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DJM-500
DJミキサー DJM-500 取扱説明書 このたびは、パイオニアの製品をお買い求めいただきまして、まことにあり がとうございます。 本機の機能を十分に発揮させて効果的にご利用いただくためにご使用の前に この取扱説明書と別冊の「安全上のご注意」を最後までお読みください。 特に「安全上のご注意」は必ずお読みください。 お読みになった後は「保証書」、「サービス窓口・ご相談窓口」と一緒に保 管してください。 使用中にわからないことや不具合が生じたとき、きっとお役に立ちます。 目 次 安全上のご注意 ......................................................... 2 特 長 ....................................................................... 3 付属品の確認 ............................................................. 3 製品のお手入れについて ........................................... 3 接続のしかた ............................................................. 4 各部の名称と働き ...................................................... 6 エフェクト機能の使いかた .....................................10 フェーダースタート機能の使いかた ...................... 15 故障?ちょっと調べてください ............................. 16 仕様 ......................................................................... 17 保証とアフターサービスについて .................... 裏表紙 1 <DRA1304> 安全に正しくお使いいただくために 絵表示について 絵表示の例 △記号は注意(警告を含む)しなければならない 内容であることを示しています。 図の中に具体的な注意内容(左図の場合は感電注 意)が描かれています。 この取扱説明書および製品への表示は、製品を安全に正しく お使いいただき、あなたや他の人々への危害や財産への損害 を未然に防止するために、いろいろな絵表示をしています。 その表示と意味は次のようになっています。 内容をよく理解してから本文をお読みください。 警告 注意 記号は、禁止(やってはいけないこと)を示し ています。 図の中や近くに具体的な禁止内容(左図の場合は 分解禁止)が描かれています。 この表示を無視して、誤った取り扱いを すると、人が死亡または重傷を負う可能 性が想定される内容を示しています。 ●記号は行動を強制したり指示する内容を示して います。 図の中に具体的な指示内容(左図の場合は電源プ ラグをコンセントから抜け)が描かれています。 この表示を無視して、誤った取り扱いを すると、人が傷害を負う可能性が想定さ れる内容および物的損害のみの発生が想 定される内容を示しています。 安全上のご注意 警告 〔異常時の処置〕 ● 万一煙が出ている、 変なにおいや音がするなどの異常状態のまま使用す ると火災・感電の原因となります。すぐに機器本体の電源スイッチを切 り、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。煙が出なくなる のを確認して販売店に修理をご依頼ください。 お客様による修理は危険 ですから絶対おやめください。 プラグを抜け ● 万一内部に水や異物等が入った場合は、 まず機器本体の電源スイッチを 切り、電源プラグをコンセントから抜いて販売店にご連絡ください。そ のまま使用すると火災・感電の原因となります。 プラグを抜け ● 万一本機を落としたり、カバーを破損した場合は、機器本体の電源ス イッチを切り、 電源プラグをコンセントから抜いて販売店にご連絡くだ さい。そのまま使用すると火災・感電の原因となります。 プラグを抜け 2 <DRA1304> 特 長 BPMカウンター 3バンドイコライザー&キル オートBPMカウンターを装備、曲のテンポが目で見てわかりま す。また、リアルタイム/アベレージの切り換えもできます。 HI、MID、LOWの各チャンネル対応イコライザーを搭載、また、 減衰レベルは–20dBまで落とせるキル機能となります。 BPMレベル表示(ビートメータ表示) エフェクターのデジタル表示 BPMを決めている音成分のレベルを表示します。 ビートが目で見てわかります。 当社CDプレーヤーで搭載したマスターテンポを本機でも搭載。 回転式リニアボリュームによるキー変化はミキサーに新しい演出 効果が発揮できます。 ピークレベルメーター 全チャンネルに15ドットLEDインジケーター採用のピークレベル メーターを装備。BPMレベル表示との切り換えもできます。 フェーダースタート クロスフェーダーもしくはチャンネルフェーダーをレベルアップす るだけでCDプレーヤーがスタートします。クロスフェーダーか チャンネルフェーダーかの選択はクロスフェーダースイッチで選べ ます(当社CDプレーヤーCDJ-50またはCDJ-30シリーズ接続時のみ の機能です) 。 付属品の確認 多彩なエフェクト 外部エフェクトはもちろん、内部エフェクトも各チャンネル、マ イクおよびマスターにかけることができます。 ディレイ/エコー/オートパン/フランジャー/リバーブ/ピッチ シフターと多彩な効果が楽しめます。 充実した入出力端子 CD、LINE各2系統、PHONO3系統(MM専用)、マイク2系統の計9 入力に、プロ仕様のXLR出力を含む3系統の出力とブースモニター出 力を独立して装備。さらに、外部エフェクターに対してもSEND/ RETURN端子を装備しています。 製品のお手入れについて ・ 電源コード 殺虫剤 シンナー ベンジン 通常は、柔らかい布で空拭きしてください。汚れ がひどい場合は水で5∼6倍に薄めた中性洗剤に柔 らかい布を浸してよく絞った後、汚れを拭きと り、その後乾いた布で拭いてください。アルコー ル、シンナー、ベンジン、殺虫剤などが付着する と印刷、塗装などがはげることがあるのでご注意ください。また、 ・ ・ ・ ・ 取扱説明書 安全上のご注意 サービス窓口・ご相談窓口 保証書 ゴムやビニール製品を長時間触れさせることも、キャビネットを傷 めますので避けてください。化学ぞうきんなどをお使いの場合は、 化学ぞうきんなどに添付の注意事項をよくお読みください。 お手入れの際は、差し込みプラグをコンセントから抜いて行ってく ださい。 3 <DRA1304> 接続のしかた 機器の接続を行う場合、あるいは変更を行う場合には、必ず電源スイッチを切り、電源コードをコンセントから抜いてください。 1. 入力機器の接続 CD2 CD1 CDJ-50/ CDJ-50Ⅱ/ CDJ-30 DAT等 R L CH - 2 PHONO 1 CD 2 / LINE L L L R R R SIGNAL GND MASTER LEVEL ATT. L 220 230 240 V R L 100 120 V CH - 3 PHONO 2 LINE CH - 4 PHONO 3 MASTER BOOTH OUT 1 MONITOR L R VOLTAGE SELECTOR R コントロールコード (CDJ-50、CDJ-50Ⅱ、CDJ-30 と接続できます) CH - 1 LINE CD 1 L R CH - 2 PLAYER CONTROL CH - 1 MASTER OUT 2 L R ~AC IN L R MASTER OUT 3 R R L SEND (MONO) L RETURN CH - 4 SUBMIC (MONO) R L R L R L R L DJM-500 壁の電源コンセントへ プレーヤー3 プレーヤー2 プレーヤー1 カセットデッキ等 オーディオ用コードのつなぎかた 赤、白ピンプラグ付きコードを使用します。 白いプラグは(L)側、赤いプラグは(R)側につなぎます。必 ず、奥まで差し込んでください。 L 白色プラグ 赤色プラグ R 4 <DRA1304> 接続のしかた 2. 出力、マイク等の接続 メインマイク ヘッドホン DJM-500 サブマイク パワーアンプ (RCA入力対応) VOLTAGE SELECTOR 220 230 240 V CH - 4 PHONO 3 MASTER BOOTH OUT 1 MONITOR L 100 120 V R L L R パワーアンプ (ブースモニター用) R CH - 3 PHONO 2 LINE CH - 2 PHONO 1 CD 2 / LINE L L L R R R SIGNAL GND MASTER LEVEL ATT. CH - 1 LINE CD 1 L R CH - 2 PLAYER CONTROL CH - 1 MASTER OUT 2 L R ~AC IN L R R MASTER OUT 3 L SEND (MONO) R L RETURN (MONO) CH - 4 SUBMIC DJM-500 XLR端子の極性は、下図 のようになっています。 *1 コールド(−) 2 3 1 ホット(+) アース パワーアンプ (XLR入力対応) パワーアンプ (PHONE入力対応) 外部エフェクター *1 マスターレベルアッテネーターつまみ 接続するアンプやスピーカーを過大入力から保護するために、 このつまみで出力レベルを減衰させることができます。 5 <DRA1304> 各部の名称と働き 前面部 1 2 3 DJ MIXER PROFESSIONAL MIC CH–1 CH–2 CH–3 4 5 DJM-500 CH–4 MASTER POWER CD 1/LINE MIC LEVEL –∞ CD 2/LINE EQ –12dB STEREO MASTER LEVEL dB dB 14 14 14 10 10 10 10 7 –∞ +6dB HI 4 7 –∞ +6dB HI HI 4 +6dB 7 HI 4 2 2 2 2 1 1 1 1 0 +12dB -1 MID –20dB 0 +12dB -1 MID -2 -3 -7 –20dB -7 –20dB LOW -10 -10 -15 -15 -15 -24 -24 -24 -24 +12dB +12dB –20dB –20dB +12dB –20dB +12dB 2 -7 LOW -10 -15 MASTER 1 -5 +12dB -7 –20dB LOW 6 REAL AVERAGE -3 EQ -5 -7 –20dB LOW 4 -2 -3 EQ +12dB 3 BPM mSec -1 MID -2 -5 +12dB 2 AUTO BPM COUNTER 0 +12dB –20dB -1 -3 EQ -5 -10 0 +12dB MID -2 -3 EQ +12dB –20dB 1 4 1 –20dB EFFECT 10 7 –∞ +6dB 2 -5 LOW TRIM MONO dB -1 +12dB TRIM PHONO 3 14 -2 –12dB SUB MIC dB 0 +12dB PHONO 2 14 4 MID LINE dB 7 –∞ HI PHONO 1 TRIM TRIM 0dB –12dB LINE 3 4 MIC % BPM mSec -15 -24 +12dB –20dB 7 PARAMETER -10 1/2 L 3/4 R 1/1 2/1 4/1 BEAT MONITOR SELECTOR 8 MIC CH–1 CH–2 CH–3 CH–4 MASTER EFFECT AUTO BPM COUNTER SELECTOR MONITOR 9 MONO STEREO MONITOR EQ 0 7 6 5 4 3 2 1 0 4 3 2 1 0 –12dB CH-1 1 –∞ 4 3 2 7 6 5 4 3 2 1 0 1 0 2 3 OFF CH-2 4 3 2 1 0 ON OFF ON OFF ON FADER START 4 mSec AUTO PAN ECHO DELAY AUTO BPM FLANGER REVERB PITCH % SHIFTER SEND/ RETURN CH.SELECTOR 3 4 2 MIC MASTER 1 CROSS FADER 1 2 MASTER BALANCE 3 CROSS FADER = <A ~ ! @ # $ ( ) L R BOOTH MONITOR LEVEL B> * PARAMETER 4 ASSIGN B PHONES <DRA1304> 7 6 5 4 3 2 1 0 EFFECT SELECTOR 0dB ASSIGN A 6 10 9 8 10 9 8 7 6 5 +12dB MONITOR LEVEL - 10 9 8 10 9 8 7 6 5 10 9 8 10 9 8 7 6 5 –∞ !% ^ & MIN MAX EFFECT ON/OFF _ 0dB 各部の名称と働き 1 メインマイク端子とマイクコントロールつまみ MIC LEVEL (マイクレベル): メインマイクの音量調整に使います。(減衰量–∞∼0 dB) HI (ハイ): マイク音の高音調整に使います。 センタークリックの位置でフラットです。 右に回すと増加します(10 kHzで+12 dBまで) 左に回すと減衰します(10 kHzで–12 dBまで) MID (ミッド): マイク音の中音調整に使います。 センタークリックの位置でフラットです。 右に回すと増加します(1 kHzで+12 dBまで) 左に回すと減衰します(1 kHzで–12 dBまで) LOW (ロー): マイク音の低音調整に使います。 センタークリックの位置でフラットです。 右に回すと増加します(100 Hzで+12 dBまで) 左に回すと減衰します(100 Hzで–12 dBまで) 2 CH1∼CH4の入力切換スイッチとコントロールつまみ、 ピークレベルメーター 入力切換スイッチ: 各CHに接続した2つの機器のうち、どちらの音を使うかを選択 します。 CH1:CD 1/LINEとLINEの切換 CH2:CD 2/LINEとPHONO 1の切換 CH3:LINEとPHONO 2の切換 CH4:SUB MICとPHONO 3の切換 TRIM(トリム): 入力信号のレベルを調整するのに使います。 右に回すとレベルが上がります。(+6 dBまで) 左に回すとレベルが下がります。(–∞まで) HI(ハイ): 高音の調整に使います。 センタークリックの位置でフラットです。 右に回すと増加します。(10 kHzで+12 dBまで) 左に回すと減衰します。(10 kHzで–20 dBまで) MID(ミッド): 中音の調整に使います。 センタークリックの位置でフラットです。 右に回すと増加します。(1 kHzで+12 dBまで) 左に回すと減衰します。(1 kHzで–20 dBまで) LOW(ロー): 低音の調整に使います。 センタークリックの位置でフラットです。 右に回すと増加します。(100 Hzで+12 dBまで) 左に回すと減衰します。(100 Hzで–20 dBまで) ピークレベルメーター: ピークレベルを2秒間ホールドして表示します。 チャンネルフェーダー前のレベルを表示します。 表示範囲は–24 dB∼+14 dBです。 エフェクトセレクターでBPMを選び、エフェクトスイッチをオ ンすると、ビートモニター機能に切り換わります。 4 マスターレベルメーター(MASTER LEVEL) マスターボリューム後の出力レベルを2秒間ホールドして表示し ます。 表示範囲は–24 dB∼+14 dBです。 5 電源スイッチ(POWER) 6 BPM表示部(12ページ参照) ・エフェクトセレクターでBPMを選択時に、モニターセレクター で選んだソース(CH1∼CH4)のBPMを表示します。 1∼4: BPMを計測しているチャンネルを示します。 カウンター: BPM値を表示します。 リアルタイム/アベレージ切換ボタンとインジケーター: (REALを選んだ時) 計測したBPM値をカウンターに表示します。 計測中は点滅し、5秒以上測定できないと“−−−”と表示しま す。 (AVERAGEを選んだ時) 測定できたときに表示が変化します。 計測中は前の値を表示しつづけます。 ・エフェクトセレクターでBPM以外(ディレイ、エコー、オート パン、フランジャー)を選んだ時は、エフェクトチャンネルセ レクター(()で選んだソースのBPMを時間に換算してカウン ターに表示します。 7 エフェクターパラメータ/BPM表示部(12ページ参照) 1∼4、MIC、MASTER: エフェクトソースを表示します。 カウンター: エフェクトソースのBPMやエフェクトのパラメータなどを表示 します。(パラメータについては)を参照してください) BPM .... 375∼857 mSec(1 mSecステップ) 70.0∼160.0 BPM(0.1 BPMステップ) BEAT: エフェクトがディレイ、エコー、オートパン、フランジャーの 時に、設定したパラメータがソースのBPMの何拍に相当するか を示します。(1/2拍∼4拍) 8 モニターセレクター/オートBPMカウンターセレクター (MONITOR SELECTOR/AUTO BPM COUNTER SELECTOR) ・ヘッドホンでモニターするソース(C H 1 ∼4 、M I C 、 MASTER、EFFECT)を選択します。 複数のボタンを押すと音をミックスできます。 もう一度ボタンを押すと選択解除します。 ・エフェクトセレクターでBPMを選択している時にはBPMを表示 するチャンネル(CH1∼4)を選択します。 2つ以上を同時に選択すると正しくBPM表示できません。 3 マスター出力モノラル/ステレオ切換スイッチ (MONO/STEREO) 7 <DRA1304> 各部の名称と働き 9 モニターモノラル/ステレオ切換スイッチ (MONO/STEREO) 0 モニターイコライザーつまみ(MONITOR EQ) ヘッドホンのモニター音でビートをとり易くする場合に使います。 低音の増減ができます。 センタークリックの位置でフラットです。 右に回すと増加します。(100 Hzで+12 dBまで) 左に回すと減衰します。(100 Hzで–12 dBまで) - モニターレベルつまみ(MONITOR LEVEL) ヘッドホンのモニター音量を調整するのに使います。 マスター音量、マスターバランスの影響は受けません。 = ヘッドホン端子(PHONES) ~ チャンネルフェーダーボリューム CH1∼4の音量を調整するのに使います。 ! アサインスイッチ(ASSIGN A,B) 2つのソース(A、B)でクロスフェーダーを行うときに、A、B に割り当てるチャンネル(CH1∼4)を選択します。 クロスフェーダースイッチ($)がON(クロスフェーダーミッ クス)で有効になります。 @ フェーダースタートスイッチ (FADER START)(15 ページ参照) 別売のCDプレーヤーCDJ-50、CDJ-50Ⅱ、CDJ-30のいずれかを 組み合わせてコントロールコードで本機と接続している場合に、 チャンネルフェーダーまたはクロスフェーダーでCDプレーヤー を自動的に演奏スタートさせる機能のON/OFFスイッチです。 # クロスフェーダーボリューム(CROSS FADER) アサインスイッチ(!)でA、Bに設定したソースの音のミック ス量を調整します。 $ クロスフェーダースイッチ(CROSS FADER ON/OFF) OFF: チャンネルフェーダーボリュームで音をミックスする場合に選 びます。(ダイレクトミックス) ON: クロスフェーダーを使って音をミックスする場合に選びます。 (クロスフェーダーミックス) % マスターレベル調整ボリューム マスター出力の音量レベルを調整するのに使います。 クロスフェーダーONの時は、アサインA、Bとメインマイクの 音が出ます。 クロスフェーダーOFFの時は各々のチャンネルとメインマイク の音が出ます。 8 <DRA1304> ^ マスターバランスつまみ(MASTER BALANCE) マスター出力の左右バランスを調整するのに使います。 & ブースモニターレベルつまみ(BOOTH MONITOR LEVEL) BOOTH MONITOR端子の出力レベルを調整するのに使います。 マスター音量、マスターバランスの影響は受けません。 * エフェクトセレクタースイッチ(EFFECT SELECTOR) AUTO BPM(ビート/分) : BPM検出を行う場合に選択します。 DELAY(ディレイ) : 時間をずらして1回繰り返します。 ECHO(エコー) : 時間をずらして何度も繰り返し、 エコー効果を出します。 AUTO PAN(オートパン) : 左右チャンネルの移行を周期的に行います。 FLANGER(フランジャー) : ショートディレイ音と原音をミックスして得られる音色変化の 効果を周期的に行います。 REVERB(リバーブ) : 反響音の効果を出します。 PITCH SHIFTER(ピッチシフター) : 曲のピッチを変化させます。 SEND/RETURN(センド/リターン) : 外部エフェクターを接続して使用する場合に選択します。 ( エフェクトチャンネルセレクター(CH. SELECTOR) エフェクトするソースを選択するのに使います。 ) パラメーターつまみ(PARAMETER) エフェクトセレクタースイッチで選んでいるエフェクターのパ ラメータ値を調整するのに使います。 ディレイ: 0∼680 mSec(100までは2 mSecステップ、100∼680は5 mSecステップ) エコー: 0∼680 mSec(100までは2 mSecステップ、100∼680は5 mSecステップ) オートパン: 0∼3500 mSec(100までは5 mSec、100∼900は10 mSec、 900∼3500は20 mSecステップ) フランジャー: 100∼9000 mSec(900までは10 mSec、900∼9000は50 mSec ステップ) リバーブ: 0∼100%(1%ステップ) ピッチシフター: 0∼±100%(0∼10は1%、10∼100は2%ステップ) _ エフェクトスイッチ(EFFECT ON/OFF) エフェクトのオン/オフを切り替えます。 ビートに合わせてONすれば、エフェクトもビートに合った効果 になります。 エフェクトオン時に点滅します。 各部の名称と働き 後面部 注意:このスイッチを変化させな いでください。動作しなく なることがあります。 1 2 3 4 VOLTAGE SELECTOR 220 230 240 V R 6 CH - 3 PHONO 2 LINE CH - 4 PHONO 3 MASTER BOOTH OUT 1 MONITOR L 100 120 V 5 7 8 CH - 2 PHONO 1 CD 2 / LINE L L L R R R SIGNAL GND MASTER LEVEL ATT. 9 9 CH - 1 LINE CD 1 L R CH - 2 PLAYER CONTROL CH - 1 MASTER OUT 2 L R ~AC IN L R 0 - 1 マスター出力1端子(MASTER OUT1) RCAプラグ付のコードを使ってパワーアンプと接続します。 2 ブースモニター出力端子(BOOTH MONITOR) 音声モニター用のスピーカーをつないだパワーアンプと接続し ます。 3 マスター出力レベル調整つまみ(MASTER LEVEL ATT.) 4 CH-4フォノ入力端子(PHONO 3) PHONO 3 :アナログプレーヤーを接続できます。(MM専用) 5 CH-3入力端子 PHONO 2 :アナログプレーヤーを接続できます。(MM専用) LINE :DATなどのオーディオ機器が接続できます。 6 グランド端子(SIGNAL GND) アナログプレーヤーのグランド用コードを接続します。 この端子はアナログプレーヤーの専用端子であり、安全 アースではありません。 7 CH-2入力端子 PHONO 1 :アナログプレーヤーを接続できます。(MM専用) CD/LINE :別売のCDJ-50ⅡなどのCDプレーヤーを接続できます。 8 CH-1入力端子 MASTER OUT 3 = R L SEND R (MONO) L RETURN (MONO) ~ CH - 4 SUBMIC ! 9 CH-1、2プレーヤーコントロール端子 別売のCDJ-50Ⅱ、CDJ-30またはCDJ-50をCH-1、CH-2のCD 端子に接続して使用する場合に、この端子をプレーヤー側のコ ントロール端子と接続することでフェーダースタート機能が使 用できます。 0 電源コード接続端子 付属の電源コードをつなぎます。 - マスター出力2端子(MASTER OUT2) XLR入力対応のパワーアンプと接続できます。 = マスター出力3端子(MASTER OUT3) PHONE入力対応のパワーアンプと接続できます。 ~ 外部エフェクター接続用端子(SEND、RETURN) 音質調整のために他の機器を使用したい場合に接続します。 SEND (出力) :外部エフェクターの入力端子に接続します。 モノラル入力のエフェクターを使用するとき は、Lチャンネル出力を使用します。 LRミックスされた音声がエフェクターに送 られます。 RETURN (入力) :外部エフェクターの出力端子に接続します。 モノラル出力のエフェクターを使用するとき は、Lチャンネル入力を使用します。LR両 チャンネルに入力されます。 ! CH-4サブマイク入力端子(SUB MIC) LINE :カセットデッキ等のオーディオ機器が接続できます。 CD :別売のCDJ-50ⅡなどのCDプレーヤーを接続できます。 9 <DRA1304> エフェクト機能の使いかた 内蔵のDSP(デシタルシグナルプロセッサー)により、音響効果 を楽しんだり、BPMを測定したりできます。 DJ MIXER PROFESSIONAL MIC CH–1 CH–2 CH–3 DJM-500 CH–4 MASTER POWER CD 1/LINE MIC LEVEL –∞ LINE CD 2/LINE dB 14 14 10 10 10 7 –∞ +6dB HI 4 0 +12dB –20dB -1 MID +12dB LOW –12dB +12dB -7 –20dB -10 0 +12dB +12dB +12dB +12dB -15 -24 -24 -24 –20dB +12dB –20dB 3 4 MIC PARAMETER -10 -24 –20dB 2 -7 LOW -10 -24 –20dB リアルタイム/アベレージ切換 MASTER 1 -5 -15 +12dB BPM mSec REAL AVERAGE -3 EQ -15 +12dB 4 -2 -15 +12dB 3 0 -1 MID -15 +12dB 2 AUTO BPM COUNTER 1 +12dB –20dB -7 –20dB LOW 1 2 -5 -7 –20dB -10 7 4 -3 EQ EFFECT 10 +6dB -2 -5 LOW 14 -1 MID -3 EQ -7 –20dB LOW –20dB -2 -5 -10 1 1 -1 MID -3 EQ -5 2 STEREO MASTER LEVEL HI 4 2 0 +12dB –20dB -2 -3 HI MONO dB 7 –∞ +6dB 4 1 0 -2 –12dB HI 2 -1 EQ 7 –∞ +6dB PHONO 3 TRIM dB 14 1 +12dB TRIM dB 10 4 MID SUB MIC 14 2 –12dB PHONO 2 dB 7 –∞ HI LINE TRIM TRIM 0dB PHONO 1 % BPM mSec 1/2 L 3/4 R 1/1 2/1 4/1 BEAT MONITOR SELECTOR モニターセレクター (オートBPMカウンター セレクター) MIC CH–1 CH–2 CH–3 CH–4 MASTER EFFECT AUTO BPM COUNTER SELECTOR MONITOR MONO STEREO MONITOR EQ –12dB 7 6 5 4 3 2 1 0 4 3 2 1 0 4 3 2 1 0 10 9 8 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 7 6 5 4 3 2 1 0 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 +12dB MONITOR LEVEL CH-1 1 –∞ 10 9 8 7 6 5 10 9 8 10 9 8 7 6 5 2 3 OFF CH-2 ON OFF mSec AUTO BPM FLANGER REVERB PITCH % SHIFTER SEND/ RETURN CH.SELECTOR 3 4 2 MIC MASTER 1 CROSS FADER ON OFF ON FADER START 4 EFFECT SELECTOR AUTO PAN ECHO DELAY 1 2 MASTER BALANCE 3 ASSIGN A ASSIGN B CROSS FADER <A L R BOOTH MONITOR LEVEL B> エフェクトチャンネルセレクター PARAMETER 4 0dB PHONES エフェクトセレクター –∞ MIN MAX EFFECT ON/OFF パラメーターつまみ エフェクトスイッチ 0dB 各種エフェクターの特徴 オートBPMカウンター(AUTO BPM COUNTER) 曲のBPM(Beat Per Minutes :曲の速さ)を自動的に計測しデジタル数字で表示します。(*1) 単に低音のビートをカウントするだけでなく、DJが必要とする曲本来の BPM をコンピュータにより演算してデジタルで表示します。 従来のように人間の耳だけに頼ることなく、視覚的にも判断できるようになりました。これによりスピードの違う曲同士を、より素早く簡単 に合わせることができます。 (*1:ほとんどの曲のBPMを計測可能ですが、曲によっては計測できない場合があります。(例えば、アカペラ、アドリブ等)) ビートエフェクター(BEAT EFFECTOR)(BPMに連動する各種エフェクト) 前記のオートBPMカウンターで計測したBPMに各種エフェクトが連動し、今までにない音の演出が可能です。 1. ディレイ(DELAY:繰り返し音1回) 1/2、3/4、1/1ビート(拍)のディレイ音を素早く簡単に合わせることができます。 例えば、1/2ビートのディレイ音を合わせると、4拍子が8拍子になります。 また、3/4ビートのディレイ音を合わせると、跳ねたリズムになります。 (例) オリジナル (4ビート) 10 <DRA1304> 1/2ディレイ (8ビート) エフェクト機能の使いかた 2. エコー ( ECHO:繰り返し音数回) 1/2、3/4、1/1ビート(拍)のエコー音を素早く簡単に合わせることができます。 例えば、1/1ビートのエコー音で入力音を切ると、ビートに合わせた音を繰り返しながらフェードアウトします。 また、1/1ビートのエコー音をマイクにかけると、マイク音がビートに合わせながら繰り返し再生します。 また、1/1ビートのエコー音を曲のボーカルにかけると輪唱効果が得られます。 (例) ビート 1ビート 入力音を切る 1ビート フェード アウト 3. オートパン (AUTO PAN (L-R BALANCE)) 1/2、3/4、1/1、2/1、4/1ビート(拍)単位で、音を自動的にリズムに合わせて左右に音を振る(オートビートパン)ことができます。 また、人間の手の操作では不可能な、短時間で左右に音を振るショートオートパンも可能です。 (例) オートビートパン L センター (ステレオ) L センター (ステレオ) R R ショートオートパン 1周期=1/2、1/1、2/1、4/1ビート 4. フランジャー (FLANGER) 1/2、3/4、1/1、2/1、4/1ビート(拍)で1周期のフランジャー効果を素早く簡単に作り出すことができます。 (例) ショートディレイ 1周期=1/2、1/1、2/1、4/1ビート 5. ピッチシフター (PITCH SHIFTER) ±1オクターブの範囲で音程(ピッチ、キー)を変えることができます。アナログレコードのターンテーブルやCDプレーヤーのスピード 変化による音程の変化を補正することができます。 また、マイク音にピッチシフターをかけると、ボイスチェンジャー効果が得られます。 6. リバーブ(REVERB) 音の残響効果が得られます。 7. センド/リターン(SEND/RETURN : 外部エフェクト入出力) お手持ちのエフェクター、サンプラー等を接続することができます。 11 <DRA1304> エフェクト機能の使いかた BPM測定のしかた モニターセレクター(オートBPMカウンターセレクター)で選ん だチャンネルと、エフェクトチャンネルセレクターで選んだチャ ンネルのBPMを測定して表示しますので、スピードの違う曲同士 を簡単に合わせることができます。 (例) モニターセレクターCH2とエフェクトチャンネルセレク ターCH4に入力されている曲のBPMを表示する場合。 1 エフェクトセレクターをBPMにします。 2 エフェクトチャンネルセレクターをCH4にします。 ・ パラメーター側の4のLEDが点灯します。 ・ CH4に入力されている曲のBPMがパラメーター側の窓(下 段)に数字で表示されます。 ※ チャンネルレベルメーターをビートメーターに切り換えた い時はエフェクトスイッチを押します。1回押すごとにチャ ンネルレベルメーターとビートメーターは切り換わりま す。 ※ 曲によってはオートBPMカウンターでBPMを測定できない 場合があります。その場合でもBPMを知りたいときはエ フェクトスイッチを曲のビートに合わせて押してくださ い。数回押すとBPMがパラメーター側の窓(下段)に数字 で表示されます。 1 2 3 4 AUTO BPM COUNTER BPM REAL AVERAGE MASTER 1 2 3 4 MIC PARAMETER 3 モニターセレクター(オートBPMカウンターセレク ター)のCH2を押します。 ・ オートBPMカウンター側の2のLEDが点灯します。 ・ CH2に入力されている曲のBPMがオートBPMカウンター側 の窓(上段)に数字で表示されます。 ※ BPMを正しく測定する為にはオートBPMカウンターセレク ターはCH1∼CH4の1つのみを選択してください。 4 BPM表示のリアルタイム/アベレージを切り換えボ タンで選択します。 ・ 1回押すごとにリアルタイムとアベレージが切り換わりま す。 ・ リアルタイム表示:ビート毎にBPM測定値を表示します。 5秒以上測定できないと“−−−”と表示します。 ・ アベレージ表示:ビート毎に測定したBPM値を平均計算し て表示します。測定できない時も前のBPM値を表示し続け ます。 プレーヤーのスピードを調整して2つのチャンネルのBPM値が一致 (±1以内)した時にビート表示の1/1のLEDが点灯します。(*1) * BPM測定モードでは、パラメーターつまみは機能しません。 12 <DRA1304> BPM 1/2 3/4 1/1 2/1 4/1 BEAT *1 CH2のBPM126、CH4のBPM126.9で一致した表示例 エフェクト機能の使いかた ディレイ、エコー、オートパン、フランジャーの操作のしかた (例)CH2の曲にディレイ効果をかける場合。 1 エフェクトセレクターをDELAYにします。 2 エフェクトチャンネルセレクターをCH2にします。 ・ パラメーター側の2のLEDが点灯します。 ・ CH2に入力されている曲のBPMの1拍の時間(mSec)が オートBPMカウンター側の窓(上段)に数字で表示されま す。 ・ BPM測定のリアルタイム/アベレージ切り換えをボタンで 選択することができます。 リアルタイム表示:ビート毎にBPM測定値を表示します。 5秒以上測定できないと“−−−”と表示します。 アベレージ表示:ビート毎に測定したBPM値を平均計算し て表示します。測定できない時も前のBPM値を表示し続け ます。 3 パラメーターつまみでパラメーター値(ディレイ時 間)を設定します。 ・ オートBPMカウンター側の窓(上段)に表示されたBPMの 1拍の時間に合わせてパラメータ値(ディレイ時間)を設定 すると、より効果的なエフェクトをかけることができま す。 ・ 測定したBPMの1拍の時間に対して1/2のディレイ時間を設 定するとビート表示の1/2のLEDが点灯します。ビート表示 のLEDを目安にパラメータ値を設定できます。 ※ BPMが測定できていない時はビート表示の1/2∼4/1のLED は点灯しません。 ・ エフェクト音を確認するためには、モニターセレクターの エフェクトを押します。エフェクト音をヘッドホン出力で モニターできます。 1 2 3 4 AUTO BPM COUNTER mSec REAL AVERAGE MASTER 1 2 3 4 MIC PARAMETER BPM 1/2 3/4 1/1 2/1 4/1 BEAT BPM120(時間換算500mSec)の曲に半拍ディレイ(250mSec) を設定した表示例 4 エフェクトスイッチをONにします。 ・ エフェクトスイッチが点滅して、マスター出力にエフェク ト(ディレイ)がかかります。1回押す毎にエフェクトON/ OFFが切り換わります。 ・ ビートに合わせてONすれば、エフェクトの周期のスタート もビートに合ったものになり、なおいっそうの効果になり ます。 エコー、オートパン、フランジャーも同様に操作して効果をかけ ることができます。 13 <DRA1304> エフェクト機能の使いかた ピッチシフター、リバーブの操作のしかた 1 (例)CH3の曲に90%のピッチシフトを行う場合。 1 エフェクトセレクターをPITCH SHIFTERにします。 2 3 4 AUTO BPM COUNTER 2 エフェクトチャンネルセレクターをCH3にします。 ・ パラメーター側の3のLEDが点灯します。 ※ オートBPMカウンター側の表示はすべて消灯します。 REAL AVERAGE 3 パラメーターつまみで、パラメーター値(ピッチ %)を設定します。 MASTER ・ エフェクト音を確認するためには、モニターセレクターの エフェクトを押します。エフェクト音をヘッドホン及び ブースモニター出力でモニターできます。 1 2 3 4 MIC PARAMETER 4 エフェクトスイッチをONにします。 % ・ エフェクトスイッチが点滅して、マスター出力にエフェク ト(ピッチシフト)がかかります。1回押す毎にエフェクト ON/OFFが切り換わります。 1/2 3/4 1/1 2/1 4/1 BEAT リバーブも同様に操作して効果をかけることができます。 CH3に90%のピッチシフトをかけた表示例 外部エフェクターを使用する (例) CH3の曲に外部エフェクトをかける場合。 1 エフェクトセレクターをSEND/RETURNにします。 2 エフェクトチャンネルセレクターをCH3にします。 1 2 3 4 AUTO BPM COUNTER ・ パラメーター側の3のLEDが点灯します。 モニターセレクターで 選んだチャンネルと BPMを表示します。 3 外部エフェクターのパラメーター等を設定します。 ・ エフェクト音を確認するためには、モニターセレクターの エフェクトを押します。エフェクト音をヘッドホンおよび ブースモニター出力でモニターできます。 4 エフェクトスイッチをONにします。 REAL AVERAGE MASTER 1 ・ エフェクトスイッチが点滅して、マスター出力にエフェク ト(外部エフェクト)がかかります。1回押す毎にエフェク トON/OFFが切り換わります。 外部エフェクター使用時にオートBPMカウンターを使用する場合 はモニターセレクター(オートBPMカウンターセレクター)の CH1∼CH4のひとつを選択します。 ・ オートBPMカウンターの選択したチャンネルのLEDが点灯 します。 ・ そのチャンネルに入力されている曲のBPMがオートBPMカ ウンター側の窓(上段)に数字で表示されます。 ・ BPM測定のリアルタイム/アベレージ切り換えをボタンで 選択することができます。 リアルタイム表示:ビート毎にBPM測定値を表示します。 5秒以上測定できないと“−−−”と表示します。 アベレージ表示:ビート毎に測定したBPM値を平均計算し て表示します。 測定できない時も前のBPM値を表示し続けます。 14 <DRA1304> 2 3 4 MIC PARAMETER 1/2 3/4 1/1 BEAT 2/1 4/1 フェーダースタート機能の使いかた 別売のCDプレーヤーCDJ-50やCDJ-50Ⅱ、CDJ-30を、CH1、CH2 に接続すると、チャンネルフェーダーやクロスフェーダーボリュー ムでプレーヤーの演奏をスタートすることができます。(コント ロールコードの接続が必要です。) AUTO BPM COUNTER SELECTOR チャンネルフェーダー ボリューム MONITOR MONO STEREO MONITOR EQ 10 9 8 10 9 8 10 9 8 10 9 8 10 9 8 10 9 8 7 6 5 7 6 5 4 3 2 1 0 7 6 5 4 3 2 7 6 5 4 3 2 7 6 5 7 6 5 1 0 1 0 4 3 2 1 0 –12dB フェーダースタートスイッチ +12dB MONITOR LEVEL CH-1 1 –∞ アサイン(A)スイッチ 1 0 4 3 2 1 0 4 3 2 2 3 OFF CH-2 ON OFF mSec AUTO BPM FLANGER REVERB PITCH % SHIFTER SEND/ RETURN CH.SELECTOR 3 4 2 MIC MASTER 1 CROSS FADER ON OFF FADER START 4 EFFECT SELECTOR AUTO PAN ECHO DELAY ON 1 2 MASTER BALANCE 3 PARAMETER ASSIGN A ASSIGN B CROSS FADER <A L R BOOTH MONITOR LEVEL PHONES B> クロスフェーダースイッチ 4 0dB –∞ 0dB MIN MAX EFFECT ON/OFF アサイン(B)スイッチ クロスフェーダーボリューム フェーダースタートプレイ (FADER START PLAY) DJミキサー DJM-500とDJ用CDプレーヤーCDJ-50をコントロールケーブルで接続するとフェーダースタートプレイが可能です。つまり、 ミキサーのフェーダーボリュームを上げるとプレーヤーのポーズが解除して、自動的かつ瞬時に曲がスタートします。クロスフェーダー でもフェーダースタートプレイが可能です。また、フェーダーの位置を元に戻すと、プレーヤーをキューポイントまで戻す(バックキュー する)ことができるのでサンプラー的プレイもできます。 (DJM-500のフェーダースタートプレイはCDJ-50、CDJ-50Ⅱ、CDJ-30のいずれの組み合わせのときでも働きます。但し、バックキュープレイ はCDJ-50Ⅱ、CDJ-30の組み合わせのときに働きます) コントロールケーブル A B CDJ-50Ⅱ CDJ-50Ⅱ CROSS FADER クロスフェーダースタートプレイ&バックキュープレイ Aがキューポイントでスタンバイ時にクロスフェーダーボリューム を右端から左へ動かすだけでAがスタートします。 また、B がキューポイントでスタンバイ時にクロスフェーダーボ リュームを左端から右へ動かすだけでBがスタートします。 それと同時にAがバックキューします (キューポイントに戻ります) 。 DJM-500 クロスフェーダーでスタートする チャンネルフェーダーでスタートする 1 クロスフェーダースイッチをONにします。 1 クロスフェーダースイッチをOFFにします。 2 制御したいプレーヤーを接続したチャンネルの フェーダースタートスイッチ(CH-1またはCH-2)を ONにします。 2 制御したいプレーヤーを接続したチャンネルの フェーダースタートスイッチをONにします。 3 アサインスイッチで、プレーヤーを接続したチャン ネルを選びます。 4 選択したチャンネルのクロスフェーダーをいっぱい に絞ります。(例はCH-1にプレーヤーを接続した場合) (例) 1 2 3 CROSS FADER 4 <A 3 チャンネルフェーダーボリュームを下へいっぱいに 絞ります。 4 プレーヤーでキューポイントを設定し、キューポイ ントでスタンバイさせます。 5 スタートしたいタイミングで、チャンネルフェー ダーボリュームを上げれば、演奏をはじめます。 B> ASSIGN A 5 プレーヤーでキューポイントを設定し、キューポイ ントでスタンバイさせます。 6 スタートしたいタイミングでクロスフェーダーボ リュームを上げれば演奏をはじめます。 CDJ-50Ⅱ、CDJ-30の場合には、あらかじめキューポイントが 設定されていれば、キューポイントの位置でプレーヤーをスタ ンバイしておく必要はありません。 演奏開始後にフェーダーボリュームを元の位置に戻し切るとプ レーヤーはキューポイントに戻り、スタンバイします。 ※ アサインA、Bが同じCHの時、この機能は働きません。 15 <DRA1304> 故障?ちょっと調べてください 故障かな?…と思ったらちょっとチェックしてみてください。意外な操作ミスが故障と思われています。また、本システム以外の原因も考 えられます。同時に使用している電気器具も合わせてお調べください。 下の項目をチェックしても直らない場合はお買上げの販売店またはお近くのパイオニアサービスステーションにご連絡ください。 症 状 考えられる原因 処 置 電源が入らない。 ・ 電源コードがつながっていない。 ・ 電源コンセントへつなぐ。 音が出ない、または小さい。 ・ 入力切換スイッチの位置が違っている。 ・ 接続コードが正しく接続されていない。または、 はずれている。 ・ 端子やプラグが汚れている。 ・ 後面のマスター出力レベル調整つまみを絞り切っ ている。 ・ 入力切換スイッチで、再生中の機器を選ぶ。 ・ 正しく接続する。 ・ マスター出力レベルが高すぎる。 ・ 入力レベルが高すぎる。 ・ 後面のマスター出力レベル調整つまみで調整する。 ・ トリムつまみで調整する。 音が歪む。 ・ 汚れをふき取って接続する。 ・ マスター出力レベル調整つまみで調整する。 クロスフェーダーができない。 ・ クロスフェーダースイッチがOFFになっている。 ・ クロスフェーダースイッチをONにする。 ・ クロスフェーダーするソースをアサインスイッ ・ アサインA、Bスイッチの設定が正しくない。 チで正しく設定する。 CDプレーヤーのフェーダース ・ フェーダースタートスイッチをOFF にしている。 ・ フェーダースタートスイッチをONにする。 ・ 後面のプレーヤーコントロール端子を接続してい ・ ミニプラグ付コードで本機とCDプレーヤーのコ タートができない。 ントロール端子を接続する。 ない。 エフェクトがきかない。 ・ エフェクトチャンネルセレクターの設定が正しく ・ エフェクトをかけたいチャンネルを正しく選択 する。 ない。 ・ パラメーターつまみを調整する。 ・ パラメーターつまみが最小(MIN)になっている。 外部エフェクターの音が歪む。 ・ 外部エフェクターからの入力レベルが高すぎる。 ・ 外部エフェクターの出力レベルを下げる。 静電気、外部からの影響により、本機が正常に動作しない場合があります。このような時は再度電源スイッチを入れ直すことにより正常に 動作します。 16 <DRA1304> 仕様 オーディオ部 入力端子(入力レベル/インピーダンス) CD/LINE .......................................... –14 dBV (200 mV) / 22 kΩ PHONO ............................................... –54 dBV (2 mV) / 47 kΩ MAIN MIC .............................................. –54 dBV (2 mV) / 3 kΩ SUB MIC ............................................... –60 dBV (1 mV) / 3 kΩ RETURN ......................................... –14 dBV (200 mV) / 22 kΩ エフェクター ディレイ、エコー ................................................ 0∼680 mSec オートパン ........................................................ 0∼3500 mSec フランジャー ................................................. 100∼9000 mSec リバーブ .................................................................... 0∼100 % ピッチシフター ....................................................... 0∼±100 % 電源部・その他 出力端子(出力レベル/インピーダンス) MASTER OUT1(RCA) ............................. 0 dBV (1 V) / 1 kΩ MASTER OUT2(XLR) ..................... 4 dBm (1.23 V) / 600 Ω MASTER OUT3(1/4"PHONE) ................. 0 dBV (1 V) / 1 kΩ BOOTH MONITOR ....................................... 0 dBV (1 V) / 1 kΩ SEND ........................................................... 0 dBV (1 V) / 1 kΩ PHONES ............................................... –4 dBV (0.63 V) / 22 Ω 周波数特性 CD/LINE ........................................ 20 Hz∼20 kHz(±0.5 dB) PHONO ................................ 20 Hz∼20 kHz(±1.5 dB/RIAA) MIC ................................................... 20 Hz∼20 kHz(±2 dB) SN比 CD/LINE .......................................................................... 85 dB PHONO ........................................................................... 77 dB MIC .................................................................................. 69 dB 全高調波歪率 CD/LINE, PHONO, MIC ......................................... 0.02 %以下 電源電圧 .......................................................... AC 100V, 50/60Hz 消費電力 ............................................................................... 27 W 動作温度 ................................................................ +5 ℃∼+35 ℃ 動作湿度 ..................................................................... 5 %∼85 % 外形寸法 ............. 320(幅)× 357.4(奥行)× 107(高さ)mm 重量 .................................................................................... 5.9 kg 付属品 ・ ・ ・ ・ ・ 電源コード .......................................................................... 1 取扱説明書 .......................................................................... 1 安全上のご注意 ................................................................... 1 保証書 ................................................................................. 1 サービス窓口・ご相談窓口 ................................................. 1 上記の仕様および外観は改良のため予告なく変更することがあり ます。 クロストーク ...................................................................... 70 dB チャンネルイコライザー LOW ................................................ +12 dB、–20 dB (100 Hz) MID .................................................... +12 dB、–20 dB (1 kHz) HI ..................................................... +12 dB、–20 dB (10 kHz) マイクイコライザー LOW ............................................................... ±12 dB (100 Hz) MID ................................................................... ±12 dB (1 kHz) HI .................................................................... ±12 dB (10 kHz) モニターイコライザー ....................................... ±12 dB (100 Hz) 17 <DRA1304> 保証とアフターサービスについて 保証書(別に添付してあります。)について 保証書は、必ず「取扱店名・購入日」等の記入を確かめ取扱店 から受取っていただき、内容をおくお読みの上、大切に保管し てください。 保証期間と保証内容について ● 保証期間について 保証期間は、取扱説明書の注意にしたがった使用で、ご購入よ り1年間です。 ● 次のような場合には保証期間中および保証期間経過後にか かわらず、性能、動作の保証をいたしません。また、故障 した場合の修理についてもお受けいたしかねます。 本機を改造して使用した場合、不正使用や使用上の誤りの場合 または他社製品や純正以外の付属品と組み合わせて使用したと きに、動作異常などの原因が本機以外にあった場合。 ● 故障、故障の修理その他にともなう営業上の機会損失(逸 失利益)は保証期間中および保証期間経過後にかかわらず 補償いたしかねますのでご了承ください。 補修用性能部品の最低保有期間 当社はこの製品の補修用性能部品を製造打切後最低8年間保有し ています。 愛情点検 修理を依頼されるとき もう一度、取扱説明書をよくお読みいただき、ご確認のうえ、 なお異常のあるときには、必ず電源プラグを抜いてから、次の 要領で修理を依頼してください。 お願い ● 故障内容によっては、製品全体を取りはずすことが必要 となります。その場合には、据付業者に依頼しなければ サービスを行えない場合がありますので予めご了承くだ さい。 ● 保証期間中は 万一、故障が生じたときは、保証書に記載されている当社無料 修理規定に基づき修理いたします。お近くのパイオニアサービ スステーションまたはお求めの販売店にご相談ください。保証 書の規定にしたがって修理致します。 連絡していただきたい内容 ● ご住所・ご氏名・電話番号 ● 製品名・型番・ご購入日 ● 故障または異常の内容(できるだけ詳しく) ● 訪問ご希望日 ● 訪問先までの道順と目標(建物、公園など) ● 保証期間が過ぎているときは 最寄りのパイオニアサービスステーションまたはお求めの販売 店にご相談ください。修理すれば使用できる製品については、 ご希望により有料で修理いたします。 長年ご使用のオーディオ製品の点検をおすすめいたします。こんな症状はありませんか ・ 電源コードや電源プラグが異常に熱くなる。 ・ 電源コードにさけめやひび割れがある。 ・ 電気が入ったり切れたりする。 ・ 本体から異常な音、熱、臭いがする。 すぐに使用を中止し、電源プラグをコンセントから抜き、故障や事故防止のため電気店また は当社サービスステーションに点検(有料)をご依頼ください。 この取扱説明書は再生紙を使用しています。 ©1995パイオニア株式会社 禁無断転載 株式会社 Ë153東京都目黒区目黒1丁目4番1号 2 <95I00ZZ0C00> <DRA1304> <DRA1304-A>