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日本産業技術教 技術科の教師になる

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日本産業技術教 技術科の教師になる
技術科 の教師 にな
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育 学会 は、
正を灰 いますゴ
教 員養成系大学・学部 においては、
教員 とじて必要な資質・能 力を備 えた学生を送 り出すための質 の高 い教育活動が求 め られて い ま抗
日本産 業技術教育学会では、教員の質保証 システム (技 術科指導能 力認 定 システム)を 構築 しました 。
中学校 の教科「技術」を担当する教員の質保証 とは ?
賞保証シス弘
日本産業技術教育学会
社会的背景
教員養成 の現状
・社会から
(
「教員の質の確保」が強く求めらイ
います。
・ そのため、
教員養成 を目的とする大学 に対 し
て、教員として必要な資質・能力を備えた学 生
を送り出す ための質の高 い教育活動 が求 め
られています。
・教員免許 は、
「課程
大学等で開講 されてい る
の
し、
を受講
所定 単位 を
認定 を受けた科 目」
修得することによって取得 できます。
。一方、
「教職課程認定審査基準」
課程認定 は
開講すべ き科 目
等 に基づいて行 われますが、
の具体的な内容基準 は明示さオ
て いません。
・実施
学会の便命 と眠 具体的に提案
講義 内容 の修得状 況 の確 認 のために、認定試
験 を行 って います。
口
合格 した人には認定証 を交 付 して いま先
知識や技能および教育実践力などの講義内容
の具体的な修得基準を作成しました。
基準 を踏まえた講義づ くりを各大学 で進めてい
ます。
①修得基準の 成 と大学の講義 づ くり
中学校 の必修 教科「技 術 」の 教 員になるためには何 をどこまで修得す ればよいのか。
「 持 導 技 術」についての基 準 を第三 者
「 技能 」
そ こで 教員 になるために学 習 し、
身 に付 けなけれ ばならない「知 識」
▼
「できる」
「 教 える」の 3つ の要素 で 構 成 されて いま 先
「 知る」
機 関 の 学会 が全 国で 初 めて作成 しました。修得 基 準 は、
他の大学に
一定 レベルの質の保証 を行い、さらに、
そこに各大学が独自の内容を追加することにより、
基準化することで、
大学の特色を出すことができます。
見られない特色あるカリキュラムを構築することで、
知る
できる
教 える
② 学習成果を定量評価する認定試験を行づCい ます
を担当する教員の力量を確認する試験 が「技術科教員指導能力認定試験」で坑
教科「技術」
この試験 は、2008年 度に創設 された国内初の教員の指導力を学会が認定する試験 で坑
'曳
問題 は、学会 が定めた「修得基準」に基づいて作成 されま
1
2
3
技術 (テ タ ロジー)に
関する専門知識・理解
設計 と製作の技能
授業を展開し、
生徒を指導する力
認定試験
筆記・実技・模擬授業の能力を下記 の一 次試験・二 次試験 によって判定しま▼
先
ベ
つ
い
は
1回
いレ
ルの
と
試験 年 実施され、
ズ 身に けてお て欲 し
教員 と
試験を実施しま'先
一 次試験
記試験
①技術科の専門知識を問う問題
②技能に関する知識を問う問題
二次 試験
①実技試験
筆記試験
「設計 と製作の技能」
②模擬授業
「授業を展開 し、
生徒を指導する力」
指導案の作成とそれに基づく模擬授業
中学校技術・家庭科 (技 術分野)の 中から受験者 は授業内容を選択 し、
事前 に
「指導案」をA4用 紙1枚 にまとめます。そして50分 の授業の中から8∼ 9分 程度模
擬授業を試験会場で行い、ビデオ撮影 します。
二次審査委員会では、
提出された指導案とビデオにより評価 します。
■ 認定試験 のスケ│力L― ル
4月 上旬
実技試験 (木 材加工)
5月 上旬
5月 中旬
5月 下旬
6月 中旬
6月 下旬
実技試験 (電 気 )
‐
球
げ
王
8月 下旬
模擬授業
授業を展開し、
生徒を指導する力が判定されま軌
1
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鴻転メ蘇
小野寺俊 一 民の コメン ト
認定試験 によって、筆 記 、実技 、
模擬授 業により客観 的に自分 の
教 員 になる上での能 力 を知 る
ことが できました。教 員採 用
試験 の力試 しにはもちろん、
技 術 科 教 員として必 要 な知
識や技 能を改 めて確認する
よい機 会 にな りました。
2008年 8月 日本産 業技術教育学会 第 51回 全 国大会 (仙 台)
におい(第 1回 目の認定式及 び成 績優 秀者の表彰 を行 いまし
た。この年の成績優 秀者 は左 が坂 本大 輔 氏 (熊 本大 学大 学 院
修 了、熊本 県 立黒石原 養護 学校 教諭 )、 右 が小野 寺俊 一氏 (宮
城教育大 学大 学院修ス 大 崎市 立古 川西 中学校教諭 )で 曳
認定 された人の声
先化 に勧 められて技術科教 貝持導能力認
式朽
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定吉
受験 しました.Tに 111合 本
各できるとは思
いませメ
レ
でしたが、
大学での学科が │^分 に活 き
合格 できました,認 定試験 に合1各 できたことは
1信 につなが り、
教サt採 用試験 も現役突破する
ことができました 教 貝としては、まだまだ新 力
ぐ
ですがこの経験 をもとに、
日々努力 して います
(北 海道教育 大学旭 川校卒 、
東京都 !Witt lX立 鈴 ケ森 中学校 、
遠藤弘樹
山分 の能力が どの程 度 かを第!:者 に声
「価
・
してもらい矢││る ことが 能になった│=ヴ こオ
支試験
いざ本番
に関しても基 本的な内容 であったが 、
となると思い通りにはいかず半段から練習力だ ヽ
t習
要ミ スキルを身につけるためには繰 │)返 しネ
オ
することを実 感することができた=認 定を得たこ
とにより、技 術科教 賃
tと して過 ご して い く白信
ム
を身につ けることが 能 になると思う」
(静 岡 大学 4年 、
高 │li大 地i)
認定試験 は自己の力量や特性 を再確認で
きる試験 であると同時に、全 国の学 生、
現職教
諭 が 切離琢 麻 して 白身のスキルを向土する ‐
つ の きっか けになると実 感 した さらに、
認定試
験 の 合格 は私にとって 自己研鉾 に努 める励 み
になっているt今 後も多くの人に受験 して欲 し
いと町〔
って いる[
(広 島大学 大学 院、
堤健 人
認定試験 を教 ,t採 用試験 対 策の ‐
環 とし
て受験 しました ,教 科 専門に関する角1識 や実
オ
支におけるオ
支能が どの程度であるかす
する
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11で とても役 に立ちました十
i特 に、
実技 でのウィ
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ークポイントを知 り、
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」策 が できました,お
か げで、
複数 の教 貝採 用試験 に合格 で きると
ともに、
第 一志 望に採 用が決まりましたここの認
定試験 は、大 きなド
1信 に紫 がったとフ
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(福 岡教 育大学4fl:、 松 島光
認定試験 については、
教 貝採 用試験 勉 強
や対 策を立て る大 きな指針となった ,他 県・他
大学 の学 生の 雰レ
H気 や、
他大学 の先生 と関わ
る中で 受 けた刺激も大きく、地域 を超えたつな
が りを得ることができたi認 定試験 に合格 した
ことは、
向分 に自信をつけるとともに、
教貝志望を
のちの教 員採 用試験 合格 に大 きく影響
強くし、
f/Dも のであった.
(熊 本 大学大学 院、
ドr)1lllll史
式験 制 度 は、自分 の 能力をは き、さら
田 認定言
に j liす るきっか けになりました ]特 に、
教貝
採 用試験 の F庄 前対策 として も役 立ち、
教 員志
望 の学 生にとってはイf意 義 な ステップだと思
い ます!私 は、認定試験 に合キ
現
各した ことで、
在 の職場 で技 術科教師として教壇 に立つ 自信
につなが って い ます二これか らも多くの学 生 に
大学卒 福岡
受験 して もらいたいです[(鹿 児ド
↓
1)
│ネ 島市立志摩中学校姫島分校 前旋 川愛チ
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)
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i可
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1白
アンケ ー トの 結 果から
これ まで に技 術科 教 員 としての指導能 力を
認 定 した 71名 を対象 にアンケ ー トを実施 (回 答
率 52.1%)し ました。その結 果 、
認 定試験 に意義
を感 じ、教 員採 用試験 対策 にも役 立ったようで
抗 また、
技術科教 員を目指す学生にはぜひ受験
して欲 しいと思っていることがわか りま坑
わか らな い
わか らない
思わない
1人
大学教員から
教育委員会から
『職業的専門能 力の育成 、
広島大 学では、
教育内容 に関する基礎基
本的な知識 と技能の獲得、
を到達 目標 とす
優れた教育実践 力の育成』
る教育 プログラムを設 定 していま曳 これ に基づいて授 業を提供 し
ていますが、とくに教科 内容 系の授業は単なる専 門的知識 の伝授 に
終わる ことなく、技術科 教 員としての 職 業的専 門能 力の基礎 となる
ように十分 留意 しなが ら教 育を行 つていま坑 学会の認 定試 験 に多
くの合格者が 出た こ とは、日頃の教育の成果 と考えて います。
学会が技術科の教 員 としての資質を評 価 し、
認定を行 う制 度 は教
育 の質を向上させる大変すばらしいものだ と感 じていま曳 本県にも
認定 を受けて教 員 になつた人 が数名いますが、
採 用試 験の時 も履 歴
書 に記載 されていましたので質 問すると、その趣 旨や学 生の時に受
験 した理 由につ いて、自信を持 ち答えていたのが 印象 的で した。初任
者研修で も積極 的 に受講 してお り、
今後 の 活躍 に期待 していま坑
(県 教育委員会指導主事 )
これまでの実施状況
2008年 度 受験者数 :72名 /合 格者数 :17名 (現 職 3)
合格者数 :21名 (現 職 1)(括 孤 内は内数 )
2009年 度 受験者数 :80名 /合 格者数 33名 (現 職 4)
2011年 3月 発行
日本産業技術教育学会
2010年 度 受験者数 75名 /
httpt〃 ― wsoc.nii.ac.jpん ste/index.html
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