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NO.311(平成27年4月)(PDF:810KB)

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NO.311(平成27年4月)(PDF:810KB)
311
No.
とよなか
平成27年(2015年)4月
(季刊発行)
くらしの情報
♣ くらしの相談室 ♣ ♥ ♦ ♠ ♣ ♥
マルチ商法のトラブルについて
一般的に「マルチ商法」と呼んでいるものは正式に
は「連鎖販売取引」と称される販売形態をさします。
会員を紹介したり
知人に商品を売ったり
加盟者が新規加盟者を誘い、その加盟者がさらに別の
すれば簡単に
もう
人を加盟者に誘い入れるという連鎖によって組織を拡
儲けられますよ
大します。そして、新規加盟者やその配下の加盟者の
支払う加盟料や商品購入代金等によって、自分の利益
が増えるしくみです。ネットワークビジネスなどと説
明することもありますが、勧誘時の説明と違い、商品
は売れず、加盟者を勧誘できず、損をすることが多い
リスクのある販売形態です。扱う商品は、健康食品、
化粧品、学習教材、出資金などがあります。
事 例
友人に、
「アメリカの投資会社に1千ドル投資すれば、
しかし、高額な商品を買ってもらうことはなかなか
1週間で 80 ドルのボーナスが 40 週もらえ、誰かを紹
大変なことで、身近な人からの誘いがきっかけとなり
介すると紹介料もボーナスとしてもらえる」と勧めら
人間関係も壊れてしまいかねません。
「簡単に儲かる」
れた。渡された資料にも「過去実績 20 倍」とあったので、 「借金はマージンですぐに返済できる」など、事実と違
FXで運用するという海外ファンドの契約をし、日本
うことを言って勧誘する場合は、禁止行為にあたる可
の代行会社に 12 万円を振り込んだ。しかしボーナス
能性もあります。
の受取りはできず、業者とも連絡が取れない。
たとえ友人からの誘いであっても、必要のない場合
助 言
はきっぱりと断りましょう。もし契約した場合でも、
サイドビジネス商法とも言われ、社会経験の少ない
連鎖販売取引であれば 20 日間のクーリング・オフ期
学生や主婦、また仕事をしながらでもできるというこ
間や中途解約もありますので早めに「くらしかん」に
とで若い人を中心として、友人や知人を通して勧誘を
ご相談ください。世の中簡単に儲かることはありえな
受けることが多いようです。
いことをくれぐれも肝に銘じてください。
消費生活相談
TEL. 06
(6858)
5070
受付時間
相談されるときは次の準備をしていただくと、相談がスムーズに進みます。
原則として相談は当事者本人(市内在住・在勤者)から
①事前に相談内容を簡潔にまとめておく
②契約書・保証書・パンフレットなど、相談に関する資料の用意
月 曜日∼金 曜日(祝日・年末年始を除く) 午前9時∼午後5時
とよなか くらしの情報 №311
1
マルチ商法的勧誘にご注意!
要件を満たさずに契約をさせて、後から、その特定利
就職難などに悩む学生に対して、初めは「人脈が広
益の有無などをあかすような商法が、最近特に若年層
がる」
「見れば儲かる」などと言い、資産運用ソフトや
の間で被害が拡大しています。
ビジネス講座などの契約を結ばせ、消費者金融などで
クーリングオフに関しては、連鎖販売取引の場合は
借金をさせてお金を支払わせます。その後、「他の人を
20 日間ですが、この場合は連鎖販売取引の要件を満た
紹介すれば、紹介料がもらえる」と言い、契約後に紹
さないので、通常のクーリングオフ期間の8日間しか
介料などの特定利益の存在をあかす商法があります。
適用がありません。色々なケースがありますので、困っ
このように、勧誘の際に特定利益などの連鎖販売の
た時は、
「くらしかん」までご相談ください。
消 費 者 行 政 情 報
第45回くらしの研究発表会を4グループ5テーマで開催しました
平成27年(2015年)2月19日(木)に(公財)関西消費者
協会理事長(大阪市立大学名誉教授)の惣宇利紀男さん
をコーディネーターとして迎え開催しました。
この発表会では各グループがこの一年間、様々な視点
から消費者問題についてテーマを考え、調査・研究した
成果を発表しました。
(※内容は、市のホームページ及び
冊子「くらしから提案!2014」に掲載)この発表を機に、
少しでも多くの方に消費者市民社会について興味を持
ち、これからの消費者の行動について考えるきっかけに
なればと思います。
(2月19日
(木)
開催の研究発表会の様子)
☆ 発表テーマ(4グループ5テーマ)
テーマ
エネルギーと電力の現状とその動向について
畜産
(肉食)
が影響を及ぼす
「地球環境・食糧危機」
と
「動物虐待」
と
「生活習慣病」
(発表順)
グループ名
NPO法人とよなか市民環境会議アジェンダ21
堆肥づくりあれこれローズマリー
環境教育・環境学習の現状と課題について
NPO法人とよなか市民環境会議アジェンダ21
知っていますか?暮らしの中のマーク
とよなか消費者協会
「介護」
∼される側とする側からの検討
関西RPの会・豊中地区会
消費者問題の調査・研究に対する助成金の申込みについて
対 象=衣・食・住、経済、契約、環境などの消費者
問題について調査、研究をするグループなど
下 旬(予 定)に 研 究 報 告 書 を 提 出 し、平 成
助成額=1 研究につき 3 万円まで
28 年 2 月(予定)の「くらしの研究発表会」
申込み=くらしかんで配布する申込書に必要事項を記
で発表。冊子「くらしから提案! 2015」に
入し、5 月 29 日(金)までにくらしかんへ。
助成金
=申込書の内容を審査し、交付の可否を決定
の決定
2
その他=研究内容は未発表のもの。平成 27 年 12 月
とよなか くらしの情報 №311
報告内容を掲載。
消費者被害の早期発見や予防と拡大防止のために「くらしの安心メール」を配信しています。
また、くらしかんで開催するイベント情報も配信しています。
配信をご希望の方は、「[email protected]」に空メールを送信すると、メールが返信
されますので、案内に従って登録手続きを行ってください。
くらしのひろば
(移動消費者教室)
を利用してみませんか
●内 容=契約に関する基礎知識や悪質商法の手口など消費者問題に関する講座。テーマや時間は相談に
応じます。
(講座時間は60分程度)
●対 象=市内のPTAや自治会、地域グループなど、おおむね20人以上の団体
※少人数の場合は、ご相談ください。
●会 場=申込み団体でご用意ください。
●申込方法=希望日時、会場、テーマを決め、おおむね1か月前までに、くらしかん(06−6858−5060)へ電
話で申し込んでください。
平成27年度(2015年度)くらしかん登録グループ一覧
くらしかんを拠点に、くらしかん祭りの企画、運営などくらしに関するさまざまな活動(生活情報ひろばでの
講座・パネル展、リユースバザー)や学習、市民への情報提供などを行っています。
SA とよなか
市内の高齢者・身障者支援、環境問題、消費者問題、
外国人対応等各分野でのボランティア活動を実施、
こども教室の指導及び安全見守り。くらしかんの研
修・諸行事に参加、生活情報ひろばでの事業を企画・
実施。
関西RPの会 豊中地区会
関西 RP の会は退職者(Retired persons)の会−
高齢者の高齢者による高齢者のための会です。高齢
者の消費生活についての調査研究と情報提供、暮ら
し方、生活環境改善に関する提案を行っています。
桜塚校区福祉会
くらしかんの調理室で独居老人のための弁当作り、
虚弱老人のためのデイサービス、生活情報ひろばで
高齢者との会食会、廃食用油リサイクル集油(毎月
第二火曜日 9 時 30 分∼ 12 時)をしています。
島熊山の雑木林を守る会
島熊山(豊中市の千里緑地内)の清掃活動・ゴミ調査・
竹の間伐材の活用などから消費生活・くらしへの活
用提案と実践。雑木林の再生、観察路の整備、ビオ
トープ池の調査と管理。近隣の小学校の観察会の案
内協力。里山ボランティア講習。
堆肥づくりあれこれローズマリー
家庭から出る生ごみや落ち葉、腐葉土を使って有機
堆肥を作り、ごみの分別や環境問題にも関心を寄せ、
消費生活を見直すきっかけになる活動をしています。
特定非営利活動法人国際交流の会とよなか
在住外国人支援・国際協力・国際理解・国際交流の
4つの柱で活動。カフェ「サパナ」の運営協力もし
ています。くらしかんでは世界のお料理や文化の紹
介や環境問題の研究発表をしています。
特定非営利活動法人とよなか市民環境会議アジェンダ 21
「豊中アジェンダ 21」−地球の環境を守るとよなか
市民行動計画−の啓発と推進活動。
豊中市婦人団体連絡協議会
豊中市内の婦人団体と緊密な連絡を保ちながら、女
性の自立の促進(男女共同参画社会の実現)、消費
者問題、環境問題に取り組んでいます。
とよなか消費者協会
消費者問題の研究・学習・調査活動を通じて、消費
者主権の確立と利益の保護をめざします。くらしの
安全と健康を守り、消費者市民社会の実現に向けて、
情報発信・消費者啓発・環境保全・地産地消の推進
等の実践活動を続けています。
ゆうの会
再生資源の回収や、地域の公民分館、曽根まちづく
り研究会や女性防火クラブの活動に参加・協力して
います。会員向けには読書会や小物作り、ハイキン
グを企画し、くらしかんでは手作り講座、地産地消、
バザー、くらしかん祭りに参加・協力しています。
とよなか くらしの情報 №311
3
お 知 ら せ
5月は消費者月間
毎年5月を「消費者月間」とし、消費者、事業者、行政
費者月間の統一テーマ「みんなでつくろう!消費者が
が一体となって、消費者問題に関する啓発・教育等の
主役の社会!!」のもと、消費者が主役となって選択・
事業を集中的に行っています。そこで、平成27年度消
行動できる社会の形成に向けて取組みます。
● 街頭啓発「悪質商法追放キャンペーン」
と き=5 月 15 日(金)10 時 30 分から 12 時(なくなり次第終了)
ところ=阪急庄内駅周辺
内 容=消費者啓発チラシ、物品等の配布
● 消費生活セミナー「見直しませんか、あなたのくらし」
と き=5 月 21 日(木)14 時から 16 時
ところ=生活情報センターくらしかん
内 容=消費者がどう行動すべきか、皆さんのこれからについて考えましょう
講 師=(公財)関西消費者協会理事長(大阪市立大学名誉教授)惣宇利紀男さん
定 員=50 人
費 用=無料
申込み=電話またはファックスで生活情報センターくらしかんへ。先着順
保 育=1 歳から就学前、定員 10 人【5 月 15 日 ( 金 ) までに要申込み】
申込み・問合せ先=
豊中市立生活情報センターくらしかん
豊中市北桜塚 2 丁目 2 番 1 号
電 話:06-6858-5060 ファックス:06-6858-5095
組織名変更のお知らせ
平成27年4月の機構改革により、くらしかん内にあった「消
費生活課」と「雇用労働課」がひとつになり、
「くらし支援課」と
なりました。
くらし支援課では、これまでどおり、市民のみなさんが安
心、安全で豊かなくらしを送るために、消費生活に関する情報
の提供、消費者教育・啓発事業、契約のトラブルなどの相談業
務を行います。また、豊中市における就労支援の拠点として、
就労に関する相談や、各種講座の実施、各事業所への職業紹
介、
労働相談なども行っていきます。
豊中市立生活情報センター
〒560-0022 豊中市北桜塚2丁目2番1号
(毎月最終日曜日及び年末年始は休館します)
4
消 費 生 活 相 談
06(6858)5070
労
働
相
談
06(6858)6863
多重債務者生活相談
06(6858)6656
就
労
相
談
06(6858)6861
代
06(6858)5060
F
X
06(6858)5095
表
とよなか くらしの情報 №311
A
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