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WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター ユーザーマニュアル

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WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター ユーザーマニュアル
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
HUAWEI TECHNOLOGIES CO., LTD.
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
V100R001
ユーザーマニュアル
文書バージョン
01
リリース日
2013-11-21
部品番号
202641
Huawei Technologies Co., Ltd.
住所:
Huawei Industrial Base
Bantian, Longgang
Shenzhen 518129
People's Republic of China
ウェブサイト:
http://consumer.huawei.com/en/
カスタマーサービ
スメールアドレス:
[email protected]
Copyright © Huawei Technologies Co., Ltd. 2013.All rights reserved.
本書は、Huawei Technologies Co., Ltd. およびその関連会社(以下「Huawei」)の書面による事前の
同意なくいかなる形式や方法でも、複製または転載することはできません。
本書に記載されている製品には、Huawei およびライセンス許諾者の著作権のあるソフトウェアが含ま
れている場合があります。いかなる方法によっても上記ソフトウェアを複製、配布、変更、逆コンパイ
ル、逆アセンブル、暗号解読、抽出、リバースエンジニアリング、貸借、譲渡またはサブライセンス許諾
を行ってはなりません。ただし、そのような制限が適用法により禁止されている場合、またはそのような
行為が各著作権保持者により承認されている場合を除きます。
登録商標と許可
、
と
は Huawei Technologies Co., Ltd の商標または登録商標です。
本書内に記載されるその他の商標、製品、サービスおよび会社名は、各所有者に帰属している場合が
あります。
注意
本書に記載されている製品とその付属機器の一部の機能は、インストールされているソフトウェア、ロ
ーカルネットワークの機能と設定などに依存するため、現地のネットワーク事業者またはネットワーク
サービスプロバイダによって有効にできない場合や制限されていることがあります。
そのため、ここに記載される説明は、購入された製品またはその付属機器と完全に一致しない場合が
あります。
Huawei は事前通知または法的責任を負うことなく、本書に記載されている情報や仕様を変更または
修正する権限を有しています。
保証の放棄·責任の範囲
本書の内容は現状のままで提供されます。適用法により必要とされる場合を除き、本書の正確性、信
頼性、内容に関して、販売性、特定目的との適合性などを含む(ただしこれらに限定されない)明示ま
たは非明示の保証を行いません。
Huawei は適用法が許容する最大範囲まで、特殊な損傷、故意による損傷、間接的または誘発的損
傷、あるいは利益、業務、収益、データ、信用、または予定していた利益の損失に対して、事前に予測
可能であるか否かを問わず一切の責任を負いません。
本書に記載されている製品の使用に起因して生じる Huawei の最大責任範囲(この制限は、適用法
が当該制限を禁止する範囲まで、個人的な負傷に対する責任には適用されない)は、お客様が本製品
に支払った購入代金を上限とします。
輸出入規制
お客様は輸出入に関して、該当するすべての法律および規制に従い、ソフトウェアや技術情報など、
本書に記載されている製品の輸出、再輸出、または輸入に必要な全ての公的許可やライセンスを取得
する責任を負うものとします。
個人情報保護方針
当社の個人情報保護方針については、http://consumer.huawei.com/privacy-policy をご覧ください。
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
目次
目
次
1 安全警告および注意事項(必ずお守りください) ......................................... 1-1
2 製品概要 ................................................................................................................. 2-1
2.1 製品特性 ................................................................................................................... 2-1
2.2 ハードウェア構造 ................................................................................................... 2-2
2.2.1 ポートとボタン........................................................................................... 2-2
2.2.2 表示灯........................................................................................................... 2-3
3 ハードウェア取り付け ......................................................................................... 3-1
3.1 取り付け場所を選択する........................................................................................ 3-1
3.2 接続ケーブル ........................................................................................................... 3-1
3.2.1 ケーブルの接続方法を理解する ............................................................... 3-1
3.2.2 家庭用ブロードバンドネットワークにおいてルーターを取り付ける場
合 ............................................................................................................................. 3-2
3.2.3 ADSLブロードバンドネットワークにおいてルーターを取り付ける場合
................................................................................................................................. 3-2
3.2.4 ケーブルテレビのブロードバンドネットワークにおいてルーターを取
り付ける場合.......................................................................................................... 3-4
3.3 電源オン ................................................................................................................... 3-5
4 インターネット接続パラメータ設定 ................................................................. 4-1
4.1 Web設定画面にログインする.................................................................................. 4-1
4.2 クイック設定画面を使用する................................................................................ 4-5
5 ワイヤレスネットワークの設定 ......................................................................... 5-1
5.1 手動設定によりワイヤレス接続を確立する ........................................................ 5-1
5.2 WPSボタンによりワイヤレス接続を自動的に確立する ...................................... 5-4
文書バージョン 01 (2013-11-21)
i
目 次
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
6 一般機能の設定 ..................................................................................................... 6-1
6.1 複数のコンピュータでのインターネット接続の共有を設定する .................... 6-1
6.2 ワイヤレスネットワーク機能の有効化・無効化 ................................................ 6-2
6.3 ワイヤレスネットワークの安全性を向上させる ................................................ 6-3
6.3.1 ワイヤレスネットワーク名を非表示にする ........................................... 6-4
6.3.2 ワイヤレスネットワークの名称を変更する ........................................... 6-6
6.3.3 高い強度の暗号化モードを選択する ....................................................... 6-7
6.3.4 指定のコンピュータのワイヤレスネットワーク接続のみ許可する .. 6-10
6.4 コンピュータのインターネット接続権限をコントロールする ...................... 6-12
6.5 指定したWEBサイトにコンピュータがアクセスすることを禁止する ............ 6-15
6.6 コンピュータが使用可能な帯域幅を設定する .................................................. 6-17
6.7 ネットワーク攻撃を防止する.............................................................................. 6-21
6.8 MACアドレスバインディング制限を解除する .................................................... 6-23
6.9 IPアドレスとMACアドレスをバインディングする ............................................ 6-24
6.10 インターネットユーザーが内部リソースサーバーにアクセスできるようにす
る .................................................................................................................................... 6-26
6.11 ワイヤレスネットワークカバーエリアの拡張................................................ 6-29
7 メンテナンスマニュアル ..................................................................................... 7-1
7.1 Web設定画面のアドミニストレータパスワードを変更する .............................. 7-1
7.2 Web設定画面のログインIPアドレスを変更する .................................................. 7-2
7.3 バックアップもしくはインポート設定................................................................ 7-3
7.4 出荷デフォルト設定をリカバリーする................................................................ 7-4
7.5 ソフトウェアアップグレード................................................................................ 7-6
8 よくある質問 FAQ ................................................................................................. 8-1
ii
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
安全警告および注意事項(必ずお守りください)
1 安全警告および注意事項
(必ずお守りください)
正しく、そして安全にデバイスをご利用頂くために、使用前には本書の安全警
告およびに注意事項を熟読ください。また使用の際し厳守ください。
特段の説明がない場合、本章で述べる「デバイス」には、デバイス本体な
らびに付属品をいいます。
基本的なお願い

デバイスを保管・輸送・使用する際は、デバイスを湿気から避け、デバイス
が他の物体とぶつからないようにしてください。

ご自身でデバイスを分解しないでください。デバイスに故障が発生した場合、
指定の修理拠点にご連絡ください。

いかなる法人および個人も、許可を得ることなく、デバイスの構造、安全な
らびに性能設計等にかかる改造をしないでください。

デバイスのご利用に際しては、関連の法律・法規を遵守し、他者の法的権利
にご配慮くださいますようお願い申し上げます。
使用環境に関するお願い

デバイスケーブルを差し込んだり抜き取ったりする前に、まずデバイスの使
用を中断して電源を切ってください。ケーブルの差し込みや抜き取りをする
際は、両手の水分をよく乾かしてから行ってください。

デバイスを保管する場合、電気ストーブ・ろうそくなどの熱源からは遠ざけ
てください。

デバイスを保管する場合、電子レンジ・冷蔵庫など、強力な磁場もしくは強
力な電界を発する電子機器からは遠ざけてください。

デバイスは安定した場所に設置してください。

デバイスは直射日光のあたらない風通しが良い室内に置いてください。デバ
イスの使用環境温度は、0℃~40℃です。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
1-1
安全警告および注意事項(必ずお守りください)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル

何らかの物品を用いてデバイスにある穴を塞がないようにしてください。ま
た、デバイスの四方には、10 センチメートル以上放熱スペースを取るよう
にしてください。

デバイスの上にはいかなる物体も置かないでください(ろうそく・水を入れ
た容器等)。異物もしくは液体がデバイスに入り込んだ場合、即刻使用を中
断・電源を切り、デバイスに接続している全てのケーブルを外し、指定の修
理拠点に連絡してください。

雷の際は、デバイスを落雷による損傷から守るため電源を切り、デバイスに
接続している全てのケーブルを外してください。
ワイヤレスデバイスの使用上の注意事項

デバイスを使用する際、人体の各部位とデバイスとの間を 20 センチメート
ル以上保つよう注意してください。

ワイヤレスデバイスの使用が禁止されている場所、およびワイヤレスデバイ
スの使用により干渉や危険が誘発される場合には、デバイスは使用しないで
ください。

デバイスにより生ずる無線電波は電子医療補助機器の正常な動作に影響を
及ぼす可能性があります。電子医療補助機器を使用している場合には、製造
メーカーにデバイスの使用に関する条件や制限事項を確認してください。

デバイスを携帯して手術室、集中治療室(ICU)や冠状動脈疾患集中治療室
(CCU)に入らないでください。
引火・爆発のおそれのあるエリア

ガソリンスタンド、石油タンク、化学工場など危険物を扱うおそれのある場
所ではデバイスを使用しないでください。また、これらの場所にあるすべて
の図や文字による指示に従ってください。上記の場所でデバイスを使用した
場合、爆発や火災を引き起こす可能性があります。

デバイスを可燃性の液体、気体もしくは爆発のおそれのある物品と同一のケ
ースに入れて保管したり、輸送したりしないでください。
付属品に関するお願い
1-2

デバイス製造メーカーの提供する純正の付属品もしくはデバイス製造メー
カーの認める付属品以外は使用することができません。非純正を使用した場
合、デバイスの使用性能に影響を及ぼし、デバイスの保証条項ならびに国の
通信端末製品にかかる規定に違反し、さらには人体に危害を及ぼす可能性が
あります。

電源アダプターの電源ケーブルが破損した場合には直ちに使用を中止して
ください。感電や火災の原因になります。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
安全警告および注意事項(必ずお守りください)

電源アダプターの仕様は、製品銘板にある仕様と一致していなければなりま
せん。

電源アダプターが IEC60950-1/EN60950-1 の 2.5 項の要件を満たし、国内ま
たは現地の規格に従って試験および認証を受けていることを確認してくだ
さい。
お子様の健康
デバイスならびに付属品は、お子様が触れることのできない場所に設置してく
ださい。お子様が意図せずしてデバイスや付属品を壊してしまったり、小さな
部品を飲み込むことで窒息したり、その他の危険が起こる可能性があります。
メンテナンスならびに保守

長時間デバイスを使用しない場合、電源を切り、デバイスに接続しているす
べてのケーブルを外してください。

デバイスから煙が出る、異音がする、異臭がするなどの異常が発生した場合、
直ちに使用を中断して電源を切り、デバイスに接続している全てのケーブル
を外し、指定の修理拠点に連絡してください。

デバイスが正常に動作しなくなることがないよう、デバイスケーブルを踏ん
だり、引っ張ったり、過度に折り曲げたりしないでください。

クリンリネスを行う前に、まずデバイスの使用を中断して電源を切り、デバ
イスに接続している全てのケーブルを外してください。

クリンリネス時は、清潔で乾いた柔らかい布でデバイスの表面を拭いてくだ
さい。クリンリネス液もしくはスプレータイプのクリンリネス剤でデバイス
の表面を拭かないでください。
Disposal and recycling information
This symbol (with or without a solid bar) on the device, batteries (if
included), and/or the packaging, indicates that the device and its
electrical accessories (for example, a headset, adapter, or cable) and
batteries should not be disposed of as household garbage. These items
should not be disposed of as unsorted municipal waste and should be taken
to a certified collection point for recycling or proper disposal.
For more detailed information about device or battery recycling, contact
your local city office, household waste disposal service, or retail store.
Disposal of the device and batteries (if included) is subject to WEEE
Directive Recast (Directive 2012/19/EU) and Battery Directive (Directive
2006/66/EC). The purpose of separating WEEE and batteries from other waste
is to minimize the potential environmental impacts and human health risk
of any hazardous substances that may be present.
文書バージョン 01 (2013-11-21)
1-3
安全警告および注意事項(必ずお守りください)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
Reduction of hazardous substances
This device is compliant with the REACH Regulation [Regulation (EC) No
1907/2006] and RoHS Directive Recast (Directive 2011/65/EU). Batteries (if
included) are compliant with the Battery Directive (Directive 2006/66/EC).
For up-to-date information about REACH and RoHS compliance, please visit
the web site www.huaweidevice.com/certification.
1-4
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
製品概要
2 製品概要
2.1 製品特性
WS325 300Mbps ワイヤレスルーター(以下、「ルーター」の略称を用います)
は、一般家庭ならびに小規模オフィスのユーザー様向けに作られた高速ワイヤ
レスルーター製品です。ネットワーク側ルーターで高速なイーサネットポート
を提供し、インターネットへの接続に利用されます。ユーザー側ルーターでは、
ワイヤレス接続ならびにネットワークケーブル接続という二種類のアクセス方
式を同時に提供し、家庭内にある各種 IT 機器への接続に利用されます(例:パ
ーソナルコンピュータ、IP セットトップボックス)。ルーターの主な機能的概
要は、以下の通りです。

WLAN に対応しています。
−
高性能内蔵アンテナを提供しており浸透力は強力です。
−
300Mbps ワイヤレススピードに対応し、802.11b/g/n ワイヤレス技術と
の互換性があります。
−
WPS(Wi-Fi Protected Setup)ワンキーセキュリティ接続に対応してお
り、簡単かつ安全にワイヤレスネットワークを組み立て、管理すること
ができます。
−
AES・TKIP 暗号化ならびに 64/128 ビット WEP 暗号化に対応しています。
−
WPA(Wi-Fi Protected Access)・WPA2 ならびに WPA/WPA2 混合セキュリ
ティモードに対応しています。
−
WDS(Wireless Distribution System)ワイヤレスネットワーク拡張に
対応しています。
−
低輻射です(国の無線送信装置の認証を取得しています)。
−
国際 WIFI 連合の認証を取得しています。

ワイヤレス AP(Access Point)・ルーター・4 点スイッチならびにファイア
ーウォールを実装しています。

10M/100Mbps オートセンシングイーサネット上り WAN 1 ポート、10M/100Mbps
オートセンシングイーサネット下り LAN 4 ポートを提供しています。

PPPoE(Point to Point Protocol over Ethernet)ブロードバンドダイヤル
アップ・DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)IP(Internet Protocol)
アドレスの自動取得ならびに静的 IP アドレスの設定に対応しており、多彩
なネットワーキングアプリケーションを実現しています。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
2-1
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製品概要

フレキシビリティに富む QoS(Quality of Service)機能を持ち、LAN 側デ
バイス IP アドレス・LAN 側デバイス MAC アドレス・物理ポートならびにア
プリケーションに基づいた帯域幅の制限に対応しています。ご家族それぞれ
のインターネット接続のニーズにより、帯域幅を適切に各パソコンに分配す
るのでインターネット接続、ゲーム、ムービー視聴の際、互いに干渉するこ
とはありません。

IP アドレスならびに MAC アドレスの双方向バインディングに対応していま
す。ARP 攻撃を効果的に防御し、LAN セキュリティを保護します。

ファイアーウォールならびにパレンタルコントロール機能を内蔵していま
す。

ローカルならびにリモート Web 設定に対応しています。
2.2 ハードウェア構造
2.2.1 ポートとボタン
ルーターの各ポートならびにボタンの機能にかかる説明は、表 2-1 に示す通り
です。
表2-1 ルーターポートならびにボタンの機能説明
名称
機能説明
Reset
ルーターが電源と接続されている状態で「Reset」ボタンを
押して 6 秒以上保持してから手を離すと、ルーターを出荷時
のデフォルト設定に戻すことができます。
注意:
この操作により、カスタマイズしたデータを喪失することに
なります。ご利用の際はご注意ください。
2-2
文書バージョン 01 (2013-11-21)
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製品概要
名称
機能説明
WPS
WPS ネゴシエーション機能を有効にする際に使用します。
WLAN
WLAN 機能をクイックで有効もしくは無効にする際に使用し
ます。
On/Off
ルーター電源の接続・切断の際に使用します。
Power
電源アダプターの接続の際に使用します。
WAN
モデム(Modem)・スイッチなどを接続、変調し、インター
ネットアクセスポートのイーサネットデバイスを提供する
際に使用します。
LAN1~LAN4
コンピュータ、セットトップボックス、スイッチなど有線端
末機器の接続の際に使用します。
WPS とは、ワイヤレスネットワークセキュリティ設定の簡易化に用いられる基準の
一つです。WPS 機能を利用することにより、ユーザーはワイヤレスネットワーク名
ならびにパスワードを入力することなく、ワイヤレス端末を安全にワイヤレスネッ
トワークにアクセスさせることができます。
2.2.2 表示灯
ルーターの表示灯の状態が示す意味は、表 2-2に示す通りです。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
2-3
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
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製品概要
表2-2 ルーターの表示灯の状態が示す意味
名称
状態
意味
Power
常時緑色
ルーターの電源がオンとなっている。
消灯
ルーターの電源がオンとなっていない。
常時緑色
ルーターがルーターモードで動作している状況下で、
「WAN」ポートが Internet に接続されている。
緑色点滅
ルーターがルーターモードで動作している状況下で
「WAN」ポートが Internet に接続されており、データ
の送信もしくは受信が行われている。
常時赤色

ルーターがルーターモードで動作している状況下
で、「WAN」ポートが Internet に接続されていない。

ルーターがブリッジモードで動作している状況下
で、「WAN」ポートが Internet に接続されている。
Internet
WLAN
WPS
LAN1~
LAN4
2-4
赤色点滅
ルーターがブリッジモードで動作している状況下で、
「WAN」ポートが Internet に接続されており、データ
の送信もしくは受信が行われている。
消灯

ルーターに電源が接続されていない。

ルーターの「WAN」ポートがネットワークケーブル
に接続されていない。
常時緑色
ルーターの WLAN 機能が有効になっている。
緑色点滅
ルーターの WLAN 機能が有効になっており、データの
送信もしくは受信が行われている。
消灯
ルーターの WLAN 機能が有効になっていない。
常時緑色
ルーターについて、WPS 機能ならびにワイヤレスクラ
イアント(例:ワイヤレスネットワークカードを取り
付けたコンピュータ)を通じ、ワイヤレスネットワー
ク接続が正常に確立されている。当該状態の持続時間
は 300 秒となる。
緑色点滅
WPS 機能ならびにワイヤレスクライアントを通じ、ル
ーターがワイヤレス接続の確立にトライしている。当
該状態の持続時間は、最長でも 120 秒を超えない。
消灯
ルーターの WPS 機能が有効になっていない。
常時緑色
ルーターの対応する LAN ポートが、ネットワークケー
ブルやコンピュータなどのイーサネットデバイスを
通じ接続が確立されている。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
名称
製品概要
状態
意味
緑色点滅
ルーターの対応する LAN ポートが、ネットワークケー
ブルやコンピュータなどのイーサネットデバイスを
通じ接続が確立されしており、データの送信もしくは
受信が行われている。
消灯
ルーターの対応する LAN ポートが、コンピュータなど
のイーサネットデバイスと接続が確立されていない。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
2-5
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
ハードウェア取り付け
3 ハードウェア取り付け
3.1 取り付け場所を選択する
「1 安全警告および注意事項」の内容を参照し、直射日光が当たらない風通し
が良い安定した場所にルーターを設置してください。ルーターのワイヤレスネ
ットワーク機能を使用する必要がある場合、ワイヤレスネットワーク性能がよ
り効果的に発揮されるよう、取り付け場所を選ぶ際は、下記の事項に注意する
必要があります。

広い空間を選び、コンピュータとルーターの間に遮蔽物がないようにします。
コンクリート壁・板壁等の遮蔽物は、ワイヤレスネットワークのワイヤレス
信号の伝送効果に影響します。

ルーターおよびにコンピュータを電子レンジなどの強い磁場ないし強い電
界を発する機器から遠ざけるようにします。
3.2 接続ケーブル
3.2.1 ケーブルの接続方法を理解する
ルーターならびに関連のデバイスの接続関係は、図 3-1に示す通りです。
図3-1 ルーターネットワーキング
文書バージョン 01 (2013-11-21)
3-1
ハードウェア取り付け
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
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ルーターの「WAN」ポートをネットワークアクセスデバイス(例:ADSL Modem)
の接続に使用し最終的にインターネットに接続します。ルーターの 「LAN」ポ
ートは家庭用もしくは小規模オフィスネットワークのコンピュータやスイッチ
の接続に使用します。
3.2.2 家庭用ブロードバンドネットワークにおいてルーターを取
り付ける場合
家庭向けにはインターネットサービスプロバイダが直接イーサネットポートの
形式によるインターネットポートを提供することになります。
家庭用ブロードバンドネットワークにおいてルーターを取り付ける際の接続方
法は 図 3-2に示す通りです。
図3-2 ルーターならびに家庭用ブロードバンド接続
3.2.3 ADSLブロードバンドネットワークにおいてルーターを取り
付ける場合
ADSL ブロードバンドネットワークでは ADSL Modem がイーサネットを 1 ポート
を提供しており、これがコンピュータのインターネットへの接続に用いられま
す。
3-2
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
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ハードウェア取り付け
ADSL 技術は電話回線によりユーザーにブロードバンドアクセスサービスを提供する
技術の一種です。この種の技術を採用しているネットワークにおいては、ユーザー
のコンピュータは「ADSL モデム(ADSL Modem)」という名称の端末機器を利用する
ことでネットワークに接続することができます。現在、チャイナテレコム・チャイ
ナユニコムなどのインターネットサービスプロバイダがこうした方式のインターネ
ットアクセスサービスを提供しています。
ADSLブロードバンドネットワークにおいてルーターを取り付ける際の接続方法
は 図 3-3に示す通りです。
図3-3 ルーターならびに ADSL Modem 接続
図における ADSL Modem は、Huawei Technologies Co., Ltd.の「SmartAX MT880d ADSL
クライアントデバイス」を例としています。その他の型式の ADSL Modem のポートタ
イプおよび接続方法はこれと類似しています。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
3-3
ハードウェア取り付け
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
3.2.4 ケーブルテレビのブロードバンドネットワークにおいてル
ーターを取り付ける場合
ケーブルテレビのブロードバンドネットワークでは Cable Modem はイーサネッ
ト 1 ポートを提供しており、これがコンピュータのインターネットへの接続に
用いられます。
ケーブルテレビブロードバンドネットワークはケーブルテレビの同軸ケーブルを用
いてユーザーにブロードバンド接続サービスを提供するネットワークです。この種
のネットワークにおいて、ユーザーのコンピュータは「ケーブルモデム(Cable
Modem)」という名称の端末機器を使用することによりネットワークに接続すること
ができます。現在、この種の形式のブロードバンドネットワークアクセスサービス
は、主にケーブルテレビ会社がユーザーに提供しています。
ケーブルテレビのネットワークにおいてルーターを取り付ける際の接続方法は
図 3-4に示す通りです。
図3-4 ルーターならびに Cable Modem 接続
メーカーによりCable Modemの外観ならびにポートの位置が若干異なる場合があり
ます。図 3-4のCable Modemは接続の参考例です。
3-4
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
ハードウェア取り付け
3.3 電源オン
ケーブルの接続が完了した後でルーターのサイドパネルの「On/Off」ボタンを
押すと、ルーターの電源がオンとなります。電源オンとなった後にフロントパ
ネルの表示灯が点灯します。表 3-1に示す表示灯の状態によりルーターの動作
状態を判断することができます。表示灯の示す詳細な説明については「表 2-2
ルーターの表示灯の状態が示す意味」を参照してください。
表3-1 ルーターが電源オンとなったあとの表示灯の状態が示す意味
名称
色
状態
意味
Power
黄緑色
点灯
ルーターが通電している。
Internet
黄緑色
点灯
ルーターの「WAN」ポートがネットワーク
ケーブルを通じてデバイス(例:ADSL
Modem)に接続されており、ルーターがイ
ンターネットにアクセスすることができ
る。
赤色
点灯
ルーターの「WAN」ポートがネットワーク
ケーブルを通じてデバイス(例:ADSL
Modem)に接続されているが、ルーターは
インターネットにアクセスすることがで
きない。
「4 インターネット接続パラメータ設定」
の説明を参照の上、ルーターのセッティン
グを行ってください。
WLAN
黄緑色
点灯
ワイヤレスネットワーク機能が有効にな
っている。
LAN1~
LAN4
黄緑色
点灯
対応する「LAN」ポートがネットワークケ
ーブルおよびコンピュータなどのイーサ
ネットデバイスを通じ、接続が確立されて
いる。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
3-5
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
インターネット接続パラメータ設定
4 インターネット接続パラメータ設定
4.1 Web設定画面にログインする
ルーターは出荷時にほとんどの動作パラメータがあらかじめ設定されており、
一般的な状況における家庭用ネットワークのアプリケーションを満足させるこ
とができます。ルーターの動作状態を確認する必要がある場合、もしくは上級
ネットワーク機能を使用する場合は Web 設定画面により実現することができま
す。
Web 設定画面登録の操作手順は、以下の通りとなります。
手順1
コンピュータのネットワーク接続プロパティにおけるコンピュータのIPアド
レスについて、IPアドレスの自動取得に設定します。ルーターはデフォルトで
DHCP機能を有効にし、コンピュータに自動的にIPアドレスを分配します。
Windows 7 OS における設定方法
1. 「スタート > コントロールパネル > ネットワークとインターネット > ネ
ットワークと共有センター > アダプターの設定の変更」をクリックする。
2. 「ローカルエリア接続」右クリックし、「プロパティ」を選択します。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
4-1
インターネット接続パラメータ設定
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
3. 「インターネットプロトコルバージョン 4(TCP/IPv4)」をダブルクリック
します。
4. 「IP アドレスを自動的に取得する」と「DNS サーバーのアドレスを自動的に
取得する」を選択し、「OK」をクリックします。
5. 画面が自動的に一つ上の画面に戻るため、「OK」をクリックします。
4-2
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
インターネット接続パラメータ設定
Windows XP OS における設定方法
1. 「スタート > コントロールパネル > ネットワークとインターネット接続 >
ネットワーク接続」をクリックします。
2. 「ローカルエリア接続」をクリックし、「プロパティ」を選択します。
3. 「インターネットプロトコル(TCP/IP)」をダブルクリックします。
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4-3
インターネット接続パラメータ設定
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ユーザーマニュアル
4. 「IP アドレスを自動的に取得する」および「DNS サーバーのアドレスを自動
的に取得する」を選択し「OK」をクリックします。
5. 画面が自動的に一つ上の画面に戻るため「OK」をクリックします。
手順2
コンピュータのブラウザを起動させ、アドレス欄に「http://192.168.3.1」と
入力し、ログイン画面に移動します。。
手順3
ログイン画面にアドミニストレータのユーザー名(デフォルトでは「admin」
となっています)およびパスワード(デフォルトでは「admin」となっていま
す)を入力し、「ログイン」をクリックします。
4-4
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ユーザーマニュアル
インターネット接続パラメータ設定
ネットワーク接続に成功すると Web 設定画面にアクセスすることができます。

権限のない第三者が勝手にルーターのパラメータを変更することを防止するた
め、デフォルトのユーザー名ならびにパスワードを速やかに変更してください。
具体的な方法は、「7.1 Web設定画面のアドミニストレータパスワードを変更す
る」を参照してください。

初めて Web 設定画面にログインする場合、Web 設定画面にログインしたユーザー
名およびパスワードが照合されたあと、最初にクイック設定画面にジャンプし
ます。このとき、クイック設定画面で「ここをクリックし、詳細設定ページに
移動してください。」の「ここ」をクリックすることにより Web 設定画面にク
イックジャンプします。
----終了
4.2 クイック設定画面を使用する
Web 設定画面にログインしたあとクイック設定画面により、ルーターをクイッ
ク設定できます。
初めてルーターを設定し Web 設定画面にログインするとクイック設定画面が現
れます。再度ルーターを設定する際には Web 設定画面の右上隅にある「設定ウ
ィザード」からクイック設定画面に入ることができます。具体的な設定操作手
順は以下の通りとなります。
手順1
ルーターのWeb設定画面にログインします。
手順2
ネットワーク接続タイプを選択しインターネット接続パラメータを設定しま
す。
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4-5
インターネット接続パラメータ設定
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ユーザーマニュアル
表 4-1を参考に使用場面に応じて適切な接続タイプを選択し、下図ならびに説
明を参考にネットワーク接続パラメータを設定してください。
表4-1 ネットワーク接続パラメータの設定
使用場面
接続タイプ
ネットワークを開設する際、インターネットサービスプロ
バイダでインターネット接続アカウントならびにパスワー
ドを提供している場合。
PPPoE(推奨)
ネットワークを開設する際、インターネットサービスプロ
バイダでインターネット接続アカウントならびにパスワー
ドを提供しており、単体のコンピュータでのみクライアン
トダイヤルアップインターネット接続の確立したい場合。
Bridge
ネットワークを開設する際、インターネットサービスプロ
バイダが固定の IP アドレスならびに DNS サーバーなどのパ
ラメータを提供している場合。
Static IP
ネットワークを開設する際、インターネットサービスプロ
DHCP
バイダでいかなるパラメータも提供しておらず、IP アドレ
スがプロバイダーのデバイスにより、自動分配される場合。

4-6
「PPPoE」もしくは「Static IP」を選択する場合、インターネットサービス
プロバイダの提供するインターネット接続パラメータを入力し「次へ」をク
リックします。
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ユーザーマニュアル

インターネット接続パラメータ設定
「Bridge」もしくは「DHCP」選択する場合には設定をする必要はありません。
「次へ」をクリックします。
「PPPoE」「Static IP」もしくは「DHCP」を選択した場合、ルーターが正常に動作
すればコンピュータは自動的にネットワークに接続されます。
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4-7
インターネット接続パラメータ設定
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ユーザーマニュアル
「Bridge」を選択した場合、それ以降はインターネットに接続する毎にコンピュー
タのダイヤルアップソフトウェアによりダイヤルアップネットワーク接続されます。
手順3
SSID(ワイヤレス名称)ならびにセキュリティ キーを入力し「次へ」をクリ
ックします。
初期設定のSSID 及びセキュリーティ キーはルーターのケース裏側ラベルの「SSID」
及び「WLAN Key(セキュリティ キー)」を確認してください。権限を授与されてい
ないユーザが勝手にワイヤレスネットワークを使用することがないよう、初期設定
のSSID 及びセキュリティ キーを適時変更してください。具体的な設定方法は、
「6.3.2 6.3.2 ワイヤレスネットワークの名称を変更する」ならびに「6.3.3 高い
強度の暗号化モードを選択する」を参照してください。
----終了
4-8
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ワイヤレスネットワークの設定
5 ワイヤレスネットワークの設定
5.1 手動設定によりワイヤレス接続を確立する
コンピュータにワイヤレスネットワークカードが取り付けられている場合、ル
ーターのワイヤレス機能によりインターネットに接続することもできます。手
動設定の方法には、通常、以下の二種類があります。

ネットワークカード付属のツールソフトウェアを使用しワイヤレス接続を
確立します。具体的な方法は当該ネットワークカードが提供しているユーザ
ーマニュアルを参照してください。

オペレーションシステム付属のワイヤレス設定ソフトウェアを使用します。
以下に、Windows XP ならびに Windows 7 オペレーションシステムを例にワイヤ
レスネットワーク接続設定の方法を説明します。
Windows 7 OS においてワイヤレス接続を確立する
手順1
「スタート > コントロールパネル > ネットワークとインターネット > ネッ
トワークと共有センター > アダプターの設定の変更」をクリックし、「ワイ
ヤレスネットワーク接続」を右クリックして「接続/切断」を選択します。
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5-1
ワイヤレスネットワークの設定
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手順2
ワイヤレスネットワークリストで、「無線LANのクイック設定」で設定したワ
イヤレスネットワーク名(SSID)を選択し、「接続」をクリックします。
手順3
「無線LANのクイック設定」で設定したセキュリティ キーを入力し、「OK」を
クリックします。
手順4
パスワードが照合されたあと、ワイヤレスネットワークリストのワイヤレスネ
ットワークのアイコンの右側に「接続」と表示されます。これによりコンピュ
ータがルーターとの間でワイヤレス接続を確立していることが分かります。
----終了
5-2
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ワイヤレスネットワークの設定
Windows XP OS においてワイヤレス接続を確立する
手順1
「スタート > コントロールパネル > ネットワークとインターネット>ネット
ワーク接続」をクリックし、
「ワイヤレスネットワーク接続」を右クリックし、
「利用できるワイヤレス ネットワークの表示」を選択します。
手順2
ワイヤレスネットワークリストの「無線LANのクイック設定」で設定したワイ
ヤレスネットワーク名(SSID)を選択し、「接続」をクリックします。
手順3
「無線LANのクイック設定」で設定したセキュリティ キーを入力し、「接続」
をクリックします。
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5-3
ワイヤレスネットワークの設定
手順4
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
パスワードが照合されたあと、ワイヤレスネットワークリストのワイヤレスネ
ットワークのアイコンの右側に「接続」と表示されます。これによりコンピュ
ータがルーターとの間でワイヤレス接続を確立していることが分かります。
----終了
5.2 WPSボタンによりワイヤレス接続を自動的に確立す
る
ルーターは、PBC(Push Button Configuration)モードの WPS(Wireless Fidelity
Protected Setup)機能に対応しています。ネットワークカードも PBC モードの
WPS 機能に対応している場合、ワイヤレスネットワーク名ならびにアクセスパ
スワードを入力することなく WPS ボタンによりワイヤレス接続を簡単に確立で
きます。操作手順は以下の通りです。
手順1
ルーターの「WLAN」の表示灯が点灯しているかを確認します。WLANの表示灯が
消灯状態である場合、ルーターのサイドパネルの「WLAN」ボタンを押し1秒以
上保持するとWLANを起動させることができます。
手順2
ルーターのサイドパネルにある「WPS」ボタンを押し1秒以上保持すると、ルー
ターはWPSネゴシエーション状態になります。
5-4
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ワイヤレスネットワークの設定
この際、ルーターの「WPS」表示灯が点滅状態に変化するのが分かります。
「WPS」
表示灯が点滅状態にならない場合、WPS機能は起動できないことを意味します。
解決方法については、「8 よくある質問 FAQ」にある関連の説明を参照してく
ださい。
手順3
2分以内にコンピュータのワイヤレスネットワークカードのWPSネゴシエーシ
ョン機能を起動します。
しばらく待つと(通常は約 10 秒程度、最長でも 120 秒程度です)、ルーターの
「WPS」表示灯が点滅から常時点灯に変わり、ルーターがワイヤレスネットワー
クを通じてコンピュータと接続を確立できたことが分かります。ルーターの
「WPS」表示灯の常時点灯状態の持続時間は 300 秒です。「WPS」表示灯が点滅
状態から直接消灯状態に変化した場合、ルーターがWPS機能によりコンピュータ
とワイヤレス接続を確立できないということを意味します。解決方法について
は、「8 よくある質問 FAQ」にある関連の説明を参照してください。
----終了
設定完了後、その他のコンピュータが同様の方式により接続を確立する必要がある
場合、手順 2~手順 3を実施してください。
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5-5
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
一般機能の設定
6 一般機能の設定
6.1 複数のコンピュータでのインターネット接続の共有
を設定する
機能の概要
ルーターではイーサネット 4 ポートならびにワイヤレスネットワーク機能を提
供しています。複数のコンピュータを有線もしくは無線方式により同時にルー
ターに接続することができます。さらに、ルーターのルーティング機能により
複数のコンピュータを同時にインターネットにアクセスさせることができます。
設定の例
コンピュータ 3 台を同時にインターネットに接続させようとしたとき、そのう
ちの 2 台がデスクトップ型パソコン、もう一台がワイヤレスインターネット接
続機能を持ったノート型パソコンであったとします。ルーターのデフォルト設
定により、その他の設定を簡素化することができます。コンピュータを接続し、
ルーターのインターネット接続パラメータを設定すれば、要望を実現すること
ができます。具体的なインストール・設定の操作手順は以下の通りです。
手順1
ネットワークケーブルを使いデスクトップ型パソコン二台をルーターに接続
します。具体的な接続方法については「3 ハードウェア取り付け」の説明を参
照してください。
手順2
ノート型パソコンを設定し無線方式でノート型パソコンをルーターに接続さ
せます。具体的な設定方法については「5 ワイヤレスネットワークの設定」の
説明を参照してください。
手順3
ルーターのインターネット接続パラメータを設定し、ルーターをインターネッ
トに接続させます。具体的な設定方法については「4 インターネット接続パラ
メータ設定」の説明を参照してください。
手順4
コンピュータ3台のネットワーク接続を設定し、これらのコンピュータが自動
的にIPアドレスを取得できるようにします。
----終了
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6-1
一般機能の設定
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
設定完了後もコンピュータがインターネットに接続できない場合、インターネット
サービスプロバイダがインターネット接続アカウントとコンピュータネットワーク
カードのMACアドレスについて、バインディング設定を行っていることによるものと
考えられます。この場合、「6.8 MACアドレスバインディング制限を解除する」の説
明を参考にして設定を行うことができます。
6.2 ワイヤレスネットワーク機能の有効化・無効化
機能の概要
ルーターはワイヤレスネットワークのスイッチコントロール機能を提供してい
ます。必要に応じていつでもワイヤレスネットワーク機能を有効化・無効化す
ることができます。
設定の例
ワイヤレスネットワーク機能を有効化または無効化したい場合、設定の操作手
順は以下の通りです
手順1
Web設定画面にログインします。
手順2
ナビゲーションツリーにある「基本設定 > ワイヤレス設定」を選択し、ワイ
ヤレスネットワーク設定画面を開きます。
手順3
「ワイヤレス設定」タブをクリックします。
手順4
「ワイヤレス有効にする」のチェックボックスの設定をします。

6-2
「ワイヤレス有効にする」の前にあるチェックボックスを選び、WLAN 機能
を有効化したことを表示して「適用」をクリックします。
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ユーザーマニュアル

一般機能の設定
「ワイヤレス有効にする」の前にあるチェックボックスを選択しない場合、
ワイヤレスネットワーク機能が無効化されていることを示しています。
----終了
6.3 ワイヤレスネットワークの安全性を向上させる
ワイヤレスネットワーク信号は空中を伝播するため権限のない第三者も容易に
ワイヤレス信号を受信することができます。ワイヤレス信号に暗号化処理が施
されていない場合、権限のない第三者が簡単にワイヤレスネットワークを盗用
したり、ワイヤレスネットワークで送信されているデータを盗み取ったりこと
ができます。ワイヤレスネットワークデータの送信面での安全の確保を保証す
るため、ルーターはワイヤレスネットワーク機能について複数のセキュリティ
関連設定を提供しています。必要に応じてこれらの設定を調整し、ワイヤレス
ネットワークが保護を受けた安全状態にあることを保証することができます。
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6-3
一般機能の設定
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
6.3.1 ワイヤレスネットワーク名を非表示にする
機能の概要
ワイヤレスクライアントがワイヤレスネットワークに接続したとき、正確なワ
イ ヤ レ ス ネ ッ ト ワ ー ク 名 ( 「 SSID サ ー ビ ス セ ッ ト 識 別 子 ( Service Set
Identifier)」とも言います)の情報を提供する必要があります。通常、ワイ
ヤレスルーターから送信されたワイヤレス信号には、SSID が含まれています。
コンピュータのワイヤレスネットワークカードは、この名称を検出し表示して
選択、確認ができるようにしています。これにより、手動選択ならびにワイヤ
レスネットワーク操作の設定をある程度簡素化することができます。しかし、
SSID 情報が暗号化されていないものである場合、誰もがワイヤレスネットワー
クを検出し、SSID 情報を確認できてしまいます。これにより、ワイヤレスネッ
トワークの安全性を低減させてしまいます。
ルーターは SSID を非表示にする機能を提供しています。この、ルーターのワイ
ヤレス信号には SSID が含まれなくなります。これにより、第三者がワイヤレス
信号からユーザーの SSID を取得することができなくなります。また、コンピュ
ータが当該ワイヤレスネットワークにアクセスしようとする場合、手動で正確
な SSID を入力しなければなりません。これにより、ワイヤレスネットワークの
安全性を一定程度強化することができます。
ルーターはさらにマルチ SSID 機能に対応しています。複数の SSID について、
それぞれ設定を行うことができます。SSID を一つだけ有効にすることもできま
すし、同時に複数の SSID を有効にすることもできます。
マルチ SSID 機能により、複数の独立したワイヤレスネットワークアクセスポイント
デバイスを仮想化することができます。ワイヤレスクライアントにとっては、仮想
化された各ワイヤレスアクセスポイントは、物理的なワイヤレスアクセスポイント
に相当します。ワイヤレスアクセスポイントは、それぞれ自分の SSID を持っていま
す。
設定の例
インデックス番号が「SSID1」となる SSID のみ使用したいと思っています。使
用しなければならない SSID を非表示にし、その他の使用していない複数の SSID
を無効にし、ワイヤレスネットワークが第三者に検出されないように設定する
場合、その操作手順は次の通りです。
手順1
Web設定画面にログインします。
手順2
ナビゲーションツリーの「基本設定 > ワイヤレス設定」を選択し、ワイヤレ
スネットワーク設定画面を開きます。
手順3
「SSIDインデックス」のドロップダウンリストボックスから「SSID1」を選択
します。
6-4
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一般機能の設定
手順4
「ステルス機能」の後ろにある「有効」チェックボックスを選択し「適用」を
クリックします。
手順5
「SSIDインデックス」のドロップダウンリストボックスで「SSID2」を選択し
ます。
手順6
「SSID有効」の後ろにある「有効」チェックボックスの選択をキャンセルし「適
用」をクリックします。
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6-5
一般機能の設定
手順7
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「手順5」「手順6」を繰り返しその他のSSIDを無効にします。
----終了
SSID を非表示にした後でワイヤレスネットワークの使用に不便を感じる場合、SSID
をブロードキャストする機能を回復させることができます。「ステルス機能」の後
ろにある「有効」チェックボックの選択をキャンセルし、「適用」をクリックして
ください。
6.3.2 ワイヤレスネットワークの名称を変更する
機能の概要
ルーターがワイヤレスネットワークの SSID を非表示にしてコンピュータを使
ってワイヤレスネットワークに接続する際、当該ワイヤレスネットワークの
SSID を手動で入力することが必要になります。SSID エラーの場合、コンピュー
タは当該ワイヤレスネットワークにアクセスすることができません。このため、
第三者が SSID を推測することは容易ではなく、ワイヤレスネットワークの安全
性をさらに高めることができます。
SSID は 1 ~ 32 個 の ASCII ( American Standard Code for Information
Interchange)文字により構成されています。ルーターは、出荷時にあらかじめ
SSID が設定されています。ルーター背面のラベルであらかじめ設定されている
SSID を確認することができます。同時に、ルーターは SSID を変更する機能も
提供しています。SSID を必要とされる別の名前に変更することができます。
6-6
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一般機能の設定
設定の例
現在使用している SSID インデックスが「SSID1」であったとします。ある SSID
名を長期間使用したため、新しい SSID:「MyNewSSID」に変更したい場合、そ
の設定の操作手順は以下の通りです。
手順1
Web設定画面にログインします。
手順2
ナビゲーションツリーの「基本設定 > ワイヤレス設定」を選択し、ワイヤレ
スネットワーク設定画面を開きます。
手順3
「SSIDインデックス」ドロップダウンリストボックスから「SSID1」を選択し
ます。
手順4
「SSID」テキストボックスに「MyNewSSID」と入力します。
手順5
「適用」をクリックします。
----終了
6.3.3 高い強度の暗号化モードを選択する
機能の概要
ワイヤレスネットワークの安全を確保するために、重要な対策の一つが、安全
性の高いワイヤレスネットワークセキュリティモードを選択し使用することで
文書バージョン 01 (2013-11-21)
6-7
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ユーザーマニュアル
一般機能の設定
す。安全性の高いセキュリティモードを選択すると、ワイヤレスクライアント
がワイヤレスネットワークに接続する際、ワイヤレスネットワークアクセスパ
スワードを提供する必要があります。同時に、データについても、高い強度の
暗号化を行ってはじめて発信することができます。そうすることで権限のある
者のみがワイヤレスネットワークを利用できることを効果的に担保し、同時に、
ワイヤレスネットワークで送信されるデータが盗み取られることがないことも
保証します。
ルーターは WEP 暗号化、WPA-PSK および WPA2-PSK など複数のセキュリティモー
ドに対応しており、それぞれのネットワーク環境におけるセキュリティ要件を
満たすことができます。
「WPA-PSK/WPA2-PSK」混合セキュリティモードを選択し、かつ「AES」暗号化モ
ードを選択されることを推奨します。これにより、ワイヤレスネットワークの
動作効率を保証するという前提でワイヤレスネットワークの高い安全性を担保
することができます。同時に、ワイヤレスネットワークカードが、一部セキュ
リティモードに対応していないために起こるワイヤレスネットワーク接続不能
を回避することができます。
セキュリティモードとして WPA-PSK、WPA2-PSK もしくは WPA-PSK/WPA2-PSK を選択し
た場合のみ、WPS 機能を利用することができます。
セキュリティモード別のワイヤレスネットワークパスワードの設定ルールは、
表 6-1に示す通りです。
表6-1 ワイヤレスネットワークパスワードの設定ルール
セキュリテ
ィモード
パスワードルール
WEP 暗号化

64 ビットの暗号化(「40bit 暗号化」とも言います)を選
択した場合:パスワードは、キーボードにより入力するこ
とができる可視的な ASCII 文字 5 個、もしくは十六進数の
数字 10 個となります。

128 ビットの暗号化(「104bit 暗号化」とも言います)を
選択した場合:パスワードはキーボードにより入力するこ
とができる可視的な ASCII 文字 13 個、もしくは十六進数の
数字 26 個となります。
WPA-PSK も
しくは
WPA2-PSK
パスワードはキーボードにより入力することができる可視的
な ASCII 文字 8 個~63 個、もしくは十六進数の数字 64 個とな
ります。
設定の例
6-8
文書バージョン 01 (2013-11-21)
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ユーザーマニュアル
一般機能の設定
家庭内でルーターを使用する際、安全性の高いセキュリティモードを選択する
場合のパラメータは以下の通りです。

セキュリティモードに混合セキュリティモード「WPA-PSK/WPA2-PSK」を選択
します。

暗号化モードに「AES」を選択します。

ワイヤレスネットワークアクセスパスワードを「MyPassword@2012」に設定
します。
設定の操作手順は下記の通りです。
手順1
Web設定画面にログインします。
手順2
ナビゲーションツリーの「基本設定 > ワイヤレス設定」を選択し、ワイヤレ
スネットワーク設定画面を開きます。
手順3
「セキュリティ設定」ドロップダウンリストボックスで「WPA-PSK/WPA2-PSK」
を選択します。
手順4
「WPAプリ共有鍵」テキストボックスで「MyPassword@2012」を入力します。
手順5
「WPA暗号化」ドロップダウンリストボックスで「AES」を選択します。
手順6
「適用」をクリックします。
----終了
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6-9
一般機能の設定
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
ワイヤレスネットワークアクセスパスワードを変更後、コンピュータを使用しワイ
ヤレスネットワークに接続した際、変更後のワイヤレスネットワークアクセスパス
ワードの入力が必要です。
6.3.4 指定のコンピュータのワイヤレスネットワーク接続のみ許
可する
機能の概要
SSID を非表示にして安全性の高いセキュリティモードを選択したあとは、ワイ
ヤレスネットワークは比較的高い安全状態になります。さらに、あるコンピュ
ータがワイヤレスネットワークに接続するのを禁止したり、指定のコンピュー
タのワイヤレスネットワークへの接続のみを許可することで、第三者によるワ
イヤレスネットワークへの接続を防ぐことができます。
ルーターのワイヤレス MAC フィルター機能により、ルーターにコントロールさ
れたコンピュータの MAC アドレスを提供すれば、これを実行することができま
す。
ワイヤレス MAC フィルター機能には、2 種類の動作モードがあります。

ブラックリスト:フィルターリストに登録されている MAC アドレスを持った
コンピュータがワイヤレスネットワークに接続するのを禁止します。

ホワイトリスト:フィルターリストに登録されている MAC アドレスを持った
コンピュータのみワイヤレスネットワークに接続するのを許可します。
この 2 種類の動作モードは同時に使用することはできず、どちらか一つしか選
択することができません。
「ワイヤレスMACアドレスフィルタリング」機能のコントロールとは、コンピュータ
がワイヤレスネットワークによりルーターに接続できるかどうかということです。
「6.4 コンピュータのインターネット接続権限をコントロールする」でいう「ワイ
ヤレスMACアドレスフィルタリング」機能のコントロールとは、すでにルーターに接
続しているコンピュータがインターネットにアクセスできるかどうかということで
す。
設定の例
家庭内にデスクトップ型パソコン一台とにノート型パソコン一台があります。
使用しているワイヤレスネットワークの SSID は「MyNewSSID」です。デスクト
ップ型パソコンは、ネットワークケーブルによりルーターに接続されており、
ノート型パソコンにはワイヤレスネットワークカードが取り付けられています。
ノート型パソコンのみワイヤレスネットワークに接続できるようにすることで、
第三者がワイヤレスネットワークに接続するのを防ぎたいと思っています。
6-10
文書バージョン 01 (2013-11-21)
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ユーザーマニュアル
一般機能の設定
「ワイヤレス MAC アドレスフィルタリング」機能の「ホワイトリスト」モード
を設定することでそれを実行することができます。「ホワイトリスト」ルール
を作成し、ノート型パソコンのワイヤレスネットワークへの接続のみ許可して
ください。
設定の操作手順は以下の通りです。
手順1
ノート型パソコンのMACアドレスを確認して記録します。
Windows XP オペレーションシステムを例にすると、コンピュータの MAC アドレ
ス確認の操作手順は、以下の通りです。
1. 「スタート > 実行」メニューを選択します。
2. 「実行」ウィンドウに「cmd」を入力し、リターンキーを押します。
3. 表示されたコマンドラインウィンドウに「ipconfig /all」を入力し、リタ
ーンキーを押します。
画面に複数行の文字情報が表示されるのが確認できます。「物理アドレ
ス. . . . . . . . . : 00-11-09-11-04-DD」と表示された行を見つけるこ
とができます。その後半部分の文字列「00-11-09-11-04-DD」がコンピュー
タの MAC アドレスです。
上記の MAC アドレスは、例としてあげたものであり、ユー
ザーのパソコンの MAC アドレスと異なります。本マニュアルの設定例の IP
アドレス、URL などのパラメータも同様ですので、ご注意ください。
手順2
Web設定画面にログインします。
手順3
ナビゲーションツリーの「基本設定 > ワイヤレス設定」を選択し、ワイヤレ
スネットワーク設定画面を開きます。
手順4
「ワイヤレスMACアドレスフィルタリング」タブを選択します。
手順5
「有効」チェックボックスを選択します。
手順6
「ホワイトリスト」オプションボタンを選択します。
手順7
「新規作成」をクリックします。
手順8
「SSIDを選択する」ドロップダウンリストボックスで、「MyNewSSID」を選択
します。
手順9
「ソースMACアドレス」テキストボックスに、「00:11:09:11:04:DD」といった
ように、ノート型パソコンのMACアドレスを入力します
ここでの MAC アドレスの記入フォーマットならびに Windows XP のコマンドラインの
ウィンドウ表示が異なることに注意します。「:」記号を用いて区切り記号とする必
要があります。
手順10 「適用」をクリックします。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
6-11
一般機能の設定
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
----終了
6.4 コンピュータのインターネット接続権限をコントロ
ールする
機能の概要
あるコンピュータのインターネット接続を禁止したり、指定のコンピュータの
インターネット接続のみ許可することができます。また、インターネット接続
を制限する時間帯を設定することができます。
ルーターのワイヤレス MAC フィルター機能により、ルーターにコントロールさ
れたコンピュータの MAC アドレスを提供すれば、これを実行することができま
す。
「ワイヤレス MAC アドレスフィルタリング」機能のコントロールとは、すでにルー
ターに接続しているコンピュータがインターネットにアクセスできるかどうかとい
うことです。「ワイヤレス MAC アドレスフィルタリング」機能のコントロールとは、
コンピュータがワイヤレスネットワークによりルーターに接続できるかどうかとい
うことです。
設定の例
小学生のお子様用としてコンピュータを 1 台設定しています。お子様が毎日夜
の 7 時から 8 時までの間しかインターネット接続ができないようにしたいと思
っています。同時に、自分の使用する別のコンピュータがこの制限を受けない
ようにしたいと思っています。
6-12
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
一般機能の設定
仮にお子さんのコンピュータの MAC アドレスが「00:11:09:11:04:DD」であった
とします。
ルーターのネットワーク時間自動同期機能を有効にしたあと、以下の二つのフ
ィルタールールを作成すれば完了です。

ルール一:毎日 00:00~18:59 の間は、MAC アドレスが「00:11:09:11:04:DD」
であるコンピュータのインターネット接続を禁止します。ルールの名称は
「rule1」となります。

ルール二:毎日 19:59~23:59 の間は、MAC アドレスが「00:11:09:11:04:DD」
であるコンピュータのインターネット接続を禁止します。ルールの名称は
「rule2」となります。
設定の操作手順は以下の通りです。
手順1
Web設定画面にログインします。
手順2
ナビゲーションツリーにある「詳細設定 > ネットワーク時間」を選択し、ネ
ットワーク時間設定画面を開きます。
手順3
「ネットワーク時間との自動同期を有効にする」機能を選択します。
手順4
「タイムサーバ 1」ドロップダウンリストボックスで、例えば
「clock.fmt.he.net」というように、時間サーバーアドレスを一つ選択します。
手順5
「タイムゾーン」ドロップダウンリストボックスで、所在地のタイムゾーンを
選択します。例えば、日本国国内のユーザーの場合、「(GMT+09:00)大阪、札
幌、東京」を選択します。
手順6
「適用」をクリックします。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
6-13
一般機能の設定
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
手順7
ナビゲーションツリーにある「詳細設定> フィルタリング」を選択し、フィル
ター画面を開きます。
手順8
「MACアドレスフィルタリング」タブを選択します。
手順9
「新規作成」をクリックします。
手順10 ルール1の要件に基づき、以下のパラメータを記入します。

ルール名:rule1

ソース MAC アドレス:00:11:09:11:04:DD

時間管理:有効

開始時間:00:00

終了時間:18:59

適用日:月曜日から日曜日までの全てのチェックボックスを選択します

状態:拒否
手順11 「適用」をクリックします。
手順12 「新規作成」をクリックします。
手順13 ルール2の要件に基づき、以下のパラメータを記入します。
6-14

ルール名:rule2

ソース MAC アドレス:00:11:09:11:04:DD
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
一般機能の設定

時間管理:有効

開始時間:19:59

終了時間:23:59

適用日:月曜日から日曜日までの全てのチェックボックスを選択します

状態:拒否
手順14 「適用」をクリックします。
----終了
作成済みのルールを削除しようとする場合、まず、ルールリストで当該ルールを選
択してください。その後、「削除」列の下方にある、当該ルールに対応したチェッ
クボックスを選択し、「削除」をクリックすれば完了です。
6.5 指定したWEBサイトにコンピュータがアクセスする
ことを禁止する
機能の概要
文書バージョン 01 (2013-11-21)
6-15
一般機能の設定
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
指定した WEB サイトにコンピュータがアクセスするのを禁止したり、コンピュ
ータが指定した WEB サイトしかアクセスできないように制限することができま
す。
ルーターの URL フィルタリング機能により、ルーターにコントロールを受けた
WEB サイトアドレス提供すれば、このニーズを実現することができます。
設定の例
ある WEB サイトの内容が閲覧に不適切であるため、家族が当該 WEB サイトを閲
覧するのを防ぎたいと思っているとします。
設定の操作手順は以下の通りです。
手順1
Web設定画面にログインします。
手順2
ナビゲーションツリーにある「詳細設定> フィルタリング」を選択し、フィル
ター画面を開きます。
手順3
「URLフィルタリング」タブを選択します。
手順4
「新規作成」をクリックします。
手順5
「URL」テキストボックスに、コンピュータのアクセスを禁止したいWEBサイト
アドレスを入力します。
手順6
「状態」ドロップダウンリストボックスで、「拒否」を選択します。
手順7
「適用」をクリックします。
----終了
作成済みのルールを削除しようとする場合、まず、ルールリストで当該ルールを選
択してください。その後、「削除」列の下方にある当該ルールに対応したチェック
ボックスを選択し、「削除」をクリックすれば完了です。
6-16
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
一般機能の設定
6.6 コンピュータが使用可能な帯域幅を設定する
機能の概要
ルーターはトラフィック管理機能を提供しており、コンピュータのインターネ
ット接続時の帯域幅をコントロールすることができます。異なる帯域幅コント
ロールルールを設定することにより、ルーターは以下の帯域幅コントロール機
能を実現することができます。

指定のコンピュータがインターネットに接続する際使用する帯域幅が指定
の帯域幅を下回らないことを担保することにより、当該コンピュータのイン
ターネット接続速度を保証します。

指定のコンピュータがインターネットに接続する際使用可能な帯域幅が指
定の帯域幅を超過しないよう制限することで、当該コンピュータが多くの帯
域幅を占有し、他のコンピュータのインターネット接続速度に影響が出るの
を回避します。
ルーターは、以下の四つのトラフィック管理モードに対応しています。

IP アドレスに基づく管理:コンピュータの IP アドレスによりトラフィック
管理を行います。

MAC に基づく管理:コンピュータの MAC アドレスによりトラフィック管理を
行います。

ポートに基づく管理:コンピュータの LAN ポートによりトラフィック管理を
行います。

アプリケーションに基づく管理:アプリケーションによりトラフィック管理
を行います。
設定の例
コンピュータを使用して友人とネットワークを通じてビデオチャットを行おう
としているとします。当該コンピュータの名称は「myPC」で、 「LAN1」ポート
を通じルーターと接続しています。また、その IP アドレスは「192.168.3.2」、
MAC アドレスは「00-E0-4C-90-4C-E2」とします。当該コンピュータに比較的速
いネットワークデータ伝送速度を持たせることで、ビデオチャットの際のビデ
オ画面がスムーズに再生されるようにしたいと思っています。
トラフィック管理機能により、以下の 4 種類の方法で帯域幅コントロールのニ
ーズを満たすことが可能です。
IP に基づく管理
設定の操作手順は以下の通りです。
手順1
Web設定画面にログインします。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
6-17
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
一般機能の設定
手順2
ナビゲーションツリーにある「詳細設定 > トラフィック管理」を設定し、ト
ラフィック管理設定画面を開きます。
手順3
「トラフィック管理を有効にする」チェックボックスを選択します。
手順4
「トラフィック管理モード」ドロップダウンリストで「IPアドレスに基づく管
理」を選択します。
手順5
「帯域幅ルール」領域枠で「新規作成」をクリックし、以下のパラメータを設
定します。
手順6
−
モード:最小帯域幅を保証する
−
ダウンリンク帯域幅:500kbps
−
アップリンク帯域幅:500kbps
−
IP アドレス:192.168.3.2~192.168.3.2
「適用」をクリックします。
MAC に基づく管理
設定の操作手順は以下の通りです。
手順1
Web設定画面にログインします。
手順2
ナビゲーションツリーにある「詳細設定 > トラフィック管理」を設定し、ト
ラフィック管理設定画面を開きます。
手順3
「トラフィック管理を有効にする」チェックボックスを選択します。
6-18
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
一般機能の設定
手順4
「トラフィック管理モード」ドロップダウンリストで、「MACに基づく管理」
を選択します。
手順5
「帯域幅ルール」領域枠で「新規作成」をクリックし、以下のパラメータを設
定します。
手順6
−
モード:最小帯域幅を保証する
−
ダウンリンク帯域幅:500kbps
−
アップリンク帯域幅:500kbps
−
MAC アドレス:00:E0:4C:90:4C:E2
「適用」をクリックします。
ポートに基づく管理
設定の操作手順は以下の通りです。
手順1
Web設定画面にログインします。
手順2
ナビゲーションツリーにある「詳細設定 > トラフィック管理」を設定し、ト
ラフィック管理設定画面を開きます。
手順3
「トラフィック管理を有効にする」チェックボックスを選択します。
手順4
「トラフィック管理モード」ドロップダウンリストで、
「ポートに基づく管理」
を選択します。
手順5
「帯域幅ルール」領域枠で「新規作成」をクリックし、以下のパラメータを設
定します。
−
モード:最小帯域幅を保証する
文書バージョン 01 (2013-11-21)
6-19
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
一般機能の設定
手順6
−
ダウンリンク帯域幅:500kbps
−
アップリンク帯域幅:500kbps
−
LAN ポート:LAN1
「適用」をクリックします。
アプリケーションに基づく管理
設定の操作手順は以下の通りです。
手順1
Web設定画面にログインします。
手順2
ナビゲーションツリーにある「詳細設定 > トラフィック管理」を設定し、ト
ラフィック管理設定画面を開きます。
手順3
「トラフィック管理を有効にする」チェックボックスを選択します。
手順4
「トラフィック管理モード」ドロップダウンリストで「アプリケーションに基
づく管理」を選択します。
手順5
「帯域幅ルール」領域枠で「新規作成」をクリックします。
手順6
「アプリケーション」オプションボタンを選択します。「アプリケーション」
オプションボタンの後ろにあるドロップダウンリストボックスから、「DNS
UDP」を選択します。
ルーターは多様なアプリケーションのパラメータ設定テンプレートを提供していま
す。対応するテンプレートを選択すると、ルーターが一部パラメータを記入します。
そこにユーザーが変更を加えれば完了です。その他のアプリケーションの必要性か
らユーザーがすべてのパラメータを設定することもできます。
手順7
6-20
企図された要件により、以下のパラメータを記入します。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
手順8
−
モード:最小帯域幅を保証する
−
ダウンリンク帯域幅:500kbps
−
アップリンク帯域幅:500kbps
−
LAN 側開始ポート: 1
−
LAN 側終了ポート: 1
一般機能の設定
「適用」をクリックします。
----終了
当該コンピュータの使用可能帯域幅を制限する必要のある場合、「モード」ドロッ
プダウンリストボックスで「最大帯域幅を制限する」を選択すれば完了です。
6.7 ネットワーク攻撃を防止する
機能の概要
インターネットはオープンなネットワークであり、世界各地のコンピュータと
接続されています。ネットワークに接続されたコンピュータは、絶えずネット
ワークからの攻撃に晒されるおそれがあります。ルーターは強力なファイアー
ウォール機能を提供しており、家庭内のネットワークとインターネットの間に
文書バージョン 01 (2013-11-21)
6-21
一般機能の設定
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
防護障壁を構築し、家庭内のコンピュータがネットワーク攻撃を受けないよう
にすることができます。
設定の例
ネットワークについて、ネットワークセキュリティに対する基準が高い場合、
ルーターのファイアーウォールのレベルを「High」に設定し、かつルーターの
DoS 攻撃防止機能を設定することができます。設定の操作手順は以下の通りで
す。
手順1
Web設定画面にログインします。
手順2
ナビゲーションツリーにある「詳細設定 > ファイアウォール」を選択し、フ
ァイアーウォール画面を開きます。
手順3
「ファイアーウォールのレベル」タブをクリックします。
手順4
「ファイアーウォールのレベル」ドロップダウンリストボックスで「High」を
選択します。
手順5
「適用」をクリックします。
手順6
「DoS攻撃」タブをクリックします。
手順7
「DoS攻撃」で、「ICMPフラッディング」、「SYNフラッディング」および「ARP
攻撃」チェックボックスを選択します。
手順8
「適用」をクリックします。
6-22
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
一般機能の設定
----終了
6.8 MACアドレスバインディング制限を解除する
機能の概要
一部インターネットサービスプロバイダは、インターネット接続アカウントと
コンピュータのネットワークカードの MAC アドレスにバインディングを行うこ
とがあります。これにより、当該 MAC アドレスを持つコンピュータ 1 台のみが
ネットワークに接続することができます。この場合、インターネットサービス
プロバイダのネットワークデバイスでは、ルーターの MAC アドレスが検出され
ないため、ルーターをネットワークに接続させることができません。ルーター
に接続しているコンピュータもインターネットに接続することができなくなり
ます。
この際、ルーターの MAC アドレスクローン機能を利用し、バインディング制限
を解除することができます。本機能の使用後、ルーターとインターネットサー
ビスプロバイダのネットワークデバイスの通信時に使用される MAC アドレスは、
それより以前にバインディングされた MAC アドレスになります。こうすること
で、ルーターが正常にネットワークに接続できるようにします。
設定の例
家庭内で、もともとコンピュータ 1 を使用場面ターネット接続を行っていたと
します。インターネットサービスプロバイダは、インターネット接続アカウン
トとコンピュータ 1 のネットワークカードの MAC アドレスにバインディングを
行っています。現在、家庭内でコンピュータが複数台に増えたため、ルーター
を使ってネットワークに接続する必要があります。
ルーターの MAC アドレスクローン機能を設定することにより、ルーターにコン
ピュータ 1 のネットワークカードと同様の MAC アドレスを持たせれば完了です。
設定の操作手順は以下の通りです。
手順1
コンピュータ1を使用し、ルーターのWeb設定画面にログインします。
手順2
ナビゲーションツリーにある「基本設定 > WANポート設定」を選択し、WANポ
ート設定画面を開きます。
手順3
「MACアドレスのクローン」の後ろにある「有効」チェックボックスを選択し
ます。
手順4
「PCのMACアドレスをクローン」をクリックします。
手順5
「適用」をクリックします。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
6-23
一般機能の設定
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
----終了
6.9 IPアドレスとMACアドレスをバインディングする
機能の概要
コンピュータの IP アドレスと MAC アドレスにバインディングを行うことで ARP
攻撃を効果的に防ぎます。IP アドレスと MAC アドレスのバインディングにより、
指定する IP が指定する MAC を使用することでインターネット接続が可能になる
よう制限をかけることができます。ルーターは、上り・下り双方向のバインデ
ィング機能を提供しています。IP アドレスと MAC アドレスのバインディング設
定後、コンピュータの IP アドレスと MAC アドレスは一対一の対応関係となり、
第三者が ARP 攻撃でコンピュータの IP アドレスを盗み取ることができなくなり
ます。これにより正常なネットワークの使用が可能となります。
設定の例
あるコンピュータの IP アドレスと MAC アドレスにバインディングを行いたいと
します。IP アドレスは「192.168.3.2」、MAC アドレスは「44-37-E6-97-C8-3E」
であるとします。
設定の操作手順は以下の通りです。
手順1
Web設定画面にログインします。
手順2
ナビゲーションツリーにある「詳細設定 > IP MACアドレスのバンディング」
を選択し、IP MACバインディング画面を開きます。
手順3
「IP MACアドレスのバンディング」タブをクリックします。
手順4
「バインディングを有効にする」チェックボックスを選択します。
手順5
「新規作成」をクリックします。
6-24
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
一般機能の設定
手順6
「IPアドレス」テキストボックスに、「192.168.3.2」とコンピュータのIPア
ドレスを入力します。
手順7
「MACアドレス」テキストボックスに、「44:37:E6:97:C8:3E」とコンピュータ
のMACアドレスを入力します。
手順8
「適用」をクリックします。
ARP リストにある IP アドレスと MAC アドレスにバインディングを行いたい場合、
設定手順は以下の通りです。
手順1
「ARP」タブをクリックします。
手順2
バインディングする必要のあるARPリストを選び、リスト中の「バインディン
グ」をクリックします。
----終了
文書バージョン 01 (2013-11-21)
6-25
一般機能の設定
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
作成済みのバインディングを削除したい場合、まず、IP MAC アドレスのバインディ
ングリストで当該バインディングを選択したあと、「削除」列下方の当該ルールに
対応したチェックボックスを選択し、「削除」をクリックして完了です。
6.10 インターネットユーザーが内部リソースサーバー
にアクセスできるようにする
機能の概要
特別な設定をしていない場合、インターネットユーザーは LAN の中で構築され
ている Web サーバー・FTP などのサーバーにアクセスすることはできません。
ルーターのネットワークアドレス変換 NAT(Network Address Translation)機
能を設定することにより、LAN の中で構築されている Web サーバー・FTP などの
サーバーについて、インターネットユーザーにアクセスさせることが可能です。
現在、大多数のユーザーインターネット接続用の IP アドレスはインターネット
サービスプロバイダにより動的に割り当てられています。このため、インター
ネットのユーザーは、提供されたサーバーリソースに固定のアドレスでアクセ
スすることができません。ルーターの動的ドメインサービス DDNS(Dynamic
Domain Name Service)機能を設定することにより、提供されたサーバーリソー
スに固定のドメインでアクセスすることができます。
DDNS 機能を起動すると、ルーターは毎回取得する新しい IP アドレスを DDNS サ
ービスプロバイダのサーバーに送信します。DDNS サーバーでは、ドメインが対
応している IP アドレスを最新の IP アドレスに更新します。インターネットの
コンピュータがドメインにアクセスする際、DDNS は最新の IP アドレスをコン
ピュータに提供してアクセスさせることが可能になります。
設定の例
LAN において、Web サーバーを 1 台構築しているものとします。当該 Web サーバ
ーに構築された WEB サイトについて、インターネットユーザーに固定のドメイ
ンによりアクセスさせたいと思っています。既知の関連デバイスの IP アドレス
は以下の通りです。

ルーターLAN ポート IP アドレスは「192.168.3.1」です。

Web サーバーの IP アドレスは「192.168.3.166」です。
NAT のポート転送機能・DDNS 機能を設定することにより、本要件を実現するこ
とができます。
設定する前に、以下の準備作業を行う必要があります。
6-26
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
一般機能の設定

動的ドメインサービスプロバイダに DDNS サービスを申請し、関連のパラメ
ータを取得します。

WEB サイトドメイン管理機構に、WEB サイトドメインを一件申請します。
以上の準備作業が完了したあと、企図されるルーター設定パラメータは以下の
ようになります。

ポ ー ト マ ッ ピ ン グ ル ー ル を 一 件 設 定 し 、 Web サ ー バ ー ア ド レ ス
「192.168.3.166:80」を WAN ポートの「80」ポートにマッピングします。

DDNS サービスを設定し、ルーターが自動的に DDNS サーバーに IP アドレス
情報を送信するようにします。
設定の操作手順は以下の通りです。
手順1
Web設定画面にログインします。
手順2
ナビゲーションツリーにある「詳細設定 > ネットワークアドレス変換」を選
択し、ネットワークアドレス変換画面を開きます。
手順3
「ポートマッピング」タブをクリックします。
手順4
「新規作成」をクリックします。
手順5
「アプリケーション」オプションボタンを選択します。「アプリケーション」
オプションボタンの後ろにあるドロップダウンリストボックスで、「Web
Server(HTTP)」を選択します。
ルーターのポートマッピング機能は、複数のアプリケーションのパラメータ設定テ
ンプレートを提供しています。対応するテンプレートを選択すると、ルーターが一
部のパラメータを記入してくれます。その上で、ユーザーが変更を加えれば完了で
す。その他のアプリケーションの必要性によりユーザーがすべてのパラメータを設
定することもできます。
手順6
手順7
企図された要件に基づき、以下のパラメータを記入します。

WAN 側開始ポート番号:80

WAN 側終了ポート番号ト:80

LAN 側ホスト IP アドレス:192.168.3.166

LAN 側ポート番号:80
「適用」をクリックします。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
6-27
一般機能の設定
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
手順8
ナビゲーションツリーにある「詳細設定 > ダイナミックドメインサービス」
を選択し、ダイナミックドメインサービス設定画面を開きます。
手順9
「新規作成」をクリックします。
手順10 「サービス側」ドロップダウンリストボックスで「その他」を選択します。
ルーターの DDNS 機能は、複数の DDNS サービスプロバイダのパラメータ設定テンプ
レートを提供しています。あるサービスプロバイダのテンプレートを選ぶと、ルー
ターが一部パラメータを記入してくれます。その上で、ユーザーが変更を加えれば
完了です。必要性から、すべてのパラメータを再設定することも可能です。
手順11 プロバイダから提供された各項目のパラメータを入力します。
手順12 「適用」をクリックします。
6-28
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
一般機能の設定
----終了
6.11 ワイヤレスネットワークカバーエリアの拡張
機能の概要
ルーターは WDS 機能に対応しています。WDS 機能により、二つのルーター間で
ワイヤレス方式により接続を行い、さらにはワイヤレスネットワークのカバー
エリアを拡張することが可能です。
ルーターのWDS機能には三つの動作モードがあります。機能ならびに設定の要件
は、表 6-1に示す通りです。
表6-1 WDS 動作モード
動作モード
機能説明
設定要件
ブリッジ
ワイヤレス方式により二
つのワイヤレスネットワ
ークを接続する際に用い
られます。その他のワイ
ヤレスクライアントデバ
イスに接続することはで
きません。
すべてのルーターは、自身の WDS
MAC リストにおいて相手先ワイ
ヤレスルーターのワイヤレス
MAC アドレスを加える必要があ
ります。
中継
ワイヤレスネットワーク
のカバーエリアの拡大の
際に用いられます。この
とき、ルーターはその他
のワイヤレスルーターと
接続を確立することが可
能であるとともに、その
他のワイヤレスクライア
ントと接続を確立するこ
とも可能です。
全てのルーターは、自身の WDS
MAC リストにおいて相手先ワイ
ヤレスルーターのワイヤレス
MAC アドレスを加える必要があ
ります。
自主学習
機能は「中継」モードと
同様ですが、「自主学習
モード」を選択したルー
ター自身は、WDS MAC リ
ストを設定する必要はあ
りません。
「自主学習」モードを選択したル
ーターは WDS MAC リストを設定す
る必要はありません。しかし、相
手先のワイヤレスルーターにつ
いては、WDS MAC リストにおいて
「自主学習」モードを採用したル
ーターの MAC アドレスを加える
必要があります。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
6-29
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
一般機能の設定
WDS 機能を設定する際、以下の数点の原則を遵守するよう注意しなければなり
ません。

二つのワイヤレスルーターが、ともに WDS 機能に対応しなければなりません。

二つのワイヤレスルーターが、ともに WDS 機能を起動させなければなりませ
ん。

二つのワイヤレスルーターが、自身の WDS MAC アドレスリストにおいて、相
手先のワイヤレス MAC アドレスを記載しなければなりません。「自主学習」
モードを選んだルーターは、WDS MAC リストを設定する必要はありません。
しかし、相手先のワイヤレスルーターは WDS MAC リストを設定する必要があ
ります。

二つのワイヤレスルーターの下記のパラメータは、同様の設定を使用しなけ
ればなりません

−
無線チャネル
−
暗号化モード
−
暗号化パスワード

セキュリティモードは異なっていても構いませんが、暗号化モードは一致して
いなければなりません。

SSID は異なる名称を使用することができますが、二つのワイヤレスネットワー
クで同様の SSID 名称を選択することを推奨します。これにより、ワイヤレス端
末が拡張後のワイヤレスネットワーク全体で同様の SSID を使用し、ワイヤレス
ネットワークに接続することが可能となります。
「中継」モードを使用し、ワイヤレスネットワークカバーエリアを拡張する
場合、下記について注意が必要です。
−
二つのルーターの LAN ポートの IP アドレスは同一のネットワークセグ
メントにあり、異なる IP アドレスを別個に設定しなければなりません。
−
アップストリームデバイスの接続に用いるワイヤレスルーターにおい
てのみ DHCP サーバー機能を有効にします。その他のワイヤレスルータ
ーの DHCP 機能は無効にし、その他のワイヤレスルーターの DHCP 転送機
能は有効にします。
設定の例
家庭内にはルーターA が 1 台だけでしたが家を増築したためルーターから離れ
た場所でワイヤレス信号をカバーすることができなくなりました。この場合、
ルーターB を 1 台追加することができます。2 台のルーターの WDS 機能の設定に
より、ワイヤレスネットワークのカバーエリアの拡張を実現します。
6-30
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
一般機能の設定
ルーターの設定パラメータは、以下のように考えます。
ルーターA:

LAN ポート IP アドレス:192.168.3.1(出荷デフォルト設定)

LAN ポートサブネットマスク:255.255.255.0(出荷デフォルト設定)

DHCP サーバー機能:有効(出荷デフォルト設定)

インデックス番号が「SSID1」である SSID 名称:mySSID

ワイヤレスネットワークチャネル:1

ワイヤレスネットワーク暗号化設定:
−
セキュリティモードは混合セキュリティモード「WPA-PSK/WPA2-PSK」を
選択します。
−
暗号化モードは「AES」を選択します。
−
ワイヤレスネットワークアクセスパスワードは「MyPassword@2012」に
設定します。

WDS 機能を有効にします。WDS モードに「中継」モードを選択します。

WDS MAC リストに、ルーターB のワイヤレス MAC アドレスを加えます。
ルーターB:

LAN ポート IP アドレス:192.168.3.100

LAN ポートサブネットマスク:255.255.255.0

DHCP サーバー機能:無効にする

インデックス番号が「SSID1」である SSID 名称:mySSID(ルーターA の設定
と一致させます)

ワイヤレスネットワークチャネル:1(ルーターA の設定と一致させます)

ワイヤレスネットワーク暗号化設定(ルーターA の設定と一致させます):
−
セキュリティモードは混合セキュリティモード「WPA-PSK/WPA2-PSK」を
選択します。
−
暗号化モードは「AES」を選択します。
−
ワイヤレスネットワークアクセスパスワードを「MyPassword@2012」に
設定します。

WDS 機能を有効にします。WDS モードは「中継」モードを選択します。

WDS MAC リストに、ルーターA のワイヤレス MAC アドレスを加えます。
設定の操作手順は以下の通りです。
下記に主に修正が必要なパラメータについての設定方法説明します。その他のパラ
メータは出荷デフォルト値のままです。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
6-31
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
一般機能の設定
手順1
二つのルーターのワイヤレスMACアドレスを参照して控えておきます(ワイヤ
レスクライアント端末からスキャンすることで、対応するワイヤレスのMACア
ドレスを得ることができます)。
仮にルーターA のワイヤレス MAC アドレスが「AA:AA:AA:AA:AA:AA」であった場
合、ルーターB のワイヤレス MAC アドレスは「BB:BB:BB:BB:BB:BB」となります。
手順2
ルーターAのワイヤレスネットワークパラメータを設定します。
1. ルーターA の Web 設定画面にログインします。
2. ナビゲーションツリーの「基本設定 > ワイヤレス設定」を選択し、ワイヤ
レスネットワーク設定画面を開きます。
3. 「ワイヤレス設定」タブをクリックします。
4. 「ワイヤレス有効にする」チェックボックスを選択します。
5. 以下のパラメータを選択します。
−
チャンネルの選択:1
−
SSID インデックス:SSID1
−
SSID:mySSID
−
セキュリティ設定:WPA-PSK/WPA2-PSK
−
WPA プリ共有鍵:MyPassword@2012
−
WPA 暗号化:AES
6. 「適用」をクリックします。
6-32
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
手順3
一般機能の設定
ルーターAのWDS機能を設定します。
1. ナビゲーションツリーの「基本設定 > ワイヤレス設定」を選択し、ワイヤ
レスネットワーク設定画面を開きます。
2. 「WDS 機能」タブを選択します。
3. 「有効」チェックボックスを選択します。
4. 「WDS モード」で「Repeater(中継)」オプションボタンを選択します。
5. 「新規作成」をクリックします。
6. 「SSID を選択」ドロップダウンリストボックスで「mySSID」を選択します。
7. 「MAC アドレス」で「BB:BB:BB:BB:BB:BB」と入力します(前段階で控えて
おいたルーターB のワイヤレス MAC アドレスになります)。
8. 「適用」をクリックします。
手順4
ルーターBのワイヤレスネットワークパラメータを設定します。
1. ルーターB の Web 設定画面にログインする。
2. ナビゲーションツリーの「基本設定 > ワイヤレス設定」を選択し、ワイヤ
レスネットワーク設定画面を開きます。
3. 「ワイヤレス設定」タブをクリックします。
4. 「ワイヤレス有効にする」チェックボックスを選択します。
5. 以下のパラメータを設定します:
−
チャンネルの選択:1
−
SSID インデックス:SSID1
−
SSID:mySSID
−
セキュリティ設定:WPA-PSK/WPA2-PSK
文書バージョン 01 (2013-11-21)
6-33
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
一般機能の設定
−
WPA プリ共有鍵:MyPassword@2012
−
WPA 暗号化:AES
6. 「適用」をクリックします。
手順5
ルーターBのWDS機能を設定します。
1. ナビゲーションツリーの「基本設定 > ワイヤレス設定」を選択し、ワイヤ
レスネットワーク設定画面を開きます。
2. 「WDS 機能」タブを選択します。
3. 「有効」チェックボックスを選択します。
4. 「WDS モード」で「Repeater(中継)」オプションボタンを選択します。
5. 「新規作成」をクリックします。
6. 「SSID を選択」ドロップダウンリストボックスで「mySSID」を選択します。
7. 「MAC アドレス」で「AA:AA:AA:AA:AA:AA」を入力します(前段階で控えて
おいたルーターA のワイヤレス MAC アドレスとなります)。
8. 「適用」をクリックします。
6-34
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
手順6
一般機能の設定
ルーターBのLANポートアドレスを変更します。
1. ナビゲーションツリーにある「基本設定 > LAN ポート設定」を選択し、LAN
設定画面を開きます。
2. 「LAN」タブをクリックします。
3. 「LAN 側ホスト設定」領域枠の「IP アドレス」テキストボックスでに
「192.168.3.100」と入力します。
4. 「LAN 側ホスト設定」領域枠で「適用」をクリックします。
手順7
ルーターBのDHCPサーバ機能を無効にします。
1. ナビゲーションツリーにある「基本設定 > LAN ポート設定」を選択し、LAN
設定画面を開きます。
2. 「LAN」タブをクリックします。
3. 「DHCP サーバ」領域枠で、DHCP サーバの「有効」チェックボックスの選択
をキャンセルします。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
6-35
一般機能の設定
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
4. 「DHCP サーバ」領域枠で「適用」をクリックします。
手順8
ルーターBのDHCPオプションプール機能をを有効にします。
1. ナビゲーションツリーにある「基本設定 >LAN ポート設定」を選択し、LAN
設定画面を開きます。
2. 「LAN」タブをクリックします。
3. 「DHCP オプションプール」領域枠で、D「デバイスタイプ」ドロップダウン
リストボックスで一つのデバイスタイプを選択します。例えば、「PC」。
4. 「DHCP オプションプール」領域枠で、「DHCP 中継」の「有効」チェックボ
ックスを選択します。
5. 「DHCP オプションプール」領域枠で、「適用」をクリックします。
----終了
6-36
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ユーザーマニュアル
メンテナンスマニュアル
7 メンテナンスマニュアル
7.1 Web設定画面のアドミニストレータパスワードを変
更する
機能の概要
ルーターの Web 設定画面を通じ、ルーターの各種の動作パラメータを設定する
ことができます。権限のない第三者がこれらのパラメータを変更するのを防ぐ
ため、Web 画面を利用する前に、アドミニストレータのユーザー名ならびにパ
スワードを使い、Web 設定画面にログインする必要があります。
Web 設定画面にログインしてから、Web 設定画面にログインしたアドミニストレ
ータのパスワードを変更します。
変更後のパスワードを忘れてしまった場合、パネルにある「Reset」ボタンを押し 6
秒以上保持すると、ルーターの動作パラメータを出荷時のデフォルト設定に戻すこ
とができます。その際、Web 設定画面にログインしたパスワードも、出荷時の設定
の「admin」に戻ります。本操作によりカスタマイズしたデータが失われるため使用
時はご留意ください。
設定の例
現 在 の ア ド ミ ニ ス ト レ ー タ パ ス ワ ー ド が 「 admin 」 で パ ス ワ ー ド を
「MyWebPassword」に変更したいと考えているとします。
アドミニストレータパスワード変更の設定操作手順は以下の通りです。
手順1
Web設定画面にログインします。
手順2
ナビゲーションツリーにある「メンテナンス > アカウント」を選択し、アカ
ウント管理画面を開きます。
手順3
「ユーザー名」ドロップダウンリストボックスで「admin」を選択します。
手順4
「現在のパスワード」テキストボックスで、現在使用しているパスワード
「admin」を入力します。
手順5
「新しいパスワード」テキストボックスで、設定したいの新しいパスワード
「MyWebPassword」を入力します。「パスワードの確認」テキストボックスで、
再度、新しいパスワード「MyWebPassword」を入力します。
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7-1
メンテナンスマニュアル
手順6
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ユーザーマニュアル
「適用」をクリックします。
----終了
7.2 Web設定画面のログインIPアドレスを変更する
機能の概要
ルーターLAN ポートの IP アドレス「192.168.3.1」にアクセスすることにより
(サブネットマスクは「255.255.255.0」となります)Web 設定画面にログイン
しますが、ユーザーが必要に応じて、この IP アドレスを変更することができま
す。変更後、コンピュータ IP アドレスならびに変更後のルーターの LAN ポート
IP アドレスが同一のネットワークセグメントにあるようにしなければなりませ
ん。これにより、コンピュータが Web 設定画面にアクセスすることができます。
Web 設定画面にログインする場合、ブラウザのアドレス欄に変更後の IP アドレ
スを入力する必要があります。
設定の例
現在の Web 設定画面のログイン IP アドレスは「192.168.3.1」で、サブネット
マスクは「255.255.255.0」です。このアドレスを「192.168.3.88」に変更する
一方でサブネットマスクはこのまま「255.255.255.0」を使用したいと考えてい
るとします。
IP アドレス変更設定の操作手順は以下の通りです。
手順1
Web設定画面にログインします。
手順2
ナビゲーションツリーにある「基本設定 > LANポート設定」を選択し、LAN設
定画面を開きます。
手順3
「LAN」タブをクリックします。
手順4
「LAN側ホスト設定」領域枠の「IPアドレス」テキストボックスに、新しいIP
アドレス「192.168.3.88」を入力します。
手順5
「LAN側ホスト設定」領域枠で「適用」をクリックします。
7-2
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ユーザーマニュアル
メンテナンスマニュアル
----終了
7.3 バックアップもしくはインポート設定
機能の概要
パラメータバックアップ機能によりルーターの設定情報をコンピュータのハー
ドディスクにバックアップすることができます。この先、ルーター設定情報が
誤って変更されたとしても、本機能により以前バックアップした設定情報を端
末にインポートできます。
設定の例
ユーザーがルーターの複数の高度な設定パラメータを変更したところ、ルータ
ーの複数の設定パラメータの変更にトライする必要が発生しました。設定操作
の失敗によりインターネットに接続できなくなることを防ぐためルーターの各
項の設定情報をバックアップしたいと考えています。設定に失敗してもルータ
ーを以前の正常な動作状態に回復することができます。
設定パラメータをバックアップする際の操作手順は以下の通りです。
手順1
Web設定画面にログインします。
手順2
ナビゲーションツリーにある「メンテナンス > デバイス」を選択します。
手順3
「プロファイル」タブをクリックします。
手順4
「プロファイルのダウンロード」をクリックします。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
7-3
メンテナンスマニュアル
手順5
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ユーザーマニュアル
表示されるダイアルログボックスにおいて、設定ファイルの名称ならびに保存
場所を設定し、「保存」をクリックします。
----終了
インポート設定パラメータの操作手順は下記の通りです。
手順1
Web設定画面にログインします。
手順2
ナビゲーションツリーにある「メンテナンス > デバイス」を選択します。
手順3
「プロファイル」タブをクリックします。
手順4
「参照…」をクリックします。
手順5
表示されたダイアルログボックスで、過去にバックアップしたプロファイルを
選択し、「開く」をクリックします。
手順6
「プロファイルのアップロード」をクリックします。
----終了
7.4 出荷デフォルト設定をリカバリーする
機能の概要
ルーター機能は強力で同時に多くの設定可能なパラメータを提供しています。
ルーターの出荷時はデフォルトで各種の動作パラメータが設定されており、大
部分のネットワーク環境における動作要件を満たすことができます。ルーター
7-4
文書バージョン 01 (2013-11-21)
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ユーザーマニュアル
メンテナンスマニュアル
パラメータのを変更したためにインターネットに接続できなくなってしまった
場合、もしくは変更後の Web 設定画面のログインパスワードを忘れてしまった
場合、ルーターを出荷時のデフォルト設定にリカバリーすることが可能です。
以下の二通りの方法でルーターを出荷時のデフォルト設定にリカバリーするこ
とができます。

ルーター本体にある「Reset」ボタンを使う。

Web 設定画面の出荷設定復元機能を使う。
設定の例
Web 画面のログインパスワードを変更したことがあるとします。現在、Web 設定
画面にログインし設定動作を行う必要がありますが、変更後のパスワードを忘
れてしまったことに気付きました。ルーター本体にある「Reset」ボタンにより
クイックでルーターを出荷デフォルト設定に復元することができます。
ルーターが電源オンとなっている状態で、ルーター本体にある「Reset」ボタン
を押し 6 秒以上保持したあと手を離すと、ルーターを出荷デフォルト値に戻す
ことができます。
複数の設定操作を行った後で設定操作に誤りがあったと気付いた場合、すべて
取り消す必要がありますが、この場合、Web 設定画面の出荷設定復元機能によ
り、ルーターを出荷デフォルト設定状態にリカバリーすることができます。操
作手順は以下の通りです。
手順1
Web設定画面にログインします。
手順2
ナビゲーションツリーにある「メンテナンス > デバイス」を選択します。
手順3
「リセット」タブを選択します。
手順4
「工場出荷時の設定に戻す」をクリックします。
手順5
表示された確認ダイアルログボックスで「OK」をクリックします。
----終了
文書バージョン 01 (2013-11-21)
7-5
メンテナンスマニュアル
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
7.5 ソフトウェアアップグレード
機能の概要
ソフトウェアアップグレード機能により、ルーターで動作しているソフトウェ
アを最新のリリースバージョンにアップグレードします。
ソフトウェアのアップグレード中、ルーターの電源を切ることはできません。
ルーターを損傷させてしまいます。
設定の例
ルーターの技術サポート WEB サイト「http://consumer.huawei.com/jp/」から
ルーターの最新ソフトウェアをダウンロードしたとします。
ルーターのファームウェア更新の操作手順は、以下の通りです。
手順1
Web設定画面にログインします。
手順2
ナビゲーションツリーにある「メンテナンス > デバイス」を選択します。
手順3
「ファームウェア更新」タブを選択します。
手順4
「参照…」をクリックします。
手順5
表示されたダイアルログボックスで、アップグレード用的ファイルを選択し、
「OK」をクリックします。
手順6
「ソフトウェアのアップデート」をクリックします。
----終了
7-6
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
よくある質問 FAQ
8 よくある質問 FAQ
Q1. ルーターは DHCP サーバーとなることができますか。
できます。ルーターは DHCP サーバーソフトウェアを内蔵しています。
Q2. ルーターはどうすれば出荷デフォルト値にクイックリカバリ
ーできますか。
ルーターの電源 ON の状態で、ルーター本体の「Reset」ボタンを押し、6 秒以
上保持して手を離すと、ルーターを出荷デフォルト値にリカバリーできます。
Q3. ルーターの設定画面に入ることができません。どうすればよ
いですか。
手順1
ルーターの電源や電話回線などのケーブルの接続が正しくきちんと行われて
いるか、コンピュータに接続している「LAN」ポート対応の表示灯が点灯して
いるか確認してください。
手順2
設定画面のログインユーザー名ならびにパスワードを正しく入力するように
してください。
手順3
コンピュータのIPアドレスを確認し、コンピュータのIPアドレスが
192.168.3.*(「 * 」は2~254までの任意の整数です)であるようにしてくだ
さい。そうならない場合、「4.1 Web設定画面にログインする」により、新た
に設定してください。正常にIPアドレスを取得できない場合、コンピュータを
再起動してください。
手順4
IEブラウザを開き、メニュー欄で「ツール > インターネットオプション > 接
続 > LAN の設定」をクリックし、全ての選択肢がチェックされないようにし
てください。
上記のチェック手順に従っても、Web 設定画面にログインできない場合、ルー
ターを出荷デフォルト設定にリカバリーしてください。
----終了
Q4. WPS 機能は、ルーターのワイヤレス暗号化設定について、特別
な要件があるのでしょうか。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
8-1
よくある質問 FAQ
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
ワイヤレスネットワークのセキュリティモードが WPA-PSK もしくは WPA2-PSK で
あり、番号が「SSID1」の SSID を有効にすることで WPS 機能を使用することが
できます。ワイヤレスネットワークで「WPA-PSK/WPA2-PSK」の混合セキュリテ
ィモードを選択することを推奨します。
Q5. 「WPS」ボタンを押すことにより、コンピュータとワイヤレス
ネットワークの接続の確立を試みましたが、接続に失敗して
しまいました。どうすれば良いですか。
手順1
同一の時間帯で、1台のコンピュータのみWPS機能を通じルーターとの接続動作
にトライできるようにします。
手順2
ルーターのワイヤレスネットワーク機能ならびにPBCモードを選択したWPS機
能が有効になっているようにします。
手順3
ワイヤレスネットワークのセキュリティモードがWPA-PSKもしくはWPA2-PSKと
なり、番号が「SSID1」のSSIDが有効になっているようにします。ルーターに
ついて、ワイヤレスネットワークでWEP暗号化が選択された際、強制的にWPS
機能が無効化されることに注意します。
手順4
ルーターならびにコンピュータの設置場所を確認し、強い磁場や強い電界を発
する電子機器から遠ざけるようにします(例:電子レンジ、冷蔵庫など)。
手順5
できるだけ広い空間を選んでルーターならびにコンピュータを設置します。ワ
イヤレス信号は障害物を通過することができますが、コンクリート壁・板壁な
どの障害物が多いところではワイヤレスネットワークのワイヤレス信号の伝
送効果に影響します。
----終了
Q6. ワイヤレス方式によりインターネットに接続していますが、
現在、インターネットにアクセスすることができません。ど
うすれば良いですか。
手順1
ルーターの電源や電話回線などのケーブルの接続が正しくきちんと行われて
いるかチェックします。
手順2
「WLAN」表示灯が点灯しているかどうか確認します。
「WLAN」表示灯が点灯しない場合、ワイヤレス機能が有効になっていないとい
うことになります。Web 設定画面にログインし「基本設定 > ワイヤレス設定」
をクリックし、「ワイヤレス有効にする」の前にあるチェックボックス(チェ
ックを入れることで選択したことになります)を選び、WLAN 機能を有効にしま
す。
8-2
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
よくある質問 FAQ
手順3
ワイヤレスネットワークカードの説明書を読み、ワイヤレスネットワークカー
ドが802.11b、802.11gもしくは802.11nプロトコルに対応しているか確認しま
す。対応していない場合、ネットワークカードを802.11b、802.11gもしくは
802.11nプロトコルに対応したワイヤレスネットワークカードに換えます。
手順4
コンピュータのワイヤレスサービスが有効になっているようにします。方法
(Windows 7を例にします):「コンピューター」を右クリックし、「管理 > サ
ービスとアプリケーション > サービス」を選択し、サービスウィンドウの右
側のリストで、「WLAN AutoConfig」の状態が「開始」となっているか確認し
ます。 サービスが起動されていない場合、「WLAN AutoConfig」を右クリック
し「開始」を選択します。
Windows XP のワイヤレスサービスは Wireless Zero Configuration といい、アクテ
ィブ方法は Windows 7 と類似します。
手順5
ワイヤレスネットワークカードのドライバが正しくインストールされて有効
になっているかチェックします。方法(Windows 7を例にします):「コンピ
ューター」を右クリックし、「プロパティ > デバイスマネージャー > ネット
ワークアダプター」を選択し、ワイヤレスネットワークカードの状態を確認し
ます。

ネットワークカードの前にあるアイコンが緑色の印であった場合、ネットワ
ークカードドライバは正しくインストールされており、かつ有効になってい
ます。

ネットワークカードの前にあるアイコンが赤色の×印であった場合、ネット
ワークカードが有効になっていません。当該ネットワークカードを右クリッ
クし「有効にする」を選択してください。

ネットワークカードの前にあるアイコンが、「?」マークや「!」マークであ
った場合、ネットワークカードはインストールが正しく完了していません。
再度、ネットワークカードドライバをインストールしてください。

ワイヤレスネットワークカードが確認できない場合、任意のアイコンを右ク
リックし「ハードウェア変更のスキャン」を選択してください。
手順6
ルーターをコンピュータに近づけ、できるだけワイヤレスクライアントとルー
ターの間にコンクリート壁・板壁などの障害物がないようにしてください。
手順7
コンピュータがルーターのワイヤレスネットワークに接続されているかチェ
ックします。ワイヤレスネットワーク接続のリストでルーターのワイヤレスネ
ットワーク接続が接続済みと表示されているか確認します。
手順8
複数のWEBサイトへのアクセスを試み、その他のWEBサイトにアクセスできるか
確認します。
その他の WEB サイトにもアクセスできない場合、ルーターの設定パラメータを
出荷デフォルト設定にリカバリーしてください。出荷デフォルト設定の復元後
も問題が存在する場合、インターネットサービスプロバイダにご連絡ください。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
8-3
よくある質問 FAQ
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
----終了
Q7. ワイヤレス方式によりインターネットに接続していますが、
インターネットに接続できない状態が発生することもあり、
ワイヤレスネットワーク接続が安定していないと感じます。
どうすれば良いですか。
手順1
ルーターとコンピュータの設置場所を確認し、電子レンジ・冷蔵庫・コードレ
ス電話など強い磁場や強い磁界を発する電子機器から離すようにしてくださ
い。
手順2
できるだけ広い空間を選びルーターを設置してください。ワイヤレス信号は障
害物を通過することができますが、コンクリート壁・板壁などの障害物の多い
ところではワイヤレスネットワークのワイヤレス信号の伝送効果に影響しま
す。
手順3
できるだけコンピュータをルーターに近づけてください。コンピュータとルー
ターの間の距離が遠すぎるとワイヤレスネットワークの効果に影響が出ます。
手順4
ルーターとコンピュータを角度を換えて置いてみてください。
手順5
雷雨の間はできるだけワイヤレスネットワークの使用は避けてください。
----終了
Q8. ルーターのワイヤレスネットワークには暗号化を設定してい
ませんが、コンピュータがワイヤレスネットワークに接続で
きません。どうすれば良いですか。
手順1
コンピュータに保存されているワイヤレス接続設定情報を削除します。
Windows XPオペレーションシステムでの操作手順は次の通りです。
1. コンピュータオペレーションシステムにおいて、「コントロールパネル」ウ
ィンドウで、「ネットワーク接続」アイコンをダブルクリックします。
2. 開いた「ネットワーク接続」ウィンドウにおいて「ワイヤレスネットワーク
接続」を選択し、マウスを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
3. 表示された「ワイヤレスネットワーク接続のプロパティ」ウィンドウで、
「ワ
イヤレスネットワーク」タブをクリックします。
4. 「優先ネットワーク」領域枠のリストボックスで、以前保存したワイヤレス
ネットワークを選択し、「削除」をクリックします。
5. 「優先ネットワーク」領域枠のリストボックスにある全てのワイヤレスネッ
トワーク接続を削除します。
6. 「OK」をクリックします。
手順2
8-4
暗号化機能を使わないワイヤレスネットワーク接続を新たに作成します。
文書バージョン 01 (2013-11-21)
WS325 300Mbps 無線 LAN ルーター
ユーザーマニュアル
よくある質問 FAQ
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文書バージョン 01 (2013-11-21)
8-5
HUAWEI TECHNOLOGIES CO., LTD.
Huawei Industrial Base
Bantian, Longgang
Shenzhen 518129
People's Republic of China
http://consumer.huawei.com/en/
202641
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