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番組制作技術 - NHKオンライン

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番組制作技術 - NHKオンライン
よりよい番組を
制作・送出する
番組制作技術
ドラマ番組の制作
音楽番組の制作
NHKスペシャル特集ドラマ「東京が戦場になった
日」は、昭和20年3月10日の東京大空襲に立ち向
かい炎の中に飛び込んでゆく消防官たちの姿を通し
音楽番組は「NHK紅白歌合戦」や「NHK歌謡コンサート」
「MUSIC JAPAN」などNHKホールで公開される番組や、全
国各地を巡る「NHKのど自慢」に代表される公開番組のほか、
て、戦争の悲惨さと命の尊さを訴えたドラマです。
「SONGS」などのスタジオ番組があります。美しく印象的なラ
当時の文化や時代を踏まえ、
リアルで重厚な映像に
イティングと躍動感あふれるカメラワークで、その熱気を感動
加えて、最新のVFX
(Visual Effects)技術を用い
とともにお伝えしています。
「クラシック音楽館」などのクラ
シック音楽番組では、豊かな広がりやダイナミックな「立体感」
て制作しました。
第53作大河ドラマ「軍師官兵衛」では、戦国乱世が
クライマックスを迎えたそのど真ん中に、乱世を終わ
「音の移動感」を表現できる「5.1chサラウンド」音声で、迫力
と臨場感あふれる魅力的な番組を制作しています。
「NHK紅白歌合戦」では、デジタル放送の楽しみを広げるさ
らせるために突如現れた希代の天才軍師の鮮烈な生
まざまな取り組みを行っています。紅白の勝敗を決める投票は、
涯を描きます。
第90作連続テレビ小説「花子とアン」は、
『 赤毛の
会場集計のほかに、地上デジタルデータ放送とワンセグデー
アン』の翻訳者・村岡花子の明治・大正・昭和にわたる、
タ放送、そしてスマートフォンや携帯電話による視聴者からの
投票も受け付けています。また、副音声では、
「 紅白ウラトーク
波乱万丈の半世紀をお伝えします。
多彩なカメラワークや先進の編集技術で、出演者
チャンネル」をNHKホールの客席内に設けた中継席からお届
の演技を魅力的に描き、視聴者のみなさまに、
“感
けし、主音声では聞くことができない裏話や、転換中のステー
動”
“夢”
“希望”
をお届けします。
ジの様子など、紅白のウラ側をたっぷりと紹介しています。
NHKスペシャル特集ドラマ「東京が戦場になった日」
大河ドラマ「軍師官兵衛」
連続テレビ小説「花子とアン」
14
第64回「NHK紅白歌合戦」
公開番組「NHKのど自慢」
大型スタジオで制作される「SONGS」
ドキュメンタリー・情報番組の制作
ことができました。また「プロフェッショナル 仕事の流儀」や
経済、社会、環境、文化、歴史など幅広い分野において、
「ハートネットTV」「ETV特集」「地球イチバン」などでは、人
NHKならではの見応えある番組、海外でも通用する高品
間の生き方に深く迫りその素顔を描いています。
質な番組作りに取り組んでいます。震災関連番組では「伝
「ダーウィンが来た! 生きもの新伝説」
「コズミック フロン
え続けること」を提言し、被災地・被災者に寄り添った番組制
ト」などの自然、科学などをテーマにした番組では、特殊撮
作を継続しています。NHKスペシャル「病の起源」では人
影や山岳撮影、潜水撮影技術などを駆使して、迫力のある
類にとって宿命ともいえる「病」を進化の観点から追求しま
番組をお届けするほか、2014年放送予定のNHKスペ
した。世界の多くの人が苦しむ「がん」「脳卒中」「うつ病」
シャル「ホットスポット・最後の楽園」第2シリーズの制作も
「心臓病」を取り上げ、最先端の研究を紹介し、最新のCGを
順調に進んでいます。
駆使して映像表現を行い、視聴者に驚きと感動を提供する
スタジオでは、生 活に役 立 つ 情 報をお届けする「 あさ
イチ」、社会の動きをタイムリーに伝える
「クローズアップ現代」、携帯電話からの投
稿 で 進 行 する「 着 信 御 礼!ケ ータイ大 喜
利」のような生放送や、ふだんの生活の疑
問に応える「ためしてガッテン」や情報バラ
エティー番組「突撃!アッとホーム」など、多
彩な情報番組を制作しています。
NHKスペシャル「病の起源」
多彩に広がるデジタルコンテンツ
データ放送を利用したサービスにも力を入れています。連続テレビ小説では、データ放
送でスタンプラリーのサービスを行っています。テレビをインターネットにつないで、番組
低解像度
の放送時間中にデータ放送の画面でスタンプを押すとポイントがたまります。たまったポイ
ントは特典やグッズに交換することができます。2013年10月から放送した連続テレビ小説
「ごちそうさん」では、大阪放送局スタジオ見学など、番組ならではのスペシャルプレゼントに応募することができるようにし
ました。また、二次元バーコードをスマートフォンで読み取ると、Webページでスタンプ帳を閲覧することもできます。
アニメ番組の連動データ放送にも取り組んでいます。2013年10月に始まった「ログ・ホライズン」では、あらすじや登場人物
の情報のほか、毎週さまざまな「クエスト
(ゲーム)」を放送しています。クエストをクリアすることでパワーを蓄え、さらにインター
ネット上の仲間と力を合わせて放送後に現れる「大規模クエ
スト」のクリアを目指します。また、
「ファイ・ブレイン 神のパズ
ル」は2013年10月から第3シリーズに入り、新しいパズル
を追加しました。番組放送中に難解なパズルの解き方をデー
タ放送で解説する「パズルモード」も引き続き提供しています。
NHKの山岳・潜水撮影
NHKではジャングルの奥地や大洞窟、標高5,000m以上の高山やマイナス40℃の北極
圏から50℃を超える赤道直下まで、世界中の秘境と呼ばれる大自然の中で番組制作を行い
ます。それには高山病やマラリアなどの対策、極寒暖域での体調管理など入念な知識の習得
と安全への準備が欠かせません。山岳の撮影では南アルプスに登って訓練を行い、自然の中
での自分の体力を知り、安全への高い認識を持つことを目的に撮影技術を鍛え、訓練で身に
つけた技術を応用し、世界中の秘境から迫力ある映像をお茶の間に伝えています。
山岳撮影による番組制作
水中においても専門の訓練を受けたカメラマンが潜水撮影を行っています。潜水撮影で
は一つのミスが即、生命の危機に関わるため、機材の取り扱いから海の状況判断、緊急時の
対処法まで正しい知識と技術を持つ必要があります。そのためNHKの潜水カメラマンは1
週間にわたる厳しい訓練を毎年受けています。訓練で養った技術を生かして、水中世界のす
ばらしさを届けるため、北極から南極まで世界の海や湖で活躍しています。
潜水撮影による番組制作
15
よりよい番組を
制作・送出する
高度な映像表現と特殊映像制作
映像ポストプロダクション
VFX技術を用いた特殊映像の制作
スタジオやロケで収録したさまざまな素材を番組の構
最新技術を用いた特殊機材での撮影や、緻密に映像設
成に沿って編集します。このとき、色補正や各種映像効果
計したCG素材を巧みに組み合わせることによって、創造
の追加などを併せて行うことで、番組の完成度を高めま
性豊かで多彩なVFX
(Visual Effects)映像を生み出して
す。番組をより分かりやす
います。
くご覧いただくために、文
さまざまな時代の
字テロップも付加しますが、
情 景 を 再 現したり、
これにつ い てもアニメー
数十人のエキストラ
ションなどの効果を活用し、
で撮影された映像で
より見 や す い 表 現 にして
数千人の群衆を作り
います。
ノンリニア編集室
出 す など、リア ル で
迫力ある映像の制作
CG技術を駆使した映像表現
番 組 の 中 で 解 説に用 いるC G(コンピュー タ ーグラ
フィックス)制作と、そのCGを制作するシステムやソフト
に取り組んでいます。
ドラマ用編集合成システム
緊急報道とデジタル映像
ウエアの開発を行っています。現存しない建物や町並み
事件、事故や自然災害などが発生した際、数値データや
を本物さながらに再現するなど、実写では撮影することが
シミュレーションデータを用いて、現場の状況などをCG
できない世界をリアルに映像化しています。また、CGで
で映像化します。その映像をバーチャル・スタジオなどと
制作したスタジオセットと、実際のカメラで撮影した出演
組み合わせることにより、緊急報道においてもデジタル技
者をバーチャル合成しながら、分かりやすい番組制作に取
術を導入した分かりやすい番組作りに取り組んでいます。
り組んでいます。
16
NHK文化祭 独自開発のリアルタイムCGを展示
月型コントローラーに追従するCGで高画質な月面旅行を演出
NHK大河ドラマ「八重の桜」
実写映像とCGの多重合成で、
リアリティーを追求したドラマの世界観を表現
NHKスペシャル「神の数式」
究極の神の数式を追い求める物理学者たちの頭の中を多彩なVFXで映像化
参議院議員選挙 開票速報
開票状況を解説する約300のCG画面やタッチパネルコントローラーを開発
デジタル放送ならではの音声サービス
5.1chサラウンドの番組制作
5.1chサラウンドには次のような特長があります。
●前方に3個と、後方に2個、低音効果用に1個の合計6
個のスピーカーによる、視聴者を包み込むような臨場
感のある音声
●音楽CDのような高音質を持つ、クリアでダイナミック
な音声
●低域効果チャンネル(LFE)
によって家庭でも再現する
ことができる映画館のような迫力ある音声
こうした特長を生かすことで従来のステレオ放送では
味わえなかった「その場にいるような臨場感」や「映画館
5.1chサラウンド音声ポスプロスタジオ
で見るような迫力」を楽しむことができます。NHKでは音
楽番組、自然番組、
プロ野球をはじめとしたスポーツ中継、
ドラマなどさまざまな番組を5.1chサラウンドの放送で
お届けしています。
高画質の映像とともに臨場感と迫力がある音声表現も
求められています。5.1chサラウンドは、番組をより一層
際立たせるための音声表現として活躍しています。
音声ポストプロダクション
5.
1chサラウンド音声ポストプロダクションでは、迫力
のある効果音や臨場感あふれる音楽、聞きやすいナレー
中継車を使った5.1chサラウンドゴルフ中継
ションなどを加味し、視聴者のみなさまに、聞きやすく、感
動を与える番組の制作を行っています。
現在は、音声卓やDAW(デジタル・オーディオ・ワークス
テーション)
と呼ばれる音響用のマルチトラック編集機な
どを使い、システム全体をデジタル化し、ファイルベース
による効率的で高音質のポスプロ作業を行っています。
サラウンドマイクを使った自然音の録音
ラウドネスのイメージ
ラウドネスによる音声レベル管理
「ラウドネス」とは「人が感じる音の大きさ」のことです。国際電気
通信連合無線通信部門(ITU-R)で勧告された国際基準に準拠した
音量
デジタルテレビ放送の番組音声レベル管理の手法を、平成25年度
から導入。これによって番組やチャンネルごとの音声レベルのばら
つきを小さくし、視聴者のみなさまが音量調整に煩わされること
なくテレビをお楽しみいただけます。
さっきの番組より音が
小さいみたい
番組が変わっても
感じる音の大きさは同じ
17
よりよい番組を
制作・送出する
中継制作
“今”を伝える中継制作
スポーツ中継や劇場中継など、放送局以外の場所で番組制作する
ことを中継制作と呼んでいます。中継制作の現場では、中継車や衛星
伝送中継車などさまざまな機材を駆使して、国内外の出来事やイベ
ント、スポーツなどの
“今”
をいち早くお茶の間にお届けしています。ま
た、より魅力的な放 送
を 目 指 し 、現 場 の ア
イデアを生かした新機
軸の開発・導入を推進
しています。
ロードレース用移動中継車
中継車
サッカー国際大会での撮影
音声中継車内でのミキシング
通信衛星伝送装置
東日本大震災の被災地からの中継
海外からの中継
光ファイバー
通信衛星
ヘリ自動追尾装置
地球局
空からの中継
基地局
船上からの中継
防震カメラ
ビル屋上
オートバイカメラ
CSハンター
移動中継
水中からの中継
NHK放送センター
「ツインズカム」
2012年ロンドンオリンピックのシンクロナイズドスイミング競技において、
NHKが開発した水面合成カメラ「ツインズカム」が国際信号制作に採用されました。
「ツインズカム」は、水上と水中のそれぞれで撮影した映像をリアルタイムに
合成し、ズームやパン操作が可能なシステムです。 水上で繰り広げられる美しい演技を作り出すための難しい水中の動きやコ
ツインズカム本体
ンビネーションなど、これまでにない新しい視点の映像により、白熱する競技
の模様を全世界に発信し好評を博しました。
合成後の映像
18
ニュースの送出
ニュースが送出されるまで
事件や事故が発生してからニュースとして放送される
ロップやCG、バーチャル映像、そしてロボットカメラや生
までには、取材に始まり、原稿作成、取材カメラでの撮影、
中 継リポートなどさまざまな素 材を組 み 合わせながら
通信衛星や回線を使用した映像伝送、編集、CGの作成、
ニュースを制作しています。この作業を支えているのが
放送台本の作成など、放送の事前準備のさまざまなプロ
ネットワーク化された大規模なシステムで 、原 稿 デ ー タ 、
セスがあります。このような仕事を正確かつ迅速に行う
気 象や 地 震 、津 波 などの デ ータ、ビデオサ ー バーに蓄
ために、ニュースセンターではさまざまな専用システム
積された 映 像 などを連携させて担当者間で共有できる
を活 用して各 作 業プロセスの 情 報を共 有し、効 率 的に
ようになっています。また、字幕放送やインターネットの
ニュースを制作・送出しています。
ニュース制作も行っています。
ニュースセンター
BSニュースセンター
(BS-NC)
BSニュースセンターはBS1のニュース・情報番組を中
国内や海外で起こった事件や出来事などの情報は、
24
時間、東京・渋谷の放送センターに入ってきます。その情
心に、平日は1日に約13時間の生放送を実施しています。
報を基にニュースや情報番組を制作・送出しているのが
毎時50分から10分間は国内のニュースを中心に「BS
ニュースセンターです。ニュースセンターでは、総合テレ
ニュース」を放送し、
「ワールドニュース」では海外総支局
ビの「おはよう日本」
「ニュース7」
「ニュースウオッチ9」
からの最新情報に加え、世界各国のニュースに日本語通訳
を付けて2か国語で放送しています。特に午前7時からは
「サンデースポーツ」など、
1日に約10時間の生放送や
「 キャッチ!世 界 の 視 点 」、午 後10時 からは「 国 際 報 道
Eテレ「手話ニュース」などを制作しています。
2014」として、多彩なゲストや世界各地からの中継も交
テクニカルディレクターを中心に照明、カメラ、音声、
システムの各技術担当者がニュースディレクターや制作
えて最新の情報を分かりやすくお伝えしています。
「東京
担当者と連携して、時々刻々と変化する情報をリアルタイ
マーケット情報」では東京証券取引所で取り引きされた株
ムに放送しています。取材した原稿と映像を編集してテ
価の終値を、前場と後場の終了後に放送しています。
ニュースセンター
スタジオ
副調整室
原稿
(報道情報システム)
回線
送出
(回線情報システム)
(送出システム)
ネットワーク
気象・地震
映像
(緊急・気象システム)
(ビデオサーバーシステム)
19
よりよい番組を
制作・送出する
国民の生命と財産を守る緊急報道
緊急報道の取材・中継
災害や事件、事故などの緊急報道では、防災・減災のた
めにいち早く現場の映像を視聴者のみなさまにお届けす
ることが、非常に重要です。NHKではロボットカメラや衛
星 伝 送 中 継 車 、取 材 ヘリコ
プターなど、さまざまな中継
機材を全国の放送局に配備
し、緊急報道の取材・中継体
取材ヘリコプター
制の強化を図っています。
NHKは全国に約500台
のロボットカメラを設置して
います。ふだんは各地の気
衛星伝送中継車
象情報や季節の美しい風景
などをお伝えしていますが、
地 震・津 波や 台 風 などの 災
害発生時には、人が容易に
近づけない場所から迅速に
中継映像をお伝えします。
また全 国に1 5 機 の 取 材
ヘリコプターを配備し、緊急
東日本大震災時のヘリコプターからの映像
可搬型衛星伝送装置
報道時の取材体制を確保し
ています。東日本大震災の
発 生 時には直 ちに離 陸し、
宮城県仙台市に押し寄せる
津波映像を中継しました。
ロボットカメラ
東日本大震災時のロボットカメラの映像
自然エネルギーを利用したロボットカメラシステム
火山ガスや放射能警戒エリアなど、
人間が滞在できず電気もない場所か
ら映像や音声を送り続けることができ
るロボットカメラシステムです。
太陽光や風力を利用して発電するこ
とで、動作に必要な電力を確保します。
風力発電には、高効率な「レンズ付き
風車」を採用し、風車の小型・軽量化も
実現しています。
太陽光パネルと風車
20
NHKのネットワークと回線センター
緊急報道の放送
ニュースセンターでは番組放送中に「ニュース速報」を
回線センターは、ニュースや番組などの放送用テレビ
スーパーしたり、番組を中断して臨時のニュースを放送
回線の手配や接続を行い、伝送される映像や音声を24
したりします。2011年の東日本大震災では、ニュース
時間体制で受信し、各スタジオに配信しています。
センターから直ちに臨時ニュースを開始し、国民の生命と
災害や事件、事故などの緊急報道が発生した場合は、
財産を守る公共放送としての使命を果たしました。災害
いかに短時間で伝送し、放送できるかが重要です。回線
発 生 時には 、 取 材 ヘリコプタ ー 、 全 国 各 地に設 置した
センターは、NHKの正確で迅速なニュース報道を支え
ロボットカメラ、衛星伝送中継車など、さまざまな機材を
るキーステーションとなっています。
使って現場の状況を中継します。また、気象庁が発表する
国内や海外での取材や中継
地震や津波に関する情報はNHK内のシステムで処理し、
映像は、光ファイバーや無線、
放 送で使うテロップや 電 子 画 像 、アナウンサ ーが読 む
通信衛星などを使って、すべて
原稿などを瞬時に作成できるようにしています。
気象庁は大雨などによって、その地域で数十年に一度
回線センターに集めます。
しかないような災害が差し迫っているときに出される「特別
また、最近ではインターネッ
ト網を使って世界中のどこから
警報」の運用を2013年8月から開始しました。地震に関
でもリアルタイムにニュース素
する情報と同様に「特別警報」についても自動でテロップ
材を集めることができるように
や電子画像が作成されます。放送画面で直ちに伝える
なりました。
ことで、災害への最大限の警戒を呼びかけています。
視聴者のみなさまにより正確、より迅速にニュースを
衛星回線送受信アンテナ
お伝えできるよう取り組んでいます。
回線センター
特別警報の電子画像イメージ
国際衛星
国際衛星
中国・韓国など
アジア各国
アメリカ
太平洋光回線
イギリス・フランス
など欧州各国
(自営無線回線)
(国内衛星回線)
光回線
放送センター
(回線センター)
受信基地局
国内衛星
光ファイバー回線
地域放送局
ニュースセンター、
スタジオ
21
よりよい番組を
制作・送出する
番組の送出
TOC(Technical Operation Center)
TOCでは、ニュース、スポーツ中継などの生放送の番
送出の仕事とは?
番組の送出
組や、
ドラマ、音楽、教育、
ドキュメンタリー、映画などの録
TOCでは、テレビ、ラジオ合わせて国内放送7メディア
画された番組を、放送スケジュールに基づき、コンピュー
の番組の切り替えをコントロールしています。通常は自動
ターで自動的に送出しています。国会中継やスポーツ中
運行ですが、番組の延伸、緊急ニュース送出のときは、手
継など放送時間が流動的な番組は、コンピューターから
動に切り替えて対応します。
手動に切り替えて送出します。地震、津波などの災害や事
件が発生した際は、ニュースセンターと連携して緊急地震
速報や緊急ニュースを送出するなど、
NHKの番組を安定
して送出するための重要な使命を果たしています。
TOCから送出された番組は、東京スカイツリーなどの
放送所のほか、デジタル専用回線を利用して各地の放送
送出設備の運用と管理
TOCのシステムは、番組切替装置と制御コンピュー
ター、映像・音声送出サーバーなどの機器と、放送監視の
ための装置で構成されています。すべての装置は、安定
性を高めるために冗長系を備えています。
局に伝送します。各地の放送局は、それぞれの放送スケ
ジュールに従ってローカル番組とTOCからのネット番組
を切り替えます。
コーディネーション
放送センターからの番組を全国で放送するため、各地
の放送局を結ぶネットワーク回線の管理をしています。安
定した番組送出のため、各地の放送局、編成、報道、番組
セクションと調整や連絡を行います。
ファイルベースの番組登録、保管、送出
TOCでは、
ファイルベースでの番組登録、保管、送出を
行っています。編 集された番 組は、制 作TOCの 試 写 室
ファイル化 設 備や編 集 室 などから完 成 登 録され、番 組
コードによって登録装置にファイル保管されます。放送
予定に合わせて送出サーバーにファイル転送が行われ、
自動制御により送出されます。直近の放送予定がない
番 組ファイルは、ファイルベース保存・提供設備(NHK
アーカイブス)に転送され、保存されます。再放送の予定
デジタル放送送出コントロールルーム
が入ると再び送出設備にファイル転送され送出される
仕組みです。
ラジオセンター
東京・渋谷の放送センター内にあるラジオセンターは
2013(平成25)年4月に更新され新しく生まれ変わりま
した。ラジオセンターには生放送用スタジオ2室、ニュース
スタジオ1室、ミニスタジオ2室があり、ラジオ第1はほと
んどがこのラジオセンターから生放送で送出しています。
ラジオ第1は生命や暮らしを守る
“安心ラジオ”
として番
組を充実させるとともに、災害などの緊急時には迅速に
情報を伝える役割を担っています。
ラジオセンター
22
送出システム
BSデジタル放送は、㈱放送衛星システム(B-SAT)が
NHKは東京・渋谷の放送センターを中心として、全国
保有する放送衛星により、NHKのハイビジョン2チャンネ
54局の放送局をテレビ回線で結び、地上デジタル放送を
ルを日本全国にお届けしています。スポーツの二元中継
日本全国にお届けしています。
など、1つのチャンネルで2番組を同時放送するマルチ編
成も一部の時間帯で実施しています。
地上デジタル放送では映像・音声だけでなく、ニュース
や天気予報などのデータ放送、電子番組表(EPG)、字幕
主な送出設備
放送、ワンセグなどのサービスを行っています。送出シス
テムでは、これらのデジタル信号を地上デジタル放送の
放送センターのデジタル送出システムは、地上・BSデ
規格に合わせた信号として送出します。放送センターで
ジタルサービスを全国に配信する大規模なシステムです。
は、東京のプログラムを東京スカイツリーと全国の放送
本線送出システムは、ニュースセンター、ファイルベー
ス送出装置、
VTR、スタジオからの映像音声を、放送スケ
局に配信します。
ジュールに基づきコンピューターで自動送出しています。
各放送局の送出システムでは、放送センターから配信
された全国放送と、各放送局で制作したローカル番組を
EPGシステムは、放送スケジュールで作成された番組表
選択し、各地域のデータ放送やEPGを付加して、各地域
から、デジタル放送のEPGテーブルに変換・送出していま
の放送所から放送しています。
す。データ放送システムは、ニュース・天気などさまざまな
また、地震・津波などの自然災害や事件、事故など速報
情報を全国から収集し、送出しています。字幕システムで
性が高い事象が発生した場合は、放送中の番組にスー
は、事前に作成された字幕データをタイムスケジュール
パーを流します。
に合わせて送出しています。符号化・多重化装置は、映像・
緊急ニュースやスポーツ番組の延伸などに伴う番組編
音声をデジタル信号に符号化(エンコード)
し、EPG、
データ
成の変更にも柔軟に対応する必要があります。全国54局
放送、字幕などの信号と多重し、放送所や地域放送局に
の送出システムはネットワークで接続しており、急な編成
配信しています。情報管理システムはこれらの複数シス
の変更にも連携して動作し、全国の各放送局で正確に番
テムが確実に連携して動作するように制御しています。
組送出ができるようにしています。
ヘリコプター
海外からの中継
東京スカイツリー
(墨田放送所)
衛星伝送
中継車
回線センター
海外拠点
中継車
放送所
放送所
送信機
送信機
送信機
OFDM
変調器
OFDM
変調器
OFDM
変調器
STL
STL
光端局 光ファイバー
光端局
制御システム
制御システム
ファイルベース
送出装置
ワンセグ用エンコーダ
TOC
編成情報
双方向
データ
いつでも
ニュース
映 像・音 声・E P G 情 報・
データ放送を放送波形
式のTS信号として多重
して伝送
EPG差替装置
ワンセグ用エンコーダ
TSスイッチャ
テレビ回線
EPG差替装置
ワンセグ用エンコーダ
全国
東京
放送局
データ放送 データ放送 データ放送
データ制作・送出装置
放送局で作成したデータ放送コンテンツを
拠点局からテレビ回線に多重して伝送
データ放送制作
データ放送制作
放送センター(渋谷)
STL
多重化装置
データ制作・送出装置
TSスイッチャ
テレビ回線
多重化装置
EPG生成・送出装置
多重化装置
映像/音声エンコーダ
EPG情報
制御システム
STL
VTR
地域拠点局
データ放送
コンテンツ
地域情報
入力端末
地域放送局
23
よりよい番組を
制作・送出する
ファイルベースシステム
番組系ファイルベース制作システム
番組の収録や編集などの業務をより効率的で創造的な
ものにするために、PCとネットワーク技術を応用したファ
イルベース制作システムの整備を進めています。具体的
アーカイブス情報システム/保存・提供設備
アーカイブス情報システムと保存・提供設備はNHKが
制作した膨大な番組を保存・管理するシステムです。
アーカイブス情報システムは完成した番組や編集素材
のファイル、テープなどの情報をニュースや番組といった
には、
内容ごとに効率的に管理し、目的のコンテンツを検索して
●番組の収録素材はハードディスクなどへファイルとし
て記録
提供・貸出を行う役割を担います。保存・提供設備は番組
だけでなく写真などの関連資料もファイルで保管・管理
●編集に使用する素材はネットワークストレージに保存
する巨大な保管庫です。27PB(ペタバイト)の超大容量
●編集はネットワークストレージ内のファイルに対して
テープライブラリー装置を有し、アーカイブス情報システ
ソフトウエア
(ノンリニア編集機)で実施
ムからのオーダーに応じて利用者へ素材提供を行うとと
もに、番組の放送スケジュールに沿ってファイルベース
というようにファイル化した番組の素材をネットワーク経
由で扱うことで、編集作業を効率的に実施でき、創造的な
番組制作を実現していきます。
送出設備へ番組のファイル転送も行います。
番組や関連資料をファイル化して一元的に管理するこ
とで、番組制作者は自席の端末で必要な情報を簡単に入
手できるようになり、利便性が向上するとともに番組を
より一層有効に活用することができるようになりました。
報道系ファイルベースシステム
報道系ファイルベースシステムは、収録・制作・送出を行
う
「ビデオサーバーシステム」と7万時間もの過去映像の
蓄積が可能な「NC(ニュースセンター)アーカイブスシス
編集室
ネットワークとストレージ
テム」から構成される大規模なシステムです。放送セン
ター内のニュースセンターでは、
これまでテープからファ
ファイルベース送出設備
これまで収録したテレビ番組はVTRで送出していまし
Eテレ手話ニュースで運用を開始しています。
た。東京・渋谷の放送センターでは番組をファイルで送出
ビデオサーバーシステムは、3,000時間の映像が蓄積
する設備の整備を進め、2013
(平成25)年9月から運用
可能なサーバーのほか、70の収録系統、65の送出系統、
を開始しました。
132式のノンリニア編集機などで構成されています。
ファイルベース送出設備は番組を一時的に保管するた
NCアーカイブスシステムは、
これまでに取材した貴重
めの大容量の登録サーバーと番組送出に特化した送出
なニュース映像を長期間保管し、それらを再利用する際
サーバーから構成され、安定した番組の送出を実現して
は、目的とする映像を迅速に取り出せるシステムです。保
います。登録サーバーは14日分、送出サーバーは3日分
管映像を喪失することがないよう、設備を冗長化構成に
の番組を収容し、送出サーバーは二重化して十分な信頼
するなど、高い信頼性を有しています。
性を確保しています。また、完成した番組の登録作業では
ニュース映像のファイル化と同時に、タイトルやカット
編集設備とネットワーク接続することで、編集室から直接
情報などのメタデータと密接にリンクした素材管理も実
オンラインで登録することが可能になりました。番組を
現しています。これにより、担当者間での映像共有や映像
ファイルで扱うことにより、同一番組を異なるメディアで
検索の機能が強化され、
よりスピーディーなニュース送出
連続して放送するなどの柔軟な番組編成が可能になるほ
が可能となりました。
か、放送以外の分野への活用が容易になるなど、新たな
サービスの可能性を広げています。
24
イルベースへの移行を段階的に実施し、総合テレビ、BS、
ファイルベースシステム(番組系・報道系)全体概要
提 案・権 利
リソース・要員管理
コンテンツ情報管理
編成
送出
統合コンテンツ情報システム
(ICIS)
番組系
ドラマ番組等
送出設備
ノンリニア編集システム
音声編集システム
スタジオ
送出サーバー
オンエア
異種フォーマット変換
送出用ファイル管理システム
完成番組
ファイル
ファイルベース
カメラ
TOC
Technical Operation
Center
オフライン編集機
完成登録
ドラマ編集サーバー
(ネットワーク)
登録サーバー
登録
キャッシュ
一般番組
完成番組
ファイル
完成登録
素材交換
ノンリニア編集システム
音声編集システム
ポスプロサーバー
リムーバブルHDDによる運用
外部
ノンリニア
編集システム
音声編集システム
(リムーバブル)
素材提供
(リムーバブル)
スタジオ
素材交換
スポーツ番組
保存・提供設備
検索サーバー 外部連携サーバー
ファイル保管庫
完成番組ファイル
クリーンファイル
素材ファイル
ノンリニア編集機
ノンリニア編集機
サーバー
スタジオ
送出サーバー
ノンリニア編集機
素材取り込み
110時間
トランスコード
端末
メディア
ファイル
入出力
独立型高機能
ノンリニア編集機
データベース
素材
提供
ビデオサーバーシステム
キャッシュ
サーバー
アーカイブス情報システム
入力サーバー 貸出管理サーバー
テレビ国際
素材
交換
サーバー
︵ ネットワ ー ク ・ リム ー バブ ル ︶
ディレクター用
ノンリニア編集機
素材登録
完成登録︵ネットワーク︶
プロダクション
ファイルベース
カメラ
完成登録・完成番組提供
(リムーバブル)
ノンリニア編集機
制作サーバー
BSNC
プロキシ編集機
総合テレビNC
3,000時間
3,000時間
Eテレ手話ニュース
拠点局/放送局
報道拠点 など
収録
収録
NCアーカイブスシステム
7万時間
プロキシサーバー
素材サーバー
素材配信
時差再生装置
50時間
50時間
1次ストレージ
プロキシサーバー
収録
総合テレビNC
サーバー
BSNC
サーバー 時差再生操作端末 ファイル転送
2次ストレージ
ベースバンド
報道系
制御情報
報道情報システム
原 稿・取 材
映像編集
送出
メタデータ
テロップ
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よりよい番組を
制作・送出する
地域放送局の技術力
大阪放送局
京都放送局
● 連続テレビ小
●2015年2月
説「ごち そう
さん」、
音芸番
組 、スポーツ中 継など幅 広 い
コンテンツを発信
●首都圏大規模災害時や南海トラフ
地震に備え、放送機能強化を推進
奈良放送局
大津放送局
●
「ならナビ」や
● 1 年を通した
「奈良特集」
など地域に密
着した放送の充実に貢献
● 日本人の心の原点となる古都
・
奈良の真価を全国の視聴者へ
発信
ニュース
KOBE発」
キャラバン中
継に合わせてイベントを展開
●トアステーションで毎週金曜日
「JAZZライブ」を公開生放送
つ情報の発信と課題の解決に尽力
岡山放送局
松江放送局
● 情報番組
「お
● 出雲大社
「平
ドラマ「基町アパート」で斬新な
映像表現にチャレンジ
か た か っ!」
T w i t t e rと
連動データで新しい放送サー
ビスを展開
成の大遷宮」
に関連した番
組で地域の文化や歴史を全国
に紹介
● 瀬戸内の海を紹介する番組
「里海」水
●災害に備え放送機能強化および
中映像を多用し、海の魅力を全国に紹介
鳥取放送局
山口放送局
● 双方向番組や
●「 やまぐち を
ホームページ
で地域に即し
たコンテンツサービスを展開
生活情報まで、
放送機能強化
で南海トラフ地震などの災害か
ら「地域を守り」、大水害被災地
の「復興を支援」
●地域との連携を強化し、
防災に役立
広島放送局
● 平和を伝えるドキュメンタリー
和歌山放送局
● 緊急報道から
キャンペーン
展 開 で“ 母 な
る湖=琵琶湖”
を、さまざまな
切り口で発信
● データ放送
「い
つ でもカープ・
サンフレ速報」
で地元スポーツファンの期待に対応
中国地方
●地域やCATVとともに一体感を
ズに。」を表現豊かなデジタル
映像処理で制作
持った番組やイベントで信頼
される放送局を目指す
九州・沖縄
地方
四国地方
松山放送局
高知放送局
徳島放送局
高松放送局
● 自然エネルギー
● 安 全・安 心 の 情
● 地域発ドラマ
「狸
● 津波対策サブ
利用のロボット
カメラや無線中
継局建設など放送機能強化を推進
報発信拠点を目
指して放送機能
強化と津波対策サブステ運用を推進
な家族」を制作
「ローカルドラ
マ賞」受賞、徳島の魅力を全国発信
● 四国独自文化の
「遍路」や国立
● 高知県西部の港町を舞台に描
● ロボットカメラや受 信 基 地 の
公園指定80年を迎える瀬戸内
海の魅力を全国発信
く、
ヒューマン・コメディ
「ダルマ
さんが笑った。」を制作
ハイビジョン化、サブステ整備
など放送機能強化を推進
ステ整備など
放送機能強化
を推進、防 災・減 災に役 立 つ
情報を発信
● 開局70周年、
地域発ドラマ制作に
チャレンジ。うどん県「香川」を応援
福岡放送局
北九州放送局
熊本放送局
長崎放送局
●大河ドラマ
「軍
● 技術提案ミニ
●新しい放送サー
●
「 長 崎がんば
● 大規模災害に備え会館にBS
・
TVの 送 信 機 能を整 備 、放 送
機能強化を推進
番 組「 ふるさ
と探 訪 」で 北
九州エリアの魅力を再発見
●8Kス ー パ ー ハイビジョン の
共同受信設備改修など受信環境
向上を推進
地上放送での実現を目指した
実験試験局を人吉市に整備
鹿児島放送局
宮崎放送局
● 南海トラフ地
火100年、
奄美
日本復帰60年
など地域密着情報をタイムリー
に発信
● 災害に備えた放送機能強化と
ラジオ放送エリア拡大
ビ ス 、安 全・安
心 の 拠 点を実
現する新放送会館の建設を推進
● 地上デジタル放送の混信対策や
● 桜島大正大噴
震に備えた対
応力と放送機
能強化を全局体制で推進
●さまざまな災害からの復興支援
と地域の活性化につなげる番組
を発信
近畿地方
FMラジオ放送エリア拡大
元気に!」を合
言葉に放送の
充実と希望ある未来を描く
● 地域発ドラマ
「ちょっとは、ダラ
師 官 兵 衛 」関
連番組や地域
発ドラマで福岡の魅力を発信
26
の新放送会館
オープンに合
わせ、
「 ニュース610 京いち
にち」などの地域放送の充実と
「歴史と文化の街 京都」から
日本のすばらしさを世界に発信
神戸放送局
●「
大分放送局
●
「おんせん県」
大分を全国
発 信します 。
「心」
も
「身体」
も あったかけん!
●とことん地域にこだわった大分発
地域ドラマを3年連続制作
らんば国体
2014」の成
功と地元サッカーチームを熱
く応援
●新 た な 難 視 対 策 の 正 念 場に
向け全力で対応
佐賀放送局
● 今年もやりま
す!カラオケの
ど自 慢「 歌 王
さが」。技術提案で魅力度アップ
● 地域をつなぐサガン鳥栖。
県民
期待の情報をテレビとラジオで
毎週放送
沖縄放送局
610「 おきな
わHOTeye」
にパワー結集、
全局体制で取り組み内容を充実
■
台風の常襲地帯、きめ細かな
「 台 風 情 報 」と「 電 波 確 保 」で
県民の安全・安心に貢献
■
札幌放送局
函館放送局
旭川放送局
● 北海道7局が
●亀田報道拠点
● 技術職員によ
一体となった
地域サービス
の充実を積極的に推進
● ジャンプ、
カーリング、アイス
ホッケー中継でウインタース
ポーツの魅力を全国発信
を整備し津波
災害に備えた
安全・安心情報の発信力を強化
● 北海道新幹線開業に向け道南
地域の元気な話題を全力発信
室蘭放送局
馬!」をキャッ
チフレーズに
地域放送の充実と、浅間山火山
防災プロジェクトを立ち上げ、
安全・安心の環境づくりに取り
組む
美しい流氷を
ハイビジョン
ロボットカメラで全国発信
● 中継車公開など技術の
“おもて
なし”
で視聴者ふれあい活動を
展開し地域に貢献
津波に備えロ
ボットカメラ
のハイビジョン化など放送機能
強化を推進
● 胆 振・日 高 地 域 の「 お で か け
情報」をデータ放送で発信
仙台放送局
秋田放送局
山形放送局
● 地域のみなさ
● ロボットカメラ
● 蔵王ワールド
ま とと も に 、
「復興」
を考え、
後押しする番組を継続して制作
や映像伝送路
のハイビジョン
化を進め、緊急報道対応力を強化
● 大震災の経験を仙台新放送会
● 日本海北部の防災情報拠点と
館や設備整備に生かすよう取り
組む
して、放送所の機能強化と難視
解消に取り組む
これからも復
興を支援する
ニュース・番組を制作するととも
に 、身 近 な ラジ オ を 目 指しリ
ニューアルされた2スタから月∼
金で情報番組を生放送
カップ女子ス
キージャンプ
大会の模様を世界へ発信
● 桜・紅葉・樹氷など、
移動お天気
カメラで山形の魅力を放送
福島放送局
青森放送局
● 震 災・原 発 事
●
「安全・安心の
故からの復興
に取り組む番
組と、福島のすばらしさを全国
に発信するとともに、県民を元
気づけ安全・安心な地域づくり
の情報をみなさまに提供
情報発信拠
点 」とな るよ
う放 送 機 能を強 化、地域の防
災 や 震 災 からの 復 興と放 送・
サービスを充実させ、地域の
活性化に貢献
長野放送局
新潟放送局
甲府放送局
横浜放送局
●長野局初の地
● 移 動ロボット
● 山梨ならではの
●放送とイベント
域発ドラマ
「木
曽 オリオン 」
を制作し全国放送
前橋放送局
映する「とかち出前シアター」で
市町村を訪ね絆を強化
● 太平洋沿岸の
盛岡放送局
●
「 好きです群
● 地域ゆかりの懐かしい番組を上
しの旭川」をデータ放送で情報
発信
北見放送局
● 震災から3年。
東海・
北陸地方
●昭和の貴重な映像記録
「なつか
● オホーツクの
放送 局 機 能・緊 急 報 道 体 制を
強化
関東甲信越地方
「全十勝小中校
スピードスケート
大会」中継で元気な子どもたちを紹介
釧路放送局
● 道東沖での地震・津波に備え、
東北地方
る企画・制作番
組「北の職人」
で道北の職人技を魅力的に放送
● N H K 杯 アイ
スホッケーで
小中高校の決
勝3試合を6時間生中継
北海道地方
帯広放送局
●先輩は五輪選手。
カメラを 使
い、新潟県の
豊かな自然を全国に紹介
“さまざまな富士
山”
と
“大自然”
を
ロボットカメラで多角的に全国発信
は車の両輪、
多角的展開で
地域の魅力を積極アピール
● ホームページの投稿写真コン
● ヘリコプターカメラのシミュ
● 放送機能強化に取り組み、
質の
●900万県民の安全
・安心を守る
テンツ「撮るしん」で長野県の
魅力を双方向番組でも発信
レーターなど地域報道の充実に
つながる技術開発に取り組む
高いコンテンツで山梨の魅力
を視聴者に提供
緊 急 報 道 、安 定 送 出 、電 波 確
保、機能強化に注力
水戸放送局
● 双方向番組、
J1・J2サッ
カー 中 継 、災
害・気象情報などに持てる機能
をフル稼働
● 難視対策中継局の新設にあわせ
て、県域放送を県内全域へ拡大中
千葉放送局
宇都宮放送局
さいたま放送局
● 災害時も見据
● 地 域 発ドラマ
● 首都圏災害時
え、
データ放送、
インターネット
による情報発信を継続的に実施
●東京スカイツリーに加え、
36か
所のテレビ中継局で県内をカ
バー
で栃木県の魅
力を全国に発
信。合い言葉は「地域を元気に!」
● 自転車、
サッカー、バスケット、
アイスホッケ ー 、地 元 のプロ
スポーツを密着応援
の 取 材・伝 送
拠 点としての
機能を強化
●夕方6時台FM
「日刊!さいたま∼
ず」
「週刊☆サッカー王国」
を放送
名古屋放送局
金沢放送局
静岡放送局
福井放送局
● 巨大地震を想
● 2015年3月
● 地域の防災を
● 地 域 発ドラ マ
定したBCP策
定と設備強化
対策に全局体制で取り組み中
北陸新幹線開
通! 加賀・能登
の魅力を全国に発信
支える情報発
信拠点として
素早く確実に放送
「恐竜せんせ
い」で恐竜化石
発掘日本一の福井県を全国にPR
●TV放送開始60周年を迎えSHV
●毎週火曜日は石川ライブ。
県内
● 富士と伊豆、
駿河と遠州、県内
● データ放送クイズや年末特番
の公開をはじめさまざまなイベ
ントを開催
各地からホットな話題を生中継
全域の魅力と課題を発信して
活力応援
でのTwitter活用などで接触率
向上と営業支援に貢献
富山放送局
● 地域の自然を
テーマにさま
ざまな番組や
イベントを展開、スポーツ中継で
データ放 送を活 用した双 方 向
サービス、技術提案番組「とやま
民謡プレミアムスペシャル」の制作
津放送局
●20年 に 1 度 の
岐阜放送局
● 全国放送局の
伊 勢神宮の「遷
宮」。超高感度カ
メラで荘厳な闇夜の神事を全国発信
先駆け、ファイ
ル ベ ース化パ
イロット局として全局体制取り組み
● ロボカメや伝 送 ルートのハイ
●非常用予備ラジオ放送所、
奥飛
ビジョン化を完了。安全・安心の
放送機能強化をさらに前進
騨温泉郷中波ラジオ対策など
放送機能強化を推進
27
Fly UP