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HP All-in-One Storage System と Data Protector Express によるデータ

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HP All-in-One Storage System と Data Protector Express によるデータ
HP All-in-One Storage System と Data Protector Express
によるデータ保護インフラストラクチャの管理
はじめに······································································································································································································2
AiO 上でホストされている データの保護 ············································································································································3
サーバとデス クトップ上のローカル・データの保護 ··························································································································5
HP Data Protector Express ソフトウェアについて ····························································································································7
AiO を Data Protector Express バックアップ・サーバとして構成する ·························································································7
1. AiO 1.2.0 のインストール·································································································································································8
実行中 AiO ソフトウェ アのバージョンの確認······························································································································8
2. Data Protector Express の再インストール ····································································································································8
再インストールの手順: ·····································································································································································9
3. ASMbackup アカウントの作成·····················································································································································10
4. ASMbackup アカウントのパスワードの作成 ····························································································································10
5. バックアップ・クラ イアントの設定と構成····································································································································12
AiO へのネット ワーク・バ ックア ップに必要な Data Protector Express ラ イセンス·······························································13
AiO へのネット ワーク・バ ックア ップの実行 ····································································································································13
まとめ ·······································································································································································································14
参照情報·································································································································································································14
HP All-in-One Storage···································································································································································14
HP Data Protector Express····························································································································································14
詳細情報·································································································································································································15
はじめに
アプリケーション・サーバに共有ストレージを、エンドユーザ・クライアントに拡張され たファイル・サービスを、
データの安全性とセキュリティを保証するデータ保護ソフトウェアが備わって いる統合ソリューションがある
状態を想像してください。これらはHP A ll-in-One Storage Systemの主な機能であり、これらの機能を協調さ
せることで組織のコストを下げ、効率を上げ、データの急速な増大に対応することができます 。HP
All-in-One Storage System (AiO)は根本的にシンプルで手ごろな価格の信頼できるネットワーク・ストレー
ジ・ソリューションで、中小規模のIT環境を持つ会社がストレージの専門技術を使わずに自社のデータを容
易に管理、増大 、保護で きるようにしてくれます。これら完全に統合 され一つになったストレージ・システ ムは 、
ストレージの専門技術を持たない一般のIT技術者でも配備や管理をすることができ、急速に増大するデー
タ・ストレージ環境のコストと複雑 さをより少なくするために必要なものすべてを提供します 。
図1:HP All-in-One Storage
AiOの主な用途は、柔軟なストレージ・プールを提供することであり、統合 されたMicrosoft iSCSI Software
Targetソフトウェア経由でアプリケーション・サーバへデータ・ブロックを提供し、また基礎となるWindows
Storage Server 2003 R2オペレーティング・システムの CIFS/NFS機能を使用してクライアントへファイルを
提供します。iSCSIストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)とネットワーク接続ストレージ (NAS)のファイル・
サービス機能を同時に備えた複合的な能力のおかげで、IT管理者はストレージを単にクライアントとアプリ
ケーション・サーバの必要をともに満たすリソースとして扱うことがで きます。iSCSI SANとNASの機能だけ
でなく、AiOにはデータの安全性とセキュリティを確保するための統合化されたデータ保護機能も組み込ま
れています。このデータ保護機能には 、ロールバックを容易にするディスクベースのスナップショットが備
わっており、レプリケーションのためにMicrosoft 分散ファイルシステム レプリケーション(DFS-R)とHP
StorageWorks Storage Mirroring(オプション) が利用でき、さらにバックアップ/リカバリのためにHP Data
Protector Expressソ フトウェアが組み込まれています。
2
AiOについて説明するにあたり、考慮する次の2つのバックアップ/リカバリ・モデルがあります 。
1.
AiO 上でホストされているデータの保護。これ には CIFS/NFS 共有データとアプリケーション・サーバが
アクセスする iSCSI LUN が含まれます。
2.
AiO 上でホストされていないデータの保護 。AiO のストレージ・プールやバックアップ装置をネットワー
ク上の他のサーバやデスクトップのバックアップ・ターゲットとして使用します。
このホワイトペーパーでは、AiOの主なバックアップ/リカバリ・アーキテクチャ(モデル1)について説明して
から、この使用モデルを応用して、インフラス トラクチャ内の他のサーバやクライアントに保存 されて いる
データのバックアップ・ターゲットとして AiOを使用する方法に注目します 。
AiO 上でホストされているデータの保護
HP All-in-One Storage SystemにはHP Data Protector Expressソフトウェア(バックア ップ・サーバ使用権)が
含まれており、AiO上に保存 されているデータのデータ保護ポリシを簡単に設定するための管理ツールが
内蔵されています。C IFS/NFSアクセスに対して公開されるファイル・システム・データとアプ リケーション・
サーバに提供される iSCSI LUNとの両方がデータ保護の対象となります 。AiOの特異なバックアップ・アーキ
テクチャは、AiOに格納されている重要なデータのバックア ップに要する時間を劇的に削減し、今までやむを
得なかった長時間のバックアップによる生産性の喪失を 回避することができます。AiOによってバックアッ
プ・ジョブが開始されると、VSSスナップショットが取られてローカルにAiO内部に公開され 、バックアップ・ジョ
ブはオンライン・プロダクション・データからではなくスナップショットからストリーミングされます。このようにし
て、サーバとエンド・ユーザへの影響は最小限にとどめられます 。
図2:All-in-One Storage Manager(ASM)を 使用する場合のバックアップ・アーキテクチャ
3
図に示されて いるように、ASMエージェント・サービスに組み込まれているVSSリクエスタは、アプリケーショ
ン・サーバ上で実行するもので、スナップショットを取ってバックアップ・ジョブを開始する前に、アプリケーショ
ンVSSライタと通信してアプリケーション・データを整合性のある状態にします。その ため、AiO(iSCSI LUN)
でホストされて いるデータを直接バックアップする場合には、Data Protector Expressのアプリケーション・
エージェントの購入 や、アプリケーション・サーバへのインストールは必要はありません。しか し、次の セク
ションで説明されているように、AiOでホストされて いないデータをバックアップする場合には、このアプリ
ケーション・エージェントが必要になることがあります。iSCSI LUN全体の外でよりきめ細かいリカバ リが必要
なときにも、このアプリケーション・エージェントを使用する場合があります 。
図3:AiOでホストされている データのバックアップ
上の図からは、アプリケーション・サーバから iSCSI経由でアクセス可能な、AiOに( iSCSI LUNの形で)格納
されているデータを、AiOで直接バックアップできることもわかります。アプリケーション・サーバが使用する
iSCSI LUNをバックアップするために、アプリケーション・サーバにバックアップ・エージェントは必要ありませ
ん。
4
このホワイトペーパーの以降のセクションでは、サーバとデスクトップにあるデータを保護するためにAiOを
Data Protector Expressバックアップ・サーバとして使用する方法に注目します。AiOに格納されて いるデー
タの保護について詳 しくは、 http://www.hp.com/jp/aioで利用可能なホワイトペーパーとサポートのリンク
を参照してください。
サーバとデスクトップ上のローカル・データの保護
次の図は2番目のバックアップ・モデルを示しており、アプリケーション・サーバとデスクトップ (このモデルで
はバックアップ・クライアントと呼ぶ) にあるデータをAiO上のData Protector Expressソフトウェアを使って
バックアップするというものです。この方法では 、Data Protector Expressエージェントを使用してAiO上の
Data Protector Expressバックアップ・サーバに接続し、LANベースでバックアップします。バックアップする必
要のあるローカル・ストレージを持つすべてのシステムにバックア ップ・エージェントをインストールする必要
があります。次の図では 、デスクトップ・システ ムに1つ、独立したファイル /プリント・サーバに1 つ、AiOより
提示されるiSCSIストレージのほかにローカル・ストレージを持つアプリケーション・サーバに 1 つ、あわせて3
か所にバックアップ・エージェントを配備しています。この例では、バ ックアップ・データはAiO上のディスク
ベースのストアに格納 されます。データは直接テープに格納することも、AiO上のディスクベースのストアか
らテープにアーカイブすることも可能です(この ディスクツーディスクツーテープ[D2D2T]アプローチには追
加のData Protector Express オプション・ライセンスが必要となります)。システム管理者はシステムの要件に
あったアプローチを決定できます。
5
図4:AiOでホストされて いないデータのバックアップ
6
HP Data Protector Express ソフトウェアについて
Data Protector Expressは、その使いやすさを損うことなく 、クラス最高の機能と信頼性を提供 します。オープ
ン・ファイル・バックアップ、D2D2Anyバックア ップ/リカバリ、およびベア・メ タル・ディザス タ・リカバ リなどの
機能により、バックアップやリカバリの操作による影響を最小限にとどめることができます 。D2D2Any機能で
は、D2Dバックアップのスケールと能力が拡張 され 、ディスク・バックアップをディスクからテープなどの他の
メディアに移動またはコピーして長期間の保管に対応で きるようになっています。ネットワークで接続された
ファイル・サーバ、アプリケーション・サーバ、HP Data Protection Storage Server、および Windows デスク
トップの保護にエージェントを使用できます。このクラスの製品ではめずら しいData Protector Expressの3層
の階層型アーキテクチャや複数のジョブの同時実行を可能にする自己最適化並列バックアップ・ストリーム
により、高パフォーマンスが実現されて います 。
HP All-in-One Storage Systemに組み込まれているのはバックア ップ・サーバ 使用権のみで、AiO上のファ
イルとiSCSIデータのバックアップとリカバリ、および仮想ライブラリの設定と管理は行えますが、他のサーバ
上でローカルに保存されているデータのバックアップのためのD2D2Anyや ベア・メ タル・リカバ リやその他の
エージェントといった オプションの拡張機能は、AiOには組み込まれていません。Data P rotector Expressに
ついて詳しくは、http://www.hp.com/jp/dpxにアクセスしてください。「QuickSpecs」リンクをクリックして製
品番号、オプション、機能拡張 に関する情報を表示するか、『 Data Protector Express ordering and
configuration guide』 (http://h7102 8.www7.hp.com/ERC/downloads/4AA0-7937ENW.pdf)を参
照してください。
AiO を Data Protector Express バックアップ・サーバとして構成
する
このセクションでは、AiOをバックアップ・サーバとして実装するために必要な手順の概要を説明します。続く
セクションでは、各手順について詳しく説明します 。
1.
AiO v1.2.0 以降のイ
ンストール
AiOのバージョンが1.2.0より古い場合には、AiOのソフトウェア
のアップデートが必要です。
2.
Data Protector
Express の再インストー
ル
Data Protector Expressを再インストールして 、AiOシステムの最
終的なIPアドレス構成 とホスト名を取得する必要があります。
3.
Data Protector
Express ユーザ
【ASMbackup】の作成
このユーザをAll-in-One Storage Managerソフトウェアとの統合
に使用します。
4.
【ASMbackup】アカウ
ント・パスワードの構成
hpkacliを使用して、ASMbackupユーザ・アカウントのパス
ワードを設定します 。
5.
バックアップ・クライア
ントの設定と構成
AiOによってバックアップするすべてのシステムにData
Protector Expressバ ックアップ・エージェントをインストールする
必要があります。
7
1. AiO 1.2.0 のインストール
実行中AiOソフトウェアのバ ージョンの確認
AiOのバージョンは1.2.0以降である必要があります。現在インストールされているAiOのバージョンを判断
するには、HP All-in-One Storage管理コンソールを起動して、次の図に示されて いるように[システム設定]
を選択します。AiOのモデルとバージョンが1行目に表示されます 。
もし、上記のバージョンが1.2.0よ り古い場合、HPのWebサイトから、1. 2.0以降へのアップデートを行う
Service Releaseをオーダし、ア ップデートを行ってください。
2. Data Protector Express の再インストール
Data Protector Expressバックアップ・サーバは出荷時にインストールと統合が行われています。出荷時のイ
ンストール設定の場合、サーバ上で検出された DNS名と IPアドレスが使用 され、この構成がData Protector
Expressデータベース(カタロ グ)に保持 されます。後でDNS名やIPアドレスを変更すると、AiOの設定時にそ
れらの設定の変更が検出されず(カタログは更新 されます)、問題が起きることがあります。データを AiOシ
ステムにバックアップするためだけにData Protector Expressを使用するのであれば、これは問題とはなりま
せん。しか し、稼働環境の他のサーバをバックアップするためにData Protector Expressを使用する場合に
は、Data Protector ExpressのAiOシステムへの再インストールが必要にな ります。再インストールすること
で、実運用のDNS名やIPアドレスはData Protector Expressカタロ グに正 しくリストされます 。
警告: Data Protector Expressを再インストールするとカ タロ グが破壊されてし
まうため、新し いカ タロ グを 作成します。
以前にData Protector Expressを使用してバックア ップを実行したことが ある場合は、データのリカバリ元に
する既存のバックアップ・メディアをバックアップ装置から 取り出し、内容を識別するラベルをメディアに付け
てください。必要に応 じて、後日このメディアを新しいData Protector Exp ressカタログにイン ポートすることも
できます。また、Data P rotector Expressに仮想ライブラ リを作成した場合 に、仮想ラ イブラリからのデータの
インポートはできないこ とに注意 してくだ さい。仮想ライブラ リのデータを保存するには、仮想ライブラリから
8
物理メディアにデータを転送するCopyジョブを作成することができます。現在ある仮想ライブラリは再作成
が必要になります。
再インストールの手順:
Windowsのコントロール パネルにある[プログラムの追加と削除]を使用してData P rotector Exp ressをアン
インストールしてから、次の手順 にしたがって Data Protector Expressを再インストールします。
再インストールには 2つの方法があります。
AiO上のData Protector Expressのイメージから再インストールする
A)
B)
ライセンス・キーを確認します。 Data Protector Expressをアンインストールする前に、出荷時にDPXと
ともにインストール されているライセンス・キーを記録してください。インストールし直すときに、このキー
の入力が必要になります。ライ センス・キーを表示するには、Data Protector Expressで[ ヘルプ]>[ライ
センス]の順に選択します。
C:¥hpnas¥Components¥DPX¥BB116-10514-DPX-V3.1 0-SP4-25352-WIN-ALL-WEB.EXE ファイルを
ダブルクリックします。
C)
Data Protector Express インストール・プログラムが開 いたら 、日本語タブを選択し、[インストール]アイ
コンをクリックします。インストールオプションは推奨を選択します。
D)
プロンプトが表示されたら、デフォルトのインストール先 C:¥Program Files¥HP を受け入れます。
E)
プロンプトが表示されたら、[ 新規 Data Protector Express ドメインの作成 ]を選択してから、[ 次
へ]をクリックします。ド メイン名の入力を要求されます。デフォルトのままにするか、または好 きな名前
を入力することができます。
F)
ライセンス・キーの入力を要求されたら、元の Data Protector Express インストールのライセンス・キー
を使用します。
『 HP StorageWorks All-in-One Storage System with Microsoft ® Windows® Storage
Server 2003 R2 Multilingual User Interface and AiO Service Pack 1』DVD(以降MUI
DVDと略記 )から再インストールする
A)
MUI DVD を自動再生します。
B)
機能の選択はデフォルト設定のまま進みます。
C)
Data Protector Express 言語の選択で日本語 を選択します。
D)
インストールを完了します。
E)
MUI DVD を使用する方法では 、ドメイン名とライセンス・キーの入力は不要です。また、次のステップで
行う ASMbackup アカウントも作成され権限設定も行われ ます。4. ASMbackup アカウントのパスワー
ドの作成 に進んでください。
9
3. ASMbackup アカウントの作成
All-in-One Storage Managerソフトウェア とData Protector Expressの統合には、ASMbackupという名前の
Data Protector Expressユーザが必要です。新しくData Protector Expressをインストールするときに、次の手
順でこのユーザを再作成する必要があります 。
1.
Data Protector Express にユーザ Admin としてログインします。パスワードはデフォルトで空白です。
2.
左側のペインの一番下にある[アドミニストレーション]をクリックします。
3.
[セキュリティ]アイコンをクリック します。
4.
右側の情報ペインを右クリックして開 いたコンテキスト・メニューで[新規…]を選択して 、ASMbackup と
いう名前の Data Protector Express ユーザを作成します。次の図に示されて いるように、[ 新規 オブジェ
クト]ダイアログが開きます 。
5.
新しいオブジェクトの名前を入力してから 、[OK]をクリックします。[ASMbackup のプロパティ]ページ
が開きます。
6.
左側のペインの[同等]を選択します。
7.
右側のペインで Admin を選択して[ 追加]をクリックすることにより、ASMbackup ユーザを Admin と同
等にします。
4. ASMbackup アカウントのパスワードの作成
Data Protector Expressの設定が完了 しネットワークで使用できるようになったので、セキュ リティ・ポリシに
よって管理者はASMbackupアカウント・パスワードのセキュリティを保護するよう要求されます。このセク
ションではその方法について説明します。
10
AiO 1.2.0リリースの時点で、Data Protector ExpressユーザASMbackupのパスワードはASMコマンド・ライ
ン・インタフェース( CLI)を使用して設定できます。
AiO出荷時では、このユーザに空白のパスワードが設定されています。
AiO 1.2.0インストール後は、顧客にネットワーク・バックアップを行う計画がないとしても 、パスワード で保
護することを推奨します 。
C:¥Program Files¥HP¥HP All-in-One Storage Manager¥hpkacli.exeというCL Iを使用します。
パスワード文字がマスクされるようにして対話的 にパスワードを設定するか、または1つのコマンドを実行し
てパスワードを設定することができます。
例
Usage: > hp kac li /?
set pass wor d [/a dm in] [ /pass wor d:<cu rr ent Pa sswor d> /newp as swo rd :<new pas sword >]
オプションとして、Adminアカウントを使用して ASMbackupパスワードを変更します。
/ad min
パスワード・テキストを隠して対話的にパスワードを設定する場合は、次のスイッチを省略します。
/password:
ASMbackupアカウントの現在のパスワードを指定します。
または、/adminスイッチを使用している場合は、Adminアカウントのパス ワードを指定します。
/newpassword: ASMbackupアカウントの新しいパス ワードを指定します。
ASMBackupユーザのパスワードを空白から新しいパスワードに変更します。
> hpkacli set password
Current password for ASMbackup:
New password for ASMbackup: *******
Confirm new password for ASMbackup: *******
The password has been set.
[または] Adminアカウントを使用して ASMbackupパスワードを変更します。
> hpkacli set password /admin
Password of Admin user:*********
New password for ASMbackup: *******
Confirm new password for ASMbackup:*******
The password has been set.
[または]非対話的にパスワードを設定します。現在のパスワードが空白で ある場合は、次のように値を指
定しません。
> h pkacl i s et pa ss wor d /pass wor d:/ne wp ass wo rd:ne wAs mPa$$
> h pkacl i s et pa ss wor d /admi n / passw or d:a dm ynPa$ $ / newpa ss wor d: newAs mPa $$
11
5. バックアップ・クライアントの設定と構成
Data Protector Expressのインス トール時に、Data Protector Expressストレージ・ドメ インが作成されます。
AiO上のData Protector Expressバックアップ・サーバがドメイン・サーバです。また、AiO上のData
Protector Expressバ ックアップ・サーバは、ストレージ・ドメインの Data Protector Expressカ タログを保持しま
す。ネットワーク内の別のマシンにData Protector Exp ressをインストールする場合には、ネットワーク・バック
アップを有効にするためにこのData Protector Expressストレージ・ドメインを組み込む必要があります。バッ
クアップ・クライアントのインストール中に、次の図のようなプロンプトが表示されたなら、AiOシステムのホス
ト名かIPアドレスを指定することによりド メインを組み込むことができます 。
12
AiOシステムが複数の IPアドレスを持っている場合は、クラ イアントが目的のアドレス に接続できるように
Data Protector Expressが特定の IPアドレスにバインドされるように設定する必要もあります。C :¥Program
Files¥HP¥Data Protector Express¥config¥dpconfig.iniファイルを編集して、この.iniファイルの
[configuration]セクションに次の1行を追加します。
bindto0=<IP address>
AiO へのネットワーク・バックアップに必要な Data Protector
Express ライセンス
AiOでホストされているiSCSIやファイル・ボリュームを保護するために追加ライセンスは必要ありませんが、
次の表にこのホワイ トペーパーで説明されて いる方法にしたが ってAiOに接続されたディスク・ストレージや
テープ・メディアへのネットワーク・バックアップを行う場合に必要なライセンスを示します。
Windowsノートブックおよびデスクトップの
保護:
ライセンスは必要ありません
Windows、Linux、およびNetWareサーバ
の保護:
HP Data Protector Express ネットワーク・クライアント・
エージェント使用権(BB121AA)—保護対象のマシン
ごとに1ラ イセンス
サーバ・オンライン時のMicrosoft
Exchangeサーバの保護:
HP Data Protector Express Microsoft Exchange オ
ンライン・バックアップ・エージェント使用権
(BB123AA)—保護対象のマシンおよびHP Data
Protectorごとに1ライセンス
Expressネットワーク・クライアント・エージェント使用権
(BB121AA)—保護対象のマシンごとに1ライセンス
サーバ・オンライン時のMicrosoft SQLサー
バの保護:
Data Protector Express Microsoft SQLオンライン・
バックアップ・エージェント使用権(BB124AA)—保護
対象のマシンごとに1ライセンス
HP Data Protector Express ネットワーク・クライアント・
エージェント使用権( BB121AA)—保護対象のマシン
ごとに1ラ イセンス
ディスク(ソース)ツーディスク(AiOストレー
ジ・プール)ツーテープ自動バックアップの
場合
HP Data Protector Express D2D2Anyオプション使用
権 (BB128AA)
AiO へのネットワーク・バックアップの実行
これまでの作業でAiO上でのバックアップに必要な構成がすべて完了したので、新 しく有効になっ たData
Protector Expressバ ックアップ・サーバと関連するエージェントを使用して、他のク ライアント/サーバ上の
データをAiO上の仮想ライブラリに保護したり、AiOに接続されたテープ・メディアに直接バ ックアップしたり、
Data Protector Express D2D2Any オプションの利用によりマルチ階層バックアップを有効にして仮想ラ イブ
ラリからテープへの移行を行ったりす ることができます。
ネットワーク・バックアップを管理するより詳しい方法、およびチュートリアルは、次のU RLの内容を参照してく
ださい。
13
h tt p :/ / h 2 0 0 0 0 .w w w 2 . hp . c o m / bi z s u p p o rt / T e ch Su p p o rt / D o cu m e nt I n d e x.j sp ?l a n g =e n & c c =us & co n t en t T
y p e =S u p p o rt M an u a l & p ro d T yp e I d = 1 2 1 6 9& p r o d Se ri e s I d =1 1 4 4 2 72 & d o cI nd e xI d = 17 9 1 1 1 & m a n u a l La n g
=j a
まとめ
大幅なデータの増加と高まり続けるデータの可用性への依存により、データ保護はこれまでになく重要 に
なっています。多くの企業は、より高速なバックアップおよびリカバ リ操作が可能なディスクベースのバック
アップへと移行して います。テープは手堅いデータ保護の手段として変わらずに不動の位置を占めています
が、データ保護でディスクの役割が次第に大きくなってきたことは、全体的なディスク・ストレージ容量増大に
貢献しています。
HP All-in-One Storage Systemはアプリケーション・データとファイル・サービスの両方に使用できる柔軟な
ネットワーク・ストレージを提供します。AiOには HP Data Protec tor Expressソフ トウェアが統合されて おり、
AiOでホストされているデータの保護に役立ちます。このホワイトペーパーではAiOの使用モデルの枠を広
げ、AiOをData Protector Expressバックアップ・サーバとして構成することにより、より大きなバ ックアップ・ド
メインを管理し、ネットワーク・クライアン トとサーバに格納されているローカル・データを保護する方法につい
て説明してきま した 。
参照情報
HP All-in-One S torage
HP StorageWorks All-in-One Storage Systemについて詳 しくは 、お近くの HP販売店 にお問い合わせ いただ
くか、http://www.hp.com/jp/aio を参照してください。
AiO QuickSpecsおよび技術情報:
http://www.hp.com/jp/aio
HP StorageWorks All-in-One Storage Systemのホワイトペーパー・ライブラリ:
http://h50146.www5.hp.com/products/storage/diskarray/aio/whitepaper/index.html (日本語)
http://h18006.www1.hp.com/storage/aiowhitepapers.html (英語)
HP Data Protector Express
HP StorageWorks Data Protector Expressソフトウェア・ソ リューションについて詳しくは、次のサイ トを参照
してください:
http://www.hp.com/jp/dpx
チュートリアルを含む技術情報:
http://h20000.www2.hp.com/bizsupport/TechSupport/DocumentIndex.jsp?lang=en&cc=us&content
Type=SupportManual&prodTypeId=12169&prodSeriesId=114427 2&docIndexId=17911 1&manualLa
ng=ja
14
詳細情報
HP StorageWorks All-in-One Storage Systemについて詳 しくは、お近くの HP販売店 にお問い合わせ いただ
くか、http://www.hp.com/jp/aioを参照してください。
専用NAS、SAN、データ保護製品を含むその他のHP StorageWorks製品について詳しくは 、
http://www.hp.com/jp/StorageWorksを参照してください。
Microsoftストレージ・テクノロジおよび構成要素について詳しくは 、http://www.microsoft.com/storageを
参照してください。
© Copyright 2007 Hewlett-Packard Development Company, L.P. このホ ワイ トペーパー
に含まれる 情報は、予告なしに変更される 場合があります。HP製品およびサービ スの保証
は、かかる 製品およ びサービ スに付随した明示保証書でのみ定められています。このホワイ
トペーパーのいかなる掲載物も追加保証を意味するものではありません。 HPは、このホワイ ト
ペーバーに含まれる 技術的または編集上の誤りある いは脱落 に責任を負いません。
Itaniumは、米国およびその他の国における Intel Corporationまたはその子会社の商標ま
たは登録商標です。
May 20 07
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