Comments
Description
Transcript
平成16年12月 /№1613 (PDF/2003KB)
東北大学は2007年に創立百周年を迎えます。 T O H O K U U N I V E R S I T Y No.1613/2004.12 魯迅先生東北大学留学100周年記念式典 (記事10ぺージ) C O N T E N T S 目次 学 事 ……………………… 2 ・ 平成17年度アドミッションズ・オフィス 入学試験(AO入試)Ⅱ期(法学部・理 学部・工学部)合格者発表 人 事 ……………………… 3 報 ……………………… 7 ・ 人事異動 諸 ・ ・ ・ ・ 平成16年秋の褒章 平成16年秋の叙勲 魯迅先生東北大学留学100周年記念事業 「東北大学講演会−知を礎にはばたく−」 全国各地で開催 ・ シラキュース大学計算機科学・工学部リエ ゾンオフィスを開設 ・ 大学院国際文化研究科と仙台市との合同に よるレンヌ市,レンヌ第2大学及びフラン ス外務省訪問 ・ 第3回東北大学男女共同参画シンポジウム ・ 名誉教授懇談会 ・ 平成16年度医学教育等関係業務功労者表彰 ・ 平成16年度事務情報化研修 ・ 平成16年度「セミナー東北の自然(秋) 」 −秋の自然林の観察− ・ 秋の海上運動会 ・ 平成16年度東北大学祭 ・ 越冬のため下山する牛たち ・ 病院でミニコンサート ・ 病院で総合防災訓練を実施 ・ 学友会組織が変わりました ・ 1月行事予定 ・ 叙位叙勲 ・ 訃 報 ・ 本学関係の新聞記事一覧 (平成16年11月分) 276 平成16年12月 平成17年度アドミッションズ・オフィス入学試験(AO入試)Ⅱ期 (法学部・理学部・工学部)合格者発表 出願書類の内容,小論文試験,面接試問等の結 果を総合的,多面的に評価して合否をきめる平成 17年度アドミッションズ・オフィス入学試験(A O入試)Ⅱ期(法学部・理学部・工学部)の合格 者が11月26日(金)に片平キャンパスで発表され ました。 受験者や家族らが合格発表を見ようとつめか け,張り出された掲示板に目指す番号を見つけて カメラ付き携帯電話などのシャッターを切る姿が (合格発表) みられました。 合格状況は次のとおりです。 (教育・学生支援部入試課) 平成17年度アドミッションズ・オフィス入学試験(AO 入試)Ⅱ期の選抜結果 学部名 学科・系名 法学部 募集人員 志願者数 第1次選考合格者数 合格者数 法 学 科 20 70(34) 30(12) 21( 9) 数 学 系 7 22( 2) 22( 2) 13( 0) 物 理 系 13 43( 6) 43( 6) 14( 1) 化 学 系 7 17( 4) 17( 4) 8( 2) 系 5 8( 0) 8( 0) 7( 0) 系 5 7( 3) 7( 3) 2( 2) 計 37 97(15) 97(15) 44( 5) 機械知能・航空工学科 23 51( 7) 51( 7) 25( 4) 電気情報・物理工学科 22 46( 8) 46( 8) 24( 3) 化学・バイオ工学科 10 21( 9) 21( 9) 12( 6) 材料科学総合学科 10 27( 2) 27( 2) 12( 2) 建築・社会環境工学科 10 38(15) 38(15) 14( 4) 計 75 183(41) 183(41) 87(19) 計 132 350(90) 310(68) 152(33) 理学部 地 生 球 科 物 学 工学部 合 注( )は,女子で内数 − 2 − 277 平成16年12月 大学院歯学研究科長に渡邉 誠教授再任 平成10年4月 東北大学教授(未来科学技術共同 研究センター) わたなべ 大学院歯学研究科長に渡邉 まこと 誠(教授)現研究 平成13年1月 東北大学教授(工学研究科) 科長が平成16年11月6日付けで再任されました。 平成15年4月 東北大学未来科学技術共同研究セ 任期は平成18年11月5日までです。 ンター長 平成15年4月 大学院医学系研究科長に菅村和夫教授就任 東北大学先進医工学研究機構(T UBERO)副機構長 平成16年4月 国立大学法人東北大学教育研究評 すがむらかず お 大学院医学系研究科長に菅村和夫教授が平成16 議会評議員 年11月6日付けで就任されました。 任期は平成18年11月5日までです。 病院長に里見 進教授就任 さと み [略 歴] 病院長に里見 すすむ 進教授が平成16年11月16日付け 昭和20年9月20日生 で就任されました。 昭和61年3月 東北大学教授(医学部) 任期は平成19年3月31日までです。 平成11年4月 東北大学教授(医学系研究科) 平成15年4月 東北大学評議員 [略 (期間:平成16年3月まで) 昭和23年6月18日生 国立大学法人東北大学教育研究評 平成7年10月 東北大学教授(医学部) 議会評議員 平成11年4月 東北大学教授(医学系研究科) 東北大学大学院医学系研究科副研 平成14年4月 東北大学医学部附属病院臓器移植 平成16年4月 平成16年4月 歴] 究科長 平成16年4月 医療部長 東北大学医学部副学部長 平成15年10月 東北大学病院臓器移植医療部長 大学院工学研究科長に井口泰孝教授就任 い ぐちやすたか 大学院工学研究科長に井口泰孝教授が平成16年 11月6日付けで就任されました。 任期は平成18年3月31日までです。 [略 歴] 昭和18年1月24日生 昭和61年12月 東北大学教授(工学部) 平成9年4月 東北大学教授(工学研究科) − 3 − 278 平成16年12月 発令年月日 氏 名 異 動 (併 16.11. 6 菅 村 〃 渡 邉 〃 井 口 〃 北 村 〃 岡 〃 柴 〃 洞 和 内 容 現(旧)職 等 任) 夫 大学院医学系研究科長・医学部長 「任期 平18.11. 5まで」 大学院医学系研究科教授 誠 大学院歯学研究科長・歯学部長 「任期 平18.11. 5まで」 大学院歯学研究科教授 泰 孝 大学院工学研究科長・工学部長 「任期 平18. 3.31まで」 大学院工学研究科教授 正 晴 未来科学技術共同研究センター長 「任期 平17. 3.31まで」 未来科学技術共同研究センター教授 芳 知 大学院医学系研究科副研究科長・医 学部副学部長 「任期 平18.11. 5まで」 大学院医学系研究科教授 原 茂 樹 大学院医学系研究科副研究科長・医 学部副学部長 「任期 平18.11. 5まで」 大学院医学系研究科教授 口 正 之 医学部副学部長 「任期 医学部教授 平18.11. 5まで」 〃 佐々木 啓 一 大学院歯学研究科副研究科長・歯学 部副学部長 「任期 平18.11. 5まで」 大学院歯学研究科教授 〃 高 橋 信 博 大学院歯学研究科副研究科長・歯学 部副学部長 「任期 平18.11. 5まで」 大学院歯学研究科教授 〃 山 田 宗 慶 大学院工学研究科副研究科長 「任期 平18. 3.31まで」 大学院工学研究科教授 〃 庄 子 哲 雄 大学院工学研究科副研究科長 「任期 平18. 3.31まで」 大学院工学研究科附属エネルギー安 全科学国際研究センター教授 〃 内 田 龍 男 大学院工学研究科副研究科長 「任期 平18. 3.31まで」 大学院工学研究科教授 〃 柴 原 茂 樹 教育研究評議会評議員 「任期 平17. 3.31まで」 大学院医学系研究科教授 〃 石 井 慶 造 教育研究評議会評議員 「任期 平17. 3.31まで」 大学院工学研究科教授 〃 野 田 哲 生 大学院医学系研究科附属創生応用医 学研究センター長 「任期 平18.11. 5まで」 大学院医学系研究科附属創生応用医 学研究センター教授 16.11. 9 菅 村 和 夫 先進医工学研究機構副機構長 大学院医学系研究科教授 16.11.16 里 見 進 病院長 病院教授 〃 笹 野 高 嗣 病院総括副病院長 「任期 平18.11.30まで」 大学院歯学研究科教授 〃 糸 山 泰 人 病院副病院長 「任期 大学院医学系研究科教授 平19. 3.31まで」 病院副病院長 「任期 平19. 3.31まで」 〃 − 4 − 岡 村 州 博 「任期 平19. 3.31まで」 大学院医学系研究科教授 279 平成16年12月 発令年月日 16.11.16 〃 〃 〃 16.12. 1 氏 荒 笹 木 島 今 名 井 野 村 内 泉 陽 高 幸 英 隆 異 一 嗣 平 俊 雄 動 内 容 病院副病院長 「任期 平19. 3.31まで」 病院副病院長 「任期 平18.11.30まで」 病院副病院長 「任期 平18.11.30まで」 病院副病院長 「任期 平18.11.30まで」 現(旧)職 等 大学院医学系研究科教授 大学院歯学研究科教授 大学院歯学研究科教授 大学院歯学研究科教授 附属図書館副館長 「任期 平18.11.30まで」 (採 大学院文学研究科教授 用) 16.11. 8 嶋 崎 真 一 大学院環境科学研究科助手 16.11.16 仲 川 清 隆 大学院農学研究科助教授 〃 渡 邊 龍 一 大学院生命科学研究科助手 〃 鈴 木 麻衣子 先進医工学研究機構助手 16.11.22 今 友貴絵 人事部人事課事務一般職員 16.12. 1 佐々木 志 剛 大学院工学研究科助手 修 多元物質科学研究所附属資源変換・ 再生研究センター助手 〃 寺 門 〃 香 川 賢 司 病院助手 〃 鈴 木 裕 介 医学部・医学系研究科事務一般職員 (任期付採用) 16.11.17 野 田 博 美 病院看護部看護師(平17. 3.31まで) (昇 16.12. 1 福 村 知 昭 金属材料研究所講師 (配 16.11.16 里 見 〃 伊 藤 吉 16.12. 1 近 藤 恵美子 任) 置 金属材料研究所助手 換) 進 病院教授 大学院医学系研究科教授 洋 人事部職員課事務一般職員 人事部人事課事務一般職員 医学部・医学系研究科臨床検査技師 医学部・医学系研究科衛生検査技師 (休 職 更 新) 16.11.24 岩 間 貴 休職更新(平17. 2.23まで) 教育・学生支援部学生支援課事務一 般職員 − 5 − 280 平成16年12月 発令年月日 氏 名 異 動 (辞 16.11.15 那 16.11.16 谷 之 職 容 現(旧)職 等 等) 国立大学法人三重大学医学部教授 大学院医学系研究科助教授 RUSK BRIAN GEOFFREY 辞 職 大学院工学研究科助手 16.11.30 森 田 英 嗣 辞 職 大学院医学系研究科助手 〃 佐 藤 理 恵 辞 職 医学部助手 〃 朴 鎭 佑 辞 職 大学院工学研究科助手 〃 初 高 仁 辞 職 大学院国際文化研究科助手 〃 KUZNETSOV DENIS V 辞 職 多元物質科学研究所附属資源変換・ 再生研究センター助手 〃 秋 山 博 辞 職 病院助手 〃 岩 松 篤 史 独立行政法人科学技術振興機構科学 技術振興調整費業務室 医学部・医学系研究科事務一般職員 〃 関 口 美 恵 辞 病院看護部看護師 山 雅 内 職 (任期満了退職) 16.11.30 − 6 − 伊 東 由 美 任期満了退職 文学部・文学研究科事務一般職員 281 平成16年12月 平成16年秋の褒章 平成16年秋の紫綬褒章受章者として,上條謙二郎元教授(流体科学研究所)が選ばれ,11月2日(火) に発表されました。伝達式及び拝謁は11月15日(月)に如水会館と皇居でそれぞれ行われました。 紫綬褒章は,「学術芸術の発明改良創作に関して実績著名なるもの」に授与されるものです。 流体科学研究所 元教授 上 條 謙二郎 (昭和15年4月8日生) [略 (学外における主な貢献等) 平成12年4月 歴] 宇宙開発事業団 H-II8 号機事故対 策本部原因究明チーム外部専門家 宇宙開発事業団 LE-7A 特別評価 平成8年3月 東北大学教授(流体科学研究所) 平成16年3月 定年により退官 平成9年4月 ターボ機械協会理事 平成11年4月 日本機械学会評議員 ク9水素輸送貯蔵技術開発・共通 平成12年4月 日本機械学会理事 機器類開発 WG 主査 平成12年4月 委員会委員 平成12年4月 WE-NET 第Ⅱ期研究開発・タス (主な研究内容) (受賞歴) ・低温推進剤ターボポンプ・インデューサの研究 日本機械学会賞(論文賞),日本機械学会賞(技 ・低温推進剤ターボポンプの応用研究 術賞),科学技術長官賞(研究功績者表彰),Ed- ・ロケットエンジン等に関する研究 mond E. Bisson Award(米国潤滑学会論文賞), ・再使用型ロケットに関する研究 Arch T. Colwell Merit Award(米国自動車学 ・極低温気液二相流に関する研究 会論文賞),流体科学賞,日本航空宇宙学会論文 ・気泡核生成機構に関する研究 賞,日本混相流学会論文賞,日本機会学会フェ ・液体ヘリウムの流動現象に関する ロー,米国航空宇宙学会準フェロー (流体科学研究所) − 7 − 282 平成16年12月 平成16年秋の叙勲 平成16年秋の叙勲が文化の日11月3日(水)に発表され,本学関係者から,次の方々が受章されました。 なお,瑞宝中綬章以下の伝達式及び拝謁は11月10日(水)国立劇場及び皇居で行われました。 〇 瑞宝中綬章 名誉教授 立 木 ・筋腱接合部における腱始端の走査電顕反射電子像 蔚 (大正15年5月9日生) (抗酸菌病研究所) [略 に関する研究 (学外における主な貢献等) 日本解剖学会評議員・同名誉会員,篤志解剖全国連 歴] 昭和38年4月 東北大学抗酸菌病研究所教授 合会理事,篤志解剖全国連合会調査委員長,財団法人 平成2年3月 停年退職 日本篤志献体協会評議員,日本結合組織学会評議員 平成2年4月 東北大学名誉教授 平成2年4月 東北薬科大学教授 平成8年5月 東北薬科大学名誉教授 〇 瑞宝中綬章 名誉教授 西 澤 敏 (大正14年3月16日生) (主な研究内容) (農学部) ・N−グリコシドの研究 ・糖蛋白の基礎的研究 [略 ・アイソザイムによる癌の研究 昭和47年4月 東北大学農学部教授 ・プロティンホスファターゼの研究 昭和63年3月 停年退職 ・細胞表層のシアル酸の研究 昭和63年4月 東北大学名誉教授 (学外における主な貢献等) (主な研究内容) 日本生化学会理事,日本癌学会功労会員・同名 誉会員,東北薬科大学評議員,東北薬科大学理事 〇 ・プランクトンの不均−分布に関する研究 日本海洋学会評議員,日本プランクトン学会評 石 井 敏 弘 議員,日本水産学会支部評議員,日本水産学会理 (大正14年2月10日生) (医学部) [略 ・非生体粒状有機物に関する研究 (学外における主な貢献等) 瑞宝中綬章 名誉教授 歴] 事,日本水産学会東北支部長,国立台湾省水産試 験所高雄分所客座教授,国立中山大学客座教授 歴] 昭和42年10月 東北大学医学部教授 昭和63年3月 停年退職 昭和63年4月 東北大学名誉教授 〇 瑞宝中綬章 名誉教授 萬 谷 志 郎 (昭和5年9月10日生) (工学部) (主な研究内容) ・細網線維(格子線維)の本態解明の研究 − 8 − [略 歴] 昭和45年8月 東北大学工学部教授 283 平成16年12月 平成5年4月 東北大学名誉教授 平成5年4月 秋田工業高等専門学校長 平成11年3月 限り退職 昭和60年12月 東北大学金属材料研究所事務部長 平成11年4月 秋田工業高等専門学校名誉教授 昭和63年3月 定年退職 (主な研究内容) 昭和54年4月 東北大学非水溶液化学研究所事務 長 (功績) ・熱力学的測定に関する研究 永年にわたり,豊かな識見並びに卓越した手腕 ・溶鉄へのガス溶解度に関する研究 を持って文部行政等の発展等に貢献した。 ・合金,並びに溶融スラグ熱量測定に関する研究 ・溶融スラグの熱力学に関する研究 ・固体酸化物の熱力学に関する研究 〇 瑞宝単光章 元栄養管理室長 ・溶融スラグの構造に関する研究 大 橋 (昭和15年10月16日生) ・溶融スラグの水蒸気溶解度に関する研究 ・鉄鋼製錬反応の速度論に関する研究 ・溶融酸化鉄のガス還元速度に関する研究 ・スーパーアロイの脱酸に関する研究 ・鉄スクラップ中の不純物除去に関する研究 (学外における主な貢献等) (医学部附属病院) [略 歴] 昭和37年1月 東北大学医学部附属病院技術員 平成11年4月 東北大学医学附属病院医事課栄養 管理室長 平成12年3月 日本鉄鋼協会理事,日本金属学会理事,日本鉄 鋼協会東北支部支部長,秋田県環境審議会委員, 日本金属学会名誉会員,日本鉄鋼協会名誉会員 レイ子 辞職 (主な功績) 永年にわたり,病院給食の発展に貢献し,患者 給食提供に尽力した。 (受賞歴) 紫綬褒章,日本鉄鋼協会西山賞,日本鉄鋼協会 俵論文賞,日本鉄鋼協会山岡賞,日本鉄鋼協会西 山記念賞,日本金属学会功績賞,日本金属学会谷 川・ハリス賞 〇 瑞宝双光章 元事務部長 半 田 昭 男 (昭和2年12月1日生) (金属材料研究所) [略 歴] 昭和23年12月 文部事務官(文部省教育施設局仙 台主張所) 昭和26年5月 東北大学庶務課 昭和51年4月 東北大学農学部附属農場演習林事 務長 − 9 − 284 平成16年12月 魯迅先生東北大学留学100周年記念事業 本年,中国の文豪魯迅が東北大学医学部の前身 日中両国の産学連携という側面に焦点を当て である仙台医学専門学校への留学100周年を迎え て,本学と協定を結んでいる中国主要六大学の学 ました。本学ではこれを記念して,本記念事業実 長,副学長,東北大学副総長,仙台財界人を交え 行委員会,国際交流部を中心に10月22日から一連 てパネルディスカッション形式のシンポジウムが の行事を催しました。 実施されました。司会の七十七銀行の勝股康行氏 今回の行事は,文豪魯迅の近代中国へ与えた影 を始め,河北新報社,東北経済連合会,仙台商工 響と仙台に留学中の恩師である藤野先生との交流 会議所,仙台経済同友会の御協力により開催する が,後に魯迅の作品をとおして,時として緊張す ことができました。 ることのあった日中関係の友好の大きな絆となっ たことを回顧すると同時に,これからの日中関係 午後6時∼午後8時30分 をどのように発展させていくかという展望を持つ 中国主要六大学の学長,副学長と仙台財界人, 契機とすることが特色となっております。そのた 東北大学関係者等との間において,今後の日中間 め,記念式典をはじめ,東北大学史料館において における展望(学術協力,経済協力,産学連携) 魯迅に関する特別展を実施するとともに,東北大 のあり方について,活発に意見交換が交わされま 学が交流協定を結んでいる中国の主要六大学の学 した。 長,副学長を招聘し,仙台財界人とのパネルディ スカッション形式の公開シンポジウムや東北大学 10月23日(土) との今後の学術交流について協議する学術セミ 記念事業二日目 魯迅先生東北大学留学100周年 ナーを開催いたしました。 午前10時30分∼12時30分 10月22日(金) 魯迅先生東北大学留学100周年 記念事業初日 『日中学術交流セミナー−日中学術交流のさら なる促進:共同研究・研究集会留学生公開の促 進−』多元物質科学研究所材料・物性総合研究棟 午後2時00分∼3時 『特別展−魯迅 会議室 歴史のなかの留学生−オープニ ング』東北大学史料館 魯迅留学の足跡をたどる試みとして,史料館所 蔵品の他,藤野先生ゆかりの福井県あわら市等の 関連機関からも資料をお借りして,10月23日(土) ∼11月12日(金)開催した特別展のオープニング を関係者御臨席のもと行いました。 午後4時00分∼午後5時30分 『市民公開シンポジウム−躍進する中国の大学 と産学連携−』金属材料研究所講堂 − 10 − (日中学術交流セミナー) 285 平成16年12月 急速に発展を続けている中国との研究パート 中学術交流促進』と題する講演の中で,日中両大 ナーシップの構築を推進する為に本学と協定を結 学間の学術交流の一層の促進を提案されました。 んでいる中国主要六大学の学長,副学長と本学関 その後,懇親会において和やかな雰囲気の中で親 係者により,今後の大学間学術交流についての討 睦を深めました。 議が行われました。 市民公開シンポジウムには,約230名の企業, 官公庁,学内関係者,一般市民等が参加され,会 午後2時30分∼午後4時 場である金属材料研究所講堂に立ち見がでるほど 『魯迅先生東北大学留学100周年記念式典』魯迅 の盛況でした。本学といたしましても,魯迅を通 の学んだ階段教室 じて関係者にこのような機会を提供することがで き非常にうれしく思います。 魯迅の御令孫,藤野先生の御令孫,駐日中華人 また,記念式典では魯迅の御令孫である周令飛 民共和国公使,大学間学術交流協定締結関係者や, 氏を招聘し,魯迅がいつも座っていたと言われる 宮城県・仙台市・地元団体,その他魯迅ゆかりの 前から三列目の席に,藤野先生の御令孫の藤野幸 方々が出席しました。 弥氏と並んで御着席していただきました。 また,東北大学魯迅賞及び魯迅記念奨励賞授賞 中国の程永華公使,仙台市長他の国内外の関係 式では,東北大学に在籍する中国からの留学生で, 者の御出席をいただき,取材に訪れた報道陣には, 今後の活躍が期待される優秀な4名に東北大学魯 河北新報社,NHK等の日本のテレビ新聞関係者 迅記念奨励賞を授与しました。 の他,新華社,中央電視台等六社の中国本土から 併せて,東北大学との学術交流協定を通じて本 学の教育研究の発展に功績のあった清華大学総長 のメディア関係者が来日し,中国での関心の高さ が伺われました。 顧秉林氏に東北大学魯迅賞を授与いたしまし た。 (奨励賞授与者) (清華大学総長へ魯迅賞を授与) (国際交流部国際交流課) 午後4時30分∼7時30分 『東北大学記念講演会・懇談会』仙台エクセルホ テル東急 本記念事業との共催事業として開催され,清華 大学総長 顧秉林氏が『魯迅先生追想で一層の日 − 11 − 286 平成16年12月 「東北大学講演会−知を礎にはばたく−」全国各地で開催 2.九州地区(九州全学同窓会総会と併せて開催) (1)日時:平成16年11月21日(日)午後3時30 分から (2)場所:アークホテル博多ロイヤル(福岡市 中央区) (3)参加者数:約80名 (4)講演: ①クロイツフェルト・ヤコブ病の問題点とその 対応 (吉本総長の挨拶(東京) ) 北本 哲之(医学系研究科教授) ②神岡三代目ニュートリノ実験:カムランド 今年度の「東北大学講演会」は,北海道,九州 鈴木 厚人(理学研究科長・教授) 及び東京地区で開催されました。この講演会は, 社会の第一線でご活躍の皆様方に,本学の最先端 研究の例をご紹介させていただき,本学の研究活 3.東京地区(「100周年記念キャンペーン」の第 一弾と位置づけ開催) 動に対する一層のご理解を賜ることを目的に,平 (1)日時:平成16年11月22日(月)午後1時から 成14年から開催されているものです。 (2)場所:経団連会館(東京都千代田区) 各講演会は中塚理事の進行で行なわれ,吉本総 長から挨拶がありました。各参加者は,本学を代 表する研究者の講演に最後まで聴き入っておりま した。 (3)参加者数:約300名 (4)講演: ①新機能・高信頼性を支える機械科学フロンテ ィア 各講演会の概要は以下のとおりです。 庄子 哲雄(工学研究科教授) ②免疫疾患と遺伝子治療 1.北海道地区(北海道同窓会連合会総会と併せ て開催) (2)場所:北海道厚生年金会館 ウェルシティ 札幌(札幌市中央区) (3)参加者数:約110名 (4)講演: −燃料電池について− 明久(金属材料研究所長・教授) ③新世代情報エレクトロニクスシステムの構築 −ユニバーサル ビジュアル コミュニケーシ ョンを目指して− − 12 − 栄治(理学研究科教授) ④21世紀の社会とジェンダー −男女共同参画への法学的アプローチ− 辻村みよ子(法学研究科教授) 合科学」の視点− 堀江 薫(高等教育開発推進センター教授) 勇(工学研究科名誉教授) ②特殊構造化による新物質の創製と工業化 内田 大谷 ⑤言語の多様性と外国語習得・「言語・認知総 ①電気化学的手法によるエネルギー変換の開発 井上 和夫(医学系研究科長・教授) ③地球の進化から地球の未来を観る (1)日時:平成16年10月30日(土)午後2時から 内田 菅村 龍男(工学研究科教授) (総務部百周年記念事業室) 287 平成16年12月 シラキュース大学計算機科学・工学部リエゾンオフィスを開設 11月9日(火)にシラキュース大学計算機科学 スにおいて歓談が行われました。 ・工学部(L.C.Smith College of Engineering これにより,名実共に相互リエゾンオフィスが and Computer Science)から,エリック スピ 開設されたことになり,今後益々の研究者及び学 ナ学部長,樋口教授等の一行が流体科学研究所を 生交流の支援,広報・情報収集等を行う海外拠点 訪問され,シラキュース大学計算機科学・工学部 として発展が期待されます。 リエゾンオフィス開設式が行われました。 さらに,流体科学研究所,環境科学研究科環境 流体科学研究所とシラキュース大学計算機科学 科学専攻,工学研究科航空宇宙工学専攻を中心と ・工学部との間には,平成13年6月に部局間学術 した21世紀COE「流動ダイナミクス国際研究教 交流協定が締結されており,その後相互の交流が 育拠点」の海外拠点としても活発な活動が期待さ 活発化してきたことからリエゾンオフィス設置の れます。 合意がなされ,昨年11月にシラキュース大学計算 スピナ学部長一行は,11月10日(水)には流体 機科学・工学部において相互リエゾンオフィス設 科学研究所主催の「1st International Symposi- 置の覚書を締結するとともに,同学部に東北大学 um“Perspective on Flow Dynamics for 21st 流体科学研究所リエゾンオフィスを開設いたしま Century Critical Issues”」,11月11日(木),12 した。 日(金)には「AFI/TFI−2004国際シンポ 当日は,大西副総長(国際交流担当)を表敬訪 ジウム」,「21世紀COEシンポジウム(1st In- 問し,歓談の後,井小萩所長,スピナ学部長によ ternational Conference on Flow Dynamics)」 るリエゾンオフィス開設のテープカットが行わ の招待講演等の用務をこなされ帰国の途につかれ れ,続いてリエゾンオフィスプレートの上掲式が ました。 行われました。その後,引き続きリエゾンオフィ (井小萩所長,スピナ学部長によるテープカット) (流体科学研究所) (記念撮影) − 13 − 288 平成16年12月 大学院国際文化研究科と仙台市との合同によるレンヌ市, レンヌ第2大学及びフランス外務省訪問 2004年11月4日から6日の3日間,大学院国際 学術交流,学生交流,事務機構,市と大学との連 文化研究科訪問団(小林文生評議員,笹木まち子 携などについて協議しました。最後に,パリのフ 庶務係長,阿部弘子教務係長の3名)と仙台市公 ランス外務省では,同省文化芸術協力局次長のロ 式代表団(藤井黎市長,鈴木繁雄市議会議長,中 ラン・ビュラン=デ=ロジェ氏と,同省文化機関 鉢裕市議会事務局次長,大槻文博交流政策課長, 及びアリアンス・フランセーズ担当のドニ・ビソ 鈴木義恵秘書課主幹,林友香交流政策課員の6名) ン氏のお二人に対応していただき,アリアンス・ の合同で,レンヌ市,レンヌ第2大学及びフラン フランセーズ仙台の姉歯一彦事務局長も合流し ス外務省訪問を行いました。 て,今回のレンヌ訪問の内容と今後の活動予定を (レンヌ第2大学にて記念撮影) 仙台市とフランスのレンヌ市は,1967年に国際 (フランス外務省にて) 紹介し,心強い支援の約束をいただきました。 姉妹都市協定を締結して以来活発に国際交流を続 これらの協議を通じて,仙台市とレンヌ市との けており,その正式な表明として定期的に公式代 国際姉妹都市協定締結40周年にあたる2007年を 表団が交互に訪問しています。今年は仙台市がレ 「仙台におけるフランス・レンヌ年」として,1 ンヌ市を訪れるに際して,仙台市総合政策部と東 年間を通して種々の記念行事を学術レベルから市 北大学大学院国際文化研究科との協力協定覚書 民レベルまでを視野に入れて行うこと,それに際 (2004年10月29日調印)及び東北大学とレンヌ第 しては仙台市,東北大学(国際文化研究科),ア 2大学の大学間学術交流協定に基づいて,仙台市 リアンス・フランセーズ仙台が協力して主催し, と国際文化研究科とが合同でレンヌを公式訪問す そこにレンヌ市とレンヌ第2大学が参加して,さ るという画期的な企画が実現しました。 らにフランス外務省がバックアップするという, レンヌ市では,エドモン・エルヴェ市長をはじ これ以上望むべくもない見事な連環がこの短期間 めとする市関係者と,姉妹都市委員会など民間の のフランス滞在の間に成立しました。また,この 多くの方々の歓迎を受けて,両市の交流活動の現 行事に向けて,2005年から早速,国際シンポジウ 状報告と今後の計画について姉妹都市交流協議を ム等のプレ企画を毎年行うことも決められまし 行いました。次に,レンヌ第2大学では,フラン た。 ソワ・ムーレ学長をはじめとする関係者とともに − 14 − (国際文化研究科) 289 平成16年12月 第3回東北大学男女共同参画シンポジウム 平成16年11月20日(土)に「第3回東北大学男 女共同参画シンポジウム」が,川内マルチメディ ア教育研究棟2階マルチメディアホールを会場と して開催されました。今年は土曜日の午後からと いう時間帯で,東北大学教職員,学生,一般の方 々合せて約160名程の参加者がありました。また, 昨年に引続き「第2回沢柳賞授賞式」が併せて行 われました。 はじめに,吉本総長の挨拶の後,鈴木男女共同 参画委員会委員長から沢柳賞の審査経過及び講評 (黒田氏による特別講演) が発表され, 続いて沢柳賞授賞式が行われました。 今年度の受賞者は,研究部門・李仁子氏(教育学 次いで「これからの科学技術と社会」という演 研究科講師),研究部門特別賞・田代亜紀氏(法 目で黒田玲子氏(東京大学大学院教授・内閣府総 学研究科大学院研究生),活動部門・亀井あかね 合科学技術会議議員・東北大学経営協議会委員) 氏(情報科学研究科博士課程後期3年),プロジ による特別講演が行われました。今回も各講演の ェクト部門・福土審氏(医学系研究科教授),プ 終了ごとに参加者からの質問を受けつけ,参加者 ロジェクト部門特別賞・三隅多恵子氏(文学研究 全員で男女共同参画について考える機会を設ける 科博士課程後期3年)の5名で,授賞式に引き続 ことができました。 き,李仁子氏,田代亜紀氏,亀井あかね氏の受賞 講演が行われました。なお,プロジェクト部門受 賞者は,2年後のシンポジウムでその成果を発表 することになっております。 下記ホームページにシンポジウムの写真を掲載 しております。 http://www.bureau.tohoku.ac.jp/danjyo/ (総務部総務課) − 15 − 290 平成16年12月 名誉教授懇談会 平成16年度名誉教授懇談会が11月30日(火)午 続いて,名誉教授を代表して黒田正典名誉教授 後5時から,仙台国際ホテルで名誉教授,吉本総 (元教養部)からの挨拶,南部松夫名誉教授(元 長及び本学部局長等を合わせて約100名が出席し 選鉱製錬研究所)の音頭による乾杯の後,部局長 て開催されました。 等の紹介・叙勲受章者の紹介が行われ,懇談に移 はじめに,吉本総長から2004年4月の国立大学 りました。 法人化以後の,本学の取り組みや近況について紹 会場は,終始和やかかな雰囲気に包まれ,お互 介の後,「皆様には今後もかわらずのご協力,ご いの近況報告や往時の思い出話に花が咲き,時間 支援をお願いいたします。」との挨拶がありまし も忘れる楽しいひとときを過ごされました。 た。 (総務部総務課) (吉本総長の挨拶) − 16 − (懇談会の様子) 291 平成16年12月 平成16年度医学教育等関係業務功労者表彰 文部科学省が行っている「平成16年度医学教育 を表彰することによって,関係職員の士気を高揚 等関係業務功労者」に本学から2名が選ばれ,そ し,もって医学又は歯学教育の充実向上を図るこ の表彰式が11月22日(水)港区南青山のフロラシ とを目的としたものです。 オン青山において行われました。 今年度本学で表彰された方々は,次のとおりで この表彰は,医・歯学の教育研究者や患者診療 す。 等で補助的業務に関し顕著な功労のあった勤労者 所 属:加齢医学研究所 所 属:病院 現 職:技術専門員 現 職:技術一般職員 氏 名:佐 氏 名:鈴 藤 多智雄 木 茂 功績概要:核医学診療実 功績概要:実験動物の飼 績および研究 育管理業務に 業績等診療レ 尽力 ベルの向上に 貢献 平成16年度事務情報化研修 平成16年度事務情報化研修が,ホームページ作 成研修(10月6日∼7日),Access 初級研修(同 26日∼27日),PowerPoint 初級研修(同28日∼ 29日)の3コースで開催されました。 本研修は, 本学の事務情報化を推進するために, パソコン処理に関する知識・技術を習得させ,も ってパソコンの円滑な活用による事務処理の合理 化を図ることを目的として行われ,各部局等から 推薦された職員(各コース共29名)が参加しまし (研修風景) た。 外部講師の指導により,ホームページ作成研 修では作成の基礎,サイト管理などについて, 受講生からは,ホームページ作成や Access, Access 初級研修では基礎知識や基本操作などに PowerPoint についての知識・技術を習得するこ ついて受講し,PowerPoint 初級研修ではプレゼ とができ仕事に活かせる,といった感想が寄せら ンテーション作成の基礎,特殊効果を使った編集 れました。 に加え,班毎に作成したファイルを用いての発表 (広報・情報部情報推進課) 等を行いました。 − 17 − 292 平成16年12月 平成16年度「セミナー東北の自然(秋)」 −秋の自然林の観察− という視点から見ると何が起きているのかとい う,普段あまり考えたことのない内容でしたが, 明日のための基礎知識と新しい自然の見方とし て,とても興味深いものでした。 (世界谷地湿原で集合写真) 川渡共同セミナーセンター主催による《セミ ナー東北の自然(秋)》が10月16日(土)・17日 (日)の2日間,学生と教職員26名の参加で行わ (ブナの森) れました。この行事は,自然とのふれあいを通し て自然に親しみ,豊かな人間性を養うことを目的 として開かれているものです。 二日目は絶好の紅葉狩り日和,まずは「とって おきの場所」という,栗駒山麓のブナの大木の森 初日の開講式では,陶山先生(農学研究科助教 へ案内されました。森の木々は幹の直径が1メー 授)の挨拶の後,『奥の細道』と『紅葉の鳴子峡』 トル以上にもなる大木でしたが,秋の木洩れ日が のスライドを見ながら本日のコース説明がありま 差し込みとても静かな森でした。続いて,世界谷 した。開講式終了後,山形県堺田にある,奥の細 地の湿原へ行き,そこから見えるブナの森は,昨 道として再現した散歩道を,陶山先生による樹木 晩の講話を思い浮かべながら眺めてみると,今ま の説明を聞きながら,芭蕉になった気分で2時間 で気づかなかった自然の見方ができることが良く ほどの快適な散策を楽しみました。次に紅葉の『鳴 わかりました。暖かな芋煮を食べ,さらには栗駒 子峡』に立ち寄り,更に日本一の酸性湖として知 山を眺めながら近くの旅館の露天風呂にゆっくり られている『潟沼』へどちらもまだ紅葉には早か 浸かり,二日間のプログラムで存分に自然のすば ったようですが,少しだけ色づいた山々の風景は らしさを堪能し,参加者の顔はとても満足した様 十分に参加者を引きつけるだけの魅力があったよ 子でした。 うでした。帰り道で立ち寄った川渡温泉では,少 一休みした後セミナーへ戻り,陶山先生に二日 し疲れた足が一気に癒されるようで,時間を忘れ 間のまとめをしていただき閉講式を終え帰路につ て長風呂になる参加者が続出したほどでした。夕 きました。 食後には,二日目の目的地に関するガイドと簡単 な研究紹介の講話がありました。広大なブナの天 然林が伐採された後に,帯状に残された「保残帯」 ができ,その「保残帯」では,「遺伝子の交流」 − 18 − (教育・学生支援部学生支援課) 293 平成16年12月 秋の海上運動会 10月16日(土)に名取市北釜の東北大学ボート 艇庫・合宿所前の貞山堀で学友会主催第27回秋季 この大混戦・大激戦を勝ち抜いて入賞したの は,次の6クルーです。 海上運動会が行われました。 残念ながら当日はさわやかな秋晴れとはならず 男子学生の部 終日曇り空で肌寒い1日でしたが,男子学生の部 優勝 ランダムウォーク と女子学生の部,合せて33クルー,165名が参加 2位 チームビバンダム して,寒さを吹き飛ばす熱戦を繰り広げました。 3位 M1ハウス なかなかまっすぐに進むことができないため, フネ 女子学生の部 まっすぐ進んだ方が勝ち!というレースもあり, 優勝 miki また,デッドヒートを繰り広げながら,ゴール直 2位 ランダムウォーク 前でわずかに曲がったためタッチの差で敗退した 3位 はらきり道場Z HOUSE タイ子 クルーもありました。男子学生の部では4人の漕 ぎ手のうち二人が女性ながら大健闘し,3位決定 (教育・学生支援部学生支援課) 戦まで勝ち進んだクルーもありました。 平成16年度東北大学祭 10月29日(金)から31日(日)までの3日間, 三日目(最終日)は前夜の雨の影響があって, 川内北キャンパスをメイン会場に平成16年度東北 朝の人出は多少鈍かったものの昼前には人波をか 大学祭が行われました。 きわけて歩かなければならないほどの賑わいとな 初日は平日ということもあって,午前中はほと りました。「ふれあい広場」では子供たちがシャ んど大学生だけでしたが,午後3時を過ぎた頃か ボン玉やシーバルクで遊び,野外ステージでは学 ら家族連れが目立つようになりました。野外ス 外団体の「遊び庭(あしびなー)」が見事な沖縄 テージでは奇術部の演技に多くの人が拍手を送っ 八重山民謡と踊りを披露しました。講義棟では会 ていました。 場巡りの疲れを音楽喫茶で癒す人達が沢山おりま 二日目は朝から多くの人で賑わいました。屋台 をハシゴする人,ステージ前でバンド演奏を楽し した。 最終日は午後5時で企画行事を終了し,その後, む人,講義棟の企画会場巡りをする人など皆それ 昨年復活した「城萩祭(きしゅうさい)」が行わ ぞれに大学祭を楽しんでいました。今年度初めて れました。皆でファイヤーストームを囲み,飲ん 企画された「ふれあい広場」では,子供達がシー で,歌って,踊りました。 バルクという風船のようなものの中に入って遊ん でいました。 東北各地のチームが多数参加した「よ 3日間に亘る大学祭は,幸いにして大きな事故 もなく無事に終了することができました。 さこい」の総踊りでは,飛び入りの子供(1∼2 才?)が最前列で踊り,観客の視線と拍手を独占 (教育・学生支援部学生支援課) していました。 − 19 − 294 平成16年12月 越冬のため下山する牛たち 農学研究科附属複合生態フィールド教育研究セ ンターでは,11月5日(金)に山々の紅葉が終わ りに近づく中,職員及び学生たち総出で放牧地に 放していた牛たちを畜舎に戻す作業を行いまし た。 大自然の中で草を食べて大きく成長した黒毛和 種47頭,日本短角種34頭の牛たちと,今シーズン 放牧地で生まれた32頭の子牛たちは,職員の合図 によりゲートを開放すると一斉にかけだし1時間 (畜舎に向かう牛たち) ほどで畜舎に戻りました。牛たちは5月初旬まで 畜舎ですごし,再び放牧されます。 (農学研究科附属複合生態フィールド 教育研究センター) 病院でミニコンサート い語りを交えながら,終始和やかな雰囲気で「赤 とんぼ」 「里の秋」 「紅葉」 「荒城の月」 「浜辺の歌」 「ふるさと」などリクエスト曲を中心に合計14曲 を披露して頂きました。 お二人は歌いながら,気さくに声をかけ,握手 をしながら患者さんたちのそばに歩み寄り,最初 は緊張した面持ちだった患者さんの表情が,にこ やかなものに変わるのにほとんど時間がかかりま せんでした。 (ミニコンサート風景) 約2年前にもご縁があってこの病棟にお招き し,懐かしい曲の数々を歌っていただきましたが, 病院では,11月20日(土)に歌手の安田祥子さ 今回はおふたりからのご厚意でお忙しい中病棟訪 ん・由紀さおりさんのおふたりが,宮城県民会館 問を申し出ていただいたそうで,突然の知らせに でのコンサートが終了した後,東北大学病院緩和 患者さん・ご家族の皆さんをはじめボランティア ケアセンターへ駆け付けられ,病棟ラウンジに集 さん・病棟スタッフも喜びを隠しきれず,美しい まった患者さんたちの前でミニコンサートを開い 生の歌声に聴き入りました。音楽の心地よさに加 て下さいました。 え,お二人の笑顔と心遣いが大変ありがたく感じ 病棟職員のギターと音楽音響医学分野大学院生 られ,病棟に素敵な風が吹いたひとときでした。 のキーボード伴奏が時折入り,お二人の親しみ深 (病院) − 20 − 295 平成16年12月 病院で総合防災訓練を実施 病院では,11月24日(水)に総合防災訓練を実 施しました。 今回の総合防災訓練は,宮城県沖を震源とした 震度6強の地震が発生し,仙台市全域で建物家屋 の倒壊,病院病棟で火災発生,女川原子力発電所 の作業員が発電所内での事故により負傷,病院に 搬送される,といった状況を想定し,総合的な防 災訓練を実施しました。 また,最大多数の被災者に治療を行い,最大多 (訓練風景) 数の被災者を社会復帰させることを目的とし,被 災者の重症度と治療の優先度又は搬送優先度を判 定するというトリアージ訓練も行いました。 今後30年以内に宮城県沖でマグニチュード7.5 消防訓練では,火災発生時の情報伝達,初期消 ∼8.0規模の大地震が発生する確率は99%といわ 火,患者の避難誘導,消化器の扱い方実習を行い れており,参加した職員は,それぞれの与えられ ました。 た役割を確認しながら,防災訓練に取り組んでい ました。 (病 院) − 21 − 296 平成16年12月 学友会組織が変わりました 学友会は,下の図のように,中央会,学部会, 川内北部会を統合し一本化された組織に変わりま した。 併せて,従来二段階になっていた職員の会費を 一律とする等の会則の改正が行われています。 学友会は,教育の両輪の一つである課外活動を また,文化部,体育部に所属していないサーク 側面から支援するという,非常に重要な役割を担 ルも,学内ルールに則って「学生団体結成・継続 っており,本学の職員と学生によって組織されて 届」 を提出して活動しているサークルについては, います。 学友会の準加盟団体として支援を受けられること になりました。 会員の皆様には,今後とも御理解と御協力をお 願いいたします。 (教育・学生支援部学生支援課) − 22 − 297 平成16年12月 1月の行事予定 実 施 日 行 本 28日(金) 事 名 場 所 等 部 学生相談についての研究協議会 教育・学生支援部大会議室 理学研究科・理学部 27日(木) ∼ 29日(土) 偏微分方程式仙台研究集会 数理科学記念館 医学系研究科・医学部 28日(金) 29日(土) ・ 30日(日) 第25回日本絶食療法学会 ホテル仙台プラザ 第9回日本心療内科学会学術大会 仙台国際センター 工学研究科・工学部 27日(木) ・ 28日(金) 国際シンポジウム−COE04 仙台国際センター 加齢医学研究科 22日(土) 東北肺癌談話会 艮陵会館 29日(土) 日本肺および心肺移植研究会 艮陵会館 29日(土) 肺および心肺移植研究会 艮陵会館 医療技術短期大学部 25日(火) 平成17年度専攻科助産学特別専攻入学試験 医療技術短期大学部 − 23 − 298 平成16年12月 叙位叙勲 次のとおり叙位叙勲がありました。 (平成16年10月22日) (平成16年10月26日) 故名誉教授(医学部) 故電気通信研究所事務部長 水 野 勝 義 正四位に叙されました。 南 達 雄 従五位に叙されました。 瑞寶雙光章を授与されました。 齋藤恒三 名誉教授がご逝去されました 齋藤恒三名誉教授(医学部)には平成16年11月27日(土)にご逝去(94歳)されましたことを, お知らせします。 ここにご生前のご功績とお人柄を偲びつつ,心から哀悼の意を表します。 − 24 − 299 平成16年12月 本学関係の新聞記事一覧(平成16年11月分) 一覧は,次の新聞から本学に関係ある記事のタイトルを抽出したものです。記事は広報・情報部広報課 で整理しております。 [河北(朝刊,夕刊),朝日,毎日,読売,産経,日刊工業] なお,この記事は東北大学ホームページにも掲載しております。 No 記 事 月 日 新聞等名 1 プリズム⑩ 天候デリバティブ ばくち的側面に注意 理学研究科:岩崎 俊樹 11.1 (月) 河北 2 東アジア連携へ現状と課題探る 東北大で政経学会 11.2 (火) 河北 3 紫綬褒章 宇宙への探究心健在 上條謙二郎さん 元東北大学教 授 河北,朝 日, 読売, 11.2 (火) 毎日,産 経 4 第36回全日本大学駅伝対抗選手 権大会 出場25校 11.2 (火) 河北 5 東北大学 医学部 寄付金国庫 納入に統一 財団含め透明性確保 11.2 (火) 河北 世界初の超高速無線LAN 東北大研究センターなど開発 11.2 (火) 読売 7 元東北大学大学院・江見教授 材料工学に貢献 ブリネル賞受 賞 11.2 (火) 河北 8 授業プランで「教育」学ぶ 東 北大1年生対象「小泉ゼミ」 11.2 (火) 河北 9 模擬裁判通じて介護問題考える 東北大で13・14日 11.3 (水) 河北 10 東北大医学部 寄付金を国庫へ 一括管理で透明化図る 11.3 (水) 朝日 6 11 障害科学など解説 6日から公 開講座 東北大医学部 12 エコノミークラス症候群など 新たな被害形態発生 防災シンポ 新潟中越地震で報 告 13 国際的な知名度向上へ官学連携 仙台市・東北大大学院 14 歴史学の視点で源義経に迫る 東北大入間田教授ら斬新な解釈 を掲示 11.8 (月) 河北 15 仙台市,東北大大学院の研究科 国際認知度向上などで協定 11.8 (月) 読売 No 事 月 日 新聞等名 16 プリズム⑪ ヤマセ 温暖化進 めば多発か 11.8 (月) 河北 理学研究科:岩崎 俊樹 17 温室で超高速・高強度 シンチ レーター PETの性能向上 11.8 (月) 日刊工業 東大・東北大 18 前東北大医学部長ら証人申請 寄付金受領問題で原告側 19 土木学会東北支部シンポ「県沖 11.9 (火) 毎日 地震に備えて」 20 備える 宮城沖・大地震 11.9 (火) 河北 地質の観点から防災対策考えて 21 東北大グループ「振動」の新パ 河北,読 11.10 (水) ターン確認 売,朝日 22 うつ病患者に支援を 殺防止シンポ 23 日本IBM科学賞決定 北大教授ら5氏 24 脳死肺移植で「高度先進医療」 11.12 (金) 読売 東北大病院,全国初の承認 25 スギ花粉症の症状予測 東北大とアサヒ 予防など可能 11.12 (金) 日経 に 26 独自教育推進へ基金 河北,読 07年6月百周年 記念事業の内 11.12 (金) 売,朝日 容発表 11.4 (木) 河北 27 11.4 (木) 河北 記 28 仙台で自 岩佐東 11.9 (火) 読売 11.10 (水) 河北 11.10 (水) 日刊工業 東北大で模擬裁判 11.13 (土) 読売 備える 宮城県沖・大地震 地質知ること大切 仙台でシン 11.13 (土) 河北 ポ 29 100周年の東北大 会開催 30 東北大が統一ロゴ制作 (月) 日刊工業 07年に100周年でキャンペーン 11.15 メルマガ発行も 31 プリズム⑫ 野蒜観候所 で「数奇な歴史」 理学研究科:岩崎 俊樹 11.6 (土) 朝日 東京で講演 11.13 (土) 毎日 災害 11.15 (月) 河北 − 25 − 300 平成16年12月 No 32 33 34 記 事 月 日 No 新聞等名 遺族の願い 一日も早く シベ リアで収集戦没者遺骨 11.15 (月) 河北 山形大と東北大 懸命のDNA 鑑定 3次元LSI量産へ 東北大の技術活用 07年から 河北,読 11.16 (火) 売,日刊 工業 「水田の重要性再確認しよう」 11.16 (火) 河北 仙台でフォーラム 記 事 月 電 日 新聞等名 45 高温超電導の新物質を合成 子注入型 世界で3種類目 46 内館牧子の仙台だより 第19回 11.24 (水) 河北 仙台と盛岡の「文士劇」 47 Mac,大学で人気上昇中 東北大・東大・神戸大・九州産 11.25 (木) 朝日 大…導入相次ぐ 48 県と東北大 環境分野で協定 政策に研究成果生かす 49 奥野さん(東北大大学院)ら奨 11.25 (木) 河北 励賞 50 大学設置審答申 業学部 51 包括的協定を検討 産学官ラウ 11.26 (金) 河北 ンドテーブル 連携加速で一致 52 通信速度 6倍にアップ 速無線LANを開発 東北大通研 11.23 (火) 読売 11.25 (木) 河北,読 売,毎日 35 新潟中越地震 新たな断層活動 確認 11.16 (火) 河北 京大など余震分析 四つ目,異 例の大きさ 36 東経連マッチング委 作用を確認 カキ成分事業化採択 37 東北大 大学院に“独立研究科” 07年度開設 COE後の受け皿 11.18 (木) 日刊工業 に 38 痴呆症 理解深めて 志波姫で 11.18 (木) 河北 フォーラム,住民ら400人参加 39 下 森林問 アジア政経学会から〇 題 11.20 (土) 河北 農学研究科教授:工藤昭彦 53 3地域に救急センター 研救急医療協基本方針承認 北大でも対応へ 40 研究内容や面白さを紹介 受験生に公開講義 11.20 (土) 毎日 54 県と東北大院が環境問題で協力 11.26 (金) 朝日 協定を終結 環境問題 県と東北大が連携 24日協定調印 研究成果政策に 11.20 (土) 河北 反映 55 東北大学に会計大学院 41 56 ハーフタイム ワールドクラス 11.27 (土) 河北 医学系研究科:永富 良一 57 かお 奉仕の輪を広げたい 東北大名誉教授:小田 忠雄 11.28 (日) 河北 血圧効果 11.17 (水) 河北 理系 宮城大に食産 河北,産 経, 読売, 11.26 (金) 毎日,日 刊工業 超高 11.26 (金) 河北 東 11.26 (金) 河北 11.27 (土) 毎日 42 東北大先進医工学機構 東京の 医院で臨床応用 11.22 (月) 日刊工業 医療事故防止システム開発で 43 新人医の臨床研修大学病院希望 2割 11.22 (月) 河北 「医局離れ」くっきり 58 掲示板での合格発表“卒業” 東北大 河北,朝 11.30 (火) 日, 毎日, 読売 44 半導体研 59 05年度入試の募集要項発表 北大 11.30 (火) 河北 東北大に一号館寄贈 11.23(火) 河北 東 百周年記念事業シンボルマークについて 東北大学の頭文字「T」と 無限大のカタチを融合させ、 北の空に輝く北斗七星とともに 永遠に歩んでいく姿を現しています。 発 行 東北大学広報・情報部広報課 〒980−8577 仙台市青葉区片平二丁目1番1号 電 話 022(217)4817 古紙配合率100%再生紙を使用しています。 − 26 − このパンフレットは大豆油インクを使用しています。