...

地形と可視性の分析 今日の授業の目的 今日使うツール

by user

on
Category: Documents
10

views

Report

Comments

Transcript

地形と可視性の分析 今日の授業の目的 今日使うツール
今日使うツール:カシミール3D
今日の授業の目的
観光地理情報学特論Ⅰ 2014年度第9回
• 地形描画・分析ツール(フリーウェア)
• 山登りをする人に愛用されている
• 国土地理院のデータなどが簡単に扱える
地形データを使うことでどんな地図づくり
や分析が可能になるのかを「カシミール
3D」を使って体験し、あわせて地形デー
タの取り扱いについて学ぶ
地形と可視性の分析
首都大学東京 都市環境学部 自然・文化ツーリズムコース
倉田 陽平
[email protected]
TOKYO METROPOLITAN UNIVERSITY
3
2
カシミール3Dの起動
カシミール3Dの起動
地点のブックマーク
(つづき)
• 富士山頂が表示される
• 拡大/縮小・スクロールによって、首都大が中心に
なるようにしよう
• Windowsのスタートメニューよりカシミール3Dを
探して、起動する
• 「国土地理院の…」の横の「使ってみる」をクリック
4
• 首都大9号館のところで右クリック
• 「位置のマーク」を選択
• データの名前を「首都大9号館」として登録
5
6
8
9
地図の切替
(電子国土のケース)
地形図(電子版)
2500分の1地図
空中写真
7
地形の分析を考えるにあたって
– 「閲覧するため」の地図なので、
標高情報がもりこまれていない
• 数値地図50mメッシュ
– Yドライブに入っているのですぐ使える
– 本来は売りもの
今回はこの二つを重ねる
• 電子国土
• 基盤地図情報
– 精細(5m,10mメッシュ)
– 無料でダウンロードできる!
10
DEM
(Digital Elevation Model / 数値標高モデル)
42m
31m
22m
37m
28m
23m
15m
48m
33m
16m
http://fgd.gsi.go.jp/download/GsiDLLoginServlet
12
数値地図50mメッシュを開く
数値地図50mメッシュを開く
(つづき)
• ファイル→開く→形式を指定した地図→数値地図50m
• Yドライブ→数値地図50mメッシュ(標高)
→日本2→DATA→任意のフォルダのファイル
• 一定間隔にとられた標本点の標高データ
• 代表例:数値地図50mメッシュ
35m
11
• 中日本のどこかの地図が出るので、首都大付近に
地図を戻す(ジャンプ→首都大9号館)
日本1:北日本
日本2:中日本
日本3:西日本
8m
13
標高図のビジュアル修正①
14
標高図のビジュアル修正②
• パレットアイコン(または表示→パレットの選択)
• 好きなパレットを選択→OK
標高図のビジュアル修正②
• 表示→表示の設定
• 陰影の強度を「強」側に近づける
16
15
• 表示→表示の設定
• レリーフ[2](立体地図)
17
18
19
電子国土と標高図を重ねる
20
電子国土と標高図を重ねる方法
21
地形図+標高図
• 電子国土を再び表示する
• 編集→標高データを重ねる(MATの作成)
• 次へ→一覧から選択→???.MEM→次へ→完了
③
②
①
⑤
22
空中写真+標高図
④
23
断面図の作成
断面図の作成
(陰影を最高に強調)
(結果)
• 開始点で右クリック→断面図
• 終了点で右クリック→確定
25
24
縦軸拡大率の調整
26
27
鳥瞰図の作成
• 視点場の地点で右クリック→カシバード起動
• 終了点で右クリック→確定
鳥瞰図の作成
鳥瞰図の作成
(つづき)
(つづき)
アングルが決まったら「撮影」を押す→きれいな画面に!
「地図との合成表示」に変更
28
鳥瞰図の作成
29
可視領域の計算
参考:先ほど作成した合成地図の読出し
(地形図を使った場合)
• 開く→形式を指定した地図→MAT地図
• (おそらく)C:→ユーザー→パブリック
→パブリックのドキュメント→Kashmir→Dimの中
• 調べたい地点を右クリック→可視マップ→計算中心
• ツール→可視マップ→計算の設定→
標高(海抜+視点高さ)と計算範囲を設定
• ツール→可視マップ→「粗く計算」など
32
31
9号館8Fの可視領域
9号館8Fの可視領域
34
30
33
スカイツリーの可視領域
35
スカイツリー第二展望台(450m)からの可視領域(カシミールで作成)
36
可視性の判定(簡易法)
可視性の判定(簡易法)
可視性の判定(厳密法)
(結果)
• ツール→可視マップ→一発判定
• 左右それぞれの緯度・経度・高さを手入力→判定
• 開始点で右クリック→見通し
• 終了点で右クリック→確定
9号館の海抜138m
+ 8Fベランダ高さ26m
37
可視性の判定(厳密法)
この方法だと、「A地点の地面から、B地点の
地面が見えるか否か」しか判定できない38
• 高尾山付近の標高図+空中写真を表示
• Zドライブの「MtTakao.gpx」をカシミール3Dのウィン
ドウにドラッグ&ドロップ
• 見通しの良い場所はどこか?
• 外から見られにくい場所はどこか?
40
White Sands National Monument、 USA
41
GPSログに沿った標高表示
GPSログの3D表示
39
GPSログの表示
観光における可視領域分析
(結果)
スカイツリーの海抜 0m
+スカイツリー高さ634m
42
参考:地形データを使ってできること
✔
• 眺望の再現
ルートを右クリック→トラックの操作→グラフ表示
✔
• 可視性判定/可視領域分析
• 水面上昇シミュレーション
• 斜面方向・斜度算出
• 尾根線・谷線抽出
43
44
45
斜面方向・斜度計算
水面上昇シミュレーション
• 「パレットの設定」を表示→新規→編集
• 追加→「10」mと入力→整列
• 0mの色を赤に変更→OK
• 斜面方向: 等高線と直角の方向
• 斜度: 等高線の間隔
40m
47
46
急傾斜地の計算
カシミールで作成 30度以上の箇所を抽出
尾根線・谷線の抽出
49
50
30m 20m
10m
48
Fly UP