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クイックスタートガイド
OB No.004-11401-0 MFS 2/3.5B, MFS 5/6C, MFS 8/9.8A3 2. 始動 ! ボートでエンジンを始動する前に、ストップスイッチテザーを腕やライフジャケットの破れない個所に取 付けてください。落水した際に、エンジンを停止させるためのものです。 航行中はストップスイッチテザーが周辺に引っ掛かり外れないようご注意ください。エンジンが急停止し、 船が急減速する事で、乗船者が落水する恐れがあります。 クイックスタートガイド 本書には、船外機を正しく安全にお使いいただくために、使用に関する基本的な操作について 書かれています。取り扱いを誤ると重大な事故や故障の原因になります。 本書だけでなく、必ず取扱説明書を十分にお読みになり、使用方法をご理解ください。 以下の作業は、専用の船外機スタンド(市販品)またはボートに確実に船外機が固定された状 態で行ってください。 本書には、特にご留意していただきたい取扱い事項を下記の表示で記載しています。 これらは安全の為に重要ですので、必ず読んで遵守ください。 ! 警告 ! 注意 警告 ストップスイッチ 回避しないと死亡または重傷につながる可能性がある事故を、未然に防 ぐための事項を示しております。 回避しないと軽傷または部品や製品の損傷につながる可能性がある事故 を、未然に防ぐための事項を示しております。 1. 運転前準備 ! トーハツ船外機は水冷エンジンです。もしロワユニットを水中に入れずにエンジンを始動しますと、エン ジンに重大な損傷を与える事となります。最低でもアンチベンチレーションプレートよりも 10cm 以上 が水で満たされている事を常に確認してください(バケツ等を使用して始動する際は特にご注意くださ い)。陸上で試運転される場合は必ずプロペラを取外してください(取扱説明書参照)。 1. エンジンオイルの注入 ! 注意 注意 エ ン ジ ン オ イ ル は 工 場 出 荷 時 に 抜 か れ て い ま す。 運 転 の 前 に 必 ず エ ン ジ ン オ イ ル (API 分 類 の SF,SG,SH,SJ,SL 及び SM 級の SAE 10W-30/40) を入れてください(ギアオイルは入っています)。 MFS 2/3.5B MFS 5/6C MFS 8/9.8A3 10 cm 以上 アンチ ベンチレーション プレート ENOF00240-0 ENOF00448-0 ① ③ 2. エンジンオイル量 インテグラルタンクモデル 外付けタンクモデル 1. エアベントを開けます(2、3 回転) 。 1. エアベントを開けます(全開) 。 エンジンオイルは工場出荷時に抜かれていますが、少々残っている場合があります。下記の規 定エンジンオイル量の 2/3 程度を注いだ後、適切なオイルレベルになるよう調整してください。 ! エアベント 全開 2 、 3 回転 注意 エンジンオイル量が少ない状態でも、多い状態でもエンジンに重大なダメージを与える恐れがあります。 MFS 2/3.5B MFS 5/6C MFS 8/9.8A3 約 300 ml 約 450 ml 約 800 ml 2. フュエルコックを開きます。 2. フュエルコネクタをコネクタ ( エンジン側 ) に差し込みます。次にプライマーバルブを MFS 2/3.5B 堅くなるまで、握りと緩めを繰り返し、燃 料をキャブレタに送ります。 300 mL 閉 開 250 mL MFS 5/6C ENOF00239-0 上限 閉 上限 下限 ENOF00423-0 下限 3. 給油 開 ※必ず新しい自動車用無鉛レギュラーガソリン ( 以下ガソリン ) を使用して ください。 ENOF00032-0 フュエルタンクキャップを外し、あふれないよう注意しながらガソリンを入れてください。給 油後はフュエルタンクキャップをしっかりと締めてください。 インテグラルタンクモデル MFS 2/3.5B 外付けタンクモデル MFS 5/6CD MFS 5/6CS MFS 8/9.8A3 3. シフトレバーが中立(N)の位置になっている事と、スロットルがスタート位置になってい る事を確認します。 MFS 2/3.5B ! MFS 2/3.5B: 不意なボートの発進を避ける為 に、必ず中立(N)で始動ください。 N ENOF00418-0 ENOF00212-0 ② Quick_Start_J_131227.indd 1 ENOF00419-0 警告 F 前進 ④ 13.12.27 1:35:56 PM ! 2. シフト操作(前進と後進) *MFS2/3.5 は前進のみ 注意 MFS 5/6, 8/9.8: 中立(N)以外ではスタータロープが引けない機構になっております。無理にロープ を引っ張るとこの機構が破損する恐れがあります。 ! ボートの周囲に人が泳いでいないことを確かめてから、前進や後進の操作を行ってください。 MFS 5/6C, 8/9.8A3 ! N 前進 後進 注意 注意 シフト操作は必ずエンジンを最低速にしてから行ってください。さもないと、乗船者の落水やギアの破損 が起こる恐れがあります。 N 4. ストップスイッチテザーを腕や衣服の破れない個所に取付け、ストップスイッチロックがス (R) 後進 トップスイッチについている事を確認します。 (F) 前進 ストップスイッチ ENOF00438-0 3. スロットル操作(低速と高速) ストップスイッチロック ストップスイッチ ロック スロットル グリップ 5. チョークノブを引きます(エンジンが冷えているときのみ) 。 MFS 2/3.5B MFS 5/6C MFS 8/9.8A3 シフト レバー 低速 チョーク ノブ に力強く引いてください。 ⑤ スロットルを最低速に戻した後に、シフトレバーを中立(N)にし、ストップスイッチを強く押 します。 ポイント ENOF00432-0 高速 4. 停止 ENOF00518-0 6. 引っ掛かりを感じるところまでゆっくりスタータロープを引き、重くなったところから一気 先端金具 もし 4、5 回ロープを引いてもエンジンが始動 できない場合は、チョークノブを押し戻し、ス ロットルを半分程度開けた状態で再度ロープを 引いてください。 それでも始動できない場合はスパークプラグが ガソリンにより湿っている場合があります。 付属工具で取り外し点検してください。 N 前進 後進 ⑦ 7. エンジン始動後、オイルランプ (MFS2/3.5B 除く ) が消灯していることを確認し、チョー 5. 運搬と保管 クノブをゆっくり押し戻してください。その後、約 3 分間暖機運転を行いスロットルを元に 戻してください。 MFS 2/3.5B MFS 5/6C MFS 8/9.8A3 オイルランプ ! 警告 運搬や保管をするときは、燃料漏れから起こる事故を避けるため、エアベントスクリュ及びフュエルコッ ク(インテグラルタンクモデルのみ)を締めてください。 陸上運搬するときは、フュエルタンクを空にしてください。 1. 船外機を運搬又は保管する際は必ず水平状態を保ってください。 オイルランプ ENOF00518-0 ENOF00518-0 3. 運転 1. 冷却水の確認 ! 注意 始動後に、検水口から冷却水が出ている事を確認してから運転ください。出ていない場合使用を中止し、 販売店にご相談ください。 MFS 2/3.5B MFS 5/6C MFS 8/9.8A3 2. もし水平状態が保てない場合は、ガソリン・エンジンオイルを抜き(取扱説明書参照) 、正し い向きで置いてください。保管時の向きは各モデルにより違いますので、必ずボトムカウル のラベルを確認してください。 ENOF00223-0 運転中ビニール袋等のゴミによって給水口がふさがれないよう注意してください。冷却水不足によるエン ジンの損傷が起こります。 MFS 2/3.5B MFS 5/6C MFS 8/9.8A3 MFS 5/6C MFS 2/3.5B MFS 8/9.8A3 ⑥ Quick_Start_J_131227.indd 2 ⑧ 13.12.27 1:36:07 PM