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b-① 中課題名:海藻バイオマスからのバイオ燃料生産技術開発 担当機関
b-① 中課題名:海藻バイオマスからのバイオ燃料生産技術開発 担当機関:水産総合研究センター 中央水産研究所・水産物応用開発研究センター 水産総合研究センター 増養殖研究所・資源生産部 東京海洋大学海洋環境学部門 広島大学先端物質科学研究科 北海道大学水産科学研究院 担当者:研究員・松嶋良次(中央水研) 研究員・丹羽健太郎(増養殖研) 教授・浦野直人(海洋大) 教授・石田真巳(海洋大) 特任教授・西尾尚道(広島大) 准教授・中島田豊(広島大) 教授・澤辺智雄(北海道大) 協力機関:地方独立行政法人北海道立総合研究機構水産研究本部 ①通期の課題の推移を示す図 ②目的 本課題では、海藻バイオマスのカスケード利用技術を可能にし、大気中の二酸化炭素 を増加させない「カーボンニュートラル」な水産バイオマスの燃料・エネルギー変換技 術を開発することを目的とする。 24 そのため、サイレージ貯蔵(a-①-1)に続き海藻の微細化・液状化などの前処理方法、 バクテリアや酵母などの開発、効率的発酵条件検討などを行ない、未利用海藻類の水産 バイオマスをメタン発酵・エタノール発酵・水素発酵等によりメタンガス・バイオエタ ノール・水素等の燃料へと変換する技術開発を行った。 ③通期の成果 褐藻類に多く含まれるアルギン酸は難分解性であり、エネルギー生産に用いるには効 率的な分解技術が必要となる。褐藻のエタノール発酵への応用に向けた基礎技術開発と して、遺伝子組み換え大腸菌を用いて褐藻中のアルギン酸を海藻から抽出することなく 直接分解し、アルギン酸オリゴ糖を生成した。また、二種類の新規エキソ型アルギン酸 分解酵素を見出し、アルギン酸からの酵素分解による不飽和ウロン酸単糖生産技術を開 発した。 海藻のカスケード利用技術の一段階目として、サイレージ貯蔵(a-①-1)にて未利用 褐藻のアルギン酸を除き、二段階目としてセルロース含量を高めたサイレージ貯蔵残渣 の酵母発酵を行うことでエタノール発酵効率を高めた。また、利用されることの少ない 緑藻・外来水草のエタノール発酵技術の開発と、発酵効率改善に向けた新たな酵母株の 様々な環境からの分離を行った。 新規発酵技術として海洋ビブリオ菌による褐藻からのエタノール発酵技術を開発し、 水素・エタノール同時生産を可能とした。 海藻のカスケード利用技術の3段階目として、エタノール発酵残渣のメタン発酵技術 の開発を行い、Upflow Anaerobic Sludge Blanket(※UASB)高速メタン発酵技術と、海 洋ビブリオ菌による発酵残渣のメタン発酵技術を開発した。また、サイレージ貯蔵残渣 のメタン発酵条件について検討した。 ※UASB(上向流嫌気性スラッジブランケット) :省エネルギーかつ高効率な新しい嫌気性 生物処理技術 ④各課題の成果概要 小課題名 1 アルギン酸分解条件の検討 褐藻に含まれる難分解性アルギン酸を利用してエタノール発酵を行うための基礎技 術の開発を目的として、アルギン酸を利用する能力が高い海洋細菌 Pseudoalteromonas atlantica AR06 株の菌体外アルギン酸分解酵素(アルギン酸リアーゼ)遺伝子を大腸 菌に組込んだ。この大腸菌株を未利用褐藻(アイヌワカメ、スジメ)を加えた培地で培 養することにより、従来はアルカリ処理により抽出されていたアルギン酸を海藻から抽 出することなくオリゴ糖まで直接分解する技術を開発した。また、アルギン酸を酸やア ルカリで加水分解した場合にはアルギン酸を構成するウロン酸単糖が生成されるが、ア ルギン酸を利用する微生物ではアルギン酸を酵素で分解して不飽和ウロン酸単糖を生 25 成して利用しているために、加水分解で作られたウロン酸単糖は利用できない。そのた め、AR06 株のゲノムからアルギン酸を分解して単糖を生成する二種類の新規エキソ型 アルギン酸リアーゼ遺伝子を見出し、大腸菌組換え酵素を生産した。これらの酵素を用 いてアルギン酸を分解し、不飽和ウロン酸単糖を利用したエタノール発酵等のアルギン 酸の新規利用技術を可能とする不飽和ウロン酸単糖生産技術を開発した。 小課題名2 酵母を利用したエタノール発酵技術の開発 褐藻類のカスケード利用 サイレージ貯蔵(a-①-1)によりアルギン酸が除かれた雑海藻スジメサイレージ残渣 を酵素と硫酸により糖化した。未処理スジメの糖化に比較して、グルコースに他の糖も 合わせた還元糖生成量が約 2 倍に増大し、褐藻のカスケード利用の有効性が示された。 スジメサイレージ残渣糖化液を用いて酵母発酵・蒸留を行い、約 90%の高濃度エタノ ールを生産した。 緑藻・外来水草のエタノール発酵技術 高濃度のエタノール発酵を行うにはできるだけ糖の濃度が高いことが好ましいため、 緑藻(アオサ)糖化液のエバポレーターによる濃縮後、酵母発酵を行った。アオサ糖化 液の4倍濃縮では未濃縮に比べて約 3.7 倍のエタノール量と最大値を示した。外来水草 (ホテイアオイ)の場合には 16 倍濃縮でもエタノール生成量が増大したが、アオサ原 料では 4 倍濃縮が最大であり、海藻原料の発酵に対応した酵母株の必要性が示唆された。 下水処理場,土壌,温泉等からの新規酵母株の分離 通常の酵母発酵温度である 30℃よりも高温の、40-45℃で高発酵能を持つ耐熱性酵母 株、キシロース発酵性酵母である Pichia stipitis 標準株の 2 倍以上の発酵能を持つ株、海 水圏由来のグルコース高発酵性酵母 Saccharomyces cerevisiae C19 株より発酵能が高い株 を分離した。これらの株は、糖化と酵母発酵を同時に行う並行複発酵によるエタノール 生産の効率化に向けた電気融合育種や、遺伝子工学宿主としての利用価値が高いもので ある。 26 小課題名3 ビブリオ菌を利用したエタノール発酵技術の開発 酵母によるエタノール発酵とは異なり、海洋細菌 Vibrio halioticoli 株と Vibrio sp. AM2 株による、褐藻中のマンニトールを主な材料とし、海藻粉末を直接エタノール発酵可能 な技術を開発した。また、リン酸源としてクレアチンリン酸およびホスホノ酢酸を添加 した場合に、アルギン酸から約 1 mM のエタノールが産生された。Vibrio sp. AM2 株を 用いた発酵系では、ガゴメ昆布粉末を原料として pH 6 にて連続培養発酵を行い、理論 収率の 64%のエタノールと理論収率の 82%の水素を産生することが可能となった。 小課題名4 メタン発酵技術の開発 サイレージ貯蔵褐藻類のカスケード利用の三段階目として、エタノール発酵残渣のメ タン発酵技術を開発した。酵母によるサイレージ貯蔵残渣エタノール発酵残渣は安定し た連続有機酸発酵が可能であり、UASB(上向流嫌気性スラッジブランケット)高速メタ ン発酵(全容 300 mL)に直接供し、メタン収率は「有機酸発酵液 1 L あたり平均 2.4 L」 であった。一方、海洋ビブリオ菌による発酵残渣の場合、海水程度の高塩濃度条件であ ったため、無希釈でのメタン発酵は困難であった。しかし、希釈によりメタン生成が回 復し 4 倍以上の希釈によりメタン収率が安定した。安定したメタン発酵を行うためには、 塩分濃度を 1%以下に制御する必要性が示唆された。また、スジメサイレージ貯蔵残渣 を用いたメタン発酵では、安定した連続有機酸発酵が行え、有機酸発酵液から滞留時間 6 日間で「サイレージ貯蔵残渣 1 kg あたり平均 21 L」のメタンを生成した。 27 ⑤今後の課題 本課題では、褐藻のエタノール発酵への応用に向けた基礎技術開発と、海藻バイオマス (未利用褐藻類)の三段階のカスケード利用のうちサイレージ貯蔵(a-①-1)に続き、廃棄物を できるだけ低減しバイオ燃料生産につなげる、二段階-三段階目の技術開発を行った。大腸 菌を用いた未利用褐藻中のアルギン酸分解技術や、アルギン酸の酵素分解による不飽和ウ ロン酸単糖生産技術は、今後の組換え細菌等によるエタノール発酵への応用開発が求めら れる。サイレージ貯蔵残渣の酵母によるエタノール発酵では褐藻を未処理のまま発酵させて エタノールを産生するよりも約 2 倍の高効率を達成した。また、海洋ビブリオ菌により海藻を直 接発酵させ、エタノール・水素を産生することを可能にした。これらの技術は全く新しい取り組 みであり、得られた成果は今後の研究や実用化における重要なマイルストーンに位置づけら れる。一方で本課題による技術開発では、酵母の有効利用等によりコスト改善できる可能性は あるものの、「リファイナリーシステムの構築検討(c)」にて述べられるように、現実的な採算性 の厳しさも浮き彫りになった。更に、陸上バイオマスでも問題になる、バイオマス源の薄く広い 分布や、産出する地域や時期が限られるという課題は海藻バイオマスにおいても共通のもの である。また、バイオマスから生産される「メタン、エタノール、水素」といったエネルギー源に対 する社会インフラの整備はそれほど進んでいない。 まず、本課題により得られたバイオ燃料生産技術の改善により、発酵効率と収率の向上、 コスト低減を図らなければならない。次に、 「資源作物として最適な海藻等の探索(b-②)」 にて網羅的に海藻の成分特性調査が行われたが、より燃料化に適切な特性を持つ原料とし ての海藻バイオマスの育種や生産も課題である。加えて海藻バイオマスに限らず、バイオ マスのエネルギー化に於いては「メタン、エタノール、水素」等に対するインフラの整備 が必須である。インフラの充実にはバイオマスの基礎的なエネルギー化技術開発のみなら ず、更に大きな規模での取り組みが必要となる。各地域が独自にエネルギー資源を安定供 給する社会は理想的な循環型社会の一つであり、地方特産の水産バイオマスをその地域で エネルギー資源化するシステムの構築が重要である。 「バイオマス・ニッポン総合戦略」 (平 成 18 年 3 月 31 日策定)において、地域で効率的に利用できる「小規模分散型システムの 28 開発・導入」が挙げられているが、バイオマスのエネルギー化の実現に向けて産官学から の継続的な取り組みが求められる。 29 b-② 中課題名:資源作物として最適な海藻等の探索 担当機関:水産総合研究センター 瀬戸内海区水産研究所 生産環境部 同 中央水産研究所 応用開発センター 担当者:主幹研究員・内田基晴、研究等支援研究員・三好達夫(瀬戸内水研) 主幹研究員・金庭正樹(中央水研) 協力研究機関:日生町漁業協同組合、広島大学、東京海洋大学 ①通期の課題の推移を示す図 H21 H22 H23 海藻類の 生物特性・成分調査 EtOH収量の推定 最適海藻類の抽出 EtOH収量推定値の 確からしさの評価のための発酵試験 (成分的に特に優れる海草種子について) ②目的 本課題は、海藻からエタノール等の有用物質を生産し、有効利用することを考えるに 際し、その事業性を評価するために必要な海藻類の生物特性情報および成分情報を提供 することを目的とする。また得られた基礎成分情報に基づいて、海藻を発酵させた場合 に得られるエタノールの収量を推定するとともに、特に有望な海草種子については、発 酵試験を行い、高濃度のエタノールが得られることを実証する。 ③通期の成果 文献収集により、海藻類の生物特性・成分情報を収集するとともに、海藻 107 検体を 収集し成分情報をとりまとめた。この成分情報を基に海藻から生産可能なエタノール量 を推定値として示した。グループレベルでは紅藻類、種レベルではツノマタ、シキンノ 30 リ、アラメ、カバノリ等からのエタノール産生量が多いことを明らかにした。さらにア マモの種子を原料とすることで、単行複発酵により、8.2%、並行複発酵により 16.5% v/v 濃度のエタノール生産が可能であることを実証した。海産植物を原料としたエタノール 生産では、5.5%濃度が最高事例(Yanagisawa et al, 2011、寒天原藻=紅藻類を原料として 使用)であったが、これを大きく上回る新記録を達成した。 ④各課題の成果概要 1 海藻の収集とデータベース化 3 年間で 107 検体の藻体を収集し、文献からの情報収集と合わせて、海藻の成分情報をとり まとめた(巻末に参考資料として添付する)。 2 海藻からのエタノール生産量の推定と最適海藻類の抽出 1 で得られた海藻類の成分情報を基に、海藻類を発酵させた場合に得られるエタノールの収 量を推定値として示した(表1)。グルコース・ガラクトース量を基にした推定値でみると、好適な 海藻種を選んで発酵させることにより、生藻体 1kg から 30~40mL のエタノールを得られると推 定された。収量は、グループ別では、紅藻類が高く、個別には、ツノマタ、シキンノリ、アラメ、カ バノリ等で高かった。 3 アマモ種子から世界最高濃度のエタノールを生産 成分情報から特に注目されたアマモ種子を糖化後、酵母を用いた単行複発酵により 65g/L (8.2% v/v)、並行複発酵により 130.4g/L(16.5% v/v)の新記録のエタノール濃度を記録した(図 1)。 表1 海藻の成分と発酵させた場合に得られるエタノール量の推定値 糖組成%(乾物換算) エタノールの推定最大収量(ml/kg生藻体) グル ガラク 炭水化物 全糖量か 還元糖か グルコース・ガラクトース 全糖量 還元糖 コース トース からの推定 らの推定 らの推定 合計量からの推定 海藻全体の平均 (n=104) 12.5 57.1 33.1 10.6 7.3 5.7 46.1 26.7 8.5 10.5 褐藻類の平均 (n=30) 14.5 56.9 25.9 10.4 4.3 1.3 53.3 24.3 9.7 5.2 紅藻類の平均 (n=23) 11.8 54.0 41.2 10.8 8.1 22.2 41.1 31.4 8.3 2 3 .1 緑藻類の平均 (n=33) 10.8 57.2 36.0 11.1 10.6 1.1 39.9 25.1 7.7 8.2 海草類の平均 (n=17) 13.5 60.3 31.4 10.1 5.1 0.8 52.6 27.4 8.8 5.1 微細藻の平均 (n=3) 21.5 22.8 15.2 5.3 31.6 21.1 7.4 レッソニア(褐藻類) 14.5 63.9 29.4 12.5 0.7 0.5 59.8 27.5 1 1 .7 1.1 マクロキスティス(褐藻類) 14.5 49.5 58.2 11.5 0.9 0.6 46.3 5 4 .5 10.8 1.4 アラメ(褐藻類) 25.3 71.9 34.8 11.2 20.0 0.6 1 1 7 .4 5 6 .8 1 8 .3 3 3 .6 シキンノリ(紅藻類) 14.6 70.1 42.0 10.1 7.6 30.9 6 6 .1 39.6 9.5 3 6 .3 ミゾオゴノリ(紅藻類) 9.8 48.7 42.6 9.6 16.1 23.5 30.8 27.0 6.1 25.1 フシツナギ(紅藻類) 10.3 61.0 62.0 11.4 17.7 19.1 40.6 41.2 7.6 24.5 カバノリ(紅藻類) 12.3 64.1 56.7 10.5 24.9 16.7 50.9 45.0 8.3 3 3 .0 ツノマタ(紅藻類) 16.8 64.1 48.4 9.8 8.0 29.9 6 9 .5 5 2 .5 10.6 4 1 .1 ススカケベニ(紅藻類) 12.6 55.4 56.7 13.3 14.3 18.3 45.1 46.1 10.8 26.5 フダラク(紅藻類) 14.1 56.6 43.3 11.6 7.3 28.5 51.5 39.4 10.6 3 2 .6 オゴノリ(紅藻類) 11.1 57.8 33.5 11.1 10.2 27.1 41.4 24.0 8.0 26.7 スサビノリ(外3、紅藻類) 11.8 57.8 54.6 10.6 6.5 25.9 44.0 41.6 8.1 24.7 アオサ類(緑藻類) 12.1 58.0 37.3 14.4 12.2 0.8 45.3 29.1 11.2 10.2 アマモ(漂着、海草) 11.2 74.6 30.8 9.5 5.5 1.2 53.9 22.3 6.9 4.8 ホテイアオイ(水草) 12.5 70.6 52.4 16.4 14.2 3.6 57.0 42.3 1 3 .2 14.4 糖からエタノールへのへ変換効率を51%として推定。エタノールの比重を0.79として体積に換算。 グループ 生藻体の 固形分 (%) 炭水化物% (乾物換算) 31 単行複発酵 (糖化液上清だけで発酵) 糖化 (glucose 9-10%) アマモ種子 並行複発酵 (固形分を残して 発酵) EtOH 8.2% (v/v) EtOH 16.5% (v/v) 図1 アマモ種子を糖化し、酵母で並行複発酵させることで 16.5%の EtOH の生成を記録 (従来の世界記録は、寒天原藻=紅藻類を原料として 5.5%,、Yanagisawa et al , 2011) ⑤今後の課題 海藻類は水分含量が平均 87.5%と高いなどの特徴から、比較的成分の優れる海藻を選んで 無加水で発酵させた場合でも、生藻体1kgから得られるエタノールの収量は、30~40mL 程度 と推定された。これは、最終発酵産物のエタノール濃度が、3~4%であることを意味する。エタ ノールの蒸留濃縮工程で消費するエネルギー量をエタノールを燃料として利用した場合に得 られるエネルギー量以下に抑制するためには、最終発酵産物のエタノール濃度が、5%以上で あることが必要とされる。エタノールの濃縮工程を膜濃縮に依ることで、この問題を回避できる 可能性もあるが、蒸留で行うという前提であれば、一般的な海藻資源をバイオエタノールの生 産原料として利用することは、困難であると考えられた。 一方、海草であるアマモの種子には、でんぷんが多量に含まれ、成分の上では麦やトウモ ロコシなど陸上穀物に類似することが判明した。従って、アマモ種子は潜在的な海産穀物資 源であることを指摘しておく。アマモには単年生の群落も存在し、一部では、藻場作りのため、 種の収穫と播種を行っている事例も存在する。これらの活動とリンクさせて、アマモの品種改良、 栽培技術の高度化、多面的な利用の検討を行うことが、食料自給、地域活性化の観点から重 要であろう。 32 (参考資料) 表1 収集された海藻のリストと収集・乾燥・粉砕適性 整理 収集 和名 学名 No. No. Dictyota dichotoma 1 1 アミジグサ Sargassum muticum 2 2 タマハハキモク Undaria pinnatifida 3 3 ワカメ(メカブ除外) Undaria pinnatifida 4 4 ワカメ(メカブ) Chordea filum 5 5 ツルモ Dctyopteris latiuscula 6 9 ヤハズグサ Sargassum macrocarpum 7 23 ノコギリモク 8 24 コモングサ Spatoglossum pacificum 9 25 ウスバノコギリモク Sargassum sp. 10 26 アミジグサ Dictyota dichotoma Ascophyllum nodosum 11 30 アスコファイラム Durvillea antartica 12 31 ダービリア Lessonia nigrescens 13 32 レッソニア Lessonia trabeculata 14 33 レッソニア 15 34 マクロキスティス Macrocystis pyrifera/M. integlifolia Laminaria religiosa 16 38 ホソメコンブ Laminaria japonica 17 39 マコンブ(間引き) Laminaria japonica 18 40 マコンブ(ガニ足) Undaria pinnatifida 19 42 ワカメ粉末(若みどりLS) Undaria pinnatifida 20 43 ワカメ粉末(若みどり) Alaria praelonga 21 44 アイヌワカメ Costaria costata 22 45 スジメ Cystoseira hakodatensis 23 46 ウガノモク Analipus japonicus 24 47 マツモ Sargassum fusiforme 25 50 ヒジキ Eisenia bicyclis 26 69 アラメ 27 70 ヒジキ Sargassum fusiforme Sargassum hemiphy llum 28 71 イソモク 29 72 オオバモク Sargassum ringgoldianum Harvey ssp. 30 88 ノコギリモク Sargassum macrocarpum Chondracanthus teedii 31 6 シキンノリ Gracilaria incurvata 32 7 ミゾオゴノリ Champia parvula 33 8 フシツナギ Gracilaria textorii 34 10 カバノリ Chondrus ocellatus 35 11 ツノマタ Gelidium elegans 36 12 マクサ Gloiopeltis furcata 37 13 フクロノリ Halarachnion latissimum 38 15 ススカケベニ Grateloupia lanceolata 39 16 フダラク Acrosorium yendoi 40 19 ハイウスバノリ 41 28 オゴノリ類(赤) Gracilaria spp. 42 29 オゴノリ類(茶) Gracilaria spp. Porphyra sp. 43 41 スサビノリ(板海苔) 44 48 カレキグサ Tichocarpus crinitus 45 51 オゴノリ類 Gracilaria spp. 46 52 オゴノリ類(乾燥工程で一度解凍) Gracilaria spp. 47 57 オゴノリ類 Gracilaria spp. 48 61 スサビノリ(板海苔、新A2) Porphyra sp. 49 62 スサビノリ(乾燥、外3) Porphyra sp. 50 87 オゴノリ類 Gracilaria spp. Porphyra sp. 51 97 スサビノリ(板海苔、エビ4少) 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 104 スサビノリ(板海苔、特上) 105 14 18 20 17 54 56 59 66 75 78 80 22 81 84 90 94 99 82 83 89 93 98 21 35 36 37 63 64 65 86 73 102 103 27 53 58 68 79 92 55 60 67 76 85 91 95 96 100 49 74 77 106 107 108 スサビノリ(板海苔、重○6) ミル スジアオノリ フサイワズタ アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類(初夏色落ち) アオサ類(冬色落ち) アオサ類(色落ち白化) アオサ類 アオサ類 アオサ類 アオサ類 コアマモ コアマモ コアマモ コアマモ コアマモ コアマモ アマモ アマモ アマモ アマモ アマモ アマモ アマモ アマモ(漂着) アマモ アマモ タチアマモ ホテイアオイ ナンノクロロプシス キートセロス グラシリス 淡水クロレラ(V12) Porphyra sp. Porphyra sp. Codium fragile Enteromorpha prolifera Caulerpa okamurae Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Ulva spp. Zostera japonica Zostera japonica Zostera japonica Zostera japonica Zostera japonica Zostera japonica Zostera marina Zostera marina Zostera marina Zostera marina Zostera marina Zostera marina Zostera marina Zostera marina Zostera marina Zostera marina Zostera caulescens Eichhornia crassipes Nannochloropsis oculata Chaetoceros gracilis Chlorella vulgaris 種類 科 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 褐藻 紅藻 紅藻 紅藻 紅藻 紅藻 紅藻 紅藻 紅藻 紅藻 紅藻 紅藻 紅藻 紅藻 紅藻 紅藻 紅藻 紅藻 紅藻 紅藻 紅藻 紅藻 アミジグサ ホンダワラ ワカメ ワカメ ツルモ アミジグサ ホンダワラ アミジグサ ホンダワラ アミジグサ ヒバマタ ダービリア レッソニア レッソニア レッソニア コンブ コンブ コンブ チガイソ チガイソ チガイソ コンブ イソガワラ マツモ ホンダワラ コンブ ホンダワラ ホンダワラ ホンダワラ ホンダワラ スギノリ オゴノリ ワツナギソウ オゴノリ スギノリ テングサ フノリ ススカケベニ ムカデノリ コノハノリ オゴノリ オゴノリ ウシケノリ カレキグサ オゴノリ オゴノリ オゴノリ ウシケノリ ウシケノリ オゴノリ ウシケノリ 紅藻 ウシケノリ 紅藻 ウシケノリ 緑藻 ミル 緑藻 アオサ 緑藻 イワズタ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 緑藻 アオサ 海草 アマモ 海草 アマモ 海草 アマモ 海草 アマモ 海草 アマモ 海草 アマモ 海草 アマモ 海草 アマモ 海草 アマモ 海草 アマモ 海草 アマモ 海草 アマモ 海草 アマモ 海草 アマモ 海草 アマモ 海草 アマモ 海草 アマモ 水草 ミズアオイ 微細藻 微細藻 微細藻 海藻全体の平均 (n=107) 大型藻類の平均 (n=104) 褐藻類の平均 (n=30) 紅藻類の平均 (n=23) 緑藻類の平均 (n=33) 海草類の平均 (n=17) 微細藻の平均(n=3) 採取場所 広島県廿日市市丸石 広島県廿日市市丸石 広島県廿日市市丸石 広島県廿日市市丸石 広島県廿日市市丸石 広島県廿日市市丸石 長崎県北松浦郡小値賀町 長崎県北松浦郡小値賀町 長崎県北松浦郡小値賀町 長崎県北松浦郡小値賀町 ノルウェー チリ チリ スペイン 北米 北海道寿都郡寿都町 北海道亀田郡戸井町 北海道亀田郡戸井町 中国 中国 北海道釧路市桂恋 北海道釧路市桂恋 北海道釧路市桂恋 北海道釧路市桂恋 広島県竹原市 神奈川県横須賀市長井 神奈川県横須賀市長井 神奈川県横須賀市長井 神奈川県横須賀市長井 山口県大島郡周防大島町 広島県廿日市市丸石 広島県廿日市市丸石 広島県廿日市市丸石 広島県廿日市市丸石 広島県廿日市市丸石 広島県廿日市市丸石 広島県廿日市市丸石 広島県廿日市市丸石 広島県廿日市市丸石 広島県廿日市市丸石 大分県中津市田尻 大分県中津市田尻 岡山県 北海道釧路市桂恋 大分県中津市田尻 大分県中津市田尻 大分県中津市田尻 兵庫県 兵庫県 大分県中津市田尻 岡山県 岡山県 採取(入手) 収集 年月日 適性 2008/5/26 B 2008/5/26 A 2008/5/26 S 2008/5/26 S 2008/5/26 B 2008/5/26 B 2008/5/28 A 2008/6/3 A 2008/6/3 A 2008/6/3 A (2008) S (2008) S (2008) S (2008) S (2008) S 2008/6/23 S 2008/4/9 S 2008/7/26 S 2001/4/9 S 1999/8/6 S (2008/7/2) A (2008/7/2) A (2008/7/2) A (2008/7/2) A 2008/7/30 A (2009/9/4) S (2009/9/4) A (2009/9/4) A (2009/9/4) A 2010/5/27 A 2008/5/26 A 2008/5/26 A 2008/5/26 B 2008/5/26 B 2008/5/26 A 2008/5/26 C 2008/5/26 B 2008/5/26 B 2008/5/26 A 2008/5/26 C 2008/8/6 A 2008/8/6 A (2006/2/1) S (2008/7/2) A 2009/3/11 A 2009/3/11 A 2009/6/8 A 2008/3/4 S 2007/4/1 S 2010/5/13 A (2010/3/12) S 水分 (%) 87.2 85.7 90.6 86.2 93.2 86.6 84.9 92.5 82.1 87.5 86.2 80.3 87.5 86.4 82.4 88.3 74.7 89.7 83.2 82.7 77.3 85.4 90.2 89.7 87.7 83.2 83.3 94.4 87.4 85.9 92.9 92.8 88.9 82.8 88.9 87.5 89.1 88.9 - 乾燥 適性 B A A A A A A A A B A A A A A A B A A A A A A A A A A A B B A A A A A A A A - 保水率 (%) 42.7 23.6 42.0 33.6 29.2 26.9 44.1 39.4 42.2 44.6 38.3 51.2 45.8 48.7 47.2 49.2 49.5 40.1 49.7 49.1 51.4 47.9 44.4 42.5 45.3 43.8 46.7 34.6 42.3 28.8 50.1 35.6 40.5 42.5 35.8 30.1 36.0 32.1 46.7 47.1 45.4 51.6 49.7 39.7 50.4 51.0 50.2 51.5 47.4 47.1 44.2 B D B C D D B C B B C A B B B B B B B B A B B B B B B C B D A C B B C C C C B B B A B C A A A A B B B 重量分布 <0.5mm% 100.0 74.9 81.3 57.1 43.7 48.6 27.5 63.8 62.1 50.8 44.1 11.2 4.2 5.2 16.0 27.5 37.4 8.8 100.0 100.0 76.4 60.3 80.0 87.2 62.1 22.4 49.0 62.3 42.5 70.7 30.0 38.0 63.1 29.1 22.0 60.3 44.4 48.5 30.7 75.7 5.2 54.4 12.6 74.3 21.3 0.2 34.6 21.1 26.7 40.5 21.2 粉砕 適性 A A A B B B B B B B B C C C C B B C A A A B A A B B B B B A B B B B B B B B B A C B C A B C B B B B B 保水力 (2010/11/26) S - - - - 57.4 B 岡山県 (2011/1/31) 広島県廿日市市丸石 2008/5/26 広島県廿日市市丸石 2008/5/26 広島県廿日市市丸石 2008/5/26 広島県廿日市市丸石 2008/5/26 広島県廿日市市阿品 2009/4/30 広島県廿日市市阿品 2009/6/5 広島県廿日市市阿品 2009/7/15 広島県廿日市市阿品 2009/8/18 広島県廿日市市阿品 2009/9/18 広島県廿日市市阿品 2009/10/29 広島県廿日市市阿品 2009/12/22 広島県廿日市市阿品 2010/11/12 広島県廿日市市阿品 2010/3/23 広島県廿日市市阿品 2010/5/12 広島県廿日市市阿品 2010/6/24 広島県廿日市市阿品 2010/9/29 広島県廿日市市阿品 2010/10/26 広島県廿日市市地御前 2010/3/23 広島県廿日市市地御前 2010/5/12 広島県廿日市市地御前 2010/6/24 広島県廿日市市地御前 2010/9/29 広島県廿日市市地御前 2010/10/26 広島県廿日市市地御前 2010/11/12 静岡県浜松市西区白洲町 2003/11 静岡県浜松市西区白洲町 2005/8 静岡県浜松市西区白洲町 2005/10 静岡県浜松市西区白洲町 2007 静岡県浜松市西区白洲町 2007 静岡県浜松市西区白洲町 2007 大分県中津市田尻 2010/5/13 新潟県新潟市中央区水道町 2009/9/7 広島県廿日市市地御前 2011/2/9 広島県廿日市市阿品 2011/2/9 大分県中津市田尻 2008/6/3 大分県中津市田尻 2009/3/11 大分県中津市田尻 2009/6/8 大分県中津市田尻 2009/8/20 大分県中津市田尻 2009/11/6 大分県中津市田尻 2010/7/14 広島県廿日市市阿品 2009/6/5 広島県廿日市市阿品 2009/7/15 広島県廿日市市阿品 2009/8/18 広島県廿日市市阿品 2009/9/18 広島県廿日市市阿品 2010/5/12 広島県廿日市市阿品 2010/6/24 広島県廿日市市阿品 2010/9/30 広島県廿日市市阿品 2010/9/30 広島県廿日市市阿品 2010/10/26 広島県竹原市 2008/7/30 神奈川県横須賀市長井 (2009/9/10) 東京都品川区 2009/10 国内市販品 (2011/7/4) 国内市販品 (2011/7/1) 国内市販品 (2011/7/1) S A B C A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A S S S A A A A A A S 95.0 96.6 96.3 90.8 88.1 85.6 92.4 85.6 84.9 87.9 88.9 87.9 88.9 91.4 87.1 87.0 87.7 87.1 90.5 85.8 88.5 90.6 89.3 91.4 82.9 90.1 90.1 84.4 83.5 85.5 81.4 84.4 84.9 87.0 87.1 89.0 88.6 89.6 87.2 86.8 88.8 89.3 88.4 84.1 65.6 93.1 76.7 87.2 87.5 85.5 88.2 89.2 86.5 78.5 A A A A B B B B B B B A B B B B B B B B B B A B B B B A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A B A A 34.9 46.9 51.8 45.3 49.2 47.7 48.4 49.5 44.3 50.3 48.2 52.7 51.6 48.8 42.3 43.7 39.2 46.9 47.9 40.3 43.3 46.6 50.3 50.9 53.5 50.7 43.6 41.2 45.8 45.0 46.1 42.5 51.6 43.3 43.3 43.2 34.9 48.0 43.5 46.2 38.8 43.7 36.1 39.6 34.6 35.5 47.2 33.7 42.8 43.8 43.8 42.2 44.0 46.7 41.5 - C B A B B B B B B A B A A B B B C B B B B B A A A A B B B B B B A B B B C B B B C B C C C C B C B B B B B B B - 75.2 1.9 96.9 98.2 76.9 93.7 98.2 99.4 97.8 99.4 99.5 99.1 97.5 98.3 97.2 96.8 95.3 95.3 97.5 98.9 98.9 98.4 96.1 98.9 74.6 80.4 89.2 89.8 92.5 74.2 93.1 92.4 95.7 97.7 19.0 28.1 16.3 56.3 42.6 81.6 32.5 33.0 43.6 34.3 38.1 66.5 91.4 80.8 90.8 66.7 23.8 92.5 100 100 100 62.7 61.6 52.6 38.5 91.2 49.7 100.0 A C A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A C B C B B A B B B B B B A A A B B A A A A B B B B A B A 収集適性 S 養殖あるいは輸入販売されていて大量入手が容易なもの A 1人10分の作業で藻体1kg(湿重量)以上の収集が可能であったもの B 1人30分の作業で藻体1kg(湿重量)以上の収集が可能であったもの C 1人30分の作業で藻体1kg(湿重量)の収集が困難であったもの 乾燥適性 A 藻体1kgの凍結乾燥が48時間以内に完了したもの B 藻体1kgの凍結乾燥が48時間以内に完了しなかったもの 保水率 A 海藻粉末に5倍重量の水を添加し、60℃、1時間の乾燥処理を行った後の重量が、乾燥前の50%以上であったもの B 海藻粉末に5倍重量の水を添加し、60℃、1時間の乾燥処理を行った後の重量が、乾燥前の40%以上50%未満であったもの C 海藻粉末に5倍重量の水を添加し、60℃、1時間の乾燥処理を行った後の重量が、乾燥前の30%以上40%未満であったもの D 海藻粉末に5倍重量の水を添加し、60℃、1時間の乾燥処理を行った後の重量が、乾燥前の30%未満であったもの 粉砕適性 A 2mm以下に粉砕した際、0.5mm以下画分の重量が70%以上のもの B 2mm以下に粉砕した際、0.5mm以下画分の重量が20%以上70%未満のもの C 2mm以下に粉砕した際、0.5mm以下画分の重量が20%未満のもの 試験せず 33 表2 海藻の一般成分分析の結果 整理 検体名 No. たんぱく質 脂質 炭水化物 灰分 食物繊維 非食物繊維 種類 g/100g g/100g g/100g g/100g g/100g g/100g アミジグサ 褐藻 20.8 4.3 49.0 25.9 41.6 7.4 タマハハキモク 褐藻 16.0 1.6 46.7 35.7 35.8 10.9 ワカメ(メカブ除外) 褐藻 18.9 1.4 50.3 29.3 40.7 9.6 ワカメ(メカブ) 褐藻 14.8 4.6 51.6 28.9 41.4 10.2 ツルモ 褐藻 6.4 2.2 44.5 46.9 ヤハズグサ 褐藻 9.2 0.9 71.9 17.9 66.5 5.4 ノコギリモク 褐藻 9.0 6.2 63.5 21.3 57.0 6.4 コモングサ 褐藻 16.9 5.2 65.3 12.6 ウスバノコギリモク 褐藻 10.7 8.6 65.5 15.2 52.2 13.4 アミジグサ 褐藻 14.8 6.4 66.1 12.8 54.5 11.6 アスコファイラム 褐藻 5.3 2.4 73.3 19.0 57.5 15.8 ダービリア 褐藻 10.6 0.9 66.8 21.7 56.0 10.8 レッソニア 褐藻 11.0 0.0 55.4 33.6 49.3 6.1 レッソニア 褐藻 10.2 0.2 63.9 25.6 61.1 2.9 マクロキスティス 褐藻 10.6 0.1 49.5 39.8 39.0 10.5 ホソメコンブ 褐藻 10.4 0.7 55.5 33.4 40.0 15.5 マコンブ(間引き) 褐藻 13.0 0.1 39.1 47.8 25.2 13.9 マコンブ(ガニ足) 褐藻 12.0 0.2 57.9 29.8 ワカメ粉末(若みどりLS) 褐藻 30.5 1.2 51.9 16.4 49.2 2.7 ワカメ粉末(若みどり) 褐藻 24.9 2.5 43.2 29.3 40.3 2.9 アイヌワカメ 褐藻 14.5 0.7 62.3 22.5 42.4 19.9 スジメ 褐藻 14.7 0.9 45.7 38.8 38.4 7.2 ウガノモク 褐藻 15.3 1.7 50.8 32.1 38.5 12.3 マツモ 褐藻 17.5 5.2 48.2 29.1 34.0 14.2 ヒジキ 褐藻 11.7 0.8 52.7 34.8 アラメ 褐藻 14.9 0.9 71.9 12.3 ヒジキ 褐藻 11.7 0.8 52.7 34.8 イソモク 褐藻 13.2 0.9 61.1 24.8 オオバモク 褐藻 11.7 1.0 64.2 23.2 ノコギリモク 褐藻 9.7 6.8 65.0 18.4 シキンノリ 紅藻 8.5 0.9 70.1 20.4 61.3 8.8 ミゾオゴノリ 紅藻 9.4 1.1 48.7 40.8 38.9 9.8 フシツナギ 紅藻 10.0 1.2 61.0 27.8 48.3 12.7 カバノリ 紅藻 8.0 1.1 64.1 26.8 42.6 21.5 ツノマタ 紅藻 10.8 1.2 64.1 23.9 56.8 7.3 マクサ 紅藻 22.4 1.7 39.1 36.8 42.6 0.0 フクロノリ 紅藻 12.2 37.0 0.8 50.1 ススカケベニ 紅藻 22.2 2.3 55.4 20.1 フダラク 紅藻 22.1 1.9 56.6 19.4 50.2 6.4 ハイウスバノリ 紅藻 31.5 0.3 48.1 20.1 オゴノリ類(赤) 紅藻 17.1 2.4 41.8 38.7 32.9 9.0 オゴノリ類(茶) 紅藻 12.9 1.7 57.8 27.6 47.5 10.3 スサビノリ(板海苔) 紅藻 17.6 1.6 74.1 6.7 59.7 14.4 カレキグサ 紅藻 20.2 1.9 24.6 53.2 20.9 3.7 オゴノリ類 紅藻 19.9 0.3 55.3 24.5 オゴノリ類(乾燥工程で一度解凍) 紅藻 17.9 0.4 57.2 24.5 オゴノリ類 紅藻 18.9 0.3 56.6 24.1 スサビノリ(板海苔、新A2) 紅藻 23.2 0.2 69.0 7.6 スサビノリ(乾燥、外3) 紅藻 25.6 0.6 57.8 16.1 オゴノリ類 紅藻 14.6 0.2 57.5 27.7 スサビノリ(板海苔、エビ4少) 紅藻 12.4 0.1 66.5 11.1 スサビノリ(板海苔、特上) 紅藻 51.5 0.2 40.3 7.9 27.5 12.8 スサビノリ(板海苔、重○6) 紅藻 14.9 0.1 76.1 8.9 47.2 28.9 ミル 緑藻 7.1 2.5 36.1 54.2 27.8 8.3 スジアオノリ 緑藻 8.5 2.2 57.4 31.9 50.1 7.2 フサイワズタ 緑藻 28.6 1.6 56.0 13.8 アオサ類 緑藻 10.1 3.4 63.9 22.6 47.0 16.9 アオサ類 緑藻 9.9 0.3 69.2 20.6 44.1 25.1 アオサ類 緑藻 7.9 0.3 66.8 25.0 45.8 21.0 アオサ類 緑藻 12.2 0.6 62.2 25.0 35.7 26.5 アオサ類 緑藻 17.0 0.3 58.3 24.5 37.3 20.9 アオサ類 緑藻 9.7 0.4 65.1 24.8 39.1 26.0 アオサ類 緑藻 13.4 0.2 58.0 28.4 40.2 17.8 アオサ類 緑藻 22.2 0.2 49.1 28.4 32.2 16.9 アオサ類 緑藻 23.5 0.6 53.6 22.3 アオサ類 緑藻 15.7 0.3 57.3 26.6 39.6 17.8 アオサ類 緑藻 10.2 0.3 66.6 22.8 44.9 21.7 アオサ類 緑藻 7.8 0.2 68.5 23.5 43.9 24.6 アオサ類 緑藻 11.8 0.3 66.4 21.5 47.7 18.7 アオサ類 緑藻 12.4 0.1 66.5 20.1 48.3 18.2 アオサ類 緑藻 28.2 0.3 49.1 22.4 34.2 14.9 アオサ類 緑藻 18.1 0.2 55.0 26.7 40.1 15.0 アオサ類 緑藻 12.5 0.2 63.3 24.0 41.6 21.7 アオサ類 緑藻 15.2 0.3 66.0 18.5 46.7 19.3 アオサ類 緑藻 18.7 0.3 54.4 26.6 45.7 8.6 アオサ類 緑藻 22.8 0.6 53.7 22.8 アオサ類 緑藻 19.8 2.2 42.6 35.4 37.5 5.2 アオサ類 緑藻 10.1 1.7 56.7 31.4 42.3 14.4 アオサ類 緑藻 22.0 2.8 42.8 32.5 37.4 5.4 アオサ類(初夏色落ち) 緑藻 10.2 0.1 54.5 35.1 34.6 19.9 アオサ類(冬色落ち) 緑藻 17.7 0.2 48.1 34.0 31.1 16.9 アオサ類(色落ち白化) 緑藻 8.9 0.2 62.5 28.3 43.2 19.4 アオサ類 緑藻 15.5 0.4 60.6 23.5 45.9 14.7 アオサ類 緑藻 19.7 0.9 55.5 24.0 39.3 16.2 アオサ類 緑藻 32.5 0.8 44.4 22.3 31.5 12.9 アオサ類 緑藻 19.5 0.4 58.3 21.8 35.4 22.9 コアマモ 海草 16.5 4.0 56.2 23.3 46.1 10.0 コアマモ 海草 18.2 0.6 63.1 18.1 46.4 16.7 コアマモ 海草 15.1 0.3 61.2 23.4 56.8 4.4 コアマモ 海草 13.2 0.8 52.1 33.9 46.6 5.5 コアマモ 海草 16.7 0.4 53.7 29.1 45.7 8.0 コアマモ 海草 13.7 0.4 53.2 32.6 42.7 10.5 アマモ 海草 8.4 1.0 70.4 20.3 38.3 32.1 アマモ 海草 15.5 2.0 55.6 27.0 39.6 15.9 アマモ 海草 15.1 1.4 57.4 26.1 38.1 19.3 アマモ 海草 10.7 1.2 58.7 29.4 35.7 23.0 アマモ 海草 12.9 0.8 66.0 20.3 46.2 19.8 アマモ 海草 11.6 0.4 61.6 26.4 43.1 18.6 アマモ 海草 9.6 1.0 71.4 18.0 47.3 24.1 アマモ(漂着) 海草 11.0 0.8 74.6 13.6 64.0 10.7 アマモ 海草 14.2 1.5 62.4 22.0 アマモ 海草 9.8 0.6 60.6 6.8 タチアマモ 海草 15.3 1.5 47.2 36.0 33.5 13.7 ホテイアオイ 水草 8.8 0.6 70.6 12.0 60.7 9.9 微細藻 51.5 7.9 21.8 18.8 ナンノクロロプシス キートセロス グラシリス 微細藻 31.4 14.7 16.7 37.3 微細藻 61.6 1.3 29.9 7.2 淡水クロレラ(V12) 全試料の平均 (n=107) 16.2 1.8 56.1 25.5 43.5 13.9 大型藻類の平均 (n=104) 15.3 1.7 57.0 25.6 43.5 13.9 褐藻類の平均 (n=30) 13.7 2.3 56.9 27.1 45.7 10.0 紅藻類の平均 (n=23) 18.4 2.6 54.0 24.6 44.3 11.2 緑藻類の平均 (n=33) 15.7 0.8 57.2 26.2 40.3 17.2 海草類の平均 (n=17) 13.4 1.1 60.3 23.9 44.7 15.5 微細藻類の平均(n=3) 48.2 7.9 22.8 21.1 試験方法(「5訂増補 日本食品標準成分表分析マニュアル」に準拠) 水分;常圧105℃5時間乾燥法,タンパク質;ケルダール法,タンパク質換算計数は6.25,脂質;エーテル抽出法 炭水化物;算出法,炭水化物=100-(水分+たんぱく質+脂質+灰分),灰分;灰化法,食物繊維;酸素・重量法 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 34 表3 酸・酵素糖化処理後の各種糖質の分析結果 整理 グルコース ガラクトース グルコース+ガラクトース 全糖 還元糖 還元糖/全糖 検体名 種類 No. g/100g g/100g % g/100g g/100g g/100g 1 アミジグサ 褐藻 19.0 6.9 36.6 3.7 1.2 4.9 2 タマハハキモク 褐藻 18.1 6.5 36.0 4.2 1.0 5.3 3 ワカメ(メカブ除外) 褐藻 23.7 8.7 36.6 3.8 0.8 4.6 4 ワカメ(メカブ) 褐藻 21.8 9.2 42.3 6.2 2.5 8.7 5 ツルモ 褐藻 22.3 8.4 37.8 5.3 0.7 5.9 6 ヤハズグサ 褐藻 36.7 10.1 27.5 12.3 0.8 13.1 7 ノコギリモク 褐藻 30.6 11.2 36.6 4.3 1.0 5.3 8 コモングサ 褐藻 26.1 11.2 43.0 5.2 0.8 6.0 9 ウスバノコギリモク 褐藻 29.8 9.8 33.1 5.2 1.0 6.2 10 アミジグサ 褐藻 19.8 10.1 50.9 4.6 0.8 5.4 11 アスコファイラム 褐藻 28.8 10.4 36.2 7.1 0.7 7.8 12 ダービリア 褐藻 31.8 10.6 33.3 9.3 0.7 10.0 13 レッソニア 褐藻 20.6 11.3 55.1 6.9 0.4 7.3 14 レッソニア 褐藻 29.4 12.5 42.6 9.8 0.3 10.1 15 マクロキスティス 褐藻 58.2 11.5 19.8 9.7 0.8 10.5 16 ホソメコンブ 褐藻 27.1 10.4 38.4 8.2 0.7 8.9 17 マコンブ(間引き) 褐藻 25.2 10.8 43.0 7.7 0.8 8.5 18 マコンブ(ガニ足) 褐藻 24.8 11.9 47.9 1.8 0.8 2.6 19 ワカメ粉末(若みどりLS) 褐藻 23.2 10.0 43.2 5.4 1.2 6.6 20 ワカメ粉末(若みどり) 褐藻 16.6 10.1 61.1 6.5 1.1 7.6 21 アイヌワカメ 褐藻 26.5 11.1 42.0 9.7 0.7 10.4 22 スジメ 褐藻 30.2 11.0 36.3 7.6 0.8 8.3 23 ウガノモク 褐藻 23.4 9.4 40.3 5.3 1.4 6.7 24 マツモ 褐藻 24.8 11.7 47.2 5.0 1.7 6.6 25 ヒジキ 褐藻 18.7 11.3 60.1 4.8 1.2 6.1 26 アラメ 褐藻 34.8 11.2 32.2 19.1 0.7 19.8 27 ヒジキ 褐藻 18.8 11.1 58.9 6.4 1.0 7.4 28 イソモク 褐藻 21.1 12.8 60.7 5.1 1.1 6.1 29 オオバモク 褐藻 25.7 11.4 44.2 8.3 1.3 9.6 30 ノコギリモク 褐藻 19.7 9.2 46.8 3.5 0.8 4.3 31 シキンノリ 紅藻 42.0 10.1 24.2 10.4 22.6 33.0 32 ミゾオゴノリ 紅藻 42.6 9.6 22.7 12.6 12.6 25.3 33 フシツナギ 紅藻 62.0 11.4 18.3 20.2 11.9 32.0 34 カバノリ 紅藻 56.7 10.5 18.5 20.9 12.0 32.9 35 ツノマタ 紅藻 48.4 9.8 20.3 9.7 19.8 29.4 36 マクサ 紅藻 34.8 10.8 31.0 7.8 5.2 13.0 37 フクロノリ 紅藻 25.8 9.4 36.4 8.8 1.1 9.8 38 ススカケベニ 紅藻 56.7 13.3 23.6 19.2 14.1 33.3 39 フダラク 紅藻 43.3 11.6 26.8 9.4 18.9 28.3 40 ハイウスバノリ 紅藻 41.6 12.6 30.2 7.2 4.6 11.8 41 オゴノリ類(赤) 紅藻 33.5 11.8 35.1 7.0 8.8 15.8 42 オゴノリ類(茶) 紅藻 33.5 11.1 33.0 11.5 15.7 27.3 43 スサビノリ(板海苔) 紅藻 52.8 12.3 23.3 6.5 19.6 26.1 44 カレキグサ 紅藻 20.9 10.5 50.2 5.7 1.2 6.9 45 オゴノリ類 紅藻 36.5 9.4 25.6 5.7 9.3 15.0 46 オゴノリ類(乾燥工程で一度解凍) 紅藻 40.9 9.9 24.3 8.1 15.3 23.4 47 オゴノリ類 紅藻 37.6 9.9 26.4 9.3 10.6 19.9 紅藻 30.3 11.4 37.5 4.9 14.2 19.1 48 スサビノリ(板海苔、新A2) 49 スサビノリ(乾燥、外3) 紅藻 54.6 10.6 19.5 8.4 14.8 23.1 50 オゴノリ類 紅藻 38.9 12.3 31.7 8.9 18.4 27.3 51 スサビノリ(板海苔、エビ4少) 紅藻 43.8 11.3 25.8 6.7 19.9 26.6 52 スサビノリ(板海苔、特上) 紅藻 21.2 10.6 49.9 2.9 8.2 11.0 53 スサビノリ(板海苔、重○6) 紅藻 50.3 9.1 18.1 6.8 18.0 24.9 54 ミル 緑藻 40.5 11.9 29.4 7.0 2.0 9.1 55 スジアオノリ 緑藻 32.7 11.6 35.4 8.9 0.9 9.8 56 フサイワズタ 緑藻 51.5 12.5 24.3 8.8 2.3 11.0 * 57 アオサ類 緑藻 40.8 12.1 29.8 16.5 0.7 17.2 * 58 アオサ類 緑藻 43.3 10.4 24.1 17.1 0.7 17.8 * 59 アオサ類 緑藻 43.6 8.8 20.3 17.1 0.7 17.8 * 60 アオサ類 緑藻 35.2 12.1 34.4 15.7 0.7 16.4 * 61 アオサ類 緑藻 31.7 11.2 35.2 15.4 0.7 16.1 * 62 アオサ類 緑藻 30.5 11.0 36.1 20.1 0.7 20.8 * 63 アオサ類 緑藻 37.3 14.4 38.6 17.9 0.7 18.6 * 64 アオサ類 緑藻 28.5 10.4 36.5 12.2 0.7 12.9 * 65 アオサ類 緑藻 23.8 9.9 41.7 6.3 0.7 7.0 * 66 アオサ類 緑藻 33.7 8.4 24.8 13.6 0.7 14.3 67 アオサ類 緑藻 41.4 10.2 24.6 19.8 0.8 20.6 * 68 アオサ類 緑藻 46.0 10.4 22.7 16.2 0.7 16.9 * 69 アオサ類 緑藻 45.2 9.3 20.6 18.8 0.7 19.5 * 70 アオサ類 緑藻 40.9 10.5 25.8 15.1 0.7 15.8 * 71 アオサ類 緑藻 34.8 9.9 28.3 11.5 0.7 12.2 72 アオサ類 緑藻 30.5 10.8 35.3 12.0 0.7 12.7 * 73 アオサ類 緑藻 29.9 11.1 37.1 14.6 0.7 15.3 * 74 アオサ類 緑藻 38.3 10.6 27.7 13.7 0.7 14.4 * 75 アオサ類 緑藻 38.7 9.3 24.1 8.7 0.7 9.4 * 76 アオサ類 緑藻 32.5 9.4 29.1 8.0 0.7 8.7 * 77 アオサ類 緑藻 31.0 12.0 38.6 6.0 0.7 6.7 * 78 アオサ類 緑藻 44.5 13.4 30.1 16.5 0.7 17.2 * 79 アオサ類 緑藻 27.7 12.4 44.9 7.1 0.7 7.8 * 80 アオサ類(初夏色落ち) 緑藻 38.4 12.8 33.3 13.1 0.7 13.8 * 81 アオサ類(冬色落ち) 緑藻 29.3 12.4 42.3 10.0 0.7 10.7 * 82 アオサ類(色落ち白化) 緑藻 38.5 12.1 31.4 18.5 0.7 19.2 83 アオサ類 緑藻 40.0 11.0 27.6 9.2 0.6 9.8 * 84 アオサ類 緑藻 30.4 11.4 37.4 12.2 0.7 12.9 85 アオサ類 緑藻 26.0 10.4 40.0 7.0 0.6 7.7 86 アオサ類 緑藻 31.3 10.9 34.8 15.3 0.6 15.9 87 コアマモ 海草 34.7 12.1 34.9 13.5 0.8 14.3 88 コアマモ 海草 28.6 10.2 35.6 10.7 4.3 14.9 89 コアマモ 海草 24.4 11.0 45.1 14.4 0.5 14.9 90 コアマモ 海草 24.0 10.0 41.9 13.1 0.7 13.8 91 コアマモ 海草 31.6 10.0 31.8 13.3 0.3 13.6 92 コアマモ 海草 24.7 8.4 34.1 14.7 0.4 15.1 93 アマモ 海草 25.6 9.7 38.0 16.8 0.4 17.2 94 アマモ 海草 30.5 11.8 38.6 13.3 0.3 13.6 95 アマモ 海草 34.0 11.6 34.1 17.1 1.1 18.1 96 アマモ 海草 37.1 9.2 24.9 21.0 1.1 22.1 97 アマモ 海草 40.6 10.3 25.3 17.5 1.0 18.5 98 アマモ 海草 34.9 9.1 26.1 15.7 0.7 16.4 99 アマモ 海草 31.7 9.2 29.0 20.3 1.4 21.7 100 アマモ(漂着) 海草 30.8 9.5 30.7 15.8 1.5 17.3 101 アマモ 海草 38.1 9.2 24.1 10.1 1.3 11.4 102 アマモ 海草 35.8 12.0 33.4 12.9 0.4 13.3 103 タチアマモ 海草 27.0 9.3 34.3 6.0 0.2 6.2 104 ホテイアオイ 水草 52.4 16.4 31.3 22.7 3.8 26.4 105 ナンノクロロプシス 微細藻 15.2 5.0 32.9 4.3 1.3 5.6 106 キートセロス グラシリス 微細藻 12.0 5.4 45.2 2.5 0.7 3.1 107 淡水クロレラ(V12) 微細藻 18.4 5.6 30.3 6.6 2.7 9.3 全試料の平均 (n=107) 33.1 10.6 34.3 10.6 3.5 14.1 褐藻類の平均 (n=30) 25.9 10.4 42.3 6.7 1.0 7.7 紅藻類の平均 (n=23) 41.2 10.8 28.4 9.5 12.9 22.4 緑藻類の平均 (n=33) 36.0 11.1 31.7 13.0 0.8 13.8 海草類の平均 (n=17) 31.4 10.1 33.0 14.5 1.0 15.4 微細藻類の平均(n=3) 15.2 5.3 36.1 4.4 1.6 6.0 海藻類の酸・酵素糖化液の調製:海藻類試料1.0gに対し3%硫酸14mlを添加し、121℃1時間で加水分解。NaOHで中和後さらにセル ラーゼ(終濃度1%)を添加し、50℃、16時間酵素分解。糖の定量:酸・酵素糖化液の上清について、フェノール硫酸法(全糖量)および ソモギネルソン法(還元糖量)により比色定量。* アオサ類のうちの3検体(整理No.67, 72, 83)から得られたガラクトース含量の平均 値を推定値として記入 35 表4 ガスクロマトグラフィーによる中性糖の分析結果 グルコース ガラクトース マンニトール* キシロース フコース ラムノース リボース アラビノース グルコース+ガラクトース 整理 検体名 種類 No. g/100g g/100g g/100g g/100g g/100g g/100g g/100g g/100g g/100g 1 アミジグサ 褐藻 13.0 3.4 9.9 0.7 2.4 <0.2 <0.2 <0.2 16.3 2 タマハハキモク 褐藻 11.5 3.5 16.4 1.0 3.8 <0.2 <0.2 <0.2 15.0 3 ワカメ(メカブ除外) 褐藻 2.9 0.8 5.8 0.2 0.6 <0.2 <0.2 <0.2 3.7 4 ワカメ(メカブ) 褐藻 3.7 3.4 8.3 <0.2 3.6 <0.2 <0.2 <0.2 7.1 5 ツルモ 褐藻 6.3 1.2 6.2 <0.2 4.6 <0.2 <0.2 <0.2 7.5 6 ヤハズグサ 褐藻 9.9 0.8 4.1 0.9 2.6 0.2 <0.2 <0.2 10.7 7 ノコギリモク 褐藻 3.0 1.2 3.7 0.6 2.4 <0.2 <0.2 <0.2 4.2 8 コモングサ 褐藻 5.1 1.0 1.3 0.7 2.3 <0.2 <0.2 <0.2 6.1 9 ウスバノコギリモク 褐藻 3.2 1.2 8.3 0.5 2.2 <0.2 <0.2 <0.2 4.3 10 アミジグサ 褐藻 4.3 1.2 1.8 1.2 2.7 <0.2 <0.2 <0.2 5.5 11 アスコファイラム 褐藻 5.1 0.7 7.3 2.5 9.5 <0.2 <0.2 <0.2 5.8 12 ダービリア 褐藻 14.6 1.7 17.0 0.4 6.4 <0.2 <0.2 <0.2 16.3 13 レッソニア 褐藻 1.5 0.7 4.7 0.6 1.4 <0.2 <0.2 <0.2 2.3 14 レッソニア 褐藻 0.7 0.5 5.3 1.8 3.4 <0.2 <0.2 <0.2 1.1 15 マクロキスティス 褐藻 0.9 0.6 3.9 <0.2 2.3 <0.2 <0.2 <0.2 1.4 16 ホソメコンブ 褐藻 1.0 0.6 13.8 <0.2 1.3 <0.2 <0.2 <0.2 1.6 17 マコンブ(間引き) 褐藻 0.7 0.8 8.3 <0.2 0.8 <0.2 <0.2 <0.2 1.5 18 マコンブ(ガニ足) 褐藻 0.6 0.7 2.2 <0.2 1.8 <0.2 <0.2 <0.2 1.3 19 ワカメ粉末(若みどりLS) 褐藻 1.6 1.4 0.3 <0.2 0.7 <0.2 0.3 <0.2 3.0 20 ワカメ粉末(若みどり) 褐藻 0.8 <0.2 <0.2 <0.2 <0.2 <0.2 <0.2 <0.2 0.8 21 アイヌワカメ 褐藻 7.4 0.6 13.2 0.3 1.0 <0.2 <0.2 <0.2 8.1 22 スジメ 褐藻 1.1 0.8 5.2 <0.2 0.7 <0.2 <0.2 <0.2 1.9 23 ウガノモク 褐藻 1.0 1.4 6.9 0.5 3.9 <0.2 <0.2 <0.2 2.4 24 マツモ 褐藻 1.9 1.5 6.3 0.6 4.6 <0.2 <0.2 <0.2 3.4 25 ヒジキ 褐藻 1.9 1.3 5.0 0.5 2.5 <0.2 <0.2 <0.2 3.2 26 アラメ 褐藻 20.0 0.6 8.5 0.3 2.0 <0.2 <0.2 <0.2 20.7 27 ヒジキ 褐藻 1.4 1.1 7.3 0.3 2.4 <0.2 <0.2 <0.2 2.4 28 イソモク 褐藻 1.5 1.5 6.6 0.9 2.8 <0.2 <0.2 <0.2 3.0 29 オオバモク 褐藻 3.0 1.7 12.1 0.5 3.3 <0.2 <0.2 <0.2 4.7 1.9 30 ノコギリモク 褐藻 0.9 1.0 14.1 0.6 <0.2 2.1 <0.2 <0.2 31 シキンノリ 紅藻 7.6 30.9 <0.2 0.3 <0.2 0.3 <0.2 0.3 38.4 32 ミゾオゴノリ 紅藻 16.1 23.5 <0.2 2.0 <0.2 0.2 <0.2 0.2 39.7 33 フシツナギ 紅藻 17.7 19.1 0.5 1.6 <0.2 0.2 <0.2 0.2 36.8 34 カバノリ 紅藻 24.9 16.7 0.5 0.5 <0.2 <0.2 <0.2 0.2 41.7 35 ツノマタ 紅藻 8.0 29.9 0.5 0.6 <0.2 0.3 <0.2 0.4 37.9 36 マクサ 紅藻 7.0 23.8 0.2 0.6 <0.2 <0.2 <0.2 0.3 30.8 37 フクロノリ 紅藻 5.5 1.0 2.8 0.5 0.8 <0.2 <0.2 <0.2 6.5 38 ススカケベニ 紅藻 14.3 18.3 <0.2 1.7 <0.2 <0.2 <0.2 <0.2 32.7 39 フダラク 紅藻 7.3 28.5 <0.2 0.4 <0.2 0.3 <0.2 0.3 35.8 40 ハイウスバノリ 紅藻 3.8 10.9 0.5 1.7 <0.2 <0.2 <0.2 0.2 14.7 41 オゴノリ類(赤) 紅藻 7.6 10.4 0.5 0.5 <0.2 <0.2 <0.2 <0.2 18.0 42 オゴノリ類(茶) 紅藻 10.2 27.1 1.1 0.2 <0.2 0.3 <0.2 0.3 37.3 43 スサビノリ(板海苔) 紅藻 4.4 33.2 9.3 3.1 <0.2 0.3 <0.2 0.4 37.6 44 カレキグサ 紅藻 3.9 4.2 0.8 0.8 <0.2 <0.2 <0.2 <0.2 8.1 45 オゴノリ類 紅藻 5.1 27.7 0.7 <0.2 <0.2 <0.2 <0.2 0.3 32.8 46 オゴノリ類(乾燥工程で一度解凍) 紅藻 3.5 25.6 0.8 <0.2 <0.2 <0.2 <0.2 0.4 29.1 47 オゴノリ類 紅藻 4.5 23.7 1.1 0.3 <0.2 0.3 <0.2 0.3 28.2 48 スサビノリ(板海苔、新A2) 紅藻 3.2 7.3 1.4 <0.2 <0.2 0.3 0.3 30.2 26.9 49 スサビノリ(乾燥、外3) 紅藻 6.5 9.3 3.6 <0.2 0.3 <0.2 0.3 32.4 25.9 50 オゴノリ類 紅藻 5.3 27.8 0.9 0.2 <0.2 0.3 <0.2 0.3 33.1 51 スサビノリ(板海苔、エビ4少) 紅藻 4.6 <0.2 1.7 <0.2 0.3 <0.2 0.4 36.0 31.5 52 スサビノリ(板海苔、特上) 紅藻 53 スサビノリ(板海苔、重○6) 紅藻 54 ミル 緑藻 4.9 1.5 16.5 0.2 <0.2 <0.2 <0.2 0.4 6.5 55 スジアオノリ 緑藻 4.8 1.4 0.5 3.2 <0.2 11.4 <0.2 <0.2 6.2 56 フサイワズタ 緑藻 8.0 3.7 1.5 27.6 <0.2 <0.2 <0.2 <0.2 11.7 57 アオサ類 緑藻 13.6 1.1 0.9 5.6 <0.2 9.3 <0.2 0.7 14.6 58 アオサ類 緑藻 16.1 1.0 0.3 5.7 <0.2 8.8 <0.2 <0.2 17.1 59 アオサ類 緑藻 15.9 0.9 0.3 4.3 <0.2 8.7 <0.2 <0.2 16.7 60 アオサ類 緑藻 14.0 0.9 <0.2 2.0 <0.2 6.8 <0.2 <0.2 14.9 61 アオサ類 緑藻 13.0 1.0 0.2 1.7 <0.2 6.6 <0.2 <0.2 14.1 62 アオサ類 緑藻 16.8 0.7 0.2 1.7 <0.2 5.8 <0.2 <0.2 17.5 63 アオサ類 緑藻 12.2 0.8 <0.2 1.5 <0.2 4.3 <0.2 <0.2 13.0 64 アオサ類 緑藻 9.8 1.0 <0.2 1.3 <0.2 5.8 <0.2 <0.2 10.8 65 アオサ類 緑藻 5.6 1.1 0.2 1.6 <0.2 6.4 <0.2 <0.2 6.7 66 アオサ類 緑藻 14.8 1.0 0.3 3.0 <0.2 7.0 <0.2 <0.2 15.8 67 アオサ類 緑藻 16.9 1.2 0.3 4.6 <0.2 9.3 <0.2 <0.2 18.1 68 アオサ類 緑藻 19.6 0.9 <0.2 3.1 <0.2 8.3 <0.2 <0.2 20.4 69 アオサ類 緑藻 15.1 1.0 <0.2 2.4 <0.2 8.8 <0.2 <0.2 16.1 70 アオサ類 緑藻 11.7 1.0 <0.2 1.8 <0.2 7.9 <0.2 <0.2 12.6 71 アオサ類 緑藻 9.5 1.2 0.3 3.0 <0.2 6.9 0.2 <0.2 10.7 72 アオサ類 緑藻 9.6 1.1 0.3 3.0 <0.2 7.1 <0.2 <0.2 10.7 73 アオサ類 緑藻 12.6 1.1 <0.2 2.7 <0.2 7.7 <0.2 <0.2 13.6 74 アオサ類 緑藻 10.1 1.1 <0.2 2.5 <0.2 7.4 <0.2 <0.2 11.2 75 アオサ類 緑藻 1.0 <0.2 <0.2 1.0 <0.2 1.0 <0.2 <0.2 1.0 76 アオサ類 緑藻 3.8 1.1 <0.2 1.6 <0.2 6.5 <0.2 <0.2 4.9 77 アオサ類 緑藻 4.1 0.8 <0.2 1.1 <0.2 5.4 <0.2 <0.2 4.9 78 アオサ類 緑藻 12.6 0.6 <0.2 1.8 <0.2 6.3 <0.2 <0.2 13.2 79 アオサ類 緑藻 2.1 0.9 0.3 0.9 <0.2 4.9 <0.2 <0.2 3.0 80 アオサ類(初夏色落ち) 緑藻 12.8 0.8 0.3 3.2 <0.2 6.2 <0.2 <0.2 13.6 81 アオサ類(冬色落ち) 緑藻 5.7 0.9 <0.2 1.0 <0.2 4.8 <0.2 <0.2 6.6 82 アオサ類(色落ち白化) 緑藻 16.5 0.6 0.4 1.9 <0.2 7.8 0.3 <0.2 17.1 83 アオサ類 緑藻 6.9 1.0 <0.2 6.2 <0.2 9.2 <0.2 <0.2 7.9 <0.2 9.9 84 アオサ類 緑藻 8.8 1.1 0.4 5.7 <0.2 7.5 <0.2 85 アオサ類 緑藻 86 アオサ類 緑藻 87 コアマモ 海草 6.6 1.2 0.3 2.0 0.2 0.5 <0.2 0.2 7.8 88 コアマモ 海草 4.5 1.3 0.4 1.1 0.3 0.4 <0.2 0.2 5.9 89 コアマモ 海草 3.8 1.4 0.5 2.7 0.3 0.6 <0.2 0.3 5.2 90 コアマモ 海草 4.3 1.1 0.3 1.8 0.2 0.4 <0.2 0.2 5.4 91 コアマモ 海草 5.0 1.2 0.4 2.0 0.3 0.5 <0.2 0.2 6.3 92 コアマモ 海草 1.5 0.6 <0.2 1.0 <0.2 0.2 <0.2 <0.2 2.1 93 アマモ 海草 8.0 0.6 0.5 1.5 <0.2 0.3 <0.2 <0.2 8.6 94 アマモ 海草 4.4 0.5 0.3 1.6 <0.2 0.4 <0.2 0.2 4.9 95 アマモ 海草 6.4 0.6 0.4 1.5 <0.2 0.4 <0.2 0.2 7.0 96 アマモ 海草 6.9 0.6 0.6 1.6 0.2 0.4 <0.2 0.2 7.6 97 アマモ 海草 5.6 0.8 0.4 2.0 <0.2 0.4 <0.2 0.2 6.4 98 アマモ 海草 4.7 0.6 <0.2 1.4 <0.2 0.4 <0.2 0.2 5.3 99 アマモ 海草 6.8 0.8 <0.2 2.1 0.2 0.5 0.2 <0.2 7.6 100 アマモ(漂着) 海草 5.5 1.2 <0.2 3.4 0.2 0.8 0.3 <0.2 6.8 101 アマモ 海草 1.9 0.2 <0.2 0.9 <0.2 0.2 <0.2 <0.2 2.1 102 アマモ 海草 6.4 0.5 0.4 1.6 <0.2 0.3 <0.2 0.2 6.9 103 タチアマモ 海草 3.8 0.9 0.4 1.5 0.2 0.3 <0.2 0.1 4.8 104 ホテイアオイ 水草 14.2 3.6 1.0 5.9 0.4 0.3 <0.2 8.7 17.8 105 ナンノクロロプシス 微細藻 微細藻 106 キートセロス グラシリス 107 淡水クロレラ(V12) 微細藻 全試料の平均 (n=107) 7.3 5.7 3.7 2.0 2.1 3.6 0.3 0.5 12.8 褐藻類の平均 (n=30) 4.3 1.3 7.4 0.7 2.8 1.2 0.3 5.6 紅藻類の平均 (n=23) 8.1 22.2 2.3 1.2 0.8 0.3 0.3 0.3 30.4 緑藻類の平均 (n=33) 10.6 1.1 1.4 3.4 7.0 0.3 0.6 11.6 海草類の平均 (n=17) 5.1 0.8 0.4 1.8 0.2 0.4 0.3 0.2 5.9 微細藻類の平均(n=3) 海藻の中性糖は、72%硫酸および2.4%硫酸中で加水分解後、アルジトールアセテートに誘導体化し、ガスクロマトグラフィーにより分析した(詳細は本文参照) *マンニトール値にはマンノースを含んでいる可能性あり, -;分析せず 36 合計 g/100g 29.3 36.3 10.3 19.0 18.3 18.6 11.0 10.5 15.4 11.2 25.1 40.2 9.0 11.6 7.7 16.7 10.6 5.3 4.3 0.8 22.5 7.8 13.7 14.9 11.1 31.5 12.4 13.3 20.6 18.8 39.3 42.2 39.4 42.9 39.5 31.8 10.6 34.4 36.7 17.2 19.1 39.2 50.7 9.7 33.8 30.4 30.2 39.5 45.9 34.8 38.4 23.6 21.2 40.8 31.0 31.9 30.0 23.8 22.6 25.2 18.7 17.9 14.9 26.1 32.3 31.8 27.2 22.3 21.2 21.1 24.0 21.0 3.0 12.9 11.3 21.2 9.0 23.3 12.3 27.4 23.2 23.5 11.1 8.2 9.5 8.3 9.7 3.3 10.8 7.4 9.5 10.6 9.4 7.3 10.6 11.6 3.2 9.4 7.4 34.1 20.6 15.9 33.6 22.5 8.7 - 表5 海藻を発酵させた場合に得られるエタノール量の推定 整 理 No. グループ 種類 生藻体の 水分 (%) 糖組成%(乾物換算) 生藻体の 炭水化 固形分 物%(乾 全糖量 還元糖 グルコース ガラクトース (%) 物換算) 海藻全体の平均 (n=104) 87.5 12.5 57.1 33.1 10.6 褐藻類の平均 (n=30) 85.5 14.5 56.9 25.9 10.4 紅藻類の平均 (n=23) 88.2 11.8 54.0 41.2 10.8 緑藻類の平均 (n=33) 89.2 10.8 57.2 36.0 11.1 海草類の平均 (n=17) 86.5 13.5 60.3 31.4 10.1 微細藻の平均 (n=3) 78.5 21.5 22.8 15.2 5.3 1 アミジグサ 褐藻 87.2 12.8 49.0 19.0 6.9 2 タマハハキモク 褐藻 85.7 14.3 46.7 18.1 6.5 3 ワカメ(メカブ除外) 褐藻 90.6 9.4 50.3 23.7 8.7 4 ワカメ(メカブ) 褐藻 86.2 13.8 51.6 21.8 9.2 5 ツルモ 褐藻 93.2 6.8 44.5 22.3 8.4 6 ヤハズグサ 褐藻 86.6 13.4 71.9 36.7 10.1 7 ノコギリモク 褐藻 84.9 15.1 63.5 30.6 11.2 8 コモングサ 褐藻 92.5 7.5 65.3 26.1 11.2 9 ウスバノコギリモク 褐藻 82.1 17.9 65.5 29.8 9.8 10 アミジグサ 褐藻 87.5 12.5 66.1 19.8 10.1 11 アスコファイラム 褐藻 11.8 73.3 28.8 10.4 12 ダービリア 褐藻 11.8 66.8 31.8 10.6 13 レッソニア 褐藻 11.8 55.4 20.6 11.3 14 レッソニア 褐藻 11.8 63.9 29.4 12.5 15 マクロキスティス 褐藻 11.8 49.5 58.2 11.5 16 ホソメコンブ 褐藻 86.2 13.8 55.5 27.1 10.4 17 マコンブ(間引き) 褐藻 11.8 39.1 25.2 10.8 18 マコンブ(ガニ足) 褐藻 11.8 57.9 24.8 11.9 19 ワカメ粉末(若みどりLS) 褐藻 11.8 51.9 23.2 10.0 20 ワカメ粉末(若みどり) 褐藻 11.8 43.2 16.6 10.1 21 アイヌワカメ 褐藻 80.3 19.7 62.3 26.5 11.1 22 スジメ 褐藻 87.5 12.5 45.7 30.2 11.0 23 ウガノモク 褐藻 86.4 13.6 50.8 23.4 9.4 24 マツモ 褐藻 82.4 17.6 48.2 24.8 11.7 25 ヒジキ 褐藻 88.3 11.7 52.7 18.7 11.3 26 アラメ 褐藻 74.7 25.3 71.9 34.8 11.2 27 ヒジキ 褐藻 89.7 10.3 52.7 18.8 11.1 28 イソモク 褐藻 83.2 16.8 61.1 21.1 12.8 29 オオバモク 褐藻 82.7 17.3 64.2 25.7 11.4 30 ノコギリモク 褐藻 77.3 22.7 65.0 19.7 9.2 31 シキンノリ 紅藻 85.4 14.6 70.1 42.0 10.1 32 ミゾオゴノリ 紅藻 90.2 9.8 48.7 42.6 9.6 33 フシツナギ 紅藻 89.7 10.3 61.0 62.0 11.4 34 カバノリ 紅藻 87.7 12.3 64.1 56.7 10.5 35 ツノマタ 紅藻 83.2 16.8 64.1 48.4 9.8 36 マクサ 紅藻 83.3 16.7 39.1 34.8 10.8 37 フクロノリ 紅藻 94.4 5.6 0.8 25.8 9.4 38 ススカケベニ 紅藻 87.4 12.6 55.4 56.7 13.3 39 フダラク 紅藻 85.9 14.1 56.6 43.3 11.6 40 ハイウスバノリ 紅藻 92.9 7.1 48.1 41.6 12.6 41 オゴノリ類(赤) 紅藻 92.8 7.2 41.8 33.5 11.8 42 オゴノリ類(茶) 紅藻 88.9 11.1 57.8 33.5 11.1 43 スサビノリ(板海苔) 紅藻 11.8 74.1 52.8 12.3 44 カレキグサ 紅藻 82.8 17.2 24.6 20.9 10.5 45 オゴノリ類 紅藻 88.9 11.1 55.3 36.5 9.4 46 オゴノリ類(乾燥工程で一度解凍) 紅藻 87.5 12.5 57.2 40.9 9.9 47 オゴノリ類 紅藻 89.1 10.9 56.6 37.6 9.9 48 スサビノリ(板海苔、新A2) 紅藻 11.8 69.0 30.3 11.4 49 スサビノリ(乾燥、外3) 紅藻 11.8 57.8 54.6 10.6 50 オゴノリ類 紅藻 88.9 11.1 57.5 38.9 12.3 51 スサビノリ(板海苔、エビ4少) 紅藻 11.8 66.5 43.8 11.3 52 スサビノリ(板海苔、特上) 紅藻 11.8 40.3 21.2 10.6 53 スサビノリ(板海苔、重○6) 紅藻 11.8 76.1 50.3 9.1 54 ミル 緑藻 95.0 5.0 36.1 40.5 11.9 55 スジアオノリ 緑藻 96.6 3.4 57.4 32.7 11.6 56 フサイワズタ 緑藻 96.3 3.7 56.0 51.5 12.5 57 アオサ類 緑藻 90.8 9.2 63.9 40.8 12.1 58 アオサ類 緑藻 88.1 11.9 69.2 43.3 10.4 59 アオサ類 緑藻 85.6 14.4 66.8 43.6 8.8 60 アオサ類 緑藻 92.4 7.6 62.2 35.2 12.1 61 アオサ類 緑藻 85.6 14.4 58.3 31.7 11.2 62 アオサ類 緑藻 84.9 15.1 65.1 30.5 11.0 63 アオサ類 緑藻 87.9 12.1 58.0 37.3 14.4 64 アオサ類 緑藻 88.9 11.1 49.1 28.5 10.4 65 アオサ類 緑藻 87.9 12.1 53.6 23.8 9.9 66 アオサ類 緑藻 88.9 11.1 57.3 33.7 8.4 67 アオサ類 緑藻 91.4 8.6 66.6 41.4 10.2 68 アオサ類 緑藻 87.1 12.9 68.5 46.0 10.4 69 アオサ類 緑藻 87.0 13.0 66.4 45.2 9.3 70 アオサ類 緑藻 87.7 12.3 66.5 40.9 10.5 71 アオサ類 緑藻 87.1 12.9 49.1 34.8 9.9 72 アオサ類 緑藻 90.5 9.5 55.0 30.5 10.8 73 アオサ類 緑藻 85.8 14.2 63.3 29.9 11.1 74 アオサ類 緑藻 88.5 11.5 66.0 38.3 10.6 75 アオサ類 緑藻 90.6 9.4 54.4 38.7 9.3 76 アオサ類 緑藻 89.3 10.7 53.7 32.5 9.4 77 アオサ類 緑藻 10.8 42.6 31.0 12.0 78 アオサ類 緑藻 10.8 56.7 44.5 13.4 79 アオサ類 緑藻 10.8 42.8 27.7 12.4 80 アオサ類(初夏色落ち) 緑藻 10.8 54.5 38.4 12.8 81 アオサ類(冬色落ち) 緑藻 10.8 48.1 29.3 12.4 82 アオサ類(色落ち白化) 緑藻 10.8 62.5 38.5 12.1 83 アオサ類 緑藻 91.4 8.6 60.6 40.0 11.0 84 アオサ類 緑藻 82.9 17.1 55.5 30.4 11.4 85 アオサ類 緑藻 90.1 9.9 44.4 26.0 10.4 86 アオサ類 緑藻 90.1 9.9 58.3 31.3 10.9 87 コアマモ 海草 84.4 15.6 56.2 34.7 12.1 88 コアマモ 海草 83.5 16.5 63.1 28.6 10.2 89 コアマモ 海草 85.5 14.5 61.2 24.4 11.0 90 コアマモ 海草 81.4 18.6 52.1 24.0 10.0 91 コアマモ 海草 84.4 15.6 53.7 31.6 10.0 92 コアマモ 海草 84.9 15.1 53.2 24.7 8.4 93 アマモ 海草 87.0 13.0 70.4 25.6 9.7 94 アマモ 海草 87.1 12.9 55.6 30.5 11.8 95 アマモ 海草 89.0 11.0 57.4 34.0 11.6 96 アマモ 海草 88.6 11.4 58.7 37.1 9.2 97 アマモ 海草 89.6 10.4 66.0 40.6 10.3 98 アマモ 海草 87.2 12.8 61.6 34.9 9.1 99 アマモ 海草 86.8 13.2 71.4 31.7 9.2 100 アマモ(漂着) 海草 88.8 11.2 74.6 30.8 9.5 101 アマモ 海草 89.3 10.7 62.4 38.1 9.2 102 アマモ 海草 88.4 11.6 60.6 35.8 12.0 103 タチアマモ 海草 84.1 15.9 47.2 27.0 9.3 104 ホテイアオイ 水草 12.5 70.6 52.4 16.4 105 ナンノクロロプシス 微細藻 65.6 34.4 21.8 15.2 5.0 106 キートセロス グラシリス 微細藻 93.1 6.9 16.7 12.0 5.4 107 淡水クロレラ(V12) 微細藻 76.7 23.3 29.9 18.4 5.6 糖からエタノールへのへ変換効率を51%として推定。エタノールの比重を0.79として体積に換算。 37 7.3 4.3 8.1 10.6 5.1 13.0 11.5 2.9 3.7 6.3 9.9 3.0 5.1 3.2 4.3 5.1 14.6 1.5 0.7 0.9 1.0 0.7 0.6 1.6 0.8 7.4 1.1 1.0 1.9 1.9 20.0 1.4 1.5 3.0 0.9 7.6 16.1 17.7 24.9 8.0 7.0 5.5 14.3 7.3 3.8 7.6 10.2 4.4 3.9 5.1 3.5 4.5 3.2 6.5 5.3 4.6 4.9 4.8 8.0 13.6 16.1 15.9 14.0 13.0 16.8 12.2 9.8 5.6 14.8 16.9 19.6 15.1 11.7 9.5 9.6 12.6 10.1 1.0 3.8 4.1 12.6 2.1 12.8 5.7 16.5 6.9 8.8 6.6 4.5 3.8 4.3 5.0 1.5 8.0 4.4 6.4 6.9 5.6 4.7 6.8 5.5 1.9 6.4 3.8 14.2 - 5.7 1.3 22.2 1.1 0.8 3.4 3.5 0.8 3.4 1.2 0.8 1.2 1.0 1.2 1.2 0.7 1.7 0.7 0.5 0.6 0.6 0.8 0.7 1.4 <0.2 0.6 0.8 1.4 1.5 1.3 0.6 1.1 1.5 1.7 1.0 30.9 23.5 19.1 16.7 29.9 23.8 1.0 18.3 28.5 10.9 10.4 27.1 33.2 4.2 27.7 25.6 23.7 26.9 25.9 27.8 31.5 1.5 1.4 3.7 1.1 1.0 0.9 0.9 1.0 0.7 0.8 1.0 1.1 1.0 1.2 0.9 1.0 1.0 1.2 1.1 1.1 1.1 <0.2 1.1 0.8 0.6 0.9 0.8 0.9 0.6 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.1 1.2 0.6 0.6 0.5 0.6 0.6 0.8 0.6 0.8 1.2 0.2 0.5 0.9 3.6 - エタノールの推定最大収量(ml/kg生藻体) 炭水化物 グルコース・ガ 全糖量から 還元糖か からの推 ラクトース合計 の推定 らの推定 定 量からの推定 46.2 26.8 8.6 10.5 53.3 24.3 9.7 5.2 41.2 31.5 8.3 2 3 .1 39.9 25.1 7.7 8.2 52.7 27.5 8.9 5.2 31.7 21.1 7.4 40.4 15.6 5.7 13.5 43.2 16.8 6.0 13.9 30.6 14.4 5.3 2.2 46.2 19.5 8.2 6.3 19.4 9.7 3.7 3.3 6 2 .0 31.7 8.7 9.2 6 1 .7 29.8 10.9 4.1 31.7 12.7 5.5 3.0 7 5 .7 34.4 11.4 5.0 53.3 16.0 8.1 4.5 55.9 22.0 7.9 4.4 50.9 24.2 8.1 12.4 42.2 15.7 8.6 1.7 48.7 22.4 9.6 0.9 37.7 4 4 .3 8.8 1.1 49.3 24.1 9.3 1.4 29.8 19.2 8.3 1.1 44.1 18.9 9.0 1.0 39.5 17.7 7.6 2.3 32.9 12.6 7.7 <0.7 7 9 .4 33.7 1 4 .2 10.3 36.8 24.3 8.8 1.5 44.8 20.6 8.3 2.1 54.8 28.1 1 3 .3 3.8 39.9 14.2 8.5 2.4 1 1 7 .5 5 6 .8 1 8 .3 3 3 .8 35.0 12.5 7.4 1.6 6 6 .3 22.9 1 3 .9 3.3 7 1 .8 28.7 1 2 .7 5.3 9 5 .3 28.9 1 3 .5 2.8 6 5 .9 39.5 9.5 3 6 .1 30.8 26.9 6.1 25.0 40.4 4 1 .1 7.5 24.4 50.8 4 4 .9 8.3 3 3 .0 6 9 .3 5 2 .4 10.6 4 1 .0 42.2 37.6 11.6 3 3 .2 0.3 9.3 3.4 2.4 45.2 4 6 .2 10.9 26.6 51.7 39.5 10.6 3 2 .6 22.0 19.0 5.7 6.7 19.5 15.6 5.5 8.4 41.5 24.1 7.9 26.8 56.4 4 0 .2 9.4 28.6 27.4 23.3 11.7 9.0 39.6 26.2 6.7 23.5 46.2 33.0 8.0 23.6 39.7 26.3 6.9 19.8 52.6 23.1 8.7 23.0 44.0 4 1 .6 8.1 24.7 41.3 27.9 8.9 23.8 50.7 33.4 8.6 27.4 30.7 16.2 8.1 57.9 38.4 6.9 11.7 13.1 3.8 2.1 12.5 7.2 2.5 1.4 13.5 12.4 3.0 2.8 38.0 24.3 7.2 8.7 53.2 33.3 8.0 13.1 6 2 .2 4 0 .6 8.2 15.6 30.5 17.3 6.0 7.3 54.0 29.4 10.3 13.0 6 3 .6 29.9 10.8 17.1 45.3 29.2 11.3 10.2 35.1 20.4 7.4 7.7 41.9 18.6 7.7 5.2 41.0 24.1 6.0 11.3 37.1 23.0 5.7 10.1 57.0 38.2 8.7 17.0 55.8 38.0 7.8 13.5 52.8 32.4 8.4 10.0 41.0 29.0 8.2 8.9 33.9 18.8 6.6 6.6 58.1 27.4 10.2 12.5 48.9 28.3 7.9 8.3 33.0 23.5 5.7 <0.7 36.9 22.4 6.5 3.3 29.7 21.6 8.3 3.4 39.5 31.0 9.3 9.2 29.8 19.3 8.7 2.1 38.0 26.8 8.9 9.5 33.5 20.4 8.6 4.6 43.6 26.8 8.4 11.9 33.6 22.2 6.1 4.4 6 1 .1 33.5 1 2 .5 10.9 28.5 16.7 6.7 37.4 20.1 7.0 56.6 34.9 1 2 .2 7.9 6 7 .3 30.5 10.8 6.3 57.2 22.8 10.3 4.9 6 2 .6 28.9 1 2 .1 6.5 54.1 31.8 10.1 6.3 52.0 24.1 8.2 2.1 59.1 21.5 8.2 7.2 46.2 25.4 9.8 4.1 40.7 24.1 8.2 5.0 43.3 27.3 6.8 5.6 44.4 27.4 6.9 4.3 51.1 28.9 7.5 4.4 6 0 .9 27.1 7.9 6.5 53.7 22.2 6.8 4.9 43.1 26.3 6.4 1.4 45.3 26.8 8.9 5.1 48.6 27.8 9.5 4.9 57.0 4 2 .3 1 3 .2 14.4 48.4 33.9 11.1 7.4 5.3 2.4 44.8 27.7 8.4 -