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指定管理者評価シート

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指定管理者評価シート
指定管理者評価シート
事業名
札幌芸術の森運営管理費
所管課(電話番号) 観光文化局文化部市民文化課(211-2261)
Ⅰ 基本情報
1 施設の概要
名称
札幌芸術の森
本郷新記念札幌彫刻美術館
所在地
南区芸術の森2丁目
中央区宮の森4条12丁目
開設時期
昭和61年7月
昭和56年6月
延床面積
389,653.82㎡(敷地面積)
本館374.10㎡、記念館437.07㎡
目的
【札幌芸術の森】
芸術文化都市さっぽろのシンボルとして、個性ある新しい札幌文化を育てることを目指し、「制作・研修機能」、
「情報・交流機能」、「鑑賞・発表機能」を持つ新しい芸術文化の場を創出し、もって札幌が誇りとする豊かな
大自然と、都市、芸術、文化が調和した環境の形成を目的とする。
【札幌彫刻美術館】
本市ゆかりの彫刻家である本郷新の業績を顕彰するとともに、本市における彫刻を中心とした美術の振興を
図り、市民の文化芸術活動の発展に寄与することを目的とする。
事業概要
【札幌芸術の森】
札幌芸術の森園内各施設の管理運営、札幌芸術の森園内各施設を活用した各種芸術文化振興のための主催
事業の実施。
【札幌彫刻美術館】
展示室等、施設の管理運営、美術に関する展覧会及び美術振興のための主催事業の実施。
主要施設
【札幌芸術の森】
芸術の森センター、札幌芸術の森野外美術館、佐藤忠良記念子どもアトリエ、札幌芸術の森美術館、アート
ホール、
工芸館、各種工房、各種アトリエ、有島武郎旧邸、野外ステージ等
【札幌彫刻美術館】
本館:ギャラリー、展示室1~5、研修室、屋外展示スペース
記念館:展示室1~4、ロビー
2 指定管理者
名称
財団法人札幌市芸術文化財団
指定期間
平成22年4月1日~平成26年3月31日
募集方法
非公募
非公募の場合、その理由: 札幌芸術の森は札幌市における文化芸術振興の中核となる施設の1つであり、指
定管理者には施設の特性を活かした多様な事業を引き続き実施して行くための専門的な知識や経験、幅広い
ネットワークが必要となるとともに、管理運営にあたっては長期的な視野に立った継続的な事業運営や人材育
成、ノウハウの蓄積などを特に必要とするほか、施設における事業内容の企画立案等を本市と指定管理者とが
一体となって行う必要であることなどから、非公募とした。
彫刻美術館は、(財)札幌彫刻美術館と(財)札幌市芸術文化財団との統合の経緯から、芸術の森との一体的管
理が必要であり、団体と施設の関係が密接不可分にあること、また、施設における事業内容の企画立案等を本
市と指定管理者とが一体となって行う必要があるなどの理由から非公募とした。
施設数:2施設
指定単位
複数施設を一括指定の場合、その理由: 施設の設置目的が類似し、事業領域が関連している札幌芸術の森と
札幌彫刻美術館を一体的に管理していくことにより、管理面での経費節減効果が期待出来るとともに、両施設
の連携を更に深め、より魅力的な事業や、美術の普及振興を図っていくことが出来ることから、札幌芸術の森と
彫刻美術館を一体的に管理している。
業務の範囲
施設維持管理業務、貸館業務(利用料金制度)、施設における事業の計画及び実施に関する
業務
施設数:2施設
複数施設を一括評価の場合、その理由: 2施設を一体的に管理しており、指定管理費についても両施設で一
3 評価単位
体となっていることから、一括評価としている。
1
Ⅱ 平成24年度管理業務等の検証
項 目
指定管理者
の自己評価
実施状況
1 業務の要求水準達成度
(1)統括管理 ▽ 管理運営に係る基本方針の策定
業務
【札幌芸術の森】
①優れた美術・工芸・音楽・舞台芸術を鑑賞出来る機会を
提供する。
②市民の芸術文化活動の支援、次世代の育成を図る。
③ネットワークの拡充と多方面との協力関係を強化する。
④市民に親しまれる運営と、安全で快適な施設管理を行う
という基本方針を作成した。
所管局の評価
A
B
C
札幌芸術の森は職員間
だけではなく、来園者と
接する機会のある施設
維持管理委託業者とも
新たに情報共有を行なう
ことでサービス向上に努
めているほか、計画停電
への対応として節電対策
【札幌彫刻美術館】
彫刻美術館の魅力 や省エネの啓発活動に
「市民と地域住民に愛される施設」という理念のもと、「作家 について積極的に広 も積極的に取り組むな
ど、本市の要求水準を満
ゆかりの地域特性を生かし、札幌の彫刻芸術・文化を広く発 報活動に取り組ん
たすものであり、良好に
信するとともにその創造的精神を次世代に継承・発展させ だ。
管理運営が行われてい
る」という基本方針を作成した。
る。
札幌芸術の森の設
置目的を再確認し、
実現するための行動
指針とすることが出
来た。
札幌彫刻美術館は職員
一体となり市民サービス
利用受付は利用者間の公平を図る観点から、受付開始
関連規則に従い、 の向上を目指し改善に
日・締切日と開始・終了時刻を定めているほか、受付は先着 全ての利用者に対し 取り組むなど、本市の要
順とし、全ての利用者に対して常に公平な受付業務を行っ て公平性を保って受 求水準を満たすものであ
た。受付の流れや関連規則についても、利用者の要望に応 付業務を行うことが り、良好に管理運営が行
われている。
じて分かりやすく十分に説明するよう心がけた。
出来た。
▽ 平等利用に係る方針等の策定と取組実績
▽ 地球温暖化防止対策及び環境配慮の推進
【札幌芸術の森】
「札幌市生活環境の確保に関する条例」に基づいた環境
保全行動計画を策定し、二酸化炭素排出の抑制に取り組ん
でいる。冷暖房については、利用者の快適性を損なわない
レベルで無駄のない運転を行うとともに、事務所の冷暖房を
時間単位で切ることで燃料の節約に努めている。
節電については、全市的な計画停電の取り組みに応じ、以
下のアクションを起こした。
① 電力のデマンドカットのため、真駒内川から取水している
ポンプの運転を停止したほか、野外美術館シンボルモニュメ
ント前の人口滝の運転を週末に限定した。
② アートホール等園内施設の照明設備を間引き点灯した。
③ センター2階のテラス温度を下げるため、また節電意識
の喚起を目的として、ガラス面にゴーヤ・ヘチマ・インゲンマ
メなどをグリーンカーテンとして栽培、育成した。
④ 自動販売機の照明を時間設定にし、より効率的な運転
に努めた。
⑤ 職員に対して職場長名で事務所等の不要な照明の消灯
を実施した。
また、環境への配慮を意識してもらえるよう、来園者にごみ
の持ち帰りの掲示と声掛けを行ない、市民への周知と環境
への配慮と意識を高めた。
計画停電の対応に
おいて、園内利用者
へのサービスを確保
しながら、電力のピー
クカットに努めたほ
か、省エネ啓発活動
として、グリーンカー
テンに取り組んだ。電
気や重油等、エネル
ギー消費の節約に努
めた結果、2010年度
対比でも二酸化炭素
排出量を抑えること
が出来た。
【札幌彫刻美術館】
節電に努め、不要な電気の使用を控え、二酸化炭素排出
量の低減を図った。
本年度も全職員が
不要な電気・冷暖房
の使用を控えた結
果、特に夏場の電力
消費を押さえることが
出来た。
2
▽ 管理運営組織の確立(責任者の配置、組織整備、従事者
の確保・配置、人材育成、労働関係法令遵守、雇用環境維持
向上)
【札幌芸術の森】
適切な職員配置を
▼ 仕様書のとおり職員を配置するため、必要に応じて適切 心がけることで、仕事
の効率化を図ること
な採用を行った。
が出来た。また、札幌
彫刻美術館と合同で
▼ 各職員の習熟度に応じた計画的な研修を行い、スキル 研修を開催し、職員
アップに努めた。
の積極的な参加を促
・4月・10月 接遇研修(接客、クレーム対応)
すことで、職員の資質
・4月 個人情報保護・セクシャルハラスメント防止研修
向上に努めるととも
・4月 新規採用職員研修
に、業務に対する意
・5月 公益法人会計研修
識を高めることが出
・9月 新任係長及び係長職職員研修
来た。配置に関して
・11月 管理職研修
は、職員との面談を
・12月 新公益法人研修
通してキャリアの指向
・12~2月 パソコン研修
を引き出し、動機づけ
とすることが出来た。
【札幌彫刻美術館】
▼ 研修については、芸術の森事業部にて実施しているも 係内会議を頻繁に
のに参加をしている。
実施し、情報の共有
▼ 運営方針について共通理解を図った。
を図った。
▼ 業務分担、指揮命令系統、連絡系統等を定めた。
▽ 管理水準の維持向上に向けた取組
事業部全体で情報
の共有化を行うこと
▼グループウェアソフト(サイボウズ)を活用し、事業部内、 で、施設間の連絡等
ひいては財団全体での情報共有を行なった。
を密に取ることが可
▼来園者と接する機会のある施設維持管理委託業者(警
能となり、業務に対す
備、施設設備管理、清掃、庭園業者)についても、上記グ
る意識の一本化を図
ループウェアソフトの他、携帯電話等による施設維持管理に ることが出来た。ま
関する情報共有等、来園者の声に対して即座に対応できる た、事業部内のみな
連絡網を活用することができた。
らず、財団全体でも
情報共有を行うこと
で、事業部間の連絡
についても効率化す
ることが出来た。
また、常駐業者と通
信網を最大限に活か
し、施設設備のほか
利用者の声に対応す
ることができた。
▽ 第三者に対する委託業務等の管理(業務の適正確保、受
託者への適切監督、履行確認)
【札幌芸術の森】
▼計画書、仕様書に基づき、警備・清掃業務等について専
門業者へ再委託を行い、効率的な業務を行なった。
日報による報告や
頻繁な情報交換によ
り、適切な監督、履行
確認が出来た。
▼再委託については、入札等適切な契約を行い、主な業務 また、複数年契約
については経費節減を目的に複数年契約とするとともに、委 は、請負業者の経験
託先へ責任感を持たせ、経験効果による効率化を図った。 の蓄積を促すととも
に、業務遂行への緊
張感を持たせること
が出来た。
【札幌彫刻美術館】
警備・庭園管理業務について、第三者に対する委託を行っ
たが、業務の実施に際しては立会い確認を行い、適正な業
務遂行が実現出来た。
3
委託業者とは緊密
に連絡を取り、来館
者に対して快適な環
境を提供することが
出来た。
▽ 札幌市及び関係機関との連絡調整(運営協議会等の開
催)
【札幌芸術の森】
▼ 運営協議会の開催状況は下表のとおり
開催回
第1回
6月14日
協議・報告内容
・地域との連携事業について
・レストラン改革について
・利用促進について
・地域との連携事業について
第2回
10月24日
・クマ対策について
・駐車料金について
・レストランについて
当施設の運営に対
し、主催事業に関す
ることのみならず、レ
ストラン、駐車場、広
報に関することなど
多岐にわたり、様々
な分野のメンバーか
ら、有意義なご意見
をいただくことが出来
た。なかでも、レストラ
ンのリニューアルにつ
いては、協議会の議
題が改善案へつな
がったことについて高
い評価を得た。
・イベント及び広報について
第3回
2月15日
・地域との連携事業について
・駐車料金について
・平成25年度事業計画について
第4回
3月26日
・駐車料金について
・レストランリニューアルについて
・広報について
<協議会メンバー>
・地 域:芸術の森地区まちづくりセンター所長
・有識者:札幌市立藻岩北小学校教諭、デザイナー、
札幌舞踊会講師
・利用者 :工房利用者
・アドバイザー:札幌市立大学デザイン学部教授
・行 政:札幌市観光文化局文化部長
・札幌芸術の森事業部長
【札幌彫刻美術館】
▼ 運営協議会の開催状況は下表のとおり
開催回
第1回
6月14日
協議・報告内容
・平成24年度事業計画について
・意見交換
第2回
9月5日
・平成24年度理事会報告
・平成24年度事業経過報告について
・アンケート中間報告
第3回
11月29日
・平成24年度事業経過報告
・コレクション展同時開催「In My Room」
・雪像彫刻について
第4回
3月7日
・平成24年度事業経過報告について
・平成24年度アンケート集計報告
<協議会メンバー>
地元自治会:宮の森明和会会長
学識経験者:市立三角山小学校校長
利用者団体:市立大倉山小学校PTA副会長
行政:札幌市文化部市民文化課課長
アドバイザー:彫刻家
4
特別展「となりのひ
と」並びに札幌西高
等学校開校100周年
と連携した企画展「4
つの星」の開催によ
り、当施設が、地域の
美術館としてより身近
な存在になってきたと
の高い評価を得た。
また、意見交換を通
じ、今後の広報活動
の改善につながる情
報を得ることが出来
た。
▽ 財務(資金管理、現金の適正管理)
【札幌芸術の森】
▼ 資金管理については、指定管理業務、自主事業ごとの
区分経理を実施しており、公認会計士による外部会計監査
を導入している。
▼ 現金等の取扱いについては、現金取扱要綱を整備して
おり、出納員及び分任出納員による一元管理を行っている。
また、複数職員でのチェックを行うことで、事故防止に努め
た。
資金管理、現金等
の取り扱いについて
は、管理体制を整備
することで、重大な事
故をおこすことなく、
適正に管理すること
が出来た。
【札幌彫刻美術館】
事務局指導の下、
▼ 現金等の取扱いについては、現金取扱要綱に基づき毎 適切に管理をするこ
日芸術の森事業部に入金状況を報告し、定期的に銀行に入 とが出来た。
金を行った。また、複数職員でのチェックを行うことで、事故
防止に努めた。
▽ 要望・苦情対応
【札幌芸術の森】
▼定期的にアンケートを回収し、職員間で共有するととも
に、頻繁に指摘される項目については、担当者間で協議の
上、利用者の利便性を第一として、迅速な対応を行った。
職員間で情報共有
することにより、様々
な対応策や解決策が
生まれ、利用者の希
望に沿うかたちで対
応できた。
【札幌彫刻美術館】
▼ 要望・苦情対応については、情報を全職員で共有し、対
策、改善方法を検討した。
▼ 表示方法の改善の為、全員で検討を行った。
要望・苦情対応につ
いては、情報を職員
全員に周知した。対
策並びに改善方法を
検討し、実施出来る
事から改善を行った。
▽ 記録・モニタリング・報告・評価(記録、セルフモニタリング
の実施、事業報告、札幌市の検査等への対応、自己評価の実
施)
【札幌芸術の森】
業務実績を適切に
▼指定管理業務に関する記録・帳簿等については適切に整 報告・共有することが
備保管した。
出来た。
・管理業務に関する諸規定
・文書管理簿
・各年度の事業計画及び事業報告書
・収支予算・決算に関する書類
・金銭出納に関する帳簿
・物品の受払いに関する帳簿
・各種業務に関する記録書類及び札幌市が必要と認める書
類
▼ アンケート結果は種類ごとに毎月集計し、職員間で情報
を共有しているほか、施設の不備や故障、問題点等につい
てはただちに担当部署に連絡し、修理などの対応を行った。
【札幌彫刻美術館】
▼ 指定管理業務に関する下記の記録・帳簿等については
適切に整備保管した。
・管理業務に関する諸規定
・文書管理簿
・各年度の事業計画及び事業報告書
・収支予算・決算に関する書類
・金銭出納に関する帳簿
・物品の受払いに関する帳簿
・各種業務に関する記録書類及び札幌市が必要と認める書
類
▼ 来館者へのアンケートを実施し、全職員で集計結果を共
有するとともに、施設運営協議会で報告した。
▼ 要望、意見については、担当部局並びに札幌芸術の森
と協議し改善等に役立てた。
5
アンケートにおける
少数意見にも配慮す
ることにより、より魅
力的な美術館づくり
への意識が高まっ
た。
(2)施設・設 ▽ 総括的事項(利用者の安全確保、市民サービス向上への
備等の維持 配慮、連絡体制確保、保険加入)
管理業務
【札幌芸術の森】
仕様書に即した維
▼ 利用者の安全については、施設の定期的な点検や、行 持管理業務を行うこ
事に即した適切な警備人員を配置することにより確保してい とが出来た。
る。
▼ 施設賠償責任保険に加入し、万が一の事故に備えてい
る。
A
B
C
札幌芸術の森について
は園内施設の老朽化が
進んでいるが、利用者の
安全確保を第一に考え
施設の管理運営が行わ
れているほか、近隣地域
でのクマ出没の事態に
▼ 南区の広範囲でクマの出没が確認されたが、関係機関 クマ出没状況に対し 対しても、関係機関と協
と情報交換を緊密にし、職員による早朝の巡回調査活動、 ては、関係機関、地 力し情報収集に努め対
利用者への注意喚起の周知活動を行った。また、芸術の森 域との連携・情報交 応協議するなど、不測の
事態にも迅速に対応して
周辺等の熊出没情報に対しては、野外美術館・アートホール 換を緊密にした結
の臨時閉館対応により、利用者の安全に万全を期した。
果、より強固な連絡 おり、本市の要求水準を
満たしている。
▼ スズメバチ等の害虫駆除を早期から行うことで、発生数 体制が形成される契
機となった。
を抑えることに成功し、来園者の安全を確保した。
【札幌彫刻美術館】
札幌彫刻美術館につ
▼ 利用者の安全については、冬期間は転倒防止の為、砂 来館者の立場に立 いては、利用者の安全
撒きを実施した。
ち、適切な対応をとる 確保に配慮し積極的に
危険防止に取り組むな
▼ 建物の構造上段差が多いので、特に高齢者・障がい者 ことが出来た。
ど、本市の要求を満たし
に配慮を行った。
た良好な管理運営が行
▼ 損害賠償保険は継続して、仕様に適合したものに加入し
われている。
た。
▽ 施設・設備等の維持管理(清掃、警備、保守点検、修繕、
備品管理、駐車場管理、緑地管理等)
【札幌芸術の森】
▼ 仕様書の水準に従い、施設維持管理(清掃、警備、施設
設備等保守点検業務等)にあたっては、来園者の安全・快
適性を確保して適切に行った。
▼ 札幌市による大規模修繕を、次のとおり行った。
① 芸術の森センター:電気、空調衛生設備
② アートホール:外壁等改修、冷温水機整備
③ ガラス・陶工房:電・衛生設備
④ 美術館:空調衛生設備、弱電設備、強電設備
仕様書に即した維
持管理業務を行うこ
とが出来た。
頻繁な見回りによる
危険個所の発見に注
力することで、修繕に
つなげることが出来
た。
⑤ 真駒内川:橋脚及び取水口付近の護岸工事
【札幌彫刻美術館】
仕様書の水準に従い、警備・庭園管理については適切に実
施した。警備・庭園管理は第三者委託により実施した。
▽ 防災
【札幌芸術の森】
▼ 下記のとおり、防災訓練を実施した。
・ 避難・消火訓練(芸術の森センター1/23、工芸館3/22)
【札幌彫刻美術館】
課会議の際に、災害時の対応について、職員間で検討を
行うとともに情報共有を図った。
6
複数個所で2回に分
けて防災訓練を行う
ことで、施設の特性に
合った防災訓練を実
施することが出来た。
(3)事業の計
画・実施業務
【札幌芸術の森】
①音楽・舞台芸術事業
▽音楽事業は、「サッポロ・シティ・ジャズ」「札幌・ジュニア・
ジャズスクール」「札幌・アート・ミックス」を昨年度より継続開催
した。
「サッポロ・シティ・ジャズ」事業は札幌の観光文化事業を担う
独自の都市型ジャズイベントとして、6年目を迎えた。
今年度は、当財団音楽・芸術監督として、日本を代表するサッ
クスプレーヤーである渡辺貞夫氏を迎え、地元北海道のプロ
の演奏家により結成したビックバンドや札幌・ジュニア・ジャズ
スクールが、指導を受けた他、サッポロ・シティ・ジャズ事業に
対するアドバイスを受けた。
第13期目を迎えた「札幌・ジュニア・ジャズスクール」では、札
幌市内・道内での演奏、プロミュージシャンによるワークショッ
プを受けた他、ノルウェー遠征などを行った。
また、芸術の森が蓄積したネットワークを生かし、異なるアー
トをクロスオーバ-させ、その相乗効果による新しい楽しみ方
の創出、魅力ある事業の創造・普及をねらいとして開催した
「サッポロ・アート・ミックス」は、3年目の最終年に、渋さ知らズ
の不破大輔氏をメイン講師としたワークショップを行うとともに、
「サッポロ・シティ・ジャズ」への出演のほか、4月末から5月上
旬にかけ全国ツアーを実施し、東日本大震災の復興支援を目
的とした荒吐ロックフェスティバルへの参加や国内最大のクラ
シックの祭典「ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン」事業と提携・実
施した。
∇舞台芸術事業は、継続開催している「バレエセミナー」が開
講25年目を迎えた。25周年を記念して、次年度のバレエセミ
ナーが無料で受講できるスペシャルプライズを2名の受講生に
授与した。これまで定評の講師陣に加え、旭川市出身で現英
国ロイヤルバレエ団で活躍中のバレエダンサー、蔵健太氏を
はじめ、バレエ界で注目される精鋭の講師を招聘するなど内
容を充実させて実施した。
②その他の事業
▽「ジュニア・チャレンジ・ジャム」では、札幌芸術の森を会場に
北海道の子どもたちがさまざまな交流や体験を通し情操を育
み、その夢や希望を大きく膨らませる「場」の提供を目的とし
て、多彩な催物を行った。内容としては芸術体験、食育体験、
環境学習、ものづくりなどのプログラムを行った。
また、サブカルチャー文化の最先端を北海道から全国に発信
すべく立ち上がったプロジェクトである「きたまえ↑」札幌☆マン
ガ・アニメフェスティバル プレイベントは、アニソンやボカロな
どのライブステージ・同人誌即売会・コスプレイベントなどを一
挙に行うイベントとして、2013年の本開催に向けて開催した。
「アートマーケット」は、市民の作品発表・展示の場を提供す
る事業として実施した。札幌芸術の森というアート空間に市民
が様々なジャンルの手作りアー卜作品を持ち寄り、発表した。
7
サッポロ・シティ・
ジャズ事業は、メイン
会場で行われている
「ホワイトロックミュー
ジックテントライ ブ」
や市内各所で実施し
ているパークジャズラ
イブ等、内容を拡大し
て実施した。また、本
格的な国際ジャズ
フェスティバルとして
の発展を目指し、アメ
リカ、オーストラリア、
韓国、ルクセンブルグ
など、世界各国から
のアーティストを招聘
した他、パークジャズ
ライブコンテスト優勝
者のカナダの国際
ジャズフェスティバル
への派遣やアジア圏
における誘客プログ
ラムとして海外プロ
モーションを実施する
等、着実に成長して
いる。
また、3年計画で実
施したサッポロ・アー
ト・ミックスでは、当初
より目標として掲げて
いた、全国ツアーの
実施や参加者の自立
と独創性の創出を行
うことができ、魅力あ
る新規事業の創出を
実現することが出来
た。
2013年に本開催を予
定している「きたまえ
↑」札幌☆マンガ・ア
ニメフェスティバルプ
レイベントは、札幌芸
術の森の特性を活か
した施設の利用促進
や地域の活性化を行
う新たな取り組みとし
て期待できる。
A
B
C
札幌芸術の森について
は、施設の特性を生か
し、音楽・舞台芸術事
業、美術館事業、工芸・
工房事業等様々な事業
が実施されている。さら
に、今後の芸術文化の
展開を見据えて、サブカ
ルチャーイベントを行うな
ど、新たな事業の展開に
も積極的に取り組んでい
る。また、優れた芸術の
鑑賞事業や講座やワー
クショップなどの体験事
業、講習会など、幅広い
内容で構成されており、
本市の文化芸術振興や
人材育成に関する事業
を多数行っており、札幌
の文化芸術を発信する
観点からも高く評価でき
る。
③美術館事業
「フレデリック・バック展」、「立体力」、「福田繁雄大回顧展」、
「交差する視点とかたち」、「札幌美術展」計5本の展覧会を開
催した。うち2本は、企画から全てを札幌芸術の森美術館が手
掛けた。
また、例年によりB展示室を活用して、札幌芸術の森美術館コ
レクション選を3回開催。中庭では、インスタレーションを展示し
た。
美術館改修工事に
より、本年度は5本の
展覧会を開催。自主
企画の「立体力」で
は、彫刻、仏像そして
フィギュアと今までに
ない展示企画構成を
展開。予想を上回る
主催展覧会:9回(総入場者数107,193名)
入場者となった。ま
た、「福田繁雄大回顧
展」では、独自なユー
モアを交えたトリック
の世界を紹介し、大
人から子どもまでが
▽普及事業に関する事業
「佐藤忠良記念子どもアトリエ」では、所蔵作品を展示するとと 楽しめるものとなっ
た。
もに、さまざまなワークショップを実施した。
施設を最大限に活
用し、中庭でスケー
(総入館者数16,557名)
ルの大きな作品を展
開するとともに、収集
保管に努めているコ
▽子どもの美術体験事業に関する業務
市内の小学校5年生児童を対象に、鑑賞活動及び表現活動の レクションをB展示室
楽しさを体験するプログラムを実施した。(下記⑤札幌市補助 においてテーマをもと
に展示することを通し
事業参照)
て、美術館の役割を
改めて市民に案内す
ることができた。
④工芸・工房事業
▽展覧会事業の実施
東日本大震災で被害を受けた染色業者と震災遺児を支援する
チャリティー展として行った「印染トートバッグ展」を皮切りに、
1997年から15年間続いた全国公募展の最終回「ビアマグラン
カイ9」、工芸館の収蔵品による「北欧のテーブルウェア」展、
多様な作家の手による季節感溢れるオリジナル作品に彩られ
た「芸術の森クリスマスアート展」、園内の各工房施設で制作さ
れた市民の力作ならびに講師の作品を集めた「森から生まれ
た作品展」を開催。様々なジャンルの作家の作品を発表する展
覧会を通して優れたクラフト作品を紹介・流通させることによ
り、クラフト産業の振興に寄与した。
展覧会では、全国
及び地元の作家や若
手作家に作品の発表
の場を提供し、優れ
たクラフト作品を紹
介・流通させ、クラフト
産業の振興に寄与し
た。
また、講習会では、
一年を通じて様々な
年齢層に合わせた内
容を揃え、特に学校
▽講習会事業の実施
の夏期・冬期休暇や
講習会事業では、陶芸・染織・木工・七宝・版画など各分野で 春の連休期間には子
初心者から上級者まで学べる個人向けの教室、団体で申し込 供中心に家族単位で
める工芸グループ講習会、予約なしでも簡単な作品制作が楽 参加出来る講習会を
しめる「ふらっと体験」など幅広い内容の講習会を継続実施し 開催、市民へのクラフ
た。 一年を通じて季節や行事などに合わせた内容を揃え、小 ト文化の普及に寄与
中学生の夏期・冬期休暇や春の連休期間などには子供とその することが出来た。
家族が一緒に参加出来る講習会を開催し、市民へのクラフト
文化の普及に寄与することが出来た。さらに冬期間は市内の
児童会館を対象とした「森のクラフト教室」や特別支援学級に
職員が出張して指導する「クラフト宅配便」も実施し、子どもた
ちにもの作りに親しめる場を提供出来た。
8
⑤札幌市補助事業
∇サッポロ・シティ・ジャズ2012事業
これまで、札幌芸術の森において開催されてきた音楽事業に
より蓄積されたノウハウを活かしながら、全市的に展開する事
業として、開催6年目を迎え、前年に引き続き、大通公園2丁目
に仮設したホワイトロックミュージックテントを中心に開催した。
プログラムのひとつである全国から募集したバンド延べ250組
が市内各所にて無料ライブを行うパーク・ジャズ・ライブは、札
幌市役所をはじめ、駅前通地下歩行空間、札幌グランドホテル
など、14か所を会場に実施した。
札幌芸術の森野外ステージでは、国内外のミュージシャンの
出演で充実したラインナップで3回の野外コンサートを行った。
また、札幌芸術の森で運営する札幌・ジュニア・ジャズスクー
ルの卒業で、サッポロ・シティ・ジャズにも出演した寺久保エレ
ナによるジャズワークショップも行った。
この他、会期中に157名の市民ボランティア「ジャズセーバー
ズ」が広報、会場運営、記録撮影写真(ボランティアカメラマン)
など多岐にわたる場面で事業の運営サポートを行った。
入場者数:151,264人(付帯事業含む。)
▽札幌美術展事業
毎年開催している札幌美術展の一環で、20年度から札幌の
美術家のグループ展として開催している展覧会。今回は、日常
とは違う世界の存在を予感させる絵画、彫刻、版画、写真、イ
ンスタレーションなど、14作家、作品141点を展示した。
(入場者数 7,689名)
音楽・芸術監督とし
て、日本を代表する
サックスプレイヤーで
ある渡辺貞夫氏を迎
え、氏による教育普
及事業の他、中期的
な展開と運営面にお
いて助言を頂く等、着
実に事業の拡充を
行っている。また、
ジャズ事業全体の成
果として、札幌・ジュ
ニア・ジャズスクール
卒業生である寺久保
エレナがプロミュージ
シャンとしてデビュー
を果たし、同事業に
出演した他、プロ
ミュージシャンとして
現役ジャズスクール
生に対し指導すると
いった次世代につな
ぐ循環モデルを示す
ことができた。
多彩な作家の作品
を一堂に集め、団体
展や公募展では発表
していない作家の仕
事などを紹介、札幌、
北海道の美術の広が
りを伝えることにも寄
与できた。
▽子どもの美術体験事業に関する事業
市内の小学校5年生児童を対象に、鑑賞活動及び表現活動の 子どもの美術体験
楽しさを体験するプログラムを実施した。
事業(ハロー!ミュー
参加校182校 参加児童数13,790人
ジアム)では、各プロ
グラム対応スタッフ
(協力員:教育サービ
ス)の増員による事業
対応の充実を図り、
より参加しやすい環
境づくりに努め、前年
に増す参加校及び児
童数となり、野外美術
館の入場者増にも寄
与することが出来た。
9
【札幌彫刻美術館】
▽ 主催展覧会事業 総入場者数:7,026人
《本館》
入館者層の拡充を図る為、若手彫刻家・立体作家を紹介す
る「New Eyes‐2012 となりのひと展」、「4つの星 札幌二中
の彫刻家たち」、並びに「コレクション展 石と木のかたち」と
同時開催で若手彫刻家5人による「In My Room」を開催し
た。
このほかにコレクション展「手が語る-彫刻における手の表
情-」を開催した。
冬期には札幌雪像彫刻実行委員会との共催で、本館庭園
を会場に「さっぽろ雪像彫刻展2013」を開催した。
New Eyes 2012
では、素材も技法も
多様な若手の立体表
現・絵画・映像等を紹
介する充実した内容
となり、初めて来館し
た方も多く、札幌彫刻
美術館の活動を広く
知ってもらう好機と
なった。
「4つの星 札幌二
<各展覧会入場者数>
中の彫刻たち」展で
・コレクション展「手が語る-彫刻における手の表情-」: は、札幌西高校出身
555人
の彫刻家の偉業を伝
・New Eyes‐2012 となりのひと展:2,048人
える質の高い展示が
・4つの星 札幌二中の彫刻家たち:1,108人
実現した。
・ コレクション展石と木のかたち 同時開催「In My Room」: 「さっぽろ雪像彫刻
1,399人
展」は荒天にもかか
・さっぽろ雪像彫刻展:452人
わらず昨年とほぼ同
等の入場者を数え、
冬期のイベントとして
定着しつつあることが
伺えた。一般的な雪
像とは異なる造形性
に魅力があり、入館
者の落ち込む冬期間
の事業として大きな
可能性が感じられ
た。
≪記念館≫
本郷新の代表作や野外彫刻の石膏原型などを常設展示す
るほか、2階の一角で小企画展「本郷新が最期に描いたキリ
スト像」、「本郷新の愛したコレクション展」、「本郷新の部屋」
を開催した。
<各展覧会入場者数>
・本郷新が最後に描いたキリスト像 49人
・本郷新の愛したコレクション展 2,926人
・本郷新の部屋 2,761人
10
展覧会チラシに記
念館の情報も掲載す
るなど、積極的に広
報を行うことにより、
本館のあとに記念館
へも立ち寄る来館者
が増えた。
また、館内の展示
構成や解説パネル類
の見直しをはかるとと
もに、来館者への丁
寧な対応を心がけ、
アンケートでも来館者
の高い評価を得るこ
とができた。
札幌彫刻美術館につ
いては、入場者数が減
少したものの、子ども美
術体験事業の実施及び
作家や他団体と連携した
展覧会の開催、地域との
連携事業など、従来から
の取組の強化等を図っ
ている。今後について
も、ひきつづき入場者の
増加に努めてもらいた
い。
▽ 普及事業
子ども美術体験事業 ハロー!ミュージアムでは、「Dプログ
ラム」として彫刻たんけん!「本郷新記念札幌彫刻美術館/
鑑賞」として平成24年度から初参加した。(参加校:3校194
人)。
子ども美術体験事
業 ハロー!ミュージ
アムでは、札幌市の
子どもたちに本郷新
及び札幌彫刻美術館
毎年恒例の「石狩 初夏の旅」では、石狩浜の《石狩-無辜 の魅力について知っ
の民》ほかモエレ沼公園をバスで巡った(参加者:30人)。
てもらう好機となっ
た。
「【宮の森~芸術の森】3つの美術館をめぐる秋のバスツ
毎年芸術の森美術
アー」では、札幌彫刻美術館、札幌宮の森美術館、札幌芸 館との連携で実施し
術の森美術館の3館をバスでめぐった(参加者数:5回 145 てきたバスツアーは、
人)。
本年から開催回数を
増やし、民間の札幌
宮の森美術館とも連
携し、同館レストラン
での昼食をとりいれる
など内容を充実させ、
好評を得た。開催日
を平日に設定したとこ
ろ、主婦層が参加し
やすくなり、いずれも
申込開始日に即日に
ほぼ定員となった。
地元の小学生の作
品展並びに向陵中学
校で行われている、
夜間学校への協力等
で地域との連携が深
まり、彫刻美術館を
身近な存在として認
識してもらうことがで
きた。
▽ その他の協力事業
▼ 札幌遠友校学習
▼ 三角山小学校3年生児童作品展
▼ 大倉山小学校6年生児童作品展
11
(4)施設利用
に関する業務
▽ 利用件数等
札幌芸術の森美術
館の「福田繁雄大回
顧展」(35,386人)など
の各展覧会、野外ス
テージにおいては
「SAPPORO CITY
JAZZ(ノースジャム
セッション)」(6,821人)
などで多数の来場が
あった。
【札幌芸術の森】
・利用件数
(件)
H23実績 H24実績
アートホール練習室
2,507
2,416
アートホールアリーナ
257
238
4,982
4,746
523
506
63
65
各種研修室
各種窯
野外ステージ
601
531
39,552
40,175
各種アトリエ・ロッジ
駐車場
A
B
C
札幌芸術の森について
は、7月から10月にかけ
て熊の目撃情報が複数
回あり、臨時の休園期間
が生じたものの、展覧会
やイベントの成功や無料
開放デーの設定による
積極的なPR等により、入
園者数が増加しており、
良好な管理運営がなさ
れている。
・施設利用率
(%)
H23実績 H24計画 H24実績
アートホール練習室
73.8
75.0
71.6
アートホールアリーナ
73.1
73.0
69.8
各種研修室
87.3
92.0
88.3
各種窯
42.9
40.0
42.0
野外ステージ
34.1
45.0
34.4
アトリエ・ロッジ
38.3
40.0
32.9
・施設の利用状況
入場者数
(人)
H23実績 H24実績
総入園者数
322,289 349,176
芸術の森美術館
78,345 107,193
芸術の森野外美術館
52,115
51,308
▽ 不承認0件、 取消し15件、 減免1,774件、 還付76
件
▽ 利用件数等
【札幌彫刻美術館】
H23実績 H24計画 H24実績
本館
展示室
本館
研修室
本館
屋外
記念館
6
4
4
開館日数
276
266
266
展覧会件数
件数(件)
11
4
6
利用日数
82
46
64
件数(件)
1
1
1
利用日数
18
16
16
展示替回数
3
2
2
開館日数
308
307
307
件数(件)
1
3
3
貸館日数
8
31
31
8355
9500
7026
貸館
入館者数
▽ 不承認 0件、 取消し0 件、 減免 0件、 還付 0件
▽ 利用促進の取組
利用作家・団体が下見や打ち合わせの為に来館した
際には相手方の希望を聞き取り、できる範囲で希望
に応えられるよう対応した。
12
7~10月の近隣地
域及び10月の園内に
おける熊の目撃情報
の影響もあり、野外
美術館の入場者数は
前年を下回った。一
方、札幌芸術の森美
術館に関しては冬季
間改修工事の為休館
していたが夏季に行
われた展覧会が好評
で前年を上回ること
ができた。
札幌彫刻美術館につい
ては、積極的な広報や地
元団体との協力を図って
主催展覧会の積極 おり、アンケート結果から
的な広報活動を行
新規来館者等の獲得も
なっており、来館者ア みられるなど、良好な管
ンケートの結果から、 理運営が行われている。
新規来館者やこれま
で来館が少なかった
若年層の来館者が増
えたことを確認してい
る。
(5)付随業務 ▽ 広報業務
▼ホームページの運営
平成22年度にリニューアルしたホームページを継続して活用
し、当施設の各種事業、講習会などの告知を中心として掲載し
た。特に、情報更新が頻繁に必要となるページについては担
当者自らの操作で更新が行える機能を付加し、情報を可能な
限り新しい状態とすることで利便性と即効性を兼ねそろえた。
また、自動翻訳機能(英語、ハングル語、中国(繁体、簡体)を
用いることで、国外からの観光客の誘致も図った。SAPPORO
CITY JAZZや美術館事業については、当施設のHPに加え、個
別にHPを開設しており、利用者の利便向上に努めた。また、今
年度からはより即効性の高いフェイスブックを導入することで、
HPでは掲載が容易でなかった園内の動植物の様子などの
日々の施設の移り変わりを紹介し、あらたな客層の獲得を目
指した。
最新の情報を可能
な限り速やかに伝え
られるようインター
ネット媒体の活用に
重点を置いた。
▼FMラジオ番組
昨年度に引き続き、FMラジオ番組の制作を委託し、エフエム
北海道で放送中の情報番組の1コーナーにて札幌芸術の森及
び札幌彫刻美術館の広報番組を放送した。
番組では、札幌芸術の森で開催される展覧会、講習会、音楽
舞台芸術、イベントや札幌彫刻美術館の展覧会情報などの各
種主催事業のお知らせをはじめとし、施設の魅力を幅広く伝え
た。
事前収録と生音声を組み合わせ、特に聴取率の高い朝の時
間帯で放送することにより、情報の即効性と声による訴求効果
を図った。
また、夏と冬には、応募による視聴者参加型のバスツアーを
札幌芸術の森で開催し、当施設への関心を喚起するとともに、
新しい来園者層の発掘に努めた。
生番組を中心とす
るラジオ番組の放送
により、情報の新鮮さ
はもちろんのこと、迅
速な広報も可能と
なった。特に、ゲスト
コーナーでは、実際
に事業を担当する職
員や協力開係者、出
演者、作家などの生
の声を放送すること
で効果的な広報に努
めることができた。
【札幌彫刻美術館】
・展覧会チラシを町内に配布し、広報の充実を図った。
・広報さっぽろを有効に活用した。
・ツイッター、ブログを導入し、PRの対象を広げた。
・円山・宮の森散策マップを宮の森美術館と共同で発刊した。
広報の充実を図る
ことで、新規の来館
者の増加を図ること
が出来た。また、バス
ツアー等の参加型企
画のPRを積極的に行
ない、美術館への関
心を喚起出来た。
更に、円山・宮の森
散策マップを近隣の
宮の森美術館と共同
作成をすることで、相
互の美術館利用者の
発掘や美術館の認知
を図った。
13
A
B
C
札幌芸術の森はホーム
ページやラジオによるP
R展開のほか、札幌市立
大学や芸術の森地区連
合町内会とも連携協定を
結び、地域の活動の場と
しての利用促進を図るな
ど、来園者の開拓にも積
極的に取り組んでいる。
札幌彫刻美術館は、地
元に密着した広報やイン
ターネットを活用したPR
のほか、近隣美術館と協
力した広報を行うなど、
利用促進に向けて取り
組んでいる。
▽ 利用促進
【札幌芸術の森】
▼開園以来、26年間継続して行っている冬期間にお
ける野外美術館の「かんじきウォーク」を今年度も開
催し、冬期の誘客を目指した。
▼昨年度、連携強化のために協定を締結した札幌市
立大学と、公開講座の実施や展覧会関連事業の開
催などを行った。また今年度は、芸術の森地区連合
会とも相互の連携をさらに強化・促進し、地域の主体
的なまちづくりの推進と芸術文化の創造・発展のため
連携協定を締結し、毎年恒例となった「雪あかりの祭
典」の実施のほか、地区文化祭や音楽会の会場とな
るなど、これまで以上に地域の活性化に尽力するとと
もに、地域の方々の活動の場として、芸術の森を利
用していただくよう事業支援を行うことができた。
▼野外美術館のオープンとクローズに合わせて、入
館料・駐車料金を無料とするとともに園内各所で催物
を開催することで、来園者の方々に札幌芸術の森ひ
いては芸術文化に親しんでもらう機会をつくることが
でき、来園者数の増加につながった。また、夏には、
開園記念日にあわせ、特別クーポンを配布するなど、
リピーターの獲得にも尽力した。
▼ 札幌市南区シーニックバイウェイ協議会に参加
し、区内の観光施設 ・定山渓観光協会等との連携を
図った。
14
無料開放日の実施
や園内イベントの開
催により、施設に気
軽に訪れることがで
きる環境を整えること
で、来園者の獲得に
つなげることができた
とともに芸術文化に
親しんでもらい、札幌
芸術の森に来園して
もらう機会を創出し
た。
また、雪あかりや、
ヤマメの稚魚放流、
地区文化祭などを地
域との連携を行うこと
で、近隣地域との交
流を深めるとともに、
芸術分野だけではな
く、地域活動全般で
の拠点施設としての
役割を果たすことが
でき、地域の公共施
設としてのあり方につ
いて新たな価値を見
いだす機会を得るこ
とができた。
冬の札幌芸術の森
の魅力を発信し、
シーズン外の来園者
増に貢献した。
2 自主事業その他
▽ 自主事業
従前のレストラン業
A
B
C
者が撤退後速やかに
札幌芸術の森について
レストラン事業
対応したことにより、
は、レストラン業者の選
園内の催し物開催時に、ロビーにて軽食の販売を行うなど柔軟に営業 春までの再開につな
定を迅速に行い繁忙期
を行った。
げることができた。
までにレストラン営業再
利用者16,849人(テナント撤退につき、11月~3月までは利用者数は
開を実現させ、市民サー
ゼロ)
ビス低下の防止に努め
るなど、良好に管理運営
売店事業
が行われている。
自動販売機の設置
【札幌彫刻美術館】
・自動販売機の設置
▽ 市内企業等の活用、福祉施策への配慮等
【札幌芸術の森】
・再委託した28件について、市内の企業と契約を締結した。
・札幌芸術の森美術館に係る展覧会やイベントの広報印刷物の
掲示・発送業務を福祉施設に発注した。
・「サッポロ・シティ・ジャズ事業」のメイン会場であるホワイトロッ
ク・ミュージックテントでは、市内を中心に事業展開する企業をコン
ペにて採用し、会場内での飲食においては北海道産の食材をよ
り多く活用し、安心と安全を訴求した。また、土産品として好評で
あったコラボスイーツは、札幌の地場企業と製品を共同開発し、
販売した。
・「札幌・ジュニア・ジャズスクール事業」では、福祉施設における
演奏会を積極的に行った。
【札幌彫刻美術館】
・再委託ならびに修繕等の業務は、市内の企業に発注した。
3 利用者の満足度
▽ 利用者アンケートの結果
実施方
法
結果概
要
4月~3月
各施設ごとのアンケートのほか、イベント時にはその都
度別途アンケート用紙を作成し配布。
施設に対する全体的な印象は、「とても良い」と「良い」
が合わせて80%となり、職員の接客については「とても
良い」「良い」が合わせて70%となった。アンケート用紙
に関しては、昨年の415枚を大きく上回る941枚を回収し
た。意見や要望に関しては、その都度迅速に対応する
ように努力した。
札幌彫刻美術館につい
ては、本市の要求水準を
満たすものであり、良好
に管理運営が行われて
いる。
各種保守点検、修
繕業務の再委託につ
いて、その大部分を
市内の企業に発注し
た他、一部の業務を
福祉施設に発注し
た。地元企業との協
力体勢を構築すると
ともに、連携を深め
た。
福祉施設や病院等
で演奏会を実施する
ことによって社会貢献
を果たすことが出来
た。
より高い満足度を来
園者の方からいただ
けるように現状に満
足せず、チャレンジ精
神をもって取り組んで
いくことが必要と考え
る。
A
B
C
札幌芸術の森は、市民
意見の聴取を積極的に
行い、来園者からの意見
や要望に対応しており、
利用者からも高評価を得
ている。
利用者 利用者からの意見や要望に関しては、職員間で情報を
からの 共有し、その都度迅速に対応した。
意見・要
望とその
対応
・音楽・舞台事業、美術館事業、工芸・工房事業のアンケート結果
については別添
【札幌彫刻美術館】
実施方
法
結果概
要
利用者
からの
意見・要
望とその
対応
無記名の記入方式(通年)
回答数267件
来館回数の記載によると、3回以上のリピーターが増
えてきていることがうかがえる。
良好な意見が多いが.、館内表示が分かりにくいとの
意見もあった。古いキャプションの改善を図っている。
15
札幌彫刻美術館につい
ては、利用者の意見を取
職員の対応につい り入れた改善を図るな
ては高評価を得てい ど、良好に管理運営が
るが、さらなる接客向 行われている。
上に努めたい。広報
については、一層の
充実を図る必要があ
る。
4 収支状況
▽ 収支
(千円)
【札幌芸術の森】・【札幌彫刻美術館】
計画
項目
差
決算
785,289
729,336
55,953
指定管理業務収入
783,104
727,704
55,400
指定管理費
584,335
584,335
0
収入
利用料金
その他
自主事業収入
支出
指定管理業務支出
44,870
35,058
9,812
153,899
108,311
45,588
2,185
1,632
553
776,045
747,818
28,227
775,095
747,141
27,954
950
677
273
9,244
▲ 18,482
27,726
利益還元
0
0
0
法人税等
0
0
0
9,244
▲ 18,482
27,726
自主事業支出
収入-支出
純利益
収入の減収を補う
A
B
C
ために費用の縮減に
クマ対策に伴う臨時支出
努めたが、運営上、
増加にも関わらず、経費
必要な費用の執行を
削減に努め支出の抑制
行った。
を行った点は高く評価で
きる。
クマ目撃情報による臨時
休館で来園者数が減少
したことに伴う減収分は
理解できるが、今後も経
費削減及び入園者数の
増加に努めてもらいた
い。
▽ 説明
▼ 利用料金について、札幌芸術の森野外美術館の入場料は、近隣で
クマ目撃情報による、野外美術館の休館(36日間)、開館時間短縮(30日
間)などにより、計画を達成することができなかった。
▼ その他収入とは、講習会受講料、企業協賛金、他の団体からの助成
金等であるが、計画との差額は、シティ・ジャズ事業に対する文化庁の
補助金について財団経由から実行委員会に直接収入することになった
こと(△19,408千円)、バレエセミナーのクラス編成替えによる受講者数の
減(△10,338千円)、近隣でクマ目撃情報による、講習会のキャンセルな
どによるもの。
▼ 指定管理業務支出は、近隣でクマ目撃情報による警備員費用の増
加(2,178千円)などがあったが、経費の抑制に努めた。
<確認項目> ※評価項目ではありません。
▽ 安定経営能力の維持
当団体の財務状況等は、債務超過、累積欠損の状態になく、自己資本
比率が50%以上等のため、経営の健全性が保たれており、安定経営能
力が維持されている。
▽ 個人情報保護条例、情報公開条例、行政手続条例及びオンブズマン条
例への対応
【札幌芸術の森】
▼ 各条例の規定に則り、全て適切に対応した。
▼ 情報公開請求は1件、オンブズマン条例への対応は1件であった。
【札幌彫刻美術館】
▼各条例の規則にのっとり、全て適切に対応した。
▼情報公開請求は1件であった。
16
適
不適
適
不適
オンブズマンからの指摘
に対し、適切に対応を行
ない、改善を行なってい
る。
Ⅲ 総合評価
【指定管理者の自己評価】
総合評価
来年度以降の重点取組事項
【札幌芸術の森】
【札幌芸術の森】
昭和61年(1986年)のオープン以来、過去20数年にわ
たる音楽・舞台芸術事業、美術・工芸展や講習会事業、
子どもの美術体験事業、また野外美術館のボランティア
事業など市民の文化力の向上に貢献したことが高く評価
され、公立文化施設の活動を顕彰する総務大臣賞(地域
創造大賞)を受賞した。また、芸術の森の新たな展開とし
て、周辺地域をはじめとする外部との連携を強化すべく、
平成24年3月に札幌市立大学との間に事業連携協定を
結んだ他、10月には芸術の森地区連合町内会との間に
地域連携協定を結び、地域連携を切り口とする新機軸に
よる事業の出発を図った。
施設維持については、札幌市との連携の下、センター、
アートホール、ガラス陶工房、屋内美術館など園内主要
施設の大規模な修繕を行い、施設環境を整えました。
基金運用収入をはじめとした事業資金の減少傾向が続
き、厳しい状況であるが、資金調達を積極的に行い、事
業のレベルを落とすことなく運営出来た。
全体の運営に関しては、芸術の森の更なる活性化を進めるべく、外
部識者により構成される委員会を組織し、新機軸による芸術の森の
経営展開を図っていく。キーワードとしては、世代間交流、エコロジー、
サブカルチャー、アートツーリズム、エコツーリズム、植生、動物、ユニ
バーサルデザイン、ブランディングを掲げていき、取り組み可能なもの
については順次着手していく。既に協定を締結している札幌市立大学
と芸術の森地区連合町内会との間では、より密接に事業の展開を
図っていき、地域に根ざした芸術の森を強く打ち出していく。
また、各種事業の展開に4月にリニューアルオープンするレストラン及
び喫茶店、ミュージアムショップの運営を引き寄せながら展開し、芸術
の森の活動を総合した形態での事業の推進を図っていく。
施設維持については25年度においても大規模な修繕工事が予定され
ており、引き続き札幌市と協議・連携しながら補修整備を進め、利用
者にとって安全で快適な施設環境を整えていく。 組織に関しては、
CS(顧客満足)会議を立ち上げ、職員間にとどまらず施設に従事する
スタッフとの間の意見交換を緊密にし、より機動的で効率的な組織運
営を進めていく。
事業財源の大幅な減少に対応するため、事業の質を落とさず実施可
能な環境を整えるべく、次期指定管理者を契機としてスキームの大幅
な見直しを図っていく。
【札幌彫刻美術館】
施設の維持管理については、来館者並びに展示作品
の安全を第一に早期対応に努め、業務仕様書、管理業
務の計画書に基づき、計画どおりに実施することが出来
た。
展覧会事業については、特別展「New Eyes 2012 となり
のひと」では、若い人の来館者の開拓が出来、コレクショ
ン展同時開催「In My Room」でも冬期間の来館者の増加
につながった。
事業収支については、昨年の夏では節電に努め、計画
した事業を実施することが出来た。
指定管理期間の来館者目標を達成する為に、彫刻美術館の更なる
広報並びに魅力ある企画展を実施する。
開館から30年以上が経過、設備の老朽化が進んでいることから、札
幌市と協議しながら必要な整備・改修工事を実施し、来館者の安全性
と快適性並びに利便性の向上に努めたい。
【所管局の評価】
総合評価
改善指導・指示事項
【札幌芸術の森】
【札幌芸術の森】
文化芸術の創造・発信拠点施設として、近隣の町内会
や大学との連携や新たな芸術分野を事業に取り込むな
ど、入園者の増加に向けて様々な事業を実施し、文化芸
術の普及振興に努めている。また、来園者への安全確保
を第一とした対策やレストランの営業再開などの市民
サービスの維持を図っていることから、良好に施設の管
理運営が行われている点は高く評価できる。
今後も芸術の森が実施している多彩な事業を行い、本市の文化芸
術の普及振興を図るほか、関係機関・団体や企業と連携し、効果的な
事業の実施に努めること。
施設の管理運営にあたっては、引き続き利用者が安全に利用できる
よう札幌市と協力して施設の維持管理を行うほか、関係機関との連携
協定等を活用し利用者数や利用率の増加に向けて取り組むこと。
【札幌彫刻美術館】
【札幌彫刻美術館】
施設の良好に管理運営し、彫刻芸術の普及振興を図っ 札幌芸術の森美術館をはじめとする札幌市芸術文化財団が指定管
た事業の実施や近隣美術館などとの連携による広報活 理する他施設とも連携を図り、魅力的な事業の実施や効果的広報展
動により、更なる普及を目指している点は高く評価でき
開を図り、来館者増加に努めること。
る。
【外部評価】
【検討課題の提起】
【改善・見直しの検討結果】
17
平成24年度 主催事業 分類一覧表
入場者数
1 音楽・舞台芸術事業
⑴札幌の文化芸術発信事業
①サッポロ・シティ・ジャズ エゾグルーヴ2012
⑵文化芸術の担い手の育成・支援事業
①第13期 札幌・ジュニア・ジャズスクール
②札幌芸術の森バレエセミナー2012
③ジュニアチャレンジ・ジャム2012
⑶地域の文化芸術をつなぐネットワーク推進事業
①芸術の森アートマーケット2012
⑷質の高い文化芸術の創造・提供事業
①SAPPORO ART MIX 2012
②「きたまえ↑」札幌☆マンガ・アニメフェスティバル プレイベント
2 芸術の森美術館事業
(1)展覧会事業
①フレデリック・バック展 木を植えた男。
②立体力 仏像から人形、フイギュアまで
③ユーモアのすすめ 福田繁雄大回顧展
④交差する視点とかたち Vol.5
⑤札幌美術展 パラレルワールド冒険譚
⑥札幌芸術の森美術館コレクション選 追悼-八木保次・伸子展
⑦札幌芸術の森美術館コレクション選 ステンレス彫刻-動・映・輝⑧札幌芸術の森美術館コレクション選 写真展-被写体四谷シモン
⑨中庭インスタレーション ダム・ダン・ライ Color Explosion-色彩爆発(2)野外美術館
①ボランティアによる作品解説及び鑑賞サポート
②野外美術館彫刻クイズノート
③野外美術館かんじきウォーク
(3)普及事業
①佐藤忠良記念子どもアトリエ ワークショップ
②子ども美術体験事業 ハロー!ミュージアム
(4)広報事業
①インターネットによる広報
(5)利用促進
①図録フェア・グッズ販売
(6)人材育成
①博物館実習生受け入れ
②ボランテイア受け入れ(作品解説、教育サービス、資料整理)
3 彫刻美術館事業
(1)展覧会事業
①コレクション展 手が語るー彫刻における手の表情ー
②New Eyes となりのひと
③4つの星 札幌二中の彫刻家たち
④コレクション展 石と木のかたち 「In My Room」
⑤本郷新展 本郷新が最期に描いたキリスト像
⑥本郷新展 本郷新が愛したコレクション
⑦本郷新展 本郷新の部屋
⑩さっぽろ雪像彫刻展2013
(2) 貸館事業
①鈴木吾郎彫刻50年展
②市民の愛蔵彫刻展 魅せます私のコレクション
③長岐和彦 KAZUHIKO NAGAKI SCENE 2012
(3)普及事業
①子ども美術体験事業 ハロー!ミュージアム
②石狩―初夏の旅
③美術館めぐるツアー
④サンクスデー
⑤ナイトミュージアム
⑥夏休みワークショップ「みぢかなひとの足型をつくろう!」
⑦ミュージアムコンサート
(4)協力事業
①札幌遠友塾 校外学習(協力事業)
②三角山小学校3年生児童作品展
③大倉山小学校6年生児童作品展
(5)人材育成
①職場体験学習
(6)その他の事業
①円山・宮の森散策マップ
4 工芸・工房事業
⑴展覧会事業
鑑賞 普及 振興
144,876
○
○
○
○
●
○
○
○
○
○
●
●
●
62
152
27,170
○
866
297
732
○
○
○
○
○
12,803
11,149
35,386
3,159
7,689
7,431
23,172
6,404
-
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
7,012
401
1,488
○
○
○
○
○
○
1,266
13,790
○
○
○
-
○
○
○
●
○
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
○
○
○
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〇
○
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○
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○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
●
●
●
○
○
○
○
●
●
○
○
○
1,004
531
256
○
○
○
○
○
80
51
83
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
●
●
●
●
●
○
○
○
○
194
30
145
153
4
16
52
―
●
●
●
●
6
54
2
○
〇
2,862
555
2,048
1,108
1,399
49
2,926
2,761
452
人材
利用
参加
新規 継続
育成
促進
●
●
●
○
○
○
●
●
●
●
●
○
○
○
○
○
○
○
○
○
●
●
●
●
入場者数
①東日本の職人と180人のクリエイターがつくる印染トートバッグ展
②ビアマグランカイ9 入賞・入選作品展
③「北欧のテーブルウェア」芸術の森工芸館収蔵品展
④クリスマスアート展2012 ⑤森から生まれた作品展2013「FOREST PRINT & CRAFT」
⑥第12期工芸館常設展示事業
⑵普及事業
①講習会事業
②芸術の森ラフトマーケット2012 in 大通
5 市民ギャラリー事業
①市民ギャラリー美術映画会
②市民ギャラリーコンサート
③市民ギャラリー手づくり作品市場
④市民ギャラリーワークショップ
⑤市民ギャラリー子供映画会
⑥教文13丁目笑劇一座 市民ギャラリー出張公演
⑦第56回札幌市中学校美術・書道展
⑧第41回札幌文団協フェスティバル・展示部門
⑨札幌圏大学生合同写真展 EX11th
⑩芸森+彫美コレクション展 札幌を彩る21人の美術家たち
6 利用促進・広報活動
①芸術の森Weekly
②ルアプラス
③ホームページ
④芸森スプリングフェスタ
⑤秋の芸森 あったかサンキュー♥デー
⑥芸森ハッピーバースデー26th
⑦芸術の森スタッフ写真展「森フォト」
⑧地域との連携協定の締結
鑑賞 普及 振興
8,038
19,543
4,981
1,479
1,318
―
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
8,077
―
○
○
617
154
450
416
617
82
4,875
717
314
769
○
○
人材
利用
参加
新規 継続
育成
促進
●
○
●
●
●
○
○
●
●
○
○
○
○
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
○
○
○
○
○
○
○
○
○
-
246,959
3,012
4,435
449
4,649
3,208
○
●
○
○
○
○
○
○
○
○
●
●
●
●
●
●
●
●
平成 24 年度アンケート回収結果
音楽・舞台芸術事業
施設管理関係
(サッポロ・シティ・ジャズ、札
美術館事業
工芸・工房事業
(施設利用者・来園者等)
幌打撃祭)
(各展覧会)
(工芸各展覧会、講習会等)
回収数
941
3,309
4,593
合計
342
9,185
利用者からのご意見・要望
ご意見・ご要望
対応
野外美術館について
道順がわかりにくい。
ベビーカーや車イスが通りにくい。
パンフレット等を用いて散策ルートをよりわかりやすく
紹介していくとともに案内表示についても今一度検討
していきたい。一方で、広大な森の中に点在している
作品を自由に鑑賞できることが野外美術館の魅力の
一つであることから、この特性を生かした散策について
もPRしていけるよう取り組んでいきたい。
野外美術館は起伏のある自然の地形を利用した彫刻
展示がひとつの特徴となっていることもあり、ベビーカ
ーや車イスのお客様への利便性は高くない。しかしな
がら、今後は、車イスの方向けの案内マップをお配り
するなどし、様々な人が観覧しやすい施設づくりを目
指し、取り組んでいきたい。
その他の施設・サービスについて
・有島武郎旧邸
素敵なお宅を拝見できた。
建造物の保存に協力したい。
・かんじきウォーク
気軽に借りられ健康にも良かった。
地図が濡れてしまうのでラミネート
加工してほしい。
・貸出施設利用者
臭い。掃除がされておらず汚い。(アトリエ)
老朽化している。(アトリエ)
備品が故障している(アトリエ)
・レストラン
味が良くない。
もっと安い値段で美味しいものを食べたい。
建築の美しさが、幅広い層の来園者から好評をいただ
いた。文化物としての価値も高いことから、より PR に力
を注いでいくとともに、今後も多くの来園者から満足い
ただけるように努力していきたい。
冬の恒例企画として長年好評を得ている。今後も継続
していくとともに、利用者の意見を参考により楽しみや
すい環境を整えるよう取り組んでいきたい。
ご利用後は、丁寧な清掃と換気の入れ替えを徹底す
る。
アトリエの老朽化に関しては、築 27 年を経過しており、
やむを得ない部分もあるが、修繕が必要な所は早急に
対処していきたい。
備品に関しては、定期的な点検を行い、故障した場合
も早急に修理、代用品にて対応した。
メニュー、価格、料理の質などについて抜本的な改善
が必要と思われる。職員一同のアイディアを結集し、レ
ストランとも協議を重ねて、より来園者に喜ばれるよう努
力したい。
音楽・舞台芸術事業について
【サッポロ・シティ・ジャズ】
・メニューに英語の表記があった方が良いと思う。
本格的な国際ジャズフェスティバルを目指す、サッポロ・
シティ・ジャズとしても飲食メニューの他、場内案内などの
表記についても今後、英語表記のサインを増やすことを
検討していきます。
・ホワイトロックは、音楽もいいのですが、他のイベント これまで、プレイベントとして車両展示やファッションシ
ョーなどのイベントを実施してきましたが、様々な業態
もあると面白いなと思います。(プラネタリウムとか)
との提携を模索し、その相乗効果によるフェスティバル
の発展を目指していきます。
・ゆったりできる空間でステキでした。楽しかったです!
過去のアンケート結果に席が狭いとのご意見があったた
め、よりスペースを多く確保できる座席を導入した結果で
・スタッフさん(かかわっている人すべて)の対応がすごく す。
良かったです。
フェスティバル前に、関係スタッフを集めての全体会議を
行ったり、運営補助業務を行っていただく市民ボランティ
アにたいしても、事前研修会を行い、ホスピタリティの重
・TVやUST放送して欲しい。
要性をお伝えした結果です。
プロのミュージシャン等は、肖像権の問題などがあり、
TVやユーストリーム配信などは制約が多いのが実情
ですが、パークジャズライブコンテストなど、アマチュア
出演者のライブでは、一部ユーストリーム配信を導入し
ています。今後もTVやユーストリーム配信などについ
ては引き続き、検討していきたい。
【SAPPORO ART MIX】
・ジャズをあまり聞かない私でも楽しむことができた!
音楽だけでなく、様々なアートを融合させ、その相乗効
果により魅力ある新規事業の創造を行うという事業目
的を実践してきた結果。
・迫力があり、大変盛り上がっていたと思います。演出
もよかったです
・客席と一体となったライブ、すごく良かった
今回の最終ライブでは、舞台の演出上、全員がソロを
・とても良かったです。最後は涙が出ました。一瞬 行うことには、ならなかったが、今後、同様の公演を行
でも全員の各ソロがあればよかった(4 小節でも)
う際には、検討していきたい。
美術館事業について
【フレデリック・バック展】
・アンケート集計結果によると、「大変よい」が 66%、
「よい」が 27%で、概ね高評価を得た。フレデリック・
バックの生涯や事績を多角的に紹介する展示方法、
豊富な作品数などを評価する意見も多かった。
・アニメーションを紹介する映像コーナーが互いに近
く、音が混ざって聞き取りにくいという指摘があった。
・会期後半には、人だかりで作品が見えないという声
もあった。
・映像コーナーでは音量を適宜調整して対応した。日
本語のナレーションがなく、音楽のみの映像がほとん
どだったためか、大きな苦情に発展するものはなかっ
た。
・予想来館者数に応じて作品を通常よりも高い位置に
展示するなど、工夫をこらしていたが、会場構成を含
めて今後の課題としたい。
【立体力】
・アンケート集計結果によると、「大変よい」が 44%、
「よい」が同じく 44%だった。
・フィギュアや仏像など、普段は接する機会がない作
品をまとめて鑑賞できたという点、さまざまな年齢層の
観客でも楽しめたという点、企画の目新しさなどが評
価された。
・椅子を増やして欲しい、解説文では常用漢字以外
の文字にはルビをふって欲しい、という意見が寄せら
れた。
【福田繁雄大回顧展】
・作品の面白さに加えて、福田繁雄のユーモア観や、
現代社会に向けたメッセージなどがよく理解できたと
いう意見が見られた。
・家族連れの来館者を想定し、子ども向けの解説パ
ネルを会場内に設置するなど、若年層にも配慮して
いたことにも、好意的な評価が多数見られた(来館者
アンケートによると、小中学生を含めた 20 歳未満の
層が全体の 34%と高かった)。
・会場内の混雑、他の観覧者の話し声が気になると
いう意見があった。
【交差する視点とかたち】
・個々の作品を評価する意見とともに、道内作家を知
る機会を歓迎する声、類似の企画をさらに求める声も
あった。
・会場内の照明が足りない、解説パネルが暗くて読み
にくいという声が多数あった。
・館内にあるベンチはすべて会場内に設置していた
が、さらに映像作品コーナーの前に丸椅子を増設し
た。
・解説文中の表現・ルビについては、幅広い来館者層
を想定して、さらにわかりやすいものにするよう今後改
善したい。ただし、本展の章解説、作家解説パネルに
ついては、内容を評価する声も多数見受けられた
・決められた覗き穴から見なくてはならない作品があ
り、会期後半には鑑賞の順番を待つ来館者で混在し
た。そのため、順番待ちの列を美術館スタッフが整理・
誘導し、混雑を緩和するように努めた。
会場内には、作家の要望もあり、通常よりも暗い空間が
複数あった。会期中、作品設置場所以外の部分にス
ポットライトを追加するなどして、足もとの明るさを確保
する工夫を行った。
工芸・工房事業
【印染トートバッグ展】
・福島から来たので、作者の作品コンセプトに
胸打たれました。出会えて嬉しい企画でした。
・写真よりも実物を見る方が数倍楽しかった。
・友人に教えてもらうまで知りませんでした。
もっと宣伝したらいいのではないか。
・楽しかったです。窓口の方もとても親切でし
た。また展示観にきます。
【ビアマグランカイ 9 入賞・入選作品展】
・多彩でたくさん作品があってよかった。見応
えがあった。
・ビアマグランカイは初めて来ましたが、素晴
らしかった。今回で終了というのが残念。毎年
やってほしい。
・以前よりスケールが小さい。
美術展覧会とは異なり、実際に手にとる事で作品の
良さを伝える事ができるのが工芸展覧会の魅力と
言え、そのような企画に対する需要が高まってい
る。今後、クラフト作品を中心とした展覧会の開催
に加え、ビアマグランカイに続く目玉となる企画の
開催を検討し、広報にも力を入れ集客を図ることと
したい。
【工芸・版画講習会】
参加できる曜日は年齢や職業によって異なるため、
ご意見・ご要望: 土日開催が良い/土日だと参加 内容と対象をうまく振り分け、 年間を通じて様々
できない(平日開催が良い)
な方が参加できるよう今後も企画したい。
こどもが参加できるものをもっと増やして欲し ゴールデンウィークや夏・冬・春休みなどを中心に
い。
通年企画しているほか、 予約不要で都合に合わせ
て利用できる「ふらっとクラフト体験」メニューの
拡充を検討したい。
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