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「小さな拠点づくり」支援メニュー

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「小さな拠点づくり」支援メニュー
支援メニュー一覧 (平成28年度予算案)
取組項目
内容
1
ワ ー ク ショッ プを通じた ①ワークショップの運営
地 域住 民 による「地 域デザ ②ファシリテータ等の外部人材活用
イン」策定
③地域点検カルテの作成
④地域デザインの策定
2
地 域 運 営組織 の形成及び ①組織の立ち上げ・運営
持続的な運営
②拠点づくり
③外部人材の導入・地域の人材育成
3
生 活 サ ービス の集約・確 ①生活サービスの集約・確保の計画づくり
保 やネ ッ トワークの 維持等 ②福祉サービスの提供に向けた取組
の推進
③日用品(食料・燃料等)の提供に向けた取
組
④交通アクセスの維持・確保の取組
⑤情報ネットワークの維持・確保
⑥その他
4
地 域 資 源を活 かしたコミ ①農林水産物の生産
ュニティビジネスの振興
②加工品の製造・販売等6次産業化の取組
③観光資源・道の駅を活用した都市との交流
④再生可能エネルギーの取組
⑤集落内の商店等の活性化
⑥その他
-1-
具体的な支援策
項目 事 業 名 ・ 予 算 額
(平成28年度
予算案)
全般
事業内容等
新型交付金(地方 官 民協働 ・地域 間連携等の観 点からの先
創生推進交付金) 駆 的な取 組、既 存事業の隘路 を発見し打
【1000億円】
開する取組(政策間連携)、先駆的・優良
事例の横展開を支援
担当課等
内閣官房まち
・ひと・しご
と創生本部事
務局
過疎地域等集落
ネットワーク圏
形成支援事業
【4.0億円】
基幹集落を中心として複数の集落で構成さ 総務省地域力
れる集落ネットワーク圏(集落生活圏)に 創造グループ
おける以下の取組を支援
過疎対策室
・市町村が行う集落ネットワーク圏計画の
作成
・地域運営組織の組織体制の確立、活性化
プラン(地域デザイン)の作成
・活性化プラン(地域デザイン)に基づく
事業(生活の安全・安心確保対策、都市と
地域の交流・移住促進対策、産業振興、地
域文化の保存・伝承対策等)
「小さな拠点」
を核とした「ふ
るさと集落生活
圏」形成推進事
業【2.4億円】
公益サービス機能を維持確保するため、廃 国 土 交 通 省
校舎等の既存公共施設を活用した施設の再 国 土 政 策 局
編・集約に係る改修費等に対して補助
地方振興課
(このほか、生活圏の維持・再生に必要な
機能を施設の再編・集約と併せて導入する
ことや、再編・集約に伴う廃止施設の除却
についても補助)
-2-
項目
事業名・予算額
(平成28年度
予算案)
全般
地 域 お こ し 協 力 都市部の若者等が過疎地域等に移住して、 総務省地域力
隊
一定期間、地場産品の開発や農林水産業へ 創造グループ
の従事等の地域協力活動を行うもの
地域自立応援
課
農林水産省
農村政策部
都市農村交流
課
集落支援員
2
事業内容等
担当課等
集落の実情に詳しく、集落対策の推進に関
してノウハウ・知見を有した人材が、市町
村職員と連携し、集落の巡回、状況把握等
に従事するもの
総務省地域力
創造グループ
地域自立応援
課
農 山 漁 村 振 興 交 都市と農山漁村の共生・対流の促進や地域
付金【80.0億円】 の活性化、薪炭・山菜など地域資源の活用
等による山村の活性化、定住・地域間交流
を促進するための施設等の整備を支援
農林水産省
農村振興局
農村政策部
農村計画課
地域振興課
都市農村交流
課
整備部
地域整備課
2-③
学びを通じた地域課題解決やまちづくりの 文部科学省
学 び に よ る 地 域 取組を促進するため、関係者の学びと対話、 社会教育課
力 活 性 化 プ ロ グ ネットワークづくりの場として、全国7箇
ラ ム 普 及 ・ 啓 発 所 程 度 に お いて 、「 学 びを 通 じ た 地 方創 生
事業【0.33億円】コンファレンス」を開催する
-3-
項目 事 業 名 ・ 予 算 額
(平成28年度
予算案)
3
事業内容等
3-②
包括的な相談支
援システムの構
築【5億円】
福祉ニーズの多様化・複雑化を踏まえ、単 厚生労働省社
独の相談機関では十分に対応できない、い 会・援護局地
わゆる「制度の狭間」の課題の解決を図る 域福祉課
観点から、複合的な課題を抱える者等に対
する包括的な支援システムを構築するとと
もに、高齢者などのボランティア等を活用
し、地域に必要とされる社会資源を創出す
る取組をモデル的に実施
3-③
地域エネルギー
供給拠点整備事
業【30.5億円】
石油製品の安定供給を確保するため、①災 経済産業省資
害対応能力を強化するための地下タンクの 源エネルギー
大型化に伴う入換・自家発導入、②過疎地 庁石油流通課
でのSSの統合・集約・移転における地下
タンクの設置、簡易計量機設置、③中小石
油販売業者等による危険物の漏えい防止対
策や土壌汚染の有無に関する検査、地下タ
ンク等の放置防止等を支援
3-③
石油製品流通網
再構築実証事業
【1.6億円】
地域の実情や外部環境の変化を踏まえた石 経済産業省資
油製品の効率的かつ安定的な供給に向け、 源エネルギー
具体的な燃料供給システム、安全性を担保 庁石油流通課
したSSのコスト削減に資する技術開発な
どの実証事業を支援
3-④
(ソフト)
地 域 公 共 交 通 確 ・バス・デマンドタクシーの運行費等
保維持事業
(ハード)
【229億円の内数】・バス・デマンドタクシー車両の更新費等
4
担当課等
4-④
先導的「低炭素
・循環・自然共
生」地域創出事
業【24.5億円】
国土交通省総
合政策局公共
交通政策部交
通支援課
地方公共団体実行計画等に位置づけられた 環境省総合環
(又は将来的に位置づけられる予定の)取 境政策局環境
組に関連する事業に係る再生可能エネルギ 計画課
ー設備や省エネルギー設備の導入を支援(継
続分のみ)
-4-
地方創生の深化のための新型交付金(地方創生推進交付金)(内閣府地方創生推進室)
28年度概算決定額 1,000億円【うち優先課題推進枠227億円】(新 規)
(事業費ベース
事業イメージ・具体例
事業概要・目的
○28年度からの地方版総合戦略の本格的な推進に向け、
地方創生の深化のための新型交付金を創設
①自治体の自主的・主体的な取組で、先駆的なものを
支援
②KPIの設定とPDCAサイクルを組み込み、従来
の「縦割り」事業を超えた取組を支援
③地域再生法に基づく交付金とし、安定的な制度・運
用を確保
具体的な
「成果目標
(KPI)」
の設定
「PDCA
サイクル」
の確立
【対象事業】
①先駆性のある取組
・官民協働、地域間連携、政策間連携、事業推進主体
の形成、中核的人材の確保・育成
例)ローカル・イノベーション、ローカルブラン
ディング(日本版DMO)、生涯活躍のまち、
働き方改革、小さな拠点 等
②既存事業の隘路を発見し、打開する取組
・自治体自身が既存事業の隘路を発見し、打開する
ために行う取組
③先駆的・優良事例の横展開
・地方創生の深化のすそ野を広げる取組
【手続き】
〇自治体は、対象事業に係る地域再生計画(複数年度
の事業も可)を作成し、内閣総理大臣が認定
期待される効果
資金の流れ
交付金(1/2)
国
2,000億円)
都道府県
市町村
(1/2の地方負担については、地方財政措置を講じる)
○先駆的な取組等を後押しすることにより、地方におけ
る安定した雇用創出、地方への新しいひとの流れ、
まちの活性化など地方創生の深化の実現に寄与
地方創生の深化のための新型交付金における先駆的な事業例
◆地域の技の国際化(ローカルイノベーション)
◆地域の魅力のブランド化 (ローカルブランディング:日本版
DMO・地域商社)
・明確な出口戦略の下、大学、研究機関、企業、金融機関等
の連携を促進し、日本型イノベーション・エコシステムの形成
や地域中核企業等への支援等が出来るためのネットワーク
形成等を通じて、IoTを活用した新たなイノベーションの創出
をはじめ、地域の「稼ぐ力」を引き出す取組を行う。
◆地域のしごとの高度化(ローカルサービスの生産性向上等)
・地域経済を支えるサービス産業の生産性向上に向け、各業
種に即した生産性改善の取組に加え、地域間、異業種間等
を問わず、事業者等の様々な連携により新たなビジネスモデ
ルを生み出し、ITの活用や対内直接投資も含めた生産性向
上に資する戦略的投資を呼び込む取組などを促進する。
◆移住促進/生涯活躍のまち
・人材ニーズを踏まえた雇用創出・人材育成との連携や、地域
コミュニティの活性化を伴う移住促進施策を実施する。
・特に、高齢者等が希望に応じて移住し、地域住民や多世代と
交流しながら健康でアクティブな生活が送れるよう、「生涯活
躍のまち」構想の実現に向けた取組を進める。
◆広域的な取組による「小さな拠点」の形成・活性化
・地域住民を主体とした「小さな拠点」が連携して、広域的な取
組を行うことにより、生活機能の確保に加え、地域資源の活
用によるコミュニティビジネスの活性化や都市部との交流を
図り、持続的な集落生活圏の維持・形成を図る。
・地域の「稼ぐ力」向上のため、様々な連携を図りながら地域経
済全体の活性化につながる観光戦略を実施する専門組織とし
て日本版DMOを確立し、これを核とした観光地域づくりを行う。
・地場産品を戦略的に束ね、安定的な販路開拓・拡大に取り組
む地域商社を核に、地場産品市場の拡大、地域経済の活性
化を目指す。
◆地方創生推進人材の育成・確保
・全国規模で行われる地方創生人材の育成・確保の取組(「地
方創生カレッジ」を含む)と連動しながら、その地域独自の人材
ニーズに基づき行われる人材育成・確保の取組を行うとともに、
それを通じた地域の総合力の底上げを目指す。(他の分野の
事業の中で併せて取り組む場合も含む。)
◆地域ぐるみの働き方改革
・若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえるため、地方
公共団体だけでなく、地域の産業界や労働界、金融機関等
の地域の関係者が「地域働き方改革会議(仮称)」の下に集
い、地域ぐるみで働き方改革に取り組む。
◆都市のコンパクト化と公共交通ネットワークの形成等
・都市のコンパクト化や公共交通網の再構築、公共インフラや
既存ストックの有効なマネジメントなどに資する取組を推進す
るとともに、これらの取組との連携による「稼げるまちづくり」
を目指したまちの賑わいを創出する等戦略的な取組を進める。
地域運営組織の形成及び持続的な運営に要する経費
H28予算額 : 0.2億円
事業目的
「まち・ひと・しごと創生総合戦略」(2015改訂版)(平成27年12月24日閣議決定)において、地域の課題解決のための持続的な取組体制の確立に向け、
地域運営組織を形成することが重要であるとの方針が示されたことを受け、同組織の健全かつ持続的な運営を確保するための方策について調査研究
を行う。
事業概要
高齢化による
生活機能の低下
人口減少による集落の
生活支援機能の低下
財政的制約等による公的
サービス供給能力の低下
地域運営組織
地域住民が中心となって送迎、雪かき、見守り、買い物支援など地域課題解決に向け
た取組を持続的に実践する組織。全国には1,600を超える組織があり、8割を超える市町
村が必要性を感じている。
様々な課題に直面
・組織の約7割は法人格を持た
ない任意団体
・財政基盤が脆弱で公費への
依存度が高い
・多くの組織が構成員の高齢化
や人材不足(数、質)や組織運
営のノウハウ不足に悩んでいる
有識者研究会による
先進事例調査実施
地域運営組織の健
全かつ持続的な活動
を確保するための方
策を取りまとめた報
告書を作成
まち・ひと・しごと総合戦略(抜粋)
(4) 時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、地域と地域を連携する
(イ)「小さな拠点」の形成(集落生活圏の維持)
【施策の概要】
人口減少や高齢化が著しい中山間地域等においては、一体的な日常生活圏を構成している「集落生活圏」を維持することが重要であり、将来にわ
たって地域住民が暮らし続けることができるよう、地域住民が主体となって、①地域住民による集落生活圏の将来像の合意形成、②地域の課題解
決のための持続的な取組体制の確立(地域運営組織の形成)、③地域で暮らしていける生活サービスの維持・確保、④地域における仕事・収入の
確保を図る必要がある。(略)
【主な重要業績評価指標】
■住民の活動組織(地域運営組織)の形成数:3,000団体を目指す
(4)-(イ)-② 地域課題解決のための持続的な取組体制の確立
「小さな拠点」の形成などにより持続可能な地域をつくるため、「地域デザイン」に基づき、地域住民自らが主体となって、地域住民や地元事業体
の話し合いの下、それぞれの役割分担を明確にしながら、生活サービスの提供や域外からの収入確保などの地域課題の解決に向けた事業等に
ついて、多機能型の取組を持続的に行うための組織(地域運営組織)を形成することが重要である。(略)
高齢者の生活支援等の地域の暮らしを支える仕組みづくりの推進
人口減少や高齢化が著しい地域においては、一体的な日常生活圏を構成している「集落生活圏」を維持することが重要であり、
将来にわたって地域住民が暮らし続けることができるよう、地域住民が主体となって、地域の課題解決のための持続的な取組体制
の確立(地域運営組織の形成)を図る必要がある。このことから、高齢者の生活支援等の地域の暮らしを支える仕組みづくりとして、
地域運営組織の持続的な運営等に必要な費用について所要の財政措置を講ずる。
地域運営組織とは
地域の生活や暮らしを守るため、地域で暮らす人々が中心となって形成され、地域内の様々な関係主体が参加する協議組織が
定めた地域経営の指針に基づき、地域課題の解決に向けた取り組みを持続的に実践する組織。全国には概ね小学校区を単位に
1,600を超える組織がある。
地域課題の多様化・広域化により、自治会・町内会では対応が困難な課題について、既存の自治会・町内会を補完しつつ、住民
自治を充実させるための新たな仕組み。
活動事例
○島根県雲南市
市内全域で概ね小学校区を単位とする
任意の住民組織「地域自主組織」が結成さ
れ、小規模多機能自治の活動として、高齢
者の見守り事業、配食事業等を実施して
いる。
○きらりよしじまネットワーク(山形県川西町) 6次産業化
きらりよしじまネットワークは地区の全世帯が
6
加入するNPO法人で、コンビニの休憩スペー
スを利用した産直朝市を実施するほか、6次産
業化の取り組みや地域のスポーツクラブ運営、
買物支援・見守りサービス等に取り組んでいる。
グリーンツーリズム班
農家レストラン班
加工班
平成28年度における措置(市町村500億円程度)
(1)地域運営組織の運営支援のための経費
地域の生活や暮らしを守るための組織である地域運営組織が持続可能な活動を継続できるよう、地域運営組織の運営に係
る所要の経費について地方交付税措置を講ずる。
(2)高齢者等の暮らしを守る経費
地域における住民同士の支え合いによる高齢者支援の取り組み(高齢者交流、声かけ・見守り、買物支援、弁当配達・配給
食等)に係る所要の経費について、地方交付税措置を講ずる。
「小さな拠点」形成に関する事業の申請手続きを一本化します
総務省過疎対策室 国土交通省地方振興課
「小さな拠点」形成の支援事業である総務省の「過疎地域等集落ネットワーク圏形
成支援事業」及び国土交通省の「「小さな拠点」を核とした「ふるさと集落生活圏」
形成推進事業」については、平成 27 年度より、地方公共団体が最適な事業を選択で
きるよう、内閣府地方創生推進室に「集落等の活性化に関する相談窓口」(ワンスト
ップ相談窓口)を設置しています。
さらに平成 28 年度からは、27 年度「秋のレビュー」での指摘を踏まえ、「小さな
拠点」の形成に取り組もうとする地域の申請主体である市町村にとって、より分かり
易く簡便な制度とするため、総務省事業はソフト事業、国交省事業はハード事業とし
て役割分担するとともに、両事業の申請手続きの一本化を行うこととしました。
これにより、両事業を同時に実施する場合には、申請様式を一括して記載できるな
ど、申請がより便利になりました。
○対象事業
・ソフト事業:過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業(総務省)
・ハード事業:「小さな拠点」を核とした「ふるさと集落生活圏」形成推進事業
(国土交通省)
○相談窓口
「集落等の活性化に関する相談窓口」(内閣府地方創生推進室)
連絡先:03-5510-2475
※具体的な事業内容が決まっている場合は、総務省又は国交省に直接お問い合わせいただい
ても結構です。
総務省地域力創造グループ過疎対策室 連絡先:03-5253-5536
国土交通省国土政策局地方振興課
連絡先:03-5253-8403
○事業の募集時期・提出先
募集時期:1月下旬~(予定)
提 出 先:内閣府地方創生推進室に提出していただきます。
「小さな拠点」の形成推進
○中山間地域等において、将来にわたり地域住民が暮らし続けることができるよう、地域の生活や仕事を支える
ための住民主体の取組体制(地域運営組織)づくりや活動・交流拠点の強化、生活サービス機能の集約・確保、
周辺との交通ネットワークの形成等による利便性の高い地域づくり(「小さな拠点」の形成(集落生活圏の維
持))を推進
<支援の概要>
「小さな拠点」の取組イメージ
集落
集落
集落
例:コミュニティ
バス・デマンドタ
クシーの運行
集落
ソフト事業(※1)
小さな拠点
農産物加工施設
地域運営組織
例:廃校舎を集会施設、
図書室などに活用
集落生活圏
(新旧小学校区
などを想定)
診療所
例:周辺集落や市街地とつな
がる生活交通の拠点づくり
例:旧役場庁舎を子育
て支援施設、高齢者
福祉施設などに活用
○「小さな拠点」の形成に取り組む市町村や地域
運営組織をソフト・ハードの両面から支援
郵便・ATM
スーパー跡地
例:スーパー撤退後の施設
を集落コンビニ、農産物出
荷拠点などに活用
小さな拠点の形成プロセス
地域住民による集落生活圏の将来像の合意形成
地域の課題解決のための持続的な取組体制の確立
(地域運営組織の形成)
地域で暮らしていける生活
サービスの維持・確保
(機能等の集約・確保、交
通ネットワークの形成等)
地域における仕事・収入
の確保
・高齢者サロンの開設
・ボランタリーチェーン等
と連携した買物機能の確保
・デマンドバス・タクシー
対象事業
の運行
(取組例)
・特産品の開発や6次産業
化による高付加価値化
・田舎暮らし体験等による
都市との交流産業化 等
補助率
定額(2,000万円以内)
ハード事業(※2)
既存公共施設を活用した
施設の再編・集約に係る
改修 等
(例)
・旧役場庁舎を子育て支
援施設、高齢者福祉施
設などに活用
・廃校舎を集会施設、図
書室などに活用等
1/2以内
<事業申請手続き>
「「小さな拠点」形成支援に関する事業の募集
について」(統一様式)に基づき、
内閣府地方創生推進室へ必要書類を提出
※1 総務省 過疎地域等集落ネットワーク圏形成事業
※2 国交省 「小さな拠点」を核とした「ふるさと集落生活圏」形成推進事業
過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業
(まち・ひと・しごと創生総合戦略:「小さな拠点」の形成関連事業)
集落の維持・活性化を図るため、基幹集落を中心に周辺の複数集落をひとつのまとまりとす
る「集落ネットワーク圏」(「小さな拠点」)において、住民の「くらし」を支える生活サポートシステ
ムの構築や「なりわい」を継承・創出する活動の育成を支援する。
施 策 の 概 要
集落ネットワーク圏における取組イメージ
(1)事業実施主体
集落ネットワーク圏を支える中心的な組織
(地域運営組織)
※ 交付金の申請は市町村が行う。
A集落
D集落
基幹集落
C集落
・組織体制の確立
・活性化プランの作成
地域運営
組織
(地域内外)
・役場・病院・商店街
・事業所 ・駅
※集落ネットワーク圏の範囲は、新旧小学校区、旧町村等を想定
専門家等による支援
活性化
作成 プラン
具体的事業
集落ネットワーク圏
市町村
・集落ネットワーク圏
計画を作成
・集落ネットワーク圏
の形成・活動を支援
B集落
役場所在地域
(2)交付額
1事業当たり 2,000万円以内
(3)平成28年度予算(案)
400,000千円
(4)対象事業
集落ネットワーク圏の形成に係る取組及び
活性化プランに基づく活性化のための事業
○ 高齢者サロンの開設
○ 雪下ろし、雪よせ
○ ボランタリーチェーン等と
連携した買物機能の確保
○ デマンドバス・タクシーの
運行
○ 伝統芸能や文化の伝承
○ 特産品の開発や6次産
業化による高付加価値化
○ 田舎暮らし体験等による
都市との交流産業化 等
平成27年度(当初)過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業
~地域の課題に総合的に取り組む事例①~
なかなたちく
おばまし
中名田地区(福井県小浜市)
おおた
なちかつうらちょう
太田集落ネットワーク圏(和歌山県那智勝浦町)
≪ネットワーク圏の概要・現状≫
・6集落(約370世帯、約1,200人)
・高齢化(高齢化率37.0%)、人口減少(H15約1,420人⇒H25約1,130人)
・「住みやすい、住んでいてよかった、移り住んでみたい中名田」をキャッ
チフレーズに「田村のゆめづくりプラン」を策定
≪ネットワーク圏の概要・現状≫
・10集落(約590世帯、約1,170人)
・少子高齢化
(高齢化率:約45.7%、全世帯の約10%が高齢者一人暮らし)
・中学校の廃校
≪課題≫
・脆弱な公共交通、引きこもりがちの高齢者が増加
・更なる人口流出、休耕田の増加
・伝統技術や各集落に伝承された祭、行事の存続
≪課題≫
・地域資源の魅力を地域外へPRできていない
・高齢化に伴う耕作放棄地の増加
・住民が一体となった交流、生きがいづくりの場がない
≪主な事業内容≫
●生活の安全・安心確保対策
・診療所の待合室の増築に併せてコミュニティの場を設置し、健
康相談、福祉サロン、農業サロンを開催
・買い物、通院を支援するコミュニティタクシーの運行
・防災マップの作成
●産業振興
・耕作放棄地での野菜や酒米づくり、新商品開発(地酒の酒粕
を利用した奈良漬けづくり)、販路拡大
●地域文化の保存継承
市無形文化財「松上げ」を拡大化し、子供も
参加することで、世代間交流を行うとともに、
祭りを観光資源としてアピール
※事例については申請書をもとに作成
≪主な事業内容≫
●産業振興
・耕作放棄地等を活用したブランド米づくりを推進し、東京の自
然食レストランへ販売
・地域の特産品であるイチゴや米等の新商品の開発及び町内
の宿泊施設と連携した商品販売
・旧太田中学校に加工室、直売所を整備。高
齢者サロンや調理体験等を実施し、交流拠点
として再生
・休耕田等を活用した体験農園や収穫祭を実施
●都市と地域の交流・移住促進
地域外在住の太田地区出身者等に向けた広報誌を発行し、
地域の魅力を発信することによってU・Iターンを推進
平成27年度(当初)過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業
~地域の課題に総合的に取り組む事例②~
つやまし
「あば村」集落ネットワーク圏(岡山県津山市)
≪ネットワーク圏の概要・現状≫
・8集落(約230世帯、約560人)
・平成17年津山市と合併した旧「阿波村(あばそん)」
・幼稚園の休園、小学校の閉校、地区唯一のGSの撤退
→「あば村宣言」(H26.4)
JAの撤退後、住民出資の合同会社を立ち上げ、
GS・購買を運営
≪課題≫
・地域の支えあいなどの機能強化
・地域の農産加工物の生産、販売体制の拡大
≪主な事業内容≫
●生活の安全・安心確保対策
住民出資の合同会社により、GSを高齢者世帯の買物支援、
地域の寄合の拠点として機能強化
●産業振興
・あば商品の統一パッケージ作成、EC(電子取引)サイト充実
による販路拡大
・小学校跡地に計画する農産加工・交流施設の
実施設計
●その他
阿波地域に関わる多様な主体(法人組織)の統合を検討し、
地域総合商社化を目指す取組を推進
すげしゅうらく
やまとちょう
菅集落ネットワーク圏(熊本県山都町)
≪ネットワーク圏の概要・現状≫
・4集落(約90世帯、約200人)
・少子高齢化(高齢化率:約58.2%)
・担い手の高齢化により、地域内外の交流や特産品等の販売を行って
いた「鮎の瀬交流館」が閉館(H26)
≪課題≫
・高齢化に伴う耕作放棄地の増加、有害鳥獣被害
・安否確認の体制整備や買い物などの負担軽減
・地域内外の交流機会の減少
≪主な事業内容≫
●生活の安全・安心確保対策
「鮎の瀬交流館」を再開し、市街地まで精米に
行くことが困難な高齢者世帯に対して、預かった
米を管理し精米する。精米した米の配達を通じて
高齢者の見守りを行うとともに、買い物代行サービスを実施
●産業振興
・味噌、米粉製品等の地域の加工品開発
・「鮎の瀬交流館」においてコミュニティカフェを運営し、特産品
を
使ったメニュー作り、地域の案内等を実施
・「棚田オーナー田」等による耕作放棄地の活用及び棚田米
の
統一ブランドの設立による販路拡大
●都市と地域の交流・移住促進
体験交流事業(収穫祭イベント)を実施し、都市と集落との交
平成27年度(当初)過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業
~地域の産業振興に取り組む事例~
しもかわちょうしゅうらく
しもかわちょう
下川町集落ネットワーク圏(北海道下川町)
≪ネットワーク圏の概要・現状≫
・3集落(約1,640世帯、約3,190人)
・生産年齢人口の減少、少子高齢化(高齢化率37.4%)
・下川町の全体面積の約9割が森林
≪課題≫
・地域経済力の低迷と若者流出、産業基盤衰退
・高齢化に伴う除雪等の住民自治機能の低下
≪主な事業内容≫
●森林を軸とした都市企業と担い手のマッチング機会の創出の
ためのツアー、イベントへの出展や情報発信プラットフォーム(ホー
ムページ)の制作
●広葉樹等の森林資源活用のための調査
●山菜や薬木・薬草等の有用森林資源の生産基盤
の整備及び生産体制の確立のための調査を実施
●小規模多機能自治の推進のための調査や
住民に向けた研修会を行うとともに、健康料
理教室、除雪体制づくりなどのモデル事業を
実施
~地域文化の継承、活用に取り組む事例~
やまね
くじし
山根ネットワーク圏(岩手県久慈市)
≪ネットワーク圏の概要・現状≫
・6集落(約170世帯、約360人)
・人口減少と少子高齢化(高齢化率55.8%。S30年には2,500人が居住)
・子どもたちが郷土芸能などを学ぶ場でもあった
山根小中学校が廃校(H25年度)
・「山根若者の会」がオリジナルの脚本で、山根町
の歴史を題材にした演劇を上演
≪課題≫
・小中学校の廃校による住民の失望感、伝統文化伝承の危機
・地域資源を活かしきれず、交流人口が低迷
≪主な事業内容≫
●地域に伝わる「山根神楽舞」や若者の会による「演劇」等を継
承・発信するとともに、外部のアーティストの長期滞在を誘致
●山里の「伝統食」や「新しい食」の商品開発
●廃校になった山根小中学校を拠点とするための計画を作成し、
住民が手作りで整備を行う。また、カルチャー教室、特産品製作
等を実施
●地域の景観、田楽、イワナ等の郷土料理などの資源を整理し、
集落を回遊できる観光メニューを開発
平成27年度(当初)過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業
~ICTを活用した地域のコミュニケーション強化や
人材育成に取り組む事例~
よしじまちく
かわにしまち
吉島地区(山形県川西町)
~拠点施設の整備により地域の交流促進に取り組む事例~
てんかわむらせいぶちくしゅうらく
てんかわむら
天川村西部地区集落ネットワーク圏(奈良県天川村)
≪ネットワーク圏の概要・現状≫
・22集落(約730世帯、約2,620人)
・人口減少、高齢化(高齢化率33%)
・H19年に吉島地区の全世帯が加入する「NPOきらりよしじまネッ
トワーク」を設立し、住民参加の地域づくりを実施
≪ネットワーク圏の概要・現状≫
・8集落(約150世帯、約300人)
・人口減少、高齢化(高齢化率:約53%)
・地域の人々の尽力により建設された
天川西小学校を、廃校後も地域のスポ
ーツ等の場として使用
≪課題≫
・世代間関係の希薄化、コミュニケーションの分断化
・地域の担い手が不足
≪課題≫
・集落間の距離があり、交流や情報交換の場が少ない
・林業、農業や地域の行事等の担い手の減少
≪主な事業内容≫
●ICTを活用した地域総合支援アプリ
の開発を行い、買い物支援、見守り等
のサービスをはじめ、住民生活の課題
に対する地域や行政の支援策をアプリ
に集約
≪主な事業内容≫
●旧天川西小学校を地域の交流拠点として位置づけ整備する
とともに、校庭跡地もマルシェ(市場)や音楽等のイベント広場、駐
車場としても使用できるよう整備
●地域住民が持つ地域の農業や林産物加工、地域の自然や文
化に関した技術を伝える体験教室のメニューを作成
●都市部の学生や教師と連携し、地域づくりコーディネーターを
育成するため、地域の若者と共にワーキング・グループを設置
●旧小学校に、農産物販売所を設置するとともに、雑穀、芥子
菜、大和トウキ等を使用した商品の開発、研究を実施
●地域経営マネジメントの研修や視察を通じて、解決プロジェクト
の立案や住民へのプレゼン、プロジェクトのトライアルを実施
●旧小学校の窓枠及び外壁を、懐かしい雰囲気で気軽に訪れ
ることができる施設にするため、建設当初の昭和初期のレトロな
雰囲気の状態に復元
「小さな拠点」を核とした「ふるさと集落生活圏」形成推進事業
人口減少・高齢化が進む中山間地域等において、基幹集落に複数の生活サービスや地域活動の場を集め、周辺集落
とネットワークで結ぶ「小さな拠点」の形成を推進する。「小さな拠点」は、地域外の人が利用する施設を組み入れること
により、「対流拠点」となることが期待される。
このため、既存公共施設を活用した施設の再編・集約等に対して、引き続き支援するとともに、新たにフォーラムや交
流会の開催を通じて一層の普及啓発を図り、地域の取組の深化を推進する。
○補助制度の概要
H28予算案:238百万円
「小さな拠点」を核とした「ふるさと集落生活圏」形成推進事業
(集落活性化推進事業費補助金)
●対象地域:過疎、山村等の条件不利地域
●実施主体:市町村
●対象事業
施設の再編・集約等(補助率1/2以内)
既存公共施設を活用した施設の再編・集約に係
る改修費等に対して支援
「小さな拠点」とは:小学校区等複数の集落を包含する地域において、生
活サービス機能や地域活動の拠点を歩いて動ける範囲に集め利便性を
高めるとともに、周辺集落とコミュニティバス等の交通ネットワークでつなぐ
など、人やモノ、サービスの循環を図ることで、生活を支える新しい地域運
営の仕組みをつくろうとする取組。「小さな拠点」は、地域外の人が利用す
る施設を組み入れることにより、「対流拠点」となることが期待される。
※本事業の支援対象はハード事業に限定。「小さな拠点」に関わる総
務省事業(過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援事業)とも連携し、
内閣府の下で相談窓口の一元化等を行いつつ、地域の取組を支援。
H28予算案:4百万円
○フォーラムや交流会の開催等(新規)
「小さな拠点」に関する取組の裾野を広げるため、フォーラムや交流会を開催し考え方の一層の普及を図るとともに、
同様な課題を抱える地域間相互の連携を強め、人と情報の「対流」による学び合いの枠組みを構築する。
[平成28年度予算の概要]
53
農山漁村振興交付金[新規]
【8,000(-)百万円】
対策のポイント
農山漁村が持つ豊かな地域資源を活用した観光・教育・福祉等の取組や農
山漁村への定住等を促進し、農山漁村の振興を図ります。
<背景/課題>
・農山漁村においては、人口の減少・高齢化等に伴い、小規模集落の増加や地域コミュ
ニティの活力低下が進み、地域経済が低迷する一方、都市住民においては、付加価値
の高い観光・教育・福祉等へのニ-ズが増大するとともに、地域の絆を重視する傾向
が生じています。
・このため、農山漁村が持つ豊かな自然や「食」を活用した都市と農村との共生・対流
等を推進する取組や地域資源を活用した雇用の増大等に向けた取組及び農山漁村にお
ける定住を図るための取組等を総合的に支援し、農山漁村の活性化を推進します。
政策目標
平成32年度までに、都市と農山漁村の交流人口を1,300万人まで増加させる
ことなどにより、農山漁村の自立発展を目指す。
<主な内容>
1.都市農村共生・対流及び地域活性化対策
1 ,915(-)百万円
農山漁村の持つ豊かな自然や「食」を観光・教育・福祉等に活用する地域の活動計画
づくりや手づくり活動、地域外の若者や意欲ある都市の若者を長期的に受け入れる
取組、地域を越えた人材の活用や優良事例の情報受発信など、地域資源を活用する
取組を支援します。
2.山村活性化対策
750(-)百万円
特色のある豊かな地域資源を有する山村の雇用の増大等に向け、薪炭・山菜等の
山村の地域資源等の潜在力を再評価し活用する取組を支援します。
3.農山漁村活性化整備対策
5,335(-)百万円
市町村等が作成した定住・交流促進のための計画の実現に向けて、農産物加工・
販売施設、地域間交流拠点等の整備を支援します。
※
重点対策として、子ども農山漁村交流、「農」と福祉の連携、農観連携等を実施。
補助率:定額、1/2以内等
事業実施主体:都道府県、市町村、地域協議会、農林漁業者の組織する団体等
お問い合わせ先:
都市農村共生・対流に関すること
農村振興局都市農村交流課
地域活性化に関すること
農村振興局農村計画課
山村活性化に関すること
農村振興局地域振興課
農山漁村活性化整備対策に関すること
農村振興局地域整備課
(03-3502-5946)
(03-6744-2203)
(03-6744-2498)
(03-3501-0814)
農山漁村振興交付金
【平成28年度予算概算決定額:8,000 (-)百万円】
○ 農山漁村においては、人口の減少・高齢化等に伴い、小規模集落の増加や地域コミュニティの活力低下が進み、地域経済が低迷する
一方、都市住民においては、付加価値の高い観光・教育・福祉等へのニ-ズが増大。
○ このため、農山漁村が持つ豊かな自然や「食」を活用した都市と農村との共生・対流等を推進する取組、地域資源を活用した雇用の
増大等に向けた取組、農山漁村における定住を図るための取組等を総合的に支援し、農山漁村の活性化を推進。
農山漁村振興交付金
都市農村共生・対流及び地域活性化対策
○ 農山漁村の持つ豊かな自然や「食」を観光・教育・福祉等に活用する
地域の活動計画づくりや手づくり活動、地域外の若者や意欲ある都
市の若者を長期的に受け入れる取組、地域を越えた人材の活用や優
良事例の情報受発信など、地域資源を活用する取組を支援
○実施主体:地域協議会(市町村が参画)等
農山漁村における
農林漁業体験・宿泊体験
○実施期間:
都市農村共生・対流支援対策:上限2年
小 学 校
地域活性化対策
:上限5年
人材活用対策
:上限3年
○補助率:定額
都市農村共生・対流支援対策:上限800万円
及び地域活性化対策
人材活用対策
:上限250万円
主な重点プロジェクト
農山漁村活性化整備対策
○ 市町村等が作成した定住・交流促進のための計画
の実現に必要な施設等の整備を支援
生産施設等
農林漁業の振興を図る生産
施設等の整備を支援
味噌加工施設
活動計画づくり
生活環境施設
( 観光庁と連携 )
地域間交流拠点施設
山村活性化対策
都市住民や一時的・短期的
滞在等の交流拠点の整備を
支援
○ 特色ある豊かな地域資源を有する山村の
雇用の増大等に向け、薪炭・山菜等の山村
の地域資源等の潜在力を再評価し活用する
取組を支援
○実施主体:市町村等
○実施期間:上限3年
○補助率 :定額 (1地区当たり上限1,000万円)
グリーン・ツーリズムと
他の観光の組合せや、訪
日外国人旅行者の農山漁
村への呼び込みを推進
空き家・廃校活用
交流プロジェクト
( 総務省、文部科学省、
国土交通省、厚生労働省と連携)
廃校・廃屋等改修交流施設、
農林漁業・農山漁村体験施設、
地域連携販売力強化施設 等
農産物直売施設
地域産品の加工・商品化
高齢者や障害者、生活困窮
者等を対象とした福祉農園
の拡大・定着を推進
農観連携
プロジェクト
廃屋利用の滞在施設
高齢者生きがい農園
子どもの農山漁村での宿泊
による農林漁業体験や自然
体験活動等を推進
( 厚生労働省と連携 )
簡易給排水施設、防災安全施設、
農山漁村における
農林漁業体験・宿泊体験等
農山漁村定住促進施設
外国人の農村体験
(総務省、文部科学省と連携)
「農」と福祉の
連携プロジェクト
農林水産物処理加工・集出荷貯
蔵施設、育苗施設
等
良好な生活の場である農山
漁村の生活環境整備を支援
子どもたちの農業体験
子ども農山漁村
交流プロジェクト
○実施主体:都道府県、市町村、農業者が組織する団体等
○実施期間:上限5年
○補助率 :1/2以内等
空き家・廃校等を活用し
た定住希望者の受け皿や
集落拠点施設等の整備を
支援
※その他、地方創生や重点
「道の駅」等の取組と連携
「学びによる地域力活性化プログラム普及・啓発事業」
(27年度予算額
~地域力活性化コンファレンスの創設~
28年度予定額
36,119千円)
32,507千円
第2期教育振興基本計画で示された教育再生に向けた基本的方向性である「絆づくりと活力あるコミュニティの形成」の実現に向け、地域
力の活性化のために公民館等地域の「学びの場」を拠点として実施される地域課題解決の取組の促進、支援を行う。具体的には、これま
でに「公民館等支援プログラム」(※)やその他地域力の活性化に資する取組において蓄積された様々な課題解決のノウハウ、プロセス等
の成果を活用し、各地域が共有する課題・問題の解決に向けて協議を行う「地域力活性化コンファレンス」の開催等により、地域力活性化
の取組の全国的な普及・啓発等を行う。
(※公民館等支援プログラム=平成25・26年度実施「公民館等を中心とした社会教育活性化支援プログラム」)
Ⅰ.地域力活性化支援委員会の設置
・各ブロックでの地域力活性化コンファレンス開催
にあたり、実施内容、詳細な企画の検討。
・コンファレンスへのアドバイザー支援。
・コンファレンスの研究成果を踏まえた課題解決
の実践的取組テキスト(コンファレンス・テキスト)
の作成。
・地域力活性化に資する全国の取組事例の調査・
分析を実施し、その内容の普及・啓発を実施。
ブロック・コンファレンスの実施内容
支援委員会が各地域
を様々な形で支援
・各地域が抱える個別課題解決のため、全国の
先進的事例や、実際に地域で活躍する関係者ら
とともに、研究協議を実施。
・都道府県・市町村がコンファレンス実施を国か
ら受託。または、都道府県等、大学、企業、関係
団体によるコンソーシアムなどが受託。
・国は、コンファレンス実施に要する会議費等の
所要経費を委託。
・各地域で既に実施している研修等と一体的に
実施するなどの方式も可能。
コンファレンス企画審査等:7百万円
(地域力活性化に資する取組事例)
Ⅱ.地域力活性化コンファレンスの開催
・全国7ブロックにおいて、都道府県、市町村、NP
O、民間企業等の社会教育関係者が集まり、地域
力活性化に向けた関係者間の効果的マッチング
やネットワークを構築しつつ、課題の共有、解決
のための協議を実施。
・「公民館等支援プログラム」を実施した自治体や、
自主事業として先進的な地域課題解決の取組を
実施する自治体やNPO等がテーマを持ち寄り、
事例の検証・共有、研究協議を実施。
・協議内容、成果を広く全国へ提供し、地域力の
活性化を図る。
全国7ブロック×3百万円、その他経費:2百万円
コンファレンス
(Conference)
若者の居場所づくり「喫茶わいがや」
(東京都国立市)
「特産品のびわによる地域振興」(びわ
種石けん等の開発)(高知県南国市)
地域づくり組織が運営する公民館
での一斉防災訓練(三重県名張市)
「若者参画による過疎地域活性化」
(ナマズ養殖等)(広島県神石高原町)
-会議、協議会の意。
関係者間で共有する問題に
ついて協議すること。
「多機関の協働による包括的支援体制構築事業」のイメージ
平成28年度予算額(案):500,000千円
○福祉ニーズの多様化・複雑化を踏まえ、単独の相談機関では十分に対応できない、いわゆる「制度の狭間」の課題の解決を図る観点
から、複合的な課題を抱える者等に対する包括的な支援システムを構築するとともに、高齢者などのボランティア等を活用し、地域に
必要とされる社会資源を創出する取組をモデル的に実施する。
○具体的には、市区町村が実施主体となって、地域の中核となる相談機関を中心に、以下の取組を行う。
① 相談者が複数の相談機関に行かなくても、複合的な悩みを総合的かつ円滑に相談できる体制を整備するとともに、
② 相談者本人が抱える課題のみならず、世帯全体が抱える課題を把握し、
③ 多機関・多分野の関係者が話し合う会議を開催するなど、その抱える課題に応じた支援が包括的に提供されるよう必要な調整を行
うほか、
④ 地域に不足する社会資源の創出を図る。
壮年の引きこもりと
老親が地域で孤立
障害のある生活困窮者
難病患者・がん患者
の就労支援
「制度の狭間」の課題
【市町村等】
【地域の中で複合的な課題を抱える要援護者】
若年性認知症や
高次脳機能障害
地域における包括的な相談支援システムの構築
【自立相談支援事業等の地域の中核的な相談機関】
○アウトリーチを含む包
括的な相談対応と、世
ボランティア等を活用した新たな社会資源の創出
帯全体のニーズの総合
的なアセスメント・必
要な支援のコーディ 【地域に不足する資源の検討】
【新たな社会資源の創出】
ネート
民間へ委託
教育関係機関
○事業の進捗管
理と関係機関
の連携体制の
構築を支援
地域交流
地域包括支援センター
雇用関係機関
医療関係機関
障害者相談支援事業所
農業関係機関
司法関係機関
見守り
生活援助
○福祉のみならず、多機関・多分
野に渡る支援機関のネットワー
ク構築と、支援内容の調整
児童相談所
+
○自主財源を原資としつつ、ボ
ランティア等も活用し、相談
者に必要な支援を創出
【地域の企業等】
【自主財源の確保】
福祉事務所
○寄付等の働きかけ
上記のモデル的取組を通じ、ノウハウ等を集積し、これらを横展開することを通じて、誰もが安心して
身近な地域で暮らせるよう、全国各地で包括的な相談支援システムを構築していくことを目指す。
「多機関の協働による包括的支援体制構築事業」の創設について
○ 家族・地域社会の変容等に伴い、ニーズの多様化、抱える困難の複合化、必要な支援の複雑化が進行する一方で、我が
国は人口減少局面に入っており、福祉サービスの持続可能性が課題。
○ こうした中で、本年9月に橋本厚生労働大臣政務官(当時)を主査とする省内プロジェクトチームにおいて、「新たな時代に対
応した福祉の提供ビジョン」を公表したところ。
○ このビジョンを踏まえ、要介護高齢者の親と、無職でひきこもり状態にある子どもとが同居する世帯や、医療・福祉ニーズに
加え、就労ニーズを有するがん患者や難病患者への対応など、複合的なニーズに即応できる地域の福祉サービスの包括的
な提供の仕組みを構築する観点から、「多機関の協働による包括的支援体制構築事業」を新たに創設することとし、自治体
が行うモデル的な取組を支援することとする。
1.実施主体
○ 市区町村又は都道府県(他の市区町村と連携して、事業全体を総合的に調整して実施する場合に限る。)
※ 各都道府県1か所程度で実施することを想定。
○ 社会福祉協議会や社会福祉法人、NPO等への委託可。
2.事業内容
① 実施主体は、地域の中核となる相談支援機関を選定し、包括的相談支援推進員(仮称)を配置するとともに、関係機関とのネットワークを
構築し、複合的な課題を抱える相談者からの相談を円滑に受けられるようにするための体制を構築。
② 包括的相談支援推進員(仮称)は、地域の相談支援機関が参画する包括的相談支援推進会議を開催し、相談者に対する各機関の支援
内容や役割分担等を調整するとともに、各機関による支援の実施状況についてモニタリングを実施。
③ 包括的相談支援推進員(仮称)は、地域に不足する社会資源の創出を図るとともに、その事業費を確保するために、企業からの寄付など、
自主財源の確保を図るための取組を推進。
④ その他地域における包括的相談支援体制の構築を図るために必要となる事業を実施。
3.補助率
○ 3/4
4.補助基準額
○ 1自治体当たり15,000千円
5.留意事項
○ 本事業は、実施主体となる自治体の圏域全体ではなく、実施エリアを定めて事業を実施することも可能。
○ 実施主体となる自治体は、本事業を委託して行う場合であっても、委託先からの求めに応じ、本事業の実施目的遂行のために必要なバッ
クアップを行うこと。
○ 他の補助事業や自治体単独事業として既に行われている既存事業をそのまま振り替えることは認められないものであること。
○ 実施主体間の情報共有を図る観点から厚生労働省が主催する担当者会議に、出席をお願いすることがある。
資源エネルギー庁
中小企業庁 技術・経営革新課
石油流通課
03-3501-1320
03-3501-1816
地域エネルギー供給拠点整備事業
平成28年度予算案額 30.5億円(33.9億円)
産業技術環境局 大学連携推進室
03-3501-0075
事業の内容
事業目的・概要
 石油製品の安定供給を確保するため、以下の事業について支援します。
(1)災害時を含む安定供給の維持・確保
・災害時を含む安定供給を確保するため、①地下タンクの大型化に伴う
入換や、②入換に伴う自家発電機導入を支援します。
事業イメージ
(1)災害時を含む安定供給の維持・確保
①地下タンクの大型化等に伴う入換
内殻
外殻
検知層
・ また、過疎地での需要減少が見られる中で石油製品の供給拠点を維
持すべく、③経営基盤強化のために複数事業者等が行うSSの統合、
集約、移転の際の地下タンクの設置や、④簡易計量機の設置を支援
します。
補助率:
①地下タンク入換 【非過疎地】中小企業等※1 2/3、非中小企業 1/4
【過疎地】 中小企業等※1 3/4※2 または2/3、
非中小企業 1/4、自治体所有のSS 10/10※2
②自家発電機導入 【全国】 1/2
③SSの統合、集約、移転の際の地下タンク設置
【過疎地】 中小企業等※1 3/4※2 または2/3
非中小企業 1/4、自治体所有のSS 10/10※2
④簡易計量器設置等【過疎地】 中小企業等※1 3/4※2 または2/3
自治体所有のSS 10/10※2
※1 中小企業等とは原則、中小企業基本法に基づく中小企業(会社及び個人)
※2 ①過疎地域自立促進特別措置法に基づく過疎地域であって、同法に基づく過疎
地域自立促進市町村計画、または②1市町村あたりのSS数が3カ所以下の市町
村であって、地方自治法に基づく総合計画(実施計画)等に、SSの整備・維持
が位置づけられた場合
(2)環境・安全対策に係る中小石油販売業者の支援
⑤地下タンクからの危険物漏えい防止対策や、⑥危険物の漏れの点
検に係る検知検査、⑦地下タンク等の撤去を支援します。
補助率:
⑤地下タンク漏えい防止対策【全国】 中小企業等※1 2/3
⑥土壌汚染の有無に関する検知検査等【全国】 中小企業等※1 1/3
⑦地下タンク等の撤去【全国】 中小企業等※1 2/3
※1 中小企業等とは原則、中小企業基本法に基づく中小企業(会社及び個人)
②災害対応設備の導入
・自家発電機の導入
・鋼製一重殻タンクの撤去及び
大型二重殻タンクの設置
④需要動向に応じた
ダウンサイジング
③地下タンクの設置
A事業者
B事業者
A・B事業者
統合、集約、移転
・簡易計量機の設置等
(2)環境・安全対策に係る中小石油販売業者の支援
⑤漏えい防止対策
⑥土壌汚染の早期発見
・内面ライニング施工
・電気防食システム設置
・精密油面計設置
・危険物の漏れの点検に係る検知検査等
⑦放置防止
・放置されたSS
・鋼製一重殻タンクの撤去
資源エネルギー庁
中小企業庁 技術・経営革新課
石油流通課
03-3501-1320
03-3501-1816
石油製品流通網維持強化事業(のうち石油製品流通網再構築実証事業)
平成28年度予算案額
1.6億円(1.5億円)
事業の内容
事業イメージ
地域における石油製品安定供給確保
事業目的・概要
 地域の実情や外部環境の変化を踏まえた石油製品の効率的かつ安定的
な供給に向け、具体的な燃料供給システム、コスト削減に係る方策、安全
性に係る技術開発などの実証事業を支援します。
(1)石油製品の安定供給に係る実証事業
石油製品の安定供給に支障を来している地域において、自治体が自ら
の問題として捉え、地域内のSSや他業種と連携して実施する新たなビ
ジネスモデルとなる実証事業を支援します。
(2)安全性の確保を前提としたSSのコスト削減に資する技術開発
石油製品の安定供給を可能とするため、安全性を担保したSSのコスト
削減に資する技術開発に係る実証事業を支援します。
[実証例]
連携
運送事業者と連携した灯油の
配達による配送コストの削減
石油製品の
安定供給に向けた
様々な実証事業
を実施
SSのコスト削減に資する技術開発
SS
条件(対象者、対象行為、補助率等)
補助(定額
(10/10))
国
民間
団体等
補助
(10/10)
車両検知
センサー
揮発油
販売事業
者等
店舗等
看
板
SSの来客時に近隣の店舗等から
危険物取扱者が駆け付けて給油
人件費を削減し、過疎地における
SSの経営基盤強化を図る
地域公共交通確保維持改善事業
コンパクト+ネットワークの実現にとって不可欠な地域公共交通ネットワークの
再構築に向けた取組みを支援
平成28年度予算額 229億円 (対前年度比0.79)
※H27補正を含め 278億円 (対前年度比0.96)
地域公共交通ネットワーク形成に向けた計画策定の後押し
<支援の内容>
○ 地域公共交通網形成計画等の策定に係る調査
地域公共交通網
形成計画
<支援の内容>
○ 過疎地域等におけるバス、デマンドタクシーの運行
○ バス車両の更新等
○ 離島航路・航空路の運航
快適で安全な公共交通の構築
<支援の内容>
○ 鉄道駅におけるホームドア、内方線付点状ブロック、
多機能トイレ等の整備、ノンステップバスの導入等
○ LRT・BRTの整備
○ 地域鉄道の安全性向上に資する設備の更新等
地域公共交通再編実施計画を実施する際には、
まちづくり支援とも連携し、支援内容を充実
地域の特性に応じた生活交通の確保維持
○ 地域公共交通再編実施計画の
策定に係る調査
地域公共交通再編
実施計画
地域公共交通ネットワーク再編の促進
国の認定
<支援の内容>
○ 国の認定を受けた地域公共交通再編実施計画
に基づく事業の実施
・地方路線バスの利便性向上、運行効率化等の
ためのバス路線の再編やデマンド型等の多様
なサービスの導入
・LRT・BRTの高度化
・地域鉄道の上下分離等
※駅のエレベーター整備や交通系ICカードの導入など観光振興にも資する二次交通の利用環境改善は、訪日外国人旅行者受入環境整備緊急対策事業(観光庁予算 80億円の内数)
において、地域鉄道の安全性向上に資する設備の更新等の一部は、鉄道施設総合安全対策事業(鉄道局予算 36億円の内数)において、それぞれ引き続き支援。
【東日本大震災対応】 被災地のバス交通等に対する柔軟な支援
<支援の内容>
○ 被災地の幹線バスの運行
平成28年度予算額 15億円
(東日本大震災復興特別会計:復興庁一括計上分)
○ 仮設住宅等を巡る地域内バス等の運行
先導的「低炭素・循環・自然共生」地域創出事業
(グリーンプラン・パートナーシップ事業)
事業目的・概要等
背景・目的
平成28年度予算
平成25年度予算
2,446百万円(5,300百万円)
○○百万円
支援対象事業のイメージ
事業スキーム
<間接補助事業>
 第4次環境基本計画では、目指すべき持続可能な社会の姿
として、「低炭素」・「循環」・「自然共生」の統合的達成を挙げ
ている。この実現のため、各種基盤情報の整備や地方公共団
体による計画策定とそれに基づく低炭素地域づくり事業につ
いて、再エネ・省エネ設備の導入等を支援することで、地域に
おける低炭素・循環・自然共生の統合的達成を具現化する。
 東日本大震災以降の地域エネルギー導入の潮流や地方創
生の動きを捉え、政策実施主体、地域コーディネーター等とし
ての自治体の主導的役割を最大限に活かした事業や、街区
単位でのエネルギー利用等の面的な取組を支援する。
国
(補助率)
定額
非営利法人等
補助金
実施期間:平成28年度は継続分のみ
(補助率)
1/2,2/3
補助金
地方公共団体
民間団体等
○低炭素設備導入を地域に広げる枠組みがある事業
【例】公共施設等を低炭素化し、
具体的な政策により
地域に取組を広げる事業
○事業による低炭素設備の導入によって地域の課題(生物多様性、
環境教育、地域おこし等)の解決が図られる事業
【例】バイオマス資源を地域で
活用し,里山の保全を図る
事業
事業概要
○地方公共団体実行計画等に基づく再エネ・省エネ設備等導入
支援事業(継続分のみ)
地方公共団体実行計画等に位置づけられた(又は将来的に位置
づけられる予定の)取組に関連する事業に係る再生可能エネル
ギー設備や省エネルギー設備の導入に対する支援(間接補助)
※農林水産省と連携(農山漁村再エネ法の基本計画に位置づけ
られる事業も支援)
○事業が地域的(面的な広がりを持つ)取組に基づくもの
【例】街区単位でのエネルギー
利用や、交通の低炭素化
事業
期待される効果
●地方公共団体実行計画(区域施策編)の策定率向上、内容充実による地域全体
における自律的・継続的な低炭素化事業の促進(直接効果として、平成26年度
事業で21,700t-CO2削減、波及効果として、平成30年度に間接補助事業における
CO2排出量440,592t-CO2/年削減見込む。)
●地域資源の活用による市場創出、地域経済の活性化
●温暖化対策を通じた住まいや暮らしの質の向上につながる持続的な取組の実現
再生可能エネルギー電気・熱自立的普及促進事業(経済産業省連携事業)
背景・目的
事業目的・概要等
事業概要
平成27年7月、我が国の2030年度の温室効果ガス排出削減目標を2013年度比で
26.0%減とする「日本の約束草案」が決定され、これを実現するための対策として、
再生可能エネルギーの最大限の導入が盛り込まれた。
一方で、再生可能エネルギーについては、固定価格買取制度の利用拡大が困難
となる中、持続可能かつ効率的な需給体制の構築、事業コストの低減、社会的受
容性の確保、広域利用の困難さ等に関する課題が生じており、地域の自然的社
会的条件に応じた導入拡大は必ずしも円滑に進んでいない状況にある。
このため、こうした状況に適切に対処できる、自家消費型・地産地消型の再生可能
エネルギーの自立的な普及を促進する必要がある。
事業スキーム
国
平成28年度予算
6,000百万円(新規)
補助金
(補助率)
非営利法人
定額、1/2、2/3
補助金
期待される効果
再生可能エネルギーの課題に適切に対応する、費用対効果の高い優良事
例を創出することで、同様の課題を抱えている他の地域への展開につなげ、
再生可能エネルギー電気・熱の将来的な自立的普及を図る。
(本事業によるCO2排出削減見込量は102,517t-CO2)
実施期間:平成28年度~32年度(最大5年間)
(補助率)
定額
再生可能エネルギー導入事業のうち、地方公共団体等の積極的な参画・関
与を通じて各種の課題に適切に対応するものについて、事業化に向けた検
討や設備の導入に係る費用の一部を補助する。
支援の対象とする事業は、固定価格買取制度に依存せず、国内に広く応用
可能な課題対応の仕組みを備え、かつ、CO2削減に係る費用対効果の高いも
のに限定する。
地方公共団体等
※民間事業者への補助は経済産業省(資源エネルギー庁)が実施。
導入拡大への課題と地方公共団体による対応の例
課題と具体例
事業イメージ(木質バイオマスの例)
設備補助対象は、エネルギー起源CO2
の排出抑制に資する設備と付帯設備
課題対応の例
持続可能かつ
効率的な需給
体制の構築
バイオマス、小水力、地熱・
温泉熱等の持続可能な調
達・利用、需要施設とのマッ
チング
供給元から需要家までの供給
一貫体制の構築、まちづくりと
一体となった需要と供給の一
致・調整
事業コストの
低減
事業適地の減少、土地賃
借料の上昇
公共施設への率先導入、公共
用地の提供、事業に係る出資
や固定資産税の減免
社会的受容性
の確保
周辺住民の理解の醸成、
農林水産業者や温泉事業
者等との調整
自然環境との
調和
太陽光発電、風力発電、地
熱発電の導入に伴う景観
の保全
地域協議会の設置・運営を通
じた関係者の理解・協力の増
進
供給側の対策
供給側の対策
ボイラーの対策
需要側の対策
◆長期的な見通しに立
ち、年間を通した安
定した燃料需要を有
する需要家を地域内
で確保し、維持する
◆チップ供給業者の条件
とボイラー側の条件を
合致させる
◆最新のチップ規格に適
合したチップの供給体
制の確立を促す
◆地域内でのチップ等の
安定的な需要を確保し、
小口供給を可能とする
◆ボイラーの出力規模等を集
約化する
◆チップ規格に対応したボイ
ラーの生産等を促す
◆設備コストの高止まりを是
正するためボイラー等設備
のコスト上限を設ける
◆灰の処理など維持管理の容
易なシステムを導入する
◆福祉施設の給湯など高い稼働
率が見込める施設を対象
◆導入前に熱需要等の適切な把
握と設計を行う
◆チップ等供給事業者を分散し、
安定した燃料供給を確保する
◆初期コストの適正価格を共有
するとともに複数施設での一
括導入等によりコストを低減
地方公共団体カーボン・マネジメント強化事業
背景・目的
 「日本の約束草案」(平成27年7月地球温暖化対策推進本部決定)に掲げら
れた我が国の2030年度の温室効果ガス排出削減目標のうち、地方公共団
体の公共施設を含む「業務その他部門」については、2013年度比で約40%
減が目標となっており、全部門で最も厳しい。
 その達成方策として、地球温暖化対策推進法に基づく「地方公共団体実行
計画事務事業編(以下単に「事務事業編」という。)に基づく取組の推進」が
掲げられているものの、現行の事務事業編において、上記のような高い目
標が掲げられている例はない。
 そこで、全ての地方公共団体に対し、事務事業編及びこれに基づく取組
を大胆に強化・拡充し、取組の企画・実行・評価・改善(以下「カーボン・マ
ネジメント」という。)を組織を挙げて不断に実施するよう促す必要がある。
事業概要
1.事務事業編等の強化・拡充支援事業
事務事業編及びこれに基づく取組の大胆な強化・拡充やカーボン・マネ
ジメント体制整備に向けた調査・検討(施設の管理・運転状況の確認、
省エネ診断、ESCOの設計等)に係る費用を補助。
2.事務事業編に基づく省エネ設備等導入支援事業
先進的な取組を行おうとする地方公共団体に対して、下記①及び②の
提出を条件として、庁舎等への設備導入を補助。
<想定される先進的な取組の例>
○CEMSのような複数施設の総合的かつ高度なエネルギー管理
○公共施設の集約化・再配置と合わせたコンパクトシティ化の促進
○業務その他部門に属する民間主体との共同実施を通じた、将来の同部
門対策のための政策的知見の獲得
条件①:カーボン・マネジメント体制の整備計画
※エネルギー起源CO2排出削減のための取組の評価・改善を全庁的か
つ定期的に実施するもの。
条件②:カーボン・マネジメントに係るノウハウの普及方針
平成28年度予算
平成25年度予算
5,000百万円(新規)
○○百万円
カーボン・マネジメントのイメージ
企画:組織全体のエネルギー起源CO2排
出量を算定・分析し、全体及び個々の部
局等の単位ごとに排出削減量及び対策
目標を設定。
実行:排出抑制等指針を参酌しつつ、先
進的な低炭素設備を導入・運用し、エネ
ルギー起源CO2排出量やエネルギーの
使用状況等を算定・把握。
評価:目標と実績を比較して継続的な改
善が図られているかを評価し、改善余地
を模索。
改善:評価結果を基に組織を挙げて更な
る改善を検討・実施。
事業スキーム
実行
企画
評価
改善
全庁的な不断のPDCA
ノウハウの幅広い普及
※普及に向けた情報発信には、
「地方公共団体実行計画を核と
した地域の低炭素化基盤整備事
業」との連携実施を想定。
1.補助対象:地方公共団体(間接補助)
補助割合:都道府県・政令市:1/2、
政令市未満市町村・一部事務組合等:定額
(ただし、いずれも上限額1,000万円)
実施期間:3年間
2.補助対象:地方公共団体(間接補助)
補助割合:都道府県・政令市:1/3、財政力指数が全国平均以上の政
令市未満市町村・一部事務組合等:1/2、財政力指数が
全国平均未満の政令市未満市町村:2/3
実施期間:5年間
期待される効果
 「日本の約束草案」の内容に照らして遜色ないモデル事例を5年間で
累計240件形成し、全国に展開することを目指す。
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