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資料等(PDF形式 8.7MB)
(様式2)
庁議(政策会議) 案件申込書
申込日
案 件 名
平成27 年
1
月
23
日
総合計画の進行管理及び事務事業評価の対応方針等について
局
部
内線
企画
企画政策 課 担当者
区
局
部
内線
企画財政 区
企画
経営監理 課 担当者
「新・相模原市総合計画」を効果的かつ効率的に推進するため、総合計画の成果目標の達成度を明らかにし、市民に公表
することにより、継続的な改善活動と総合計画の円滑な推進に資することを目的として、総合計画の進行管理を実施してい
る。
また、事業の効果について評価及び検証し、積極的に見直すことにより、真に行政が実施すべき分野に資源を集中し、より
効率的な行財政運営を行うことを目的として、事務事業評価を実施している。
総合計画審議会、経営評価委員会からそれぞれ実施状況について建議され、これに対する対応方針等について定めるも
の。
企画財政
所
管
概
要
審議内容
(論点)
実施計画の
位置付け
審議(希望)日
日程等
調整事項
○ 総合計画進行管理 対応方針等について
○ 事務事業評価 対応方針について
あり
施策番号及び
実施計画事業名
関係課長会議
年
月
日
政策調整会議
局・区経営会議
年
月
日
政策会議
条例等の調整
なし
パブリックコメント
実施なし
審議会等、協議
会等の設置
設置なし
平成27 年
議会上程時期
議会への情報提供
個人情報の目的外利用等
1
月
日
28
資料提供
資料提供
無
調整項目
調整状況
総合計画進行管理1次評価・改善工程 局内評価会議において左の調整
表及び事務事業評価1次評価
項目を決定
各局・区
総合計画進行管理に係る対応方
針及び改善工程表並びに事務事
業評価に係る対応方針の策定
各局において決定
打 合 せ ・ 会 議 の 経 過
月 日
H26.7.28
会議名等
政策会議
日
各局・区
検討経過等
内 容
総合計画の進行管理及び事務事業評価の1次評価等について
備 考
政策調整会議
の
※各局自ら対応方針等を作成しているため、政策調整会議には付議していない。
結果等
これまでの
庁議での
主な意見
月
報道への情報提供
時期
関係部局名等
関係部局との
調整
年
事案の
具体的な内容
(1)事案概要
1 総合計画の進行管理
(1)実施方法
「相模原市総合計画進行管理実施方針」のとおり
(2)2次評価結果
A:3施策、B:13施策
(※資料4 「平成26年度総合計画進行管理及び事務事業評価結果一覧表」
のとおり)
(3)対応方針等の作成
ア 対応方針
建議書における施策全般に対する意見及び2次評価を実施した16施策に対する
意見ついて対応方針を定めるもの
(※資料1「「施策の実施状況に関する建議書」における総合計画審議会からの評
価・意見に対する対応方針(施策全般)」及び「資料2-1 総合計画施策進行管理
2次評価に対する対応方針」のとおり)
イ 平成26年度改善工程表
2次評価を実施した施策のうち、評価結果がA以外であった13施策について、
今後の改善に向けた具体的な取組や見込まれる改善効果等について記載
するもの
(※資料2-2「平成26年度総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び
施策の改善工程表」のとおり)
ウ 平成25年度改善工程表
本年度に改善工程表のモニタリング評価を実施した14施策について、意見を
踏まえた今後の改善策について記載するもの
(※資料2-3「平成25年度総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び
施策の改善工程表」のとおり)
2 事務事業評価
(1)実施方法
「平成26年度 事務事業評価実施要領」のとおり
(2)2次評価結果
「改善」:2事業、「現状維持」:22事業、「拡充」:6事業
(※資料4 「平成26年度総合計画進行管理及び事務事業評価結果一覧表」
のとおり)
(3)対応方針の作成
2次評価を実施した30事業について、建議書における意見に対する対応方針を
定めるもの
(※資料3「平成26年度事務事業評価 評価シート」のとおり)
(2)事業スケジュール
3 スケジュール
・6月27日
・7月28日
・8月∼9月
・7月∼9月
・10月24日
・11月7日
・1月28日
・2月
1次評価実施通知
政策会議(総合計画進行管理シート1次評価、改善工程表
の事後評価及び事務事業評価1次評価の確定)
総合計画審議会(2次評価及び改善工程表モニタリング評価)
経営評価委員会(事務事業評価2次評価)
総合計画審議会及び経営評価委員会からの建議
対応方針作成通知
政策会議(対応方針及び改善工程表の確定)
総合計画審議会、経営評価委員会へ対応方針等の報告、
結果の公表
資料1
「施策の実施状況に関する建議書」における
総合計画審議会からの評価・意見に対する対応方針(施策全般)
1 成果指標に係る主要な意見
No.
評価に係る意見
対応方針
基本計画策定時においては、「市民に分かり
やすく」かつアウトカム指標が好ましいという観
点から、市民アンケート調査に基づく「○○と感
じる市民の割合」というような主観的な指標を設
定しているものが多い。
しかし、成果指標は主観的指標と客観的指標
とでバランスをとることが望ましい。また、アン
ケート調査については、多様な解釈ができる曖
昧な質問項目ではなく、回答する市民と回答を
1 受ける市が同様の認識となることが望ましい。さ
らに、その成果を示す数値がどこまで行政の努
力の結果なのか、外部環境の影響も考慮する
と、事務事業の成果の捉え方として曖昧さがあ
る。
こうしたことから、各部局の事業実施における
努力を適正に測定することができるよう、現成
果指標を補完するための客観的な指標(サブ
指標)の設定を更に検討されたい。
行政が行う業務は常に多様な目的で構成さ
れており、1つの成果指標で全て評価できると
いうものではない。様々な角度から事業の成果
をできるだけ総合的に評価できるように、日常
の業務統計などから得られる実績データの分
析に努め、3から4項目程度のサブ指標を設定
2 する努力をされたい。また、様々な業務は単一
の課だけではなく、複数の部局が関わる中で、
最終的な目標を達成し、市民生活を支えてい
くサービスを提供する形になっている。サブ指
標の考案においては、複数の部局が努力した
結果を評価できる横断的な指標の設定を含め
た検討をされたい。
現在の基本計画は目標管理型の計画とす
るため、成果(アウトカム)指標を設定し、目
標と実績により評価を実施してきたところであ
る。
しかし、市の事業実施による努力を適正に
測定することができる客観的な指標となって
いない指標もあることから、これまでも現指標
を補完するサブ指標を設定してきた。
本年度、原則として、全施策においてサブ
指標を検討し、来年度実施する評価から現
指標を補完する指標として評価を実施してい
く。サブ指標が設定できない場合であって
も、継続して検討していく。
また、様々な事業において部局を超えた連
携の実施をしているところであるが、今後に
おいても最少の経費で最大の効果を上げる
ため、各部局が共通の目標として施策を捉
え、部局の横断的な連携を意識して取り組
む。
なお、アンケート調査については、市民と
市とが同様の認識に立てるよう質問項目を工
夫していく。
複数年に1度実施される調査結果等を指標
にした成果目標があるが、これでは施策目標 施策の実施状況をわかりやすく市民に説
3 の達成度を測ることができず、評価を実施する 明するため、サブ指標の設定に当たっては
ことが難しいため、毎年成果を測定できる目標 毎年成果を測定できる目標設定をしていく。
を設定されたい。
1
No.
評価に係る意見
対応方針
基礎自治体である市の事業努力により達成
できる範囲には限界がある。指標設定に当
サブ指標の設定に当たっては、事業実施と
たっては、成果指標の限界と妥当性を絶えず
成果との因果関係を十分に議論して効果的
4
チェックし、事業を進める中でどのような成果指
な指標の設定に取り組む。
標の設定が有効なのか、各部局で十分議論さ
れたい。
評価開始以来、毎年目標を達成し続けて
いる指標については、施策を実施した効果
評価開始以来、毎年目標を達成しているに が十分に現れているといえる可能性もある
もかかわらず、実績よりも低い目標を設定して が、目標値が低く設定されていることも否定
5
いる成果指標については、サブ指標を設定す できない。
るなど考え方を整理されたい。
本件に該当する指標については、現指標
を補完する指標として、サブ指標を設定して
いく。
2 総合評価に係る主要な意見
No.
評価に係る意見
対応方針
限られた財源の中で事業を効果的に推進す
る必要が求められることから、市民や市内に所
在する大学、民間事業者、NPO法人などの地
域資源の活用や行政としての役割分担を強く
1 意識するとともに、費用対効果、実施内容と結
果の因果関係など業務分析を行い、実績デー
タを踏まえて、過剰なサービスにならないよう行
政サービスの適正な水準をどこまでとすべきか
を常に考えながら、事業を実施されたい。
行財政運営を取り巻く環境が厳しい中で、
複雑、多様化する市民ニーズに的確かつ持
続的に対応していくため、更なる民間活力の
活用の推進に向け、「相模原市PPP(公民連
携)活用指針」を平成26年12月に策定し、
今後はこの考え方に基づき取組を進める。
また、施策の推進に当たっては、費用対効
事業の実施に当たり、毎年、事業のボリュー 果の視点を持ち、実績データなどを踏まえ、
ムや回数を増やしていくものが多くあるが、回 行政サービスの適正な水準を見極め、最少
数を増やすということは人員増や財政的負担 の経費で最大の効果を挙げるという基本的
増につながることとなる。総合評価の結果がB、 な考え方に立ち、計画的に事業を実施して
Cという施策のみならず、目標を達成している いく。
2
施策であっても、資源を更に投入するというの
ではなく、常に事業の適正水準を見極め目標
を設定されたい。まずは、最少の経費で最大の
効果を上げるという費用対効果の視点に立っ
て、目標を検討すべきである。
施策のめざす姿を実現するためには、施策
を構成する各事業について、各所管課が効率
的・効果的に推進していくことは当然であるが、
目標の達成に向け、他の部局との連携により
効果が高まることを認識し、部局間で協力した
結果が評価できるような共通の目標・指標の設
3
定など、より連携を高めるような効果的な仕組
みの導入を検討されたい。
また、連携を強化していくため、施策を所管
する局長が責任を持ってイニシアチヴを発揮さ
れたい。
2
新・相模原市総合計画は、複数の部局が
関連する施策はあるものの、施策間の関連
性については記載していないが、施策の目
標達成に向け、他部局との連携が必要な場
合については、調整を図りながら事業を実施
しているところである。
こうしたことを踏まえ、施策進行管理シート
において、「他の部局との庁内横断的な取り
組み」という記載欄を設定し、意識付けを
図ってきた。
今後、福祉と教育、産業と都市基盤整備な
ど異なる部局が協力して取り組む事業もある
ことから、共通の目標や指標の設定を検討し
ていく。
No.
評価に係る意見
対応方針
施策目標達成のため、他部局と連携して実
施している事業については、関連する事業を
4
進行管理シートに記載するなど分かりやすい
説明に努められたい。
本年度においては、50施策のうち34施策
は2次評価を実施せず、当審議会からの意見
を付していないが、今回の指摘事項の観点か
らの改善は絶えず必要とされることから、各部
局が本年度の1次評価において記載した改善
5
策を着実に実施されたい。
また、本年度の建議における総括的な意見
については、2次評価対象部局以外の部局を
含め、全庁において実施されたい。
今回の2次評価により、平成23年度から実施
してきた進行管理が全施策で2回ずつ評価を
実施したこととなる。来年度は、総合計画の中
6
間評価の年を迎えることとなることから、評価の
仕組みについて見直すべき時期にあると考え
られるので検討されたい。
施策目標達成のため、部局間で連携して
実施している事業については、より分かりや
すい説明とするため、施策進行管理シートに
記載していく。
昨年度の進行管理において各局区が1次
評価において記載した改善策については、
施策進行管理シートに記載項目を新設し、
改善状況を示した。
また、建議における総括的な意見について
は、全庁に周知した上で対応方針の作成を
行い、対応可能なところから改善を図ってお
り、次回の評価においても、意見を踏まえた
進行管理を実施していく。
総合計画進行管理と事務事業評価を一体
的に実施してきたことについては、効率的に
評価を実施できた一方で、対象となる事務事
業が重なるなどの課題もあったと考えてい
る。
来年度に向けては、評価の仕組みについ
て見直しを行い、次回の評価から新たな評
価制度のもとで実施していく。
3 改善工程表に係る主要な意見
No.
評価に係る意見
改善工程表のスケジュール欄は、対応方針
で示した項目ごとに各四半期の中でどう具体
化していくのかということを段階的に考えること
を求めているものである。このため、対応方針
1 を第1四半期では何を行っていくのか、第1四
半期の作業を踏まえて第2四半期は何を行う
のか、最終的に第4四半期でどう実現していく
のかということを改善内容と得られる成果と合わ
せて記載されたい。
改善に当たっては、取組の見直し実施後、早
期に改善が達成されるよう、1年間という予算サ
2 イクルでの事業の進め方ではなく、翌年度の第
1四半期、第2四半期までに改善が完結するよ
うなスピード感をもって実行されたい。
3
対応方針
対応方針で示した各項目を具体的にどの
ように改善を図っていくのかということについ
て、四半期ごとに前四半期の取り組みを踏ま
えた内容を記載し、より分かりやすく説明を
行っていく。また、対応方針ごとに改善工程
スケジュールや得られた成果を記載するよう
平成26年度の改善工程表からシートを修正
した。
なお、平成25年度分から対応可能な施策
については、改善工程表を修正した。
改善を図るに当たっては、改めて庁内の意
思決定が必要となることもあり、その際は企
画立案から庁内意思決定に至るプロセスに
おいては、様々な角度からの検討が必要で
あることから一定の時間を要するが、直ちに
実行に移すことにより改善につながる取組み
等については、スピード感をもって実行して
いく。
No.
評価に係る意見
対応方針
改善工程表モニタリング評価において指摘
のあった事項については、改善工程表の再作
成までは求めないが、その具体的な対応策を
検討し、引き続き、改善プロセスを重ねてもら
3
いたい。その際、これら継続して改善プロセス
を進めていくべき施策の更なるモニタリングに
ついては、審議会の指摘事項を十分に留意し
ながら、自ら着実に一層の改善を図られたい。
4
改善工程表のモニタリングを受けた改善策
のうち、直ちに改善を図ることが可能な項目
については、対応していく。
また、引き続き改善を図っていく必要のある
項目や改善までに時間を要する項目につい
ては、審議会の指摘事項に十分に留意しな
がら改善に向けて継続的に取り組んでいく。
総合計画施策進行管理 2次評価に対する対応方針
資料2−1
○基本目標Ⅰ 誰もがいきいきと暮らせる安心・福祉都市
施策番号
1次評価
2次評価
No.
4
施策名
子育て環境の充実
B
B
施策所管局 健康福祉局
局・区長名 和光 亨
2次評価意見(check)
事業の取組に当たっては、最終的な成果とコスト
1 パフォーマンスを常に意識しながら仕事を進めら
れたい。
対応方針(act)
更なる事業費の精査をするとともに、平成27年
4月から始まる「子ども・子育て支援新制度」に
合わせ策定する「相模原市子ども・子育て支援
事業計画」に子育て環境の充実に関する事業を
位置付け、計画的な事業展開を図り、当該計画
の進行管理を定期的に「相模原市子ども子育て
会議」に報告し、評価を受け、必要に応じて見直
しをしていく。
身近な地域で乳幼児とその家族が気軽に集
え、育児相談などが行えるふれあい親子サロン
については、目標どおり実施したものの、こども
センター等の各会場において月1回午前中の時
間帯に限っての実施であるため、保護者からは
都合の良い時に、自由に参加できるよう実施回
数や時間帯の拡充が求められていることや、保
育所待機児童の解消に向け、325人の定員増を
指標5「子どもを育てやすい環境であると感じる市
図ったが、保育所に入所ができるという期待感
2 民の割合」について、達成率が下がった理由を業
から新たな保育需要の喚起につながり、結果、
務分析等で明確にされたい。
待機児童の解消に至らなかったことなどから、
達成率が下がったものと考える。
今後は、ふれあい親子サロンの在り方につい
て地域子育て支援拠点事業の拡充と合わせて
検討する。
また、待機児童解消に向け更なる取組を進め
るとともに切れ目のない子育て支援のため放課
後等の健全育成環境の充実を進めていく。
サブ指標1「児童虐待に関する通告相談」という表
現は市民にはわかりにくいため、「児童虐待に対
する対応率」または「子どもの安全見守り率」など
3 の方がわかりやすい。「目標設定の考え方」で通
告相談の説明を正確に行い、「指標名」は市の努
力と成果が端的にわかる指標名が望ましいため、
検討されたい。
本市の児童虐待防止に関する取組に係る指
標について、指標名を「子どもの安全確認を行っ
た割合」とし、また、「目標設定の考え方」におい
て、市民に理解しやすい表現に見直す。
総合計画施策進行管理 2次評価に対する対応方針
○基本目標Ⅰ 誰もがいきいきと暮らせる安心・福祉都市
施策番号
1次評価
2次評価
7
施策名
高齢者を支える地域ケア体制の推進
A
B
2次評価意見(check)
指標11「介護サービス利用者の満足度」につい
て、介護サービスの満足度が他の政令指定都市と
比較して相模原市がどの程度の水準にあるのかと
1
いうことを確認しながら施策を展開されたい。ま
た、介護サービスに対する不満の原因分析に取り
組まれたい。
No.
施策所管局 健康福祉局
局・区長名 和光 亨
対応方針(act)
他都市の同様の調査結果を確認し、本市の状
況と比較を行うとともに、介護サービスに対する
不満の原因分析を行い、施策へ反映し、より一
層の満足度の向上を目指す。
目標設定は市「高齢者等実態調査」において、
健康や福祉の相談先を「地域の関係機関や
人々」とした人の割合が、平成16年度から平成
19年度でマイナス3.6%となったことから、毎年
指標10「高齢者が地域で見守られ、支えられて暮 1.2%ずつ増加させることを目標として設定したも
らしていると感じている人の割合」について、評価 のであるが、高齢者支援センターのきめ細やか
2 開始以来、毎年目標を達成しているにもかかわら な配置や地区中心地への移転などに取り組ん
ず、実績よりも低い目標を設定していることから、 だ結果、毎年、目標値を超える状況となってい
目標設定の考え方を整理されたい。
る。
そのため、指標10を補完するサブ指標として、
認知症の人の地域における見守りを推進する
「認知症サポーターの養成数」を新たに設定す
る。
総合計画施策進行管理 2次評価に対する対応方針
○基本目標Ⅰ 誰もがいきいきと暮らせる安心・福祉都市
施策番号
1次評価
2次評価
No.
8
施策名
障害者の自立支援と社会参加
B
B
施策所管局 健康福祉局
局・区長名 和光 亨
2次評価意見(check)
対応方針(act)
結果分析については一定の分析を行い、これを
成果指標の結果の分析に当たっては、数値が上
踏まえた改善方策を総合評価欄に記載したとこ
がった若しくは下がった原因と改善方策を記載す
ろであるが、来年度の1次評価を行う際におい
1
べきである。そのことを踏まえて次の施策を展開さ
ても、分析とこれを踏まえた改善方策を記載し、
れたい。
施策の展開を図る。
平成25年度の事業費が前年に比べ増加した要
因は、新たな障害者相談支援キーステーション
の設置など相談支援体制を充実させたことによ
るものである。今後も、当該施策の推進にあたっ
ては費用対効果を常に念頭に置き、事業実施し
ていく。
障害者の社会参加の促進に関する事業等につ
いては、障害に対する理解促進のための公民館
施策推進のために健康福祉局以外の局で実施し による福祉講座や、障害のある方々がスポーツ
3 ている事業などがあれば、進行管理シートに合わ 文化芸術活動に参画できる機会の充実に資す
せて記載されたい。
る事業について進行管理シートへ追記した。今
後も引き続き、他部局と連携し当該施策を推進
する。
障害福祉相談事業について、障害福祉相談員及
び相談支援専門員を対象とした研修回数の増加
2 に伴い事業費も拡大する。常に費用対効果を考え
て、実施する事業の適正水準を考えながら業務に
取り組まれたい。
指標14「相談支援を受けている件数」について、
法改正により、数値の把握方法が変わったとして
も、「相談が必要な人に対して支援できているの
4 か」ということを確認するために目標値を設定して
いるのだから、法改正前と同様に数値の把握がで
きるのであれば、変更内容を付記した上で、その
数値を実績として記載されたい。
目標値を設定した時点と現在では、相談支援
キーステーションや指定相談事業所の増加が見
込まれるなど相談支援における環境が変化して
おり、目標値を変えずに実績値を捉え、結果分
析するのは妥当ではないと判断しているため、
環境が落ち着いた時点で指標の見直しを行う。
総合計画施策進行管理 2次評価に対する対応方針
○基本目標Ⅰ誰もが安全でいきいきと暮らせる安心・福祉都市
施策番号
1次評価
2次評価
15
施策名
消防力の強化
A
A
施策所管局 消防局
局・区長名 岩田 進一
2次評価意見(check)
市民が市の評価を高めたものとして、救急の受け
入れの基準が高いことや「スーパーレスキューは
やぶさ」があるなど、市民の消防に対する信頼感
1
が高い。ポジティブなことも評価であるため、プラス
の部分や現状を1次評価の「課題認識」欄に記載
されたい。
対応方針(act)
平成27年度以降については、速やかに受入先
を決定するために運用している、受入医療機関
確保基準「相模原ルール」の運用など、市民
サービスの向上につながる効果的な事業の実
績について、1次評価の「課題認識」欄に記載
し、局内評価に反映する。
高齢者に対して火災予防の普及啓発を様々な形
で実施されたい。
消防局では公益社団法人相模原市防災協会と
連携し、高齢者宅の防火診断を行っている。今
後、市福祉関係課等と連携して、更に効果的な
普及啓発事業が平成27年度に実施出来るよう
検討する。
No.
2
平成20年中における全国の救命率の平均を基
準値として設定し、年度ごとに0.5ポイント上昇し
指標30「救命率」について、目標値の根拠を明確
た場合の数値を目標値としている。救命率は、
3 にし、他都市の数値を含めて配慮する中で適正な
年度ごとに開きがあるため、5年の枠組みで数
基準値のあり方を検討されたい。
値を固定し、その数値を維持するよう基準値を
設定し、取り組んでいる。
総合計画施策進行管理 2次評価に対する対応方針
○基本目標Ⅱ学びあい 人と地域をはぐくむ教育・文化都市
施策番号
1次評価
2次評価
No.
18
施策名
生涯学習の振興
B
B
2次評価意見(check)
施策所管局 教育局
局・区長名 小野澤 敦夫
対応方針(act)
生涯学習については、本来行政としてサポートす 事業評価により事業の見直しや分析等を行うこ
1 べき水準など、適正な水準はどの程度なのかとい とで、行政としてサポートすべき水準等を把握
う課題意識を持ち事業に取り組まれたい。
し、事業に取り組んでいく。
②-1 市民講座支援事業においては、新たな講
座開催場所の設定や、初級・中級等にステップ
アップする講座の実施などの取り組みを検討す
る。
②-2 市民大学においては、市民ニーズを過去
1次評価において示した「今後の具体的な改善策」 のアンケートから的確に把握し、各高等教育機
2
を確実に実行されたい。
関に周知するとともに、広報活動を充実させ、新
たな受講者の拡大を進める。
②-3 青年層や現役勤労層が気軽に参加でき
る公民館事業を実施するため、事業内容や実施
時期等、柔軟な発想でより多くの市民が公民館
活動に参加できるような見直しを行う。
「生涯学習」がより多くの市民に理解いただける
指標の結果の分析において、アンケート結果のク ように、アンケート結果のクロス集計や業務上の
3 ロス集計や業務上の統計を使うことなどにより、原 統計等を活用し、成果や改善点等を明確にする
ことで、生涯学習に係る事業への反映や生涯学
因とその改善策を明確にされたい。
習施設の周知に努める。
総合計画施策進行管理 2次評価に対する対応方針
○基本目標Ⅱ 学びあい 人と地域をはぐくむ教育・文化都市
施策番号
1次評価
2次評価
No.
21
施策名
国際化の推進
B
B
2次評価意見(check)
施策所管局 総務局
局・区長名 大房 薫
対応方針(act)
外国人市民と市が直接意見交換等を行う「外
国人懇話会」やさがみはら国際交流ラウンジの
運営委員会(月1回)への参画等により、外国人
市民が日常生活の中で感じている悩みや問題
外国人市民が抱えている問題について、現状でも
の把握に努め、解決に向けた取組方策を検討し
取り組んでいることは評価するが、さらに把握する
ている。
1
機会を増やし、解決に向けた取組方策を検討され
外国人市民からの意見を把握する機会につい
たい。
ては、前述のとおり定期的に確保されていること
から、機会を増やすことよりも質の向上に向けた
取組(「外国人市民会議」と「外国人懇話会」の
連携)を行うこととする。
庁内で全体の国際化施策の推進を図るために、
2 行政だけではなく、民間企業や大学のノウハウを
組み込んだ形での政策を展開されたい。
本市の国際化施策は、市、市議会、教育、医
療等に関する民間団体、企業団体等、官民多様
な分野から選出された委員によって構成される
相模原市国際化推進委員会を通じ、多様な立
場の方々の意見、ノウハウを踏まえて事業を展
開している。
また、国際交流ラウンジ事業については、平成
26年度から市民・大学交流センターにおいても
事業展開しており、今後は同センターの運営に
参画する大学とも連携し、大学が持つノウハウ
なども活用しながら国際化施策の推進を図って
いく。
総合計画の部門別計画であるさがみはら国際
プランにおいて外国人英語指導助手(ALT)の
国際化を進める上での重視点として、「学校教育
配置や日本語巡回指導の実施、日常生活の支
の充実」を掲げ調査を実施している。それに関わる
援など、学校教育における各種施策、事業を掲
3 事業について、施策を構成する主な事業に掲載す
げている。これらの事業の評価については、平
るとともに、事業を実施した結果について評価を実
成26年度に設置した庁内の関係機関で組織す
施されたい。
る「国際化施策推進調整会議」において、その
方法等について検討していく。
総合計画施策進行管理 2次評価に対する対応方針
○基本目標Ⅲやすらぎと潤いがあふれる環境共生都市
施策番号
1次評価
2次評価
25
施策名
環境を守る担い手の育成
B
B
施策所管局 環境経済局
局・区長名 石川 敏美
対応方針(act)
環境情報センターのホームページやメールマガ
ジン、市の広報紙、環境まつり等を通じて広く市
環境を守るための啓発の実施に当たっては、ボラ
民へ環境講座などの啓発活動を周知している。
ンティア活動への参加者のほか、広く市民に情報
また、環境情報センターの啓発に加えて、温暖
1
が行き渡るように着実な啓発方法を検討された
化対策協議会など分野別の組織との多様なネッ
い。
トワークを通じて啓発事業を引き続き行ってい
く。
No.
2次評価意見(check)
アンケートについては、「総合計画進行管理等に
係る市民アンケート調査」を用いており、毎年対
象者が変わるため、数値の上下が生じている
が、概ね高い割合で推移していると評価してい
る。
指標47「日常生活において、環境に配慮している
引き続き、環境月間の広報や環境まつり、市民
市民の割合」が年々下がっているため、原因を分
祭りでの活動を通じて、市民に幅広く環境へ配
2
析し、市民の環境意識を高める取組を実施された
慮する意識を醸成するよう啓発活動を進めてい
い。
く。また、平成26年度中に改訂する環境基本計
画においても課題として捉えており、平成24年10
月に完全施行された環境教育促進法の趣旨に
基づき、各世代を対象にした「環境教育」を重点
的取組施策として位置付け取り組んでいく。
「取り組みの方向」の「多様な主体の環境行動へ
の支援」にある「技術・製品の開発やサービスの提
3 供に対する支援」については、産業部門とも連携を
図り、施策目標達成に向けた取組を実施された
い。
これまでも、トライアル発注認定制度やさがみは
ら産業創造センターによる企業支援により、省エ
ネ製品の開発やサービスへの支援を行ってき
た。引き続き、これらの制度を活用するとともに
環境に配慮した技術・製品の開発等が促進され
るよう、産業部門と連携しながら取り組んでいく。
総合計画施策進行管理 2次評価に対する対応方針
○基本目標Ⅲやすらぎと潤いがあふれる環境共生都市
施策番号
1次評価
2次評価
No.
31
施策名
快適な都市空間の創造
B
B
2次評価意見(check)
施策所管局 環境経済局
局・区長名 石川 敏美
対応方針(act)
・前年度に比べ、公園の数、面積に不満を感じ
ている指数が増えた自治会区域は、1人あたり
の公園面積が市域平均に比べ、少ない区域で
あり、必ずしもこのような地域に公園が配置でき
指標61「公園の満足度」について、公園面積が増
ていないことが要因と考えられる。
1 加しているにもかかわらず満足度が下がっている
・公園設置のための用地確保に際し、地権者の
原因を分析されたい。
意向もあることから、必ずしも優先的に公園の少
ない地域に設置することは難しいが、地域にお
ける住環境等も踏まえつつ、公園の配置に努め
る。
指標60「緑化活動に取り組む市民の割合」につい
て、他の自治体ではゴーヤを希望者に無料で配っ
ている例もあり身近な緑化につながる。こうしたこ
2
とも参考として事業の実施方法や啓発方法を変え
るなど、実績を上げるために具体的な検討をされ
たい。
市民アンケート調査の結果から、自宅でのガー
デニングや生垣など敷地内の緑化については、
多くの市民が実施していることから、地域の緑化
を担う団体に対し、花苗等の配布やボランティア
育成講習会等を通じて、積極的な育成・支援を
行い、緑化活動に取り組む市民の割合をさらに
増やしていく。
総合計画施策進行管理 2次評価に対する対応方針
○基本目標Ⅲ やすらぎと潤いがあふれる環境共生都市
施策番号
1次評価
2次評価
No.
34
施策名
新産業の創出と中小企業の育成・支援
B
B
2次評価意見(check)
施策所管局 環境経済局
局・区長名 石川 敏美
対応方針(act)
企業支援・企業誘致の取組の中でより正確な立
企業に選ばれる都市を目指すに当たっては、既に 地動向の把握に努めるとともに、産業集積促進
1 立地した企業が相模原市を選んだ理由をよく分析 方策(STEP50)の奨励措置により立地した企業
して今後の取組に生かされたい。
へのアンケートにおいても把握・分析し、今後の
企業支援・企業誘致に活用する。
本市と町田市をはじめとする首都圏南西地域に
おける企業、大学・研究機関、金融機関及び支
援機関の集う場として南西フォーラム(首都圏南
西地域産業活性化フォーラム)を開催し、産学連
相模原市は歴史的に工業系が強く、八王子・多摩
携、産産連携等による新事業の創出や技術の
地域との連携など、他の政令指定都市にはない市
高度化など、新たな連携の構築の推進による地
2
の特性を生かしたオリジナリティのある政策を推進
域産業の活性化を図る取組を引続き実施する。
されたい。
また、多摩地域を含む首都圏西部地域を対象と
する広域の産業支援機関である首都圏産業活
性化協会とも連携し、ものづくり企業の支援を引
続き実施する。
新産業の創出のため、製造業だけではなく、サー
ビス業や流通業についても考えるべきであり、か これまでのSTEP50の実績や効果を踏まえ、業
3 つ、業種を越えた新しい産業の創出もあり得る。す 務系企業の立地に関する方策についても関係
べてを同時に進めるのではなく、優先順位をつけ 各課と連携してその可能性について検討する。
ながら広い視点を持って取り組まれたい。
総合計画施策進行管理 2次評価に対する対応方針
○基本目標Ⅲやすらいと潤いがあふれる環境共生都市
施策番号
1次評価
2次評価
No.
35
施策名
商業・サービス業の振興
A
A
2次評価意見(check)
施策所管局 環境経済局
局・区長名 石川 敏美
対応方針(act)
それぞれの地域の特性を生かして商業者が実
中心市街地については、具体的な計画もあり、あ 施するまちのにぎわいづくりを引き続き支援する
1 る程度の効果が出ている。中心市街地以外につい とともに、「チャレンジショップ支援事業」などの
ても、引き続き努力されたい。
創業支援策を更に進めることで、商店街の新陳
代謝を促し、魅力あるまちづくりを推進していく。
平成26年度から区役所の地域振興に関わる機能 区ビジョンの理念に基づき、地域特性を生かし
2 を強化しているが、区役所のリーダーシップによる た商業活性化の取組を推進できるような仕組み
商業振興の進め方など具体的に検討されたい。 を平成27年度までに検討していく。
商店街が地域コミュニティの核としての役割を果
都市部におけるコミュニティづくりは商店街が重要 たしていくためには、地域住民と商業者の対話
3 な役割を果たしている。現在の取組を引き続き進 や協力関係の構築が必要であることから、今後
め、今後も努力されたい。
も商店会が地域と連携して行うにぎわいづくりな
どを支援していく。
サブ指標は、通勤を除いた人数で比較するなど、
より詳細な分析をされたい。また、指標67「小売業 国等が実施する調査や本市が実施している通
4 年間販売額(商品販売額)」に代わる地域に根ざし 行量調査の活用等、コストがかからない方法で
た商店街の活動実態を測るサブ指標を検討された の指標化が可能であるかを更に検討する。
い。
総合計画施策進行管理 2次評価に対する対応方針
○基本目標Ⅳ活力にあふれ多様な交流が生まれる広域交流拠点都市
施策番号
1次評価
2次評価
No.
41
施策名
広域的な交流を支える交通体系の確立
B
B
2次評価意見(check)
施策所管局 都市建設局
局・区長名 野村 謙一
対応方針(act)
早期整備できるよう、比較的交付率の良い国庫
施策推進に向けて道路の整備などについて、ス
補正予算措置の活用などにより、財源の確保に
1 ピードアップのために努力しており、今後も引き続 努力する。また、用地取得等において事業に協
き取り組まれたい。
力していただけるよう、関係者への丁寧な説明
にあたる。
リニア中央新幹線や小田急多摩線延伸に関する
ことなど、市が直接整備を行う事業ではないため、
2 施策目標を実現するために、市としてどの様に取
り組んでいるのかを分かりやすく説明してもらいた
い。
・事業の早期実現に向け、関係機関に対する要
望活動を実施している。
・事業の実現に向けた課題解決のため、交通事
業者との協議・連携を図っている。
・事業に対する市民理解を深めるため、イベント
における周知啓発活動に取り組んでいる。
成果指標の測定結果が出ていないため、市が事 道路整備に係る政令市、都県との協議会等を活
3 業に取り組んだ努力の結果が反映でき、かつ、毎 用し事例を研究するなどして、サブ指標の設定
年測定できるサブ指標の設定を検討されたい。
方法について検討を行う。
指標77「市役所から市内外主要地点までの自動
車での合計移動時間の短縮」は市役所から市内
成果指標の次回見直し時に、市民や事業者に
4 外主要地点までの移動時間を指標としているが、
分かりやすい起点の検討を行う。
起点を市役所ではなく、市民や事業者に対して分
かりやすい場所の設定を検討されたい。
総合計画施策進行管理 2次評価に対する対応方針
○基本目標Ⅳ活力にあふれ多様な交流が生まれる広域交流拠点都市
施策番号
1次評価
2次評価
No.
42
施策名
地域を支える交通環境の充実
B
B
2次評価意見(check)
施策所管局 都市建設局
局・区長名 野村 謙一
対応方針(act)
各土木事務所の窓口にパンフレットを配架し、ま
狭あい・寄付道路関連事業について、昨年度から
た、建物建築の際に狭あい道路の寄附の案内
の改善策の取り組み結果として、制度の更なる周
をするなど周知に努めてきた。
1
知に努めたとあるが、市民として実感がないため、
今後は、まちづくりセンターで事業内容の掲示を
周知に向け工夫して取り組まれたい。
行い、更なる周知に努める。
地域住民、交通事業者との協働のもと、現在、
本格運行中のコミュニティ交通は本格運行の継
公共交通網の向上のために、コミュニティバス、乗 続を、実証運行中のコミュニティ交通については
2 合タクシーのさらなる実証運行などの取組を継続 本格運行移行に向けた取組を進めるとともに、
して実施されたい。
さらなる公共交通網の向上のため、地域のニー
ズに合わせた、コミュニティバス、乗合タクシー
の新規地区導入に向けた取組を推進する。
3
道路整備に係る政令市、都県との協議会等を活
事業費が大きいため、市道整備に関わるサブ指標
用し事例を研究するなどして、サブ指標の設定
の設定を検討されたい。
方法について検討を行う。
総合計画施策進行管理 2次評価に対する対応方針
○基本目標Ⅳ活力にあふれ多様な交流が生まれる広域交流拠点都市
施策番号
1次評価
2次評価
No.
43
施策名
公共交通を中心とする交通体系の確立
A
A
2次評価意見(check)
施策所管局 都市建設局
局・区長名 野村 謙一
対応方針(act)
地域に必要な交通施策の検討に反映できるよ
指標に影響を与える人口規模について、地域ごと
う、各区の人口変動及び公共交通の利用者数
1 の動きの確認を行うなど、その結果を踏まえ分析
による、各区毎の公共交通利用状況の把握に
されたい。
ついて検討する。
総合計画施策進行管理 2次評価に対する対応方針
○基本目標Ⅳ活力にあふれ多様な交流が生まれる広域交流拠点都市
施策番号
1次評価
2次評価
45
施策名
安全で快適な住環境の形成
B
B
施策所管局 都市建設局
局・区長名 野村 謙一
対応方針(act)
耐震化の必要性や耐震化を促進するための補
助制度等の周知の徹底がなされていないことが
建築物の耐震化が進まないのは、東日本大震災
原因と考えられるため、市からの情報発信だけ
からの経年による意識の低下だけが原因でないと
でなく、協力関係団体で構成される相模原市木
1
思われるため、原因を検証し、それを踏まえた施
造住宅耐震補助制度連絡調整会とともに、新た
策を展開されたい。
な普及啓発方法により、官民協働の体制で取り
組む。
No.
2次評価意見(check)
施策名の「安全で快適な住環境の形成」を達成す
るため、木造住宅の耐震化を進める必要がある。
2 そのために補助金を時限的に増額するとともに、
耐震化に伴うコスト分析を徹底し共通仕様書の検
討を行うなど支援制度の見直しを検討されたい。
平成27年度からの制度運用を目指して、補助
制度の実効性を高めるために、耐震診断や改
修計画を実施するための実際に掛かる費用を
踏まえたうえで、補助金の拡充を検討する。
総合計画施策進行管理 2次評価に対する対応方針
○基本目標Ⅴ市民とともに創る自立分権都市
施策番号
1次評価
2次評価
No.
47
施策名
分権型のまちづくりの推進
B
B
2次評価意見(check)
施策所管局 市民局
局・区長名 森 多可示
対応方針(act)
各まちづくりセンターには、地域政策担当を配置
市民主体のまちづくりが図られるよう、まちづくりセ し、まちづくり会議の支援や地域活性化事業交
1 ンターを主体とした地域の活性化に取り組まれた 付金制度の運用を行うなど、区民主体のまちづ
い。
くりを進めているが、今後の取組については、②
の中で、合わせて検討する。
区役所の機能について、地域の特性を生かしたま これまで強化してきた区役所機能の状況を踏ま
2 ちづくりのため、その趣旨を生かす方向を検討され えながら、現状の取組状況を把握し、更なる機
たい。
能強化の方策等について、検討する。
指標86「住んでいる地域のまちづくりや課題解決
を区民主体で進めていると感じる市民の割合」に
ついて、評価開始以来、目標を達成していないた
3
め、その理由について原因を分析するとともに、客
観的な評価を行うことができるサブ指標の設定を
検討されたい。
区民会議及びまちづくり会議の認知率をサブ指
標として設定する。なお、現状では、両会議の認
知率を把握していないため、平成27年度から新
たに調査を開始するものとする。
総合計画施策進行管理 2次評価に対する対応方針
○基本目標Ⅴ 市民とともに創る自立分権都市
施策番号
1次評価
2次評価
No.
50
施策名
市民と行政のコミュニケーションの充実
A
B
2次評価意見(check)
施策所管局 総務局
局・区長名 大房 薫
対応方針(act)
市が行う情報提供については、迅速かつ正確に行
うことが重要であるが、情報技術の進歩により様々な
指標92「市からの情報提供の手段や内容に満足 媒体における対応も求められている。市民にとってよ
している市民の割合」については、現状で適正な水 り良い環境を整備することは重要だが、事業の経費
準にあると考える。目標値を増加させることにより、 や規模が過剰にならないよう事業の在り方や費用対
1
効果を検証し、行政として適切な水準を検討する。
行政活動が拡大し予算が増加することになるた
め、市民に説明できる適正な水準を分析し、目標 指標に係る目標値については、本計画期間中につ
いては、このままとするが、前述のとおり、事業の経
設定することが必要である。
費や規模を考慮した上で、目標達成に向けて取り組
む。
ジュニア・市政モニター(中学生・高校生)制度につ
いては、平成26年度から実施したものであることか
ら、事業の検証や周知を通じて、学校や中学生・高校
ジュニア・市政モニター制度について、モニター経 生への定着やジュニアモニターの増員を図ることが
2 験者が相模原市のまちづくりや福祉分野等で活躍 重要である。そのため、事業の定着を当面の目標と
していく仕組みを検討されたい。
し、ジュニアモニターの各分野における活動へのつな
ぎに係る仕組みについては、事業の検証結果やジュ
ニアモニターの意向等を踏まえ、構築の是非も含め
て検討する。
広報事業への民間活力導入は、「行政コストの削減
が図られること」と「魅力的な広報紙の編集を実現す
ること」を見込まれる効果としている。
広報事業を民間活力の導入により実施することは
行政コストの削減に関しては、編集経費・郵送経費
3 良いが、導入した結果をモニタリングする仕組みを
の削減効果について都市経営指針実行計画におい
検討されたい。
てモニタリングを行っている。魅力的な広報紙編集に
ついては、一定の期間ごとに世論調査等により、モニ
タリングを実施する。
市が発行する広報紙は、各課機関がそれぞれで発
行していることから複数の広報紙が存在している。
広報さがみはらをはじめ、市が発行する広報紙が 各広報紙は、提供すべき情報や時期が異なるた
4 多くあるが、まとめることで事業費の効率化を図る め、集約することにより1件当たりの情報量の縮小や
ことを検討されたい。
提供時期のタイムラグの発生といったデメリット(サー
ビスの低下)があることから、集約化は困難であると
考えている。
市民の声システムについては、市民の声を政策へ
反映するシステムを検討するとともに、導入した効
5
果を測るためにも、解決件数の割合をサブ指標と
して設定されたい。
市民の声の全体把握や履歴分析などにより「見える
化」を実現し、その内容を事業所管課に提供するとと
もに、対応について議論し、その結果に応じて施策に
反映する仕組みを構築する。解決件数の割合をサブ
指標として設定することについては、履歴分析の結果
も勘案して、設定の是非も含めて検討する。
様々な情報を市民に発信していく際に、表現の簡
易化など情報アクセシビリティや情報のユニバー
6
サルデザイン化への配慮を行うとともに、サブ指標
の設定を検討されたい。
市民に発信する情報の表現等については、ユニ
バーサルデザインに配慮し、統一的ルールによる表
現・表記としている。今後もユニバーサルデザインに
配慮するとともに、アクセシビリティの実施に係るサブ
指標については、今後、設定できるよう適切な指標を
検討する。
平成26年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
4
■平成25年度実績データ
指標No.
子育て環境の充実
所管局
指標名
健康福祉局
資料2-2
局・区長名
和光 亨
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
成果指標1
子どもを育てやすい環境であると感じている市民の割合
【単位:%】
54.6
45.8
83.9%
B
成果指標2
子どもを必要なときに預けられる場(人・場所)がある親
の割合【単位:%】
71.4
70.7
99.0%
B
サブ指標1
児童虐待に関する通告相談に対する対応率
100.0
100.0
100.0%
A
1次評価
(所管局による自己評価)
B
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
■対応方針
①事業の取組に当たっては、最終的な成果とコストパフォーマンスを常に意識しながら仕事を進めら
れたい。
②指標5「子どもを育てやすい環境であると感じる市民の割合」について、達成率が下がった理由を
建議書における総合計 業務分析等で明確にされたい。
1
画審議会からの意見
③サブ指標1「児童虐待に関する通告相談」という表現は市民にはわかりにくいため、「児童虐待に対
する対応率」または「子どもの安全見守り率」などの方がわかりやすい。「目標設定の考え方」で通告
相談の説明を正確に行い、「指標名」は市の努力と成果が端的にわかる指標名が望ましいため、検
討されたい。
2
①施策の推進に当たっては、最少の経費で最大の効果を上げるという考え方を前提に計画的な事業
実施に取り組むとともに、その進行管理と評価が必要である。
②身近な地域で乳幼児とその家族が気軽に集え、育児相談などが行えるふれあい親子サロンにつ
いては、目標どおり実施したものの、こどもセンター等の各会場において月1回午前中の時間帯に
課題の分析
※記載欄内の番号は 限っての実施であるため、保護者からは都合の良い時に、自由に参加できるよう実施回数や時間帯
「1」の番号と一致してい の拡充が求められていることや、保育所待機児童の解消に向け、325人の定員増を図ったが、保育
所に入所ができるという期待感から新たな保育需要の喚起につながり、結果、待機児童の解消に至
る
らなかったことなどから、達成率が下がったものと考える。
③本市の児童虐待防止に関する取組に係る「指標と説明」及び「目標設定の考え方」について、市民
に理解しやすい表現に改める必要がある。
3
①更なる事業費の精査をするとともに、平成27年4月から始まる「子ども・子育て支援新制度」に合
わせ策定する「相模原市子ども・子育て支援事業計画」に子育て環境の充実に関する事業を位置付
対応方針
け、計画的な事業展開を図り、当該計画の進行管理を定期的に「相模原市子ども子育て会議」に報
(改善内容)
告し、評価を受け、必要に応じて見直しをしていく。
※記載欄内の番号は ②ふれあい親子サロンの在り方について地域子育て支援拠点事業の拡充と合わせて検討する。ま
「1」の番号と一致してい た、待機児童解消に向け更なる取組を進めるとともに切れ目のない子育て支援のため放課後等の健
る
全育成環境の充実を進めていく。
③本市の児童虐待防止に関する取組に係る指標について、指標名を「子どもの安全確認を行った割
合」とし、また、「目標設定の考え方」において、市民に理解しやすい表現に見直す。
4
改善によって見込まれ
る効果
【対応方針の目的・意
図】
※記載欄内の番号は
「1」の番号と一致してい
る
①子ども・子育て支援事業計画への位置付けにより、計画的な事業実施が可能となるほか、計画の
進行管理や評価を通じて、効率的な事業展開が可能となる。
②子育て家庭の孤立化や育児不安を抱える家庭へのより効果的・効率的な支援が行えるほか、喫緊
の課題である待機児童解消が図られ、保育や放課後等に健全育成を必要とするすべての子どもに
質の高い切れ目のない保育・健全育成環境の提供ができる。
③市の努力と成果が端的にわかる指標名に見直すことにより、児童虐待に対する市民の問題意識
が高まり、虐待を発見した場合の通告が躊躇なくできる環境が整うことが期待される。
5
平成27年度当初予算
へ反映した内容
平成27年4月から始まる子ども・子育て支援新制度により、新たに創設される地域型保育事業や
給付制度への対応、子ども・子育て支援事業計画に位置付ける事業の円滑な実施を図るための予
算とした。
平成26年度当初予算
1,949,057 千円 平成27年度当初予算
千円
■改善工程表
第1四半期
【H27.1月~3月】
1
スケジュール
(工程)
※記載欄内の番
号は対応方針「1」
の番号と一致して
いる
第2四半期
【H27.4月~6月】
第3四半期
【H27.7月~9月】
第4四半期
【H27.10月~12月】
①
・平成26年度事業の実施 ・平成26年度事業の実施 子ども・子育て会議におけ
・子ども・子育て支援事業
状況のとりまとめ作業を実 状況を子ども・子育て会議 る評価を踏まえ、見直し作
計画の策定(H27年3月)
施する。
に報告し、評価を受ける。 業を進める。
②
・計画的な施設整備や事
業実施ができるよう「子ど
も・子育て支援事業計画」
・施策の進行管理
へ位置付ける。
・新たなサブ指標の考え
方、目標値を検討
③
・成果指標の見直し
・施策の進行管理及び評
価
・施策の進行管理及び評
価並びに改善方策等の検
討
取組結果に対する分析・評価(第2四半期までの取組状況)
①
②
対応方針及び改善工程 ③
スケジュールについて
の評価
2
※記載欄内の番号は対 取組結果により得られた具体的な成果及び第4四半期終了時点で見込まれる効果
応方針「1」の番号と一
致している
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
3(総合計画審議会から
4 の評価)を受けての改善
策
①
②
③
平成26年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
7
■平成25年度実績データ
指標No.
高齢者を支える地域ケア体制の推進
指標名
所管局
健康福祉局
局・区長名
和光 亨
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
成果指標1
健康と感じている高齢者の割合【単位:%】
79.5
81.5
102.5%
A
成果指標2
高齢者が地域で見守られ、支えられて暮らしていると感
じている人の割合【単位:%】
37.5
39.0
104.0%
A
成果指標3
介護サービス利用者の満足度【単位:%】
71.7
76.9
107.3%
A
サブ指標1
一次予防事業の参加者数
8,775
9,499
108.3%
A
1次評価
(所管局による自己評価)
A
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
■対応方針
①指標11「介護サービス利用者の満足度」について、介護サービスの満足度が他の政令指定都市
と比較して相模原市がどの程度の水準にあるのかということを確認しながら施策を展開されたい。ま
建議書における総合計 た、介護サービスに対する不満の原因分析に取り組まれたい。
1
画審議会からの意見
②指標10「高齢者が地域で見守られ、支えられて暮らしていると感じている人の割合」について、評
価開始以来、毎年目標を達成しているにもかかわらず、実績よりも低い目標を設定していることから、
目標設定の考え方を整理されたい。
2
①これまで、3年に一度実施している「高齢者等実態調査」結果により成果の判断を行っていたもの
で、他の都市との比較は行っていないため、他都市との比較により本市の水準を把握する必要があ
る。また、満足度の向上に向け、不満の原因分析が必要である。
課題の分析
②指標10「高齢者が地域で見守られ、支えられて暮らしていると感じている人の割合」については、
※記載欄内の番号は
毎年実施する市民アンケートにおいて項目を設け把握に努めているところである。目標設定は市「高
「1」の番号と一致してい
齢者等実態調査」において、健康や福祉の相談先を「地域の関係機関や人々」とした人の割合が、平
る
成16年度から平成19年度でマイナス3.6%となったことから、毎年1.2%ずつ増加させることを目標とし
て設定されたものであるが、高齢者支援センターのきめ細やかな配置や地区中心地への移転などに
取り組んだ結果、毎年、目標値を超える状況となっている。
3
対応方針
(改善内容)
※記載欄内の番号は
「1」の番号と一致してい
る
①他都市の同様の調査結果を確認し、本市の状況と比較を行うとともに、介護サービスに対する不
満の原因分析を行い、施策へ反映し、より一層の満足度の向上を目指す。
②指標10を補完するサブ指標として、認知症の人の地域における見守りを推進する「認知症サポー
ターの養成数」を新たに設定する。
4
改善によって見込まれ
る効果
【対応方針の目的・意
図】
※記載欄内の番号は
「1」の番号と一致してい
る
①他都市との比較により本市の水準を把握することで満足度向上のための施策の方向性等を探るこ
とが可能となる。また、介護サービスに対する不満の原因を把握し、不満因子を取り除くことにより、
満足度の向上が図られる。
②毎年成果が分かる新たなサブ指標の分析により、より効果的な事業の検討、展開が図られ、地域
ケア体制の更なる充実につながる。
5
平成27年度当初予算
へ反映した内容
平成26年度当初予算
2,165,710 千円
平成27年度当初予算
千円
■改善工程表
第1四半期
【H27.1月~3月】
1
スケジュール
(工程)
※記載欄内の番
号は対応方針「1」
の番号と一致して
いる
①
②
・他指定都市の調査結
果把握・分析
・不満の原因分析
第2四半期
【H27.4月~6月】
・他指定都市の調査結
果把握・分析
・不満の原因分析
第3四半期
【H27.7月~9月】
・他指定都市の調査結
果把握・分析結果に基
づく新たな施策への反
映策の検討
・不満原因の分析結果
に基づく新たな施策へ
の反映策の検討
第4四半期
【H27.10月~12月】
・他指定都市の調査結
果把握・分析結果に基
づく新たな施策への反
映策の検討
・不満原因の分析結果
に基づく新たな施策へ
の反映策の検討
・認知症サポーター養成
数を新たなサブ指標とし
・認知症サポーター養成
・新たなサブ指標も含め
・評価結果を次年度以
て設定
数の集計
た平成26年度の実績評
降の事業に反映
・講座の講師役である
・次年度事業の検討
価
キャラバンメイト養成講
座の開催
取組結果に対する分析・評価(第2四半期までの取組状況)
①
②
対応方針及び改善工程
スケジュールについて
の評価
2
※記載欄内の番号は対 取組結果により得られた具体的な成果及び第4四半期終了時点で見込まれる効果
応方針「1」の番号と一
致している
①
②
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
3(総合計画審議会から
4 の評価)を受けての改善
策
平成26年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
8
■平成25年度実績データ
指標No.
障害者の自立支援と社会参加
所管局
指標名
成果指標1
一般就労をした障害者の数【単位:人】
成果指標2
健康福祉局
局・区長名
和光 亨
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
95.0
51.0
53.7%
D
日中活動系事業所の利用者数【単位:人】
2,972.0
3,408.0
114.7%
A
成果指標3
相談支援を受けている件数【単位:件】
13,055.0
6,706.0
51.4%
D
成果指標4
障害福祉サービスなどに満足している市民の割合【単
位:%】
59.8
55.6
93.0%
B
サブ指標1
市内6箇所の障害者支援施設に満足している利用者の
割合
【単位:%】
75.6
88.9
117.6%
A
1次評価
(所管局による自己評価)
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
B
■対応方針
①成果指標の結果の分析に当たっては、数値が上がった若しくは下がった原因と改善方策を記載す
べきである。そのことを踏まえて次の施策を展開されたい。
②障害福祉相談事業について、障害福祉相談員及び相談支援専門員を対象とした研修回数の増加
に伴い事業費も拡大する。常に費用対効果を考えて、実施する事業の適正水準を考えながら業務に
取り組まれたい。
建議書における総合計
1
③施策推進のために健康福祉局以外の局で実施している事業などがあれば、進行管理シートに合
画審議会からの意見
わせて記載されたい。
④指標14「相談支援を受けている件数」について、法改正により、数値の把握方法が変わったとして
も、「相談が必要な人に対して支援できているのか」ということを確認するために目標値を設定してい
るのだから、法改正前と同様に数値の把握ができるのであれば、変更内容を付記した上で、その数
値を実績として記載されたい。
2
課題の分析
※記載欄内の番号は
「1」の番号と一致してい
る
3
対応方針
(改善内容)
※記載欄内の番号は
「1」の番号と一致してい
る
4
改善によって見込まれ
る効果
【対応方針の目的・意
図】
※記載欄内の番号は
「1」の番号と一致してい
る
5
平成27年度当初予算
へ反映した内容
①施策推進に当たっては、各指標においても改善方策を検討することは必要なことであり、改善方策
は総合分析及び市の自己評価欄で記載するものと認識している。各指標において更なる分析を行
い、これを踏まえた改善方策の記載が必要である。
②施策を推進する上で、事業の充実を図ることは重要ではあるが、厳しい財政状況の中では最終的
な成果と予算のバランスを意識しながら業務を進めることが必要である。
③新・総合計画の部門別計画である障害者福祉計画実施計画では、健康福祉局以外の部署におけ
る障害者関連事業も当該計画に位置付け、進行管理を行っている。このため、事業の状況把握がで
きていることから、総合計画の進行管理シートにも記載する必要がある。
④目標値に対する実績値の数値の捉え方を変更したにもかかわらず、現在における相談件数の実
績値が把握できることから、単純に実績値として記載し、目標値に対する結果を分析することが妥当
か、検討する必要がある。
①結果分析については一定の分析を行い、これを踏まえた改善方策を総合評価欄に記載したところ
であるが、来年度の1次評価を行う際においても、分析とこれを踏まえた改善方策を記載し、施策の
展開を図る。
②事業費拡大の要因としては、新たな障害者相談支援キーステーションの設置など相談支援体制を
充実させたことによるものである。今後も、当該施策を推進する中では費用対効果を念頭に置き、事
業実施していく。
③障害者の社会参加の促進に関する事業等については、障害に対する理解促進のための公民館に
よる福祉講座や、障害のある方々がスポーツ文化芸術活動に参画できる機会の充実に資する事業
について進行管理シートへ追記した。今後も引き続き、他部局と連携し当該施策を推進する。
④目標値を設定した時点と現在では、相談支援キーステーションや指定相談事業所の増加が見込ま
れるなど相談支援における環境が変化しており、目標値を変えずに実績値を捉え、結果分析するの
は妥当ではないと判断しているため、環境が落ち着いた時点で指標の見直しを行う。
①PDCAサイクルを意識し、目標値の達成に向け、事業実施を進めることが可能となる。
②最少の経費で最大の効果を上げられるよう、効率的及び効果的な事業展開を進めることが可能と
なる。
③障害者関連事業について、庁内を横断した視点を持って、施策の展開を図ることが可能となる。
④相談支援件数の結果及び分析について、より的確な評価を行うことが可能となる。
平成26年度当初予算
9,908,445 千円
平成27年度当初予算
千円
■改善工程表
第1四半期
【H27.1月~3月】
1
スケジュール
(工程)
※記載欄内の番
号は対応方針「1」
の番号と一致して
いる
①
事業実施
②
事業実施
事業の見直し・検討
③
関連事業の把握
進行管理シートへの追
記、修正
④
事業実施
第2四半期
【H27.4月~6月】
第3四半期
【H27.7月~9月】
第4四半期
【H27.10月~12月】
分析結果、改善方策を
進行管理シートへ記載
・相談件数の把握・結果
分析
・相談支援件数に係る
目標値の検討
取組結果に対する分析・評価(第2四半期までの取組状況)
①
②
③
対応方針及び改善工程 ④
スケジュールについての
評価
2
※記載欄内の番号は対 取組結果により得られた具体的な成果及び第4四半期終了時点で見込まれる効果
応方針「1」の番号と一
致している
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
3(総合計画審議会から
4 の評価)を受けての改善
策
①
②
③
④
平成26年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
18 生涯学習の振興
■平成25年度実績データ
指標No.
所管局
指標名
教育局
局・区長名
小野澤敦夫
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
成果指標1
学習機会を得ていると思う市民の割合【単位:%】
30.6
26.9
87.9%
B
成果指標2
学習成果を他の人に還元している市民の割合【単
位:%】
24.8
23.1
93.1%
B
1次評価
(所管局による自己評価)
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
B
■対応方針
①生涯学習については、本来行政としてサポートすべき水準など、適正な水準はどの程度なのかと
いう課題意識を持ち事業に取り組まれたい。
建議書における総合計
1
②1次評価において示した「今後の具体的な改善策」を確実に実行されたい。
画審議会からの意見
③指標の結果の分析において、アンケート結果のクロス集計や業務上の統計を使うことなどにより、
原因とその改善策を明確にされたい。
2
課題の分析
①生涯学習について、公民館では住民主体による事業を実施しているほか、図書館ではボランティア
の活用等、市民と協働した事業を展開してきているが、今後はより適正な水準がどの程度なのかを考
えながら取り組んでいくことが必要。
②-1市民講座支援事業では、地域による参加者数のばらつきの解消や、市民の学習意欲を高める
ための新たな形態の講座開催に向けた取り組みが必要。
②-2市民大学においては、受講者アンケート等を活用し市民ニーズに即したカリキュラムの設定を進
めること及び、新規受講者の参加拡大のため、広報活動の充実が必要。
②-3高校生、大学生等の青年層や現役勤労層など、公民館との関わりが弱い年代への周知方法等
が課題となっているため、インターネット等の情報発信の活用や、その年代の課題を明確にし、参加
しやすい事業への取り組みが必要。
③指標の結果分析にあたっては、アンケート結果のクロス集計や業務上の統計を使用する等により
課題を確定し、改善に取り組むことが必要。
3
①事業評価により事業の見直しや分析等を行うことで、行政としてサポートすべき水準等を把握し、
事業に取り組んでいく。
②-1市民講座支援事業においては、新たな講座開催場所の設定や、初級・中級等にステップアップ
する講座の実施などの取り組みを検討する。
対応方針
②-2市民大学においては、市民ニーズを過去のアンケートから的確に把握し、各高等教育機関に周
(改善内容)
※記載欄内の番号は 知するとともに、広報活動を充実させ、新たな受講者の拡大を進める。
「1」の番号と一致してい ②-3青年層や現役勤労層が気軽に参加できる公民館事業を実施するため、事業内容や実施時期
等、柔軟な発想でより多くの市民が公民館活動に参加できるような見直しを行う。
る
③「生涯学習」がより多くの市民に理解いただけるよう、アンケート結果のクロス集計や業務上の統計
等を活用し、成果や改善点等を明確にすることで、生涯学習に係る事業への反映や生涯学習施設の
周知に努める。
4
改善によって見込まれ
る効果
【対応方針の目的・意
図】
※記載欄内の番号は
「1」の番号と一致してい
る
5
平成27年度当初予算
へ反映した内容
①生涯学習における適正な水準の意識を持って事業評価を行うことにより、事業のスクラップアンドビ
ルドを行う等、より効果的で市民の学習ニーズに応じた事業展開可能となる。
②-1地域による市民講座参加者数のばらつきの平準化及び、より多様な学びの提供。
②-2受講者の固定化を緩和し、新たな受講者の参加拡大。
②-3公民館事業の参加者拡大。
③「生涯学習」の多くの市民の理解により、学習活動が盛んになり、地域の教育力の向上やコミュニ
ティの活性化に繋がる。
平成26年度当初予算
514,881 千円
平成27年度当初予算
千円
■改善工程表
第1四半期
【H27.1月~3月】
・次年度に向けての事
業計画の策定
第2四半期
【H27.4月~6月】
第3四半期
【H27.7月~9月】
第4四半期
【H27.10月~12月】
・事業の企画・立案
・事業の実施
・事業評価の実施
・前年度の成果・課題及
び改善方針を踏まえ、
事業計画を策定
・春講座の実施
・講座実施状況及び受 ・実施事業の成果・課題
講者アンケートの活用に の集約
より事業内容の振り返り ・秋講座の実施
を行う。
・夏講座の実施
①
・実施事業の成果・課題
の集約
②-1 ・次年度事業計画の検
討
・冬講座の実施
1
スケジュール
・市民大学実施講座の
(工程)
アンケート集計(委託)
※記載欄内の番
・集計結果を参加各校
号は対応方針「1」
に配布し、次年度の講
の番号と一致して ②-2
座内容の検討
いる
・課題整理及び次年度
事業計画の検討
②-3
・アンケートの検討結果 ・前期講座の実施
・後期講座の実施
を踏まえ、講座内容・開 ・市メディア以外への広 ・各実施講座の受講者
催コースを決定
報活動として、JR線、小 数等の中間報告(委託)
田急線駅頭へのポス
ター貼付及び講座内容
に関連する公共施設へ
のチラシ配布を実施
・振り返りによる前年度 ・市民への周知
の課題を踏まえた事業 ・事業の実施
の企画・立案
・結果分析による課題等 ・アンケート結果及び業 ・事業周知
の整理・検討
務上統計の収集
・事業評価
・周知方法等の評価
③
取組結果に対する分析・評価(第2四半期までの取組状況)
①
②
対応方針及び改善工程 ③
スケジュールについて
の評価
2
※記載欄内の番号は対 取組結果により得られた具体的な成果及び第4四半期終了時点で見込まれる効果
応方針「1」の番号と一
致している
①
②
③
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
3(総合計画審議会から
4 の評価)を受けての改善
策
平成26年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
21 国際化の推進
■平成25年度実績データ
指標No.
成果指標1
所管局
指標名
総務局
局・区長名
大房薫
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
日常生活のなかで市民と外国人市民が交流している割
合【単位:%】
13.6
1次評価
(所管局による自己評価)
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
13.2
97.1%
B
B
■対応方針
①外国人市民が抱えている問題について、現状でも取り組んでいることは評価するが、さらに把握す
る機会を増やし、解決に向けた取組方策を検討されたい。
②庁内で全体の国際化施策の推進を図るために、行政だけではなく、民間企業や大学のノウハウを
建議書における総合計
1
組み込んだ形での政策を展開されたい。
画審議会からの意見
③国際化を進める上での重視点として、「学校教育の充実」を掲げ調査を実施している。それに関わ
る事業について、施策を構成する主な事業に掲載するとともに、事業を実施した結果について評価を
実施されたい。
2
①外国人市民から直接意見を聞き取り、課題を集約することには限界があることから、外国人市民を
支援する団体や外国人コミュニティの代表などと、随時、意見交換ができる体制やより効果的な意見
課題の分析
集約の方策が重要であると考える。
※記載欄内の番号は
②これまでは、行政とさがみはら国際交流ラウンジで活動するボランティアを中心に国際化施策を進
「1」の番号と一致してい
めてきたが、民間企業や大学との連携が充分とは言えない部分がある。
る
③「学校教育の充実」については、さがみはら国際プランで位置付けているが、実施結果を評価する
ための取組(事業)や指標を設定していない。
3
①外国人市民と市が直接意見交換等を行う「外国人懇話会」やさがみはら国際交流ラウンジの運営
委員会(月1回)への参画等により、外国人市民が日常生活の中で感じている悩みや問題の把握に
努め、解決に向けた取組方策を検討している。外国人市民からの意見を把握する機会については、
前述のとおり定期的に確保されていることから、機会を増やすことよりも質の向上に向けた取組(「外
国人市民会議」と「外国人懇話会」の連携)を行うこととする。
対応方針
②本市の国際化施策は、市、市議会、教育、医療等に関する民間団体、企業団体等、官民多様な分
(改善内容)
野から選出された委員によって構成される相模原市国際化推進委員会を通じ、多様な立場の方々の
※記載欄内の番号は
意見、ノウハウを踏まえて事業を展開している。また、国際交流ラウンジ事業については、平成26年
「1」の番号と一致してい
度から市民・大学交流センターにおいても事業展開しており、今後は同センターの運営に参画する大
る
学とも連携し、大学が持つノウハウなども活用しながら国際化施策の推進を図っていく。
③総合計画の部門別計画であるさがみはら国際プランにおいて外国人英語指導助手(ALT)の配置
や日本語巡回指導の実施、日常生活の支援など、学校教育における各種施策、事業を掲げている。
これらの事業の評価については、平成26年度に設置した庁内の関係機関で組織する「国際化施策
推進調整会議」において、その方法等について検討していく。
4
改善によって見込まれ
る効果
【対応方針の目的・意
図】
※記載欄内の番号は
「1」の番号と一致してい
る
5
平成27年度当初予算
へ反映した内容
①外国人市民が抱える問題をより効果的・正確に把握することができ、外国人市民のニーズや問題
に的確に答えることや施策の推進につながる。
②大学との連携により、若年層を取り込むことや学術機関が持つ機能・見識の活用することができ、
国際化施策・事業の規模・質における向上につながる。
③重点的に対策を進める必要がある課題がより明確になるとともに、課題の解決に取り組むことによ
り、施策の推進につながる。
市民・大学交流センターにおいて実施する事業に要する経費
平成26年度当初予算
24,596 千円
平成27年度当初予算
千円
■改善工程表
第1四半期
【H27.1月~3月】
1
②
第3四半期
【H27.7月~9月】
・さがみはら国際交流ラ ・「外国人市民会議」の
ウンジが実施する「外国 テーマを決定
人市民会議」との連携に
向けた調整
①
スケジュール
(工程)
※記載欄内の番
号は対応方針「1」
の番号と一致して
いる
第2四半期
【H27.4月~6月】
・さがみはら国際交流ラ
ウンジと市民・大学交流
センター関係者間の意
見交換、課題の整理、
事業の企画立案
・事業の整理、評価方法 ・事業の評価
の検討
第4四半期
【H27.10月~12月】
・「外国人市民会議」で
議論された事柄を踏ま
えて「外国人懇話会」の
テーマを調整し、H28.2
月に懇話会を実施
・事業実施
・外国人支援団体との
意見交換
・意見交換等により集約
した意見を事業に反映
③
取組結果に対する分析・評価(第2四半期までの取組状況)
①
②
対応方針及び改善工程 ③
スケジュールについて
の評価
2
※記載欄内の番号は対 取組結果により得られた具体的な成果及び第4四半期終了時点で見込まれる効果
応方針「1」の番号と一
致している
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
3(総合計画審議会から
4 の評価)を受けての改善
策
①
②
③
平成26年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
25 環境を守る担い手の育成
■平成25年度実績データ
指標No.
成果指標1
所管局
指標名
環境経済局
局・区長名
石川敏美
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
日常生活において、環境に配慮している市民の割合【単
位:%】
60.6
1次評価
(所管局による自己評価)
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
55.4
91.4%
B
B
■対応方針
①環境を守るための啓発の実施に当たっては、ボランティア活動への参加者のほか、広く市民に情
報が行き渡るように着実な啓発方法を検討されたい。
②指標47「日常生活において、環境に配慮している市民の割合」が年々下がっているため、原因を
建議書における総合計
1
分析し、市民の環境意識を高める取組を実施されたい。
画審議会からの意見
③「取り組みの方向」の「多様な主体の環境行動への支援」にある「技術・製品の開発やサービスの
提供に対する支援」については、産業部門とも連携を図り、施策目標達成に向けた取組を実施された
い。
2
①従来まで行ってきた啓発手法では市民に対し環境保全に関する情報の周知が不十分である。
課題の分析
②環境に配慮している市民の割合が下がっているものの、環境に配慮した生活が市民に一般的なも
※記載欄内の番号は
のとして浸透してきている面もある。今後、ますますの環境意識の醸成のための啓発が必要である。
「1」の番号と一致してい
③これまで市として行ってきた産業界への環境配慮の取り組みを、引き続き産業部門と連携して行っ
る
ていく必要がある。
3
①環境情報センターのホームページやメールマガジン、市の広報紙、環境まつり等を通じて広く市民
へ環境講座などの啓発活動を周知している。また、環境情報センターの啓発に加えて、温暖化対策
協議会など分野別の組織との多様なネットワークを通じて啓発事業を引き続き行っていく。
②アンケートについては、「総合計画進行管理等に係る市民アンケート調査」を用いており、毎年対象
対応方針
者が変わるため、数値の上下が生じているが、概ね高い割合で推移していると評価している。引き続
(改善内容)
き、環境月間の広報や環境まつり、市民祭りでの活動を通じて、市民に幅広く環境へ配慮する意識を
※記載欄内の番号は
醸成するよう啓発活動を進めていく。また、平成26年度中に改訂する環境基本計画においても課題
「1」の番号と一致してい
として捉えており、平成24年10月に完全施行された環境教育促進法の趣旨に基づき、各世代を対象
る
にした「環境教育」を重点的取組施策として位置付け取り組んでいく。
③これまでも、トライアル発注認定制度やさがみはら産業創造センターによる企業支援により、省エ
ネ製品の開発やサービスへの支援を行ってきた。引き続き、これらの制度を活用するとともに環境に
配慮した技術・製品の開発等が促進されるよう、産業部門と連携しながら取り組んでいく。
4
改善によって見込まれ
る効果
【対応方針の目的・意
図】
※記載欄内の番号は
「1」の番号と一致してい
る
5
平成27年度当初予算
へ反映した内容
①ボランティアへの参加者など環境保全に関する意識が高い市民については継続して参加してもらう
とともに、環境保全に関する意識がそれほど高くない市民についても感心を持ってもらうことができ
る。
②環境保全に関する意識がそれほど高くない市民や、これまで環境保全に関する意識はあっても
きっかけがなかった市民に感心を持ってもらうことができる。
③産業部門との連携により、市内企業が環境に配慮した技術・製品の開発が促進されるきっかけと
なる。
平成26年度当初予算
27,493 千円
平成27年度当初予算
千円
■改善工程表
第1四半期
【H27.1月~3月】
①
1
スケジュール
(工程)
※記載欄内の番
号は対応方針「1」
の番号と一致して
いる
②
第2四半期
【H27.4月~6月】
第3四半期
【H27.7月~9月】
第4四半期
【H27.10月~12月】
ホームページや広報な
どさまざまな媒体を活用
した啓発活動の検討・周
知
各種イベントを活用した
環境意識の醸成につい
て検討・実施
(環境まつり開催)
環境教育基本方針の研
究
③
産業政策課等、産業部
門との連携の進め方の
研究
環境に配慮した製品に
ついての、開発等の取
組の研究
取組結果に対する分析・評価(第2四半期までの取組状況)
①
②
対応方針及び改善工程 ③
スケジュールについて
の評価
2
※記載欄内の番号は対 取組結果により得られた具体的な成果及び第4四半期終了時点で見込まれる効果
応方針「1」の番号と一
致している
①
②
③
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
3(総合計画審議会から
4 の評価)を受けての改善
策
平成26年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
31 快適な都市空間の創造
■平成25年度実績データ
指標No.
所管局
指標名
環境経済局
局・区長名
石川敏美
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
成果指標1
市街地、公共施設等における緑化満足度【単位:%】
80.9
86.5
106.9%
A
成果指標2
緑化活動に取り組む市民の割合【単位:%】
10.9
8.7
79.8%
C
成果指標3
公園の満足度【単位%】
83.6
81.1
97.0%
B
1次評価
(所管局による自己評価)
B
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
■対応方針
①相模原市まち・みどり公社の花苗による配布、緑化意識普及啓発活動は地域の方々から喜ばれて
おり、大変良い取組のため今後も拡大を続けてほしい。
②指標61「公園の満足度」について、公園面積が増加しているにもかかわらず満足度が下がってい
建議書における総合計
1
る原因を分析されたい。
画審議会からの意見
③指標60「緑化活動に取り組む市民の割合」について、他の自治体ではゴーヤを希望者に無料で
配っている例もあり身近な緑化につながる。こうしたことも参考として事業の実施方法や啓発方法を
変えるなど、実績を上げるために具体的な検討をされたい。
2
①年々花苗を配布している団体数は増加しているものの、さらに、緑化推進する新規団体の増加
促進を行う。
②前年度に比べ、公園の数、面積に不満を感じている指数が増えた自治会区域は、1人あたりの
課題の分析
※記載欄内の番号は 公園面積が市域平均に比べ、少ない区域であり、必ずしもこのような地域に公園が配置できて
「1」の番号と一致してい いないことが要因と考えられる。
③市民アンケート調査の結果から、自宅でのガーデニングや生垣など敷地内の緑化については、
る
多くの市民が実施しているので、地域の緑化を担う団体の育成・支援を通じて、緑化活動に取り
組む市民の割合をさらに増やしていく ことが必要である。
3
①課題の分析①と同じ。
②公園配置に際しては、1人あたりの公園面積が市域平均に比べ、少ない区域を優先的に配置
することが必要となるが、公園配置のための用地確保に際し、地権者の意向もあることから、
対応方針
必ずしも優先的に公園の少ない地域に設置することは難しいため、地域における住環境等も
(改善内容)
踏まえつつ、適正な公園の配置に努める。
※記載欄内の番号は
③相模原市まち・みどり公社で実施している「花のまちづくり・みどりいっぱい運動」において、
「1」の番号と一致してい
花苗を配布している団体数を増やす。かつボランティア団体の支援を図るとともに、ボランティア
る
の育成を通じて、みどりを守り育てる人材の育成を推進する。また、既存のボランティア団体の
紹介等を掲載したホームページの新規開設を行い、緑化活動に参加する人材の発掘や参加
意欲の向上を図る。
4
改善によって見込まれ
る効果
【対応方針の目的・意
図】
※記載欄内の番号は
「1」の番号と一致してい
る
5
平成27年度当初予算
へ反映した内容
①花苗の配布団体数が増えることやボランティア団体を育成・支援することで、新規ボランティア
団体の増加、既存のボランティア団体の規模の拡大につながり、緑化活動に取り組む市民が
増える。
②-
③前記①のほか、活動の場を知ることによりボランティア団体への参加者が増え、緑化活動に
取り組む市民が増える。
平成26年度当初予算
46,927 千円
平成27年度当初予算
千円
■改善工程表
第1四半期
【H27.1月~3月】
第2四半期
【H27.4月~6月】
第3四半期
【H27.7月~9月】
第4四半期
【H27.10月~12月】
・事業の広報活動
・花壇コンテストの実施
・花壇づくりリーダー養
成事業の実施
①
1
スケジュール
(工程)
※記載欄内の番
号は対応方針「1」
の番号と一致して
いる
②
原因の分析の実施
・緑のボランティア育成・
支援事業の実施
・「草花ボランティア」育
成事業の実施
③
・ホームページ開設の検
討
・ホームページ開設準備 ・ホームページの立ち上
げ
取組結果に対する分析・評価(第2四半期までの取組状況)
①
②
対応方針及び改善工程 ③
スケジュールについて
の評価
2
※記載欄内の番号は対 取組結果により得られた具体的な成果及び第4四半期終了時点で見込まれる効果
応方針「1」の番号と一
致している
①
②
③
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
3(総合計画審議会から
4 の評価)を受けての改善
策
平成26年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
34 新産業の創出と中小企業の育成・支援
■平成25年度実績データ
指標No.
指標名
環境経済局
局・区長名
石川敏美
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
成果指標1
新規の開設事業所数【単位:事業所】
成果指標2
経営安定の中小企業数(黒字申告をした企業数)【単
位:社】
1次評価
(所管局による自己評価)
所管局
B
988.0
1,466.0
148.4%
A
3,308.0
3,125.0
94.5%
B
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
■対応方針
①企業に選ばれる都市を目指すに当たっては、既に立地した企業が相模原市を選んだ理由をよく分
析して今後の取組に生かされたい。
②相模原市は歴史的に工業系が強く、八王子・多摩地域との連携など、他の政令指定都市にはない
建議書における総合計
1
市の特性を生かしたオリジナリティのある政策を推進されたい。
画審議会からの意見
③新産業の創出のため、製造業だけではなく、サービス業や流通業についても考えるべきであり、か
つ、業種を越えた新しい産業の創出もあり得る。すべてを同時に進めるのではなく、優先順位をつけ
ながら広い視点を持って取り組まれたい。
2
①企業が本市に立地した理由は、これまで本市の持つ強固な地盤、多種多様な産業が集積している強みや
交通利便性の良さなどの背景に加え、今後展開される大規模プロジェクトなど他市にない高いポテンシャル(さ
がみ縦貫道路IC開設、リニア中央新幹線の新駅の設置や小田急多摩線の延伸等)であることは企業支援・企
業誘致の取組の中で実際に企業の声としても確認しているところであるが、企業の立地動向等の分析・活用
課題の分析
は、平成27年4月に改正予定の産業集積促進方策(STEP50)の効果的な活用に必要である。
※記載欄内の番号は ②本市以外の地域企業・産業支援機関などと交流を持つことで、市内企業にとって新たな販路の開拓や技術
「1」の番号と一致してい 開発の機会につながるため、積極的な事業の推進が必要となる。
③本市の基幹産業である製造業は、経済波及効果や正規雇用の促進に大きな効果をもたらすものであり、今
る
後も、本市が将来に向けて持続可能な都市経営を行っていくためには、製造業を中心とした産業集積基盤を
形成していくことが最優先である。一方で、近年、大型物流施設の市内への立地が増加していることに伴う、雇
用の増大や関連業務の市内企業への発注などの経済波及効果を踏まえ、今後の業務系企業の誘致の可能
性について検討する必要がある。
3
①企業支援・企業誘致の取組の中でより正確な立地動向等の把握に努めるとともに、STEP50の奨
励措置により立地した企業等へのアンケートにおいても把握・分析し、今後の企業支援・企業誘致に
活用する。
②本市と町田市を中心とし、八王子・多摩地域をエリアとする首都圏南西地域における企業、大学・
対応方針
研究機関、金融機関及び支援機関の集う場として南西フォーラム(首都圏南西地域産業活性化
(改善内容)
※記載欄内の番号は フォーラム)を開催し、産学連携、産産連携等による新事業の創出や技術の高度化など、新たな連携
「1」の番号と一致してい の構築の推進による地域産業の活性化を図る取組を引続き実施する。
また、八王子を拠点とし、首都圏西部地域を主な対象とする広域の産業支援機関である首都圏産
る
業活性化協会(TAMA産業活性化協会)とも連携し、ものづくり企業の支援を引続き実施する。
③これまでのSTEP50の実績や効果を踏まえ、業務系企業の立地に関する方策についても関係各課
と連携してその可能性について検討する。
4
改善によって見込まれ
る効果
【対応方針の目的・意
図】
※記載欄内の番号は
「1」の番号と一致してい
る
5
平成27年度当初予算
へ反映した内容
①企業の立地動向等の一層の把握により、平成27年4月に改正予定のSTEP50における企業誘致に
おいて、認定企業の増加につながるファクターとなり、本市への立地可能性が高い企業に対する効
果的なアプローチが可能となる。
②新たな連携先や取引先の開拓による、さらなる市内企業の販路開拓、技術開発が促進される。
③業務系企業の立地に関する方策の検討が進展することで、本市における新たな業種・産業の立地
やまちづくりへの波及効果の高まりなどの可能性が拡大し、より効果的な産業立地の方策につなが
ると考えられる。
平成26年度当初予算
1,570,391 千円
平成27年度当初予算
千円
■改善工程表
第1四半期
【H27.1月~3月】
1
スケジュール
(工程)
※記載欄内の番
号は対応方針「1」
の番号と一致して
いる
第2四半期
【H27.4月~6月】
第3四半期
【H27.7月~9月】
第4四半期
【H27.10月~12月】
①
改正後のSTEP50を踏ま
改正後のSTEP50を踏ま
認定企業に対する立地
えた企業訪問等の上半
改正後のSTEP50を踏ま えた企業訪問等の継続
動向に関するアンケート
期実績を踏まえた効果
えた企業訪問等の実施 実施と効果の中間的検
調査の実施・分析
の検証と次期取組への
証
改善
②
企業訪問を通じた、中小 広域連携による、企業
企業支援ニーズの把握 支援策の検討
③
業務系企業の立地動向
業務系企業の立地可能
に関するアンケート調査
性の庁内検討
の実施・分析
産業支援機関と連携し
た広域連携による中小
企業支援事業の実施
産業支援機関と連携し
た広域連携による中小
企業支援事業の実施と
効果の検証
取組結果に対する分析・評価(第2四半期までの取組状況)
①
②
対応方針及び改善工程 ③
スケジュールについて
の評価
2
※記載欄内の番号は対 取組結果により得られた具体的な成果及び第4四半期終了時点で見込まれる効果
応方針「1」の番号と一
致している
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
3(総合計画審議会から
4 の評価)を受けての改善
策
①
②
③
平成26年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
41 広域的な交流を支える交通体系の確立
■平成25年度実績データ
指標No.
指標名
所管局
都市建設局
局・区長名
野村謙一
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
成果指標1
市内3拠点から市外主要都市駅までの鉄道の所要合計
時間の短縮(片道)【単位:分】
-
-
-
-
成果指標2
市役所から市内外主要地点までの自動車での合計移
動時間の短縮(片道)【単位:分】
-
-
-
-
1次評価
(所管局による自己評価)
B
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
■対応方針
①施策推進に向けて道路の整備などについて、スピードアップのために努力しており、今後も引き続
き取り組まれたい。
②リニア中央新幹線や小田急多摩線延伸に関することなど、市が直接整備を行う事業ではないた
め、施策目標を実現するために、市としてどの様に取り組んでいるのかを分かりやすく説明してもらい
建議書における総合計 たい。
1
画審議会からの意見
③成果指標の測定結果が出ていないため、市が事業に取り組んだ努力の結果が反映でき、かつ、毎
年測定できるサブ指標の設定を検討されたい。
④指標77「市役所から市内外主要地点までの自動車での合計移動時間の短縮」は市役所から市内
外主要地点までの移動時間を指標としているが、起点を市役所ではなく、市民や事業者に対して分
かりやすい場所の設定を検討されたい。
2
①国庫の交付額や市の財政状況により、事業量の影響を受けやすい。また、用地取得など周辺住民
の事業協力が欠かせない。
②市は事業主体ではなく、事業促進のための間接的な支援という立場のため、施策の実施効果が事
業成果として見えづらい。
課題の分析
番号は「1」の番号と一 ③道路事業に関しては、事業着手から効果発現まで時間がかかることから、1年単位といった短期で
の検証可能な指標を設定することは難しい。(毎年の事業量は、実施計画の策定により具体化される
致している
ため、実施計画の策定ごとに見直しが必要となる。)
④起点を変更すると目標値が変更となることから、起点の変更の次期は、成果指標の次回見直し時
となる。
3
①早期整備できるよう、比較的交付率の良い国庫補正予算措置の活用などにより、財源の確保に努
力する。また、用地取得等において事業に協力していただけるよう、関係者への丁寧な説明にあた
る。
対応方針
②・事業の早期実現に向け、関係機関に対する要望活動を実施している。
(改善内容)
※記載欄内の番号は ・事業の実現に向けた課題解決のため、交通事業者との協議・連携を図っている。
「1」の番号と一致してい ・事業に対する市民理解を深めるため、イベントにおける周知啓発活動に取り組んでいる。
る
③道路整備に係る政令市、都県との協議会等を活用し事例を研究するなどして、サブ指標の設定方
法について検討を行う。
④成果指標の次回見直し時に、市民や事業者に分かりやすい起点の検討を行う。
4
改善によって見込まれ
る効果
【対応方針の目的・意
図】
※記載欄内の番号は
「1」の番号と一致してい
る
5
平成27年度当初予算
へ反映した内容
①道路整備の一層の進行が図られる。
②・要望活動や協議を重ねることにより意思疎通が図られ、事業の進捗への効果が期待される。
・市民周知を重ねることにより、市民理解の醸成が図られる。
③毎年度の事業進捗状況の把握ができる。
④目標対象となる移動区間のイメージがしやすくなる。
平成26年度当初予算
5,367,122 千円
平成27年度当初予算
千円
■改善工程表
第1四半期
【H27.1月~3月】
1
スケジュール
(工程)
※記載欄内の番
号は対応方針「1」
の番号と一致して
いる
第2四半期
【H27.4月~6月】
第3四半期
【H27.7月~9月】
第4四半期
【H27.10月~12月】
①
・国補正対応の活用な
ど
・27年度予算事業の推
進
・27年度予算事業の推
進
・27年度予算事業の推
進
②
・要望活動
・関係機関との協議・連
携
・周知啓発活動
・要望活動
・関係機関との協議・連
携
・周知啓発活動
・要望活動
・関係機関との協議・連
携
・周知啓発活動
・要望活動
・関係機関との協議・連
携
・周知啓発活動
③
・各協議会等への議題 ・各協議会等を利用した
・事例研究、サブ指標の ・事例研究、サブ指標の
提出・照会。事例研究、 事例収集、事例研究。
検討
検討
サブ指標の検討
サブ指標案の作成
④
・基準地点の検討
・基準地点の検討
・基準地点の検討
・基準地点の検討
取組結果に対する分析・評価(第2四半期までの取組状況)
①
②
③
対応方針及び改善工程 ④
スケジュールについて
の評価
2
※記載欄内の番号は対 取組結果により得られた具体的な成果及び第4四半期終了時点で見込まれる効果
応方針「1」の番号と一
致している
①
②
③
④
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
3(総合計画審議会から
4 の評価)を受けての改善
策
平成26年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
42 地域を支える交通環境の充実
■平成25年度実績データ
指標No.
所管局
指標名
都市建設局
局・区長名
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
成果指標1
市内主要地点間の所要時間合計(片道)【単位:分】
-
-
-
-
成果指標2
市域面積(国定公園及び水面・河川敷の面積を除く)に
対する公共交通カバー率【単位:%】
60.3
59.6
98.8%
B
1次評価
(所管局による自己評価)
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
B
■対応方針
①狭あい・寄付道路関連事業について、昨年度からの改善策の取り組み結果として、制度の更なる
周知に努めたとあるが、市民として実感がないため、周知に向け工夫して取り組まれたい。
建議書における総合計
1
②公共交通網の向上のために、コミュニティバス、乗合タクシーのさらなる実証運行などの取組を継
画審議会からの意見
続して実施されたい。
③事業費が大きいため、市道整備に関わるサブ指標の設定を検討されたい。
2
①各土木事務所の窓口にパンフレットを配架するとともに、建物建築の際に狭あい道路の寄附の案
内をするなど周知に努めてきたが、事業の性質上、寄附を受けることが前提であり、寄附の強要にな
らないようにするため積極的な広報は難しい。
課題の分析
②コミュニティ交通を持続していくためには、真に必要とされ、利用される地域であるとともに、地域住
※記載欄内の番号は
民が主体となって市、交通事業者との協働により利用促進等に取組むことが必要であることから、地
「1」の番号と一致してい
域住民のニーズにあった交通手段の導入検討が必要である。
る
③総合計画という中長期的な計画期間の中、1年単位といった短期における検証可能な指標を設定
することへの困難がある。(事業量は実施計画レベルである程度具体化されるため、実施計画単位で
の設定、見直しが要る)
3
①今後は更なる周知方法として、まちづくりセンターで事業内容等の掲示を行い、事業の更なる周知
に努める。
対応方針
②地域住民、交通事業者との協働のもと、現在、本格運行中のコミュニティ交通は本格運行の継続
(改善内容)
を、実証運行中のコミュニティ交通については本格運行移行に向けた取組を進めるとともに、さらなる
※記載欄内の番号は
公共交通網の向上のため、地域のニーズに合わせた、コミュニティバス、乗合タクシーの新規地区導
「1」の番号と一致してい
入に向けた取組を推進する。
る
③道路整備に係る政令市、都県との協議会等を活用し事例を研究するなどして、サブ指標の設定方
法について検討を行う。
4
改善によって見込まれ
る効果
【対応方針の目的・意
図】
※記載欄内の番号は
「1」の番号と一致してい
る
5
平成27年度当初予算
へ反映した内容
①寄附をもらうことが前提となる事業のため、効果についてはわかりづらいが、幅広く事業内容等を
掲示することで事業の内容を理解してもらうことができる。
②より効率的で利便性の高いバス路線網の構築。
③毎年度の事業進捗状況の把握ができる。
平成26年度当初予算
4,462,342 千円
平成27年度当初予算
千円
■改善工程表
第1四半期
【H27.1月~3月】
1
スケジュール
(工程)
※記載欄内の番
号は対応方針「1」
の番号と一致して
いる
第2四半期
【H27.4月~6月】
第3四半期
【H27.7月~9月】
第4四半期
【H27.10月~12月】
①
・掲示用事業内容の作
成
・まちづくりセンターへ掲 ・まちづくりセンターへ掲
・まちづくりセンターへ掲示
示
示
②
・地域住民・事業者との
協働による、実証運行
の継続及び本格運行移
行へ向けた取組み
・大野北地区コミュニティ
バスの実証運行継続
・地域住民・事業者との
協働による、実証運行
の継続及び本格運行移
行へ向けた取組み
・根小屋地区乗合タク
シーの本格運行移行
③
・各協議会等への議題 ・各協議会等を利用した
・事例研究、サブ指標の ・事例研究、サブ指標の
提出・照会。事例研究、 事例収集、事例研究。
検討
検討
サブ指標の検討
サブ指標案の作成
・地域住民・事業者との
協働による、実証運行
の継続及び本格運行移
行へ向けた取組み
・地域住民・事業者との
協働による、実証運行
の継続及び本格運行移
行へ向けた取組み
・吉野与瀬地区乗合タク
シーの本格運行移行
取組結果に対する分析・評価(第2四半期までの取組状況)
①
②
対応方針及び改善工程 ③
スケジュールについて
の評価
2
※記載欄内の番号は対 取組結果により得られた具体的な成果及び第4四半期終了時点で見込まれる効果
応方針「1」の番号と一
致している
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
3(総合計画審議会から
4 の評価)を受けての改善
策
①
②
③
平成26年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
45 安全で快適な住環境の形成
■平成25年度実績データ
指標No.
所管局
指標名
局・区長名
野村謙一
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
成果指標1
住環境のルールを定めている地区の数【単位:地区】
成果指標2
住宅の耐震化率【単位:%】
1次評価
(所管局による自己評価)
都市建設局
B
54.0
56.0
103.7%
A
-
-
-
-
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
■対応方針
①建築物の耐震化が進まないのは、東日本大震災からの経年による意識の低下だけが原因でない
と思われるため、原因を検証し、それを踏まえた施策を展開されたい。
建議書における総合計
1
②施策名の「安全で快適な住環境の形成」を達成するため、木造住宅の耐震化を進める必要があ
画審議会からの意見
る。そのために補助金を時限的に増額するとともに、耐震化に伴うコスト分析を徹底し共通仕様書の
検討を行うなど支援制度の見直しを検討されたい。
2
課題の分析
3
対応方針
(改善内容)
※記載欄内の番号は
「1」の番号と一致してい
る
4
改善によって見込まれ
る効果
【対応方針の目的・意
図】
※記載欄内の番号は
「1」の番号と一致してい
る
5
平成27年度当初予算
へ反映した内容
①市民への耐震化に関する知識の普及と啓発については、広報紙や公共施設でのポスター等によ
る情報発信だけでは十分ではないと考えられる。そのため、建替えの促進や耐震補助制度の利用の
増加に結びついていない。
②耐震診断方法の改訂に伴い、より厳密な調査等による検証が推奨されることとなり、耐震診断や
改修計画等を実施するための実際に掛かる費用が増加した。そのため市民の自己負担額が多くな
り、補助制度の実効性が弱まっている。
①耐震化の必要性や耐震化を促進するための補助制度等の周知の徹底がなされていないことが原
因と考えられるため、市からの情報発信だけでなく、協力関係団体で構成される相模原市木造住宅
耐震補助制度連絡調整会とともに、新たな普及啓発方法により、官民協働の体制で取り組む。
②平成27年度からの制度運用を目指して、補助制度の実効性を高めるために、耐震診断や改修計
画等を実施するための実際に掛かる費用を踏まえたうえで補助金の拡充を検討する。
①より多くの市民へ耐震化に関する知識を普及することで、耐震性に課題のある住宅の建替えが進
み、既存住宅の耐震補助制度の利用も増加するため、耐震化の促進が図れ、安全・安心なまちづくり
を推進できる。
②補助制度の拡充を行い、市民にとって利用しやすい実効性のある制度に改善することにより、既存
住宅の耐震補助制度の利用が増加し、耐震化の促進が図れ、安全・安心なまちづくりを推進できる。
・既存木造住宅は、耐震診断、改修計画、改修工事の補助額の拡充
・既存分譲マンションは、耐震診断、改修工事の補助額の拡充
平成26年度当初予算
448,691 千円 平成27年度当初予算
千円
■改善工程表
第1四半期
【H27.1月~3月】
1
第2四半期
【H27.4月~6月】
第3四半期
【H27.7月~9月】
第4四半期
【H27.10月~12月】
①
・第2四半期の取組状況 ・第3四半期の取組状況
・従前の取組に加えて、
・官民協働による新たな
の実績を踏まえて、必要 の実績を踏まえて、必要
官民協働による新たな
普及啓発方法の検討を
に応じて普及啓発方法 に応じて普及啓発方法
普及啓発活動に取り組
行う。
の改善・強化を行い、普 の改善・強化を行い、普
む。
及啓発に取り組む。
及啓発に取り組む。
②
・補助制度の改定
・過去に耐震相談や耐
震診断を受けた市民に
対し、ダイレクトメール等
で補助制度の拡充のお ・補助制度の利用促進 ・補助制度の利用促進
知らせを行うとともに、 と適切な運用に努める。 と適切な運用に努める。
制度利用を促す。
・補助制度の利用促進
と適切な運用に努める。
スケジュール
(工程)
※記載欄内の番
号は対応方針「1」
の番号と一致して
いる
・耐震診断や改修計画
等を実施するための実
際に掛かる費用を踏ま
えて、補助金の拡充を
検討する。
取組結果に対する分析・評価(第2四半期までの取組状況)
①
②
対応方針及び改善工程
スケジュールについて
の評価
2
※記載欄内の番号は対 取組結果により得られた具体的な成果及び第4四半期終了時点で見込まれる効果
応方針「1」の番号と一
致している
①
②
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
3(総合計画審議会から
4 の評価)を受けての改善
策
平成26年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
47 分権型のまちづくりの推進
■平成25年度実績データ
指標No.
成果指標1
所管局
指標名
市民局
局・区長名
森 多可示
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
住んでいる地域のまちづくりや課題解決を区民主体で
進めていると感じる市民の割合【単位:%】
52.0
1次評価
(所管局による自己評価)
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
44.3
85.2%
B
B
■対応方針
①市民主体のまちづくりが図られるよう、まちづくりセンターを主体とした地域の活性化に取り組まれ
たい。
②区役所の機能について、地域の特性を生かしたまちづくりのため、その趣旨を生かす方向を検討さ
建議書における総合計
1
れたい。
画審議会からの意見
③指標86「住んでいる地域のまちづくりや課題解決を区民主体で進めていると感じる市民の割合」に
ついて、評価開始以来、目標を達成していないため、その理由について原因を分析するとともに、客
観的な評価を行うことができるサブ指標の設定を検討されたい。
2
①各まちづくりセンターには、地域政策担当を配置し、まちづくり会議の支援や区民の自主的な地域
課題の解決に取り組む活動を支援するため「地域活性化事業交付金」制度の運用を行うなど、区民
主体のまちづくりを進めている。しかしながら、本施策の成果指標は未達成であり、今後も積極的に
取り組む必要がある。
②区役所機能については、区長会議を中心に検討を行っている。区長会議においては、市民との協
働により地域の力を引き出し、地域の特性を活かしながら施策、事業を推進することが不可欠である
との課題認識のもと議論を進め、地域防災や、商店街の振興、地域活性化イベントの支援などを、新
たな区役所の事務として、他局より移管している。
課題の分析
このように、区制施行後も区役所機能の強化を行いながら、地域の特性を生かしたまちづくりを進め
※記載欄内の番号は
ているが、こうした成果が実感されるには時間も要するところもあるため、今後も積極的に取り組んで
「1」の番号と一致してい
いかなければならないと考えている。
る
③目標の基準値となった平成20年度の値は49.5%であるが、区制施行により市民協働によるまちづ
くりの仕組みを本格的に導入した平成22年度には42.2%と大幅に値が低下している。以降は、平成23
年度43.8%、平成24年度48.9%、平成25年度44.3%で、平成24年度が突出して高い値となったが、平
成22年度からのトレンドとしては、増加傾向となっている。いずれにしても当初設定した目標値は達成
できていないが、平成20年度と平成22年度の値の変化からは、適正な基準値の設定の難しさも感じ
ている。
このため、審議会の意見にもあるとおり、取組の成果を別の角度から図るためのサブ指標の設定が
必要であると考えている。
3
対応方針
(改善内容)
※記載欄内の番号は
「1」の番号と一致してい
る
①②の中で、合わせて検討する。
②これまで強化してきた区役所機能の状況を踏まえながら、現在の取組状況を把握し、更なる機能
強化の方策等について、検討する。
③区民会議及びまちづくり会議の認知率をサブ指標として設定する。なお、現状では、両会議の認知
率を把握していないため、平成27年度から新たに調査を開始するものとする。
4
改善によって見込まれ
る効果
【対応方針の目的・意
図】
※記載欄内の番号は
「1」の番号と一致してい
る
①市民主体のまちづくりが推進される。
②地域の特性を生かしたまちづくりが推進される。
③区民会議及びまちづくり会議の認知率を高めることは、そこでの議論や取組について広く区民に
知っていただくこととなるものであり、こうした取組を進めることにより、区政への関心を高め、区民の
主体的なまちづくりへの参画につながるものと考える。
5
平成27年度当初予算
へ反映した内容
平成26年度当初予算
36,691 千円
平成27年度当初予算
千円
■改善工程表
第1四半期
【H27.1月~3月】
1
スケジュール
(工程)
※記載欄内の番
号は対応方針「1」
の番号と一致して
いる
第2四半期
【H27.4月~6月】
第3四半期
【H27.7月~9月】
第4四半期
【H27.10月~12月】
②の工程の中で実施
②の工程の中で実施
①
②の工程の中で実施
②
区長会議を中心とした
区長会議を中心とした、 区長会議を中心とした、 区長会議を中心とした、
今後の方向性の検討
現状の取組状況の把握 今後の方向性の検討
今後の方向性の検討
実施に向けた調整
③
サブ指標調査の実施に
サブ指標調査
向けた調整
②の工程の中で実施
目標値設定のための検 目標値設定のための検
討及び目標達成に向け 討及び目標達成に向け
た取組の実施
た取組の実施
取組結果に対する分析・評価(第2四半期までの取組状況)
①
②
対応方針及び改善工程 ③
スケジュールについて
の評価
2
※記載欄内の番号は対 取組結果により得られた具体的な成果及び第4四半期終了時点で見込まれる効果
応方針「1」の番号と一
致している
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
3(総合計画審議会から
4 の評価)を受けての改善
策
①
②
③
平成26年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
50 市民と行政のコミュニケーションの充実
■平成25年度実績データ
指標No.
指標名
市政に意見を言える機会や手段が備わっていると思う
成果指標1
市民の割合【単位:%】
成果指標2
所管局
総務局
局・区長名
大房 薫
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
70.7
75.1
106.2%
A
市からの情報提供の手段や内容に満足している市民
の割合【単位:%】
93.7
91.6
97.8%
B
1次評価
(所管局による自己評価)
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
A
B
■対応方針
①指標92「市からの情報提供の手段や内容に満足している市民の割合」については、現状で適正
な水準にあると考える。目標値を増加させることにより、行政活動が拡大し予算が増加することにな
るため、市民に説明できる適正な水準を分析し、目標設定することが必要である。
②ジュニア・市政モニター制度について、モニター経験者が相模原市のまちづくりや福祉分野等で活
躍していく仕組みを検討されたい。
③広報事業を民間活力の導入により実施することは良いが、導入した結果をモニタリングする仕組
建議書における総合計
1
みを検討されたい。
画審議会からの意見
④広報さがみはらをはじめ、市が発行する広報紙が多くあるが、まとめることで事業費の効率化を図
ることを検討されたい。
⑤市民の声システムについては、市民の声を政策へ反映するシステムを検討するとともに、導入した
効果を測るためにも、解決件数の割合をサブ指標として設定されたい。
⑥様々な情報を市民に発信していく際に、表現の簡易化など情報アクセシビリティや情報のユニ
バーサルデザイン化への配慮を行うとともに、サブ指標の設定を検討されたい。
2
①市民への情報提供の手段や内容については、情報技術の進歩もあり、多様な在り方が可能に
なっているが、一方で様々な対応をすることが事業の経費や規模の拡大につながる。
②ジュニア・市政モニター制度のモニター経験者の各分野における活動へのつなぎに係る仕組みの
構築については、本事業が26年度から実施したものであることから、事業の定着化や学校・モニター
経験者の意向確認・協力が重要である。
課題の分析
③民間活力の導入の目的である「魅力的な広報紙の編集」については、その結果をモニタリングす
※記載欄内の番号は
る方法を検討する必要がある。
「1」の番号と一致してい
④市が発行する各広報紙については、発行時期・内容が異なることから、これらの調整や個人情報
る
の管理が課題となる。
⑤市民の声は、局毎に対応の検討が必要となることから、庁内の意識の醸成や協力体制が重要で
ある。
⑥情報アクセシビリティやユニバーサルデザインへの配慮については、随時対応しているが、効果を
測るための適切な指標設定がないことから、指標の検討が必要である。
3
① 市が行う情報提供については、迅速かつ正確に行うことが重要であるが、情報技術の進歩によ
り様々な媒体における対応も求められている。市民にとってより良い環境を整備することは重要だ
が、事業の経費や規模が過剰にならないよう事業の在り方や費用対効果を検証し、行政として適切
な水準を検討する。
指標に係る目標値については、本計画期間中については、このままとするが、前述のとおり、事業
の経費や規模を考慮した上で、目標達成に向けて取り組む。
②ジュニア・市政モニター(中学生・高校生)制度については、平成26年度から実施したものであるこ
とから、事業の検証や周知を通じて、学校や中学生・高校生への定着やジュニアモニターの増員を
図ることが重要である。そのため、事業の定着を当面の目標とし、ジュニアモニターの各分野におけ
る活動へのつなぎに係る仕組みについては、事業の検証結果やジュニアモニターの意向等を踏ま
え、構築の是非も含めて検討する。
③ 広報事業への民間活力導入は、「行政コストの削減が図られること」と「魅力的な広報紙の編集
対応方針
を実現すること」を見込まれる効果としている。
(改善内容)
行政コストの削減に関しては、編集経費・郵送経費の削減効果について都市経営指針実行計画に
※記載欄内の番号は
おいてモニタリングを行っている。魅力的な広報紙編集については、一定の期間ごとに世論調査等
「1」の番号と一致してい
により、モニタリングを実施する。
る
④ 市が発行する広報紙は、各課機関がそれぞれで発行していることから複数の広報紙が存在して
いる。
各広報紙は、提供すべき情報や時期が異なるため、集約することにより1件当たりの情報量の縮
小や提供時期のタイムラグの発生といったデメリット(サービスの低下)があることから、集約化は困
難であると考えている。
⑤ 市民の声の全体把握や履歴分析などにより「見える化」を実現し、その内容を事業所管課に提
供するとともに、対応について議論し、その結果に応じて施策に反映する仕組みを構築する。解決件
数の割合をサブ指標として設定することについては、履歴分析の結果も勘案して、設定の是非も含
めて検討する。
⑥ 市民に発信する情報の表現等については、ユニバーサルデザインに配慮し、統一的ルールによ
る表現・表記としている。今後もユニバーサルデザインに配慮するとともに、アクセシビリティの実施
に係るサブ指標については、今後、設定できるよう適切な指標を検討する。
4
改善によって見込まれ
る効果
【対応方針の目的・意
図】
※記載欄内の番号は
「1」の番号と一致してい
る
5
平成27年度当初予算
へ反映した内容
①広報事業の経費及び規模について、市として行うべき適切な範囲が明確になり、経費及び事務の
効果的・効率的な執行につながる。
②ジュニアモニター経験者の増加、若年世代からの意見の増加につながる。
③市民ニーズの把握による広報活動の改善
④
⑤市民の声の施策への反映又は適切な課題解決につながる。
⑥指標及び目標が定まるとともに、目標の達成に向けた取組・対応の促進につながる。
平成26年度当初予算
203,191 千円
平成27年度当初予算
千円
■改善工程表
第1四半期
【H27.1月~3月】
第2四半期
【H27.4月~6月】
第3四半期
【H27.7月~9月】
第4四半期
【H27.10月~12月】
・広報事業の在り方、費 ・検証結果を踏まえた事
用対効果の検証
業の実施
①
・HPスマートフォン版の
拡張
・HP外国語翻訳の導入
・ジュニア・市政モニター ・ジュニア・市政モニター
の実施(H26年度第2回 の実施(H27年度第1回
目)
目)
②
1
スケジュール
(工程)
※記載欄内の番
号は対応方針「1」 ③
の番号と一致して
いる
・平成26年度実施分の ・ジュニア市政モニター ・モニター経験者の各分
検証及び検証結果の反 や学校への意向確認等 野における活動の仕組
映についての検討等
みづくりの検討
・都市経営指針実行計
画の進行管理
・広報活動に関する世
論調査の準備
・広報活動に関する世
論調査の実施
・市民の声を施策に反
映する仕組みの構築
・構築した仕組みによる
対応の実施
・世論調査の結果の検
証
④
⑤
・履歴分析の結果を踏
まえたサブ指標の検討
・ウェブアクセシビリティ
試験の実施の検討
⑥
・サブ指標の検討
取組結果に対する分析・評価(第2四半期までの取組状況)
①
②
③
④
対応方針及び改善工程 ⑤
スケジュールについて ⑥
の評価
2
※記載欄内の番号は対 取組結果により得られた具体的な成果及び第4四半期終了時点で見込まれる効果
応方針「1」の番号と一 ①
致している
②
③
④
⑤
⑥
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
3(総合計画審議会から
4 の評価)を受けての改
善策
平成25年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
3
■平成24年度実績データ
指標No.
子どもを生みやすい環境の整備
所管局
指標名
健康福祉局
資料2-3
局・区長名
和光 亨
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
成果指標1
合計特殊出生率【単位:-】
1.16
1.21
104.3%
A
成果指標2
子どもを生みやすい環境であると感じている市民の割合
【単位:%】
57.0
58.1
101.9%
A
1次評価
(所管局による自己評価)
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
A
B
■対応方針
①本施策を推進していくためには、女性のライフステージに応じた子育て環境の充実に向けた総合的
な視点から施策を管理する必要があることから、保健衛生分野だけではなく、現在も手掛けている女
性の雇用、保育、教育なども含め、横断的な分析とそれに基づく取組・進行管理を強化されたい。
②定量指標である「合計特殊出生率」が最終目標まで1.16と低く、そもそもの設定の仕方に課題が
建議書における総合計
1
あるが、一方で、「合計特殊出生率」を伸ばすことについて市事業だけで対応することも無理があるこ
画審議会からの意見
とから、市の事業努力の結果が反映されるようなサブ指標の設定を検討されたい。
③子どもを欲しいと思う人の増加につながるような指標を設定しないと評価が難しいことから、特に生
む側の観点からの検討を進められたい。
2
(1)
課題の分析
本施策においては保健衛生分野に加えて、雇用、福祉、教育など横断的な分析とそれに基づく取
組・進行管理の強化が必要である。また、指標3は定量指標ではあるが、今日の状況からすると目標
値の設定が低く、また、市の取組だけで目標値を達成することは困難な指標であるため、施策を的確
に評価できるとは言い難い。
①子どもを生みやすい環境の整備については、子どもをほしいと思う人が増え、安心して子どもを生
み育てることができる環境づくりを社会全体で進めていくことが重要であると認識しており、本市の取
組がより充実したものになるよう関係する部局が連携して支援等を実施している。今後は、平成27年
4月に本格施行を予定している「子ども・子育て支援新制度」を踏まえ、市民の生活実態や保育、教育
対応方針
等のサービスニーズを把握するため、平成25年12月に実施した「子ども・子育て支援に関するアン
(改善内容)
ケート」の結果分析を平成25年度中に行い、関係する部局との連携を一層深め、各種取組の推進及
2
※記載欄内の番号は
び進行管理の強化を進めていく。
(2)
「1」の番号と一致してい
② 「合計特殊出生率」については、国の施策等の影響を大きく受けることから、市の取組を評価でき
る
るように、乳幼児の健康、発育・発達、親の育児などを支援できているかを見る指標として「乳幼児の
健康状況把握率」をサブ指標として設定する。
③新たにサブ指標として「乳幼児の健康状況把握率」を設定するほか、施策を構成する主な事業の取
組結果欄に、他の施策の関連する取組結果を再掲し、様々な角度から施策の評価を行う。
「子ども・子育て支援事業計画」の策定
2 平成26年度当初予算
(3) へ反映した内容
平成25年度当初予算
1,592,778 千円
平成26年度当初予算
1,753,323 千円
施策の推進に当たり、横断的な分析を行うことで適正な目標設定とその共有が図られ、各部局の役
改善によって見込まれる
割と互いの連携について明確に認識し、各種取組及び進行管理をより効果的に行うことができる。ま
2 効果
た、新たにサブ指標を設定するとともに、施策を構成する主な事業へ他の施策の関連する取組を再
(4) 【対応方針の目的・意
掲することで、広範囲にわたる本施策について、様々な角度から成果を評価し、改善に繋げることが
図】
可能になる。
■改善工程表
1
ス
(ケ
工ジ
程ュ
ー
)
ル
第1四半期
【H26.1月~3月】
第2四半期
【H26.4月~6月】
第3四半期
【H26.7月~9月】
第4四半期
【H26.10月~12月】
①アンケート調査の結果
分析
②新たなサブ指標の考え
方、目標値等を検討
③施策を構成する主な事
業への、他の施策の関連
する取組の再掲を検討
①アンケート調査の結果
等をもとに子ども・子育て
支援事業計画の体系等を
子ども・子育て会議、同会
議事業計画策定部会及び
ワークショップにより横断
的に検討
②新たなサブ指標の考え
方、目標値等を決定
③関連する取組の再掲を
決定
①計画の素案について、
第2四半期の取組に加え、
子ども・子育て支援事業計
画連絡会議により横断的
に検討
②③改善後のサブ指標及
び施策を構成する主な事
業により評価等を実施
①計画の基本目標、施策
の方向、具体的事業等に
検討内容を反映し10月に
素案を完成させ、12月から
パブリックコメントを実施
②③改善後のサブ指標及
び施策を構成する主な事
業による評価に基づき、次
年度以降の取組へ反映
取組結果に対する分析・評価
「子ども・子育て支援新制度」を踏まえ、工程どおり「子ども・子育て支援に関するアンケート」の結果
をまとめ、「相模原市子ども・子育て会議」及び「相模原市子ども・子育て支援事業計画連絡会議」に
おいて、関係する部局との連携を一層深め、新たな部門別計画を横断的に検討している。
また、「乳幼児の健康状況把握率」をサブ指標として設定したほか、施策を構成する主な事業の取
組結果欄に、他の施策の関連する取組結果を再掲したことで、様々な角度から施策の評価が可能と
対応方針及び改善工程 なった。
2 スケジュールについての 取組結果により得られた具体的な成果
評価
関係する部局の連携を一層深め横断的に検討したことで、各部局の行っている業務の、本施策にお
ける役割を明確に把握した中で、適正に各業務を執行することが可能になる。新たにサブ指標として
「乳幼児の健康状況把握率」を設定したことで、乳幼児の健康、発育・発達等に関する必要な支援へ
の入口となる各家庭の状況把握がどの程度できているかについて、実績データをもとに的確に評価
可能になった。また、施策を構成する主な事業に、関連する他の施策から、地域の子育て支援や保育
の状況等を再掲したことで、本施策における市の取組結果について様々な角度から定量的な評価が
可能となった他、市民に理解しやすい進行管理となった。
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
・市民が子どもを生みやすい環境の整備に向けて市が努力していることを評価できるサブ指標の設定
を検討されたい。
・改善工程表のスケジュールについて、アンケート調査結果を踏まえて、どの様に施策を組み立て、そ
れを部門別計画に取り込むのかということを四半期ごとに具体的に記載されたい。
子どもを生みやすい環境の整備に向けた市の努力を、市民が評価できるサブ指標の設定について
3(総合計画審議会から は、新たに「乳幼児の健康状況把握率」を設定したところであるが、更にサブ指標の設定について検
4 の評価)を受けての改善 討する。
策
アンケート調査結果を踏まえた施策の組み立て及び部門別計画への取り込みについて、改善工程
表のスケジュール(工程)欄に記載する。
平成25年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
6
■平成24年度実績データ
指標No.
高齢者の社会参加の推進
所管局
指標名
局・区長名
和光 亨
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
成果指標1
活動の場がある高齢者の割合【単位:%】
サブ指標1
シルバー人材センターの就業延人員【単位:人】
1次評価
(所管局による自己評価)
健康福祉局
B
46.5
-
-
-
300,000
306,158
102.1%
A
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
■対応方針
①市民の満足度を高める視点から、市内にある大学、コンソーシアムといった市内の資源をこれまで
以上に有効活用するとともに、市民大学事業などとの連携、あるいは棲み分けを明確化して取り組む
必要がある。
②民間サービスも充実されつつある中、運営面における自立した高齢者の参画を促進し、行政サー
ビスとしての範囲や適正水準がどこまでかを常に考えながら取り組んでもらいたい。
建議書における総合計 ③シルバー人材センターについては、団塊世代の高齢化に伴い、様々な分野での高い能力を持った
1
画審議会からの意見
高齢者が増加するので、これを資源として、自立したシルバービジネスを展開し収益を上げていくこと
も考えてもらいたい。
④高齢者大学運営事業については、3年に1度実施される調査結果を基準とするのではなく、毎年成
果が分かる定量的な指標を追加設定されたい。
⑤シルバー人材センターへの補助金がどういう成果を生み出したのかについて、成果目標を設定し
て、達成結果を公表し市民に説明する必要がある。
2
(1)
課題の分析
対応方針
(改善内容)
2
※記載欄内の番号は
(2)
「1」の番号と一致してい
る
2 平成26年度当初予算
(3) へ反映した内容
高齢者大学運営事業については、受益者負担や行政が行う事業としてのあり方などについての研
究を行う必要がある。
また、シルバー人材センター支援事業については、団塊の世代の活用や同センターの自立に向け
た収益確保などが必要である。
高齢者大学運営事業については、受益者負担や行政サービスとしての範囲の適正水準に配慮しな
がら事業を推進する。また、指標については、受講生へのアンケートなどをもとに、毎年成果が分か
る定量的な指標を、新たにサブ指標として設定する。
シルバー人材センター支援事業については、会員の資格等を活用するための調査や、財源確保
に向けた新規事業の開拓等を支援していく。
シルバー人材センター支援事業について、新規事業の開拓等による取組が進められ、市からの補
助金について削減したもの
平成25年度当初予算
改善によって見込まれ
2 る効果
(4) 【対応方針の目的・意
図】
110,806 千円
平成26年度当初予算
104,523
千円
より適正な行政サービスの提供による高齢者の地域活動の促進や就労機会の充実が図られ、高
齢者の社会参加が推進される。
■改善工程表
第1四半期
【H26.1月~3月】
第2四半期
【H26.4月~6月】
第3四半期
【H26.7月~9月】
第4四半期
【H26.10月~12月】
(1)高齢者大学運営事業
ア.事業の推進
H26年度事業内
容について運営
委員会に提示
受講生募集及び
各学科における講
座開始
他市の類似事業
の情報収集等に
よる事業分析
ス
1
(ケ
工ジ
程ュ
ー
)
ル
行政サービスの適
正水準に配慮した
次年度事業案の予
算への反映
イ.新たなサブ指標の設定
受講生「満足
度」調査の実施
「満足度」調査の結
果について、新た
なサブ指標として
設定・分析
委員長懇談会等の
活用による「満足度」
調査結果を踏まえた
受講生の意見聴取
分析結果の運営委
員会への上程
成果を次年度事業
へ反映
(2)シルバー人材センター支援事業
次年度に向けた
補助金等の支援
についての検討・
調整
補助金等による支
援実施
介護保険制度改正
動向等の情報提供
会員活用施策や財
源確保に向けた新
規事業開拓等につ
いての助言・支援
新規事業の実施
(シルバーそよ風
サービス、靴磨き
サービス)
取組結果に対する分析・評価
(1)高齢者大学運営事業
【第1四半期】
受講生へのアンケート調査を実施。受講生の「満足度」を把握した。(※H25満足度83.9%。)
【第2・第3四半期】
「満足度」を新たなサブ指標として設定。集計、分析作業を実施した。
(2)シルバー人材センター支援事業
【第1~第3四半期】
会員活用施策や財源確保に向けた新規事業開拓等の支援として、今後の介護保険制度改正など
対応方針及び改善工程 を踏まえた助言、指導などを行った。
2 スケジュールについての センターによる新たな新規事業開拓への取組が進められた。
評価
取組結果により得られた具体的な成果
(1)高齢者大学運営事業
新たなサブ指標の設定により、今後施策の事業分析に資することとなった。
第4四半期には分析結果を「あじさい大学運営委員会」へ上程し、次年度事業へ反映できる効果が
得られた。
(2)シルバー人材センター支援事業
センターによる事業開拓等への取組が進められ、第4四半期から、会員が身近な地域で支援が必
要な方へ掃除や買い物などの簡易なワンコインサービスを提供する新たな事業がスタートすることと
なった。
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
改善工程表のスケジュール欄は、対応方針の項目ごとに各四半期の中でどう具体化していくのかと
いうことを段階的に考えることを求めているものである。このため、第1四半期では何を行っていくの
か、第1四半期の作業を踏まえて第2四半期は何を行うのか、最終的に第4四半期でどう実現してい
くのかということを改善内容と得られる成果と合わせて記載されたい。
3(総合計画審議会から
評価を踏まえ、「改善工程表」のスケジュール欄及び成果欄の記載を改めた。
4 の評価)を受けての改善
引き続き対応方針に則り、施策の充実を図っていく。
策
平成25年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
10 健康づくりの推進
所管局
■平成24年度実績データ
指標No.
指標名
成果指標1
自分が健康であると感じている人の割合【単位:%】
日常生活で健康づくりに取り組んでいる市民の割合【単
成果指標2
位:%】
食育フェアに参加し、「これからできそうなことがあった」
サブ指標1
と感じた人の割合【単位:%】
1次評価
(所管局による自己評価)
B
健康福祉局
局・区長名
和光 亨
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
77.1
74.0
96.0%
B
79.4
78.8
99.2%
B
94.5
96.8
102.4%
A
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
■対応方針
①健康づくりにおいて、健康診査の受診促進が効果的だと認定できるのならば、引き続き受診率向上
対策を講じられたい。また、健康診査の単価については、実経費や他市との比較に基づき適正な単
価設定を検討されたい。
建議書における総合計 ②健康づくりには、安全な食料や安全な水をはじめ、環境問題の緩和、衛生問題、薬物問題あるいは
1
メタボリックシンドロームなど、関連する領域が広く存在する。これらの分野ごとの取組について、成果
画審議会からの意見
指標の達成のために、どういう事業、戦略をとるのか考えてもらいたい。
③主観的、定性的な指標が2つ設定されているが、バランスを取るためには、市の努力が端的に表れ
るような客観的、定量的な指標を同時に設定されたい。
2
(1)
課題の分析
検診については、検診単価の水準が適正であるかを検証する必要があるとともに、受診率が目標を
下回っている事業がある。また、本施策は領域が広いことから、関連部局の取組について、成果指標
の達成に向けた事業、戦略の検討が必要である。なお、本施策の指標はいずれも主観的、定性的な
目標であるため、市の取組が成果として反映されているかが必ずしも明確とは言えない。
① 更なる受診率の向上を図るため、平成26年度に次の対策を講じる。
・祝休日の検診を充実させるとともに、身近な会場で検診を実施する。
・がん検診と特定健診の同時開催を行うことで利用者の利便性の向上を図る。
・検診未受診者に対する再勧奨を実施する。
・胃がん検診内視鏡検査の対象年齢の上限を撤廃する。
・検診案内ポスターの内容を見直す 等
対応方針
また、検診単価については、実経費等の再検証や他市の状況調査などを行い、適正な水準を検討
(改善内容)
する。
2
※記載欄内の番号は
②健康づくりに関する領域は広く、いずれも重要であることから、「さがみはら健康都市宣言」及び総
(2)
「1」の番号と一致してい
合計画を踏まえ、すべての市民の健康で幸せな生活を願って策定した「保健医療計画」の健康目標
る
の実現に向けて、全庁的な体制で計画的に施策の展開を図る。また、関連する部門別計画と連携し、
整合性を持って健康づくりを推進することで、広範囲にわたる領域に多方面から取り組み、成果指標
の達成を目指す。
③「健康づくりと生活習慣病予防対策」に係る取組の中から、市の努力が端的に表れる客観的、定量
的な指標を、新たにサブ指標として設定する。また、施策を構成する主な事業の「指標・目標」欄や「総
合分析及び市の自己評価」欄を活用し、取組状況について記載していく。
2 平成26年度当初予算
(3) へ反映した内容
・胃がん検診内視鏡検査の対象年齢の上限撤廃
・検診未受診者に対する再勧奨
平成25年度当初予算
1,214,410 千円
平成26年度当初予算
1,309,269
千円
検診受診率の向上により、更に健康づくりを推進することができる。検診単価について分析を行い設
改善によって見込まれる
定することで、適正なサービスの提供に繋がる。施策の推進に当たっては、関連する部局が目標を共
2 効果
有しそれぞれの役割を明確に認識した中で効果的に取り組むことができる。また、客観的、定量的な
(4) 【対応方針の目的・意
指標を設定することで、市の取組の成果が明確になるとともに、様々な角度からの評価が可能にな
図】
る。
■改善工程表
1
ス
(ケ
工ジ
程ュ
ー
)
ル
第1四半期
【H26.1月~3月】
第2四半期
【H26.4月~6月】
第3四半期
【H26.7月~9月】
第4四半期
【H26.10月~12月】
①検診受診率の向上に関
する取組準備
③客観的、定量的な目標
の検討
①検診受診率の向上に関
する取組として、実施日、
会場及びポスターの見直
し、特定健診との同時開
催、胃がん検診内視鏡検
査の対象年齢の上限撤廃
を実施
①他市の検診単価の調査
③客観的、定量的なサブ
指標の決定
①検診単価について関係
機関と調整
③改善後のサブ指標によ
り評価等を実施
①検診受診率の向上に関
する取組として、未受診者
への再勧奨を実施
①検診単価に係る調整結
果のまとめ
②庁内の推進会議により
連携を図り、保健医療計
画を着実かつ効果的に推
進
取組結果に対する分析・評価
がん検診の更なる受診率の向上については、工程どおり特定健診との同時開催や検診案内ポス
ターの内容見直し等の取組を実施している。検診単価については、各政令指定都市の状況について
情報収集を行った。客観的、定量的なサブ指標の設定については、「健康づくりと生活習慣病予防対
策」に係る取組として「心疾患及び脳血管疾患の死亡率(人口10万対)」を新たに設定した。また、施
策を構成する主な事業の「指標・目標」欄や「総合分析及び市の自己評価」欄を活用し、取組状況に
対応方針及び改善工程 ついて記載した。
2 スケジュールについての 取組結果により得られた具体的な成果
評価
検診の周知・啓発や受診の勧奨など、様々な取組を推進したことで受診率の向上が見込め、更なる
健康づくりの推進が期待できる。また、検診単価について他市の状況等の分析を行い検証すること
で、適正なサービスの提供に繋がる。施策の進行管理については、新たにサブ指標として「心疾患及
び脳血管疾患の死亡率(人口10万対)」を設定したことで、生活習慣病の発症と重症化の予防につい
て、実績データをもとに的確な評価が可能になった。
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
・健康診査の受診率向上のための5つの対策のうち、3つの対策については、具体的な見込みを立て
ることは難しいということであるが、それでは対策を実施して良かったという効果が見えない。
・健康づくりの推進に向け、健康増進事業を積極的に実施し、できるだけ健康を維持するという考え方
に基づく健康づくりが必要である。
・健康づくりの推進のため、保健医療計画の中での連携が重要であると考えるため、具体的な施策の
展開を望むとともに、あわせて改善工程表に記載されたい。
・改善工程表のスケジュール欄について、記載された取組内容が四半期で同様のものがある。前期
の取組結果を踏まえて段階的にどの様に改善を図っていくかを記載されたい。また、検診単価の調査
にかかる期間が長いため、スピード感を持って対応されたい。
・検診の受診率向上に向けては、平成26年度の検診実績を検証し、具体的な効果が上がるような対
応に努めたい。
・効果的な健康増進事業の取り組みの推進に向けて、生活習慣病ハイリスクの抽出方法や既存保健
事業との連携等を見直し、事業の再構築を実施する。
3(総合計画審議会から
・保健医療計画の中での連携については、庁内の推進会議により関係部門が連携し、計画の進捗状
4 の評価)を受けての改善
況の適切な把握や効果的な推進を行うこととし、その旨改善工程表のスケジュール(工程)欄に記載
策
する。
・改善工程表のスケジュール欄については、モニタリング評価での指摘を踏まえ記載する。また、検診
単価については、調査の結果、他市と同程度の金額であったことなどから本市の単価は妥当であると
判断した。今後も検診単価の精査に努めたい。
平成25年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
12 保健衛生体制の充実
所管局
■平成24年度実績データ
指標No.
指標名
成果指標1
結核患者数【単位:人】
健康福祉局
局・区長名
和光 亨
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
114
97.0
117.5%
A
成果指標2
収去検査結果による基準値に対する違反率【単位:%】
0.0
0.0
100.0%
A
サブ指標1
犬・ねこの致死処分頭数【単位:頭】
62
66
93.9%
B
1次評価
(所管局による自己評価)
B
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
■対応方針
①予防接種については適正な単価で市民にサービスできるよう、受益者負担のあり方のほか、他都
市の状況も調査するなどした上で、客観的な説明ができるよう対処をされたい。
②性感染症対策事業については、一番知識を必要とする時期の青少年に対し、在学中にしっかりとし
建議書における総合計 た知識を吸収する機会を設けるべきである。
1
画審議会からの意見
③生活衛生対策の推進の指標が「犬猫の致死処分頭数」となっているが、対策の推進には衛生検査
事業の本体部分から指標設定した方が適切である。一般市民に実状がわかるような、あるいは市の
生活衛生対策の力の入れどころが端的にわかるような指標設定をされたい。
④市民感覚からは犬猫処分数ではなく、譲渡・引取り数を目標にするべき。
2
(1)
課題の分析
予防接種費用については客観的な分析が必要である。性感染症対策については、青少年が知識を
吸収する機会を更に設ける必要がある。また、生活衛生対策の推進についての指標が「犬猫の致死
処分頭数」では、施策を的確に評価するには十分でない。
①予防接種費用については、他都市の状況・受益者負担のあり方を踏まえ、平成26年度に検証を行
う。
②中学校学習指導要領において、「エイズ及び性感染症の予防」は3学年時の保健体育で必修となっ
ているほか、特別活動として全学年学級単位で性感染症について授業で実施している。また、保健所
職員等が学校へ出向き、「青少年エイズ性感染症予防講演会」を実施し、正しい知識の理解と普及に
対応方針
努めている。
(改善内容)
2
※記載欄内の番号は 今後においては、各学校における独自の活動等の実態を把握し、より効果的に取組むために事業
(2)
「1」の番号と一致してい の検証を行う。
③生活衛生対策の推進について、衛生検査事業の本体部分からの指標として、公衆浴場法にもとづ
る
く浴場水の水質検査を新たにサブ指標として設定する。
④動物愛護事業の取組については、譲渡数の増減にかかわらず、処分数が増えてしまうことがある
ため、引き続き処分頭数削減の目標を設定するとともに、新たに「犬猫の譲渡・引取り数」をサブ指標
に加え、両面から施策の評価を行う。
2 平成26年度当初予算
(3) へ反映した内容
・水痘及び高齢者肺炎球菌ワクチンの定期予防接種化、風しん抗体検査の実施と風しん予防接種の
促進
平成25年度当初予算
改善によって見込まれる
2 効果
(4) 【対応方針の目的・意
図】
1,825,389 千円
平成26年度当初予算
1,943,803 千円
予防接種費用について客観的な分析を行うことで、適正なサービスの提供に繋がる。性感染症につ
いて対策の充実が図られ、正しい知識が習得されることで効果的に発生やまん延を防止することがで
きる。生活衛生対策の推進については、新たに指標を設定することで、市の取組の成果が市民に理
解されやすくなるとともに、より適切な評価が可能になる。
■改善工程表
ス
1
(ケ
工ジ
程ュ
ー
)
ル
第1四半期
【H26.1月~3月】
第2四半期
【H26.4月~6月】
①予防接種費用の他都市
の状況調査の準備
②各学校の性感染症対策
の実態把握のためのアン
ケート調査の準備
③④新たなサブ指標の考
え方、目標値等を検討
①予防接種費用の他都市
の状況調査
②各学校の性感染症対策
についてのアンケート調査
を実施
③④新たなサブ指標の考
え方、目標値等を決定
第3四半期
【H26.7月~9月】
第4四半期
【H26.10月~12月】
①他都市の状況及び受益 ②各学校の実態を踏まえ
者負担を踏まえた予防接 た性感染症対策の検証
種費用の検証とそのまと
め
②各学校の実態を踏まえ
た性感染症対策の検証
③④改善後のサブ指標に
より評価等を実施
取組結果に対する分析・評価
工程どおり取組を進めている。予防接種費用については、他の政令指定都市及び県内各市の状況
調査を行った結果、他都市等と同程度の金額であったことなどから本市の予防接種費用は妥当であ
ると判断した。性感染症対策については、各学校における独自の活動等についてアンケート及びその
後の聞き取り調査により、すべての学校で教育が行われていること、また、その内容として、保健体育
の授業での実施、外部講師を招いた講演会、養護教諭による講義などがあることがわかった。また、
保健所職員等が学校へ出向いて行っている「青少年エイズ・性感染症予防講演会」において、エイズ
についての認知度に比べ、エイズ以外の性感染症の認知度が低いことがわかっため、講演会におい
てクラミジア等エイズ以外の性感染症についても周知を行っている。生活衛生対策の推進について
は、衛生検査事業の本体部分からの指標として、浴槽水等検査実施率を新たにサブ指標として設定
対応方針及び改善工程 した他、動物愛護事業の取組について、これまでサブ指標としていた処分頭数削減目標を新たに「犬
2 スケジュールについての 猫の返還・譲渡率」に変更し、施策の評価を行うこととした。浴槽水等検査は計画通りに実施し目標を
達成したことで、感染症の発生を未然に防止することができたと評価している。また、犬猫の返還・譲
評価
渡は鑑札装着等の啓発、市ホームページへの収容犬情報の掲載、神奈川県動物保護センター及び
動物愛護ボランティアとの連携により目標を達成している。
取組結果により得られた具体的な成果
予防接種費用については、他の政令指定都市等の状況調査の結果等を踏まえ、客観的な分析を行
うことで適正なサービスの提供に繋がる。性感染症については、各学校からのアンケート結果を踏ま
え、実態に応じた対策の充実が図られ、青少年に対して正しい知識が習得されることで効果的に発生
やまん延を防止することができる。生活衛生対策の推進については、指標の設定を見直したことで、
市の取組の成果が市民に理解されやすくなるとともに、より適切な評価が可能になった。
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
・改善工程表のスケジュール欄に記載されているサブ指標の設定について、どの様なサブ指標を設
定し、どのような評価結果であったかを具体的に記載されたい。また、予防接種の他都市の状況調査
にかかる期間が長いため、スピード感を持って対応されたい。
・改善工程表の取組結果に対する分析・評価欄について、他の政令指定都市の状況調査や学校にお
けるアンケート調査の実施結果と、結果を受けた改善策を記載されたい。
・指標22「収去検査結果による基準値に対する違反率」の指標名を「食品の抜き取り検査の違反率」
とした方が市民に分かりやすいため、検討されたい。
・25年度の1次評価をAとする理由について、指標22「収去検査結果による基準値に対する違反率」
が達成できなかったものの、極めて高い達成率(99.9パーセント)であったためとなっているが、違反
に対する対策をとったためとした方が市民が納得できるものである。
・設定したサブ指標の内容及び評価結果については、対応方針及び改善工程スケジュールについて
の評価中の取組結果に対する分析・評価欄に記載する。また、予防接種費用については、他の政令
指定都市及び県内各市の状況調査を行い、結果を検証し妥当であると判断した。
3(総合計画審議会から
・調査の実施結果等については、改善工程表の取組結果に対する分析・評価欄に記載する。
4 の評価)を受けての改善
・指標22の指標名に、「基準の定まった食品の抜き取り検査の違反率」を併記し、分かりやすい表記
策
とするする。
・平成25年度の施策全体の1次評価をAとする理由については、総合計画進行管理シートの記載を
修正する。
平成25年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
17
家庭や地域における教育環境の向上
所管局
教育局
局・区長名 小野澤 敦夫
■平成24年度実績データ
指標No.
指標名
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
子どもとのコミュニケーションが図られていると感じる保
成果指標1
88.7
90.2
101.7%
A
護者の割合【単位:%】
親が自分のことを理解してくれていると思う子どもの割
成果指標2
77.6
81.5
105.0%
A
合【単位:%】
地域における子どもの育成活動に参加した市民の割合
成果指標3
18.4
16.3
88.6%
B
【単位:%】
成果指標4
地域行事に参加している子どもの割合【単位:%】
79.2
1次評価
(所管局による自己評価)
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
72.4
91.4%
B
B
■対応方針
①地域における子どもの育成活動に参加した人の割合が、低下傾向にある。公民館での社会教育
や学校教育という枠組みだけではなく、社会活動や市民活動全体で当該活動への参加を醸成してい
く必要がある。
建議書における総合計 ②学校と地域の協働推進コーディネーターや学校支援ボランティアなどいる一方で、別セクションで
1
画審議会からの意見
地域人材活用を考えているが、市民からは同じに見える。特定課での事業統合や人材情報の相互
活用を検討すべきである。
③指標については、客観的評価(定量的な指標)も必要である。「不登校の子どもの数」や「家庭教育
に関する相談件数とその相談の解消結果」など、実際の目標になり得るものを考えてもらいたい。
2
(1)
課題の分析
・少子化、核家族化や子どものライフスタイルの変化(塾、部活動を含む)が大きな要因であると考え
られる。また、子どもをめぐって様々な施策(市長部局も含む)等が多く存在するが、枠組みを超えた
横の連携の強化が必要である。
・学校と地域をつなぐ役割を重視するコーディネーターは、直接子どもに関わる学校支援ボランティア
とも目的が異なるため主管課が異なる。市民協働推進課が行っている協働事業提案制度や経営監
理課が行っているボランティア活動の促進のめざすところは、市民が主体となるまちづくりであり、そ
の母体は自治会やNPOであるため、学校を通して子どもを育もうとするコーディネーターの活動とは
性質の異なるものである。
・経済的に困難な世帯の増加や育児に関する不安感の拡大など、家庭環境の課題は厳しいもので
ある。そのため、引き続き学校・家庭・地域のそれぞれの力を生かしながら、協働する必要がある。
①本市における公民館は「地域づくりの拠点」としての役割も担っており、地域住民や各種団体が主
体的に地域活動に参画し、互いに連携し合い、幅広く活動の展開ができるよう、各課、機関等とも調
整を図りながら、今後もコーディネーターとしての機能の強化や支援に努めていく。
②市域全域対象の「地域人材活用」と推進校を対象として実施している「学校と地域の推進コーディ
対応方針
ネーター等事業」は性質が異なるため、事業統合等は困難と考えているが、人材情報については相
(改善内容)
2
互に情報交換を行い、より良い事業展開が図られるよう努めていく。
※記載欄内の番号は
(2)
③「不登校の子どもの数」については、施策16「学校教育の充実」の主な事業にある「青少年・教育相
「1」の番号と一致してい
談事業」の指標として設定することが可能であることから、定量的指標となるよう見直していく。
る
また、「家庭教育に関する相談件数とその相談の解消結果」については、養育不安や親子・家庭関
係等の相談件数を家庭教育に関する相談件数としてみなすことで、指標として扱うことは可能である
が、相談の結果でその悩みが解消したかどうかについては相談者の主観にかかわることであるた
め、解消結果を指標とすることは難しいと考えている。
2 平成26年度当初予算
(3) へ反映した内容
地域のまちづくりを支える人材の発掘や育成、家庭教育事業の充実など、公民館等で学んだ学習
成果が広く地域社会で活用する取組を実施するために事業費を増加。
平成25年度当初予算
改善によって見込まれ
2 る効果
(4) 【対応方針の目的・意
図】
280,860 千円
平成26年度当初予算
256,780
千円
1)地域内の連携強化を目指すことにより、地域における一体感の熟成が図られ、更なる参加者の増
加や活動の活性化につながる。
2)今後とも研修会や学校訪問等を通じて、地域のニーズを把握し、事業に反映させる。
■改善工程表
第1四半期
【H26.1月~3月】
1
ス
ケ
(
工ジ
程ュ
ー
)
ル
第2四半期
【H26.4月~6月】
第3四半期
【H26.7月~9月】
第4四半期
【H26.10月~12月】
・多様化する学習ニーズの把 ・事業の企画・立案
・事業の企画・立案
握に努め、事業の企画・立
・事業に係る実行委員会立上
案、事業実施後の振り返りに げ
①よる事業計画の見直し
・関係団体との意見交換、評
価
・事業の実施
・事業評価
・研修会の実施(次年度に向 ・27年度コーディネーターの委 ・研修会の実施(コーディネー
け、平成25年度の活動の成果 嘱
ターのスキルアップのため、
と課題の集約及び総括)
・研修会の実施(第1四半期の 外部有識者を講師に招いた
総括を受け、活動計画を決
研修の実施と、県主催の研修
②
定)
への参加)
・研修会の実施(今までの研
修で得たスキルを活用し、平
成26年末までの活動の振り返
りと課題の分析)
相
③
相談傾向の分析
相談項目の検討
談
業
務
左記の分析・検討を踏まえた 相談業務等の実施
取組結果に対する分析・評価
①PTAに委託した家庭教育啓発事業については、参加者の拡大や教育、連携の輪を広げるため
に、PTAとともに事業評価の実施を行った。また、公民館で実施した家庭教育支援講座では、公民館
サークル、館区内の幼稚園、保育園、小学校、PTA等、関係機関と連携し実施した。
②研修会を通してコーディネーターの資質向上を図るため、有識者による講義や他地区における指
導者講習会の紹介を計画した。また、学校との共通理解を深めるため、学校関係者も研修会へ参加
する機会を設けた。
③不登校の要因は本人、学校、家庭等に係るものなど様々である。したがって、本施策の目的等か
ら検討したが、「不登校の子どもの数」を指標として設定することは、適切でないと判断した。
対応方針及び改善工程 なお、スクールソーシャルワーカー(SSW)が関わった案件のうち、すべてが不登校が要因ではない
2 スケジュールについて が、平成25年度は65件中19件が終結した。今後も不登校の解消に向けて、SSWによる支援を
の評価
行っていく。
取組結果により得られた具体的な成果
①PTAとともに事業評価をした結果、目標の達成度や改善点等が明確になり、次年度にさらに効果
的な事業を運営するための資料となった。また、公民館での家庭教育支援事業では、関係機関と連
携することで、幅広く事業を展開することができ、保護者の多様なニーズに合った学習の機会が設け
られ、家庭教育力の向上につながった。
②有識者による講義へは学校関係者の参加もあり、他地区の指導者講習会への参加者希望も多く
出されコーディネーターとしての意識が高まった。
③不登校のうち、相談指導教室通室生の割合が増加した。
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
・指標35「地域における子どもの育成活動に参加した市民の割合」について、世代ごとの比較におい
ては他市との比較などを行った上で結果の分析をされたい。
・成果指標はいずれも割合を使っているため、例えば「子どもの安全見守り率」という形で、100パー
セント事故がないことを目標設定するなど定量的な指標の設定を検討されたい。
・改善工程表のスケジュール欄について、例えば研修会の開催が全四半期にわたって同様の取組と
なっている。前の四半期の対応方針を受けて各四半期の改善内容と得られる成果を記載されたい。
・指標35「地域における子どもの育成活動に参加した市民の割合」について、相模原市では、子育て
世代である30代から40代はPTA活動などにより参加割合が高いのに比べ、50歳代以上の市民の
参加割合が低かったと分析したが、今後は、他市の同類のアンケート結果とも比較しながら、分析を
行い、課題の改善に努める。
・成果指標については、今後見直しを行いながら、定量的な指標の設定を検討していく。
3(総合計画審議会から ・市P連で実施した事業について、今後提出される報告書をもって、市P連と共に実施日等の設定
4 の評価)を受けての改善 や、周知方法について更に検討する。(生学)
策
・公民館での家庭教育事業においては、学校、家庭、地域と公民館関係者の連携など、教育、連携
の輪が広がっており、これを全市的に広げるためにも、さらに家庭教育事業を実施できるよう、公民
館支援に努める。(生学)
・対応方針を受けた改善策として、各四半期ごとに内容を変えた研修を計画・実施。(総学)
・相談者のニーズを把握し、そのニーズに対応した相談業務等を実施することによって、さらに充実し
た支援ができる。(青少相)
平成25年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
19 生涯スポーツの振興
所管局
■平成24年度実績データ
指標No.
指標名
成果指標1
スポーツを定期的に行う市民の割合【単位:%】
1次評価
(所管局による自己評価)
教育局
局・区長名 小野澤 敦夫
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
60
53.2
88.7%
B
B
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
■対応方針
①スポーツを定期的に行う市民を増やすためには、例えば、増やすべきターゲットを高齢者などと明
確にしていかないと効果的ではない。
②スポーツの効果として、地域のふれあいなどもあるが、施策の「取り組みの方向」の中に健康づくり
というキーワードがある以上、「健康づくりの推進」分野の施策との連携も図ってもらいたい。
建議書における総合計
1
③民間のスポーツ産業の動向、活動範囲を見据えながら、スポーツ分野で行政としてどこまでサポー
画審議会からの意見
トすべきなのか判断し、取り組んでもらいたい。
④施策10「健康づくりの推進」の指標値が上がっていれば、スポーツ振興の結果と見てもよい。健康
づくりに本事業は貢献していると思うので、両分野で使う共同指標という形でのサブ指標の新設も検
討されたい。
2
(1)
課題の分析
1)スポーツを定期的に行う市民の中でも年齢別に行っているスポーツの内容が異なり、幅広い分野
のスポーツに対応することが可能となる施設や機会を充実させる必要がある。
2)現状では各施策を所管する局ごとに事業を実施していたり施策の進行管理を実施しており、横断
的な指標設定ができていないこともあり、連携が図られていない状況である。
3)市民ニーズや需要の高まりから多岐に亘る施設整備や施策の展開が求められている。また、社会
情勢の変動に伴い、スポーツに対する関心の移り変わりもあるため、行政だけでなく民間活力の活用
についても検討を進める必要がある。
4)スポーツと健康とは関連する項目であるにもかかわらず、施策を別立てしていることもあり、横断的
な取組が未実施となっている。
①スポーツを定期的に行う市民を増やす方策については、より身近にスポーツを行える環境を整備す
るとともに、各種スポーツイベントの実施や地域に根ざした総合型地域スポーツクラブの充実を図るこ
となどが重要と考えている。その中で年代を絞った事業の実施についても検討していく。
②施策10「健康づくりの推進」との連携については、スポーツ施策を通じて健康づくりに繋がるものと
対応方針
考えているので、「健康づくりの推進」分野の施策と連携を図っていく。
(改善内容)
2
※記載欄内の番号は ③行政におけるスポーツ施策の展開については、健康づくりから競技まで、広く市民がスポーツに親
(2)
「1」の番号と一致してい しむ機会の充実を図ることが重要と考えている。また、スポーツ産業の充実や東京オリンピック・パラ
リンピックの開催などによる気運の高まりなど社会情勢も踏まえながら、民間活力の活用についても
る
企業や地域と連携を図りながら、効率的な事業の実施に取り組んでいく。
④施策10との共同指標の新設については、本施策とも関連する点もあることから、「健康づくりの推
進」分野と連携を図りながら検討していく。
2 平成26年度当初予算
(3) へ反映した内容
より身近にスポーツを行える環境を整備するとともに、各種スポーツイベントの実施や地域に根ざし
た総合型地域スポーツクラブの充実を図る。
平成25年度当初予算
65,490 千円
平成26年度当初予算
68,488
千円
1)各年代に合った事業を展開することで、スポーツを定期的に行う市民が増加すると考えられる。
改善によって見込まれる
2)、4)施策10「健康づくりの推進」との連携を図ることで、今後実施していく各種事業にフィードバック
2 効果
することが可能となり、効果的かつ効率的な施策を展開することができる。
(4) 【対応方針の目的・意
3)民間活力の導入・活用を進めることにより、行政と民間との役割分担を進めることができ、多岐にわ
図】
たる市民ニーズに対応することが可能となる。
■改善工程表
第1四半期
【H26.1月~3月】
ス
1
(ケ
工ジ
程ュ
ー
)
ル
①
・
③
②
・
④
第2四半期
【H26.4月~6月】
第3四半期
【H26.7月~9月】
第4四半期
【H26.10月~12月】
・スポーツ事業のニーズ、ター ・スポーツ振興計画の進行管 ・市民選手権大会(体操ほか) ・市民選手権大会(バウンドテ
ゲットの整理
理(次年度のスポーツ事業の
ニスほか)
整理)
・スポーツフェスティバル
・市民選手権大会(陸上競技
・総合型地域スポーツクラブP
ほか)
R事業準備(2月)
・健康増進事業ワーキング参 ・健康増進事業の内容決定、 ・健康増進事業の内容決定、 ・健康増進事業との連携を開
画
連携方法検討
連携方法検討
始(広報等)
取組結果に対する分析・評価
① 上記改善工程スケジュールのとおり実施している。スポーツに親しむことを目的とするスポーツフェ
スティバルや、競技力を向上させる市民選手権、地域に根ざした総合型地域スポーツクラブPR事業
等、ニーズやターゲットを分けて事業を準備・実施している。スポーツに親しむことを目的とするスポー
ツフェスティバルは、より幅広い年齢層の参加を促すため、会場を拡張するとともに、FMさがみでのP
R等を検討している。
対応方針及び改善工程 ②、④ 「健康づくりの推進」分野の施策と連携を図るため、健康増進事業ワーキング(庁内組織)に参
2 スケジュールについての 画し、検討を開始した。引き続き、効果的な施策や指標の検討を行う。
③スポーツ施設30施設について、第3期目(平成26年度から5年間)の指定管理者を募集し、指定管
評価
理者となった民間企業等による創意工夫の中で、スポーツ教室の開催を行うなど、民間活力を利用し
た施設運営に努めている。
取組結果により得られた具体的な成果
①、②引き続き取り組む中で、成果を検証していく。
③民間活力を利用し、施設運営やスポーツ教室を開催することができた。
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
・健康増進事業ワーキングへの参画などスポーツ事業との連携の検討について期待する。
・日常継続して市民が健康を維持していくきっかけになる取組を実施されたい。
・現成果指標は目標達成が難しいと思われるため、業務に取り組んだ努力が端的に現われてくる定
量的な成果指標の設定を検討されたい。
・改善工程表のスケジュール欄について、例えば市民選手権大会を実施することが全四半期にわ
たって同様の取組となっている。前の四半期の対応方針を受けて次の四半期の改善内容と得られる
成果を記載されたい。
・健康増進事業ワーキングでの検討の結果、健康増進事業からスポーツへのスムーズな移行を図る
ため、広報の連携(チラシの相互配架等)を図ることとした。
3(総合計画審議会から ・日ごろより目的やターゲットを分けて取り組んでおり、今後も継続して実施していく。
4 の評価)を受けての改善 ・成果指標について、定量的なサブ指標の設定を行う。
・改善工程表について、見直しを行った。市民選手権大会については、年間を通じて全26競技が行
策
われている。今後も競技ごとに関係機関等との調整を実施し、次年度に向けて必要に応じた改善に
取組む。
平成25年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
20 文化の振興
所管局
■平成24年度実績データ
指標No.
指標名
成果指標1
文化・芸術に親しんでいる市民の割合【単位:%】
サブ指標1
市民局
局・区長名
森 多可示
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
66.5
66.2
99.5%
B
文化財普及活動へのボランティア参加者数【単位:人】
503
1次評価
(所管局による自己評価)
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
368
73.2%
C
B
■改善工程表
①「暮らしを楽しむ文化」、「芸術を楽しむ文化」など暮らしの中には種々の生活様式、文化形態があ
り、それを高めたものが生活文化。現在は芸術、文化という特定領域に限定されており、文化振興の
視野の広がりがない。
②行政の文化振興の展開において、市民などへの周知の物量を多くすると考える前に、そもそもの
文化の質、魅力を高める努力が常に必要である。
③普段、文化になじみのない人が文化に関心を持つようになることを目指すべきであり、他のセク
建議書における総合計
1
ションの事業などとの共同作業による展開を総合的に検討するべきである。
画審議会からの意見
④カルチャーセンターなど、民間部門でのサービス提供の拡大を視野に置きながら、行政が担うべき
文化振興のための支援、サポートの仕方などの範囲や水準を考える必要がある。
⑤発掘調査などで発見された市内の文化財資源について、これまで以上に見学会などを実施するな
ど、更なる情報発信に向けた工夫を求めたい。
⑥指標40「文化芸術に親しんでいる市民の割合」は、市民意識調査の結果を用いているが、主観的
な評価、定性的なものであるため、客観的な評価を加えてバランスを取るということを検討されたい。
2
(1)
課題の分析
・文化の質、魅力を高め、文化芸術振興の底上げを図るためには行政が実施する施策や事業だけで
は限界がある。
・文化財を保存するだけではなく、広く市民に知ってもらうために市民協働による文化財の活用が必
要である。
①本市では「さがみはら文化振興プラン」に基づき、文化芸術の振興施策を進めている。プランの策
定にあたっては、「さがみはら文化振興プラン検討委員会」で議論を重ね、プランで取り扱う範囲を文
化芸術振興基本法に基づいた範囲としているが、意見については、文化振興に関する意見交換の
場である「さがみはら文化振興懇話会」で議論していく。
②文化の質や魅力を高めることは重要であると考えている。市内の文化施設では、オペラやバレエ、
オーケストラなど、一流の公演を鑑賞する機会を市民に提供するとともに、アートラボはしもとで行わ
れている、市民を取り込んだワークショップ事業など、魅力ある文化事業を今後も積極的に実施して
対応方針
いく。
(改善内容)
2
③現在、身近な場所で上質な音楽に触れていただくことを趣旨とした「街かどコンサート」を市役所ロ
※記載欄内の番号は
(2)
ビーや商業施設と連携して開催している。また、他セクションで共同で実施される美術、音楽、造形、
「1」の番号と一致してい
表現といった様々な文化芸術イベントを集約したガイドブックを発行し、周知に努めているが、さらな
る
る事業展開について今後検討していく。
④「さがみはら文化振興懇話会」で議論するなど、行政のできる文化に関する支援等について、範囲
や水準をあらためて検討していく。
⑤文化財の保存と活用を図るため、平成26年度も指定・登録件数を3~5件増やすとともに、景観
資源や観光資源としての活用も踏まえ、関係機関と連携しながら、文化財を守る後継者の育成や団
体への支援を図り、市民との協働による文化財の調査研究と情報発信の充実を図る。
⑥文化施設や文化芸術事業への来場者等を目標値にするなど、検討・実施していく。
2 平成26年度当初予算
(3) へ反映した内容
市民が身近に文化芸術に触れる機会を提供するため、商業施設と連携した、街かどコンサートの
回数を増やし、年間12回実施する。
平成25年度当初予算
改善によって見込まれ
2 る効果
(4) 【対応方針の目的・意
図】
59,813 千円
平成26年度当初予算
53,833 千円
・魅力ある文化芸術事業を様々な機会に、様々な場所で、企業や商業者等と連携して行うことによ
り、市民が文化芸術に親しむ機会が増加する。
・各施設と連携することで、来場者の増加を図り、体験や現地見学会を開催することで、より多くの文
化財に親しむ機会が増える。
■改善工程表
第1四半期
【H26.1月~3月】
1
ス
(ケ
工ジ
程ュ
ー
)
ル
③企業、商業者等との
連携の検討
⑤相模原市文化財展を
商業施設で開催、市政
60周年記念事業として
相模原市民俗芸能大会
の開催
第2四半期
【H26.4月~6月】
第3四半期
【H26.7月~9月】
第4四半期
【H26.10月~12月】
③企業、商業者等との
連携事業の実施
③企業、商業者等との ③企業、商業者等との ④行政支援にかかる調
連携事業に向けた調整 連携事業に向けた調整 整
⑤文化財を3~5件指 ⑤田名向原遺跡(旧石 ⑤田名向原遺跡・勝坂
定・登録、春季企画展に 器ハテナ館まつり)・勝 遺跡(縄文まつりでの笹
おける発掘調査発表会 坂遺跡・古民家園の各 葺き体験)・古民家園の
施設でのイベント実施 各施設でのイベント実
施、収穫感謝祭での津
久井城発掘見学会
取組結果に対する分析・評価
・市民が身近な場所で、様々な文化に参加し、鑑賞できるよう、参加型写真展や街かどコンサートを6
回商業施設で実施できるよう、調整している。
・相模原市文化財展については、大学関係団体にも出展を募り、ユニコムプラザさがみはらで開催し
た。また、相模原市民俗芸能大会については、市政60周年記念事業として、民俗芸能保存協会加盟
の6団体以外2団体の特別出演により、多くの市民に民俗芸能への理解と愛着を深める大会を実施
することができた。
・平成26年4月1日付で、指定4件、登録1件の文化財を告示し、春季企画展において考古資料を展
対応方針及び改善工程 示し、公開活用した。また、市内発掘調査の成果発表会を4月20日に行い、文化財について情報発
2 スケジュールについて 信を行った。
の評価
取組結果により得られた具体的な成果
・具体的な成果は第4四半期以降になるが、参加型写真展や街かどコンサートについて、商業施設
から概ね了承との感触を得ているため、実施できる見込みとなっている。
・市民が史跡・文化財を学習あるいは親しむことにより、相模原市の歴史と文化を理解し、郷土に対
する愛着を深める機会となり、市民との協働による事業を推進することができた。
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
・サブ指標の「指定管理者が行う事業者の入場者数」について、指標名は「市が関わる施設の入場
者数」の方がよいのではないか。
・改善工程表の対応方針④に、「行政のできる文化に関する支援等について、範囲や水準をあらた
めて検討」ということについて、今後、具体的な検討をされたい。
・改善工程表のスケジュール欄は、対応方針の項目ごとに各四半期の中でどう具体化していくのかと
いうことを段階的に考えることを求めているものである。このため、第1四半期では何を行っていくの
か、第1四半期の作業を踏まえて第2四半期は何を行うのか、最終的に第4四半期でどう実現してい
くのかということを改善内容と得られる成果と合わせて記載されたい。また、企業・商業者などとの連
携の取組ににかかる期間が長いため、スピード感を持って対応されたい。
・芸術文化を基本的な種としながら、経済の活性化を行う方策を検討されたい。
・サブ指標の指標名については、「市内文化施設で行っている自主事業の入場者数」とする。
・文化にかかる行政の支援範囲や水準については、これまでの文化振興プランの取り組みを整理
し、オリンピックを契機とした本市の文化振興の発展を図るためのプロジェクトとして平成26年度に
新たに発足した「さがプロ2020」会議における調査・検討及びさがみはら文化振興懇話会での意見
聴取等を踏まえて、今後の方向性について検討していく。
3(総合計画審議会から ・スケジュールについては、四半期ごとの段階的な検討状況がわかるよう整理を行う。
4 の評価)を受けての改善 ・「企業、商業者等との連携」については、平成26年4月に伊勢丹相模大野店との調整した結果、
策
「街かどコンサート」については、前年度2回開催だったものを3回開催する調整ができており、また、
市民参加型の写真事業である「私のこの一枚」についても、展示場所として協力いただけることとなっ
た。
・芸術文化事業を活用した観光振興などの経済活性化事例は、先進事例等を踏まえて、本市での適
用可能性を含めて研究したい。
平成25年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
29 人と自然が共生する環境の形成
所管局
環境経済局
局・区長名
石川 敏美
■平成24年度実績データ
指標No.
指標名
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
成果指標1
緑地率【単位:%】
67.6
67.5
99.9%
B
水辺やみどりに親しめる場が十分であると感じる市民の
成果指標2
82.5
85.2
103.3%
A
割合【単位:%】
1次評価
(所管局による自己評価)
B
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
■対応方針
①緑地を買取りするに当たっては、緑地取得優先順位に関する考え方、基本方針等に基づき進めて
ほしい。
建議書における総合計
1
②ふれあい科学館のリニューアルを生かすため、効果的PR方法、運営面の工夫なども含めて、ソフト
画審議会からの意見
施策の拡充が求められる。
③具体的、計画的な緑地取得のステップを明らかにすること。
2
(1)
課題の分析
・ふれあい科学館については、PRを従前に行っていた市の刊行物に特別展の紹介を掲載することだ
けではなく、リニューアルや指定管理者が新たに変わったことからも、指定管理者と十分連携した広
報・事業拡大が必要である。
・緑地の公有地化推進事業については、対応方針のとおり。
①国庫補助制度を活用しての緑地の買入れは、都市緑地法に基づく土地買取申出に基づくものであ
るが、申出数は年度間で増減があるものの、申出額が予算額を上回っている状態である。
緑地取得優先順位の考え方は、申出の古いものを優先し、1年1所有者1億円を目安として、単年度
に取得する所有者が偏らず、限られた予算の中でなるべく多くの所有者から取得できるようしている。
②指定管理者と連携して、市の刊行物のみではなく、施設紹介がされている情報誌への掲載や市内
を通っている交通機関への広告掲載の依頼を行うなどのPR活動に努めていく。
対応方針
また、市内の関連施設や地元との連携事業の強化や小・中学校向けの事業プログラムを拡充して
(改善内容)
いく。さらに、1年を通してアンケート調査を行い、その結果を取り入れ、利用者の要望に応えられる事
2
※記載欄内の番号は
業を展開していく。
(2)
「1」の番号と一致してい
③緑地の公有地化推進事業は、国庫補助制度を活用して都市緑地法に基づく土地買取申出があっ
る
た緑地を取得するものであるが、国庫補助制度を活用するにあたっては、「社会資本総合整備計画」
を策定する必要がある。
そのため、本市では、平成25年度から平成29年度までを計画期間とした整備計画を策定し、国に提
出するとともに、本市ホームページで公表していく。
なお、整備計画では、5年間で全体事業費を35億円、9.7haの取得を目標とし、市街地に残る貴重な
みどりを将来にわたって保全することとしている。
2 平成26年度当初予算
(3) へ反映した内容
平成25年度当初予算
42,618 千円 平成26年度当初予算
88,877 千円
改善によって見込まれる
2 効果
・広域的な広報活動や事業の内容の強化・充実させていくことで、市内外からの来館者が訪れ、多く
(4) 【対応方針の目的・意
の集客が見込める。
図】
■改善工程表
第1四半期
【H26.1月~3月】
1
ス
(ケ
工ジ
程ュ
ー
)
ル
②
第3四半期
【H26.7月~9月】
第4四半期
【H26.10月~12月】
・リニューアルオープン ・地元との連携事業
に向けた事業調整や広 ・小・中学校向けの事業 ・夏休みを利用した子ど ・小・中学校向けの事業
報活動の実施
プログラム実施
も向けの事業の実施
プログラム実施
・市内関連施設との連
携事業
・利用者アンケート実施
・特別展等の実施
・土地売買契約の締結
・支払い
①
③
第2四半期
【H26.4月~6月】
・当該年度で取得する緑 ・緑地の現地調査
地の決定(土地所有者
への連絡)
・不動産鑑定
・土地所有者への価格
提示
・国庫補助の申請
・税務署への事前協議
取組結果に対する分析・評価
・第1四半期については、予定どおり実施できた。
・第2四半期については、ふれあい科学館のリニューアルに向けて特別展等の実施や屋台の出展な
ど地元と連携したイベントを開催したものの、多くの来館者への対応など施設運営に意識が向いてし
まったため、市内関連施設との連携事業や利用者アンケート等を実施することができなかった。
対応方針及び改善工程 ・今後は、施設運営への対応を継続しつつ、アンケート調査や市内近隣の施設と連携した事業等を実
2 スケジュールについての 施し、ソフト事業の拡大に努めていく必要がある。
評価
取組結果により得られた具体的な成果
・ふれあい科学館の指定管理者と連携し、市内刊行物及び情報誌への掲載、市内を通っている交通
機関(JR横浜線)の中吊り広告、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用した広告活動
を実施し、新規やリピーターの来館者確保に努め、リニューアル・オープンから5月末までに約3万人も
の来館者に訪れてもらうことができた。
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
改善工程表のスケジュールが対応方針に沿った改善工程になっておらず、緑地の公有地化推進事業
に関する記載がないため、その部分について記載されたい。
緑地の公有地化推進事業は、国庫補助制度を活用して、都市緑地法に基づく土地買取申出があっ
た緑地を取得するものであるが、土地買取申出は建築物や工作物の新築、木竹の伐採などの行為を
しようとするための許可を受けることができない場合にすることができるものである。
土地所有者/建築物の新築などの行為許可申請 ⇒ 市/不許可 ⇒ 土地所有者/土地買入申
出 ⇒ 市/土地の買入れ
都市緑地法により指定される特別緑地保全地区は、現状凍結的に緑地を保全しようという趣旨のも
のであり、土地所有者に対しては極めて厳しい制約を課している。
また、同法に基づく土地買取申出の制度は、行為の許可を受けることができなかった場合に当該土
地が通常の状況の下で相当の利用に供する途が閉ざされることとなり、さらに、他に売却することも困
3(総合計画審議会から
難であるため、市が当該土地を買い入れることにより、経済的に救済するとともに、市が適正に管理
4 の評価)を受けての改善
することによって、緑地の保全を図ることがその趣旨となっている。
策
緑地の取得にあたっては、■対応方針の2(2)前記に記載したとおり、「社会資本総合整備計画」に
て平成25年度から平成29年度までの5年間で全体事業費35億円、9.7haの取得を目標としているが、
この目標は、年間の土地買取申出の実績と、申出があったものの買入れに至っていない待機となっ
ている土地の状況を踏まえ、設定したものである。
なお、土地買取申出から土地の買入れまでのスケジュールは、■改善工程表の1①③のとおりであ
る。
平成25年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
32 雇用対策と働きやすい環境の整備
所管局
環境経済局 局・区長名 石川 敏美
■平成24年度実績データ
指標No.
指標名
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
成果指標1
有効求人倍率【単位:倍】
0.77
0.5
66.2%
C
ワーク・ライフ・バランスを考えた福利制度を導入してい
成果指標2
57.8
る中小企業の割合【単位:%】
さがみはら若者サポートステーションの就職・就学率【単
サブ指標1
35.0
36.1
103.1%
A
位:%】
サブ指標2
相模原市就職支援センターの就職率【単位:%】
60.0
89.6
149.3%
A
ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた見直しの推進
サブ指標3
30.0
28.6
95.3%
B
率【単位:%】
相模原市総合就職支援センター利用者の進路決定率
サブ指標4
23.5
27.7
117.9%
A
【単位:%】
1次評価
(所管局による自己評価)
B
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
■改善工程表
①女性の活用、そのための支援などの環境整備が重要で、本市に多い中小企業における女性のた
めの仕事と家庭の両立支援について更に検討すべきである。
②女性の活用を図るには、学童保育と保育園との連携は必要であり、他の部署と連携を更に強化し
建議書における総合計 て取り組んでもらいたい。
1
画審議会からの意見
③雇用対策、女性活用の取組で優れた会社の情報を積極的に発信してほしい。情報の収集と公表
を是非行ってもらいたい。
④サブ指標は、相当の市の努力が確認できるが、これで満足せずに目標値を上げることも検討され
たい。
2
(1)
課題の分析
女性の活用を図るには、ライフステージに応じた女性が働きやすい環境整備を推進することが重要
であると認識している。
また、庁内の連携体制を強化し、総合的かつ効果的な施策展開に取り組む必要がある。
①市として、「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)」のとれた職場環境づくりを積極的に促進
していく必要がある。
平成25年度、働く女性支援講座(全2回)を開催し、平成26年度には、新たに女性の就労等を推
進するためのセミナー(全4回)や個別相談会などを実施する予定。
②学童保育や保育園など、女性が働きやすい環境づくりは必要である。
現在、雇用対策として取り組む分野、施策、連携方策を体系的に整理するため、関係部署で構成
する庁内ワーキンググループを平成25年12月に設置し、その中で検討している。
対応方針
③平成25年度から、九都県市合同で、「女性が活躍している好事例」をHPから発信しており、今後も
(改善内容)
2
※記載欄内の番号は より多くの企業紹介を行っていくとともに、「相模原市仕事と家庭両立支援推進企業表彰受賞企業」
(2)
「1」の番号と一致してい の取組の紹介内容を充実させるなど、積極的に情報発信していく。合わせて、本年度では国のメ
ニューを活用した女性の就労支援事業のなかで、市内中小企業に対し女性の活躍の必要性をPRし
る
ていく。
平成26年4月に開設した企業紹介サイト「サガツクナビ」の中で、女性の活躍事例を掲載し、情報
発信を行っている。
④総合就職支援センターの運営にあたり、平成26年4月から再任用職員を配置し、機能を強化し、
指標である「有効求人倍率」の上昇に結びつくよう、更なる国との連携による一体的就労支援を行っ
ていく。
2 平成26年度当初予算
(3) へ反映した内容
「女性再就職支援事業」(緊急雇用創出事業)の実施
「女性の活躍応援事業」の実施
「ワーク・ライフ・バランス推進事業」における市内企業で活躍する女性の成功事例等の情報発信
平成25年度当初予算
180 千円 平成26年度当初予算
45,614
千円
改善によって見込まれ
2 る効果
(4) 【対応方針の目的・意
図】
女性の就労支援のために、ライフステージに応じた環境整備などの支援が重要であると認識してい
る。また、庁内の連携体制を構築することにより、さらなる事業の効果が見込まれる。
■改善工程表
第1四半期
【H26.1月~3月】
第2四半期
【H26.4月~6月】
第3四半期
【H26.7月~9月】
①働く女性支援講座2回実施
1
ス
ケ
(
工ジ
程ュ
ー
)
ル
②庁内ワーキンググループで
の検討
③九都県市合同HP情報発
信
③仕事と家庭両立支援推進
企業表彰
③受賞企業紹介リーフレット
配布
②働きたい女性の就活応援
セミナー計画・実施
第4四半期
【H26.10月~12月】
①女性が活躍する企業レ
ポート作成
①女性の活躍応援事業の実
施
①女性の再就職応援セミ
ナーの実施
②働きたい女性の就活応援
セミナー実施
②庁内ワーキンググループで
の検討
③九都県市合同HP更新
③女性の再就職支援事業計 ③女性の再就職支援事業実
③女性の再就職支援事業の
画
施
実施
④総合就職支援センターへ
の再任用職員を4月に配置
取組結果に対する分析・評価
①働く女性支援講座(平成26年2月実施)に際して、「働く女性」をターゲットに、少人数でパネルディ
スカッションとセミナーを実施した。特に社会保険労務士で経験豊富な女性を講師としたことで、参加
者は、女性ならではの問題解決法を習得できたと思われる。参加者からは新規講座の希望等も寄せ
られ、平成26年度の事業において意見を反映した。
②ソレイユさがみやこども育成部と連携し、保育の最新の情報から就労支援内容までの一連の内容
を盛り込んだ事業としたため、子育て中で就労意識を持つ女性をターゲットにしたタイムリーな事業が
できたと評価する。保育体制が整っていたことやニーズの高い情報提供ができたことが、多数の参加
につながった。
③九都県市合同のHPでPRすることで、首都圏広域での情報発信ができた。
市内企業で活躍する女性の成功事例等のリーフレットを新規で作成し、積極的な情報発信ができ
対応方針及び改善工程
た。
2 スケジュールについて
④総合就職支援センターに、再任用職員を配置することにより、集約機関との連絡調整、HPの立ち
の評価
上げ・情報発信、こども青少年課、保育課及び男女共同参画課との連携が進められた。
取組結果により得られた具体的な成果
①働く女性支援講座(平成26年2月実施)の実施後アンケートにおいて、全員が「とても良かった」ま
たは「良かった」としており、参加者の高い満足度が得られた。(参加者延べ17名)
②保育ニーズが延べ79人と非常に高かったと同時に、5回のセミナーの出席者も延べ77人で、全員
が「大変満足」または「満足」としており、参加者の高い満足度が得られた。
③女性の活躍成功事例の積極的な情報発信ができた。(発行2,000部、約1,600事業所へ配布済)
④相模原市総合就職支援センターHPのアクセス数が3倍に増加。(H26.5~10 合計3,143件)
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
・相模原市は市外へ通勤している人も多いため、市内企業だけではなく市外の企業にも就労支援に
関する取組を周知することを検討されたい。
・改善工程表について、対応方針で掲げた各取組の改善状況を具体的に記載されたい。
・ワークライフバランスに取り組む企業の表彰は効果的な取組であり、引き続き実施されたい。
・子どもを出産して離職する方は、離職後もそのまま就職できないという方が多いので、良い取組を
行っている企業を積極的に周知されたい。
・子育て施策との連携については、関係部署から情報を得ながら引き続き改善に向けて取り組まれ
たい。
・改善工程表について、特定の部署の側に立った内容とせず、他の施策の情報も把握し記載するな
ど、市としてどのような取組を行っているかという視点で記載されたい。
・現在、セミナー開催などの情報発信は、民間の情報紙等を活用し、近隣市への周知を行っていると
ころである。引き続き、市外企業への周知方法について検討を進めていきたい。
・改善工程表について、対応方針で掲げた各取組の改善状況を具体的に記載した。
・表彰を引き続き実施し、PRを図っていく。
・子育てしながら働く女性の好事例の発信については、引き続き、市内で女性が活躍している企業を
3(総合計画審議会から 把握した中でレポートを作成し、あじさいメイツ会員(約1600事業所)等に対して広く周知していく。
4 の評価)を受けての改善 ・子育て施策との連携については、こども青少年課及び保育課から情報を得ながら引き続き改善に
策
向けて取り組んでいく。
・就労に係る各種事業の計画にあたり、「子育て」や「男女共同参画」などの視点を常に置き、必要に
応じ、連携した施策の実施を検討していきたい。
平成25年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
37 魅力ある観光の振興
所管局
■平成24年度実績データ
指標No.
指標名
成果指標1
入込観光客数【単位:万人】
成果指標2
1人あたりの観光客消費額【単位:円】
1次評価
(所管局による自己評価)
環境経済局
局・区長名
石川 敏美
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
1,206
1,164
96.5%
B
780
1,192
152.8%
A
B
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
■対応方針
①市作成の「宇宙兄弟」掲載のシティセールスの雑誌は、学生に大変好評である。このほかにも、映
画やアニメーションの舞台に市を用いることも有効なので、参考にされたい。
②観光に限らず、農業や交通など複合的な取組により、市に人が集まる流れを作ることができるよう、
建議書における総合計 これまで以上に様々な組織が横断的に協力できたらよい。
1
画審議会からの意見
③現在、スマートフォンやタブレット端末の利用者が増えているので、市内各地の生の、面白い情報を
発信する仕掛けづくりを更に進められたい。
④入込客数増加のために一番効果的な戦略が見当たらないので、重点ポイントを決め組織横断的
に、どう取り組むのかについて方針策定を検討してもらいたい。
2
(1)
課題の分析
・観光客の主たる情報源となるホームページについては、各観光協会等における地域単位の観光情
報の収集・提供が行われているにもかかわらず、利用者が全市的な観光情報を一元的に閲覧できる
ものが無い状況である。
・観光客の誘致には魅力ある観光資源の存在が必要である一方で、本市にはネーミングだけで誘客
を図れる観光資源が無いことから、新相模原市観光振興計画(以下、「計画」)に、観光資源の創出、
人材育成、情報発信に関する基本方針を掲げ、施策・事業に取り組んできたが、戦略的な展開につな
がっていない状況である。
①ドラマや映画などのロケーション撮影を誘致・支援するフィルムコミッション推進事業等を実施する
中で、他市の先進事例の研究等を通じて、メディアとの連携による効果的な情報発信のあり方を検討
する。
②農業や商業、スポーツなど、多様な分野の取組を活用した観光資源の創出とその結び付けは観光
誘客に大変効果的であることから、道路や鉄道・バス等といった交通環境やトイレ、駐車場等の施設
対応方針
環境など観光基盤づくりを含め、市の関係機関や民間等が横断的に協力し、検討できるよう、適宜、
(改善内容)
連携を図る。
2
※記載欄内の番号は
③平成26年度から、Facebook、LINEの機能を有する本市シティセールスホームページの活用、地域
(2)
「1」の番号と一致してい
ポータルサイトとの連携に向けた検討を進めるとともに、平成27年度以降、早期に市観光協会ホーム
る
ページがリニューアルできるよう、旬の観光情報を収集し、タイムリーに受発信できる体制の構築を進
める。
④入込観光客数増加の戦略として、平成26年から、中間見直し後の新相模原市観光振興計画に掲
げる重点施策の取組を着実に進めることとし、その実施に向けて、庁内外の関係組織・機関と、適
宜、連携を図る。
2 平成26年度当初予算
(3) へ反映した内容
・地域別観光振興計画推進補助金(2地区分)
・地域別観光振興計画策定支援委託料(1地区分)
平成25年度当初予算
改善によって見込まれる
2 効果
(4) 【対応方針の目的・意
図】
448,142 千円
平成26年度当初予算
425,051
千円
次のとおり観光振興施策を推進し、入込観光客数の増加を図ることができる。
・本市の観光情報を一元化するホームページを確立することにより、観光誘客が進むとともに、本市
へ来訪中のスマートフォンやタブレット端末を利用する観光客等の利便性の向上を図ることができる。
・本市が有する、まち・自然・文化等の多様な地域資源や都心からのアクセスの良さ、圏央道の整備
等の今後見込まれる広域交流ネットワークの充実等、本市の魅力を最大限に生かした着地型観光の
取組を一層推進することができる。
■改善工程表
ス
1
(ケ
工ジ
程ュ
ー
)
ル
第1四半期
【H26.1月~3月】
第2四半期
【H26.4月~6月】
④今後取り組むべき施策や ②新たな地域別観光振興計
事業の明確化(新相模原市観 画(2地区)の推進支援を開始
光振興計画の中間見直し)
①③市観光協会ホームペー
ジによる情報発信のあり方検
討(一元的な観光情報の発信
について)
②ニューツーリズム推進事業
成果の普及・啓発活動
第3四半期
【H26.7月~9月】
第4四半期
【H26.10月~12月】
②住民、団体による地域資源
の発掘、磨き上げの実施支援
(ガイドツアー、体験・交流事
業の実施、ガイドマップの作
成など)
③市内各地域間の交流促進
のための観光情報の発信(公
共施設の活用)
②地域活動者向けの人材育
成研修会の実施
③市内観光資源データベース
の整備
取組結果に対する分析・評価
・フィルムコミッション推進事業については、「さがみはらフィルムコミッション」に業務を委託している。
(事務局は市観光協会内)このフィルムコミッションは設立から約9年たっているが、この間、フィルムコ
ミッションでは、施設関係者、地域住民等の理解を得るために地道に努力を続けるとともに、自身も映
像製作スタッフの一員という意識を持つくらいの形でロケを支援し、映像製作者の信頼を得てきた。こ
のことにより映像製作者のリピーターを生むとともに、新たな映像製作者を呼び込んでいる。
・東京オリンピックの開催に向け設置された「さがプロ2020」の観光・経済振興部会を活用し、観光振
興に関する各課におけると取組を検討している。
・平成25年度に委託実施した「ニューツーリズム推進事業」を通じて企画した体験・交流型観光ツアー
の一部を平成26年度も実施する予定で、現在、実施の準備を進めている。また、同事業を通じて構
築した実施のノウハウを他の市民活動団体に提供し、今後の観光振興事業の実施の一助としてい
る。
対応方針及び改善工程 ・市観光協会ホームページによる情報発信については、市内の観光資源情報のデータベース化、同
2 スケジュールについての ホームページの改修を通じた発信力の強化や外国人誘客につながる多言語化を図ることとし、現在、
予算確保の手続を進めている。
評価
・平成26年4月に新相模原市観光振興計画の中間見直しを図るとともに、相模原市観光振興審議会
を設置し、今後取り組むべき施策や事業の明確化に努めている。
取組結果により得られた具体的な成果
・さがプロ2020・観光経済振興部会の開催を通じて、国内外からの観光誘客を図るための施策、事
業を検討し、今後、予算確保、実施を行っていく見込み。
・ニューツーリズム推進事業で構築したノウハウを、地域で活動する住民や団体に情報提供したとこ
ろ、10月頃、新たな体験・交流型観光ツアーが実施される見込み。
・高視聴率が見込めるドラマのロケ撮影を6月に誘致し、7月には放送されるなど、効果的な情報発信
に結びつく実績を積み上げている。
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
・観光の振興に当たっては、市内の人向けの取組とともに、周辺都市の住民に対する取組が重要で
ある。現状においても様々な取組を行っているが、宮ヶ瀬湖を活用した連携や圏央道の相模原イン
ターチェンジの開設も踏まえ、地域特性を生かした振興策を推進されたい。
・各観光地点で平等に取組を進めている印象であるが、効果を検証し、ポイントを絞った方法も検討さ
れたい。
・米軍基地があるため、基地関係者をターゲットにした取り組むことにより米軍の関係者が帰国した際
に市の魅力について周囲に話してもらうことや、また、市民ブロガーのブログに書いてもらうなど、観
光資源を伝えてもらう仕組みも検討されたい。
・起爆剤となるような観光資源を絞って、市民目線でのプロモーションを行うなど情報発信する取組を
検討されたい。
・宮ヶ瀬湖を活用した連携については、「新相模原市観光振興計画」のエリア別計画の中で位置づけ
られており、地域団体や民間事業者との連携のもと、今後も着実に施策の展開を図っていく。また、相
模原インターの開設を踏まえた振興策についても、周辺地域の観光関係団体等と連携を図りながら、
魅力ある観光資源の創出等に努める。
・新相模原市観光振興計画にて、地域特性に応じて市内を9つの観光エリアに区分し、それぞれの地
域資源や環境に応じた観光振興の方向性を示している。また、この方向性に応じて、行政や観光関係
団体が事業を展開するほか、地域住民や団体が連携して観光振興を進めている地域に対しては、必
要に応じて支援をする。このように、各観光地点で一律ではなく、地域資源や住民・団体の活力、実情
3(総合計画審議会から
に応じた取組を進めている状況であるが、今後、各取組の効果を検証し、ポイントを絞る方法を検討
4 の評価)を受けての改善
する。
策
・本市には外国人市民等が集う国際交流ラウンジがあることから、同ラウンジを利用する外国人市民
に本市の観光イベントへ参加、観光資源を訪問し、その感想等をSNSを通じて発信する等、同ラウン
ジとの連携による、本市の魅力の国外への発信を進める。また、本市の観光情報を集約しているガイ
ドブック「あしたさがみはら」の外国語版の作成、電子化などにより、国外に対する本市の観光情報発
信の強化にも取り組む。
・市観光振興計画に示しているとおり、本市にはネーミングで呼び込める観光資源が少ないことから、
具体的な資源の絞込みには時間が必要ではあるが、市内アミューズメントパークが人気であり、こうし
た誘客力のある施設と連携した観光振興策を検討する。
平成25年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
38 計画的な土地利用の推進
所管局
■平成24年度実績データ
指標No.
指標名
成果指標1
特定保留区域の市街化編入率【単位:%】
成果指標2
自然的土地利用を図るべき地域の面積【単位:ha】
1次評価
(所管局による自己評価)
A
都市建設局 局・区長名 野村 謙一
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
18.4
18.4
100.0%
A
12,906
12,906
100.0%
A
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
■対応方針
①100%達成可能な数値を目標にする方式は、計画にはなじまない。
②計画づくりと開発事業担当の両方が揃ってはじめて計画的な土地利用が実現されるのだろうが、
市の努力を反映する指標がない。
建議書における総合計
1
③キーワードに挙げられている産業と住環境の調和ということでいえば、一定の紛争手続きになって
画審議会からの意見
しまった件数をサブ指標で見ていくことは大事なのではないか。
④土地利用の転換を進めるにあたり、当該事業において具体的実例や数字を使い、困難な事業に、
いかに挑戦してきたのかについて、きちんと説明していただくことを強く求めたい。
2
(1)
課題の分析
対応方針
(改善内容)
2
※記載欄内の番号は
(2)
「1」の番号と一致してい
る
事業の進捗状況やその効果が把握可能なサブ指標の設定が求められている。
計画的な土地利用を推進するための都市計画の決定・変更については、市民等への説明会や都市
計画審議会等、都市計画法をはじめとする関係法令の規定に基づく「手続き」を経て決定しているも
のであり、こうした施策の評価について、現在掲げている指標以外に毎年測定可能でかつ定量的な
新たなサブ指標を設定するのは難しいが、各事業における進捗状況が分かるよう、その検討に取り
組む。
平成26年度当初予算への反映内容無し
2 平成26年度当初予算
(3) へ反映した内容
平成25年度当初予算
改善によって見込まれ
2 る効果
(4) 【対応方針の目的・意
図】
・事業進捗状況の可視化
30,000 千円
平成26年度当初予算
11,300 千円
■改善工程表
1
ス
(ケ
工ジ
程ュ
)ー
ル
第1四半期
【H26.1月~3月】
サブ指標の検討
・都市計画審議会小委
員会の開催
・生産緑地地区制度説
明会の開催
第2四半期
【H26.4月~6月】
・都市計画審議会の開
催
・都市計画審議会小委
員会の開催
・生産緑地地区追加指
定の相談
第3四半期
【H26.7月~9月】
・都市計画審議会の開
催
・都市計画審議会小委
員会の開催
・生産緑地地区追加指
定申請
第4四半期
【H26.10月~12月】
・都市計画審議会の開
催
・都市計画審議会小委
員会の開催
取組結果に対する分析・評価
計画的な土地利用を推進するに当たり、都市計画審議会及び都市計画審議会小委員会の開催を
行った。
生産緑地地区の追加指定については、「広報さがみはら」や「市ホームページ」への掲載はもちろん、
農業協同組合へ、「JAだより」や「農業新聞」への掲載を依頼するなど、生産緑地地区の拡大に努め
対応方針及び改善工程 た。また、新たに市街化区域へ編入した区域については、生産緑地地区制度説明会の開催や、まち
2 スケジュールについての づくりニュース等により地域住民等への周知と理解に努めた。
取組結果により得られた具体的な成果
評価
都市計画原案を作成する上で、都市計画説明会等を行い、地域住民等への周知と理解が得られた。
都市計画審議会での諮問・答申において「原案は妥当である」旨の回答をいただき、都市計画の決
定・変更を行ったことにより、計画的な土地利用の誘導が図られた。
地域住民等への周知と理解により、生産緑地地区の追加及び拡大につながった。
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
・サブ指標1「生産緑地地区の追加・拡大箇所数の割合」の目標値が甘いのではないか。例外的に増
加したことを目標達成の理由にすると目標の意味がないと考える。計画と目標の考え方を明らかにし
た上で、その説明を記載されたい。この指標以外に良い指標があった場合には変更してもよい。
・生産緑地地区を拡大していくためには、制度の周知を図るだけではなく、市民の理解を得ていかな
いと進まないと考える。目標達成に向け、制度の理解促進策に取り組まれたい。
○次のことから、サブ指標1を「市街化区域内農地の面積に占める生産緑地地区面積の割合」に改
め、市街化区域内農地における生産緑地地区の割合を増やすことを目標とする。
・生産緑地地区は、市街化区域内において、緑地機能等を有する農地を都市計画で指定することに
より農地以外の土地利用が厳しく制限されている一方で、税制面での優遇措置等があることから、平
成4年の法施行後、市街化区域内で営農する地権者にとって、一定のメリットがある制度となってい
る。
・近年、市街化区域全体では、農業従事者の減少等により、市街化区域内の農地は減少傾向にあ
3(総合計画審議会から る。
4 の評価)を受けての改善 ・生産緑地地区についても、従事者の死亡・故障の場合は、相続人による営農の継続や市のあっせ
策
んによる営農の継続、または市による買取りがされなければ、農地以外の土地利用が可能となる
が、継続的な制度周知等において市が積極的に地権者に働きかけることで、市街化区域内の農地を
長期的に維持することも可能となる。
○また、生産緑地地区の指定については、市民の理解を得ることが大切であると認識しているところ
で、市広報や農業新聞等による制度周知に加え、これまでも指定要件の見直しにより、生産緑地地
区へ指定しやすくするよう改善したこと、さらには国に対しての生産緑地買取制度の改正や補助金創
設等の要望を行うことなど、様々な取組により生産緑地地区の拡大に努めてきているところで、今後
も引き続きこうした取組を行っていくことで生産緑地地区の拡大に努める。
平成25年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
39 広域交流拠点都市にふさわしい都市拠点の形成
■平成24年度実績データ
指標No.
指標名
成果指標1
市内3拠点の駅乗降客数【単位:人】
1次評価
(所管局による自己評価)
所管局
都市建設局
局・区長名
野村 謙一
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
393,000
389,650
99.1%
B
A
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
■対応方針
① 3つの拠点の状況について、パーソントリップ調査なども含め、来街者の動きや増減などを市主導
で調査し、事業との因果関係を分析し、具体的な施策を地権者の方や商業者と一緒になって具体化
できればよい。そういう施策を3地域それぞれに具体化し、それを実施すると実際に乗降客数が増え
建議書における総合計 るというシナリオを持って活動してもらいたい。
1
画審議会からの意見
②3地区のうち相模大野地区は町田や立川と競う地区で、対外的なイメージの変化が大事な地区で
ある。経済効果における競争もあるが、イメージがどう変わったかが大事である。
③施策35の商業サービス業の振興と連携して推進してもらいたい。
④異なる事業課が協力し合って達成していく、複合指標、共同指標の設定を考えてもらいたい。
2
(1)
課題の分析
・市内3拠点の駅乗降客数(指標74)を設定しているが、毎年度ごとの増減は必ずしも事業の進捗に
拠らない場合もあることから、事業の進捗状況やその効果が把握可能なサブ指標の設定が求められ
ている。
・にぎわいの創出にあっては、特に経済部等の他部局と連携し、業務、商業の集積を図るよう求めら
れている。
都市基盤整備は計画段階より完成までに長時間を要するため、投資した結果としての成果につい
て、途中段階で毎年測定可能な新たなサブ指標を設定するのは難しいが、経済部が実施している商
対応方針
業実態調査等の既存調査結果の活用を含め、その検討に取り組む。
(改善内容)
また、賑わいづくりに向けては、他部局や地域住民等と連携しながら取り組むことが重要であると考
2
※記載欄内の番号は
えており、本年度当初の局運営方針策定時において庁内連携強化を掲げ、経済部との意見交換会を
(2)
「1」の番号と一致してい
実施するとともに、特に、橋本・相模原両駅周辺地区の広域交流拠点の形成にあっては全ての局区
る
部長が一堂に会する推進本部体制を整え検討を進めるなど、分野横断的な事業推進に努めており、
今後も継続して連携強化を図る。
平成26年度当初予算への反映内容無し
2 平成26年度当初予算
(3) へ反映した内容
平成25年度当初予算
107,410 千円
平成26年度当初予算
173,851 千円
改善によって見込まれる
・事業進捗の可視化を図るとともに、将来的に事業完成前と完成後のより直截な評価をする際の項目
2 効果
出しの研究に資する。
(4) 【対応方針の目的・意
・経済、環境、防災、福祉、医療、教育の各施策が総合的に合致したまちづくりの推進
図】
■改善工程表
1
ス
(ケ
工ジ
程ュ
ー
)
ル
第1四半期
【H26.1月~3月】
第2四半期
【H26.4月~6月】
第3四半期
【H26.7月~9月】
第4四半期
【H26.10月~12月】
新たなサブ指標設定の検討
賑わいづくりに向けた取組への支援
分野横断的な庁内連携の強化
取組結果に対する分析・評価
・サブ指標の設定について検討したが、現段階では毎年測定可能な新たなサブ指標を設定するのは
難しい。既存調査結果の活用も含め、引き続き設定に向けた検討を行う。
・分野横断的な事業推進に向けては、推進本部体制を整え、推進本部会議、幹事会の開催や、他部
局との情報交換等を行いながら事業の推進に取り組んだ。
・商業者会や市他部署との連携・支援による市管理の自由通路を直接・間接的に使用したイベント等
対応方針及び改善工程 を開催した。
2 スケジュールについての 取組結果により得られた具体的な成果
評価
・平成25年度に相模原市広域交流拠点都市推進戦略(案)及び相模原市広域交流拠点基本計画
(案)をまとめ、パブリックコメントを実施した。
・相模大野駅周辺における平成25年度のイベント等開催状況は、開催回数19回、延122日、約
214,000人の来街者があり、ボーノ相模大野ショッピングセンターでは、年間館者数は想定の20%増と
のことであり、賑わいづくりに向けた取組は一定の成果を上げたものと考えている。
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
・改善工程表の新たなサブ指標の設定の検討について、現段階では難しいとのことであるが、引き続
き検討を行い、有効なサブ指標の設定を検討されたい。
3(総合計画審議会から
4 の評価)を受けての改善 ・引き続きサブ指標の検討を進める。
策
平成25年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
40 新たな産業拠点の形成と地域の拠点の活性化
■平成24年度実績データ
指標No.
指標名
成果指標1
インターチェンジ周辺の企業立地件数【単位:事業所】
1次評価
(所管局による自己評価)
B
所管局
都市建設局
局・区長名
野村 謙一
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
3
0
0.0%
D
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
■対応方針
①工業立地については、失敗した地区も多く慎重に進めてもらいたい。指標の目標値の件数を具体
的に上げているが、整地もされていないのに目標を立てるのは早い。整地し、道路や下水道を整備
し、次の年に何件というような段階的な目標値設定を考えてもらいたい。
②ロボット特区に関し、中小企業はロボットの部品は作れるが、システム化はできない。研究開発で魅
力的なロボットを開発すれば市のPRになる。大学などと連携することも検討をしてもよいのではない
か。
③市としてどういう地域性があるのかを研究し、企業の的を絞り誘致する方法を考えてもらいたい。
建議書における総合計
1
④事業を進めるにあたっては、是非、地元の方に対して組織横断的に土地活用の支援をするなり、事
画審議会からの意見
前にきちんと説明をして、後からこんなはずではなかったと言われないよう、十分な理解を得た上で目
標を達成してもらいたい。
⑤努力しているのは確かであるが、目標未達成な状態では改善が必要だといわざるを得ない。合意
形成が遅れて事業化できなかったのは、住民のせいではない。
⑥事業実施に際し、住民に安心感を与えながら進めるという方向性も是非取り入れていただきたい。
⑦土地利用の転換を進めるにあたり、当該事業において具体的実例や数字を使い、困難な事業にい
かに挑戦してきたのかを反映できるようなサブ指標の設定を行うべきである。
2
(1)
課題の分析
①⑦産業拠点の形成には計画段階から都市基盤の整備、企業の誘致、竣工までに多くの段階を経て
実施されること、事業(地区)毎に進捗状況や進捗スピードが違うことなどから、途中段階で毎年測定
可能でかつ定量的な新たなサブ指標を設定するのは難しいが、各事業における進捗状況が分かるよ
う、その検討に取り組む。
②中小企業研究開発に関しては、中小企業のロボット技術の高度化支援について今後検討するが、
支援対象はロボット自体の開発に限定せず中小企業が事業化可能なロボット部品など要素技術の開
発を含めたものとする。
なお、産学連携については、首都圏南西地域産業活性化フォーラムにおいて勉強会(ロボットビジネ
ス研究会)等を通じた連携を実施している。
③地域経済を牽引する本市産業の将来像を見据えた上で、平成27年度から実施する新たな産業集
積促進方策において検討する。
④⑥事業推進にあたっては、地権者の理解度を高め、合意形成を図った上で進めているが、更なる
理解が得られるよう検討を重ねるとともに、実行可能なものは随時実施したい。
⑤事業の推進に当たっては、地域住民の方々にご理解をいただきながら進めており、引き続き進出
企業の確定に向けた企業訪問等を実施する。
対応方針
(改善内容)
・事業実施中の進捗状況が分かるようなサブ指標の設定について検討する。
2
※記載欄内の番号は ・事業推進にあたっては、地権者の理解度を高め、合意形成を図った上で進めているが、更なる理解
(2)
「1」の番号と一致してい が得られるよう検討を重ねるとともに、実行可能なものについては随時実施する。
る
平成26年度当初予算への反映内容無し
2 平成26年度当初予算
(3) へ反映した内容
平成25年度当初予算
2,053,315 千円
改善によって見込まれる
2 効果
・事業進捗状況の可視化
(4) 【対応方針の目的・意
・事業に対する賛同者の増加及び理解度の向上
図】
平成26年度当初予算
781,830 千円
■改善工程表
1
ス
(ケ
工ジ
程ュ
ー
)
ル
第1四半期
【H26.1月~3月】
第2四半期
【H26.4月~6月】
第3四半期
【H26.7月~9月】
第4四半期
【H26.10月~12月】
サブ指標の検討
地権者理解度向上に向
けた検討・実施
取組結果に対する分析・評価
○土地区画整理事業等の進捗状況が分かるサブ指標を設定することができた。なお、各事業により
進捗状況が異なることから、進行管理シートに記載したサブ指標のほかに「土地区画整理事業等の
産業系土地利用区域における公共施設整備率」及び「土地区画整理事業等における仮換地指定(申
出換地)に向けた地権者からの申し出率」を設定し、自主的な管理を行うこととした。
○当麻地区:土地区画整理組合設置の準備組織のある谷原・市場地区については、事業推進にあた
り、権利者の意向調査を実施するとともにも地権者の個別相談会を実施し、各権利者の事業に対す
る理解や土地利用意向を把握する予定。
○川尻大島界地区:市街化区域編入後の固定資産税や都市計画税に関する説明や、使用収益開始
後の土地利用について、組合役員や業務代行者とともに地権者説明を丁寧に行い、土地区画整理事
業の仕組みに対する理解を得ることができた。
○麻溝台・新磯野地区:第一整備地区の地権者約400人に対して全体説明会や個別に事業概要、申
出換地などの説明を行い、事業に対する理解度を上げる取り組みを行った。
○金原地区進出企業の全てを確定させるため、平成26年3月から同年6月までにおいて、進出の可
能性のある企業や過去のステップ50認定企業等に対して積極的な誘致活動を実施した。
対応方針及び改善工程
○相模原IC地区:「津久井地区まちづくり会議」や「串川地域振興協議会」、「津久井広域道路整備促
2 スケジュールについての
進委員会」等の地元組織において、現在の取組状況や課題について説明することができ、相模原IC
評価
地区について地元住民の方から理解を得る機会を増やすことができた。
取組結果により得られた具体的な成果
○当麻地区:意向調査及び個別相談会は、今後実施予定であるため、当該取組による成果は未定で
ある。
○川尻大島界地区:固定資産税、都市計画税に対する理解が進み、納入通知発送後も混乱はなかっ
た。また、使用収益開始前であっても法76条の申請・許可により住宅建設に着手できた地権者がい
る。
○麻溝台・新磯野地区:平成26年度の事業計画決定や土地活用意向確認に向けて、取り組みを進め
ることができた。
○金原地区:残りの事業用地に進出する企業の最終確定に至ってはいないが、立地可能性の確度が
ある企業の状況把握が出来たことから、今後の新規の立地希望企業に対する誘致活動を含めた全
体の取組が効率的に進められる。
○相模原IC地区:地元組織に説明する機会を得ることで、組織役員の方とのパイプができ、今後の事
業進捗を図るうえで協力を得られる見込みができた。
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
・事業の取組は遅れているが、最終的な目標に向けて実効が上がりつつあることは評価できる。
・サブ指標を設定したことは評価できるが、目標値のイメージが理解できなかったため、使用収益開始
面積の算出根拠と事業計画の内容をわかりやすく表現してほしい。
・事業を進めるに当たっては、住民に対して事業計画や税制度などの説明を詳細に行い、十分な理解
を得る取組を徹底されたい。
サブ指標の設定にあたっては、本施策の指標である「インターチェンジ周辺の企業立地件数」が各
施策構成事業が竣工した後でないと実績値として計上できないことから、事業の進捗状況が分かる指
標として設定したものであり、算出根拠としては、各施策構成事業の産業系土地利用区域における年
度ごとの使用収益開始(土地が利用できる状態になること)面積を把握し、その合計を目標値の根拠
としたものである。
3(総合計画審議会から
今後、 「結果の分析」欄において、目標値のイメージが理解できるよう、算出根拠と各施策構成事
4 の評価)を受けての改善
業の事業計画内容をわかりやすく表現していく考えである。
策
なお、各施策事業を推進するにあたっては、引き続き、事業計画や税制度などについて、地権者に
解りやすい丁寧な説明に努め、合意形成を図っていきたいと考えている。
平成25年度 総合計画進行管理 2次評価に対する対応方針及び施策の改善工程表
施策名
№
49 行政サービス提供体制の充実
所管局
■平成24年度実績データ
指標No.
指標名
求めている行政サービスが、必要なときに身近な場所
成果指標1
で受けることができていると感じる市民の割合【単
位:%】
1次評価
(所管局による自己評価)
A
市民局
局・区長名
森 多可示
目標値(a) 実績値(b) 達成率(b/a又はa/b)% 評価
87.0
86.0
98.9%
2次評価
(総合計画審議会による外部評価)
B
B
■改善工程表
①行政サービスを提供する場合、基本的な指針として、各局の縦割りに横糸を通すような形でサービ
ス提供体制を考えていかないと十分なサービスになっていかないのではないか。
②窓口職場は、様々な市民の要望に直に接するセクションであるからこそ、各窓口がしっかりとアン
テナを張り、情報を把握することが重要である。そのような機能を認識し、市政に生かす取組も検討
建議書における総合計
1
すべきではないか。
画審議会からの意見
③指標について、アンケートの結果だけでは不十分であり、結果に対する原因分析がされていない。
原因分析に資するサブ指標の設定を検討されたい。
④窓口の増設やICT機器の活用によるハードウエア増強対策だけではなく、行政サービスの品質管
理など、更なるソフト的対処方策も、今後、検討していくべきである。
2
(1)
課題の分析
・区役所は市民に身近な窓口であるが、区制のメリットを活かすため本庁各局との情報共有や連携
の充実が求められている。
・成果指標のもととなる市民アンケートは、無作為抽出により実施しているが、市民の窓口サービス
の満足度向上にあたっては、実際に窓口を利用する市民からの意見を把握することが重要である。
・成果指標のもととなるアンケートでは、「区役所やまちづくりセンター等の窓口における手続き」と
「福祉や保健などの行政サービス全般」の評価を尋ねており、個別の事務事業との因果関係が分析
しづらい。
・成果指標の実績値が目標値を下回った原因として、窓口の受付時間の不足が大きいと考えられ
る。市外に通勤している市民が多いことから、土・日や平日夜間に住民票の写し等の証明書など、市
民の利便性向上に寄与する窓口サービスの提供が重要である。
①本市では、今後の厳しい財政運営を見据えた中で将来にわたり持続的な都市経営を進めていくた
め、都市経営指針を策定しており、行政サービスの適正な水準の在り方については、「行政の活動範
囲の明確化」や「民間活力の導入による市民サービスの向上」などの基本的な考え方を示している。
この指針に定めた方向性を具現化するため、実行計画を策定しているが、受益者負担の適正化やP
PP(公民連携)活用に基づく民間活力導入の促進を図っていく。これらの取組を庁内横断的に実践
していくに当たっては、政策会議等において個別の事案ごとにチェックする。
②区役所区民課の窓口を利用する市民に対するアンケート調査を定期的に実施し、サービス提供体
制に関する調査を行い、窓口サービスの向上を図る。
また、区役所では、市民に身近な窓口として要望等の把握などに努めているが、より一層、市民の
要望を市政に反映させていくため、市民の要望等を本庁の所管部局に的確に伝え、施策に反映でき
対応方針
るよう区役所と本庁各局との連携調整機能の充実を図る。
(改善内容)
③市民アンケートの結果では「行政サービス全般について、必要なときに、必要な行政サービスを、
2
※記載欄内の番号は 受けるこることができている」という設問に対して、「いいえ」と回答した自由記入項目の中で、最も多
(2)
「1」の番号と一致してい い理由が「窓口の受付時間が足りない」であった。
る
指標のもととなるこのアンケートは、「区役所やまちづくりセンター等の窓口における手続き」と「福
祉や保健などの行政サービス全般」の評価を尋ねており、個別の事務事業との因果関係が分析しづ
らいことから、区民課等の窓口サービスに直接的に係るものとして、新たに「証明交付件数に占める
自動交付機等窓口以外での交付件数の割合」というサブ指標を設定する。
新たなサブ指標の実現に向け、夜間や休日に利用できる自動交付機等の利用促進を図ることで、
「窓口の受付時間の不足」の改善につなげるとともに、窓口利用者の自動交付機等への移行に伴う
窓口混雑の緩和といった効果が見込まれる。
④平成25年6月に策定した「さがみはら都市経営指針実行計画」において、基本方針として「市民の
満足度を高めるための行政評価と財政基盤の強化」を定めている。この中の「徹底した事務事業の
精査・効率化」において、様々な取組を行ない、ハードウェア増強対策だけでなく、行政サービスの品
質管理など、ソフト的な対処に努めていく。
2 平成26年度当初予算
(3) へ反映した内容
改善によって見込まれ
2 る効果
(4) 【対応方針の目的・意
図】
平成28年1月に予定している証明書等の「コンビニ交付」導入に向けた取組
平成25年度当初予算
188,197 千円 平成26年度当初予算
7,600
千円
・窓口の利用者アンケートを実施することで、より市民ニーズに的確に対応する窓口サービスを提供
し、その結果として市民の窓口の満足度向上につなげることが可能となる。
・自動交付機等の利用者が増加することにより、区役所所管業務における達成度がわかるようにす
る。区民課等の窓口の利用者の減少による窓口の混雑緩和が見込まれ、市民の利便性向上に寄与
する。
・市民の「窓口の受付時間が足りない」という意見に対応するサブ指標の設定により、成果指標の結
果と個別事業における対応状況の関連性を検証し、区役所所管業務における達成度がわかるように
なる。
■改善工程表
1
ス
(ケ
工ジ
程ュ
ー
)
ル
第1四半期
【H26.1月~3月】
第2四半期
【H26.4月~6月】
第3四半期
【H26.7月~9月】
第4四半期
【H26.10月~12月】
②窓口アンケート実施
内容の検討(他市状況
調査)
③自動交付機利用促進
案の検討
②窓口アンケート実施
内容の検討(民間市民
満足度研修への参加)
③自動交付機利用促進
案の検討
②アンケート実施内容
の調整
③自動交付機利用促進
に向けた窓口案内強化
の実施
②窓口アンケートの実
施(結果の分析)
②今後の窓口サービス
改善策の検討
取組結果に対する分析・評価
平成26年7月時点では次のように取り組み中である。
・窓口アンケートについては、区民課及びまちづくりセンターと共に検討体制を整えた。
・自動交付機利用促進策については、住民票の請求時に自動交付機サービスのご案内を渡すことを
検討中である。
対応方針及び改善工程
2 スケジュールについて 取組結果により得られた具体的な成果
の評価
具体的な改善の取組の成果は第3四半期以降となるが、改善の具体的な取組に向けた準備が進ん
でいる。
(2に対する)
3 総合計画審議会の
モニタリング評価
・改善工程表のスケジュール欄は、対応方針の項目ごとに各四半期の中でどう具体化していくのかと
いうことを段階的に考えることを求めているものである。このため、第1四半期では何を行っていくの
か、第1四半期の作業を踏まえて第2四半期は何を行うのか、最終的に第4四半期でどう実現してい
くのかということを改善内容と得られる成果と合わせて記載されたい。
・職員側の応接の心構えをサービス提供体制の充実に含めることで、市民が様々な形で行政に接す
るときに、好印象を持てるような窓口やサービスの提供体制を作ってもらいたい。
・スケジュールについては、四半期ごとの段階的な検討状況が分かるように整理を行った。
・職員の応接の心構えとしては、相模原市役所接遇マニュアルの周知や研修での活用を行っている
が、近年では、各職場に接遇取組推進員を設置し、各職場ごとに接遇改善取り組みシートによる具
3(総合計画審議会から
体的な行動目標の設定と振り返り、評価等を行っている。今後もこうした職員研修所研修や各局部
4 の評価)を受けての改善
の職場研修において、接遇能力向上のための取り組みを図っていく。また、窓口アンケートでは、職
策
員の応接に関する項目や待ち時間等に関するソフト面の項目について、市民から意見いただいてい
るため、その結果を分析し、今後の窓口サービス提供体制の充実を図っていく。
平成26年度 事務事業評価 評価シート
評価シート
事業番号
1
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅰ
置お合
政策の基本方向 № 2
づけ計
ける画
施策名 № 4
所管課
資料3
(健康福祉局)
こども青少年課
課長名 大 貫 雅 巳
児童養護施設等整備事業
誰もが安全でいきいきと暮らせる安心・福祉都市
次代を担う子どもが健やかに生まれ育つ社会をつくります
子育て環境の充実
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
A
社会的養護を必要とする児童等の増加、虐待等子どもの抱える背景の多様化・複雑化により、社会的養
護体制の質・量の充実を図ることが重要であり、必要性の高い事業である。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
施設の整備促進を図ることにより、施設への入所が必要な児童等に対し、適切な支援の提供が可能とな
の
るほか、施設の機能(設備や専門職員の配置)を活かして、子育て短期支援事業の実施や地域の子育て
視
家庭等との交流事業を通じて、地域の児童福祉に関する社会資源として大きな役割を果たしている。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
民間事業者(社会福祉法人)による施設整備を促進することで、民間の持つ専門的な知識や技術などを
活用するとともに、経費の削減を図っている。
評価区分
評価内容
現状維持
社会的養護を必要とする児童等の増加、虐待等子どもの抱える背景の多様化・複雑化に対応すべく、社
会的養護体制の質・量の充実を図る本事業は、必要性、有効性、効率性ともに高いものであるため、今後
も本事業を継続していく。
2次評価(外部評価)
評価区分
現状維持
意見一覧
(評価理由)
児童養護施設及び施設定員が特に不足しているとは考えられないため、現状維持と評価する。
今後も市外施設の活用などを含め、社会的養護が必要な児童に対するケアを児童相談所との連携を密
にし、きめ細かく推進していただきたい。
また、養護に対する社会的な考え方の変化を踏まえ、長期的な視点に立ち、現在のハード面、ソフト面を
有効に活用するとともに、小規模及び家庭的養護などの有効な施設整備に対する事業を推進していただ
きたい。
(意見)
○虐待、ハラスメントをする人は、幼少期に虐待を受けていた経験を持つ人が多く見受けられると聞いて
いる。悪い連鎖を止めることが重要だと考える。
○日本は、虐待に対する意識がまだ低いと考えられる。欧米諸国などの先進的な手法を研究し、施策を講
じていただきたい。
対応方針
今後の方向性
内容
現状維持
今後は、社会的養護が必要な児童に対し、できる限り家庭的な養育環境を提供できるよう、児童養護施
設等のユニット化等及び家庭的養護の推進を図っていく。
また、社会的養護が必要な児童の個々の課題に応じた支援を行うため、児童養護施設等の専門性の
向上を図る取組の実施など、支援体制の充実を図っていく。
評価シート
事業番号
2
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅰ
置お合
政策の基本方向 № 2
づけ計
ける画
施策名 № 4
所管課
(健康福祉局)
保育課
課長名 阿部 菊良
保育所待機児童対策推進事業
誰もが安全でいきいきと暮らせる安心・福祉都市
次代を担う子どもが健やかに生まれ育つ社会をつくります
子育て環境の充実
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
B
増大、多様化する保育需要に対応するとともに子育て環境の充実を図るため、保育所の新設等による
定員増や相談体制の充実等により待機児童解消に向け取り組んできたが、平成26年4月1日現在93人
の待機児童が生じており、待機児童解消に向けた更なる取組が必要である。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
これまで保育所の追加整備や認定保育室の利用促進など待機児童の早期解消に向けた取組に加え、
の
他市の効果的な事例や推進体制も参考にしながら取組を進めており、着実に待機児童は減少しているこ
視
とから、有効な事業である。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
子ども・子育て支援法に基づき策定する子ども・子育て支援事業計画(計画期間:H27年度~H31年度)
において、市内の一定の区域ごとの保育需要を見込むことで、より効率的な保育環境の充実を図る。
評価区分
評価内容
拡充
長引く景気の低迷や女性の就労増加などにより増加傾向が続く保育需要に対応するため、待機児童対
策の更なる充実に取り組む必要がある。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
育児期間中でも女性が就労できる環境を整備することは重要なことであり、今後も保育需要の増加が見
込まれることから、利用しやすい場所に保育所を整備するなど、具体的な策を講じ、待機児童「ゼロ」を目
指して、積極的に推進していただきたい。
拡充
(意見)
○効率性の評価がBである。保育ニーズの多様性に応えつつ、効率的な事業運営を図っていただきたい。
○入所選定にあたり、より決め細やかな審査、選定と所得に応じた適切な負担に努めていただきたい。
○待機児童が減少することは重要だが、財政負担にも配慮願いたい。
○病児保育のニーズに対応できるよう、保育所の近隣の医院との連携を図るなど、対策をお願いしたい。
対応方針
今後の方向性
拡充
内容
待機児童の解消に向け、特に待機児童が多い地区への認可保育所や小規模保育事業の施設整備に
よる効果的な施設配置に加え、認定保育室や幼稚園の預かり保育、事業所内保育の利用促進など多様
な手法を活用した取組を進める。
評価シート
事業番号
3
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅰ
置お合
政策の基本方向 № 3
づけ計
ける画
施策名 № 7
所管課
(健康福祉局)
高齢者支援課
課長名 椎名 孝
地域包括支援センター運営事業
誰もが安全でいきいきと暮らせる安心・福祉都市
高齢者がいきいきと暮らせる社会をつくります
高齢者を支える地域ケア体制の推進
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
A
高齢者が住み慣れた地域で安心して生活することができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が
包括的・継続的に提供される地域包括ケアシステムを構築していくため介護保険法により設置が義務づけ
られており、高齢者等の相談窓口として公益性・必需性ともに高く、高齢化が進行する中、さらなるニーズ
の増加が見込まれる。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
の
地域包括ケアシステムを構築していくため、その中核的機関である高齢者支援センターに求められる成
視
果を十分に果たしている。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
高齢者支援センターの運営については、センターの自己評価のみでなく、一定の基準に基づく第三者に
よる評価を行い、センターの様々な事業等における重層的なPDCAサイクルを構築し、さらなる質の向上
や効果的、効率的な運営に取り組んでいる。
評価区分
評価内容
拡充
今後、本格的な高齢化が進行し高齢者人口の大幅な増加が見込まれることに加え、平成27年度に予
定されている介護保険制度の大幅な改正を踏まえ、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らしていける
よう、高齢者支援センターの機能強化を図っていく必要がある。
こうしたことから、高齢者人口が1万人を超える日常生活圏域については、圏域を分割し、分割後の圏域
にセンターを設置し利便性の向上を図るなどセンターの充実に努めていく。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
医療の発達などにより平均寿命が延びることによる高齢化の進行や団塊の世代が後期高齢者になる時期を見据え、高齢者が住みな
れた地域で安心して暮らせるよう、高齢者支援センターの機能の強化、充実を図って行くことは必要なことであり、機能強化、充実のため
の資金は、介護保険制度の地域支援事業の枠組の中で調達されることから1次評価のとおり拡充と評価する。
拡充
(意見)
○地区ごとの高齢者支援センターが、地域の実情を把握し、利用者のニーズに応じたサービスが提供されるよう努めていただきたい。
○施設や組織を整えるほかに、より合理的な運営方法を検討し、市民に対する健康管理教育の普及などに努めていただきたい。
○現在策定中の第6期高齢者福祉計画には次のことを含めていただきたい。
・2025年に団塊の世代が後期高齢者になることへの対応
・医療費増加の抑制に繋がる介護予防(認知症予防を含む)などの施策の一層の推進(健康づくり普及員の一層の活動、終末期医療
の勉強会など)
・地域のボランティア団体の一層の活用
○センターなどの建物には費用を削減し、高齢者家庭への訪問、相談時などの情報を効率的に管理でき、情報を共有できるシステムの
構築を図っていただきたい。
対応方針
今後の方向性
内容
拡充
高齢者支援センターが地域包括ケアシステムの中核的機関としての役割が果たせるよう、団塊の世代
が後期高齢者となる、いわゆる2025年問題を見据えながら、平成27年度からスタートする第6期高齢者
保健福祉計画に、総合相談体制や生活支援サービス提供体制の充実などセンターの機能強化等につい
て、介護保険制度の改正を踏まえ取り組むべき施策を盛り込み、効果的に推進していく。
評価シート
事業番号
4
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅰ
置お合
政策の基本方向 № 3
づけ計
ける画
施策名 № 7
所管課
(健康福祉局)
高齢政策課
課長名 矢澤 正明
特別養護老人ホーム等建設費補助金
誰もが安全でいきいきと暮らせる安心・福祉都市
高齢者がいきいきと暮らせる社会をつくります
高齢者を支える地域ケア体制の推進
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
B
在宅での介護が困難な要介護者(特に4及び5)で施設への入所を希望している方(入所待機者)の解消
を図るためには、必要床数を確保することが重要であることから、施設を建設しようとする社会福祉法人に
対し補助金を交付し、設置者負担の軽減を図り、整備の促進をするものである。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
計画的な整備促進をしており、計画に沿った募集には、着実に公募床数を超える応募がある。また、特
の
別養護老人ホーム入所待機者数は着実に減少していることから、有効的な事業である。
視
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
民間事業者(社会福祉法人)による施設整備を促進することで、民間の持つ専門的知識・技術を活用す
るとともに、経費の抑制を図っている。今後、より効率性を高めるため、補助金額の妥当性について、施設
設置誘導の観点及び入所者の負担軽減の観点から検証を行う予定である。
評価区分
評価内容
改善
在宅の重度要介護者の特養への入所待機者の解消を図るためには、有効な補助金であり、今後の高
齢化の進行、特に団塊の世代が全て75歳以上となる平成37年を見据え、また、それに伴う要介護認定者
の増加推計を勘案すると、介護需要は一層高まることから、施設の整備を進める必要がある。一方、高齢
者が、住み慣れた地域、在宅で継続して生活していくためには、施設整備だけでなく、在宅サービスや地域
密着型サービスの整備を進める必要がある。
こうしたことから、今後は、在宅サービスや地域密着型サービスの整備とのバランスをとりつつ、施設整備を進
めることが必要である。
また、補助金額の妥当性について、他の政令市の状況を勘案しながら検証し、金額設定について検討を
行う。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
団塊の世代が後期高齢者になる時期を見据え、高齢者の生活支援のあり方を検討する中で、施設整備
の位置付けを適切に把握しつつ、今後の施設整備に必要な補助制度の内容について、精査していただき
たい。
改善
(意見)
○高齢化が進む中で入所待機者は減少しているものの、介護する子どもなどの負担増加を考慮し、施設
整備は必要と思われる。
対応方針
今後の方向性
改善
内容
高齢者が、可能な限り住み慣れた地域で継続して日常生活を営むことができるよう、医療、介護、介護
予防、住まい及び自立した日常生活の支援が包括的に確保される体制(地域包括ケアシステム)の構築
に努め、在宅での生活が困難な高齢者等の様々なニーズに対応するため、特別養護老人ホームなどの
施設や地域の介護拠点の整備を促進する。
なお、施設整備に当たっての補助制度については、平成26年度の特別養護老人ホームの公募に際し、
補助額の見直しを行い、減額した。
評価シート
事業番号
5
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅰ
置お合
政策の基本方向 № 4
づけ計
ける画
施策名 № 8
所管課
(健康福祉局)
障害政策課
課長名 河崎 利之
障害福祉相談事業
誰もが安全でいきいきと暮らせる安心・福祉都市
障害者がいきいきと暮らせる
障害者の自立支援と社会参加
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
A
障害のある方やご家族が抱える福祉サービスの提供に関する相談、生活に関する相談など様々な相談
に応じ、必要な支援の提供や相談内容の解決に必要な関係機関との調整等は重要な支援であり、必要
性の高い事業である。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
障害福祉相談員は相談者と同じ障害があることなどを強みとして、それを生かした相談支援ができてい
の
る。また、基幹相談支援センター等においては、顔の見える関係が構築され、困難ケースの対応において
視
も、官民協働により迅速かつきめ細やかな支援を行うなど、効果的な取組となっている。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
障害福祉相談員は同じ障害のあることで、障害者の気持ちに寄り添うことができる。障害者相談支援
キーステーションは同一施設内に民間相談支援事業所の相談支援専門員と行政職員がいることで、迅速
な対応を可能としている。
評価区分
評価内容
現状維持
障害のある方やご家族が抱える福祉サービスの提供に関する相談、生活に関する相談など様々な相談
に応じ、個々の状況に合った支援の提供や関係機関との調整等を行うことは必要性の高い事業である。
そのため、地域で暮らす人材を活用した身近で安心して相談できる場や、相談内容に対し専門性を持って
きめ細やかに対応するほか、相談者が抱える様々な状況に総合的に対応できる相談の場が必要である。
こうしたことから、大圏域に「基幹相談支援センター」、中圏域に「障害者相談支援キーステーション」、小
圏域に相談支援事業所の設置、及び障害福祉相談員の配置などの体制整備を進め、相談支援を行って
おり、利用者からは一定の評価をいただいている。
今後は人材の育成や、相談支援事業所、サービス提供事業所及び行政機関の連携強化に向け、基幹
相談支援センターが中心となり相談支援体制の充実を図る。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
1次評価のとおり、現状維持と評価する。
現状維持
対応方針
今後の方向性
内容
現状維持
大・中・小の圏域に、それぞれ「基幹相談支援センター」、「障害者相談支援キーステーション」、相談支
援事業所の設置及び障害福祉相談員を配置している現在の相談支援体制を継続するとともに、基幹相談
支援センターが中心となった相談支援人材の育成や相談支援事業所、サービス提供事業所及び行政機
関の連携強化を図る。
評価シート
事業番号
6
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅰ
置お合
政策の基本方向 № 4
づけ計
ける画
施策名 № 8
所管課
(健康福祉局)
陽光園
課長名 神藤 次郎
発達障害者支援事業(発達障害支援センター)
誰もが安全でいきいきと暮らせる安心・福祉都市
次代を担う子供が健やかに生まれ育つ社会をつくります
障害者の自立支援と社会参加
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
A
発達障害のある方及びその家族を支援する本事業は、障害のある人もない人も、誰もが住み慣れた地域
で安心して快適に、ともに暮らすことができる共生社会の実現に向け、必要性の高い事業である。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
発達障害のある方及びその家族に対し、継続的に相談支援を行うことや、就労先・就学先などへの同行
の
支援などきめ細やかな支援を行うことは、発達障害のある方及びその家族の住み慣れた地域における安
視
定した生活に大きく寄与するものであり、有効な事業である。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
医療、保健、福祉、教育、就労等の関係機関や市民団体等と連携を図りながら、発達障害のある方及び
その家族への支援を行うほか、一部の事業については、高い専門性や長年培われてきた優れたノウハウ
を持つ社会福祉法人に委託を行うことにより、効率的に事業を実施ている。
評価区分
評価内容
現状維持
発達障害のある方及びその家族が、住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、引き続き事業を
実施する。
今後も医療、保健、福祉、教育、就労等の関係機関や市民団体等と連携を深めるとともに、民間活力の活
用などにより効率的且つきめ細やかな支援を行っていく。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
1次評価のとおり、現状維持と評価する。
現状維持
(意見)
○継続相談件数が増加傾向を示しており、利用者の継続的な支援体制の充実に努めていただきたい。
○就労支援数を成果指標とすることが適切ではないか。
対応方針
今後の方向性
現状維持
内容
発達障害のある方が、自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう、地域の特性や利用者
の状況に応じて行う地域生活支援事業の実施を通じて、支援体制の充実に努めていく。
成人期については就労支援の充実が関係機関からも期待されているため、今後は就労支援の実施回
数を成果指標に加えたい。
評価シート
事業番号
7
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅰ
置お合
政策の基本方向 № 6
づけ計
ける画
施策名 № 15
所管課
(消防局)
予防課
課長名 田後 秀雄
火災予防推進事業
誰もが安全でいきいきと暮らせる安心・福祉都市
安全で安心して暮らせる社会をつくります
消防力の強化
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
A
消防法令、火災予防条例等に定められた市の責務を具体化して実施する事業である。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
の
事業を推進することにより、毎年、住宅用火災警報器設置率が増加し、火災件数や火災損害額も減少し
視
ていることから、予防対策として有効である。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
事業費をほぼ増加させずに、少年少女防火教育(ファイヤースクール)実施率や住宅用火災警報器設置
率を増加させるとともに、火災件数や火災損害額を減少させており、市民の生命や財産を守る予防対策と
して効果を上げている。
評価区分
評価内容
現状維持
火災予防推進事務については、消防法で規定されている消防の目的を果たす重要な事務である。
また、近年発生している大規模火災等を踏まえた消防法令の改正や新たな予防制度の構築など、各消
防機関における予防事務の執行体制の更なる充実強化が求められている。
また、今後は、少年少女に対しては防火教育の普及、高齢者家庭には住宅防火対策の強化等、それぞ
れの対象や状況に応じた予防対策の更なる推進を図る。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
1次評価のとおり、現状維持と評価する。
(意見)
○火災予防思想などの普及を推進するため、更に効果的、効率的な方法を検討していただきたい。
現状維持
対応方針
今後の方向性
内容
火災予防思想の普及啓発は、現在、実施している少年少女防火教育の市内全小学校での実施を目指
現状維持 すとともに、現行実施している普及啓発事業が更に効果が上がるよう、市福祉関係課などと連携し実施方
法等について検討する。
評価シート
事業番号
8
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅰ
置お合
政策の基本方向 № 6
づけ計
ける画
施策名 № 15
所管課
(消防局)
警防・救急課
課長名 青木 浩
救急高度化推進事業
誰もが安全でいきいきと暮らせる安心・福祉都市
安全で安心して暮らせる社会をつくります
消防力の強化
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
A
救命率の向上には、メディカルコントロール体制の充実強化を図るとともに、高度な救急救命処置ができ
る救急救命士の計画的な養成及び応急手当に係る講習会の拡充等による受講者数の増加が必要である
ため、必要な事業である。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
の
高度な救急救命処置ができる救急救命士の養成、再教育、高度救命処置用資器材の整備のいずれに
視
おいても、救命率の向上においては非常に有効である。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
年度当初に高度な救急救命処置ができる救急救命士の養成、再教育に関する年間計画を事前に決め
ているため、効率よく事業を推進できている。
評価区分
評価内容
現状維持
救命率の向上には、メディカルコントロール体制の充実強化を図るとともに、高度な救急救命処置ができ
る救急救命士の計画的な養成及び応急手当に係る講習会の拡充等による受講者数の増加が必要であ
る。さらに、平成26年4月1日から救急救命士の処置範囲が拡大されたことに伴い、救命率の向上を目指
し、引続き対応できる救急救命士の養成など、より一層の効果的な事業の推進が必要と考える。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
1次評価のとおり、現状維持と評価する。
現状維持
(意見)
○緊急搬送の受け入れ先がなかなか決まらないこともあると聞いている。迅速な搬送ができるよう、救急
救命士、指令センターや医療機関との連携システムを構築するなどの検討もお願いしたい。
○メディカルコントロール体制による具体的な効果が不明である。
対応方針
今後の方向性
内容
現状維持
平成4年11月に相模原市救急業務検討会を設置して以降、相模原2次救急医療運営委員会に委員とし
て参加し、本市の救急業務の円滑な推進に資するための必要な検討を行っている。さらに、重症度や緊
急度が高い傷病者については、平成23年12月1日から運用している「相模原ルール(一定のルールの下
に傷病者の搬送先が決定しない場合は、北里大学病院救命救急センターで一時的に受け入れ、必要な
処置をした後に二次応需当番病院へ搬送するもの。)」を適用し、迅速な搬送体制を構築している。
メディカルコントロール体制として、医師と24時間365日常時連絡可能な体制を維持・強化し、救急救命
士の生涯教育、新たな処置範囲拡大に対応できる救急救命士の養成などを通して、救急隊員の資質向上
が図られている。
評価シート
事業番号
9
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅱ
置お合
政策の基本方向 № 8
づけ計
ける画
施策名 № 18
所管課
(教育局)
総合学習センター
課長名 金井秀夫
市民講座支援事業
学びあい 人と地域をはぐくむ教育・文化都市
生涯を通じ学習する人・スポーツする人を支援する社会をつくります
生涯学習の振興
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
B
市民の「学び」への関心が高まる中、市民が自ら得た知識を他の人へ伝えていくという「知の循環型社
会」の構築を市民自らの手で実践することを支援する事業であり、今後も継続して行う必要がある。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
の
市民の手による「知の循環型社会」の構築を進めていく上で、その実践を行っている市民講師を支援す
視
ることは、極めて有効である。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
最終的には、講座を運営する市民講師の自立をめざし、行政の支援を最小限にすることで効率性の向
上が望める。
評価区分
評価内容
現状維持
市民講師による講座の実施や、市民の手による講師と運営者の養成を支援したこと
により、受講者アンケートでも「良かった」又は「大変良かった」との回答が9割を超え、
講座内容も充実してきており、講座の応募率も平均で100%を超えている。「知の循
環型社会」の構築に向け、市民が互いに学びあうことのできる環境づくりが推進されて
おり、今後、最終的には市民講師による自立した講座運営をめざし、支援を続けてい
く。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
学ぶことは、健康維持、認知症予防、生きがいづくりに繋がるため、今後も市民講座を支援していただき
たい。
一方、市の事業への関与のあり方については、さらに検討を進めていただきたい。
現状維持 (意見)
○自立への取組は評価できる。
○市民に対して更なる周知が必要である。
○効率性の評価がBであり、行政の支援のあり方について検討の余地がある。
対応方針
今後の方向性
現状維持
内容
「循環型の学習活動の仕組みづくり」の実現を目指し、市民講師による講座の実施や、市民の手による
講師と運営者の養成を今後も支援するとともに、漸次、講座運営事務等を市民の手に移管し、最終的に
は、市民講師による自立した講座運営を目指す。また、制度周知について、現在実施している「広報さが
みはら」、「地域情報誌」、「ホームページ」、「JR駅頭ポスター掲示」による広報の充実を図る。
評価シート
事業番号
10
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅱ
置お合
政策の基本方向 № 9
づけ計
ける画
施策名 № 21
所管課
(総務局)
シティセールス・親善交流課
課長名 石井 隆
国際交流推進事業
学びあい 人と地域をはぐくむ教育・文化都市
豊かな市民文化を創造する社会をつくります
国際化の推進
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
A
外国人市民の定住化が進んでいることに加え、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴
い本市の国際化がますます進むことが想定されることから、本事業の必要性は高い。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
の
国際交流事業の実施、外国人支援施策の実施、多言語での情報発信等の取組が総合計画における成
視
果指標の実績の向上につながっており、本市の国際化の推進に関し、本事業の有効性は、極めて高い。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
事業の実施に当たり、行政のみでなく、さがみはら国際交流ラウンジのボランティアとの連携・協力により
事業を実施しており、経費に対して得られる効果が大きく、効率性は高い。
評価区分
評価内容
現状維持
外国人市民の増加・定住化が進み、外国人との交流形態が多様化する中、市民の国際理解やともにま
ちづくりを進めていくことが求められる。
このような状況の中、本事業の必要性・有効性はますます高まっているものであり、継続的に取り組むこ
とが重要である。今後は、中心的な機能を担うさがみはら国際交流ラウンジの機能拡充が課題である。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
本市には、多くの外国人が定住しており、労働者不足解消策の一つとして、今後、外国人の増加は続くと
考えられるため、引き続き外国人に対する支援を継続していただきたい。
現状維持
(意見)
○日本では多くの民族と共存して生活する歴史を持たない。それ故に、価値観・風習・宗教などが異なる
外国人との交流の場(家族交流、ホームスティ)を提供するなどの交流を拡大する施策立案を望む。
○国際化の推進には、国際対応ができる日本人を増やすことが大事である。
○他地区に拡大する前に、国際交流ラウンジの機能や意義の検証が必要である。
対応方針
今後の方向性
内容
現状維持
外国人市民の定住化傾向は、今後も進行すると考えられ、豊かな市民文化の創造や多文化共生のまち
づくりのためには、市民の国際理解の醸成や外国人支援が必要である。そのためには、行政による取組
はもとより、市民自らが外国人支援等を行うさがみはら国際交流ラウンジの機能充実が欠かせないもので
あり、国際交流ラウンジの現状やその意義などをしっかりと検証しながら、機能充実に向けた取組を進め
ていきたい。
評価シート
事業番号
11
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅲ
置お合
政策の基本方向 № 11
づけ計
ける画
施策名 № 25
所管課
(環境経済局)
環境政策課
課長名 内田 雅美
地球温暖化対策地域協議会活動支援事業
安らぎと潤いがあふれる環境共生都市
次代につなぐ持続可能な社会をつくります
環境を守る担い手の育成
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
地球温暖化対策を、市民、事業者、行政が、連携して取り組む「さがみはら地球温暖化対策協議会」へ
の支援と活動の促進は必要なものである。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
日常生活の中で取組む具体的な温暖化対策進めるため、市民、事業者、行政が会員である「さがみはら
の
地球温暖化対策協議会」が会員相互に連携しながら、普及啓発や情報提供などの活動を実践すること
視
は、地球温暖化をはじめとする環境問題への理解を深める手段として有効である。
点
A
A
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
平成25年3月に設立したばかりであるが、会員が積極的に事業の企画や運営に携わり、幅広い活動が
できた。また、市からの補助金については、「相模原市地球温暖化対策推進基金」を活用している。
評価区分
評価内容
現状維持
平成25年3月に協議会が設立され、会報の発行、ホームページの開設、市民向けの研修会の開催、自
治会まつり等のイベントへの参加、会員向けの研修など、様々な事業展開がされ多くの市民へ温暖化対
策の普及啓発ができた。
更なる市民・事業者への啓発や主体的な取組みを促進するため、会員の拡大や多様な事業活動の展開
を図る。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
1次評価のとおり、現状維持と評価する。
(意見)
○もっと明確な目標や温暖化対策の方法を示し周知に努めていただきたい。
現状維持
対応方針
今後の方向性
内容
「相模原市地球温暖化対策実行計画」における、温室効果ガス排出削減目標を達成に向け、「さがみは
現状維持 ら地球温暖化対策協議会」の行う普及啓発や情報提供等の活動を支援することにより、温暖化対策の推
進を図る。
評価シート
事業番号
12
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅲ
置お合
政策の基本方向 № 11
づけ計
ける画
施策名 № 25
所管課
(環境経済局)
環境政策課
課長名 内田 雅美
環境情報センターの管理運営
安らぎと潤いがあふれる環境共生都市
次代につなぐ持続可能な社会をつくります
環境を守る担い手の育成
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
相模原市環境基本条例で、市は環境教育及び環境学習の推進、市民等の自主的な活動の促進、情報
の提供に努めるものとしており、センターの各事業は条例等の目的を具体化している。
座学のみにとどまらない体験の機会を通した環境の担い手の育成や、市民・事業者・環境団体等の連携
を図る機能は他の事業では代わる事ができない。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
環境情報センターで行っている満足度調査においても、93.6%の方が満足しているとの回答をしており、
の
市民等の環境課題の解決などの効果を発揮している。
視
環境学習講座の受講者目標数の達成率、ホームページへのアクセス数(改定作業による増加を含む)
及び来所数も増加しており期待通りの成果をもたらしている。
点
A
A
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
ホームページの活用(電子化)及び指定管理者制度を導入しており、効率的な管理運営が図られてい
る。
また講座における材料費等は参加者に負担させており、コストは適正である。
評価区分
評価内容
現状維持
事業の対象を広げ、特定の分野の方だけでなく、普段環境に興味がない方たちに向けた取り組みをして
いく。
環境の保全等に関する学習の推進・市民等が自主的に行う活動の促進に向けた取り組みを継続してい
きたい。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
1次評価のとおり、現状維持と評価する。
現状維持
(意見)
○環境問題などについて市民に対し更なる周知を図る必要がある。
○目的の異なる他施設などと連携し、施設の利用効率を高めていただきたい。
対応方針
今後の方向性
内容
出前講座などセンター以外での講座の開催による周知を図る。
現状維持 貸館の利用率は徐々に増加しており、特に環境団体等の利用を向上させるため、メールマガジン等によ
り幅広く周知する。
評価シート
事業番号
13
事業名
位 に 総 基本目標 №
置お合
政策の基本方向 №
づけ計
ける画
施策名 №
所管課
(環境経済局)
公園課
課長名 岸野 晴幸
相模原麻溝公園整備事業
Ⅲ やすらぎと潤いがあふれる環境共生都市
14 人にやさしい快適な生活環境を作ります
31 快適な都市空間の創造
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
スポーツ・レクリエーション機能を拡充し、市民の健康づくり・体力づくりの拠点やアスリートの拠点を整備
することは、市民の健康づくり・体力づくりに資することができ、またスポーツ愛好者など多くの方々の利用
に応えることができる。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
の
公園にスポーツ・レクリエーション機能を充実させた整備を行うことによって、自然環境やレクリエーション
視
など快適な都市空間の創造に資する。
点
A
A
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
工事費等は、土木工事標準積算基準書等により設計を積算し、入札により工事請負費を決定しており、
これ以上のコスト削減は見込めない。
評価区分
評価内容
現状維持
相模原麻溝公園拡張区域基本計画に基づき、公園整備を実施する。
計画期間内においては、適宜事業実施内容の効率化、低コスト化の検討を行いつつ、順次進めていく必
要のある事業であるため、現状維持とした。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
1次評価のとおり、現状維持と評価する。
現状維持
対応方針
今後の方向性
内容
現状維持 相模原麻溝公園拡張区域基本計画に基づき、公園整備を実施していく。
評価シート
事業番号
14
事業名
位 に 総 基本目標 №
置お合
政策の基本方向 №
づけ計
ける画
施策名 №
所管課
(環境経済局)
公園課
課長名 岸野 晴幸
峰山霊園整備事業
Ⅲ やすらぎと潤いがあふれる環境共生都市
14 人にやさしい快適な生活環境を作ります
31 快適な都市空間の創造
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
A
国の「墓地経営・管理の指針」によると墓地の経営主体は、墓地の永続性及び非営利性の確保の観点
から、地方自治体を原則としているためである。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
の
平成25年度の公募においては平均倍率が10倍であり、今後においても人口増加に伴い死亡者数の増
視
加が見込まれるため、市民の墓所ニーズを今後も満たす事業である。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
墓所の整備工事に必要な経費は、墓所使用者の使用料で賄っている。
評価区分
評価内容
拡充
本市は、平成14年度に「改定 市営峰山霊園整備計画 基本構想」を策定した(計画期間:平成 14年
度から平成33年度まで)。
「相模原市市営墓地の在り方検討委員会」の報告の内容及び同報告を受け平成25年度に行った市民
ニーズ等の調査結果による市民の市営墓地に対する期待を踏まえ、平成26年度に本市の墓地の将来計
画を策定する予定である。
この将来計画は、今後の市営墓地に関する基本方針、墓地整備に当たっての墓地の形状、規模等を内
容とするものであり、この将来計画に基づく墓地整備により、より多くの市民が市営霊園を利用できるた
め、拡充とした。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
募集倍率や市民ニーズにより、墓所数の更なる増加は必要であると考えられるが、墓所の整備は、利用
者の使用料で賄われ、市の財源を投入するものではないことから現状維持と評価する。
また、墓所の面積の形状、規模の工夫や合葬式などの多様な墓所のあり方を取り入れ、ニーズへの対応
を図られたい。
現状維持 (意見)
○今後の長期計画では、より効果的な整備手法や多様な墓所のあり方を取り入れ、経費節減に努めるこ
とを期待したい。
○現在の墓所用地を有効かつ効率的に活用する知恵と工夫が必要と考える。柔軟な発想により推進して
いただきたい。
○募集倍率は、個別ニーズのように感じられる。市民に対する墓所の不足について、把握願いたい。
対応方針
今後の方向性
内容
現状維持
平成26年度に策定予定の相模原市市営墓地基本計画に今後の整備計画を盛り込む予定であり、その
内容は、相模原市市営墓地の在り方検討委員会の報告の内容及び同報告を受け平成25年度に行った市
民ニーズ等の調査結果を踏まえ、市民が求める墓所の面積、形状等に近づけられるよう努める。
評価シート
事業番号
15
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅲ
置お合
政策の基本方向 № 15
づけ計
ける画
施策名 № 34
所管課
(環境経済局)
産業政策課
課長名 古井 隆一
産業支援機関と連携した中小企業の支援
やすらぎと潤いがあふれる環境共生都市
地域経済と雇用を支える産業を振興します
新産業の創出と中小企業の育成・支援
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
A
運営委員会には地域中小企業や大学研究機関、金融機関などが名を連ねており、南西フォーラムが企
業や大学などによる様々な連携を生み出す土壌となっているため、本市の産業政策にとって重要な事業
である。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
の
フォーラムや分科会で取り上げたテーマから、市内企業やJAXAなどの研究機関による新たな開発プロ
視
ジェクトが生まれるなど成果が出ており、有効性が高いと評価できる。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
産業振興財団や商工会議所などの支援機関が連携して事業運営にあたることで、フォーラムやマッチン
グイベントなどを効率的に実施できている。
評価区分
現状維持
評価内容
引き続き、産業支援機関と連携した、市内中小企業の事業運営を実施していく。
フォーラムで取り上げるテーマついては、経済動向や国の政策、市内製造業のニーズを把握しながら、
多くの企業が参加する内容とし、効果的な事業運営に努める。
また、フォーラムから発生した研究開発プロジェクトについては、市や国等の補助制度を活用しながら、
実用化に向けた支援を行うこととする。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
中小企業が高い技術力を持ち、それを継続して維持できるようにすることは、行政として重要な役割と考
える。
評価としては、現状維持とするが、拡充の意識を持って、推進していただきたい。
(意見)
現状維持 ○市内の多くが中小企業であるため、十分なバックアップ体制により、産業の活性化に力を入れていただ
きたい。
○支援企業数が少ないように感じられる。
対応方針
今後の方向性
内容
現状維持 産業支援機関の持つ企業支援の専門性や各種ネットワークは、市内企業の販路開拓や新製品開発な
どを支援する際に有効であるため、引き続き、産業支援機関と連携した中小企業支援策に努めていく。
評価シート
事業番号
16
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅲ
置お合
政策の基本方向 № 15
づけ計
ける画
施策名 № 34
所管課
(環境経済局)
産業政策課
課長名 古井 隆一
中小企業融資制度
やすらぎと潤いがあふれる環境共生都市
地域経済と雇用を支える産業を振興します
新産業の創出と中小企業の育成・支援
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
B
低利で利用することができる本市融資制度は、市内中小企業の健全な発展や資金繰り等の経営の安定
に寄与するとともに、従業員の雇用の安定も支えており、市にとって重要な事業である。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
の
本市融資制度利用者に対するアンケートにおいて、約6割が制度を利用することで資金繰りが改善したと
視
回答しており、その有効性は高い。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
補助金の交付や窓口業務等について、関係機関と連携を図りながら、より効率的な運営方法の検討を
進める。
評価区分
評価内容
現状維持
中小企業融資制度については、引き続き、金融機関と協調しながら、市内中小企業の経営の安定化の
ために実施していく。
制度の内容ついては、経済動向や国の保証制度の動向、市内中小企業のニーズを把握しながら、適宜
必要な改正等を行い、市内中小企業が利用しやすい制度となるよう努める。
また、制度の運用については、神奈川県信用保証協会や金融機関などの関係機関と連携を図りなが
ら、効率的な手法の検討を続ける。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
1次評価のとおり、現状維持と評価する
現状維持
(意見)
○「より効率的な事業手法を関係機関と連携して検討すること」は有効であると考える。効率性をB評価と
したことは、次への積極的な取り組み姿勢として歓迎、期待するところである。
対応方針
今後の方向性
内容
現状維持
市内中小企業の経営の安定化のため、資金供給の円滑化は重要であることから、引き続き金融機関と
協調し、中小企業融資制度を実施していく。
制度の内容ついては、経済動向や国の保証制度の動向、利用者アンケート等でニーズを把握しながら、
適宜必要な改正等を行い、市内中小企業の健全な発展に資する制度となるよう努める。
また、制度の運用については、神奈川県信用保証協会や金融機関などの関係機関と連携を図りなが
ら、更に効率的な手法の検討を続ける。
評価シート
事業番号
17
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅲ
置お合
政策の基本方向 № 15
づけ計
ける画
施策名 № 35
所管課
(環境経済局)
商業観光課
課長名 樋口 保
商店街振興支援事業
やすらぎと潤いがあふれる環境共生都市
地域経済と雇用を支える産業を振興します
商業・サービス業の振興
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
A
今後、更なる高齢化の進行が確実な中、身近な買い物の場である商店街の衰退は、日常の買い物や生
活に必要なサービスに不自由を感じる「買い物弱者」の増加に繋がる。市民が安心して買い物ができる環
境を維持するために、商店街の活性化を支援していく必要がある。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
商業・サービス業の振興のためには、バラエティに富んだ店舗が揃い、安心して買い物ができるような魅
の
力あるまちづくりが不可欠である。街を明るく照らす街路灯の維持管理や来街者を増やすソフト事業など、
視
まちづくりに取り組む商店街団体を支援していくことで、本市の商業・サービス業の振興が期待できる。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
本事業については、国や県の補助金の活用を支援するなど、市の経費を必要最小限に抑えながら、事
業目的の達成に向けた取組を進めている。また、商店街の街路灯を省エネルギー型に変換することで、電
気料を削減して、商店会の負担や補助金を減らす「街路灯高効率化事業」を実施した。
評価区分
評価内容
現状維持
郊外型大型小売店舗の進出や電子商取引の発達によって厳しい状況にある中、衰退の一途をたどる商
店街がある一方、生き残りをかけて必死で努力している商店街も数多くある。
商業やサービス業の振興は、魅力的な店舗が軒を連ね、消費者が安心して買い物ができる環境を整え
るといった、まちづくりの視点が重要である。また、商店街の衰退は身近な買い物の場の消滅につながり、
「買い物弱者」の問題を引き起こす。まちづくりの担い手であり、市民が安心して買い物ができる場を提供
する商店街について、今後も積極的な支援が必要である。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
1次評価のとおり、現状維持と評価する。
現状維持
(意見)
○商店街が地域コミュニティの核として役割を担うことについては、市民や地域と認識を共有することが必
要でないかと考える。
○市外等から若手経営者を募り、ビジネスプランコンテスト等を開催し、優秀者に助成金支援を行うなど、
商店街の活性化のための対策をお願いしたい。
○空き店舗の問題は深刻に感じられる。事業の目的、成果を含め方針変更の検討をお願いしたい。
対応方針
今後の方向性
内容
現状維持
地域コミュニティの核としての役割をこれからも商店街が担っていくためには、地域住民と商業者の対話
や協力関係が不可欠である。このため、自治会関係者と商店街関係者が参画して地域課題等を話し合う
「まちづくり会議」等の機会などを通じて、これらの連携を深めていくとともに、商店会が地域と連携して行う
にぎわいづくりを区役所とともに支援していく。
空き店舗対策については、優れた事業計画を持つ創業者に奨励金を交付する「チャレンジショップ支援
事業」を中心とした創業支援を継続し、商店街の新たな魅力創出を支援していく。
評価シート
事業番号
18
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅲ
置お合
政策の基本方向 № 15
づけ計
ける画
施策名 № 35
所管課
(環境経済局)
商業観光課
課長名 樋口 保
中心市街地活性化事業
やすらぎと潤いがあふれる環境共生都市
地域経済と雇用を支える産業を振興します
商業・サービス業の振興
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
B
A
本市の購買力は都心や近隣都市に流出傾向にあると考えられる。購買力流出を防いで市内商業を振興
させるためには、地域の特性を生かしながら、回遊性の高い、魅力ある中心商業地を形成していく取組が
不可欠である。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
本市の中心市街地の駅乗降者数は年々増加傾向にあり、商店街団体や商業者が積極的に地域活性化
の
に取り組んだ結果、来街者の増加に貢献しているものと考える。今後、更なるにぎわいづくりを進めていく
視
ためには、本社機能を持つオフィス(いわゆる業務系企業)を誘致して、昼間人口を増やしていく必要があ
る。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
大きなイベント等を開催するにあたって、商店街団体では企業からの協賛などによって、補助金になるべ
く頼らない事業実施に向けた取組を進めている。また、市が行政情報や商店街イベントの情報を流す「パ
ブリックインフォメーション」については、広告収入を特財として運営する仕組みとしている。
評価区分
評価内容
拡充
本市の消費購買力は都心や近隣の商業地に流れる傾向にある。このため、市では中心市街地の形成
を進め、商店街団体や商業者が実施する中心市街地活性化の取組を支援してきた。この結果、小売業販
売額は横浜市、川崎市に次ぐ県内第3位であり、一定の効果は表れていると考える。
今後、中心市街地の更なる活性化を進めていくために、新たな時代を見据えた商業政策の方向性を定
める計画を策定して、昼間人口の増加を目的にした本社機能を持つオフィス(いわいる業務系企業)を中
心市街地等に誘致する施策(補助、奨励制度の創設)を検討していく。
2次評価(外部評価)
評価区分
拡充
意見一覧
(評価理由)
橋本駅周辺、相模大野駅周辺の活性化は図られてきていると考えられるが、回遊性の向上を図るため、更なる活性化に取り組まれた
い。
これに関して、リニア中央新幹線駅の設置や相模総合補給廠の一部返還に合わせ、広域交流拠点都市の形成に向けた事業について
は、中心市街地の活性化に深く関わるものである。
施設整備等の段階から、積極的に民間活力を活用し、人や企業に選ばれ、回遊性のあるにぎやかなまちづくりを推進していただきた
い。
なお、その際には、それぞれの事業を単独で進めるのではなく、全体的な機能を踏まえること、財政負担軽減を十分に考慮すること、及
び適切なプロセスを確保すことに留意していただきたい。
(意見)
○相模原市の中心地区としてふさわしい相模原駅周辺の再開発を望む。
○商業機能、コンベンション機能、行政機能、市民の集いの場が有機的につながることを念頭において、事業を推進すべきである。
○有効性の評価がBである。本社機能を持つオフィスの誘致など推進していただきたい。
○行政の役割を明確化しPPP手法の積極的な活用を検討していただきたい。
対応方針
今後の方向性
内容
拡充
中心市街地の魅力向上については、本市の商業・サービス業の振興に欠くことができないことから、引き
続き、事業者とともににぎわいづくりに取り組んでいく。
平成27年度末までに、(仮称)新・産業振興ビジョンを策定し、商業・サービス業の振興に向けた取組に
加え、オフィス系企業の誘致に向けた新たな取組についても示していく。また、現在策定中の「広域交流拠
点整備計画」とも連携して、橋本駅及び相模原駅周辺の活性化に向けた取組を推進していく。
評価シート
事業番号
19
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅳ
置お合
政策の基本方向 № 18
づけ計
ける画
施策名 № 41
所管課
(都市建設局)
交通政策課
課長名 井熊 直人
小田急多摩線延伸促進事業
活力にあふれ多様な交流が生まれる広域交流拠点都市
都市を支える交通基盤をつくります
広域的な交流を支える交通体系の確立
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
A
相模原駅周辺は、橋本駅周辺と一体的に首都圏南西部の広域交流拠点の形成を目指しており、当該路
線の延伸は、それに不可欠であり必要である。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
の
上記のとおり、上位施策の目的を達成するために大きく貢献する事業であり、有効である。
視
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
事業の関係機関とともに検討を進めており、効率である。
評価区分
評価内容
拡充
小田急多摩線延伸は、市が目指している広域交流拠点の形成に向けて、必要不可欠の事業であり、唐
木田駅から上溝駅までの延伸については、橋本駅・相模原駅周辺地区まち開き(平成39年)にあわせて
実現する必要がある。今後は、事業化実現に向け、検討結果から得られた課題(「沿線のまちづくり」、「事
業化を見据えた計画の深度化」、「財源の確保」、「関係機関の合意形成」)を検討するとともに、関係機関
との協議を進め、事業着手のための合意形成を目指す。
2次評価(外部評価)
評価区分
現状維持
意見一覧
(評価理由)
本事業は、相模総合補給廠の一部返還の正式決定を受け、広域交流拠点都市の形成に向けて重要な
事業と認識しており、都心へのアクセス改善の視点からも早期実現を期待する事業である。
このため関係機関との協議、事業着手のための合意形成については、引き続き積極的な取組を望むも
のであるが、現時点では、追加的な人や予算の投入を要しないことから、現状維持と評価する。
今後、延伸促進に向け、事業着手の合意形成がされ、具体的な整備計画が策定された場合には、拡充
を検討されたい。
(意見)
○事業目的の実現に向けて、適正なプロセスが確保されるよう求める。
○具体的な実現方式として、高架式で整備される場合は、高架下の車道、歩道、景観及び騒音問題など、
先行する実例の実態調査を願いたい。
対応方針
今後の方向性
内容
現状維持
今後の方向性について、1次評価では、延伸を実現するために、今後、追加的な人や予算の投入をして
いく必要があると考え、「拡充」の評価としたが、2次評価理由のとおり、合意形成後には「拡充」が必要で
あるが、現時点においてはそれを要しないと判断し、「現状維持」とした。
また、意見への対応については、事業目的の実現に向けて、適正なプロセスが確保されるよう努めると
ともに、事業計画の策定段階においては、先行事例等を踏まえ、沿線地域への支障がないような計画を
策定したいと考えている。
19
評価シート
事業番号
20
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅳ
置お合
政策の基本方向 № 18
づけ計
ける画
施策名 № 41
所管課
(都市建設局)
道路整備課
課長名 谷岡 泰光
国県道等整備事業
活力にあふれ多様な交流が生まれる広域交流拠点都市
都市を支える交通基盤をつくります
広域的な交流を支える交通体系の確立
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
A
国県道の整備は、市以外に行う者はない
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
の
ひと、ものの移動が効率的になることにより、居住地や企業の進出地としての魅力が高まり、市内経済
視
の活性化が見込まれる。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
積算基準に基づき設計を行い、入札を執行し、工事を行っているためコストは適正である。
評価区分
評価内容
拡充
麻溝台・新磯野区画整理事業地区と相模原愛川インターチェンジを結ぶ県道52号(相模原町田)の拡幅
事業やリニア中央新幹線新駅設置が決定した橋本駅から相模原インターチェンジを経て津久井地域を結
ぶ津久井広域道路の整備など、大きく変わるまちづくりに対応した整備事業が必要である。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
1次評価のとおり、拡充と評価する。
拡充
(意見)
○まちづくりに関わる他の事業の進捗を見極めつつ、事業を進めていただきたい。
○緑区の整備を推進していただきたい。
対応方針
今後の方向性
拡充
内容
今後、県道52号(相模原町田)や津久井広域道路といった、インターチェンジと市内各地とを結ぶ道路、
橋本地域から津久井地域を経て山梨県とを結ぶ国道413号の整備のほか、主要幹線道路の道路改良を
進めていく。
20
評価シート
事業番号
21
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅳ
置お合
政策の基本方向 № 18
づけ計
ける画
施策名 № 42
所管課
(都市建設局)
道路整備課、各土木事務所
課長名 谷岡 泰光 ほか
市道整備事業
活力にあふれ多様な交流が生まれる広域交流拠点都市
都市を支える交通基盤をつくります
地域を支える交通環境の充実
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
A
まちづくりにおける道路ネットワークの形成は不可欠である。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
道路環境の改善により、市民の安全性、利便性の向上を図ることに寄与する。また、ひと、ものの移動が
の
効率的になることにより、居住地や企業の進出地としての魅力が高まり、市内経済の活性化が見込まれ
視
る。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
積算基準に基づき設計を行い、入札を執行し、工事を行っているためコストは適正である。
評価区分
拡充
評価内容
市民生活の利便性、安全性向上のため、引き続き市道の整備、改良を行っていく。また今後、さがみ縦
貫道路の開通や橋本駅へのリニア中央新幹線新駅設置など、市内の交通環境は今後大きな変化をする
ことから、より拡充した市道の整備事業が必要である。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
1次評価のとおり、拡充と評価する。
拡充
(意見)
○事業計画が長期にわたることから、事業の有効性を多角的に検証しつつ、整備していただきたい。
○単純な拡充でなく、戦略的、効果的な部分を優先すべきと考える。
○道路整備は、市民生活、産業発展のために重要なポイントであり、そのことを考慮して優先順位を決定
していただきたい。
対応方針
今後の方向性
拡充
内容
新道路整備計画に基づき、宮上横山線や相原宮下線などの都市計画道路や市道淵野辺中和田など、
歩行者、自転車の安全確保、渋滞の解消へ資する整備を進めていく。
評価シート
事業番号
22
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅳ
置お合
政策の基本方向 № 18
づけ計
ける画
施策名 № 42
(都市建設局)
所管課 緑・津久井・中央・南土木事務所 課長名 佐久間 和彦 ほか
橋りょう長寿命化修繕計画の策定及び実施
活力にあふれ多様な交流が生まれる広域交流拠点都市
都市を支える交通基盤をつくります
地域を支える交通環境の充実
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
A
法令に定められ5年に1度の定期点検が必要である。また、点検結果に基づく修繕は地域道路網の安
全性と信頼性を確保するため必要不可欠な事業である。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
の
老朽化した橋りょうに対し予防保全の対策を施すことにより、施設の長寿命化を図ることで、維持管理・
視
更新にかかる費用を縮減できることから、有効性が高く、積極的に推進すべき事業である。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
点検を行い施設の健全度を把握し、対策の優先順位の決定や、修繕時期を決めることで、効率的かつ
効果的な事業推進を図っている。
評価区分
評価内容
拡充
橋りょう長寿命化修繕計画の継続的な見直し及び修繕工事の実施は、維持管理費の縮減や地域道路
網の安全性と信頼性の確保から必要不可欠な事業である。また、市民の安全・安心の観点や災害に強い
まちづくりの観点から橋りょうの耐震補強工事については、早期に進めるべき事業である。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
1次評価のとおり、拡充と評価する。
(意見)
○計画の妥当性を確保しつつ、事業を適正に実施していただきたい。
拡充
対応方針
今後の方向性
内容
拡充
平成26年7月に施行された道路法施行規則の一部を改正する省令・告示に基づき、5年に1回の定期点
検やその点検結果により健全性を診断し、4段階へ区分する事を確実に実施するとともに、区分された診
断結果に応じた措置を講ずる。
評価シート
事業番号
23
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅳ
置お合
政策の基本方向 № 18
づけ計
ける画
施策名 № 43
所管課
(都市建設局)
交通政策課
課長名 井熊 直人
公共交通利用促進事業
活力にあふれ多様な交流が生まれる広域交流拠点都市
都市を支える交通基盤をつくります
公共交通を中心とする交通体系の確立
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
A
少子・高齢化、環境意識の高まりなど、社会情勢が変化するなか、市民の暮らしや地域経済活動などを
支え、発展させるために必要な事業である。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
の
要望活動や補助金により、公共交通の利便性が向上しており、市民生活に大きく貢献している。
視
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
神奈川県内の他市町村や市議会・住民とともに公共交通事業者へ直接要望を行っており、効率である。
また、補助の割合は適正である。
評価区分
評価内容
現状維持
市民生活を支える公共交通網を維持していくためには、市民や来訪者等の多くの人に利用されることが
必要であり、公共交通への利用転換を促進するにあたっては、要望活動、ノンステップバスの導入等に
よって利用者の利便性・快適性の向上を図ることが有効かつ効率的である。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
1次評価のとおり、現状維持と評価する。
現状維持
(意見)
○公共交通の利用を促進するには、駅前の渋滞緩和、環境に対する取組などと連携する必要があると考
える。
対応方針
今後の方向性
内容
現状維持 引き続き、要望活動の実施やノンステップバスの導入等によって、利用者の利便性・快適性の向上に努
めるとともに、公共交通を基幹とした、多様な施策との連携を図り、公共交通の利用促進を推進していく。
評価シート
事業番号
24
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅳ
置お合
政策の基本方向 № 18
づけ計
ける画
施策名 № 43
所管課
(都市建設局)
都市整備課
課長名 藤田 知正
自転車利用環境の整備
活力にあふれ多様な交流が生まれる広域交流拠点都市
都市を支える交通基盤をつくります
公共交通を中心とする交通体系の確立
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
A
高齢化社会を向かえるなど、自転車の多様な駐車ニーズに応えるため、自転車駐車場の整備・改修が、
今後も引き続き必要である。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
の
自転車駐車場の整備・改修を行うことにより、多様化している駐車ニーズに応え、自転車を利用しやすい
視
環境づくりを進め、自転車の利用促進を図っている。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
自転車駐車場の整備・改修については、代替えの駐車スペースの確保や営業しながら整備・改修を実
施する必要がある。
評価区分
評価内容
現状維持
今後も、多様な駐車需要や地域特性等に配慮した自転車駐車場の整備・改修が必要であり、駅前周辺
の放置自転車対策等の事業も合わせて実施しながら、自転車の利用促進に向けた環境づくりを進めてい
く必要がある。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
身近な乗り物として、自転車は今後も多くの人に利用されるものと考えられる。
このため、安全で安心して自転車を利用できる環境、体制を整備することが重要であることから、引き続き
事業を進めていただきたい。
(意見)
現状維持 ○自転車移転料の値上げや処分料金との比較などが必要ではないかと考える。
○自転車利用の環境整備に合わせ、関係部署と一体となって、交通ルールの厳守やマナー改善の周知
徹底、指導・取締りの強化を推進するようお願いしたい。
対応方針
今後の方向性
内容
現状維持
放置自転車の移動及び保管費用等につきましては、「受益者負担の在り方の基本方針」に基づき、全庁
的に見直しを行うこととしており、今後コストを積算し、他市における同種サービスの料金等を考慮しつつ、
受益者負担割合を慎重に判断し見直しに取り組んでいく。
平成23年度に策定いたしました「自転車対策基本計画」に基づき、「ライフステージに応じた自転車等の
交通安全教育の推進」や「市・地域・関係機関の連携・協働による広報・啓発活動の推進」を継続して実施
していく。
評価シート
事業番号
25
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅳ
置お合
政策の基本方向 № 19
づけ計
ける画
施策名 № 45
所管課
(都市建設局)
建築指導課
課長名 井上 昌美
既存住宅・建築物耐震化促進事業
活力にあふれ多様な交流が生まれる広域交流拠点都市
魅力ある景観やゆとりある住環境の形成を図ります
安全で快適な住環境の形成
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
B
住宅などの建築物の耐震化の促進を図ることにより、地震災害から市民の生命と財産を守り、災害に強
い安全なまちづくりを目的としていることから、公益性及び必需性の高い事業である。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
耐震性に課題のある旧耐震基準の住宅などの建築物に対して、耐震診断から耐震改修工事までの一
の
貫した補助制度により、耐震化の促進を図っていることから、災害に強い安全・安心のまちづくりに大きく
視
貢献している。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
経年による意識の低下等から補助申請の実績が落ち込んでいるため、更なる普及啓発に努めるだけで
なく、補助制度の改善を行うなど、より実効性のある制度とする必要がある
評価区分
評価内容
改善
アンケート調査の結果、資金的な問題が耐震化の進まない最も大きな要因となっている。そのため、木
造住宅及び分譲マンションの耐震診断等に関する補助制度について、市民がより耐震化に取り組みやす
く、また、実効性のあるものへの改定を検討する必要がある。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
分譲マンションは、資金的な問題のみならず区分所有による合意形成という難題も抱え、周辺地域に及
ぼす危険性も高い、耐震化率90%の目標達成を早期に実現するためにも、実効性のある制度に改善し
ていただきたい。
改善
(意見)
○耐震化に対する市民への周知が必要ではないかと考える。
対応方針
今後の方向性
内容
改善
平成27年度からの制度運用を目指して、既存木造住宅及び分譲マンションの耐震診断等の補助金の
拡充を検討する。また、市民への耐震化に関する知識の普及や補助制度の周知については、市からの情
報発信だけでなく、協力関係団体とともに官民協働の体制で取り組む。
評価シート
事業番号
26
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅳ
置お合
政策の基本方向 № 19
づけ計
ける画
施策名 № 45
所管課
(都市建設局)
住宅課
課長名 奈良田 優
民間住宅施策の推進
活力にあふれ多様な交流が生まれる広域交流拠点都市
魅力ある景観やゆとりある住環境の形成を図ります
安全で快適な住環境の形成
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
B
市住宅基本計画に掲げる個人住宅の改修に関する施策における省エネルギー対策及びバリアフリー対
策の一環として、地球にやさしい潤いのある住まい・まちづくりや、誰もが安心して住み続けられる住まい・
まちづくりをめざすため、継続して取り組んでいく必要がある。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
の
居住環境の向上及び地域経済の活性化という事業目標に対して、補助実績や成果実績から一定の成
視
果が上がっていると言える。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
事業の実施にあたっては、広報さがみはらや市ホームページへの掲載、各まちづくりセンター等へリーフ
レットを配架するなど周知に努めているほか、募集時期を複数回に分けるなど、利用しやすいよう配慮して
いるが、事業開始から間もないこともあり、十分に事業が知れ渡っているとは言えず、引き続き周知を図る
必要がある。
評価区分
評価内容
現状維持
平成23年度に創設した住宅リフォーム助成事業は地域経済の活性化に一定の効果があったものと言え
ることから、計画通り2年間で終了としたが、住宅の長寿命化への支援や良質なストックの形成など居住
環境の向上については、継続して取り組んでいく必要があるため、住まいのエコ・バリアフリー改修費補助
事業により、民間住宅施策を推進していく。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
1次評価のとおり、現状維持と評価する。
(意見)
○効率性がB評価であり、市民への周知について改善を図っていただきたい。
現状維持
対応方針
今後の方向性
内容
現状維持
住宅の長寿命化への支援や良質なストックの形成など居住環境の向上については、継続して取り組ん
でいく必要があるため、住まいのエコ・バリアフリー改修費補助事業により、民間住宅施策を推進していく。
事業開始から間もない時期については十分に事業が知れ渡っているとは言えない状態であったが、事業
2年目に入り、応募や問合せは増加している。これは、これまでの継続的な周知の効果が表れたものであ
ると考えており、引き続き、市民への周知を図っていく。
評価シート
事業番号
27
(市民局)
所管課 緑区役所地域振興課
水野 克己
事業名
区の魅力づくり事業【緑区】
位 に 総 基本目標 №
Ⅴ 分権型のまちづくりの推進
置お合
政策の基本方向 №
21 個性豊かな地域コミュニティをつくります
づけ計
ける画
施策名 № 47 分権型のまちづくりの推進
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
A
区への愛着や誇りは、区民が自主性と主体性を発揮しながら、まちづくりを進めていくための基本であ
る。多様な区民との協働のもと、創意工夫により、区の魅力づくりをすすめ、個性豊かな地域コミュニティの
創造を図ることは、高い公益性が認められる。特に緑区は合併した地域を含むことから、各地区の魅力を
区民が共有し、区民の一体感を醸成することは非常に重要である。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
実施されている事業は、区民が日常では意識しないような区の魅力を再発見する契機となるとともに、
価
様々な手法で区民がその魅力を共有できるような工夫がなされており、上位施策である「個性豊かな地域
の
コミュニティの実現」に貢献している。また、地域の関係団体による実行委員会を組織し、各々が有する
視
ネットワーク等を活用することで、市民が主体となった実効性の高い区の魅力を発信することができるもの
点
と評価できる。
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
事業の実施に当たっては、区民のマンパワーや企業からの協賛金を得るなど様々な担い手が参画し、
協働による取組みが展開されることにより、効果的で効率的な運営が図られている。
評価区分
評価内容
現状維持
区民が自分の住む地域の魅力を知るとともに、より多くの区民の間でその価値の共有を図る本事業は、
個性豊かな地域コミュニティの形成に必須の取組みであり、また、様々な工夫により効果的で効率的な事
業運営が行われていることから、現状維持とすべきものである。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
1次評価のとおり、現状維持とする。
(意見)
○更にボランティアと取り組むことが望ましい。
現状維持
対応方針
今後の方向性
内容
青年会議所が中心となった事業運営や、相模原・町田大学地域コンソーシアムの学生ボランティアの協
現状維持 力、また、子育てサークルの協力など、多様な世代の参画により事業を実施している。
今後実施する事業についても、引き続き幅広い年代層を取り込んだ事業展開を検討していく。
評価シート
事業番号
28
(市民局)
所管課 南区役所地域振興課
中野 繁
事業名
区の魅力づくり事業【南区】
位 に 総 基本目標 №
Ⅴ 分権型のまちづくりの推進
置お合
政策の基本方向 №
21 個性豊かな地域コミュニティをつくります
づけ計
ける画
施策名 № 47 分権型のまちづくりの推進
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
A
区への愛着や誇りは、区民が自主性と主体性を発揮しながら、まちづくりを進めていくための基本であ
る。多様な区民との協働のもと、創意工夫により、区の魅力づくりをすすめ、個性豊かな地域コミュニティの
創造を図ることは、高い公益性が認められる。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
実施されている事業は、区民が日常では意識しないような区の魅力を再発見する契機となるとともに、
の
様々な手法で区民がその魅力を共有できるような工夫がなされており、上位施策である「個性豊かな地域
視
コミュニティの実現」に貢献している。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
事業全体の企画運営は市が直接実施するが、個別事業の実施に際しては事業の性質により、専門的な
業者等に運営委託するとともに、インフォメーションBOXの企画や製作には、女子美術大学の参画を得る
など様々な工夫により、効果的で効率的な運営が図られている。
評価区分
評価内容
現状維持
区民が自分の住む地域の魅力を知るとともに、より多くの区民の間でその価値の共有を図る本事業は、
個性豊かな地域コミュニティの形成に必須の取組みであり、また、様々な工夫により効果的で効率的な事
業運営が行われていることから、現状維持とすべきものである。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
1次評価のとおり、現状維持とする。
(意見)
○更にボランティアと取り組むことが望ましい。
現状維持
対応方針
今後の方向性
内容
本事業においては、これまでもNPOや公益財団、区内大学等との連携により、事業の展開を図ってきた
現状維持 ところである。今後もこうした区内団体との連携を深めていくとともに、区の魅力づくり事業の各イベントを
実施していく中で、企画・運営等に携わる人材を募っていくなど、協働による更なる事業を推進する。
評価シート
事業番号
29
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅴ
置お合
政策の基本方向 № 22
づけ計
ける画
施策名 № 50
所管課
(総務局)
広聴広報課
課長名 相澤 博
広聴事業
市民とともに創る自立分権都市
行政サービスの質の向上を図ります
市民と行政のコミュニケーションの充実
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
市民が必要とする、又は満足する行政サービスを提供するためには、市民が市政に意見を述べる機会
や手段を整備し、積極的に市民の声を聴くことが重要であるため、本事業の必要性は極めて高い。
有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
評
価
の
視
点
A
市民の価値観やライフスタイルが多様化する状況においては、行政と市民のコミュニケーションを充実さ
せることが重要であるが、本事業は、市が市民ニーズに合った施策の展開をするための検討・検証に当た
り、大変有効である。さらに、市民ニーズに合った(市民の声を反映した)施策を実施することにより、市民
の市政に対する関心が向上し、更なるコミュニケーションの充実につながる。
また、次世代を担う中学生や高校生を対象とした「ジュニア・市政モニター制度」については、若年層の意
見を聴く機会を提供するだけでなく、市政への関心を持ってもらう機会としても有効である。
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
A
市民の声システムの構築・導入により、集約、進捗管理等の事務が効率化されている。また、事務の効
率化が回答の迅速化につながり、市民に対してのサービス向上にもつながっている。
評価区分
評価内容
現状維持
都市間競争が激しさを増す中、市民ニーズを的確に把握し、迅速に行政サービスに反映させることは、
市政運営において、より重要度を増している。本事業は、市民ニーズを把握するための基本的かつ中心
的な事業であり、その必要性・有効性は、極めて高いものである。
今後は、構築・導入した「市民の声システム」を運用し、迅速かつ適確に施策に反映させる仕組みの構築
が課題である。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
市民の意見を尊重することは、重要なことであるため、引き続き事業を実施していただきたい。
(意見)
○不当な要求については、時間に対するコスト意識を持って、適切に対応していただきたい。
現状維持
対応方針
今後の方向性
内容
市民ニーズに合った施策の実施に向けて、「市民の声システム」を活用することにより、市民の声を迅速
現状維持 かつ適確に施策に反映させる仕組みを構築するとともに、ジュニア・市政モニターにより、幅広い年齢層か
らの意見聴取に努める。
評価シート
事業番号
30
事業名
位 に 総 基本目標 № Ⅴ
置お合
政策の基本方向 № 22
づけ計
ける画
施策名 № 50
所管課
(総務局)
広聴広報課
課長名 相澤 博
広報事業
市民とともに創る自立分権都市
行政サービスの質の向上を図ります
市民と行政のコミュニケーションの充実
1次評価
必要性の評価 [A:必要である B:必要性に課題がある C:必要でない]
A
A
A
広報紙、ホームページ等の様々な媒体による市民への情報提供は、市民生活への影響も大きく、極めて
重要なものである。本事業は、その中心的な事業であることから、必要性は極めて高い。
評 有効性の評価 [A:有効である B:有効性を高める余地がある C:有効でない]
価
市民生活に影響を与える情報を適切に提供していくことや情報提供により市民の理解を得ていくことは、
の
市政運営においても非常に重要なことである。様々な媒体による広報活動は、各媒体の特性を生かした
視
情報提供を行うことで、より効果的な情報提供の実現につながり、市民福祉の向上に有効なものである。
点
効率性の評価 [A:効率である B:効率性を高める余地がある C:効率でない]
広報紙編集に当たり、民間ノウハウを活用することにより、魅力的な紙面作成を実現するとともに、正規
職員の負担軽減(企画と校正作業のみ正規職員対応)及び26年度以後の正規職員の定数削減を実現
し、効率的な事務執行がなされている。
また、ホームページの刷新及び検索システムの強化により、利用者が必要な情報を探すことが容易とな
り、事業担当課への問合せ件数の減少、全庁的な事務執行の効率化にもつながるものである。
評価区分
評価内容
現状維持
市が提供する情報は、市民生活に大きな影響を与えるものもあり、幅広く市民に対する情報提供を行う
本事業は、必要性・有効性ともに極めて高いものである。今後は、スマートフォンによる情報提供への取組
等、市民のライフスタイルに合わせた情報提供の実施に取り組んでいく必要がある。
2次評価(外部評価)
評価区分
意見一覧
(評価理由)
1次評価のとおり、現状維持とする。
現状維持
(意見)
○さらなる自己収入確保に取組んでほしい。
○相模原市独自の広報戦略に期待する。
対応方針
今後の方向性
内容
今後も引き続き、民間活力導入による魅力的な広報紙編集を行う。また、様々な媒体を活用した情報提
現状維持 供を継続するとともに、ポスティング配布の継続、広告収入の拡大を図り、経費削減及び安定財源の確保
に取り組んでいく。
資料4
平成26年度 総合計画進行管理及び事務事業評価 結果一覧表
事務事業評価対象事業
総合計画進行管理 2次評価対象施策
基本
目標
施策
No.
Ⅰ
4
子育て環境の充実
B
B
Ⅰ
7
高齢者を支える地域ケア体制の推進
A
B
Ⅰ
8
障害者の自立支援と社会参加
B
B
Ⅰ
15
消防力の強化
A
A
Ⅱ
18
生涯学習の振興
B
Ⅱ
21
国際化の推進
Ⅲ
25
Ⅲ
施策名
1次評価 2次評価
NO
事務事業名
1次
評価
2次
評価
現状維持
拡充
拡充
改善
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
対応
方針
所管局
1
2
3
4
5
6
7
8
児童養護施設等整備事業
保育所待機児童対策推進事業
地域包括支援センター運営事業
特別養護老人ホーム等建設費補助金
障害福祉相談事業
発達障害者支援事業
火災予防推進事業
救急高度化推進事業
現状維持
拡充
拡充
改善
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
B
9
市民講座支援事業
現状維持 現状維持 現状維持
教育局
B
B
10
国際交流推進事業
現状維持 現状維持 現状維持
総務局
環境を守る担い手の育成
B
B
31
快適な都市空間の創造
B
B
Ⅲ
34
新産業の創出と中小企業の育成・支援
B
B
Ⅲ
35
商業・サービス業の振興
A
A
Ⅳ
41
広域的な交流を支える交通体系の確立
B
B
Ⅳ
42
地域を支える交通環境の充実
B
B
Ⅳ
43
公共交通を中心とする交通体系の確立
A
A
Ⅳ
45
安全で快適な住環境の形成
B
B
Ⅴ
47
分権型のまちづくりの推進
B
B
Ⅴ
50
市民と行政のコミュニケーションの充実
A
B
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
地球温暖化対策地域協議会活動支援事業
環境情報センターの管理運営
相模原麻溝公園整備事業
峰山霊園整備事業
産業支援機関と連携した中小企業の支援
中小企業融資制度
商店街振興支援事業
中心市街地活性化事業
小田急多摩線延伸促進事業
国県道等整備事業
市道整備事業
橋りょう長寿命化修繕計画の策定及び実施
公共交通利用促進事業
自転車利用環境の整備
既存住宅・建築物耐震化促進事業
民間住宅施策の推進
区の魅力づくり事業【緑区】
区の魅力づくり事業【南区】
広聴事業
広報事業
現状維持
現状維持
現状維持
拡充
現状維持
現状維持
現状維持
拡充
拡充
拡充
拡充
拡充
現状維持
現状維持
改善
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
拡充
現状維持
拡充
拡充
拡充
現状維持
現状維持
改善
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
健康福祉局
拡充
拡充
健康福祉局
改善
現状維持
健康福祉局
現状維持
現状維持
消防局
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
拡充
現状維持
拡充
拡充
拡充
現状維持
現状維持
改善
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
現状維持
環境経済局
環境経済局
環境経済局
環境経済局
都市建設局
都市建設局
都市建設局
都市建設局
市民局
総務局
(様式2)
庁議(政策会議) 案件申込書
申込日
案 件 名
所
管
概
要
審議内容
(論点)
実施計画の
位置付け
審議(希望)日
日程等
調整事項
1
月
26
日
市国民保護計画の変更案について
危機管理
局
区
危機管理
部
課 担当者
内線
国民の保護に関する基本指針の改正及び、県国民保護計画の変更などを踏まえ、相模原市国民保護計画の変更を行うも
の。
○変更案の概要について
○今後のスケジュールについて
なし
施策番号及び
実施計画事業名
関係課長会議
平成26 年
局・区経営会議
年
条例等の調整
なし
パブリックコメント
実施あり
審議会等、協議
会等の設置
設置あり
11
19
月
月
時期
政策調整会議
平成27 年
1
月
26
日
日
政策会議
平成27 年
1
月
28
日
報道への情報提供
平成27年6∼7月
個人情報の目的外利用等
神奈川県
関係部局との
調整
日
議会上程時期
関係部局名等
検討経過等
平成27 年
議会への情報提供
部会
資料提供
平成27年5月
無
調整項目
調整状況
変更に係る事前協議
協議済(H26.12.4∼H27.01.09)
打 合 せ ・ 会 議 の 経 過
月 日
H26.10.7
H26.11.19
H27.1.26
内 容
会議名等
市国民保護計画変更に伴う打合
変更案の概要及び今後のスケジュールについて
せ会議
危機管理責任者会議幹事会兼関
変更案の概要及び今後のスケジュールについて
係課長会議
変更案の概要及び今後のスケジュールについて
政策調整会議
備 考
政策調整会議
の
結果等
原案のとおり
上部庁議へ付議する
( 政策会議 )
(政策調整会議)
・所管局区として、「各区役所」と「区」の表記があるが、使い分けている理由はあるのか。
→特に意味はないため、表現を統一する。
(危機管理責任者会議幹事会兼関係課長会議)
これまでの
庁議での
主な意見
・現地調整所の設置は区役所が行うのか。
→設置・運営については基本的に危機管理局が行うが、住民の避難対応など、その状況に応じて区
役所も加わることを想定している。
事案の
具体的な内容
(1)事案概要
(2)事業スケジュール
(3)事業経費等
(4)事業実施による効果
1 国民保護計画変更の概要
相模原市国民保護計画は、武力攻撃事態等における国民の保護のための
措置に関する法律(平成16年法律第112号。以下「国民保護法」という。)第35
条の規定に基づき、市が相模原市国民保護協議会に諮問の上、策定する計
画です。
このたび、次の視点から国民保護計画の一部を変更するものです。
・ (1)国民の保護に関する基本指針の改正及び神奈川県国民保護計画の変更
事業の具体的内容がわかるよう記載してください。
(この欄は、自由記載です。必要に応じて適宜、項目等は変更してください。)
に伴うもの
・ 警報等の情報伝達手段[緊急情報ネットワークシステム(Em-Net)及び
全国瞬時警報システム(J-ALERT)]の追加
(2)その他所要の修正
・ 現地関係機関の連絡調整を図る場として、現地調整所の活動を具体化
・ 市の情報伝達手段の多様化(防災メール等の活用)
・ 庁内関係部局の明確化など
2 今後のスケジュールについて
平成27年 2月 市国民保護協議会
6月 パブリックコメント
∼7月
8月 神奈川県と変更について正式協議
9月 議会へ報告・公表
資料3
相 模 原 市 国 民 保 護 計 画
(変更案)
平成○○年○月
相
模
原
市
目
第1編
次
総論 ································································· 1
第1章
市の責務、計画の位置付け、構成等 ··································· 1
1
市の責務及び相模原市国民保護計画の位置付け ························· 1
2
市国民保護計画の構成 ··············································· 2
3
市国民保護計画の見直し、変更手続 ··································· 2
第2章
国民保護措置に関する基本方針 ······································· 3
1
基本的人権の尊重 ··················································· 3
2
国民の権利利益の迅速な救済 ········································· 3
3
国民に対する情報提供 ··············································· 3
4
関係機関相互の連携協力の確保 ······································· 3
5
国民の協力 ························································· 3
6
高齢者、障害者等への配慮及び国際人道法の的確な実施 ················· 3
7
指定公共機関及び指定地方公共機関の自主性の尊重 ····················· 3
8
国民保護措置に従事する者等の安全の確保 ····························· 4
第3章
関係機関の事務又は業務の大綱等 ····································· 5
第4章
相模原市の地理的、社会的特徴 ······································· 7
1
地理的特徴 ························································· 7
2
社会的特徴 ························································· 8
第5章
市国民保護計画が対象とする事態 ··································· 11
1
武力攻撃事態 ····················································· 11
2
緊急対処事態 ····················································· 11
第2編
平素からの備えや予防 ··············································· 13
第1章
組織・体制の整備等 ··············································· 13
第1
市における組織・体制の整備 ······································· 13
1
市の各局等における平素の主な業務 ································· 13
2
市職員の参集基準等 ··············································· 15
3
消防団の体制 ····················································· 18
4
国民の権利利益の救済に係る手続等 ································· 18
第2
関係機関との連携体制の整備 ······································· 20
1
基本的考え方 ····················································· 20
2
県との連携 ······················································· 20
3
近接都県・市町村との連携 ········································· 21
4
指定公共機関等との連携 ··········································· 21
5
自主防災組織等に対する支援 ······································· 21
i
第3
通信の確保 ······················································· 23
1
非常通信体制の整備 ··············································· 23
2
非常通信体制の確保 ··············································· 23
第4
情報収集・提供等の体制整備 ······································· 24
1
基本的考え方 ····················································· 24
2
警報等の伝達に必要な準備 ········································· 25
3
安否情報の収集、整理及び提供に必要な準備 ························· 26
4
被災情報の収集・報告に必要な準備 ································· 27
第5
研修及び訓練 ····················································· 28
1
研修 ····························································· 28
2
訓練 ····························································· 28
第2章
避難、救援及び武力攻撃災害への対処に関する平素からの備え ········· 30
1
避難に関する基本的事項 ··········································· 30
2
避難実施要領のパターンの作成 ····································· 30
3
救援に関する基本的事項 ··········································· 31
4
運送事業者の輸送力・輸送施設の把握等 ····························· 31
5
避難施設の指定 ··················································· 31
6
生活関連等施設の把握等 ··········································· 32
第3章
物資及び資機材の備蓄、整備 ······································· 34
1
市における備蓄 ··················································· 34
2
市が管理する施設及び設備の整備及び点検等 ························· 34
第4章
国民保護に関する啓発 ············································· 35
1
国民保護措置に関する啓発 ········································· 35
2
武力攻撃事態等において住民がとるべき行動等に関する啓発 ··········· 35
第3編
武力攻撃事態等への対処 ············································· 36
第1章
初動体制の迅速な確立及び初動措置 ································· 36
1
事態認定前における相模原市警戒本部等の設置及び初動措置 ··········· 36
2
武力攻撃等の兆候に関する連絡があった場合の対応 ··················· 37
第2章
市対策本部の設置等 ··············································· 38
1
市対策本部の設置 ················································· 38
2
市の国民保護措置における主な業務 ································· 40
3
市現地対策本部の設置 ············································· 43
4
現地調整所の設置 ················································· 43
5
通信の確保 ······················································· 46
第3章
関係機関相互の連携 ··············································· 47
1
国・県の対策本部との連携 ········································· 47
2
知事、指定行政機関の長、指定地方行政機関の長等への措置要請等 ····· 47
ii
3
自衛隊の部隊等の派遣要請の求め等 ································· 47
4
他の市町村長等に対する応援の要求、事務の委託 ····················· 48
5
指定行政機関の長等に対する職員の派遣要請 ························· 48
6
市が実施する応援等 ··············································· 49
7
自主防災組織等に対する支援等 ····································· 49
8
住民への協力要請 ················································· 49
第4章
警報及び避難の指示等 ············································· 51
第1
警報の伝達等 ····················································· 51
1
警報の内容の伝達等 ··············································· 51
2
警報の内容の伝達方法 ············································· 51
3
緊急通報の伝達及び通知 ··········································· 52
第2
避難住民の誘導等 ················································· 53
1
避難の指示の通知・伝達 ··········································· 53
2
避難実施要領の策定 ··············································· 53
3
避難住民の誘導 ··················································· 54
第5章
救援 ····························································· 58
1
救援の実施 ······················································· 58
2
関係機関との連携 ················································· 58
3
救援の内容 ······················································· 58
4
医療活動等を実施する際に特に留意すべき事項 ······················· 61
5
救援の際の物資の売渡し要請等 ····································· 61
第6章
安否情報の収集・提供 ············································· 63
1
安否情報の収集等 ················································· 63
2
県に対する報告 ··················································· 63
3
安否情報の照会に対する回答 ······································· 63
4
日本赤十字社に対する協力 ········································· 64
第7章
武力攻撃災害への対処 ············································· 65
第1
武力攻撃災害への対処 ············································· 65
1
武力攻撃災害への対処の基本的考え方 ······························· 65
2
武力攻撃災害の兆候の通報 ········································· 65
第2
応急措置等 ······················································· 66
1
退避の指示 ······················································· 66
2
警戒区域の設定 ··················································· 66
3
応急公用負担等 ··················································· 67
4
消防に関する措置等 ··············································· 68
第3
生活関連等施設における災害への対処等 ····························· 70
1
生活関連等施設の安全確保 ········································· 70
2
危険物質等に係る武力攻撃災害の防止及び防除 ······················· 70
iii
第4
NBCR(核物質・生物剤・化学剤・放射性物質)攻撃による災害への対処 72
1
応急措置の実施 ··················································· 72
2
国の方針に基づく措置の実施 ······································· 72
3
関係機関との連携 ················································· 72
4
汚染原因に応じた対応 ············································· 72
5
汚染拡大防止の措置 ··············································· 73
6
要員の安全の確保 ················································· 74
第8章
被災情報の収集及び報告 ··········································· 75
第9章
保健衛生の確保その他の措置 ······································· 76
1
保健衛生の確保 ··················································· 76
2
廃棄物の処理 ····················································· 76
第10章
国民生活の安定に関する措置 ······································· 78
1
生活関連物資等の価格安定 ········································· 78
2
避難住民等の生活安定等 ··········································· 78
3
生活基盤等の確保 ················································· 79
第11章
赤十字標章等及び特殊標章等の交付及び管理 ························· 80
1
赤十字標章等及び特殊標章等の意義 ································· 80
2
国民保護法で規定されている赤十字標章等及び特殊標章等 ············· 80
3
赤十字標章等及び特殊標章等の交付及び管理 ························· 81
4
赤十字標章等及び特殊標章等に係る普及啓発 ························· 82
第4編
復旧等 ····························································· 84
第1章
応急の復旧 ······················································· 84
1
基本的考え方 ····················································· 84
2
公共的施設の応急の復旧 ··········································· 84
第2章
武力攻撃災害の復旧 ··············································· 85
1
国における所要の法制の整備等 ····································· 85
2
市が管理する施設及び設備の復旧 ··································· 85
第3章
国民保護措置に要した費用の支弁等 ································· 86
1
国民保護措置に要した費用の支弁、国への負担金の請求 ··············· 86
2
損失補償、実費弁償及び損害補償 ··································· 86
3
総合調整及び指示に係る損失の補てん ······························· 86
第5編
緊急対処事態への対処 ··············································· 87
1
緊急対処事態 ····················································· 87
2
緊急対処事態における警報の通知及び伝達 ··························· 87
用語集 ····································································· 88
iv
第1編
第1章
総論
市の責務、計画の位置付け、構成等
市(市長及びその他の執行機関をいう。以下同じ。)は、住民の生命、身体及び財産
を保護する責務に鑑み、国民の保護のための措置を的確かつ迅速に実施するため、以下
のとおり、市の責務を明らかにするとともに、市の国民の保護に関する計画の趣旨、構
成等について定める。
1
市の責務及び相模原市国民保護計画の位置付け
⑴
市の責務
市は、武力攻撃事態等において、武力攻撃事態等における国民の保護のための措
置に関する法律(平成16年法律第112号。以下「国民保護法」という。)その
他の法令、国民の保護に関する基本指針(以下「基本指針」という。)及び神奈川
県国民保護計画(以下「県国民保護計画」という。)を踏まえ、相模原市国民保護
計画(以下「市国民保護計画」という。)に基づき、国民の協力を得つつ、他の機
関と連携協力し、自ら国民の保護のための措置(以下「国民保護措置」という。)
を的確かつ迅速に実施し、その区域において関係機関が実施する国民保護措置を総
合的に推進する。
⑵
市国民保護計画の位置付け
市は、その責務に鑑み、国民保護法第35条の規定に基づき、市国民保護計画を
作成する。
⑶
市国民保護計画に定める事項
市国民保護計画においては、その区域に係る国民保護措置の総合的な推進に関す
る事項、市が実施する国民保護措置に関する事項等国民保護法第35条第2項各号
に掲げる以下の事項について定める。
・ 市の区域に係る国民保護措置の総合的な推進に関する事項
・ 市が実施する国民保護法第16条第1項及び第2項に規定する国民保護措置に
関する事項
・ 国民保護措置を実施するための訓練並びに物資及び資機材の備蓄に関する事項
・ 国民保護措置を実施するための体制に関する事項
・ 国民保護措置の実施に関する他の地方公共団体その他の関係機関との連携に関
する事項
・ 市の区域に係る国民保護措置に関し市長が必要と認める事項
また、本市は政令指定都市であることから、国民保護法第184条第1項に掲げ
る次の事項についても、県国民保護計画に準じて、市国民保護計画に定める。
・ 救援の実施、指示に関する事項(国民保護法第76条、第79条第2項)
-1-
・ 避難施設の指定等に関する事項(国民保護法第148条、第149条)
・ 赤十字標章等の交付等に関する事項(国民保護法第157条第2項)
・ 医療関係者に対する実費弁償及び損害補償に関する事項(国民保護法第159
条第2項、第160条第2項)
2
市国民保護計画の構成
市国民保護計画は、以下の各編により構成する。
第1編
総論
第2編
平素からの備えや予防
第3編
武力攻撃事態等への対処
第4編
復旧等
第5編
緊急対処事態への対処
なお、資料編を別冊として編集する。資料編に掲載する資料は、随時、情報を更新
する。
3
市国民保護計画の見直し、変更手続
⑴
市国民保護計画の見直し
市国民保護計画については、今後、国における国民保護措置についての検証に基
づき必要に応じて行われる基本指針の変更、国民保護措置に係る研究成果や新たな
システムの構築、県国民保護計画の見直し、国民保護措置についての訓練の検証結
果等を踏まえ、適宜見直しを行う。
市国民保護計画の見直しに当たっては、相模原市国民保護協議会(以下「市国民
保護協議会」という。)の意見を尊重するとともに、広く関係者の意見を求める。
⑵
市国民保護計画の変更手続
市国民保護計画の変更に当たっては、計画作成時と同様、国民保護法第39条第
3項の規定に基づき、市国民保護協議会に諮問の上、神奈川県知事(以下「知事」
という。)に協議し、相模原市議会(以下「議会」という。)に報告し、公表する
ものとする。
ただし、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律施行令(平
成16年政令第275号。以下「国民保護法施行令」という。)で定める軽微な変
更については、市国民保護協議会への諮問及び知事への協議は要しない。
-2-
第2章
国民保護措置に関する基本方針
市は、国民保護措置を的確かつ迅速に実施するに当たり、特に留意すべき事項につい
て、以下のとおり国民保護措置に関する基本方針として定める。
1
基本的人権の尊重
市は、国民保護措置の実施に当たっては、日本国憲法の保障する国民の自由と権利
を尊重することとし、国民の自由と権利に制限が加えられるときであっても、その制
限は必要最小限のものとし、公正かつ適正な手続の下に行う。
2
国民の権利利益の迅速な救済
市は、国民保護措置の実施に伴う損失補償、国民保護措置に係る不服申立て又は訴
訟その他の国民の権利利益の救済に係る手続をできる限り迅速に処理するよう努める。
3
国民に対する情報提供
市は、武力攻撃事態等においては、国民に対し、国民保護措置に関する正確な情報
を適時、適切な方法で提供する。
4
関係機関相互の連携協力の確保
市は、国、神奈川県(以下「県」という。)、近隣市町村並びに関係指定公共機関
及び関係指定地方公共機関と平素から相互の連携体制の整備に努める。
5
国民の協力
市は、国民保護法の規定により国民保護措置の実施のため必要があると認めるとき
は、国民に対し、必要な援助について協力を要請する。この場合において、国民は、
その自発的な意思により、必要な協力をするよう努めるものとする。
また、市は、消防団及び自主防災組織の充実・活性化並びにボランティアへの支援
に努める。
6
高齢者、障害者等への配慮及び国際人道法の的確な実施
市は、国民保護措置の実施に当たっては、高齢者、障害者、乳幼児その他の特に配
慮を要する者の保護について留意する。
また、国民保護措置を実施するに当たっては、国際的な武力紛争において適用され
る国際人道法の的確な実施を確保する。
7
指定公共機関及び指定地方公共機関の自主性の尊重
市は、指定公共機関及び指定地方公共機関の国民保護措置の実施方法については、
指定公共機関及び指定地方公共機関が武力攻撃事態等の状況に即して自主的に判断す
-3-
るものであることに留意する。
8
国民保護措置に従事する者等の安全の確保
市は、国民保護措置に従事する者の安全の確保に十分に配慮する。
また、要請に応じて国民保護措置に協力する者に対しては、その内容に応じて安全
の確保に十分に配慮する。
-4-
第3章
関係機関の事務又は業務の大綱等
市は、国民保護措置の実施に当たり関係機関との円滑な連携を確保できるよう、国民
保護法における市の役割を確認するとともに、関係機関の連絡窓口をあらかじめ把握す
る。
避
難
国(対策本部)
神奈川県(対策本部)
相模原市(対策本部)
●警報の発令
●警報の市町村への通知
●警報の伝達
(サイレン等を使用)
指示
●避難措置の指示
(要避難地域、避難先地域等)
●避難の指示
(避難経路、交通手段等)
是正
指示
援
是正
武力攻撃 災害 への 対 処
●武力攻撃災害への対処の指示
(消防庁長官による消防に関する指示)
指示
●大規模又は特殊な武力攻撃災害
(NBCR攻撃等)への対処
●救援
・食品、生活必需品等
の給与
通知
・収容施設の供与
・医療の提供 等
●武力攻撃災害の防御
●応急措置の実施
警戒区域の設定・退避の
指示
●緊急通報の発令
●救援【大都市特例】
・食品、生活必需品等の給与
・収容施設の供与
・医療の提供 等
指示
●消防
消火・被災者の救助等
●応急措置の実施
警戒区域の設定・退避の
指示
●生活関連等施設の安全確保
●国民生活の安定
措置の実施要請
措置の実施要請
総合調整
総合調整
●対策本部における
●対策本部における
●対策本部における
総合調整
総合調整の要請 総合調整
総合調整の要請 総合調整
指定公共機関
・放送事業者による警報等の放送
・日本赤十字社による救援への協力
指定地方公共機関
・運送事業者による住民・物資の運送
・電気・ガス等の安定的な供給
国、地方公共団体、指定公共機関等が相互に連携
図
国民保護に関する措置の仕組み
-5-
等
民︵協力︶
救
●救援の指示
住
●避難の指示の伝達
●避難住民の誘導
(避難実施要領の策定)
消防機関を指揮、県警察・
自衛隊等に誘導を要請
表
項
国民保護に係る市の事務
目
内
容
1.総論・平素 相模原市国民保護計画の作成
の備え
相模原市国民保護協議会の設置及び運営
組織の整備、訓練
2.武力攻撃・ 相模原市国民保護対策本部及び相模原市緊急対処事態対策本部の設置及
緊急事態への び運営
対処
警報の伝達、避難実施要領の策定、避難住民の誘導、関係機関の調整そ
の他の住民の避難に関する措置の実施
救援の実施、安否情報の収集及び提供その他の避難住民等の救援に関す
る措置の実施
退避の指示、警戒区域の設定、消防、廃棄物の処理、被災情報の収集そ
の他の武力攻撃災害への対処に関する措置の実施
国民生活の安定に関する措置の実施
3.復旧等
武力攻撃災害の復旧に関する措置の実施
-6-
第4章
相模原市の地理的、社会的特徴
市は、国民保護措置を適切かつ迅速に実施するため、その地理的、社会的特徴等につ
いて確認することとし、以下のとおり国民保護措置の実施に当たり考慮しておくべき相
模原市の地理的、社会的特徴等について定める。
1
地理的特徴
⑴
地形
相模原市は神奈川県の北西部、東京都心からおおむね30∼60kmに位置して
おり、北部は東京都、西部は山梨県と接している。
東部にあたる相模原地域は、相模川に沿った3つのなだらかな階段状の河岸段丘
からなり、これらの段丘の間には斜面緑地が連なって、市街地の貴重な緑地として
みどりの骨格を形成しており、相模原台地の上段では、公共交通網の充実により、
利便性が高い地域として密度の高い土地利用が進んでいる。
西部にあたる津久井地域は、県民の水がめである相模湖、津久井湖、奥相模湖、
宮ヶ瀬湖を抱えており、その周囲や相模川、道志川、串川の流域に広がる緩やかな
丘陵地には、自然と共生するみどり豊かな街並みが形成されている。また、東京都、
山梨県と接する地域である北西部は比較的急峻な山々が連なり、南西部は丹沢大山
国定公園に指定されている森林地帯が、標高1,500mを超える山々となって貴
重な自然環境を形成している。
⑵ 気候
相模原市内の気候は、寒暖の差があまり大きくなく、夏に雨が多く、冬は乾燥す
る。
平成25年中の気候(相模原市消防局観測値)は、最高気温38.2℃、最低気
温−3.4℃で、平均気温16.0℃、降水量1,510.5mmである。
・月別平均気温
・月別平均降雨量
(相模原市消防局観測:平成16年∼平成25年)
図
月別平均気温、降雨量
-7-
2
社会的特徴
⑴
人口分布
相模原市は、東部に市民の多くが住み、人口密度が高いが、西部の山間地域に行
くにつれ、人口密度が段階的に低くなっている。
表
人口、世帯数、人口密度
平成26年5月1日現在
区・地区名
総
数
緑
区
中 央 区
南
区
緑
区
橋本地区
大沢地区
城山地区
津久井地区
相模湖地区
藤野地区
中 央 区
小山地区
清新地区
横山地区
中央地区
星が丘地区
光が丘地区
大野北地区
田名地区
上溝地区
南
区
大野中地区
大野南地区
麻溝地区
新磯地区
相模台地区
相武台地区
東林地区
(注)
総数
722,375
175,979
269,164
277,232
人口(人)
男
362,237
88,750
136,152
137,335
女
360,138
87,229
133,012
139,897
175,979
73,972
33,285
23,542
26,452
9,139
9,589
269,164
20,666
30,252
13,761
36,075
17,276
27,254
60,272
30,232
33,376
277,232
63,041
75,570
18,170
13,111
45,902
20,012
41,426
88,750
37,521
16,820
11,745
13,235
4,681
4,748
136,152
10,574
15,649
6,945
18,212
8,703
13,559
30,423
15,349
16,738
137,335
31,126
37,343
9,042
6,640
22,760
9,800
20,624
87,229
36,451
16,465
11,797
13,217
4,458
4,841
133,012
10,092
14,603
6,816
17,863
8,573
13,695
29,849
14,883
16,638
139,897
31,915
38,227
9,128
6,471
23,142
10,212
20,802
世帯数
人口密度
(人/㎞ 2)
315,284
73,227
116,879
125,178
2,197
693
7,308
7,261
73,227
33,748
12,920
9,196
10,317
3,680
3,366
116,879
9,432
14,213
5,665
17,259
7,347
11,072
27,794
11,224
12,873
125,178
26,277
36,169
6,657
5,054
21,575
9,427
20,019
693
9,545
4,368
1,183
217
289
148
7,308
5,789
10,690
7,561
10,517
12,429
10,990
9,359
3,126
6,418
7,261
7,851
13,740
2,192
2,005
8,407
14,501
13,901
世帯数と人口は、平成22年国勢調査の確定数を基礎とし、以後、毎月住民基本台帳及び外国人
登録の増減を加減して、推計したものである。
-8-
⑵
交通網の位置等
鉄道は、JR中央本線(相模湖駅、藤野駅)、JR横浜線(橋本駅、相模原駅、
矢部駅、淵野辺駅、古淵駅)、JR相模線(橋本駅、南橋本駅、上溝駅、番田駅、
原当麻駅、下溝駅、相武台下駅)、小田急小田原線(相模大野駅、小田急相模原駅)、
小田急江ノ島線(相模大野駅、東林間駅)、京王相模原線(橋本駅)の6路線と合
計17の駅があり、東京や横浜に直結する重要な交通手段として多くの市民に利用
されている。
道路は、市の東部における道路交通網の骨格は国道16号が中心となっており、
これを介して、広域交通を担う中央自動車道(八王子インターチェンジ)と東名高
速道路(横浜町田インターチェンジ)に連携している。
また、首都圏中央連絡自動車道の一部として位置付けられているさがみ縦貫道路
の整備により、広域ネットワークの形成による混雑緩和や災害時の道路ネットワー
クの強化、地域の活性化などが期待される。
津久井地域では八王子方面や大月方面とのアクセス道路となる国道20号、国道
413号や厚木市方面へのアクセス道路となる国道412号が走っており、国道2
0号は相模湖インターチェンジで中央自動車道と連結している。
このうち、国道413号は本市の東西を結ぶ交通軸になっているが、日常的な混
雑が問題となっているため、新たな交通軸として津久井広域道路の整備が計画され
進められている。
図
鉄道・幹線的道路等の状況(平成26年7月1日現在)
-9-
⑶
米軍基地
相模原市内には、日米安全保障条約とそれに基づく日米地位協定により、キャン
プ座間、相模総合補給廠及び相模原住宅地区の3つの米軍基地が所在しており、そ
の面積は428.7haである。
⑷
ダム
相模原市には、主要なダムとして、相模ダム(相模湖)、城山ダム(津久井湖)
がある。
- 10 -
第5章
市国民保護計画が対象とする事態
市国民保護計画においては、以下のとおり県国民保護計画において想定されている武
力攻撃事態及び緊急対処事態を対象とする。
1
武力攻撃事態
⑴
着上陸侵攻
船舶により上陸する場合は、沿岸部が当初の侵攻目標になりやすく、航空機によ
る場合は、沿岸部に近い空港が攻撃目標となりやすい。
国民保護措置を実施すべき地域が広範囲、期間が比較的長期に及ぶことも想定さ
れる。
⑵
ゲリラや特殊部隊による攻撃
突発的に被害が発生することが考えられる。
被害の範囲は比較的狭い範囲に限定されるのが一般的であるが、攻撃目標となる
施設の種類によっては、大きな被害が生ずるおそれがある。
NBCR(核物質・生物剤・化学剤・放射性物質)兵器が使用されることも想定
される。
⑶
弾道ミサイル攻撃
発射された段階での攻撃目標の特定が極めて困難で、短時間での着弾が予想され
る。
弾頭の種類(通常弾頭又はNBC弾頭)を着弾前に特定するのが困難で、弾頭の
種類に応じて、被害の様相及び対応が大きく異なる。
⑷
航空攻撃
弾道ミサイル攻撃の場合に比べ兆候を察知するのは比較的容易であるが、あらか
じめ攻撃目標を特定することが困難である。
都市部の主要な施設やライフライン(電気・ガス等の生活生命線)のインフラ(社
会基盤)施設が目標となることも想定される。
2
緊急対処事態
⑴
攻撃対象施設等による分類
ア
危険性を内在する物質を有する施設等に対する攻撃が行われる事態
・
原子力事業所等の破壊
・
石油コンビナート、可燃性ガス貯蔵施設等の爆破
・
危険物積載船への攻撃
・
ダムの破壊
イ
多数の人が集合する施設、大量輸送機関等に対する攻撃が行われる事態
・
大規模集客施設、ターミナル駅等の爆破
・
列車等の爆破
- 11 -
⑵
攻撃手段による分類
ア
多数の人を殺傷する特性を有する物質等による攻撃が行われる事態
・
ダーティボム等の爆発による放射能の拡散
・
炭疽菌等生物剤の航空機等による大量散布
・
・
市街地等におけるサリン等化学剤の大量散布
水源地に対する毒素等の混入
イ
そ
破壊の手段として交通機関を用いた攻撃等が行われる事態
・
航空機等による多数の死傷者を伴う自爆テロ
・
弾道ミサイル等の飛来
- 12 -
第2編
第1章
第1
平素からの備えや予防
組織・体制の整備等
市における組織・体制の整備
市は、国民保護措置を的確かつ迅速に実施するため、国民保護措置の実施に必要な組
織及び体制、職員の配置及び服務基準等の整備を図る必要があることから、以下のとお
り各局等の平素の業務、職員の参集基準等について定める。
1
市の各局等における平素の主な業務
市の各局等は、国民保護措置を的確かつ迅速に実施するため、その業務を行う。
なお、各局等の平素における主な業務については、以下のとおり定める。
表
総務局
平素の主な業務
総務部
・職員の配置、服務に関すること
渉外部
・在日米軍との連絡調整に関すること
・情報収集、提供等の体制整備に関すること
企画財政局
企画部
・非常通信体制の整備・確保に関すること
税務部
・住家等の被災情報の収集・報告に必要な準備に関するこ
と
危機管理局
・市国民保護計画に関すること
・国民保護措置に関する普及啓発に関すること
・市国民保護協議会に関すること
・県、指定地方行政機関、指定地方公共機関、自衛隊等と
の連絡体制の整備に関すること
・職員の配備・動員基準の整備に関すること
・物資・資機材(他局区役所に属さないもの)の備蓄に関
すること
・非常通信体制の整備・確保に関すること
・警報などの伝達に必要な準備に関すること
・避難に関する基礎的資料の収集に関すること
・避難実施要領のパターン作成に関すること
・避難施設の指定に関すること
・安否情報の収集・提供体制の整備に関すること
・研修及び訓練に関すること
- 13 -
・ヘリコプター臨時着陸場の指定に関すること
・特殊標章等の管理に関すること
・自主防災組織等に対する支援に関すること
市民局
健康福祉局
・県警察本部等との連絡調整に関すること
福祉部
・医療機関との連携に関すること
・自主防災組織以外のボランティア団体等に対する支援に
関すること
・災害時要援護者への配慮に関すること
・日本赤十字社神奈川県支部との連絡調整に関すること
・赤十字標章等の管理に関すること
保健所
・毒物、劇物の災害予防に関すること
・生活関連等施設(厚生労働省)の安全確保に関すること
・衛生検査体制の整備に関すること
環境経済局
資源循環部 ・災害廃棄物の処理体制の整備に関すること
都市建設局
まちづくり ・運送事業者の輸送力、輸送施設の把握等に関すること
計画部
土木部
・緊急輸送道路の確保に係る総括に関すること
・交通規制に係る関係機関との連絡調整に関すること
緑区役所
・自主防災組織等の育成や支援に関すること
中央区役所
・安否情報の収集、整理及び提供に必要な準備に関するこ
南区役所
と
・研修及び訓練に関すること
議会局
・市議会議員等との連絡調整に関すること
市選挙管理委
員会事務局
監査委員事務
局
人事委員会事
務局
農業委員会事
務局
教育局
学校教育部 ・市立小中学校との連携に関すること
・市立小中学校における教育に関すること
消防局
・消防活動体制の整備に関すること
・関係機関との連携体制の整備に関すること
・非常通信体制の整備、確保に関すること
・消防活動に必要な物資及び資材の備蓄、整備に関するこ
- 14 -
と
・生活関連等施設の安全確保に関すること
・特殊標章等の管理に関すること
各局、区役所
・民間事業者からの協力の確保に関すること
共通
・マニュアル等(災害時の対応)の作成及び訓練の実施に
関すること
※ 各局等の平素の主な業務において、市国民保護計画等で定めをするもののほか、各局
等は、関係機関との連絡体制の整備及び協定等を行い、平素からの備えを整えるもの
とする。
2
市職員の参集基準等
⑴ 職員の迅速な参集体制の整備
《危機管理局》
市は、武力攻撃災害が発生し、又は発生しようとしている場合の初動対応に万全
を期するため、国民保護措置を実施するために必要な職員が迅速に参集できる体制
を整備する。
⑵
24時間即応体制の確立
《危機管理局・消防局》
市は、武力攻撃等が発生した場合において、事態の推移に応じて速やかに対応す
る必要があるため、危機管理局及び消防局における24時間体制の状況を踏まえ、
速やかに市長及び防災主管課職員に連絡が取れる24時間即応可能な体制を確保す
る。
⑶
市の体制、職員の配備体制等
《危機管理局》
市は、事態の状況に応じて適切な措置を講ずるため、下記の体制を整えるととも
に、その参集対象を定める。
事態認定につながる可能性があると考えられる事案が発生するおそれがあるとの
通報又は通知を受けた場合や、多数の死傷者の発生、建造物の破壊等の事案が発生
した場合には、被害の程度等に応じて、危機監視体制又は危機警戒本部体制を確立
し、初動措置を講ずる。
政府において事態認定が行われ、市に対し、国民保護対策本部を設置すべき市へ
の通知が行われた場合は、直ちに国民保護対策本部を設置する。
また、事態認定が行われたが、市に対して市対策本部を設置すべき通知がない場
合は、国民保護初動体制又は国民保護警戒本部体制を継続する。
ア
国民保護初動体制
国の事態認定が行われた可能性があると考えられる場合において、情報収集等
の初動対応を行う必要があるときは、直ちに初動体制を確立するとともに、上位
の体制への移行を考慮した職員の連絡体制の確保、状況の収集伝達などを行う。
イ
国民保護警戒本部体制
国の事態認定が行われた可能性があると考えられる場合において、全庁による
- 15 -
対応を行う必要があると考えられるときは、直ちに国民保護警戒本部体制を確立
するとともに、武力攻撃事態等の規模、避難・受入れの要否などに応じて、各局
等の事務分掌に応じた必要な活動を実施する。
ウ
国民保護対策本部体制
市長は、内閣総理大臣から、総務大臣(総務省消防庁)及び知事を通じて市対
策本部を設置すべき市の指定の通知を受けたときは、直ちに市対策本部を設置す
るとともに、市国民保護計画に基づき、国民保護措置を行う。
なお、事務に従事する職員の服務の基準については、別に定める。
- 16 -
表
体
職員配備体制
制
参集対象
①国民保護初動体制
・危機管理監
・副消防局長
・防災主管課職員
他
(相模原市地域防災計画の特殊災害対策計画における特殊災害
初動体制配備と同程度)
【全庁的な対応であり、全ての職員が本庁又は出先機関等に参集】
②国民保護警戒本部
・本部長(市長)
体制
・全職員
③国民保護対策本部
(相模原市地域防災計画の特殊災害対策計画における特殊災害
体制
(国から市国民保護
対策本部体制配備と同程度)
対策本部を設置すべ
き旨の通知を受けた
場合)
表
事態の状況に応じた初動体制の確立
事態の状況
体制の判断基準
体制
全庁的な対応は不要だが、情報収集等の対 ①危機監視体制
応が必要な場合
事態認定前
又は
特殊災害初動体制
全庁的に情報の収集、対応策の検討等が必 ②危機警戒本部体制
要な場合
又は
特殊災害警戒本部体制
相模原市国民保護 全 庁 的 な 対 応 は 不 要 ①国民保護初動体制
対策本部設置の通 だが、情報収集等の対
知がない場合
応が必要な場合
全庁的に情報の収集、 ②国民保護警戒本部体制
事態認定後
対応策の検討等が必
要な場合
相模原市国民保護対策本部設置の通知を ③国民保護対策本部体制
受けた場合
- 17 -
⑷
幹部職員等への連絡手段の確保
《危機管理局》
市の幹部職員及び防災主管課職員は、常時、参集時の連絡手段として携帯電話の
携行など電話・メールによる連絡手段の確保に努める。
⑸
幹部職員等の参集が困難な場合の対応
《危機管理局》
市の幹部職員等が交通の途絶、職員の被災などにより参集が困難な場合等も想定
し、あらかじめ参集予定職員の次席の職員を代替職員として指定しておくなど、事
態の状況に応じた対応手段を確保する。
なお、本部長の職務代理については、相模原市災害対策本部の定めに準ずる。
3
消防団の体制
《消防局》
市は、消防団が避難住民の誘導等に重要な役割を担うことに鑑み、地域住民の消
防団への参加促進、消防団に係る広報活動、全国の先進事例の情報提供、必要な施
設及び設備の整備の支援等の取組を積極的に行い、県と連携し、消防団の充実・活
性化を図る。
また、市は、県と共同するなどして、消防団に対する国民保護措置についての研
修や国民保護措置についての訓練に消防団を参加させることについて配慮するとと
もに、市の参集基準等を参考に消防団員の参集基準を定める。
4
国民の権利利益の救済に係る手続等
⑴
《関係各局・区役所》
国民の権利利益の迅速な救済
市は、武力攻撃事態等の認定があった場合には、国民保護措置の実施に伴う損失
補償、国民保護措置に係る不服申立て又は訴訟その他の国民の権利利益の救済に係
る手続を迅速に処理するため、国民からの問い合わせに対応するための総合的な窓
口を開設するなど、体制の整備に努める。
また、必要に応じ外部の専門家等の協力を得ることなどにより、国民の権利利益
の救済のため迅速に対応する。
- 18 -
表
国民の権利利益の救済に係る手続項目一覧
項目
項目内容
損失補償
特定物資の収用に関すること(国民保護法第81条第2項)
(国民保護法第159
特定物資の保管命令に関すること(国民保護法第81条第3
条第1項)
項)
土地等の使用に関すること(国民保護法第82条)
応急公用負担に関すること(国民保護法第113条第1・5項)
実費弁償
医療の実施の要請等に関すること(国民保護法第85条第1・
(国民保護法第159
2項)
条第2項)
損害補償(国民保護法第 国民への協力要請によるもの(国民保護法第70条第1・3項、
160条)
第80条第1項、第115条第1項、第123条第1項)
医療の実施の要請等によるもの(国民保護法第85条第1・2
項)
不服申立てに関すること(国民保護法第6条、第175条)
訴訟に関すること(国民保護法第6条、第175条)
⑵
国民の権利利益に関する文書の保存
市は、国民の権利利益の救済の手続に関連する文書(公用令書の写し、協力の要
請日時、場所、協力者、要請者、内容等を記した書類等)を相模原市公文書管理条
例等の定めるところにより、適切に保存する。
また、国民の権利利益の救済を確実に行うため、武力攻撃災害による当該文書の
逸失等を防ぐために、安全な場所に確実に保管する等の配慮を行う。
市は、これらの手続に関連する文書について、武力攻撃事態等が継続している場
合及び国民保護措置に関して不服申立て又は訴訟が提起されている場合には保存期
間を延長する。
- 19 -
第2
関係機関との連携体制の整備
市は、国民保護措置を実施するに当たっては、国、県、他の市町村、指定公共機関、
指定地方公共機関その他の関係機関と相互に連携協力することが必要不可欠であるた
め、以下のとおり関係機関との連携体制整備の在り方について定める。
1
基本的考え方
⑴
《危機管理局》
防災のための連携体制の活用
市は、国民保護措置が効果的かつ迅速に実施できるよう、防災のための連携体制
を活用し、関係機関との連携体制を整備する。
⑵
関係機関の計画との整合性の確保
市は、国、県、近接の市町村、指定公共機関及び指定地方公共機関その他の関係
機関の連絡先を把握するとともに、関係機関が作成する国民保護計画及び国民保護
業務計画との整合性の確保を図る。
⑶
関係機関相互の意思疎通
市は、国民保護措置の円滑な実施に資することを目的に関係機関による意見交換
の場を設けること等、関係機関の意思疎通が図られるよう努めるものとする。
2
県との連携
⑴
県の連絡先の把握等
《危機管理局》
市は、緊急時に連絡すべき県の連絡先及び担当部署(担当部局名、所在地、電話
(FAX)番号、メールアドレス等)について把握するとともに、定期的に更新を
行い、国民保護措置の実施の要請等が円滑に実施できるよう、県と必要な連携を図
る。
⑵
県との情報共有
《危機管理局・都市建設局・関係各局・区役所》
市は、警報の内容、経路や運送手段等の避難、救援の方法等に関し、県との間で
緊密な情報の共有を図る。
⑶
市国民保護計画の県への協議
《危機管理局》
市は、県との国民保護計画の協議を通じて、県の行う国民保護措置と市の行う国
民保護措置との整合性の確保を図る。
⑷
県警察との連携
《都市建設局》
市長は、自らが管理する道路について、武力攻撃事態において道路の通行禁止措
置等に関する情報を道路利用者に提供できるよう、県警察と必要な連携を図る。
- 20 -
3
近接都県・市町村との連携
⑴
近接市町村との連携
《危機管理局・消防局・関係各局・区役所》
市は、近接市町村の連絡先、担当部署等に関する情報を把握するとともに、県が
実施する近接市町村相互の国民保護措置についての意見交換に参画することや防災
に関し締結されている市町村間の相互応援協定等について必要な見直しを行うこと
などにより、武力攻撃災害の防御、避難の実施体制、物資及び資材の供給体制等に
おける近接市町村相互間の連携を図る。
⑵ 九都県市による連携
《危機管理局》
首都圏を構成する九都県市は、行政区域を越えて、一つの生活圏、経済圏を形成
していることから、九都県市により広域的な災害に対応するため、相互の連携・協
力体制の整備を図る。
⑶
消防機関の連携体制の整備
《消防局》
市は、消防機関の活動が円滑に行われるよう、近接市町村の消防機関との応援体
制の整備を図るとともに、必要により既存の消防応援協定等の見直しを行うことな
どにより、消防機関相互の連携を図る。
また、消防機関のNBCR(核物質・生物剤・化学剤・放射性物質)対応可能部
隊数やNBCR対応資機材の保有状況を把握し、相互応援体制の整備を図る。
4
指定公共機関等との連携
⑴
指定公共機関等の連絡先の把握
《危機管理局・関係各局・区役所》
市は、市域内の指定公共機関及び指定地方公共機関との緊密な連携を図る。
⑵
医療機関との連携
《健康福祉局》
市は、事態発生時に医療機関の活動が速やかに行われるよう災害医療拠点病院、
救命救急センター、医師会等との連絡体制を確認するとともに、平素からの意見交
換や訓練を通じて、緊急時の医療ネットワークと広域的な連携を図る。
⑶
関係機関との協定の締結等
《環境経済局・関係各局・区役所》
市は、関係機関から物資及び資材の供給並びに避難住民の運送等について必要な
協力が得られるよう、防災のために締結されている協定の見直しを行うなど、防災
に準じた必要な連携体制の整備に努める。
また、市は、市域内の事業所における防災対策への取組に支援を行うとともに、
民間企業の有する広範な人的・物的ネットワークとの連携の確保に努める。
5
自主防災組織等に対する支援
⑴
自主防災組織等に対する支援
《危機管理局・区役所・消防局》
市は、自主防災組織に対する研修等を通じて国民保護措置の周知及び自主防災組
織の活性化を推進し、その充実を図るとともに、自主防災組織、消防団等との間の
連携が図られるよう配慮する。
また、国民保護措置についての訓練の実施を促進し、自主防災組織が行う消火、
- 21 -
救出、救援等のための施設及び設備の充実に努める。
⑵
自主防災組織以外のボランティア団体等に対する支援
《健康福祉局》
市は、防災のための連携体制を踏まえ、日本赤十字社、社会福祉協議会その他の
ボランティア関係団体等との連携を図り、国民保護措置の実施においてボランティ
ア活動が円滑に行われるよう、その活動環境の整備に努める。
- 22 -
第3
通信の確保
市は、武力攻撃事態等において国民保護措置を的確かつ迅速に実施するためには、非
常通信体制の整備等による通信の確保が重要であることから、以下のとおり非常通信体
制の整備等について定める。
1
非常通信体制の整備
《企画財政局・危機管理局・消防局・関係各局・区役所》
市は、国民保護措置の実施に関し、非常通信体制の整備及び重要通信の確保に関す
る対策の推進を図るものとし、自然災害その他の非常時における通信の円滑な運用を
図ることなどを目的とする関東地方非常通信協議会との連携に十分配慮する。
また、武力攻撃事態等において円滑に国民保護措置を実施するため、庁内相互及び
県その他関係機関との通信体制を整備する。通信手段としては、本市の所有する無線
通信網(デジタル地域防災無線、消防救急無線)に加え、一般加入電話及び携帯電話
の災害時優先電話、MCA無線、簡易無線、インターネット、衛星電話、PHSのほ
か、中央防災無線網災害情報共有通信設備、県防災行政通信網等の多様な通信手段を
活用する。
2
非常通信体制の確保
《企画財政局・危機管理局・消防局・関係各局・区役所》
市は、武力攻撃災害発生時においても情報の収集、提供が確実に行えるよう、情報
伝達ルートの多ルート化や停電等に備えて非常用電源の確保を図るなど、自然災害時
における体制を活用し、情報収集、連絡体制の整備に努める。
また、前項目に掲げるの通信手段が使用できないことを想定し、市非常通信対応マ
ニュアルに基づき、非常ルートによる通信を確保する。
- 23 -
第4
情報収集・提供等の体制整備
市は、国民保護措置に関する情報提供、警報の内容の通知及び伝達、被災情報の収集・
報告、安否情報の収集・整理等を行うため、情報収集・提供等の体制整備のために必要
な事項について、以下のとおり定める。
1
基本的考え方 《総務局・企画財政局・危機管理局・市民局・健康福祉局・区役所・
消防局》
⑴
情報収集・提供のための体制の整備
市は、緊急情報ネットワークシステム(Em−Net:エムネット)、全国瞬時警報
システム(J‐ALERT:ジェイアラート)等を活用して収集した国民保護措置の実施
状況等を関係機関及び住民に対して、情報の提供等を適時、適切に実施するための体
制を整備するように努める。
また、市は、高齢者、障害者、外国人等情報の伝達に際し、援護を要する者に情
報を伝達できるよう必要な検討を行い、体制の整備を図るよう努める。
⑵
体制の整備に当たっての留意事項
市は、体制の整備に際しては、防災における体制を踏まえ、効率的な情報の収集、
整理及び提供や、武力攻撃災害により障害が発生した場合の通信の確保に留意する。
また、非常通信体制の確保に当たっては、自然災害時において確保している通信
手段を活用するとともに、以下の事項に十分留意し、その運営・管理、整備等に努
める。
⑶
情報の共有
市は、国民保護措置の実施のため必要な情報の収集、蓄積及び更新に努めるとと
もに、これらの情報が関係機関により円滑に利用されるよう、情報セキュリティ等
に留意しながらデータベース化等に努める。
- 24 -
表
非常通信体制確保に当たっての留意点
非常通信体制確保に当たっての留意点
非常通信設備等の情報通信手段の施設について、非常通信の取扱いや機器の操作の
施設・設備面
習熟を含めた管理・運用体制の構築を図る。
武力攻撃災害による被害を受けた場合に備え、複数の情報伝達手段の整備(有線・
無線系、地上・衛星系等による伝送路の多ルート化等)、関連機器装置の二重化など
の障害発生時における情報収集体制の整備に努める。
県と連携し、無線通信ネットワークの整備・拡充の推進及び相互接続等によるネッ
トワーク間の連携を図る。
武力攻撃災害時において確実な利用ができるよう、国民保護措置の実施に必要な非
常通信設備を定期的に点検する。
夜間・休日の場合等における体制を確保するとともに、平素から情報の収集・連絡
体制の整備に努める。
ふくそう
無線通信系の通信輻輳時の混信等の対策に十分留意し、非常時における運用を検討
するとともに、関係機関との間で携帯電話等の電気通信事業用移動通信及び防災行
政無線、消防救急無線等の業務用移動通信を活用した運用方法等についての調整に
運用面
努める。
電気通信事業者により提供されている災害時優先電話等の効果的な活用を図る。
担当職員の役割・責任の明確化等を図るとともに、職員担当者が被害を受けた場合
に備え、円滑に他の職員が代行できるような体制の構築を図る。
国民に情報を提供するに当たっては、防災行政用同報無線、防災メール、SNS(ソ
ーシャルネットワーキングサービス)、広報車両等を活用するとともに、高齢者、
障害者、外国人その他の情報の伝達に際し援護を要する者及びその他通常の手段で
は情報の入手が困難と考えられる者に対しても情報を伝達できるよう必要な検討を
行う。
2
警報等の伝達に必要な準備
⑴
警報の伝達体制の整備
《総務局・危機管理局・健康福祉局》
市は、知事から警報の内容の通知があった場合の住民及び関係団体への伝達方法
等についてあらかじめ定めておくとともに、住民及び関係団体に伝達方法等の周知
に努める。この場合において、社会福祉協議会、国際交流協会等との協力体制を構
築するなど、高齢者、障害者、外国人等に対する伝達に配慮する。
⑵
防災行政無線の整備
《危機管理局》
市は、武力攻撃事態等における迅速な警報の内容の伝達等に必要となる同報系及
び移動系の防災行政無線の整備に努める。
- 25 -
⑶
県警察との連携
《市民局》
市は、武力攻撃事態等において、住民に対する警報の内容の伝達が的確かつ迅速
に行われるよう、県警察との協力体制を構築する。
⑷
国民保護に係るサイレンの住民への周知
《危機管理局》
国民保護に係るサイレン音(「国民保護に係る警報のサイレンについて」(平成
17年7月6日付け消防運第17号国民保護運用室長通知))については、訓練等
の様々な機会を活用して住民への周知に努める。
⑸
大規模集客施設等に対する警報の伝達のための準備
《関係各局・区役所》
市は、県から警報の内容の通知を受けたときに、市長が迅速に警報の内容の伝達
を行うこととなる市域内に所在する施設について、県との役割分担も考慮して定め
る。
⑹
民間事業者からの協力の確保
《関係各局・区役所》
市は、民間事業者が警報の内容の伝達や住民の避難誘導等を主体的に実施できる
よう、県と連携して各種の取組を推進する。
3
安否情報の収集、整理及び提供に必要な準備
⑴
安否情報収集のための体制整備
ア
《危機管理局・市民局・健康福祉局・区役所》
市は、県と連携し、消防庁が運用する武力攻撃事態等における安否情報収集・
提供システム(以下「安否情報システム」という。)を利用した安否情報の収集、
整理、報告及び提供が円滑に行われるよう、安否情報収集体制の整備に努める。
イ
市は、収集した安否情報を円滑に整理、報告及び提供することができるよう、
あらかじめ市における安否情報の担当課を定めるとともに、職員に対し、必要な
研修・訓練を行うように努める。
また、県の安否情報収集体制との情報共有体制を確保するように努める。
表
安否情報の収集等における関係各局等の役割分担
局名等
役割分担
危機管理局
各局等から収集した安否情報の取りまとめ、整理、県への報告
市民局
県警察における安否情報の収集・整理・報告
健康福祉局
医療機関、遺体安置所等における安否情報の収集・整理・報告
区役所
避難所及び避難誘導時における安否情報の収集・整理・報告
消防局
救出救助、避難誘導や消防団から得られる情報の収集
⑵
安否情報の収集に協力を求める関係機関の把握
《健康福祉局・環境経済局・教
育局》
市は、安否情報の収集を円滑に行うため、医療機関、諸学校、大規模事業所等安
否情報を保有し、収集に協力を求める可能性のある関係機関について、あらかじめ
- 26 -
把握するように努める。
4
被災情報の収集・報告に必要な準備
⑴
情報収集・連絡体制の整備《危機管理局・市民局・健康福祉局・区役所・消防局》
市は、被災情報の収集、整理及び知事への報告等を適時、適切に実施するため、
あらかじめ情報収集・連絡に当たる担当課を定めるとともに、必要な体制の整備に
努める。
⑵
担当者の育成
《危機管理局》
市は、あらかじめ定められた情報収集・連絡に当たる担当者に対し、情報収集・
連絡に対する正確性の確保等の必要な知識や理解が得られるよう研修や訓練を実施
するように努める。
- 27 -
第5
研修及び訓練
市職員は、住民の生命、身体及び財産を保護する責務を有していることから、研修及
び訓練を通じて国民保護措置の実施に必要な知識の習得に努めるとともに、関係機関と
の連携を図る。
1 研修
⑴
研修機関における研修の活用
《総務局・危機管理局・消防局》
市は、国民保護の知見を有する職員を育成するため、消防大学校、市町村職員中
央研修所や県の研修機関の研修課程を有効に活用し、職員の研修機会を確保するよ
うに努める。
⑵
職員等の研修機会の確保
《危機管理局・消防局》
市は、職員に対して、国、県等が作成する国民保護に関する教材や資料等も活用
し、多様な方法により研修を行うように努める。
また、九都県市が行う国民保護関係職員研修会及び講演会並びに各都県市が行う
講演会等の参加に努める。
あわせて、県と連携し、消防団員及び自主防災組織に対して国民保護措置に関す
る研修等を行うように努めるとともに、国が作成するビデオ教材や国民保護ポータ
ルサイト、e−ラーニング等も活用するなど多様な方法により研修を行うように努
める。
※【国民保護ポータルサイト】
http://www.kokuminhogo.go.jp/
※【総務省消防庁ホームページ】
http://www.fdma.go.jp/
⑶
外部有識者等による研修
《危機管理局・消防局》
職員等の研修の実施に当たっては、消防職員を活用するほか、県、自衛隊及び警
察の職員、学識経験者等を講師に招くなど、外部の人材についても積極的に活用す
るように努める。
2
訓練
⑴
《関係各局・区役所》
市における訓練の実施
市は、近隣市町村、県、九都県市、国等関係機関と共同するなどして、国民保護
措置についての訓練を実施し、関係機関との連携に努める。
⑵
訓練の形態及び項目
訓練を計画するに当たっては、実際に人・物等を動かす実動訓練、状況付与に基
づいて参加者に意思決定を行わせる図上訓練等、実際の行動及び判断を伴う実践的
な訓練を実施するように努める。
また、防災訓練における実施項目を参考にしつつ、以下に示す訓練を実施するよ
うに努める。
ア
相模原市国民保護対策本部(以下「市対策本部」という。)を迅速に設置する
- 28 -
ための職員の参集訓練及び市対策本部設置運営訓練
イ
警報・避難の指示等の内容の伝達訓練及び被災情報・安否情報に係る情報収集
訓練
ウ
⑶
避難誘導訓練及び救援訓練
訓練に当たっての留意事項
ア
市は、国民保護措置と防災上の措置との間で相互に応用が可能な項目について
は、国民保護措置についての訓練と防災訓練とを有機的に連携させる。
イ
市は、国民保護措置についての訓練の実施においては、住民の避難誘導や救援
等に当たり、自治会の協力を求めるとともに、特に高齢者、障害者、乳幼児その
他の特に配慮を要する者への的確な対応が図られるよう留意する。
ウ
市は、自治会、自主防災組織と連携し、住民に対し広く訓練への参加を呼び掛
け、訓練の普及啓発に資するよう努めるとともに、訓練の開催時期、場所等は、
住民の参加が容易となるよう配慮する。
エ
市は、県と連携し、学校、病院、駅、大規模集客施設、大規模集合住宅、官公
庁、事業所その他の多数の者が利用又は居住する施設の管理者に対し、火災や地
震等の計画及びマニュアル等に準じて警報の内容の伝達及び避難誘導を適切に行
うため必要となる訓練の実施を促進する。
オ
市は、県警察と連携し、避難訓練時における交通規制等の実施について留意す
る。
- 29 -
第2章
避難、救援及び武力攻撃災害への対処に関する平素からの備え
避難、救援及び武力攻撃災害への対処に関する平素からの備えに関して必要な事項に
ついて、以下のとおり定める。(通信の確保、情報収集・提供体制など既に記載してい
るものを除く。)
1
避難に関する基本的事項
⑴
《関係各局・区役所》
基礎的資料の収集
市は、迅速に避難住民の誘導を行うことができるよう、避難施設や関係機関等の
必要な基礎的資料を準備する。
⑵
隣接する市町村(県外を含む。)及び九都県市との連携の確保
市は、市域を越える避難を行う場合に備えて、県が実施する意見交換の機会を活
用するなどして、隣接する市町村及び九都県市による連携を確保する。
⑶
高齢者、障害者、乳幼児等災害時要援護者への配慮
市は、避難住民の誘導に当たっては、高齢者、障害者、乳幼児等自ら避難するこ
とが困難な者の避難について、相模原市地域防災計画の災害時要援護者支援の対策
を準用し、避難対策を講ずる。
⑷
民間事業者からの協力の確保
市は、避難住民の誘導時における地域の民間事業者の協力の重要性に鑑み、平素
から、これら企業の協力が得られるよう、連携・協力の関係を構築するように努め
る。
⑸
学校や事業所との連携
市は、学校や大規模な事業所における避難に関して、時間的な余裕がない場合に
おいては、学校や事業所単位により集団で避難することを踏まえて、平素から、各
学校や事業所における避難の在り方について、意見交換や避難訓練等を通じて、対
応の確認に努める。
2
避難実施要領のパターンの作成
《危機管理局》
市は、県、県警察等の関係機関と緊密な意見交換を行いつつ、消防庁が作成するマ
ニュアル(要領)を参考に、複数の避難実施要領のパターンをあらかじめ作成する。
また、武力攻撃事態等において、避難実施要領の内容を住民及び関係団体に的確か
つ迅速に伝達することができるよう、あらかじめ伝達方法等を定める。
3
救援に関する基本的事項
⑴
基礎的資料の準備
《危機管理局・市民局・健康福祉局・区役所》
市は、迅速かつ適切に救援に関する措置を実施できるよう、その区域内の収容施
設、関係医療機関及び備蓄物資のリスト等の必要な基礎的資料を準備し、随時、更
- 30 -
新を行う。
ア
物資
・ 備蓄場所、備蓄物資等
イ
医療の提供
・ 災害医療拠点病院、感染症指定医療機関及び緊急被ばく医療機関
・ 医療器具、医薬品等の備蓄
ウ
埋葬及び火葬
・ 火葬施設
・ 埋葬施設
⑵
県との調整
《関係各局・区役所》
市は、県との間で救援の活動内容について情報の共有を図る。
⑶
医療関係団体等との調整
《健康福祉局》
市は、救護班の派遣要請など、適切な医療の実施を要請する方法を医療関係団体
等とあらかじめ調整する。この場合において、国及び県や医療関係団体等の協力を
得て、NBCR(核物質・生物剤・化学剤・放射性物質)攻撃に伴う特殊な医療の
実施が可能な医療関係者の把握に努める。
⑷
電気通信事業者との調整
《企画財政局》
市は、避難住民のための電話その他の通信設備の臨時の設置について、指定公共
機関である電気通信事業者とあらかじめ調整を行う。
4
運送事業者の輸送力・輸送施設の把握等
市は、県と連携して、避難住民や緊急物資の運送を実施する運送事業者の輸送力の
把握や、輸送施設に関する情報の把握等に努める。
⑴
運送事業者の輸送力及び輸送施設に関する情報の把握《環境経済局・都市建設局》
市は、県が保有する市域の輸送に係る運送事業者の輸送力及び輸送施設に関する情
報を共有する。
⑵
運送経路の把握等
《危機管理局・環境経済局・都市建設局》
市は、武力攻撃事態等における避難住民や緊急物資の運送を円滑に行うため、県
が保有する市域に係る運送経路の情報を共有する。
5
避難施設の指定
⑴
避難施設の指定の考え方
《危機管理局》
市長は、市域の人口、都市化の状況、防災のための避難場所の指定状況等、地域
の実情を踏まえ、県と連携しつつ、避難施設の指定を行う。
⑵
避難施設の指定に当たっての留意事項
ア
《危機管理局》
避難施設として学校、体育館等の施設を指定するほか、応急仮設住宅等の建設
用地及び救援の実施場所並びに救援の際の一時集合場所として公園、広場、駐車
場等の施設を指定するよう配慮する。
- 31 -
イ
爆風等からの直接の被害を軽減するための一時的な避難場所としてコンクリー
ト造り等の堅ろうな建築物を指定するよう配慮する。
ウ
一定の地域に避難施設が偏ることのないよう留意して指定を行うとともに、で
きるだけ多くの施設を確保するよう配慮する。
エ
危険物質等の取扱所に隣接した場所、急傾斜地等に立地する施設は避難施設と
して指定しないよう配慮する。
オ
物資等の搬入・搬出及び避難住民等の出入りに適した構造を有するとともに、
避難住民等の受入れ又は救援を行うことが可能な構造又は設備を有する施設を指
定するよう配慮する。
カ
車両等による物資の供給や避難が比較的容易な場所にある施設を指定するよう
配慮する。
⑶
避難施設の指定手続
《危機管理局》
市長は、避難施設を指定する場合には、あらかじめ施設管理者の同意を文書等に
より確認する。また、避難施設として指定したとき及び指定を解除したときは、施
設管理者に対し文書等により通知する。
⑷
避難施設の指定の報告
《危機管理局》
市長は、避難施設を指定したとき及び指定を解除したときには、知事に報告する。
⑸
避難施設の状況の把握
《危機管理局》
市は、武力攻撃事態等において避難施設を円滑に使用することができるよう、避
難施設の状況を把握するよう努める。
⑹
市民等に対する情報提供
《危機管理局・区役所・消防局》
市は、市民等に対して、県、県警察、消防機関等と連携し、避難施設の場所や連
絡先等、市民等が迅速に避難を行うために必要な情報を周知する。
⑺
大規模集客施設への協力要請
《関係各局・区役所》
市は、県と連携し、武力攻撃事態等において安全が確保されるまでの間、大規模
集客施設に対し、当該施設の利用客及び付近の通行人が一時的にとどまることがで
きるよう協力を要請する。
6
生活関連等施設の把握等
⑴
生活関連等施設の把握等
《危機管理局・関係各局・区役所》
市は、市域内に所在する生活関連等施設について、県を通じて又は自らが保有す
る情報に基づき把握するとともに、県との連絡体制を整備する。
また、市は「生活関連等施設の安全確保の留意点について」(平成17年8月
29日閣副安危第364号内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)付内閣参
事官通知)に基づき、その管理に係る生活関連等施設の安全確保措置の実施の在り
方について定める。
- 32 -
表
生活関連等施設の種類
国民保護法施行令
第27条
施設の種類
1号
発電所、変電所
2号
ガス工作物
3号
取水施設、貯水施設、浄水施設、配水池
4号
鉄道施設、軌道施設
5号
電気通信事業用交換設備
6号
放送用無線設備
7号
水域施設、係留施設
8号
滑走路等、旅客ターミナル施設、航空保安施設
9号
ダム
10号 国民保護法施行令第28条の危険物質等の取扱所
第28条
1号
危険物
2号
毒物・劇物(毒物及び劇物取締法)
3号
火薬類
4号
高圧ガス
5号
核燃料物質(汚染物質を含む。)
6号
核原料物質
7号
放射性同位元素(汚染物質を含む。)
8号
9号
毒薬・劇薬(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の
確保等に関する法律(昭和35年法律第145号))
事業用電気工作物内の高圧ガス
10号 生物剤、毒素
11号 毒性物質
⑵
市が管理する公共施設等における警戒
《企画財政局・関係各局・区役所》
市は、その管理に係る公共施設等について、必要に応じ、生活関連等施設の対応
も参考にして、県の措置に準じて警戒等の措置を実施する。この場合において、県
警察等との連携を図る。
- 33 -
第3章
物資及び資機材の備蓄、整備
市が備蓄、整備する国民保護措置の実施に必要な物資及び資機材について、以下のと
おり定める。
1
市における備蓄
⑴
防災のための備蓄との関係
《危機管理局・消防局・関係各局・区役所》
住民の避難や避難住民等の救援に必要な物資や資機材については、従来の防災の
ために備えた物資や資機材と共通するものが多いことから、可能であるものについ
ては、原則として、国民保護措置のための備蓄と防災のための備蓄とを相互に兼ね
るとともに、武力攻撃事態等において特に必要となる物資及び資機材について、備
蓄し、又は調達する体制を整備する。
⑵
県及び事業者等との連携
《環境経済局・関係各局・区役所》
市は、国及び県の整備の状況等も踏まえ、国民保護措置の実施のために特に必要
な物資及び資機材の備蓄・整備について、県と密接な連携をしつつ対応する。
また、武力攻撃事態等が長期にわたった場合においても、国民保護措置に必要な
物資及び資機材を調達することができるよう、他の市町村や事業者等との間で、そ
の供給に関する協定をあらかじめ締結するなど、必要な体制を整備する。
2
市が管理する施設及び設備の整備及び点検等
⑴
施設及び設備の整備及び点検
《企画財政局・都市建設局・関係各局・区役所》
市は、国民保護措置の実施も念頭に置きながら、自ら管理する上下水道施設等の
施設及び設備について、整備及び点検を行う。
⑵
復旧のための各種資料等の整備
《企画財政局》
市は、武力攻撃災害による被害の復旧の的確かつ迅速な実施のため、不動産登記そ
の他土地及び建物に関する権利関係を証明する資料等について、
既存のデータ等を活
用しつつ整備し、その適切な保存を図りバックアップ体制を整備するよう努める。
- 34 -
第4章
国民保護に関する啓発
武力攻撃災害による被害を最小限化するためには、住民が国民保護に関する正しい知
識を身につけ、武力攻撃事態等において適切に行動する必要があることから、市は、国、
県と連携し、様々な媒体を活用した国民保護に関する啓発に努める。
1
国民保護措置に関する啓発
⑴
啓発の方法
《危機管理局》
市は、国や県との連携及び九都県市による連携により、住民に対し、広報紙、イ
ンターネット等の様々な媒体を活用して、国民保護措置の重要性について啓発を行
う。
⑵
防災に関する啓発との連携
《危機管理局・消防局》
市は、啓発の実施に当たっては、防災に関する啓発とも連携し、消防団及び自主
防災組織の特性を生かしながら市民への啓発を行う。
⑶
学校における教育
《教育局》
市教育委員会は、市立小中学校において、日頃から安全教育や自他の生命を尊重
する教育を推進する。
2
武力攻撃事態等において住民がとるべき行動等に関する啓発
《危機管理局・健康
福祉局・消防局》
市は、武力攻撃災害の兆候を発見した場合の市長等に対する通報義務、不審物等を
発見した場合の管理者に対する通報等、住民がとるべき行動について、国、県が作成
する各種啓発資料等を活用して住民への周知に努める。
また、市は、日本赤十字社神奈川県支部、県、消防などとともに、傷病者の応急手
当の技術等について普及に努めるとともに、災害時要援護者の保護や国際人道法の的
確な実施の確保についても留意するよう市民に対して周知に努める。
- 35 -
第3編
第1章
武力攻撃事態等への対処
初動体制の迅速な確立及び初動措置
多数の死傷者が発生したり、建造物が破壊されるなどの具体的な被害が発生した場合
には、当初その被害の原因が明らかでないことも多いと考えられることから、市は、武
力攻撃事態等や緊急対処事態の認定が行われる前の段階においても住民の生命、身体及
び財産の保護のために、現場において初動的な被害への対処が必要となる。
また、他の市町村において攻撃が発生している場合や何らかの形で攻撃の兆候に関す
る情報が提供された場合においても、事案発生時に迅速に対応できるよう、即応体制を
強化しておくことが必要となる。
このため、初動体制を確立し、関係機関からの情報等を迅速に集約・分析して、その
被害の態様に応じた応急活動を行っていくことの重要性に鑑み、市の初動体制について、
以下のとおり定める。
1
事態認定前における相模原市警戒本部等の設置及び初動措置
⑴
相模原市警戒本部等の設置
ア
《危機管理局》
市長は、事態認定につながる可能性があると考えられる事案の発生を把握した
場合においては、速やかに、県及び県警察に連絡を行うとともに、市として的確
かつ迅速に対処するため、相模原市警戒本部等(以下「市警戒本部」という。)
を設置する。
イ
市警戒本部は、関係機関を通じて当該事案に係る情報収集に努め、国、県、関
係する指定公共機関、指定地方公共機関等の関係機関に対して迅速に情報提供を
行うとともに、市警戒本部を設置した旨について、県に連絡を行う。
⑵
初動措置の確保
《危機管理局・消防局》
市は、市警戒本部において、各種の連絡調整に当たるとともに、現場の県警察、
消防等の活動状況を踏まえ、必要により、災害対策基本法等に基づく避難の指示、
警戒区域の設定、救急救助等の応急措置を行う。
また、警察官職務執行法に基づき、警察官が行う避難の指示、警戒区域の設定等
が円滑になされるよう、緊密な連携を図る。
政府による事態認定がなされ、市に対し、市対策本部の設置の指定がない場合に
おいては、市長は、必要に応じ国民保護法に基づき、退避の指示、警戒区域の設定、
対策本部設置の要請などの措置等を行う。
⑶
関係機関への支援の要請
《危機管理局》
市長は、発生した災害への対処に関して、必要があると認めるときは、県や他の
市町村等に対し支援を要請する。
- 36 -
⑷
対策本部への移行に要する調整
《危機管理局》
市警戒本部を設置した後に政府において事態認定が行われ、市に対し、対策本部
を設置すべき市町村の指定の通知があった場合については、市は、直ちに市対策本
部を設置して新たな体制に移行するとともに、市警戒本部は廃止する。
その際、災害対策基本法に基づく避難の指示等の措置を講じている場合には、既
に講じた措置に代えて、改めて国民保護法に基づく所要の措置を講ずるなど必要な
調整を行う。
事態認定
事案覚知等
危機監視体制又は特殊災害初動体制
危機警戒本部体制又は特殊災害警戒本部体制
体
制
<被害の態様が災害対策基本法上の災害に該当※2>
本部設置指定※1
国民保護初動体制
又は国民保護警戒
本部体制
国民保護対策本部
体制
国民保護法等に基
づく措置
国民保護措置
災害対策基本法に基づく災害対策本部が設置可能
消防法等に基づく措置
対
処
措
置
(例)消防警戒区域設定、救急業務
<被害の態様が災害対策基本法上の災害に該当※2>
災害対策基本法に基づく各種対処措置が実施可能
(例)避難の指示、警戒区域の設定、物件の除去
※1
※2
(例)警報伝達、
避難実施要領の
作成
避難住民の誘導
など
事態認定と本部設置指定は、同時期の場合も多いと思われるが、事態に応じて追加で本部設置指定する場
合は、事態認定と本部設置指定のタイミングがずれることになる。
災害対策基本法上の災害とは、自然災害のほか、大規模な火災・爆発、放射性物質の大量放出、船舶等の
事故等とされている。
図
2
(例)退避の指示、警戒
区域の設定
本部設置前は本
部設置指定要請
災害対策基本法に基づく措置から国民保護法に基づく措置への移行
武力攻撃等の兆候に関する連絡があった場合の対応
《危機管理局》
市は、国から県を通じて、警戒体制の強化等を求める通知や連絡があった場合や武
力攻撃事態等の認定が行われたが、市に関して対策本部を設置すべき指定がなかった
場合等において、市長が不測の事態に備えた即応体制を強化すべきと判断した場合に
は、国民保護初動体制を立ち上げ、又は市警戒本部を設置して、即応体制の強化を図
る。
この場合において、市長は、情報連絡体制の確認、職員の参集体制の確認、関係機
関との通信・連絡体制の確認、生活関連等施設等の警戒状況の確認等を行い、市域に
おいて事案が発生した場合に迅速に対応できるよう必要に応じ全庁的な体制を構築す
る。
- 37 -
第2章
市対策本部の設置等
市対策本部を迅速に設置するため、設置する場合の手順や組織、機能等について、以
下のとおり定める。
なお、各局等の国民保護措置における主な業務については、本計画に定めるものの他、
相模原市地域防災計画の特殊災害対策計画に準ずる。
1
市対策本部の設置
⑴
市対策本部の設置の手順
《総務局・危機管理局》
市対策本部を設置する場合については、次の手順により行う。
ア
対策本部を設置すべき市町村の指定の通知
市長は、内閣総理大臣から、総務大臣(総務省消防庁)及び知事を通じて対策
本部を設置すべき市の指定の通知を受ける。
イ
市長による市対策本部の設置
市長は、指定の通知を受けた場合、直ちに市対策本部を設置する。
事前に市警戒本部を設置していた場合は、市対策本部に切り替えるものとする。
ウ
市対策本部員及び職員の参集
市対策本部は、本部員、職員に対し、職員参集システム等の連絡手段を活用し、
本庁又は出先機関等に参集するよう連絡する。
エ
市対策本部の開設
市対策本部は、消防指令センター災害対策室に開設する。
市長は、市対策本部を設置したときは、議会にその旨を連絡する。
オ
交代要員等の確保
市は、防災に関する体制を活用しつつ、職員の配置、食料、燃料等の備蓄、自
家発電設備及び仮眠設備の確保等を行う。
カ
本部の代替機能の確保
市は、市対策本部が被災した場合等市対策本部を消防指令センター災害対策室
に設置できない場合は、市対策本部を予備施設に設置する。
また、市域外への避難が必要で、市域内に市対策本部を設置することができな
い場合には、知事と市対策本部の設置場所について協議を行う。
⑵
対策本部を設置すべき市の指定の要請等
《危機管理局》
市長は、市が対策本部を設置すべき市の指定が行われていない場合において、国
民保護措置を総合的に推進するために必要があると認める場合には、知事を経由し
て内閣総理大臣に対し対策本部を設置すべき市の指定を行うよう要請する。
⑶
市対策本部における広報等
《総務局》
市は、武力攻撃事態等において、情報の錯そう等による混乱を防ぐために、住民
に適時、適切な情報提供や行政相談を行うため、市対策本部における広報広聴体制
を整備する。
- 38 -
ア
広報責任者の設置
武力攻撃事態等において住民に正確かつ積極的に情報提供を行うため、広報を
一元的に行う広報責任者を設置する。
イ
広報手段
広報紙、テレビ・ラジオ放送、記者会見、問い合わせ窓口の開設、ホームペー
ジ等のほか様々な広報手段を活用して、住民等に迅速に提供できる体制を整備す
る。
⑷
市対策本部長の権限
《危機管理局》
市対策本部長は、市内における国民保護措置を総合的に推進するため、各種の国
民保護措置の実施に当たっては、次に掲げる権限を適切に行使して、国民保護措置
の的確かつ迅速な実施を図る。
ア
市域内の国民保護措置に関する総合調整
市対策本部長は、市域に係る国民保護措置を的確かつ迅速に実施するため必要
があると認めるときは、市が実施する国民保護措置に関する総合調整を行う。
イ
県対策本部長に対する総合調整の要請
市対策本部長は、県対策本部長に対して、県並びに指定公共機関及び指定地方
公共機関が実施する国民保護措置に関して所要の総合調整を行うよう要請する。
また、県対策本部長に対して、国の対策本部長が指定行政機関及び指定公共機
関が実施する国民保護措置に関する総合調整を行うよう要請することを求める。
ウ
情報の提供の求め
市対策本部長は、県対策本部長に対し、市域に係る国民保護措置の実施に関し
総合調整を行うため必要があると認めるときは、必要な情報の提供を求める。
エ
国民保護措置に係る実施状況の報告又は資料の求め
市対策本部長は、総合調整を行うに際して関係機関に対し、市域に係る国民保
護措置の実施の状況について報告又は資料の提出を求める。
オ
市教育委員会に対する措置の実施の求め
市対策本部長は、市教育委員会に対し、市域に係る国民保護措置を実施するた
め必要な措置を講ずるよう求める。
⑸
市対策本部の廃止
《危機管理局》
市長は、内閣総理大臣から、総務大臣(総務省消防庁)及び知事を経由して市対
策本部の解除の通知を受けたときは、遅滞なく、市対策本部を廃止する。
- 39 -
2
市の国民保護措置における主な業務
市の各局等の国民保護措置における主な業務は、以下のとおりとする。
表
秘書課
総務局
国民保護措置における主な業務
・本部長・副本部長の秘書に関すること
総務部
・対処に当たる職員の安全の確保に関すること
・交代要員などの確保に関すること
・職員の安否確認に関すること
・派遣職員の調整に関すること
渉外部
・市対策本部における広報等に関すること
・報道機関との連絡調整に関すること
・在日米軍との連絡調整に関すること
・初期問い合わせ窓口の設置・対応に関すること
・外国人支援体制に関すること
企画財政局
企画部
・災害対策用地の確保及び利用計画の調整に関すること
・生活再建、地域経済の復興支援に関する総合調整に関す
ること
・情報通信手段の機能確保に関すること
・ライフライン被害(情報、通信)の情報収集に関するこ
と
財務部
・派遣に要する資機材、食材、車両等の調達に関すること
・車両・燃料の確保及び配車に関すること
・緊急通行車両の確認手続きに関すること
・国民保護措置に要した費用の支弁に関すること
・電力、ガス供給機関等との連絡調整に関すること
・応急仮設住宅の建設に関すること
・住宅の応急修理に関すること
税務部
・家屋等の被災情報の収集・報告に関すること
・市税の減免等に関すること
会計課
・緊急な支払に関すること
- 40 -
危機管理局
・国民の保護に関する総合調整に関すること
・初動体制に関すること
・市対策本部の設置・運営に関すること
・現地調整所等の設置・運営に関すること
・警戒区域の設定に関すること
・対処に当たる職員の安全の確保に関すること
・交代要員などの確保に関すること
・職員参集、被災自治体への被害情報の収集に関すること
・危機情報等の収集、分析、提供に関すること
・避難実施要領の策定に関すること
・関係機関への措置要請に関すること
・警報の内容の伝達・通知に関すること
・退避の指示、伝達に関すること
・広域応援等の要請に関すること
・被災者の運送等の要請に関すること
・安否情報の収集及び県知事へ報告に関すること
・特殊標章の管理、交付に関すること
市民局
・県警察本部等との連絡調整に関すること
・県警察等における安否情報収集に関すること
・生活関連物資等の価格安定に関すること
・火葬業務に関すること
健康福祉局
福祉部
・医療救護の全体調整に関すること
・医療機関等との連絡調整並びに医療情報の収集に関する
こと
・救護所の開設及び運営管理に関すること
・ボランティア活動への支援等に関すること
・医薬品等の調達に関すること
・災害時要援護者の安全確保等に関すること
・赤十字標章等の管理、交付に関すること
・遺体の収容、一時保存等に関すること
・遺体安置所等における安否情報の収集に関すること
・国民保護措置に要した費用の支弁に関すること
保険高齢部 ・施設利用者の安全確保に関すること
こども育成 ・災害時要援護者の安全確保等に関すること
部
- 41 -
保健所
・生活関連等施設(厚生労働省)の安全確保に関すること
・生物剤による攻撃への措置(消毒等)に関すること
・衛生検査に関すること
・応急給水の連絡調整に関すること
環境経済局
経済部
・民間からの救援物資の受入れに関すること
・生活関連物資等の調達及び輸送に関すること
・食料の調達及び輸送に関すること
環境共生部 ・汚染原因に応じた対応に関すること
・有害物質等の災害予防に関すること
資源循環部 ・災害廃棄物の処理に関すること
都市建設局
まちづくり ・交通関係機関との連絡調整に関すること
計画部
・応急仮設住宅の管理に関すること
・住宅の応急修理の受付に関すること
土木部
・交通規制に係る警察署との連絡調整に関すること
・通行禁止措置の周知に関すること
・緊急輸送道路の確保に関すること
・道路、河川、公共下水道等の施設の応急対策に関するこ
と
緑区役所
・住民への協力要請に関すること
中央区役所
・避難誘導に関すること
南区役所
・避難所の開設・運営等に関すること
・在宅避難者の把握に関すること
・自主防災組織等との連絡調整など連携に関すること
・安否情報の収集、協力要請、整理に関すること
・安否情報の照会の受付に関すること
・災害相談室の設置、運用に関すること
・退避の指示に伴う措置等に関すること
・現地調整所の運営に関すること
議会局
・市議会議員等との連絡調整に関すること
市選挙管理委
員会事務局
監査委員事務
局
人事委員会事
務局
農業委員会事
務局
- 42 -
教育局
教育環境部 ・市立小中学校の応急対策に関すること
学校教育部 ・施設利用者の避難誘導に関すること
生涯学習部 ・児童、生徒の安全確保に関すること
消防局
・消防機関の活動に関すること
・消防応援部隊の運用に関すること
・消防警戒区域設定の周知に関すること
・警報の伝達、周知に関すること
・消防救急無線の運用に関すること
・避難誘導に関すること
・救出・救助活動に関すること
・行方不明者等の捜索に関すること
・国民保護措置に要した費用の支弁に関すること
・特殊標章等の管理・交付に関すること
※ 市対策本部等が設置された場合における各局等の分掌事務などについては、市国民保
護計画等で定めをするもののほか、相模原市災害対策本部要綱の例によるものとする。
3
市現地対策本部の設置
《危機管理局・区役所》
市長は、国民保護措置の実施に当たり、地域における総合的な連絡、調整等を的確
かつ確実に行う必要があると認めるときは、必要と認めた公共施設等に市現地対策本
部を設置する。
市現地対策本部長や本部員は、市対策副本部長、本部員その他の職員のうちから市
対策本部長が指名する者をもって充てる。
4
現地調整所の設置
⑴
現地調整所の設置目的《危機管理局・市民局・健康福祉局・区役所・消防局》
市長は、武力攻撃等による災害が発生し、国民保護措置が実施される現場におい
て、その被害の軽減及び現地での措置に当たる職員等の安全を確保するため、現地
関係機関(県、消防機関、県警察、自衛隊、医療機関、関係事業者等の現地で活動
する機関)の活動を円滑に調整する必要があると認めるときは、現地調整所を速や
かに設置する。
⑵
現地調整所の設置場所
《危機管理局・区役所・消防局》
事態発生の現場において、各現地関係機関は機動的な活動を行うことから、現場
活動との一体性、現地関係機関の利便性、安全性等を考慮して設置場所を決定する。
また、現地調整所には、現場で活動する職員が視認しやすいように、現地調整所
の表示を掲げる。
⑶
現地調整所での確認及び調整
《危機管理局・区役所・消防局・関係各局》
各現地関係機関は、各機関の人員や装備等に応じて効果的な活動が行われるよう、
- 43 -
次の活動内容の確認及び調整を行う。
ア
原因物質の検知
イ
避難住民の誘導
ウ
消防活動
エ
被災者の救援(医療の提供、被災者の捜索及び救出等)
オ
汚染原因物質の除去又は除染
カ
警戒区域の設定、交通の規制
キ
応急の復旧
ク
広報
ケ
その他必要な事項
⑷
現地調整所での情報共有
《危機管理局・区役所・消防局・関係各局》
各現地関係機関は、現地調整所を構成する他の機関に対して、次の情報を適切に
提供する。特に、住民及び現地関係機関の職員の生命又は身体の安全確保に関する
情報については、できる限り迅速に共有する。
ア
現地関係機関の活動に関する情報
・部隊(人員)等の編成状況
・作業の進捗状況等
イ
災害に関する情報
・攻撃による災害(火災等)の状況
・交通に関する情報(道路・線路・橋等の破損状況、交通規制の状況等)
・二次災害の状況(危険性に係る情報を含む)
・有毒物質の有無や大気中の放射線又は放射性物質の量
ウ
住民に関する情報
・被災者の数、負傷者等の状況
・住民の避難状況、避難施設の状況
・住民の安否に関する情報
エ
活動の安全を確保するために必要な情報
・現地で活動する職員や住民の安全に係る事態の展開等
⑸
市対策本部との連携
《危機管理局》
市対策本部は、収集した情報を現地調整所に伝達するとともに、現地調整所は現
地の活動内容等を市対策本部に対して報告する。
- 44 -
<現地調整所>
消防機関
医療機関
関係事業者
図
・情報の共有
現地調整所の組織編成例
・活動内容の調整
相模原市
神奈川県
・現地の対応状況の報告
・関係機関から入手した
情報の報告
県警察
自衛隊
○各機関の機能や能力(人員、装備等)に応じて次の活動が効果的
市現地対策本部
相模原市国民保護対策本部
・国、県等から提供された情
報の伝達
・現地調整所への職員派遣
に行われるよう調整する。
→消火・救助・救急・交通の規制・原因物質の除去、除染等
○各機関の連携体制を構築する。
○相互の情報により、必要な警戒区域を設定する。
○情報共有するもののうち、特に活動する市職員及び消防団員の安
全に関する情報は、常に最新のものとなるよう努める。
図
現地調整所の組織編成例
- 45 -
安全な区域
現場警察部隊
医療現場
消防現場
現地指揮本部
指揮所
指揮所
無線車等
関係事業者
医療機関
消防機関
神奈川県
自衛隊
現地調整所
相模原市
県警察
相模原市国民保護対策本部
図
5
現地調整所設置イメージ
通信の確保
⑴
情報通信手段の確保
《企画財政局・危機管理局・関係各局・区役所》
市は、携帯電話、衛星携帯電話若しくはインターネット、総合行政ネットワーク
(LGWAN)、防災行政用同報無線、移動系無線の利用又は臨時回線の設定等に
より市対策本部と市現地対策本部、現地調整所、要避難地域、避難先地域等との間
で国民保護措置の実施に必要な情報通信手段を確保するように努める。
⑵
情報通信手段の機能確認
《企画財政局・危機管理局・関係各局・区役所》
市は、必要に応じ、情報通信手段の機能確認を行うとともに、支障が生じた情報
通信施設の応急復旧作業に努める。
⑶
ふくそう
通信輻輳により生じる混信等の対策
《危機管理局》
ふくそう
市は、武力攻撃事態等における通信輻輳により生ずる混信等の対策のため、必要
に応じ、通信運用の指揮要員等を避難先地域等に配置し、自ら運用する無線局等の
通信統制等を行うなど、通信を確保するための措置を講ずるよう努める。
- 46 -
第3章
関係機関相互の連携
市は、国民保護措置を的確かつ迅速に実施するため、国、県、他の市町村、指定公共
機関及び指定地方公共機関その他関係機関と相互に密接に連携することとし、それぞれ
の関係機関と市との連携を円滑に進めるために必要な事項について、以下のとおり定め
る。
1
国・県の対策本部との連携
⑴
《危機管理局》
国・県の対策本部との連携
市は、県の対策本部及び県を通じ国の対策本部と各種の調整や情報共有を行うこ
と等により密接な連携を図る。
⑵
国・県の現地対策本部との連携
市は、国・県の現地対策本部が設置された場合は、連絡員を派遣することなどに
より、当該本部と緊密な連携を図る。
また、運営が効率的であると判断される場合には、必要に応じて、県・国と調整
の上、共同で現地対策本部を設置し、情報交換等を行うとともに、現地対策本部の
運用を行う。
⑶
武力攻撃事態等合同対策協議会との連携
市は、国の現地対策本部長が、武力攻撃事態等合同対策協議会を開催する場合は、
市対策本部長又は市対策本部長が指名する本部員が出席し、国民保護措置に関する
情報を交換し、それぞれの実施する国民保護措置について相互に協力する。
2
知事、指定行政機関の長、指定地方行政機関の長等への措置要請等 《危機管理局》
⑴
知事等への措置要請
市は、当該市域における国民保護措置を的確かつ迅速に実施するため必要がある
と認めるときは、知事その他県の執行機関(以下「知事等」という。)に対し、そ
の所掌事務に係る国民保護措置の実施に関し必要な要請を行う。
⑵
知事等に対する指定行政機関の長又は指定地方行政機関の長への措置要請の求め
市は、当該市域における国民保護措置を的確かつ迅速に実施するため、特に必要
があると認めるときは、知事等に対し、指定行政機関の長又は指定地方行政機関の
長への要請を行うよう求める。
⑶
指定公共機関、指定地方公共機関への措置要請
市は、国民保護措置を的確かつ迅速に実施するため必要があると認めるときは、
関係する指定公共機関又は指定地方公共機関に対し、その業務に係る国民保護措置
の実施に関し必要な要請を行う。
3
自衛隊の部隊等の派遣要請の求め等
《危機管理局》
市長は、国民保護措置を円滑に実施するため必要があると認めるときは、知事に対
- 47 -
し、自衛隊の部隊等の派遣の要請を行うよう求める。
また、通信の途絶等により知事に対する自衛隊の部隊等の派遣の要請の求めができ
ない場合は、陸上自衛隊第4施設群長等を介して防衛大臣に連絡する。
なお、国民保護等派遣を命ぜられた部隊のほか、防衛出動及び治安出動(内閣総理
大臣の命令に基づく出動(自衛隊法第78条)及び知事の要請に基づく出動(自衛隊
法第81条))により出動した部隊とも、市対策本部及び現地調整所において緊密な
意思疎通を図る。
4
他の市町村長等に対する応援の要求、事務の委託
⑴
他の市町村長等への応援の要求
《危機管理局》
市長は、必要があると認めるときは、応援を求める理由、活動内容等を具体的に
明らかにした上で、他の市町村長等に対して応援を求める。
⑵
県への応援の要求
《危機管理局》
市長は、必要があると認めるときは、知事に対し応援を求める。
⑶
事務の一部の委託
ア
《危機管理局・議会局》
市が、国民保護措置の実施のため、事務の一部を他の地方公共団体に委託する
ときは、以下の事項を明らかにして委託を行う。
イ
・
委託事務の範囲並びに委託事務の管理及び執行の方法
・
委託事務に要する経費の支弁の方法その他必要な事項
市は、他の地方公共団体に事務の委託を行った場合、上記事項を公示するとと
もに、県に届け出る。
また、事務の委託又は委託に係る事務の変更若しくは事務の廃止を行った場合、
市長はその内容を速やかに議会に報告する。
5
指定行政機関の長等に対する職員の派遣要請
⑴
《総務局》
市は、国民保護措置の実施のため必要があるときは、指定行政機関の長若しくは
指定地方行政機関の長又は特定指定公共機関(指定公共機関である特定独立行政法
人をいう。)に対し、当該機関の職員の派遣の要請を行う。
また、必要があるときは、地方自治法の規定に基づき、他の地方公共団体に対し、
当該地方公共団体の職員の派遣を求める。
⑵
市は、⑴の要請を行うときは、県を経由して行う。ただし、人命の救助等のため
に緊急を要する場合は、直接要請を行う。
また、当該要請等を行っても必要な職員の派遣が行われない場合などにおいて、
国民保護措置の実施のため必要があるときは、知事に対し、⑴の職員の派遣につい
て、あっせんを求める。
- 48 -
6
市が実施する応援等
⑴
他の市町村に対して実施する応援等
ア
《総務局・危機管理局・議会局》
市は、他の市町村から応援の求めがあった場合には、求められた応援を実施す
ることができない場合や他の機関が実施する国民保護措置と競合する場合など、
正当な理由のある場合を除き、必要な応援を実施する。
イ
他の市町村から国民保護措置に係る事務の委託を受けた場合、市長は、所定の
事項を議会に報告するとともに公示を行い、県に届け出る。
⑵
指定公共機関又は指定地方公共機関に対して実施する応援等 《総務局・危機管
理局》
市は、指定公共機関又は指定地方公共機関の行う国民保護措置の実施について労
務、施設、設備又は物資の確保についての応援を求められた場合には、求められた
応援を実施することができない場合や他の機関が実施する国民保護措置と競合する
場合など、正当な理由のある場合を除き、必要な応援を実施する。
7
自主防災組織等に対する支援等
⑴
自主防災組織等に対する支援
《危機管理局・区役所》
市は、自主防災組織による警報の内容の伝達、自主防災組織や自治会長等の住民
による避難住民の誘導等の実施に関する協力について、その安全を十分に確保し、
適切な情報の提供や活動に対する資機材の提供等自主防災組織等に対する必要な支
援を行うように努める。
⑵
ボランティア活動への支援等
《健康福祉局》
市は、武力攻撃事態等におけるボランティア活動に際しては、その安全を十分に
確保する必要があることから、武力攻撃事態等の状況を踏まえ、ボランティア活動
の適否を判断する。
また、安全の確保が十分であると判断した場合には、県と連携して、ボランティ
ア関係団体等と相互に協力し、被災地又は避難先地域におけるニーズや活動状況の
把握、ボランティアへの情報提供、ボランティアの生活環境への配慮、避難所等に
臨時に設置されるボランティアセンター等における登録・派遣調整等の受入体制の
確保等に努め、その技能等の効果的な活用を図るように努める。
⑶
民間からの救援物資の受入れ
《環境経済局》
市は、県や関係機関等と連携し、被災地及び避難先地域が受入れを希望する物資
を把握し、その内容を周知し、国民、企業等からの救援物資の受入れ、避難所等へ
の配送等の体制を整備するように努める。
8
住民への協力要請
《危機管理局・健康福祉局・区役所・消防局》
市は、国民保護法の規定により、次に掲げる措置を行うために必要があると認める
場合には、住民に対し、必要な援助についての協力を要請する。この場合において、
要請を受けて協力する者の安全の確保に十分に配慮する。
- 49 -
・
避難住民の誘導
・
避難住民等の救援
・
初期消火、負傷者の搬送、被災者の救出その他の武力攻撃災害への対処に関する
措置
・
保健衛生の確保
- 50 -
第4章
第1
警報及び避難の指示等
警報の伝達等
市は、武力攻撃事態等において、住民の生命、身体及び財産を保護するため、警報の
内容の迅速かつ的確な伝達及び通知を行うことが極めて重要であることから、警報の伝
達及び通知等に必要な事項について、以下のとおり定める。
1
警報の内容の伝達等
⑴
警報の内容の伝達
《危機管理局・区役所・消防局》
市は、県から警報の内容の通知を受けた場合には、あらかじめ定めた伝達方法
(伝達先、手段、伝達順位)により、速やかに警報の内容を伝達する。
⑵
警報の内容の通知
《総務局・危機管理局》
ア
市は、他の執行機関その他の関係機関に対し、警報の内容を通知する。
イ
市は、警報が発令された旨の報道発表を速やかに行うとともに、市のホームペ
ージに警報の内容を掲載する。
2
警報の内容の伝達方法
《総務局・危機管理局・市民局・区役所・消防局》
⑴ 警報の内容の伝達方法については、現在市が保有する伝達手段に基づき、原則と
して以下の要領により行う。
ア
「武力攻撃が迫り、又は現に武力攻撃が発生したと認められる地域」に市が含
まれる場合
この場合においては、原則として、防災行政用同報無線で国が定めたサイレン
を最大音量で吹鳴して住民に注意喚起した後、武力攻撃事態等において警報が発
令された事実等を周知するとともに、防災メール、SNS(ソーシャルネットワ
ーキングサービス)等あらゆる手段を活用し、周知を図る。
イ
「武力攻撃が迫り、又は現に武力攻撃が発生したと認められる地域」に市が含
まれない場合
この場合においては、原則として、サイレンは使用せず、防災行政用同報無線
やホームページへの掲載をはじめとする手段により、周知を図る。
なお、市長が特に必要と認める場合には、サイレンを使用して住民に周知を図
る。
また、広報車の使用、消防団や自主防災組織による伝達、自治会等への協力依
頼など、防災行政用同報無線による伝達以外の方法の活用に努める。
⑵
市長は、職員等を指揮し、あるいは自主防災組織等の自発的な協力を得ることな
どにより、各世帯等に警報の内容を伝達する。
この場合において、消防局は保有する車両・装備を有効に活用し、巡回等により
伝達を行うとともに、消防団は、平素からの地域との密接なつながりを生かし、自
主防災組織、自治会や災害時要援護者等への伝達を行うなど、それぞれの特性を生
- 51 -
かした効率的な伝達が行なわれるように配意する。
また、県警察の交番、駐在所、パトカー等の勤務員による拡声機や標示を活用し
た警報の内容の伝達が的確かつ迅速に行われるよう、県警察と緊密な連携を図る。
⑶
市は、警報の内容の伝達においては、特に、高齢者、障害者、外国人等に対する
伝達に配慮する。
⑷
市は、警報の解除の伝達については、武力攻撃予測事態及び武力攻撃事態の双方
において、警報の発令と同様の方法で住民及び関係機関に伝達する。
この場合において、原則として、サイレンは使用しないこととする。
3
緊急通報の伝達及び通知
《危機管理局・市民局・区役所・消防局・関係各局》
市は、県から緊急通報の通知を受けた場合には、警報の伝達・通知方法に準じて住
民や関係機関への緊急通報の伝達等を行う。
- 52 -
第2
避難住民の誘導等
市は、県の避難の指示に基づいて、避難実施要領を作成し、避難住民の誘導を行うこ
とから、避難の指示の住民等への通知・伝達及び避難住民の誘導について、以下のとお
り定める。
1
避難の指示の通知・伝達
⑴
《危機管理局・区役所・消防局》
市長は、知事が避難の指示を迅速かつ的確に行えるよう事態の状況を踏まえ、被
災情報や現場における事態に関する情報、避難住民数、避難誘導の能力等の状況に
ついて、収集した情報を迅速に県に提供する。
⑵
市長は、知事による避難の指示が行われた場合には、警報の内容の伝達等に準じ
て、その内容を住民に伝達し、関係機関に通知する。
2
避難実施要領の策定
⑴
避難実施要領の策定
《危機管理局》
市長は、知事から避難の指示の通知を受けた場合は、直ちに、避難実施要領のパ
ターンを参考に避難の指示の内容に応じた避難実施要領の案を作成するとともに、
各執行機関、県、県警察、自衛隊等の関係機関の意見を聴いた上で、避難実施要領
を的確かつ迅速に策定する。
ただし、緊急の場合には、事態の状況等を踏まえて法定事項を箇条書きにするな
ど、避難実施要領を簡潔な内容で作成するよう柔軟に対応する。
その際、避難実施要領の通知・伝達が避難の指示の通知後速やかに行えるよう迅
速な作成に留意する。
避難の指示の内容が修正された場合又は事態の状況が変化した場合には、直ちに
避難実施要領の内容を修正する。
なお、避難実施要領に定める事項は次のとおり
・避難の経路、避難の手段その他避難の方法に関する事項
・避難住民の誘導の実施方法、避難住民の誘導に係る関係職員の配置その他避難
住民の誘導に関する事項
・その他避難の実施に関し必要な事項
⑵
避難実施要領の策定の際における考慮事項
《危機管理局・関係各局・区役所》
避難実施要領の策定に際しては、以下の点を考慮する。
ア
避難の指示の内容の確認
地域ごとの避難の時期、優先度、避難の形態
イ
事態の状況の把握
警報の内容や被災情報の分析
特に、避難の指示以前に自主的な避難が行われる状況も勘案
ウ
避難住民の概数把握
エ
誘導の手段の把握
- 53 -
屋内避難、徒歩による移動避難、広域避難(運送事業者である指定地方公共機
関等による運送)
オ
輸送手段の確保の調整
県との役割分担、運送事業者との連絡網、一時避難場所の選定
カ
要援護者の避難方法の決定
キ
避難経路や交通規制の調整
具体的な避難経路、県警察との避難経路の選定・自家用車等の使用に係る調整、
道路の状況に係る道路管理者との調整
ク
職員の配置
各地域への職員の割当て、現地派遣職員の選定
ケ
関係機関との調整
現地調整所の設置、連絡手段の確保
コ
米軍及び自衛隊の行動と避難経路や避難手段の調整
県対策本部との調整、国の対策本部長による利用指針を踏まえた対応
⑶
在日米軍や自衛隊の施設の周辺における住民の避難等《危機管理局・都市建設局》
米軍や自衛隊の行動と国民保護措置の実施について、道路施設等における利用の
ニーズが競合する場合には、市長は、県を通じて、国の対策本部に早急に現場の状
況等を連絡する。
この場合において、市長は、周辺住民の避難を円滑に行うために必要な道路を避
難経路として利用できるよう、知事に対し国の対策本部長に依頼を行うよう要請す
る。
⑷ 避難実施要領の内容の伝達等
《危機管理局・市民局・区役所・消防局》
市長は、避難実施要領を策定後、直ちに、その内容を、住民及び自治会等に伝達
する。その際、住民に対しては、迅速な対応が取れるよう、関係する情報を的確に
伝達するように努める。
また、市長は、直ちに、その内容を市の他の執行機関、消防局長、警察署長及び
陸上自衛隊第4施設群長並びにその他の関係機関に通知する。
3
避難住民の誘導
⑴
市長による避難住民の誘導
《危機管理局・区役所・消防局・関係各局》
市長は、避難実施要領で定めるところにより、市の職員及び消防団長を指揮し、
避難住民を誘導する。その際、避難実施要領の内容に沿って自治会、学校、事業所
等を単位として誘導を行う。ただし、緊急の場合には、この限りでない。
また、市長は、避難実施要領に沿って、避難経路の要所に職員を配置して各種の
連絡調整に当たらせるとともに、行政機関の車両や案内板を設置して、誘導の円滑
化を図る。職員には避難住民に対する避難誘導活動への理解や協力が得られるよう
特殊標章等を携行させる。
- 54 -
⑵
消防機関の活動
《健康福祉局・区役所・消防局》
消防局は、消火活動及び救助・救急活動の状況を勘案しつつ、市長の定める避難
実施要領に基づき、要所に消防車両等を配置し、車載の拡声器を活用するなど効果
的な誘導を実施するとともに、自力歩行困難な災害時要援護者の人員輸送車両等に
よる運送を行う等保有する装備を有効活用した避難住民の誘導に努める。
消防団は、消火活動及び救助・救急活動について、消防局と連携しつつ、自主防
災組織、自治会等と連携した避難住民の誘導を行うとともに、災害時要援護者に関
する情報の確認や要避難地域内残留者の確認等を担当する等地域とのつながりを生
かした活動を行う。
⑶
避難誘導を行う関係機関との連携 《危機管理局・市民局・都市建設局・区役所・
消防局》
市長は、避難実施要領の内容を踏まえ、市の職員のみでは十分な対応が困難であ
ると認めるときは、警察署長又は国民保護措置の実施を命ぜられた自衛隊の部隊等
の長に対して、警察官又は自衛官(以下「警察官等」という。)による避難住民の
誘導を要請する。
また、市長は、警察官等が避難住民の誘導を行う場合に警察署長等から協議を受
けた際は、その時点における事態の状況や避難誘導の状況に照らして、交通規制等
関係機関による必要な措置が円滑に行われるよう所要の調整を行う。
市長は、これらの誘導における現場での調整を円滑に行い、事態の変化に迅速に
対応できるよう、事態の規模・状況に応じて現地調整所を設け、関係機関との情報
共有や活動調整を行う。
⑷
自主防災組織等に対する協力の要請
《区役所》
市長は、避難住民の誘導に当たっては、自主防災組織や自治会長等の地域におい
てリーダーとなる住民に対して、避難住民の誘導に必要な援助について、協力を要
請する。
⑸
誘導時における食品の給与等の実施や情報の提供
《環境経済局・区役所》
市長は、避難住民の誘導に際しては、県と連携して、食品の給与、飲料水の供給、
医療の提供その他の便宜を図る。
市長は、避難住民の心理を勘案し、避難住民に対して、必要な情報を適時、適切
に提供する。その際、避難住民の不安の軽減のために、可能な限り、事態の状況等
とともに、行政側の対応についての情報を提供する。
⑹
高齢者、障害者、乳幼児その他の特に配慮を要する者への配慮
《健康福祉局》
市長は、高齢者、障害者、乳幼児その他の特に配慮を要する者の避難を万全に行
うため、社会福祉協議会、民生委員、介護保険制度関係者、障害者団体等と協力し
て、災害時要援護者への連絡、運送手段の確保に努める。
⑺
残留者等への対応
《危機管理局・区役所》
市は、避難の指示に従わずに要避難地域にとどまる者に対しては、事態の状況等
に関する情報に基づき丁寧な説明を行い、残留者の説得に努めるとともに、避難に
- 55 -
伴う混雑等により危険な事態が発生する場合には、必要な警告や指示を行う。
⑻
避難所等における安全確保等
《市民局・区役所》
市は、県警察が行う被災地、避難所等における犯罪の予防のための活動に必要な
協力を行うとともに、県と協力し住民等からの相談に対応するなど住民等の不安の
軽減に努める。
⑼
動物の保護等に関する配慮
《健康福祉局》
市は、「動物の保護等に関して地方公共団体が配慮すべき事項についての基本的
考え方について」(平成17年8月31日付け環境省自然環境局総務課動物愛護管
理室及び農林水産省生産局畜産部畜産企画課通知)を踏まえ、以下の事項等につい
て、所要の措置を講ずるよう努める。
⑽
ア
危険動物等の逸走対策
イ
要避難地域等において飼養又は保管されていた家庭動物等の保護等
通行禁止措置の周知
《都市建設局》
市長は、道路管理者として、道路の通行禁止等の措置を行ったときは、県警察と
協力して、直ちに、住民等に周知徹底を図るよう努める。
⑾
県に対する要請等
《環境経済局・区役所》
市長は、避難住民の誘導に際して食料、飲料水、医療等が不足する場合には、知
事に対して、必要な支援の要請を行う。
また、避難住民の誘導に係る資源配分について他の市町村と競合するなど広域的
な調整が必要な場合は、知事に対して所要の調整を行うよう要請する。
市長は、知事から避難住民の誘導に関して、是正の指示があったときは、その指
示の内容を踏まえて適切な措置を講ずる。
⑿
避難住民の運送の求め等
《都市建設局・区役所・関係各局》
市長は、避難住民の運送が必要な場合においては、県との調整により、運送事業
者である指定公共機関又は指定地方公共機関に対して、避難住民の運送を求める。
市長は、運送事業者である指定公共機関又は指定地方公共機関が正当な理由なく
運送の求めに応じないと認めるときは、指定公共機関にあっては、県を通じて国の
対策本部長に対し、指定地方公共機関にあっては、県対策本部長にその旨を通知す
る。
⒀
避難住民の復帰のための措置
《危機管理局・関係各局・区役所》
市長は、避難の指示が解除された時は、避難住民の復帰に関する要領を作成し、
避難住民を復帰させるため必要な措置を講ずる。
⒁
大規模な市民の避難
《都市建設局・区役所・消防局》
市長は、多数の市民を避難させる必要が生じた場合、知事からの避難の指示を踏
まえ、避難住民の誘導を行う。
⒂
帰宅困難者等への対応
《危機管理局・都市建設局・区役所》
帰宅困難者及び駅前滞留者が多数発生した場合、市は県及び関係機関と連携を図
り、避難施設等の必要な情報提供を行うとともに、情報の不足や混乱状態の発生を
- 56 -
防止するため広報を行う。
- 57 -
第5章
救援
市は、避難住民や被災者に対して、関係機関の協力を得て救援に関する措置について
主体的に行うことになることから、実施する救援の内容について、以下のとおり定める。
1
救援の実施
⑴
《関係各局・区役所》
救援の実施
市長は、知事からの政令指定都市への通知により、国の対策本部長による救援の
指示を受けたときは、救援を必要としている避難住民等に対し、関係機関の協力を
得て救援を行う。
ただし、その事態に照らし緊急を要し、知事を通じて国の対策本部長による救援
の指示を待つ時間的な余裕がないと認めるときは、救援の指示を待たずに救援を行
う。
⑵
県との情報の共有
市は、政令指定都市が県と同様の立場で救援を行うことから、県との間で救援の
活動内容について情報の共有を図る。
2
関係機関との連携
⑴
県への要請等
《危機管理局・関係各局・区役所》
市長は、救援を実施するため必要があると認めるときは、知事に対し、国及び他
の都道府県に支援を求めるよう要請する。この場合においては、具体的な支援内容
を示して行う。
また、市長は、救援を実施するため必要があると認めるときは、知事に対し、県
内の他の市町村との調整を行うよう要請する。
⑵
日本赤十字社との連携
《健康福祉局》
市長は、救援又はその応援の実施に関し、必要な事項を日本赤十字社神奈川県支
部に委託することができる。この場合においては、災害救助法における実務に準じ
た手続により委託を行う。
⑶
緊急物資の運送の求め
《環境経済局》
市長は、運送事業者である指定公共機関又は指定地方公共機関に対し、緊急物資
の運送を求める場合は、避難住民の運送の求めに準じて行う。
⑷
国への要請
《危機管理局・関係各局・区役所》
市長は、救援を実施するため必要があると認めるときは、国に対して支援を求め
る。この場合においては、具体的な支援内容を示して行う。
3
救援の内容
市長は、「武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律による救
援の程度及び方法の基準」(平成25年内閣府告示第229号。以下「救援の程度及
- 58 -
び基準」という。)に基づき次に掲げる救援の措置を行う。
なお、市は、高齢者、障害者、乳幼児その他の救援の実施に際し援護を要する者に
対して、適切に救援を実施できるよう十分配慮する。あわせて、救援の実施に当たっ
ては、男女のニーズの違いにも配慮する。
⑴
収容施設の供与
ア
《企画財政局・危機管理局・都市建設局・区役所》
避難所の供与
市は、県と調整の上、避難所を開設する場所を決定し開設する。また、避難所
を開設したときは、地域市民に周知するとともに、関係機関に連絡する。
なお、避難所が開設された場合は、避難者・自主防災組織の代表者等で構成す
る避難所運営協議会を組織し、市職員及び施設管理者の助言を受けながら避難所
の管理運営の総合調整を進める。
イ
応急仮設住宅等の供与、住宅の応急修理
市は、武力攻撃災害により被災し、自らの資力では住家を確保できない者に対
し、応急仮設住宅等を供与し、又は住宅の応急修理を実施する。
応急仮設住宅の建設に当たっては、公有地又は民有地から設置場所を選定する
とともに、建設及び建築資材については、関係団体等に協力を要請する。
また、市が管理する公営住宅の空家住宅を積極的に活用するように努める。
⑵
食品・飲料水の供給及び生活必需品の給与又は貸与 《健康福祉局・環境経済局》
ア
飲料水の供給活動
市は、緊急遮断弁付受水槽等から飲料水を供給するとともに、県企業庁の災害
用指定配水池(谷ヶ原配水池)から給水車又は給水タンクにより運搬すること等
により飲料水を確保し、応急給水を行うとともに、必要に応じ、県に対して自衛
隊の派遣による給水等の要請を行うよう求める。
また、飲料水以外の生活用水についても、必要最小限の範囲で確保及び供給に
努める。
イ
食品の調達・集積・配分・供給活動
市は、避難住民等の人数等を把握し、食品の必要量の見積りを行う。
また、備蓄食料及び業界団体等から協力を得て調達した食品を避難住民等に供
給するとともに、必要に応じ、県に対して自衛隊の派遣による炊飯等の要請を行
うよう求める。
ウ
生活必需品の給与又は貸与
市は、避難住民等の人数等を把握し、生活必需品の必要量の見積りを行う。
また、備蓄生活必需品及び業界団体等から協力を得て調達した生活必需品を避
難住民等に供給するとともに、調達が困難な場合は、県に支援を要請する。
⑶
医療の提供及び助産
《健康福祉局》
市は、避難の指示に基づく避難又は武力攻撃災害により医療の手段を失った者に
対して、応急的に医療又は助産を実施する。
ア
救護所の設置
- 59 -
市は、関係団体の協力を得て、市立小学校等に救護所を設置する。
イ
救護班の編成
市は、関係団体の協力を得て、傷病者の輸送拠点におけるトリアージ(傷病者
の治療優先順位を決定すること)、救護所における救護活動等を行うために各地
域ごとに救護班を編成する。
⑷
被災者の捜索及び救出
《消防局》
市は、県警察等と連携し、避難の指示が解除された後又は武力攻撃により新たに
被害を受けるおそれがない場合、武力攻撃災害により、生命若しくは身体が危険な
状態にある者又は生死不明の状態にある者の捜索及び救出を実施する。
⑸
埋葬及び火葬
《市民局》
市は、武力攻撃災害の際死亡した者のうち、遺族がいない場合又はその遺族が災
害による混乱のため埋火葬を行うことが困難な場合、応急的な措置として相模原市
営斎場において埋火葬を実施する。
また、市は、火葬の終了した遺骨及び遺品を遺族に引き渡す。ただし、遺族がい
ない場合は、一時保管する。
⑹
電話その他の通信設備の提供
《企画財政局》
市は、電気通信事業者である指定公共機関の協力を得て、避難住民等に対して、
電話等の利用を可能とする通信端末機器その他必要な通信設備を確保する。
⑺
学用品の給与
《教育局》
市は、学用品を喪失し、又は損傷し、就学上支障のある児童及び生徒に対し、教
科書、文房具及び通学用品を給与する。
⑻
死体の捜索及び遺体の処理
ア
《市民局・健康福祉局・消防局》
死体の捜索
市は、所轄警察署等と連携し、避難の指示が解除された後又は武力攻撃により
新たに被害を受けるおそれがない場合、武力攻撃災害により、現に行方不明の状
態にあり、かつ、既に死亡していると推定される者を捜索するとともに、捜索に
よらずに死体が発見されたときに、死体を発見した者が直ちに所轄警察署又は直
近の警察官にその旨を通報するよう、広報を行う。
イ
遺体の処理
市は、武力攻撃災害時には遺体収容・安置施設を開設し、捜索により収容され
た遺体をその遺体収容・安置施設へ搬送する。
また、所轄警察署、地元自治会等の協力を得て、遺体の身元確認と身元引受人
の発見に努める。
なお、検案終了後に必要に応じて遺体の洗浄、縫合、消毒等の措置を行う。
市は、身元の確認ができず所轄警察署から引渡しを受けた遺体については、墓
地、埋葬等に関する法律(昭和23年法律第48号)及び行旅病人及行旅死亡人
取扱法(明治32年法律第93号)により処理するものとする。
- 60 -
⑼
武力攻撃災害によって住居又はその周辺に運ばれた土石、竹木等で、日常生活に
著しい支障を及ぼしているものの除去
《危機管理局・環境経済局・都市建設局・
関係各局・区役所》
市は、避難の指示が解除された後又は武力攻撃により新たに被害を受けるおそれ
がなくなった後、居室、炊事場等生活に欠くことのできない場所又は玄関に障害物
が運び込まれているため一時的に居住できない状態にあり、かつ、自らの資力では、
当該障害物を除去することができない者に対して除去を実施する。
4
医療活動等を実施する際に特に留意すべき事項
《健康福祉局・消防局》
市は、核攻撃・武力攻撃原子力災害、及び放射性物質による攻撃、生物剤による攻
撃、化学剤による攻撃の場合には、それぞれ、次の点に留意して医療活動を実施する。
⑴
核攻撃・武力攻撃原子力災害及び放射性物質による攻撃の場合の医療活動
ア
医療関係者からなる救護班を編成し、緊急被ばく医療活動を行う場合、国等の
支援及び指導の下に、被ばく線量計による管理を行うなどの防護措置を講ずる。
イ
内閣総理大臣により緊急被ばく医療派遣チームが派遣された場合、その指導の
下、トリアージや汚染・被ばくの程度に応じた医療を実施する。
⑵
生物剤による攻撃の場合の医療活動
ア
病状等が既知の疾病と明らかに異なる感染症又は重篤な感染症の患者が発生し
た場合、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成10年
法律第114号。以下「感染症法」という。)の枠組みに従い、必要に応じて感
染症指定医療機関等への患者の移送及び入院措置を行う。また、医療関係者に対
してワクチン接種を行うなどの防護措置を講ずる。
イ
国からの協力要請に応じて、国等の支援及び指導の下に救護班を編成し、医療
活動を実施する。
⑶
化学剤による攻撃の場合の医療活動
国からの協力要請に応じて、国等の支援及び指導の下に救護班を編成し、医療活
動を実施する。
5
救援の際の物資の売渡し要請等
《関係各局・区役所》
市長は、救援を行うため必要があると認めるときは、国民保護法の規定に基づき、
次の要請等を行うことができる。
⑴
要請等の内容
ア
物資の売渡し要請等
・
市長は、救援を行うため必要があるときは、救援の実施に必要な医薬品等の
物資であって、生産、販売、輸送等を業とする者が取り扱うもの(以下「特定
物資」という。)について、所有者に対し、当該特定物資の売渡しを要請する
ことができる。この場合において、所有者が正当な理由なく応じないときは、
特に必要があるときに限り、当該特定物資を収用することができる。
- 61 -
・
市長は、特定物資を確保するため緊急の必要があるときは、特定物資の保管
を命令することができる。
・
市長は、救援を行うため必要があるときは、指定行政機関の長又は指定地方
行政機関の長に対し、特定物資の確保を要請する。
イ
土地等の使用
市長は、避難住民等に収容施設を供与し、又は臨時の医療施設を開設するため
必要があるときは、所有者及び占有者の同意を得て、土地、家屋又は物資(以下
「土地等」という。)を使用することができる。この場合において、所有者等が
正当な理由なく同意しないとき又は所有者等の所在が不明なときは、特に必要が
あるときに限り、同意を得ないで土地等を使用することができる。
ウ
医療の実施の要請
市長は、大規模な武力攻撃災害が発生した場合において必要があると認めると
きは、医師、看護師その他の医療関係者に対し、その場所及び期間その他の必要
な事項を書面で示し、医療を行うよう要請することができる。この場合において、
医療関係者が正当な理由なく要請に応じないときは、特に必要があるときに限り、
医療を行うよう指示することができる。
⑵
公用令書の交付
市長は、特定物資の収用若しくは保管命令又は土地等の使用を行うときは、公用
令書を交付して行う。ただし、土地等の使用に際して公用令書を交付すべき相手方
の所在が不明である場合は、事後に交付する。
⑶
立入検査
市長は、特定物資の収用若しくは保管命令又は土地等の使用を行うために必要が
あるときは、その職員に特定物資の保管場所等や土地等に立ち入り、特定物資や土
地等の状況を検査させることができる。この場合において、当該措置を行う職員は、
身分証明書を携帯し、請求があるときは、これを提示しなければならない。
⑷
要請等に応じて医療を行う者の安全確保
市長は、医療関係者に対し、医療を行うよう要請し、又は医療を行うべきことを
指示する場合には、当該医療関係者に当該医療を的確かつ安全に実施するために必
要な情報を随時十分に提供すること等により、医療関係者の安全の確保に十分に配
慮する。
- 62 -
第6章
安否情報の収集・提供
市は、安否情報の収集及び提供を行うに当たっては、他の国民保護措置の実施状況を
勘案の上、その緊急性や必要性を踏まえて行うものとし、安否情報の収集整理及び報告
並びに照会への回答について必要な事項を以下のとおり定める。
1
安否情報の収集等
⑴
安否情報の収集
《危機管理局・市民局・健康福祉局・区役所》
市は、避難所において安否情報の収集を行うほか、医療機関からの情報収集、警
察への照会などにより安否情報の収集を行う。
安否情報については、武力攻撃事態等における安否情報の収集及び報告の方法並
びに安否情報の照会及び回答の手続その他の必要な事項を定める省令(平成17年
総務省令第44号。以下「安否情報省令」という。)に規定する安否情報収集様式に
より情報を収集する。
⑵
安否情報収集の協力要請
《危機管理局》
市は、安否情報を保有する運送機関、医療機関、報道機関等の関係機関に対し、
必要な範囲において、安否情報の収集への協力を行うよう要請する場合、当該協力
は各機関の業務の範囲内で行われるものであり、当該協力は各機関の自主的な判断
に基づくものであることに留意する。
⑶
安否情報の整理
《危機管理局・市民局・健康福祉局・区役所》
市は、総務省消防庁から安否情報システムの運用開始の通知があった際には、自
ら収集した安否情報について、安否情報システムへの入力等を実施するなど、同シ
ステムを活用の上、できる限り重複を排除し、情報の正確性の確保を図るよう努め
る。この場合において、重複している情報や必ずしも真偽が定かでない情報につい
ても、その旨がわかるよう整理に努める。
2
県に対する報告
《危機管理局》
市は、県への報告に当たっては、原則として、安否情報省令に規定する安否情報報
告書の内容に基づき安否情報システムを利用して報告し、安否情報システムを利用で
きない場合は、安否情報報告書に必要事項を記載した書面(電磁的記録を含む。)を、
電子メール等で県に送付する。ただし、事態が急迫してこれらの方法によることがで
きない場合は、口頭や電話などにより報告を行う。
3
安否情報の照会に対する回答
⑴
《危機管理局・区役所》
安否情報の照会の受付
ア
市は、安否情報の照会窓口、電話及びFAX番号、メールアドレスについて、
市対策本部を設置すると同時に住民に周知する。
イ
住民からの安否情報の照会については、原則として区役所に設置する対応窓口
- 63 -
に、安否情報省令に規定する様式に必要事項を記載した書面を提出することによ
り受け付ける。ただし、安否情報の照会を緊急に行う必要がある場合や照会をし
ようとする者が遠隔地に居住している場合など、書面の提出によることができな
い場合は、口頭や電話、電子メールなどでの照会も受け付ける。
ウ
受付に当たっては、照会者に対し、本人であることを証明する書類(運転免許
証等)を照会窓口において提示又は提出させることにより、照会者の本人確認を
行う。ただし、当該書類を提示又は提出できない場合は、別に定める方法により、
確認を行う。
⑵
安否情報の回答
ア
市は、当該照会に係る者の安否情報を保有及び整理している場合には、安否情
報の照会を行う者の身分証明書等により本人確認を行うこと等により、当該照会
が不当な目的によるものではなく、また、照会に対する回答により知り得た事項
を不当な目的に使用されるおそれがないと認めるときは、安否情報省令に規定す
る安否情報回答書の様式により、当該照会に係る者が避難住民に該当するか否か
及び武力攻撃災害により死亡し、又は負傷しているか否かの別を回答する。
イ
市は、照会に係る者の同意があるとき又は公益上特に必要があると認めるとき
は、照会をしようとする者が必要とする安否情報に応じ、必要と考えられる安否
情報項目を安否情報回答書の様式により回答する。
ウ
市は、安否情報の回答を行った場合には、当該回答を行った担当者、回答の相
手の氏名や連絡先等を把握する。
⑶
個人の情報の保護への配慮
ア
市は、安否情報は個人の情報であることに鑑み、その取扱いについては十分留
意すべきことを職員に周知徹底するなど、安否情報データの管理を徹底する。
イ
市は、安否情報の回答に当たっては、必要最小限の情報の回答にとどめるもの
とし、負傷又は疾病の状況の詳細、死亡の状況等個人情報の保護の観点から特に
留意が必要な情報については、あらかじめ定める安否情報回答責任者が判断する。
4
日本赤十字社に対する協力
《総務局・健康福祉局》
市は、日本赤十字社神奈川県支部の要請があったときは、当該要請に応じ、その保
有する外国人に関する安否情報を提供する。この場合においても、個人情報の保護に
配慮する。
- 64 -
第7章
第1
武力攻撃災害への対処
武力攻撃災害への対処
市は、武力攻撃災害への対処においては、災害現場における通常の対応とともに、特
殊な武力攻撃災害への対応及び活動時の安全の確保に留意しながら他の機関との連携の
下で活動を行う必要があることから、武力攻撃災害への対処に関して基本的な事項を、
以下のとおり定める。
1
武力攻撃災害への対処の基本的考え方
⑴
武力攻撃災害への対処
《危機管理局・消防局・関係各局・区役所》
市長は、国や県等の関係機関と協力して、当該市域に係る武力攻撃災害への対処
のために必要な措置を講ずる。
⑵
知事への措置要請
《危機管理局》
市長は、武力攻撃災害への対処に関する措置を講ずる場合において、武力攻撃に
より多数の死者が発生した場合や、NBCR(核物質・生物剤・化学剤・放射性物
質)攻撃による災害が発生し、国民保護措置を講ずるため高度な専門知識、訓練を
受けた人員、特殊な装備等が必要となる場合など、市長が武力攻撃災害を防除し、
軽減することが困難であると認めるときは、知事に対し、必要な措置の実施を要請
する。
⑶
対処に当たる職員の安全の確保
《危機管理局・関係各局・区役所》
市は、武力攻撃災害への対処措置に従事する職員について、必要な情報の提供や
防護服の着用等の安全の確保のための措置を講ずる。
2
武力攻撃災害の兆候の通報
⑴
市長への通報
《消防局・関係各局・区役所》
消防吏員は、武力攻撃に伴って発生する火災や堤防の決壊、毒素等による動物の
大量死、不発弾の発見など武力攻撃災害の兆候を発見した者から通報を受けたとき
は、速やかにその旨を市長に通報する。
⑵
知事への通知
《危機管理局》
市長は、武力攻撃災害の兆候を発見した者、消防吏員又は警察官から通報を受け
た場合において、武力攻撃災害が発生するおそれがあり、これに対処する必要があ
ると認めるときは、速やかにその旨を知事に通知する。
- 65 -
第2
応急措置等
市は、武力攻撃災害が発生した場合において、特に必要があると認めるときは、退避
の指示や警戒区域の設定を行うことが必要であり、それぞれの措置の実施に必要な事項
について、以下のとおり定める。
1
退避の指示
⑴
《危機管理局・区役所・消防局・関係各局》
退避の指示
市長は、武力攻撃災害が発生し、又は発生するおそれがある場合において、特に
必要があると認めるときは、住民に対し退避の指示を行う。この場合において、そ
の場から移動するよりも屋内にとどまる方がより危険性が少ないと考えられる場合
は、屋内への退避を指示する。
また、必要により現地調整所を設け、関係機関との情報の共有や活動内容の調整
を行う。
⑵
退避の指示に伴う措置等
ア
市は、退避の指示を防災行政用同報無線、広報車等により速やかに住民に伝達
するとともに、放送事業者に対してその内容を連絡する。また、退避の指示の内
容等について、知事に通知する。
退避の必要がなくなり、指示を解除した場合も同様に伝達等を行う。
イ
市長は、知事又は警察官等から退避の指示をした旨の通知を受けた場合は、退
避の指示を行った理由、指示の内容等について情報の共有を図り、退避の実施に
伴い必要な活動について調整を行う。
⑶
安全の確保等
ア
市長は、退避の指示を住民に伝達する市職員及び消防団員に二次被害が生じな
いよう、国及び県からの情報や市で把握した武力攻撃災害の状況、関係機関の活
動状況等についての最新情報を市職員及び消防団員と共有するほか、県警察等と
現地調整所等において連携を密にし、活動時の安全の確保に配慮する。
イ
市長は、市職員及び消防団員が退避の指示に係る地域において活動する際には、
必要に応じて県警察、自衛隊等の意見を聞くなど安全確認を行った上で活動させ
るとともに、各職員が最新の情報を入手できるよう緊急の連絡手段を確保するほ
か、地域からの退避方法等の確認を行う。
ウ
市長は、退避の指示を行う市職員に対して、武力攻撃事態等においては、特殊
標章等を交付し、着用させる。
2
警戒区域の設定
⑴
警戒区域の設定
《危機管理局》
市長は、武力攻撃災害が発生し、又はまさに発生しようとしている場合において、
住民からの通報内容、関係機関からの情報提供、現地調整所等における関係機関の
助言等から判断し、住民の生命又は身体に対する危険を防止するため特に必要があ
- 66 -
ると認めるときは、警戒区域の設定を行う。
⑵
警戒区域の設定に伴う措置等
ア
《危機管理局・消防局・関係各局・区役所》
市長は、警戒区域の設定に際しては、市対策本部に集約された情報のほか、現
地調整所等における県警察、自衛隊等からの助言を踏まえて、その範囲等を決定
する。また、事態の状況の変化等を踏まえて警戒区域の範囲の変更等を行う。
NBCR(核物質・生物剤・化学剤・放射性物質)攻撃等により汚染された可
能性のある地域については、専門的な知見や装備等を有する機関に対して、必要
な情報の提供を求め、その助言を踏まえて区域を設定する。
イ
市長は、警戒区域の設定に当たっては、ロープ、標示板等で区域を明示すると
ともに、広報車等を活用して、住民に広報・周知する。また、放送事業者に対し
てその内容を連絡する。
武力攻撃災害への対処に関する措置を講ずる者以外の者に対しては、当該区域
への立入りを制限し、若しくは禁止し、又は当該区域からの退去を命ずる。
ウ
市長は、県警察等と連携して車両及び住民が立ち入らないよう必要な措置を講
ずるとともに、不測の事態に迅速に対応できるよう現地調整所等における関係機
関との情報共有に基づき、緊急時の連絡体制を確保する。
エ
市長は、知事又は警察官等から警戒区域の設定を行った旨の通知を受けた場合
は、警戒区域を設定する理由、設定範囲等について情報の共有を図り、警戒区域
設定に伴う必要な活動について調整を行う。
⑶
安全の確保
《危機管理局・消防局・関係各局・区役所》
市長は、警戒区域の設定を行った場合についても、退避の指示の場合と同様、区
域内で活動する市職員及び消防団員の安全の確保を図る。
3
応急公用負担等
⑴
《関係各局・区役所》
市長の事前措置
市長は、武力攻撃災害が発生するおそれがあるときは、武力攻撃災害を拡大させ
るおそれがあると認められる設備又は物件の占有者、所有者又は管理者に対し、災
害拡大防止のために必要な限度において、当該設備又は物件の除去、保安その他必
要な措置を講ずべきことを指示する。
⑵
応急公用負担
ア
市長は、武力攻撃災害への対処に関する措置を講ずるため緊急の必要があると
認めるときは、次に掲げる措置を講ずる。
・
他人の土地、建物その他の工作物を一時使用し、又は土石、竹木その他の物
件を使用し、若しくは収用すること
・
武力攻撃災害を受けた現場の工作物又は物件で当該武力攻撃災害への対処に
関する措置の実施の支障となるもの(以下「工作物等」という。)の除去その
イ
他必要な措置
市長は、工作物等を除去したときは、当該工作物等を保管する。
- 67 -
ウ
市長は、工作物等を保管したときは、当該工作物等の占有者、所有者その他当
該工作物等について権原を有する者に対し当該工作物等を返還するため、所要の
事項を公示する。
4
消防に関する措置等
⑴
市が行う措置
《消防局》
市長は、消防機関による武力攻撃災害への対処措置が適切に行われるよう、武力
攻撃等や被害情報の早急な把握に努めるとともに、県警察等と連携し、効率的かつ
安全な活動が行われるよう必要な措置を講ずる。
⑵
消防機関の活動
《消防局》
消防機関は、その施設及び人員を活用して、国民保護法のほか、消防組織法、消
防法その他の法令に基づき、武力攻撃災害から住民を保護するため、消防職団員の
活動上の安全確保に配意しつつ、消火活動及び救助・救急活動等を行い、武力攻撃
災害を防除し、及び軽減する。
この場合において、消防局は、その装備・資機材・人員・技能等を活用し武力攻
撃災害への対処を行うとともに、消防団は、消防局長又は消防署長の所轄の下で、
消防団が保有する装備・資機材等の活動能力に応じ地域の実状に即した活動を行う。
⑶
消防相互応援協定等に基づく応援要請
《消防局》
市長は、市域内の消防力では対処できないと判断した場合は、知事又は他の市町
村長に対し、相互応援協定等に基づく消防の特別応援要請を行う。
⑷
緊急消防援助隊等の応援要請
《消防局》
市長は、⑶による消防の応援のみでは十分な対応が取れないと判断した場合又は
武力攻撃災害の規模等に照らし緊急を要するなど必要と判断した場合は、知事に対
して、緊急消防援助隊等の出動を要請する。この場合において、知事と連絡が取れ
ないときは、直接、消防庁長官に対し、緊急消防援助隊等による消火活動及び救助・
救急活動の応援等を要請する。
⑸
消防の応援の受入れ体制の確立
《消防局》
市長は、消防に関する応援要請を行ったとき及び消防庁長官の指示により緊急消
防援助隊の出動に関する指示が行われた場合、これらの消防部隊の応援が円滑かつ
適切に行われるよう、知事と連携し、出動部隊に関する情報を収集するとともに、
進出拠点等に関する調整や指揮体制の確立を図るなど消防の応援の受入れに関して
必要な事項の調整を行う。
⑹
消防の相互応援に関する出動
《消防局》
市長は、他の被災市町村長から消防相互応援協定等に基づく応援要請があった場
合及び消防庁長官による緊急消防援助隊等の出動指示があった場合に伴う消防の応
援を迅速かつ円滑に実施するために、武力攻撃災害の発生状況を考慮し、知事との
連絡体制を確保するとともに、消防局長と連携し、出動可能な消防部隊の把握を行
うなど、消防の応援出動等のための必要な措置を行う。
- 68 -
⑺
医療機関との連携
《健康福祉局・消防局》
市長は、消防機関とともに搬送先の選定、搬送先への被害情報の提供、トリアー
ジの実施等について医療機関と緊密な連携のとれた活動を行う。
⑻
安全の確保
ア
《危機管理局・消防局》
市長は、消火活動及び救助・救急活動等を行う消防職団員に対し、二次被害を
生じることがないよう、国の対策本部及び県対策本部からの情報を市対策本部に
集約し、全ての最新情報を提供するとともに、県警察等との連携した活動体制を
確立するなど、安全の確保のための必要な措置を行う。
イ
市長は、必要により現地に職員を派遣し、消防機関、県警察、自衛隊等と共に
現地調整所を設けて、各機関の情報の共有、連絡調整にあたらせるとともに、市
対策本部との連絡を確保させるなど消防職団員の安全確保のための必要な措置を
行う。
ウ
市長は、知事又は消防庁長官から消防の応援等の指示を受けたときは、武力攻
撃の状況及び予測、武力攻撃災害の状況、災害の種別、防護可能な資機材、設備、
薬剤等に関する情報を収集するとともに、出動する消防職団員に対し情報の提供
及び支援を行う。
エ
消防団は、施設・装備・資機材及び通常の活動体制を考慮し、災害現場におい
ては、消防局と連携し、その活動支援を行うなど団員に危険が及ばない範囲に限
定して活動する。
オ
市長及び消防局長は、特に現場で活動する消防職団員に対し、必ず特殊標章等
を交付し着用させるものとする。
- 69 -
第3
生活関連等施設における災害への対処等
市は、生活関連等施設などの特殊な対応が必要となる施設について、国の方針に基づ
き必要な対処が行えるよう、国、県その他の関係機関と連携した市の対処に関して、以
下のとおり定める。
1
生活関連等施設の安全確保
⑴
生活関連等施設の状況の把握
《消防局・関係各局・区役所》
市は、市対策本部を設置した場合においては、当該生活関連等施設の安全に関す
る情報、各施設における対応状況等の必要な情報を収集する。
⑵
消防局による支援
《消防局》
消防局は、生活関連等施設の管理者から支援の求めがあったときは、指導、助言、
連絡体制の強化、資機材の提供、職員の派遣など、可能な限り必要な支援を行う。
また、自ら必要があると認めるときも、同様とする。
⑶
市が管理する施設の安全の確保
《関係各局・区役所》
市長は、市が管理する生活関連等施設について、当該施設の管理者としての立場
から、安全確保のために必要な措置を行う。
この場合において、市長は、必要に応じ、県警察その他の関係機関に対し、支援
を求める。
また、生活関連等施設以外の市が管理する施設についても、生活関連等施設にお
ける対応を参考にして、可能な範囲で警備の強化等の措置を講ずる。
2
危険物質等に係る武力攻撃災害の防止及び防除
⑴
危険物質等に関する措置命令
《危機管理局・消防局》
市長は、危険物質等に係る武力攻撃災害の発生を防止するため緊急の必要がある
と認めるときは、危険物質等の取扱者に対し、武力攻撃災害発生防止のための必要
な措置を講ずべきことを命ずる。
なお、避難住民の運送などの措置において当該物質等が必要となる場合は、関係
機関と市対策本部で所要の調整を行う。
⑵
危険物質等について市長が命ずることができる対象及び措置
《健康福祉局・消
防局》
ア
対象
・
市域に設置される消防法第2条第7項の危険物の製造所、貯蔵所若しくは取
扱所(移送取扱所を除く。)又は市域のみに設置される移送取扱所において貯
蔵し、又は取り扱うもの(国民保護法施行令第29条)
・
毒物及び劇物取締法第2条第1項の毒物及び同条第2項の劇物(同法第3条
第3項の毒物劇物営業者、同法第3条の2第1項の特定毒物研究者並びに当該
毒物及び劇物を業務上取り扱う者が取り扱うものに限る。)を毒物及び劇物取
- 70 -
締法第4条第1項の登録を受けた者が取り扱うもの又は国民保護法施行令第
28条第2号に掲げる物質を業務上取り扱う者が取り扱うもの
イ
措置
・
危険物質等の取扱所等の全部又は一部の使用の一時停止又は制限(危険物に
ついては消防法第12条の3、毒物劇物については国民保護法第103条第3
項第1号)
・
危険物質等の製造、引渡し、貯蔵、移動、運搬又は消費の一時禁止又は制限
(国民保護法第103条第3項第2号)
・
⑶
危険物質等の所在場所の変更又はその廃棄(国民保護法第103条第3項第
3号)
警備の強化及び危険物質等の管理状況の報告
《消防局・関係各局・区役所》
市長は、危険物質等の取扱者に対し、必要があると認めるときは、警備の強化を
求める。また、市長は、⑵に掲げた措置を講ずるために必要があると認めるときは、
危険物質等の取扱者から危険物質等の管理の状況について報告を求める。
- 71 -
第4
NBCR(核物質・生物剤・化学剤・放射性物質)攻撃による災害への対処
市は、NBCR(核物質・生物剤・化学剤・放射性物質)攻撃による災害への対処に
ついては、国の方針に基づき必要な措置を講ずる。このため、NBCR攻撃による災害
への対処に当たり必要な事項について、以下のとおり定める。
1
応急措置の実施
《危機管理局・区役所・消防局》
市長は、NBCR(核物質・生物剤・化学剤・放射性物質)攻撃が行われた場合に
おいては、その被害の現場における状況に照らして、現場及びその影響を受けること
が予想される地域の住民に対して、退避を指示し、又は警戒区域を設定する。
また、保有する装備・資機材等により対応可能な範囲内で関係機関とともに、原因
物質の特定、被災者の救助等の活動を行う。
2
国の方針に基づく措置の実施
《危機管理局・関係各局・区役所》
市は、内閣総理大臣が、関係大臣を指揮して、汚染拡大防止のための措置を講ずる
場合においては、内閣総理大臣の基本的な方針及びそれに基づく各省庁における活動
内容について、県を通じて国から必要な情報を入手するとともに、当該方針に基づい
て、所要の措置を講ずる。
3
関係機関との連携
《危機管理局・区役所・消防局・関係各局》
市長は、NBCR(核物質・生物剤・化学剤・放射性物質)攻撃が行われた場合は、
市対策本部において、消防局、県警察、自衛隊、医療関係機関等から被害に関する情
報や関係機関の有する専門的知見、対処能力等に関する情報を共有し、必要な対処を
行う。
その際、必要により現地調整所を設置し、現場における関係機関の活動調整の円滑
化を図るとともに、市長は、現地調整所等から最新の情報を収集し、当該情報をもと
に県に対して必要な資機材や応援等の要請を行う。
4
汚染原因に応じた対応
市は、NBCR(核物質・生物剤・化学剤・放射性物質)攻撃のそれぞれの汚染原
因に応じて、国及び県との連携の下、次の点に留意して措置を講ずる。
⑴
核物質・放射性物質による攻撃等の場合
《危機管理局・環境経済局・消防局・
関係各局・区役所》
市は、核攻撃等による災害が発生した場合、国の対策本部による汚染範囲の特定
を補助するため、汚染の範囲特定に資する被災情報を県に直ちに報告する。
また、措置に当たる要員に防護服を着用させるとともに、被ばく線量の管理を行
いつつ、活動を実施させる。
⑵
生物剤による攻撃の場合《健康福祉局・環境経済局・消防局・関係各局・区役所》
市は、措置に当たる要員に防護服を着用させるとともに、関係機関が行う汚染の
- 72 -
原因物質の特定等に資する情報収集などの活動を行う。また、その要員にワクチン
接種を行うなど所要の防護措置を講じた上で、感染症法の枠組みに従い患者の移送
を行うとともに、県警察等の関係機関と連携して、保健所による消毒等の措置を行
う。
⑶
化学剤による攻撃の場合
《環境経済局・消防局・関係各局・区役所》
市は、措置に当たる要員に防護服を着用させるとともに、関係機関が行う原因物
質の特定、汚染地域の範囲の特定、被災者の救助及び除染等に資する情報収集など
の活動を行う。
5
汚染拡大防止の措置
《関係各局・区役所》
市長は、知事から汚染の拡大を防止するため協力の要請があったときは、措置の実
施に当たり、県警察等関係機関と調整しつつ、次の表に掲げる権限を行使する。
表
国民保護法第108条第1項に基づく措置
措
汚染又はその疑いがある対象物件等
第1号
飲食物、衣類、寝具その他の物件
置
占有者に対し、以下を命ずる。
・移動の制限
・移動の禁止
・廃棄
第2号
生活の用に供する水
管理者に対し、以下を命ずる。
・使用の制限又は禁止
・給水の制限又は禁止
第3号
死体
・移動の制限
・移動の禁止
第4号
飲食物、衣類、寝具その他の物件
・廃棄
第5号
建物
・立入りの制限
・立入りの禁止
・封鎖
第6号
場所
・交通の制限
・交通の遮断
市長は、上記表中の第1号から第4号までに掲げる権限を行使するときは、当該措
置の名宛人(上記表中の占有者、管理者等)に対し、次の表に掲げる事項を通知する。
ただし、差し迫った必要があるときは、当該措置を講じた後、相当の期間内に、同事
項を当該措置の名宛人に通知する。
上記表中第5号及び第6号に掲げる権限を行使するときは、適当な場所に次の表に
掲げる事項を掲示する。ただし、差し迫った必要があるときは、その職員が現場で指
示を行う。
- 73 -
表
国民保護法施行令第31条に基づく通知事項
1
当該措置を講ずる旨
2
当該措置を講ずる理由
3
当該措置の対象となる物件、生活の用に供する水又は死体(上記表中第5号
及び第6号に掲げる権限を行使する場合にあっては、当該措置の対象となる
建物又は場所)
6
4
当該措置を講ずる時期
5
当該措置の内容
要員の安全の確保
《総務局・危機管理局・区役所・消防局》
市長は、NBCR(核物質・生物剤・化学剤・放射性物質)攻撃を受けた場合、武
力攻撃災害の状況等の情報を現地調整所や県から積極的に収集し、当該情報を速やか
に提供するなど、応急対策を講ずる要員の安全の確保に配慮する。
- 74 -
第8章
被災情報の収集及び報告
市は、被災情報を収集するとともに、知事に報告することとされていることから、被
災情報の収集及び報告に当たり必要な事項について、以下のとおり定める。
被災情報の収集及び報告
⑴
《危機管理局・市民局・区役所・消防局・関係各局》
市は、電話、地域防災無線その他の通信手段により、武力攻撃災害が発生した日
時及び場所又は地域、発生した武力攻撃災害の状況の概要、人的及び物的被害の状
況等の被災情報について収集する。
⑵
市は、情報収集に当たっては消防機関、県警察等との連絡を密にするとともに、
特に消防局は、機動的な情報収集活動を行うため、必要に応じ消防車両等を活用し
た情報収集を行う。
⑶
市は、被災情報の収集に当たっては、県及び消防庁に対し「火災・災害等即報要
領」(昭和59年10月15日付け消防災第267号消防庁長官通知)に基づき、
電子メール、FAX等により直ちに被災情報の第1報を報告する。
⑷
市は、第1報を消防庁に報告した後も、随時被災情報の収集に努めるとともに、
収集した情報についてあらかじめ定めた様式に従い、電子メール、FAX等により
県が指定する時間に県に対し報告する。
なお、新たに重大な被害が発生した場合など、市長が必要と判断した場合には、
直ちに、「火災・災害等即報要領」に基づき、県及び消防庁に報告する。
- 75 -
第9章
保健衛生の確保その他の措置
市は、避難所等の保健衛生の確保を図り、武力攻撃災害により発生した廃棄物の処理
を適切かつ迅速に行うことが重要であることから、保健衛生の確保その他の措置に必要
な事項について、以下のとおり定める。
1
保健衛生の確保
市は、避難先地域における避難住民等についての状況等を把握し、その状況に応じ
て、地域防災計画に準じて、次に掲げる措置を実施する。
⑴
保健衛生対策
《健康福祉局》
市は、避難先地域において、避難住民等の健康維持及び地域の衛生状態を保持す
るため、県と連携し医師等保健医療関係者による健康相談、指導等を実施する。
この場合において、高齢者、障害者、乳幼児その他の特に配慮を要する者の心身
双方の健康状態には特段の配慮を行う。
⑵
防疫対策
《健康福祉局》
市は、避難住民等の生活環境の悪化、病原体に対する抵抗力の低下による感染症
等の発生を防ぐため、消毒その他の防疫対策を実施する。
⑶
食品衛生確保対策
《健康福祉局》
市は、避難先地域における食中毒等を防止するため、県と連携し、食品等の衛生
確保のための措置を実施する。
⑷
飲料水衛生確保対策
ア
《健康福祉局・都市建設局》
市は、避難先地域における感染症等を防止するため、県と連携し、飲料水確保
及び飲料水の衛生確保のための措置並びに飲料水に関して保健衛生上留意すべき
事項等についての情報提供を実施する。
イ
市は、応急給水の依頼を行うとともに、市営の簡易水道施設の被害状況の把握
を行う。
⑸
栄養指導対策
《健康福祉局》
市は、避難先地域の住民の健康維持のため、栄養管理、栄養相談及び指導を県と
連携し実施する。
2
廃棄物の処理
《環境経済局》
市は、廃棄物の処理を適切に行うとともに、環境大臣が定める特例基準に定めると
ころにより、必要な措置を講ずる。
⑴
廃棄物処理の特例
ア
市は、環境大臣が指定する特例地域においては、県と連携し廃棄物の処理及び
清掃に関する法律に基づく廃棄物処理業の許可を受けていない者に対して、必要
に応じ、環境大臣が定める特例基準に定めるところにより、廃棄物の収集、運搬
又は処分を業として行わせる。
- 76 -
イ
市は、アにより廃棄物の収集、運搬又は処分を業として行う者により特例基準
に適合しない廃棄物の収集、運搬又は処分が行われたことが判明したときは、速
やかにその者に対し、期限を定めて廃棄物の収集、運搬又は処分の方法の変更そ
の他の必要な措置を講ずべきことを指示するなど、特例基準に従うよう指導する。
⑵
廃棄物処理対策
ア
市は、地域防災計画の定めに準じて「相模原市災害廃棄物等処理計画」等を参
考としつつ、廃棄物処理体制を整備する。
イ
市は、廃棄物関連施設などの被害状況の把握を行うとともに、処理能力が不足
する、又は不足すると予想される場合には、県に対して他の市町村との応援等に
かかる要請を行う。
- 77 -
第10章
国民生活の安定に関する措置
市は、武力攻撃事態等においては、生活関連物資等の価格安定、避難住民等の生活安
全等、生活基盤等の確保を実施することから、国民生活の安定に関する措置について、
以下のとおり定める。
1
生活関連物資等の価格安定
《市民局・環境経済局》
市は、武力攻撃事態等において、物価の安定を図り、国民生活との関連性が高い物
資若しくは役務又は国民経済上重要な物資若しくは役務(以下「生活関連物資等」と
いう。)の適切な供給を図るとともに、価格の高騰や買占め及び売惜しみを防止する
ために、県等の関係機関と協力し、次に掲げる措置を講ずる。
⑴
生活関連物資等の価格の高騰、買占め及び売惜しみの防止のための調査や監視を
行い、必要に応じ、関係事業者団体等に対して供給の確保や便乗値上げの防止等の
要請等を実施する。
⑵
生活関連物資等の需給・価格動向について、物価情報ネットワーク等を活用しつ
つ、必要な情報共有に努める。
2
避難住民等の生活安定等
⑴
被災児童生徒等に対する教育
《教育局》
市教育委員会は、県教育委員会と連携し、被災した児童生徒等に対する教育に支
障が生じないようにするため、避難先での学習機会の確保、教科書の供給、授業料
の減免、奨学金の貸与、被災による生活困窮家庭の児童生徒に対する就学援助等を
行うとともに、避難住民等が被災地に復帰する際の必要に応じた学校施設等の応急
復旧等について、関係機関と連携し、適切な措置を講ずる。
⑵
公的徴収金の減免等
《企画財政局・関係各局・区役所》
市は、避難住民等の負担軽減のため、法律及び条例の定めるところにより、市税
等に関する申告、申請、請求等の書類の提出又は納付若しくは納入に関する期間の
延期並びに市税等(延滞金を含む。)の徴収猶予及び減免の措置を災害の状況に応
じて実施する。
⑶
就労状況の把握と雇用の確保
《環境経済局》
市は、被災者等の就労状況の把握に努めるとともに、厚生労働省の職業紹介等の
雇用施策及び被災地域における雇用の維持に関する措置に協力する。
⑷
生活再建資金の融資等
《健康福祉局・環境経済局・都市建設局》
市は、武力攻撃災害により住居、家財、事業所等に被害を受けた者が、自力で生
活の再建をするに当たり必要となる資金については、自然災害時の制度等に準じた
対応について、関係機関と協力しながら必要な措置を講ずるよう努める。
- 78 -
3
生活基盤等の確保
《企画財政局・都市建設局・関係各局・区役所》
市長は、河川、道路等の管理者として当該公共的施設を適切に管理する。
- 79 -
第11章
赤十字標章等及び特殊標章等の交付及び管理
市は、1949年8月12日のジュネーヴ諸条約の国際的な武力紛争の犠牲者の保護
に関する追加議定書(以下「第一追加議定書」という。)において規定される赤十字標
章及び身分証明書等(以下「赤十字標章等」という。)、特殊標章及び身分証明書(以
下「特殊標章等」という。)を交付及び管理することとなるため、これらの標章等の適
切な交付及び管理に必要な事項について、次のとおり定める。
1
赤十字標章等及び特殊標章等の意義
《危機管理局・健康福祉局・消防局》
第一追加議定書において規定される赤十字標章等及び国際的な特殊標章等は、医療
行為若しくは国民保護措置に係る職務、業務又は協力を行う者若しくはその団体及び
これらの者が行う職務等に使用される場所若しくは車両、船舶、航空機等を識別する
ために使用することができ、それらは、ジュネーヴ諸条約及び第一追加議定書の規定
に従って保護される。
2
国民保護法で規定されている赤十字標章等及び特殊標章等
⑴
赤十字標章等
ア
《健康福祉局》
標章
第一追加議定書第8条(l)に規定される特殊標章(白地に赤十字、赤新月又
は赤のライオン及び太陽から成る。ただし、赤のライオン及び太陽の標章は、い
ずれの国も1980年以降使用していない。また、赤新月の標章は、イスラム教
国において使用されるものである。)
イ
信号
第一追加議定書第8条(m)に規定される特殊信号(医療組織又は医療用輸送
手段の識別のための信号又は通報)
ウ
身分証明書
第一追加議定書第18条3に規定される身分証明書
エ
識別対象
医療関係者、医療機関、医療のために使用される場所及び医療用輸送手段
- 80 -
⑵
特殊標章等
ア
《危機管理局・消防局》
特殊標章
第一追加議定書第66条3に規定される国際的な特殊標章(オレンジ色地に青
の正三角形)
イ
身分証明書
第一追加議定書第66条3に規定される身分証明書
ウ
識別対象
国民保護措置に係る職務等を行う者、国民保護措置に係る協力等のために使用
される場所等
3
赤十字標章等及び特殊標章等の交付及び管理
⑴
赤十字標章等の交付及び管理
《健康福祉局》
市長は、国の定める「赤十字標章等及び特殊標章等に係る事務の運用に関するガ
イドライン」(平成17年8月2日閣副安危第321号内閣官房副長官補(安全保
障・危機管理担当)付内閣参事官(事態法制担当)通知)に基づき、具体的な交付
要綱を作成した上で、以下に示す医療関係者等に対し、赤十字標章等を交付し、及
び使用させる。
・
避難住民等の救援を行う医療機関又は医療関係者
・
避難住民等の救援に必要な援助について協力をする医療機関又は医療関係者
(上記に掲げる者の委託により医療に係る業務を行う者を含む。)
⑵
特殊標章等の交付及び管理
《危機管理局・消防局》
市長又は消防局長は、国の定める「赤十字標章等及び特殊標章等に係る事務の運
用に関するガイドライン」に基づき、具体的な交付要綱を作成した上で、以下に示
す職員等に対し、特殊標章等を交付し、及び使用させる。
ア
市長
・
市の職員(消防局長の所轄の消防職員を除く。)で国民保護措置に係る職務
を行うもの
・
消防団長及び消防団員
・
市長の委託により国民保護措置に係る業務を行う者
・
市長が実施する国民保護措置の実施に必要な援助について協力をする者
- 81 -
イ
4
消防局長
・
消防局長の所轄の消防職員で国民保護措置に係る職務を行うもの
・
消防局長の委託により国民保護措置に係る業務を行う者
・
消防局長が実施する国民保護措置の実施に必要な援助について協力をする者
赤十字標章等及び特殊標章等に係る普及啓発 《危機管理局・健康福祉局・消防局》
市は、国、県、日本赤十字社神奈川県支部及びその他関係機関と協力しつつ、赤十
字標章等及び特殊標章等の意義及びその使用に当たっての濫用防止について、教育や
学習の場などの様々な機会を通じて啓発に努める。
- 82 -
・
医療関係者用の身分証明書のひな型
・
国民保護措置に係る職務等を行う者用の身分証明書のひな型
- 83 -
第4編 復旧等
第1章
応急の復旧
市は、その管理する施設及び設備について、武力攻撃災害による被害が発生したとき
は、一時的な修繕や補修など応急の復旧のため必要な措置を講ずることとし、応急の復
旧に関して必要な事項について、以下のとおり定める。
1
基本的考え方
⑴
市が管理する施設及び設備の緊急点検等
《企画財政局・関係各局・区役所》
市は、武力攻撃災害が発生した場合には、安全の確保をした上でその管理する施
設及び設備の被害状況について緊急点検を実施するとともに、被害の拡大防止及び
被災者の生活確保を最優先に応急の復旧を行う。
⑵
通信機器の応急の復旧
《企画財政局・危機管理局・消防局・関係各局・区役所》
市は、武力攻撃災害の発生により、防災行政無線等関係機関との通信機器に被害
が発生した場合には、速やかな復旧措置を講ずる。
また、復旧措置を講じてもなお障害がある場合は、他の通信手段により関係機関
との連絡を行うものとし、直ちに総務省にその状況を連絡する。
⑶
県に対する支援要請
《危機管理局》
市は、応急の復旧のための措置を講ずるに当たり必要があると認める場合には、
県に対し、それぞれ必要な人員や資機材の提供、技術的助言その他必要な措置に関
し支援を求める。
2
公共的施設の応急の復旧
⑴
《企画財政局・都市建設局・関係各局・区役所》
上下水道施設の応急の復旧
市は、武力攻撃災害が発生した場合には、市が管理する上下水道施設について、
速やかに被害の状況を把握するとともに、被害の状況に応じて、応急の復旧のため
の措置を講ずる。
⑵
輸送路の確保に関する応急復旧
市は、武力攻撃災害が発生した場合には、道路等管理する施設について、速やか
に被害の状況を把握し、その状況を県に報告するとともに、被害の状況に応じて、
障害物の除去その他避難住民の運送等の輸送の確保に必要な応急の復旧のための措
置を講ずる。
- 84 -
第2章
武力攻撃災害の復旧
市は、その管理する施設及び設備について、武力攻撃災害による被害が発生したとき
は、武力攻撃災害の復旧を行うこととし、武力攻撃災害の復旧に関して必要な事項につ
いて、以下のとおり定める。
1
国における所要の法制の整備等
《関係各局・区役所》
武力攻撃災害が発生したときは、国において財政上の措置その他本格的な復旧に向
けた所要の法制が整備されるとともに、特に大規模な武力攻撃災害が発生したときは、
本格的な復旧に向けての国全体としての方向性について速やかに検討することとされ
ており、市は、武力攻撃災害の復旧について、国が示す方針に従って県と連携して実
施する。
2
市が管理する施設及び設備の復旧
《企画財政局・関係各局・区役所》
市は、武力攻撃災害により市の管理する施設及び設備が被災した場合は、被災の状
況、周辺地域の状況等を勘案しつつ迅速な復旧を行う。
また、必要があると判断するときは、地域の実情等を勘案し、県と連携して、当面
の復旧の方向を定める。
- 85 -
第3章
国民保護措置に要した費用の支弁等
市が国民保護措置の実施に要した費用については、原則として国が負担することとさ
れており、国民保護措置に要した費用の支弁等に関する手続等に必要な事項について、
以下のとおり定める。
1
国民保護措置に要した費用の支弁、国への負担金の請求
⑴
《関係各局・区役所》
国に対する負担金の請求方法
市は、国民保護措置の実施に要した費用で市が支弁したものについては、国民保
護法により原則として国が負担することとされていることから、別途国が定めると
ころにより、国に対し負担金の請求を行う。
⑵
関係書類の保管
市は、武力攻撃事態等において、国民保護措置の実施に要する費用の支出に当た
っては、その支出額を証明する書類等を保管する。
2
損失補償、実費弁償及び損害補償
⑴
《健康福祉局・関係各局・区役所》
損失補償
市は、国民保護法に基づく土地等の一部使用等の行政処分を行った結果、通常生
ずべき損失については、国民保護法施行令に定める手続等に従い、補償を行う。
⑵
実費弁償
市は、国民保護法に基づいて行った医療の実施の要請又は指示に従って医療を行
う医療関係者に対しては、国民保護法施行令に定める基準に従い、その実費を弁償
する。
⑶
損害補償
市は、国民保護措置の実施について協力を要請し、その要請を受けて協力をした
者がそのために死傷したときは、国民保護法施行令に定める手続等に従い、損害補
償を行う。
また、市は、国民保護法に基づいて行った医療の実施の要請又は指示に従って医
療を行う医療関係者がそのために死傷したときは、国民保護法施行令に定める手続
等に従い、損害補償を行う。
3
総合調整及び指示に係る損失の補てん
《危機管理局・関係各局・区役所》
市は、県の対策本部長が総合調整を行い、又は避難住民の誘導若しくは避難住民の
復帰のための措置の指示をした場合において、当該総合調整又は指示に基づく措置の
実施に当たって市が損失を受けたときは、国民保護法施行令に定める手続に従い、県
に対して損失の請求を行う。ただし、市の責めに帰すべき事由により損失が生じたと
きは、この限りでない。
- 86 -
第5編
1
緊急対処事態への対処
緊急対処事態
《危機管理局・関係各局・区役所》
市国民保護計画が対象として想定する緊急対処事態については、第1編第5章2に
掲げるとおりである。
市は、緊急対処事態は、原則として、武力攻撃事態等におけるゲリラや特殊部隊に
よる攻撃等と類似の事態が想定されるため、緊急対処事態対策本部の設置や緊急対処
保護措置の実施などの緊急対処事態への対処については、警報の通知及び伝達を除き、
原則として武力攻撃事態等への対処に準じて行う。
2
緊急対処事態における警報の通知及び伝達
《危機管理局・区役所・関係各局》
緊急対処事態においては、国の対策本部長により、攻撃の被害又はその影響の及ぶ
範囲を勘案して、警報の内容の通知及び伝達の対象となる地域の範囲が決定されるこ
とを踏まえ、市は、緊急対処事態における警報については、その内容を通知及び伝達
の対象となる地域を管轄する機関及び当該地域に所在する施設の管理者等に対し通知
及び伝達を行う。
緊急対処事態における警報の内容の通知及び伝達については、上記によるほか、武
力攻撃事態等における警報の内容の通知及び伝達に準じて、これを行う。
- 87 -
用
語
集
この計画で使用する用語等の意味は次のとおり。
<あ行>
用語
安否情報
定義等
○避難住民及び武力攻撃災害により死亡し、又は負傷した住民の安否
に関する情報
安否情報省令
[国民保護法第94条第1項]
○武力攻撃事態等における安否情報の収集及び報告の方法並びに安否
情報の照会及び回答の手続その他の必要な事項を定める省令
(平
成17年総務省令第44号)
e−ラーニング
○パソコンとインターネットを中心とするIT技術を活用した教育シ
ステム。インターネットで講義内容や教材を配信したり、講師との
質疑応答をするなど、教室に集合する必要がなく、ネットワークに
接続したパソコンがあれば、時間と場所の制約を受けずに学習が可
能
NBCR
○Nuclear(核物質)、Biological(生物剤)、Chemical(化学剤)、
Radiological(放射性物質)の総称
<か行>
用語
定義等
火災・災害等即報 ○火災・災害等即報要領
要領
(昭和59年10月15日付け消防災第
267号消防庁長官通知)
感染症指定医療機 ○特定感染症指定医療機関: 新感染症やエボラ出血熱などの一類感染
関
症若しくはコレラなどの二類感染症の患者の入院を担当させる医療
機関として厚生労働大臣が指定した病院
○第一種感染症指定医療機関: 一類感染症又は二類感染症の患者の入
院を担当させる医療機関として都道府県知事が指定した病院
○第二種感染症指定医療機関: 二類感染症の患者の入院を担当させる
医療機関として都道府県知事が指定した病院
〔感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第6条〕
危険物質等
○引火若しくは爆発又は空気中への飛散若しくは周辺地域への流出に
より人の生命、身体又は財産に対する危険が生ずるおそれがある物
質(生物を含む。)で国民保護法施行令で定めるもの
法第103条第1項、国民保護法施行令第28条〕
- 88 -
〔国民保護
用語
基本指針
定義等
○国民の保護に関する基本指針 (平成17年3月25日、閣議決定)
○国民の保護のための措置の実施に関する基本的な方針、国民保護計
画等の作成の基準となる事項に加え、想定される武力攻撃事態の類
型を「着上陸侵攻」「ゲリラや特殊部隊による攻撃」「弾道ミサイ
ル攻撃」「航空攻撃」の4つに分類するとともに、これらの類型に
応じた避難、救援、武力攻撃災害への対処などの措置について定め
たもの
救援の程度及び基 ○武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律によ
準
る救援の程度及び方法の基準
(平成16年厚生労働省告示第
343号)
九都県市
緊急消防援助隊
○埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県の知事、横浜市・川崎市・千葉
市・さいたま市・相模原市の市長により構成され、共有する膨大な
地域活力を生かし、共同して広域的課題に積極的に取り組むことを
目的とした九都県市首脳会議の都県市
○大規模災害発生時における人命救助活動等をより効果的かつ迅速に
実施する体制を国として確保するために、平成7年に都道府県又は
市町村に属する消防に関する人員及び施設により構成される部隊で
創設された消防の広域援助体制
[消防組織法第45条]
緊急情報ネットワ ○国と都道府県・市町村が、行政用専用回線を用いて必要な情報を送
ークシステム(Em
受するシステム
− Net : エ ム ネ ッ
ト)
緊急対処事態
○武力攻撃の手段に準ずる手段を用いて多数の人を殺傷する行為が発
生した事態又は当該行為が発生する明白な危険が切迫していると認
められるに至った事態(後日対処基本方針において武力攻撃事態で
あることの認定が行われることとなる事態を含む。)で、国家とし
て緊急に対処することが必要なもの
1項〕
- 89 -
〔武力事態対処法第25条第
用語
定義等
緊急対処保護措置
○緊急対処事態対処方針が定められてから廃止されるまでの間に、指
定行政機関、地方公共団体又は指定公共機関若しくは指定地方公共
機関が法律の規定に基づいて実施する武力攻撃事態等における我が
国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律第25
条第3項第2号に掲げる措置(緊急対処事態対処方針が廃止された
後これらの者が法律の規定に基づいて実施する被害の復旧に関する
措置を含む。)
【緊急対処事態対処方針】
○緊急対処事態に至ったときに、政府が定める緊急対処事態に関する
緊急通報
対処方針
○武力攻撃災害緊急通報
○武力攻撃災害が発生し、又はまさに発生しようとしている場合にお
いて、当該武力攻撃災害による住民の生命、身体又は財産に対する
危険を防止するため、緊急の必要があると認めるとき、知事が発令
するもの
[国民保護法第99条]
緊急被ばく医療機 ○初期被ばく医療機関: 創傷又は熱傷等の合併症の初期治療、汚染・
関
被ばく患者の救急診療等を行う医療機関
○二次被ばく医療機関: 局所又は全身に高線量を被ばくした患者の診
療等を行う医療機関
○ブロックの三次被ばく医療機関: 重篤な外部被ばく患者の診療等を
行う東日本・西日本で国が選定した医療機関
緊急物資
○避難住民等の救援に必要な物資及び資機材その他国民の保護のため
の措置の実施に当たって必要な物資及び資機材
国の対策本部
○武力攻撃事態等対策本部
○対処基本方針が定められたときに、当該対処基本方針に係る対処措
置の実施を推進するため、内閣総理大臣が、閣議にかけて、臨時に
内閣に設置するもの
国の対策本部長
○武力攻撃事態等対策本部長(内閣総理大臣)
警察官等
○警察官又は自衛官
県国民保護計画
○神奈川県国民保護計画
国民保護法第34条に基づき神奈川県が作成する県の国民の保護に
県対策本部
関する計画
○神奈川県国民保護対策本部
内閣総理大臣から国民保護対策本部の設置について指定を受けたと
きに、神奈川県知事が設置するもの
県対策本部長
○神奈川県国民保護対策本部長(神奈川県知事)
- 90 -
用語
定義等
国民保護業務計画
○国民保護法第36条に基づき指定公共機関及び指定地方公共機関が
作成する国民の保護に関する計画
国民保護計画
○政府が定める基本指針に基づいて、地方公共団体及び指定行政機関
が作成する計画
○国民の保護のための措置を行う実施体制、住民の避難や救援などに
関する事項、平素において備えておくべき物資や訓練等に関する事
項などを定めたもの
○計画の作成や変更に当たっては、関係機関の代表者等で構成される
国民保護協議会に諮問するとともに、市は知事と協議することにな
っている。
国民保護措置
○国民の保護のための措置
○対処基本方針が定められてから廃止されるまでの間に、指定行政機
関、地方公共団体又は指定公共機関若しくは指定地方公共機関が法
律の規定に基づいて実施する武力攻撃事態等における我が国の平和
と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律第22条第1号
に掲げる措置(同号ヘに掲げる措置にあっては、対処基本方針が廃
止された後これらの者が法律の規定に基づいて実施するものを含
む。)
【対処基本方針】
○武力攻撃事態等に至ったときに、政府が定める武力攻撃事態等への
国民保護法
対処に関する基本的な方針
○武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律
(平成16年法律第112号)
国民保護法施行令
○武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律施行
令
(平成16年政令第275号)
<さ行>
用語
定義等
災害医療拠点病院
○通常の医療供給体制では医療の確保が困難となった場合に、傷病者
を受け入れるとともに、知事の要請に基づいて、医療救護班を編成
し、応急的な医療を実施する医療救護所との連携をもとに重傷者の
医療を行う病院
市緊急対処事態対 ○相模原市緊急対処事態対策本部
策本部
内閣総理大臣から緊急対処事態対策本部の設置について指定を受け
たときに、相模原市長が設置するもの
- 91 -
用語
市国民保護計画
定義等
○国民保護法第35条に基づき相模原市が作成する国民の保護に関す
る計画
自主防災組織
○大規模災害等の発生による被害を防止し、軽減するために地域住民
が連帯し、協力し合って「自らのまちは自ら守る」という精神によ
り、効果的な防災活動を実施することを目的に結成された組織
市対策本部
○相模原市国民保護対策本部
内閣総理大臣から国民保護対策本部の設置について指定を受けたと
きに、相模原市長が設置するもの
事態認定
○政府が定める対処基本方針又は緊急対処事態対処方針の中で、武力
攻撃やテロなどの事案を、武力攻撃事態、武力攻撃予測事態又は緊
指定行政機関
急対処事態として認定すること。
○武力攻撃事態等における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安
全の確保に関する法律施行令で定められた次の機関
○内閣府、国家公安委員会、警察庁、金融庁、消費者庁、総務省、消
防庁、法務省、公安調査庁、外務省、財務省、国税庁、文部科学省、
文化庁、厚生労働省、農林水産省、林野庁、水産庁、経済産業省、
資源エネルギー庁、中小企業庁、原子力規制委員会、国土交通省、
国土地理院、観光庁、気象庁、海上保安庁、環境省及び防衛省 〔武
力事態対処法第2条第4号、武力事態対処法施行令第1条〕
指定公共機関
○独立行政法人、日本銀行、日本赤十字社、日本放送協会その他の公
共的機関及び電気、ガス、輸送、通信その他の公益的事業を営む法
人で、武力攻撃事態等における我が国の平和と独立並びに国及び国
民の安全の確保に関する法律施行令で定めるもの
〔武力事態対処
法第2条第6号〕
指定地方行政機関
○指定行政機関の地方支分部局その他の国の地方行政機関で、武力攻
撃事態等における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確
保に関する法律施行令で定めるもの
〔武力事態対処法第2条第5
号、武力事態対処法施行令第2条〕
指定地方公共機関
○神奈川県内において電気、ガス、輸送、通信、医療その他の公益的
事業を営む法人、地方道路公社その他の公共的施設を管理する法人
及び地方独立行政法人で、あらかじめ当該法人の意見を聴いて神奈
川県知事が指定するもの
- 92 -
〔国民保護法第2条第2項〕
用語
ジュネーヴ諸条約
定義等
○1949年のジュネーヴ諸条約(ジュネーヴ4条約)
○武力紛争が生じた場合に、傷者、病者、難船者及び捕虜並びにこれ
らの者の救済にあたる衛生要員、宗教要員並びに文民を保護するこ
とによって、武力紛争による被害をできる限り軽減することを目的
とした以下の4条約の総称。日本は、1953年4月21日に加入
した。
職員参集システム
・
陸上の傷病兵の保護に関する第1条約
・
海上の傷病兵・難船者の保護に関する第2条約
・
捕虜の待遇に関する第3条約
・ 文民の保護に関する第4条約
○災害発生時に、メール配信の機能を利用して、職員の安否を確認す
るとともに、迅速な防災体制を確立するため、参集の指示を行う市
の情報システム
生活関連等施設
○国民生活に関連を有する施設で、その安全を確保しなければ国民生
活に著しい支障を及ぼすおそれがあると認められるもの(発電所、
駅、空港等)
○その安全を確保しなければ周辺の地域に著しい被害を生じさせるお
それがあると認められる施設(ダム、原子力事業所、大規模な危険
物質等取扱所)として、国民保護法施行令第27条に規定する施設
全国瞬時警報シス ○総務省消防庁から弾道ミサイル発射情報等の緊急情報について、人
テム(J‐ALERT:
工衛星を用いて瞬時に送信するシステム
ジェイアラート)
総合行政ネットワ ○Local Government Wide Area Network
ーク(LGWAN) ○地方公共団体の組織内ネットワークを相互に接続し、地方公共団体
間のコミュニケーションの円滑化、情報の共有による情報の高度利
用を図ることを目的とする、高度なセキュリティを維持した行政専
用のネットワーク。国の府省間ネットワークである霞が関 WAN と相
互接続しており、国の機関との情報交換にも利用されている。
<た行>
用語
第一追加議定書
定義等
○1949年8月12日のジュネーヴ諸条約の国際的な武力紛争の犠
牲者の保護に関する追加議定書(議定書Ⅰ)
(平成16年条約第
12号)
ダーティボム
○放射性物質を散布することにより、放射能汚染を引き起こすことを
意図した爆弾
- 93 -
用語
対処基本方針
定義等
○武力攻撃事態等に至ったときに、政府がその対処に関して定める基
本的な方針
地域防災計画
○災害対策基本法第42条の規定に基づき、地震災害対策、風水害等
対策などについて定めた計画
知事等
○神奈川県知事及びその他の執行機関
特定物資
○救援の実施に必要な物資(医薬品、食品、寝具その他政令で定める
もの)であって生産、集荷、販売、配給、保管又は輸送を業とする
者が取り扱うもの
トリアージ
〔国民保護法第81条第1項〕
○災害時に多数の傷病者が同時に発生した場合に、傷病者の緊急度や
重傷度に応じて適切な処置や搬送を行うための治療優先順位を決定
すること。
<は行>
用語
避難先地域
定義等
○国の対策本部長が示す住民の避難先となる地域(住民の避難の経路
となる地域を含む)
避難施設
○住民を避難させ又は避難住民等の救援を行うため、市長があらかじ
め指定した施設
避難住民等
[国民保護法第52条第2項第2号]
[国民保護法第148条第1項]
○避難住民及び武力攻撃災害による被災者
[国民保護法第75条第
1項]
武力攻撃
○我が国に対する外部からの武力攻撃
[武力事態対処法第2条第1
項]
武力攻撃災害
○武力攻撃により直接又は間接に生ずる人の死亡又は負傷、火事、爆
発、放射性物質の放出その他の人的若しくは物的災害
〔国民保護
法第2条第4項〕
武力攻撃事態
○武力攻撃が発生した事態又は武力攻撃が発生する明白な危険が切迫
していると認められるに至った事態
【政府見解】
○「武力攻撃が発生する明白な危険が切迫していると認められるに至
った事態」とは、その時点における国際情勢や相手国の軍事的行動、
我が国への武力攻撃の意図が明示されていることなどからみて、我
が国への武力攻撃が発生する明白な危険が切迫していることが客観
的に認められる場合をいう。
武力攻撃事態等
〔武力事態対処法第2条第2項〕
○武力攻撃事態及び武力攻撃予測事態の総称
条第1項〕
- 94 -
〔武力事態対処法第1
用語
定義等
武力攻撃予測事態
○武力攻撃事態には至っていないが、事態が緊迫し、武力攻撃が予測
されるに至った事態
○その時点における国際情勢や相手国の動向、我が国への武力攻撃の
意図が推測されることなどからみて、に対する我が国武力攻撃が発
生する可能性が高いと客観的に判断される場合をいうもの
〔武力
事態対処法第2条第3項〕
防災
○国民保護法で対象とする武力攻撃災害及び緊急対処事態以外の災害
の未然防止及び被害拡大を防ぐ行為
○災害対策基本法等に基づく対策等
<や行>
用語
要援護者
定義等
○高齢者、障害者、難病患者、乳幼児及び外国人など、必要な情報を
迅速かつ的確に把握し、自らを守るために安全な場所に避難するな
どの適切な防災行動をとることが特に困難な人を指す。
要避難地域
○国の対策本部長が示す住民の避難が必要な地域
52条第2項第1号〕
- 95 -
〔国民保護法第
相 模 原 市 国 民 保 護 計 画
作
成
平成19年3月
一部変更
平成23年6月
一部変更
平成○○年○月
編集発行
相模原市
危機管理課
〒252-5277
相模原市中央区中央2丁目11番15号
電話
042(754)1111(代表)
(様式2)
庁議(政策会議) 案件申込書
申込日
案 件 名
所
管
概
要
平成27 年
1
月
26
日
コンビニ交付の実施及び関連条例の改正について
市民
局
区
部
区政支援
課 担当者
内線
昨年度、庁議において方向性について了承されたコンビニ交付について、その実施にあたり課題を整理し、庁内合意を諮る
とともに、これに伴う関連条例(手数料条例及び印鑑条例)を改正するもの。
また、窓口での事務処理の変更を行うため、併せて必要な条例改正を行うもの。
○コンビニ交付の実施(実施時期、交付手数料の取扱い)について
審議内容
(論点)
実施計画の
位置付け
審議(希望)日
日程等
調整事項
○証明書自動交付機について
○コンビニ交付実施に伴う条例改正について
○その他条例改正について
施策番号及び
あり
実施計画事業名
施策49 行政サービス提供体制の充実
窓口サービスの向上(コンビニ交付の導入)
関係課長会議
平成27 年
局・区経営会議
年
1
月
月
条例等の調整
改廃あり
議会上程時期
パブリックコメント
実施あり
時期
審議会等、協議
会等の設置
設置なし
日
政策調整会議
平成27 年
1
月
26
日
日
政策会議
平成27 年
1
月
28
日
市民税課
情報政策課
検討経過等
定例会
平成27年6月
平成27年3月∼4月
個人情報の目的外利用等
関係部局名等
関係部局との
調整
16
報道への情報提供
議会への情報提供
部会
資料提供
平成27年3月
無
調整項目
税証明のコンビニ交付実施内容及
調整済
び時期について
基幹システム最適化との関連につ
調整済
いて
調整状況
打 合 せ ・ 会 議 の 経 過
月 日
H25.11.8
H25.11.22
会議名等
政策会議
市長決裁
内 容
窓口体制見直しの方向性を定めるとともに、コンビニ交付を導入する。
コンビニ交付を平成28年1月から導入することについて。
備 考
政策調整会議
の
結果等
これまでの
庁議での
主な意見
原案を
上部庁議へ付議する
(政策会議
)
○税証明書の実施時期は、平成29年4月とした場合、現行ホストコンピュータの稼働期間中であるため、現行システム
および平成30年1月の税システム最適化導入時にシステム改修、特定個人情報保護評価の実施が、それぞれ必要
となること、また、システムのカスタマイズにおける課題も多いことから、平成30年1月の開始とすることが望ましい。
⇒税務部内で早期に調整し、結果を報告する。
⇒税務部内で調整を行った結果、税証明の実施時期を平成30年1月に修正する。
○手数料の差額について、同じ証明書の交付に対し手数料に差があることは問題ないか。
⇒先行他市事例が数多くあり、問題ない。
○手数料の差額は、期間を限定せず、継続して行っていくのか
⇒コンビニ交付への移行促進により、証明書自動交付機の廃止時期の前倒し等、今後の予定が変更となる可能性があ
ること、また、窓口交付からコンビニ交付への移行を目的としていることから、期間は限定していない。
○証明書自動交付機の廃止時期を平成31年12月と明記すると、利用者が平成31年12月までは利用できると理解し、
廃止時期の前倒しに支障が出ることはないか
⇒「平成31年12月までに廃止」に修正する。
○証明書自動交付機の廃止時期の目安としている個人番号カード交付枚数30万枚の根拠は。
⇒現状の住民基本台帳カード交付件数、社会保障・税番号制度開始効果、コンビニ交付実施における先行他市のカード
交付状況のほか、個人番号カードへの切り替え勧奨通知等の促進策を実施することを踏まえて、交付開始から4年間
で30万枚と試算している。
○条例施行日空白は1月1日の認識でよいか。
⇒社会保障・税番号制度に関連しており、現時点では日付が明確でない。総務法制課と調整する。
⇒議案提出までに施行日が確定しないものについては、施行日を規則委任とする。
事案の
具体的な内容
(1)事案概要
(2)事業スケジュール
(3)事業実施による効果
1 コンビニ交付の実施について
目的
「いつでも」「どこでも」住民票等の交付が受けられることをコンセプトに、民間イン
フラによる「低コスト」な「コンビニ交付」を導入し、交付サービスの向上を図るもの。
(1)コンビニ交付を行う証明書の種類・実施時期・手数料
ア 平成28年1月∼
住民票の写し、印鑑登録証明書
イ 平成29年4月∼
戸籍証明書、戸籍の附票の写し
ウ 平成30年1月∼
市・県民税課税(非課税・所得)証明書
納税証明書(市・県民税、固定資産税・都市計画税)
(2)コンビニ交付の利用促進策
交付手数料の取扱い
窓口及び自動交付機利用から、コンビニ交付への移行を促進するために、
交付手数料に50円の差額を設ける。
勧奨通知の送付
個人番号カードへの切り替えを勧奨する通知を送付
案内掲示
自動交付機、コンビニ、神奈中バスにポスター等の掲示を行う。
2 証明書自動交付機について
平成31年12月までに順次廃止見込
証明書自動交付機の 利用状況によっては、廃止時期の前倒しも検討
3 コンビニ交付実施に伴う条例改正について
≪改正内容≫
(1)コンビニ交付における交付手数料を新たに設定(手数料条例別表第1の改正)
(2)印鑑登録証明書をコンビニエンスストアの多機能端末(キオスク端末)で交付
するための改正(印鑑条例第14条の改正)
4 その他条例改正について
≪改正内容≫
(1)住民基本台帳カードの交付・再交付に係る手数料の削除
(手数料条例別表第1の改正)
(2)通知カード及び個人番号カードの再交付にかかる手数料の追加
(手数料条例別表第1の改正)
(3)印鑑登録申請の確認の厳格化(印鑑条例第5条の改正)
(4)印鑑登録票の電子化(印鑑条例第6条の改正)
【参考】スケジュール
平成27年6月 手数料条例、印鑑条例改正(6月議会)
郵便局証明書交付庁議
平成28年1月 住民票・印鑑コンビニ交付開始
平成28年9月 郵便局証明書交付条例制定、協定議決(9月議会)
印鑑条例改正(郵便局証明書交付関係、印鑑登録票の電子化)
手数料条例改正(戸籍・税証明、郵便局証明書交付)
平成29年1月 基幹システム最適化 1次稼働
(新住民記録システム、新印鑑システム、新戸籍システムなど)
※住民票・印鑑のコンビニ交付は新システムに切り替え
郵便局証明書交付委託開始
平成29年4月 戸籍証明コンビニ交付開始
※戸籍のコンビニ交付は新戸籍システムで対応
平成30年1月 基幹システム最適化 2次稼働(新税務システムなど)
税証明コンビニ交付開始
※税証明のコンビニ交付は新税務システムで対応
平成31年12月までに 証明書自動交付機廃止
(様式6)
第12回 政策会議
議事録
平成27年1月28日
1
総合計画の進行管理及び事務事業評価の対応方針等について
(説明者:企画部長)
(1)主な意見等
○
峰山霊園整備事業の評価についてだが、市民の墓地需要に対応した整備を積極的
に行う施策であることから、局としては「拡充」の評価をしたにもかかわらず、外
部評価では「現状維持」となり、その理由は、墓所の整備が利用者の使用料で賄わ
れ、市の財源を投入するものではないということである。単に市の財源を投入しな
いから現状維持というのはいかがなものか。
→ 本評価においては、「拡充」という評価の定義を、「他の事業を縮小してでも、
現行の事業に資源を集中し、目的の達成を推進すべき。」と統一している。本事業
については、委員会が担当課とのヒアリングを実施し、詳細な内容を把握した上
で、評価の定義に照らして「現状維持」という評価となった。ただ、市として重
要な施策は、姿勢としては拡充していく事業であり、現在の評価方法ではうまく
いかない面もあるため、今のご意見も踏まえながら見直しをしていきたい。
○
成果指標が妥当ではないという意見は以前からあり、機会があれば見直していく
という話も出ていた。今般の対応からすると、目標の見直しは行わず、サブ指標で
補足するということなのか。またサブ指標についても、アウトプット指標が多いの
で、アウトカム指標を考えた方が良いのではないかと思う。
→ 目標を達成していても効果が感じられないもの、翌年度の目標も達成しており
上方修正すべきもの、本市の努力だけでは改善が難しく、結果との因果関係が説
明できないもの等があり、何らかの形で目標の見直しをしなければいけないと思
っている。
○
「毎年成果を測定できる目標を設定されたい」との意見があるが、最も適切な指
標となる調査等が3年に1度の場合はどうするのか、明確なルールが必要である。
適切でない指標を設定していることもあり、苦慮している。
→ 事務効率を考えると、3年に1度の指標もあってよいと思う。評価が事務負担
となってしまっては本末転倒なので、調整を図りたい。
(2)結
○
果
原案のとおり承認する。
2
市国民保護計画の変更案について
(説明者:危機管理局長)
(1)主な意見等
○
全国瞬時警報システムは以前からあったものだが、何故今回追記することとなっ
たのか。また組織・体制の整備等に関して各所管課の業務が記載されているが、そ
れは要綱等で決まっていたことなのか。
→ 国民の保護に関する基本指針等に基づき、計画に追加記載するもの。事態対処
については、計画よりも対処が先になるので、後付で計画が位置づけられること
になった。また関係部局の役割分担については、資料編に位置づけがあったが、
より実務的にということで本編に加えることになった。
○
国や県の指針・計画の改正に合わせて、市が独自で定めるものは他にあるのか。
→ 現地調整所について、市として具体的にイメージが必要と考えられる部分を追
加記載した。他には、情報収集や発信の具体的な方策等について明示をしている
ことが特色となっている。
○
→
○
安否情報システムは、災害対策に利用できるのか。
基本的には市町村で把握した安否情報を国が集約するツールであり、災害対応
で利用するシステムとは別途に考えていかなければいけない。
国民保護計画上の対策本部については、区ごとの体制はないのか。
→ 区本部の体制は想定していないが、避難誘導を行うときは避難所開設の可能性
があるため、本部や現地調整所を通じて、区との連携を図る必要がある。
(2)結
○
果
原案のとおり承認する。
3
コンビニ交付の実施及び関連条例の改正について
(説明者:市民局次長)
(1)主な意見等
○
参加するコンビニ事業者はどのくらいか。
→ 大手四社を中心に、多機能端末機で対応できるコンビニから参加していただく。
○
緑区では郵便局でも交付するという話だったが、話は進展しているのか。
→ 緑区に関しては、平成29年1月を目途に郵便局・簡易郵便局と調整中である。
郵便局と市役所とのファクスのやり取りで、申請者に渡す仕組みを考えている。
○
コンビニに払う委託料はいくらか。
→ 1件当たり、123円である。
○
扱う証明書の種類を増やすことによって、手数料は嵩んでいくのか。
→ 1件当たりの手数料123円は変わらない。
○
別途にコストがかからないのであれば、軽自動車税の納税証明書も取扱えばよい
のではないか。
→ 軽自動車納税証明書は自動交付機で無料交付しているが、コンビニ交付の場合、
無料では取扱えない。
○
国民健康保険税の納税証明書について、議論はあったのか。
→ 議論はなかったが、コンビニ交付で対応可能かどうか確認する。
(様式6)
○
コンビニ交付を導入することで、非常勤を含めた窓口職員の人件費削減や、効率
化を考えているのか。
→ 窓口のあり方自体の検討も併せて検討している。コンビニ交付に移行すること
で、コストダウンにはなると思う。
○
→
○
コンビニ交付を導入するにあたって、効果の見込みを問われるのではないか。
現在の自動交付機からコンビニ交付に移行することにより、自動交付機に関連
する経費の軽減は図れるものと考えている。一定の移行期間経過後に、コンビニ
交付の移行状況を見ながら、自動交付機の廃止や、連絡所等窓口業務のあり方を
検討したい。
自動交付機の廃止は平成31年12月ではなく、1年前倒しすべきではないか。
→ 平成31年12月までを目標としているので、状況によって早まることも想定
される。
(2)結
○
果
原案のとおり承認する。
以
上
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