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La Stoppa

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La Stoppa
Azienda. Vitivinicola
La Stoppa
Rivergaro , Emilia Romagna , Italia
ラ・ストッパ
最初の飲み頃を迎えるまで熟成“大人のワイン”
最も優れた栽培家に選出
『どういうワインを造るか
なんておかしい。土地の
個性を最大限に反映さ
せた結果がラ・ストッパ
のワインになる。それこ
そがラ・ストッパの個性』
ガンベロ・ロッソにて最も
優れた栽培家に選出さ
れたエレナはいつでも理
知的で信念の強さを感
じさせる。広大な所有地は52ヘクタールにもおよび、その内葡萄畑は
30ha。1973年に購入した畑で現在では全ての区画で有機栽培が徹
底。敷地内には小川も流れ、飛び地になっている各畑は異なるミクロク
リマを持っていて、それらをブレンドすることで全体のバランスが取れる
のだ。
在エレナが暮らす城とともに100年以上前から存在していて、主にフラ
ンス品種を栽培していた。パンタレオーネ家が購入してから高品質ワイ
ン造りを始め、エレナは2代目になる。このカンティーナを支えるもう1
人の重要な人物が栽培・醸造の責任者を務めるジュリオ・アルマーニ
氏。30年間、栽培・醸造に従事し、エレナと共に品質を高めてきた。
福岡正信の考え方に賛同しているが、一方でビオディナミにも異議を
唱える。ラ・ビアンカーラのアンジョリーノ・マウレ氏ともある意味で同調し
ながらも一部では激しくぶつかる。『アンジョリーノは粘土質の畑は絶対
耕すべきだというが、僕等はそう思わない。だって、空気の粒子という
のは土の粒子よりも格段に細かくて人間がひっくり返さなくても地底深く
まで浸透する。粘土質が完全に固まってしまうことはないんだ』
地下熟成庫で納得いくまで熟成させる
ワインは全体が丸くまとまり、決して突出するところがない。完璧にバラ
ンスし、悪いところが見つからない。しかも、飲み頃に限りなく近い状態
で出荷される。醸造に関
しては至ってシンプル。完
醸造責任者ジュリオ・アルマーニ
熟を待って区画ごとに収
1982年からは一切の除草剤の使用を中止。畑は木製の杭が打たれ 穫。セメントか縦型のステ
雑草が生い茂る。丘の上から向こう側に見 ンレスタンクにて醗酵。天
える畑は除草剤で枯れ果てた草の赤と畝 然 酵 母 の み 。 特 別 な 温
の間の緑がシマ模様になっていて気味が 度管理もしない。ワインは
悪い。ラ・ストッパの畑はルーコラ、豆類、タ 瓶詰め後地下セラーでゆ
ンポポが一面に咲き一面黄色と緑。葡萄 っくりと熟成される。味わ
樹は活力がみなぎっている。昔は急斜面の いがこなれ、甘みが出てきてから出荷される。『私達はグラヴネルでは
畑下部では土が流され葡萄樹ごとさらわれる事があったが、1978年 ない。ステンレスタンクは全部捨てるというようなドラスティックな変革は
以降は無耕起が採用され雑草の根が土を固定してくれるようになった。 好まない。だってまだ使えるのよ。それが地球にとって良いことだとは思
本当に自然で緩やかな空気が漂う。ラ・ストッパというカンティーナは現 えない。自分達がやれることを最大限やっていく』
商品記号
ワイン
州
Piacentini Rosso
69H61 Colli
コッリ・ピアチェンティーニ・ロッソ
Rosso
69V60 Trebbiolo
トレッビオ・ロッソ
9月入港予定
ヴィンテージ 色
サイズ
参考上代
E.Romagna
2009
赤
750ml
2,500
E.Romagna
2011
赤
750ml
3,000 名称変更
メモ
在庫
△
◎
60%Barbera, 40%Bonarda 自然酵母によって発酵。味わいはバルベーラ種の強い果実と深み、伸びのある酸とボナルダ由来の優しさが融合。完璧なバランス感覚としか言いようがない。こちらは、よりラ・ストッパらしい
しみじみとした旨味を感じさせる。スティルワイン。
Rosso Barbera
69R98 Emilia
エミリア・ロッソ・バルベーラ
E.Romagna
2007
赤
750ml
3,800
〇
〇
〇
100% Barbera 何かが突出することなくこの地区のバルベーラらしい親しみやすさを残しながらもワンランク上のしっとりとした味わいを実現。
Rosso "Macchiona"
69V61 Emilia
エミリア・ロッソ・マッキオーナ
9月入港予定
Rosso "Macchiona"
69R99 Emilia
エミリア・ロッソ・マッキオーナ
E.Romagna
2002
赤
750ml
7,800 10年熟成/蔵出し
E.Romagna
2007
赤
750ml
4,300
50%Barbera, 50%Bonarda このワインこそがラ・ストッパらしさを最も表現しているのではないだろうか。自然酵母のみで発酵。スロヴェニア産の大樽で12ヶ月間熟成。瓶詰め後も地下セラーにて十分熟成させてからリ
リースされる。しっかりとした骨格と濃厚な果実感を持っていながらも全体が馴染んでいる。奥に厳格さというべきか、このワインの品格みたいなものが隠れているように思う。重さを感じさせない伸びやかで優美な酸と爽やか
な甘味がバランス。
最新価格表にてご確認ください
Piacentini "Stoppa" Cabernet Sauvignon
69A51 Colli
コッリ・ピアチェンティーニ・ストッパ・カベルネ・ソーヴィニヨン
E.Romagna
2003
赤
750ml
5,300 蔵出しバックヴィンテージ
〇
Cabernet Sauvignon, Merlot この地区では昔から植えられていたカベルネ ソーヴィニョン及びメルローが主体。彼らにとっては地葡萄である。自然酵母のみで発酵。30日間程度のマセラシオン。バリックで14ヶ月熟成。
満足いくまで瓶熟させてからリリース。
Bianco "Ageno"
69L78 Emilia
エミリア・ビアンコ・アジェーノ
E.Romagna
2007
白
750ml
4,000
〇
60%Malvasia, 40%Ortrugo,Trebbiano 天然酵母のみで醗酵。長期マセレーション後はステンレスと木樽を併用して1年間熟成。ノンフィルター、極少量の亜硫酸を添加するのみでボトリング。黄金色の色調は濃厚な旨
味が詰まっているかのよう。紅茶、ベルガモット、ライチ、アンズ・・・複雑で濃密な香は口中を長く支配する。
del Volta Passito
69H62 Vigna
ヴィーニャ・デル・ヴォルタ・パッシート
E.Romagna
2007
甘
500ml
95%Malvasia, 5%Moscato 完璧に熟した葡萄を樹から切り離し、室内ではなく畑に置き、自然風で乾燥させることで自然なパッシートを造り上げる。
5,600 葡萄樹上で半乾燥
△
皆に慕われるエレナとジュスト
2010年ガンベロ・ロッソにて
最高の栽培家に選出されたエレナ。
彼女が全幅の信頼を寄せるのがジュスト。
多くの醸造家が彼を慕っている。
ピノ・ネロで素晴らしいワインを醸すアルベルト・アングイッソラ。
ブルネッロの美人姉妹、フォンテレンツァ。
バルバレスコのルーカ・ロアーニャ。
ダリオ・プリンチッチ。
フランス、自然派ワインの父、
故マルセル・ラピエールも慕っていた。
エミリア・ロマーニャを代表するカンティーナ
1973年にエレナの一族が買い取ってから
一気に品質を向上させたラ・ストッパ。
今や、イタリア国内でも大人気のカンティーナに成長した。
カンティーナ含め、一面が彼女の所有地。
森、川、谷、牛の放牧地までもが彼女の敷地内に存在する。
歴史的に見てもこの地域は裕福でなく、
それ故に農薬等の使用も少なかった。
『この地域は健康な森、川、そして畑が残っている貴重な地域なの』
『これこそが私達の財産』
彼女の敷地内では一切、
除草剤などの薬品は使われていない。
『当たり前のことを当たり前にやっているだけ』
『私達はグラヴネルではない』
『ステンレスタンクは全部捨てるというようなドラスティックな変革は好まない。
だってまだ使えるのよ。それが地球にとって良いことだとは思えない。
自分達がやれることを最大限やっていく』
持続可能で実践的な有機栽培
敷地内には小川も流れ、飛び地になっている各畑は
それぞれ異なるミクロクリマを持っている。
それらをブレンドすることで
全体のバランスが取れるのだと言う。
1982年からは一切の除草剤の使用を中止した。
畑は木製の杭が打たれ雑草が生い茂る。
ラ・ストッパの畑はルーコラ、豆類、
タンポポが一面に咲き一面黄色と緑。
葡萄樹は活き活きとして
活力がみなぎっているのを感じさせる。
ところどころに存在する急斜面の畑の下部では
土が流され葡萄樹ごとさらわれる事があったが、
1978年以降は無耕起が採用され
雑草の根が土を固定してくれるようになったのだと言う。
本当に自然で緩やかな空気が漂うカンティーナ。
ラ・ストッパらしさ
今やそれなりの生産量を造るようになった
ラ・ストッパ。
『どういうワインを造るかなんておかしい。
土地の個性を最大限に反映させた結果、
出来上がったワインがラ・ストッパのワインになるはず。
そして、それこそがラ・ストッパの個性ということ』
この土地、この年を最重要視してワインを醸す。
『多くの人がラ・ストッパのワインを
楽しみにしてくれている。
期待を裏切らない高いレベルを維持することが大切』
飲み手を裏切らない
ラ・ストッパのスタイルが確実に存在する。
『白葡萄の可能性』
2006年は11ヶ月間のマセラシオン。300日以上のマエラシオン・・・。
近年のバローロは短いカンティーナだと5日。
伝統的造り手でも近年は短めで30~40日程度。
長いマセラシオンで有名なロアーニャでさえ100日。
ジュストは葡萄の果皮の色に関わらず、果皮と
果皮周辺に含まれる色々な要素は重要と考えている。
健全な葡萄であれば、長いマセラシオン期間をとってもバクテリアに侵されることはない。
アジェーノは特別なワインだ。
フリウリのグラヴネルやラディコン、ダリオ・プリンチッチ等の醸し白ワインの造り手と
大きく違う点がステンレスタンクでの発酵、熟成。
ほとんどの造り手が木樽やアンフォラといった酸素供給力の高い容器で行うのに対し、
アジェーノは嫌気的環境に陥りやすいステンレスタンク。
『木樽には興味があるよ。でもこのタンクまだ十分使えるんだよ。捨てるなんてエコじゃない』
ステンレスで全工程を仕上げることによって
ワインは、よりシリアスなワインに仕上がるのだと言う。
グラヴネルやラディコン、ダリオ・プリンチッチに
確実に存在する果実以外の参加熟成による香味は
アジェーノには一切存在しない。
アプリコット、オレンジピール、ウーロン茶、紅茶、アニス。コンフィチュールのようなピュアな香
が支配する。
アジェーノにしかない個性。
熟成を経てワインは完成する
ラ・ストッパのワインは『大人のワイン』だ。
ピエモンテより南のバルベーラとボナルダと言えば、
甘く、より瞬間的な美味しさのワインを想像する。
ラ・ストッパは全く違う。
彼等の地下セラーには今まで見たことのない量の
ボトルが寝かされている。
有機栽培で完熟させた葡萄(果皮は厚い)で、
自然酵母のみでの比較的長い発酵を行うことで
ワインは大量のタンニンと濃厚な果実味を得る。
これが馴染んでいくには時間が必要。
若いワインでは感じることのできない
熟成による美味しさ。
まるでフランチャコルタの熟成庫のよう。
最初の飲み頃を迎えるまで寝かされる。
彼等のワインは圧倒的な果実感の奥に
熟成と甘み、タンニン、酸味の
大人のバランスが隠されている。
表面の美味しさではなく、
ワインの奥の美味しさを感じて欲しい。
厚い果実の奥に、
ダイナミックで均整のとれた
旨みが存在し、この旨みは
口中で徐々に開かれる。
余韻は太く、異常なまでに長い。
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