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第30回実技1

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第30回実技1
質問 第30回実技1
解答
キーワード
問2(2) 図3(上)、図5(下)から、24時間後以降に
低気圧Aと低気圧Bのいずれが発達すると予
想されるか、その根拠を45字程度で解答。
進行方向前面の暖気移流及び後面の寒気
移流と下降流が、ともに低気圧Bの方がより
強い。(W移、C移、下)
「上昇流」はそれほど差がないので
注意。図をよく見る。
図を見ず常識的に考えれば、まっ
たく難しくない。
類:20-2-1問2(2)W移、上、C移、下
(4) (3)の閉塞点、寒冷前線を決める際に考慮
した850hPa面での位置を推定した根拠を、図
5(下)気温と図6相当温位の場を基に、閉塞点
は35字程度、寒冷前線は45字程度で解答。
閉塞点:9℃の等温線および315Kの等相当温
位線がくさび状(極側)に侵入した北端付近。
寒冷前線:閉塞点から南西に伸びる9℃の等
温線付近および等相当温位線集中帯の南東
縁の315K付近。
(5)② ①で該当する図を選択した根拠を、図7
の地上~500hPaの状態曲線と高層風の鉛
直分布を基に45字程度で解答。
根室:900~750hPaに前線性の安定層があ
り、全層でほぼ湿潤である。下層で強い南東
風である。
福岡:800hPa付近に沈降性の逆転層があり、
その上で乾燥している。全層が西寄りの風で
ある。
問3(2) 図9(下)で北陸地方、東北地方の日本
海側で上昇流、東北地方の太平洋側で下降
流という対照的な鉛直流の分布。隣接した両
地方でこの明瞭な差が生じる理由を図10を
用い35字程度で解答。
西寄りの強風が日本海側で脊梁山脈を滑昇
し、太平洋側で下降するため。
問4(1) 図11の1mm以上の降水域に着目、30
日3時から15時にかけ降水分布がPとQでどう
変化すると予想されてるか30字程度で記述。
地点Pでは降水が持続し、地点Qでは午後か
ら降水となる。
(2) 図12から①700hPa気温分布から30日0時
から15時まで、-15℃の等温線がどう移動す
るか20字程度で解答。
山陰沖から四国の南岸に移動している。
(3) (1)からこの期間で降水分布が変わると予
想されている理由を、気団変質と湿潤層の厚
さとの関係について、(2)の解答と図10の中国
山地の標高を考慮して55字程度で解答。
南下する強い寒気が気団変質を受けて湿潤
層が厚くなり、湿潤域が標高の低い中国山地
を超えて瀬戸内海側にまで達する。
問5(2) この時刻の前後の実況が図4(下)と図
8(下)の予想通りにほぼ推移しているとして、
当該地点での風向と卓越波向がお互いに大
きく異なった理由を、低気圧の通過と風の変
化に関係づけて60字程度で解答。
低気圧が通過するまでの強い南東風による
南東の波向のうねりが卓越しているが、風向
は低気圧(前線)の通過により西寄りにかわっ
たため。
20-1-1(二つ玉L)
安定層の高度は正しく読むように
する。風は根室は暖気移流可能、
福岡はCCWは弱いため、喚起移流
とはいえない。(25.06.02川向さん)
Pでは降水が次第に減少し、Qでは
次第に増加しているが?
「標高の高い所」ではなく「低い所」
を超えてくる。
質問 第30回実技2
解答
キーワード
日本海西部のトラフの東側
相対位置はとても重要。「日本海西
部の・・・」は書き忘れることがある
ので注意!!
20-1-2(日本海L)
問3(1)①領域Aの雲域について図4を用いて、
関連する500hPaのトラフとの位置関係を簡
潔に解答。
※ここではバルジのことを解答、24年はトラフのことを解答
問3(1)②領域Aの雲域について図5から
700hPaの湿数・鉛直p速度の場との関係を15
字程度で解答。
湿数6℃以下で、上昇流の領域。
湿数3℃以下ではない。領域をよく
見る。「強い上昇流域」と書きたくな
るが、ここでは「上昇流域」で可。
値は必要?「湿潤域」で通ると思
う。
問3(1)③領域Aの雲域について図5(下)から、
850hPaの気温・風の場との対応について20
字程度で解答。
等温線の集中帯(込んだ)領域で低気圧性循
環。
水平温度傾度、風の循環
問3(2)①領域Bの雲域について可視・赤外画
像上で見られる輝度と雲の表面の滑らかさを
25字程度で解答。
赤外・可視画像ともに明るく、表面に凸凹が見 積乱雲の特徴
られる。
問3(3)①領域Cの雲域について可視・赤外画
像で見られる輝度と形状の特徴を25字程度
で解答。
赤外画像で明るく、可視画像でやや暗く、形状
が細長い。
ジェット気流付近の巻雲の特徴。帯
状に広がる雲域。
問3(3)③図4(上)の高度・渦度場を考慮、前問
の特徴と雲域の位置から判断、どんな風の場
に対応するか簡潔に。
ジェット気流(上空の強風軸)
シーラスストリークに対応。
問4(2) 問4(1)のSSI、図9米子の850~500hPa
の大気の鉛直安定性は、安定か不安定か。ま
たその判断根拠をSSI、状態曲線、相当温位
の鉛直分布に基づき、45字程度で解答。
不安定
SSIが0℃以下、700hPa付近まで湿潤であり、
相当温位が高さとともに減少している。
安定性
SSIの値、層の湿潤度、相当温位の
鉛直分布。
「湿潤」→「湿潤断熱線」に沿って
るはダメ?
問4(3) 問4(1)のSSI、図11の予想図から、米子
で9~21時の間で大気の成層状態がどう変
わるかを、SSIの変化に着目し20字程度で解
答。
SSIが負から正に変わり、安定となる。
この問いでは、負⇒正で安定と解
答されている。値が大きくなること
が大切。
問5(1)図10の9時、紀伊半島から南西に延び
る降水域は、図8の衛星画像でどのような形
状・性状の雲に対応するかを、問3を考慮し簡
潔に解答。
帯状の対流雲域
積乱雲の領域
問5(4) 問5(3)の時間帯で静岡付近で降水量
が最も多くなると予想される根拠を問5(1)と
図10の降水域の動きを基に30字程度で解
答。
南海上に伸びる帯状の降水域が、東~東北
東進して通過する。
20-1-2(日本海L続き)
質問
解答
キーワード
問5(5) 問5(3)の時間帯に、静岡付近は図11
のSSI分布、図13の850hPa湿数分布のどの
領域に対応するか、問5(1)を考慮し、降水の
性状を加え30字程度で解答。
SSI0℃以下、湿数1.5℃以下の領域で、不安
定性降水となる。
「対流性降水」は可?→可でしょう。
問5(6) (5)で見られる大気の成層状態で発表
される雷注意報において、落雷のほかに防災
面で留意すべき大気現象を二つ解答。
降雹、突風(竜巻又はダウンバースト)、短時間
強雨のうち二つ。
問6(1)図11、12領域P10日12時(03UTC)以前
と15時(06UTC)以降で降水をもたらす大気の
成層状態が変わる。図13の850hPaの気温・
風の場、図11のSSIから推察される大気の成
層状態を12時以前と15時以降でそれぞれ40
字程度で解答。
12時以前:下層の風が南よりであり、SSIが
0℃以下のところがあり成層が鉛直不安定で
ある。
15時以降:下層の風が北寄りに変わって気温
が下がり、後にSSIが大きくなり成層が安定す
る。
問6(2)領域Pで図12、15時と18時で、前3時間
降水量で10~20mmの降水が持続し予想。
850hPaより下層の湿数と風の分布が、図13
の850hPaの分布と同じとみなせるとし、この
領域で降水が持続し強化される理由を図14
の地形に着目、50字程度で解答。
850hPaより下層で湿数3℃以下の強い北寄
りの気流が持続し、山岳による強制上昇で降
水が強化される。
設問で問われているキーワードを
網羅させる。
質問 第31回実技1
解答
キーワード
問1(1)①低気圧Aの寒冷前線は850hPaの温
度分布のどんなところに対応しているか簡潔
に解答。
等温線集中帯の南東縁
「南東」
(2)低気圧Aに伴う寒冷前線が活発であること
を示す850hPaの温度場と風の場の特徴を35
字程度で解答。
前線の後面で気温の傾度が大きく、等温線に
直角な風速の成分が強い。
「・・・直角な風向で、風速の成分が
強い」がいいのでは?
(3)赤外画像で雲域Bは低気圧の中心の北~
北東側に盛り上がった形状、発達期の低気
圧の特徴の一つ。この雲域の形成に関する
850hPa温度移流と700hPa鉛直流を20字程
度で記述。
暖気移流が強く、上昇流の場となっている。
「上昇流」が強いかどうか図をよく
見て判断する。
(4)水蒸気画像で発達期の低気圧の特徴の
一つが領域C-Dにある。①領域の名称、②こ
の領域で大気の状態がどうなっているか図3
も考慮し15字程度で解答。
①暗域
②大気の中・上層が乾燥している。
ドライスロットをいきなり書かない。
問2(2)初期時刻~24時間後に、低気圧Aが問
2(1)のようになる理由を500hPaのトラフと地
上低気圧との相対的な位置関係、850hPaの
温度移流と700hPaの鉛直p速度に着目し65
字程度で記述。
500hPaのトラフの前方に低気圧Aがあり、進
行方向前面で暖気移流が強く上昇流となり、
後面では寒気移流が強く下降流となってい
る。
移流が強く、鉛直流は存在のみ。
類:20-1-1問2(2)W移、C移流、下降
流
(3)24~36時間後に、低気圧とトラフとの相対
位置が変化しないのに、低気圧Aが衰弱する
理由を、低気圧の進行方向前面の850hPa温
度移流、700hPa鉛直p速度を初期時刻~24
時間後と比べ15字程度で記述。
暖気移流と上昇流が共に弱まる。
何が弱まるかを書く。
(5)5日9時~6日9時若狭湾沿岸(36N-136E)
で予想される風と天気の推移を20字程度で
解答。
南寄りの風のち西寄りの風、雨のち雪。
風も推移を書く。
(6) (5)で天気をそのように予想した根拠を50
字程度で解答。
この期間中、降水域が予想され、850hPaの気
温が始め6℃以上、後に-9℃となると予想さ
れている。
36時間後の図までしっかり見る。
湿潤域だけでなく、降水域も見る。
問3(1) 高田の5日0時~15時の気温と湿度の
推移を、地上風の変化と対応させ45字程度で
解答。
東寄りのやや強い南風に変わると共に、気温
の上昇と湿度の低下が起こり、その状態が続
いた。
(3) (1)の解答のように気温と湿度が変化した
理由を地上と850hPaの風と地形を考慮し30
字程度で解答。
南寄りの強風が、中部山岳を超えて下降し、
断熱昇温したため。
20-2-1(日本海L)
20-2-1(日本海L続き)
質問
解答
キーワード
(4) 16時頃に気温と湿度が大きく変化した理
由を、問2(4)の解答を考慮し簡潔に解答。
寒冷前線の通過
擾乱が通過したことを書く。
問4(2) 図10から②前線が通過する前の0.5~
3.0kmの水兵風の鉛直方向の変化を25字程
度で解答。
高度が増すにつれて風向が時計周りに変化
している。
(3)図10から高度4km付近の水兵風の変化が
高度0.5kmのそれと大きく異なる点とその理
由を(1)の描画結果を考慮して60時程度で解
答。
高度0.5km付近では前線が通過して風が南
から北西に変化したが、4km付近では気圧の
谷の前面で南西風が続いている。
上空はトラフ。
(5) (2)で得られた市来における前線の通過と
前1時間降水量が16mm以上の降水域との関
連を(4)を考慮して30字程度で解答。
前線に伴う幅の狭い強い降水域が通過し、最
も強い降水となる。
幅の狭い、強い降水域
問5(2) (1)に関し、鹿児島県で発表されたと考
えられる注意報を三つ解答。
大雨、雷、強風、波浪、洪水のうち三つ
問5(3) 地方気象台等が発表する府県気象情
報には、警報・注意報の予告的な役割の他に
もう一つ別の役割がある。この役割を25字程
度で解答。
既に発表している警報・注意報の補完的な役
割。
質問
解答
キーワード
問2(1) 低気圧は予報期間の前半は発達せ
ず、後半発達する予想。この違いに関係する
850hPaの気温と風の状況を図2~4を用いて
35字程度で。
後半は、低気圧前面の暖気移流と、後面の寒
気移流が前半より強まる。
暖気移流、寒気移流
23-1-2問2(2)③風と温度場の変
化:南寄りの風による暖気の流入
が見られる。北西の風による寒気
の流入が見られる。
(3) 秋田の925hPa面を寒冷前線が通過する
予想時間帯(3時間刻み)及び、その判断根拠
を25字程度で。
風向が南寄りから西に代わり、気温が下がる
ため。
気温だけ?
23-1-1問5(1)気温と露点ともに
だった。
⇒露点はまだ下がっていない。
(5) 問2(4)で答えたように気温が高くなってい
る理由を図4,5を考慮し低気圧の位置、盛衰と
地形の関係に言及して50字程度で。
日本海で発達した低気圧に向かって、(もとも
と)下層に南よりの暖気が流入し、さらに
フェーンによる昇温が加わるため。
下層の暖気の流入
+
フェーン
⇒下層の風!!
暖気が更に昇温
(6)図7では風向が変わった後に湿数が小さく
なると予想されている。その理由を問2(5)の
考察を考慮して35字程度で。
南よりの乾燥した風の領域から西寄りの湿っ
た風の領域に移ったため。
(7) (2月の雪の季節に)フェーンによる暖気
が流入したことによる秋田付近の平地や山
地に対して発表が見込まれる注意報名を二
つ。
強風、融雪、なだれ(のうち、二つ)
(フェーンによる影響)
問3(1)図8(上)(下)に共通する関東地方平野
部と西側の山地で予想される降水量分布の
特徴を45字程度で。
山地では降水量が多いが、平野部では降水
量が少なくほとんど予想されていない。
(2)降水分布が問3(1)の特徴を示す理由、図
9,10を参考に50字程度で。
山地では強い南西風によって上昇流ができ
て降水が強まり、平野部では下降流となり降
水が弱まるため。※できれば上昇流が弱まるがよい
上昇流⇒降水強化
下降流⇒降水弱まる
「上昇流弱まる」表現
22-2-1問3(4)
問4(1)④ 海水温が低く気温が高い時の下層
雲の発生する要因を40字程度で。
暖湿空気が相対的に冷たい海面上に移流し
て冷やされ、水蒸気が凝結する。移流霧
22-2-1問1(3)②
海面だから「気温」表記だけでも、
暖湿空気となる。
(3)状態曲線Pで700hPa付近の安定層に対応
する前線の種類と、安定層より上の高度にお
ける湿数の特徴を20字程度で。
温暖前線に対応し、その上で飽和している。
「飽和」
(4)状態曲線Pの順序を問4(2)の回答とした根
拠。安定層の高度、秋田と低気圧の相対位置
に関連づけて35字程度で。
温暖前線面に対応する安定層の高度が高く、 温暖前線面に対応する安定層
低気圧の中心から遠い
低気圧の中心が遠いため。
(5)② 図15に見られる風の鉛直分布の特徴
を40字程度で。
最下層では西寄りの弱い風だが、その上では 「高度と共に時計周りに」ではない
南西風で高度が高くなるほど風速が大きい。
③シアラインが形成され①で答えた風の分布
になる理由30字程度(図10)
南西の強風場の中で、山地の風下では下層
の風が弱くなるから。
21-1-1(日本海低気圧)
暖気の流入で冬場に起こる注意報
大切!!
風が強いことと、流入する空気の温
度が高いことがポイント。
融雪忘れない!!
下層の風
質問 第31回実技2
解答
キーワード
問1(2)図2から中国大陸の東岸から日本の南
海上にかけて伸びている雲域は地上天気図
上の何に対応か解答。
梅雨前線に対応
「停滞前線」ではなく、「停滞前線と
停滞前線上の低気圧」でもなく、「梅
雨前線」
⇒問題に梅雨前線と書いてある
ので、無理に停滞前線と書かな
い。
問1(3)①可視・赤外画像での特徴を、輝度と
形状に着目し20字で解答。
②このような雲域の一般的名称。
①可視・赤外画像ともに明るく、団塊状であ
る。
②クラウドクラスター
(4)①可視・赤外画像で見られる特徴をその
形状に着目、35字程度で解答。②雲域の名称
③この雲域における航空機にとって危険な現
象。
①G-Hの走向に直交する波状の雲列で構成
された上層雲が細長く伸びている。②トランス
バースライン③晴天乱気流
問2(2)② (1)のジェット気流の梅雨前線との
位置関係を20字程度で解答。
梅雨前線の北側で前線とほぼ平行している。
(3)領域Rの500hPa湿数分布から湿潤域と乾
燥域のそれぞれが梅雨前線に対してどのよ
うに分布するか35字程度で解答。
梅雨前線付近に湿潤域があり湿潤域の南側
および北側に乾燥域がある。
(5)問2(4)の描画から領域Rの850hPa露点温
度の南北分布の特徴を梅雨前線付近とその
南側、梅雨前線の北側の二つの領域に分け
50字程度で解答。
前線付近とその南側では露点温度が大きく
その南北の傾度が小さい。北側では露点温
度が低くその南北傾度が大きい。
(6)梅雨前線の北側における850hPaの露点
温度と温度それぞれの南北分布の特徴を、
各南北傾度の違いに着目、35字程度で解答。
露点温度の南北傾度が大きいが、温度の傾
度はそれに比べて小さい。
露点温度に比べ、温度の傾度は小
さい。
(8)領域R、福岡以北で問2(4)の描画から露点
温度分布と(6)(7)の解答を考慮、850hPaの相
当温位の南北分布の特徴を15字程度で記
述。
相当温位の南北傾度が大きい。
「南北傾度」はわからないような気
がする。図からは北側が小さく南側
が大きいことはわかる。
問3(3)図6P1、2の擾乱の移動と降水の関連
について35字程度で解答。
梅雨前線上を擾乱が東進し、その通過により
強い降水が予想される。
ここでは「移動速度」と「降水期間の
継続」ではない。
問4(1)東経125~145度で前12H予想降水量
が20mm以上の領域に着目、九州地方に
50mm以上を含む降水域、これと別に中心域
に30mm以上を含む規模の大きな降水域がも
う一つ予想。この降水域の位置と形状を30字
程度で解答。
朝鮮半島の南から関東の南海上にかけて帯
状に分布している。
30mm以上の降水域は東海の南海
上だけではない。
20-2-2(梅雨前線)
20-2-2(梅雨前線続き)
(2) (1)で解答した降水域で図4(上)と問2(8)の
南北に細長く分布することも忘れ
ない。
前線付近と南側が湿潤ではなく、前
線付近で湿潤、その南北に乾燥域
がある。
質問
(2) (1)で解答した降水域で図4(上)と問2(8)の
解答を考慮し①降水域が850hPaの相当温位
のどのような所に対応しているか20字程度で
記述。
解答
キーワード
相当温位の南北傾度が大きい領域にある。
30mm以上の降水域は東海の南海
上だけではない。
②降水域が850hPaの風のどのような所に対
応しているか20字程度で解答。
西風と弱い西~北東の風のシア付近にある。
(3)問4(1)九州地方の降水域は850hPaの相
当温位、風の場のどんな所に対応してるか35
字程度で解答。
相当温位が342~348K、西風25~40ノットの
領域にある。
質問 第32回実技1
解答
キーワード
問2(1) 低気圧は予報期間の前半は発達せ
ず、後半発達する予想。この違いに関係する
850hPaの気温と風の状況を図2~4を用いて
35字程度で。
後半は、低気圧前面の暖気移流と、後面の寒
気移流が前半より強まる。
暖気移流、寒気移流
23-1-2問2(2)③風と温度場の変
化:南寄りの風による暖気の流入
が見られる。北西の風による寒気
の流入が見られる。
(3) 秋田の925hPa面を寒冷前線が通過する
予想時間帯(3時間刻み)及び、その判断根拠
を25字程度で。
風向が南寄りから西に代わり、気温が下がる
ため。
気温だけ?
23-1-1問5(1)気温と露点ともに
だった。
⇒露点はまだ下がっていない。
(5) 問2(4)で答えたように気温が高くなってい
る理由を図4,5を考慮し低気圧の位置、盛衰と
地形の関係に言及して50字程度で。
日本海で発達した低気圧に向かって、(もとも
と)下層に南よりの暖気が流入し、さらに
フェーンによる昇温が加わるため。
下層の暖気の流入
+
フェーン
⇒下層の風!!
暖気が更に昇温
(6)図7では風向が変わった後に湿数が小さく
なると予想されている。その理由を問2(5)の
考察を考慮して35字程度で。
南よりの乾燥した風の領域から西寄りの湿っ
た風の領域に移ったため。
(7) (2月の雪の季節に)フェーンによる暖気
が流入したことによる秋田付近の平地や山
地に対して発表が見込まれる注意報名を二
つ。
強風、融雪、なだれ(のうち、二つ)
(フェーンによる影響)
問3(1)図8(上)(下)に共通する関東地方平野
部と西側の山地で予想される降水量分布の
特徴を45字程度で。
山地では降水量が多いが、平野部では降水
量が少なくほとんど予想されていない。
(2)降水分布が問3(1)の特徴を示す理由、図
9,10を参考に50字程度で。
山地では強い南西風によって上昇流ができ
て降水が強まり、平野部では下降流となり降
水が弱まるため。※できれば上昇流が弱まるがよい
上昇流⇒降水強化
下降流⇒降水弱まる
「上昇流弱まる」表現
22-2-1問3(4)
問4(1)④ 海水温が低く気温が高い時の下層
雲の発生する要因を40字程度で。
暖湿空気が相対的に冷たい海面上に移流し
て冷やされ、水蒸気が凝結する。移流霧
22-2-1問1(3)②
海面だから「気温」表記だけでも、
暖湿空気となる。
(3)状態曲線Pで700hPa付近の安定層に対応
する前線の種類と、安定層より上の高度にお
ける湿数の特徴を20字程度で。
温暖前線に対応し、その上で飽和している。
「飽和」
(4)状態曲線Pの順序を問4(2)の回答とした根
拠。安定層の高度、秋田と低気圧の相対位置
に関連づけて35字程度で。
温暖前線面に対応する安定層の高度が高く、 温暖前線面に対応する安定層
低気圧の中心から遠い
低気圧の中心が遠いため。
(5)② 図15に見られる風の鉛直分布の特徴
を40字程度で。
最下層では西寄りの弱い風だが、その上では 「高度と共に時計周りに」ではない
南西風で高度が高くなるほど風速が大きい。
③シアラインが形成され①で答えた風の分布
になる理由30字程度(図10)
南西の強風場の中で、山地の風下では下層
の風が弱くなるから。
21-1-1(日本海低気圧)
暖気の流入で冬場に起こる注意報
大切!!
風が強いことと、流入する空気の温
度が高いことがポイント。
融雪忘れない!!
下層の風
質問 第32回実技2
21-1-2(台風)
解答
キーワード
問2(1)図2を用いて、台風の強さを推定すると
きの根拠となる台風の中心付近とその周り
の雲域の特徴30字程度で。
不明瞭ながら目があり、高くて厚い(量画像と
も明るい)雲域が円形に取り巻いている。
図を見ると絶対明瞭だ。
「非常に強い台風」なので、眼は明
瞭、外側の雲も厚くて背が高い円
形状である。
類:24-1-2
(2)台風周辺の鉛直P速度の分布の特徴を20
字程度で。
進行方向前面(中心の北側)に強い上昇流が
ある。
中心ではなく進行方向前面
(3)解析雨量図で対馬付近から日本海中部に
かけて帯状の降水域、能登半島以西この降
水域の南縁は850hPa相当温位と風の場のど
のような所に対応か40字程度で。23-2-1、221-2問3(4)
等相当温位線がやや込んだ領域の南縁で、
風のシアがある領域に対応。
「シア」か「収束」か、迷うが、ここで
は「シア」※どちらでもいいので
は?
問3(1)台風の暴風域の半径が進行方向に対
し左右で異なる理由50字程度で。
台風自身の低気圧性循環に移動の効果によ
る風が加わって、右側では風が強く左側では
風が弱まるため。
右側が強いのは、風の向きが低気
圧性回転であることと、北~東寄り
の針路のため。
(4)11時までの1時間に20mm以上の強雨が
予想されている領域の台風から見た位置と
形状、その後の領域の変化を35字程度で。
進行方向前面(北側)に半月状(三日月状、馬
蹄形、扇形)に取り巻いて(分布して)おり、時間
経過とともに縮小する。
(5)前1時間降水量予想図で、11~14時にか
けて降水が顕著に強い所と弱い所が九州地
方に隣接して現れ、ほとんど移動しない状況
を予想。台風に伴う降水系の特徴、数値モデ
ルの地形図に着目しそう予想されている理
由を50字程度で。
弧状に伸びる台風の降水域が、山地の風上
側で強制上昇を受けて降雨が強まり、風下側
で弱まるため。
山地の風上、山地の風下は基本事
項
「・・台風に伴う降水形の特徴・・」
は、「対流性」とか。降水域の形状を
問うものではないとおもう。
⇒風下の下降流は、下降流を示す
図が示されていないので書かない
ほうがよい。
問4(1) 台風に伴う相当温位345K以上の領
域の形状と大きさは、初期時刻から24時間後
にかけて、どのように変化?55字程度で。
初期時刻には台風中心付近の円形の領域と
それを取り巻く領域があるが、時間とともに縮
小し、中心付近のみとなる。
中心付近の円形の領域と、南東半
円に広がる領域。時間と共に中心
付近の実の分布となる。
(2) 相当温位12予想図で台風の西~北の等
相温線が込んだ領域は、24後にはどう変化
する予想か。相温の傾度、領域の台風中心と
の距離に着目、25字程度で。この変化を何と
いう?
傾度が大きくなり、台風の中心との距離が小
さくなる。
温帯低気圧化
問5(3) 気圧の潮位への影響に着目、三つの
針路で、影響が最小と考えられるのは。また
その理由を20字程度で。
左より
地点Bの気圧の低下量が最も小さいため
台風中心付近から最も遠いため。
(4) 風が潮位に与える影響で(3)の針路を除く
二つの針路で(1)の針路が潮位に与える影響
が最も大きい。その理由を50字程度で記述。
中央の針路では風が海から陸に向かって吹
くが、右寄りの針路では風が陸から海に向
かって吹くため。
向岸風、離岸風
21-1-2(台風続き)
質問
解答
キーワード
問6(2) 図12(右)竜巻発生地点のレーダーエ
コーはどのような特徴があるか。そのレー
ダーエコーは台風のどの降雨帯か。併せて40
字程度で記述。
非常に発達した対流性エコーであり、台風を
取り巻く帯状の降雨帯(スパイラルバンド)の
中にある。
発達度、強度、形状に着目
スパイラルバンドで統一(外側、内
側分けないほうがよい)
(3) 竜巻の被害分布図と稲穂の倒伏状況か
らこの突風が竜巻であることを裏付ける特徴
を30字程度で記述。
被害が帯状に分布し、稲穂の倒伏方向に収
束性(回転性)が見られる。
質問 第33回実技1
解答
キーワード
問2(1)① 低気圧と台風それぞれの地上、
700hPa、500hPaの中心を結ぶ軸の傾きが類
似している点を簡潔に。
ほぼ鉛直である。
※基本事項
台風、寒冷低気圧の共通点。
図を性格に読み取る。単に垂直で
はなく、ほぼ垂直とする。
② 500hPa付近において、低気圧と台風それ
ぞれの中心とその周辺の温度分布を対比、
その違いを30字程度で。
周辺に比べた中心付近の気温が、低気圧で
は低く、台風では高い。
台風、寒冷低気圧の相違点。
Q:周辺との温度分布の対比
⇒周囲より温度が高い・低いを書く
Q:温度分布の特徴
⇒暖気核・寒気核を書く。
(2)② 200~150hPaの層について、低気圧の
中心付近と周辺の温度を比較し、15時程度
で。
中心付近の温度が周辺より高い。
寒冷低気圧の圏界面より上の温度
分布。
③ 低気圧に伴う圏界面の形状と、これより
上層における温度構造の特徴を50字程度
で。
対流圏界面は低気圧の中心付近で垂れ下
がっており、これより上層では低気圧の中心
付近に暖気核がある。
対流圏界面のくぼみ、上層の暖気
核
くぼみを調べる。
Q:温度構造の特徴
⇒暖気核を回答する(②で周囲より
高いことは回答しているので)
(3)③ 寒冷低気圧に伴う上空の寒気によっ
て引き起こされやすい防災面で留意すべき
大気現象を二つ。
23-2-2問3(4)
強雨、雷、突風、雹、強い雪
解答は落雷ではない。あまり問題
ないかも知れない。
⇒大気現象は「雷」、気象現象は
「落雷」かな
問3(2)④ この降水域内に見られる850hPaの
相当温位分布の特徴を相当温位の値を用い
て30字程度で。
相当温位が309K以上の領域が南から北に
伸びている。
強い降水域の相当温位分布の特
徴。
値はできるだけ正確に読み取る。
Q:風のことは問われていないの
で、相当温位分布の特徴のみを解
答する。
問4(1)①図8から高知で雨が降ると予想され
ている時間帯を3時間刻みで解答。
13日12時~13日21時
9~12時の雨量は、3時間2mm以下
の降水なので、時間に入れない。
(?)
(2) 四国南岸の降水量分布の特徴を35字程
度で記述。
高知を含み、南西から北東に伸びる領域で、
降水量が非常に多くなった。
地名も入ることに注意。
「中心ほど降水量が多い」ことより
も全体的に降水量が多かったこと
を書く。
(3)図9における降水域の分布と移動の特徴
を図8と比較して相違点を25字程度で。
数値予報よりも降水域の集中性が強く、移動
が遅い。
予想と解析雨量の雨域の動きにも
目を向ける。
21-2-1(台風)
☆
☆
質問 第33回実技2
解答
キーワード
21-2-2(南岸低気圧)
問2(3)⑤ トラフの位置
東経125度(5度刻みなので)
問3(1)① 寒冷前線が名瀬を通過した時刻
の判断理由を25字程度で。
地上付近の風向が南寄りから北寄りに急変
したため。(125E付近)
前線通過時の風の変化
「急変」であることが重要
どの高度の風がも大切!
④ ・・・寒冷前線を前線通過から1時間後ま
でとその後に分けた時、両者の前線面の傾き
の違い、35字程度で。
前線通過から1時間後までは前線面の傾き
は急だが、その後は緩やかである。
通過初期と後で傾きが違う。
傾きはここでは「大きい・小さい」よ
りも、「なだらか・急」がよい
(2)沿岸波浪予想図において、波高の最大値
ができる原因を20字程度で。
ほぼ同じ風向の強風が持続するため。
風波発達の要因
「持続」すること
「強風」であることも大切!
☆
問4(2)地上気温が同じ時に、相対湿度の高低
が降水の型に与える影響として図12から読
み取れることを20字程度、その理由を40字程
度で。22-2-2問4(5)②
相対湿度が低いほど雪になりやすい。
相対湿度が低いほど、昇華による雪片表面
の冷却効果が大きく、融解しにくいため。
「雪になりやすい」は先に解答して
いる。「融解しにくい」ことがポイン
ト。
「相対湿度が低いほど・・・」≒「気
※空気が乾いていると雪片の昇華により分離した水蒸気が潜熱 温が低いほど・・・」
を雪片から奪い、雪片の冷却効果が高まる(26.01.クリア講習時 ⇒言い換えると相当温位が低いほ
どでも可?
に学習)。
(4)① 図13の関東地方の平野部における
2℃等温線の移動について30字程度で。
2℃の等温線は、関東地方の平野部を北から
南に大きく移動する。
寒気の南下
大きく南下
②関東地方の平野部と三島付近で気温の低
下の違いが起きる理由を、風に着目し、図
14(地形)にも着目して60字程度で。
関東地方の平野部では北寄りの風によって
冷気が南下するが、三島付近では関東地方
西部の山岳に阻まれて冷気が侵入しにくい
ため。
地形効果、冷気の間接流入。
「北寄りの風」で気温が下がるが、
「冷気」南下して下がることがポイ
ント
(6)降雪時の府県気象情報における防災上留
意すべき事項
22-2-2問4(6)
雪による交通障害、電線や樹木への着雪、農
業施設への被害、路面の凍結
質問 第34回実技1
解答
キーワード
問2(1) (500hPaにおける)日本の南の高気圧
の中心位置は、初期時刻から36時間後にか
けてどのように予想されるか。中心位置の緯
度の数値を付して15字程度で。
北緯30度付近にほぼ停滞する。
本文に「500hPaから」と書かれて
いる。
夏の太平洋高気圧の特徴。ほぼ同
じ位置で停滞する。
(2)
オホーツク海、千島近海
(3)本州付近の渦度分布は、初期時刻から36
時間後にかけてどのように変化するか。
初期時刻でほぼ全域が負の渦度域となって
いるが、中国東北区の低気圧に伴う正の渦
度域が南下することにより、36時間後には本
州南岸が正の渦度域となる。
主語が何か把握して正しく答える。
何がどうなる?
初期は日本付近が負の渦度域。そ
の後正渦度域が南下してきて正渦
度域、その後南岸に正渦度域。
「中国東北区の低気圧に伴う」は
書かなくてもよい。
問3(1)②図1、3、5~7を用いて、初期時刻から
①で解答した時刻までの地上低気圧の中心
と500hPaトラフとの相対的な位置の変化の
予想、45字程度で
トラフは初め低気圧中心の西側にあるが、中
心気圧が最も低くなる時刻にはほぼ一致す
る。(中心気圧低くなるころ書かなくても可)
☆トラフとLの相対位置:正渦度極大地を活用
最盛期におけるトラフと低気圧の
相対位置。
トラフと低気圧の位置は、「一致」か
「接近」か図を見て正確に区別す
る。
どちらかの天気図にプロットし、正
確な相対位置を把握する。
問4(2) 図10で、上対馬における相当温位は
問4(1)で答えた時間帯からその後の時間帯
にかけてどのように変化すると予想されてい
るか。345K以上の高相当温位域に着目して
40字程度で。
この時間帯は高相当温位域内にあるが、そ
の後はこれよりも低い相当温位域内になる。
降水のピーク以降の相当温位域
の分布の変化。
⇒高相当温位域がどのように動く
かではなく、対馬付近の相当温位
分布がどうなるかを書く。
問5(1)② ①で描画したシアラインの位置と
それぞれ同時刻のレーダーエコー分布との
対応、30字程度で。
シアラインは組織だったレーダーエコーの南
端にほぼ沿っている。
シアライン付近は顕著な気象現象
がある。
シアラインで起きる現象は前線で
起きる現象とほぼ同じ。
(2)③シアラインに伴う発達した積乱雲により
発生する風による災害例と雨による災害例
建物の崩壊、側溝の氾濫
※側溝の氾濫は特殊
22-1-1(夏の日L・梅雨)
☆
☆
ポイント:狭い範囲のこと
積乱雲により発生する「風」「雨」に
よる災害例なので、いろいろ考えら
れる。
質問 第34回実技2
解答
キーワード
22-1-2(冬型・日本海低気圧)
☆
問2(2) 問2(1)でソクチョを選んだ理由。地上
天気図と状態曲線の特徴に関連付けて35字
程度で。
☆
(3) 問2(1)で米子を選んだ理由、850hPaの風
と海面水温に着目し60字程度で。
下層に湿潤層がなく、地上天気図では快晴と
なっているため。
状態曲線と天気図との関係
「快晴」ではなく、「雲がなく」でも
⇒下層に限らなくてもいいのでは?⇒2つの状態曲線からの比較 オッケイ?
なのであえて下層と書いている(26.01.25クリア)。
風が西寄りで、チェジュ島よりも海面水温が
高い海域を長距離にわたって吹走するため、
気団変質して湿潤層がより厚くなる。※風の強さ
はいらない
問3(2)・・・この低気圧のライフサイクルにおい
てどのステージにあるか、判断した根拠40字
程度で。
(3)低気圧が三陸沖に進み、冬型の気圧配置
が強まると予想、東日本・西日本の日本海側
で大雪の恐れ。このような場合東日本で予想
される降雪の地域的な(沿岸や平野、内陸や
山沿いなど)分布の特徴を図6(下)を用いて、
風に関連付けて45字程度で。
☆
最盛期
中心気圧の変化がなく、地上から500hPaまで
気圧の谷の軸が垂直になっている。
日本海の気団変質は、考えなくても
答えられるようにすること。
日本海側は気団変質と書くのが
やっぱりいい。
ライフサイクル:発生→発達→最盛
(閉塞)→衰弱
東谷の典型的なパターン
風が強い理由⇒気圧傾度
内陸・山沿いで雪が多い時と沿岸・
平野で雪が多い時をしっかり理解
しておく。
※沿岸・平野部が多いとき(日本谷)⇒日本付近気圧傾度小、日 北西の風が強まる理由を天気図
本海で等圧線湾曲(袋形)、小低気圧、寒気の中心は日本海西部 から読み取り記述すること。気圧傾
度
気圧傾度が大きく北西の風が強いため、沿岸
や平野部に比べて内陸や山沿いで降雪量が
多くなる。
(4)図11において日本海に予想される風の収
束帯を記入、その位置を決めた根拠を
925hPaの風と図7(下)降水量の予想に着目、
30字程度で。
明確な風向シアーがあり、これに沿って降水
が予想されている。
JPCZ
「収束帯」を決める根拠なので、明
確な「シア」
(5)冬季、この収束帯が発生し、その一部が日
本海沿岸に達すると起こりやすい防災上注
意すべき現象二つ。
強い風、強い雪
冬のJPCZの注意すべき現象は、「
風」と「雪」。
なだれ、着雪は関係ない。ここで気
温上昇のことは言っていない。
問4(2) 図12、表1をもとに、12~24時間後の
低気圧と根室地方の位置関係と、この期間に
予想される根室地方の風・降水量及び沿岸
の波の状況について55字程度で。
低気圧の北に位置し、東寄りの非常に強い風 ※時間経過のことより、今後どうな
が続き、3時間降水量が次第に多くなる。沿岸 るかを書く。
風はどうなる?降水量はどうなる?波
はしけのち大しけとなる。
はどうなる?
(3) 図12で北海道オホーツク海側で6日21時
までの24時間の降水量が非常に多くなること
が予想されているが、一方でこれに隣接する
旭川付近では降水量が少なく予想されてい
る。このように、北海道オホーツク海側で24時
間の降水量が旭川付近と対照的に多く予想
される理由、60字程度で。
注:オホーツク海が山地の斜面で
あることが一番のポイント。
※降水量増加の理由として、「地形
性」と「低気圧の移動速度」が関係
してくる。
⇒ヒント22-2-1問3(4)四国山地の
~
⇒時間変化とか、傾向とか意識す
る。
メテオ実力テストにあった。
☆
低気圧の動きが遅く、長時間にわたって北東
の風が続き、またオホーツク海側では山地の
影響を受けて上昇流が強化されるため。
※低気圧の動きが必要
質問 第35回実技1
解答
キーワード
問1(2) 図4・・・赤外画像の領域における雲
域の形状と輝度温度を15字程度で記述。
団塊状で、輝度温度が低い。
※基本事項
「雲域」の形状なので「団塊状」。「表
面」の状況は「凸凹状」。「領域」なの
か「表面」なのかで区別する。
問1(3)② 図1で北海道の東海上の海上濃
霧警報、①の解答に着目、どのような霧か。ま
た、その発生要因を40字程度で記述。
移流霧:冷たい海面上に相対的に暖かく湿っ
た空気が移動し、下から冷やされて飽和した
ため。
霧の発生要因発生要因が反対の
蒸気霧も覚えておく。
「相対的に冷たい」ことが重要。設
問によって「凝結」「飽和」の違いを
かけるようにする。
21-1-1問4(1)④暖かく湿った、海面
だから暖湿空気。
問2(1) 図6(下)図7(下)、東シナ海における
12時間後と24時間後の前12時間降水量の分
布の特徴を、降水域の幅に着目し35字程度
で記述。
12時間後は降水域の幅は広いが、24時間後
は幅が狭く集中している。
降水域の南北の幅を書く。降水強
度は書かない。
問2(3)① 図7(下)東シナ海で大きな降水量
が予想される理由、前線の種類・性質を考慮
し20字程度で記述。
寒冷前線付近の強い対流活動による。
大きな降水の理由なので、「対流性
降水」ではなく「対流活動」。「強い」
も必要。
問2(3)② 大きな降水量が予想されている九
州の雨域が前線・低気圧のどのような部分に
あたるかを簡潔に記述。また大きな降水量が
予想される場の特徴を850hPaの風と相当温
位に着目、30字程度で記述。
低気圧の暖域
強い南西風によって相当温位が高い空気が
流入している。
※「寒冷前線の前面」は誤答の可能性。
高相当温位=暖湿気の流入。
強い南風。値は指示されていない
ので書いても書かなくても可。ただ
し間違った値を書かないようにす
る。
問3(1) 図10で前線通過を示す特徴。地上の
温暖前線の通過を示す特徴の時間帯を図の
6時間毎の時刻を用いて解答。またその根拠
を、900hPa以下の風向と気温の変化に着目
し30字程度で。
風向が東~南東から南~南西に変化し、気
温が上昇するため。
前線通過時の風向の変化。
通過前後の風向は同じ方位が含
まれないようにする。
気温傾度は解答としてふさわしくな
い。
⇒いろいろな解答パターンがある
ので注意!!
類:24-2-1問2(1)①風向が東から
南西に変化し、前後の時間に比べ
気温の上昇量が大きい。
問3(2) 図10、24日9~15時に寒冷前線通過
の特徴。根拠となる900hPa以下の高度の鉛
直流と相対湿度の変化を15字程度で記述。
鉛直流:上昇流から下降流に変化する。
相対湿度:急速に低下して乾燥する。
相対湿度は急速に低下することが
重要
問3(3)② 図11で23日15~18時の3時間に
予想降水量が減少。図8の12、24時間予想図
から降水量の減少に対応する850hPaの相当
温位の変化について20字程度で記述。
高知付近では、相当温位が一時的に低下す
る。
「一時的に」ポイント
22-2-1(日本海低気圧)
☆
☆
問3(4) 図11、高松では高知に比べて全体的
に降水量が少ない。理由を高松周辺の地域
に吹き込む下層風の風向と地形に着目して
30字程度で。
22-2-1(日本海低気圧つづき)
山越えで降水が弱まる理由なの
で、「水蒸気量が減少」し、「上昇流
が弱まる」
21-1-1問3(2)「下降流」で「降水弱
※過去問で「下降流で降水弱まる」あるが「上昇流弱まる」のほう まる」降水量が減る理由?図から判
が無難。図で明らかに下降流が示されていればそれは可。
別できるようにする。
22-1-2 旭川とオホーツク
四国山地の降水で水蒸気量が減少し、また
上昇流が弱まるため。
質問
解答
キーワード
問4(2) 風向の特徴とそれから判断される移
流(23-1-1問4(2)③)
高度が高くなるにつれて風向が時計周りに
変化しており、暖気移流を示している。
風向の鉛直変化と温度移流は基
本事項。⇒温暖前線面の特徴
問5 降水量の増加で防災上留意すべき事
項(23-1-1問5(2)、23-2-2)
土砂災害、低地への浸水、河川の増水・氾濫
強い降水量における防災上留意
すべき事項
質問 第35回実技2
解答
キーワード
国際気象通報式における薄曇りの状態と
は?
雲量が9以上あって、上層の雲が中・上層よ
り多く、降水現象がない状態。
気象庁HP「薄曇り」の定義。
国際気象通報式の詳細も見てお
く。
問1(4) 東北地方で晴れの状態が続くとした
時に発生が予想される注意すべき現象を二
つ。その現象の発生要因を60字程度で。
現象:霜、低温、凍結(うち二つ)※御三家
下層に強い寒気が入っており、さらに晴天で
放射冷却が大きく、風が弱いため、地表付近
の気温が0℃前後まで下がるから。⇒下層の寒気
問2(1)② ・・・初期時刻から24時間以内に低
気圧のどちら側で最も強い風が予想される
か(4方位で)、理由を30字程度
低気圧中心の北側
理由:三陸沖の高気圧とこの低気圧の間で
気圧傾度が大きくなるから。
気圧経度、風の強化、冬型
12H後は三陸沖。
⇒擾乱の動きは書かない!書いて
もいいのでは?
問2(2)② 500hPaトラフ付近の渦度の変化と
低気圧の発生時期との関係、およびトラフの
位置と低気圧の発生位置との関係を35字程
度で。
トラフ付近の正渦度が強まった時に、その東
側で低気圧が発生する。
トラフ、低気圧の発生、発達。
「正」を忘れない。
問3(2) 問3(1)で答えた風向、風速の変化の
要因を25字程度で。
低気圧が発達しながらこの海域の南側を通
過するため。
☆ 問4(4)② 18時の2℃の等温線、問4(2)の21
時の2℃の等温線、問4(3)の風・気温の変化
に着目、東京の21時以降の気温がガイダン
スより低くなると考えられる根拠を45字程度
で。
関東地方の内陸部の気温の低下が大きく、
北寄りの風で低温域が南に広がるとみられ
るから。
関東内陸部の気温の低下が、北風
により、東京も影響を受けた。
風速はそんなに変化がない。気温
低下した空気が元の風速のままの
風で南下した。
問4(5)② ①の表では、水戸が雨であるのに
対し、これよりも気温が高い会津若松で雪に
なる理由。
会津若松では空気が乾燥しており、昇華に
よって落下中の雪片表面が冷却される効果
が大きく、雪片が融解しにくいため。
雨雪は気温だけでなく、湿度も。乾
燥してたら昇華による冷却効果が
高い。
問4(6) 関東地方の4月中旬の降雪は稀。こ
の時期の降雪に関する地方気象情報の防災
上の留意事項。
雪による交通障害、路面の凍結、電線への着
雪、農作物の管理。
22-2-2(南岸低気圧)
☆
春先の晴天時の気温低下の原因
①下層に強い寒気(前問)
②放射冷却(晴天)
③風が弱い(天気図、国際式)
※②③がポイント
晴天時の気温低下の注意関連
の強さについては、気温減率の小ささから下層に寒気が入ってる ⇒霜、低温、凍結
25.5.11質解説
ことを示唆している。
降雪に関する
防災上の
留意事項
質問 第36回実技1
解答
キーワード
問2(1) 図4に見られる3時間10mm以上の
降水域Aは、図1の地上天気図に見られる前
線に対して、それぞれどのような位置関係に
あるか、前線の種類も含めて20字程度で。
低気圧の北東側で、温暖前線の北側にあ
る。
相対位置
「低気圧の前面」でも可。
問2(2) ①図3に見られる降水域A付近の
温度移流について、秋田の風向を用いて40
字程度で述べよ。
南風が等温線を横切って、暖気側から寒気
側に吹いており、暖気移流の場となってい
る。⇒風向を用いて温度移流を解答するだけなので、交角の大
解答文字数が多い時の解答は、何
を書くかキーワードをよく考える。
暖気移流
等温線を横切って、暖気側から寒
気側へ
問2(3) 前線の予想位置をそのように決め
た根拠を二つ簡潔に述べよ。
等相当温位線の集中帯、地上風のシア
850集中帯南縁は、地上の前線位置とは
異なる。風は850のシアではなく、地上の
シア。ただし「南縁」を書いても可。
問3(3) 図7(下)の相当温位は、低気圧の
閉塞期に見られる特徴的な分布を示してい
る。低気圧の中心付近に着目して、その特徴
を65字程度で。
低気圧の中心付近に周囲から切り離された
高相当温位域があり、その南側から東側に
かけて、相対的に低い相当温位域が回り込
んでいる。
切離した領域、低相当温位⇒台風
の温帯低気圧化の時も見られる。
西から東に流入していると書くとき
は、南側を経由していることを書く。
「相対的に」はできるなら書いたほ
うがよい。
問4(2)③ 図9(下)において、北緯38度に
おける850~600hPaの層における風向の鉛
直変化の特徴を25字程度で。さらに、この風
向変化はどのような温度移流を表している
か。
高度が高くなるにつれて反時計周りに変化し
ている。温度移流:寒気移流
風向の鉛直変化:温度移流は基本
事項
問4(2)④ 図9(下)で、降水域Bに対応する
緯度に見られる地上~500hPaの相当温位分
布の特徴を、相当温位の値を示して、25字程
度で。
345K前後の一様な高相当温位域となってい
る。
鉛直方向に一様な高相当温位は、
対流活動≠対流不安定(すでに対
流活動が起きている。対流不安定
は対流が起きる前)
⇒「高」を忘れない。
23-1-1(日本海低気圧)
きさ、移流の強さなどは書かなくてよい。
鉛直分布
問4(2)⑤ ④で答えた相当温位の鉛直分布
の特徴は、何によってもたらされるかを簡潔
に述べよ。
対流活動
問5(1)図11から、前線が浜田を通過した時
間帯を、1時間刻みの値で答えよ。また、その
ように判断した根拠を二つ、合わせて35字程
度で答えよ。
12日2時~12日3時
⇒降水量の低下は?⇒前線通過
風向が西南西から北へ変化し、気温と露点温 後も降水がある可能性のあるので
根拠としては弱い。
度がともに2℃下降した。
21-1-1問2(3)は気温のみ。
問5(2) 図6では、降雨域が西日本を南下す
る予想になっている。その際に、「低地への浸
水」及び「河川の増水」以外に想定される防
災上重要な現象を三つ述べよ。
崖崩れ、突風、落雷
参考:土砂災害の内訳・がけ崩れ・山崩れ・
土石流・地滑り・(落石)人工的な斜面・法面
崩壊・道路損壊・鉄軌道損壊
対流活動≠対流不安定
「気温と露点が共に低下」が大切。
大雨による防災上の重要な現象
がけ崩れ⇒土砂災害は正解。
「土砂災害」より「崖崩れ」の解答最
近は多い。
「大雨」の時は、「雷」「突風」も覚え
ておく。真夏に近いので降雹は不
適。
質問第36回実技2
解答
23-1-2(日本海低気圧)
主語を大切に!!
問2(2)① 初期時刻から24時間後にかけて
の、500hPaのトラフと低気圧の相対的な位置
関係の変化について25字程度で述べよ。
500hPaのトラフと地上の低気圧が接近する。
(単にトラフでも可)
トラフとLの位置関係。単に「直上」
は誤答の可能性。⇒位置関係の変
化なので、初期はトラフがLの西側
にあることも書くべき。「接近」か「直
上」かは問題によるので注意。
問2(2)③ ・・・・・850hPaにおいて初期時刻
から24時間後にかけて予想される低気圧前
面および後面の、風と温度場の変化について
55字程度で述べよ。
低気圧の前面では、南よりの風による暖気の
流入が強まり、後面では西南西~北西の風
による寒気の流入が強まる。(暖・寒気移流と
は書かれていない)
低気圧前・後面の風・温度場。移
流?形成状況?⇒「風」と「温度場」の
設問は、「移流」という解答はしない
の?⇒21-1-1問2(1)設問:気温と風
の状況⇒解答:W移流、C移流だっ
た。
(3)
相当温位線集中帯、地上の風のシア
問3(1) ・・・・また、東経135度と東経140度
の層厚にこのような違いを生じさせる理由を、
図9で示された気象要素を使い東経140度の
値に着目して簡潔に答えよ。
東経140度の方が、気層の平均気温が高い
ため。
層厚の大小
⇒気温、密度、圏界面高さ
⇒「気層」の「平均」気温
23-1-1
問3(2)図9(上)と図10を用いて、500hPaで
東経135度付近にある低気圧の、500hPa面と
300hPa面における中心付近の温度場の特徴
を40字程度で述べよ。
中心付近の気温は500hPaでは周囲より低い
が、300hPaでは周囲より高い。
寒冷低気圧の各高度の温度
暖気核、寒気核
低気圧の中心付近で圏界面の高度が低下し
ている。
圏界面高度
「Lの中心付近」であることを書き忘
れない。
類:21-2-1問2(2)③「対流圏界面は
低気圧の中心付近で垂れ下がって
おり、・・・」
☆ 問3(5)② ①で答えた場所で暖気移流が大
きいと判断される根拠を、この図に示された
三つの気象要素をつかって25字程度で述べ
よ。
等温線と等高度線が大きな角度で交差し、風
速が大きい。
等温線、等高度線、交角
⇒風と等温線が交差ならわかる
が、等温線と等高度線が交角が大
きいと移流が大きくなる理由は?
⇒等高度線が風向とほぼ同じなの
で。
☆ 問5(1) 図12・・・、低気圧の中心に近いA点
よりも、低気圧の中心から遠いB点の方が、波
高が高くなると予想されている。このように予
想される理由を55字程度で述べよ。
両点とも初期時刻から12時間後にかけて南
東の風が続いているが、B点の方が吹走距離
が長いため波高が高くなる。
吹走距離⇒うねり
問5(2)①12時間予想図に見られる風向と波
向の間の特徴的な関係を20字程度で述べ
よ。
風向と波向が大きな角度で交差している。
うねりと風浪
問5(2)② 36時間予想図に見られる風向と
波向の間の特徴的な関係を20字程度で述べ
よ。
風向と波向がほぼ同じになっている。
問5(2)③ ①で答えた状況が②で答えたよ
うに変化する要因を40字程度で述べよ。
風向が変化してから波が成長して波向が風 風浪⇒吹走時間
向と同じになるには、吹走時間が必要である。
☆
問3(3) 図9(上)の500hPa面以上の高度で
500hPaの低気圧の中心がある東経135度付
近の気温減率が東経140度付近の気温減率
よりも小さく、400hPaより上の層では更に小さ
い。低気圧上層でこの気温減率が見られる
時、対流圏界面はどのようになっているかを
25字程度で記述。
キーワード
☆
質問 第37回実技1
解答
キーワード
23-2-1(冬型、日本海低気圧)
☆
問2(3) 図5で鹿児島から名瀬にかけて多
数のセル状のエコーが分布。図6では鹿児
島近傍で発雷、名瀬では発雷なし。この理由
を問2で答えた逆転層の下端の高度(気圧)
及び気温に基づき、対流雲の発達の観点か
ら45字程度で。
名瀬では、逆転層の高度が低く、雲の発達
が抑えられ、雲頂温度が発雷する温度まで
低下しないため。
問3(2) 海上において問3(1)で決めたシア
ラインは、気象衛星赤外画像の帯状の雲域
に対して、どのような位置にあたるかを簡潔
に述べよ。
雲域のほぼ南西端にある。
※逆転層下端:雲頂⇒低ければ温度が高い
キーワード:雲頂温度、発雷温度。
雲頂温度が発雷温度まで低下しな
い。
逆転層の高度が低いと雲が発達し
ない。(ストッパーの役割)
⇒雲頂温度が低くないと発雷しな
い。
類:24-1-1問4(3)⑤
シアライン、雲域南西端、JPCZ
「南端」ではなく正確に「南西端」と
書く。
・場所的に「高相当温位の(南)縁」
である。「集中帯の南縁」、「傾度の
大きい所の南縁」は瀬戸内海にな
るので不適。
・風は「シア」より「収束」を解答す
る。
問3(5) 問3(3)と問3(4)の解答を参考に
して、この時刻の925hPa面における中国地
方の山地での相当温位と風の分布の特徴を
25字程度で述べよ。
相当温位が高い領域の縁にあたり、風が収
束している。(高い領域の縁は大切!!)
問4(2) 図9に見られる850hPaの相当温
位と風向の分布の特徴を山陰と九州北部を
対比させて35字程度で述べよ。
相当温位は山陰では高いが、九州北部では
低く、風向はともに北西である。
相当温位高低
大陸からの寒冷で乾燥している空
気→山陰の方が日本海の海上の
吹走距離が長い
問4(5) 山陰と九州北部の大気の状態に、
問4(2)で答えた差異および問4(3)で答え
た850hPaの気温の差が生じる要因を二つ
の地域の地理的条件につ着目して55字程
度で述べよ。
大陸から吹き出す乾燥した風が海上を吹走
する距離が、山陰の方が九州北部よりも長
いため、気団の変質が進む。
海上での吹走距離が長いと、気団
の変質が起きる。
寒冷・乾燥空気→日本海は暖湿⇒
山陰で高相当温位となる(気温も
湿度も)⇒前問の「差異」で上昇流
があるがここでは触れない。
問4(6) 図1~3、8から12Hまで山陰で発表され
る可能性が高い警報を3つ。
暴風雪、大雪、波浪
天気図の気温(-6℃以下)と風(気
圧傾度)から。
問5(3) 大山と米子で雪水比が異なる理由
を30字程度で述べよ。
米子は大山に比べて標高が低いので気温が
高く、湿った雪となる。
地上に近い→気温高い→湿った雪
問5(6) 12月31日9時~1月1日6時にか
けて米子の地上の気温はほとんど変化しな
かった。一方、米子の雪水比は問5(4)で答
えたように変化した。この要因を25字程度で
述べよ。
米子上空の気温が上昇し、湿った雪となるた
め。
⇒空気が乾燥していると、昇華による冷却効
果が高くなる。※寒冷乾燥⇒雪片の昇華⇒水蒸気が雪片
☆
☆
から潜熱を奪う⇒雪片がさらに冷える
上空の気温が高い場合も湿った雪
となる。
質問 第37回実技2
解答
キーワード
23-2-2(台風・寒冷L)
問2(1) 台風が図1どおり進んだ場合、石垣島
で12時間以内に予想される風向の変化を20
字程度で解答。
北東から反時計回りに西に変化する。
問2(4)台風が予報円の中心を結ぶ線上を
進むと仮定すると、日本海を進む間に北陸地
方で発生が予想される特徴的な現象の名称
と、それに伴って生じる気象要素の変化を1
5字程度で答えよ。
フェーン現象
気温が上昇し、湿度が下がる。※湿数?水蒸気
問3(2) 図4(上)によると、低気圧Aの中心
は東経134度付近にある。図5を用いて40
0hPaより上と850~600hPaのそれぞれ
について、低気圧中心の東西における風向
を25字、15字程度で述べよ。
400hPaより上:低気圧の西では西~北北
西、低気圧の東では南より。
850~600hPa:低気圧の東西とも南より。
上層、下層の風
※ポイントは「東西」の風向の違い
問3(3) 問3(2)の解答から、低気圧Aの中
心付近の上層(400hPaより上)と下層(85
0~600hPa)での風の循環場の違いを35
字程度で述べよ。
上層では低気圧性の循環が明瞭であるが、
下層では循環は見られない。
低気圧性循環は上層で明瞭、下層
で不明瞭
問3(4) 低気圧Aのような構造をもつ低気
圧の名称を答えよ。また、この低気圧の周辺
で起きやすい大気現象を三つ記せ。
名称:寒冷低気圧
大気現象:落雷、突風、強い雨
寒冷低気圧の3大大気現象:落
雷、突風、強雨。⇒大気現象だから
雷?
寒冷低気圧の持続時間は短くない
ので、短時間強雨は解答として不
適。
問4(2)①地点ロにおける925~500hPaの風向
と湿数の特徴を20字程度で解答。
風向は東~南南東で、湿数は小さい。
問4(3)① 図2の破線で囲んだ領域における
明域と暗域の分布の特徴を降水域Rに関連
づけて35字程度で。
降水域Rに明域が、その西に暗域があり、両
者の境界が明瞭である。
明域、暗域。
※境界線が明瞭であることは「水
蒸気画像の特徴」なので重要。
問4(3)② 図8(上)を用いて、降水域Rの
西にあたる室戸岬~紀伊水道の南の海上に
おける400hPa面の風と相当温位分布の特
徴を、相当温位の値を付し低気圧Aの循環と
関連づけて40字程度で述べよ。
相当温位342K以下の空気が低気圧性循
環の一部である南西の風により流入してい
る。
西側から低相当温位の空気が流
入している(らしいがはっきりいって
不明瞭)。
風の分布、その風が何によるもの
かを書くので、風の強さは必要な
し。
⇒西は?
問4(3)③ 図8(下)を用いて、降水域R付
近の海上における850hPa面の風と相当温
位の分布の特徴を、相当温位の値を付して3
0字程度で。
相当温位342K以上の空気が南東の風によ 高相当温位
風の分布、その風が何によるもの
り流入している。※②とあわせて「対流不安定」を言ってい かを書くので、風の強さは必要な
23-2-2(台風・寒冷L続き)
※「西」なのは等圧線を横切って中心に吹き込むから。
24-1-2問5(1)も同じ反時計回りに
変化するという表現。CCWを表現し
ていない問題も過去にはあった。※
どちらで書くべきかよく考える。
フェーン現象の時の気象要素の変
化二つ覚えておく。
量?露点温度?空気が乾燥する?
※地上のLCL:990hPa、850~970湿数小さい。
る。
⇒地点判別のためだけなので鉛直
方向の風向の変化は必要なし。気
温と露点が離れている部分もある
ので湿潤とは答えないほうがよい。
し。
質問
解答
キーワード
問5(4)表1のイの予報区では、6時以降12
時にかけて、3時間毎の1時間最大降水量
が48mm、37mmの激しい雨が予想されて
いる。予想される短時間の激しい雨に関連し
て、防災上注意すべき事項を三つ。
河川の増水、低地の浸水、山崩れ
大雨時の三大注意事項:河川の増
水、低地への浸水、土砂災害
疑問:「土砂災害」ではなく「山崩
れ」と書く理由は?どちらも可
⇒「山崩れ」は最近主流になってき
ている。
問5(3)図9、10下で問い5(2)より①~③に対
応する予報区をア~ウから選択。
①東京:イ ②新潟:ウ ③秋田:ア
ポイント:寒冷低気圧の南東象限
の東京が最も雨が多いことを答え
る。
質問 第38回実技1
解答
キーワード
水蒸気画像の明域と暗域の境界
「南縁」ではない。⇒暗域の南縁も
いいと思われる。※南縁は、水蒸気
画像では不明瞭、境界のほうが具
体的に場所が指定されてる(クリア
講習)
(2)図5の赤外画像及び可視画像の領域Aの
雲の種類、またその根拠を25字程度で記述。
赤外画像、可視画像ともに白く、雲頂に凸凹
がある。
図からみえるのは、雲頂の形状。
「団塊状」という解答はややずれて
いる。
「表面」より「雲頂」と表現する。⇒
雲頂を答えるのか雲域を答えるの
か区別する。
問3(2)②西日本①で答えた850hPaの前線の
南側と北側の風向・風速を比較し違いを45字
程度で記述。
風向は前線の南側で西~西南西、北側では
西~北西で、風速は前線の南側の方が北側
より大きい。
風向は図から読み取れる風向を出
来るだけ正確に解答する。※風速
の差
(3)②①の相当温位の違いは両点の空気の
どのような性質の違いを表しているか25字程
度で記述。
B点では乾燥しているが、C点では湿ってい
る。(水蒸気量の違い)
「相当温位が高い・低い」の基本事
項ではなく、湿度がどうであるかを
書くこと。⇒気温の傾度小、水蒸気
量の傾度大
(4)図7より(1)で答えた二つの地域で雨量が
多くなると予想される理由を45字程度で記
述。
前線の南側に相当温位の特に高い湿った空
気があり、前線をはさむ風のシアにより収束
が強いため。
暖湿気の存在、シアによる収束。収
束強い。「雨量が多くなる理由」なの
で「シア」止めでなく、「収束」を書く。
「上昇流が強化」も可。
問4(2)②図11を用い①の相当温位分布の特
徴は大気のどんな特徴を表しているかを
850hPaと500hPaの湿数の値を使い45字程
度で記述。
850hPa湿数3℃以下で湿っているが、500hPa
では湿数12℃で乾燥している。
(3)④ ③で気層DEがD'E'の高度まで上昇した
時、気層の気温減率の変化とそれに伴う静的
安定度の変化を25字程度で記述。
気温減率が大きくなり、安定度が小さくなる。
「絶対安定」⇒「条件付き不安定」で
も可。
⑤ 問4(1)の強い降水域で降水が始まる前の
大気の鉛直構造は図13と同様であったと仮
定して、(3)②④及び図12から、問4(1)の強い
降水がもたらされた理由を対流雲の発達過
程を考察して60字程度で記述。
対流不安定な気層が上昇することで安定度
が小さくなり、それまで安定層で抑えられてい
た雲頂が高くなって対流雲が発達したため。
「対流不安定な気層」を忘れない。
雲頂は、安定層、逆転層に抑えられ
発達が抑制される。その安定度が
小さくなるということは、雲頂が高く
なり対流雲として発達する。※安定
層、逆転層は対流雲発達のストッ
パー
類:23-2-1問2(3)
(4)②図15から①で答えた時間帯の850hPa付
近の風の特徴を風向、風速値を含め25字程
度で記述。
南西~西南西の風が40~50ノットと強い。
「風の強度」についても記述する。
24-1-1(日本海低気圧、梅雨前線)
問2(1) 図4の300hPaの風速の極大値を結ん
だ線を強風軸とした場合、強風軸の位置は図
5(水蒸気画像)のどの画像のどのような特徴
に対応しているか簡潔に記述。
☆
質問 第38回実技2
解答
キーワード
問1(1)⑦天気は
「雨」(しゅう雨ではない)
国際式、現在天気、天気、解答を間
違えない。
問2(1)②図2の台風中心付近とその周りにお
ける雲域の分布の特徴を雲の種類を含めて
35字程度で記述。
中心に明瞭な眼があり、その周りに積乱雲か
らなる円形上の雲域がある。
21-1-2解答:周りの雲域の分布の特徴を雲
の種類も含め解答⇒高くて厚い雲域。「特徴」
とは?「背の高い厚い」は書かなくて良い?
類:21-1-2「不明瞭」となっている。
今回は、「スパイラルバンド」の「ら
せん状」が解答ではない。ここでは「
眼の壁」の円形を答える。⇒中心と
その周りなので
問2(1)④図3から300hPaの台風中心付近の
気温分布の特徴を簡潔に。
周りより気温が高い。
暖気核を解答しても可。
24-1-2(台風)
⑥図3から本州では南西風が吹いている。こ
の風をもたらす高度場を形成する要因を30
字程度で記述。
問3(1)② 図8の渦度の予想から、台風は今後
も北東に進み加速すると予想。図7、8の
500hPaの5700~5760m付近の渦度分布に
着目、台風が加速する理由を40字程度で記
述。
本州の西方にトラフがあり、東方に太平洋高 24-1-1再問4(3)類似問題だが解答
がちょっと違う。
気圧がある。⇒風が吹く方向の理由なので、東の太平洋H、 天気図からリッジが確認できれば、
西のトラフ両方を書く。⇒低気圧の発達の時は、西側のトラフの
みを書く。
渦度の0線に対応する強風軸が、台風の西側
で台風とほぼ同じ緯度まで南下するため。⇒
等高度線の傾度も関係することもあるが、今回は「渦度」からと
いう問なので。⇒メテオは気圧の谷の東進をかいている。
太Hでなくリッジを書いても可。実テ
①
24-1-1再問4(3)類似問題
「・・西側・・」はこだわる必要なし。図
から、西側で南下している様子が
見られればそれを回答する。⇒台
風が北上することによる接近は今
回は関係なし。⇒なぜ?そんなこと
ない。
(2)③12時間後~36時間後にかけ台風の中
心と前線の相対的な位置はどう変化するか
40字程度で記述。それに伴って台風の中心
以北で前線に対応する相当温位の分布がど
う変化するかを簡潔に記述。
24時間後までは前線の南側にある台風の中
心が36時間後には前線付近にある。傾度が
大きくなる。※12時間後のことよりも24時間後までのことを含
問4(2)図11の伊勢湾で最も潮位が高い予想
となるのは台風がどのコースの場合か。理由
を35字程度で記述。
吸い上げ効果はア、ウがイより大きく、吹き寄
せ効果はウが最も大きいため。
問5(1)台風は伊良湖の東を進み浜松市付近
に上陸。伊良湖の地上風の時間変化は図12
のア、イのどちらか。その理由を20字程度で
記述。
イ
風向が反時計回りに変化しているため。
23-2-2問2(1)同じ反時計
(2)③ ①で解答した時刻からおよそ1時間後
にかけ風速と風向が大きく変化。その理由を
30字程度で記述。
台風の眼が通過したあと、吹き返しの風が吹
き始めたため。
24-1-1再問5(3)類似問題
吹き返しの風の定義(気象庁):台
風が通過した後に、それまでとは大
きく異なる風向から吹く強い風。
問6(1)③21日24時までに大雨警報(土砂災
害)の解除が適切な場合には、解除する時刻
を1時間刻みで解答、そうでない場合は「なし」
と記述。またその理由を30字程度で記述。
なし
土壌雨量指数が大雨警報の発表基準を上
回っているため。
前線上と書くと不正解?⇒つまり前
線付近なんです。
めて解答する。
質問 第38再実技1
解答
キーワード
問2(4) ②雲の性状を①のように判断した根
拠を、可視、赤外画像から輝度、形状を元に20
字程度で記述。
可視、赤外画像ともに白く、団塊状である。
可視と赤外の輝度なので両方とも「
明るい(又は白い)」
問3(1)図5(上)の館野の状態曲線の気温と露
点温度の鉛直分布の特徴を、前線と関連づ
けそれぞれ25字と30字程度で記述。ただし、
気温は気圧値を示して記述。
気温:800~770hPa間に前線性の逆転層があ
る。
露点温度:前線面及びその上下層とも気温と
ほぼ同じで飽和している。
そのまま書く。前線面に対応する移
流・・・ではない。
(4)図4及び問3(3)のSSIを用い両地点の大気
の鉛直安定度を考慮、両地点周辺の雨の降
り方の違いを30字程度で記述。
浜松の方が館野よりも鉛直安定度が小さく、
降水強度が強い。
雨の降り方の違い⇒降水強度の
強弱
問4(2)図6(下)で東経140度から150度の
850hPaの前線の北側と南側の風向と風速の
特徴を対比的に35字程度で記述。
前線の南側では南寄り、北側では北東の風
で、風速は南側の方が大きい。
(3)図8で予想されている台風の進む方向及
び速さについて、図7を用いて台風自身が作
り出している場を除外した一般場を考察して、
50字程度で記述。
台風は、概ね一般場の等高度線に沿って北
東に進み、次第に一般流の速い所に進むた
め、速度が速まる。⇒指向風⇒一般風(流)⇒定着させる
速度は速まるのは、一般風の影
響。等高度線の込み具合ではな
い。
進路は等高度線に沿って動く。⇒
渦度0線も気圧傾度も同じ。
問5(3)暴風域を伴った台風の中心が加速し
ながら近くを通過すると予想される地点で、注
意すべき風の変化を40字程度で記述。
台風の中心が接近すると風が急激に強まり、
台風が通過すると風向が急変する。
接近で強まる。通過で急変する。
(4)図4、9から関東地方南部の雨の降り方の
特徴を30字程度で記述。
前線に伴う降雨が続いた後に、台風本体に
伴う強い雨が加わる。
(5)(4)の雨の降り方の特徴から、急傾斜地で
防災上警戒すべき事項を40字程度で記述。
雨が止んだり弱まっても、地盤が緩んでおり、
土砂災害に対する警戒が必要である。
24-1-1(再試:台風)
質問 第38再実技2
解答
キーワード
問2(2) 4日9時に東シナ海にある低気圧は、
初期時刻から12時間後にかけての期間と、
12時間後から24時間後にかけての期間を比
べると、発達程度に大きな差がある。それぞ
れの期間における低気圧の発達の差異に対
応する下層の場の特徴について、図2(下)と
図4を用いて、45字程度で記述。
(2)12時間後以降の方が、低気圧前面の暖気
移流と上昇流および後面の寒気移流と下降
流が大きい。
基本
「12時間後」「24時間後」の比較よ
りも、「12時間後以降」という表現
が適当。
⇒図から、低気圧後面の寒気移流
は、あまり変化が見られないが、ど
こを見るかにかかってくる。50ノット
の矢羽があるのでここのことを言っ
てると考えられる。
(3)①5日9時で、海岸での高波に対する警戒
が特に必要なのは低気圧中心の北側か南
側か。またその根拠を45字程度で記述。
北側
暴風が北側では海から陸に向かって吹き、陸
から海に向かって吹く南側より波高が高くな
るため。
② ①で答えた領域で、大雨、暴風、高波以外
に警戒すべき現象及びその根拠を40字程度
で記述。
高潮:気圧の低下による吸い上げ効果と、暴
風による吹き寄せ効果が予想されるため。
問3(1)図6の地点アでは高度3km以下で風が
急変した時間帯がある。最下層の風が急変し
た時刻を1時間刻みで記述。また、風向が急
変した時刻が高度によってどのように違うか
を15字程度で記述。さらにこのような風の急
変をもたらした要因を簡潔に記述。
20時
高度が高くなるほど遅くなる。
寒冷前線面の通過
(3)地点ウ高度約2.5km以下で東、南寄りの風
が図中波線を境に北東の風に変化、その後
時間と共に反時計周りに変化し北寄りの風
に変化。この風の変化をもたらした要因を簡
潔に記述。
低気圧を含む気圧の谷の通過(上空なので)
24-1-2(再試:日本を縦断した低気圧)
問4(1)図7で静岡における850hPa面の温暖
前線と寒冷前線の予想通過時刻を記号で。
その根拠とした850hPa面の気象要素の変化
をそれぞれ30字程度で記述。
温暖:ウ、風向が南南東から南西に変化し、気
温の上昇量が大きくなる。
寒冷:カ、風向が南西から西に変化し、気温が
下降し、湿数が増大する。
(2) 図8(左上)4日24時の前1時間降水量予想
で領域Aの伊豆諸島付近及び領域Bの紀伊
半島付近の降水で、それぞれ強い降水をもた
らす主な要因を図8の各図をもとに簡潔に記
述。
A:温暖前線にともなう上昇流
B:斜面における強制上昇
問5(2)③ ②の解答を踏まえ東京で弱い北寄
りの風が吹き気温が低い要因を30字程度で
記述。
関東地方の高圧部から冷たい空気が流れて
きたため。
高潮であっても、吹き寄せ効果も忘
れない。
CCWではない。下層風しかないの
で。
関東北部のメソ高気圧の基本をそ
のまま書く。
質問第39回実技1
解答
キーワード
問1(2)①領域Aの雲域は北側に凸状に膨ら
んでいる。このパターンが発現する時の
500hPaの高度場の特徴及び予想される低気
圧の変化を25字程度で記述。
西側にトラフがあり、低気圧が発達すると予
想される。
トラフの「深まり」は書かない。
リッジ(夏は東に太平洋高気圧)とト
ラフ両方書いても可?⇒低気圧の
発達なので、リッジは関係なし。西
側のトラフは低気圧発達の基本。
②領域Bに見られる代表的な雲の種類を10
種雲形で二つ記述。また、雲の成因を図3から
簡潔に記述。
積雲、層積雲
低気圧後面の寒気移流
「寒冷前線後面」は、「低気圧後面
の寒気移流場」と比べると範囲が
広いので不可。寒気の流入でも可。
蒸気霧を書くと誤答。
24-1-2
問2(1)①八丈島を温暖前線が通過した時間
帯を判断した風速値以外の根拠を二つ、35
字程度で記述。
風向が東から南西に変化し、前後の時間に
比べて気温の上昇量が大きい。
前線付近は前後に比べ気温の変
化が大きい。22-2-1問3(1)風向が
東~南東から南西に変化し、気温
が上昇するため。(この問も下層風
のみ)⇒ポイントは気温の上昇率
②温暖前線の通過に伴う八丈島の風速の変
化と、その変化をもたらした要因を図1の温暖
前線の北側と南側を比較して30字程度で記
述。
南側の方が気圧の傾きが小さいため、前線
通過後に風が弱まった。
風の強さは、気圧傾度
風速の変化も書き忘れない!
問3(2)② ①で描画した地上気圧分布の特徴
から、関東地方の内陸部から南岸にかけて
北寄りの風が吹く要因を25字程度で記述。
関東地方の内陸部にメソ高気圧が形成され
ているため。
高圧部ではなく、メソ高気圧という
言葉を使う。⇒場所も具体的に記
述。吹き出しのことは書かない。気
圧場の形成状況のみを解答する。
③房総半島南部で局地的に激しい雨が降っ
た要因を、シアライン付近の風と気温分布に
着目して25字程度で記述。
暖かい東寄りの風と冷たい北よりの風が収
束したため。
「暖気」と「寒気」が「風向の異なる
風の収束」で、降水が形成される。
風だけでなく「暖かい」「冷たい」も
書くこと。
問4(1)図12(下)、13(下)によると図1で3日9時
に東海道沖、山陰沖にある二つの低気圧は
12時間後の3日21時には発達しながらそれ
ぞれ三陸沖、秋田沖に進み、24時間後の4日
9時にはまた一つにまとまって更に発達し、北
海道東部に達して閉塞すると予想される。24
時間後に閉塞すると予想される根拠を12時
間後と24時間後における低気圧の中心とトラ
フとの位置関係の観点から60字程度で記述。
二つの低気圧の中心は12時間後にはトラフ
の東側にあるが、24時間後には一つにまと
まってトラフとほぼ同じ位置になるため。
相対位置は必ずしも「低気圧の西
側にトラフ」ではなく、文章に合わ
せ主語と相対位置を書く癖を付け
る。
(3)図14を用いて寒冷前線の位置を(2)のよう
に決める根拠とした気象要素の着目点を二
つ、それぞれ20字程度で記述。
850hPa等温線集中帯の南端、閉塞点にあた
る700hPaの強い上昇流域、700hPa湿数3℃
以下の帯状の湿潤域、700hPaの帯状にのび
る上昇流域(いずれか二つ)
閉塞点の強い上昇流域も常識問
題。前線後面の乾燥域ではなく、
前線が湿潤域に対応することを書
く。上昇流域についても同様。後面
の下降流域より、前線に対応する
上昇流域を書くべき。
24-2-1(南岸L・二つ玉L)
質問 第39回実技2
解答
キーワード
問1(1)③500hPa天気図を用いて、台風の温
度場と黄海から東シナ海にかけてのトラフの
温度場を比較し、それぞれの特徴を20字程
度で記述。
台風は暖気核、トラフは寒気を伴っている。
サーマルトラフは、通常トラフの西
だが、西側とは書かない方が良い。
単に温度場の状況を書くのみ。
問2(3)②図2、6を用いて、北海道にかかる降
水域Pが生じた要因を考察、15字程度で記
述。
☆難問
下層の暖気と上層の寒気を考えが
日本海北部のトラフ前面の上昇流。(場所もきちん ちだが、トラフ前面の上昇流に目を
向ける必要がある。
と書く)
・[暖気の流入」「正渦度」ではなく、
上昇流が降水の要因。
問3(1)図1から28日21時現在、台風は沖縄近
海に、図7から台風中心は28日21時過ぎに久
米島付近を通過。図7の気圧と風速から、台
風中心の通過前と通過後を比較、気圧につ
いては下降・上昇の変化の違いを30字程度
で、風速については極大値や20m/s以上の継
続時間の違いを40字点度で記述。
気圧:通過前の気圧下降よりも、通過後の気
圧上昇の方が急激である。
風速:極大値は通過後の方が大きいが、
20m/s以上の継続時間は通過前の方が長
い。
問4(4)台風が温低化する過程では強風域が
台風中心の周辺に広がることが多い。台風
XX号も同様の変化が予想される。そう判断で
きる根拠を図8(下)図9(下)の気圧の傾きに着
目し、55字程度で記述。
気圧の傾きの大きい領域が12時間後には台
風中心にあるが、24時間後には中心から離
れた領域に移っている。(気圧傾度の大きいところは時
24-2-2(台風)
☆
☆
☆
間と共に中心から離れたところになる)
単に上昇・下降や強まり弱まりを書
くのではなく、前後の変化量の違い
を記述する。
気圧傾度は台風から温帯低気圧
に変わると、中心付近より離れた
位置で傾度が大きくなる。
図から、「中心から離れた北側」と
書いても問題なし。
(6)②台風又は台風から変わった温帯低気圧
が減速することで、西日本や東日本で防災上
注意すべき点を15字程度で記述。
強風や大雨が長時間持続する。
「防災上注意すべき項目」ではな
く、「減速」によって影響する「気象
要素」を書く。
⇒「防災上注意すべき点」ではなく、
「防災上注意すべき気象要素」と書
いてほしい。
(7)①図1、図8(下)、図9(下)によるとオホーツク
海の地上高気圧は初期時刻から24時間後に
かけほとんど移動しない。その理由を図2、図
8(上)及び図9(上)を用いて30字程度で記述。
オホーツク海の高気圧がブロッキング高気圧
であるため。(ここは難しく答えない)
ブロッキング高気圧がなぜ停滞す
るのかではなく、ブロッキング高気
圧によることを書く。
問5(1)図14から低気圧の中心付近と中心か
ら離れた地域の気圧の傾きの大きさを比較
し、その特徴を30字程度で記述。
中心から離れた所に、中心付近よりも気圧の
傾きが大きい所がある。
離れた所に気圧傾度が大きい所
があることを書く。
(2)図14の観測点中、奈義で最も強い風。図15
~17から奈義で強い風が吹いた時間帯の高
層風の特徴と奈義周辺の地形の特徴に着目
し強い風の要因を考察、35字程度で記述。
上空の50ノットの強風が、地形の影響で山の
風下側に吹き下ろしたため。
山地の風下への吹き下ろしの強い
風は常識問題。
質問 第40回実技1
模範解答
キーワード
問1(2) 図1で東シナ海~華南にかけ前線が
描画。図2(下)東経125度付近でこの前線に最
も対応する図中の等温線の値を解答。
12℃
(応援)前線面の傾きは高度と共に
北に傾斜。120度以西なら15℃と
思ったが等温線が南側に膨らんで
いるので前線に対応とはいえない。
問1(4)(計算) 図1擾乱の移動速度から日本
付近での気圧系の平均的な東進速度は25
ノット程度。これは図2(上)総観規模のトラフ・
リッジの東進速度に等しい。(3)の(40度or45
度)から偏西風波動の卓越波長に相当する
場合、北緯40度での偏西風のトラフ・リッジの
通過周期を0.5日刻みで解答。
(問1(3):40(45)°から)3.0(3.5)日(計算)経度40度=
緯度換算距離で約0.8倍、32度。32×60=1920海
里。25ノットで移動⇒1920÷25ノット=76.8時間。
76.8÷24時間=3.2日(応援)30~40N間:600海里、
40N線上でその3倍の距離、1800海里、25ノットで
割り、24時間で割れば、ちょうど3.0日。45度計算の
場合、3.5日。
計算式は自信を持ってやるこ
と!!
計算ミスをしない。どの段階まで計
算しているか考えること。(桁を間違
えて7.68になったからといって計算
を終わらせず、今何を求めたところ
なのか考える)
(正渦度+122~+58まで1920NM)
(5) 図2(上)から日本付近の500hPa面では強
風軸(ジェット気流軸)が南北に離れて2本存
在する事が推定。この図の東経125度でそれ
らが強風軸に対応する図中の等高度線の値
を解答。またその根拠を簡潔に解答。
5340m、5640m
根拠:正渦度域南縁の渦度=0の線
ジェット気流が二つあることを解答
させてるということはトラフも二つあ
ることを言っている!⇒問2の問題
に響いてくる。⇒南縁であることが
大切!
問2(1) (計算)初期時刻の東シナ海の低気圧
で図1及び図3~6に基づきこの低気圧の26
日9時、27日9時の各前12時間平均の移動方
向と速さをそれぞれ16方位5ノット刻みで解
答。
26-9まで:30(35)ノット、27-9まで:45(50)ノット
26-9まで:東北東35ノット(7度移動、7×
60=420海里、420÷12=35ノット)
27-9まで:北北東45ノット(9度移動、9×
60=540海里、540÷12=45ノット)
ケアレスミスが多い!27日9時ま
で⇒26日21時までをとってしまっ
た。
25-1-1(南岸L(11月))
☆ (2) ①図2(上)で黄海北部~華中に伸びるトラ
フの地上低気圧の発達への寄与が26日21
時までの24時間にどう変化すると予想される
かをトラフの深まり(浅まり)、移動、地上低気
圧との位置関係を含め50字程度で解答。
トラフは浅まりながら速い速度で東進し、地上
の低気圧中心を追い越して低気圧の発達へ
の寄与は無くなる。
②この低気圧の26日9時以降の発達の予想
について関連する上層のトラフの動きを含め
50字程度で解答。
初期時刻に華北にあるトラフが深まりながら
後ろから接近し、この低気圧と結びついて発
達に寄与する。※キーワードは見えにくいが、
(3) 図5(下)で北海道付近に等圧線の屈曲を
予想、北海道東部に擾乱(低気圧)が存在す
ることを示唆。この擾乱の構造について図5、
8、9から次の①~④に関する特徴を地上擾
乱から見た相対位置を含めそれぞれ35、40、
25、20字で解答。①850hPaの相当温位と風速
の分布②700hPaの鉛直流と湿数の分布③
500hPaの正渦度極大値との位置関係④
500hPaの温度場の谷との位置関係
①擾乱付近で相当温位が高く、南側では50
ノット以上の風が吹いている。
②北西側に強い上昇流、南東側に下降流が
あり、北西側から南側に湿潤域がある。
③地上擾乱と同じ位置に正渦度極大域があ
る。
④地上擾乱の西で温度場の谷がある。
(4)問2(3)で考察した擾乱について、この12時
間前の26日21時におけるその中心の緯度と
経度を図4、7及び9(右上)を用いて整数値で
解答。
北緯43(42)度、東経137度
この擾乱がどこから来たのか正しく
考える必要がある。南からではな
く、西からである。
(5) 26~27日にかけ全国的に風雨・風雪の強
まりが予想される中、高知県、宮城県、北海道
胆振(いぶり)地方で特に注意警戒が必要とな
る事項を示した。「根拠」欄の空欄(①)~(⑫)
に入る適切な数値又は語句を解答。
高知県:非常に激しい雨:図9(左上):850hPa
で相当温位(①321K)の暖湿空気が風速(②
50ノット)の強い(③南西)の風によって当該地
域に流入する。宮城県:強風:図9(左
下)850hPaでは最大で風速(④55ノット)の(⑤
西北西)の風が予想される。図8(下):奥羽山
脈の風下側に大きな(⑥下降)流、風上側に
(⑦上昇)流が表現されており、強い(⑧山越え
気流)の発生を示唆している
①②③高知県に接しているのであ
れば、より高いθe、強風から解答
する。⑧おろし風⇒たとえば「ふき
おろしの風」でもいいの?山脈に直
交して風が吹くと山岳波となり風下
で下降流となる。ふもとに達すると「
おろし」と呼ばれる。
25-1-1(南岸L(11月)続き)
(浅いほうのトラフも把握できるようにする)
①の解答に基づいて書く。
「黄海北部~華中に伸びるトラフ」
なので、正渦度+117付近。北側にあ
る華北のトラフ(+122付近)と間違わ
ない⇒問題をしっかり読め!!⇒時間
と速さの概念が抜けがち!!疑:[追い
越して]とは+71?+66?
こちらが北側にある華北のトラフ
(+122付近)⇒言葉の表現注意!(初
期時刻の華北のトラフ)地上と上空
の低気圧対応⇒結びつく
擾乱がどの位置に該当するか性
格に見る必要がある。850θeから
288K以上のこぶ状の領域が該当
する。その周囲における各気象要
素の状況について解答する。※特
徴のある状況が書ければいいと思
う。①高相当温位と強い南風②北
側上昇流、湿潤、南側下降流、乾燥
※擾乱が北海道東部なので陸上の位置に書いてみる。
質問
模範解答
キーワード
(つづき)
北海道胆振地方:顕著な着雪:図8(下):
850hPaでは風速が最大で(⑨65ノット)、気温
が(⑩-6℃)と予想され、地上では(⑪暴風)と
(⑫湿った)強い降雪が予想される。
⑪⑫ここでは風と雪を分けて解答
する。(解答欄の数から)⇒難しいけ
ど・・・
問3(1) 26日9時の関東地方(山地と島しょ部
を除く)の気圧と風の分布がどのように予想さ
れるかを図10(上)に基づきそれぞれ35字、30
字程度で解答。
気圧:北部に高気圧が形成され、神奈川県か
ら房総半島にかけて気圧の谷となる。
風:南海上から南西風が南部沿岸に達する
が、内陸部では風が弱い。
関東のメソ高気圧とは思わなかっ
た。ただ東側が気圧が高いだけだ
と思った。⇒関東はメソHに注意!!
(2) 図10から、問3(1)で考察した気圧と風の分
布がその後の6時間でどのように変化すると
予想されているかを40字程度で解答。
北部の高気圧が弱まり、南海上からの南~
南西風が内陸部まで達するようになる。
「気圧傾度」に注目してしまった。⇒
メソHが弱まり、南風が流入する事
が大切。
①南西、②北東(①②順不同)、③80(70)、④
等温線、⑤高気圧
③予想のシアラインは南成分北成
分の境界で問題なし。予想図に実
況のシアラインを記入し、予想のシ
アラインとの距離を測る。
⑤はメソ高気圧も可。
①22km/h(シアライン南縁はN~Yを1717~
57の40分移動⇒14.5km÷40分=14.5km÷
2/3時間=21.7km/h≒22km/h)②11km(Nをシ
アライン南縁から北縁を通過するのは1717
~47の30分⇒22km/h×30分=22km/h×1/2
時間=11km)③0.8℃/km(シアラインの11kmの
通過で気温が8.4℃下降⇒8.4℃÷
11km=0.8℃/km)④カ(Nでは1747以降気温が
一定、Yでは1757から気温が下がり始めたた
め、この間にシアラインを挟んでいる)
④1700i、1710iは、シアラインがN地
点の北側にある。1720i~1740iの
間は、N地点がまだ気温が変化して
いる期間。1800iはY地点が気温が
変化している期間。よってシアライ
ンをはさんで、両地点とも変化が無
い期間は1750iのみ。
(3) 図11の太い破線はシアーライン。図10(右
下)、図11を比較し述べた文章の空欄(①)~
(⑤)に適切な数値又は語句を解答。①②は8
方位、③は10km刻み。
予想と実況とでは南よりの風の領域の北限
に相違があり実況図で南よりの風の北端に
沿って(①)-(②)方向に形成されるシアーライ
ンの位置は予想よりも南東側へ約(③)kmず
れている。このシアーライン付近では(④)が密
集しておりその両側の気温差は最大でおよ
そ8℃に達している。このように予想と実況が
相違していることからみて15時の時点では北
部の(⑤)は予想されたほどに弱まっていない
問3(4) N地点の1分毎の気温の観測結果か
ら図11シアラインはこの後わずかに北西方
向へ移動、N地点は15字30分頃にはいったん
シアラインの南側に入り気温が上昇。その後
シアラインは南東方向へ戻り始めN地点で17
時17分から気温が下がり始め17時47分まで
またY地点の1分毎の気温の観測結果で17
時57分からN地点と同様気温が下がり始め
た。両地点の直線距離14.5km、N-Y両地点を
結ぶ方向はシアラインの移動方向に一致し
シアラインの移動速度が一定で形は時間的
に変化しないとして以下の問を解答
①上記の経過からN-Y地点間のシアーライン
の南東進の移動速度(km/h)を四捨五入によ
り整数値で解答。②N地点で付近でのシアー
ラインに伴う気温の水平傾度の急な領域の
幅(km)を四捨五入により整数値で解答。③シ
アーラインに伴う気温の水平傾度の急な領
域における気温の平均水平傾度(℃/km)を
四捨五入により少数第一位まで解答。④次
にア~キで示す10分間隔の7つの時刻のう
ち、このシアーラインに伴う気温の水平傾度
の急な領域がN地点とY地点の間に完全に挟
まれている時刻の記号を全て解答。
質問 第40回実技2
模範解答
キーワード
問1(2) 気象衛星画像に関する以下の問。①
朝鮮半島西岸の低気圧に対応し黄海から日
本海に連なる雲域の雲頂高度と形状の特徴
を25字程度で解答。またその特徴が示唆する
低気圧の今後の変化を簡潔に解答。
雲頂高度が高く、北縁が北側に凸になってい
る。低気圧の変化:発達(主語が抜けないようにする)
バルジの質問なので「滑らか」では
無く、「発達」に繋がる「北側に凸」、「
高気圧性曲率」を解答すべき。
②オホーツク海にある領域Aの主な雲の種類
を十種雲形で解答。またその根拠を35字程
度で解答。
層雲、根拠:可視画像では明るく雲頂表面が
滑らかで、赤外画像では暗灰色である。
「暗灰色」最近多いので活用する。
雲頂表面:また新しい表現法
③日本の南にある領域Bの全域に分布し、雲
頂に凹凸のある雲について図2~4を参考に
してその雲頂高度の推定範囲を気圧値を
使って簡潔に解答。またその根拠を気象要素
を明示して45字程度で解答。
850hPaより高く、700hPaより低い。根拠:
850hPaでは湿数3℃以下で湿っており、
700hPaでは湿数が大きく乾燥している。
(自分の解答)850hPaより下層⇒っ
てことは無いでしょう!!850hPaで
湿っているってことはそれより上に
雲頂があるはず。
④領域Bの特徴的な雲はどのような場で発生
しているかを地上天気図に着目して簡潔に
解答。
高気圧の縁を回る風の場
(「吹き出し」はダメなの?)
雲の発生からすれば「後面」だが、
模範には「後面」はかかれていな
い。
問2(3) 初期時刻の朝鮮半島南岸の低気圧
は48時間後にはどの発達段階に該当するか
を解答。またその根拠を図8を用いて40字程
度で解答。
ウ(最盛期)、根拠:地上と500hPaの低気圧の
中心位置がほぼ同じで、気圧の谷の軸が
立っている。(注:過去の気圧低下に惑わされ
ない)
地上、500のL中心の対応⇒地上L
中心と上空トラフの対応⇒どちらを
書くのがより正確?⇒この場合ム
リに谷との対応にせずL中心同士
で見たほうがよい。
問3(1) 図12(c)850~500hPa面にはθeが
300K前後で等値線の鉛直勾配が大きくかつ
等値線の水平間隔が狭い。このθeの水平経
度が大きい領域を表す下記の語句の空欄に
入る適切な語句を解答。
寒冷前線の転移層
前線後面ではなく、θeが変化する
層なので転移層を解答する。
(2)図12(d)で矢印Zで示す位置からX側にか
けての700hPa面のθeの分布の特徴を簡潔
に解答。
X側に行くほど相当温位が高い
問4(1)図13右上(23日12時)で兵庫県~京都
府北部にかけ予想される降水域(a)と愛知県
東部に予想される降水域(b)について、23日
18時までの期間の移動状況を比較、その違
いを35字程度で解答。
降水域(a)は東に移動するが、降水域(b)はほ
とんど移動しない。
(4) 降水域(b)が(1)で答えた移動状況を示す
理由として想定されることを地上の風向を示
して45字程度で解答。
寒冷前線前面の南よりの風が続き、中部山
岳地帯の南側斜面を上昇して降水が維持さ
れる。(暖湿空気のことはかかれていない。継続した理由なので
(6) 積雪が多い地域において、上記の型のま
とまった降水量が予想されるときに防災上注
意すべき事項を、大雨、洪水、浸水、土砂災害
以外に二つ解答。
なだれ、融雪
気温が高いので、それに関係する
内容。⇒雪崩と融雪は分けて考え
る。
問5(2)SSI算出の結果から、大気の成層状態
とそれによってたての周辺で想定される大気
現象を25字程度で解答。
大気の状態が不安定になり、発雷や降雹が
予想される。
やはりSSI>0は安定(気象庁資料
より)だけど、値は低いので今後悪
くなる可能性⇒やった~正解!!た
だ、「降雹」までは思いつかなかっ
た!!⇒大雨はダメなのかな?
25-1-2(日本海L(4月))
25-1-2(日本海L(4月)続き)
ここでは必要ない)(※「強化」ではなく「維持」)
場所的に地形性上昇を思いつくべ
きところ!!(地形図がなくても)低
気圧のどの領域かも解答する。暖
域でも寒冷前線近ければ「前面」で
表現
質問
模範解答
キーワード
(3) 図15から13時に千葉県北西部付近に見
られる雷の活動域について13時現在の活動
状況とその後1時間の移動及び活動度の変
化の予想を35字程度で解答。
落雷を伴う雷が発生しており、今後は活動度
を維持しながら南東に進む。
千葉県北西部⇒地理位置をちゃん
と見なきゃだめ!!問題きちんと
嫁!!
(4)1時間後の雷の可能性が大きい関東地方
のと件名を全て解答。
茨城県、千葉県(順不同)
質問 第40回実技2
模範解答
キーワード
問1(2)① 図4の(ア),(イ)の地点では,ともに
下層が湿っている。その理由を図5に着目し
て35字程度で述べよ。
① 海面水温が地上気温よりもかなり高く,海
面から水蒸気が供給されるため。 (34字)
「相対的に高い」⇒「かなり高い」、「
海面上の水蒸気が凝結」⇒「水蒸
気が供給される」など表現が変化
している。図を正しく読む必要があ
る。
③ 図4の(ア),(イ)のうち,松江に対応する地
点はどちらかを答えよ。また,その根拠を図
3(上)を用いて45字程度で述べよ。
③ 松江:(ア) 根拠:松江付近の方が明るく
て雲頂高度が高いので,湿潤層の高度が高
い(ア)の方が対応する。(41字)
「雲頂温度」だと、状態曲線が、どち
らも同じ温度なので突っ込みどころ
になる。
(3) 図4の(ウ),(エ)のうち,鹿児島に対応する
地点はどちらかを答えよ。また,その根拠を
図3(下)を用いて45字程度で述べよ。
鹿児島:(エ) 根拠:鹿児島付近は明域で上・
中層が湿っているので,上・中層の湿数が小
さい (エ)の方が対応する。(44字)
自分:「水蒸気量が多い」⇒模範:「
湿数が小さい」・・・問題なし?
問2(1)② 12時間後から24時間後までの間の
低気圧Aの移動について,500hPa面の強風
軸との位置関係を含めて35字程度で述べ
よ。また,図7(上)にみられる低気圧Aに関係
する高度場の変化について簡潔に答えよ。
② 低気圧の移動:500hPa強風軸に接近しな
がら北上し,500hPa強風軸の下に進む。(35
字)
高度場の変化:地上低気圧の西側で低気
圧が形成される。
強風軸との相対的な距離が変化し
ていることを読み取らなければい
けなかった。常に強風軸付近という
わけではない。手前にも分布する
し、内側にも分布する。
③ 24時間後から36時間後までの間の低気
圧Aの移動について,500hPa面の低気圧,
強風軸との位置関係を含めて35字程度で述
べよ。
③ 500hPa強風軸の寒気側に北上し,
500hPa面低気圧の直下に進む。(35字)
(3) 図10において,低気圧Aの進行方向前面
と後面にみられる温度移流,鉛直流,湿りの
特徴を簡潔に答えよ。また,これらの特徴は
今後,低気圧Aの勢力がどのように変化する
ことを示しているかを簡潔に答えよ。
前面:暖気移流場で上昇流域に当たり湿って
いる。 後面:寒気移流場で下降流域に当た
り乾燥している。 低気圧の変化:発達する。
(4) 低気圧Aの接近に伴って発生する現象に
対応して,北海道東部で発表が予想される
警報を三つ挙げよ。
暴風雪警報 ,大雪警報 ,波浪警報
同)
問3(1) 図6(下)および図7(下)を用いて,この
降水の原因とみられる地上のじょう乱の移動
状況を25字程度で述べよ。
小さな低気圧が東海道沖から関東の東海上
へ進む。(23字)
移動していった場所を具体的に書
く指示がされていないので、書かな
いことでオッケイかどうか疑問!で
も具体的にどう動いたかは、やはり
場所を示す必要があったかも。
(2) 図6(上)および図7(上)から,このじょう乱に
対応する500hPaの正渦度の移動状況を25
字程度で述べよ。
大きな正渦度が四国付近から関東の南東海
上に進む。(24字)
ここでは移動元、移動先を具体的
に書いた。ほぼ模範どおりの解答
がかけた。
(3) 図9(下)を使って,12時間後に予想される
このじょう乱に対応する850hPa面の温度場
および700hPa面の鉛直流の特徴を30字程度
で述べよ。
東海道沖に等温線の北への盛り上がりと強
い上昇流がある。(27字)
模範:「等温線の北側への盛り上
がり」⇒自分:「暖気場」と表現した。
大丈夫なのかな?
問4(2) 図11と初期時刻における松江の状態
曲線(図4の(ア)または(イ))を比較し,この12
時間に松江付近の大気の成層状態がどのよ
うに変化したかを,1000hPaと500hPaの温度
に着目し,比較した図の名称((ア)または(イ))
を明示して40字程度で述べよ。
1000hPaと500hPaの温度差が(ア)より大きく
なり,安定度が悪くなった。(40字)
自分「1000hPaから500hPaにかけ
ての気温減率が大きくなり、不安定
度が大きくなった。」⇒同じことを答
えているよね?正解でしょ?
25-2-2(ポーラーロー)
25-2-2(ポーラーロー続き)
(順不
定番!!
質問
模範解答
キーワード
(3) 低気圧Bの接近・通過に伴い,11日21時
(12UTC)から24時間後の12日21時(12UTC)に
かけて中国地方で警戒,注意すべき「暴風」
以外の現象を四つ挙げよ。
大雪,なだれ,着雪,落雷,突風(竜巻),高波
(左記の中から4つ)
メソスケールの低気圧だから短い
スパンでの気象現象だと思った。で
も暖気が入ってなだれがおきること
も書くべきだった。
(4) 浜田では12日6時23分に日最低気圧
1000.8hPaを観測した。図12を用いて,低気
圧Bの中心は,浜田の北側,南側のどちらを
通過したかを答えよ。また,その根拠を簡潔
に答えよ。
北側
簡単すぎる。
問5(1) 図13の北海道東方に示す点Pにおけ
る12時間後から24時間後にかけてと24時間
後から36時間後にかけての卓越波向(波が
進んでくる方向)と波高の状況を,卓越波向
は8方位,波高は最も近い整数値で,それぞ
れ30字程度で述べよ。
12時間後〜24時間後:卓越波向は北東で変
化がないが,波高は2mから5mに高まる。(29
字)
24時間後〜36時間後:卓越波向は北東から
西に変化し,波高は5mから6mに高まる。(29
字)
簡単すぎる。
(2) 点Pの波が,12時間後から24時間後にか
けてと24時間後から36時間後にかけて上記
のような状況となる要因を,図6(下),図7(下)
および図8(下)に見られるじょう乱との位置関
係と点P付近の風速の値を示して,それぞれ
30字,40字程度で述べよ。
12時間後〜24時間後:低気圧が接近し,25
〜35ノットの北東風が持続するため。(28字)
24時間後〜36時間後:低気圧が通過し,風
向が北東から西に変化して最大50ノットの暴
風が吹くため。(37字)
問題文をしっかり読む!「風速の
値」を示すと書かれている。また、
低気圧の位置をしっかりプロットし
て解答する。相対位置がわからず
適当に答えるとうやむやになってし
まう。
根拠:風向が時計回りに変化した。
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