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会合結果概要・参加者リスト
平成13年11月30日 経済産業省通商政策局国際経済課 経済関係強化のための日墨共同研究会第2回会合の開催 1.経済関係強化のための日墨共同研究会第2回会合は、11月29日(木 )、30日(金) の両日、東京(外務省)において開催され、産業界、学界、官界からなる両国委員の間で建 設的な意見交換が行われた 。(双方参加者別添) 2.この会合では、日墨両国間の経済関係強化のために改善すべき点および協力できる点の洗 い出しを双方から行った。 (1)関税分野については、 ①日本側より、 −メキシコの関税率が一般に高いこと、 −米、EU等メキシコが既にFTAを締結している国と我が国を含む未締結国との間 の関税格差が我が国進出企業を競争上不利な状況においていること、 −メキシコ側の制度の頻繁な改廃によるビジネス環境の予見性・安定性の欠如といっ た問題、 −こうした問題が引き起こす投資への悪影響 等について指摘した。その上で、自由貿易協定が一つの解決策となりうるものであるこ と等の議論が行われた。 ②メキシコ側からは、 −日本の関税率が一部品目において非常に高いとの指摘 −いくつかの分野において両国経済には補完的関係が存在しており、そうした補完的 関係の上に関税の引き下げの可能性を検討すべきとの提案 がなされた。 ③また、両国間で貿易統計の取り方に不一致があり、両国間の貿易の実態の把握を困難に しており、両国で認識の一致を図ることが重要との認識で一致した。 (2)そのほか、政府調達、アンチ・ダンピング、セーフガード、サービス、投資、人の移動 といった点についても、我が方から改善すべき点を指摘するとともに、現状の法制等につ いての質疑が行われた。 3.第3回会合を12月の中旬にメキシコにおいて開催することが確認された。 ○ ○ 本件問い合わせ先:通商政策局国際経済課 直通電話 3501−1990 担当:畠山 (別添) 日本側参加メンバー 高瀬 寧 森 信親 外務省中南米局中南米第二課長 財務省関税局関税企画官 住田 孝之 経済産業省通商政策局企画官(国際経済担当) 高柳 佐藤 充宏 和夫 農林水産省国際調整課貿易・情報室長 三井物産株式会社顧問 藤原武平太 シャープ株式会社専務取締役・海外事業本部長 谷代 細野 株式会社日本興業銀行常務執行役員 神戸大学教授 正毅 昭雄 浦田秀次郎 早稲田大学教授 服部 東洋大学教授 信司 メキシコ側参加メンバー トラスロセロス 経済省国際機関・アジア太平洋局長 ハッソ パーラ 経済省工業・農業交渉局長 経済省中南米通商協定分析・政府調達局長 フローレス 経済省外交局次長 マルピカ 経済省サービス交渉課長 ボニージャ カンポス 経済省政府調達交渉課長 経済省APEC(アジア太平洋経済協力会議)貿易投資委員会・アジ ア太平洋二国間関係課長代理 ゴメスモント マルティネス 外務省国際課長 メキシコ対外通商協議会会員 ビジャセニョール シドゥサ(CYDSA)社役員 ウスカンガ メキシコ国立自治大学(UNAM)教授 ファルク グアダラハラ自治大学教授