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(平成25年度実績)についての提言(PDF:106KB)

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(平成25年度実績)についての提言(PDF:106KB)
平成27年1月29日
小金井市長
稲葉
孝彦
様
小金井市男女平等推進審議会
会長
井上
惠美子
第4次男女共同参画行動計画推進状況調査報告書(平成25年度実
績)について(提言)
小 金 井 市 男 女 平 等 推 進 審 議 会( 第 6 期 )は 、下 記 の 事 項 に つ い て 、別 紙 の
とおり提言いたします。
記
1
審議の経過
2
第4次男女共同参画行動計画推進状況調査報告書(平成25年度実
績)に対する評価及び意見
3
⑴
経過と総論
⑵
各施策についての意見
おわりに
(別紙)
1
審議の経過
第 6 期 小 金 井 市 男 女 平 等 推 進 審 議 会 ( 以 下 、「 審 議 会 」 と い う 。) は 平 成
2 6 年 1 月 2 3 日 ~ 平 成 2 8 年 1 月 2 2 日 の 2 年 間 を 任 期 と し 、任 期 前 半
の1年間で5回の審議を行いました。
前期(第5期)審議会においては、第4次男女共同参画行動計画に掲げ
る「計画の進捗管理と評価の仕組みづくり」を踏まえ、年次報告書の記載
内容についての改善と、年次報告書に関する担当部局との意見交換につい
て提言されました。
この提言を踏まえ、第1回(平成26年1月27日)に、年次報告書に
関する評価・意見を取りまとめ、事業改善の参考資料として活用できるよ
う 提 言 を 行 う た め 、審 議 す る こ と を 確 認 し 、第 2 回( 平 成 2 6 年 7 月 7 日 )
から第4回(平成26年11月17日)までに、第4次男女共同参画行動
計画推進状況調査報告書(平成25年度実績)について、事業内容と実施
状況の検討・確認をするとともに意見及び評価方法について審議を行い、
第5回(平成27年1月19日)に提言の取りまとめを行いました。
2
第4次男女共同参画行動計画推進状況調査報告書(平成25年度実
績)に対する評価及び意見
⑴
経過と総論
平 成 2 5 年 度 の 年 次 報 告 書 で は 、新 た に 男 女 共 同 参 画 の 6 つ の 視 点
を チ ェ ッ ク ポ イ ン ト に 設 け 、視 点 ご と の 自 己 評 価 を 行 っ た う え で 、今
後 の 課 題 や 方 向 性 を 記 載 す る な ど 、実 施 効 果 を 多 角 的 に 把 握 す る こ と
が で き る よ う 記 載 方 法 の 改 善 を 図 る と と も に 、実 施 内 容 に は ジ ェ ン ダ
ー指数を計る参加者の男女比を可能な限り記載することを要望しま
し た 。各 事 業 担 当 課 が こ れ ら の 要 望 に 応 え て 下 さ っ た 結 果 、全 体 的 に
大変わかりやすい報告書となりました。
さ ら に 審 議 会 は 報 告 書 を 検 討 し 、い く つ か の 事 業 担 当 課 に 質 疑 ・ 確
認 を し た と こ ろ 、具 体 的 な 説 明 を 回 答 い た だ き ま し た( 平 成 2 6 年 8
月 2 2 日 第 3 回 審 議 会 資 料 1「 第 4 次 男 女 共 同 参 画 行 動 計 画 推 進 状 況
調 査 報 告 書 ( 平 成 2 5 年 度 実 績 ) に お け る 質 疑 ・ 確 認 事 項 一 覧 )。 こ
の こ と に よ り 、審 議 会 に お け る 事 業 担 当 課 の 具 体 的 な 取 組 状 況 や 各 事
業 へ の 理 解 が 深 ま り 、ま た 審 議 会 が 記 載 内 容 に ど の よ う な こ と を 求 め
て い る の か を 事 業 担 当 課 と 共 有 で き た 大 切 な 機 会 と な り ま し た 。こ の
確認作業は、有意義であったと評価しています。
その一方で、報告書の「効果( 達成度)の理由」や「男女共同参画
の た め の 今 後 の 課 題 や 推 進 の 方 向 性 」の 欄 が 、漠 然 と し た 表 現 で わ か
り に く い 事 業 が 見 受 け ら れ ま し た 。ど れ だ け 人 権 尊 重 や 男 女 共 同 参 画
を 推 進 す る こ と が で き た の か 、チ ェ ッ ク し た 6 つ の 効 果 視 点 か ら 評 価
で き た こ と を 具 体 的 に 記 載 し 、今 後 の 方 向 性 、課 題 が よ り わ か り や す
くなるよう、記載の仕方をさらに工夫されるよう求めます。
⑵
各施策についての意見
各施策については、第4次男女共同参画行動計画における4つの基本
目標の施策の方向(同行動計画「第3節施策の体系」参照)を項目に挙
げ、意見を述べます。
ア
人権尊重・男女平等意識の普及・浸透について(Ⅰ―1)
人権・男女平等に関する講演会等の開催については、テーマ選定や
内容に関し努力をされている姿勢が感じられます。参加人数で一概に
評価するものではありませんが、参加者が少なかった場合などは、内
容や周知方法をどのようにすればより多くの方が参加できるのか等、
より一層工夫されることを期待します。加えて、人権や男女共同参画
に関わる課と密に連携して広報することも重要だと思います。
また普及・啓発においては、人権・男女平等に関する図書・資料の
拡充や、情報誌「かたらい」等を通じた意識啓発が重要です。さらな
る充実を望みます。
イ
男女共同参画を推進する教育・学習の推進(Ⅰ―2)
平成25年度から、公民館事業の市民がつくる自主講座に男女共同
参画部門が設けられ、多様なテーマで、幅広い年齢層の市民参加が得
られたことは評価できます。
一方で男女共同参画の視点をどのように捉えて行われる講座なの
か 、わ か り づ ら い 面 も あ り ま し た 。公 民 館 職 員 は 、庁 内 連 携 を 図 り 、
男女共同参画に関する研修会へ参加するなど理解を深め、募集時に
講座の趣旨をより詳細に説明するなど市民と共通認識を図りながら
取り組まれることを期待します。
ウ
男女がともに能力を発揮できる就業環境づくり(Ⅱ―1)
ワ ー ク ・ ラ イ フ ・ バ ラ ン ス の 実 現 し た 社 会 を つ く る に は 、働 き や
す い 職 場 づ く り や 、安 心 し て 子 育 て し な が ら 就 労 で き る 子 育 て 支 援
の充実等が求められています。
そ の た め に は 、チ ラ シ や パ ン フ レ ッ ト 等 を 窓 口 に 掲 出 す る だ け で
な く 、男 女 と も に 育 児 休 業 が 取 得 し や す い 職 場 に す る な ど 就 労 環 境
の整備を市から事業主へ積極的に働きかけることを求めます。
エ
家庭生活との両立支援(Ⅱ―2)
保育所の待機児童解消は喫緊の課題です。待機児童解消に向け定
員増や保育所の新設等に取り組まれていることは、評価できます。
し か し 、現 状 は 待 機 児 童 が 減 少 し て い ま せ ん 。待 機 児 童 解 消 に 向 け 、
取り組むとともに、これからも安心して子育てができるよう、長期
的ビジョンを持った保育環境の充実を望みます。
また、学童保育においても子どもの発達と成長を促す保育が継続
して実施されることを望みます。
オ
暴力の未然防止の意識づくり(Ⅲ―1)
D V の 防 止 に 向 け た 情 報 提 供 や 広 報 ・ 啓 発 に つ い て 、関 係 機 関 等
と ど の よ う に 連 携 し て い る の か 、わ か り づ ら い 報 告 内 容 と な っ て い
ま す 。支 障 の な い 範 囲 で 、よ り 具 体 的 に 取 組 と 成 果 が わ か る よ う 記
載されることを望みます。
カ
相談・連携体制の整備・充実(Ⅲ―3)
最 近 で は 、女 性 の み な ら ず 男 性 被 害 者 や 加 害 者 ケ ア の 重 要 性 も 問
題 と な っ て い ま す 。今 後 は 、男 性 に 対 す る 相 談 支 援 な ど 幅 広 い 情 報
収集等に取り組まれることを望みます。
キ
政策・方針決定過程への男女の参画(Ⅳ―1)
審 議 会 委 員 等 へ の 女 性 の 登 用 に つ い て 、少 し で は あ る が 割 合 が 上
昇し、促進されたことは評価します。
一方で、女性委員がゼロという委員会も存在しています。委員会
毎に諸事情があることは理解しますが、全く女性委員がいないとい
うことがないよう、今後も目標の登用率50%に向け取り組まれる
ことを望みます。
ク
市民参加・協働による男女共同参画の推進(Ⅳ―2)
市民の参画を促し、男女共同参画を推進する環境づくりには、男女
共同参画施策の取組を支援するための総合的な拠点づくりが欠かせな
い と 考 え ま す 。拠 点 機 能 の 整 備 に つ い て は 、第 4 次 小 金 井 市 基 本 構 想 ・
前 期 基 本 計 画 に お い て 、「( 仮 称 ) 男 女 平 等 推 進 セ ン タ ー 整 備 の 検 討 」
が 、平 成 2 3 年 度 か ら「 検 討 」、そ し て 平 成 2 5 年 度 か ら は「 推 進 」す
る主な事業として位置づけられています。今後も(仮称)男女平等推
進センター整備に向けて取り組まれることを望みます。
ケ
庁内の推進体制の充実・強化(Ⅳ―3)
「 経 過 と 総 論 」で も 述 べ た と お り 、今 回 の 事 業 担 当 課 と 審 議 会 と で
意 思 疎 通 を 図 れ た こ と は 、庁 内 で 連 携 し 第 4 次 男 女 共 同 参 画 行 動 計 画
の 推 進 に 努 め る 第 一 歩 と 評 価 し ま す 。男 女 共 同 参 画 室 に お い て は 、今
後も推進に努められよう望みます。
3
おわりに
小 金 井 市 議 会 に お い て 、平 成 2 6 年 9 月 2 4 日 付 け で「 性 差 別 や 人 権 侵
害等のない、女性が安心して参画できる議会にすることを求める決議」が
決議されました。男女共同参画を総合的に推進するには行政のみならず、
市民の代表からなる市議会はじめ、市民や事業所等が一体となって取り組
むことが求められています。
さらに男女共同参画への理解が進み、だれもがいきいきと暮らせるまち
になることを願います。
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