生理痛 - セラピア

セラピア - 整体:リフレクソロジー:アロマの隠れ家サロン
生理痛
コラム : 疾病のメカニズム
_MD_POSTEDON投稿者: Fukushi 掲載日: 2007-5-31
女性の方なら、多かれ少なかれ生理痛には悩まされていると思います。
今回は、生理痛が起こるしくみとその対処法についてお話しします。
生理痛とは？
生理痛とは、知ってのとおり生理中に起こる下腹部の痛みのことですが、その症状は軽い痛みから
、それこそ動けなくなるぐらいと個人差が大きいようです。
また、下腹部の痛みだけでなく、頭痛や腰痛、吐き気などの症状も伴う場合も多く、総称して「月
経困難症」と呼ばれます。
そして、その原因により「機能性月経困難症」と「器質性月経困難症」の二つに分けられます。
機能性月経困難症
機能性月経困難症は10代から20代の若い人に多くみられ、逆に30代になって急になるというケース
はあまりないようです。
逆にそういった場合はなんらかの病気の可能性もあるので病院での診断を受けたほうが良いかもし
れません。
機能性月経困難症の原因として、子宮が未発達で子宮口が狭くなっている、ということが挙げられ
ます。子宮口が狭いために、はがれた子宮内膜（月経血）が上手く排泄できないことがあり、その
際に子宮を強く収縮させて月経血を押し流すため痛みを引き起こす、というケースです。
出産を経験することで、産道が広がり改善されるともいわれています。
器質性月経困難症
器質性月経困難症は20代後半からが多くみられます。「子宮内膜症」や「子宮筋腫」など病気が痛
みを引き起こすケースです。
子宮内膜症は20代後半から30代前半の女性がもっとも多くかかっていて、その総数は12万人を越え
ているそうです。
子宮筋腫も40代女性の4人に一人がかかっているともいわれます。子宮内膜症との合併率も高いよう
なので、注意が必要ですね。
注目すべき点は、器質性月経困難症というのは、あくまでも病気が生理痛を誘発するわけですから
、病気が治れば生理痛も無くなるというところです。
ですから、器質性だと思われる人は、婦人科等での早期の治療をオススメします。
生理痛対策
器質性月経困難症の場合は、婦人科系で診察を受けることが一番望ましいと思われるので、ここで
は機能性月経困難症をどう緩和するかを考えてみましょう。
痛みの原因は、月経血を排泄するために子宮を強く収縮させるから、ということですから、この月
経血の排泄がもっとスムーズになれば、強く収縮させることもなくなるので、生理痛も緩和すると
考えてよいでしょう。
まず第一に気をつけることは、身体を冷やさないということです。これは身体のどの部分でも言え
ることですが、冷えれば血行が悪くなります。血流がよくないとその部分は硬くなり、動きも悪く
なります。肩周りの血流が悪くなれば、肩も動きにくくなりますし、同じように、お腹周りや腰周
りの血流が悪くなれば、その中にある子宮も動きにくくなり、結果的に強い収縮が必要となるので
す。
ちなみに、子宮を収縮させているのは、「プロスタグランディン」という女性ホルモンです。この
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プロスタグランディンは、子宮を収縮させるだけではなく、自律神経を刺激してバランスをくずし
たりする働きもあります。それが生理時の痛み以外の症状、つまり、頭痛や吐き気、イライラなど
を引き起こしているのです。
ですから、生理痛だけでなく、それに付随する症状を緩和させるためにも、子宮が動きやすい環境
を整える、というのが大切になります。
環境という意味では、普段の姿勢や、骨盤の歪みも重要です。子宮は骨盤の中に入っているので、
いつも前かがみの姿勢で座っていたりすれば、当然、子宮が常に圧迫されていることにもなります
し、骨盤自体の歪みが大きければ、子宮が働くスペースも歪んで狭くなります。生理時だけではな
く、気を配る必要があるわけですね。
そして、生理痛に大きな影響を与えるものにストレスがあります。
身体の不調の原因として必ずといってよいほど挙げられるストレスですが、やはり生理痛にもよく
ありません。そして、生理痛がひどい人の場合、生理がくるということ自体がストレスとなり、そ
れがまた生理痛をひどくする、といった悪循環を生むケースも少なくありません。
どうしても、実際に痛みがあるときにしか、どうにかしようと思わなくなりがちですが、大事なの
は普段の生活にあるのです。
ノドもと過ぎれば・・・の考え方では、いつまでたっても状況は変わりません。心当たりのあるひ
とは、座り方なり不規則な生活を見直すなりと、なにかを始めてみましょう。
セラピアでは姿勢や骨盤・骨格の状態が気になる方のために、整体コースをご用意してお待ちして
います。
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