正確な自己査
定及び適正な償却・引当の基礎となる信用格付に個人事業者を対象
に加えるなど、信用リスクの計量化は順調に進展しています。
◇ エクスポージャーの種類ごとのリスク・ウェイトの判定に
使用する適格格付機関等の名称
個別案件の審査・与信管理については、審査管理部門と営業推進
部門を分離し、相互牽制が働く体制としています。また、信用リスク管
理委員会を定期的に開催し、信用リスクに関する重要事項について協
当金庫はエクスポージャーの種類ごとに適格格付機関等の使い分
けは行っていません。
議・検討を行うとともに、必要に応じて理事会等に付議・報告する態勢
を整備しています。
信用コストである貸倒引当金は、「資産の自己査定マニュアル」及び
信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及
び手続の概要
「資産の償却・引当金の計上規程」に基づき、自己査定における債務
者区分ごとに算定しています。一般貸倒引当金の対象となる正常先・
信用リスク削減手法とは、金庫が抱えている信用リスクを軽減するた
要注意先・要管理先については、債務者区分ごとの債権額にそれぞれ
めの措置をいい、具体的には、預金担保、保証などが該当します。当
貸倒実績率を乗じて算出しています。また、個別貸倒引当金のうち破
金庫では、ご融資の審査に際し、資金使途、返済原資、財務内容、事
42
42
自己資本の充実の状況
~
バーゼルⅡ第3の柱
~
業環境、経営者の資質など、さまざまな角度から可否の判断をしており、
必要に応じて市場・流動性リスク管理委員会、ALM委員会に諮る等、
担保や保証による保全措置は、あくまでも補完的な位置付けとして認
適切なリスク管理に努めています。
識しています。ただし、与信審査の結果、担保又は保証が必要な場合
また、証券化商品への投資については有価証券の投資方針のなか
には、お客様への十分な説明とご理解をいただいたうえで、ご契約いた
で定める「余裕資金運用規程」に基づき、投資対象を一定の信用力を
だくなど適切な取扱いに努めています。
有するものとするなど、適正な運用・管理を行っています。
当金庫が扱う担保には、自金庫預金積金、有価証券、不動産等、
なお、オリジネーター業務については、現在取扱いはありません。
保証には、人的保証、信用保証協会保証、政府関係保証、民間保証
等がありますが、その手続きについては、金庫が定める「事務取扱要
領」及び「担保評価基準」等により、適切な事務手続き並びに適正な評
■ 証券化エクスポージャーについて、信用リスク・アセット
の額の算出に使用する方式の名称
価・管理を行っています。
また、お客様が期限の利益を失われた場合にはすべての与信取引
当金庫は標準的手法を採用しています。
の範囲において、預金相殺等をする場合がありますが、金庫が定める
事務手続きや各種約定書等に基づき、適切な取扱いに努めています。
■ 証券化取引に関する会計方針
バーゼルⅢ(国内基準)で定められている信用リスク削減手法には、
適格担保として預金積金があり、保証として地方公共団体、政府関係
当該取引にかかる会計処理については、当金庫が定める「有価証券
機関等による政府関係保証、(社)しんきん保証基金等による民間保
会計処理基準」及び日本公認会計士協会の「金融商品会計に関する
証があります。そのうち保証に関する信用度の評価については、政府関
実務方針」に従った、適正な処理を行っています。
係保証は政府保証と同様、民間保証については適格格付機関が付与
している格付により信用度を判定しています。
■ 証券化エクスポージャーの種類ごとのリスク・ウェイトの
判定に使用する適格格付機関の名称
派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相
手のリスクに関するリスク管理の方針及び手続の
概要
証券化エクスポージャーのリスク・ウェイトの判定に使用する適格格
付機関は有価証券投資におけるリスク・ウェイトを判定する適格格付機
関を準用しています。
派生商品取引には、市場の変動により損失を受ける可能性のある市
場リスクや、取引相手方が支払不能になることにより損失を受ける可能
なお、投資の種類ごとに適格格付機関の使い分けは行っていませ
ん。
性のある信用リスクが内包されています。市場リスクへの対応は、派生
商品取引により受けるリスクと保有する資産・負債が受けるリスクが相
オペレーショナル・リスクに関する事項
殺されるような形で管理しています。
また、信用リスクへの対応として、お客様との取引については総与信
■ リスク管理の方針及び手続の概要
取引による保全枠との一体的な管理により与信判断を行うことでリスク
を限定しており、適切な保全措置を講じています。そのため、当該取引
オペレーショナル・リスクとは、金融機関の内部管理体制の不備や災
に対する個別担保による保全や引当の算定は特段行っていません。そ
害時の外部発生事象から生じる損失にかかるリスクのことで、リスク要
のほか、有価証券関連取引については、有価証券にかかる投資方針
因は広範に存在しています。
のなかで定めている投資枠内での取引に限定するとともに、万一、取引
当金庫では、お客様に安心してお取引いただくうえで、事務リスクとシ
相手に対して担保を追加提供する必要が生じたとしても、提供可能な
ステムリスクを特に関連度の高いリスクであると認識するとともに法務リ
資産を十分保有しており、まったく心配ありません。以上により当該取引
スク、人的リスク、有形資産リスク、風評リスクを含めた総合的リスク管
にかかる市場リスク及び信用リスク、双方とも適切なリスク管理に努めて
理態勢を構築し、リスク管理委員会において総合的な管理を行い事故
います。
の未然防止に努めています。
なお、長期決済期間取引は該当ありません。
○ 事務リスク
証券化エクスポージャーに関する事項
当金庫では、常に事務リスクの所在を把握し、内部規程等の整備や
事務指導により厳正な事務管理を行うことを基本方針としています。
■ リスク管理の方針及び手続の概要
多様化、複雑化する業務に適切に対処するとともに想定される事務
リスクを未然に防止するため、定期的に事務・システムリスク管理委員
当金庫における証券化取引の役割としては、投資家並びにオリジネ
会を開催し事務リスク軽減に向けた事務処理の効率化に努めるほか、
ーターがあります。投資業務については、有価証券投資の一環として捉
営業店事務に関する指導を行っています。また、事務・システムリスク
え、リスクの認識については、市場動向、裏付資産の状況、時価評価
管理委員会の活動については、リスク管理統括部署と連携した一元管
及び適格格付機関が付与する格付情報などにより把握するとともに、
理態勢が構築されています。
43
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
43
4444
自己資本の充実の状況
バーゼルⅢ(国内基準)第3の柱
~ 〜
自己資本の充実の状況~ 〜
バーゼルⅢ(国内基準)第3の柱
○ システムリスク
当金庫では、金庫が保有する情報と、その情報を保護するシステム
が保有する資産・負債のうち市場金利の影響を受けるものについて金
利の変動により損失を被るリスク(金利リスク量)です。
について適切に運用・管理する体制を整備する基本方針として、「セキ
銀行勘定の金利リスクの管理については、担当部署において市場リ
ュリティポリシー(情報資産保護に関する基本方針)」を定め適切な情
スク管理の枠組みのなかで対応しフロント・バックオフィス設置による相
報資産管理に努めています。
互牽制を図り、ALM委員会等(原則として月1回開催)へ報告していま
業務のIT化が進展するなか、コンピュータシステムやネットワークシス
す。
テムは当金庫の業務運営に欠かせない存在です。従って、システムの
誤作動や災害、不正使用等によりシステムが停止した場合には、お客
■ 内部管理上使用した金利リスクの算定手法の概要
様からの信用を失墜し経営に重大な影響を与えることになります。
こうした認識のもと、コンピュータシステムの継続的安定稼動を維持
当金庫では、金利変動幅について複数のシナリオを想定し金利リス
するため、平成19年1月に勘定系システムを全面更改し、以降、同シ
ク量を算定しています。開示している金利リスク量は、過去の金利変動
ステムの運用・保守業務のアウトソーシング化を実施しています。
データに基づき統計的手法によって求められた金利変動幅を使用して
算定した金利リスク量です。
■ オペレーショナル・リスク相当額の算出に使用する手法
の名称
*計測手法については、「VaR(バリュー・アット・リスク)法」を採用して
います。VaRとは過去の市場変動実績から、一定の条件のもとで将
当金庫では、粗利益をベースに算出する「基礎的手法」を採用して
います。
来起こりうる最大損失額を統計的に予測する手法です。
*計測対象は預貸金、有価証券、預け金等の金利・期間を有する資
産・負債としています。
出資等又は株式等エクスポージャーに関するリス
ク管理の方針及び手続の概要
*VaR法の限界及び弱点を補うため前提条件を変えた「ストレステス
ト」を実施し、計測・分析手法の妥当性については、有価証券の日次
時価変動額と1日VaRを比較する「バックテスティング」を行うなど、
当金庫では市場リスク管理と同様に、株式等についても経営体力や
管理能力等に見合ったリスク管理による適正な収益を確保することを
リスク管理の高度化に努めています。
*VaR法に基づくリスクの計測は毎月行っています。
基本方針としています。
当金庫の出資等又は株式等エクスポージャーの内訳は、①その他
有価証券で時価のあるものとして上場株式、上場優先出資証券等、②
その他有価証券で時価のないものとして非上場株式、投資事業組合
出資持分、信金中金出資金、その他出資金等、③子会社株式及び関
連会社株式です。
保有する株式については、市場価格の変動によって資産価値が減
少した場合に損失を被るリスク、いわゆる価格変動リスクが伴います。
当金庫では、保有する株式の銘柄について日々評価額を把握するとと
もに、評価額が著しく下落した場合には、内部規程に基づき適切に処
○ アウトライヤー基準
*当金庫は、VaRとは別に、バーゼルⅢ(国内基準)第2の柱アウトライ
ヤー基準に基づく金利リスク量を算出しています。
*アウトライヤー比率とは、銀行勘定の金利リスク量として計算される経
済価値の低下額が自己資本額に占める割合をいい、20%を超えな
いことが一つの目安とされています。
*計測手法
金利ラダー方式
*金利ショック幅の算出方法
理することとしています。価格変動リスクは金利・為替リスクと併せて、
99%1%法(保有期間1年、観測期間5年で計測される金利変動の
市場・流動性リスク管理委員会において管理し、定期的に経営陣やA
1パーセンタイル値と99パーセンタイル値)
LM委員会等へ報告しています。
価格変動に伴う予想損失額の算出については、VaR法(統計的手
法)等により計測を行っています。
*コア預金の定義
要求払預金全般(普通預金、当座預金など)の残高の50%の額とし、
期間は0~5年に均等に振り分けています(平均2.5年)。コア預金と
は、明確な金利改定間隔がなく、預金者の要求によって随時払い出
金利リスクに関する事項
される預金のうち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留する
預金をいいます。
■ リスク管理の方針及び手続の概要
*アウトライヤー基準に基づくリスクの計測は毎月行っています。
当金庫では、銀行勘定の金利リスクにかかる内部データの蓄積や理
論的検証等の確立に努め、リスクを適正に把握し、これを取りうる許容
連結の範囲に関する事項
範囲内に収めるとともに、リスクの管理と配分による適正な収益の確保
を行うことを基本方針としています。
銀行勘定の金利リスクとは、預金や貸出金、有価証券等金融機関
44
44
■ 自己資本比率告示第3条に規定する連結自己資本比率
を算出する対象となる会社の集団(以下「連結グループ」と
自己資本の充実の状況
~
バーゼルⅡ第3の柱
~
いう。)に属する会社と連結財務諸表の用語、様式及び作
成方法に関する規則(昭和51年大蔵省令第28号)に基づ
き連結の範囲に含まれる会社との相違点
該当ありません
■ 連結グループのうち、連結子会社の数並びに主要な連
結子会社の名称及び主要な業務の内容
連結子会社は以下の2社です。
*株式会社湘南オフィスサービス
湘南信用金庫の用に供する物品の購入・管理業務及び湘南
信用金庫への労働者派遣事業等
*湘南総合管理株式会社
湘南信用金庫のために行う競落業務、不動産の管理業務等
■ 自己資本比率告示第7条が適用される金融業務を営む
関連法人等の数並びに主要な金融業務を営む関連法人
等の名称及び主要な業務の内容
該当ありません
■ 自己資本比率告示第6条第1項第2号イからハまでに掲
げる控除項目の対象となる会社の数並びに主要な会社の
名称及び主要な業務の内容
該当ありません
■ 信用金庫法(昭和26年法律第238号。以下この号にお
いて「法」という。)第54条の21第1項第1号に掲げる会社
のうち同号イに掲げる業務を専ら営むもの若しくは同項第
2号に掲げる会社であって、連結グループに属していない
会社の数並びに主要な会社の名称及び主要な業務の内
容
該当ありません
■ 連結グループ内の資金及び自己資本の移動に係る制限
等の概要
該当ありません
45
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
45
自己資本の充実の状況 〜 バーゼルⅢ(国内基準)第3の柱 〜
定量的な開示事項
単体
項
目
平成26年度 経過措置に
(単位:百万円)
平成27年度 経過措置に
よる不算入額
よる不算入額
コア資本に係る基礎項目 (1)
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る会員勘定の額
うち、出資金及び資本剰余金の額
うち、利益剰余金の額
うち、外部流出予定額(△)
28,671
28,646
25,227
25,133
3,850
3,974
385
384
△21
△77
4,515
3,744
4,515
3,744
-
-
適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
-
-
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達手段の額の
うち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
-
-
717
599
33,904
32,991
うち、上記以外に該当するものの額
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
うち、一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、適格引当金コア資本算入額
土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の45パーセントに相当する額のうち、
コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
コア資本に係る基礎項目の額 (イ)
コア資本に係る調整項目 (2)
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)の額の合計額
78
314
-
-
78
314
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額
-
適格引当金不足額
証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
うち、のれんに係るものの額
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以外の額
179
268
-
-
179
268
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額
前払年金費用の額
68
273
141
212
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
-
-
-
-
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
-
-
-
-
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
-
-
-
-
信用金庫連合会の対象普通出資等の額
-
-
-
-
特定項目に係る10パーセント基準超過額
109
439
263
395
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
-
-
-
-
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
-
-
-
-
109
439
263
395
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
特定項目に係る15パーセント基準超過額
-
-
-
-
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
-
-
-
-
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
-
-
-
-
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
-
-
-
-
コア資本に係る調整項目の額 (ロ)
256
584
自己資本
自己資本の額((イ)-(ロ)) (ハ)
33,647
32,406
リスク・アセット等 (3)
信用リスク・アセットの額の合計額
544,533
552,108
1,146
405
うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)
314
268
うち、繰延税金資産
439
395
うち、前払年金費用
273
212
△1,652
△2,136
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額
うち、他の金融機関等向けエクスポージャー
うち、上記以外に該当するものの額
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を8パーセントで除して得た額
1,772
1,665
31,776
30,679
信用リスク・アセット調整額
-
オペレーショナル・リスク相当額調整額
-
リスク・アセット等の額の合計額 (ニ)
576,310
582,788
自己資本比率
自己資本比率((ハ)/(ニ))
5.83%
5.56%
(注)自己資本比率の算出方法を定めた「信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、信用金庫
及び信用金庫連合会がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準
(平成18年金融庁告示第21号)に基づき算出しています。なお、当金庫は国内基準を採用しています。
46
46
連結
項
平成26年度 経過措置に
目
(単位:百万円)
平成27年度 経過措置に
よる不算入額
よる不算入額
コア資本に係る基礎項目 (1)
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る会員勘定の額
うち、出資金及び資本剰余金の額
うち、利益剰余金の額
うち、外部流出予定額(△)
うち、上記以外に該当するものの額
コア資本に算入されるその他の包括利益累計額又は評価・換算差額等
28,467
28,446
25,227
25,133
3,678
3,806
385
384
△53
△109
-
-
うち、為替換算調整勘定
-
-
うち、退職給付に係るものの額
-
-
コア資本に係る調整後少数株主持分の額
-
-
4,506
3,736
4,506
3,736
-
-
適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
-
-
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達手段の額の
うち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
-
-
717
599
-
-
33,692
32,783
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額
うち、一般貸倒引当金コア資本算入額
うち、適格引当金コア資本算入額
土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の45パーセントに相当する額のうち、
コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
非支配株主持分のうち、経過措置によりコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額
コア資本に係る基礎項目の額 (イ)
コア資本に係る調整項目 (2)
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)の額の合計額
78
314
179
-
-
-
-
78
314
179
268
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額
-
-
-
-
適格引当金不足額
-
-
-
-
証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
-
-
-
-
負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額
-
-
-
-
68
273
141
212
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額
-
-
-
-
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額
-
-
-
-
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
-
-
-
-
信用金庫連合会の対象普通出資等の額
-
-
-
-
特定項目に係る10パーセント基準超過額
113
455
271
407
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
-
-
-
-
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
-
-
-
-
113
455
271
407
うち、のれんに係るもの(のれん相当差額を含む。)の額
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以外の額
退職給付に係る資産の額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
特定項目に係る15パーセント基準超過額
268
-
-
-
-
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額
-
-
-
-
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額
-
-
-
-
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額
-
-
-
-
コア資本に係る調整項目の額 (ロ)
260
592
(ハ)
33,431
32,190
544,281
551,851
1,140
399
うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除
314
268
うち、繰延税金資産
455
407
うち、退職給付に係る資産
273
212
△1,674
△2,154
自己資本
自己資本の額((イ)-(ロ)) リスク・アセット等 (3)
信用リスク・アセットの額の合計額
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額
うち、他の金融機関等向けエクスポージャー
うち、上記以外に該当するものの額
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を8パーセントで除して得た額
1,772
1,665
31,595
30,480
信用リスク・アセット調整額
-
オペレーショナル・リスク相当額調整額
-
リスク・アセット等の額の合計額 (ニ) 575,876
582,332
連結自己資本比率
連結自己資本比率((ハ)/(ニ))
5.80%
5.52%
(注)自己資本比率の算出方法を定めた「信用金庫法第89条第1項において準用する銀行法第14条の2の規定に基づき、信用金庫
及び信用金庫連合会がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準
(平成18年金融庁告示第21号)に基づき算出しています。なお、当金庫グループは国内基準を採用しています。
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
47
47
自己資本の充実の状況 ~ バーゼルⅢ(国内基準)第3の柱 ~
自己資本の充実の状況 〜 バーゼルⅢ(国内基準)第3の柱 〜
単体
自己資本の充実度に関する事項
(単位:百万円)
平成26年度
リスク・アセット
イ.信用リスク・アセット、所要自己資本の額合計
平成27年度
所要自己資本額
リスク・アセット
544,533
21,781
552,108
22,084
543,342
21,733
549,736
21,989
現金
-
-
-
-
我が国の中央政府及び中央銀行向け
-
-
-
-
外国の中央政府及び中央銀行向け
-
-
-
-
国際決済銀行等向け
-
-
-
-
我が国の地方公共団体向け
-
-
-
-
外国の中央政府等以外の公共部門向け
-
-
-
-
①標準的手法が適用されるポートフォリオごとのエクスポー
ジャー
国際開発銀行向け
-
-
-
-
地方公共団体金融機構向け
880
35
880
35
我が国の政府関係機関向け
2,945
117
2,638
105
-
-
200
8
地方三公社向け
金融機関及び第一種金融商品取引業者向け
法人等向け
中小企業等向け及び個人向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
三月以上延滞等
取立未済手形
62,090
2,483
66,178
2,647
155,760
6,230
148,308
5,932
65,408
2,616
80,783
3,231
27,488
1,099
27,140
1,085
193,668
7,746
186,823
7,472
2,926
117
3,105
124
37
1
36
1
3,438
137
3,646
145
-
-
-
-
出資等
3,780
151
5,111
204
上記以外
24,917
996
24,882
995
信用保証協会等による保証付
株式会社地域経済活性化支援機構等による保証付
他の金融機関等の対象資本調達手段のうち対象普通出
資等に該当するもの以外のものに係るエクスポージャー
信用金庫連合会の対象普通出資等であってコア資本に
係る調整項目の額に算入されなかった部分に係るエクス
ポージャー
特定項目のうち調整項目に算入されない部分に係るエク
スポージャー
2,375
95
2,375
95
3,815
152
5,194
207
8,113
324
7,897
315
上記以外のエクスポージャー
5,065
202
5,065
202
-
-
-
-
26
1
1,952
78
④経過措置によりリスク・アセットの額に算入されるものの額
2,799
111
2,542
101
⑤他の金融機関等の対象資本調達手段に係るエクスポー
ジャーに係る経過措置によりリスク・アセットの額に算入
されなかったものの額
△ 1,652
△ 66
△2,136
△85
18
0
15
0
-
-
-
-
②証券化エクスポージャー
③複数の資産を裏付とする資産(いわゆるファンド)のうち、
個々の資産の把握が困難な資産
⑥CVAリスク相当額を8%で除して得た額
⑦中央清算機関関連エクスポージャー
ロ.オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額
ハ.単体総所要自己資本額 (イ+ロ)
31,776
1,271
30,679
1,227
576,310
23,052
582,788
23,311
(注)1.所要自己資本の額=リスク・アセット×4%
2.「エクスポージャー」とは、資産(派生商品取引によるものを除く)並びにオフバランス取引及び派生商品取引の与信相当額等のことです。
3.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャーのことです。
4.オペレーショナル・リスクは、当金庫は基礎的手法を採用しています。
<オペレーショナル・リスク(基礎的手法)の算定方法>
粗利益(直近3年間のうち正の値の合計額)×15%
直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数
5.単体総所要自己資本額=単体自己資本比率の分母の額×4%
48
48
所要自己資本額
連結
自己資本の充実度に関する事項
(単位:百万円)
平成26年度
リスク・アセット
イ.信用リスクアセット・所要自己資本の額合計
平成27年度
所要自己資本額
リスク・アセット
所要自己資本額
544,281
21,771
551,851
22,074
543,096
21,723
549,484
21,979
現金
-
-
-
-
我が国の中央政府及び中央銀行向け
-
-
-
-
外国の中央政府及び中央銀行向け
-
-
-
-
国際決済銀行等向け
-
-
-
-
我が国の地方公共団体向け
-
-
-
-
外国の中央政府等以外の公共部門向け
-
-
-
-
①標準的手法が適用されるポートフォリオごとのエクスポー
ジャー
国際開発銀行向け
-
-
-
-
地方公共団体金融機構向け
880
35
880
35
我が国の政府関係機関向け
2,945
117
2,638
105
地方三公社向け
金融機関及び第一種金融商品取引業者向け
法人等向け
中小企業等向け及び個人向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
三月以上延滞等
取立未済手形
信用保証協会等による保証付
株式会社地域経済活性化支援機構等による保証付
出資等
上記以外
-
-
200
8
62,090
2,483
66,178
2,647
155,348
6,213
147,898
5,915
65,408
2,616
80,783
3,231
27,488
1,099
27,140
1,085
193,668
7,746
186,823
7,472
2,926
117
3,105
124
37
1
36
1
3,438
137
3,646
145
-
-
-
-
3,775
151
5,104
204
25,088
1,003
25,048
1,001
他の金融機関等の対象資本調達手段のうち対象普通出
資等に該当するもの以外のものに係るエクスポージャー
信用金庫連合会の対象普通出資等であってコア資本に
係る調整項目の額に算入されなかった部分に係るエクス
ポージャー
特定項目のうち調整項目に算入されない部分に係るエク
スポージャー
2,375
95
2,375
95
3,847
153
5,225
209
8,059
322
7,845
313
上記以外のエクスポージャー
5,065
202
5,065
202
-
-
-
-
26
1
1,952
78
④経過措置によりリスク・アセットの額に算入されるものの額
2,815
112
2,554
102
⑤他の金融機関等の対象資本調達手段に係るエクスポー
ジャーに係る経過措置によりリスク・アセットの額に算入
されなかったものの額
△ 1,674
△ 66
△2,154
△86
18
0
15
0
②証券化エクスポージャー
③複数の資産を裏付とする資産(いわゆるファンド)のうち、
個々の資産の把握が困難な資産
⑥CVAリスク相当額を8%で除して得た額
⑦中央清算機関関連エクスポージャー
ロ.オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額
ハ.連結総所要自己資本額 (イ+ロ)
-
-
-
-
31,595
1,263
30,480
1,219
575,876
23,035
582,332
23,293
(注)1.所要自己資本の額=リスク・アセット×4%
2.「エクスポージャー」とは、資産(派生商品取引によるものを除く)並びにオフバランス取引及び派生商品取引の与信相当額等のことです。
3.「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャーのことです。
4.オペレーショナル・リスクは、当金庫は基礎的手法を採用しています。
<オペレーショナル・リスク(基礎的手法)の算定方法>
粗利益(直近3年間のうち正の値の合計額)×15%
直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数
5.連結総所要自己資本額=連結自己資本比率の分母の額×4%
49
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
49
自己資本の充実の状況 ~ バーゼルⅢ(国内基準)第3の柱 ~
自己資本の充実の状況 〜 バーゼルⅢ(国内基準)第3の柱 〜
単体
信用リスクに関する事項(証券化エクスポージャーを除く)
■ 地域別・業種別・残存期間別エクスポージャーの期末残高
(単位:百万円)
平成26年度
平成27年度
エクスポージャー_
区分_ 信用リスクエクスポージャー期末残高
地域区分
業種区分
期間区分
国内
国外
地域別合計
製造業
農業、林業
漁業
鉱業、採石業、砂利採取業
建設業
電気、ガス、熱供給、水道業
情報通信業
貸出金等
1,101,954
637,346
三月以上
延滞エクス
ポージャー
債券
138,770
5,556
信用リスクエクスポージャー期末残高
貸出金等
1,122,494
639,747
三月以上
延滞エクス
ポージャー
債券
138,782
5,291
13,845
-
13,845
-
6,997
-
6,997
-
1,115,799
637,346
152,615
5,556
1,129,491
639,747
145,780
5,291
19,621
19,621
-
469
18,233
18,152
-
490
35
35
-
-
40
40
-
-
398
398
-
-
447
447
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
43,015
43,014
-
581
40,165
40,165
-
396
553
553
-
-
524
524
-
-
1,768
1,705
-
18
1,709
1,647
-
30
運輸業、郵便業
8,974
8,940
-
41
8,641
8,607
-
41
卸売業、小売業
40,168
36,674
-
392
34,873
34,852
-
385
金融業、保険業
314,963
3,342
22,741
-
339,349
3,172
26,151
546
不動産業
217,606
217,599
-
1,885
210,276
210,269
-
1,794
物品賃貸業
学術研究、専門・技術サービス業
宿泊業
790
785
-
0
760
755
-
-
2,897
2,772
-
53
3,202
3,102
-
50
22,064
22,064
-
180
20,221
20,196
-
427
飲食業
16,183
16,183
-
98
16,753
16,753
-
135
生活関連サービス業、娯楽業
40,832
40,832
-
503
40,415
40,415
-
1
教育、学習支援業
医療、福祉
その他のサービス
9,165
9,165
-
-
7,639
7,639
-
-
17,997
17,843
-
325
18,096
17,988
-
325
18,895
15,850
3,000
73
20,078
16,035
3,997
29
国・地方公共団体等
150,617
23,526
126,874
-
141,389
25,550
115,631
-
個人
156,413
156,413
-
932
173,422
173,422
-
638
32,837
21
-
-
33,250
8
-
-
5,556
5,291
その他
業種別合計
1,115,799
637,346
152,615
1,129,491
639,747
145,780
1年以下
367,425
149,876
7,078
237,983
145,406
5,127
1年超3年以下
131,382
91,366
17,736
273,946
94,016
15,422
3年超5年以下
100,213
65,546
24,491
106,990
64,678
34,266
5年超7年以下
72,956
49,700
23,256
87,929
49,389
37,647
7年超10年以下
167,488
63,134
74,053
150,100
65,264
48,335
10年超
177,402
156,402
6,000
177,313
162,333
4,980
期間の定めのないもの
残存期間別合計
98,931
61,320
-
95,227
58,658
-
1,115,799
637,346
152,615
1,129,491
639,747
145,780
(注)1.「貸出金等」とは、貸出金、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランス取引のことです。なお、「デリバティブ取引」については、該当ありません。
2.「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャーのことです。
3.上記の「その他」は、裏付となる個々の資産の全部又は一部を把握することが困難な投資信託等及び業種区分に分類することが困難なエクスポージャーです。
具体的には現金、固定資産、繰延税金資産等が含まれます。
4.CVAリスクは含まれていません。
5.業種別区分は日本標準産業分類の大分類に準じて記載しています。
6.期中平均残高は期末残高と大きな乖離は見られないため、開示していません。
50
50
連結
信用リスクに関する事項(証券化エクスポージャーを除く)
■ 地域別・業種別・残存期間別エクスポージャーの期末残高
(単位:百万円)
平成26年度
平成27年度
エクスポージャー_
区分_ 信用リスクエクスポージャー期末残高
地域区分
業種区分
期間区分
国内
国外
地域別合計
製造業
農業、林業
漁業
鉱業、採石業、砂利採取業
建設業
電気、ガス、熱供給、水道業
情報通信業
貸出金等
1,101,727
636,934
三月以上
延滞エクス
ポージャー
債券
138,770
5,556
信用リスクエクスポージャー期末残高
貸出金等
1,122,261
639,337
三月以上
延滞エクス
ポージャー
債券
138,782
5,291
13,845
-
13,845
-
6,997
-
6,997
-
1,115,572
636,934
152,615
5,556
1,129,259
639,337
145,780
5,291
19,621
19,621
-
469
18,233
18,152
-
490
35
35
-
-
40
40
-
-
398
398
-
-
447
447
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
43,015
43,014
-
581
40,165
40,165
-
396
553
553
-
-
524
524
-
-
1,768
1,705
-
18
1,709
1,647
-
30
運輸業、郵便業
8,974
8,940
-
41
8,641
8,607
-
41
卸売業、小売業
36,695
36,674
-
392
34,873
34,852
-
385
金融業、保険業
318,378
3,342
22,741
-
339,349
3,172
26,151
546
不動産業
217,253
217,188
-
1,885
209,866
209,859
-
1,794
物品賃貸業
学術研究、専門・技術サービス業
宿泊業
795
785
-
0
763
755
-
-
2,872
2,772
-
53
3,202
3,102
-
50
22,089
22,064
-
180
20,221
20,196
-
427
飲食業
16,183
16,183
-
98
16,753
16,753
-
135
生活関連サービス業、娯楽業
40,832
40,832
-
503
40,415
40,415
-
1
教育、学習支援業
医療、福祉
その他のサービス
9,165
9,165
-
-
7,639
7,639
-
-
17,997
17,843
-
325
18,096
17,988
-
325
18,885
15,850
3,000
73
20,068
16,035
3,997
29
国・地方公共団体等
150,617
23,526
126,874
-
141,389
25,550
115,631
-
個人
156,413
156,413
-
932
173,422
173,422
-
638
33,026
21
-
-
33,435
8
-
-
5,556
5,291
その他
業種別合計
1,115,572
636,934
152,615
1,129,259
639,337
145,780
1年以下
367,014
149,464
7,078
237,983
145,406
5,127
1年超3年以下
131,382
91,366
17,736
273,946
94,016
15,422
3年超5年以下
100,213
65,546
24,491
106,990
64,678
34,266
5年超7年以下
7,956
49,700
23,256
87,929
49,389
37,647
7年超10年以下
167,488
63,134
74,053
150,100
65,264
48,335
10年超
177,402
156,402
6,000
177,313
162,333
4,980
期間の定めのないもの
残存期間別合計
99,115
61,320
-
94,995
58,248
-
1,115,572
636,934
152,615
1,129,259
639,337
145,780
(注)1.「貸出金等」とは、貸出金、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランス取引のことです。なお、「デリバティブ取引」については、該当ありません。
2.「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャーのことです。
3.上記の「その他」は、裏付となる個々の資産の全部又は一部を把握することが困難な投資信託等及び業種区分に分類することが困難なエクスポージャーです。
具体的には現金、固定資産、繰延税金資産等が含まれます。
4.CVAリスクは含まれていません。
5.業種別区分は日本標準産業分類の大分類に準じて記載しています。
6.期中平均残高は期末残高と大きな乖離は見られないため、開示していません。
51
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
51
自己資本の充実の状況 ~ バーゼルⅢ(国内基準)第3の柱 ~
自己資本の充実の状況 〜 バーゼルⅢ(国内基準)第3の柱 〜
単体
■ 一般貸倒引当金、個別貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
(単位:百万円)
平成26年度
当期
当期
増加額
減少額
期首残高
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
合計
期末残高
平成27年度
当期
当期
増加額
減少額
期首残高
期末残高
3,464
4,515
3,464
4,515
4,515
3,744
4,515
3,744
17,796
17,719
20,174
15,341
15,341
15,470
15,341
15,470
21,261
22,234
23,638
19,857
19,857
19,215
19,857
19,215
■ 業種別の個別貸倒引当金及び貸出金償却の残高等
(単位:百万円)
期首残高
製造業
農業、林業
漁業
鉱業、採石業、砂利採取業
建設業
電気、ガス、熱供給、水道業
情報通信業
運輸業、郵便業
卸売業、小売業
金融業、保険業
不動産業
物品賃貸業
学術研究、専門・技術サービス業
宿泊業
飲食業
生活関連サービス業、娯楽業
教育、学習支援業
医療、福祉
その他のサービス
国・地方公共団体等
個人
合計
216
3,227
43
59
1,842
239
6,026
37
782
346
3,656
313
400
603
17,796
平成26年度
個別貸倒引当金
当期
当期
期末残高
増加額
減少額
396
2,097
34
56
2,088
943
6,938
42
757
195
2,908
270
393
595
17,719
216
3,814
43
59
1,996
239
7,671
37
782
338
3,656
313
400
603
20,174
396
1,510
34
56
1,934
943
5,293
42
757
204
2,908
270
393
595
15,341
貸出金
償却
4
2
7
期首残高
396
1,510
34
56
1,934
943
5,293
42
757
204
2,908
270
393
595
15,341
平成27年度
個別貸倒引当金
当期
当期
期末残高
増加額
減少額
2,317
957
40
35
1,387
187
5,223
42
553
236
2,716
268
1,034
468
15,470
396
1,510
34
56
1,934
943
5,293
42
757
204
2,908
270
393
595
15,341
2,317
957
40
35
1,387
187
5,223
42
553
236
2,716
268
1,034
468
15,470
貸出金
償却
8
0
11
19
(注)1.当金庫は、国内の限定されたエリアにて事業活動を行っているため、「地域別」の区分は省略しています。
2.業種別区分は日本標準産業分類の大分類に準じて記載しています。
■ リスク・ウェイトの区分ごとのエクスポージャーの額等
(単位:百万円)
告示で定める
リスク・ウェイト区分
(%)
00 0%
0 10%
020%
0 35%
0 50%
0 75%
100%
150%
250%
1,250%
その他
合計
エクスポージャーの額
平成26年度
合計
159,588
70,656
315,870
78,984
5,779
90,791
393,490
590
47
1,115,799
格付適用有り
1,244
2,275
3,519
平成27年度
格付適用無し
159,588
70,656
314,625
78,984
3,504
90,791
393,490
590
47
1,112,279
合計
143,704
71,657
337,390
77,889
5,748
111,036
379,304
816
1,945
1,129,491
(注)1.格付は適格格付機関が付与しているものに限っています。
2.エクスポージャーは信用リスク削減手法適用後のリスク・ウェイトに区分しています。
3.「その他」とは、複数の資産を裏付とする資産(いわゆるファンド)のうち、個々の資産の把握が困難な資産のことです。
4.コア資本に係る調整項目となったエクスポージャー(経過措置による不算入分を除く)、CVAリスクは含まれていません。
52
52
格付適用有り
1,335
2,125
3,461
格付適用無し
143,704
71,657
336,054
77,889
3,622
111,036
379,304
816
1,945
1,126,030
連結
■ 一般貸倒引当金、個別貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
(単位:百万円)
平成26年度
当期
当期
増加額
減少額
期首残高
一般貸倒引当金
個別貸倒引当金
合計
期末残高
平成27年度
当期
当期
増加額
減少額
期首残高
期末残高
3,456
4,506
3,456
4,506
4,506
3,736
4,506
3,736
17,796
17,719
20,174
15,341
15,341
15,470
15,341
15,470
21,253
22,225
23,630
19,848
19,848
19,207
19,847
19,207
■ 業種別の個別貸倒引当金及び貸出金償却の残高等
(単位:百万円)
期首残高
製造業
農業、林業
漁業
鉱業、採石業、砂利採取業
建設業
電気、ガス、熱供給、水道業
情報通信業
運輸業、郵便業
卸売業、小売業
金融業、保険業
不動産業
物品賃貸業
学術研究、専門・技術サービス業
宿泊業
飲食業
生活関連サービス業、娯楽業
教育、学習支援業
医療、福祉
その他のサービス
国・地方公共団体等
個人
合計
216
3,227
43
59
1,842
239
6,026
37
782
346
3,656
313
400
603
17,796
平成26年度
個別貸倒引当金
当期
当期
期末残高
増加額
減少額
396
2,097
34
56
2,088
943
6,938
42
757
195
2,908
270
393
595
17,719
216
3,814
43
59
1,996
239
7,671
37
782
338
3,656
313
400
603
20,174
貸出金
償却
396
1,510
34
56
1,934
943
5,293
42
757
204
2,908
270
393
595
15,341
4
2
7
期首残高
396
1,510
34
56
1,934
943
5,293
42
757
204
2,908
270
393
595
15,341
平成27年度
個別貸倒引当金
当期
当期
期末残高
増加額
減少額
2,317
957
40
35
1,387
187
5,223
42
553
236
2,716
268
1,034
468
15,470
396
1,510
34
56
1,934
943
5,293
42
757
204
2,908
270
393
595
15,341
2,317
957
40
35
1,387
187
5,223
42
553
236
2,716
268
1,034
468
15,470
貸出金
償却
8
0
11
19
(注)1.当金庫は、国内の限定されたエリアにて事業活動を行っているため、「地域別」の区分は省略しています。
2.業種別区分は日本標準産業分類の大分類に準じて記載しています。
■ リスク・ウェイトの区分ごとのエクスポージャーの額等
(単位:百万円)
告示で定める
リスク・ウェイト区分
(%)
00 0%
0 10%
020%
0 35%
0 50%
0 75%
100%
150%
250%
1,250%
その他
合計
エクスポージャーの額
平成26年度
合計
159,588
70,656
315,870
78,984
5,779
90,791
393,263
590
47
1,115,572
格付適用有り
1,244
2,275
3,519
平成27年度
格付適用無し
159,588
70,656
314,625
78,984
3,504
90,791
393,263
590
47
1,112,052
合計
143,704
71,657
337,390
77,889
5,748
111,036
379,071
816
1,945
1,129,259
格付適用有り
1,335
2,125
3,461
格付適用無し
143,704
71,657
336,054
77,889
3,622
111,036
379,071
816
1,945
1,125,798
(注)1.格付は適格格付機関が付与しているものに限っています。
2.エクスポージャーは信用リスク削減手法適用後のリスク・ウェイトに区分しています。
3.「その他」とは、複数の資産を裏付とする資産(いわゆるファンド)のうち、個々の資産の把握が困難な資産のことです。
4.コア資本に係る調整項目となったエクスポージャー(経過措置による不算入分を除く)、CVAリスクは含まれていません。
53
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
53
自己資本の充実の状況 ~ バーゼルⅢ(国内基準)第3の柱 ~
自己資本の充実の状況 〜 バーゼルⅢ(国内基準)第3の柱 〜
単体
信用リスク削減手法に関する事項
■ 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャー
(単位:百万円)
信用リスク削減手法■
ポートフォリオ
信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャー
我が国の政府関係機関向け
地方三公社向け
金融機関及び第一種金融商品取引業者向け
法人等向け
中小企業等向け及び個人向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
三月以上延滞等
信用保証協会等による保証付
上記以外
平成26年度
適格金融
資産担保
6,575
0
890
4,374
33
1,250
0
26
-
保証
8,006
3,487
999
19
3,419
80
-
平成27年度
クレジット・
デリバティブ
-
適格金融
資産担保
6,262
1
817
4,121
34
1,243
45
-
保証
6,923
2,462
999
14
3,372
74
-
クレジット・
デリバティブ
-
(注)当金庫は、適格金融資産担保について簡便手法を用いています。
単体
派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
(単位:百万円)
平成26年度
カレントエクスポージャー方式
60
与信相当額の算出に用いる方式
グロス再構築コストの額
グロス再構築コストの額及びグロスのアドオン合計額から
担保による信用リスク削減手法の効果を勘案する前の与
信相当額を差し引いた額
平成27年度
カレントエクスポージャー方式
50
-
-
(注)グロス再構築コストの額は、0を下回らないものに限っています。
(単位:百万円)
平成26年度
平成27年度
担保による信用リスク削 担保による信用リスク削 担保による信用リスク削 担保による信用リスク削
減手法の効果を勘案す 減手法の効果を勘案し 減手法の効果を勘案す 減手法の効果を勘案し
た後の与信相当額
る前の与信相当額
た後の与信相当額
る前の与信相当額
①派生商品取引合計
(ⅰ)外国為替関連取引
(ⅱ)金利関連取引
(ⅲ)金関連取引
(ⅳ)株式関連取引
(ⅴ)貴金属(金を除く)関連取引
(ⅵ)その他コモディティ関連取引
(ⅶ)クレジット・デリバティブ
②長期決済期間取引
合計
60
60
60
60
60
60
■ 担保の種類別の額
該当ありません
■ 与信相当額算出の対象となるクレジット・デリバティブの種類別想定元本額
該当ありません
■ 信用リスク削減手法の効果を勘案するために用いているクレジット・デリバティブの想定元本額
該当ありません
54
54
50
50
50
50
50
50
連結
信用リスク削減手法に関する事項
■ 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャー
(単位:百万円)
信用リスク削減手法■
ポートフォリオ
信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャー
我が国の政府関係機関向け
地方三公社向け
金融機関及び第一種金融商品取引業者向け
法人等向け
中小企業等向け及び個人向け
抵当権付住宅ローン
不動産取得等事業向け
三月以上延滞等
信用保証協会等による保証付
上記以外
平成26年度
適格金融
資産担保
6,575
0
890
4,374
33
1,250
0
26
-
保証
8,006
3,487
999
19
3,419
80
-
平成27年度
クレジット・
デリバティブ
-
適格金融
資産担保
6,262
1
817
4,121
34
1,243
45
-
保証
6,923
2,462
999
14
3,372
74
-
クレジット・
デリバティブ
-
(注)当金庫は、適格金融資産担保について簡便手法を用いています。
連結
派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
(単位:百万円)
平成26年度
カレントエクスポージャー方式
60
与信相当額の算出に用いる方式
グロス再構築コストの額
グロス再構築コストの額及びグロスのアドオン合計額から
担保による信用リスク削減手法の効果を勘案する前の与
信相当額を差し引いた額
平成27年度
カレントエクスポージャー方式
50
-
-
(注)グロス再構築コストの額は、0を下回らないものに限っています。
(単位:百万円)
平成26年度
平成27年度
担保による信用リスク削 担保による信用リスク削 担保による信用リスク削 担保による信用リスク削
減手法の効果を勘案す 減手法の効果を勘案し 減手法の効果を勘案す 減手法の効果を勘案し
た後の与信相当額
る前の与信相当額
た後の与信相当額
る前の与信相当額
①派生商品取引合計
(ⅰ)外国為替関連取引
(ⅱ)金利関連取引
(ⅲ)金関連取引
(ⅳ)株式関連取引
(ⅴ)貴金属(金を除く)関連取引
(ⅵ)その他コモディティ関連取引
(ⅶ)クレジット・デリバティブ
②長期決済期間取引
合計
60
60
60
60
60
60
50
50
50
50
50
50
■ 担保の種類別の額
該当ありません
■ 与信相当額算出の対象となるクレジット・デリバティブの種類別想定元本額
該当ありません
■ 信用リスク削減手法の効果を勘案するために用いているクレジット・デリバティブの想定元本額
該当ありません
55
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
55
自己資本の充実の状況 〜 バーゼルⅢ(国内基準)第3の柱 〜
単体
証券化エクスポージャーに関する事項
該当ありません
単体
出資等又は株式等エクスポージャーに関する事項
(単位:百万円)
区分
■ 貸借対照表計上額及び時価
上場株式等
平成26年度
貸借対照表
時価
計上額
144
144
平成27年度
貸借対照表
時価
計上額
196
196
非上場株式等
3,697
3,697
4,213
4,213
合計
3,842
3,842
4,410
4,410
(単位:百万円)
平成26年度
■ 出資等又は株式等エクスポージャーの売却及び償却に伴う損益の額
平成27年度
売却益
223
28
売却損
2
4
償却
2
0
■ 貸借対照表で認識され、かつ、損益計算書で認識されない
■ 評価損益の額
評価損益
40
11
■ 貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額
評価損益
-
-
単体
金利リスクに関する事項
■ 金利リスクに関して内部管理上使用した金利ショックに対する損益又は経済的価値の増減額
(単位:百万円)
区分
貸出金
運用勘定
調達勘定
金利リスク量
平成26年度
平成27年度
1,462
1,441
有価証券
3,125
3,314
預け金等
2,083
1,619
運用勘定合計
6,670
6,375
預金積金
1,558
1,415
その他
調達勘定合計
銀行勘定の金利リスク
(参考)
バーゼルⅢ(国内基準)第2の柱のアウトライヤー基準に基づく
金利リスク量
3
1
1,562
1,416
5,107
4,958
3,224
2,769
(注)1.金利リスクは、金融機関の保有する資産・負債のうち、市場金利に影響を受けるもの(例えば、貸出金、有価証券、預金等)が、金利ショックにより発生するリスク量を
見るものです。当金庫では、VaR(バリュー・アット・リスク)を用いて金利リスクを算出しています。VaRとは、過去の一定期間のデータをもとに、一定期間(保有期間)・
一定確率(信頼区間)のもとで現在保有する資産・負債から将来、発生しうる最大損失額を統計的に計測する方法のことです。
2.銀行勘定の金利リスクは、運用勘定と調達勘定の金利リスク量を相殺して算出しています。
3.バーゼルⅢ(国内基準)第2の柱のアウトライヤー基準に基づく金利リスクは、当金庫では、金利ショックを「保有期間1年、最低5年の観測期間で計測される金利変動
の1パーセンタイル値と99パーセンタイル値」として金利リスクを算出しています。
4.預金積金のうち要求払預金の金利リスク量は、当金庫では、普通預金等の額の50%相当額(コア預金)を0~5年の期間に均等に振り分けて(平均2.5年)算定して
います。コア預金とは、明確な金利改定間隔がなく、預金者の要求によって随時払い出される要求払預金のうち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留する預
金のことです。
56
56
連結
証券化エクスポージャーに関する事項
該当ありません
連結
出資等又は株式等エクスポージャーに関する事項
(単位:百万円)
区分
■ 連結貸借対照表計上額及び時価
上場株式等
平成26年度
平成27年度
連結貸借対照表
連結貸借対照表
時価
時価
計上額
計上額
144
144
196
196
非上場株式等
3,692
3,692
4,207
4,207
合計
3,837
3,837
4,403
4,403
(単位:百万円)
平成26年度
■ 出資等又は株式等エクスポージャーの売却及び償却に伴う損益の額
平成27年度
売却益
223
28
売却損
2
4
償却
2
0
■ 連結貸借対照表で認識され、かつ、連結損益計算書で認識されない
■ 評価損益の額
評価損益
40
11
■ 連結貸借対照表及び連結損益計算書で認識されない評価損益の額
評価損益
-
-
金利リスクに関する事項
連結
連結グループに占める子会社及び関連会社の資産、負債及びオフ・バランス取引のそれぞれの残高の割合は5%未満であるため、当金庫
連結グループでは、子会社及び関連会社の金利リスクは僅少であると認識し、連結グループの金利リスク量=単体の金利リスク量としていま
す。
上記の理由から、単体の開示項目をご参照ください。
57
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
57
開示項目一覧
開示項目一覧
法定開示項目
信用金庫法第89条(銀行法第21条準用)に基づく開示項目
Ⅰ. 単体 (信用金庫法施行規則第132条における規定)
1. 金庫の概況及び組織に関する事項
Page
イ. 事業の組織
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
15
ロ. 理事及び監事の氏名及び役職名
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
16
ハ. 事務所の名称及び所在地
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
60
2. 金庫の主要な事業の内容
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10
3. 金庫の主要な事業に関する事項
イ. 直近の事業年度における事業の概況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
ロ. 直近の5事業年度における主要な事業の状況を示す指標
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
31
ハ. 直近の2事業年度における事業の状況を示す指標
(1) 主要な業務の状況を示す指標
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31・32
(2) 預金に関する指標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
32
(3) 貸出金等に関する指標
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
33
(4) 有価証券に関する指標
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
34
4. 金庫の事業の運営に関する事項
イ. リスク管理の態勢
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12・13
ロ. 法令等遵守の態勢 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
14
ハ. 中小企業の経営の改善及び地域の活性化のための取組の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6~9・18
二. 金融ADR制度への対応 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
14
5. 金庫の直近の2事業年度における財産の状況に関する事項
イ. 貸借対照表、損益計算書及び剰余金処分計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20~25
ロ. 貸出金のうち次に掲げるものの額及びその合計額
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26・27
(1) 破綻先債権に該当する貸出金
(2) 延滞債権に該当する貸出金
(3) 3ヵ月以上延滞債権に該当する貸出金
(4) 貸出条件緩和債権に該当する貸出金
ハ. 自己資本の充実の状況について金融庁長官が別に定める事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42~57
二. 次に掲げるものに関する取得価額又は契約価額、時価及び評価損益
(1) 有価証券
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28・29
(2) 金銭の信託
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
29
(3) 信用金庫法施行規則第102条第1項第5号に掲げる取引 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
29
ホ. 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
27
ヘ. 貸出金償却の額
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
27
ト.
金庫が法第38条の2第3項の規定に基づき貸借対照表、損益計算書及び剰余
金処分計算書について会計監査人の監査を受けている場合にはその旨
21
Ⅱ. 連結 (信用金庫法施行規則第133条における規定)
1. 金庫及びその子会社等の概況に関する事項
イ. 金庫及びその子会社等の主要な事業の内容及び組織の構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
35
ロ. 金庫の子会社等に関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
35
2. 金庫及びその子会社等の主要な事業に関する事項
イ. 直近の事業年度における事業の概況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
35
ロ. 直近の5連結会計年度における主要な事業の状況を示す指標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
36
3. 金庫及びその子会社等の直近の2連結会計年度における財産の状況に関する事項
イ. 連結貸借対照表、連結損益計算書及び連結剰余金計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36~41
ロ. 貸出金のうち次に掲げるものの額及びその合計額
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
37
(1) 破綻先債権に該当する貸出金
(2) 延滞債権に該当する貸出金
(3) 3ヵ月以上延滞債権に該当する貸出金
(4) 貸出条件緩和債権に該当する貸出金
ハ. 自己資本の充実の状況について金融庁長官が別に定める事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42~57
ニ. 金庫及びその子法人等が2以上の異なる種類の事業を営んでいる場合の事業の
種類ごとの区分に従い、当該区分に属する経常収益の額、経常利益又は経常損
37
失の額及び資産の額として算出したもの
58
58
法定開示項目
金融機能の再生のための緊急措置に関する法律第7条に基づく開示項目
資産の査定の公表
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Page
26・27
バーゼルⅢ(国内基準)第3の柱に基づく開示項目
信用金庫法施行規則第132条第1項第5号ニ等の規定に基づき、自己資本の充実の状況等につい
て金融庁長官が別に定める事項(平成19年金融庁告示第16号)
Ⅰ. 単体における事業年度の開示事項 (第2条)
Page
1. 定性的な開示事項
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42~45
2. 定量的な開示事項
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46~57
Ⅱ. 連結における事業年度の開示事項 (第3条)
1. 定性的な開示事項
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42~45
2. 定量的な開示事項
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46~57
任意開示項目
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
ごあいさつ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
経営理念
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トピックス 平成27年度の歩み ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
文化的・社会的な地域貢献活動 地域活性化への取組 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
地域密着型金融の取組状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
地域金融円滑化のための基本姿勢 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
総代会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
執行役員・参事一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
内部管理態勢
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
顧客保護等管理態勢 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
報酬体系について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
直近の事業年度における財務諸表の正確性、及び財務諸表作成に係る内部監査
の有効性を確認した旨の代表者記名
退職給付会計
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その他業務収支の内訳 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
業務純益
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Page
巻頭
2・3
4・5
6・7
8
18
10・11
16
17
14
16
21
30
32
32
59
S H O N A N S H I N K I N B A N K D I S C L O S U R E 2 016
59
I N F O R M AT I O N
◆◆店舗配置
− 店舗一覧−
※●の中の数字は店番を示しています。
平成28年6月23日現在
横 須 賀・三 浦 地 区
横浜・東京地区
湘南地区
1
本 店 営 業 部
横須賀市大滝町2-2
19
池
上
支
店
横須賀市池上4-1-4
2
田
浦
支
店
横須賀市船越町1-45
21
野
比
支
店
横須賀市野比1-8-27
3
衣
笠
支
店
横須賀市衣笠栄町1-70
22
逸
見
支
店
横須賀市東逸見町2-81
4
追
浜
支
店
横須賀市追浜本町1-1
23
三浦海岸支店
三浦市南下浦町上宮田3115
5
久 里 浜 支 店
横須賀市久里浜4-8-17
26
馬
堀
支
店
横須賀市馬堀町3-2-1
6
武
横須賀市林1-1-6
28
逗
子
支
店
逗子市逗子1-1-3
13
北久里浜支店
横須賀市根岸町3-3-8
48
浦
賀
支
店
横須賀市浦賀3-2-16
13
岩 戸 出 張 所
横須賀市岩戸4-23-10
49
堀 ノ 内 支 店
横須賀市三春町3-25
14
長
沢
支
店
横須賀市グリーンハイツ3-5
61
三
三浦市三崎町諸磯975
17
鴨
居
支
店
横須賀市鴨居1-10-14
7
磯
子
支
店
横浜市磯子区中浜町15-13
38
杉
9
保土ヶ谷支店
横浜市保土ヶ谷区和田1-17-3
43
上 大 岡 支 店
横浜市港南区上大岡西1-18-3
10
伊勢佐木町支店
横浜市中区長者町8-134
44
永
横浜市南区永田北3-3-12
11
大
口
支
店
横浜市神奈川区大口通127-9
45
本 郷 町 支 店
横浜市中区本郷町2-51
18
矢
向
支
店
横浜市鶴見区矢向6-12-7
47
元町中華街支店
横浜市中区山下町112
24
横浜西口支店
横浜市西区南幸2-13-12
64
小
店
東京都品川区小山4-5-4
25
能 見 台 支 店
横浜市金沢区能見台通7-25
66
本門寺前支店
東京都大田区池上6-3-8
35
戸
横浜市戸塚区上倉田町498-9
36
藤棚中央支店
横浜市西区中央2-4-16
31
鎌 倉 営 業 部
鎌倉市御成町4-13
57
若 松 町 支 店
茅ヶ崎市旭が丘2-33
32
大
船
支
店
鎌倉市大船1-4-1
58
高
店
茅ヶ崎市鶴が台1-2
33
腰
越
支
店
鎌倉市腰越3-22-1
62
鎌倉駅前支店
鎌倉市御成町11-39
40
深
沢
支
店
鎌倉市常盤82
63
藤
藤沢市鵠沼橘1-1-2
51
茅ヶ崎営業部
茅ヶ崎市新栄町8-4
69
茅ヶ崎南口支店
53
小 和 田 支 店
茅ヶ崎市浜竹3-2-32
54
寒
高座郡寒川町岡田112
山
塚
川
支
支
支
店
店
店
崎
支
店
(横須賀・三浦地区 18店舗・1出張所)
田
田
山
支
支
支
店
店
横浜市磯子区杉田1-19-17
(横浜・東京地区 16店舗)
田
沢
支
支
店
茅ヶ崎市幸町22-6-102
(湘南地区 12店舗)
※ 2 田浦支店は店舗建替えのため、横須賀市船越町1-55の仮店舗にて営業しています。
◆ ◆ 店 舗 外 ATM配 置
平成28年6月23日現在
横 須 賀・三 浦 地 区
横浜・東京地区
湘南地区
60
1
横須賀共済病院出張所
横須賀共済病院内
12
津久井浜出張所
京急津久井浜駅そば 海岸方面へ徒歩2分
2
横須賀中央出張所
中央大通りからヤジマレコード先
13
ショッパーズプラザ出張所
ショッパーズプラザ横須賀内
3
モアーズシティ出張所
京急横須賀中央駅南口 モアーズシティ内
14
京急大津出張所
大津行政センター前
4
横須賀市役所出張所
市役所北口駐車場側入口並び
15
東逗子出張所
ヨークマート東逗子店正面入口(水道道側)
5
京急ストアスパーク浦郷店出張所
京急ストアスパーク浦郷店駐車場内
16
リヴィンよこすか店出張所
リヴィンよこすか店内
6
京急ストアハイランド店出張所
京急ストアハイランド店隣接
17
安浦出張所
京急県立大学駅そば徒歩0分
7
ローゼン湘南山手出張所
そうてつローゼン湘南山手店内
18
汐入出張所
京急汐入駅から坂本方面徒歩2分
8
京急ストア新久里浜店出張所
京急ストア新久里浜店隣接
19
上町出張所
不入斗橋バス停そば
9
陸上自衛隊武山駐屯地出張所
陸上自衛隊武山駐屯地内
20
根岸出張所
京急ストア北久里浜向かい
10
京急ストア芦名店出張所
京急ストア芦名店入口
21
南田浦出張所
横須賀基督教社会館並び
11
京急ストアスパーク北久里浜出張所
京急ストアスパーク北久里浜隣接
22
京急ストア安針塚店出張所
京急安針塚駅前 京急ストア安針塚店内
23
横浜南共済病院出張所
横浜南共済病院内
27
公田出張所
栄警察署斜め前
24
蒔田商店街出張所
鎌倉街道から蒔田商店街内
28
京急ストア屛風浦店出張所
京急ストア屏風浦店内
25
本牧第一福祉センター出張所
本牧ふ頭D突堤 湾港労働者福祉センター1F
29
浅田出張所
下新田バス停から徒歩1分
26
大井出張所
池上通り大井5丁目交差点そば
30
富士スーパー鶴嶺店出張所
富士スーパー鶴嶺店駐車場内
34
小谷出張所
中原街道小谷交差点そば
31
今宿出張所
国道1号線の今宿交差点を寒川方面に約1km
35
田村出張所
旧田村十字路交差点かど
32
イオン茅ヶ崎中央店出張所
イオン茅ヶ崎中央店SC店内
36
用田出張所
御所見市民センター前バス停そば
33
茅ヶ崎市立病院出張所
茅ヶ崎市立病院内
MAP
­ 店舗ネットワーク ­
64
多摩区
品川区
26
高津区
麻生区
宮前区
町田市
東京都
中原区
66
青葉区
相模原市
幸区
都筑区
18
港北区
大和市
旭区
9
36
44 南区
泉区
中区 4525
28
4
3
港南区
54
38
磯子区
寒川町
8
313032 5
33
51
69 57
27
藤沢市
53
32
栄区
金沢区
鎌倉市
63
33
40
2
5
23
62
4
31
28
5
子市
2
1
5
21
横須賀市中央 部 拡 大 図
22
1
8
葉山町
4
1
須
賀
中
央
駅
2
1 1
6
1
9 1
7
3
49 14 26
11
20
1
3
6
9
1
1
4
21
1
7
1
3
8
74
6
58
1
2
23
駅
大学
県立
1
9
3
横須賀市
10
拡大図参照
1 4
19
横須賀
市役所
2
3横
1
3
22
▲
茅ヶ崎市
平塚市
4
7
7
戸塚区
34
35
横浜市
10
24
3
5
36
川崎市
24
保土ケ谷区 西区
綾瀬市
海老名市
29
1
1
神奈川区
瀬谷区
川崎区
鶴見区
緑区
座間市
大田区
1
7
三浦市
61
※●●●の中の数字は店番を
示しています。
… 横須賀・三浦地区
… 横浜・東京地区
… 湘南地区
◆ 営業地区
神奈川県
横須賀市、 子市、三浦市、三浦郡葉山町、横浜市、川崎市、鎌倉市、藤沢市、大和市、茅ヶ崎市、高座郡寒川町、平塚市、
海老名市、綾瀬市、厚木市、相模原市(旧津久井郡を除く)、座間市、中郡大磯町、中郡二宮町、足柄上郡中井町、秦野市、
伊勢原市、愛甲郡清川村、小田原市、足柄下郡箱根町、足柄下郡湯河原町
東 京 都
大田区、品川区、目黒区、港区、世田谷区、町田市
The Shonan Shinkin Bank
湘南信用金庫 経営企画部
〒238 - 8616 横須賀市大滝町2-2 TEL 046 - 825 - 3385
e-mail [email protected]
http://www.shinkin.co.jp/shonan 平成28年
7月発行
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