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EMC XtremSW Cache - EMC Japan
EMC XtremSW Cache 卓越したパフォーマンス、インテリジェンス、ミッション クリテ ィカル データの保護を実現するためのサーバー フラッシュ キャッシュ ソフトウェア ポイント レーテンシーの軽減とスループットの向上 EMC FASTテクノロジーをサーバーへ拡 張する IT企業はアプリケーションのパフォーマンスという問題に直面しています。この問題の原因となるのが、 サーバーの処理能力とストレージ ディスクのアクセス時間の不均衡です。サーバー処理能力は絶えず 向上していて、18か月ごとに2倍になっています。一方、ディスク ドライブのスループットは同じレベルを 維持したままです。これは、I/O(入出力)スタックのボトルネックが原因です。サーバーおよびアプリケ ーションは、ディスク ドライブよりも多くのI/Oを処理できる能力を備えています。これは「I/Oギャップ」と 呼ばれます。アレイにフラッシュ ドライブを導入したことでパフォーマンスは1桁向上し、このギャップは ネットワーク ストレージが提供するバック 解消されました。今では、サーバー主体のフラッシュ テクノロジーが導入され、アレイ ベースのフラッシ エンド データ サービスの活用 ュを使用した場合よりもI/Oパフォーマンスがさらに1桁向上しています。 EMC® XtremSW Cache™はサーバー主体のフラッシュ テクノロジーを利用してレーテンシーを短縮 し、スループットを高めて、アプリケーションのパフォーマンスを大幅に向上させるインテリジェントなキャ ッシュ ソフトウェアです。XtremSW Cacheはネットワーク ストレージにライト スルー キャッシュを使用 して、読み取りの高速化とデータ保護を図り、永続的な高可用性と災害復旧を提供します。XtremSW Cacheをアレイ ベースのEMC FAST(Fully Automated Storage Tiering)ソフトウェアと組み合わ せると、アプリケーションからデータ ストアまで、最も効率的でインテリジェントなI/Oパスが形成されま す。その結果、物理環境と仮想環境の両方に対して、パフォーマンス、インテリジェンス、保護機能を動 的に最適化可能なネットワーク インフラストラクチャが実現します。XtremSW Cacheは、SSD (Solid-State Drive)とPCIeカードの両方を含め、サーバーのあらゆるフラッシュ メディアで使用でき ます。ソフトウェアは、EMC XtremSF™での使用に合わせて最適化されています。PCIeフラッシュ カ ードは550 GB eMLC、700 GB eMLC、1.4 TB eMLC、2.2 TB eMLC、350 GB SLC、および 700 GB SLCの容量でご利用いただけます。 アプリケーション パフォーマンスの大幅な向上 XtremSW Cacheを使用すると、ブロックI/O読み取り時間が短縮されるため、最大のIOPS(1秒あた りのI/O処理)または最短のレスポンス タイムを必要とするアプリケーションが高速化されます。ソフト ウェアは、参照頻度が最も高いデータをサーバー フラッシュにキャッシュすることにより、ストレージ ア クセス時間を短縮すると同時に、ストレージ アレイからI/O処理を排除することができます。サーバー内 に配置されたXtremSW Cacheは、ネットワーク化されたストレージ アクセスのオーバーヘッドを回避 して、レスポンス タイムをミリ秒からマイクロ秒単位に短縮します。XtremSW Cacheはデータをアプリ ケーションに近い、サーバーのI/Oスタックに格納して、パフォーマンスを飛躍的に高めます。 XtremSW Cacheの導入によって実現されるスループット向上率は300パーセントを超え、レーテンシ ー軽減率は50パーセントになります。アプリケーション パフォーマンスはまったく新しい次元に突入し、 必要とされるレベルまで引き上げられます。 XtremSW CacheはWebアプリケーション、OLTP(オンライン トランザクション処理)、CRM(カスタマ ー リレーションシップ マネージメント)、ERP(エンタープライズ リソース プランニング)データベース、メ ール アプリケーションなど、読み取りが大量に発生するワークロードを最適化します。XtremSW Cacheによって、ストレージ アレイから読み取りトラフィックを排除して、別のアプリケーションに割り当 てる処理能力を向上させることが可能となります。XtremSW Cacheで特定のアプリケーションを高速 化している間、別のアプリケーションではアレイのパフォーマンスが維持されるか、ほんのわずかしか上 昇しません。XtremSW Cacheを導入したサーバーが環境内に増えると、拡張性の高いI/O処理モデ ルが実現します。サーバーやストレージ システムを含む環境全体で、ますます増大するIOPSを処理す ることができます。 データ シート XtremSW Cacheには、XtremSW Cacheが有効となる範囲やグラニュールを完全かつ柔軟に制御 する機能があります。物理環境では、ソース ボリューム レベルまたは論理ユニット番号レベルで XtremSW Cacheを有効または無効にできます。仮想環境では、VM(仮想マシン)ごとにXtremSW Cache容量をプロビジョニングします。 自動キャッシュのインテリジェンス XtremSW Cacheは読み取り要求をキャッシュ メモリから直接、インテリジェントに配信します。 XtremSW Cache内のキャッシング最適化は、絶えず変化するワークロードに合わせて自動的に調整 されます。そのために、アクセス頻度の高いデータを判別し、これらのデータをサーバー フラッシュ キャ ッシュに送信します。XtremSW Cacheはすべてのインフラストラクチャに完全に対応しています。アプ リケーションとストレージ アレイの間に設置しさえすれば、アプリケーションやストレージ アレイを変更す る必要はありません。ストレージ、アプリケーション、ユーザーから見て、VFCacheは透過的です。 XtremSW Cacheカードを取り付けたら、ユーザーが操作を行わなくても、パフォーマンス メリットを実 感できます。 EMCのアーキテクチャ アプローチでは、適切なテクノロジーを活用することで、適切なデータを適切な 場所に、適切なタイミングとコストで格納します。この仕組みを実現するために、EMCはFASTアレイ ベ ース ソフトウェアを開発しました。このソフトウェアを使用すると、次第に変化する要求に合わせてストレ ージ リソース間でデータを自動的に移動および配置できるようになるため、アプリケーションを最適化し ながら、コストを下げることができます。XtremSW CacheはFASTをサーバーにまで拡張して、I/Oス タックに別の階層のインテリジェンスとパフォーマンスを追加します。FASTとの組み合わせにより、 XtremSW Cacheはアプリケーションからデータ ストアの間に最も効率的でインテリジェントなI/Oパス を提供します。両方のテクノロジーを使用して、EMCはエンド ツー エンドの階層化ソリューションを提供 し、アプリケーション能力とサーバーからストレージまでのパフォーマンスを最適化します。XtremSW Cacheのインテリジェンス機能によって、最も「ホット」なデータのコピーがサーバーに自動的に格納さ れ、速度が最大になります。時間が経過し、「クール」になったデータは、ストレージ・アレイ内にて適切 な階層に自動的に移行されます。サーバー フラッシュからアレイ フラッシュに移行し、やがてファイバー チャネル/SASドライブに、さらにSATA/ニアラインSASドライブに移動します。 XtremSW Cacheは独自のキャッシュ重複排除機能を提供します。重複排除は、同一のデータ チャンク の単一コピーのみを保存することでキャッシュの冗長データを排除するデータ圧縮技術です。重複排除機 能により、大きな経済的メリットがもたらされます。データ重複排除に対応したサーバー フラッシュには同 じデータの重複するコピーが保存されないため、より多くのデータを保持できます。このため有効なキャッ シュ サイズは物理的なキャッシュ サイズよりも大きくなります。より大きなワーキング セットが使用できる ため、結果的にギガバイトあたりのコストが下がります。さらに、重複するデータをサーバー フラッシュに 書き込む必要がないので書き込み回数が減少し、消耗率が抑えられて寿命が延びます。 トータル プロテクション XtremSW Cacheはパフォーマンスを高めると同時に、ミッション クリティカルなアプリケーション データ にエンタープライズ クラスの保護を提供します。キャッシュ内のデータは、アレイに格納されているデータ のコピーに過ぎません。一方、マスター コピーは、EMCの信頼できるネットワーク ストレージのみが提供 する高度なデータ サービス(高可用性、エンド ツー エンドの整合性、信頼性、災害復旧など)によって維 持されます。XtremSW Cacheで利用しているライト スルー アルゴリズムを使用すると、新たに書き込 まれたデータはEMC Symmetrix® VMAX®やVNX®シリーズなどのネットワーク ストレージ アレイに格 納されます。サーバーに障害が発生した場合も、データはアレイ上で引き続き保護され、アクセス可能に なります。 XtremSW Cacheには、利用可能なサーバー フラッシュをユーザーがキャッシュとローカル ストレージ に分割できる、独自のソフトウェア オプションが用意されています。このオプションにより、カードをミッショ ン クリティカル データ用のキャッシュ デバイスとして使用しながら、同時に、一時データ用の読み取り/書 き込みストレージ デバイスとして使用する柔軟性が得られます。ユーザーはカードの展開を変更しなくて も、キャッシュとストレージを調整してワークロードを完全に最適化できます。 お問い合わせ EMC製品、サービス、ソリューションがビジネス およびITの課題の解決にどのように役立つかの 詳細については、EMC担当営業または認定 EMCパートナーまでお問い合わせください。ある いは、EMCのWebサイト(URL: http://japan.emc.com)をご参照ください。 EMC2、EMC、EMCのロゴ、Symmetrix、XtremSW Cache、XtremSF、VMAX、VNXは、EMC Corporationの登 録商標または商標です。VMwareは、VMware, Inc.の登録商標または商標です。その他のすべての名称ならびに製 品についての商標は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。Copyright © 2013 EMC Corporation. All rights reserved.(不許複製・禁無断転載)データ シートH9581.5 07/13 EMC Corporationは、この資料に記載される情報が、発行日時点で正確であるとみなしています。この情報は予告なく 変更されることがあります。