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福井県警察速度管理指針(PDF)
福井県警察速度管理指針 平成26年7月 福井県における総合的な速度管理の必要性 交通事故の発生状況 ○ 全人身事故のうち、 第一当事者が規制速度 を超過していたのは、 全体の1割未満である のに対し、死亡事故の 場合は3割超 走行速度と交通事故 等の関係 ○ 車両対歩行者の人身 事故において危険認知 速度(事故直前速度) が高いほど、死亡重傷 率が高く、危険認知速 度が30km/h を超え ると死亡重傷率は5割 超 規制速度の遵守に よる被害の軽減 ○ 規制速度を超過した 人身事故は、規制速度 内の事故と比べて、死 亡事故となる確率が、 7.4倍 交通指導取締り等の 交通事故抑止効果 ○ 規制速度を超過した 人身事故が、平成24 年に多く発生していた 小浜警察署管内におい て、重点的な速度取締 り等の結果、平成25 年には大幅に減少 福井県警察における総合的な速度管理の内容 道路、地域等の特性に応じた 分類と分類ごとの目標の提示 分類ごとの施策の例示 具体的な路線、地域等 の例示 ※ ※ ※ 生活道路 幹線道路 (特徴) ○ 朝夕に子供や高齢者が犠牲とな る事故が多い ○ 抜け道利用者による危険認知速 度 30km/h 超えの死亡事故が多い (目標) ○ 車両の速度抑制 ○ 抜け道利用者の流入・速度抑制 (特徴) ○ 死亡事故の約4割が規制速度を 超過している ○ 車両単独の人身事故の約3割が 規制速度を超過している (目標) ○ 円滑な道路交通の確保 ○ 規制速度の遵守による交通事故 の抑止及び被害軽減 (施策) ☆ゾーン30等による面的な速度規制 ・運転者に分かりやすい速度規制 により、車両の低速度化を促す ☆運転者教育、広報啓発等の実施 ・抜け道利用者に、運転者教育、 広報啓発等を行い、抜け道利用 の抑制や規制速度の遵守を働き かける ゾーン30等による面的な速度規 制を実施する地域の例は、下記のと おり (嶺北) ・ 福井市木田小学校周辺 (嶺南) ・ 敦賀市中央小学校周辺 市 街 地 (特徴) ○ 通勤・買い物途中の追突・出合 頭の事故が多い ○ 昼間と比べ夜間は、規制速度を 超過している事故の割合が高い (目標) ○ 交通安全意識の高揚 ○ 夜間における規制速度の遵守 (施策) ☆円滑な交通に配意した速度規制等 ・実勢速度と規制速度の乖離が大 きい道路の速度規制の見直しと 規制速度の趣旨を運転者に伝え 規制速度の遵守を図る ☆速度違反取締り等 ・速度違反取締りやパトカー等に よる警戒活動、速度注意報・警 報の発信等により、通行車両に 規制速度の遵守を働きかける (施策) ☆運転者教育、広報啓発等の実施 ・各企業、地域における運転者教 育、広報啓発等を行い、追突・ 出合頭の事故抑止を図る 重点的な速度違反取締り等を実施 する路線の例は、下記のとおり 交通安全広報啓発活動、夜間の重 点的な速度違反取締りを実施する地 域の例は、下記のとおり (嶺北) ・ 福井市豊地区 (嶺南) ・ 敦賀市粟野地区 (嶺北) ・ 北陸自動車道、国道8号、416号 (嶺南) ・ 国道27号 ☆夜間の重点的な速度違反取締り等 ・夜間における速度違反取締りや パトカー等による警戒活動等に より、通行車両に規制速度の遵 守を働きかける 福井県警察速度管理指針は、過去5年間(平成21年~25年)のデータに基づき作成しています 原動機付き自転車以上の事故を対象とし、一般の交通の用に供する道路、私道等の事故、列車事故を除いています 生活道路は、市街地で、かつ、車道幅員5.5m未満の道路を対象にデータを集計しています