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OracleユーザーのためのWebLogic 入門

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OracleユーザーのためのWebLogic 入門
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OracleユーザーのためのWebLogic 入門
日本オラクル株式会社 製品事業統括 Fusion Middleware事業統括本部
担当シニアマネージャ 新井 庸介
以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。
また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことは
できません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメン
ト(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さ
い。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期につい
ては、弊社の裁量により決定されます。
OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
Copyright© 2012, Oracle. All rights reserved.
2
Agenda
• アプリケーションサーバーとは
• Oracle Databaseユーザーにとってのアプリケーションサ
ーバーとは
• Oracle WebLogic Server
• Oracle DatabaseユーザーのためのWebLogic Server
• まとめ
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<Insert Picture Here>
アプリケーションサーバーとは
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アプリケーションサーバーとは
e-Wordsより
ユーザからの要求を受け付けて、データベースなどの業務システムの処理に橋渡しする機能を持
ったサーバソフトウェア。ミドルウェアの一種で、ユーザが利用するWebブラウザなどのクライアント
と、データベースなどの中間に位置する(3階層システム)。
プログラムの実行環境やデータベースへの接続機能、トランザクション管理機能などを持ち、ビジネ
スロジックを実装しているのがアプリケーションサーバである。
クライアントやバックエンド側にビジネスロジックを実装する方式(2階層システム)に比べ、システム
の変更や更新、増強などが容易で、柔軟性が高い。業務プロセスが少しでも変わったら全社員の
PCを更新しなければならなかったりといった悩みを解消してくれる。
http://e-words.jp/w/E382A2E38397E383AAE382B1E383BCE382B7E383A7E383B3E382B5E383BCE38390.html
•ビジネスロジックの実行
•データベースへの接続
•トランザクションの管理 等々
クライアント
アプリケーションサーバー
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データベース
5
Java EE アプリケーションサーバーとは
• Java EEとは: Javaアプリケーションサーバーが満たすべ
き標準仕様群
 Webアプリケーションの開発標準(コード記法, 各種API, 通信規
約, etc), セキュリティ仕様, 分散トランザクション仕様, Webサービ
スの仕様、等々
 Java EEは数年に1度改訂され、新たに仕様が追加されたり、既
存の仕様が見直される。2011年現在の最新は”Java EE 6”
 (ご参考)Java標準仕様にはEEの他にSE(Java VMの標準仕様)及びME(組み
込みJavaソリューションのための標準仕様)がある
• つまり
Java EE アプリケーションサーバー=Java EE標準仕様を
満たす機能を持つJavaアプリケーションサーバー
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Java EE 仕様は誰が決めているのか?
• Java 標準仕様(SE/EE/ME)はJavaコミュニティ(JCP)を通じ
て決定される
 JCP (Java Community Process): Oracleが主催するJavaの標準技
術仕様の策定と標準化のための機関。
 JCPは16名/社の中核メンバー(Executive Committee, 任期3年、メン
バーによる投票にて選出)と約1000名/社のメンバーから構成される
 JCPメンバーは標準仕様の提案、及びしreviewする権限を、
Executive Committeeはこれを最終的に承認する権限を持つ
Java標準仕様のメリット
• オープンである=より良い仕様の策定
 仕様が1ベンダーの意図に左右されない, ベンダーだけでなくユーザーも参加し幅広く議論
• 標準仕様である
• ベンダ・ロックインの排除、技術の習得が容易
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(ご参考)最近の標準仕様について
• JSR-336: Java SE7 Release Contents
※JSR: (Java Specification Request):
標準仕様を記述した公式文章
 内容: Java SE7 としてリリースする仕様群を決定
 Expert Group: (Spec Lead) Oracle (Group Member)Google, Redhat
• JSR-316: Java EE6 Specification
 内容: Java SE6 としてリリースする仕様群を決定
 Expert Group: (Spec Lead) Oracle (Group Member)Ericson, IBM, NCSoft,
Oracle, OW2, Peking University, Redhat, SAP, SpringSource, Sybase, 他
(全25団体/個人)
• JSR-348: Towards a new version of the Java Community Process
 内容: JCP組織、及び仕様策定プロセスの見直し(透明性の向上、参加のし易さ
、ガバナンス、など)
 Expert Group: (Spec Lead) Oracle (Group Member)AT&T,Eclipse
Foundation, Fujitsu, Google, HP, IBM, Intel, Nokia, Oracle, Redhat, RIM, TMobile, Vodafone, 他
(全30団体/個人)
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Java EEの最新動向と今後の方向性
• Java EE 6(2009年末 仕様決定)
 テーマ: 開発生産性の向上
 コード量及び設定ファイルの削減
 統合開発フレームワークの提供
• Java EE 7(2012冬 仕様決定予定)
 テーマ: クラウド
 アプリケーションとリソースの独立
 マルチテナント
 大規模環境向け技術の標準化
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Java EEアプリケーションサーバーの
最新動向と今後の方向性
• 最新動向: Java EE 6対応
 Oracle WebLogic 12c
 Oracle GlassFish 3
Java EE 6
対応済!
• 今後の方向性: トレンド
 クラウド
 マルチテナント、集約
より高い性能
より高い可用性
 モバイル
 ハイトランザクションへの対応
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Oracle Databaseユーザーにとっての
アプリケーションサーバーとは
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アプリケーションサーバーに対する関心#1
① DBとの接続、連携
• どうやって接続するの?ODBC? RACの場合の考慮点
は?
• チューニングは?高い可用性を実現するには?…
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アプリケーションサーバーに対する関心#1
②問題への対応(障害、性能劣化)
ORA-xxx
遅い、重い
• 問題をどうやって切り分ける? アプリケーションサーバー
とDBのどっちに原因が?
• 性能劣化はどっちが悪いの?アプリケーションサーバー
とDBのどっちを直すべき?
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アプリケーションサーバーに対する関心#1
③システム全体の可用性
DBは高可用性だが、
システム全体は?
• DB層だけでなく、システム全体の可用性を高め、システ
ムとして安定稼働させるにはどうすれば?
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Oracle WebLogic Server
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Oracle WebLogic Server
The World’s Leading Application Server
• 15年にわたる製品実績
Javaと同じ1996年に誕生。成熟した製品機能
(例 クラスタ機能: ver.4.5から7世代にわたって改良し提供)
• 市場シェアNo.1
世界シェアの2/5以上(Gartner)
• 特徴
1. Java標準仕様に常に追随
2. Java標準仕様を超える、ミッションクリティカ
ル環境のための高い機能を併せて提供
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Oracle WebLogic Server 12c
Global announcement !
去る12/1, Oracle WebLogic Serverの次のメジャ
ーバージョン”12c”について、ついに
グローバルでアナウンスがなされました
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Oracle WebLogic Server 12c とは
特徴
1. Java EE 6, Java SE 7 対応による
高い開発生産性、保守性
2. Oracle DBとの高度な連携
3. 業務やサービスを止めない
高い信頼性
WebLogic
Server
12c
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Oracle Databaseユーザーのための
WebLogic Server
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Agenda
• Oracle DBユーザが持つアプリケーションサーバーに対
する関心についてのWebLogicの機能を紹介します
1. DBとの接続、連携
2. 問題への対応(障害、性能劣化)
3. システム全体の可用性
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1. DBとの接続、連携
マルチデータソース機能
• 概要
 WebLogicのDB接続機能。複数の接続プール(*)を論理的に1つ
として扱い。負荷分散やフェイルオーバーを実現する
 (*)接続プール: 性能向上のためにDBとの接続を予め一定数張っておく機能。接続
プール自体はメジャーな製品の殆どが提供している機能だが、マルチデータソース
(=マルチプール)はWebLogicの独自機能
• 機能
 接続の自動閉塞、自動復旧(フェイルオーバー)
 障害があった場合、接続プールは自動的に閉塞する(プール内の接
続をClean upする)
 障害から復旧したら、接続プールは自動的に復旧する(自動的に接
続を再確立する)
 負荷分散
 RACノード間の負荷分散
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1. DBとの接続、連携
Multi Data Source
for Service A
アプリ
A
Data Source
Data Source
• ノード4の障害回復や
Service Aへの復帰の際、
接続プールは自動的に復
旧する
• Service Aを利用するアプリ
Aが、無効な接続をつかん
でしまうことは無い
Data Source
Data Source
Data Source
利用可能なデータソース
Data Source
利用不可能なデータソース
Service X
利用可能なサービス
Service X
利用できないサービス
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Service A
WebLogic Server
Service A
• ノード4の障害やService A
の構成変更時(ノード4を外
す)、当該の接続プールは
自動的に閉塞する
Service A Service A
マルチデータソース機能(図解)
ノード1
ノード2
ノード3
ノード4
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JDBCドライバの負荷分散及びフェイルオーバー機
能との違い
• JDBCドライバはWebLogic以外のアプリケーションサーバー(以下
App Server)の接続プール機能と統合されていません。よって
WebLogic以外では以下の問題が起きる可能性があります
• 自動閉塞
閉塞できないApp Serverの場合、無効な接続が残存しアプリにエラーが返
ります
閉塞は出来るが、閉塞した接続と同一数の接続を残存ノードに張りにいく仕
様のApp Serverがあります。この場合、結果として想定以上の接続がある
ノードに集中してしまう可能性があります
• 自動復旧
閉塞後、接続プールに設定した接続数の全てを残存ノードに張ってしまい、
接続の復旧ができないケースがあります。この場合、結果として負荷分散
が不十分になります
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1. DBとの接続、連携
11g New!
Active GridLink for RAC
12c Update!
性能改善
(スループッ
ト向上)
• RACノード負荷バランシング
 RACのノード負荷に合わせ動的に負荷分散
リソース
利用効率
改善
• トランザクション・アフィニティ
 複数の更新クエリをRACの1ノードで集中処理し
不要な分散トランザクション処理を抑制
• 高速接続フェイルオーバー
 ノード障害時やサービス構成変更に即座に対応。DB処理
の即時フェイルオーバー、プロアクティブな接続管理
アプリ
安定稼働
WebLogic
WebLogic
WebLogic
WebLogic
WebLogic
WebLogic
GridLink
GridLink
GridLink
GridLink
GridLink
GridLink
XA
80%
20%
RAC ノード負荷バランシング
トランザクション・アフィニティ
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高速接続フェイルオーバー
Active Grid Link for RACの仕組み
WebLogic UCP-RAC モジュール
WebLogic Server
(RACサービスA用)
RAC (1)
ポーリング
WLSコネクション・プール
Oracle Database(RAC)
サービスA
ONS Daemon
死活・負荷状況通知
ONS client
UCP-RAC
モジュール
ONS Daemon
RAC (2)
サービスA
Oracle JDBCドライバ
RACサービスに対するポーリングとONSからの通知の双方を活用
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25
2.問題への対応(障害、性能劣化)
Enterprise Manager – オンライン分析
Oracle Enterprise Manager
EBS
PSFT
Siebel Custom
…
アプリケーションの管理
・ユーザー視点での性能監視
・トップダウン・アプローチによる
障害切り分け
・構成管理
・EBS パッチ管理(推奨、履歴管理)
・EBS 環境のクローン
アプリケーション
ミドルウェアの管理
・監視(可用性、リソース、性能)
・JVM の詳細分析
・パッチ適用
・構成管理
ミドルウェア
統合管理
・単一のUI
・環境の比較、コピー
・運用管理ダッシュボード
・レポート(性能、セキュリティ等)
・ユーザーエクスペリエンス監視
データベース
ストレージ
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データベースの管理
・管理(バックアップ、領域追加など)
・監視(可用性、性能、リソース)
・分析、アドバイス、チューニング
・パッチ適用
・構成管理、オブジェクト管理
・機密情報のマスキング
その他の管理
・OS(Unix/Windows/Linux)の監視
・ストレージ(NetApp/EMC)の監視
・構成管理
26
Enterprise Manager
WebLogicからOracle DBにドリルダウンして問題解析
WebLogicの処理内容をグラフ表
示(ロック待機/CPU/DB待機など)
DB待ちが発生している場合、
発行しているSQL文まで特定
ボトルネックが発生しているページや
メソッドを特定
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2.問題への対応(障害、性能劣化)
JRockit Flight Recorder - オフラインでの分析
• JRockit Flight Recorder
• 従来
Java EE/ISV
アプリ
ダンプを解析…
Java EE/ISV
アプリ
Full thread dump Java HotSpot(TM) Client VM (1.5.0_06-64 mixed mode,
sharing):
直近の実行情
報を常に記録
"Low Memory Detector" daemon prio=5 tid=0x0050a600 nid=0x1816a00
runnable [0x00000000..0x00000000]
"CompilerThread0" daemon prio=9 tid=0x00509cb0 nid=0x1816600 waiting
on condition [0x00000000..0xf0b06358]
"Signal Dispatcher" daemon prio=9 tid=0x00509840 nid=0x1816200
waiting on condition [0x00000000..0x00000000]
"Finalizer" daemon prio=8 tid=0x00509020 nid=0x1810200 in Object.wait()
[0xf0a04000..0xf0a04ab0]
at java.lang.Object.wait(Native Method)
App Server
- waiting on <0x26580360> (a java.lang.ref.ReferenceQueue$Lock)
at java.lang.ref.ReferenceQueue.remove(ReferenceQueue.java:116)
- locked <0x26580360> (a java.lang.ref.ReferenceQueue$Lock)
at java.lang.ref.ReferenceQueue.remove(ReferenceQueue.java:132)
at java.lang.ref.Finalizer$FinalizerThread.run(Finalizer.java:159)
Oracle
WebLogic
Server
5%以下の
"Reference Handler" daemon prio=10 tid=0x00508c30 nid=0x180f200 in
Object.wait() [0xf0983000..0xf0983ab0]
at java.lang.Object.wait(Native Method)
- waiting on <0x26580a50> (a java.lang.ref.Reference$Lock)
JVM
at java.lang.Object.wait(Object.java:474)
at java.lang.ref.Reference$ReferenceHandler.run(Reference.java:116)
自動記録
JRockit VM
低負荷
- locked <0x26580a50> (a java.lang.ref.Reference$Lock)
"main" prio=5 tid=0x005013a0 nid=0x1804c00 waiting on condition
[0xf07ff000..0xf08002c0]
at java.lang.Thread.sleep(Native Method)
at ThreadTest1.method1(ThreadTest1.java:7)
at ThreadTest1.main(ThreadTest1.java:4)
"VM Thread" prio=9 tid=0x00508450 nid=0x1803c00 runnable
"VM Periodic Task Thread" prio=9 tid=0x0050bcb0 nid=0x1813000 waiting
on condition
"Exception Catcher Thread" prio=10 tid=0x005015e0 nid=0
 問題解決に必要な情報の多くは消失
 原因究明に多くの時間が必要
 履歴を含めた情報を低負荷で記録し自動出力
 迅速な原因究明を支援するGUIツール
1. トラブルの確実な原因追究を 「遡って」 実施可能
2. 障害発生→改善のサイクルと手間を大きく短縮化
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JRockit Flight Recorder
WebLogic→Oracle DB: オフラインでも問題解析
稼働状況を常に記録。記録の中か
ら障害発生時にフォーカス
記録を更に細かく絞り込み、ある瞬
間に実行されていたSQLを特定
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3. システム全体の可用性
ワークマネージャ – 流量制御, 過負荷保護
HWリソースのグループ化
• リクエストに対する処理スレッドの割り当てを自動制御
• Webアプリケーション単位またはURLグループ単位に、最大スレ
ッド数、最小スレッド数、受け入れ可能トランザクション数を設定
できる
WebLogic Server
アプリケーションB
アプリケーションA
アプリケーションC
スレッドプール
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30
ワークマネージャで出来ること
• 暴走からの保護
 特定のアプリケーションがすべてのスレッドを占有し、他のアプリ
ケーションも含めてサービス停止となるような状況を阻止できる
• 目標応答時間
 性能要求に応じて目標応答時間を設定することで、WebLogicに
自動チューニングを行わせることが可能
• 管理アプリ
 HWリソースが枯渇していても、 Adminが使うような管理アプリに
対し最小限の実行スレッドの割当を保証し緊急時に備える
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3. システム全体の可用性
Oracle Coherence – DBアクセスのオフロード
• Oracle Coherence
インメモリ・データグリッド製品。デー
タをメモリで分散管理し、性能、拡張
性、耐障害性を向上する
• Coherenceで出来ること
DBへのアクセス負荷軽減
 キャッシュによる参照アクセス削減
 非同期連携(複数の更新をサマリーして
まとめる)による更新アクセス削減
Oracle
Coherence
耐障害性の向上
システム全体の速度向上
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Active Cache – インメモリソリューションによる性能向上
• Coherenceと連携しクラスタリング性能を向上する
WebLogic機能
• メリット
1. 安定性向上
• WebLogicのメモリの空き容量を安定確保
• クラスタ処理をCoherenceに担わせ、稼働を安定させる
2. 性能向上
■ Without
Coherence*Web
■ With
Coherence*Web
■
With full
Coherence
Weblogic Server with Coherence
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3. システム全体の可用性
Oracle JRockit JVM – 世界最速のJVM
• オラクルが提供するJava SE完全準拠の高性能Java VM
インテルアーキテクチャに最適化した業界最速のJVM(現在はSPARC版も
提供)
世界最高値 SPECjbb2005
Last updated: Jun. 3 2010
9611262
安定性を高める動的/自動メモリ管理
1998年 Ver.1リリースから12年の
6972897
5534233 5210501
利用実績
• JRockitとSun JVMとの違い
Oracle JRockit
用途/プラットフォームを絞って高性能
 高速性
サーバーサイド利用、Intelアーキテクチャに最適化
 安定性
動的GC
/ JRockit Real time
 高い管理性
JRockit
Oracle
JRockit
Oracle
JRockit
Oracle
JRockit
他社
JVM
Linux
Linux
Linux
AIX
Sun JVM
マルチプラットフォーム/デバイス

サーバーサイド, PC, 携帯電話, 組み込み機器,
etc, などどんな環境/用途でも同じように動作す
る
豊富な利用実績
Mission Control / JRockit Flight Recorder
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34
3. システム全体の可用性
JRockit Real Time (JRRT) – GC遅延の抑止
• JRRTが出来ること
• JRRTのメリット
ガベージコレクションによる処理
遅延の平準化
応答性能保証
突発的な遅延を抑止し安定稼働
応答性能の平準化
120
従来のJava
JRockit Real Time
105
• アプリケーションの修正不要
• 汎用HWとOS利用可
(特殊なHWやOSは不要)
120
90
105
90
75
75
60
60
45
45
30
15
30
0
0
2000
4000
6000
8000
10000
12000
14000
16000
18000
ガベージコレクションの影響によるレ
スポンスタイムの劣化、タイムアウト
の発生
15
0
0
2000
4000
6000
8000
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10000
12000
14000
16000
18000
35
まとめ
• 本日ご紹介した内容: Oracle DBユーザーのための
WebLogic機能
1. DBとの接続、連携
 マルチデータソース、Active GridLink for RAC による連携
 自動閉塞/復旧、高度な負荷分散
2. 問題への対応(障害、性能劣化)
 Enterprise ManagerとJRockit Flight Recorderによる
WebLogic+DBのドリルダウン分析
3. システム全体の可用性
 ワークマネージャ、Coherence、JRockitによる、
安定稼働のための様々な機能
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