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は じ め に
平成12年に社会全体で介護を支える仕組みとして、介護保険
制度がスタートしました。
15年が経過し、高齢化率が25%を超え、介護給付費の増大、
介護保険料の上昇や現場での介護従事者の不足など、この制度
を持続可能なものとしていく上において、様々な課題が見えて
きました。
こうした中、団塊の世代が75歳以上となる2025年(平成37年)を見据え、介護・支援
が必要となっても住み慣れた地域で自分らしく安心して暮らし続けられる社会づくりを
めざし、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシ
ステム」の構築が急がれています。今般の制度改正においても、要支援認定者を対象と
した介護予防サービスの一部や、医療・介護連携の推進、認知症高齢者支援の強化等を、
市町村が地域の実情に応じて柔軟に運営する地域支援事業として実施していくことが定
められており、高齢者支援における市町村の役割がこれまで以上に大きくなっています。
本市では、
「高齢者一人ひとりが、自らの意思に基づき、安心して住み慣れた地域で、
いきいき・健やかに過ごせるまち」をめざし、これまで計画的に高齢者支援施策を進め
てきました。
このたび策定した「交野市高齢者保健福祉計画及び第6期介護保険事業計画」では、
国の制度改正等を踏まえ、介護予防と日常生活支援を総合的に行う体制整備を図り、地
域包括ケアシステムの構築に向けて、これまでの取組を更に深めていくものとなってい
ます。
本計画のもと、市民の皆様をはじめ、関係機関の一層のご理解とご協力を得ながら、
積極的な取組を進めてまいります。
最後になりましたが、本計画の策定にあたり、貴重なご意見、ご指導を賜りました交
野市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画推進審議会委員の皆様をはじめ、アンケー
ト調査等で貴重なご意見、ご助言をいただきました市民の皆様、関係各位に厚くお礼申
し上げます。
平成27年3月
交野市長
黒 田 実
目
次
第1章 計画の策定に当たって................................................................................................... 1
1.計画策定の趣旨 .............................................................................................................. 1
2.計画の期間 ..................................................................................................................... 1
3.計画の位置づけ ............................................................................................................... 2
4.策定体制 ........................................................................................................................ 3
5.日常生活圏域の設定 ........................................................................................................ 3
第2章 高齢者を取り巻く現状と課題 ........................................................................................... 4
1.人口構造など .................................................................................................................. 4
2.要介護認定者等の状況..................................................................................................... 6
3.将来推計 ........................................................................................................................ 8
4.ニーズ調査結果からみる高齢者等の生活実態 .....................................................................10
5.ワークショップ結果による中学校区別まちづくりビジョン...........................................................14
第3章 前回計画の評価と本計画の課題まとめ ............................................................................24
1.前回計画の評価 .............................................................................................................24
2.本計画の課題まとめ.........................................................................................................27
第4章 本計画の基本的な考え .................................................................................................29
1.基本理念 .......................................................................................................................29
2.基本目標 .......................................................................................................................32
3.施策体系 .......................................................................................................................33
第5章 本計画の取り組み内容..................................................................................................35
1.“かたのサイズ”な地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組み ............................................35
2.認知症高齢者支援策の充実(オレンジプランの推進) ............................................................51
3.安全、安心、快適に暮らせる住まいとまちづくり .....................................................................54
4.介護予防と健康づくりの推進 .............................................................................................58
5.介護サービスの充実強化..................................................................................................61
6.福祉・介護サービス基盤の充実 .........................................................................................68
第6章 介護事業費の見込みと保険料 ..................................................................................... 121
1.介護保険事業費の見込み .............................................................................................. 121
2.介護保険料の設定 ........................................................................................................ 123
第7章 計画の推進体制 ........................................................................................................ 126
1.計画の推進体制 ........................................................................................................... 126
2.介護保険事業等の進捗状況等の把握 .............................................................................. 126
資料編 ................................................................................................................................ 127
1.交野市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画推進審議会条例 ........................................ 127
2.交野市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画推進審議会 委員名簿 ................................ 128
3.用語集 ........................................................................................................................ 129
第1章 計画の策定に当たって
1.計画策定の趣旨
わが国の高齢化は団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途にますます増加し、2042 年にはピ
ークを迎えると予測しています。また、75 歳以上高齢者の全人口に占める割合は増加していき、2055
年には、25%を超える見込みです。
高齢化に伴い、重度の要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後ま
で続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシ
ステムの構築の実現が求められています。
今後、認知症高齢者の増加が見込まれることから、認知症高齢者の地域での生活を支えるために
も、地域包括ケアシステムの構築が重要となってきます。
地域包括ケアシステムは、保険者である市町村や都道府県が、地域の自主性や主体性に基づき、
地域の特性に応じてつくり上げていくことが必要です。
本市では、平成 23 年度に策定した「交野市高齢者保健福祉計画及び第5期介護保険事業計画」
における基本方針などを基礎としつつも、このような社会情勢の変化や今後の高齢化への対策をより
一層推進するため、本市がめざすべき高齢者保健福祉の基本的な政策目標を定め、具体的に取り組
むべき施策を明らかにすることを目的に、「交野市高齢者保健福祉計画及び第6期介護保険事業計
画」(以下、「本計画」という。)として改定することとします。
2.計画の期間
本計画は、平成 27 年度を初年度とし、平成 29 年度までの3年間を1期とする計画です。
平成
24年度
平成
平成
25年度
26年度
第5期計画
(平成24年度~平成26年度)
見直し
平成
27年度
平成
28年度
平成
29年度
平成
30年度
平成
31年度
平成
32年度
第6期計画
(平成27年度~平成29年度)
見直し
第7期計画
(平成30年度~平成32年度)
見直し
1
3.計画の位置づけ
(1)法令等の根拠
本計画は、老人福祉法第 20 条の8に規定する老人福祉計画と介護保険法第 117 条に基づく介
護保険事業計画を総合的かつ一体的に策定したものです。
高齢者(老人)福祉計画
すべての高齢者を対象とした、保健福祉事業に関する総合計画
介護保険事業計画
要介護(要支援)高齢者、要介護(要支援)となるリスクの高い高齢者を対象とした
介護(予防)サービス、地域支援事業の基盤整備に関する実施計画
(2)他計画との関係
本計画は、「第四次交野市総合計画」の高齢者施策の部門別計画として、また「交野市第3次障
がい者(児)福祉長期計画」「交野市第4期障がい福祉計画」等の関連する計画との整合を図り策
定したものです。
第四次交野市総合計画
第2期交野市地域福祉計画
交野市高齢者保健福祉計画及び第6期介護保険事業計画
交野市第3次障がい者(児)福祉長期計画
交野市第4期障がい福祉計画
その他関連計画
2
4.策定体制
(1)交野市高齢者日常生活圏域ニーズ調査の実施
計画策定に先立ち、今後の介護保険事業、高齢者保健福祉施策を推進していくために、アン
ケート調査により高齢者の生活実態や介護保険サービスの利用意向等についての現状をたず
ね、市民の生活実態や今後のニーズなどを把握しました。
調査対象:65 歳以上の一般高齢者、要介護認定を受けている人を無作為抽出
回収結果:配布数 3,000 件 有効回収数 1,706 件 有効回収率 56.9%
(2)地域で活動する団体、介護保険サービス事業所への調査等の実施
「介護者(家族)の会」に対して、ヒアリング調査を実施し、介護者の悩みや今後の課題を把握
しました。また、老人クラブの会員、介護保険サービス事業所を対象に、それぞれワークショップ
を開催し、中学校区ごとの現状や課題の把握、将来ビジョンなどの検討を行いました。
(3)計画推進審議会の開催
市民や有識者、関係団体、関係機関などで組織された「交野市高齢者保健福祉計画・介護保
険事業計画推進審議会」において、本計画についての意見交換及び、審議を行いました。
(4)パブリックコメントの実施
広く市民などから意見を聴取し、反映させるためにパブリックコメントを実施しました。
5.日常生活圏域の設定
本市においては、比較的狭い市域であること、地理的・地形的にも一体的となっていること、居住
地域・住宅群も連綿としている現状、道路網・交通機関の状況から地域間の移動の利便性などを考
慮し、市内全域を一つの日常生活圏域に設定しています。
本計画期間中に、日常生活圏域ごとの人口や交通事業その他社会的状況の大きな変化はみら
れないため、引き続き一つの日常生活圏域に設定します。
3
第2章 高齢者を取り巻く現状と課題
1.人口構造など
(1)総人口の推移
本市の総人口は、横ばい傾向で推移しており、平成 26 年では 78,008 人となっています。
人口構成別でみると、15 歳未満、15~64 歳は減少傾向に対して、65 歳以上は増加傾向となって
います。また、平成 26 年の高齢化率は 25.2%となっており、平成 21 年の 20.3%と比較すると 4.9
ポイントの増加となっています。
■総人口(年齢4区分別)の推移
(人)
90,000
80,000
70,000
60,000
79,184
79,117
78,871
78,567
78,195
78,008
5,754
10,343
6,088
10,530
6,552
10,522
7,113
10,911
7,642
8,012
50,000
40,000
30,000
20,000
10,000
0
50.0%
45.0%
40.0%
11,245
11,614
48,202
47,474
30.0%
20.0%
50,941
50,565
50,098
49,158
20.3%
21.0%
21.6%
22.9%
24.2%
25.2%
35.0%
25.0%
15.0%
12,146
11,934
11,699
11,385
11,106
10,908
平成21年
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
15歳未満
15~64歳
65~74歳
75歳以上
10.0%
高齢化率
資料:住民基本台帳(各年9月末現在)
■年齢4区分別人口構成の推移
0%
20%
40%
60%
80%
100%
平成21年
15.3%
64.3%
13.1%
7.3%
平成22年
15.1%
63.9%
13.3%
7.7%
平成23年
14.8%
63.5%
13.3%
8.3%
平成24年
14.5%
62.6%
平成25年
14.2%
61.6%
14.4%
9.8%
平成26年
14.0%
60.9%
14.9%
10.3%
15歳未満
15~64歳
13.9%
65~74歳
9.1%
75歳以上
資料:住民基本台帳(各年9月末現在)
※端数処理の関係上、合計が合いません。以下、同様の場合があります。
4
(2)世帯の状況
本市の世帯数をみると、平成2年以降増加傾向で推移しており、平成 22 年には 28,453 世帯とな
っています。また、高齢者のいる世帯が一般世帯に占める割合についても年々増加しており、平成
22 年には 37.9%で、約3世帯に1世帯が高齢者のいる世帯となっています。
高齢単身者世帯では、平成2年に 415 世帯でしたが、平成 22 年には 2,221 世帯になっており、
約5倍に増加しています。また、高齢夫婦世帯では、平成2年に 729 世帯でしたが、平成 22 年には
3,877 世帯となっており、約5倍に増加しています。
■高齢者世帯の推移
28,453
(世帯)
30,000
25,000
20,000
15,000
37.9%
25.6%
22.0%
6,445
4,994
3,788
5,000
40.0%
31.9%
19.6%
10,000
25,208
22,687
19,365
27,089
8,634
35.0%
30.0%
25.0%
10,796
20.0%
15.0%
10.0%
5.0%
0
0.0%
平成2年
平成7年
平成12年
平成17年
平成22年
一般世帯
高齢者のいる世帯
高齢者のいる世帯が一般世帯に占める割合
資料:国勢調査
■高齢者世帯の構成比の推移
単位:世帯、%
一般世帯
高齢者のいる世帯
高齢単身者世帯
高齢夫婦世帯
その他世帯
平成2年
平成7年
平成12年
平成17年
平成22年
世帯数 構成比 世帯数 構成比 世帯数 構成比 世帯数 構成比 世帯数 構成比
19,365
22,687
25,208
27,089
28,453
3,788 100.0% 4,994 100.0%
6,445 100.0% 8,634 100.0% 10,796 100.0%
415 11.0%
696 13.9%
1,077
16.7%
1,708 19.8% 2,221 20.6%
729 19.2% 1,171 23.4%
1,840
28.5%
2,835 32.8% 3,877 35.9%
2,644 69.8% 3,127 62.6%
3,528
54.7%
4,091 47.4% 4,698 43.5%
資料:国勢調査
5
2.要介護認定者等の状況
(1)要介護認定者、認定率などの推移
第1号被保険者数、要介護認定者数ともに増加傾向になっています。要介護認定率においては
ゆるやかな増加傾向にあります。
■要介護認定者及び認定率の推移
(人)
25,000
18.0%
16.0%
15.0%
14.9%
14.9%
15.4%
15.1%
16.0%
20,000
14.0%
12.0%
15,000
10.0%
8.0%
10,000
19,292
18,427
17,529
16,834
16,385
15,735
6.0%
4.0%
5,000
2,451
2,348
3,085
2,846
2,645
2,505
2.0%
0
0.0%
平成
20年度
平成
21年度
平成
22年度
第1号被保険者
平成
23年度
平成
24年度
要介護認定者
平成
25年度
要介護認定率
資料:介護保険事業状況報告(各年度3月末)
■要介護認定者数の現状
単位:人
第1号被保険者
65歳以上
75歳未満
75歳以上
第2号被保険者
総数
要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5
757
374
514
357
332
359
292
合計
2,985
166
53
96
69
53
49
44
530
591
19
776
321
15
389
418
19
533
288
12
369
279
15
347
310
11
370
248
9
301
2,455
100
3,085
資料:介護保険事業状況報告(平成 25 年度3月末)
6
(2)要介護認定者数の推移
要介護認定者数は全体的に増加傾向で推移しており、平成 25 年度で 3,085 人となっています。
また、要介護度別にみると、平成 21 年度以降については、軽度認定者(要支援1・2)の割合が
増加傾向になっています。
■要介護認定者数の推移
(人)
3,500
3,085
2,846
3,000
301
2,645
287
2,505
2,451
2,348
370
284
2,500
324
294
297
2,000
347
294
277
248
264
271
276
282
371
375
349
325
291
292
369
335
357
1,500
533
552
531
1,000
485
484
483
389
339
323
331
370
442
500
776
684
564
382
447
平成
21年度
平成
22年度
285
0
平成
20年度
要支援1
要支援2
要介護1
平成
23年度
要介護2
平成
24年度
要介護3
平成
25年度
要介護4
要介護5
資料:介護保険事業状況報告(各年度3月末)
■要介護認定者数の構成比
0%
平成20年度
平成21年度
平成22年度
平成23年度
10%
12.1%
15.6%
17.8%
21.4%
平成24年度
24.0%
平成25年度
25.1%
要支援1
20%
30%
18.8%
40%
50%
20.6%
15.1%
13.2%
12.2%
14.9%
70%
80%
11.2%
90%
100%
10.6%
11.8%
19.7%
15.1%
11.3%
11.1%
12.1%
19.4%
15.0%
11.3%
11.6%
11.7%
20.1%
11.9%
12.6%
要支援2
60%
13.5%
11.0%
11.1%
10.7%
19.4%
11.8%
11.4%
11.4%
10.1%
17.3%
12.0%
11.2%
12.0%
9.8%
要介護1
要介護2
要介護3
要介護4
要介護5
資料:介護保険事業状況報告(各年度3月末)
7
3.将来推計
(1)将来人口推計
総人口は、年々微減で推移し、平成 29 年度で 76,726 人となることが予測されます。
人口構成別にみると 15 歳未満及び 15~64 歳は減少傾向であるのに対して、65 歳以上は増加
傾向であり、平成 29 年度の高齢化率は 27.4%になることが予測されます。また、平成 39 年に、75
歳以上(後期高齢者)の人口がピークを迎えることが予測されます。
■総人口(年齢4区分別)推計の推移
(人)
77,539
77,150
76,726
8,562
9,255
9,872
11,429
11,141
75,172
71,675
90,000
80,000
70,000
11,287
13,285
11,670
60,000
10,170
7,973
50,000
40,000
46,695
46,173
45,704
44,404
30,000
42,155
20,000
10,000
10,612
10,293
10,009
9,311
8,262
平成27年度
平成28年度
平成29年度
平成32年度
平成37年度
0
15歳未満
15~64歳
65~74歳
75歳以上
資料:大阪府第6期介護保険事業計画用人口推計シート
■総人口(年齢4区分別)推計の構成比
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
平成27年度
13.7%
60.2%
15.1%
11.0%
平成28年度
13.3%
59.8%
14.8%
12.0%
平成29年度
13.0%
59.6%
14.5%
12.9%
平成32年度
12.4%
平成37年度
11.5%
59.1%
13.5%
58.8%
15歳未満
15~64歳
11.1%
65~74歳
15.0%
18.5%
75歳以上
資料:大阪府第6期介護保険事業計画用人口推計シート
8
(2)将来認定者推計
■要介護認定者数推計の推移
(人)
3,107
3,223
3,399
3,959
4,740
5,000
306
522
4,500
4,000
3,500
3,000
240
365
378
392
263
355
352
374
2,500
2,000
228
374
416
264
421
583
497
565
486
933
421
748
630
601
1,500
577
772
631
467
526
424
779
804
911
763
平成27年度
平成28年度
平成29年度
平成32年度
1,000
1,059
500
0
要支援1
要支援2
要介護1
要介護2
要介護3
平成37年度
要介護4
要介護5
資料:第6期介護保険事業計画用保険料算出ワークシート
■要介護認定者数推計の構成比
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
24.6%
13.6%
18.6%
12.0%
平成28年度
24.2%
14.5%
18.7%
12.2%
11.7%
平成29年度
23.6%
15.5%
18.5%
12.4%
12.2%
11.0%
平成32年度
23.0%
15.9%
18.9%
12.3%
12.6%
10.6% 6.7%
平成37年度
22.3%
16.3%
19.7%
11.9%
12.3%
11.0% 6.4%
要介護2
要介護3
要支援2
要介護1
11.4%
100%
平成27年度
要支援1
11.3%
90%
11.3%
要介護4
8.5%
7.5%
6.7%
要介護5
資料:第6期介護保険事業計画用保険料算出ワークシート
9
4.ニーズ調査結果からみる高齢者等の生活実態
■介護・介助が必要になった主な原因について
0.0%
5.0%
10.0%
7.5%
心臓病
呼吸器の病気(肺気腫・肺炎等)
11.3%
関節の病気(リウマチ、膝関節症等)
パーキンソン病
15.9%
0.0%
糖尿病
5.2%
5.7%
視覚・聴覚障害
骨折・転倒
6.5%
脊椎損傷
10.0%
9.4%
9.4%
16.8%
9.4%
高齢による衰弱
14.3%
その他
不明
不明・無回答
20.8%
20.8%
3.8%
4.6%
認知症(アルツハイマー病等)
0.7%
0.0%
25.0%
10.6%
5.2%
5.7%
4.3%
がん(悪性新生物)
20.0%
20.5%
3.8%
脳卒中(脳出血・脳梗塞等)
15.0%
3.0%
在宅認定者(N=672)
20.5%
18.9%
17.0%
20.8%
一般高齢者(N=53)
資料:平成 25 年度交野市高齢者日常生活圏域ニーズ調査
10
■主に介護・介助している人の年齢について
0.0%
25.0%
65歳未満
65~74歳
75~84歳
85歳以上
21.7%
14.3%
15.4%
6.7%
7.1%
不明・無回答
50.0%
45.3%
28.6%
21.4%
10.9%
28.6%
在宅認定者(N=552)
一般高齢者(N=14)
資料:平成 25 年度交野市高齢者日常生活圏域ニーズ調査
■外出を控えている理由について
0.0%
25.0%
14.6%
病気
障がい(脳卒中の後遺症など)
18.3%
2.9%
43.8%
耳の障がい(聞こえの問題など)
8.7%
10.2%
目の障がい
10.0%
6.6%
15.5%
11.7%
外での楽しみがない
4.0%
9.5%
8.0%
交通手段がない
16.2%
17.2%
16.8%
その他
不明・無回答
56.2%
26.6%
8.8%
トイレの心配(失禁など)
75.0%
23.0%
足腰などの痛み
経済的に出られない
50.0%
0.9%
17.5%
在宅認定者(N=470)
一般高齢者(N=137)
資料:平成 25 年度交野市高齢者日常生活圏域ニーズ調査
11
■心配ごとや悩みごとの相談相手について
0.0%
25.0%
14.9%
同居の子ども
友人
その他
そのような人はいない
不明・無回答
100.0%
58.6%
24.2%
別居の子ども
近隣者
75.0%
29.2%
配偶者
兄弟姉妹・親戚・親・孫
50.0%
28.9%
26.3%
12.7%
19.3%
5.7%
8.3%
13.8%
34.3%
7.8%
1.8%
9.2%
6.0%
8.8%
4.1%
在宅認定者(N=785)
一般高齢者(N=851)
資料:平成 25 年度交野市高齢者日常生活圏域ニーズ調査
≪親族・身近な人以外≫
0.0%
自治会・町内会・老人クラブ
社会福祉協議会・地域包括支援セン …
民生委員
ケアマネジャー
25.0%
3.6%
10.6%
9.0%
6.8%
6.4%
4.6%
49.2%
2.7%
25.9%
28.1%
医師・歯科医師・看護師
市役所
その他
50.0%
4.7%
10.7%
8.0%
9.9%
そのような人はいない
19.7%
11.5%
10.8%
不明・無回答
在宅認定者(N=785)
36.8%
一般高齢者(N=851)
資料:平成 25 年度交野市高齢者日常生活圏域ニーズ調査
12
■元気で健康的な生活を続けるために、やりたいこと、知りたいことについて
0.0%
25.0%
転倒予防や体力・筋力向上のための運動指導
やトレーニング
21.7%
食生活や栄養改善など、食事に関すること
うつ病の改善や予防に関すること
3.9%
4.1%
11.0%
5.6%
むせ、飲み込みや口の中の手入れな どに関す
ること
認知症の予防に関すること
閉じこもりの防止に関すること
5.9%
2.8%
50.0%
75.0%
100.0%
43.1%
37.6%
34.5%
23.3%
29.6%
14.9%
19.7%
人との交流、社会との交流に関すること
9.3%
6.5%
その他
21.0%
15.4%
不明・無回答
在宅認定者(N=785)
一般高齢者(N=851)
資料:平成 25 年度交野市高齢者日常生活圏域ニーズ調査
13
5.ワークショップ結果による中学校区別まちづくりビジョン
【中学校区まちづくりビジョンとは】
本計画のポイントである、「地域包括ケア体制の構築」や「高齢者が住み慣れた地域でいきいきと
健やかに暮らしていけるしくみづくり」に向けて、高齢者にとって身近な地域(中学校区)における現
状や課題を把握し、中学校区を一つの範囲としたまちづくりの将来ビジョン(方向性)についての意
見をまとめました。
なお、まちづくりビジョンの意見については、地域で暮らす高齢者の方々に集まっていただき、ワ
ークショップ※形式で中学校区ごとの将来ビジョン(方向性)を検討していただきました。
※ワークショップとは、先生や講師から一方的に話を聞くのではなく、参加者が自由に意見を出し合い、お互いの考
えを尊重しながら、意見や提案をまとめていく場です。
■ワークショップ実施概要
開催日
:平成 26 年 10 月 10 日(金)
対象区分 :
「第1中学校区」
「第2中学校区」
「第3中学校区」
「第4中学校区」の
計4中学校区
対象者
:老人クラブの会員(中学校区ごとにグループ分け)
テーマ
:
「今後、高齢社会が進んでいく中で、高齢者が安心していつまでも住
み慣れた地域で暮らしていくために何ができるか一緒に考えませんか。
」
検討内容:
(ステップ1)テーマに対する、地域の課題について話し合います。
:
(ステップ2)課題解決のために、それぞれができることを話し合います。
14
【地域力分析(市全体)
】
日常生活圏域ニーズ調査により、高齢者にとって身近な地域における高齢者保健福祉の認識に
ついて、高齢者が安心して暮らせるための“地域力”の現状について把握しました。以下は市全体
の結果を示しています。
なお、評価は5点満点でポイントが多いほうがより「そう思っている」ということになります。
全体加重平均
視点
設問内容
一般高齢者
介護認定者
医療機関が充実している
3.31
2.39
災害時の支援、体制について充実している
2.89
2.28
市の介護予防の取り組みを知っている
3.03
2.34
かかりつけ医の必要性を知っている
4.22
2.17
高齢者への見守り活動が充実している
2.79
2.22
介護予防に関心がある(関心を高める)
3.70
2.43
親密な近所づきあいをしている
3.53
2.32
社会参加などの生きがい対策が充実している
2.82
2.22
今後も暮らし続けていく上での生活の利便性が充実している
3.13
2.37
技術や経験をまちづくりなどの活動にいかすための環境が充実
している
2.73
2.24
介護保険サービスが充実している
3.01
2.45
介護や福祉に関する相談窓口が充実している
3.10
2.43
意識
認知
参加
地域
しくみ
【一般高齢者】
【介護認定者】
意識
意識
4.0
3.10
3.0
2.34
3.0
2.0
2.0
しくみ
しくみ
認知
認知
1.0
1.0
2.26
2.37
3.63
2.95
0.0
0.0
地域
3.16
地域
参加
参加
2.30
3.25
15
2.33
(1)
「第1中学校区」のまちづくりビジョン
【将来ビジョン】
人のつながりで安心して暮らせる地区
【地域の概要】
本地域は、市役所などの行政
機関や交野市の表玄関である京
阪電鉄「交野市駅」があり、本市の
中心地域でもあります。また、「交
野病院」があり、医療機関が充実
しています。その他、「いきいきラ
ンド交野」などの生涯スポーツの
拠点があり、健康づくりや生きが
いづくりの場が充実しています。
現在、6つの老人クラブ、3つの
いきいきサロン(ふれあい、共生型
サロン含む)があります。
【地域住⺠の声】
交野市 第1中学校区
問題点
将来ビジョン:人のつながりで安心して暮らせる地区
解決方策
防災
健康づくり
災害時
防災無線が
聞こえない
散歩
少しずつ
少しづつ
はじめましょう
災害時の
避難場所がない
(少ない)
高齢化率が高い
老人会への
参加・加入
高齢者の
交通手段の確保
年寄りが多いの
にバスの便が
少ない
交野病院が近い
うちに遠くなる
老人会
入会しましょう
行事を計画して
も不参加の人が
多い
不参加者は
何をしても
不参加である
老人クラブ単独
での活動につい
ては問題が生じ
ないか
人のつながりが
薄れてきた
一人暮らしの人
家の中で倒れた
とき
(その発見と
対処方法)
若い人との
考えの差
(きづな)
挨拶をこちらから
行っていく
近隣同士の
話し合いの
機会が少ない
高齢者の
集まる場づくり
一人暮らしの家
が多くある
近くに高齢者の
集まる場所がな
い
体調不良を
知らせる方法が
ない
大型店が多く小
さな店が少ない
先生のあいさつ
ができていない
朝8時(夜8時)
の電話コール
高齢者の安否確
認をする
朝の挨拶
はじめましょう
あいさつ運動
あいさつのなさ
(特に隣組)
子息の住所を交
換しておく
(いざという時の
ため)
16
近所に住む一人
暮らし高齢者を
訪問する
地域の見守り
パトロール
【今後必要なこと】
○挨拶をこちらから行っていく
○電話コール等で、高齢者の安否確認をする
○子息の住所を交換しておく(いざという時のため)
○近所に住む一人暮らし高齢者を訪問する
○地域の見守りパトロール
【私たちで取り組むこと】
人のつながりが薄くなってきている昨今、このままではどんどん高齢者は孤立していく
ことになる。
近所づきあいや、知り合いへの声かけなどを通じて人のつながりがある安心して暮らせ
る地区にしていきたい。
【人口推移(第1中学校区)】
第1中学校区
(人)
16,299
平成 26 年では、市全域の 21.2%の
16,299
16,217
16,236
30,000
30.0%
25.3%
24.5%
23.3%
高齢者がこの地域に暮らしています。他
22.4%
25,000
25.0%
の校区に比べると一番低い割合となりま
20,000
す。
20.0%
1,569
1,696
1,802
1,836
2,085
2,093
2,177
2,265
10,275
10,174
10,032
10,006
15,000
高齢化率は、市全域と比べて 0.1 ポイ
15.0%
10,000
10.0%
ント高くなっています。
5.0%
5,000
2,370
2,265
2,206
2,129
0
0.0%
平成23年 平成24年 平成25年
15歳未満
15~64歳
75歳以上
高齢化率
平成26年
65~75歳
資料:住民基本台帳(各年3月末現在)
【地域⼒分析(第1中学校区)】
【一般高齢者】
「参加」のみ市全体を
上回っており、それ以
外は下回っています
意識
4.0
【介護認定者】
全ての項目において
市全体を下回ってい
ます
3.07
意識
3.0
2.28
3.0
2.0
2.0
しくみ
認知
しくみ
3.62
2.32
認知
1.0
1.0
2.90
2.15
0.0
0.0
地域
参加
3.16
地域
参加
2.29
3.30
17
2.30
(2)
「第2中学校区」のまちづくりビジョン
【将来ビジョン】
幸せに暮らせる地区
【地域の概要】
本地域は、里山やため池などの豊か
な自然環境に恵まれています。また、
「機物神社」や「源氏の滝」などの観光
拠点もあります。その他、「倉治図書館」
などの生涯学習の場が充実していま
す。
現在、4つの老人クラブ、16 のいきい
きサロン(ふれあい、共生型サロン含
む)があります。
【地域住⺠の声】
交野市 第2中学校区
問題点
将来ビジョン:幸せに暮らせる地区
解決方策
生きがい
健康
地域の
役員さんが
声をかけて誘う
自分自身で健康
を意識する
趣味・スポーツで
向上したい
星友クラブに
加入促進
医療施設が
松塚に移転する
高齢者が
増えている
食事(栄養面)で
の指導があると
いい
外出するのが苦
手な人がいる
交野病院が
移設され近くなる
介護施設が松塚
にはない
ぴんぴんころりん
の終末を
迎えたい
気楽にサークル
活動に参加でき
るところがない
地域の役員にな
りたがらない
老人クラブに入り
たがらない
働く場所がない
気楽に集まる
場所がない
孤独な人に
声をかける
近所づきあいが
苦手な人がいる
京阪交野線が
地域を分断
している
災害時が
不安である
(連絡等)
ゆうゆうバスの
回数を増やして
ほしい
安心して
住み続けたい
一人暮らしの方
に手助けを
貧困高齢者への
手当てが薄い
安い介護施設が
ない
近所で助け合う
安住
18
【今後必要なこと】
○自分自身で健康を意識する
○孤独な人に声をかける
○地域の役員さんが声をかけて誘う
○近所で助け合う
【私たちで取り組むこと】
健康・生きがい・安住をキーワードに幸せに暮らせる地区をめざし、相談したり、話し
合ったりできる近所づきあいや、助け合える地区をめざしていきます。
【人口推移(第2中学校区)】
第2中学校区
(人)
22,825
平成 26 年では、市全域の 26.6%の
22,755
22,463
22,568
40,000
25.0%
21.6%
20.3%
高齢者がこの地域に暮らしています。高 35,000
19.6%
22.7%
20.0%
2,025
15.0%
30,000
齢化率は、市全域と比べて 2.5 ポイント
25,000
1,656
1,767
1,912
20,000
2,808
2,857
2,948
低くなっています。
3,106
10.0%
15,000
14,974
14,844
10,000
14,370
14,228
5.0%
5,000
3,387
3,287
3,233
3,209
0
0.0%
平成23年 平成24年 平成25年
15歳未満
15~64歳
75歳以上
高齢化率
平成26年
65~75歳
資料:住民基本台帳(各年3月末現在)
【地域⼒分析(第2中学校区)】
【一般高齢者】
「意識」及び「認知」は
市全体を上回ってお
り、それ以外は下回
っています
意識
4.0
【介護認定者】
「しくみ」及び「認知」
は市全体を上回って
おり、それ以外は下
回っています
3.11
3.0
意識
3.0
2.30
2.0
2.0
しくみ
認知
しくみ
認知
1.0
1.0
2.40
3.57
2.95
2.29
0.0
0.0
地域
参加
3.15
地域
参加
2.28
3.28
19
2.33
(3)
「第3中学校区」のまちづくりビジョン
【将来ビジョン】
井戸端会議ができるまちづくり
【地域の概要】
本地域は、「星田公園」などの憩いの場や、
「ほたるの里」「傍示川」などの自然環境に恵ま
れていますが、坂道が多い地域としても特徴が
あります。また、ケアハウスや特別養護老人ホー
ムがあり、福祉施設が充実しています。
現在、7つの老人クラブ、6つのいきいきサロ
ン(ふれあい、共生型サロン含む)があります。
【地域住⺠の声】
交野市 第3中学校区
問題点
将来ビジョン:井戸端会議ができるまちづくり
解決方策
健康
地域
交通
高齢者が多くな
り自治会の役が
大変なようです
車の駐車場所が
ない(来客用)
公園も坂が
あるし散歩も
制限される
桜の木、および
いろんな木の落
葉の始末が大変
自然災害の
起こりやすい
地域なので
意識と連帯感、
日ごろからの
訓練のような
ものも必要
お店もなし、
銀行もなし、
病院もなし、
今までは
若かったの
ですが年数が
経ち、老人が
多くなり、
車の運転が
いつまで
できるか
京阪バスが1時間に1本と
なり車を運転できないもの
は大変困っている
バスの本数が少ない。
老人が座るベンチがない
高台なので車が必要。
何か起こったときに不安な
ところ
健康年齢で
過ごしたいが
気力が衰える
ボケ防止に
努めているが
その方法が
適切かどうか
仲間がほしい
助言がほしい
加齢により
足が不自由
外出が
ままならない
認知症者の
早期発見
バスの本数を
増やす
情報がほしい
サービス
地域の人たちと
交流が少ない
仲間づくり
以前受けていた
サービスが制限
されている
介護保険の情報
がほしい
(予備知識)
公的支援を望む
一人暮らしで安
否確認をする人
がほしい
買い物支援が
ほしい
自治会に
相談する
お互いにコミュ
ニケーションを
取って交流を
しておくこと
20
【今後必要なこと】
○自治会に相談する
○バスの本数を増やす
○仲間がほしい
○助言がほしい
○情報がほしい
○仲間づくり
○公的支援を望む
【私たちで取り組むこと】
高齢になるとなかなか情報が入りにくくなり、健康のためと思ってやっていることでも
本当にそのやり方で合っているのかどうか不安になるときもあります。
情報、助言など公的支援が受けられる地区でありたい。
【人口推移(第3中学校区)】
第3中学校区
(人)
21,720
21,562
21,476
21,419
平成 26 年では、市全域の 26.8%の
40,000
30.0%
24.2%
高齢者がこの地域に暮らしています。
22.8%
35,000
21.5%
25.0%
20.3%
30,000
これは他の校区と比べ最も高くなって
20.0%
25,000
います。
20,000
1,511
2,907
1,663
1,815
1,964
2,977
3,086
3,220
13,537
13,260
13,002
15.0%
高齢化率は、市全域と比べて 1.0 ポ
15,000
10.0%
イント低くなっています。
10,000
13,850
5.0%
5,000
3,452
3,385
3,315
3,233
0
0.0%
平成23年 平成24年 平成25年
15歳未満
15~64歳
75歳以上
高齢化率
平成26年
65~75歳
資料:住民基本台帳(各年3月末現在)
【地域⼒分析(第3中学校区)】
【一般高齢者】
「認知」のみ市全体を
上回っており、それ以
外は下回っています
「意識」は市全体を上
回っており、それ以外
は下回っています
意識
4.0
【介護認定者】
3.06
意識
3.0
2.42
3.0
2.0
2.0
しくみ
しくみ
認知
認知
1.0
1.0
3.66
2.95
2.26
2.38
0.0
地域
3.12
0.0
参加
地域
参加
2.34
3.23
21
2.35
(4)
「第4中学校区」のまちづくりビジョン
【将来ビジョン】
若い人が住める街にしてほしい
(住宅・子育て施設の充実)
【地域の概要】
本地域は、天の川が地域を縦断するように流れ
ており、アドプトリバーに認定されるなど、地域住
民による環境美化活動も盛んです。生活環境に
おいても、JR 線と京阪鉄道が交差し、公共交通が
充実しています。その他、特別養護老人ホームが
あり、福祉施設が充実しています。
現在、7つの老人クラブ、8つのいきいきサロン
(ふれあい、共生型サロン含む)があります。
【地域住⺠の声】
交野市 第4中学校区
問題点
将来ビジョン:若い人が住める街にしてほしい(住宅・子育て施設の充実)
解決方策
独居者対策
地域対策
施設対策
移動販売などを
してほしい
移動店舗の
利便性
買い物が遠い
年寄りが多いの
で買い物が不便
になる
駅からの
坂道がある
一人暮らしの
見守りが必要
健康保持のため
に遊べるところが
ほしい
公認されたもの
が見守る
簡単な運動が
自由にできる
施設がほしい
元技術者名簿に
より依頼ができる
システムを作る
家庭内の清掃
昼食会を開き
食べながら
交流する
独居者への
話し相手の
あり方
剪定、家具の移
動、掃除、買い
物などの雑務
老人同士が
憩える場所を
小学校区ごとに
ほしい
公共施設の建設
独居者の
生活支援
避難対策
医療対策
病院に行くことに
苦労する
避難場所、経路
の検討(変更)
防災対策の充実
防災用
スピーカーの
音が小さい
防犯対策の充実
橋がつぶれたら
避難道路がない
二人暮らしで
片方が病弱の時
支援がほしい
交通安全
病院への
送迎バスの
必要性
避難場所・避難
経路の整備
ゆうゆうバスの
コースを検討
22
緊急避難への
順路に危険個所
がある
【今後必要なこと】
○移動販売などをしてほしい
○公共施設の建設
○公認された者が見守る
○元技術者名簿により依頼ができるシステムをつくる
○独居者への話し相手のあり方
○病院への送迎バスの必要性
○ゆうゆうバスのコースを検討
【私たちで取り組むこと】
交通の便が悪いことから、買い物などになかなか出ることができず、病院への送迎も含
め公共交通機関の乗り入れや増便を望む。
また、高齢者が寄り合えるような場所が必要だと思われる。
若い世代が移り住んできても気軽に話し合えるまちにしていきたい。
【人口推移(第4中学校区)】
第4中学校区
(人)
18,016
平成 26 年では、市全域の 25.3%の
17,994
17,895
24.9%
26.3%
17,891
30,000
30.0%
23.9%
高齢者がこの地域に暮らしています。
25,000
27.4%
高齢化率は、市全域と比べて 2.2 ポイ 20,000
ント高くなっています。
1,616
15,000
2,689
25.0%
20.0%
1,756
1,917
2,039
2,727
2,783
2,855
10,914
10,675
10,548
10,000
15.0%
10.0%
11,063
5,000
5.0%
2,648
2,597
2,520
2,449
0
0.0%
平成23年 平成24年 平成25年
15歳未満
15~64歳
75歳以上
高齢化率
平成26年
65~75歳
資料:住民基本台帳(各年3月末現在)
【地域⼒分析(第4中学校区)】
【一般高齢者】
「参加」のみ市全体を
上回っており、それ以
外は下回っています
【介護認定者】
意識
意識
4.0
すべての項目で市全
体を上回っています
3.17
3.0
2.36
3.0
2.0
2.0
しくみ
認知
しくみ
3.68
2.39
認知
1.0
1.0
2.96
2.32
0.0
0.0
地域
3.22
参加
地域
参加
2.31
3.19
23
2.33
第3章 前回計画の評価と本計画の課題まとめ
1.前回計画の評価
本計画の策定に当たり、前回計画の進捗状況や検討すべき課題について、主要な施策項目に分
け、以下のようにまとめました。なお、以下の内容は前回計画期間の中でも、特徴的な事柄について
整理しており、その他の施策の取り組み状況等については、「第5章 本計画の取り組み内容」におい
て記載しています。
健康づくり・介護予防
前回計画の評価
○出前講座の利用や各種がん検診の受診率は横ばい状態にあります。
健康づくりの取り組みを進めていくために「広げよう健康の輪(和)・つなげよう食育の輪(和)」
を基本理念とし、平成 26 年3月に「交野市健康増進・食育推進計画」(計画期間:平成 26 年度
から平成 30 年度)を策定しました。
○元気アップメイトの育成、増員を進めており、地域での元気アップ教室も盛んに行われていま
す。平成 26 年3月末現在、メイト登録者は 96 人となっています。平成 25 年度においては、元
気アップ教室は、ゆうゆうセンターで実施している、ゆうゆう元気アップ大作戦が、47 回実施で
参加者 735 人、地域元気アップ大作戦が 586 回実施で参加者 9,721 人となっています。
新たな地域での開催や、体験会の実施などにより、参加者は年々増加傾向にあります。
本計画での主な検討課題
○主体的な健康づくりに向けた意識啓発や各種健(検)診の受診率の向上
○元気アップメイト(介護予防サポーター)の育成及び増員
○介護予防活動などによる地域のコミュニティのさらなる活性化に向けた支援の充実
24
生きがいづくり
前回計画の評価
○広報等により老人クラブの会員増加を促進しました。また、老人クラブ連合会や各単位クラブ
においても会員数の増加に向けた活動、PR 活動を行いました。平成 25 年度の会員数は
1,847 人となっています。
○地域や団体向けに、介護保険制度の説明を行ったり、認知症やうつ病予防対策などの説明を
行うなど、「職員出前講座」等の活用により、多様な学習提供を行いました。
○平成 25 年度、シルバー人材センターの会員数は 637 人となっています。
本計画での主な検討課題
○老人クラブの会員数のさらなる増加及び、活動案内の促進
○学習の成果等を地域で共有し合い、また他の人との学び合いに発揮できるようなしくみづくり
○シルバー人材センターの会員数の増加や仕事の確保に向けた企業・事業所への働きかけ
高齢者の尊厳保持
前回計画の評価
○「日常生活自立支援事業」や「成年後見制度」について、広報や職員出前講座により、広く市
民への周知を促しました。
○平成 25 年度の成年後見制度利用支援事業申し立て件数は 12 件、後見開始件数は9件とな
っています。
○「高齢者虐待防止会議」の設置や「権利擁護ハンドブック」の活用により、高齢者の虐待防止
対策を推進しました。
○徘徊高齢者等 SOS ネットワーク事業への登録者数の増加、認知症サポーター等の養成のため
の研修会を実施しました。平成 25 年度の徘徊高齢者等SOSネットワーク事業登録者数は 82
人、延べ発生件数は6件となっています。
○認知症サポーター養成講座については 10 回開催し、参加者は 362 人となっています。
本計画での主な検討課題
○「成年後見制度」など、高齢者の権利擁護に向けた事業や取り組みの周知の継続及び拡大
○地域包括支援センターを中心とした、高齢者虐待防止ネットワークの構築及び強化
○徘徊高齢者等 SOS ネットワーク事業のさらなる拡充など、地域ぐるみでの認知症高齢者を見守る
体制づくりの促進
○認知症サポーター等の養成及び増員など、認知症に関する正しい知識等の普及に向けた人材の
確保
25
福祉のまちづくり
前回計画の評価
○地域での支え合い活動を促進するため、各種事業において福祉教育、学習や交流事業に取
り組みました。
○全市(24 地区)において、避難行動要支援者支援事業(愛称:おりひめ支え愛プロジェクト)と
して、避難行動要支援者名簿の登録・整備を開始し、日々の見守りや災害時の避難支援の体
制の構築を進めています。
○「都市計画マスタープラン」「交通バリアフリー基本構想」などの計画に基づき、高齢者に配慮
したまちづくりを進めています。
本計画での主な検討課題
○学校、地域と連携し、“福祉の心”について学ぶ機会のさらなる増加
○避難行動要支援者名簿の作成、活用。
○高齢者が安心して暮らせる住まいの確保やユニバーサルデザインに基づいたまちづくり
介護保険サービス
前回計画の評価
○平成 24 年度~平成 25 年度にかけて、居宅介護支援事業所が3事業所、訪問看護事業所が2
事業所、通所介護事業所が2事業所、新たに開設されました。
○平成 26 年度に地域密着型介護老人福祉施設を新たに 1 か所整備し、現在、複合型サービス
を整備しています。
本計画での主な検討課題
○利用者本位のサービス提供やサービスの質の向上
○地域密着型サービス等への事業所参入の促進及び増加
○介護保険サービス等に関する情報提供や相談支援の充実
26
2.本計画の課題まとめ
統計データやアンケート調査結果からみえる本市の現状や国・府の動向、また前回計画の進捗状
況を踏まえると、以下のような課題や課題を踏まえた本計画の着目点が考えられます。
■本市の現状と課題
国・府の動向
(1)人権の尊重
(2)利用者本位の施策
推進
(3)地域包括ケアシス
テムの構築に向けた
取り組み
(4)市町村による主体
的な施策展開と大阪
府との連携強化
(5)介護保険制度を維
持し、充実させる取り
組み
など
統計データ
アンケート調査結果
○高齢者数、高齢化率の増加
○高齢化率は国より約2%低い
○後期高齢者の伸び率が高い
○約3世帯に1世帯が高齢者のいる世
帯
○高齢単身者世帯・夫婦世帯の増加
○認定者数の増加
○認定率の増加
○軽度認定者割合の増加
など
〇在宅医等、医療的な相談窓口等の
充実
○介護が必要となった理由として認知
症が高い(認定者)
○高齢者同士の介助状態
○公共交通機関の充実や道路の舗装
状態の改善
○相談先として公的機関の割合が低い
○地域活動に参加していない割合が高
い
○運動機能向上のための取り組みへ
のニーズが高い
など
【本計画での課題】
○介護、予防、医療、生活支援、住まいが連携した地域ケア体制の構築
○地域における介護予防・健康づくりの推進
○認知症高齢者を地域で見守る体制づくり
○権利擁護の推進
○多様な主体の参画による重層的なセーフティネットの構築
○地域包括支援センターの機能強化
○利用者本位の介護保険サービスなどの提供
など
■本計画の基本目標
1 “かたのサイズ”な地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組み
2 認知症高齢者支援策の充実(オレンジプランの推進)
3 安全、安心、快適に暮らせる住まいとまちづくり
4 介護予防と健康づくりの推進
5 介護サービスの充実強化
6 福祉・介護サービス基盤の充実
27
■本計画の着目点
(1)人権の尊重
障がい者等に係る人権上の諸問題を十分考慮し、すべての高齢者の人権を尊重するという視点
を引き続き重視していきます。
特に、障がいの有無や程度、心身の状況、人生経験、社会環境等、高齢者一人ひとりの多様な
状況に応じ、個性を尊重し、高齢者が主体的に、必要な時に必要な所で、必要な情報やサービス
を利用できるよう、施策のあらゆる場面において、きめ細やかな取り組みを推進していきます。
(2)利用者本位の施策推進
高齢者が主体的に必要なサービスを利用できるよう、制度周知の徹底や介護サービス情報の公
表の推進、地域の身近な相談・支援体制の充実などによるサービス選択の機会の確保、地域の高
齢者のニーズを踏まえたサービス基盤の整備や人材の育成、サービス事業者への指導監督・助言
に努めるなど、利用者本位の視点に立ったきめ細やかな施策を進めていきます。
また、改正介護保険法の施行に伴い、予防給付サービスの一部(訪問介護、通所介護)を市町
村事業へ移行するに当たっては、高齢者が安心して生活ができるように必要なサービスを提供でき
る体制を整備していきます。
(3)地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組み
高齢者の生活を地域で支えるためには、日常生活圏域において、医療、介護、介護予防、生活
支援、住まいの各サービスを切れ目なく一体的に提供する地域包括ケアシステムの構築が重要で
す。
このため、平成 37(2025)年度に、地域包括ケアシステムを実現することをめざして、それに向け
た第6期以降各計画期間を通じた段階的な充実の方針と第6期計画の位置づけを明らかにすると
ともに、第6期の具体的な施策によりめざす目標を定めていきます。
(4)市町村による主体的な施策展開と大阪府との連携強化
高齢者福祉施策を効果的に推進するためには、地域の実情に応じた主体的な施策展開が不可
欠であることから、市においては、これまで取り組んできた施策の成果を踏まえ、今後必要となる施
策、介護サービス量等について判断し、大阪府や近隣市町村、関係団体と十分連携しながら、さま
ざまな地域資源を活用し、特色ある高齢者施策を進めていきます。
(5)介護保険制度を維持し、充実させる取り組み
介護給付の適正化は、利用者に対して適切な介護保険サービスを確保しつつ、公正公平なサ
ービスの提供を通じて、制度の信頼感を高めていくとともに、持続可能な介護保険制度の構築に資
するものであることから、保険者として介護給付の適正化に資する取り組みを計画的に進めていき
ます。
28
第4章 本計画の基本的な考え
1.基本理念
(1)市全体の考え(第四次交野市総合計画)
あじわい・なりわい・にぎわい
“みん活”でわいわいわいと
“かたのサイズ”なまち暮らし
みんな少しずつ活動し、みんなが
活躍し、みんな活用していく
一人ひとりのサイズがつながって
まちを形づくる
【多様性】
総合計画の行動指針
自分自身や周りのものを認める
【顔が見える】
持続
相互に顔が見え、心を通わす関係づくり
【協働】
創造
多様性
それぞれができることを担い合う
価値
【挑戦】
担い合い、成長に向けて挑戦する
“かたの”がいい!
挑戦
【創造】
顔が見える
あるものやつながりを活かした工夫
協働
【持続】
身の丈に合わせた、持続可能な行動
【価値】
「
“かたの”がいい!
」の実現
29
(2)本計画の考え
高齢者一人ひとりが、自らの意思に基づき、
安心して住み慣れた地域で、
いきいき・健やかに過ごせるまち
さまざまな立場や状況にある高齢者が、その人らしく元気でいきいきと、
これからもずっと“かたの”で暮らしていけるまちづくりをめざします。
☆「高齢者一人ひとりが、自らの意思に基づき」
高齢者の人権尊重や権利擁護、認知症施策など、高齢者一人ひとりの尊厳が保持される
まちづくりをめざします。
☆「安心して住み慣れた地域で」
挑戦と持続のバランスを図った“かたのサイズ”な地域包括ケア体制の構築や、地域で
の高齢者を支える体制づくり、安全・安心に暮らしていけるまちづくりをめざします。
☆「いきいき・健やかに過ごせるまち」
健康づくり、介護予防の推進、生きがいづくりなど、高齢者の心と体の健康づくりを通
して、元気な高齢者が多いまちづくりをめざします。
本計画においても、計画の推進に向けた次項のような行動指針を設定します。
なお、行動指針の設定については、総合計画の方向性も踏まえ、高齢者保健福祉及び介護保
険事業を推進していくための行動指針として再編します。また、再編された行動指針は、重点プロ
ジェクトを対象として設定します。
30
①
顔が見える
協働
挑戦
つな
がり
②
創造
持続
発展
多様性
推進
①:総合計画の行動指針
②
姿
①
価値
②:本計画の行動指針
【つながり】
本計画の行動指針
市民、地域、事業所、行政などの多様な
主体が連携し、つながることによって、
さらなる力を発揮する
つな
がり
【発展】
現状に満足せず、よりよい状態に向けて
挑戦することや、創造することによって
発展する
姿
【推進】
取り組みなどを推進する中でも、
“かた
3年後の姿
の”の身の丈を考え、ほどよく持続可能
推進
な形で進める
【姿】
それら取り組みにより、3年後のめざす
べき姿をイメージする
31
発展
2.基本目標
1“かたのサイズ”な地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組み
地域包括ケアシステムでは、高齢者のプライバシーと安全が保持された「住まい」が確保され、そ
の住まいにおいて安定した日常生活を送るための「生活支援・福祉サービス」が提供されることが基
本となり、その上に「医療・看護」、「介護・リハビリテーション」、「保健・予防」が効果的な役目を果た
すものと考えられます。
これらのことを十分に踏まえ、交野の実情に応じた、地域包括ケアシステムの構築をめざします。
本計画での“かたのサイズ”とは、小学校区や中学校区、また地域包括支援センター等の包括
的ケアマネジメントの範囲である市全体など、交野市で活動するさまざまな主体がつながって適切
で十分な支援を行える体制(サイズ)のことを示します。
2 認知症高齢者支援策の充実(オレンジプランの推進)
「認知症施策推進5か年計画」(オレンジプラン)の着実な推進を図るとともに、認知症の早期に
おける症状悪化防止のための支援など総合的な支援を行う地域支援事業を推進していきます。
3 安全、安心、快適に暮らせる住まいとまちづくり
高齢者がその人らしく暮らしていくために、さまざまな立場や状態の高齢者の人権を理解し、尊
重していく環境づくりをめざします。また、災害時支援、ユニバーサルデザインのまちづくりなど、福
祉のまちづくりに向けた取り組みを総合的に進めます。
4 介護予防と健康づくりの推進
介護・介助が必要な高齢者が、介護保険サービスや市の福祉サービスを積極的に利用できるよ
う、各種サービスの情報提供など利用支援を充実させるとともに、サービスの提供基盤の充実や質
の向上に取り組みます。
5 介護サービスの充実強化
地域ニーズを的確に把握し、その課題等を踏まえながら介護サービスの充実強化を図り、事業の
計画的な整備を進めます。
6 福祉・介護サービス基盤の充実
介護支援専門員(ケアマネジャー)の育成や支援、地域密着型サービスの質の向上、制度の周
知、利用者への周知を一層推進します。
32
3.施策体系
主要施策
個別施策
具体的項目
① 市町村と地域包括支援センターの連携強化
(1)地域包括支援センター
② 地域包括支援センターの職員の確保と資質の向上
の機能強化と地域包括ケア
③ 地域包括ケア会議の開催とケアマネジメント力の向上
会議の充実
④ 地域包括支援センター等に関する情報の公表等
1 “かたの
① 在宅医療の充実
サイズ”な地
(2) 医療・介護連携の推進
② 医療と介護の連携強化
域包括ケア
①
システムの
(3)地域支え合い体制の整
構築に向け
備
「見守り」体制の整備
② 生活困窮状態にある高齢者の支援
③ 高齢者の孤立死防止の取り組み
た取り組み
(4)地域における自立した
① 新しい介護予防・日常生活支援総合事業の実施
日常生活の支援
① 高齢者虐待防止のための取り組み
(5)権利擁護の推進
② 成年後見制度及び日常生活自立支援事業
2 認知症高
(1)認知症ケアパスの作成
齢者支援策
の充実(オレ
(2)医療との連携、認知症への早期対応の推進
ンジプランの
(3)認知症に対する理解の促進と支援体制の構築
推進)
① 高齢者の居住の安定確保
(1)住まいとまちづくりに関
② 高齢者が安心して暮らせる住まいの整備
する施策の推進
③ 住まいのバリアフリー化の促進
3 安全、安
心、快適に暮
④ 福祉のまちづくりの推進
らせる住まい
① 災害に備えた高齢者に対する支援体制の整備
とまちづくり
(2)災害時における高齢者
② 災害時における福祉サービスの継続と関係機関の連
支援体制の確立
携
(1)新しい介護予防事業の推進
4 介護予防
(2)生活支援と介護予防の充実
と健康づくり
(3)健康づくり・生活習慣病予防の推進
の推進
(4)雇用・就業対策の推進
33
主要施策
個別施策
具体的項目
(1)介護保険制度の適正・
① 介護サービスの充実
円滑な運営
② 介護支援専門員(ケアマネジャー)への支援
(2)適切な要介護認定の実施
① 事業者への指導・助言
(3)介護サービス事業者へ
② 施設等における虐待防止の取り組み
5 介護サー
の指導・助言
③ 個人情報の適切な利用
ビスの充実
① 個々の高齢者の状態への対応
強化
(4)個々の高齢者の状況に
② 制度周知等の推進
応じたサービスの提供
③ 相談支援体制の構築
(5)相談苦情解決体制の充実
(6)介護給付適正化の取り組み
(7)社会福祉法人等による利用者負担額軽減制度の活用促進
(1)居宅サービス基盤の充
① 居宅介護支援事業所指定権限の移行に向けた準備
実
(2)地域密着型サービスの
① 制度の周知
普及促進
② 小規模型通所介護の円滑な移行
(3)福祉・介護人材確保の取り組み
① 居宅(介護予防)サービスの充実
(4)介護保険サービスの提
② 地域密着型サービスの充実
供体制の充実
③ 施設サービスの充実
6 福祉・介
護サービス
(5)介護予防・日常生活支援総合事業の検討
基盤の充実
① 介護予防事業(一次予防事業)
② 介護予防事業(二次予防事業)
(6)地域支援事業の実施
③ 包括的支援事業
④ 任意事業
⑤ その他の事業
① 生活支援事業
(7)福祉サービスの充実
② 一人暮らし高齢者対策
③ 施設サービス(介護保険外の高齢者施設等)
34
第5章 本計画の取り組み内容
1.
“かたのサイズ”な地域包括ケアシステムの構築に
向けた取り組み
国は、在宅介護や生活支援を必要とする高齢者を早期に発見し、各人に適した形で保健・医療・福
祉等、地域のさまざまなサービスが提供されるしくみが十分に機能するよう、「地域包括ケアシステム」
の構築をめざしています。
「地域包括ケア体制」を構築するためには、地域で介護、予防、医療、生活支援、住まいが切れ目
なく提供されるしくみ(地域包括ケアシステム)を構築することが必要です。
■地域包括ケアシステムのイメージ図
見守りネットワーク
ノンステップバスの運行
など
災害等のいざというとき
大丈夫かしら?
普段の買い物も大変
だわ。
在宅サービスの強化、
施設の整備 など
どんなサービスを
受けられるのだろ
う?
家の中の段差が歩く
のに一苦労。
不便さを感じるわ。
退院はできたけど、
これからの自分の体
調が心配だなぁ。
リハビリや訪問看護
の充実
在宅医療の充実
など
バリアフリー化の
推進
など
最近、足腰が弱って
きているみたい。
歩くとすぐ息があがっ
てしまうわ。
交野市内に住む高齢者の暮らしの悩み
35
地域での介護予防
健康づくり教室の
開催
など
■“かたのサイズ”な地域包括ケア体制とは
本市は、地域によって高齢者数や高齢化率、福祉施設などの地域資源の状況が異なります。それ
ら地域で暮らす高齢者が、安心していきいきと充実した生活を送っていくためには、介護保険サービ
スや高齢者福祉サービスなどの公的な支援だけでなく、高齢者により身近な地域住民や地域の活動
団体と協働した支え合いのしくみづくりが必要です。
そのため、地域包括支援センターを中心として、社会福祉協議会、地域における関係機関・団体等
が連携してさまざまな事例等に対応することができる、地域包括ケア体制づくり(地域ぐるみの相談支
援体制づくり)を継続的に行っています。
また、よりきめ細やかな相談支援や支え合いを行っていくために、「家族・隣近所等」「地域の介護
サービス事業所等関係機関・団体(民生委員・児童委員、地区、自治会、校区福祉委員会等)」「地域
包括支援センターや行政機関」のそれぞれが適切で十分な支援を行うことができる体制(かたのサイ
ズ)での活動や取り組みを充実していきます。
さらに、それら範囲内での支援や取り組みにとどまることなく、お互いに連携することで、潜在的な福
祉課題の把握や専門的な支援が必要な困難事例への対応を行い、市全体としてのケア体制の充実
をめざします。
重層的なセーフティネットによるケア体制の構築
高齢者(生活者)
自助
相談・困っていること・悩みごと
第1層
家族や隣近所の絆
による支え合い、助け
合い
第2層
第1層
家族・隣近所等
地域(校区福祉委員
会等)と専門機関
(医療機関等)による
支援体制充実
第2層
社会福祉
協議会
校区福祉
委員会等
専門
地域
互助
共助
介護保険
サービス
事業所等
医療機関等
民生委員
児童委員等
第3層
地域包括支援センタ
ーが橋渡し役として、
地域の細やかな福祉
課題やニーズの吸い
上げ、各行政機関が
それらに対する支援
の検討・実施
地域包括
支援センター
第3層
公助
高齢者担当等の各行政機関
適切なサービス利用・支援等につなげる
【ポイント】
☆地域包括支援センターと関係機関・団体などの連携強化
☆多様な相談内容への対応
☆支え合い、助け合えるしくみづくり
36
(1)地域包括支援センターの機能強化と地域包括ケア会議の充実
① 市町村と地域包括支援センターの連携強化
本市では平成 18 年度に地域包括支援センターを1か所設置し、高齢者の介護予防事業、介
護保険の要支援者に対する介護予防ケアマネジメント、高齢者の保健福祉に関する総合相談、
ケアマネジャーに対する支援・指導等を実施しています。また、地域包括支援センターが中心と
なって、地域で活動する介護サービス事業所等関係機関・団体等と調整を図り、よりきめ細やか
な情報提供や潜在的な相談への対応を図っています。
地域包括ケアシステム構築の中核的な役割を担う地域包括支援センターが質の高い業務を
行うために、市が主体となって「地域包括支援センター活動計画」を策定するとともに、定期的に
事業を評価し、改善に取り組みます。
取り組みの内容
●地域の関係機関・団体との連携を強化します
民生委員・児童委員やボランティアなどの地域で福祉活動を行っている団体等に対して、
高齢者保健福祉に関する情報提供や相談支援を行い、連携を図ることによって地域課題や
市民ニーズの把握に努めます。また、介護支援専門員連絡会や主任介護支援専門員連絡
部会を定期的に開催し、意見交換、情報提供、研修等を行い、地域包括支援センターの役
割でもある地域のケアマネジャーの支援や連携強化を図ります。
●市民の相談体制を充実します
地域包括支援センターが市民にとって身近な相談窓口となるよう、広報や市ホームページ
などのさまざまな情報媒体を活用し、地域包括支援センターの認知度の向上を図ります。ま
た、地域包括支援センターの職員の質の向上を図り、相談に対する適切な支援が行えるよう
に努めます。
●総合相談支援事業、包括的・継続的ケアマネジメント支援事業を強化します
地域包括ケアを推進するため、関係者間のネットワークを構築し、形式にとらわれないサー
ビスを含めてさまざまなサービスをコーディネートしていく役割が求められることから、総合相
談支援事業、包括的・継続的ケアマネジメント事業の強化を図っていきます。
●認知症対策の充実、高齢者虐待事例への対応・虐待防止を強化します
今後のさらなる高齢化の進行や昨今の虐待の増加を踏まえ、地域包括支援センターが担
う認知症対策を充実するとともに、虐待事例に対して迅速・適切に対処する体制を整備しま
す。
37
●効果的・効率的な介護予防事業を実施します
介護予防事業に関する事業評価を適切に行うとともに、事業内容・運営方法の見直し、効
果的・効率的な事業の実施を図ります。
② 地域包括支援センターの職員の確保と資質の向上
地域包括ケアシステムを推進するため、地域包括支援センターに配属される三職種(保健師、
社会福祉士、主任ケアマネジャー)がその専門性を十分に発揮できるように適正な職員配置を行
っています。
また、認知症高齢者、単身・夫婦のみの高齢者世帯の増加等に伴う総合相談支援事業や権
利擁護事業等の充実、さらには、高齢者虐待への対応など、地域包括支援センターで対処すべ
き問題が多様化、複雑化していることから、センターが各課題に適切に対処し、総合的な相談機
能を果たすことができるよう、連携・体制の強化を図るとともに、研修の機会の確保等により、職員
のスキルアップに取り組みます。
取り組みの内容
●地域包括支援センターの職員の質の向上をめざします
地域包括支援センターの職員研修等の実施により、保健師・社会福祉士・主任ケアマネジ
ャー等の専門職のスキルアップを図り、地域包括支援センターの多職種との連携力、個別ケ
ースへの対応力等、多様なケースへ対応できるよう職員のスキルアップや人材の確保を図り
ます。
③ 地域包括ケア会議の開催とケアマネジメント⼒の向上
高齢者に対する支援の充実と、それを支える社会基盤の整備の検討を目的とした地域包括ケ
ア会議を設置し、定例的に会議を開催しています。
地域包括ケア会議では、個別ケース(困難事例等)を多職種で検討することにより、高齢者の
自立支援に資するケアマネジメント支援を行うとともに、個別支援の取り組みを積み重ねることに
より、高齢者を支援する地域のネットワークの構築や、個別支援を地域課題の把握につなげてい
く取り組みを実施していきます。
取り組みの内容
●医療関係者をはじめとし、多職種の連携を強化します
切れ目なく、医療・介護保険サービスが提供できるよう、市や地域包括支援センターを中心
として、医療機関、事業所などの地域のさまざまな機関・団体とネットワークの構築を図るととも
に、入院中の時点から関係者同士で情報共有し、退院する前にその対応が図られるよう在宅
ケアの推進に向けた体制整備を行います。
38
④ 地域包括支援センター等に関する情報の公表等
地域包括ケアシステムは、地域の住民、介護者、介護サービス事業者、民間企業、NPO、地域
の諸団体などにより支えられるものであることから、さまざまな経路や手法により、市がめざす方向
に対する理解が関係者で共有できるよう、公表の工夫も行いながら、これらの関係者による多様
かつ積極的な取り組みを進めるための普及啓発を図ります。
高齢者が住み慣れた地域での生活を継続していくために有益な情報と考えられる地域包括支
援センターと配食や見守り等の生活支援や介護予防サービスに関する情報について、市が主体
的に情報収集と情報発信に努めます。
取り組みの内容
●地域包括ケアシステムの普及・啓発を図ります
地域包括ケアを推進するため、関係者間のネットワークを構築し、形式にとらわれないサー
ビスを含めてさまざまなサービスをコーディネートしていく役割が求められることから、総合相
談支援事業、包括的・継続的ケアマネジメント支援事業を強化します。
●地域包括支援センターの機能を強化します
地域包括支援センターの職員研修等の実施により、保健師・社会福祉士・主任ケアマネジ
ャー等の専門職のスキルアップを図り、地域包括支援センターの機能強化を図ります。
●市民の相談体制を充実します
地域包括支援センターが市民にとって身近な相談窓口となるよう、広報や市ホームページ
などのさまざまな情報媒体を活用し、地域包括支援センターの認知度の向上を図ります。ま
た、地域包括支援センターの職員の質の向上を図り、相談に対する適切な支援が行えるよう
に努めます。
●市からの高齢者支援・介護支援の情報発信をより推進します
介護保険に関する苦情について、府、居宅介護支援事業者、国民健康保険団体連合会と
の連携を図り、迅速かつ的確に対応していくため、苦情情報に速やかに対応できる介護保険
苦情処理システムの充実を図ります。
39
(2) 医療・介護連携の推進
今後、医療ニーズが高い後期高齢者が増加すると予測されることから、医療と介護の連携を推進
するとともに、在宅医療ニーズに適切に対応していくことが求められています。
① 在宅医療の充実
慢性疾患患者の在宅療養やターミナルケア等に適切に対応するため、かかりつけ医の確保や
訪問(歯科)医や認知症専門医、訪問看護ステーションなどの地域の医療情報の収集と発信(医
療マップなど)に取り組んでいます。
今後、在宅医療の推進に当たっては、医師会、歯科医師会、薬剤師会、事業所等と連携して
進めていきます。
さらに、在宅での療養生活を支える訪問看護の普及を進めるため、介護支援専門員(ケアマネ
ジャー)に対し、医療系サービスを適切に組み合わせたケアプランの作成に関する問題意識の
向上を図る取り組みや、地域住民に訪問看護サービスの内容等について周知を図る取り組みを
進めます。
取り組みの内容
●かかりつけ医の確保を推進します
かかりつけ医等との連携を強化し、必要な介護サービス事業所等の情報提供を行い、有
効なサービスの確保を行えるように推進します。
●24 時間体制で対応する医療施設等の告知・広報を行います
広報・PR活動を一層充実し、相談支援体制を充実します。
●社会資源マップの活用を推進します
医療機関・介護施設などを、市民のみなさんに知っていただき、気軽に利用してもらう目的
で、社会資源マップの活用を推進します。
40
② 医療と介護の連携強化
入院による急性期の治療から、リハビリテーションを含めた退院後の在宅療養に円滑に移行
し、切れ目なく適切な医療・介護サービスを提供するためには、地域での医療・介護連携の強化
が重要です。
改正介護保険法において、在宅医療・介護の連携推進が、地域支援事業の包括的支援事業
に位置づけられたことを踏まえ、地域包括支援センター及び在宅医療連携拠点機能の中心的役
割を果たす市医師会等との連携を密にし、退院調整、日常の療養支援、急変時の受け入れ先の
調整、看取り等について、医療と介護の連携のしくみを構築することを重点課題として取り組んで
いきます。
さらに、地域における医療と介護の連携を推進するため、地域包括ケア会議等において、地
域包括支援センター、在宅医療を担う病院、診療所(かかりつけ医・かかりつけ歯科医)、かかり
つけ薬局・薬剤師、栄養士、訪問看護ステーション、コミュニティーソーシャルワーカー(以下、
「CSW」という。)、介護支援専門員(ケアマネジャー)、介護サービス事業所等の多職種が必要に
応じて、情報を共有しながら、それぞれの役割や機能を分担し、高齢者の在宅療養生活を支え
るための連携を強化していきます。
取り組みの内容
●医療・介護の連携の強化、情報の共有を図ります
医療・介護の関係機関・団体とのネットワークを構築するため、地域包括ケア会議等を活用
し、顔の見えるつながりを強化します。
41
(3)地域支え合い体制の整備
地域においてさまざまな課題を抱える高齢者を早期に発見し、必要なサービスにつないでいくた
めには、小学校区・自治会等の身近な圏域はもとより、市全域などの広域的圏域において、また、
それぞれの圏域を結ぶ重層的なネットワークが重要です。
本市においても、「第2期交野市地域福祉計画」にて、複雑化、多様化する地域課題を未然に防
ぐ予防的アプローチのための重層的なセーフティネットの構築をめざしています。
「第2期交野市地域福祉計画」におけるセーフティネットの範囲や、その範囲での主な活動主体
を以下のように定めています。
【地域支援ネット】
地区・自治会、民生委員・児童委員、校区福祉委員、ボランティア、NPO、高齢者や障がい者団
体など
【中間支援ネット】
社会福祉協議会、地域包括支援センター、子育て支援センター、障がい者相談支援センター、CSW、
福祉施設など
【行政支援ネット】
高齢者担当、障がい者担当、家庭児童相談担当、子育て担当、保健担当など
このため、地域の実情を踏まえ、多様な職種や機関、市民との連携・協働によるネットワークの構
築を一層推進します。
①
「⾒守り」体制の整備
地域における「見守り」体制の整備は、セーフティネットの根幹であることから、交野市、地域包
括支援センターが中心となって、医療機関や介護サービス事業者、社会福祉協議会、民生委
員・児童委員及び CSW、その他の介護保険・福祉関係者との連携協力のもと、家族、近隣住民、
自治会、小地域ネットワーク活動、NPO、ボランティア、商店、金融機関、配食事業者など、多様
な主体が参画し、世代を超えて支え合う地域の見守りネットワークの整備・充実に取り組んでいま
す。
今後、市、地域包括支援センターと、これらの地域の見守りネットワークを構成する主体が双方
向に情報を共有し、対応が必要な事案の「発見」、「相談」、「必要なサービスへのつなぎ」など適
切に支援するための体制を構築していきます。
42
取り組みの内容
●見守り体制(見守りネットワーク)の整備を行います
地域住民や老人クラブ、民生委員・児童委員などの地域のさまざまな主体と協働し、一人
暮らしの人に対する地域での活動への参加の促進、社会参加の場の提供、近隣住民による
助け合いの促進など日常的な見守り・声かけ活動を促進します。
●高齢者の実態把握に努めます
高齢者の生活実態の的確な把握に向けて、市と地域包括支援センターを中心として、民
生委員・児童委員、ボランティア、NPO などの関係機関と連携・協力して、相談体制の充実や
情報交換の充実に努めます。
●見守りネットワークでの情報共有を推進します
自主防災組織、自治会、民生委員・児童委員、校区福祉委員会、老人クラブなど、地域で
活動するさまざまな機関・団体と協働し、避難所までの誘導など、緊急通報システムの活用も
合わせて、災害時に高齢者を地域で見守る体制づくりに努めます。また、庁内の推進体制と
しては、福祉部門と防災関係機関等の連携を強化し、減災対策や災害時の迅速な対応策に
ついて検討していきます。
② 生活困窮状態にある高齢者の支援
生活困窮状態にある高齢者は、その背景に複合的な要因を抱えていることやいわゆる「制度
の狭間」に陥ることが多いことから、自立相談支援機関をはじめとする、地域のさまざまな支援機
関が連携して幅広く対応することが重要となっています。
そのため、生活困窮状態にある高齢者に対しては、生活困窮者自立支援法に定める各種事
業やその他の支援制度に適切につなぐことができるよう、地域における支援体制の構築に取り組
んでいきます。
取り組みの内容
●生活困窮状態にある高齢者の実態把握に努めます
高齢者の生活実態の的確な把握に向けて、市と地域包括支援センターを中心として、民
生委員・児童委員、ボランティア、NPO などの関係機関と連携・協力して、相談体制の充実や
情報交換の充実に努めます。
43
●生活困窮状態にある高齢者への各種支援体制の構築を行います
生活困窮者の早期把握や見守りのための地域ネットワークを構築し、包括的な支援策を用
意するとともに、働く場や参加する場を広げていきます。
③ ⾼齢者の孤⽴死防⽌の取り組み
単身・夫婦のみの高齢者世帯が増加する中、「無縁社会」と表現される人と人とのつながりの
希薄化が社会問題となっています。
高齢者が地域社会から孤立して生活することによる孤立死が年々増加していることから、市に
おいては、地域の見守り体制の拡充や専門職との連携・協力体制づくりに取り組みます。
取り組みの内容
●独居、夫婦のみ世帯への見守り体制の拡充を行います
高齢者世帯の中でも特に孤立する可能性のある独居、夫婦のみ世帯は地域社会との交流
がない場合にはきわめて危険な状態にあるため、地域の見守り体制の拡充を図り、専門職と
の連携、協力体制づくりに努めていきます。
44
(4)地域における自立した日常生活の支援
① 新しい介護予防・日常生活支援総合事業の実施
改正介護保険法により実施することとされている「新しい介護予防・日常生活支援総合事業」
(介護予防・生活支援サービス事業及び一般介護予防事業)については、平成 29 年3月末まで
に予防給付(要支援1及び2を対象とした訪問介護、通所介護)が段階的に総合事業に移行でき
るよう計画的に準備を進めていきます。
また、実施に当たっては、地域の実情に応じ、市民、ボランティア、NPO、民間企業、社会福祉
協議会、その他の社会福祉法人等を含めた多様な主体による柔軟な取り組みにより、効果的か
つ効率的にサービスを提供できるよう検討していきます。
特に、訪問型サービス、通所型サービス、介護予防事業においては、従来、地域住民の幅広
い互助活動によって培われてきた「見守り・声かけ訪問」「買い物代行」「集いの場の提供」などの
生活支援サービスや介護予防サービスとも連携する必要があることから、地域包括支援センタ
ー、介護支援専門員(ケアマネジャー)、総合事業を担う市が必要な情報交換を図ることができる
ように努めていきます。
なお、介護予防事業・生活支援サービスの基盤の整備に当たっては、地域包括支援センター
と連携し、「生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)」等や協議体を設置することによ
り、ボランティア等の生活支援の担い手の養成・発掘等の地域資源の開発やそのネットワーク化
などにも取り組んでいきます。
また、高齢者当事者も支援活動の主体として積極的に参加していくことにより、地域で必要とさ
れる役割を担うことで、高齢者の生活の充実、ひいては介護予防の効果がもたらされることも念頭
に置き、当事者参加の推進を行います。
取り組みの内容
●「新しい介護予防・日常生活支援総合事業」について検討を行っていきます
1)制度趣旨
介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律(平成 23 年法
律第 72 号)により、地域支援事業の中に介護予防・日常生活支援総合事業(以下「総合
事業」という。)が創設されました。
この総合事業は、市の主体性を重視し、地域支援事業において、多様なマンパワーや
社会資源の活用等を図りながら、要支援者・二次予防事業対象者に対して、介護予防や、
配食・見守り等の生活支援サービス等を、市の判断・創意工夫により、総合的に提供するこ
とができる事業です。
45
2)従来の制度との違い
【利用者の視点に立った柔軟な対応が可能に】
従来、制度上の制約から十分なサービス提供ができなかった部分についても、この総合
事業により、利用者の視点に立った柔軟な対応や、既存の枠組みにとらわれないサービス
の提供が可能となります。
具体的には、以下のような支援を充実することが可能となると考えられます。
・要介護認定において「要支援」と「非該当」を行き来するような高齢者に対する、切れ目の
ない総合的なサービスの提供
・虚弱・ひきこもりなど介護保険利用に結び付かない高齢者に対する円滑なサービスの導入
・自立や社会参加の意欲の高い者に対する、ボランティアによるこの事業への参加や活動
の場の提供
・生活支援の必要性が高い要支援者に対する、地域の実情に応じた、生活を支えるため
の総合的なサービスの提供
【地域活力の向上に向けた取り組みが可能に】
このように、総合事業の導入により、地域全体で高齢者の自立した生活を支援するため
の取り組みが推進され、高齢になっても、障がいや疾病を有していても、地域で安心して暮
らすことができる地域づくり、すなわち地域活力の向上にもつながるものと考えられるため、
積極的に取り組むことが望まれています。
●介護予防事業・生活支援サービスの基盤の整備を行います
介護予防に関する情報提供や各種教室・講座を充実し、元気なうちからの一次予防の必
要性をより多くの市民に啓発します。また、地域で活動する介護予防サポーターの育成や、さ
まざまな介護予防活動への支援を行うことによって、市民が主体的に取り組む介護予防活動
を活性化します。
【介護予防普及啓発事業】
引き続き、パンフレットなどを通じて情報提供を行うとともに、より効果的な配布方法等につ
いて検討していきます。また、介護予防に関する各種取り組みについては、市民の健康ニー
ズに対応した魅力的なプログラムの充実に努め、参加を促進します。
●高齢者当事者への参加の促進を行います
ボランティアセンターとボランティア団体や NPO との連携を強化するとともに、現在の活動
の紹介などを通じ、地域におけるネットワークの活性化をめざします。
46
●ボランティアの確保を図ります
地域において、高齢者等が安心して生活できる支援の輪が広がるよう、社会福祉協議会を
はじめとするさまざまなボランティア養成・育成の関連事業を支援します。
●ボランティアのコーディネート機能を充実します
生きがいづくりの一つとしてボランティア活動の実施に向け、情報提供や相談支援、関係
機関・団体との連携を通じて、ボランティアを必要とする人とボランティアを希望する人とのコ
ーディネート機能を充実します。
47
(5)権利擁護の推進
① 高齢者虐待防止のための取り組み
高齢者に対する虐待防止については、「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援
等に関する法律」(以下、「高齢者虐待防止法」という。)の趣旨を踏まえ、次の通り取り組みます。
○高齢者虐待防止法において、高齢者虐待の防止、高齢者虐待を受けた高齢者の迅速かつ適
切な保護及び養護者に対する支援については、市が第一義的に責任を持つ役割を担うと規
定されていることを認識し、地域包括支援センター等関係機関との連携のもと適切に対応しま
す。
○高齢者虐待の防止について、市民、介護サービス事業者等に対して啓発を行うとともに、高齢
者虐待の通報窓口の周知を行います。
○虐待を受けた高齢者の生活が安定するまで、老人福祉法に規定するやむを得ない事由による
措置や成年後見制度等の活用を含め、迅速かつ的確に対応していきます。
○市内の高齢者虐待の実態把握や専門職の確保に努めるとともに、対応した事案の点検・検証
を通じて、職員の対応技量の維持・向上を図ります。
取り組みの内容
●地域包括支援センター等関係機関との連携を強化します
民生委員・児童委員などの地域の見守り活動団体と連携し、高齢者を見守り支えるコミュニ
ティづくりを推進するとともに、高齢者への適切な情報提供や消費者の被害未然防止に努め
ます。
【総合相談支援事業/権利擁護事業】
地域福祉を担う公的機関である社会福祉協議会に、地域包括支援センターが設置されて
いる利点を活かし、さまざまな福祉資源も巻き込みつつ、保健・医療・福祉の連携をさらに強
化し、総合的な相談支援体制を強化します。
権利擁護事業については、高齢者に対する虐待の防止及びその早期発見のみならず、高
齢者の権利擁護のために、社会福祉協議会の日常生活自立支援事業や成年後見制度を、
より使いやすいものにする工夫にも取り組みつつ、積極的に活用していきます。
●高齢者虐待の通報窓口の周知を行います
高齢者虐待の防止についての理解を深め、発生を防止するため、市民や事業所等への啓
発を推進します。また、虐待事案を発見した場合は、市に通報する努力義務があることを、事
業所、関係機関等に周知し、その徹底を図ります。
48
●虐待を受けた高齢者の生活の安定を促進します
今後のさらなる高齢化の進行や昨今の虐待事例の増加を踏まえ、地域包括支援センター
が担う認知症対策を充実するとともに、虐待事例に対して迅速・適切に対処する体制を整備
します。
●虐待事案の点検・検証を行います
【包括的・継続的ケアマネジメント支援事業(地域ケア支援事業)】
介護支援専門員(ケアマネジャー)がその役割を十分に果たすことができるよう、介護支援
専門員連絡会の定期開催や、他の介護サービス事業所の連絡会との協力、研修会の充実、
情報提供や関係機関との連携の支援など、資質の向上に努めるとともに、地域包括支援セン
ターを中心とした相談や支援困難事例のバックアップ体制の強化に努めます。また、ケアマ
ネジメントの充実に向けて、サービス提供後の状況変化などの把握に努めます。さらに、地域
におけるさまざまな関係者とのネットワークの構築に向けて、地域包括ケア会議を通じて、情
報交換や課題共有を図ります。
●「権利擁護ハンドブック」の周知・活用をします
高齢者虐待を防止し、早期発見・早期対応に向けた「権利擁護ハンドブック」を関係機関な
どに周知・活用することによって、より適切な対応や虐待防止を推進します。
●身体拘束ゼロ作戦を展開します
施設等への訪問指導の際に虐待防止に関する情報提供を行うとともに、あらゆる機会を通
じて、施設入所者やサービス利用者の尊厳を守り、適切な介護の提供を推進するため、施設
等への働きかけを行います。
●「交野市高齢者虐待防止会議」の機能を強化します
高齢者の虐待防止から個別支援に対する多面的な支援を行うため、市と地域包括支援セ
ンターが中心となって、地域の関係機関・団体などと連携を図り、「交野市高齢者虐待防止会
議」の機能を強化します。
② 成年後⾒制度及び⽇常⽣活⾃⽴⽀援事業
今後、高齢化社会が進展する中、高齢者の権利擁護を推進していくためには、成年後見制度
の活用も重要であると考えています。
引き続き、成年後見制度及び日常生活自立支援事業を周知し、積極的な利用を促進するとと
もに、老人福祉法に基づく成年後見制度の市長申立てを積極的に活用するなど、認知症高齢
者等の権利擁護に取り組んでいきます。
また、成年後見人等への助成制度の活用など、成年後見制度の利用促進を図っていきます。
49
取り組みの内容
●成年後見制度及び日常生活自立支援事業を広報・周知していきます
【成年後見制度利用支援事業】
成年後見制度及び日常生活自立支援事業を、市民をはじめ、関係機関等へ積極的に周
知し、利用促進を図っていきます。
市としては、老人福祉法に基づく成年後見制度の市長申立てを積極的に活用し、認知症
高齢者等の権利擁護に取り組みます。
【成年後見人等への助成制度の活用を図ります】
市民後見人制度の導入に向けて、研究を進めていきます。
また、成年後見制度を利用するために必要となる申立て費用や成年後見人が選任された
後の費用の助成が必要とされる人に対して、必要な助成を行うとともに、同制度の周知を図
っていきます。
50
2.認知症高齢者支援策の充実(オレンジプランの推進)
「認知症施策推進5か年計画」(オレンジプラン)の着実な推進を図るとともに、認知症の早期におけ
る症状悪化防止のための支援など、総合的な支援を行う地域支援事業として、以下の取り組みを進め
ます。
(1)認知症ケアパスの作成
認知症と疑われる症状が発生したときや認知症の人を支える場合に、いつ、どこで、どのような支
援を受ければいいか理解できるよう「認知症ケアパス」(状態に応じた適切な医療や介護サービスな
どの提供の流れ)を作成し、適切な対応が継続的に可能となるよう、支援を行う関係者が情報を共
有することが重要です。
今後、認知症ケアパスを作成し、対応が必要な認知症高齢者の人数や状態、必要なサービスの
内容や量、新たに開発する必要がある社会資源などの検討を進め、認知症対策に活用していきま
す。
取り組みの内容
●気軽に相談できる窓口づくり
認知症に関する情報提供を充実するとともに、地域包括支援センターや庁内の関係課をはじ
めとした身近なところで気軽に相談できる窓口づくりを推進します。
●地域の支援組織、関係者との連携を強化します
地域での認知症高齢者の見守り体制を強化するため、介護者家族の会をはじめとする市民
活動団体等の活動のさらなる活性化に向けた支援を充実するとともに、地域包括支援センター
を中心とした連携体制の強化を進めます。
●認知症ケアパスの作成に取り組んでいきます
認知症の人ができる限り住み慣れた自宅で暮らし続け、また、認知症の人やその家族が安心
できるよう、標準的な認知症ケアパス(状態に応じた適切なサービス提供の流れ)の作成と普及
を推進します。
51
(2)医療との連携、認知症への早期対応の推進
認知症高齢者を支援するためには、医療との適切な連携が不可欠であることから、医療機関・介
護保険サービスや地域の支援機関をつなぐコーディネーター役を担う「認知症地域支援推進員」を
配置し、認知症サポート医の認知症対策事業への参画や、地域包括支援センターとの連携等、医
療と介護の連携強化を図り、より積極的な施策の実施に取り組むよう検討していく必要があります。
特に、認知症については、早期の発見と対応が重要であるため、保健師、社会福祉士等複数の
専門職及び専門医で構成し、認知症の疑いのある人に対しての訪問、アセスメント、家族支援等の
早期支援を行う「認知症初期集中支援チーム」を配置し、認知症地域支援推進員、かかりつけ医、
認知症疾患医療センター等専門医療機関との連携を図りながら、認知症高齢者の支援体制の確
立に取り組んでいくことが必要となっています。
取り組みの内容
●認知症地域支援推進員を配置します
認知症地域支援推進員を配置し、認知症の人ができる限り住み慣れた良い環境で暮らし続
けることができるよう、認知症施策や事業の企画調整等に努めます。
また、医療・介護及び生活支援を行うさまざまなサービスが連携したネットワークを形成し、認
知症の人たちにとって効果的な支援ができるよう、認知症疾患医療センターや医療機関、介護
サービス事業者及び地域の支援機関等をつないでいきます。
●認知症⾼齢者の⽀援体制の確⽴に取り組んでいきます
地域での認知症高齢者の見守り体制を強化するため、介護者家族の会をはじめとする市民
活動団体等の活動のさらなる活性化に向けた支援を充実するとともに、地域包括支援センター
を中心とした連携体制の強化を進めます。
●認知症サポート医を普及します
認知症サポート医の普及を進め、専門医や認知症疾患医療センター等との連携を図ることに
よって、認知症の早期発見・早期対応に努めます。
●認知症高齢者が地域で安心して暮らせる住まいの確保に努めます
認知症高齢者が安心して住み慣れた地域で生活できるよう、認知症高齢者グループホーム
等の介護・施設サービスの充実や、個室・ユニットケアの普及及び質の向上を図ります。
52
(3)認知症に対する理解の促進と支援体制の構築
「認知症サポーター養成講座」等を通じて、認知症やその予防についての正しい知識、本人や
家族への関わり方を学ぶ機会を設け、認知症高齢者を地域で支える認知症サポーターの養成に
努めています。
本計画においては、認知症高齢者の支援をより的確に進めていくため、認知症高齢者のニーズ
の把握を行った上で、対応策について、具体的な対策を行っていきます。
特に、地域包括支援センターにおいては、認知症に対する正しい理解が地域全体に広まるよう、
意識啓発活動に積極的に取り組む必要があります。
認知症サポーターについては、国・府の目標を踏まえ、こうした育成数が達成できるよう積極的に
取り組むとともに、認知症の人、家族に対し、その存在を広報・周知していく必要があります。
また、徘徊をきっかけとして、長期にわたり行方不明の状態におかれている高齢者が多いことが
問題となっていることから、地域で認知症高齢者とその家族を支えるために、見守りネットワーク体
制の構築が重要です。
このような状況を踏まえ、行政、専門職、企業、地域住民等多くの社会資源が参画した徘徊見守
りネットワークの整備や広域化の取り組みに努めるとともに、警察等関係機関との身元不明者に関
する情報交換、その他の連携の強化を進めていきます。
取り組みの内容
●認知症に対する意識啓発活動を⾏っていきます
認知症の理解、予防についての啓発を進めるとともに、「認知症サポーター養成講座」を通じ
て、認知症やその予防についての正しい知識、本人や家族への関わり方を学ぶ機会を設け、
認知症高齢者を地域で支える認知症サポーターの育成及び強化に努めます。
また、地域で認知症高齢者とその家族を支えるために、見守りネットワーク体制の構築を推進
し、警察等関係機関との連携強化に努めます。
さらに、啓発では、老人クラブや各自治会をはじめ、学校などにおいて、認知症やその予防
についての正しい知識を共有することができるように啓発活動を推進し、地域のつながりづくり
に向けて働きかけていきます。
53
3.安全、安心、快適に暮らせる住まいとまちづくり
(1)住まいとまちづくりに関する施策の推進
① 高齢者の居住の安定確保
高齢者に対する賃貸住宅や老人ホーム(サービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホーム、軽
費老人ホーム、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム等)、高齢者等の入居を受け入れる大阪
あんしん賃貸住宅等の住まいの制度や、バリアフリー改修に関する情報が、地域包括支援センタ
ー等高齢者に身近な窓口で提供されるよう検討していきます。
取り組みの内容
●住まいに関する情報提供を行っていきます
地域包括支援センター等高齢者に身近な窓口などを通じて、高齢者の多様な住まいの情
報提供を進めます。
●住まいに関する相談体制の充実に努めます
福祉部局と住宅部局が緊密に連携しながら、高齢者の身体特性や生活実態に配慮した住
宅の整備・供給の促進、住まいに関する適切な情報提供や住宅相談体制の充実に取り組む
とともに、ソフト・ハードの両面から福祉のまちづくりを推進します。
② 高齢者が安心して暮らせる住まいの整備
公的賃貸住宅、高齢者に対する賃貸住宅や老人ホーム(サービス付き高齢者向け住宅、有料
老人ホーム、軽費老人ホーム、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム等)等、高齢者のニーズ
に対応した住まいを今後どのような方向性で充実させていくか、検討していきます。
取り組みの内容
●高齢者のニーズに対応した住まいの検討を行います
高齢者の多様なニーズに応じた住まいへの住替え支援を検討していきます。
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③ 住まいのバリアフリー化の促進
本市では、介護保険事業において高齢者の住宅の段差解消や手すりの設置などの住宅改修
費支給の助成を行っています。
公的賃貸住宅を更新する際にはバリアフリー化の促進に取り組むとともに、民間住宅のバリア
フリー化の普及を啓発していきます。
取り組みの内容
●バリアフリー化の促進に努めます
高齢者が快適に安心して居住できるように、バリアフリー化、緊急時対応サービス設置など、
高齢者の暮らしに配慮した一定の基準を満たした「サービス付き高齢者向け住宅」の情報提
供を進めます。
また、高齢者のニーズを踏まえるとともに、「大阪府福祉のまちづくり条例」に基づき、居住
の場の整備など、地域で安心・快適に暮らすことができるよう生活環境の整備に努めます。
④ 福祉のまちづくりの推進
「都市計画マスタープラン」、「交通バリアフリー基本構想」等の関連計画に基づき、高齢者の
自立を支援する福祉のまちづくりを進めています。
今後も、高齢者、障がいのある人をはじめとするすべての人が安心してまちに出かけることが
できるよう「高齢者、障害者等の移動の円滑化の促進に関する法律」及び「大阪府福祉のまちづ
くり条例」などに基づき、高齢者等に配慮したまちづくりを推進していきます。
取り組みの内容
●高齢者等に配慮したまちづくりを推進していきます
「大阪府福祉のまちづくり条例」に基づき、高齢者や障がいのある人等、すべての人が暮ら
しやすいまちをつくるために、市民の理解と協力を得ながら、誰もが暮らしやすいユニバーサ
ルデザインのまちづくりを推進します。
●高齢者の交通安全対策を進めます
交通事故から高齢者を守るよう、交野市交通安全対策協議会や枚方交野交通安全協会と
の連携を図り、交通安全意識の高揚や交通事故防止に向けた取り組みを進めます。
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(2)災害時における高齢者支援体制の確立
① 災害に備えた高齢者に対する支援体制の整備
「災害時避難行動要支援者支援プラン」を策定しており、今後より細目的な内容を検討してい
きます。
また、災害対策基本法において義務化された「避難行動要支援者名簿」を作成し、本人同意
のもと、消防、民生委員・児童委員、社会福祉協議会、自主防災組織等との間で、支援する高齢
者の情報把握と共有化を図り、支援プランを作成の上、多様な主体による「情報伝達体制の整
備」、「避難支援・安否確認体制の整備」に取り組んでいきます。
なお、災害が発生し、または発生する恐れがある場合において特に必要があると認めるとき
は、本人の同意を得ることなく関係者に名簿を提供することができるようになり、これらの情報の共
有及び流出防止などにも努めていきます。
取り組みの内容
●災害時避難行動要支援者支援プランの確立
既に定めた全体計画をもとに、一人ひとりに対応した個別計画の策定に努め、災害時避難
行動要支援者支援プランの確立に努めます。
また、先の東日本大震災の被害を踏まえ、平成 25 年8月に「災害時避難行動要支援者の
避難行動支援に関する取組指針」としてガイドラインが全面改定されたことを受け、本市でも、
災害時避難行動要支援者の支援に取り組むべく、「交野市災害時避難行動要支援者避難
支援プラン」を策定します。
② 災害時における福祉サービスの継続と関係機関の連携
災害発生後に、関係者と連携を図りながら、他の地方公共団体等からの応援派遣等も活用
し、サービスの提供継続に必要な体制を確立する方策を検討していきます。
また、介護サービス事業者に対しても、災害時における対応に関するマニュアルの整備など、
災害対策に取り組んでいきます。
56
取り組みの内容
●災害発生後の体制確保の方策を検討します
自主防災組織、自治会、民生委員・児童委員、校区福祉委員会、老人クラブなど、地域で
活動するさまざまな機関・団体と協働し、避難所までの誘導など、災害時に高齢者を地域で
見守る体制づくりに努めます。また、庁内の推進体制としては、福祉部門と防災関係機関等
の連携を強化し、減災対策や災害時の迅速な対応策について検討していきます。
●介護サービス事業者への災害対策の検討を推進していきます
災害対策マニュアルを検討・作成し、災害時の速やかな避難、誘導、事後対策を行いま
す。
57
4.介護予防と健康づくりの推進
(1)新しい介護予防事業の推進
新しい介護予防の推進に当たっては、元気高齢者と二次予防事業対象者を分け隔てることなく、
市民が運営する通いの場を充実させ、人と人とのつながりを通じて、参加者や通いの場が継続的に
拡大していくような地域づくりを推進するなど、介護予防の機能強化を図ります。
取り組みの内容
●支援を要する市⺠の把握に努めます
介護予防事業対象者について、基本チェックリストの配付・回収を必要に応じて実施し、地域
の実情に応じて収集した情報等(民生委員・児童委員等からの情報など)の活用により、支援を
要する市民の把握を行います。
●通いの場では市⺠主体の活動的な場の創出に取り組みます
市民が運営する通いの場の充実については、市が、市民に対し強い動機付けを行い、市民
主体の活動的な場を創出する取り組みを推進します。
●通いの場での⾃⽴⽀援に対する取り組みを⾏います
市民が運営する通いの場は、要支援者等も参加できるよう充実を図るとともに、「心身機能」、
「活動」(生活環境の調整)、「参加」(居場所と出番づくり)のそれぞれの要素にバランスよく働き
かけるために、地域においてリハビリテーション専門職等を活かした自立支援に資する取り組み
を推進します。
(2)生活支援と介護予防の充実
改正介護保険法において、予防給付のうち訪問介護・通所介護については、総合事業に移行
することとされたことから、平成 29 年4月の実施に向けて検討を進めていきます。
総合事業の実施に当たっては、さまざまな担い手による多様なサービスを展開する観点から、介
護サービス事業所による既存のサービスに加えて、NPO、民間企業、ボランティアなど、地域の多
様な主体を活用して高齢者を支援(高齢者の状態像等に応じたケアマネジメント)する取り組みを
進めます。
また、通所型サービスや市民が運営する通いの場の設置に当たっては、従来の街かどデイハウ
スを発展させる形をとるかどうかなど、地域資源の状況や実情を踏まえながら、検討を進めます。
58
取り組みの内容
●地域の多様な主体を活用して高齢者を支援する取り組みを進めます
【地域介護予防活動支援事業】
「元気アップメイト養成講座」を通じて、地域で活動する介護予防サポーターを育成します。そ
れらサポーターによる、「元気アップ教室」への支援を行い、地域の介護予防活動を活性化しま
す。
また、これら活動を通じて、地域住民の健康づくりに対する意識を高めるとともに、地域での
健康づくりコミュニティの形成に努め、これまでよりも細やかな範囲における主体的な健康づくり
活動が取り組まれるよう支援します。
●住⺠互助活動を推進します
一人でも多くの高齢者の老人クラブ活動への加入、参加を呼びかけるとともに、老人クラブの
イメージアップや世代間交流による魅力ある老人クラブづくりへ向けた取り組みを促進し、高齢
者が気軽に参加できる老人クラブの育成を支援します。
●⽼⼈クラブを通じて地域交流を促進します
老人クラブの活動に参加する高齢者は、地域活動への参加率が高くなることが考えられるた
め、引き続き老人クラブの活動を支援し、活動を通して地域における高齢者同士や地域住民の
交流を促進します。
●地域の交流の場として街かどデイハウスの整備を検討します
介護予防や地域の高齢者との交流などの場として、また、高齢者の活力を活かすことのできる
場として、地域の活動拠点の整備状況等を踏まえ、各中学校区ごとの整備を引き続き検討しま
す。
(3)健康づくり・生活習慣病予防の推進
職場や地域で役割を担う壮・中年期の死亡を減少させ、高年期に活力ある生活を送る(健康寿
命の延伸)には、若年期及び壮・中年期における健康づくりや生活習慣病予防が大切です。
また高年期においては、介護予防として「運動」「栄養」「口腔」「心の健康」などを中心に取り組
み、「転倒予防」「認知症予防」「脳卒中や心疾患予防」「がん予防」などライフステージに応じた、
個々に合った健康づくりに取り組むため、「交野市健康増進・食育推進計画」の推進に向けて、庁
内連携の強化や地域団体などの連携を深め、市全体で取り組んでいきます。
59
取り組みの内容
●交野市健康増進・食育推進計画の推進に取り組みます
重点項目として、健康づくりでは「がん検診受診勧奨の推進」「生活習慣病の重症化(合併
症)予防」「ロコモティブシンドロームに着目した健康事業の取り組み」「身近な場所で市民一人
ひとりの自主的な健康づくりを促すため、地域の健康リーダーを養成し、地域ぐるみで健康づく
りを推進」について、また、食育では「子どもから大人まで生活習慣病の予防と改善につなげる
食育の推進」「家庭と地域で行う食育の周知と実践を推進」について、それぞれ取り組んでいき
ます。
(4)雇用・就業対策の推進
高齢者が長年培ってきた知識・経験・技能等を活かし、就業を通じて社会貢献できるよう、高齢者
の雇用促進、高齢者の身体的状況に配慮した高齢者が働きやすい職場環境づくりについて、事業
者への普及啓発に努めます。
また、高齢者に、臨時的かつ短期的またはその他の軽易な仕事を提供するシルバー人材センタ
ーの運営に対する支援に努めます。
取り組みの内容
●高齢者が働きやすい職場環境づくりについて、事業者への普及啓発に努めます
高齢者の居場所づくり、労働環境整備へのニーズが今後ますます高まることをかんがみ、
高齢者が働きやすい職場環境として、職種、内容はもちろんのこと、通勤などへの配慮も踏ま
え、事業者への普及啓発に努めていきます。
●シルバー人材センターの運営に対する支援に努めます
シルバー人材センターを通じた就業を促進するため、高齢者に向けた会員登録の呼びかけ
や事業所からの仕事の確保に向けた働きかけなど、会員数の拡大を支援します。
●シルバー人材センターの活性化を促進します
シルバー人材センターの活性化を促進し、高齢者の就業の機会を確保するとともに、生きが
いづくりの充実、福祉の増進を図り、活力ある地域社会づくりを推進するため、シルバー人材セ
ンターの活動を支援していきます。
60
5.介護サービスの充実強化
(1)介護保険制度の適正・円滑な運営
① 介護サービスの充実
介護サービスの充実に当たっては、地域ニーズを的確に把握し、その課題等を踏まえながら、
事業の計画的な整備に取り組んでいきます。
また、地域密着型サービス事業者の指定、独自報酬の設定等の事務の運営に当たっては、利
用者や被保険者、その他関係者から構成される「地域密着型サービス運営審議会」の意見を反
映させ、事務の公平・公正な運営を確保するように取り組んでいきます。
取り組みの内容
●「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」、「小規模多機能型居宅介護」及び「複合型
サービス」の整備に取り組んでいきます
地域による高齢者の居住格差なども踏まえるとともに、整備の必要性や今後事業者の参入
も視野に入れ、サービス整備を検討していきます。
●地域密着型サービス運営審議会において、適正な指定、運用を行っていきます
地域に密着したサービスを推進する際には、事業者指定や介護報酬の設定等、地域密着
型サービスに関する事務の運営について、学識経験者や被保険者、その他関係者から構成
される「地域密着型サービス運営審議会」の意見を反映させ、事務の公平・公正な運営の確
保に取り組みます。
② 介護支援専門員(ケアマネジャー)への支援
利用者の状態、生活環境等に応じて、介護保険サービス、在宅医療、NPO などさまざまな社
会資源によるインフォーマル・サービスを組み合わせた適切なケアマネジメントを行うため、介護
支援専門員(ケアマネジャー)の資質向上が求められています。
このため市においては、ケアプランチェックなどを通して介護支援専門員(ケアマネジャー)の
育成・支援を行うとともに、事業者連絡会やケアカンファレンス、地域包括ケア会議等による事例
検討会の実施の支援に取り組んでいきます。
また、地域包括支援センターを中心とした、介護支援専門員(ケアマネジャー)からの相談や
困難事例のバックアップ体制の強化にも取り組んでいきます。
61
取り組みの内容
●介護支援専門員(ケアマネジャー)の育成・支援を行います
民生委員・児童委員やボランティアなどの地域で福祉活動を行っている団体等に対して、
高齢者保健福祉に関する情報提供や相談支援を行い、連携を図ることによって地域課題や
市民ニーズの把握に努めます。また、介護支援専門員連絡会や主任介護支援専門員連絡
部会については定期的に開催していますが、連絡部会での意見交換、情報提供、研修等を
さらに充実させることで、地域包括支援センターの役割でもある地域の介護支援専門員(ケア
マネジャー)の支援や連携強化を図っていきます。
●介護支援専門員(ケアマネジャー)らの相談や困難事例のバックアップ体制の強化に取り組んでいきま
す
【包括的・継続的ケアマネジメント支援事業(地域ケア支援事業)】
介護支援専門員(ケアマネジャー)がその役割を十分に果たすことができるよう、介護支援
専門員連絡会の定期開催や、他のサービス事業所の連絡会との協力、研修会の充実、情報
提供や関係機関との連携の支援など、資質の向上に努めるとともに、地域包括支援センター
を中心とした相談や支援困難事例のバックアップ体制の強化に努めます。
(2)適切な要介護認定の実施
要介護認定については、委託で認定調査を行う場合であっても、市職員による点検を適宜実施
するなど、認定調査の適正化に取り組んでいます。
また、認知症などさまざまな疾病や障がいの状態を正確に反映させるため、介護認定審査会委
員及び認定調査員に対する研修において以下の事項を周知し、引き続き公平・公正で適切な要介
護認定を実施するよう取り組んでいきます。
○必要な者の認定調査への同席について配慮していきます。
○障がい等により、通常より介護の手間が必要と見込まれる場合には、それを認定調査の特記
事項に的確に記載し、介護認定審査会において、その記載内容を審査・判定に適切に反映さ
せていきます。
取り組みの内容
●引き続き公平・公正で適切な要介護認定を実施するよう取り組んでいきます
要介護認定の申請については、市民の利便性を考慮し、ゆうゆうセンターや市役所本館窓口
等に申請書を配置し利用者の立場に立った事務を行っています。認定調査において高齢者等
の実態をより正確に反映させていくため、日頃から実態を把握している専門職や家族介護者等
が同席し意見を述べられるようなしくみづくりに取り組み、認定調査の円滑な遂行を推進します。
認定調査・審査判定の過程において、障がいの状態等の的確な把握・特記事項への記載・特
記事項の審査判定への反映が行われるよう、手話通訳者等の派遣や介護認定審査会及び認定
調査員に対する研修の実施などに努めます。
62
(3)介護サービス事業者への指導・助言
① 事業者への指導・助言
介護サービスの質の向上を図り、利用者に対して適切なサービスが提供されるよう、地域密着
型サービスや指定権限が移譲されたサービスについては、事業者に対する指導・助言に取り組
むとともに、保険者の立場から適切な調査権限を活用した指導に取り組んでいきます。
また、事業者への指導等に当たっては、大阪府と十分に連携をして対応していきます。
さらに、福祉サービスを提供する事業者については、利用者の安心・信頼を獲得するため、質
の向上を図ることが重要です。そのため、公正・中立な第三者機関が専門的・客観的な立場で行
う第三者評価の受審促進に努め、評価結果を公表するよう、その重要性を積極的に周知してい
きます。
取り組みの内容
●適切な調査権限を活用した指導に取り組んでいきます
介護保険サービスの質の向上を図り、利用者に対して適切なサービスが提供されるよう、
保険者の立場から事業者に対する指導・助言を行うことが求められています。
府や関係機関と十分連携しながら適宜、事業者に対する指導・助言を行うとともに、事業者
による主体的な研修や事例研究、情報交換等を促進するため、事業者の自主的な取り組み
である事業者連絡会や各サービス種別の連絡会の活動に対する支援に努めます。さらに、
事業者自らが行う自己評価システムの普及・促進に向けた事業者への働きかけを進めていき
ます。
●第三者評価の受審促進に努め、評価結果を公表するよう、その重要性を積極的に周知
していきます
地域密着型サービスについては、地域の中でサービス事業者を育成する必要があります。
今後も地域団体や NPO など、地域における事業者・団体等の掘り起こしを行うとともに、責任
ある事業主体としての成長を支援します。また、地域密着型サービスについては、市町村が
指定・指導権限を有することから、新たに付与された事業者への立ち入り調査権限も活用し
ながら、適切な指導・監督を行います。
② 施設等における虐待防止の取り組み
養介護施設従事者による虐待や身体拘束を防止するため、職員のストレス対策、知識・介護
技術の向上を図るなど、職員の意識改革やサービスの質的向上への支援に取り組んでいきま
す。
63
取り組みの内容
●養介護施設従事者による虐待や身体拘束を防止するための対策を講じます
高齢者虐待防止法では、高齢者の福祉・介護サービス業務に従事する者による高齢者虐
待の防止についても規定されています(第2条、第 20~26 条)。
高齢者虐待防止法に規定されている「養介護施設」、「養介護事業」、「養介護施設従事者
等」の範囲は、介護保険施設等の入所施設や介護保険居宅サービス事業者など、老人福祉
法や介護保険法で規定されている高齢者向け福祉・介護サービスに従事する職員すべてが
対象となります。
③ 個⼈情報の適切な利⽤
高齢者の権利擁護の取り組みを進めるためには必要な情報を適切に把握し、関係する機関が
共有しておくことが重要となっています。
個人情報の収集及び提供に当たっては、個人情報保護法、個人情報保護条例、国の「医療・
介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン(平成 17 年3月作成、
平成 25 年4月1日改訂)を踏まえ、市と関係機関(者)間の個人情報を収集・提供する場合のル
ールを策定するよう取り組んでいきます。
取り組みの内容
●個人情報を収集・提供する場合のルールを策定します
個人情報の収集及び提供に当たっては、市と関係機関(者)間の個人情報を収集・提供す
る場合のルールを策定するよう取り組んでいきます。
●権利擁護事業を充実します
高齢者人口や認知症高齢者数の増加に伴う利用ニーズの高まりに対応するため、専門機
関との連携等、社会福祉協議会への支援や事業の啓発に努めます。
64
(4)個々の高齢者の状況に応じたサービスの提供
① 個々の高齢者の状態への対応
高齢者等がサービスを適切に選択し、安心して利用するために、苦情相談体制の整備につい
て取り組んでいます。
今後、制度周知、苦情相談業務、要介護認定、ケアプランの作成、介護予防事業など各々の
業務の実施に当たっては、認知症高齢者や障がいのある人など個々の状態に配慮し、サービス
利用が適切に実施されるよう取り組みます。
取り組みの内容
●サービス利用が適切に実施されるよう取り組みます
サービスがそれぞれ独自で運用されるのではなく、システム的につながりを持ち、よりスム
ーズに利用できるよう、サービスの適正化を図ります。
② 制度周知等の推進
介護保険をはじめとする各種サービスの利用促進を図るため、さまざまな広報媒体を活用し市
民への制度周知に取り組んでいきます。特に、介護保険制度の改正についての周知を徹底しま
す。
また、広報に当たっては、できるだけ平易な表現を用いることや、点字や拡大文字の使用、外
国語表記など高齢者の多様な状況へ配慮していきます。
取り組みの内容
●介護保険をはじめとする各種サービスの制度周知に取り組んでいきます
広報や市ホームページ、パンフレットなどのさまざまな広報媒体を活用した情報提供を進
めるとともに、職員出前講座等により広く地域住民へ周知していきます。
③ 相談支援体制の構築
高齢者が安心して必要なサービスを利用できるよう、民生委員・児童委員、地域包括支援セン
ター、社会福祉協議会、CSW、医療機関、薬局、その他の関係機関の連携・協力のもとに、高齢
者が身近な地域で気軽に相談できる体制の構築に取り組んでいきます。
また、専門的相談が必要な場合には、地域包括支援センターを中心に総合的な相談事案を
受け止め、適切に対応できるよう、関係機関の連携体制の強化に取り組んでいきます。
65
(5)相談苦情解決体制の充実
苦情の処理に当たっては、市と大阪府国民健康保険団体連合会との連携を深め、保険者として
介護保険制度の円滑な運営の確保に取り組んでいます。
また、相談支援体制の充実を図るため、「介護相談員派遣等事業」を積極的に活用していきま
す。
取り組みの内容
●苦情処理に対して、迅速かつ的確な対応を図ります
介護保険に関する苦情について、府、居宅介護支援事業者、国民健康保険団体連合会との
連携を図り、迅速かつ的確に対応していくため、苦情情報に速やかに対応できる介護保険苦情
処理システムの充実を図ります。また、地域包括支援センターや各福祉施設等での苦情の受付
や、市の消費者相談担当等の他部門との連携を深め、施設等へ派遣している介護相談員事業
についても相談員の増員、拡充などを行いながら、市が中心となって各相談窓口と情報連携を
図ります。
●介護相談員派遣等事業を積極的に活用していきます
介護サービスの提供の場を訪ね、サービス利用者等への相談等を行う者の登録を行い、申
出のあった介護サービス事業所等に派遣すること等により、利用者の疑問や不満、不安の解消
を図るとともに、派遣を受けた事業所における介護サービスの質的な向上を図ります。
(6)介護給付適正化の取り組み
介護給付の適正化は、利用者に対して適切な介護サービスを確保しつつ、公平・公正なサービ
ス提供を通じて、介護保険制度の信頼感を高めていくとともに、持続可能な介護保険制度の構築
に必要不可欠となっています。
このため、大阪府の「第3期大阪府介護給付適正化計画」(平成 27 年~平成 29 年)を踏まえ、保
険者が策定する実施計画の推進に取り組んでいきます。
取り組みの内容
●保険者が策定する実施計画の推進に取り組んでいきます
【介護給付等費用適正化事業】
介護給付の適正化を図るため、大阪府国民健康保険団体連合会から提供される縦覧点検
表や各種の介護給付適正化システムデータ、介護給付費通知などを活用し、不適正なサービ
ス提供が行われていないかを点検します。また、居宅介護支援事業者からケアプランを提出し
てもらい、チェック事業を行うことにより、より適切で質の高いケアマネジメントの推進を図ってい
きます。
66
(7)社会福祉法人等による利用者負担額軽減制度の活用促進
社会福祉法人等による利用者負担額軽減制度事業については、介護保険サービスを提供する
社会福祉法人が、低所得で生計が困難である者等の利用者負担を軽減した場合に、市が当該社
会福祉法人に助成を行っています。
市においては、管内の未実施法人に対して制度の趣旨を周知し、社会福祉法人で本制度が実
施されるよう、市としても働きかけていきます。
取り組みの内容
●利⽤者負担額軽減制度事業が実施されるよう働きかけます
社会福祉法人等利用者負担額軽減制度については、社会福祉法人が低所得で、特に生計
が困難である人の介護保険サービスの利用者負担を軽減した場合に、当該社会福祉法人に助
成を行うこととなっています。
今後、より多くの社会福祉法人で軽減制度が実施されるよう、制度の趣旨の周知を働きかけ
ます。
67
6.福祉・介護サービス基盤の充実
(1)居宅サービス基盤の充実
① 居宅介護⽀援事業所指定権限の移⾏に向けた準備
介護支援専門員(ケアマネジャー)の育成や支援に市が関わることができるよう、改正介護保
険法において、平成 30 年4月から居宅介護支援事業所の指定権限が移譲されることとなりまし
た。
このことから、今後は、市がケアマネジメントの質の向上を支援する立場となることを踏まえた上
で、高齢者の自立支援に資するケアマネジメントについての理解を深めるように努めます。
取り組みの内容
●居宅介護支援事業所指定権限の移行に向けた準備を行います
介護保険法に基づく居宅サービス等事業者の指定・指導等の事務、老人福祉法に基づく老
人居宅生活支援事業の開始届の受理等に関する事務について、今後大阪府より権限の移行
が速やかに行われるようその準備を行います。
(2)地域密着型サービスの普及促進
① 制度の周知
地域密着型サービスの質の評価の客観性を高めるため、自己評価、外部評価を実施し、利用
者支援の観点も踏まえ、サービスの質の向上を図っていきます。
なお、地域密着型サービスのうち、特に、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、小規模多機
能型居宅介護及び小規模多機能型居宅介護と訪問看護の両方の機能を有する複合型サービ
スについては、重度の要介護者、認知症高齢者、単身高齢者等の在宅生活を支えるサービスと
して重要であることから、介護支援専門員(ケアマネジャー)をはじめとしたサービス提供の事業
所への制度の周知、利用者への周知を一層推進するよう努めます。
取り組みの内容
●サービス提供の事業所や利用者への制度の周知を一層推進するよう努めます
本市における介護保険サービスのニーズ、現状の事業所の運営傾向と今後の必要とされる
ポイント等の情報の提供体制を充実します。また、本市の地域事情に沿ったサービスを提供で
きる質の高い事業者の選定や、参入に向けた取り組みを進めます。
68
② ⼩規模型通所介護の円滑な移⾏
小規模型通所介護については、平成 28 年4月までに地域密着型サービスへ移行します。
取り組みの内容
●小規模型通所介護の計画的・公正な運営を検討していきます
小規模型通所介護について、市が地域の実情に応じて運営基準を策定し、地域密着型サー
ビス運営審議会の開催を通じて計画的・公正な運営ができるように検討していきます。
(3)福祉・介護人材確保の取り組み
「社会福祉事業に従事する者の確保を図るための措置に関する基本的な指針」に基づき、従事
者に対する研修の実施や相談体制の整備、事業者や関係団体等のネットワーク構築など、地域の
特色を踏まえたきめ細やかな人材確保の取り組みを進めます。
具体的には、ボランティア、NPO の育成、認知症サポーターの養成等、必要な施策に取り組みま
す。
また、情報公表制度を活用し、従業者に関する情報の公表の推進に努めます。
併わせて、必要なサービス提供体制を確保するため、福祉人材の確保に資するよう、福祉・介護
サービスの意義や重要性について啓発していきます。
取り組みの内容
●地域の特色を踏まえたきめ細やかな人材確保の取り組みを進めます
認知症サポーター等の養成など、認知症に関する正しい知識等の普及に向けた人材の確保
に努めます。
また、広報や市ホームページ、パンフレットなどのさまざまな広報媒体を活用した情報提供を
進めるとともに、老人クラブ等各種団体での説明会の開催によるPR活動など、身近な地域での
広報活動の充実を図ります。また、障がいのある人をはじめ文字情報などでは十分な周知が困
難な場合も想定されるため、高齢者の日常的なケアに携わるヘルパーやボランティア等の地域
の人材を介した周知や広報が行えるよう、こうした人材に対する情報提供、理解度を高めるため
の研修活動などに取り組みます。
69
●情報公表制度を活⽤し、従業者に関する情報の公表の推進に努めます
介護サービス情報の公表制度は、介護サービスを利用しようとしている人の事業所選択を支
援することを目的として、日本全国の介護サービス事業所の情報を、都道府県がインターネット
等により公表するしくみです。
介護サービス事業所を選択する際に必要な情報を、24 時間、365 日、誰でも気軽に入手する
ことができます。
ホームヘルパー、訪問看護、訪問入浴、デイサービス、デイケア、福祉用具、訪問リハビリ 、
グループホーム、小規模多機能施設、居宅介護支援(ケアプランセンター)、介護老人福祉施
設、介護老人保健施設、有料老人ホーム、軽費老人ホーム等、こうした介護サービスに関する
情報の公表を通じて、サービスの適切な利用促進に努めます。
●福祉・介護サービスの意義や重要性について啓発していきます
思いやり助け合う心を育むために、保育園、幼稚園、小・中学校での福祉教育の環境づくりを
推進します。また、地域での福祉体験機会の提供や高齢者、障がいのある人との交流を促進し
ます。これら、福祉教育・学習、交流機会に参加した人が肌で学んだ福祉の心と思いが、地域
でさまざまな人たちを巻き込みながら地域に広がっていく、福祉力の高いまちづくりを進めま
す。
70
(4)介護保険サービスの提供体制の充実
① 居宅(介護予防)サービスの充実
●訪問介護・介護予防訪問介護
事業内容
訪問介護(ホームヘルプサービス)は、ホームヘルパーが介護を受ける人の自宅を訪問し、
身体介護や生活援助等を行うサービスです。また、介護予防訪問介護は、利用者の状態の改
善につながるような、介護予防に重点をおいたサービスの提供が行われます。
現状と課題
訪問介護の年利用実績をみると、平成 24 年度以降増加傾向にあります。実施率をみると、
平成 24 年度以降 100%を超え推移しています。
介護予防訪問介護の年利用実績をみると、平成 24 年度以降増加傾向にあります。実施率
をみると、平成 24 年度以降 100%を超え推移しています。
利用者の多様なニーズに応じた、質の高いサービスの供給が必要です。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
訪問介護
介護予防訪問介護
人/年
人/年
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
4,850
4,996
5,141
実績
5,000
5,158
5,412
実施率
103.1%
103.2%
105.3%
計画値
3,314
3,471
3,629
実績
3,552
3,797
4,044
107.2%
109.4%
111.4%
実施率
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
今後のサービス事業所数増加に伴うヘルパーの増員とともに、利用者の多様なニーズに応
じた、質の高いサービスの供給ができるよう努めます。
予防給付のうち訪問介護、通所介護については、平成 29 年度より総合事業に移行している
ことをかんがみ、利用人数の減少を見込んでいます。
■第6期の見込量
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
訪問介護
人/年
5,568
5,712
5,856
介護予防訪問介護
人/年
4,296
4,548
2,268
71
●訪問入浴介護・介護予防訪問入浴介護
事業内容
訪問入浴介護・介護予防訪問入浴介護は、訪問入浴車によりそれぞれの自宅で入浴介護
を行うサービスです。
現状と課題
訪問入浴介護の年利用実績をみると、平成 24 年度以降減少しており、実施率も、平成 24
年度以降減少傾向にあります。
介護予防訪問入浴介護は、平成 24 年度~平成 26 年度にかけて、実績、計画値ともにあり
ません。
重度の要介護者が在宅で生活を続けられるよう、介護サービス事業者の参入を促し、利便
性の向上を図ることが必要です。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
訪問入浴介護
人/年
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
192
204
215
実績
163
126
120
実施率
84.9%
61.8%
55.8%
計画値
0
0
0
実績
0
0
0
実施率
-
-
-
介護予防訪問入浴
人/年
介護
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
重度の要介護者が在宅で生活を続けられるよう、安定的な供給体制の確立に努めるととも
に、利用者の体調変動に備え、主治医や介護支援専門員(ケアマネジャー)、サービス事業者
等との緊密な連携に努めます。
■第6期の見込量
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
訪問入浴介護
人/年
120
120
120
介護予防訪問入浴介護
人/年
0
0
0
72
●訪問看護・介護予防訪問看護
事業内容
訪問看護は、主治医の指示に基づいて、訪問看護ステーションや病院・診療所の看護師等
が自宅を訪問して療養上の世話や必要な診療の補助を行うサービスです。また、介護予防訪
問看護は、主治医の指示に基づいて、看護師や保健師が要支援者の家庭を訪問し、介護予
防を目的とした健康チェックや療養上の世話または診療補助を行うサービスです。
現状と課題
訪問看護の年利用実績をみると、平成 24 年度以降増加傾向にあります。実施率をみると、
平成 24 年度以降 100%を超え推移しています。
介護予防訪問看護の年利用実績をみると、平成 24 年度以降増加傾向にあります。実施率
をみると、平成 24 年度以降 150%を超えています。
高齢者の在宅生活への意向が高まる中、在宅での医学的管理の支援体制が不可欠であり、
また、医療機関との綿密な連携が必要です。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
訪問看護
介護予防訪問看護
人/年
人/年
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
1,499
1,557
1,616
実績
1,566
1,753
2,004
実施率
104.5%
112.6%
124.0%
計画値
202
211
221
実績
306
362
396
151.5%
171.6%
179.2%
実施率
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
看護や医療的管理を必要とする高齢者の在宅療養希望の増加に伴い、支援するサービス
とその供給体制を確保します。また、ケアマネジメントを行う上で調整が円滑に行えるよう、医
療機関との連携を深めていきます。
■第6期の見込量
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
訪問看護
人/年
2,256
2,508
2,748
介護予防訪問看護
人/年
432
480
516
73
●訪問リハビリテーション・介護予防訪問リハビリテーション
事業内容
訪問リハビリテーションは、病院・診療所の理学療法士(PT)・作業療法士(OT)が自宅を訪
問して、心身の機能の維持回復を図り、日常生活の自立を助けるため必要なリハビリテーショ
ンを行うサービスです。また、介護予防訪問リハビリテーションは、要支援者に対して理学療法
士や作業療法士などの専門家が居宅を訪問し、介護予防を目的に生活機能の維持回復を行
うサービスです。
現状と課題
訪問リハビリテーションの年利用実績をみると、平成 24 年度以降減少傾向にあります。実施
率をみると、平成 24 年度以降減少傾向にあります。
介護予防訪問リハビリテーションの年利用実績をみると、平成 24 年度以降わずかながら増
加傾向となっています。実施率をみると、100%を上回っています。
今後、需要の拡大が予測されることから、理学療法士・作業療法士の増員等、サービス提供
体制の整備が必要です。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
571
590
609
実績
452
373
348
実施率
79.2%
63.2%
57.1%
計画値
25
26
28
実績
32
45
72
128.0%
173.1%
257.1%
訪問
人/年
リハビリテーション
介護予防訪問
人/年
リハビリテーション
実施率
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
今後も需要の拡大により利用者の増加が予測されることから、理学療法士・作業療法士の増
員を行うとともに、サービスの質を向上させ、自宅でできる生活行為を効果的に向上させるよう
に努めていきます。
■第6期の見込量
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
訪問リハビリテーション
人/年
348
348
348
介護予防訪問
リハビリテーション
人/年
72
84
96
74
●居宅療養管理指導・介護予防居宅療養管理指導
事業内容
居宅療養管理指導・介護予防居宅療養管理指導は、主治医の指示により、病院・診療所の
医師・薬剤師等が、自宅を訪問して、心身の状況や環境等を踏まえて療養上の管理及び指導
を行うサービスです。
現状と課題
居宅療養管理指導の年利用実績をみると、平成 25 年度で増加、平成 26 年度では若干減
少しています。実施率をみると、3か年において、120%前後で推移しています。
介護予防居宅療養管理指導の年利用実績をみると、平成 24 年度以降増加しています。実
施率をみると、平成 24 年度で 70%台だったのが平成 25 年度で 100%台、平成 26 年度では
140%台と大幅に増加しています。
在宅でも安心して療養できる体制づくりと、提供体制の確保が必要です。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
居宅療養管理指導
人/年
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
2,995
3,110
3,225
実績
3,570
3,876
3,780
実施率
119.2%
124.6%
117.2%
計画値
227
238
248
実績
175
260
348
77.1%
109.2%
140.3%
介護予防居宅療養
人/年
管理指導
実施率
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
在宅でも安心して療養できるようにサービスの充実に努めていきます。医療機関、薬局等と
の連携を強化し、介護サービス事業者の積極的な参入を促進するよう努めます。
■第6期の見込量
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
居宅療養管理指導
人/年
3,720
3,732
3,744
介護予防居宅療養管理指導
人/年
396
396
396
75
●通所介護・介護予防通所介護(デイサービス)
事業内容
通所介護(デイサービス)は、デイサービスセンター等に日帰りで通う利用者に対して、入
浴・食事の提供、健康チェック、生活指導、ADL(日常生活動作能力)の向上のためのリハビリ
などを行うサービスです。また、介護予防通所介護は、居宅要支援者に対して介護予防を目
的として、入浴、食事の提供等、日常生活上の世話や日常生活を想定した筋力向上トレーニ
ング、転倒予防のための指導等の機能訓練を行うサービスです。
現状と課題
通所介護の年利用実績をみると、平成 24 年度以降増加しています。実施率をみると、平成
24 年度、平成 25 年度では 100%前後であり、平成 26 年度では 110%前後となっています。
介護予防通所介護の年利用実績をみると、平成 24 年度以降増加傾向にあり、実施率も増
加傾向にあります。
今後は、事業拡大を図る中でもサービスの質が低下しないよう努めることが必要です。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
通所介護
介護予防通所介護
人/年
人/年
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
6,731
6,922
7,113
実績
6,597
7,095
7,752
実施率
98.0%
102.5%
109.0%
計画値
2,569
2,691
2,812
実績
2,784
3,283
3,900
108.4%
122.0%
138.7%
実施率
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
介護サービス事業所拡大に伴うサービスの質の低下をさせないよう、サービス従事者の研
修機会等の案内を提供していきます。さらに、それぞれの介護サービス事業者の特徴を活かし
たサービスの提供により、利用者が選択できるような方法を検討します。
予防給付のうち訪問介護、通所介護については、平成 29 年度より総合事業に移行していく
ことをかんがみ、利用人数の減少を見込んでいます。
■第6期の見込量
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
通所介護
人/年
8,256
6,996
7,404
介護予防通所介護
人/年
4,404
4,896
2,448
76
●通所リハビリテーション・介護予防通所リハビリテーション
事業内容
通所リハビリテーションは、心身の機能の維持回復を図り、日常生活の自立を助けるために
必要なリハビリテーションを行うサービスです。また、介護予防通所リハビリテーションは、要支
援者に対しての介護予防を目的として、理学療法士・作業療法士により機能訓練等の必要な
サービスの提供を行うものです。
現状と課題
通所リハビリテーションの年利用実績をみると、平成 24 年度以降増加傾向にあります。実施
率をみると、平成 26 年度で増加し、110%近くとなっています。
介護予防通所リハビリテーションの年利用実績をみると、平成 24 年度以降増加傾向にあり
ます。実施率をみると、平成 24 年度以降増加傾向にあります。
今後は、需要に応じた提供体制の整備が必要です。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
2,511
2,562
2,613
実績
2,505
2,510
2,856
実施率
99.8%
98.0%
109.3%
計画値
856
897
937
実績
773
1,145
1,524
90.3%
127.6%
162.6%
通所
人/年
リハビリテーション
介護予防通所
人/年
リハビリテーション
実施率
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
需要に応じた提供体制の整備が行えるよう、介護サービス事業者の参入を促進し、供給機
能の強化を図ります。
■第6期の見込量
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
通所リハビリテーション
人/年
2,856
2,868
2,880
介護予防通所
リハビリテーション
人/年
1,524
1,536
1,548
77
●短期入所生活介護・介護予防短期入所生活介護(ショートステイ)
事業内容
短期入所生活介護(ショートステイ)は、在宅の要介護者等が介護老人福祉施設等に一時
的に入所し、日常生活の世話等を受けるサービスです。また、介護予防短期入所生活介護は、
要支援者が介護予防を目的に施設等に短期入所しながら、必要な介護等を受けるサービスで
す。
現状と課題
短期入所生活介護の年利用実績をみると、平成 24 年度以降増加傾向にあります。実施率
をみると、平成 24 年度以降増加傾向にあります。
介護予防短期入所生活介護の年利用実績をみると、平成 25 年度で増加し、平成 26 年度で
若干減少しています。実施率をみると、3か年ともに 200%前後を推移しています。
定期的な利用が多いため、急な利用が難しい状況にあります。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
短期入所生活介護
人/年
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
1,700
1,757
1,813
実績
1,562
1,675
1,776
実施率
91.9%
95.3%
98.0%
計画値
50
53
55
実績
99
115
108
198.0%
217.0%
196.4%
介護予防短期入所
人/年
生活介護
実施率
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
利用ニーズが高いサービスであり、今後、新たな介護サービス事業所の参入も踏まえ、サー
ビス提供体制の整備に努めます。また、多様なサービスを組み合わせて利用できるよう、サー
ビスの充実を図っていきます。
■第6期の見込量
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
短期入所生活介護
人/年
1,860
2,004
2,244
介護予防短期入所生活介護
人/年
108
108
120
78
●短期入所療養介護・介護予防短期入所療養介護(ショートステイ)
事業内容
短期入所療養介護(ショートステイ)は、在宅の要介護者等が介護老人保健施設や介護療
養型医療施設等に一時的に入所し、看護・医学的管理下の介護・機能訓練等を受けるサービ
スです。また、介護予防短期入所療養介護は、要支援者が介護予防を目的に施設等に短期
入所しながら、必要な介護等を受けるサービスです。
現状と課題
短期入所療養介護の年利用実績をみると、増減しながら推移しています。実施率をみると、
平成 24 年度で 60%台、平成 25 年度で 50%台、平成 26 年度で 70%台となっています。
介護予防短期入所療養介護の年利用実績をみると、平成 24 年度以降減少傾向となってい
ます。実施率をみると、平成 24 年度で 300%、平成 25 年度で 150%となっています。
医療依存度の高い利用者の受入れ体制の確保が必要です。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
短期入所療養介護
人/年
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
325
337
350
実績
209
169
252
実施率
64.3%
50.1%
72.0%
計画値
2
2
3
実績
6
3
0
300.0%
150.0%
-
介護予防短期入所
人/年
療養介護
実施率
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
医療機関等との連携を綿密にし、より利用しやすい体制を構築し、利用者の受入れ体制の
整備に努めます。
■第6期の見込量
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
短期入所療養介護
人/年
252
252
252
介護予防短期入所療養介護
人/年
0
0
0
79
●福祉用具貸与・介護予防福祉用具貸与
事業内容
福祉用具貸与は、介護ベッドや車いすなどの福祉用具をレンタルできるサービスです。また、
介護予防福祉用具貸与は、要支援者が介護予防を目的として福祉用具をレンタルできるサー
ビスです。
現状と課題
福祉用具貸与の年利用実績をみると、平成 24 年度以降増加傾向にあり、実施率は各年度
ともに 100%を超えています。
介護予防福祉用具貸与の年利用実績をみると、平成 24 年度以降増加傾向にあり、実施率
は 100%を超え、3か年で大幅に高くなっています。
要介護者等の在宅生活の継続を支援する観点から重要なサービスであり、利用者に適切な
貸与が望まれています。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
福祉用具貸与
人/年
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
6,486
6,721
6,955
実績
6,574
6,996
7,524
実施率
101.4%
104.1%
108.2%
計画値
1,171
1,226
1,282
実績
1,403
1,924
2,556
119.8%
156.9%
199.4%
介護予防福祉用具
人/年
貸与
実施率
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
利用者の身体状況に応じた適切な福祉用具の利用に向け、情報提供や相談支援に努める
とともに、妥当性を検討し見直しが図られるよう検証していきます。
■第6期の見込量
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
福祉用具貸与
人/年
7,980
8,400
8,796
介護予防福祉用具貸与
人/年
2,796
3,204
3,600
80
●特定福祉用具販売・特定介護予防福祉用具販売
事業内容
特定福祉用具販売・特定介護予防福祉用具販売は、在宅で介護を受けている人が、排せ
つや入浴などに使用する貸与になじまない福祉用具(特定福祉用具)を購入した場合に、購
入費の一部を支給するサービスです。
現状と課題
特定福祉用具販売の年利用実績をみると、平成 24 年度から平成 25 年度にかけては減少し
ていますが、平成 26 年度では平成 25 年度とほぼ同数となっています。実施率をみると、平成
24 年度で 90%台、平成 25 年度で 80%台と減少し、平成 26 年度でも 80%台と推移していま
す。
特定介護予防福祉用具販売の年利用実績をみると、平成 24 年度、平成 25 年度では 120
人台を推移していますが、平成 26 年度では 72 人に減少しています。実施率をみると、平成 24
年度、平成 25 年度は 100%台を推移していますが、平成 26 年度では 50%台に減少していま
す。
利用者の自立支援の観点から、適切な福祉用具の選定が求められます。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
特定福祉用具販売
人/年
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
199
206
213
実績
194
179
180
実施率
97.5%
86.9%
84.5%
計画値
114
120
126
実績
124
128
72
108.8%
106.7%
57.1%
特定介護予防福祉
人/年
用具販売
実施率
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
今後も在宅における日常生活の自立を支援するため、利用者の適切かつ必要な福祉用具
の購入の促進に努めます。
■第6期の見込量
平成 27 年度
特定福祉用具販売
人/年
特定介護予防福祉用具販売
人/年
平成 28 年度
平成 29 年度
180
192
192
132
132
132
※平成 26 年度も平成 25 年度程度の見込みがあると仮定し推計しています
81
●住宅改修・介護予防住宅改修
事業内容
住宅改修・介護予防住宅改修は、要介護高齢者等の居宅での生活上の障壁を軽減するた
めに、利用者は手すりの取りつけや段差の解消等を行う場合の費用の9割を保険給付として
受けることができるサービスです。
現状と課題
住宅改修の年利用実績をみると、平成 24 年度から平成 25 年度にかけては減少傾向がみら
れ、平成 26 年度では再び増加しています。実施率をみると、平成 24 年度で 100%台、平成 25
年度で 90%台、平成 26 年度では 110%台となっています。
介護予防住宅改修の年利用実績をみると、平成 24 年度以降微減増で推移しています。実
施率をみると、平成 24 年度以降徐々に減少傾向にあります。
利用者の実態に合った住宅改修が行われるよう、サービスの質の向上が必要です。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
住宅改修
介護予防住宅改修
人/年
人/年
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
148
152
156
実績
162
138
180
実施率
109.5%
90.8%
115.4%
計画値
101
106
112
実績
158
151
156
156.4%
142.5%
139.3%
実施率
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
高齢者の在宅生活への意向が高まる中、安全で安心して暮らせる住まいの確保に向けて、
改修が必要な住宅に対して、適切にサービス提供が行えるよう努めます。
■第6期の見込量
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
住宅改修
人/年
204
216
240
介護予防住宅改修
人/年
168
180
192
82
●特定施設入居者生活介護・介護予防特定施設入居者生活介護
事業内容
特定施設入居者生活介護・介護予防特定施設入居者生活介護は、有料老人ホームや軽
費老人ホーム等の入居者が、その施設で特定施設サービス計画に基づき、介護や日常生活
の世話、機能訓練・療養上の世話を受けるサービスです。
現状と課題
特定施設入居者生活介護の年利用実績をみると、平成 24 年度から平成 25 年度にかけて
は増加していますが、平成 26 年度では減少しています。実施率をみると平成 24 年度、平成
25 年度は 100%台を推移していますが、平成 26 年度では 89.7%にまで減少しています。
介護予防特定施設入居者生活介護の年利用実績をみると、平成 24 年度以降増加していま
す。実施率をみると、年々増加しており、平成 26 年度では 123.1%となっています。
高齢者の住まいの確保が求められる中、利用ニーズに応じた供給体制の検討が必要です。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
1,370
1,505
1,633
実績
1,472
1,529
1,464
実施率
107.4%
101.6%
89.7%
計画値
207
221
234
実績
121
145
288
58.5%
65.6%
123.1%
特定施設入居者
人/年
生活介護
介護予防特定施設
人/年
入居者生活介護
実施率
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
今後、サービス付き高齢者向け住宅の参入も想定されることから、利用者の意向を踏まえ、
市内及び近隣市町の施設整備の動向をみながら供給体制を検討します。
また、特定施設入居者生活介護、介護予防特定施設入居者生活介護については、第6期
での整備見込みはありません。
■第6期の見込量
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
特定施設入居者生活介護
人/年
1,500
1,500
1,500
介護予防特定施設入居者生活介護
人/年
300
300
300
83
●居宅介護支援・介護予防支援
事業内容
居宅介護支援は、在宅の要介護者等が、介護保険から給付される在宅サービス等を適正
に利用できるように、要介護者等と契約した居宅介護支援事業所に属する介護支援専門員
(ケアマネジャー)が、介護保険サービスの計画の作成、居宅サービス事業者との連絡調整や、
介護保険施設への紹介等のケアマネジメントを行うサービスです。
また、介護予防支援は、要支援者に対する介護予防サービスのケアプランを作成するもの
です。
現状と課題
居宅介護支援の年利用実績をみると、平成 24 年度以降増加傾向にあります。実施率をみ
ると、平成 24 年度以降増加傾向にあります。
介護予防支援の年利用実績をみると、平成 24 年度以降増加傾向にあります。実施率をみ
ると、平成 24 年度以降増加傾向にあります。
利用増加に伴う介護支援専門員(ケアマネジャー)の増員と質の向上が必要です。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
居宅介護支援
介護予防支援
人/年
人/年
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
11,576
11,836
12,096
実績
11,684
12,113
13,200
実施率
100.9%
102.3%
109.1%
計画値
6,164
6,412
6,660
実績
6,707
7,786
8,832
108.8%
121.4%
132.6%
実施率
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
今後もサービス利用者の増加が予測され、利用者が希望するサービスを適切、かつ円滑に
提供していくために、引き続き介護支援専門員(ケアマネジャー)を質・量ともに確保していきま
す。
■第6期の見込量
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
居宅介護支援
人/年
13,200
13,596
14,004
介護予防支援
人/年
10,032
11,460
13,020
84
② 地域密着型サービスの充実
■第6期の総整備数・総定員数等見込量
単位:か所、人
平成 27 年度
施設数
平成 28 年度
定員数
施設数
平成 29 年度
定員数
施設数
定員数
定期巡回・随時対応型
1
-
1
-
1
-
訪問介護看護
-
-
-
-
-
-
(介護予防)小規模多機能型
1
25
1
25
1
29
居宅介護
-
-
-
-
-
-
(介護予防)認知症対応型
6
96
6
96
6
96
共同生活介護
-
-
-
-
-
-
地域密着型特定施設
0
0
0
0
0
0
入居者生活介護
-
-
-
-
-
-
地域密着型介護老人福祉施設
2
58
2
58
4
116
入所者生活介護
-
-
-
-
(2)
(58)
1
25
2
50
2
58
-
-
(1)
(25)
-
-
-
-
7
72
7
72
-
-
-
-
-
-
複合型サービス
地域密着型通所介護
※各サービスの上段が総数、下段が新規整備見込量
85
●定期巡回・随時対応型訪問介護看護
事業内容
定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、看護重度者をはじめとした要介護高齢者の在宅
生活を支えるため、日中・夜間を通じて、訪問介護と訪問看護が密接に連携しながら、短時間
の定期巡回訪問と随時の対応を行うサービスです。
現状と課題
定期巡回・随時対応型訪問介護看護の年利用実績をみると、平成 25 年度以降に利用実績
があり、平成 25 年度、平成 26 年度ともに実施率は3割強となっています。
必要な人がサービスを利用することができるよう、サービス内容の周知・普及が必要となって
います。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
計画値
平成 25 年度
平成 26 年度
60
120
180
実績
0
41
60
実施率
-
34.2%
33.3%
定期巡回・随時対応
人/年
型訪問介護看護
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
サービス提供に向けて、サービス内容の周知を行い、利用の促進を図ります。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護については、第6期での整備見込みはありません。
■第6期の見込量
平成 27 年度
定期巡回・随時対応型
訪問介護看護
人/年
84
86
平成 28 年度
96
平成 29 年度
120
●認知症対応型通所介護・介護予防認知症対応型通所介護
事業内容
認知症対応型通所介護・介護予防認知症対応型通所介護は、認知症ではあるものの、AD
L(日常生活動作能力)の比較的自立している居宅要介護者について、デイサービスセンター
等において日常生活上の世話や機能訓練を行うサービスです。
現状と課題
認知症対応型通所介護では平成 24 年度以降減少傾向にあります。実施率では平成 24 年
度で 130%台、平成 25 年度では 70%台となっています。
介護予防認知症対応型通所介護では、平成 24 年度~平成 26 年度にかけて、実績、計画
値ともにありません。
なお、平成 25 年度に市内の認知症対応型通所介護事業所が廃業のため、平成 26 年度実
績は0となっています。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
60
84
84
実績
79
63
0
実施率
131.7%
75.0%
-
計画値
0
0
0
実績
0
0
0
実施率
-
-
-
認知症対応型
人/年
通所介護
介護予防認知症
人/年
対応型通所介護
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
利用ニーズに応じた供給量の確保を図ります。
■第6期の見込量
平成 27 年度
認知症対応型通所介護
平成 28 年度
平成 29 年度
人/年
36
36
36
人/年
0
0
0
介護予防認知症対応型
通所介護
87
●小規模多機能型居宅介護・介護予防小規模多機能型居宅介護
事業内容
小規模多機能型居宅介護・介護予防小規模多機能型居宅介護は、「通い」を中心として、
居宅介護者の心身の状況、そのおかれている環境や希望に応じて、随時「訪問」や「泊まり」を
組み合わせてサービスを提供し、在宅での生活継続を支援するサービスです。
現状と課題
小規模多機能型居宅介護の年利用実績をみると、平成 24 年度から平成 25 年度にかけて
減少傾向となっていますが、平成 26 年度では増加しています。実施率をみると、平成 24 年度
から平成 25 年度では減少しており、平成 26 年度では増加し、96.7%となっています。
介護予防小規模多機能型居宅介護の年利用実績をみると、平成 24 年度以降増加傾向に
あります。
在宅での生活の継続性を支援するため、利用ニーズに応じたサービス提供に努めることが
必要です。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
190
200
211
実績
180
141
204
実施率
94.7%
70.5%
96.7%
計画値
0
0
0
33
71
72
-
-
-
小規模多機能型
人/年
居宅介護
介護予防小規模
人/年
実績
多機能型居宅介護
実施率
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
利用者の意向を踏まえ、「訪問」「泊まり」を組み合わせたサービスを提供し、在宅での生活
の継続を支援していきます。
小規模多機能型居宅介護・介護予防小規模多機能型居宅介護については、第6期での整
備見込みはありません。
■第6期の見込量
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
小規模多機能型居宅介護
人/年
204
204
264
介護予防小規模多機能型
居宅介護
人/年
72
72
72
88
●認知症対応型共同生活介護・介護予防認知症対応型共同生活介護
事業内容
認知症対応型共同生活介護・介護予防認知症対応型共同生活介護は、身近な地域で、比
較的安定状況にある認知症高齢者が共同生活をし、家庭的な雰囲気の中で、入浴・排せつ・
食事等の介護や日常生活の支援、機能訓練を受けるサービスです。
現状と課題
認知症対応型共同生活介護の年利用実績をみると、平成 24 年度以降わずかながら増加傾
向にあります。実施率をみると平成 24 年度、平成 25 年度は、90%台で推移していますが、平
成 26 年度では 100%台と増加しています。
介護予防認知症対応型共同生活介護の年利用実績をみると、平成 24 年度以降増加傾向
にあります。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
1,152
1,152
1,152
実績
1,064
1,070
1,164
実施率
92.4%
92.9%
101.0%
計画値
0
0
0
実績
1
15
24
実施率
-
-
-
認知症対応型共同生
人/年
活介護
介護予防認知症
人/年
対応型共同生活介護
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
認知症高齢者の増加が予測されることから、新たな介護サービス事業所の参入を検討して
いく中で、利用ニーズに応じた供給量の調整を図っていきます。
■第6期の見込量
平成 27 年度
認知症対応型共同生活介護
平成 28 年度
平成 29 年度
人/年
1,164
1,164
1,164
人/年
24
24
24
介護予防認知症対応型
共同生活介護
89
●地域密着型特定施設入居者生活介護
事業内容
地域密着型特定施設入居者生活介護は、有料老人ホームなどの特定施設のうち、入居定
員が 30 人未満の小規模な介護専用型特定施設に入居する人が、日常生活上の世話や機能
訓練などの介護保険サービスを受けるサービスです。
現状と課題
地域密着型特定施設入居者生活介護は、平成 24 年度~平成 26 年度にかけて、実績、計
画値ともにありません。
今後の利用ニーズを踏まえ、サービス提供体制の整備について検討します。
今後の方向性
本サービスの見込量については、想定していませんが、今後とも利用ニーズの動向分析に
努めます。
90
●地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
事業内容
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護は、入所定員が 30 人未満の小規模な介護
老人福祉施設に入所する人が、日常生活上の世話や機能訓練等を受けるサービスです。
現状と課題
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護の年利用実績は、平成 24 年度以降増加
傾向にあります。実施率は平成 24 年度、平成 25 年度にかけては増加していますが、平成 26
年度では減少しています。
高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らしていくためには、地域密着型サービスの充実が
求められ、施設入所を希望する人の利用ニーズに応じたサービス提供に努めることが必要で
す。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
地域密着型介護老人
福祉施設入所者生活
人/年
介護
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
348
348
1,044
実績
190
336
492
54.6%
96.6%
47.1%
実施率
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
施設入所を希望する高齢者の増加に対応するため、事業所の参入を働きかけるとともに、
サービス内容の周知を行い、利用の促進を図ります。
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護については、第6期計画期間中に2か所の
整備を進めていく予定です。
■第6期の見込量
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
地域密着型介護老人福祉施
人/年
696
設入所者生活介護
91
696
1,392
●複合型サービス(看護小規模多機能型居宅介護)
事業内容
複合型サービスは、小規模多機能型居宅介護と訪問看護など、複数の居宅サービスや地
域密着型サービスを組み合わせて提供するサービスです。
現状と課題
平成 24 年度~平成 26 年度にかけて、複合型サービスの年利用実績はありません。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
複合型サービス
(看護小規模多機能
人/年
型居宅介護)
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
0
126
218
実績
0
0
0
実施率
-
-
-
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
サービス提供に向けて、介護サービス事業所の参入を働きかけるとともに、サービス内容の
周知を行い、利用の促進を図ります。
複合型サービスについては、第6期計画期間中に1か所の整備を進めていく予定です。
■第6期の見込量
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
複合型サービス
(看護小規模多機能
人/年
300
型居宅介護)
92
600
696
●地域密着型通所介護
事業内容
地域密着型通所介護は、定員が 18 人以下の小規模の通所介護事業所が平成 28 年度よ
り、地域密着型通所介護として、地域密着型サービスに位置づけられます。日帰りで通う利用
者に対して、入浴・食事の提供、健康チェック、生活指導、ADL(日常生活動作能力)の向上
のためのリハビリなどを行うサービスです。
今後の方向性
平成 28 年4月までに地域密着型サービスに移行することから、運営に関する基準を策定し、
計画的・公正な運営に努めます。
■第6期の見込量
平成 27 年度
地域密着型通所介護
人/年
平成 28 年度
1,752
93
平成 29 年度
1,848
③ 施設サービスの充実
●介護老人福祉施設
事業内容
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)は、施設サービス計画に基づいて、介護等の日
常生活上の世話、機能訓練、健康管理及び療養上の管理を行うサービスを提供する施設で
す。
また、今後利用に際しては要介護3以上の人が原則となります。
現状と課題
介護老人福祉施設の年利用実績をみると、平成 24 年度から平成 25 年度にかけてはわずか
ながら増加していますが、平成 26 年度は減少しています。実施率をみると、100%台で推移し
ていましたが、平成 26 年度では 80%台に減少しています。
施設入所希望者が多く、入所待機者の状況把握や解消に向けたサービス基盤の整備を進
めることが必要です。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
介護老人福祉施設
人/年
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
2,604
2,604
2,604
実績
2,669
2,675
2,138
102.7%
82.1%
実施率
102.5%
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
施設入所の利用ニーズを踏まえ、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護として、
必要な整備を検討していきます。
■第6期の見込量
平成 27 年度
介護老人福祉施設
人/年
2,820
94
平成 28 年度
2,820
平成 29 年度
2,820
●介護老人保健施設
事業内容
介護老人保健施設は、施設サービス計画に基づいて、医学的管理下における介護及び機
能訓練、その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行うサービスを提供する施設です。
現状と課題
介護老人保健施設の年利用実績をみると、平成 24 年度から平成 25 年度にかけては増加し
ていますが、平成 26 年度に対しては減少しています。実施率をみると、100%前後で概ね計画
通りに推移しています。
介護老人福祉施設への入所待ちの利用者も少なくありません。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
介護老人保健施設
人/年
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
1,836
1,836
1,836
実績
1,725
1,916
1,698
実施率
94.0%
104.4%
92.5%
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
施設入所の利用ニーズを踏まえ、必要な整備を検討していきます。また、できるだけ在宅へ
移行できるように、利用者や家族の意識啓発や支援を行います。
■第6期の見込量
平成 27 年度
介護老人保健施設
人/年
2,052
95
平成 28 年度
2,052
平成 29 年度
2,052
●介護療養型医療施設
事業内容
介護療養型医療施設は、施設サービス計画に基づいて、療養上の管理、看護、医学的管
理下における介護等の世話及び機能訓練、その他必要な医療を行うサービスを提供する施設
です。平成 24 年3月 31 日までに、老人保健施設や特別養護老人ホームなどの介護施設等に
転換し、介護療養型医療施設は廃止されることとなっていましたが、現在存在するものについ
ては、6年間(平成 30 年3月 31 日まで)転換期限を延長します。
現状と課題
介護療養型医療施設の年利用実績をみると、平成 24 年度では 33 人だったのに対して、平
成 25 年度では1人となり、平成 26 年度では再び増加し 18 人となっています。
■第5期の計画値と実績
平成 24 年度
介護療養型医療施設
人/年
平成 25 年度
平成 26 年度
計画値
72
72
72
実績
33
1
18
45.8%
1.4%
25.0%
実施率
※平成 26 年度は9月までの実績による見込み
今後の方向性
介護療養病床の転換について、国では廃止される方針が平成 29 年度末までに延長されま
した。今後は、利用者の実態に即した転換方針の決定を促すとともに、入所者の受入れ体制
の整備について検討します。
■第6期の見込量
平成 27 年度
介護療養型医療施設
人/年
24
96
平成 28 年度
24
平成 29 年度
24
■第5期末時点の総整備数・総定員数及び第6期の総整備数・総定員数等見込量
単位:か所、人
平成 26 年度末
施設数
定員数
平成 27 年度
施設数
特定施設入居者生活介護
3
特別養護老人ホーム
介護療養型医療施設
2
0
施設数
定員数
施設数
定員数
3
181
3
181
3
181
-
-
-
-
-
-
4
235
4
235
4
235
-
-
-
-
-
-
2
170
2
170
2
170
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
235
(介護老人福祉施設)
介護老人保健施設
定員数
平成 29 年度
181
(有料老人ホーム)
4
平成 28 年度
170
0
※各サービスの上段が総数、下段が新規整備見込量
97
(5)介護予防・日常生活支援総合事業の検討
介護予防・日常生活支援総合事業は、市町村の判断により、要支援者・介護予防事業対象者向
けの介護予防・日常生活支援のためのサービスを総合的に実施できる制度です。
地域包括支援センターが、利用者の状態や意向に応じて、予防給付で対応するのか、総合事業
(地域支援事業)を利用するのかを判断することとなります。
利用者の状態等に合わせて、見守り・配食等を含めた、生活を支えるための総合的で多様なサ
ービスを提供していくため、平成 29 年4月開始をめざし、段階的に準備を整えていく予定です。
98
(6)地域支援事業の実施
地域支援事業では、高齢者が要支援・要介護状態になることを予防するとともに、要介護状態と
なった場合でも、可能な限り地域で自立した日常生活を営むことができるよう支援することを目的と
して事業を行います。
地域支援事業には、必須事業(介護予防事業、包括的支援事業)と各市町村の判断により行わ
れる任意事業があります。実施に当たっては高齢者のニーズや生活実態に応じて、介護予防を推
進するとともに、地域における包括的・継続的なマネジメント機能を強化することで連続的かつ一体
的なサービスの提供を図っていきます。
主な事業は下表のようになっています。
区分
事業名
事業内容
介護予防事業
【一次予防事業】
(すべての高齢者を対象とした、介護予防に関する情報の提供、活動支援)
【二次予防事業】
・二次予防事業対象者把握事業(基本チェックリストにより要支援・要介
護状態になるおそれの高い人などをスクリーニングする)
・訪問型、通所型介護予防事業(二次予防事業の対象者に対し、介護予
防プログラムの提供を行う)
介護予防ケアプラン作成、介護予防事業の利用支援等
ケアマネジメント事業
※包括的支援事業
必須事業
地域支援事業
介護予防
総合相談支援事業
地域の高齢者の実態把握、介護以外の生活支援サービスとの調整等
権利擁護事業
虐待の防止、虐待の早期発見、成年後見制度の推進、消費者被害の防止等
包括的・継続的ケア
マネジメント支援事業
支援困難事例に関するケアマネジャーへの助言、地域のケアマネジャー
のネットワークづくり、セーフティネットづくり体制等
(地域ケア支援事業)
任意事業
その他
介護給付等費用適正化事業、認知症高齢者見守り事業等
※印については、地域包括支援センターにおいて実施
上記の事業以外に、「介護予防・日常生活支援総合事業」の実施について検討します。
■地域支援事業費見込額及び内訳
事業費名
平成 27 年度
地域支援事業費
平成 28 年度
平成 29 年度
74,000,000 円
78,000,000 円
158,000,000 円
介護予防・日常生活支援総合事業費
21,000,000 円
23,000,000 円
100,000,000 円
包括的支援事業・任意事業費
53,000,000 円
55,000,000 円
58,000,000 円
99
① 介護予防事業(一次予防事業)
●介護予防普及啓発事業
介護予防や認知症に関する基本的な知識を普及啓発するために、パンフレットを配布して
います。また、一次予防事業対象者に対して基本的な介護予防の知識を習得するための講
座・教室を実施しています。
今後は、主体的な介護予防への取り組みに向け、多様なニーズに応じた情報提供を行いな
がら、介護予防に関する正しい知識の普及・啓発をさらに進めることが必要です。
●地域介護予防活動支援事業
介護予防に関するボランティア等の人材育成のための研修や介護予防に関する地域活動
団体の育成・支援を行っています。また基本的な知識としての介護予防を知ってもらい、それ
を身近な人から伝え、普及することをめざし、地域で介護予防を支援・実践する「元気アップメ
イト」の養成を実施するとともに、養成したメイトの活動場所となる地域における介護予防に関
する取り組み「元気アップ教室」が主体的かつ継続的に実施できるよう支援等を行っています。
「元気アップ教室」については、市内全域 24 区にて取り組まれることを目標としており、現在は
19 区(25 か所)において実施されています。
今後は、中学校区ごとで作成している「交野市介護予防活動紹介集」の配布や見直しを実
施し、地域特性を踏まえた情報提供、啓発活動を行っていくことにより、一層効果的な普及・啓
発活動を進めていくことが必要です。また、地域における健康づくり活動の活性化に努めること
が必要です。「元気アップ教室」については、現在開催されていない地区での開催を促進する
とともに、すでに取り組まれている地区においても、その活動が推進されていくよう支援すること
が必要です。
今後の方向性
介護予防に関する情報提供や各種教室・講座を充実し、元気なうちから介護予防に取り組
む必要性をより多くの市民に啓発します。また、地域で活動する元気アップメイトの養成や、さ
まざまな介護予防活動への支援を行うことによって、市民が主体的に取り組む介護予防活動
を活性化します。
●介護予防普及啓発事業
元気アップ体操の普及啓発に取り組みます。また介護予防に関する講演会については、市
民の健康ニーズに対応した魅力的な内容の充実に努め、参加を促進します。さらに高齢者自
身が身体能力等について知る機会を設けることで、身体能力の維持や改善につなげていくよ
う努めます。
100
■実績値と目標値
単位:回、人
実績値
目標値
取り組み項目
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
平成
27 年度
平成
28 年度
平成
29 年度
実施回数
1
1
1
1
1
1
延べ参加者数
101
166
180
180
180
180
元気アップ体操
実施回数
-
3
22
48
48
48
普及啓発
延べ参加者数
-
298
880
1,920
1,920
1,920
高齢者の体力
測定(元気度
知ろう会)
実施回数
10
12
12
24
24
24
延べ参加者数
42
57
60
180
180
180
講演会の実施
●地域介護予防活動支援事業
「元気アップメイト養成講座」を通じて、地域で活動する介護予防サポーターを育成します。元
気アップメイトなどのサポートによって「元気アップ体操」などに取り組む「元気アップ教室」をはじ
めとする介護予防活動への支援を行い、地域の介護予防活動を活性化します。また、これらの活
動を通じて、地域住民の健康づくりに対する意識を高めるとともに、地域での健康づくりコミュニテ
ィの形成に努め、これまでよりも細やかな範囲における主体的な健康づくり活動が取り組まれるよ
う支援します。
■実績値と目標値
単位:回、人
実績値
目標値
取り組み項目
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
平成
27年度
平成
28 年度
平成
29 年度
実施回数
10
10
10
10
10
10
延べ参加者数
69
130
119
180
180
180
介護予防活動
メイト派遣回数
540
576
600
630
660
690
支援
延べ参加者数
7,830
9,721
10,000
10,500
11,000
11,500
元気アップメイト
養成講座
② 介護予防事業(二次予防事業)
●二次予防事業の対象者把握事業
平成 24 年度から平成 26 年度の3か年で、要介護・要支援認定を受けていない 65 歳以上の
人に「元気度チェック(基本チェックリスト)」を実施し、候補者を選定しています。候補者のう
ち、二次予防事業に参加意向のある人に対し、地域包括支援センターが面接等を実施し、対
象者を把握しています。また、要介護・要支援非該当者も対象者となるため、結果通知の際に
二次予防事業参加の案内を行っています。
今後は、地域の実情に応じて収集した情報等を活用することにより、閉じこもり等の何らかの
支援が必要な高齢者を把握し、介護予防活動につなげていくよう努めます。
101
■実績値
単位:人
実績値
単位:人取り組み項目
平成
24 年度
基本チェックリスト実施者数
二次予防事業対象者
平成
25 年度
平成
26 年度
1,123
8,490
3,164
346
1,737
712
●通所型介護予防事業
二次予防事業の対象者に、通所による介護予防を目的として、「運動器機能の向上」「栄養
改善」「口腔機能の向上」「認知症予防」等に効果があると認められる包括的プログラムを用い
た事業を実施しています。
今後は一次・二次を分け隔てることなく、気軽に参加できるプログラムの検討等に努め、介
護予防に関する教室等への参加を促進します。
■実績値
単位:回、人
実績値
取り組み項目
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
介護予防教室
実施回数
36
47
60
(ゆうゆう元気アップ大作戦!)
延べ参加者数
500
735
900
●訪問型介護予防事業
二次予防事業の対象者であり、特に閉じこもり、うつ、認知症のおそれがある等、心身の状
態等により通所形態による事業への参加が困難で、訪問型介護予防事業の実施が必要と認
められる人を対象に、看護師等が居宅等を訪問し、生活機能に関する問題を総合的に把握・
評価し、必要な相談・指導等を実施します。現在、対象者がいないことから、事業の実施には
至っていません。
事業の実施に当たっては、健康づくりや生活機能向上に向けて、適切な相談・指導等が行
えるよう努めていくことが必要です。
今後の方向性
一次予防事業と二次予防事業を区別せずに、地域の実情に応じた効果的・効率的な介護
予防の取り組みを推進する観点から、従来実施してきた二次予防事業としての事業実施から、
今後は一次・二次を分け隔てることなく、気軽に参加できるプログラムの検討等に努め、介護
予防に関する教室等への参加を促進します。
また、3か年で実施した「元気度チェック」未返信の人の中には、閉じこもりやうつ、認知症等
により日常の生活動作が困難な人が含まれている可能性が高いことから、それらの人のうち独
居もしくは高齢者世帯については個別訪問等の実態把握に努めます。
102
③ 包括的支援事業
地域包括支援センターを社会福祉協議会に委託し、「介護予防ケアマネジメント事業」「総合
相談支援事業」「権利擁護事業」「地域ケア支援事業(包括的・継続的ケアマネジメント支援事
業)」を引き続き実施します。
名称
事業概要
介護保険制度の要支援1・2に認定された人に対して、「介護予防サービス
計画(介護予防ケアプラン)」の作成と、それに基づいたサービス利用に関する
介護予防
支援を行います。また、介護認定を受けていないが、生活機能の低下や、口腔
ケアマネジメント事業
機能の低下など介護予防が必要であると判断された人(二次予防事業対象
者)に対して、介護予防事業の利用に関する支援を行います。
高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らしていけるようにするため、相談の
総合相談支援事業
窓口を設け、どのような支援が必要かを把握し、地域における適切なサービ
ス、機関または制度の利用につなげるなどの支援を行います。
高齢者の人権や財産を守る日常生活自立支援事業や成年後見制度など権
利擁護を目的とするサービスや制度を普及啓発し、また、活用しながら、高齢
権利擁護事業
者のニーズに即したサービスや機関につなぎます。地域包括支援センターは、
高齢者虐待に関する窓口であり、関係機関と連携して虐待の早期発見に努
め、高齢者の虐待防止や権利擁護を図ります。
包括的・継続的ケア
マネジメント支援事業
本人や家族が必要なときに必要な社会資源を切れ目なく活用できるように
支援していくため、医療機関など関係機関との協力体制づくりを行います。
(地域ケア支援事業)
●介護予防ケアマネジメント事業
自立保持のための身体的、精神的及び社会的機能の維持向上を目標とする事業で、市が
行う基本チェックリストにより、介護予防事業の利用が必要と思われる二次予防事業の対象者
を把握し、必要な支援を行っています。
今後、高齢者人口や要介護認定者数の増加に伴い、より一層二次予防対象者の介護予防
事業への参加を促進することが必要です。また、地域包括支援センターが総合相談支援事業、
包括的・継続的ケアマネジメント支援事業等に注力して取り組むことができるよう、教室への参
加勧奨からプラン作成、教室終了後の評価等、個別支援に係るプラン作成等の効率化を図る
ことが必要です。
103
●総合相談⽀援事業/権利擁護事業
地域の高齢者が住み慣れた地域で安心してその人らしい生活を継続していくことができるよ
う、地域におけるさまざまな関係者とのネットワークを構築するとともに、高齢者の心身の状況
や生活の実態、必要な支援等を幅広く把握し、相談を受け、地域における適切な保健・医療・
福祉サービス、機関または制度の利用につなげる等の支援を行っています。また、日常生活
自立支援事業について、専門的な相談対応や成年後見制度などの利用支援、地域関係団体
などへの権利擁護に関する普及・啓発活動を行うなど、高齢者の権利擁護に関するニーズに
対応しています。
地域包括ケアシステムを構築していくため、多様な機関・団体と連携した相談支援の強化を
図ることが必要です。
●包括的・継続的ケアマネジメント支援事業(地域ケア支援事業)
主治医、ケアマネジャー等の多職種協働や地域の関係機関との連携を通じて、ケアマネジ
メントの支援を行うことを目的としています。地域のケアマネジャー等に対するケアプラン作成
技術の指導などの日常的な個別指導・相談、地域のケアマネジャーが抱える支援困難事例へ
の指導助言、医療機関を含む関係施設やボランティア等地域におけるさまざまな社会資源と
の連携・協力体制の整備など、包括的・継続的なケア体制の構築を行っています。
ケアマネジャーの質の向上に向けて、ニーズに応じた研修内容や実施方法を検討していく
ことが必要です。また、地域の福祉・生活支援のさまざまな関係者が集まり、地域の福祉課題
や個々のケース対応について協議する「地域包括ケア会議」の機能強化を図ることが必要で
す。
今後の方向性
ケアプランの質を向上させ、重症化の予防に努めます。また、保健・医療・福祉に関するさま
ざまな関係機関・団体とのネットワークを構築し、地域包括ケアを推進します。
●介護予防ケアマネジメント事業
介護予防事業の現状や対象者の抱える課題を把握しつつ、事業担当機関との連携を進め、
介護予防マネジメントの包括的かつ効率的な提供に努めます。また、介護予防事業への参加
を促進します。
104
●総合相談⽀援事業/権利擁護事業
地域福祉を担う公的機関である社会福祉協議会に、地域包括支援センターが設置されて
いる利点を活かし、さまざまな福祉資源も巻き込みつつ、保健・医療・福祉の連携をさらに強化
し、総合的な相談支援体制を強化します。権利擁護事業については、高齢者に対する虐待の
防止及びその早期発見のみならず、高齢者の権利擁護のために、社会福祉協議会の日常生
活自立支援事業や成年後見制度を、より使いやすいものにする工夫にも取り組みつつ、積極
的に活用していきます。また、関係機関との連携を深めるとともに、より一層市民への啓発活動
を行っていきます。
●包括的・継続的ケアマネジメント支援事業(地域ケア支援事業)
ケアマネジャーがその役割を十分に果たすことができるよう、介護支援専門員連絡会の定期
開催や、他のサービス事業所の連絡会との協力、研修会の充実、情報提供や関係機関との連
携の支援など、資質の向上に努めるとともに、地域包括支援センターを中心とした相談や支援
困難事例のバックアップ体制の強化に努めます。また、ケアマネジメントの充実に向けて、サー
ビス提供後の状況変化などの把握に努めます。さらに、地域におけるさまざまな関係者とのネ
ットワークの構築に向けて、「地域包括ケア会議」を通じて、情報交換や課題共有を図ります。
④ 任意事業
介護方法の指導や要介護者の家族を支援するための事業、介護保険事業の運営の安定化、
高齢者が地域で自立した日常生活を支援するための必要な事業を実施します。
●介護給付等費用適正化事業
介護給付の適正化を図るため、大阪府国民健康保険団体連合会から提供される縦覧点検
表や各種の介護給付適正化システムデータ、介護給付費通知などを活用し、不適正なサービ
ス提供が行われていないかを点検しています。また、居宅介護支援事業者からケアプランを提
出してもらい、チェック事業を行うことにより、より適切で質の高いケアマネジメントを推進してい
ます。
介護給付の適正化によって、不適切な給付を削減する一方で、利用者に対する適切な介
護保険サービスの確保と介護給付費や保険料の増大の抑制につながるものであることから、
今後も適正に事業を実施していくことが必要です。
●家族介護支援事業
介護による家族の身体的・精神的及び経済的負担を軽減するために、以下のような事業を
実施しています。
105
●家族介護継続支援事業
介護家族の健康管理やリフレッシュの観点から、家族介護者交流事業などを実施していま
す。
■実績値
単位:回、人
実績値
取り組み項目
平成
24 年度
講演会等実施回数
家族介護者交流事業
平成
25 年度
平成
26 年度
2
1
3
68
38
50
【認知症高齢者見守り事業】
認知症高齢者家族やすらぎ支援事業は、家族が介護疲れなどで休息が必要なときに「やす
らぎ支援員」を派遣し、認知症高齢者の話し相手や見守りを行い、介護家族を支援していま
す。
■実績値
単位:人、回
実績値
取り組み項目
平成
24 年度
利用実人数
利用回数
平成
25 年度
平成
26 年度
9
8
12
170
166
172
介護保険サービスの利用者が増加しており、より一層適正な介護保険事業を展開していくこ
とが必要です。また、高齢者の在宅生活への意向が高いことや、高齢者同士の介護が増加し
ている中で、これら家族介護を支援するサービスへのニーズは高まってくるものと考えられ、実
施している家族介護支援の充実や新たな支援策の検討が必要になります。
今後の方向性
介護保険制度の周知や適正な介護事業運営を行い、利用者本位のサービス提供に努めま
す。また、家族介護者のリフレッシュの機会や交流機会を充実させ、介護者の不安の解消や
負担の軽減に努めます。
106
●介護給付等費用適正化事業
介護給付費通知の趣旨普及や利用促進、ケアプランチェック事業のより一層効果的な方法
に取り組みます。また、介護保険の本来の制度趣旨の啓発や、良質な事業展開や利用者選
択のために必要な情報の提供等を行うことにより、適正化に関する意識啓発を行います。
●家族介護支援事業(家族介護継続支援事業)
介護家族の健康管理やリフレッシュの観点から、家族介護者交流事業や家族介護教室など
を今後も引き続き実施するとともに、交野市介護者(家族)の会の育成・支援を行っていきます。
また、高齢者や家族介護者のニーズを踏まえ、現在の実施事業以外にも家族介護を支援でき
る事業やサービスがないかを検討します。
■目標値
単位:回、人
目標値
取り組み項目
平成 27 年度
講演会等実施回数
家族介護者交流事業
平成 28 年度
平成 29 年度
2
2
2
100
100
100
●家族介護⽀援事業(認知症⾼齢者⾒守り事業)
認知症高齢者の介護でさまざまな悩みを抱えている家族を支援するため、やすらぎ支援員
の養成に努め、事業の利用についての広報に努めます。また、近年新たな課題となっている
若年性認知症の増加への対応も含め、講演会の開催等、正しい知識と理解を深める機会づく
りに取り組みます。
■目標値
単位:人、回
目標値
取り組み項目
平成 27 年度
利用実人数
利用回数
107
平成 28 年度
平成 29 年度
15
17
20
515
595
700
⑤ その他の事業
その他、高齢者の権利擁護に関する事業や日常生活の支援に係る事業、生きがいづくりに寄
与する事業など、高齢者が自立していきいきと暮らせることを目標に、さまざまな事業を実施しま
す。
高齢者やその家族等に対して、以下のような事業を実施しています。
●成年後⾒制度利⽤⽀援事業
家族・関係者による成年後見制度の申立てが困難な場合に、市長による後見等開始の審
判申立てを行っています。また、後見開始後の報酬を支払うことが困難な経済状況の場合、報
酬費用を助成する制度を整えています。
●住宅改修⽀援事業
ケアマネジャーが、他の介護保険サービスを利用していない利用者に対し、介護保険住宅
改修費の支給の申請に関わる理由書を作成した場合に、一部費用を助成する事業を実施し
ています。
■実績値
単位:件
実績値
取り組み項目
平成
24 年度
利用件数
平成
25 年度
24
平成
26 年度(見込み)
14
15
【地域自立生活支援事業】
高齢者の地域における自立した生活を継続させるため、食事支援が必要な高齢者に対して
食事の提供と安否確認を行う配食サービスを行っています。
■実績値
単位:食
実績値
取り組み項目
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度(見込み)
介護予防事業分
75
180
83
10,901
9,332
6,176
(二次予防対象者)
任意事業分
108
今後、高齢者や家族等のニーズ把握や利用状況などから、事業の必要性・有効性を見極め
つつ、より魅力的な事業実施方法の検討が必要です。
今後の方向性
情報提供の充実や、ニーズに応じたサービス提供や事業実施に努めます。
サービスや事業内容に関する情報提供を充実させ、利用を促進します。また、多様化する
高齢者の福祉ニーズに対応するため、必要に応じて事業内容の検討を行います。
●成年後⾒制度利⽤⽀援事業
成年後見制度の市長申立てに要する経費や、低所得者に対して成年後見人等の報酬の助
成を行うとともに、成年後見制度の普及・啓発に努めます。
●住宅改修⽀援事業
対象者の身体状況に応じた効果的な住宅改修の推進のために、ケアマネジャー等による適
切な理由書作成の支援を行っていきます。
■目標値
単位:件
目標値
取り組み項目
平成 27 年度
利用件数
平成 28 年度
26
平成 29 年度
28
30
【地域自立生活支援事業】
効果的な安否確認の実施も含め、単なる食事の提供にとどまらず、栄養状態の改善や、調
理や生活習慣の向上等の、総合的な生活面での自立生活へつなげるような事業展開に努め
ます。
■目標値
単位:食
目標値
取り組み項目
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
介護予防事業分
90
100
110
8,800
8,800
8,800
(二次予防対象者)
任意事業分
109
(7)福祉サービスの充実
① 生活支援事業
高齢者の住み慣れた地域での自立した日常生活を支援するために、必要な事業を実施しま
す。
●外出支援サービス事業
福祉タクシーを利用する際に、申請により福祉タクシー利用券を交付し、初乗り料金を年 24
回分(ただし、年度途中は月割り分。要介護認定3以上の人対象)を助成する事業です。
高齢者の社会参加を促進するためにも、需要に応じたサービス提供に努めることが必要で
す。
■実績値
単位:人、回
実績値
取り組み項目
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
利用申請人数
175
190
186(12 月現在)
延べ利用回数
746
876
507(9 月現在)
●ふとん丸洗い(寝具類等洗濯・乾燥・消毒)サービス事業
高齢者のみの世帯等で、寝具類の衛生管理が困難な人を対象に、洗濯・乾燥等の費用の
一部を助成するサービスを提供しています。
単身高齢者世帯や高齢夫婦世帯が増加している中、今後も利用ニーズが高まることが予測
されることから、需要に応じたサービス提供に努めることが必要です。
■実績値
単位:人、回
実績値
取り組み項目
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度(見込み)
利用申請人数
2
2
2
延べ利用回数
2
2
0
110
●訪問理美容サービス事業
理髪店や美容店に出向くことが困難な高齢者に対し、自宅における訪問理美容サービス事
業を実施しています。年度内4回を限度として、訪問理美容サービス利用の際の、訪問に要す
る費用部分を助成しています。
今後とも、需要に応じたサービス提供に努めることが必要です。
■実績値
単位:人、回
実績値
取り組み項目
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度(見込み)
利用申請人数
10
13
11
延べ利用回数
5
3
4
●軽度⽣活援助事業
日常生活を営むのに支障のある一人暮らし高齢者等へ、軽度な家事援助をシルバー人材
センターに委託して実施しています。また、介護保険の非該当の人や認定を受けていない人
でサービスが必要な人には、介護保険サービス事業者に委託して、生活援助や身体介護の
ヘルパーを派遣しています。
対象となるサービス内容について、他の諸制度や介護保険サービスとの整合性を検討しつ
つ、対象者のニーズに応じた提供形態を検討する必要があります。
■実績値
単位:回
実績値
取り組み項目
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度(見込み)
軽度の家事援助利用回数
274
191
25
介護保険に準じた援助利用回数
186
164
61
●生きがい活動支援通所事業(デイサービス)
日頃外出する機会が少ない高齢者や、日常生活を営むのに支障がある高齢者を対象とし
て、心身機能の維持向上や家での閉じこもり防止を図り、日常生活動作の訓練や趣味活動な
どを行います。
要介護認定で非該当と判定された人を対象として、介護保険サービス事業者に委託して実
施していますが、事業の目的に即したサービスの提供や事業効果の評価について、検討を加
えていきます。
高齢者の社会参加や生きがいづくり、交流活動の促進として、重要な役割を担っていること
から、事業内容を広く周知するとともに、特に閉じこもりがちな高齢者の積極的な利用促進に
努めることが必要です。
111
■実績値
単位:人
実績値
取り組み項目
平成
24 年度
利用者数
平成
25 年度
4
平成
26 年度(見込み)
0
0
●日常生活用具給付・貸与
在宅での日常生活を安全で暮らしやすくするために必要な用具を給付・貸与しています。
生計中心者の前年の所得税額に応じて、費用の利用者負担があります。
電磁調理器や歩行支援用具、入浴補助用具など日常的に使用する品目については、その
人に適した用具を給付できるよう、また、その品目を使用し得る身体能力や理解度についても
十分考慮し、適切なサービス提供に努めることが必要です。
■実績値
単位:人
実績値
取り組み項目
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度(見込み)
電磁調理器
0
0
0
老人用電話
1
1
0
自動消火器
0
0
0
火災警報器
0
0
0
歩行支援用具
1
0
0
入浴補助用具
1
0
0
3
1
0
合
計
112
●配食サービス
食事づくりが困難な単身高齢者世帯や高齢夫婦世帯の人、重度の障がいのある人などを
対象に週3回夕食を届け、安否確認をしています。「食」の自立支援の観点から、他のサービ
ス利用や、必要期間を限定しての提供等、総合的にアセスメントし、利用者に合った「食」の援
助方法を検討し、提供しています。糖尿病食や減塩食などの病態別の食事にもできる限り対
応しています。また、市内を地区ごとに分け、在宅介護支援センターと連携して、配食時の緊
急対応ができる体制づくりを行っています。
配食サービスは高齢者の栄養管理のほか、見守り活動にもつながるため、一人暮らし高齢
者等が積極的に利用するよう呼びかけていくことが必要です。
■実績値
単位:食
実績値
取り組み項目
平成
24 年度
延べ配食数
平成
25 年度
334
平成
26 年度(見込み)
173
290
●⽼⼈福祉⼤会
敬老金・金婚式記念品の贈呈式等も含め、敬老・長寿の記念行事として、交野市星友クラブ
連合会と共催で行っています。開催場所への交通の利便が悪いためバスによる送迎を行って
おり、民生委員・児童委員等が支援しています。
より魅力的な大会となるよう、高齢者等のニーズを踏まえた実施に努めることが必要です。
■実績値
単位:人
実績値
取り組み項目
平成
24 年度
参加者数
平成
25 年度
400
113
平成
26 年度
400
420
●敬⽼祝品・⾦婚祝品の贈呈
99 歳と金婚式の人に祝品を贈呈しています。
高齢者等のニーズ把握や利用状況などから、事業の必要性・有効性について検討すること
が必要です。
■実績値
単位:人
実績値
取り組み項目
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
敬老祝品
11
8
18
金婚式
72
65
84
今後の方向性
高齢者がその人らしくいきいきと暮らしていけるよう、日常生活に係るさまざまな支援を充実
します。また、外出支援や趣味活動等の場の確保など、介護予防や生きがいづくりの観点から、
事業を実施します。
●外出支援サービス事業
要介護高齢者の公共施設・医療機関利用等の日常生活の利便を図るため、事業の啓発・
充実に努めます。また、委託事業所との連携を深め、ストレッチャー対応車輌の整備など、安
心して利用できる環境の確保に努め、サービスの充実を図ります。
●ふとん丸洗い(寝具類等洗濯・乾燥・消毒)サービス事業
利用者数が少ない現状を踏まえて、他のサービス利用の困難な人の受け皿として、事業の
利用対象者のニーズ把握・検討を行うとともに、市民及び介護保険事業者への周知を引き続
き行います。
●訪問理美容サービス事業
利用者数が少ない現状を踏まえて、市内の理美容店で行われている出張サービスについ
ての現状と、利用者のニーズ把握・分析を行うとともに、効果的な施策提供について、検討して
いきます。
114
●軽度⽣活援助事業
一人暮らし高齢者等の日常生活の援助を図るため、関係機関との連携を密に行い、適切な
形態でのサービスを提供していきます。
●生きがい活動支援通所事業(デイサービス)
利用者の心身の状況に応じたサービスを提供できるよう、内容の工夫を図るとともに、今後も
介護保険サービスや介護予防事業との調整を図ります。
●日常生活用具給付・貸与
在宅における自立生活支援のための事業として、今後とも事業の周知を図り、引き続き実施
します。また、社会情勢の変化に伴い、必要な品目や利用者ニーズなどを検討し、より効果的
な事業となるよう位置づけを検討していきます。
■事業概要
用具
対象者
電磁調理器、火災警報器、自動消火器
心身機能の低下により、防火などの配慮が必要な
概ね 65 歳以上の一人暮らしの人など
老人用電話(貸与)
概ね 65 歳以上の一人暮らしの人など
概ね 65 歳以上の入浴に介助が必要な人で、介護
保険において「非該当」となった人
概ね 65 歳以上の下肢が不自由な人で、介護保険
において「非該当」となった人
入浴補助用具
歩行支援用具(手すり、杖、歩行器等)
●配食サービス
「食」の自立の観点から十分なアセスメントを行った上で、計画的・有機的につなげて引き続
き事業を実施します。また、在宅配食サービス事業は見守り活動として有効であることから、事
業の一層の周知を図ります。
二次予防事業を対象とした地域支援事業・介護予防事業分、及び任意事業分での提供分
とのすみ分けや自立へ向けた円滑なサービス移行など、効果的な提供方法の検討を進めて
いきます。
115
●⽼⼈福祉⼤会
老人福祉大会の内容、開催場所について市民のニーズ等を把握し、時代に応じた開催形
態について検討を進めます。
■目標値
単位:人
目標値
取り組み項目
平成 27 年度
参加者数
平成 28 年度
420
平成 29 年度
420
420
●敬⽼祝品・⾦婚祝品の贈呈
敬老と金婚の祝品については、他の事業との調整や、時代のニーズに応じたより効果的な
施策内容となるよう、検討を進めます。
② 一人暮らし高齢者対策
一人暮らし高齢者が安心して在宅生活を送ることができるよう、緊急時の支援や日常的な見守
り活動を行うために必要な事業を実施します。
●緊急通報システム
概ね 65 歳以上の単身高齢者世帯や高齢夫婦世帯で必要な人に安全確保を目的に緊急通
報装置を貸与します。身辺に異常を感じたとき、緊急ボタンを押すことによって、コントロールセ
ンターの看護師と通話ができ、緊急時には警備員がかけつけたり、消防署に連絡が入るシス
テムになっています。また相談機能により、相談ボタンで健康相談ができるようにもなっていま
す。
一人暮らし高齢者が増加する中、より一層事業の周知を図り、対象者の利用を促進すること
が必要です。
■実績値
単位:台
実績値
取り組み項目
平成
24 年度
設置台数
平成
25 年度
592
116
平成
26 年度(見込み)
574
562
●お元気コール
65 歳以上の一人暮らし高齢者に対し、定期的な安否確認をすることによって、高齢者の不
安解消及び状況確認をすることを目的とし、緊急通報装置を利用して月に2回ナースコールセ
ンターより、保健師や看護師が電話にて利用者の安否確認及び健康状況の確認を行う事業
です。
今後、高齢者のセーフティネットと連携を図り、より多くの人が利用できるよう体制づくりに努
めることが必要です。
■実績値
単位:人
実績値
取り組み項目
平成
24 年度
利用者数
平成
25 年度
245
平成
26 年度(見込み)
243
231
今後の方向性
一人暮らし高齢者に対する緊急時の迅速で、円滑な連絡体制を構築します。また、民生委
員・児童委員などの地域で高齢者を見守る団体等と連携し、安心して暮らせるセーフティネット
の構築をめざします。
●緊急通報システム
民生委員・児童委員による高齢者世帯調査や他のサービス等と連携し、必要な世帯に普
及・設置できるよう努め、セーフティネットとして機能させていきます。
また、委託先事業者との協力により、適切かつ効果的な、通報対応体制の整備や、対応結
果の把握と活用等についても努めていきます。
●お元気コール
孤立しがちな一人暮らし高齢者に対するサービスとして、より効率よくサービス提供が図れる
よう、実施体制及び内容の検討を進めます。
117
③ 施設サービス(介護保険外の高齢者施設等)
高齢者の多様な住まいを確保するために、必要な事業を実施します。
●養護⽼⼈ホーム
本市には養護老人ホームはなく、近隣市の施設に措置しています。介護保険制度の改正に
より、養護老人ホームについても、増大する入所者の介護ニーズには介護保険で対応すること
となり、入所者がその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるようにするととも
に、地域に戻って自立した生活を送ることを支援する施設としての位置づけが明確になりまし
た。
公営住宅や共同居住型(グループリビング)の住宅など、昨今では多様な受け皿が考えられ
ることから、これらの事業も視野に入れ、入所者の新たな行き先の確保に努める必要がありま
す。また、入所者の自立をめざす支援が行えるよう、さまざまな制度との調整を進めることが必
要です。
■実績値
単位:人
実績値
取り組み項目
平成
24 年度
入居者数
平成
25 年度
7
平成
26 年度(見込み)
7
7
●軽費⽼⼈ホーム(経過型軽費⽼⼈ホーム)
軽費老人ホーム(基準省令においては「経過型軽費老人ホーム」)について、本市には昭和
56 年2月に開所した、食事提供のあるA型「軽費老人ホーム明星」の1施設(50 床)がありま
す。
軽費老人ホームには、低所得の身寄りのない人を対象とするA型、家庭環境などにより居宅
生活が困難で、自炊できる程度の健康状態の人を対象とするB型、高齢などのため自立して
生活するには不安のある人を対象としたケアハウスがあります。今後は、これら3類型をケアハ
ウスに統一していく方向性が国指針で示されており、ケアハウスへの移行も含めて今後のあり
方を検討していくことが必要です。
■実績値
単位:人
実績値
取り組み項目
平成
24 年度
定員数
平成
25 年度
50
118
平成
26 年度
50
50
●ケアハウス(軽費⽼⼈ホーム)
ケアハウス(軽費老人ホーム)について、本市には平成8年9月に開所した「ケアハウスきんも
くせい」の1施設(50 床)があります。
平成 23 年度に公募を実施しましたが、応募者はありませんでした。
民間の有料老人ホームが増える中、市民のニーズを踏まえて今後検討していくことが必要と
なっています。
■実績値
単位:人
実績値
取り組み項目
平成
24 年度
定員数
平成
25 年度
50
平成
26 年度
50
50
●在宅介護⽀援センター
平成 18 年度から、地域包括支援センターのブランチとしての機能も併せ持つなど、位置づ
けが変わりました。相談会や介護予防教室の開催、また地域でのケース検討会への参加等を
通じて、在宅介護支援センターの活動を展開しています。
24 時間 365 日の総合相談、緊急時の相談窓口としても、地域包括支援センターの役割を補
完しています。今後は、在宅介護支援センターが担ってきた地域での実践と成果を踏まえ、今
後の必要性や新たな役割、活動について検討を進めていく必要があります。
●保健福祉総合センター
保健福祉総合センター(愛称:ゆうゆうセンター)は、保健福祉の拠点として、乳児から高齢
者までを対象とした健康予防講座や健診を実施しているほか、福祉団体の会議や各種行事の
開催、また最近増加してきた健康教室の修了者の各種OB会や子育てサークル、趣味のサー
クル活動が活発に展開されています。
高齢者の多様な活動の場として、施設内での取り組みや事業の充実を図り、高齢者の社会
参加や生きがいづくり、健康づくりの促進につなげることが必要です。
今後の方向性
高齢者数が増加する中、施設入所待機者や低所得者など、さまざまな状況にある高齢者に
対して、安全に安心して暮らしていけるよう、養護老人ホームやケアハウスなどの多様な住まい
の確保に努めます。また、保健福祉総合センターなど、地域で暮らす高齢者にとって、身近な
相談窓口の充実や活動拠点の充実に努めます。
119
●養護⽼⼈ホーム
養護老人ホームは、家庭環境や経済的理由により居宅生活が困難となった低所得高齢者
のセーフティネットとして、重要な役割を担っていることから、施設の確保に当たっては、市民ニ
ーズを踏まえ、広域での確保を視野に入れて検討します。また、入所者が有する能力に応じ、
いきいきとした生活を営むことができるように支援するため、施設との連携を深めるとともに、入
所者が地域に戻って自立した生活を送ることができるよう関係機関との一層の連携を図りま
す。
なお、養護老人ホームについては、第6期期間中での整備見込みはありません。
●軽費⽼⼈ホーム(経過型軽費⽼⼈ホーム)
施設利用者の状況や待機者の傾向等の、施設に対するニーズを把握するとともに、関連施
設の動向も踏まえながら、市民ニーズに対応していきます。また、入所者の地域交流や、自立
支援・介護予防を一層推進します。
さらに、軽費老人ホームは、家庭環境や経済的理由により居宅生活が困難となった低所得
高齢者のセーフティネットとして、重要な役割を担っていることから、必要な機能の確保に努め
ます。
なお、軽費老人ホームについては、第6期期間中での整備見込みはありません。
●ケアハウス(軽費⽼⼈ホーム)
住み慣れた地域での生活の場として、また、高齢者の増加に伴う入所希望者の増加など、
市民の利用ニーズを踏まえ、多様なサービス提供について検討します。
さらに、地域との交流を一層推進するとともに、医療機関との連携強化を促進します。
なお、ケアハウスについては、第6期期間中での整備見込みはありません。
●在宅介護⽀援センター
地域包括支援センターのブランチ機能等の必要性について検討します。
これまで在宅介護支援センターが担ってきた役割と蓄積されたノウハウ、地域とのネットワー
クなどを活かした新たな活動や役割について検討します。
また、地域包括ケア体制の構築に向けた中で、在宅介護支援センターが担う役割などにつ
いて、その必要性や新たな役割、活動も含めて検討を進めます。
●保健福祉総合センター
保健福祉総合センターは、保健福祉の総合拠点として、今後とも交流促進や情報収集・提
供、研修活動などのコーディネート機能を強化します。
120
第6章 介護事業費の⾒込みと保険料
1.介護保険事業費の見込み
(1)介護給付費の見込量
単位:円
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
居宅サービス
訪問介護
357,365,994
370,900,550
377,543,899
8,874,566
9,139,071
9,500,403
103,121,452
124,033,526
146,378,969
訪問リハビリテーション
11,064,950
11,079,539
11,126,727
居宅療養管理指導
48,635,834
49,482,812
49,934,370
通所介護
741,116,995
658,127,779
724,118,960
通所リハビリテーション
242,803,269
246,462,233
248,991,613
短期入所生活介護
180,675,040
212,024,766
253,531,256
17,603,968
22,301,985
26,511,454
0
0
0
118,225,875
127,992,038
136,261,080
7,716,968
8,292,470
8,310,352
18,792,150
20,040,487
21,693,032
286,675,831
285,700,837
284,768,140
11,488,396
14,345,911
17,229,645
0
0
0
3,800,252
4,131,829
4,414,773
55,383,847
57,387,085
70,963,415
300,196,281
299,725,505
299,846,729
0
0
0
180,555,941
180,207,132
360,028,917
58,388,887
116,439,677
135,141,164
164,531,945
181,029,740
訪問入浴介護
訪問看護
短期入所療養介護(老健)
短期入所療養介護(病院等)
福祉用具貸与
特定福祉用具販売
住宅改修
特定施設入居者生活介護
地域密着型サービス
定期巡回・随時対応型訪問介護看護
夜間対応型訪問介護
認知症対応型通所介護
小規模多機能型居宅介護
認知症対応型共同生活介護
地域密着型特定施設入居者生活介護
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
複合型サービス
地域密着型通所介護
介護保険施設サービス
介護老人福祉施設
736,674,191
735,251,035
735,251,035
介護老人保健施設
539,741,764
538,699,055
538,699,055
2,257,469
2,253,108
2,253,108
197,513,933
204,311,447
210,547,818
介護療養型医療施設
居宅介護支援
※端数処理の関係上、介護給付費の総合計と合わない場合があります。
121
(2)介護予防給付費の見込量
単位:円
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
介護予防サービス
介護予防訪問介護
80,017,407
84,102,900
41,793,093
0
0
0
17,655,460
21,348,671
25,677,703
介護予防訪問リハビリテーション
1,144,343
1,303,029
1,518,676
介護予防居宅療養管理指導
3,489,706
3,495,058
3,499,160
126,289,647
133,793,212
63,469,746
56,060,985
57,414,285
58,902,233
3,989,265
4,418,839
5,321,751
介護予防短期入所療養介護(老健)
0
0
0
介護予防短期入所療養介護(病院等)
0
0
0
15,585,421
17,849,624
20,133,151
3,384,870
3,420,490
3,476,437
介護予防住宅改修
17,196,642
18,189,666
19,143,413
介護予防特定施設入居者生活介護
34,003,379
34,843,889
35,448,207
0
0
0
介護予防小規模多機能型居宅介護
3,566,082
3,586,545
3,570,169
介護予防認知症対応型共同生活介護
4,908,901
4,899,418
4,899,418
44,222,982
50,429,160
57,304,611
介護予防訪問入浴介護
介護予防訪問看護
介護予防通所介護
介護予防通所リハビリテーション
介護予防短期入所生活介護
介護予防福祉用具貸与
特定介護予防福祉用具販売
地域密着型介護予防サービス
介護予防認知症対応型通所介護
介護予防支援
※端数処理の関係上、介護予防給付費の総合計と合わない場合があります。
(3)標準給付費
単位:円
平成 27 年度
介護給付費(A)
平成 28 年度
平成 29 年度
4,228,673,853
4,462,861,824
4,854,075,658
411,515,091
439,094,785
344,157,768
33,047,023
53,401,996
55,557,304
4,607,141,921
4,848,554,613
5,142,676,122
155,268,017
158,074,358
173,165,730
高額介護サービス費等給付額(F)
84,517,678
89,498,144
94,772,100
高額医療合算介護サービス等給付額(G)
11,881,392
12,870,788
13,942,573
3,989,534
4,307,946
4,651,796
4,862,798,543
5,113,305,849
5,429,208,322
介護予防給付費(B)
一定以上所得者の利用者負担の見直しに伴う財政影響額(C)※
総給付費(D)=(A)+(B)-(C)
特定入所者介護サービス費等給付額(E)
審査支払手数料(H)
標準給付費見込額(I)=(D)+(E)+(F)+(G)+(H)
※制度改正に伴い、一定以上の所得の方の自己負担を引き上げた際に生じる影響額。
122
2.介護保険料の設定
(1)第5期計画からの変更点
① 第1号被保険者及び第2号被保険者の負担割合
平成 27 年度~平成 29 年度までの第1号被保険者の負担割合が 21%から 22%へ、第2号被
保険者は 29%から 28%に変更。
② 低所得者の保険料の軽減割合を拡⼤
○給付費の5割の公費に加えて別枠で公費を投入し、低所得者の保険料の軽減割合を拡大。
○保険料見通し:5,000 円程度(第5期:2012 年度~2014 年度)→2025 年度 8,200 円程度。
○所得水準に応じたきめ細やかな保険料設定を行う観点から、標準段階が第5期は6段階だっ
たものが9段階に細分化。また、引き続き保険者判断により、さらにきめ細やかな設定が可能。
③ ⼀定以上の所得のある利⽤者の⾃⼰負担を引き上げ
一定以上所得のある利用者の自己負担が1割から2割に引き上げ。
④ 低所得の施設利⽤者の⾷費・居住費を補填する「補足給付」の要件に資産などを追加
補足給付の支給段階の判定については、預貯金などの資産を勘案した上で判定。
(2)第1号被保険者保険料算定の考え方
☆ 保険料段階について、現行 13 段階の所得区分を見直します。
現行の第7段階の所得区分を細分化し、第8段階以降は現行の所得区分を採用し、改正 13 段
階の所得区分を設定しています。
第 7 段階
1,200,000 円以上
第 8 段階
1,900,000 円以上
第 9 段階
2,000,000 円以上
第 10 段階
3,500,000 円以上
第 11 段階
5,000,000 円以上
第 12 段階
6,500,000 円以上
第 13 段階
8,000,000 円以上
☆ 介護給付費準備基金を取り崩し、保険料の上昇を抑制します。
介護給付費準備基金を保険料に充当することにより、保険料の上昇を抑制しました。基金の取り
崩しについては、平成 26 年度末の残高約1億4千万円から、給付費の上昇に対応するため、3年
間で全額取り崩しを行うこととしました。これにより、月額 179 円の保険料の軽減を図っています。
123
(3)第1号被保険者保険料(基準額)の算定
第1号被保険者の介護保険料の額は、下記の手順で算定しています。
■介護保険事業費の見込み
平成 27 年度
標準給付費
地域支援事業費
合計
平成 28 年度
平成 29 年度
合計
4,862,798,543
5,113,305,849
5,429,208,322
15,405,312,714
74,000,000
78,000,000
158,000,000
310,000,000
4,936,798,543
5,191,305,849
5,587,208,322
15,715,312,714
① 標準給付費+地域支援事業費合計見込額(平成 27 年度~平成 29 年度)
15,715,312,714 円
×22%(第1号被保険者の負担割合)
② 第1号被保険者負担分相当額(平成 27 年度~平成 29 年度)
3,457,368,797 円
+ 調整交付金相当額
770,265,636 円
- 調整交付金見込額
117,080,000 円
- 介護給付費準備基金取崩額
140,000,000 円
- 財政安定化基金取崩による交付額
0円
③ 保険料収納必要額(平成 27 年度~平成 29 年度)
3,970,554,433 円
④ 基準額
保険料収納必要額
補正後の被保険者数
(3年間延べ人数)
収納率(98.5%)
÷
3,970,554,433 円
÷
0.9850
年間保険料
≒
65,997 人
61,080 円
※補正後の被保険者数とは、保険料所得段階加入割合によって
補正した後の人数。
年間保険料
月額保険料
÷
12 か月
=
61,080 円
5,090 円【基準額】
124
(4)所得段階別 第6期介護保険料
【改正前所得段階(13 段階)】 平成 24 年度~平成 26 年度
保険料段階
基準額に
対する割合
第1段階
基準額×0.50
生活保護受給者及び老齢福祉年金受給者等で世帯非課税者
27,756 円
2,313 円
第2段階
基準額×0.50
世帯非課税で課税年金収入額+合計所得金額が80万円以下の者
27,756 円
2,313 円
第3段階
基準額×0.65
世帯非課税で課税年金収入額+合計所得金額が80万円超120万円以下の者
36,084 円
3,007 円
第4段階
基準額×0.75
世帯非課税で課税年金収入額+合計所得金額が120万円超の者
41,628 円
3,469 円
第5段階
基準額×0.90
世帯課税の本人非課税で課税年金収入額+合計所得金額が80万円以下の者
49,956 円
4,163 円
第6段階
基準額
世帯課税の本人非課税で課税年金収入額+合計所得金額が80万円超の者
55,500 円
4,625 円
第7段階
基準額×1.20
本人課税で合計所得金額が190万円未満の者
66,600 円
5,550 円
第8段階
基準額×1.30
本人課税で合計所得金額が190万円以上200万円未満の者
72,156 円
6,013 円
第9段階
基準額×1.50
本人課税で合計所得金額が200万円以上350万円未満の者
83,256 円
6,938 円
第 10 段階
基準額×1.70
本人課税で合計所得金額が350万円以上500万円未満の者
94,356 円
7,863 円
第 11 段階
基準額×1.80
本人課税で合計所得金額が500万円以上650万円未満の者
99,900 円
8,325 円
第 12 段階
基準額×1.85
本人課税で合計所得金額が650万円以上800万円未満の者
102,684 円
8,557 円
第 13 段階
基準額×1.90
本人課税で合計所得金額が800万円以上の者
105,456 円
8,788 円
対象者
年額
月額
※年額、月額は、端数処理の関係上基準額に対する割合と合わない場合があります。
【改正後所得段階(13 段階)】 平成 27 年度~平成 29 年度
保険料段階
基準額に
対する割合
第1段階
基準額×0.50
対象者
年額
月額
生活保護受給者及び老齢福祉年金受給者等で世帯非課税者
30,540 円
2,545 円
世帯非課税で課税年金収入額+合計所得金額が80万円以下の者
第2段階
基準額×0.65
世帯非課税で課税年金収入額+合計所得金額が80万円超120万円以下の者
39,720 円
3,310 円
第3段階
基準額×0.75
世帯非課税で課税年金収入額+合計所得金額が120万円超の者
45,840 円
3,820 円
第4段階
基準額×0.90
世帯課税の本人非課税で課税年金収入額+合計所得金額が80万円以下の者
55,020 円
4,585 円
第5段階
基準額
世帯課税の本人非課税で課税年金収入額+合計所得金額が80万円超の者
61,080 円
5,090 円
第6段階
基準額×1.20
本人課税で合計所得金額が120万円未満の者
73,320 円
6,110 円
第7段階
基準額×1.30
本人課税で合計所得金額が120万円以上190万円未満の者
79,440 円
6,620 円
第8段階
基準額×1.50
本人課税で合計所得金額が190万円以上200万円未満の者
91,620 円
7,635 円
第9段階
基準額×1.65
本人課税で合計所得金額が200万円以上350万円未満の者
100,800 円
8,400 円
第 10 段階
基準額×1.80
本人課税で合計所得金額が350万円以上500万円未満の者
109,980 円
9,165 円
第 11 段階
基準額×1.90
本人課税で合計所得金額が500万円以上650万円未満の者
116,100 円
9,675 円
第 12 段階
基準額×1.95
本人課税で合計所得金額が650万円以上800万円未満の者
119,160 円
9,930 円
第 13 段階
基準額×2.00
本人課税で合計所得金額が800万円以上の者
122,160 円
10,180 円
※年額、月額は、端数処理の関係上基準額に対する割合と合わない場合があります。
125
第7章 計画の推進体制
1.計画の推進体制
本計画は介護保険事業の円滑な運営とともに、高齢者の生活を支え、健康で生きがいのある生活
を営んでもらえるよう、保健・福祉分野のみならず生涯学習、文化・スポーツ、住宅、都市基盤など、総
合的な支援に取り組む方針を示しています。
そのため、計画の推進に当たっては、計画の円滑な実施に向けて、高齢介護課を中心に施策・事
業の進捗管理等を行います。
さらに、全市的な観点から本計画の推進、進行管理や見直しなどを行うため、医療機関や社会福
祉法人などの関係機関とのきめ細やかな連携を進めます。
2.介護保険事業等の進捗状況等の把握
介護保険制度を円滑に進めるため、計画の進行・進捗に関する情報を総合的にとりまとめるととも
に、新たな課題への対応、事業評価などを推進していくことが求められます。
そこで、本市における介護保険サービスの利用者、サービス供給量などの基礎的なデータの収集、
市民ニーズ、利用者満足度などの質的情報の把握などを随時実施するとともに、事業全体の進行・進
捗の把握・確認を行い、総合的な調整や新たな課題の検討、評価・分析等を実施します。
また、計画の進行・進捗に関する情報や検討・評価の結果等については、定期的に報告を行いま
す。
126
資料編
1.交野市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画推進審議会条例
(設置)
第1条 地方自治法(昭和22年法律第67号)第138条の4第3項の規定に基づき、交野市高齢者
保健福祉計画・介護保険事業計画推進審議会(以下「審議会」という。)を置く。
(所掌事務)
第2条 審議会は、市長の諮問に応じ、老人福祉法(昭和38年法律第133号)第20条の8に規定
する老人福祉計画及び介護保険法(平成9年法律第123号)第117条に規定する介護保険事
業計画の策定及び推進について、調査及び審議するほか、必要に応じ、その進捗について意
見交換を行う。
(組織)
第3条 審議会は、委員20人以内で組織する。
2 委員は、次に掲げる者のうちから市長が任命する。
(1) 福祉、保健若しくは医療に係る団体から推薦された者又はその代表者
(2) 学識経験を有する者
(3) 介護保険の被保険者
(4) その他市長が適当と認める者
(任期)
第4条 委員の任期は、3年とし、再任されることを妨げない。ただし、委員が欠けた場合における補
欠委員の任期は、前任者の残任期間とする。
(会長及び副会長)
第5条 審議会に、会長及び副会長1人を置く。
2 会長及び副会長は、委員の互選により定める。
3 会長は、会務を総理し、審議会を代表する。
4 副会長は、会長を補佐し、会長に事故あるときは、その職務を代理する。
(会議)
第6条 審議会の会議は、会長が招集する。
2 審議会は、委員の定数の半数以上が出席しなければ、会議を開くことができない。
3 審議会の議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数のときは、会長の決するところによる。
4 会長が必要と認めるときは、審議会に委員以外の者の出席を認め、説明又は意見を聴くことが
できる。
(守秘義務)
第7条 委員は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も、また、同様とす
る。
(庶務)
第8条 審議会の庶務は、福祉部において処理する。
(委任)
第9条 この条例に定めるもののほか、審議会に関し必要な事項は、市長が別に定める。
附 則
この条例は、平成25年4月1日から施行する。
127
2.交野市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画推進審議会 委員名簿
氏 名
安養寺 敏彦
団 体 名 等
交野市工業会 会長
池永 直美
(社福)もくせい会 ケアハウスきんもくせい施設長
石塚 春雄
(一社)交野市歯科医師会 専務理事
勝井 和代
交野市介護者(家族)の会 会長
雲川 勝己
交野市区長会 会長
古賀 喜久
連合交野連絡会 議長
○阪長 保
杉本 敏夫
(社福)交野市社会福祉協議会 会長
関西福祉科学大学 教授
橘 順一
交野市身体障がい者福祉会 会長
谷頭 修
交野市星友クラブ連合会 副会長
辻本 康男
北河内薬剤師会 会長
西井 紀子
交野市民生委員児童委員協議会 副会長
西田 孝司
(社福)豊年福祉会 理事長
◎波戸 良光
(一社)交野市医師会 会長
宮園 将哉
大阪府四條畷保健所 所長
村瀬 章子
公募委員(介護保険第二号被保険者)
山根 豊
交野市ボランティアグループ連絡会 副会長
山本 ツヤ
交野市女性団体連絡協議会 会長
山本 好美
公募委員(介護保険第一号被保険者)
※敬称略、50 音順、◎:会長、○:副会長
128
3.用語集
用
語
アセスメント
運動器
あ行
栄養改善
NPO(NPO 法人)
介護報酬
介護予防
かかりつけ医
緊急通報システ
ム
か行
ケアマネジャー
(介護支援専門
員)
ケアプラン(居宅
サービス計画、
介護予防サービ
ス・支援計画)
説
明
高齢者の心身の状態や生活状況を把握した上で、現状を分析し、より良い介護保
険サービス提供等に結びつけるための検討を行うこと。
身体機能を支える骨や関節などから構成される筋・骨・神経系の総称。
低栄養状態にある高齢者に対し、管理栄養士が中心となって計画的に栄養改善
を行うサービス。栄養バランスのとれた食事のとり方等について、個別に相談する。
デイサービスや通所リハビリテーションなどのサービスにおいて提供される。
Non Profit Organization の略で民間非営利組織をいう。狭義では、特定非営利
活動促進法に認証を受けた NPO 法人(特定非営利活動法人)をいう。
介護保険制度において、事業所や施設が利用者に介護保険サービスを提供した
場合に、その対価として支払われる報酬をいう。介護報酬は、サービスの種類ごと
に、平均的な費用等を勘案して設定されており、原則として、9割が介護保険から
支払われ(介護保険給付)、残りの1割が利用者の自己負担となる。(例外として、
居宅介護支援事業所のケアマネジャーや地域包括支援センターの保健師等によ
るケアプランの作成については、1割の利用者自己負担はない。)
高齢者ができる限り要支援・要介護状態に進むことなく、健康でいきいきした生活
が送れるように、また、介護保険で要支援・要介護と認定された場合でも、状態が
さらに進行しないように支援すること。
家庭の日常的な診療や健康管理をしてくれる身近な医師のこと。また、入院や検
査が必要な場合などに、適切な病院・診療所を指示、紹介してもらうことができる。
概ね 65 歳以上の単身高齢者世帯や高齢夫婦世帯で必要な人に安全確保を目的
に緊急通報装置を貸与します。身辺に異常を感じたとき、緊急ボタンを押すことに
よって、コントロールセンターの看護師と通話ができ、緊急時には警備員がかけつ
けたり、消防署に連絡が入るシステムになっている。また、相談機能により、相談ボ
タンで健康相談ができるようにもなっている。
利用者の身体的状態等に合わせ、ケアプランを作成するとともに、サービス事業者
等との調整や、プラン作成後のサービス利用状況等の管理を行う人。資格は、保
健・医療・福祉サービスの従事者で一定の実務経験を持つ人が、都道府県が行う
試験に合格し、所定の実務研修を修了することによって得られる。
在宅の要介護者等が、介護保険サービスを適切に利用できるように、心身の状
況、生活環境、サービス利用の意向等を勘案して、サービスの種類、内容、時間
及び事業者を定めた計画のこと。
認知症高齢者等判断能力が不十分な利用者の意思決定を援助し、不利益がない
ように支援を行うこと。社会福祉法においては、福祉サービス利用援助事業(地域
権利擁護
福祉権利擁護事業)、苦情解決、運営適正化委員会などが規定されている。ま
た、民法では成年後見制度が規定されている。
税法上の用語で、収入金額から必要経費等に相当する額を控除した額をいう。例
合計所得金額
えば、収入が年金のみの人であれば、「年金収入―公的年金控除」となる。第1号
被保険者の保険料の所得段階は、合計所得金額等に基づいて算定される。
129
用
語
説
明
「高齢者、身体障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー新
法)」に基づき、駅施設及び周辺の道路等のバリアフリー整備を進めるための交通
か行
バリアフリー基本構想を策定するもの。
交通バリアフリー
交野市では高齢者、身体障がい者、妊産婦を対象にアンケート及び市民の代表、
基本構想
鉄道、道路、交通安全等の事業者、学識経験者なども加わりタウンウォッチングを
行い、平成 13 年度に「JR河内磐船駅及び京阪河内森駅周辺地区」について策
定。
高齢化率
総人口に占める 65 歳以上人口の割合。
コーホート要因法は、人口推計手法のひとつで、年齢階層それぞれの人口動態を
もとに将来を予測する方法。例えば、ある年次における5歳人口は1年後には6歳
の年齢階層に移動する。仮にまったく外部との出入りがなかったとすれば(封鎖人
コーホート要因法
口という)、人口が増減する要素は、新たな出生数と死亡数である。実際には転入
転出などの社会的な移動があるので、コーホート推計である。市外部からの流入
や外部への流出(社会移動率)を過去のデータからその移動率を見込んで推計を
行う。この他、出生や生残率などを要因として将来の人口を推計する方法のこと。
さ行
災害時避難行動 平成 24 年8月1日に交野市で策定したもの。全体計画は、国のガイドラインや大阪
要支援者支援プ 府の作成指針に基づき、「要支援者」についての、市の基本的な考え方をとりまと
ラン
めたもの。
施設への入所や、病院への入院によらずに、それぞれの生活の場である自宅で
介護を行うこと。介護保険法では「可能な限り、その居宅において、その有する能
在宅介護
力に応じ自立した日常生活を営むことができるように配慮されなければならない。」
とされており、在宅介護を理念の1つとしている。
在宅介護支援センターは、地域における相談事業を担う。また、在宅介護支援セ
在宅介護支援セ ンターは、要援護高齢者だけではなく、非該当と判定された高齢者等への支援の
ンター
他、保健福祉サービスの利用申請手続きの受付・代行、地域の高齢者等の総合
的な相談調整を行う地域の拠点となっている。
社会福祉法に基づく、地域福祉の推進を図ることを目的とした社会福祉法人。都
社会福祉協議会
道府県、市町村それぞれ組織されている。
特別養護老人ホームの運営など、社会福祉事業を行うことを目的として社会福祉
社会福祉法人
法の定めに基づき設立される公益法人の一種。
加齢や疾病に伴い、自立して生活することに不安のある高齢者に対して、自らの
自立支援
意思に基づきその能力と状態に応じた日常生活ができるように支援すること。
健康で働く意欲をもつ定年退職者等の高年齢者の希望に応じた臨時的・短期的
シルバー人材セ な就業またはその他の軽易な業務に係る就業の機会を確保し、提供することによ
ンター
り、生きがいの充実及び福祉の増進を図り、活力ある地域づくりに寄与することを
目的として設立した法人。
介護保険制度の施行に伴い、介護保険施設では車イスベルトを使用したり、ベッド
を柵で囲んだり、部屋に鍵をかけるなどの入所者の行動を抑制する「身体拘束」が
身体拘束ゼロ
原則禁止とされた。厚生労働省は平成 13 年4月に身体拘束の廃止に向けての幅
広い取り組みを「身体拘束ゼロ作戦」としてとりまとめた。
130
用
語
説
明
自立した生活を送るために必要な能力全般のことであり、他者との交流など社会
生活機能
的な活動能力も含めた機能のこと。
これまで「加齢」という要素に着目して用いられてきた「成人病」を生活習慣という要
素に着目してとらえ直し、再定義された概念。平成8年 12 月の公衆衛生審議会の
生活習慣病
意見具申において、「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、そ
の発症・進行に関与する疾患群」と定義された。
さ行
認知症や障がいにより判断能力が不十分であり、財産管理や契約を自ら行うこと
ができない人を保護し、支援する制度。親族等(身寄りがない場合は市町村)の申
立てにより家庭裁判所が判断能力の程度に合わせて後見人等(後見人・補佐人・
成年後見制度
補助人)を選任する法定後見制度と、将来、判断能力が不十分な状態になった場
合に備えて、判断能力があるうちに自らが選んだ代理人と公正証書により身上相
談や財産管理についての契約を結んでおく任意後見制度がある。
社会福祉法に基づき策定する。地域に住む誰もが地域社会を構成する一員として
地域福祉計画
いきいきと日常生活を営むことができるよう、市民が福祉や健康をはじめとした生
活課題に自ら取り組み、互いに支え合うことができる地域福祉を推進している。
た行
な行
高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、住まい、医療、介護、予防、生
地域包括支援セ
活支援のサービスを、一体的に提供する「地域包括ケアシステム」を構築していく
ンター
ためのコーディネート機関。
交野市都市計画マスタープランは、国や府の計画、市の総合計画などの上位計
画や関連計画などを踏まえた東部大阪都市計画区域における本市の将来計画で
都市計画マスタ
あり、都市計画法第 18 条の2において「市町村の都市計画に関する基本的な方針
ープラン
(都市計画マスタープラン)」として位置づけられ、今後の本市の都市計画分野の
まちづくり指針となるもの。
アルツハイマー病や脳血管障がい等により脳の機能が低下することで、「もの忘
れ」や「判断力低下」などが起こる病気。その結果、他人とのコミュニケーションがと
認知症
りにくくなったり、周りの状況にあわせた行動がとれなくなったりする。認知症の人
は、何もわからなくなるということではなく、本人も自分が情けないと思ったり、自分
が崩れていくような不安を感じるなど、大きなストレスにさらされている。
徘徊高齢者等
徘徊等のため行方が分からなくなった人を、行政や福祉関係機関、地域の人々の
SOS ネットワーク 協力を得ながら、できるだけ早く発見できるように関係機関にFAXやメールにて捜
事業
索の協力を依頼する事業。
もともとは建築用語で障壁となるもの(バリア)を取り除き(フリー)、生活しやすくす
ることを意味する。最近では、より広い意味で、高齢者や障がい者だけではなく、
バリアフリー
すべての人にとって日常生活の中に存在するさまざまな(物理的、制度的、心理
的)障壁を除去することの意味合いで用いられる。
は行
障がいのある人や高齢者等の、災害時の避難行動が自身だけでは困難で、誰か
避難行動
要支援者
の支援が必要な人。要介護認定3~5、身体障害者手帳1、2級、療育手帳 A、精
神障害者保健福祉手帳1級、65 歳以上の一人暮らし高齢者、75 歳以上の高齢者
世帯などを想定している。
避難行動要支援 「要支援者」が、円滑かつ迅速に避難するために、地域において支援が必要となる
者 支 援 事 業 ( 愛 人をあらかじめ特定し、その一人ひとりについて、災害時に地域住民がどのように
称:おりひめ支え 支援するかを定めるもの。
愛プロジェクト)
131
用
語
説
明
要介護高齢者の居宅生活を支援するために、主治医や介護支援専門員、施設な
は行
ま行
や行
ら行
包 括 的 ・ 継 続 的 どが円滑に連携を図ることができるような環境を整備すること。地域包括支援セン
ケアマネジメント ターの主任ケアマネジャー等が高齢者が暮らしやすい地域づくりのために、さまざ
支援
まな関係機関との連携、体制づくりを行っている。また、地域のケアマネジャーの
支援を行い、より良いサービスの提供に努めている。
民生委員法により、市民の立場に立って生活上の相談に応じ、必要な援助を行う
民 生 委 員 ・ 児 童 支援者として市町村に配置され、都道府県知事の推薦に基づき、厚生労働大臣
が委嘱する任期3年の職。児童福祉法の児童委員を兼ね、地域住民の福祉の増
委員
進を図る重要な役割を担っている。
ユニット
10 人以内の少人数で構成される「生活単位」。
ユニバーサルデ 高齢であることや障がいの有無などにかかわらず、すべての人が快適に利用でき
ザイン
るように製品や建造物、生活空間などをデザインすること。
介護保険のサービスを利用するためには、「介護を要する状態にある」という認定
を受ける必要がある。サービス利用希望者からの申請により、市町村が訪問調査
要介護認定
結果等に基づき認定する。介護の必要度(要介護度)は「要支援1~2」「要介護
1~5」に分かれる。
骨、関節、筋肉など運動器の働きが衰えることにより、日常生活に支障が出て、「歩
ロコモティブシン けない」「立ち上がれない」など要介護になる危険性の高い状態になること。起因
ドローム
する代表的な疾患として、骨粗しょう症や変形性関節症などがある。また加齢によ
っても、筋肉低下や持続力低下などで容易に転倒しやすくなる。
132
交野市高齢者保健福祉計画及び第6期介護保険事業計画
平成 27 年3月
発 行:交野市 福祉部 高齢介護課
〒576-0034 大阪府交野市天野が原町 5-5-1
交野市立保健福祉総合センター(ゆうゆうセンター)
電話:072-893-6400(代表) FAX:072-895-6065
Eメール:[email protected]
ホームページ:http://www.city.katano.osaka.jp/
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