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2014.06.20 エスクリ アップデートレポート
ホリスティック企業レポート エスクリ 2196 東証一部 アップデート・レポート 2014年6月20日 発行 一般社団法人 証券リサーチセンター 証券リサーチセンター 審査委員会審査済20140617 Copyright© 2012 Stock Research Center. All Rights Reserved. 利用を禁じます 本レポートの権利は一般社団法人 証券リサーチセンターに属します。いかなる形でも無断での複写・転載・ ホリスティック企業レポート(一般社団法人 証券リサーチセンター 発行) エスクリ (2196 東証一部) 発行日:2014/6/20 駅近施設で需要を取り込み、急成長してきたブライダルサービス会社 沖縄に出店しリゾート婚進出を決定、少人数挙式需要への対応を進める > アナリスト:松尾 十作 +81(0)3-6858-3216 レポートについてのお問い合わせはこちら [email protected] 要旨 ◆ 都市型ブライダルオペレーター ・エスクリ(以下、同社)は直営の挙式及び披露宴施設を運営している。 ・顧客に強くアピールする施設と営業力(マーケティング及び接客サービ ス)を背景に、14/3 期に至る 5 期間の年平均成長率は、売上高 38.3%、 経常利益 67.6%と高い伸びであった。 【主要指標】 2014/6/13 895 株価 (円) 発行済株式数 (株) 11,656,500 時価総額 (百万円) 10,433 ◆ 14 年 3 月期決算 前期実績 今期予想 来期予想 ・14 年 3 月期決算は、前期単体比 50.1%増収、経常利益は同 54.1%増益 であった。14/3 期第 2 四半期から連結対象となった渋谷は増収には貢 献したものの、利益面での寄与は小さかった模様である。 PER (倍) 9.5 7.7 6.6 PBR (倍) 2.8 2.1 1.6 配当利回り (%) 0.9 1.2 1.6 12カ月 ・ブライダル事業の売上高は 15,327 百万円(前期比 27.9%増)であった。 挙式等施行件数が前期比 22.4%増、平均組単価は同 2.9%増であった。 【株価パフォーマンス 】 ◆ 15 年 3 月期業績予想 1 カ月 3 カ月 リターン (%) 1.1 0.1 -9.1 ・15/3 期業績について同社は、前期比 15.4%増収、25.1%経常増益を見 対TOPIX (%) -2.3 -3.2 -17.2 込んでいる。新規出店 2 施設を予定しているが、主な増益要因は前期に 出店した 1 施設が通期稼働することなどによる増収効果である。 ・証券リサーチセンター(以下、当センター)では 15/3 期業績について同 【株価チャート】 2196 (左) (円) 相対株価 (右) (倍) 800 0.8 700 0.7 ◆ 投資に際しての留意点 ・同社は、利益還元策の判断基準として純資産配当率や配当性向等を挙 げている。同社は 15/3 期の 1 株当たり配当金について前期比 3 円増の 14/04 14/05 0.9 14/02 14/03 900 でいる。 14/01 1.0 13/11 13/12 1,000 万円(同 40.1%増)、その他の事業 2,100 百万円(同 11.0%増)と見込ん 13/09 13/10 ダル事業 17,400 百万円(前期比 13.5%増)、建築・内装事業 3,000 百 13/08 1.1 13/06 13/07 社予想とほぼ同じ水準を予想する。事業セグメント別の売上高は、ブライ 1,100 (注)相対株価は対TOPIX、基準は2013/6/21 年 11.0 円を予想している。16/3 期以降の配当金について、純資産配当 率 2.5%〜3.0%、配当性向は実績を下回らない水準を想定して、16/3 期 以降も増配が続くと当センターは予想する。 【 2196 エスクリ 業種: サービス業】 決算期 売上高 前期比 営業利益 前期比 経常利益 前期比 純利益 前期比 EPS BPS 配当金 (百万円) ( %) (百万円) ( %) (百万円) ( %) (百万円) ( %) (円) (円) (円) 2012/3 10,732 55.9 1,075 69.0 1,015 70.3 659 87.8 58.7 166.2 0.0 2013/3 12,903 20.2 1,227 14.2 1,177 15.9 738 11.9 64.4 231.5 5.0 2014/3 19,362 ― 1,885 ― 1,813 ― 1,101 ― 94.6 318.6 8.0 2015/3 CE 22,348 15.4 2,407 27.7 2,268 25.1 1,355 23.1 116.1 ― 11.0 2015/3 E 22,500 16.2 2,400 27.3 2,260 24.7 1,350 22.6 115.7 426.2 11.0 2016/3 E 24,800 10.2 2,780 15.8 2,640 16.8 1,580 17.0 135.4 550.6 14.0 2017/3 E 27,100 9.3 3,180 14.4 3,040 15.2 1,820 15.2 156.0 692.6 17.0 (注)CE:会社予想、E:証券リサーチセンター予想、14/3期より連結決算に移行 アップデート・レポート 2/11 本レポートに掲載された内容は作成日における情報に基づくものであり、予告なしに変更される場合があります。本レポートに掲載された情報の正確性・信頼性・完全性・妥 当性・適合性について、いかなる表明・保証をするものではなく、一切の責任又は義務を負わないものとします。 一般社団法人 証券リサーチセンターは、本レポートの配信に関して閲覧し投資家が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したことによる直接・間接の損失や逸失 利益及び損害を含むいかなる結果についても責任を負いません。最終投資判断は投資家個人においてなされなければならず、投資に対する一切の責任は閲覧した投資家にあり ます。また、本件に関する知的所有権は一般社団法人 証券リサーチセンターに帰属し、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。 ホリスティック企業レポート(一般社団法人 証券リサーチセンター 発行) トライステージ (2178 東証マザーズ) エスクリ (2196 東証一部) > 事業内容 発行日2014/6/20 ◆ 都市型ブライダルオペレーター エスクリ(以下、同社)は、「施設スタイルにこだわらない都市型ブ ライダルオペレーター」として、直営の挙式及び披露宴施設を運営し ている。施設利用者に「施設の貸切り感」と「オリジナル感」を提供 するため、衣装、装花、引出物、料理、飲料、演出等を顧客の要望に 合わせてトータルプロデュースし、オーダーメイド型婚礼サービスを 提供している。 同業他社では「施設の貸切り感」と「オリジナル感」を演出するため に、一軒家の邸宅風施設であるゲストハウス施設を利用しているが、 同社の施設にはホテル、専門式場、ゲストハウス、レストランと 4 つのスタイルがあり、それぞれのバンケット(披露宴会場)に専用の チャペルまたはロビースペースを設置することで、貸切り感等を演出 している。14 年 3 月末現在 13 施設、29 バンケットを運営している。 14/3 期に至る 5 期間の年平均成長率は、売上高 38.3%、 経常利益 67.6% と高い伸びを示してきた。施設を利用するブライダルサービスの成長 の源泉は、顧客に強くアピールする施設と営業力(マーケティング及 び接客サービス)である。同社の施設出店候補地の選定基準としては、 東京 23 区及び政令指定都市、あるいは新幹線停車駅がある人口 30 万人以上の都市で、さらに駅に近い、若しくは駅の中にあることをポ イントに挙げている。 【図表 1 】施設数概要(14 年 3 月末) 施設スタイル 施設数 バンケット数 ゲストハウス 1 3 レストラン 3 5 専門式場 7 15 ホテル 2 6 合計 13 29 (出所)エスクリ決算説明会資料より 証券リサーチセンター作成 【図表 2 】業績推移 百万円 百万円 25,000 2,500 20,000 2,000 15,000 1,500 10,000 1,000 5,000 500 0 0 09/3期 10/3期 11/3期 売上高 12/3期 13/3期 14/3期 経常利益 (注)13/3 期までは単体決算、14/3 期は連結決算 (出所)決算短信より証券リサーチセンター作成 同社と競合するゲストハウススタイルの結婚式場やホテル、レストラ ン等は、施設の改装により競争力を強化する動きを強めている。こう した経営環境下、同社は自社施設の内装工事等の内製化及び設備投資 アップデート・レポート 3/11 本レポートに掲載された内容は作成日における情報に基づくものであり、予告なしに変更される場合があります。本レポートに掲載された情報の正確性・信頼性・完全性・妥 当性・適合性について、いかなる表明・保証をするものではなく、一切の責任又は義務を負わないものとします。 一般社団法人 証券リサーチセンターは、本レポートの配信に関して閲覧し投資家が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したことによる直接・間接の損失や逸失 利益及び損害を含むいかなる結果についても責任を負いません。最終投資判断は投資家個人においてなされなければならず、投資に対する一切の責任は閲覧した投資家にあり ます。また、本件に関する知的所有権は一般社団法人 証券リサーチセンターに帰属し、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。 ホリスティック企業レポート(一般社団法人 証券リサーチセンター 発行) トライステージ (2178 東証マザーズ) エスクリ (2196 東証一部) 発行日2014/6/20 金額の最適化を目的に、株式会社渋谷(しぶたに、以下、渋谷)を買 収した。 渋谷の主たる事業は、飲食店や小売業を中心とした施設の内外装工事 及び設計管理業務である。またインテリア用品や家具等の輸入及び販 売、資材販売等も手掛けている。渋谷は、同社のブライダル施設の内 装工事や新郎新婦が利用する衣装(海外で OEM 製造)の輸入販売代 行、ブライダル施設内の装飾品の輸入代行を行ってきた。渋谷の行っ ている事業を、同社は「建設・内装事業」と位置づけ、建築工事の請 負及び設計管理、木材、インテリア用品、家具等の輸入及び販売をし ている。なお、インテリア用品や家具等の輸入及び販売、資材販売等 は、その他の事業に含まれる。 復興需要や東京オリンピック開催決定を背景に資材費の高騰や専門 職不足が顕在化し、建設価格の高騰及び竣工日の遅れが生じ易くなっ てきている。しかし同社の新ブライダル施設の建設は、渋谷の子会社 化で同社の目論み通りのスケジュールで進行している。 > 決算概要 ◆ 14 年 3 月期決算 14/3 期決算は、売上高 19,362 百万円(前期単体比 50.1%増) 、営業 利益 1,885 百万円 (同 53.6%増)、 経常利益 1,813 百万円 (同 54.1%増) 、 当期純利益 1,101 百万円(同 49.2%増)であった。14/3 期第 2 四半期 から連結対象となった渋谷の業績は、増収には貢献したものの、利益 面での寄与は小さかった模様である(図表 3) 。 【図表 3 】14 年 3 月期決算概要 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 連結 19,362 1,885 1,813 1,101 前期比* 50.1% 53.6% 54.1% 49.2% (百万円) 単体 16,266 1,834 1,756 1,089 前期比 26.1% 49.4% 49.2% 47.7% (注)前期比*は 13/3 期単体比 (出所)決算短信より証券リサーチセンター作成 ブライダル事業は、売上高 15,327 百万円(13/3 期単体比 27.9%増)、 セグメント利益 2,906 百万円(前期は開示なし、以下同様)であった。 挙式及び二次会の施行件数は 3,762 件(前期比 22.4%増) 、平均組単 価は 3,957 千円(同 2.9%増)であった。1 件当たり平均出席人数の増 加(73.77 人、同 3.1%増)が見られたことから、施行件数の伸びを上 回る増収率であった。平均出席人数の増加は、近年オープンした施設 のバンケットの面積が従来の施設に比べて大きいことが要因であり、 アップデート・レポート 4/11 本レポートに掲載された内容は作成日における情報に基づくものであり、予告なしに変更される場合があります。本レポートに掲載された情報の正確性・信頼性・完全性・妥 当性・適合性について、いかなる表明・保証をするものではなく、一切の責任又は義務を負わないものとします。 一般社団法人 証券リサーチセンターは、本レポートの配信に関して閲覧し投資家が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したことによる直接・間接の損失や逸失 利益及び損害を含むいかなる結果についても責任を負いません。最終投資判断は投資家個人においてなされなければならず、投資に対する一切の責任は閲覧した投資家にあり ます。また、本件に関する知的所有権は一般社団法人 証券リサーチセンターに帰属し、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。 ホリスティック企業レポート(一般社団法人 証券リサーチセンター 発行) トライステージ (2178 東証マザーズ) エスクリ (2196 東証一部) 発行日2014/6/20 なかでも 13 年 6 月に福岡市にオープンしたアルマリアン FUKUOKA は、土地柄もあり他地域の施設に比べ挙式参列者が多く、高い増収率 に貢献している模様である。 建築・内装事業は、売上高 2,141 百万円、セグメント利益 153 百万円 であった。14/3 期第 2 四半期から連結対象となった渋谷の事業である。 その他の事業は、売上高 1,892 百万円(13/3 期単体比 106.0%増) 、セ グメント利益 224 百万円であった。従来の宿泊サービス、法人の宴会 に加え、ア)13/3 期ではブライダル事業に計上されていた試食会及び 挙式等のキャンセル料、イ)14/3 期から開始したコンサルティング等、 ハ)渋谷の資材販売事業が含まれている。 コンサルティング等は、14/3 期より開始した事業で、結婚式場運営に おけるあらゆる課題に対してソリューションを提供するものである。 14/3 期売上高は開示されていない。ブライダル業に携わる会社に対す るコンサルティングについては、第 1 四半期に 1 社と契約をした。コ ールセンターの受託もブライダル業に携わる会社に対するサービス 提供で、第 2 四半期に 1 社、第 4 四半期に 1 社と契約をした。同様に 営業支援システムは第 1 四半期に 1 社と契約をした。 比較可能な単体決算では、売上高 16,266 百万円(前期比 26.1%増) 、 営業利益 1,834 百万円(同 49.4%増) 、経常利益 1,756 百万円(同 49.2% 増) 、当期純利益 1,089 百万円(同 47.7%増)であった。 売上総利益率は衣装貸出やブーケなど内製化の推進等で前期比 0.5% ポイント改善し 68.1%となった。販売費及び一般管理費の対売上比率 は、前期比 1.3%ポイント低下し 56.8%となった。15/3 期にオープン 予定の仙台店(ラグナヴェール SENDAI/アンジェリオン オ プラ ザ SENDAI)、池袋店(アルマリアン TOKYO/アヴェニールクラス TOKYO)の開業準備時期の前倒しにより、広告宣伝費が 1,407 百万 円(同 31.8%増)となったものの、主な経費である人件費(2,579 百 万円、同 15.9%増)や地代家賃(2,265 百万円、同 13.9%増)の伸び 率が増収率を下回ったためである。 > 業績見通し ◆ エスクリの 15 年 3 月期業績予想 15/3 期業績について同社は、売上高 22,348 百万円(前期比 15.4%増) 、 営業利益 2,407 百万円(同 27.7%増) 、経常利益 2,268 百万円(同 25.1% 増) 、当期純利益 1,355 百万円(同 23.1%増)を見込んでいる。事業 セグメント別の売上高の予想は開示していない。 増収要因として、13 年 6 月にオープンしたアルマリアン FUKUOKA が通年稼働すること、2 つの新施設がオープン予定であること、連結 アップデート・レポート 5/11 本レポートに掲載された内容は作成日における情報に基づくものであり、予告なしに変更される場合があります。本レポートに掲載された情報の正確性・信頼性・完全性・妥 当性・適合性について、いかなる表明・保証をするものではなく、一切の責任又は義務を負わないものとします。 一般社団法人 証券リサーチセンターは、本レポートの配信に関して閲覧し投資家が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したことによる直接・間接の損失や逸失 利益及び損害を含むいかなる結果についても責任を負いません。最終投資判断は投資家個人においてなされなければならず、投資に対する一切の責任は閲覧した投資家にあり ます。また、本件に関する知的所有権は一般社団法人 証券リサーチセンターに帰属し、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。 ホリスティック企業レポート(一般社団法人 証券リサーチセンター 発行) トライステージ (2178 東証マザーズ) エスクリ (2196 東証一部) 発行日2014/6/20 子会社渋谷が通年寄与することを挙げている。新規出店施設は、仙台 店(ラグナヴェール SENDAI/アンジェリオン オ プラザ SENDAI、 14 年夏または秋のオープン予定)と池袋店(アルマリアン TOKYO /アヴェニールクラス TOKYO、14 年秋のオープン予定)である(図 表 4) 。 【図表 4 】新施設概要 仙台店 宮城県仙台市 宮城野区 14年夏または秋 池袋店 東京都豊島区 東池袋一丁目 14年秋 金沢店 石川県金沢市 兼六町二丁目 15年春 沖縄店 沖縄県中頭郡 北谷(チャタン)町 15年夏 ラグナヴェール SENDAI アンジェリオン オ プラザ SENDAI アルマリアン TOKYO アヴェニールクラス TOKYO 未定 未定 仙台駅徒歩1分 専門式場スタイル 3 池袋駅徒歩2分 専門式場スタイル 3 JR金沢駅 ゲストハウススタイル 2 ― ゲストハウススタイル 2 所在地 開店時期 施設名 最寄駅 施設スタイル バンケット数 (出所)エスクリ決算説明会資料より証券リサーチセンター作成 利益面では、建築・内装事業における資材及び労務費の上昇や新規出 店 2 施設の開業準備費用等の増加といった減益要因がある。新規施設 についてはコストが先行するため 96 百万円の減益要因としている。 これを、アルマリアン FUKUOKA が通年稼働すること等による既存 施設の増収効果(営業増益貢献額 363 百万円) 、渋谷の通年寄与(同 10 百万円、14/3 期は 9 カ月の寄与) 、会計方針の変更による減価償却 注)減価償却費 15/3 期からは建物付帯設備 については定率法であった ものを定額法に変更する。同 社は 14/3 期の減価償却費を 1,000 百万円と想定している が、前期と同じ会計方針では 1,245 百万円となる。 費注の減少(245 百万円)等の増益要因で吸収し、連続増益を見込ん でいる。 ◆ 証券リサーチセンターの 15 年 3 月期予想 証券リサーチセンター(以下、当センター)では、前回(13 年 11 月) 予想の売上高 20,973 百万円、営業利益 2,195 百万円、経常利益 2,126 百万円、当期純利益 1,254 百万円をいずれも増額し、同社予想とほぼ 同じ水準を予想する。 ブライダル事業は、売上高 17,400 百万円(前期比 13.5%増、従来予 想 16,443 百万円)を予想する。 施行件数は前期比 15.6%増の 4,350 件、 仙台店ならびに池袋店の開業は秋のブライダルシーズンに間に合う と想定した。組単価は、14/3 期の前期比 2.9%増の 3,957 千円(当セ ンター事前予想 3,880 千円)を踏まえ、4,000 千円(前期比 1.1%増、 前回予想 3,915 千円)と修正した。 建築・内装事業の売上高は 3,000 百万円(前期比 40.1%増、前回予想 3,352 百万円) 、その他の事業の売上高は 2,100 百万円(前期比 11.0% 増、前回予想 1,178 百万円)と予想する。その他の事業については、 アップデート・レポート 6/11 本レポートに掲載された内容は作成日における情報に基づくものであり、予告なしに変更される場合があります。本レポートに掲載された情報の正確性・信頼性・完全性・妥 当性・適合性について、いかなる表明・保証をするものではなく、一切の責任又は義務を負わないものとします。 一般社団法人 証券リサーチセンターは、本レポートの配信に関して閲覧し投資家が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したことによる直接・間接の損失や逸失 利益及び損害を含むいかなる結果についても責任を負いません。最終投資判断は投資家個人においてなされなければならず、投資に対する一切の責任は閲覧した投資家にあり ます。また、本件に関する知的所有権は一般社団法人 証券リサーチセンターに帰属し、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。 ホリスティック企業レポート(一般社団法人 証券リサーチセンター 発行) トライステージ (2178 東証マザーズ) エスクリ (2196 東証一部) 発行日2014/6/20 前回は渋谷の業績を全て建築・内装事業としたが、今回は渋谷の資材 販売などをその他事業としたこと、法人向け宴会やコンサルタント等 の売上高伸長を見込んだことなどから、前回予想に比べ大幅に増額し た。 > 中期見通し ◆ エスクリの中期経営計画 同社は 18/3 期を最終年度とする中期経営計画を、13 年 5 月に公表し ているが、これまで数値目標を含めた経営計画の変更はなされていな い。18/3 期の目標は売上高 400 億円、営業利益率 11%以上である。 売上高の内訳は、従来から展開している都市型のブライダル施設を利 用したブライダル事業で 300 億円、新たな収益機会の創出で 100 億円 である。 新たな収益機会としては以下を掲げている。 1) M&A を利用して地方の結婚式場を運営すること 2) ホテル及びレストラン等の婚礼運営を受託すること 3) 同社の内製商品及びサービスを外販するだけでなく、施設運営 で培ってきたノウハウを既存の結婚式場、ホテル、レストラン 等に対するコンサルティング業務として外販すること 4) リゾート婚を対象とした施設をオープンさせること 3)のコンサルティング業務については、14/3 期にスタートしている。 4)のリゾート地への出店については、沖縄県への新規出店計画を公表 している(図表 4)。リゾート婚は、挙式参列者が少人数の挙式及び 会食の需要を取り込むための施策の一つとして新たに展開するもの である。 ◆ 証券リサーチセンターの中期業績予想 当センターでは 14/3 期実績を踏まえ、前回レポートの中期業績予想 を見直すとともに 17/3 期業績予想を新たに策定した。17/3 期は売上 高 27,100 百万円(14/3 期から 17/3 期までの平均成長率 11.9%)、営 業利益 3,180 百万円(同 19.0%)、経常利益 3,040 百万円(同 18.8%) 、 当期純利益 1,820 百万円(同 18.2%)と予想する(図表 5) 。 従来予想との大きな相違点は、ブライダル事業における新たな施設の オープンによるバンケット増加数を 3 バンケットから 5 バンケットに 修正した点にある。既に 15/3 期では、6 バンケットの増加、16/3 期に おいても 4 バンケットの増加が見込まれているためである。また組単 価の予想額も修正したが、15/3 期予想を修正したのと同じ観点である。 アップデート・レポート 7/11 本レポートに掲載された内容は作成日における情報に基づくものであり、予告なしに変更される場合があります。本レポートに掲載された情報の正確性・信頼性・完全性・妥 当性・適合性について、いかなる表明・保証をするものではなく、一切の責任又は義務を負わないものとします。 一般社団法人 証券リサーチセンターは、本レポートの配信に関して閲覧し投資家が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したことによる直接・間接の損失や逸失 利益及び損害を含むいかなる結果についても責任を負いません。最終投資判断は投資家個人においてなされなければならず、投資に対する一切の責任は閲覧した投資家にあり ます。また、本件に関する知的所有権は一般社団法人 証券リサーチセンターに帰属し、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。 ホリスティック企業レポート(一般社団法人 証券リサーチセンター 発行) トライステージ (2178 東証マザーズ) エスクリ (2196 東証一部) 発行日2014/6/20 【図表 5 】中期業績予想 売上高 ブライダル事業 前回 建築・内装事業 13年11月 その他の事業 時点 営業利益 経常利益 当期純利益 売上高 ブライダル事業 建築・内装事業 今回 その他の事業 営業利益 経常利益 当期純利益 (百万円) 14/3期 15/3期 予想/実績 18,717 20,973 15,132 16,443 2,514 3,352 1,071 1,178 2,007 2,195 1,983 2,126 1,138 1,254 19,362 22,500 15,327 17,400 2,141 3,000 1,892 2,100 1,885 2,400 1,813 2,260 1,101 1,350 16/3期 予 想 22,028 17,380 3,352 1,296 2,323 2,253 1,331 24,800 19,500 3,100 2,200 2,780 2,640 1,580 17/3期 27,100 21,600 3,200 2,300 3,180 3,040 1,820 (出所)証券リサーチセンター > 投資に際しての留意点 ◆ 上位株主に変化 14 年 3 月末の筆頭株主は現社長岩本博氏の資産管理会社である有限 会社ブロックスで、個人も含め岩本博氏の保有株は実質 4,050 千株、 持株比率は 34.69%である。 上位株主に大きな変化があった。13 年 9 月末に 560 千株保有してい た同社の元役員の澁田隆一氏が、14 年 3 月末の上位株主名簿から消 えた。また、外国人持株比率は、13 年 3 月末の 10.71%から 14 年 3 月末には 19.1%にまで上昇している。 【図表 6 】上位株主一覧 株主名 (13年9月末) ブロックス 岩本博 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 野村信託銀行(信託口) 澁田隆一 株式数 3,050 1,000 760 618 560 ザ バンク ニューヨーク メロン アス ゙エージェト ビーエヌワイエム エイエス イーエス ダッチ ペンション オムニバス 140016 429 ビービーエイチ マシューズ ジャパン フアンド ⇒ (千株) 株主名 (14年3月末) ブロックス 岩本博 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 野村信託銀行(信託口) 日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 株式数 3,050 1,000 806 623 536 ザ バンク ニューヨーク メロン アス ゙エージェト ビーエヌワイエム エイエス イーエス ダッチ ペンション オムニバス 140016 498 413 ビービーエイチ マシューズ ジャパン フアンド 492 日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 355 バンク オフ ゙ニューヨーク ジーシーエム クライアント アカウント ジェイビーアールデイ アイエ スジー エフイー エイシー 441 ゴールドマンサックスインターナショナル 日本証券金融 349 191 日本証券金融 ゴールドマンサックスインターナショナル 268 186 (出所)四半期報告書 アップデート・レポート (出所)株主総会招集通知 8/11 本レポートに掲載された内容は作成日における情報に基づくものであり、予告なしに変更される場合があります。本レポートに掲載された情報の正確性・信頼性・完全性・妥 当性・適合性について、いかなる表明・保証をするものではなく、一切の責任又は義務を負わないものとします。 一般社団法人 証券リサーチセンターは、本レポートの配信に関して閲覧し投資家が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したことによる直接・間接の損失や逸失 利益及び損害を含むいかなる結果についても責任を負いません。最終投資判断は投資家個人においてなされなければならず、投資に対する一切の責任は閲覧した投資家にあり ます。また、本件に関する知的所有権は一般社団法人 証券リサーチセンターに帰属し、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。 ホリスティック企業レポート(一般社団法人 証券リサーチセンター 発行) トライステージ (2178 東証マザーズ) エスクリ (2196 東証一部) 発行日2014/6/20 ◆ 純資産配当率及び配当性向等を考慮 同社は、株主への利益還元と内部留保充実のバランスを総合的に判断 したうえで利益還元策を決めている。判断基準として純資産配当率や 配当性向等を挙げている。具体的な目標水準は開示していないが、 13/3 期の純資産配当率は 2.1%で配当性向は 7.8%、14/3 期について は年 8 円配当を予定し、純資産配当率は 2.9%、配当性向は 8.5%を見 込んでいる。15/3 期の当センターの配当予想は前期比 3 円増配の年 11.0 円で、同社予想と同水準である。純資産配当率 2.5%〜3.0%、配 当性向は実績を下回らない水準を想定して、16/3 期以降も増配が続 くと当センターは予想する。 ◆ 適正な株価水準 業務内容が類似する上場企業とバリュエーション指標の比較を行っ た(図表 7)。同社の属する業界は、成人人口が減少傾向にあること を背景に、PER が低水準に放置される傾向がある。同社の株価バリ ュエーションは同業他社と比べ、実績基準 PBR においてやや割高な 水準に見えるが、ROE の高さを考慮すれば妥当な範囲内と考えられ る。今期予想基準の PER はノバレーゼに比べやや低水準だが、純利 益成長率を考慮すれば割安とまでは言えない。以上より同社株価は適 正な水準にあると考えられる。 【図表 7 】株価バリュエーション 決算期 株価(6/13、円) PER(今期予想基準、倍) PBR(前期実績基準、倍) 配当利回り(今期予想) 時価総額(百万円) ROE(前期実績) 純利益成長率(今期予想) 2196東証一部 エスクリ 2128東証一部 ノバレーゼ 2198東証一部 アイ・ケイ・ケイ 2418東証一部 ベストブライダル 3月 885 7.6 2.8 1.2% 10,328 34.4% 23.1% 12月 977 8.7 1.6 1.3% 10,471 11.8% 62.8% 10月 821 10.8 1.6 2.4% 12,265 21.3% -20.8% 12月 637 ― 1.3 1.6% 31,188 18.6% ― (注)エスクリの予想は証券リサーチセンター予想、他 3 社の予想は会社予想 ベストブライダルは、14 年 7 月に持株会社制に移行するため、14 年 12 月の当期純利益予想額は開示していない。 (出所)証券リサーチセンター アップデート・レポート 9/11 本レポートに掲載された内容は作成日における情報に基づくものであり、予告なしに変更される場合があります。本レポートに掲載された情報の正確性・信頼性・完全性・妥 当性・適合性について、いかなる表明・保証をするものではなく、一切の責任又は義務を負わないものとします。 一般社団法人 証券リサーチセンターは、本レポートの配信に関して閲覧し投資家が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したことによる直接・間接の損失や逸失 利益及び損害を含むいかなる結果についても責任を負いません。最終投資判断は投資家個人においてなされなければならず、投資に対する一切の責任は閲覧した投資家にあり ます。また、本件に関する知的所有権は一般社団法人 証券リサーチセンターに帰属し、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。 ホリスティック企業レポート(一般社団法人 証券リサーチセンター 発行) トライステージ (2178 東証マザーズ) エスクリ (2196 東証一部) 発行日2014/6/20 「ホリスティック企業レポートとは」 ホリスティック企業レポートとは、証券リサーチセンターが発行する企業調査レポートのことを指します。 ホリスティック企業レポートは、企業側の開示資料及び企業への取材等を通じて収集した情報に基づき、 企業価値創造活動の中長期の持続可能性及び株価評価などの統合的分析結果を提供するものです 本レポートの特徴 魅力ある上場企業を発掘 新興市場を中心に、アナリスト・カバーがなく、独自の製品・技術を保有している特徴的な企業を発掘し ます 企業の隠れた強み・成長性を評価 本レポートは、財務分析に加え、知的資本の分析手法を用いて、企業の強みを評価し、企業の潜在的な成 長性を伝えます。さらに、今後の成長を測る上で重要な KPI(業績指標)を掲載することで、広く投資判 断の材料を提供します 第三者が中立的・客観的に分析 中立的な立場にあるアナリストが、企業調査及びレポートの作成を行い、質の高い客観的な企業情報を提 供します 本レポートの構成 本レポートは、企業価値を「財務資本」と「非財務資本」の両側面から包括的に分析・評価しております 企業の価値は、 「財務資本」と「非財務資本」から成ります。 「財務資本」とは、これまでに企業活動を通じて生み出したパフォーマンス、つまり財務諸表で表され る過去の財務成果であり、目に見える企業の価値を指します。 それに対して、 「非財務資本」とは、企業活動の幹となる「経営戦略/ビジネスモデル」 、経営基盤や IT システムなどの業務プロセスや知的財産を含む「組織資本」、組織の文化や意欲ある人材や経営陣などの 「人的資本」 、顧客との関係性やブランドなどの「関係資本」 、社会との共生としての環境対応や社会的責 任などの「ESG 活動」を指し、いわば目に見えない企業の価値のことを言います。 本レポートは、目に見える価値である「財務資本」と目に見えない価値である「非財務資本」の両面に 着目し、企業の真の成長性を包括的に分析・評価したものです。 1.会社概要 1.会社概要 企業価値 企業価値 2.財務資本 2.財務資本 •• •• •• •• 3.非財務資本 3.非財務資本 企業業績 企業業績 収益性 収益性 安定性 安定性 効率性 効率性 4.経営戦略/ 4.経営戦略/ ビジネスモデル ビジネスモデル •• •• •• 事業戦略 事業戦略 中期経営計画 中期経営計画 ビジネスサイクル ビジネスサイクル ESG活動 ESG活動 知的資本 知的資本 関係資本 •• 関係資本 (顧客、ブランドなど) (顧客、ブランドなど) 組織資本 •• 組織資本 (知的財産、ノウハウなど) (知的財産、ノウハウなど) 人的資本 •• 人的資本 (経営陣、従業員など) (経営陣、従業員など) •• •• •• 環境対応 環境対応 社会的責任 社会的責任 企業統治 企業統治 5.アナリストの評価 5.アナリストの評価 アップデート・レポート 10/11 本レポートに掲載された内容は作成日における情報に基づくものであり、予告なしに変更される場合があります。本レポートに掲載された情報の正確性・信頼性・完全性・妥 当性・適合性について、いかなる表明・保証をするものではなく、一切の責任又は義務を負わないものとします。 一般社団法人 証券リサーチセンターは、本レポートの配信に関して閲覧し投資家が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したことによる直接・間接の損失や逸失 利益及び損害を含むいかなる結果についても責任を負いません。最終投資判断は投資家個人においてなされなければならず、投資に対する一切の責任は閲覧した投資家にあり ます。また、本件に関する知的所有権は一般社団法人 証券リサーチセンターに帰属し、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。 ホリスティック企業レポート(一般社団法人 証券リサーチセンター 発行) トライステージ (2178 東証マザーズ) エスクリ (2196 東証一部) 発行日2014/6/20 指標・分析用語の説明 PER(Price Earnings Ratio) ESG 株価を 1 株当たり当期純利益で除し Environment:環境、Society:社会、 顧客関係や業務の仕組みや人材力な たもので、株価が 1 株当たり当期純 Governance:企業統治、に関する情 どの、財務諸表には表れないが、財務 利益の何倍まで買われているのかを 報を指します。近年、環境問題への関 業績を生み出す源泉となる「隠れた経 示すものです 心や企業の社会的責任の重要性の高 営資源」を指します PBR(Price Book Value Ratio) まりを受けて、海外の年金基金を中心 株価を 1 株当たり純資産で除したも に、企業への投資判断材料として使わ ので、株価が 1 株当たり純資産の何 れています 倍まで買われているのかを示すもの SWOT 分析 です 企 業 の 強 み ( Strength )、 弱 み 配当利回り 1 株当たりの年間配当金を、株価で除 (Weakness) 、機会(Opportunity)、 脅 威 ( Threat ) の 全 体 的 な 評 価 を したもので、投資金額に対して、どれ SWOT 分析と言います だけ配当を受け取ることができるか KPI (Key Performance Indicator) を示すものです 企業の戦略目標の達成度を計るため 知的資本 関係資本 顧客や取引先との関係、ブランド力な ど外部との関係性を示します 組織資本 組織に内在する知財やノウハウ、業務 プロセス、組織・風土などを示します 人的資本 経営陣と従業員の人材力を示します の評価指標(ものさし)のことです 免責事項 ・ 本レポートは、一般社団法人 証券リサーチセンターに所属する証券アナリストが、広く投資家に株式投資の参考情報として閲覧 されることを目的として作成したものであり、特定の証券又は金融商品の売買の推奨、勧誘を目的としたものではありません。 ・ 本レポートの内容・記述は、一般に入手可能な公開情報に基づき、アナリストの取材により必要な補充を加え作成されたもので す。本レポートの作成者は、インサイダー情報の使用はもとより、当該情報を入手することも禁じられています。本レポートに 含まれる情報は、正確かつ信頼できると考えられていますが、その正確性が客観的に検証されているものではありません。また、 本レポートは投資家が必要とする全ての情報を含むことを意図したものではありません。 ・ 本レポートに含まれる情報は、金融市場や経済環境の変化等のために、最新のものではなくなる可能性があります。本レポート 内で直接又は間接的に取り上げられている株式は、株価の変動や発行体の経営・財務状況の変化、金利・為替の変動等の要因に より、投資元本を割り込むリスクがあります。過去のパフォーマンスは将来のパフォーマンスを示唆し、または保証するもので はありません。特に記載のないかぎり、将来のパフォーマンスの予想はアナリストが適切と判断した材料に基づくアナリストの 予想であり、実際のパフォーマンスとは異なることがあります。したがって、将来のパフォーマンスについては明示又は黙示を 問わずこれを保証するものではありません。 ・ 本レポート内で示す見解は予告なしに変更されることがあり、一般社団法人 証券リサーチセンターは、本レポート内に含まれる 情報及び見解を更新する義務を負うものではありません。 ・ 一般社団法人 証券リサーチセンターは、投資家が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したことによる直接・間接の 損失や逸失利益及び損害を含むいかなる結果についても一切責任を負いません。最終投資判断は投資家個人においてなされなけ ればならず、投資に対する一切の責任は閲覧した投資家にあります。 ・ 本レポートの著作権は一般社団法人 証券リサーチセンターに帰属し、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。 アップデート・レポート 11/11 本レポートに掲載された内容は作成日における情報に基づくものであり、予告なしに変更される場合があります。本レポートに掲載された情報の正確性・信頼性・完全性・妥 当性・適合性について、いかなる表明・保証をするものではなく、一切の責任又は義務を負わないものとします。 一般社団法人 証券リサーチセンターは、本レポートの配信に関して閲覧し投資家が本レポートを利用したこと又は本レポートに依拠したことによる直接・間接の損失や逸失 利益及び損害を含むいかなる結果についても責任を負いません。最終投資判断は投資家個人においてなされなければならず、投資に対する一切の責任は閲覧した投資家にあり ます。また、本件に関する知的所有権は一般社団法人 証券リサーチセンターに帰属し、許可なく複製、転写、引用等を行うことを禁じます。