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佐藤 政則ゼミナール【経営

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佐藤 政則ゼミナール【経営
佐藤
政則ゼミナール【経営-4 クラス】
【題目】どのようにして日本は豊かな国になったのか? ―企業と企業家から考えよう―
【到達目標】日米両国の様々な企業家と企業の事例を学ぶことにより,21 世紀の企業像を考えていきたい。それを通じて歴史的な
知恵を現在と将来に活かすセンスとテクニックを学ぼう。
【講義内容】世界には少数の豊かな国と多数の貧しい国がある。なぜ、そうなのか?豊かな国と貧しい国とには、そうなってしまっ
た歴史的な分かれ道があったのだろうか?なぜ、日本は豊かな国になれたのだろう?世界の貧しい諸国を豊かな国に変えていく
方法はないのだろうか?戦後の日本は、高い経済成長と所得分配の高い平等性を、ふたつとも並行して達成した珍しい国だ。この
歴史的経験から、なにか世界に役立つ知恵をくみ取ることはできないだろうか。こうした課題を強く意識しながら、日本が豊かにな
ってきたプロセスを、企業と企業家から考えたい。きっとモノづくり(製造・開発)が大事なのだ、いやいやセールス(販売)だよ、ファ
イナンス(金融)も忘れないように、なによりも人(人財)だね、中国・韓国・台湾などとの比較も重要じゃないか、そもそも欧米とどこ
が違うのだ、いろいろな角度から真実に迫りたい。
具体的には次の 3 つの柱で進める。第一に戦後の日本経済の変化を、国際関係のなかでしっかりと学ぶ。第二に、そのうえでベ
ンチャーな企業から大企業へと変貌した戦後型の企業群を追跡する。かれらのビジネスチャンスはどのようにして生まれ、それを
どうキャッチしたのかがポイントになるだろう。第三に、日本経済の基礎を支える中小企業の成長戦略を丁寧に学ぶ。広範に存在
する賢い中小企業が、きっと何かを教えてくれるだろう。なおゼミは春合宿から始まる。合宿や前後期の通常のゼミでは、上記の日
本経済や企業・企業家に関する文献をとりあげ、各担当者が分担個所の報告を行い論点を提示し、それをベースに全員で議論す
る。論点提示と議論にあたっては、自分自身で考え、より適切な表現で論駁することが求められる。合宿は年2回(夏と春)行う。ま
た必要があれば、基本的論文を教材にしたサブ・ゼミを予定している。ゼミ、合宿、コンパなどの日常的なゼミ活動は、ゼミ長、サ
ブ・ゼミ長、会計(これを称してゼミ三役と言う)を中心に、ゼミ生全員の自主的な運営に委ねている。
【授業計画】
第 1 回 基礎的テキスト①
第 2 回 基礎的テキスト②
第 3 回 基礎的テキスト③
第 4 回 基礎的テキスト④
第 5 回 基礎的テキスト⑤
第 6 回 基礎的テキスト⑥
第 7 回 基礎的テキスト⑦
第 8 回 基礎的テキスト⑧
第 9 回 基礎的テキスト⑨
第 10 回 基礎的テキスト⑩
第 11 回 基礎的テキスト⑪
第 12 回 基礎的テキスト⑫
第 13 回 基礎的テキスト⑬
第 14 回 基礎的テキスト⑭
第 15 回 基礎的テキスト⑮および夏合宿の準備
【教科書】そのつど相談する。
【参考文献】ロバート・C・アレン『なぜ豊かな国と貧しい国が生まれたのか』NTT出版
粕谷誠『ものづくり日本経営史』名古屋大学出版会
三和良一『概説 日本経済史 近現代』第 3 版、東京大学出版会
橋本寿郎『戦後の日本経済』、岩波新書
日本経済新聞社編『20 世紀 日本の経済人』Ⅰ、Ⅱ、日経ビジネス人文庫
【評価方法】ゼミ報告を基礎にゼミ活動全般を対象にして評価を行う。
【履修の条件】特に定めないが、歴史に関心のある学生や下記関連科目を履修した学生ないし履修する学生が望ましい。
【聴講生・科目等履修生受入】否
【他学科生・他専攻生受入】可
【他学部生受入】否
【当該科目に関連する開設科目】経営史 AB、日本経済史 AB、経済史、革新企業家論 AB
【使用言語】日本語
【担当者からの一言】私とは長い付き合いになります。佐藤ゼミの様々な活動を通じて成長して下さい。
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