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ものづくり産業の基礎を支える金属材料加工技術者及び化学物質規制

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ものづくり産業の基礎を支える金属材料加工技術者及び化学物質規制
事業区分
ものづくり担い手育成事業
事業名
ものづくり産業の基礎を支える金属材料加工技術者及び化学物質規制などに対応できる品質管理技術
者養成研修
実施機関名
所在地
財団法人岩手県南技術研究センター
岩手県一関市
事業概要
岩手県一関市は、従来は電気・情報関連産業が工業の中心であったが、近年は円高や海外企業との競争
等から、電気・情報関連産業のウェイトが低くなってきた。一方では自動車関連大手企業の進出もあり、新たな
受注先確保のために、自動車関連産業への進出を目指す中小企業が多くなることが予想される。
自動車関連産業へ進出するには、高度な技術と高い品質の維持が要求され、そのためには若手技術者の
育成が不可欠だが、地域中小企業では熟練技術者が少なく、技能・技術の継承に支障を来している。そこで、
本事業では講義と実習を組み合わせた研修を実施し、企業現場で実践できる応用力を備えた次世代技術者育
成を図った。
目的(育成する人物像)
金属材料加工技術コースでは、材料の特性を理解し、切削や溶接などの基本的な機械加工が行える技術
者を養成することを目標とした。機械や構造物の設計や製造に携わる技術者を対象として、金属加工に必要
とされる3つの講座を開設し、選択受講できるものとした。
品質管理技術コースでは、品質管理の徹底が求められることから、基本的な事項を理解し、化学分析などを
通じて、適正な品質管理が行える技術者を養成することを目標とした。企業において必要なレベルが異なること
から、5 つの講座を開設し選択受講できるものとした。
受講対象者
中小企業従業員及び求職者(中小企業従業員 83 名 求職者 2 名)
研修内容
テーマ名
内容
受講者
コマ数
時間
数
金属材料加工技術コ
(ア)金属材料の基礎講義・光
ース
学顕微鏡観察、形状記憶合金
(ア)金属材料
の熱処理実習等
(イ)加工技術
(イ)切削理論等講義、切削加
(ウ)溶接技術
工実習
受講者
企業
満足度
満足度
45 名
27 コマ
81 時間
74.0%
95.0%
40 名
24 コマ
72 時間
88.0%
95.0%
85 名
51 コマ
153 時間
81.0%
95.0%
(ウ)アーク溶接関係法令等講
義、溶接実習等
品質管理技術コース
(ア)分析化学・機器分析講
(ア)分析化学基礎
義、各種分析機器の基礎実習
(イ)品質管理
(イ)品質管理に関する講義
(ウ)分析化学応用①
(ウ)SEM-EDXの応用実習
(エ)分析化学応用②
(エ)蛍光X線装置の応用実習
(オ)分析化学応用③
(オ)顕微 FT-IR 分析装置の応
用実習
合計
スキーム図(役割体制図)及び写真
産業界
・両磐インダストリアルプラザ
・一関工業高等専門学校教育研究振興会
・栗原市企業連絡協議会
・登米市産業振興会
中小企業
企業ニーズ
受講者の派遣
ものづくり分野人材育成・確保事業
金属材料加工技術コース
講座風景(金属講座)
品質管理技術コース
企業ニーズの高い実践的研修内容
2コース設定
講座風景(品質講座)
実施機関:財団法人岩手県南技術研究センター
事業の統括、スケジュール管理
産業界・協力機関との調整、主任技師によるサポート
研修事業情報提供
研修事業への支援
教育支援機関
・一関工業高等専門学校
・カリキュラム作成
・講師派遣
産業支援機関
・一関商工会議所、財団法人いわて産業振興センター
行政機関
・一関市、岩手県
・中小企業への情報提供
成果
(最大の成果)
【金属材料加工技術コース】
受講者アンケート調査により、カリキュラムの理解度を聞いたところ、「理解できた」が23%、「まあまあ理解でき
た」が54%、「どちらとも言えない」が20%、「あまり理解できない」が3%、「理解できない」が0%であった。このことか
ら、目標とした技術者の育成はおおむね達成できたと判断する。
【品質管理技術コース】
受講者アンケート調査により、カリキュラムの理解度を聞いたところ、「理解できた」が 5%、「まあまあ理解でき
た」が 57%、「どちらとも言えない」が 31%、「あまり理解できない」が 7%、「理解できない」が 0%であった。このこと
から、目標とした技術者の育成はおおむね達成できたと判断する。但し、基礎的な知識不足などもあり、内容を
理解するのに時間を要した場面も見受けられた。
(その他の成果)
アンケートより、「次回も開催されるのであれば自社社員を参加させたい」、「理論を学んだことにより、開発者
との話についていける」、「学んだ技術を持ち帰り、若い技術者に伝授したい」などの回答が得られた。
【品質管理技術コース】
アンケートより、「原因究明や工程改善に役立つ」、「実際に機器に触れることができたので理解しやすかっ
た」、「他社の方と交流できた」などの回答が得られた。
問い合わせ先
所属・役職
財団法人岩手県南技術研究センター 産業支援部 副部長
住所
岩手県一関市萩荘字高梨南方 114-1
E-MAIL
[email protected]
TEL
0191-24-4688
氏名
阿部 喜昭
FAX
0191-24-4689
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