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会報No.128(2014年JULY) - FRK 一般社団法人 不動産流通経営協会
July 2014 128 NO. フランス イル・ド・フランス地方 ヴォー・ル・ヴィコント城 ●TOPICS● 平成27年度税制改正に関する要望 平成27年度「フラット35」に関する要望 「 若者世代の意識調査(その2)」調査結果について 平成26年度上期「不動産取引実務研修」実施報告 ●FRK NOW● 委員会・部会報告 ●INFORMATION● 事務局だより 会員だより ●DATA BOX● —— 一般社団法人 不動産流通経営協会 会報 —— 14 CS 0 2 PI TO 平成27年度 税制改正に関する要望 当協会では、来年度の税制改正について要望を取りまとめ、国土交通省ほか関係先に提出しました。 要旨は以下のとおりです。 1.住宅取得・買換え促進のための住宅税制等 (1) 直系尊属からの住宅取得等資金の贈与の特 例の適用期限(平成 26 年 12 月末)の延長・拡充 世代間の資産の移転を促進し、若年世代の住 宅取得を容易にするため、直系尊属からの住宅 取得等資金の贈与の特例の適用期限( 平成 26 年 12 月末 )を延長するとともに非課税限度額を 3,000 万円に拡大する。 (2)既存住宅の住宅ローン減税の最大控除額 (200 万円)の引き上げ 既存住宅の流通を促進するため、住宅ローン 減税の最大控除額を新築と同様に 400 万円に引 き上げる。 (3)一定の住宅用家屋についての登録免許税の 特例の延長( 所有権保存登記 0.15%・所有権 移転登記 0.3%・抵当権設定登記 0.1%) 住宅取得時の負担を軽減するため、登録免許 税の特例措置(平成 27 年 3 月末)を延長する。 (4)不動産取得税に係る各種特例の延長 不動産取得税の特例措置が打ち切りとなった 場合、住宅の取得コストが上昇し、購入マイン ドが減退することが懸念される。それにより住 宅流通市場の活性化を阻害し、ひいては景気に 悪影響を及ぼしかねない。ついては、不動産取 得税に関する次の特例措置の適用期限( 平成 27 年 3 月末)を延長する。 ア.土地・住宅用家屋についての標準税率3% イ.宅地および宅地比準土地の課税標準の特例 (5)固定資産税等に係る各種特例の継続・延長 消費税の増税に加えて、毎年の負担となる固 定資産税・都市計画税が増加することは住宅保 有者にとって、家計の負担となる。また、商業 地等の固定資産税等の負担適正化を維持するた め、 固定資産税に係る各種特例を継続・延長する。 ア.固定資産税等に係る住宅用地の課税標準 の特例(1/6,1/3 。恒久制度) イ.固定資産税等に係る住宅用地の負担調整 措置 ウ.固定資産税等に係る商業地等の負担調整 措置 エ.固定資産税等に係る商業地等の条例減額 特例 オ.固定資産税等に係る住宅用地・商業地等 の条例上昇(1.1)抑制措置 カ.固定資産税等に係る土地の簡易な方法に よる価格修正措置 (6)買取再販事業に係る税制特例に不動産取得 税の軽減措置を追加 リフォームを施した良質な既存住宅の提供を 促進し、その流通を促進するため、宅建業者が 一定の増改築を行い、再販する場合の税制特例 に不動産取得税の軽減措置を追加する。 (7)相続時精算課税制度の住宅取得等資金贈与 における特例の適用期限( 平成 26 年 12 月末 ) の延長 世代間の資産の移転を促進し、若年世代の住 宅取得を容易にするため、相続時精算課税制度 の住宅取得等資金贈与における特例( 贈与者が 60 歳未満でも対象とする特例)の適用期限(平成 26 年 12 月末)を延長する。(下記グラフ参照) ■ 新築・既存別贈与した親の年齢…贈与した親のうち約1割の者は年齢60歳未満 0% 20% 新築住宅購入者(N=82) 7.3 既存住宅購入者(N=106) 全体(N=188) 40% 60% 30.5 12.3 10.1 28.1 25.5 27.7 贈与した親のうち約1割の者は年齢 60 歳未満 80% 19.5 27.4 17 27.7 18.1 100% 12.2 15.1 13.8 2.4 2.8 2.7 親の年齢60歳未満 親の年齢60∼64歳 親の年齢65∼69歳 親の年齢70∼74歳 親の年齢75歳以上 無回答 【平成 25 年度 当協会「不動産流通業に関する消費者動向調査」より】 2 FRK No.128 (8)中古住宅を取得し、入居前に耐震基準への 適合が確実な改修を行う場合の不動産取得税 の特例措置を敷地にも適用 平成 26 年税制改正で新設された標記特例措置 のうち、不動産取得税の特例については建物に ついてのみ適用され、敷地には適用されない。 引渡し前に耐震診断適合証明書を取得する場合 と同様に、敷地についても適用することとする。 (9)特定住宅地造成事業等に係る 1,500 万円特 別控除の特例の延長 特定住宅地造成事業等に係る 1,500 万円特別 控除の特例の適用期限( 平成 26 年 12 月末 )を延 長する。 (10)最低床面積要件の引き下げ 一定の所得水準に満たない若年層および今後 増加が予想される単身・少人数高齢者世帯の住 宅取得を促進するため、住宅ローン減税、住宅 用家屋の登録免許税の特例、不動産取得税の特 例、相続税精算課税制度の住宅取得等資金の贈 与を受けた場合の特例等の適用要件である最低 床面積要件 50 ㎡を 40 ㎡に引き下げる。 (11)住 宅ローン減税等の築年数要件を昭和 57 年 1 月 1 日以後に新築されたものに緩和( また は新耐震基準で新築されたもの) 新耐震基準で建築された住宅は耐震性に問題 がないはずである。特に築 20 年~ 25 年の建築 物は平成に入って建てられたものであり、住宅 の高寿命化も進んでいる。住宅ローン減税等の 築年数要件を不動産取得税と同様に昭和 57 年 1 月 1 日以後に新築されたものとし、耐震基準適 合証明書等がなくても住宅ローン減税等の適用 を可能とする。 (12)既存住宅を耐震改修した場合の固定資産税 の減額措置の減額期間の延長 耐震改修工事のインセンティブを高めるた め、固定資産税の 2 分の 1 減額措置の減額期間 を 10 年程度まで延長する( 現行 1 年。ただし要 安全確認沿道建築物は 2 年)。 (13)住宅ローン減税の二地域居住住宅への適用 SOHO 起業や U ターンや I・J ターン、帰農、 単身赴任、遠距離通勤、中遠距離介護など多様 化するライフスタイルの実現・対応に向けて、二 地域居住を促進することで、地域の活性化と住 宅ストックの有効活用に寄与するため、住宅ロ ーン減税を一定の二地域居住住宅にも適用する。 【要望内容】 二地域居住住宅( 別荘を除く。毎月1日以上 居住の用に供するもの )についても住宅ローン 減税の適用を認める。 ※不動産取得税の課税標準控除特例( 課税標準 たる住宅価格から一定額を控除する特例 )は、 主たる居住用住宅以外に二地域居住住宅( 別 荘を除く。毎月 1 日以上居住の用に供するも の)についても適用が認められている。 2.不動産の流動化・有効利用促進のための不 動産税制 (1)土地の売買による所有権移転登記・信託登 記の登録免許税の税率特例(1.5%。信託は 0.3%)の延長 住宅地等の土地取得者の初期負担を軽減し、 土地流通を促進するため、土地の売買による所 有権移転登記・信託登記の登録免許税の特例(平 成 27 年 3 月末)を延長する。 (2)不動産特定共同事業法の特例事業者が取得 する不動産に係る特例の延長 不動産特定共同事業法の特例事業者が取得す る不動産に係る所有権保存登記・移転登記の登 録免許税および不動産取得税の課税標準の特例 (平成 27 年 3 月末)を延長する。 (3)J リートおよび SPC 等が取得する不動産 に係る特例の延長 不動産証券化市場の活性化を図るため、J リ ートおよび SPC 等が取得する不動産に係る所 有権移転登記の登録免許税および不動産取得税 の課税標準の特例(平成27年3月末)を延長する。 (4)長期保有の事業用資産の買換え特例の延長 と法人が立体買換えを行う場合の土地の 300 ㎡以上の要件の撤廃 東日本大震災からの復興を支えるとともに、 土地の流動化・有効利用による企業の事業再編 を支援するため、長期保有の事業用資産の買換 え特例を延長する。 また、法人が立体買換えを行う場合に買換資 産が土地の場合、300 ㎡以上の要件があるため 買換特例が利用できず、有効利用のための買換 えが困難になっている。このため、法人が同一 土地において立体買換えを行う場合には、買換 資産の土地の 300 ㎡以上の要件を撤廃する。 FRK No.128 3 【制度の概要】 譲渡の日の属する年の 1 月 1 日において所有 期間が 10 年を超える国内にある事業用の土地等 や建物又は構築物を譲渡して、国内にある事業 用の土地等( 注 )、建物、構築物又は機械装置を 取得する場合の課税繰り延べの特例。 (注)買換資産が土地等の場合、事務所等の一定 の施設の敷地又は一定の駐車場の用に供さ れるもので、その面積が 300 ㎡( 共有の場 合は持ち分割合を乗じる )以上のものに限 られる(平成 24 年税制改正で追加)。 3.消費税増税への対応 消費税に軽減税率制度が導入される場合に は、住宅取得に軽減税率を適用する。また、不 動産に係る多重課税を排除する( 印紙税の廃止 等)。 平成27年度「フラット35」に関する要望 住宅金融支援機構の「 フラット 35」は、長期・ 固定・低利の住宅取得資金を安定的に供給する ことにより、良質な住宅ストックの形成と住宅 流通市場の円滑化に重要な役割を果たしてい る。 低金利が続き消費者の住宅購入意欲は高まっ ているが、長期金利の先高感や消費税率の引き 上げによる駆け込みの反動、建築費の上昇等に ついて避けられない状況が続いている。 不動産流通業界では、既存住宅の流通促進に 向けて、消費者に対する質の高い情報提供に関 する取組み等が行われているが、消費者の良質 な住宅の取得、安心な住み替えへの関心はより 一層高まっており、フラット 35 を利用する消費 者の理由として「借入先として安心」との回答が 増加している。このニーズに応え安全安心な住 生活を実現するため、当協会としては国土交通 省と住宅金融支援機構に対し以下の2点につい て要望を提出した。 1. 「フラット 35S」の金利優遇措置の継続と 拡充 平成 26 年度は当初5年又は 10 年間▲年 0.3% 優遇適用となっているが、金利優遇措置の継続 と▲ 1.0%優遇への拡充を要望する。 2.融資率の上限 10 割の継続 若年層の住宅取得等を支援するため、融資率 10 割の継続を要望する。 レインズのルールを守って適正な不動産取引を! 1.実態のない「売り止め」または「商談中」との回答による「物件 不紹介」はやめましょう。 2.相手業者の媒介契約上の地位を無視した、売り主・買い主の 「抜き行為」はやめましょう。 3. 「図面登録」と「成約報告」は必ず行いましょう。 4 FRK No.128 「若者世代の意識調査(その2)」調査結果について 当協会では昨年度、住宅取得のボリュームゾーンである若者世代を対象とした調査を行いました。昨年 度調査では、4,500 サンプルを確保し、その中で、現在住替え意向があるのは 21.6%、将来住替えの可能 性があるのは 34.1%、住替え意向がないのは 44.3%でした。 今年度は、昨年度確認できた約2割の現在住替え意向がある若者世代に着目し、現在住替え意向のある 若者のみを新たに抽出(N=2,520)することにより、今後の住替え意識や物件選択に関するこだわり、ラ イフスタイルの志向性等について、より詳細な把握・分析を行いました。 以下、 現在住替え意向のある若者(N=2,520)のうち、持ち家への住替え希望者(N=1,932)についての、 主な調査結果をご紹介します。 【調査の方法】 WEB モニターを活用したインターネットアンケート調査手法により、現在住替え意向のある一都 三県に居住する 20 代~ 40 代の男女( 世帯主に限らず )のみをスクリーニング調査により抽出し (N=2,520) 、アンケート調査を実施(2014 年1月実施 )。このうち、持ち家への住替え希望者が 76.6% (N=1,932)を占めました。 「新築派」が 62%、新築・中古に「こだわらない派」・「中古派」が 38% ●持 家希望者( 持家戸建、分譲マンション )のうち、新築のみまたは主に新築を希望する「 新築派 」が 62.4%、新築・中古に「 こだわらない派 」が 31.1%、中古のみまたは主に中古を希望する「 中古派 」が 6.5%であった。 ●持家戸建希望者の約7割が新築派であるが、20 代後半をピークとして年齢が上がるにつれて新築派の 割合が減少し、こだわらない派が増えている。 ●一方、分譲マンション希望者は 30 代後半で最も新築派の割合が高くなり、年齢が上がるにつれてこだ わらない派や中古派が増えている。中古派の割合は 40 代が比較的高い。 ■ 住替え先として新築と中古のどちらを希望するのか? 0% 20% 37.7 持家希望者合計※(1932) 45.2 持家戸建×20∼24歳(105) 45.7 持家戸建×25∼29歳(142) 47.9 持家戸建×30∼34歳(220) 46.8 持家戸建×35∼39歳(233) 48.1 分譲マンション×25∼29歳(100) 19.5 30.8 分譲マンション×35∼39歳(192) 29.7 分譲マンション×40∼44歳(178) 分譲マンション×45∼49歳(160) 28.1 24.4 6.7 16.9 25.9 25 25.8 22.7 25.4 22.5 24.2 2.8 1.4 27.6 31 38.7 中古のみを希望 3 28.9 5 29.9 3.4 6.4 3.1 41 4 3 38.5 5.8 1.3 32.8 7.3 2.1 20.2 20 39.9 45 新築と中古には こだわらない 0.9 26 28.1 主に新築を希望 主に中古を希望 31.7 23.7 新築のみを希望 2.8 1.4 36.6 26 分譲マンション×30∼34歳(156) 4.3 2.2 25.3 19 27.6 100% 中古派 [内訳は左から順に] 31.1 25.2 43.1 持家戸建×45∼49歳(204) 分譲マンション×20∼24歳(41) 24.7 40.3 持家戸建×40∼44歳(201) 60% 80% こだわらない派 中古派 持家戸建合計(1105) 分譲マンション合計(827) 40% 新築派 新築派 (住替え希望先と年齢) 4.9 7.3 7.3 4.5 6.9 3.8 ※住替え先として持家戸建、分譲マンションを希望した者のみ FRK No.128 5 中古住宅を志向する若者世代、一次取得時から中古住宅を志向 ●中古派は新築派に比べて、40 歳代と単身者が多く見られる。また世帯年収や金融資産が少なく、リーズ ナブルな中古住宅を一次取得の段階から志向している傾向があり、特に分譲マンションへの志向性が見ら れる。 ●中古住宅を志向する若者世代の約 5 割が世帯年収 500 万円未満、金融資産が 300 万円未満であり、新築 派と比べると世帯年収や金融資産が少ない。 ●新築派およびこだわらない派の約5割が一次取得者予備群であるのに対し、中古派は約7割を占めている。 世帯収入や金融資産が比較的少ない中古派の多くは、一次取得の段階で、リーズナブルな中古住宅を耐 震性などの住宅性能を重視しながら選択する傾向がある。 ■ 新築派と中古派の属性の違いは? 年齢 中古派・こだわら ない派は、40歳 代の割合が比較 的高い。 (新築か中古か) 0% 20% 持家希望者合計※(1932)7.6 12.5 新築派(1206)7.5 こだわらない派(600) 7 40% 60% 19.5 13.6 22 20.3 10.8 80% 23.5 19.2 20.6 25∼29歳 30∼34歳 35∼39歳 22.2 21.5 40∼44歳 20.6 25.4 [内訳は左から順に(以下同様)] 20∼24歳 17 18.1 19.3 中古派(126)10.3 10.3 12.7 100% 18.8 19.6 45∼49歳 40歳代 世帯構成 新築派はファミリー 世帯、中古派は単 身世帯や親との同 居世帯が多い。 (新築か中古か) 0% 20% 持家希望者合計※(1932) 14.8 17.4 新築派(1206) 11.9 こだわらない派(600) 17.6 17.7 中古派(126) 40% 60% 100% 3.6 20.4 2.2 42 4.6 19.9 1.9 ご自身+配偶者+既婚の子供世帯 2.8 ご自身+既婚の子供世帯 1.6 ご自身+親世帯 38.2 19 1.8 21.4 2.4 20.3 25.4 単身 世帯年収 (新築か中古か) 0% 20% 持家希望者合計※(1741)3 6.2 中古志向になる 程、世帯年収が 低くなっている。 新築派(1093) 1.8 3.8 18.3 18.5 こだわらない派(534) 4.5 8.1 中古派(114) 7 親と同居 40% 60% 24.6 20.2 80% 26.5 24 16.1 15.5 27.8 26.8 100% 17.5 26 26.3 3.2 2.7 3.7 2.9 13.5 2.8 2.2 20.2 16.7 6.1 0.9 2.6 500万円未満 世帯金融資産 中古志向になる 程、世帯金融資 産が低くなって いる。 (新築か中古か) 0% 持家希望者合計※(1585) 新築派(991) こだわらない派(483) 20% 35.4 33 中古派(111) 40% 9.4 8.1 14.3 49.5 80% 100% 11.3 5.2 5.1 5.2 4.9 8.1 8.4 6 5.1 5.9 5 12.2 中 古 派 の 約6割は 分譲マンション派。 特に一次取得者予 備群の分譲マンショ ン派の割合が高い。 (新築か中古か) 0% 全体合計※(1932) 新築派(1206) こだわらない派(600) 中古派(126) 20% 40% 31 22.4 33.8 18.3 26.7 23.8 26.2 42.9 ご自身+配偶者+親世帯 その他 150万円未満 150∼300万円未満 300∼500万円未満 500∼700万円未満 700∼1,000万円未満 1,000∼1,500万円未満 1,500∼2,000万円未満 300万円未満 300∼500万円未満 500∼700万円未満 700∼1,000万円未満 1,000∼1,500万円未満 9.9 4.1 6 3.5 4.1 1,500∼2,000万円未満 7.2 4.5 9 2.7 0.9 7.2 6.3 3,000∼5,000万円未満 2,000∼3,000万円未満 5,000万円以上 300万円未満 一次・二次取得者予備群 ご自身+未婚の子供 8.3 12.6 12.6 ご自身+配偶者+未婚の子供 2,000万円以上 60% 15.5 16.3 37.1 自分のみの単身世帯 ご自身+配偶者 39.4 16.7 28.6 80% 60% 80% 26.2 30.7 20 100% 20.4 17.2 27.2 13.5 19.8 一次取得予備群/持家戸建派 一次取得予備群/分譲マンション派 二次取得予備群/持家戸建派 二次取得予備群/分譲マンション派 一次取得予備群 ※住替え希望先「その他」および世帯年収、世帯金融資産の不明票を除く 6 FRK No.128 中古住宅を志向する若者世代、新築派よりも都心部志向低く、間取りもコンパクト ●新築・中古志向別に住替え希望エリアを見ると、中古派よりも新築派のほうが都心部を希望する割合が やや高くなっている。 ●持家戸建派は4LDK を希望する割合が最も高いが、新築志向が弱まる程その割合が低くなり、中古派 では3LDK がボリュームゾーンとなっている。 ●分譲マンション派では、3LDK を希望する割合が最も高いが、新築志向が弱まる程その割合が低くなり、 中古派では1R や1K、1DK など比較的小規模な間取りを希望する割合が高くなっている。 ■ 新築派・中古派の住替え希望エリアは? (住替え先×新築か中古か) 0% 20% 40% 60% 80% 100% (住替え希望エリア) [内訳は左から順に] 持家希望者合計※(1700) 5.6 7.8 10.5 6.3 4.5 8.5 10.5 3.6 6.8 3.6 12.3 12.5 3.4 4.2 都心3区(千代田区、中央区、港区) 東京 23 区 持家戸建派 新築派×持家戸建(696)3.4 5.7 10.1 5.9 3.3 10.3 城北(文京区、豊島区、練馬区等) 9.6 8.3 4 13.5 城南(大田区、品川区、渋谷区等) 5.3 3.9 14.2 城東(台東区、足立区、 飾区等) こだわらない派×持家戸建(234)0.9 8.5 5.1 3.81.7 7.7 12.4 3 9 13.2 8.5 14.5 3.8 7.7 城西(新宿区、杉並区、中野区) 多摩(都下23区以外) 中古派×持家戸建(41)2.4 9.8 2.4 4.9 2.4 7.3 9.8 2.4 7.3 17.1 7.3 7.3 9.8 神奈川県横浜市 9.8 分譲マンション派 神奈川県川崎市 新築派×分譲マンション(388) 9.8 10.3 13.1 8.5 6.7 6.7 11.3 5.7 3.6 10.3 1.810.1 0.5 1.5 神奈川県他(横浜、川崎以外) 千葉県西部 こだわらない派×分譲マンション(271) 11.4 9.6 5.5 6.3 7.4 13.3 9.6 4.4 5.5 11.1 0.7 9.6 1.1 4.4 千葉県東部 埼玉県南部 中古派×分譲マンション(70) 4.3 11.4 10 7.1 7.1 11.4 4.3 7.1 10 2.9 14.3 4.3 5.7 埼玉県北部 その他 東京 23 区 ※住替え希望エリアが「特に決まっていない」を除く ■ 住替え先の希望間取りは? (新築か中古か) 0% 20% 40% 3 36.2 60% 80% 100% [内訳は左から順に] 持家希望者合計※(1932)1 3 1.8 13 27.8 6.3 2.5 4LDK 持家戸建派 新築派×持家戸建(778) 1.2 4.8 2.3 27 1DK 10.4 42.3 1R、1K 2.1 1LDK 2K こだわらない派×持家戸建(280) 2.9 11.1 2.1 29.3 31.4 7.1 8.9 2LDK 3LDK 中古派×持家戸建(47)4.3 2.1 4.3 4.3 10.6 14.9 34 6.4 2DK 8.5 6.4 3DK 3LDK 分譲マンション派 新築派×分譲マンション(428) 3.7 2.3 19.9 50.5 2.8 16.1 1.9 4LDK 5LDK以上 こだわらない派×分譲マンション(320) 5 3.8 23.8 12.8 1.3 1.6 45.6 3.8 二世帯住宅 その他 中古派×分譲マンション(79) 6.3 5.1 8.9 2.5 21.5 36.7 8.9 3.8 2.5 3LDK FRK No.128 7 分譲マンション派、持家戸建派よりも高い購入限度額 ●新築派とこだわらない派の購入限度額は、住宅形態に関わらず 3,000 万円台が最も多く、約 3 割見られる。 中古派の場合は、中古戸建で 1,000 万円台~ 3,000 万円台に分散し、中古マンションでは 2,000 万円台が 最も多い。 ●購入限度額 4,000 万円以上とする割合は、こだわらない派よりも新築派のほうが高くなっている。また、 持家戸建派よりも分譲マンション派のほうが高くなっており、分譲マンション派は、持家戸建派と比べ て、住替え希望先を郊外よりも都心部に希望する割合が高いためと考えられる。 ●中古派は、新築派やこだわらない派に比べて借入率0%の割合が高くなっている。 ■ 住替え希望住宅の購入限度額は? (住替え希望先) 0% 20% 40% 60% 80% 100% [内訳は左から順に] 1,000万円未満 1,000∼2,000万円未満 新築派×持家戸建(764) 6 28.9 16 16.1 18.2 5.1 8.5 1.2 新築派×分譲マンション(424) 18.6 20 5.9 10.8 17.6 29.6 19.5 10.1 3 11.2 4.1 4.9 9.21 5,000∼6,000万円未満 6,000∼7,000万円未満 7,000万円以上 1.7 こだわらない派×持家戸建(267) こだわらない派×分譲マンション(315) 3,000∼4,000万円未満 4,000∼5,000万円未満 29 12.5 1.4 2,000∼3,000万円未満 31.11 19.68 10.48 18.41 1.59 4.76 4.76 中古派×持家戸建(42) 11.9 23.8 23.8 28.6 7.1 2.4 中古派×分譲マンション(76) 10.5 31.6 13.2 35.5 限度額 4,000 万円 以上:高額物件に 最も傾いているの は分譲マンション の新築派。 2.4 6.6 1.3 ※異常値を除く 1.3 分譲マンションの中古派は 2,000 ∼ 3,000 万円帯が主流。 ■ どのくらいの自己資金で購入しようとしているか? (住替え希望先) 0% 20% 40% 60% 100% (借入率) 80% [内訳は左から順に] 0% 新築派×持家戸建(764) 19.8 4.5 26.8 14.3 21.2 13.5 1∼25%未満 25∼50%未満 50∼75%未満 新築派×分譲マンション(425) 16.7 6.6 14.8 こだわらない派×持家戸建(268) 19.8 6 11.2 こだわらない派×分譲マンション(316) 17.7 6.6 13.9 中古派×持家戸建(42) 中古派×分譲マンション(76) 28.6 23.7 9.5 6.6 9.2 28.7 24 16.8 25.7 11.9 25 20.5 23.7 27.8 14.3 9.2 11.9 19.7 75∼100%未満 100% 新築派、こだわらない 派の借入率はあまり 変わらない。 10.1 23.8 15.8 ※異常値を除く 中古派は借入率 0%の 割合が比較的高い。 注)アンケート調査票では、 「購入価格」と「借入額」の上限のみをたずねている。ここでいう「借入率」とは、 (借入額上限÷購入価格上限)%としている。 8 FRK No.128 中古住宅を志向する若者世代、安心安全性にはお金を使ってもよい ●希望エリアは新築派に比べて都心志向性が低く、希望する間取りもコンパクト(P7)であるが、耐震性 等の安心安全に対しては費用をかけてもよいと考えている。 ●購入限度額は新築派と比較して低め(P8)であるが、耐震性等の安心安全面については、費用をかけて も確保したいと考えている。 ■ 費用がかかっても優先したいこだわりは? <3 つの厳選こだわり、選択数の多い項目 20 位> 多少費用がかかってもこだわりを優先したい こだわりが実現できなくても費用の安さを優先したい (★ 8割以上が費用よりも優先したいと回答したこだわり ◆ 5割以上が安さを優先したいと回答したこだわり) 新築派 (N=1,206) 新築・中古にこだわらない派 (N=600) (3 つの厳選こだわり)0% 25% 50% 75% 100% (3 つの厳選こだわり)0% 25% 50% 75% 100% (3 つの厳選こだわり)0% 25% 50% 75% 100% 12.9 日当たりや通風がよいこと(232) 84.3 15.7 持家であること(193) 11.1 耐震性に優れていること(161) 85.3 14.7 駅に近いこと(133) 66.2 希望のエリアであること(185) 80 20 希望のエリアであること(115) 68.7 駅に近いこと(171) 83 17 地盤に不安がないこと(85) 戸建であること(135) 83.7 16.3 マンションであること(62) 58.1 41.9 地盤に不安がないこと(134) 94 6 都心などの中心部にアクセス しやすいこと(50) 58 42 73.5 26.5 購入時から好みのデザインや 間取りであること(46) 58.7 41.3 78.2 21.8 収納が充実していること(46) 60.9 39.1 自然環境が豊かなこと(12) 25 商店街やスーパーが近いこと(46) 58.7 41.3 地盤に不安がないこと(10) 日当たりや通風がよいこと(413) 耐震性に優れていること(243) 新築であること(232) マンションであること(113) 購入時から好みのデザインや 間取りであること(101) 収納が充実していること(91) 広いリビングがあること(78) 子供の数だけ子供部屋が 確保できること(68) セキュリティがしっかり していること(65) 駐車場に 2 台おけること(64) 88.9 68.1 31.9 76.9 23.1 子供の数だけ子供部屋が 確保できること(40) 80.9 19.1 庭があること(38) 12.3 セキュリティがしっかり していること(37) 17.2 戸建であること(34) 87.7 82.8 都心などの中心部にアクセス しやすいこと(57) 56.1 43.9 自然環境が豊かなこと(31) 自然環境が豊かなこと(47) 59.6 40.4 ペット可であること(29) 庭があること(45) 商店街やスーパーが近いこと(45) 省エネ設備があること(44) 75.6 64.4 79.5 24.4 35.6 20.5 広いリビングがあること(26) 世帯主の勤務先に近いこと(25) 購入した時とあまりかわらない 値段で売却できること(24) 74.6 84.5 16.4 日当たりや通風がよいこと(44) 25.4 持家であること(44) 15.5 79.5 87.1 持家であること(558) 83.6 中古派 (N=126) 70.5 29.5 希望のエリアであること(25) 76 24 33.8 駅に近いこと(24) 75 25 31.3 耐震性に優れていること(21) 76.2 23.8 11.8 商店街やスーパーが近いこと(16) 88.2 75 25 73.7 26.3 81.1 76.5 61.3 79.3 65.4 56 70.8 20.5 18.9 23.5 38.7 20.7 34.6 44 29.2 43.8 マンションであること(15) 60 車の他にバイクや自転車が おけること(9) 40 66.7 中古であること(12) 収納が充実していること(12) 56.3 33.3 58.3 41.7 75 80 20 66.7 都心などの中心部にアクセス 33.3 しやすいこと(9) 33.3 66.7 75 戸建であること(8) 子供の数だけ子供部屋が 28.6 確保できること(7) 25 71.4 83.3 駐車場に 2 台おけること(6) 16.7 購入した時とあまりかわらない 値段で売却できること(6) 50 50 ペット可であること(6) 50 50 賃貸であること(6) 33.3 66.7 購入時から好みのデザインや 33.3 間取りであること(6) 66.7 FRK No.128 9 中古住宅を志向する若者世代、住居費よりも娯楽費や貯蓄保険に投資 ●新築派の現在のお金の使い道として、約 50%が「 住宅ローンや家賃などの住居費」と回答しているのに 対して、中古派は約 40%であり、主な使い道としては「趣味や旅行などの娯楽費(1 位)」や「貯蓄、保険(2 位) 」である。 ●中古派の将来の使い道も「貯蓄、保険(1 位)」 「趣味や旅行などの娯楽費(2 位)」と、住居費よりも現在の ライフスタイルの実現や将来の備えに使おうと考えており、ライフスタイル重視派と言える。 ■ 新築派と中古派の日常生活費以外の主なお金の使い道は? [内訳は上から順に] ■ 住宅ローンや家賃などの住居費 ■ 子供の教育費 ■ 趣味や旅行等の娯楽費 現在の使い道 (新築派 or 中古派と年齢) 0 20 40 60 80 (%) (新築派 or 中古派と年齢) 0 新築派 持家希望者合計(1932) 新築派合計(1206) 新築派合計(1206) 新築派 ×20∼24 歳(91) 新築派 ×20∼24 歳(91) 新築派 ×25∼29 歳(164) 新築派 ×25∼29 歳(164) 新築派 ×30∼34 歳(245) 新築派 ×30∼34 歳(245) 新築派 ×35∼39 歳(283) 新築派 ×35∼39 歳(283) 新築派 ×40∼44 歳(218) 新築派 ×40∼44 歳(218) 新築派 ×45∼49 歳(205) 新築派 ×45∼49 歳(205) こだわらない派合計(600) こだわらない派合計(600) こだわらない派 将来は… こだわらない派 ×20∼24 歳(42) こだわらない派 ×25∼29 歳(65) こだわらない派 ×25∼29 歳(65) こだわらない派 ×30∼34 歳(115) こだわらない派 ×30∼34 歳(115) こだわらない派 ×35∼39 歳(116) こだわらない派 ×35∼39 歳(116) こだわらない派 ×40∼44 歳(129) こだわらない派 ×40∼44 歳(129) こだわらない派 ×45∼49 歳(133) こだわらない派 ×45∼49 歳(133) 中古派合計(126) 中古派合計(126) 中古派 ×20∼24 歳(13) 中古派 ×20∼24 歳(13) 中古派 中古派 ×25∼29 歳(13) 中古派 ×30∼34 歳(16) 中古派 ×35∼39 歳(26) 中古派 ×40∼44 歳(32) 中古派 ×45∼49 歳(26) ■ 貯蓄、保険 将来のお金の使い道 持家希望者合計(1932) こだわらない派 ×20∼24 歳(42) ■ 親等の介護費用 中古派の現在 は、 「住居費」 や「貯蓄、保険」 よりも「娯楽費」 に最もお金をか けたいと考えて いる。 20 40 60 80 (%) 新築派は、将来も 「住居費」にお金 をかけたいと考え ている。 こだわらない派は、 新築派よりも僅か に「住居費」にか ける割合が減り、 「貯蓄、保険」にか ける割合が高まっ ている。 中古派は、将来は 「娯楽費」よりも 「貯蓄、保険」に お金をかけたいと 考えている。 中古派 ×25∼29 歳(13) 中古派 ×30∼34 歳(16) 中古派 ×35∼39 歳(26) 中古派 ×40∼44 歳(32) 中古派 ×45∼49 歳(26) ※住替え希望先「その他」を除く 10 FRK No.128 二次取得者予備群の分譲マンション派、高齢期に更なる住替えを想定 ●不動産流通市場の活性化のためには、いかに住替え回数を増やしていくかが重要である。すでに住宅を 購入し、さらに住替え意向を持っている二次取得者予備群を見ると、二次取得希望先として分譲マンシ ョンを志向している回答者の約4割が高齢期の更なる住替えも考えている。 フットワークの軽い分譲マンション派の高齢期での住替え行動に注目する必要がある。 ■ 住替え後の更なる住替えはあるか? (現在の住まい→住替え希望先) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 全体合計※(2496) 39.2 持家未取得者合計(1552) 34.5 一次取得者予備群 持家戸建→持家戸建(282) 持家 戸建派 44 分譲マンション→持家戸建(56) 23 持家戸建→分譲マンション(97) 35.1 分譲マンション→分譲マンション(105) 39 18.5 34.8 43.6 50 42.1 二次取得者予備群 46.9 28.2 53.4 18.4 23.3 75 23.1 25 31.7 36.7 12.5 19.2 22.2 40 40 持家戸建→賃貸住宅(16) 12.5 24.9 21.6 59.4 分譲マンション→分譲マンション(335) わからない 22.6 42.6 28.3 高齢期の状況により、 更なる住替えも 考えている・考えたい 37.1 41.7 分譲マンション→持家戸建(239) 次の住替え先に生涯 住み続けるつもりだ (住替えるなら 住み続けたい) 29.9 44.5 持家戸建→持家戸建(268) 分譲マンション→賃貸住宅(26) 27.3 42.6 持家取得者合計(944) 持家取得済 賃貸住宅派 25 23.8 賃貸住宅→賃貸住宅(340) 15.3 分譲 マンション 26.8 35.1 分譲マンション→賃貸住宅(72) 8.3 持家戸建→分譲マンション(60) 33 54.2 持家戸建→賃貸住宅(110) 11.8 持家 戸建派 32.3 48.2 賃貸住宅→分譲マンション(230) 持家未取得 賃貸住宅派 29.5 33.1 賃貸住宅→持家戸建(260) 分譲 マンション 31.3 二次取得者予備群 の分譲マンション 派は高齢期の更な る住替えの可能性 がある。 57.7 ※住替え希望先「その他」を除く 詳細は協会ホームページよりご覧いただけます。 URL:http://www.homenavi.or.jp/frk/about/teigen/h26_youngsumikae.pdf ホームナビ統一ロゴの 自社ウェブサイトへの 掲載について(お願い) 当協会のホームナビは「インターネット運 営規程」および「インターネット運営規程の 運用基準」により運営され、会員の皆様に同 規程の遵守をお願いしています。 ホームナビ統一ロゴの掲載につきましても 「インターネット運営規程の運用基準 4」に 「参加会員は、広告物に統一ロゴを極力掲載す るように努める」としています。 つきましては、本主旨をご理解いただき、 是非とも自社のウェブサイト上にホームナビ の統一ロゴ(リンクボタン)を掲載いただく ようお願いいたします。 なお、ホームナビへのリンクボタンの取得 および使用方法につきましては、当協会ホー ムページをご参照ください。 一般社団法人 不動産流通経営協会 URL http://www.homenavi.or.jp 問合せ先:一般社団法人 不動産流通経営協会 事務局(原、木谷)TEL 03−5733−2271 FRK No.128 11 平成26年度上期「不動産取引実務研修」実施報告 当協会の研修事業の一環として、中堅社員を対象とした「不動産取引実務研修」を6月から7月にかけ て実施しました。以下に、首都圏・近畿支部・中部支部において実施した内容をご報告します。 首都圏 6月5日(木)から7月 25 日(金)の間、10 科目 21 回開催しました。現場の営業に役立つように実例 を織り交ぜた実務的な研修を行いました。今回の 研修には、合計 2,303 人の会員各社の方々が参加し ました。 ■ 研修内容 ①「法律」 6月13日 (金) 、26日 (木)/ 7月18日 (金) ・公売不動産の入手法 ⑩「登記」 7月7日(月) ・被相続人名義の不動産と売買契約による登記手続 きについて ・売買契約後、残金決済前の仮登記手続きについて ・既存住宅売買で契約から登記まで保佐人による場 合の留意点、具体的手続き ■ 開催会場 中央大学 駿河台記念館 ・媒介契約をめぐる紛争とその未然防止策 ・成年後見制度と不動産処分の家裁の許可 ・不動産取引に関する最近の裁判例 ②「税務」 6月 27 日 (金)/ 7月3日 (木) 、11 日 (金) ・平成 26 年度税制改正の再確認( 過去の改正分も含 めたところで) ・営業現場に必要な税知識(クレーム事例に対応) ③「重要事項説明」 6月12日 (木) 、23日 (月) 、30日 (月) ・どのようなトラブルがあるか ・トラブルの具体例 ・トラブル処理の課題 ・重説の業務 ④「賃貸」 6月 20 日(金)/ 7月 25 日(金) ・建物賃貸借の仲介・管理業務の特徴 ・建物賃貸借の管理の基本 ・建物賃貸借の法的な枠組み ・賃貸に関する最近の判例 ⑤「トラブル」 6月6日(金)/ 7月 14 日(月) ・不動産流通市場の現状と取引紛争の傾向 ・不動産媒介契約の特徴と代表的なトラブル ・重要事項説明に関する諸問題 ⑥「広告」 6月2日(月)/7月4日(金) ・公正競争規約と不動産公正取引協議会 ・表示規約等の概要 ・不動産広告の違反事例 ・FRK 広告マニュアルの説明 ⑦「リフォーム」 6月 16 日(月)/7月 10 日(木) ・リフォームについてのお客様の質問には ・今後を見据えたリフォームとは ・プチ・リフォームのご提案を ・住宅リフォームのクレームについて ⑧「建物診断」 6月5日(木)/ 7月 17 日(木) ・関連法・制度 ・建物検査 ・中 古住宅流通・リフォーム市場の拡大・活性化の ための特例措置の創設・拡充について ⑨「競売」 6月 19 日(木) ・競売不動産の入手法 12 FRK No.128 近畿支部 近畿支部主催の「 不動産取引実務研修 」を6月 13 日( 金 )から7月 17 日( 木 )の間、3科目3回開催し ました。講師および内容は、 「 法律」以外首都圏開催 と同様です。当研修には、合計 189 名の方が参加し ました。 ■ 研修内容 ①「法律」 6月 13 日(金) ・瑕疵担保責任をめぐる諸問題と仲介業者の責任 ・近時の不動産に関する重要判例の紹介 ②「重要事項説明」 7月 10 日(木) ③「税務」 7月 17 日(木) ■ 開催会場 大阪 YMCA 国際文化センター(法律・重要事項説明) エルガーデン(税務) 中部支部 中部支部主催の「 不動産取引実務研修」を 6 月 27 日(金)に開催しました。 今回は「 重要事項説明」を実施。講師および内容 は首都圏開催と同様です。63 名の会員が参加しま した。 ■ 開催会場 住宅金融支援機構東海支店 5 階大会議室 ■講師 法律 弁護士 松田 弘 氏 法律(近畿) 弁護士 堂島法律事務所 トラブル 広告 橋本 明浩 氏 安田 茂雄 氏 ㈱住宅・リフォーム情報研究所 副所長 インテリアコーディネーター 板倉 和明 氏 板倉和明税理士事務所 賃貸 不動産鑑定士 弁護士 吉野 荘平 氏 吉野不動産鑑定事務所 広告マニュアル (6/2) 広告マニュアル (7/4) 東急リバブル㈱ (公社)首都圏不動産公正 総務・コンプライアンス部長 取引協議会 参事 リフォーム 重要事項説明 税理士 奥津 周 氏 当協会顧問弁護士 田中 元子 氏 税務 河合 徹 氏 東急リバブル㈱ 流通事業本部 契約管理部 審査課 係長 建物診断 大場 喜和 氏 ㈱住宅検査保証協会 代表取締役社長 橋本 行雄 氏 山田 純男 氏 ㈱ワイズ不動産投資顧問 代表取締役 中央大学法科大学院教授 リフォーム 一級建築士 三井不動産リアルティ㈱ 流通業務部 業務グループ主査 競売 升田 純 氏 赤羽 嗣久 氏 ㈱住宅・リフォーム情報研究所 代表取締役 登記 司法書士 吉澤 秀夫 氏 吉澤司法書士事務所 FRK No.128 13 7/4 第3回企画専門委員会 「 『平成27年度 FRK 税制改正要望』について」 「 『平 成 27 年度フラット 35 に関する要望案』について」 6/6 第2回企画専門委員会 「 『IT を活用した重要事項説明のあり方中間とり 「 『 平成 27 年度 FRK 税制改正要望 』について 」 まとめ案』について」 「『IT を活用した重要事項説明のあり方に係る検 討会』について」 7/7 第2回業務・流通委員会 委員会・部会報告 「 『平成27年度 FRK 税制改正要望』について」 「 『平 6/6 第1回売買仲介・賃貸サイト運営部会 成 27 年度フラット 35 に関する要望案』について」 「 会員アンケートの結果報告と次期システム提 「 『IT を活用した重要事項説明のあり方中間とり 案依頼書( 案 )について 」 「 ホームナビ反響状況 まとめ案』について」 について」 7/18 第2回運営委員会 6/26 第 142 回売買規約書等標準化ワーキン 「 『平成27年度 FRK 税制改正要望』について」 「 『平 グ 成 27 年度フラット 35 に関する要望案』について」 「 第 13 回民法改正勉強会報告( 土地総研 ) 」 「 管理 「 『IT を活用した重要事項説明のあり方中間とり に係わる重要事項報告作成に関するガイドライ まとめ案』について」 ンについて」 INFORMATION 事務局だより 平成 26 年国土交通大臣表彰 今般、 「平成 26 年国土交通大臣表彰(建設事業関係功労) 」において、 永年の不動産業関係の功績に対して、当協会の澤田悦郎氏(近鉄不動産㈱ 取締役社長) が、 7 月 10 日付にて太田昭宏国土交通大臣から表彰されました。 澤田 悦郎氏 14 FRK No.128 会員だより ● 社名変更 ● 代表者変更 丸紅コミュニティ㈱ ⇒ 三菱地所丸紅住宅サービス㈱ 旭化成ホームズ㈱ 代表取締役社長 池田 英輔 伊藤忠アーバンコミュニティ㈱ ● 所在地・代表者変更 ㈱ユニハウス 〒152-0023 目黒区八雲3-11-10 TEL 03-5731-7711 代表取締役 三橋 透 代表取締役社長 長田 邦裕 ㈱ウィル 代表取締役 坂根 勝幸 ㈱NTTファシリティーズ東海 代表取締役社長 松原 和彦 オークラヤ不動産㈱ 取締役社長 駒 信之 オリックス不動産㈱ 新日鉄興和不動産㈱ ● 所在地変更 朝日住宅㈱ 〒160-0023 新宿区西新宿1-8-1 TEL 03-5322-1511 〒104-0032 中央区八丁堀2-10-9 TEL 03-3523-7452 〒100-0005 千代田区丸の内2-5-1 TEL 03-3218-0031 取締役社長 辻内 啓志 相鉄不動産販売㈱ 取締役社長 阿部 眞一 東電不動産㈱ 代表取締役社長 曽我 大平 東洋プロパティ㈱ 代表取締役社長 今﨑 恭生 東洋紡不動産㈱ 代表取締役社長 中谷 弘司 西鉄不動産㈱ ● 新規入会 スター・マイカ㈱ 代表取締役社長 出元 俊文 ㈱清和クリエイト 三菱地所投資顧問㈱ 代表取締役社長 永井 幹人 ステップ・プロパティーズ㈱ 常和不動産㈱ 代表取締役社長 益子 哲郎 〒105-6028 港区虎ノ門4-3-1 TEL 03-5776-2701 代表取締役社長 水永 政志 代表取締役 福島 博文 日新建物㈱ 代表取締役社長 平松 哲郎 ㈱ハウジングニチエー 代表取締役 塚田 正和 FRK No.128 15 マンション 戸 建 土 地 事 業 用 凡 例 東日本レインズ 単位 : 件 24,000 物件種別 22,000 新規登録数推移 [首都圏] ●首都圏全域 ('13.6 〜 '14.5) マンション 戸建 20,000 単位:件 土地 事業用 6 月 19,752 12,445 8,581 1,982 7 月 20,457 13,042 8,972 1,964 8 月 17,901 11,690 7,799 1,734 9 月 20,324 13,070 9,188 2,028 10 月 22,211 15,459 13,780 2,790 11 月 20,158 13,887 10,406 2,285 12 月 18,521 12,377 7,377 1,908 1 月 20,521 15,182 8,891 2,189 2 月 20,611 13,812 8,412 2,166 3 月 22,052 15,078 9,328 2,425 4 月 21,351 14,799 9,625 2,314 5 月 21,350 15,322 9,014 2,232 18,000 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 注1. 首都圏に所在する物件の登録状況で 他流通機構の会員の登録を含みます。 0 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 物件種別 2月 成約率推移[首都圏] 単位:% マンション 戸建 土地 事業用 6月 5.40 3.63 2.15 1.85 7月 5.03 3.59 1.98 1.60 8月 4.01 2.79 1.61 1.34 9月 5.30 3.58 2.10 1.71 10 月 5.05 2.98 1.52 1.49 11 月 5.52 3.14 1.97 1.99 12 月 5.32 2.98 1.95 2.05 1月 4.74 2.76 1.52 1.45 2月 5.77 2.95 1.79 1.71 3月 6.81 3.43 2.57 2.25 4月 5.00 2.73 1.87 1.78 5月 4.78 2.61 1.91 1.61 4月 5月 マンション 戸 建 土 地 事 業 用 凡 例 ●首都圏全域 ('13.6 〜 '14.5) 3月 単位:% 10.00 8.00 6.00 4.00 2.00 注1. 他流通機構の会員の成約数も含みます。 0.00 2. 成約率=成約報告件数÷(前月末在庫件数 +当月新規登録数)×100 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 FRK ホームナビ ホームナビ平均公開件数 単位:件 ('13.12 〜 '14.5) 12 月 1月 2月 3月 4月 5月 仲介サイト 80,815 79,482 80,101 78,156 75,279 77,012 賃貸サイト 27,978 27,614 27,676 26,291 25,660 25,670 新規サイト 1,482 1,500 1,477 1,347 1,327 1,348 110,275 108,596 109,254 109,254 102,266 104,030 合計 注1. データは当月の1日当り平均件数です。 一般社団法人 不動産流通経営協会 会報No.128 平成26年7月31日発行 16 FRK No.128 編集・発行:一般社団法人 不動産流通経営協会事務局 〒 105-0001 東京都港区虎ノ門 3-25-2 虎ノ門 ES ビル5階 TEL.03-5733-2271 FAX.03-5733-2270