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60号(H20.12.15) - 一般社団法人 日本社会福祉教育学校連盟

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60号(H20.12.15) - 一般社団法人 日本社会福祉教育学校連盟
第60号
2008年
(H20)12月15日
402
巻頭言
危機の時代に何を創り出すか
事務局長
宮 城 孝
(法政大学)
2008年度全国社会福祉教育セミナーは、去る11月8日貍・9日豸に東海大学の湘南キャンパスにおいて、
全国の社会福祉教育関係者約370名が参加し開催された。特に、東海大学健康科学部の教員、学生、また関
係者の皆様には、小雨が降る寒さの中、運営に尽力していただきましたことに、この場をお借りし厚く感謝
申し上げたい。
今回のセミナーのテーマは、「社会福祉専門職の職域拡大・待遇改善と社会福祉教育―いかに危機をのり
こえるかー」であった。その詳細は、紙幅の都合で省略させていただくが、昨年度は、社会福祉士及び介護
福祉士法の改正に伴う新養成カリキュラムの内容とその対応に焦点があてられたが、この一年で大きく様相
が変わってきている。
周知のとおり、社会福祉系大学の受験状況は、まさに危機的状況にある。介護福祉士養成の専門学校にあ
っても、大幅な定員割れ、また募集停止が相次いでいる。我が国は、2025年には高齢化率が30%を超えるこ
とが予測されているが、その実践現場における次世代の担い手を養成する環境は、現在暗闇のただ中にある。
このような現状をもたらした要因は、何であろうか。様々論点があろうが、マクロ政策で言えば、ここ5
年に及ぶ政府による社会保障費自然増2,200億円削減政策であることは明らかである。この副作用が、現在
の医療危機、介護保険における介護報酬の抑制や大きく国民の不満を呼んだ後期高齢者医療制度、障害者自
立支援法の淵源と言えよう。また、社会福祉の実践現場では、老老介護や児童虐待、自殺や失業の増加など、
生活に大きなリスクを抱えた市民にいかに応えるか日々苦悩している状況にある。
各会員校におかれては、2009年度からの新たな社会福祉士・介護福祉士養成カリキュラムの実施に向け、
様々準備に奔走されていることと推察申し上げる。新たなカリキュラムを走らせつつ、教育養成機関として
何を社会に対して発信していくのか。特に、ソーシャルワーカーが、これからの時代に何をなし得るのか。
社会福祉士の国家資格制度が発足して20年に何ができ、何ができなかったのかを厳しく総括しつつ、次の10
年、20年に向けた新たな展望を切り開くことが求められている。
巻頭言 危機の時代に何を創り出すか
平成19年度委員会活動報告 ………………………………… 45
事務局長 宮城 孝
ダーバン出張報告 …………………………………………… 49
教育実践報告 ………………………………………………… 3
平成20年度 介護福祉等に係る講習会 …………………… 58
平成19(2007)年度 第2回評議員会議事録 ………… 11
2008年度全国社会福祉教育セミナー……………………… 60
第2回理事会議事録 ………………………………………… 14
第10回 福祉教育研修講座(第一報) …………………… 66
平成19(2007)年度臨時総会 議事録 ………………… 18
四谷だより …………………………………………………… 68
第1回理事会議事録 ………………………………………… 31
はじめまして ∼事務局スタッフ紹介∼ ………………… 68
平成20(2008)年度通常総会 議事録 ………………… 33
編集後記 ……………………………………………………… 68
/ No.60
1
例えば、全国の福祉事務所の所長以下職員23,173人の内、社会福祉士の数は748人(「福祉事務所現況調査」
厚生労働省社会・援護局総務課 平成16年10月1日現在)で、その比率は3.2%である。国民の生命と財産
を守るべき、第一線の地方自治体の福祉現場においてこの状況である。各会員校にあっては、社会福祉関係
の職能団体と協力し、各都道府県等にソーシャルワーカーの社会的役割の認知、社会福祉士・精神保健福祉
士の任用・職域拡大に総力をあげて取り組むべきではないだろうか。
ソーシャルワーカーが、国民の生活と幸福にいかに寄与できるのか。次世代の若者にソーシャルワーカー
をライフワークとすることにいかに希望と誇りを与えられるか、我々の行動が今こそ問われている。
2
/ No.60
教育実践報告
教育実践報告
埼玉県立大学における専門職連携教育の成果と課題
埼玉県立大学保健医療福祉学部社会福祉学科 新井利民
(GP実施部会/連携と統合科目群IP演習部会)
1.保健医療福祉圏域を中心とした「専門職連携推
はじめに
埼玉県立大学は、近い将来、他県に比べ急速な高
齢化が不可避となっている埼玉県において、保健医
進会議」の立上げと展開
盧専門職連携推進会議の概要
療福祉に関する質量ともに豊かな人材の育成と輩出
本学のIP演習は、実際の現場で学ぶことを目指し
を目的とし、前身の埼玉県立衛生短大を改組・発展
ており、約450名の4年次生が学科混合の5∼6名
する形で平成11年4月に開学した。現在は看護、理
からなるグループを編成し、約80か所の演習地で学
学療法、作業療法、社会福祉、及び検査技術(臨床
習することとなる。そのため演習地となる保健医療
検査)、口腔保健(歯科衛生)専攻を含む健康開発
福祉関係機関やその職員、そして利用者の方々と、
の5学科7専攻による保健医療福祉分野の総合的な
あらかじめ固い協力関係を結ぶ必要がある。このよ
大学として発展を遂げつつある。
うな教育機関と演習地との関係性の構築のために
本学では、大学開学当初から教育理念を「連携と
は、単に大学側が保健医療福祉関係機関に演習地と
統合」と定め、それぞれの領域に共通する援助の基
して依頼するばかりではなく、保健医療福祉関連機
本的な考え方や働きかけを学ぶ「ヒューマンケア論」
関がIP演習をはじめとする埼玉県立大学の取り組み
や、学科を越えて編成されたグループによって保健
に賛同・協力することによって、何らかのメリット
医療福祉サービスの現場を見学・体験する「フィー
を得ていただけるような活動が求められる。
ルド体験学習」などの「連携と統合科目群」を配置
このような意図から、大学と地域の関係機関との
した。これらの科目を運営するなかで、それぞれの
協力関係を組織化することを目指して、埼玉県内の
専門分野を学んだあとに改めて「連携と統合」を教
保健医療福祉圏域を基本に「専門職連携推進会議」
育する機会の必要性を感じ、学科を超えた教員の研
を設置し、IP演習の説明と協力依頼、及び展開方法
究グループが4年生を対象に数年にわたって研究事
について助言してもらうとともに、圏域ごとの保健
業として医療機関等で合同演習を行ってきた。
医療福祉の連携に関する課題について解決を目指す
このような蓄積を背景に、本学では平成18年度入
機能を組織化した。埼玉県の保健医療部や福祉部、
学生から適用された新しいカリキュラムにて、「イ
そして県の出先機関である福祉保健総合センター・
ンタープロフェッショナル演習」(IP演習)という
保健所などと事前調整し、圏域内の呼びかけ機関を
新しい科目を4年次に全学必修で配置することとな
り、平成21年度には正式に開講するi。また平成17
選定したのちに、教職員による個別訪問を行い、会
年度には、開学以来の本学の教育の取り組みが評価
盪専門職連携推進会議の成果と課題
議への参画とIP演習への協力を依頼している。
され、文部科学省の「特色ある大学教育支援プログ
これまで県内7つの圏域で専門職連携推進会議を
ラム」(特色GP)の選定をうけ、IP演習の展開を中
立ち上げ、一圏域あたり約20ヵ所、合計約140余ヵ
心に構想した今後の取組方法は、「現代的教育ニー
所の関係機関に参加いただき、会議で出された意見
ズ取組支援プログラム」(現代GP)に選定された。
はIP演習の教育目標や教育方法の改善に多大な貢献
筆者が所属する社会福祉学科は、これらの取り組み
をもたらしている。またもう一方の目的、つまり当
の企画及び実施に積極的に関与し、それぞれの特徴
該地域の専門職連携の推進に関しては、同会議にお
を生かして力を発揮している ii。本稿では、現在ま
いてIP演習の説明だけではなく小グループによる意
でのこれらの取組の到達点と、今後の課題について
見交換会を設け、普段あまり会うことのない福祉施
述べていきたい 。
設と医療機関などの機関同士が顔合わせを行い、サ
iii
/ No.60
3
教育実践報告
ービスの質向上に関する意見交換の場として機能し
養成研修は、平成19年度は県内2ヵ所で開催し、合
てきた。それぞれの地域で多様な議論がなされてい
計33人が参加した。平成20年度は入門的な研修を2
るが、地域の専門職連携へ向けた課題としては、個
回、宿泊による発展研修を1回実施する予定である。
人の連携スキル、連携を促進させる組織運営、連携
昨年の参加者の感想からは、「違った職種の意見を
の文化の創造、連携を可能にする地域ケアシステム
聞け、また話ができてよかった」「学生の体験をす
の構築、地理的条件などの地域性への配慮、制度政
ることで相手の気持ちを理解できた」「リフレクシ
策の改善、などが挙げられている。
ョンをすることでファシリテーターについて理解が
この間の取り組みが発展して、圏域ごとに保健医
得られた」「臨床の場でも活用していきたい」など
療福祉職を集めた研修会を実施したり、圏域内の保
の声が寄せられている。まだ改善の余地は多くある
健医療福祉に関する連携の取り組みを調査・共有し
ものの、「ファシリテーション」の技術はIP演習の
たりするなどの取り組みも出てきている。今後はこ
指導者としてのみならず、現場の専門職連携を推進
れらの課題解決に向けたアクションをそれぞれの圏
するための大切なスキルであると、手ごたえを感じ
域ごとに行っていただけるよう、大学は側面的に支
ているところである。
援を行っていければと考えている。
今後は、研修内容を更に発展させ、研修の体系化
2.専門職連携をすすめるファシリテーターの養成
もはかっていくとともに、研修を運営・進行する本
盧ファシリテーター養成研修の概要
学教職員のスキルの向上も図っていく必要がある。
IP演習は、あらかじめ結論が出ている専門職連携
のモデルや、先進的な実践例から学ぶのではなく、
3.地域におけるIP演習の展開
盧IP演習の概要
あくまでも学生一人一人の援助者としての人間性や
インタープロフェッショナル教育の定義として
専門性を出発点として、他者と協力関係を築きなが
CAIPE(1997)は「複数の領域の専門職者が連携
ら患者・利用者中心のケアの在り方を考えるもので
及びケアの質を改善するために、同じ場所で共に学
ある。そのため、指導する教員や現場の指導者は、
各専門教育で行われているように知識や技術を「教
び、お互いから学び合いながら、お互いのことを学
ぶとき」ivとしている。これまでわが国でも保健医
える」立場としてかかわるのではなく、学生の主体
療福祉の連携の必要性が叫ばれて久しいが、ケアの
的な学習を「促進する」、つまり「ファシリテータ
質の向上を目指して、教育において、「同じ場所」
ー」の役割を果たすことが重要となる。
で、「お互いから」、「お互いのことを」、学ぶものと
このような見地のもと、本学ではファシリテータ
されている v。本学もこの定義を参考にしながら、
ー養成研修のプログラム開発とその実践に力を入れ
教育方法と教育目標を検討し、試行事業を重ねなが
ている。IP演習を円滑に行うための基本的な考え方
ら改善している。
を学んでもらうことが大きな目的ではあるが、それ
平成20年度に新たに改変された本学のIP演習の教
のみならず、実際の保健医療福祉の現場における専
育目標は、次のようになっている。
門職連携に活用できるような知識・技術を習得して
①利用者(個人・集団・地域)のニーズにそう支援
もらえるような研修を目指している。平成19年度の
活動ができるようになるために、連携・協働の必
具体的な内容としては、チーム形成、ディスカッシ
要性を理解する。
ョン、リフレクションの実体験を通じて、ファシリ
テーターの役割や方法を学ぶプログラムを実施し
②連携・協働した活動を行うために、自身の専門領
域の知識・技術・態度を活用する。
③連携・協働した活動を行うために、自身の専門領
た。
また本学の教員自身もファシリテーターとしての
素養を身につける必要があるのは言うまでもない。
過去3年間実施したIPE国際セミナーでは、ファシ
域と他の専門領域との共通性を理解する
④連携・協働した活動を行うために、チームワーク
の技術を習得する
リテーター養成のためのワークショップを必ず設
⑤利用者にそった支援計画を立てるために、地域の
け、ファシリテーションそのものはもちろん、その
特性や利用者のニーズを理解する
研修プログラムの構築方法について教員自身も学習
してきた。平成20年度からは教員対象の研修も重視
これらの教育目標を基盤に、合計28の行動目標を
掲げている。
実際の演習は4日間であるが、最終日はグループ
している。
盪専門職連携ファシリテーター養成研修の成果と課題
ごとに最後のまとめを行った後、各施設・機関で報
保健医療福祉の従事者に対するファシリテーター
告会を行ったりするところもあり、また午後からは
4
/ No.60
教育実践報告
地域ごとの報告会を行うので、グループ活動は3日
また、演習を受け入れていただいた現場の方々に
半程度しかない。このような短い期間でチーム形成
とっては、同じく評価表や感想からは、自己の機
や利用者・機関・地域の理解を行うのは非常に難し
関・職種・援助像を見直したり、勤務先の人材養成
いが、それを補うために全体およびグループごとの
の方法を見直す契機にもなっていることがうかがえ
事前オリエンテーションを実施ししたり、グループ
た。またそれぞれの演習受け入れ機関で発表会を設
ごとにWEB上に掲示板を設けたりするなど、事前
けていただくことで、組織内における専門職連携の
学習とチーム作りがうまくいくように支援してい
機運醸成に役立てていただいているところもある。
る。
以上のように、学生にも現場にとっても効果のあ
過去2年間試行事業として7つの種類・延べ15施
るIP演習を目指しているが、今後の発展のためには
設・機関で演習を実施したが、それらの機関と学習
いくつかの課題がある。第1に、演習の場面のさら
テーマは次のようになっている。
なる発展である。今のところ、演習受け入れに際し
①一般病院:胸腰椎圧迫骨折後の女性の退院へ向け
ては医療機関が多いが、それ以外の多様な演習受け
た援助、頚髄損傷後の男性の退院へ向けた援助、
入れ先を確保していく必要がある。児童・高齢・障
在宅生活を送る多発性脳梗塞・肺炎の男性患者へ
害などの各分野の施設・在宅福祉サービスへはもち
の援助、一般病院:秀和綜合病院:慢性腎不全・
ろん、学校教育、ホームレス支援、NPOや住民団
脳梗塞等の男性入院患者への退院へ向けた援助、
体によるサービス、患者会などの当事者活動など、
一般病院:多発性脳梗塞・心不全等の男性入院患
保健医療福祉サービスに携わる従事者が共通の認識
者への退院へ向けた援助、一般病院:脳梗塞の男
でかかわっていく必要のある分野は数多い。また今
性患者の在宅生活移行への援助、一般病院:脳梗
後は、たとえばスポーツクラブや一般企業などにお
塞・糖尿病男性患者の療養生活への援助
いても、保健医療福祉職の活躍の場は広がっていく
②認知症専門病院:脳血管性認知症・左片麻痺の男
性患者への援助
③診療所:二分脊椎・知的障害を持つ児童への援助
④特別養護老人ホーム:認知症・高血圧症の女性入
居者への援助
⑤総合相談・通所リハビリ等複合施設:在宅生活し
であろう。このような多様なIP演習の場を獲得して
いくことは、多様な職域を開拓することにもつなが
っていくと思われる。
関連して第2に、演習の内容と方法のさらなる発
展が必要である。これまでは個別の患者・利用者の
ケアに関する演習内容がほとんどであった。今後も
ている脳血管障害で片麻痺の残る男性への援助、
この視点を大切にしながらも、演習先の組織運営や
在宅で生活している頚椎損傷による四肢体幹機能
経営に関すること、組織間関係に関すること、ある
障害をもつ男性への援助
いは地域全体の包括的なケアシステム構築に関する
⑥障害者支援施設:脳性麻痺・四肢体幹機能障害を
もつ女性への援助
ことなども、演習の内容として組み入れていく必要
があると思われる。もちろん卒前教育でやるべきこ
⑦地域包括支援センター:高齢者の社会参加と主体
とは限られており、大学院教育との関連でも、演習
性を重視した介護予防事業の推進、虚弱高齢者の
内容の広がりは今後検討していかなければならな
集団を対象としたQOLの向上を目指したコミュ
い。
ニティケア
盪IP演習試行事業の成果と課題
第3に、教員ファシリテーターや現場のファシリ
テーターの質量確保に向けた理解の促進と養成プロ
IP演習に参加した学生の自己評価表や感想から
グラムの充実である。特に平成20年度は養成プログ
は、「自己の専門性」「他職種の役割」「ケアの方法
ラムの体系化に力を注いできたが、大学と現場ファ
の多元性」
「共通の目標の重要性」「チームとしての
シリテーターとの意思統一を行うことはもちろんで
関わり方」
「自分の役割の発揮の方法」「言葉や視点
はあるが、単にIP演習の受け入れのためではなく、
の違い」
「チーム形成のプロセス」
「社会資源の利用」
参加したファシリテーターが通常の業務にも生かせ
「利用者を中心に据えることの重要性」等への理解
の契機になっていることがうかがえた。これらの中
には、それぞれの専門実習でも得られる学習項目も
るような研修内容にするために、さらなる発展が望
まれる。
第4に、
演習実施における他大学との協働である。
あるが、同じ学ぶ仲間のチームとして対等な関係の
本学には医学部はなく、また介護福祉士なども養成
中から学べることが、この演習の非常に重要な側面
していないが、実際の保健医療福祉施設・機関では、
であると考えられる。
それらの職種との連携は必須である。後に述べるが、
/ No.60
5
教育実践報告
現在医学・看護や薬学の教育では、IPEをカリキュ
スカレッジ、コベントリー大学、カナダのマクマス
ラムとして展開していたり、発展する機運が高まっ
ター大学でのIPEプログラムの視察なども行ってき
てきている中で、本学でも他大学との交流を図りな
た。国内でも、医学・看護系の学部にてIPEを行っ
がら、協働による実施に向けて取り組んでいく必要
ているところや、行う機運が高まっている大学は増
がある。平成20年度は試行的に女子栄養大学の学生
えてきており、それらの大学との交流も積極的に行
が任意で演習に参加する予定である。
っている。平成20年6月28日には、札幌医科大学、
4.その他の取組
筑波大学、埼玉県立大学、東京慈恵会医科大学、慶
その他取り組みとして挙げておきたいのは、第1
応大学、千葉大学、神戸大学、群馬大学、北里大学、
に、IP演習による学生の学習成果を、地域に還元す
新潟医療福祉大学により、「日本インタープロフェ
ることを重視している点である。各学生グループは
ッショナル教育機関ネットワーク」が設立された。
演習4日目の午前までに学習内容をまとめあげ、午
また平成20年11月下旬には、新潟医療福祉大学が発
後からは圏域ごとの会場にて一般公開によるIP演習
起人となり、埼玉県立大学にて、日本保健医療福祉
の報告会を実施している。これまで各圏域内の専門
連携教育学会第1回大会が開催される予定である。
職連携推進会議の構成メンバーをはじめ、他の保健
第3に、学生参加による会議やアンケートを用い
医療福祉関係機関、教育関係者、そして演習でお世
た、連携教育の評価と改善を目指している。「連携
話になった利用者本人や、患者家族などの参加も得
と統合科目群」の学習内容や教育方法に対して、学
て、学生の発表に対して意見や講評をいただいた。
生の立場から意見表明をしてもらう「連携と統合科
また発表終了後は、学生がまとめた連携や協働の課
目群学生参画教育会議」を設置し、年数回の会合を
題に関してディスカッションを行っている。
おこなってきた。これを基盤に、このほど大学教育
この報告会に対しては、「新しい考えや知識が獲
全般にたいする学生の意見表明の場として改組・発
得できた」
「地域の現状を多分野の視点から聞けた」
展している。昨年は同会議の学生による自主組織が
「仕事に対する思いを再検討できた」「自分の職場以
主体となって、卒業生を招いたシンポジウムや学習
外の役割・活動が良くわかった」「学校と現場の意
会を開催しており、大学としてもそれらの取り組み
見交換ができてよかった」などの感想が寄せられ、
をバックアップしている。また平成17年度以降毎年、
個々の保健医療福祉従事者への効果が期待できる一
入学時、進級時、卒業時に「連携」に関する意識や
方で、「地域連携の可能性の高まりが期待できる」
実態を聞くアンケート調査を行っている。このよう
「一般住民への医療への関心が高まるのではないか」
な時系列的な調査によって、IP演習をはじめとする
などの感想もあるなど、当該地域全体の連携や意識
連携教育の有効性について明らかにし、また取り組
向上に寄与する可能性も示唆された。大学と現場双
みの改善を図っていきたいと考えている。
方にとって有効な取り組みになるように、このよう
おわりに
な学習成果の地域への還元を、報告会のみならずさ
まざまな形式で行っていくことが望まれる。
また第2に、本学では連携教育に関する内外関係
本学の取組みは途に就いたばかりではあるが、と
くに学内組織体制の確立や、教育活動の運営費など
の点でも課題が多い。前者に関しては、それぞれの
者との交流を重視してきた。これまで過去3年間に
専門分野の教育の質の向上と、この「連携と統合」
わたって、IPE国際セミナーを企画・実施し、英国
に関する教育の両立について、学内でも議論が多々
の専門職連携教育推進センター(Centre for the
あるのが実情である。また後者に関しては平成20年
Advancement of Interprofessional Education
度でGP事業は終了することもあり、経常的な予算
:CAIPE)やレスター大学、ソーシャルケア総合協
措置はもちろん、新たな外部資金の導入も視野に入
議会(General Social Care Council :GSCC)、ブラ
れざるを得ない。
イトン大学、サセックス大学、札幌医科大学などの
しかしながら、本学が目指す「連携と統合」は、
関係者を招いて講演会を開催したほか、これらの講
専門性が確立した上で「連携の力」を獲得するとい
師のもと、ファシリテーター養成のためのワークシ
うスタンスではなく、専門性に内包されるべき「連
ョップを行ってきた。またヨーロッパ専門職連携教
携の力」を、保健医療福祉系の複合大学という強み
育ネットワーク(European Interprofessional
と特徴を生かして、学生に獲得してもらうための理
Education Network : EIPEN)等での学会発表や研
念であり、方法でもある。そして、単に教員だけで
究者との交流、英国サウサンプトン大学、ブリスト
はなく、地域の方々ととともに、質の高い保健医療
ル大学、レスター大学、キングストン大学、キング
福祉サービスの担い手を産み出し、また専門職・専
6
/ No.60
教育実践報告
門機関連携を通じた質の高いサービスの提供が可能
ら活動している。また平成20年3月に逝去された
な地域社会を創っていくことを目指している。高等
故丸山一郎氏(本学名誉教授)は、様々な側面か
教育機関も地域における「専門機関」であり、本学
ら本学の「連携と統合」の教育に多大な影響を与
も専門機関として、地域と連携し協働していく能力
えていただいた。
の形成と実践が試されているといえよう。
iii
さらに詳しい内容については、本学のWEBサ
2007年末に改正された社会福祉士・介護福祉士法
イト(http://www.spu.ac.jp/saipe/)や読売新聞
においては、定義規定・義務規定双方に、これまで
で取り上げられた記事のWEBサイト
以上に他の職種・活動者との「連携」が重視さてい
(http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/200712
るが、社会福祉教育が「連携」の教育を重視し、実
21us41.htm)などを参照されたい。また本学にメ
践することは、単に「連携」の素養のある「ソーシ
ール([email protected])でお問い合わせい
ャルワーカーの養成」にとどまるものではない 。
ただければ、これまでの報告書やDVDなどをお
vi
それはソーシャルワークの役割を理解し、対等な立
場で協働できる「他の職種の養成」に対する、社会
送りしている。
iv
CAIPE(1997)Interprofessional Education-
福祉教育の貢献につながるであろうことは、現在ま
a definition. CAIPE Bulletin, 13, 19.を参照。な
での取り組みで得られたかすかな感触でもある。
お、この邦訳は「第1回埼玉県立大学IPE国際セ
ミナー」
(2005年11月開催)にて行った。
i
本学におけるIPEとカリキュラム改革を論じた
v 後に述べるように、本学は英国の取り組みから
ものとしては、次の文献参照。朝日雅也・大塚眞
多くのヒントを得ている。英国でIPEが発展して
理子(2004)「埼玉県立大学におけるインタープ
きた背景と大学の取り組み例については次の文献
ロフェッショナル教育とカリキュラム改革」
参照。新井利民(2007)「英国における専門職連
『Quality Nursing』10眥, 13-21.
ii
本稿は私見も多いため単独で執筆したが、朝日
携教育の展開」『社会福祉学』48盧, 142-152.
vi
ソーシャルワーク教育とIPEに関しては次の文
雅也・島崎美登里は国際交流分野で、嶌末憲子・
献参照。新井利民(2004)「ソーシャルワーク教
小川孔美は専門職連携推進会議や教育方法開発の
育におけるインタープロフェッショナル教育の意
分野で、杉山明伸は現場のファシリテーター養成
義と役割」
『Quality Nursing』10眥. 28-34.
の分野で、それぞれ他の学科の教員と協働しなが
/ No.60
7
教育実践報告
教育実践報告
体験型教育による共に生きる地域づくり
龍谷大学短期大学部 学部長 加藤 博史
標記の取組は、二つの「体験型教育」の取組を結
暮らし社会参加を進めたいという願いを受けとめて
びつけ、活かしあうことから構成されている。第一
きた。知的障がい者を大学に招きいれることによっ
は、学舎のある地元の砂川小学校区住民組織や砂川
て、この体験型教育を普段の学生生活の中に取り入
地域の高齢者等と交流し「地域課題に向けて協働す
れ、援助する者と援助される者という関係を越えて、
る体験型教育」である。これを『砂川アクション』
お互いに生活する者としての関わりをつくる教育が
と呼ぶ。第二は、地域に暮らす知的障がい者を大学
必要だと考えた。自然体で「共に生きる感性」が発
に招きいれて「共に学ぶ体験型教育」である。これ
揮でき、対等な関わりを築いていける学生を育む。
を『ふれあい大学』と呼ぶ。学生は「砂川アクショ
具体的なプログラム内容は以下の通りである。①
ン」で「私も地域の一員」との自覚を高めていく。
地域住民全般との日常的交流協働による教育。a.
「ふれあい大学」で、すべての人を認めあい誰も排
平成15年度から、地域女性会と協働する「友愛バザ
除せず包み込む地域の必要性を学ぶ。この両者があ
ー」。各ゼミでオリエンテーションと振り返りを行
いまって、学生に「共に生きる地域づくり」に貢献
う。b.平成16年度から、京都中小企業家同友会南
する力が着実に育まれてきた。
区山科区伏見区3支部合同の「東南部会との協働」。
また、この取組の特色は、①学生と地域との関わ
特殊講義でオリエンテーションと振り返りを行う。
りを組織的に支える体制を構築していること、②ふ
②児童・高齢者・障がい者との日常的交流協働によ
れあい大学は、日本で唯一、通年3科目正課授業に
る教育 a.平成17年度から、砂川小学校と協働す
取り入れ教育上の体系化を図っていること、③学習
る「多世代交流、地域を良くするトーク会」。小学
成果を学内全体と地域に還元しその共有化を図り、
三年生全員と地域の人たちとが数ヶ月間準備し、ゲ
大学発のノーマライゼーションを図っていること、
ームでの交流と話し合いをもつ。専攻科の学生がレ
が挙げられる。以上を評価され、2006年の文部科学
クリエーションを担当する。各ゼミで振り返る(写
省の特色GPに採択された。
真−1)。b.平成14年度から、知的障がい者と学
本取組は、以下の認識が平成12年に学部内で討議
習支援を通して協働する「オープンカレッジふれあ
され、その後徐々に教員間で共有されていったこと
い大学課程」を開設。特殊講義でオリエンテーショ
が基礎となって始められた。①「地域の一員として
の大学」を推進する。②学生が「私も地域の一員」
という自覚を高める。今日、地域における助け合い
の機能が低下し、家庭生活のなかで地域と交流する
力が弱くなってきている。特に、学生を含めた若者
が地域に関心を示さなくなっている。それは学生た
ちが地域の人との協働を体験する機会が奪われてい
るからであり、ここに福祉教育の重要な課題がある
と考えた。地域住民との交流による体験型教育を普
段の学生生活に取り入れることで、学生が自宅や下
宿に帰っても町内や隣近所に目を向け、小さなこと
でも地域のために何か始められる力を育む。③学生
が生活の中で「共に生きる感性」を育む。学生は福
祉施設実習を通して、知的障がい者が抱く、地域で
8
/ No.60
(写真−1)多世代交流会
教育実践報告
(写真−4)ふれあい大学 新設プログラム
(写真−2)ふれあい大学
年にわたって付き合う中で生じるさまざまな葛藤を
経験することが、本取組のような社会活動実習の目
的のひとつでもある。しかし修了の時期を設定する
ことは、達成感を得ることや目標を明確にする上で
必要である。この点について会議で検討し、「4年
間で卒業」と取り決めた。同窓会を本人主体で結成
し、卒業生に全体行事等を案内している。②「ふれ
あい大学」における継続受講者の増加や、受講者の
ニーズの多様化に伴い、カリキュラムのさらなる充
実が必要となってきた。そのため選択授業の幅を広
(写真−3)ふれあい大学 お芝居発表会
げるなど、新しいプログラムの検討を行った。具体
的には、平成18年度より「ソーシャル・スキルズ・
トレーニング(社会生活技能訓練)」や「ソーシャ
ンと振り返りを行う(写真−2、3)。c.平成15
ルダンス」、「装い」(写真−4)など、プログラム
年度から、短期大学部、文学部、経済学部、経営学
の新設に着手した。また、受講生のニーズへのきめ
部、法学部の教授の講義による知的障がい者のため
細かな対応方法を探るために、平成17年度より知的
の生涯学習「ともいき大学」(軽度の障がい者に絞
障がい者の学習支援を研究する大学院生を「ふれあ
り交流より学習に重点を置くコミュニティーカレッ
い大学」の実習生として受け入れ、知的障がい者の
ジ。土曜午前に開講)。特殊講義および龍谷エクス
学習支援について教育・研究の両面から共同研究を
テンションセンターで振り返りを行う。d.平成15
行っている。
年度から、老人福祉委員と協働する「独居高齢者戸
平成20年度、ふれあい大学受講生(知的障がい者)
別訪問インタビュー」。各ゼミでオリエンテーショ
は44名、卒業生は57名(同窓会でカラオケ等企画)、
ンと振り返りを行う。e.平成15年度から、「バリ
パートナー学生として直接学習支援にあたる学生
アーフリーマップの作成」。ゼミ単位で取り組み、
は、
「障害児者学習支援特講」65人、
「演劇療法特講」
ポスター発表形式で学内に掲示し発表を行う。平成
38人、
「音楽療法特講」41人、「ともいき大学」17人
17年度から、特定のゼミが年間の主題に位置づけて
である。学生の体験を短大部全体、大学全体のもの
取り組み、地域の問題箇所を指摘した報告書を地域
にするよう努めている。
の人たちと共に作成する。
組織体制としては、本学に設置している「社会福
「ふれあい大学」の諸問題は、教職員が真剣に議
祉実習支援のための組織」である実習指導室に事務
論することによって乗り越えてきた。①現在、「ふ
局を置き、助教、事務職員、アルバイト職員が事務
れあい大学」は、開始後7年目を迎えている。3年
局業務を行うこととした。教育を実施する組織は、
経ったとき、継続受講希望者を、何年まで受け入れ
短期大学部長をセンター長とする「社会活動センタ
るかが課題となった。知的障がい者の学習支援には
ー」である。組織の構成員は、全専任教員19人およ
継続が必要である。また学生も知的障がい者と複数
び非常勤教員5人である。本取組は、企画、立案、
/ No.60
9
教育実践報告
実施から評価までをセンター会議で検討し、社会福
祉科の学科会議で報告し審議し決定している。
「砂川アクション」において、学生が独居高齢者
および身体障がい者宅を訪問する取組に仲介役とし
て関わった地域住民から、以下のような評価を得て
いる。
「地域の高齢者や障がい者は、これまで学生や若
者と触れ合う機会が少なかった。学生の訪問にみな
さん元気な様子で話されており、コミュニケーショ
ンを喜ばれていた。学生が帰る際、『また来てくだ
さいね』という声が聞けた。学生と高齢者および障
がい者が、お互いに心の温もりを感じ合うすばらし
(写真−5)カフェ樹林
い光景だ。
」(学区社会福祉協議会長)
「インタビューをまとめた冊子には、『大いに励
以上のダイナミックなシナジー効果のなかで、学
まされた』、『癒された』、と記されていた。また、
生がエンパワメントされることが、私たちの教育の
高齢者や障がい者の実情把握に役立つ内容であり、
ねらいである。その指標には、偏見自覚力、共感・
今後の地域における福祉活動のあり方にとても参考
受容力、人間価値認識力、権利保障認識力、ノーマ
になった。
」(砂川学区自治連合会長)
ライゼーション認識力、などが挙げられる。その変
障がいをもった人たちは、若者文化に触れるなか
化を測定する方法に関しては現在開発中である。た
で「おしゃれ」になっていき、「自信と意欲」を身
だし、年度末の学生の振り返り文章から、確実に学
につけていき、自己実現していく。一人暮らしをは
生たちの人格的成長を発見することができる。
じめた人や、伴侶を見つけた人もいる。2年前から、
重症心身障害者を受け入れることもできた。
ふれあい大学の成果が学内に広がり定着した成果
「私に知的障がいの叔父がいて、小さいころから
びくびくしていた。ペアになったKさんのおかげで、
偏見をもっていたことを叔父に謝りたいと思った。
として、平成18年4月、深草キャンパス中央に知的
Kさん、ありがとう。」「人は、自分というものをい
障がい者が働く「カフェ樹林」がオープンした(写
っぱいの人に見てもらい感じてもらい、一つでも多
真−5)。障がいのある人との交流機会が日常化す
くの自分というものを出すことができる。ふれあい
るほか、喫茶業務を学生が福祉体験活動の授業の一
の人たちは色んな自分を出していた。」
環として共に行う。また、学生ボランティアが地域
これらの言葉は、学生たちが私たちに、“教育の
にチラシを配布して「カフェ樹林」の設置趣旨を広
本質とは、補い合って生きる人間が相互の自己実現
報し、地域の人たちとの交流と理解を深める場にし
を求めて出会う意味的な関係と場をつくっていくこ
ていく。学生は、住民と障がい者を結ぶ媒介役とな
とだ”と教えてくれている。深く受けとめていきた
ろうとすることで、さらに実践力を身につけていく。
いものである。
10
/ No.60
平成19年度評議員会議事録
平成19(2007)年度 第2回評議員会議事録
*各委員会の詳しい資料をお求めの方は、事務局までご連絡下さい。
平成19(2007)年度社団法人日本社会福祉教育学校連盟
Ⅰ.日 時 平成20(2008)年2月16日貍13時30分∼15時
Ⅱ.会 場 弘済会館 菊の間
Ⅲ.評議員現在数 18名
Ⅳ.出席者及び欠席者
盧出席評議員 岡田進一、佐藤俊一、山本克彦、松宮透高、稲沢公一、高山恵理子、鈴木敏
彦、梅原基雄、白川充、藤田博仁、坂下達夫〈以上 11名〉
盪欠席評議員 大友信勝、金子和夫、服部万里子、林恭裕、川廷宗之、岡崎仁史、豊島律
蘯その他の出席者(選挙選出理事・監事) 会長 大橋謙策、副会長 野口定久〈以上 2名〉
事務局長 宮城孝、事務局長代理 藤林慶子、参与
船水浩行
Ⅴ.
開会挨拶 大橋会長
議長選出
事務局長から議長として淑徳大学の佐藤俊一氏を
指名。直ちに議長が開始を宣言し、報告事項、協議
事項の報告および協議に入った。
現在、法改正に関する動きが進行中であるが、前
議長が、開始を宣言し議事の進行に入った。また
回10月にパブリックコメントを募った際には、相当
議事録署名人として、大阪市立大学の岡田進一氏と
な数をいただいた。厚労省としては丁寧に検討し、
川崎医療福祉大学の松宮透高氏の二名を選出した。
新たな方針が出てくる予定。3月8日の臨時総会に
Ⅵ.
報告事項
は潮谷専門官からのお話が聴けるであろう。介護福
祉士の時間数の問題、単位読み替えの課題など、ま
1)福祉人材確保・待遇改善アピール等について
た、援助技術演習と実習について、厚労省としては
2)2008年度全国社会福祉教育セミナー日程につい
地方厚生局を通じた監査を行うという意向が強いの
て
で、4月以降の動向が注目される。実習指導者の養
3)IASSW理事会・国際シンポジウムについて
成については、社会福祉士会を通じて来年度以降行
4)APASWE役員選挙結果について
う方向で体制が整ってきた。
5)第34回世界ソーシャルワーク教育会議ダーバン
今年1月30日にソーシャルケアサービス従事者研
大会について
究協議会主催で関係団体の賀詞交歓会を初めて開催
6)平成19(2007)年度臨時総会について
した。厚労省や議員の出席もあり、法改正に関する
7)平成20(2008)年度通常総会について
論議を行った。次年度以降もロビー活動を行ってい
8)その他
きたい。7月には国民集会を予定しており、社会福
祉関係従事者の労働条件について提言していきた
い。学校連盟でも関係団体と一緒に主導的に関わっ
ていかなければならないと考えている。
盧
福祉人材確保・待遇改善アピール等について
宮城事務局長より資料1に基づき報告があっ
た。各ブロック担当者からブロック内における各
県社会福祉士会との連携状況等ついて報告。
/ No.60
11
平成19年度評議員会議事録
了承
・福祉教育委員会では、高校大学の連結を進めて
いくこと、ソーシャルワークの教育について
盪 2008年度全国社会福祉教育セミナー日程につい
DVDにまとめていくこと、各ブロックで高校
て
大学の連結をかためていきながら、福祉現場や
船水参与より資料2に基づき報告があった。
小中学校、市民に向けて福祉教育の心を説いて
了承
いくことを展開していくことを確認した。
大橋会長より、介護福祉士の国家試験受験資格
蘯
IASSW理事会・国際シンポジウムについて
をもつことができる高校福祉科はごく一部であ
国際関係委員会岡田委員長より資料3に基づき
り、高校で社会福祉基礎という科目を履修してい
報告があった。大橋会長が、日本においてグロー
る人が10万人いること、それらの高校生にターゲ
バル・スタンダードの論議が深まっておらず、国
ットをあてて学校連盟が働きかけていくことの必
際関係委員会で整理して喚起いくことを言及。
要性を言及。
了承
盻
了承
Ⅶ.
協議事項
APASWE役員選挙結果について
宮城事務局長より、理事会において選挙があっ
たが規定を満たしていないことからやり直しにな
ったこと、1月15日に投票があり金氏が会長に選
出されたが、まだAPASWEから連絡がないので、
正式に決定ではないことの報告があった。
1)副会長及び理事の交替について
2)国際関係・全国セミナー企画委員会委員の追加、
広報委員会委員の交替について
3)平成19(2007)年度収支補正予算(案)につい
て
了承
4)平成20(2008)年度事業計画(案)について
5)平成20(2008)年度収支予算(案)について
眈 第34回世界ソーシャルワーク教育会議ダーバン
大会について
6)社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士カリ
キュラム改正説明会について
藤林事務局長代理より、ダーバン大会について、
何社か見積もりをとった結果、日本通運に決定す
ることの報告。旅程等について資料4に基づき報
告。
7)ユニベール財団との共催による日韓交換事業に
ついて
8)2009年度全国社会福祉教育セミナー開催校につ
いて
宮城事務局長より、通訳について検討すること
9)その他
を報告。できるだけ多くの人に参加してもらうこ
盧
とを呼びかける。
了承
副会長及び理事の交替について
宮城事務局長より資料7に基づき説明。古川氏よ
り、副会長を古川孝順氏から高橋重宏氏に交替する
眇
平成19(2007)年度臨時総会について
旨について、連絡があったが、まだ東洋大学から了
宮城事務局長より資料5に基づいて説明。
承を得ていないので、交替する方向で検討中。
了承
眄
了承
盪
平成20(2008)年度通常総会について
宮城事務局長より資料5に基づいて説明。
国際関係・全国セミナー企画委員会委員の追
加、広報委員会委員の交替について
了承
宮城事務局長より、資料8に基づき説明。
了承
眩
その他
野口副会長より、第9回福祉教育研修講座の結
果について資料6に基づいて報告があった。
・研修では、大橋会長から福祉科高校と大学との
よりいっそうの連結が必要になっていることの
提起があった。
12
/ No.60
蘯 平成19(2007)年度収支補正予算(案)につい
て
宮城事務局長より、資料9と追加資料に基づき
説明。
了承
平成19年度評議員会議事録
盻
平成20(2008)年度事業計画(案)について
眈
宮城事務局長より、資料10に基づいて説明。
平成20(2008)年度収支予算(案)について
宮城事務局長より、資料11に基づいて説明。
高山氏:学校連盟で社会福祉原論の担保をして
了承
いく必要性について言及。また、社会福祉士
及び介護福祉士法に沿った社会福祉学教育で
よいのか問題提起する。
眇 社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士カリ
キュラム改正説明会について
大橋会長:高山氏の発言どおりであり、基本方
宮城事務局長より、資料12に基づいて説明。
針において「社会福祉士及び介護福祉士法に
大橋会長:大会前に質問を出すように検討をし
沿った社会福祉士教育」とし、「その内容に
てほしい。
基づく教育実践」ではなく「社会福祉学教育
了承
と社会福祉士教育との関わりを含めて社会福
眄 ユニベール財団との共催による日韓交換事業に
祉の教育実践」とした方がよい。
佐藤議長:教育認証評価について、どのような
ついて
方向性で行っていくのか。
宮城事務局長より資料13に基づいて説明。
宮城事務局長:評価委員会では、7年に1回の
了承
評価を考えている。現在の大学の評価が社会
福祉系の評価をしきれているのかという意見
もある。その他の機関との関係も含めてあま
眩 2009年度全国社会福祉教育セミナー開催校につ
いて
り負担にならないようにしたい。
宮城事務局長より、三役会において検討した結
大橋会長:来年度、選挙で組織変えの時に、
「社会福祉専門教育委員会」と「社会福祉専
果、第一候補として関西学院大学、第2候補とし
て佛教大学が出ている。
門教育評価委員会」と「大学院教育検討委員
了承
会」を統廃合せざるを得ないと考えている。
学部レベルを認証評価するとかなり落ちこぼ
眤
その他
れてしまう可能性がある。そこは救っていき
了承
ながら、今は大学院レベルの評価や入会審査
基準をつくっていくという作業を行ってきて
その他質問等あるか議長より確認、特になし。
いる。学位授与機構の評価委員をやっていて、
分野ごとの評価は差異がある。社会福祉にひ
以上、終了
きつけて発言してよいのではないかと考え、
教育認証評価事業を行っていく。しかし、大
学としては福祉だけに重点を置くわけにはい
かないので、学長会議等との検討も含め、慎
以上の決議を明確にするため、議長及び議事録署名
重に行っていきたい。
人2名が署名押印する。
大橋会長:国際関係委員については、意識して
アジアの分野を担当できるメンバーを入れて
平成20(2007)年 月 日
ほしいと岡田先生にお願いしてきた。今、中
国では社会工作学校連盟から協約を結びたい
社団法人日本社会福祉教育学校連盟
と連絡がきたので、急遽、事業案の中に入れ
平成19(2007)年度第2回評議員会
たので、岡田委員長にも了解してほしい。
アメリカのコロンビア大学やイギリスの大学な
議 長 淑徳大学
賤
議事録署名人 大阪市立大学
賤
議事録署名人 川崎医療福祉大学
賤
ど日本との交流を深めたいとの依頼が来ている。
個々の大学ではなく、学校連盟をからませて、日
本全体として受け、国際的な活動をできるように
したい。
了承
/ No.60
13
平成19年度理事会議事録
第2回理事会議事録
*各委員会の詳しい資料をお求めの方は、事務局までご連絡下さい。
平成19(2007)年度社団法人日本社会福祉教育学校連盟 第2回理事会議事録
Ⅰ.日 時:平成20(2008)年2月16日貍15時∼16時50分
Ⅱ.場 所:弘済会館(東京都千代田区麹町5−1)
Ⅲ.出席者及び欠席者
盧出席理事 会長 大橋謙策、副会長 野口定久、理事 室田保夫、平本 譲、石川到覚、
小林光俊、斎藤貞夫〈以上 7名〉
盪委任状出席者 副会長 黒木保博、米本秀仁、理事 小笠原浩一、村尾俊明〈以上4名〉
蘯欠席者 副会長 古川孝順、白澤政和、闍橋重宏〈以上 3名〉
盻その他の出席者 特認理事 大嶋恭二、岡田進一、監事 松村正一、評議員 佐藤俊一、山本
克彦、松宮透高、藤田博仁、事務局長 宮城 孝、事務局長代理 藤林慶子、
参与 船水 浩行
定刻となり、宮城事務局長から本日の出席者につ
・従来、全社協が中心に動いていたが、ソーシャル
いて報告があり、定款第20条の規定に定める定足数
ケアサービス従事者研究協議会設立したこともあ
を満たしていることを確認した。大橋会長が議長に
り、昨年12月20日過ぎくらいから緊急アピールを
つき開会を宣言し、挨拶をした。議事録署名人の選
だそうということで動いてきた。
出については、事務局長より小林光俊氏と齊藤貞夫
福祉新聞掲載、1月30日にソーシャルで20年ぶり
氏の2名を指名、全員異議なく承認され、両人とも
の法律改正ということで賀詞交歓会を開催。社会福
これを承諾した。直ちに議長より議事の報告に続き、
祉士会・社養協・介養協・介護福祉士会が協力して
議案の審議に入った。
主催。それと同時にこのような緊急アピールを出す
Ⅳ.
報告・協議事項
1)福祉人材確保・待遇改善アピール等について
宮城事務局長より資料に基づき説明。
ということで、文科省・法務省にも要請。同時に都
道府県でも要請活動をしようということで、岡山県、
神奈川県横浜市・川崎市、宮城県仙台市でも具体的
な動きが始まっているのでご理解をしていただきた
・社会福祉士及び介護福祉士法の改正に伴い、福祉
い。来年度の予算が成立すると、福祉人材確保に関
人材確保・待遇改善に関する緊急アピールというこ
して厚労省が若干の予算を確保しているとのことで
とで、ソーシャルケアサービス従事者研究協議会に
その予算を活用して通称一万人集会を開催し、国民
参加している各団体が連携を取り、アピール文書を
に向けてアピールをしたい。また、高校生向けに理
作成。この文書を各都道府県知事・政令指定都市
解のためのDVDを作成する動きもある。
長・市長村長(郵送)、社会保障審議会分科会長宛
了承
てに要望書をお渡しするということで、特に各都道
2)社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士カリ
府県知事・政令指定都市長には社養協・学校連盟の
キュラム改正説明会について
各ブロックを通し、年末に緊急で集合し、1月まで
宮城事務局長より資料に基づき説明
に社会福祉士会と連携を取り、民生部に手渡しする
・今回は、新養成課程に基づくカリキュラムの作成
という要請行動をしている。
に向けた課題について具体的な留意点等を厚労省
大橋会長より、補足説明
から専門官をお招きして説明をしていただく。一
14
/ No.60
平成19年度理事会議事録
問一答方式の形にして事前に会員校に質問内容を
に一人しかおらず金額やスケジュール等の面か
事務局に送付していただき、専門官へお送りし、
ら、参加人数に応じてではあるが日本から同行し
それに基づき答えていただく。
ていただくことも考えている。(検討中)
・講師としては、社会福祉士は潮谷専門官、介護福
祉士は金居専門官に内諾いただいており、精神保
健福祉士は石川精養協副会長にあり方検討会での
検討状況等を資料に基づきご説明をいただく。
小林介養協会長より補足
了承
6)APASWE役員選挙結果について
宮城事務局長より説明
・正式な発表はないのであるが、APASWEの理事
で国際委員である、ルーテル学院大学 原島先生
・介養協としては、3月5日 東京海洋大学にて500
より投票46票中、過半数を韓国の金先生が獲得し
人集会を行う、7日 大阪にて厚労省から課長以
たということで次期会長になると報告を受けてい
下お越しいただき、政省令や通知について等説明
る。また、正式な発表があり次第ご連絡をしたい。
会を実施する予定である。
了承
了承
3)2008年度全国社会福祉教育セミナーの日程につ
いて
7)ユニベール財団との共催による日韓交換研修事
業の実施について
宮城事務局長より資料に基づき説明
船水参与より資料に基づき説明
・11月の理事会・評議員会時にユニベール財団より
・11月8、9日の二日間、東海大学湘南キャンパス
ご紹介のあった、日韓交流企画について正式に両
にて実施する。
学校連盟等が共有する形で事業化してはどうかと
大橋会長より
提案があり、1月15日にユニベール財団事務局に
・2009年度の会場については、近畿方面の大学を考
えており、相談させてもらう。
て打ち合わせを行った。
・学校連盟としては、企画やコーディネートに間接
了承
的に協力をするということを伝えた。
4)IASSW理事会・国際シンポジウムについて
岡田国際関係委員長より資料に基づき説明
了承
8)その他
・日本で初めて、IASSWの理事会を大阪市立大学
にて開催した。
・第9回福祉教育研修講座について
野口福祉教育委員長より報告
・日本の対応としては、グローバル・スタンダード
了承
についての翻訳、重要な3文書の翻訳の費用負担
・公益法人制度改革に関する動向について
について国際としては公用語なので本来ならIA
大橋会長より別添資料に基づき、説明
の方で全額負担するのだが、財政的に非常に厳し
了承
いため、今一度日本の学校連盟の方で議論してい
〈質疑応答〉
ただきたいとのことである。
・IASSWアベ会長より、これまでの日本の学校連
盟の支援に感謝の意を表し会長特別賞を設け、こ
室田理事:パブリックオピニオンについて
学校連盟として、どのような取り組み等をしてく
のダーバン大会において表彰したいとのことでぜ
れるのか?
ひ大橋会長にご出席いただきたいと要請が来てい
大橋会長:12月のパブコメについて延期してほしい
る。
という要望は厚労省に伝えてみたが、認められな
了承
5)第34回IASSW南アフリカ ダーバン大会につい
かった。
学校連盟という組織体として、組織決定で意見
て
を出すという時間的余裕もないので、パブコメに
藤林事務局長代理より、資料に基づき説明
関しては提出者の制約等はないので、是非個々の
・7月19日∼26日で開催予定が、ツアーについて数
社見積もりを取り、日通旅行に決定した。参加費
については参加人数に応じて上下はあるが、おお
よそ30万円程度(添乗員1人含む)になっている。
・通訳については公用語なので本来はIAの方で用
意していただければよいのだが、同時通訳が現地
加盟校・個々人として大いに出していただきた
い。
Ⅴ.議 案
第1号議案:副会長及び理事の交替について
大橋会長より提案
/ No.60
15
平成19年度理事会議事録
・日本社会福祉学会の役員選挙により、会長交替が
第6号議案:追手門学院大学の加盟入会審査(案)
あったことから現副会長の古川孝順先生が日本社
について
会福祉学会長として外部理事に、また、現外部理
黒木委員長が欠席のため、宮城事務局長より資料
事の闍橋重宏先生が副会長に、同じ東洋大学とい
に基づき説明
うことで、学内調整中ではありますが条件付きで
・委員会にて審議審査してきたが、黒木委員長が提
ご承認いただきたい。
示した審査結果は妥当であると考えられる。
了承
また、この学校においては、過去2回の審査委員
第2号議案:国際委員会・全国セミナー企画委員会
会の協議により保留になっているが内容の修正が見
委員の追加、広報委員会委員の交替について
られないこともあり、正会員としての加盟は難しい
宮城事務局長より説明
のではないか。再来年度以降のカリキュラム改革を
・国際関係委員会委員の追加について
考えると、援助技術演習を担当できる教員がいない
昨年度のペナン大会におきましてもアジアにおけ
のではないか。黒木委員長のご報告通り、保留とい
る特にAPASWEの中で過半数が日本が会員校にな
うことで追手門学院大学にこの結果を正式回答す
っている。東南アジア等においてもの日本への関
る。
心・期待が大きいこと等もあり、マレーシア政府を
通じてソーシャルワーカーの養成教育等に講師を派
遣するということになっていることから、東南アジ
ア担当として立命館大学の桂 良太郎先生に、また、
日韓交流事業等を担当していただく、新潟敬愛大学
了承
第7号議案:入退会について
宮城事務局長より資料に基づき説明
・正会員(専門学校)一校と、個人準会員一名の退
会の届けがあった。
の趙 晤衍先生(加盟校では無いのでオブザーバー
として)にお願いをしたい。
了承
第8号議案:平成19(2007)年度臨時総会の次第
了承
第3号議案:平成19(2007)年度収支補正予算(案)
(案)について
宮城事務局長より資料に基づき説明
について
了承
宮城事務局長より資料に基づき説明
Ⅵ.
協議・報告事項
松村会計監事より総評
・財務内容は抜群で、社団法人としては非常に大き
・平成20(2008)年度通常総会について
な財産を持っている。今後は、事業活動の中でも
宮城事務局長より説明
う少し使っていく必要がある。補正については大
日時については、5月31日貍13時∼14時を予定し
きな差異がないため、総額に問題がなく特に意見
ており、会場についてはまだ未定である。また、同
はない。今回は、基本財産に繰り入れたので収支
日の午前10時30分∼12時に平成20年度第1回理事会
がマイナスになってはいるが極めて健全な会計で
を、総会後の15時からカリキュラムに関するシンポ
ある。
ジウムを開催予定である。シンポジウムの企画に関
了承
して是非ご助言をいただきたい。
第4号議案:平成20(2008)年度事業計画(案)に
了承
ついて
〈その他質疑応答〉
宮城事務局長より資料に基づき説明
・先の評議員会時にご指摘をいただいた部分(基本
斎藤理事:昨今の福祉人材不足・福祉全体のネガテ
方針の部分)については、大橋会長に一任いただ
ィブなレッテルが貼られていますが、先のA大学、
き集約をし、後日提案をするということでご了解
B大学の問題について組織的にどのように考えて
いただきたい。
いるか教えていただきたい。
了承
大橋会長:加盟校ではありますが、組織として処分
第5号議案:平成20(2008)年度収支予算(案)に
する等の論議はしない。ただし、このようなこと
ついて
も含めて今の置かれているソーシャルワークの必
宮城事務局長より、資料に基づき説明
要性とケアワークの厳しい状況についてキャンペ
了承
ーン等できちんと働きかけていきたい。
以上
16
/ No.60
平成19年度理事会議事録
以上の決議を明確にするため、議長及び議事録署
賤
議 長 日本社会事業大学
名人2名が署名押印する。
議事録署名人 平成20(2008)年 月 日
社団法人日本社会福祉教育学校連盟
平成19(2007)年度第2回理事会
社団法人 日本介護福祉士養成施設協会
賤
議事録署名人 賤
社会福祉法人 全国社会福祉協議会
/ No.60
17
平成19年度臨時総会議事録
社団法人日本社会福祉教育学校連盟
平成19(2007)年度臨時総会 議事録
日 時:平成20(2008)年3月8日貍 11時∼12時30分
場 所:法政大学市ヶ谷キャンパス
社員現在数(正会員)
:147校、団体準会員:27校、個人準会員:24名
出席社員数(正会員):94校、委任状出席社員数:29校、計123校、出席団体準会員出席:9校、出席個人準会員出席:0名
ご審議のほどよろしくお願いしたい。
会長挨拶
議長の選出
加盟校において定員割れ等の問題が起きている。
今回も受付で充足率等のアンケートを実施しようと
推薦等がないので、事務局からの提案を行いたい
したが、事前の周知等がないので無理であるという
→承認
ことで見送った。この問題は、非常に厳しい状況で
日本福祉大学の柿本誠先生に依頼
ある。学校連盟・社養協・介養協・精養協の社会福
祉教育に携わっている関係者が一同に介して、何か
対策を考えていかなければならない時代になって来
たのではないかと思う。来年度の事業審議の中でな
んらかの対応をし、共通認識をして頂きたい。
また、社養協と社会福祉士会とのアピールを行っ
てきた。関係各位のご尽力に感謝する。
〈議長挨拶〉
議事次第によって進める。
議事録署名人の選出
上智大学高山恵理子、福井県立大学大塩まゆみ先
生に依頼→承認
1月末にIASSWの執行役員会を大阪市立大学で
開催した。その際、国際シンポジウムを開催したが、
この臨時総会の成立条件であるが、事務局の方か
アビー会長から今年の7月のダーバンの大会で日本
ら説明があった。
の社会福祉教育学校連盟を表彰したいという旨の報
事務局長:定款の25条にあるが、委任状を含めた正
告があった。日本女子大学の秋元先生をはじめとし
会員の2分の1以上の出席が必要。
た国際関係委員会の委員の先生方のご尽力であると
正会員147校のうち出席94校、委任状29校、総数
思う。国際の評価と同時に期待も大きいと思っても
123校であり、84%弱であり過半数を超えているこ
らいたい。
とを報告致します。
カリキュラム改定については、今日の午後に話す
機会があるので、そこで行いたい。学校連盟には介
報告事項
護福祉士、精神保健福祉士の加盟校もあり、今後と
1)役員・委員会委員の変更について
も対応をしていきたい。時間数でいくのかコマ数で
事務局長:現副会長が日本社会福祉学会会長になっ
いくのかということも詰めてきたが、午後の説明会
たため、東洋大学から高橋重宏先生が古川孝順先
でお話ししたい。
生と交代したが、東洋大学で調整を行っている。
臨時総会であるが、5月の通常総会と3月の臨時
国際関係委員については、東南アジア担当を強
総会の2回を開催することになっているが、臨時で
化するために、立命館大学の桂良太郎先生を新た
はあるが定例化した総会であると受け止めていただ
に迎えたい。韓国との交換研修事業のコーディネ
きたい。
ーターとして敬愛大学の趙晤衍(チョウオヨン)
18
/ No.60
平成19年度臨時総会議事録
先生をオブザーバーにしたい。
広報委員会の委員長として、上智社会福祉専門
学校の平本先生の4月からの移動に伴い、岩崎正
美先生に交替する。
けないといわれており、学生の学力向上が必要で
ある。
今年は連絡がうまくいかなったかもしれないが、
社会福祉士会との連携が十分にとれていなかった県
もあった。都道府県社会福祉士会から連盟もブロッ
2)入・退会について
資料2であるが、追手門学院大学についての入会
ク単位ではなく、都道府県単位での対応を検討して
ほしいという要望があった。
は保留。
平成19年度末の南海専門学校の退会、個人会員の
退会の届け出がでている。
4)IASSWの活動
国際委員長(岡田):今回IASSW理事会を大阪市立
大学で開催したが、今回の総会で特に申し上げた
3)福祉人材確保・待遇改善アピール等について
ブロック委員長川廷:ブロックで様々な活動を行
いのは、国際的には日本の立場、アジアにおける
活動に期待をもたれている。これまでの国際貢献
っているので報告する。
について、日本の活動が評価され、ダーバン大会
① 話し合いをしていく過程で、保健所業務におい
で特別賞をもらうことになり、大橋会長がダーバ
て特に自殺予防やホームレス対策について従来の
保健所職員では対応できなくなっているので、
SWの必要性が現場からあがってきている。なぜ
ン大会で表彰を受けることとなった。
理事会と同時に国際シンポジウムを開催した
が、多くの会員校にご協力を得た。
なら、現在までの職員では社会資源の結びつき、
活用が難しいことが関係者の発言から出てきてい
5)APASWE役員選挙結果について
るためである。
事務 局 長 : 1 月 1 5 日 に 投 票 の 締 め 切 り が あ り 、
②
教育委員会の訪問で、スクールSWの問題がで
APASWEのHPでは正式には表明されていない
ているが、現実的にはスクールSWが理解されて
が、原島理事から連絡があり、韓国梨花女子大学
いないこと、予算との関係で臨床心理士の関係に
キムソンイル先生が選出されたという報告を受け
苦慮している教育委員会もある。しかし一方では、
ている。
臨床心理士を超えた実践ということも報告されて
おり、社会資源の結びつけや活用を考えたときに、
6)来年度全国福祉教育セミナーについて
SWの有効性を認識している教育委員会もあり、
事務局長:来年度の担当校は東海大学である。11月
今後の理解を促すことが必要である。
③ 指定管理者制度への移行があり、指定管理者を
の団体諸事業との調整をして、11月8貍、9日豸
に湘南キャンパスで行うことになった。
委託することに受託法人に社会福祉士をおくこと
を義務づけることができないかという意見があっ
7)2008年度の通常総会の開催について
た。
事務局長:5月31日貍13時∼14時半になる予定であ
④ 今回のアピールについて、県側は好意的に受け
る。会場は未定である。午前中(10時半から12時)
止めてもらえたのではないか。ほぼ部長クラスと
が理事会となる。
は話しができたので、1回で終わらせずに、定期
カリキュラム作成に向けてであるが、シンポジウ
的な話し合いの場を設けられないかという指摘も
ム形式を取るのかどうかを、各関係者団体との協議
あった。
を通じて企画していきたいと考えている。
⑤ そもそも公務員試験に受かってもらわないとい
議長:質問がないので、報告を終了する。
/ No.60
19
平成19年度臨時総会議事録
議 案
第1号議案:資料参照(P45∼)
うスタンスで多くの物がつくられているわけで、
平成19年度の収支補正予算(案)である
例えば成年後見の問題で、成年後見だけを理解で
資料に基づいて事務局長から説明があった。
きるのかという問題が出た。法の体系やその意味
をとりわけ社会福祉が“人権”を考えたときに、
事務局長:内部留保率が高いという指摘を文部科学
憲法の持つ意味は何なのか。学校連盟の使命は、
省から受けているので、800万円を基本財産に移
社会福祉士養成教育の連盟ではない。学校連盟の
管した。
多くの加盟校は四年制大学であり、学士力という
意味をふまえなければならない。
会長:一般会計の内部留保が多かったから繰り入れ
国際連盟との関係であるが、社会福祉教育にお
るというわけではなく、社団法人化するときの寄
けるグローバルスタンダードが問題となっている
付の一部を基本金として積み立てた。しかし、文
が、1999年のボローニア宣言で高等教育の相互乗
部科学省から残りを基本金に組み入れるようにと
り入れをEUで決めた。これは、国家間の相違が
いう指導があり、残りも基本金とした。これで寄
あっては労働力の移動がしづらくなるとの理由
付金は基本財産となり、加盟校からの寄付金はす
で、労働能力の相互乗り入れができ、お互いの学
べて平準化されたということである。
力を担保するということができるようになった。
そのため、グローバルスタンダードの考え方が非
質問なし
常に強くなった。日本もアジアの諸外国との労働
移動・ソーシャルワークについて考えていかなけ
議長:基本金組み入れとともに承認でよいか?→拍
手多数により承認
平成19年度補正予算案は案をとって、補正予算とす
る。
ればならないし、アジア的なグローバルスタンダ
ードをどうするのか?を考えなければならない時
期に来ている。工学分野では、例えば日本の一級
建築士はアジアでは一級建築としては認めてくれ
ないとなっているため、建築学ではJABIがあり、
第2号議案:平成20年度事業計画(案)について
建築学の国際水準を標準していくということにな
資料(P50∼)に基づいて事務局長から説明があっ
っており、ソーシャルワークの分野も同様である。
た。
日本の国内の社会福祉士だけに目を向ける教育だ
けをしてもらっては困る。学校連盟として国際化
会長:(P51より)受験生の減少が問題となってい
についても視野に入れながら、大学教育について
る。また、高校教員ともに高校生が資格に関心が
の社会福祉学をどうあるべきかを再検討しなけれ
高いので、社会福祉教育を社会福祉士養成教育と
ばならないし、社会福祉士養成のあり方について
混同している。
の発言はやぶさかではないが、1800時間という枠
社会福祉士改正で求められている高い実践力を
ふまえた上で、社会福祉教育は社会福祉学教育と
20
での制約の中で連盟として問題提起をしていくこ
とが必要ではないだろうか。
完全にイコールではないと、きちんと論議するこ
学校連盟と社養協の合併を考えなければならな
とが学校連盟の使命ではないだろうか。この事は
い。団体ばかりがふえると支出金も増えるので、
北星学園のセミナーでも話したが、例えば歴史研
一本化をしなければならないと考えているが、検
究はどうなっていくのか?カリキュラム改正で原
討をしていきたい。
論がなくなったが、学問としての原論は大切であ
大学で教える教員の社会人化はよいが、研究者
る。社会福祉士養成教育での原論は同じではない
の研究方法がはっきりしていないので競争的研究
し、社会福祉士養成教育でそもそも馴染むのか?
資金に落ちる。社会福祉分野の研究水準について
という問題があり、その相違を確認する必要があ
真剣に考えなければならない。研究が評価されな
る。社会福祉の歴史や思想を学ぶ機会を増やして
ければ全体的な地盤沈下になる。メリットベース
ほしいし、ソーシャルワークを展開する上で必要
でやるが、他分野に比べて研究業績がないという
な社会資源としてどのような制度があるのかとい
ことなり、学術会議に委員を提出できない。目の
/ No.60
平成19年度臨時総会議事録
前の学生だけではなく、研究者としての立場もあ
しなければならない。
るのだということを考えなければならない。大学
ソーシャルワーカーの任用拡大・待遇改善の要
院の研究水準を保っているのか?という問題があ
望については、ソーシャルケアサービス従事者研
る。作った後の大学は水準を保っているといえる
究協議会17団体が各々の組織で意志決定をしてほ
のか?これを放置しておいて社会福祉学とか社会
しいと頼んだが、いくつかの団体から異論が出た。
福祉教育といえるのかを相当考えなければならな
意見を言えば相手が従ってくれる時代ではない。
い。大学院は相当厳しくしないといけない。マス
授業でソーシャルアクションを教えているが、自
ター論文も公表すべきだと思う。お互いに切磋琢
分たちも絶叫型のソーシャルアクションではな
磨しないといけない。とりわけ研究方法を身につ
く、もっときちんとしたソーシャルアクションを
けた教員がきちんと教えないといけないのではな
行わなければならない。
いか。現場の状況をなんとなく教えるという時代
ではない。これは大学院評価の一つの問題である。
国際関係は、国際委員を増やしているが、国際
議長:今の提案について質問等議論をしていただき
たい。
交流についても各大学から推薦をいただきたい。
浦和大学の沈潔(シンケツ)先生を中心に、北京
質問 龍谷大学大友:大橋会長の補足発言に関わる
大学の王思斌(ワンシビン)先生と交渉しており、
が、今回の制度改革について、十分事前にカリキ
上手くいけば6月に中国と学校連盟が提携するこ
ュラム改革の議論を行うことができなかったと理
とになると思う。
解している。こういう状況の中で、パブリックコ
高大連携であるが、高校の社会福祉基礎という
メントを急遽急いで出すという結果について、私
福祉科目を学んでいる生徒は全国で10万人いる
はいかがなものかと思った。社会福祉とは何か、
が、社会福祉の仕事に関心を持ってもらえれば社
今日社会福祉が広がり曖昧になりつつある状況
会福祉系大学等の受験問題は相当助かる。社会福
で、社会福祉のアイデンティティをどうまとめて
祉基礎を出している出版社は3社あるが、その3
いくかは学問的に統括する理念や思想や原論をど
社の社会福祉基礎という教科書をぜひチェックし
う体系化していく必要があるのかを最低限織り込
てほしい。そして、今教えているのとはどう違う
まれなければならないのではないかと考える。そ
のかを確認してほしい。高校で何を教えているか
ういった意味で、社会福祉原論を問題にしている。
を知らないで、社会福祉の大学教育の基礎はでき
1年コースに規定されていることを一方で排除す
ない。実体をふまえて取り組まなければならない
べきだという発言もあったが、それは一つの見識
課題である。とりあえず10万人の市場なので調査
であるが、逆にそういうところも引き上げていく
等も含めて対応したい。
という役割を我々は背負っているのではないか?
生徒は福祉に行きたいといっているが、保護者
四年制大学はそれだけではなく資格教育と社会福
が反対する。介護福祉だけがクローズアップされ
祉教育はイコールではないということであった
たが、多面的な福祉人材が求められているという
が、福祉系大学は余裕のない教員配置、カリキュ
保護者向けの論議をしておく必要がある。厚労省
ラムとなっている。この改定カリキュラムがスタ
のこれからの地域福祉のあり方研究会に出ている
ンダードとなるところも多いのではないか。以上
と社会福祉をもっと広く捉えている。社会福祉教
のような感想を持った。
育だけが社会福祉六法だけを考えているのではな
いか。我々の社会福祉の捉え方を考え直して、保
護者に社会福祉を理解してもらう生涯学習の取り
組みが必要である。
新聞広告と同時に、武道館でも借りて1万人集
会長:感想であるからよいが、2点だけ。
2年前に東北福祉大学で学長会議を開催した際
に、厚労省に折衝したが、厚労省は介護福祉士の
見直しはするが、社会福祉士はそれだけの必要性
会をやらなければならないのではないか?1万円
はあるのかということを、あからさまにいわれた。
くらい個人がカンパし、やっていかないといけな
今回の改正では、社会福祉士についてここまで社
いのではないか。白澤社養協会長とともに対応し
会的に立ち上げたが、学校連盟でやってここまで
ていきたい。
あげてきた。社養協会長や社会福祉士会会長もが
役員選挙の任期を変更したいが、これは5月の
んばってくれた。学校連盟は社会福祉士の養成内
総会の際に対応する。定款改正の際にはきちんと
容について、それをいろんな形で政策決定を行う
/ No.60
21
平成19年度臨時総会議事録
のは厚労省である、学校連盟が法律改正を行って
ているので、このように理解してほしい。
いるわけではない。そのときの厚労省の言い分は、
学校連盟加盟校が教育を行うことにはなんら干渉
質問 関西学院大学室田:社会福祉教育は養成教育
はしない、ただ社会福祉士の資格を出すのであれ
ではないというのは共鳴するが、パブリックコメ
ば実習と演習は厚労省の規定をふまえてほしいと
ントを出されたが、少々期待していたが、回答を
いわれた。今のような事柄をふまえていただきた
読んで、これ以上本質的な質問は出せないと感じ
い。社養協は社会福祉士の養成であるから、社会
た。
福祉士養成を主体として議論を進めていきたい。
大学独自の教育をどのようにしていくかが、
大友先生は連盟事務局長をなさっていたのでよく
1200時間とされてしまうと語学や大学独自のもの
わかるがご理解いただきたい。
を出せないので、そのような状況の中で出すこと
は難しい。
質問 社養協白澤会長:今の問題は議論がなかった
のではなく、2年間それなりの議論をしてきたと
会長:1200時間、1800時間、80単位というのも一般
思っている。社養協と学校連盟で報告書も出して
養成施設の制約の問題と、総合大学の他の教養科
いるし、学校連盟との合意でカリキュラムが動い
目との関係の中で専門教育科目に与えられている
ているという認識であるが、今の話しで重要なポ
単位数の問題にはいろいろな問題がある。それぞ
イントは、社会福祉士のカリキュラムはベーシッ
れ大学が違うため、各々の大学の独自の努力をし
クなカリキュラムなのではないかと思っている。
ていく中で社会福祉の分野を拡大して、理解して
ゆえにスペシフィックな議論をどうしていくのか
もらわないと出来ない。大学の中の戦いもあるし、
ということを考えなければならない。ジェネリッ
対厚労省にもっと我々が社会福祉学の持つ意味を
クとスペシフィックの棲み分けを行っていくこと
わかってほしい。もっと他の学問分野の中でもわ
が重要ではないか。学術会議の委員をしているが、
かってほしい。多面的な戦いをやらなければ、た
近々社会福祉学分科会があり、報告を出す予定で
またま社会福祉教育養成の問題が提起されたから
あるが、ミニマム論を含めて社会福祉教育をどう
というだけでは事柄は進まないと思う。
するのかということを議論している。大友先生の
議論を含めた内容となっている。そういう議論を
しているので、情報としてご理解をいただきたい。
議長:2008年度事業計画案について→拍手多数にて
承認
その件で、日本福祉系学会連合があり3月28日に
学術会議の主催で、10年先の社会福祉教育のシン
ポジウムを開催する予定である。
第3号議案・平成20年度収支予算(案)について:
資料参照
資料に基づいて事務局長から説明があった。
質問 青森県立保健大学杉山:53頁の一番上に社会
福祉教育の高大連結のために事業とあるが、連携
質問 大妻女子大学川廷:予算の中にブロック活動
は聞いたことがあるが、連結というのは聞いたこ
費がまったく表にでてこないのはなぜかを知りた
とがない。
い。均等配分ではなく、ブロックの学校数に比例
社会福祉教育と福祉教育とが混在している。
した配分にしてはどうか?
高校時代に福祉の基礎を学んでいない学生が圧
倒的に多いが、福祉教育全般との関係を考えなけ
ればならないのではないかという感想である。
会長:予算の備考欄には記載されているし、前年度
予算よりは若干増やしているが、費目として科目
を興すかどうかは検討したい。
会長:その通りである。連携よりも連結といったの
は、福祉教育の中には一般的な社会福祉教育を学
ブロックごとに会費を別に集めているのでその
辺も含めて検討したい。
ぶというだけではなく、専門的な社会福祉教育を
学ぶということもあり、後者は社会福祉基礎を学
んで福祉の仕事につきたという学生にとっては
議長:承認をいただけるのであれば拍手をお願いし
たい。→拍手多数で承認
「連結」とした。
①の方は、国民の教養としての社会福祉となっ
22
/ No.60
会長:香港理工大学副学長のアンジェリーナ・イエ
平成19年度臨時総会議事録
ンさんがIASSW会長に立候補しているが、アジ
アから全世界の会長を出す次期に来ているのでは
以上をもって、全ての議案審議が終了したので、
12時30分議長は閉会を宣し解散した。
ないかと考えている。
現会長のアビー氏もそう考えているということ
なので、加盟校の先生方には投票の際はご協力を
いただきたい。
以上の決議を明確にするため、議長及び議事録署
名人2名が署名押印する。
事務局長:黄色いパンフレットは南アフリカのダー
バン大会のツアー企画である。
平成20(2008)年 月 日
気をつけていただきたいのは、5月6日までに
登録料金を支払わなければ、報告要旨集をお配り
社団法人日本社会福祉教育学校連盟
出来ないということである。また、ツアーの申し
平成19(2007)年度臨時総会
込みは6月6日までになっており、最小15名から
になっている。みなさまにご周知、ご参加をお願
議 長 日本福祉大学
賤
議事録署名人 上智大学
賤
議事録署名人 福井県立大学
賤
いしたい。
会員名簿に関して担当者、部署について4月20
日が締め切りになるのでfax等でよろしくお願い
したい。
/ No.60
23
平成19年度 収支補正予算書
資 料1
社団法人日本社会福祉教育学校連盟
平成19年度 収支補正予算書
(平成19年4月1日から平成20年3月31日まで)
(単位:円)
科 目
当初予算額
増△減
補正予算
備 考
Ⅰ 事業活動収支の部
1.事業活動収入
①基本財産運用収入
1,000
50,136
51,136
基本財産運用収入
1,000
50,136
51,136
②入会金収入
150,000
△150,000
0
入会金収入
150,000
△150,000
0
③会費収入
25,574,000
△58,000
25,516,000
正会員会費収入
20,580,000
0
20,580,000
準会員会費収入
4,004,000
112,000
4,116,000
賛助会員収入
200,000
△200,000
0
国際連盟会費収入
790,000
30,000
820,000
④研修等事業収入
9,230,000
47,000
9,277,000
全国教育セミナー参加費収入
7,250,000
△70,000
7,180,000
参加費460名(@11,000)交流会182名(@10,000)
2団体30万円
福祉教育研修参加費収入
参加費197名(@8,000)交流会80名(@5000)昼食代121名(@1000)
1,980,000
117,000
2,097,000
⑤寄付金収入
150,000
△150,000
0
寄付金収入
150,000
△150,000
0
⑥雑収入
100,000
422,063
522,063
0
44,798
44,798
100,000
377,265
477,265
35,205,000
161,199
35,366,199
受取利息
雑収入
事業活動収入合計
科 目
2.事業活動支出
当初予算額
基本財産預金利息
会員147校
準会員校27校、個人会員24件
2団体(@200,000円)
82校(@10,000円)
預金利息44,798円
全国セミナー及び福祉研修講座広告代259,265円/
資料代41,000円/シンポジウム150,000円
増△減
補正予算
23,610,000
1,610,000
25,220,000
給料手当支出
4,000,000
△440,000
3,560,000
常勤職員1名
臨時雇賃金支出
1,000,000
1,000,000
2,000,000
非常勤職員2名 1,000,000円
法定福利費支出
500,000
△180,000
320,000
旅費交通費支出
450,000
130,000
580,000
福利厚生費支出
30,000
0
30,000
社会福祉専門教育事業費支出
1,550,000
340,000
1,890,000
社会福祉系学部・学科大学院卒業生の進路等調査
200,000円/社会福祉専門委員会140,000円
国際関係活動費支出
2,000,000
800,000
2,800,000
IASSW大 阪 国 際 大 会 旅 費850,000円/国 際 委 員 会
110,000円 翻訳料160,000円
300,000
△300,000
0
①事業費支出
国際学術交流・支援事業費支出
国際連盟会費支出
備 考
人間ドック等
1,800,000
150,000
1,950,000
入会審査事業費支出
270,000
△220,000
50,000
専門評価事業費支出
600,000
△530,000
70,000
大学院教育調査事業費支出
650,000
150,000
800,000
全国教育セミナー開催費支出
6,800,000
△1,600,000
5,200,000
テープ起こし348,337円/ コピー機・印刷機使用料100,000円
福祉教育研修事業費支出
2,000,000
980,000
2,980,000
交流会501,500円/会場費131,500円/福祉教育委員会
150,000円/研修講座要旨集印刷代120,000円
教育年報刊行費支出
600,000
330,000
930,000
連盟通信発行費支出
490,000
700,000
1,190,000
その他広報等事業費支出
570,000
300,000
870,000
24
/ No.60
2006年APASWE207,746円/2007年APASWE会費183,365円
大学院教育委員会150,000円
教育年報作成印刷802,830円/発送代129,780円
連盟通信号外810,285円
会員名簿作成代320,000円
平成19年度 収支補正予算書
②管理費支出
10,745,000
△1,310,000
9,435,000
給料手当支出
2,000,000
215,000
2,215,000
臨時雇賃金支出
1,000,000
△1,000,000
0
法定福利費支出
200,000
△180,000
20,000
福利厚生費支出
20,000
0
20,000
退職金支出
0
0
0
会議費支出
400,000
280,000
680,000
旅費交通費支出
2,120,000
△200,000
1,920,000
通信運搬費支出
500,000
△54,000
446,000
消耗備品費支出
100,000
△243
99,757
消耗品費支出
300,000
△50,000
250,000
30,000
△30,000
0
360,000
△100,000
260,000
修繕費支出
印刷製本費支出
図書費支出
光熱水料費支出
30,000
△30,000
0
340,000
△100,000
240,000
賃借料支出
2,500,000
100,000
2,600,000
諸謝金支出
480,000
△60,000
420,000
租税公課支出
雑費支出
保険料支出
10,000
0
10,000
350,000
△100,667
249,333
5,000
△90
4,910
事業活動支出合計
34,355,000
300,000
34,655,000
事業活動収支差額(A)
850,000
△138,801
711,199
①固定資産取得支出
100,000
△100,000
0
什器備品購入支出
100,000
△100,000
0
嘱託職員1名分
臨時総会・通常総会会場費/理事会・評議員会会場費280,000円
事務室更新料110,250円
402号室火災保険料
Ⅱ 投資活動収支の部
1.投資活動支出
保証金支出
0
0
0
②基本財産支出
0
8,050,136
8,050,136
基本財産定期預金繰入支出
0
8,050,136
8,050,136
③特定預金支出
200,000
△200,000
0
退職給与引当預金繰入支出
200,000
△200,000
0
300,000
7,750,136
8,050,136
500,000
0
500,000
50,000
△7,888,937
△7,838,937
投資活動支出合計(B)
Ⅲ 予備費支出(C)
当期収支差額(A−B−C)
前期繰越収支差額
18,765,994
4,374,572
23,140,566
次期繰越収支差額
18,815,994
△3,514,365
15,301,629
19年度通常総会で承認
/ No.60
25
平成20年度事業計画
資 料2
社団法人 日本社会福祉教育学校連盟
平成20(2008)年度 事業計画(案)
(平成20年4月1日より平成21年3月31日まで)
《基本方針》
に向けた準備を整える。今年度は、その具体的
社団法人日本社会福祉教育学校連盟の使命と役割
な実施方針案を策定する。
は、社会福祉学の教育研究の振興を総合的に図るナ
ショナルセンターとしての機能を果たすことであ
る。本年度は、昨年20年ぶりに改正された社会福祉
2.公益法人制度改革に対応した法人のあり方につ
いての基本方針の検討
士及び介護福祉士法に沿った社会福祉教育の新たな
2008(平成20)年12月1日に、公益法人制度
カリキュラム編成の年度にあたるが、その動向やそ
関連三法(新制度)が施行され、社団法人・財
れとの関わりを踏まえながらも、社会福祉学の教育、
団法人における主務官庁制度が廃止され、2013
研究のあり方を改めて問い直していかなければなら
(平成25)年11月30日までが、新たな制度への
ない。更には、社会福祉の国際動向を視野に入れた
社会福祉学教育のあり方も問われている。
本年度、本会としては、社会が求める高い実践力、
移行期間となる。
この制度改革に、いかに本法人が対応するか、
社団法人日本社会福祉士養成校協会、精神保健
高度な専門性と識見を持つ人材の育成とともに、社
福祉士養成校協会とも協議し、今後の法人のあ
会福祉学教育の充実向上を図りつつも、一般市民の
り方についての基本方針を検討する。
社会福祉への関心と理解の促進に努め、社会貢献し
ようとするものである。
この基本方針を達成するため、下記の事業を実施
する。
3.大学院における社会福祉学領域の教育課程に関
するあり方の検討
専門社会福祉士など社会が求める社会福祉領
域における人材育成にふさわしい条件を備え
《事業》
た、大学院博士前期・後期課程の教育課程およ
1.社会福祉学系大学等における社会福祉学教育の
び社会福祉学専攻専門職大学院の評価基準につ
質の向上と水準確保のための、入会審査基準によ
いて検討する。
る入会審査の実施、新たな入会基準の検討及び教
育課程に関する認証評価事業についての方針案の
作成
学術交流の推進、とりわけアジア諸国の社会福祉
①入会審査と新たな入会基準の検討
学教育研究者への研究支援・貢献に関する事業
わが国の社会福祉学教育の質を一層高め、一
定水準の質を確保するために入会審査基準によ
る入会審査を実施する。
①海外の社会福祉学系大学・教育研究関係者との
学術交流の推進
国際社会福祉教育連盟(IASSW:
新たなカリキュラムに対応した、会員校が社
International Association of Schools of Social
会的に真に信頼される教育水準を担保するため
Work)及びアジア・太平洋社会福祉教育連盟
の新たな入会基準の仕組みと内容について検討
(APASWE:Asian & Pacific Association for
する。
Social Work Education)の運営に寄与すると
②教育認証評価事業の実施に向けた準備
26
4.海外の社会福祉学系大学・教育研究関係者との
ともに、加盟校を統括する団体として、加盟申
本連盟加盟校における新たな社会福祉学教育
請の促進、事業へ参加・協力を促進する。また
カリキュラム、シラバス、教育方法、教材開発
国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW:
等の教育課程とその履修方法、教育組織、教育
International Federation of Social Workers)
研究指導等における標準的な教育課程設置指針
の関連団体として、海外の社会福祉学系大学・
に関する検討を行い、その認証評価事業の実施
教育研究関係者との学術交流および貢献事業を
/ No.60
平成20年度事業計画
積極的に推進する。
②アジア諸国の社会福祉学教育研究者への研究支
援・貢献に関する事業
7.市民の生涯学習・地域社会への福祉教育啓発・
普及のための支援・協力
生涯学習の一環としての一般市民を対象とし
国内におけるアジア地域の社会福祉学教育と
た社会福祉に関する市民講座、あるいは地域社
社会福祉研究に関わる若手・中堅研究者の組織
会における福祉教育について、自治体や社会福
化と育成を図る。
祉専門職団体等との共同により、社会福祉教育
アジア地域の社会福祉学教育研究者等の派遣
に関する市民講座・講演会等の実施に対して支
に対応するとともに、学術交流及び研修事業を
援・協力をする。また、各加盟校の地域社会と
実施する。特にマレーシアのソーシャルワーク
の連携について現状把握の調査を行い、加盟校
教育研修に協力する。また、今年度からユニベ
の地域社会への貢献の指標の材料とする。
ール財団との共催により、韓国のソーシャルワ
ーカー、大学院生の交換研修事業を行う。さら
に、中国社会工作学校連盟(会長:北京大学
王先生)との交流プログラムに関する協約の締
結を推進する。
8.福祉人材確保・待遇改善に関する社会への働き
かけの強化
少子高齢化社会において、多様化する国民の
福祉ニーズに的確に対応できる人材を安定的に
確保するために、専門的な福祉人材が安心して
5.社会福祉学教育水準向上と人材育成のための研
支援業務に専念できるよう、社会福祉士・精神
修等事業
保健福祉士・介護福祉士等の任用拡大、その労
①社会福祉士、精神保健福祉士及び介護福祉士の
働環境の整備等について、関係団体と協力して
新たなカリキュラム編成に対応した情報提供を
世論を喚起するなど、社会への働きかけを強化
随時行うとともに、研修事業を行う。
する。
②「全国社会福祉教育セミナー」の開催。(11月
8・9日 東海大学湘南キャンパス)
③「第9回福祉教育研修講座」の開催。(1月上
旬予定 高校教育との連携のあり方を含む社会
福祉学教育の質的向上を図る。)
9.関係団体との連携強化
①資格養成教育各団体との連携
(社)日本社会福祉士養成校協会、日本精神
保健福祉士養成校協会、(社)日本介護福祉士
養成施設協会、(社)全国保育士養成協議会等
6.小中高等学校等の学校教育における福祉教育に
貢献するための事業、とりわけ社会福祉教育にお
ける高大連結のための事業
①小中高等学校等の学校教育における福祉教育に
貢献するための事業
の資格養成教育各団体との連携を図る。
②専門職団体及び関連団体との連携
(社)日本社会福祉士会、(社)日本精神保
健福祉士協会、(社)日本医療社会事業協会、
NPO法人日本ソーシャルワーカー協会等の専
学校教育における福祉教育への貢献をめざ
門職団体及び全国社会福祉協議会等福祉関係団
し、小・中・高校における「総合的な学習」や
体並びに全国福祉高等学校長会との連携を図
ボランティア活動推進などの福祉教育を推進す
る。
るための方策の提言を行う。また、高等学校に
おける教材・大学教員による模擬授業に活用す
③ソーシャルケアサービス従事者研究協議会への
参加
るソーシャルワーカーの社会的役割を理解する
社会福祉関係諸団体で構成される「ソーシャ
ためのDVDを製作し、その普及を図る。また、
ルケアサービス従事者研究協議会」に参画し、
地域ブロック支部ごとに全国福祉高等学校長会
社会福祉専門職団体や資格養成教育各団体と情
加盟校との連携を図る。
報交換を行うとともに、わが国の社会福祉向上
②社会福祉教育における高大連結のための事業
のための協議・検討を行う。
社会福祉教育における高大連結について現状
を把握するため、本連盟会員校の取り組みの調
10.社会福祉学教育に関する研究資料、機関誌刊
査を実施し、それらの取り組みについて検討を
行に関する事業
行い、社会福祉教育における高大連結の充実を
①ニューズレター『学校連盟通信』の発行
図る。
②会員名簿の発行
/ No.60
27
平成20年度事業計画
③『社会福祉教育年報』の発行
及び理事会・委員会等を核とした活動を推進す
④ホームページを通じて、社団法人としての研究
る。
資料収集や事業活動の情報公開・提供の促進
《ホームページURL》http://www.jassw.jp
⑤国際社会福祉教育連盟(IASSW)のホームペ
ージの日本語化への協力
次のような委員会等を設置し活動を行う。な
お、委員会の統廃合についても検討する。
「加盟入会審査(コンサルテーション)委員会」
「社会福祉専門教育委員会」
「福祉教育委員会」
11.役員選挙の実施、社団法人組織・活動の基盤
「大学院教育検討委員会」
①今年度は、役員改選の年度にあたり、規程に基
「国際関係委員会」
づき役員選挙を実施する。
「全国セミナー企画委員会」
②役員任期を3年にすることを検討する。
「広報委員会」
③社団法人としての組織・活動の基盤強化をはか
「地域ブロック支部会議」
るために、事務局機能を強化するとともに総会
28
「社会福祉専門教育評価委員会」
強化を図る
/ No.60
平成20年度収支予算書
資 料3
社団法人日本社会福祉教育学校連盟
平成20年度 収支予算書(案)
(平成20年4月1日から平成21年3月31日まで)
科 目
予算額
前年度予算額
増△減
備 考
Ⅰ 事業活動収支の部
1.事業活動収入
①財産運用収入
60,000
51,136
基本財産運用収入
60,000
51,136
8,864
②入会金収入
150,000
0
150,000
入会金収入
150,000
0
150,000
③会費収入
25,716,000
25,516,000
200,000
正会員会費収入
20,580,000
20,580,000
0
147校(@140,000)
準会員会費収入
4,116,000
4,116,000
0
27校(@140,000)
24名(@14,000)
200,000
0
200,000
賛助会員収入
国際連盟会費収入
8,864
基本財産預金利息
正会員1校×5万・賛助1団体×10万
1団体(@200,000)
820,000
820,000
0
11,777,000
9,277,000
2,500,000
全国教育セミナ−参加費収入
7,180,000
7,180,000
0
参加者460名(@11,000)交流会182名(@10,000)助
成金2団体(@300,000)
福祉教育研修参加費収入
2,097,000
2,097,000
0
参加者197名(@8,000)交流会80名(@5,000)昼食
代121名(@1,000)
新カリキュラム等研修事業収入
1,500,000
0
1,500,000
参加費収入
日韓交流事業収入
1,000,000
0
1,000,000
ユニベール財団委託金
⑤寄付金収入
150,000
0
150,000
寄付金収入
150,000
0
150,000
2,050,000
522,063
1,527,937
50,000
44,798
5,202
2,000,000
477,265
1,522,735
39,903,000
35,366,199
4,536,801
④研修等事業収入
⑥雑収入
受取利息
雑収入
事業活動収入合計
科 目
予算額
前年度予算額
82校(@10,000)
寄付金申し込み校より
預金利息他
協賛広告代/預金利息/啓発用DVD料
増△減
備 考
2.事業活動支出
①事業費支出
31,030,000
25,220,000
給料手当支出
4,000,000
3,560,000
440,000
臨時雇賃金支出
3,000,000
2,000,000
1,000,000
法定福利費支出
500,000
320,000
180,000
常勤1名社保事業主負担分
旅費交通費支出
900,000
580,000
320,000
常勤1名+非常勤3名通勤交通費
福利厚生費支出
5,810,000
90,000
30,000
60,000
社会福祉専門教育事業費支出
2,000,000
1,890,000
110,000
国際関係活動費支出
2,390,000
2,800,000
△410,000
国際学術交流・支援事業費支出
1,200,000
0
1,200,000
国際連盟会費支出
常勤1名
非常勤2名
人間ドック等(常勤1名+非常勤3名)
専門教育事業費・講師派遣/ブロック会議他
IASSW世界大会派遣他/国際委員会
日韓交流・研修事業、アジア等研究者招聘・派遣事
業費他
1,700,000
1,950,000
△250,000
入会審査事業費支出
200,000
50,000
150,000
IASSW会費/APASWE会費
入会審査事業費他
専門評価事業費支出
600,000
70,000
530,000
専門評価事業費他
大学院教育調査事業費支出
800,000
800,000
0
全国社会教育セミナー開催事業費支出
5,800,000
5,200,000
600,000
福祉教育研修事業費支出
5,200,000
2,980,000
2,220,000
大学員教育調査費他
全国社会福祉教育セミナー費他
福祉研修講座事業・啓発用DVD製作費,入試状況調
査費他
/ No.60
29
平成20年度収支予算書
国際連盟会費支出
1,700,000
1,950,000
△250,000
入会審査事業費支出
200,000
50,000
150,000
IASSW会費/APASWE会費
入会審査事業費他
専門評価事業費支出
600,000
70,000
530,000
専門評価事業費他
大学院教育調査事業費支出
800,000
800,000
0
全国社会教育セミナー開催事業費支出
5,800,000
5,200,000
600,000
福祉教育研修事業費支出
5,200,000
2,980,000
2,220,000
教育年報刊行費支出
950,000
930,000
20,000
年報作成費他
連盟通信発行費支出
800,000
1,190,000
△390,000
通信発行費他
その他広報等事業費支出
900,000
870,000
30,000
10,305,000
9,435,000
870,000
給料手当支出
2,200,000
2,215,000
△15,000
臨時雇金支出
0
0
0
法定福利費支出
100,000
20,000
80,000
福利厚生費支出
100,000
20,000
80,000
0
0
0
②管理費支出
退職金支出
会議費支出
500,000
680,000
△180,000
旅費交通費支出
2,200,000
1,920,000
280,000
通信運搬費支出
500,000
446,000
54,000
消耗備品費支出
100,000
99,757
243
消耗品費支出
300,000
250,000
50,000
0
0
0
400,000
260,000
140,000
50,000
0
50,000
修繕費支出
印刷製本費支出
図書費支出
光熱水料費支出
240,000
240,000
0
賃借料支出
2,800,000
2,600,000
200,000
諸謝金支出
450,000
420,000
30,000
10,000
10,000
0
350,000
249,333
100,667
租税公課支出
雑費支出
保険料支出
5,000
4,910
90
事業活動支出合計
41,335,000
34,655,000
6,680,000
事業活動収支差額(A)
△1,432,000
711,199
△2,143,199
①固定資産取得支出
100,000
0
100,000
什器備品購入支出
100,000
大学員教育調査費他
全国社会福祉教育セミナー費他
福祉研修講座事業・啓発用DVD製作費,入試状況調
査費他
名簿作成費/ホームページ等の広報事業費他
預金利息他
嘱託職員1名分
人間ドック等
総会/理事会/評議員会議
総会/理事会/評議員会/三役会議/事務局
事務消耗品
総会資料等
電気/ガス/水道
事務所家賃/機器リ- ス料
会計士謝礼
支払手数料/清掃等
402号室火災保険料
Ⅱ 投資活動収支の部
1.投資活動支出
100,000
0
保証金支出
0
0
0
②特定預金支出
200,000
8,050,136
△7,850,136
基本財産定期預金繰入支出
0
8,050,136
△8,050,136
退職給与引当預金繰入支出
200,000
0
200,000
投資活動支出合計(B)
300,000
8,050,136
△7,750,136
500,000
500,000
0
△2,232,000
△7,838,937
5,606,937
前期繰越収支差額
15,301,629
23,140,566
△7,838,937
次期繰越収支差額
13,069,629
15,301,629
△2,232,000
Ⅲ 予備費支出(C)
当期収支差額(A- B- C)
30
/ No.60
常勤職員1名(H20)分積み立て分
平成20年度理事会議事録
第1回理事会議事録
*各委員会の詳しい資料をお求めの方は、事務局までご連絡下さい。
平成20(2008)年度社団法人日本社会福祉教育学校連盟 第1回理事会議事録
Ⅰ.日 時:平成20(2008)年5月31日貍11時40分∼12時40分
Ⅱ.場 所:東洋大学白山キャンパス(東京都文京区白山5-28-20)
Ⅲ.出席者及び欠席者
盧出席理事 会長 大橋謙策、副会長 野口定久、米本秀仁、理事 小笠原 浩一、白澤政
和、石川到覚、小林光俊、村尾俊明、古川孝順、齋藤貞夫、監事 松村正一、
特認理事 大嶋恭二、岡田進一
盪欠席理事 副会長 黒木保博、闍橋重弘、理事 室田保夫、岩崎雅美、監事 松原康雄、
特任理事 秋元 樹、川廷宗之
蘯その他の出席者 事務局長 宮城 孝、事務局長代理 藤林慶子、事務局参与 船水浩行
定刻となり、会長が議長につき開会を宣言し、事
個人準会員の入会について報告があったが、一名
務局長から本日の出席者について報告をさせ、定款
については、推薦書が欠落していたので到着確認ま
第20条の規定に定める定足数を満たしていることを
で入会は保留となった。
確認し、理事会が成立している旨を告げた。
了承
4)第4号議案:文部科学省 教科「福祉」の教員
Ⅳ.
議事録署名人の選出
要件の高度化に伴う研修事業の受託について
事務局より、小笠原浩一理事と石川到覚理事を議
事録署名人とする提案がなされ、全員異議なく了承
宮城事務局長より資料に基づき説明があった。
され、両人も承諾したので、直ちに審議事項に入っ
この事業については、留保条件付きで受託する方
た。
向で進めていくこととし、この収支決算は特別会計
により、会計処理する。また、その結果については
Ⅴ.議 案
次の理事会にて報告する。
1)第1号議案:平成19(2007)年度事業報告(案)
について
了承
5)日本社会事業大学専門職大学院第三者評価 評
宮城事務局長より資料に基づき、説明があった。
了承
2)第2号議案:平成19(2007)年度決算報告(案)
価委員の推薦について
宮城事務局長より資料に基づき説明があった。
大橋会長より補足説明があった。
について
了承
宮城事務局長より資料に基づき、説明があった。
大橋会長より基本財産への繰り入れについて補足
説明等があった。
6)IASSWの日本語訳について
岡田国際関係委員長より説明があった。
日本語が公用語になったこともあり、各文書や
松村監事より監査報告について説明および要望事
項について述べられた。
HP等への掲載を日本語訳することにより「IASSW」
の日本語訳として「国際ソーシャルワーク学校連盟」
了承
と統一することを国際委員会からの提案とした。
3)第3号議案:入退会について
了承
/ No.60
31
平成20年度理事会議事録
白澤理事より補足説明があった。
Ⅵ.
協議・報告事項
了承
1)理事の変更について
11)文部科学省「行政と密接な関係にある公益法人
宮城事務局長より資料に基づき説明があった。
了承
2)IASSW役員選挙について
調査」について
宮城事務局長より資料に基づき説明があった。
個人情報が掲載されているので要回収(別冊)に
岡田国際関係委員長より現在2名の立候補があ
した旨、報告があった。
り、積極的な投票のお願いが選挙管理委員会よりあ
ったので、総会でもお知らせする。
了承
12)事務局体制について
了承
3)第38回(2008)年度全国社会福祉教育セミナー
宮城事務局長より資料に基づき説明があり、4月
から新任の内藤さゆりさんの紹介があった。
について
了承
宮城事務局長より資料に基づき説明があった。7
月中旬には第一報を配布予定。
13)その他
・みずほ助成財団研究助成の推薦について
了承
今回より、従来の障害児・者分野のみならず、社
4)第39回(2009)年度全国社会福祉教育セミナー
会福祉ソーシャルワークに関する研究も可というこ
担当校について
とで間口が広がった。学校連盟推薦としては三役で
宮城事務局長より、現在、鹿児島国際大学へ依頼
審査し評価をつけ、推薦をして申請をしていくとい
している旨報告があった。
うことで了承いただきたい。
了承
了承
5)平成20(2008)年度第1回評議員会の開催につ
・東芝けあコミュニティ・スチューデントの後援に
いて
ついて
宮城事務局長より11月8∼9日の全国セミナー1
応募した論文に関しては全てサイトに掲載すると
日目午前中に予定している旨、説明があった。
いうことですのぜひご協力いただきたいとのことで
了承
あった。
6)厚生労働省 福祉人材確保重点実施期間(仮称)
了承
について
宮城事務局長より資料に基づき説明があった。
以上
了承
7)社会福祉士の職域拡大・待遇改善に関する要望
活動、国民集会について
宮城事務局長より資料に基づき説明があった。
了承
以上の決議を明確にするため、議長及び議事録署
名人2名が署名押印する。
8)社会福祉士実習指導者講習会について
宮城事務局長より資料に基づき説明があった。
平成20(2008)年 月 日
了承
9)社会福祉士及び精神保健福祉士国家試験の合格
発表日の繰上げについて
社団法人日本社会福祉教育学校連盟
平成20(2008)年度第1回理事会
宮城事務局長より資料に基づき説明があった。
了承
議 長 日本社会事業大学
賤
議事録署名人 東北福祉大学
賤
議事録署名人 大正大学
賤
10)中央教育審議会大学分科会制度・教育部会「学
士課程教育の構築に向けて」(審議のまとめ)に
ついて
宮城事務局長より、資料に基づき説明があった。
32
/ No.60
平成20年度通常総会議事録
社団法人日本社会福祉教育学校連盟
平成20(2008)年度通常総会 議事録
日 時:平成20(2008)年5月31日貍 13時30分∼14時30分
場 所:東洋大学白山キャンパス 1号館 1B14教室
社員現在数(正会員)
:146校、団体準会員:27校、個人準会員:23名
出席社員数(正会員):106校、委任状出席社員数:9校、計115校、出席団体準会員出席:15校、出席個人準会員出席:1名
了解が得られたので、事務局側からルーテル学院大
議 題
学の市川一宏氏を議長に選出する提案をされたとこ
第1号議案:平成19(2007)年度事業報告(案)に
ろ、全員異議なく了承された。
ついて
議事録署名人の選出
第2号議案:平成19(2007)年度決算報告(案)に
ついて
事務局側より、国際医療福祉大学の六波羅詩朗氏
と駒澤大学の荒井浩道氏を議事録署名人とする提案
開 会
がなされ、全員異議なく了承され、両人も承諾した
定刻に至り、大橋会長の挨拶の後、会長が仮議長
ので、直ちに審議事項に入った。
となり開会が宣言された。
総会成立条件
議長の選出
事務局側より、出席者数が定款25条の定足数に達
議長は、定款23条の規定により、総会の都度正会
員の中より選任することとなっており、議長の選出
方法について総会に諮ったところ、事務局一任との
しているとの報告がなされた。
13時40分現在、正会員校146校中、出席 106校・
委任状 9校。
議 案
第1号議案:平成19(2007)年度事業報告(案)に
理事の平本譲先生が上智社会福祉専門学校異動の
ついて宮城事務局長より、資料に基づき説明があ
為、同校の岩崎雅美先生に交替とする提案がなされ
った。
た。理事の変更は、法務省への登記事項であること
可決
第2号議案:平成19(2007)年度決算報告(案)に
から理事会および総会での議決事項として第3号議
案への切替えの提案がなされ、議決をとった。
ついて
承認
宮城事務局長より、資料に基づき説明があった。
以上で、議案の審議を終了し、報告事項に入った。
基本財産の予算繰り入れについて、大橋会長より
〈報告事項〉
補足説明がなされた。
松村監事より、資料に基づき監査報告があった。
可決
第3号議案:理事の交替について
1.入退会について
宮城事務局長より資料に基づき説明があった。
個人準会員の1名の入会申請について、推薦書が
/ No.60
33
平成20年度通常総会議事録
未提出のため理事会にて入会保留となった旨、報告
があった。
了承
11.中央教育審議会大学分科会制度・教育部会「学
了承
2.文部科学省受託事業について
士課程教育の構築に向けて」(審議のまとめ)に
ついて
資料に基づき、宮城事務局長より説明があった。
了承
3.日本社会事業大学専門職大学院第三者評価評価
資料に基づき宮城事務局長より情報提供も含め説
明があった。
大橋会長より補足説明がなされた。
委員の推薦について
了承
資料に基づき、宮城事務局長より説明があり、大
12.第38回(2008年度)全国社会福祉教育セミナー
学院教育検討委員会より闍橋重弘先生(東洋大学)
について
と栃本一三郎先生(上智大学)を推薦することとし、
宮城事務局長より資料に基づき説明があった。
理事会にて承認された旨、報告があった。
了承
大橋会長より、補足説明がなされた。
13.事務局体制について
了承
4.IASSW役員選挙について
宮城事務局長より資料に基づき説明があり、新任
職員について紹介があった。
岡田国際関係委員長より、役員選挙立候補者2名
についての報告があり、投票への積極的な参加要請
があった。
了承
14.その他
宮城事務局長より資料に基づき、みずほ助成財団
了承
および東芝けあコミュニティ・スチューデントの後
5. I A S S W の 新 ホ ー ム ペ ー ジ 、 I A S S W ・
援依頼について説明があった。
APASWEへの入会について
了承
宮城事務局長より資料に基づき、現在の作業報告
があった。
白澤社養協会長より学術会議としてコア・カリキ
了承
6.IASSWの日本語訳について
ュラムの審議についてまた、作業状況について情報
提供があった。
宮城事務局長より資料に基づき、「国際ソーシャ
ルワーク学校連盟」とする旨、説明があった。
了承
7.厚生労働省 福祉人材確保重点実施期間につい
以上をもって、全ての議案及び報告の審議が終了
したので、議長は閉会を宣し解散した。
て
宮城事務局長より資料に基づき説明があった。
了承
8.社会福祉士の職域拡大・待遇改善に関する要望
以上の決議を明確にするため、議長及び議事録署
名人2名が署名押印する。
活動、国民集会について
宮城事務局長より資料に基づき、これまでの要望
平成20(2008)年5月31日
活動等について経過報告・説明があった。
大橋会長より補足説明がなされ、要望活動も含め
社団法人日本社会福祉教育学校連盟
ソーシャルケアサービス従事者研究協議会で案とし
平成20(2008)年度通常総会
て計画している国民集会等に関して、加盟校へ確認
をした。
議 長 ルーテル学院大学
賤
議事録署名人 国際医療福祉大学
賤
議事録署名人 駒澤大学
賤
了承
9.社会福祉士実習指導者講習会について
宮城事務局長より資料に基づき説明があった。
了承
10.社会福祉士及び精神保健福祉士国家試験の合格
発表日の繰り上げの要望について
宮城事務局長より資料に基づき説明があった。
34
/ No.60
平成19年度事業報告書
資 料1
社団法人日本社会福祉教育学校連盟
平成19(2007)年度 事業報告書
《平成19(2007)年4月1日より平成20(2008)年3月31日まで》
1.研修等の開催
盧 第37回社会福祉教育セミナー開催 (社団法
人日本社会福祉士養成校協会・日本精神保健福
祉士養成校協会との共催)
テーマ「社会福祉専門教育におけるカリキュラム
改革と今後の在り方」
[平成19年11月8∼9日・北星学園大学]
参加者:460名
盪
第9回福祉教育研修講座開催 テーマ「社会福祉専門教育カリキュラム改革と高
大協働のあり方」
[平成20年1月12∼13日・法政大学市ヶ谷キャン
パス]
参加者:197名
蘯 説明会開催 (社団法人日本社会福祉士養成
校協会・日本精神保健福祉士養成校協会との共
催)
テーマ「社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉
士新養成課程にともなうカリキュラム作成に向け
て」
・平成19年10月9日 「平成19年度公益法人概況
調査」の実施の提出
・平成19年10月29日 「2007年度全国社会福祉教
育セミナー」の後援名義使用許可
・平成19年12月3日 「第9回福祉教育研修講座」
の後援名義使用許可
・平成19年12月10日 「公益法人制度改革に関す
る合同説明会」事務局出席
・平成19年12月14日 「国家公務員の再就職状況
に関する予備的調査」の提出
・平成20年2月13日 「第9回福祉教育研修講座」
事業報告書の提出
・平成20年3月26日 「2007年度全国社会福祉教
育セミナー」事業報告書の提出
盪 厚生労働省等への社会福祉士及び介護福祉士
法改正にともなう要請活動等
・平成19年6月5日(火)厚生労働省社会援護局
黒木副会長・宮城事務局長
・平成19年10月24日 「2007年度全国社会福祉教
育セミナー」の後援名義使用許可
[平成20年3月8日・法政大学市ヶ谷キャンパス]
・(社)日本社会福祉士会、(社)日本社会福祉
参加者:411名
教育学校連盟と連携し、社会福祉士及び介護福
盻
IASSW国際シンポジウム開催
祉士法の改正にともなう社会福祉士の任用拡
[平成20年1月12日・大阪市立大学]
大・待遇改善に関する要望書を、厚生労働省・
参加者:51名
2.関係機関及び関係団体との連携
盧 文部科学省との情報交換及び調査依頼の報告
等関係
・平成19年4月18日 役員交替に伴うあいさつ・
社会福祉士新養成課程についての協議
大橋会長他6名出席
・平成19年4月25日 「ワーキンググループ立ち
上げに伴う文科省との打ち合わせ」
・平成19年7月5日 役員改選(平成19-20年度)
に伴う登記簿謄本等の提出
・平成19年7月5日 「平成18年度事業報告」及
び「平成19年度事業計画書」等の提出
・平成19年7月31日 「国家公務員の再就職状況
の調査について」の提出
都道府県・政令指定都市等を訪問し、要請活動
を行う。
(平成20年1月∼2月)
・平成20年3月24日(月)
「福祉・介護サービ
スの周知・理解を重点的に行う期間の設定に関
する準備会合」厚生労働省・援護局 福祉基盤
課 藤林事務局長代理
・平成20年3月26日 「2007年度全国社会福祉教
育セミナー」事業報告書の提出
蘯
国際社会福祉学校連盟(IASSW)
・執行委員会・理事会[平成20年1月8∼11日・
大阪市立大学]大橋会長、岡田国際関係委員会
委員長、秋元委員出席
盻
アジア太平洋社会福祉教育連盟(APASWE)
・APASWE第19回社会福祉・専門職会議 [平
成19年9月3∼7日・マレーシア・ペナン]
/ No.60
35
平成19年度事業報告書
大橋会長、宮城事務局長、秋元委員、原島委員
ケ.社団法人日本社会福祉士会主催「第16回日
出席
本社会福祉士会全国大会」後援
眈 ソーシャルケアサービス従事者研究協議会へ
の参画
3.社会福祉教育に関する研究資料、機関紙刊行に
関する事業
・第1回:平成19年4月16日・四谷福祉会議室
盧
・第2回:平成19年7月6日・社団法人日本社会
福祉士会会議室
・第3回:平成19年10月5日・四谷福祉会議室
・「国際ソーシャルワークセミナーⅡ」
盪 「会員名簿(平成19年度版)」発行(1月)
蘯 ホームページを通じて情報公開・提供
4.社団法人組織・活動の基盤強化を図る
[平成19年10月21日・新霞が関ビル 1F灘尾
盧
ホール]
・通常総会[平成19年5月27日・駒澤大学駒澤キ
・第4回:平成19年12月3日・四谷福祉会議室
・臨時:平成19年12月17日・四谷福祉会議室
・新年賀詞交歓会:平成20年1月30日 大橋会長
全国福祉高等学校長会との協力
・第9回福祉教育研修講座を共催
眄
財団法人みずほ福祉助成財団
・平成19年度社会福祉助成へ学校連盟推薦によ
り、7件申請、内4件受諾。
眩
日本精神保健福祉士養成校協会
総会
ャンパス]
・臨時総会[平成20年3月8日・法政大学市ヶ谷
キャンパス]
盪
他4名出席
眇
理事会
・第1回理事会[平成19年5月19日・四谷福祉会
議室]
・第2回理事会[平成20年2月16日・弘済会館]
蘯
評議員会
・第1回評議員会[平成19年11月3日・北星学園
大学]
・全国社会福祉教育セミナーを共催
・第2回評議員会[平成20年2月16日・弘済会館]
眤
盻
社団法人日本社会福祉士養成校協会
・全国社会福祉教育セミナーを共催
眞
後援名義・協賛名義使用許可
ア.社団法人日本社会福祉士会主催 「第15回
日本社会福祉士学会全国大会」後援
イ.社団法人日本社会福祉士養成校協会主催
「第7回社会福祉士養成教育と社会福祉士試
験(シンポジウム)」後援
ウ.日本精神保健福祉士養成校協会主催「平成
19年度 全国研修会」後援
エ. 全 国 身 体 障 害 者 総 合 福 祉 セ ン タ ー 主 催
「平成19年度障害者スポーツ指導員養成研修
会」後援
オ.財団法人明治安田こころの健康財団主催
「第12回保育ソーシャルワーク講座」後援
カ.社会福祉法人 全国社会福祉協議会 全国
ボランティア活動振興センター主催 「第16
三役会
・第1回三役会議[平成19年9月23日・大阪市立
大学]
・第2回三役会議[平成20年2月2日・四谷福祉
会議室]
眈
事務局
・第1回事務局会議[平成19年4月27日・四谷福
祉会議室]
・第2回事務局会議[平成19年 7月6日・四谷
福祉会議室]
・第3回事務局会議[平成20年1月25日・四谷福
祉会議室]
眈
監査[平成19年5月8日・事務局]
眇
委員会活動
・加盟入会審査(コンサルテーション)委員会
第1回[平成19年8月8日・四谷福祉会議室]
・社会福祉専門教育委員会
回 全国ボランティアフェスティバルあい
第1回[平成19年8月9日・四谷福祉会議室]
ち・なごや」協賛
第2回[平成19年9月30日・四谷福祉会議室]
キ.東海・北陸ブロック社会福祉実習研究協議
第3回[平成19年11月23日・四谷福祉会議室]
会主催「第18回 東海・北陸ブロック社会福
第4回[平成20年2月26日・四谷福祉会議室]
祉実習研究大会」後援
36
ニューズレター(「学校連盟通信」)の発行 第58号(平成19年6月)・号外(平成20年1月)
・福祉教育委員会
ク.社団法人日本精神保健福祉士協会主催「第
第1回[平成19年6月3日・四谷福祉会議室]
44回社団法人日本精神保健福祉士協会全国大
第2回[平成19年7月15日・四谷福祉会議室]
会・第7回日本精神保健福祉学会」後援
第3回[平成19年8月26日・四谷福祉会議室]
/ No.60
平成19年度事業報告書
第4回[平成19年10月4日・四谷福祉会議室]
・広報委員会
第5回[平成19年11月29日・四谷福祉会議室]
第1回[平成19年8月1日・四谷福祉会議室]
第6回[平成20年1月13日・四谷福祉会議室]
第2回[平成19年9月11日・四谷福祉会議室]
第7回[平成20年2月6日・四谷福祉会議室]
第3回[平成19年11月4日・北星学園大学]
・社会福祉専門教育評価委員会
第4回[平成19年12月14日・四谷福祉会議室]
第1回[平成19年8月7日・四谷福祉会議室]
第5回[平成20年1月25日・四谷福祉会議室]
第2回[平成19年10月13日・四谷福祉会議室]
第6回[平成20年3月8日・法政大学]
第3回[平成20年2月2日・四谷福祉会議室]
・大学院教育検討委員会
5.入退会等
盧
入会
第1回[平成19年8月11日・四谷福祉会議室]
正会員 0校
第2回[平成19年10月14日・四谷福祉会議室]
準会員 0校
第3回[平成20年1月27日・四谷福祉会議室]
準会員(個人)
第4回[平成20年3月30日・四谷福祉会議室]
盪 退会 ・大学院専門職大学院第三者評価ワーキンググル
正会員 1校
ープ
準会員(個人)
0名
2名
第1回[平成19年12月7日・四谷福祉会議室]
第2回[平成19年12月20日・四谷福祉会議室]
【会員数】
第3回[平成20年1月11日・上智大学]
第4回[平成20年3月30日・四谷福祉会議室]
・国際関係委員会
第1回[平成19年8月3日・四谷福祉会議室]
第2回[平成20年3月14日・四谷福祉会議室]
・全国セミナー企画委員会
第1回[平成19年5月27日・四谷福祉会議室]
第2回[平成19年6月17日・四谷福祉会議室]
第3回[平成19年7月28日・四谷福祉会議室]
正会員校
準会員数
合計
大 学
126
大 学
22
148
短期大学
13
短期大学
2
15
専修学校
8
専修学校
3
11
計
147
計
27
174
準会員数
(個人)
24
国際社会福祉学校連盟(IASSW)加盟校
82
/ No.60
37
決算報告書
資 料2
決算報告書
自 平成19年4月1日
至 平成20年3月31日
収支計算書
平成19年4月1日から平成20年3月31日まで
【税 込】
会計単位:一般会計
(単位:円)
勘 定 科 目
予 算 額
決 算 額
差 異
51,136
0
51,136
0
0
0
正会員会費収入
20,580,000
20,580,000
0
準会員会費収入
4,116,000
4,116,000
0
0
0
0
820,000
820,000
0
福祉教育研修参加費収入
2,097,000
2,097,000
0
全国教育セミナー参加費収入
7,180,000
7,180,000
0
0
0
0
[事業活動収支の部]
事業活動収入
基本財産運用収入
基本財産運用収入
入会金収入
入会金収入
会費収入
賛助会員収入
国際連盟会費収入
研修等事業収益
寄付金収入
寄付金収入
雑 収 入
受取利息
雑収入
事業活動収入
38
/ No.60
中計
44,798
71,276
△26,478
477,265
1,205,265
△728,000
35,366,199
36,069,541
△703,342
決算報告書
勘 定 科 目
事業活動支出
事業費支出
給料手当支出
臨時雇賃金支出
法定福利費支出
福利厚生費支出
旅費交通費支出
専門評価事業費支出
社会福祉専門教育事業費支出
全国社会福祉教育セミナー開催事業費支出
福祉教育研修事業費支出
国際連盟会費支出
国際学術交流・支援事業費支出
国際関係活動費支出
加盟入会審査事業費支出
大学院教育調査事業費支出
教育年報刊行費支出
連盟通信発行費支出
その他広報事業費支出
管理費支出
人 件 費
給料手当支出
法定福利費支出
福利厚生費支出
経 費
会議費支出
旅費交通費支出
通信運搬費支出
消耗備品支出
消耗品費支出
修繕費支出
印刷製本費支出
図書費支出
光熱水料費支出
賃借料支出
諸報酬支出
租税公課支出
雑費支出
保険料支出
事業活動支出
[事業活動収支差額]
[投資活動収支の部]
投資活動収入
基本財産取得支出
基本財産定期預金支出
特定資産取崩収入
退職給与引当預金取崩収入
敷金・保証金戻り収入
差入保証金戻り収入
投資活動収入
投資活動支出
基本財産取得支出
基本財産定期預金支出
固定資産取得支出
什器備品購入支出
受入敷金保証金戻し支出
長期預り金戻し支出
投資活動支出
[投資活動収支差額]
[予備費支出]
予備費支出
当期収支差額
前期繰越収支差額
次期繰越収支差額
予 算 額
中計
合計
中計
中計
合計
決 算 額
差 異
3,560,000
2,000,000
320,000
30,000
580,000
70,000
1,890,000
5,200,000
2,980,000
1,950,000
0
2,800,000
50,000
800,000
930,000
1,190,000
870,000
3,516,713
1,852,700
310,280
28,428
578,530
69,400
1,867,925
5,187,200
2,905,437
1,946,661
0
2,738,535
48,430
798,515
928,465
1,172,079
841,674
43,287
147,300
9,720
1,572
1,470
600
22,075
12,800
74,563
3,339
0
61,465
1,570
1,485
1,535
17,921
28,326
2,215,000
20,000
20,000
2,211,986
8,667
19,716
3,014
11,333
284
680,000
1,920,000
446,000
99,757
250,000
0
260,000
0
240,000
2,600,000
420,000
10,000
249,333
4,910
34,655,000
711,199
504,336
1,920,000
422,498
99,757
249,881
0
255,476
0
200,893
2,584,405
413,700
3,000
152,213
4,910
33,842,410
2,227,131
175,664
0
23,502
0
119
0
4,524
0
39,107
15,595
6,300
7,000
97,120
0
812,590
△1,515,932
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
8,050,136
8,000,000
50,136
0
0
0
0
8,050,136
△8,050,136
0
8,000,000
8,000,000
0
50,136
△50,136
500,000
0
500,000
500,000
△7,838,937
23,140,566
15,301,629
0
△5,772,869
23,140,566
17,367,697
500,000
△2,066,068
0
△2,066,068
[△は予算超を表す]
/ No.60
39
決算報告書
正味財産増減計算書
平成19年4月1日から平成20年3月31日まで
【税 込】
会計単位:一般会計
(単位:円)
勘 定 科 目
[一般正味財産増減の部]
経常増減の部
経常収益
基本財産運用益
基本財産受取利息
特定資産運用益
退職給与引当預金受取利息
受取入会金
受取入会金
受取会費
受取正会員会費
受取準会員会費
受取国際連盟会費
研修等事業収益
福祉教育研修参加費収益
全国教育セミナー参加費収益
受取寄付金
受取寄付金
雑 収 益
受取利息
雑収入
経常収益
経常費用
事 業 費
給料手当
臨時雇賃金
退職給与引当金繰入
法定福利費
福利厚生費
旅費交通費
専門評価事業費
社会福祉専門教育事業費
全国社会福祉教育セミナー開催事業費
福祉教育研修事業費
国際連盟会費
国際学術交流・支援事業費
国際関係活動費
加盟入会審査事業費
大学院教育調査事業費
教育年報刊行費
連盟通信発行費
その他広報事業費
管 理 費
人 件 費
給料手当
法定福利費
福利厚生費
退職金
経 費
会議費
旅費交通費
通信運搬費
消耗備品費
消耗品費
修繕費
印刷製本費
図書費
光熱水料費
賃借料
諸報酬
租税公課
雑 費
保険料
経常費用
当期経常増減額
税引前当期一般正味財産増減額
当期一般正味財産増減額
一般正味財産期首残高
一般正味財産期末残高
指定正味財産期首残高
指定正味財産期末残高
正味財産期末残高
当 年 度
小計
小計
前 年 度
増 減
50,136
3,999
46,137
378
0
378
0
160,000
△160,000
20,580,000
4,116,000
820,000
2,097,000
2,097,000
7,180,000
20,580,000
4,144,000
790,000
0
1,668,000
7,520,000
0
△28,000
30,000
2,097,000
429,000
△340,000
0
400,000
△400,000
71,276
1,205,265
36,120,055
12,499
83,000
35,361,498
58,777
1,122,265
758,557
3,516,713
1,852,700
192,210
310,280
28,428
578,530
69,400
1,867,925
5,187,200
2,905,437
1,946,661
0
2,738,535
48,430
798,515
928,465
1,172,079
841,674
3,917,042
1,799,962
0
347,082
12,600
449,450
194,060
1,549,691
6,646,698
2,063,497
1,528,822
293,840
2,113,675
4,840
697,379
805,855
485,527
319,790
△400,329
52,738
192,210
△36,802
15,828
129,080
△124,660
318,234
△1,459,498
841,940
417,839
△293,840
624,860
43,590
101,136
122,610
686,552
521,884
2,211,986
8,667
19,716
0
0
157,430
0
65,000
2,211,986
△148,763
19,716
△65,000
504,336
1,920,000
422,498
99,757
249,881
0
255,476
0
200,893
2,584,405
413,700
3,000
152,213
4,910
34,034,620
2,085,435
2,085,435
2,085,435
44,413,769
46,499,204
0
0
46,499,204
352,240
2,029,330
497,620
96,230
261,696
71,799
206,172
3,080
195,276
2,439,922
422,100
2,000
183,181
4,910
30,217,796
5,143,702
5,143,702
5,143,702
39,270,067
44,413,769
0
0
44,413,769
152,096
△109,330
△75,122
3,527
△11,815
△71,799
49,304
△3,080
5,617
144,483
△8,400
1,000
△30,968
0
3,816,824
△3,058,267
△3,058,267
△3,058,267
5,143,702
2,085,435
0
0
2,085,435
[△はマイナスを表す]
40
/ No.60
決算報告書
賃借対照表
平成20年3月31日現在
【税 込】
会計単位:一般会計
(単位:円)
勘 定 科 目
当 年 度
前 年 度
増 減
[資産の部]
流動資産
現 金
普通預金
三菱東京UFJ銀行(会長口)
三菱東京UFJ銀行(事務局長口)
定期預金
郵便振替口座
現金預金
未収会費
立替金
前払金
その他の流動資産
流動資産
計 中計
7,742
17,678,369
16,090,624
1,587,745
0
17,000
17,703,111
0
0
177,288
177,288
17,880,399
3,488
13,471,208
12,939,824
531,384
10,003,007
0
23,477,703
154,000
1,500
145,275
300,775
23,778,478
4,254
4,207,161
3,150,800
1,056,361
△10,003,007
17,000
△5,774,592
△154,000
△1,500
32,013
△123,487
△5,898,079
小計
28,060,479
28,060,479
小計
192,210
192,210
小計
中計
1,071,028
1,071,028
29,323,717
20,010,343
20,010,343
0
191,832
191,832
0
1,071,028
1,071,028
21,273,203
8,050,136
8,050,136
0
378
378
0
0
0
8,050,514
合計
47,204,116
45,051,681
2,152,435
流動負債
未払金
預り金
流動負債
中計
469,632
43,070
512,702
594,257
43,655
637,912
△124,625
△585
△125,210
固 定負債
退職給与引当金
固 定負債
中計
192,210
192,210
0
0
192,210
192,210
[負債の部]
合計
704,912
637,912
67,000
一般正味財産
[正味財産合計]
46,499,204
46,499,204
44,413,769
44,413,769
2,085,435
2,085,435
[負債及び正味財産合計]
47,204,116
45,051,681
2,152,435
固定資産
基本財産
基本財産定期預金
基本財産
特定資産
退職給与引当預金
特定資産
その他の固定資産
差入保証金
その他の固定資産
固定資産
[資産の部]
計 [負債の部]
[正味財産の部]
[△はマイナスを表す]
/ No.60
41
決算報告書
収支計算書に対する注記
1.資金の範囲について
資金の範囲は、現金預金、未収会費、仮払金、立替金、前払費用、前払金、未払金、前受金、預り金を含
めている。なお、前期末及び当期末残高は、下記2に記載するとおりである。
2.次期繰越収支差額の内容は次のとおりである。
(単位:円)
科 目
前期末残高
当期末残高
摘 要
現金預金
23,477,703
17,703,111
未収会費
154,000
0
立替金
1,500
0
前払金
145,275
177,288
23,778,478
17,880,399
未払金
594,257
469,632
預り金
43,655
43,070
637,912
512,702
23,140,566
17,367,697
合 計
合 計
次期繰越収支差額
42
/ No.60
決算報告書
財務諸表に対する注記
1.重要な会計方針
1.有価証券の評価基準及び評価方法について
該当なし
2.固定資産の減価償却について
該当なし
3.退職給付引当金は当期末要支給額を計上している。
2.基本財産及び特定資産の増減及びその残高
基本財産及び特定資産の増減及びその残高は、次のとおりである。
科 目
前期末残高
当期増加額
当期減少額
当期末残高
基本財産
定期預金
20,010,343
8,050,136
28,060,479
小 計
20,010,343
8,050,136
28,060,479
退職給与引当預金
191,832
378
192,210
小 計
191,832
378
192,210
合 計
20,202,175
8,050,514
28,252,689
特定資産
3.基本財産及び特定資産の財源等の内訳
基本財産及び特定資産の財源等の内訳は、次のとおりである
科 目
当期末残高
(うち指定正味財産
からの充当額)
(うち一般正味財
産からの充当額)
(うち負債に
対応する額)
基本財産
定期預金
28,060,479
−
(28,060,479)
−
小 計
28,060,479
−
(28,060,479)
−
192,210 −
(192,210)
−
小 計
192,210
−
(192,210)
−
合 計
28,252,689
−
(28,252,689)
−
特定資産
む退職給与引当預金
/ No.60
43
決算報告書
44
/ No.60
平成19年度委員会活動報告
平成19年度委員会活動報告
*各委員会の詳しい資料をお求めの方は、事務局までご連絡下さい。
加盟入会審査(コンサルテーション)委員会
1 委員会開催経過
第1回 8月8日
2 実施事業の報告
加盟審査結果
1)委員会の役割、加盟審査基準、手続きに関する確認について
①4年制大学の加盟審査基準、②加盟審査の手続き、③これまでの経緯、④申請
依頼、⑤推薦書 ⑥シラバス、⑦その他
※なお、この委員会では、1)の各項目についての確認をした後、今年度の入会
審査業務に関しては、次の手続きを経て、速やかに結論を出すことにした。まず、
申請がありしだい、事務局では審査必要書類が整っているかを確認する。申請受
付後は、適宜に審査する必要があることから、事務局から各委員への申請書類を
郵送し、各委員が審査をした後、メールにて審査結果あるいは質問、疑問点を送
付する。委員長が各委員からの審査結果を集約し、その結果をメールにて各委
員・事務局長に報告する。しかしながら、提出書類追加や説明追加の要求、ある
いは質問、疑問が出された場合など、コンサルテーションが必要となった場合、
そのことを申請校に事務局を通じて連絡する。申請前の質問、あるいは必要があ
れば、申請校・事務局・委員会(委員長)とのやりとりを繰り返す。委員長が委
員会開催を必要と判断した場合、速やかに招集して協議する。最終的結果は事務
局を通じて理事会に提案する。
山梨県立大学:準会員として加盟承認
名寄市立大学:まず準会員として加盟承認できるという連絡をする。
再度の申請にて基準がクリアできる場合には正会員となれる。
追手門学院大学:保留とする。
社会福祉専門教育委員会
1 委員会開催経過
第1回 8月9日
第2回
9月30日
第3回
11月23日
第4回
2月26日
①本委員会の役割について、②進路等調査原稿分担、③社会福祉士法改正問題と
専門教育の対応、等
①進路等調査、②コア・カリキュラムの構築、③全国社会福祉教育セミナーでの
企画、
①進路等調査、②モデル・コア・カリキュラム、③学校連盟教育倫理規程の策定、
④2008年度全国セミナーでの本委員会の関わり
①進路等調査、②モデル・コア・カリキュラムの構築、③学校連盟教育倫理規程、
2 実施事業の報告
3 委員会活動の評価と課題
○本年度の委員会活動の開始が遅れたことから課題について十分な検討ができたとは言い難いが、それ
でも本委員会に託されている課題検討の基盤は作り上げたと言える。
○本委員会に託されている課題は以下のとおりである。
/ No.60
45
平成19年度委員会活動報告
①社会福祉系学部・大学院卒業生の進路等調査の実施と報告書の作成
②モデル・コア・カリキュラム(社会福祉学・社会福祉専門職養成)(案)の作成
③学校連盟教育倫理規定(案)の作成
○2008年度全国社会福祉教育セミナーにおける役割分担(上記課題の②及び③)
○加盟審査とアクレディテーションとの共同作業の必要性
福祉教育委員会
1 委員会開催経過
第1回 6月3日
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
7月15日
8月26日
10月4日
11月29日
1月13日
2月6日
新設委員会としての今後の活動内容について
第9回福祉教育研修講座の企画について
その他
第9回福祉教育研修講座の企画について
第9回福祉教育研修講座の企画について
第9回福祉教育研修講座の企画について
第9回福祉教育研修講座の運営について
第9回福祉教育研修講座からの課題点について
2007年度活動の評価と2008年度事業計画について
2 実施事業の報告
第9回福祉教育研修講座
2008年1月12日∼13日
テーマ:社会福祉専門教育カリキュラム改革と高
大協働のあり方
会場:法政大学市ヶ谷キャンパス
参加者197名
3 委員会活動の評価と課題
社会福祉専門教育委員会の小中高部会から、発展的に「福祉教育委員会」となり、委員会として、本
連盟として志願者減少等の状況も踏まえつつ、高大連携など幅広い視点から、福祉教育のあり方を検討
していくことを求められていることは認識していたが、資格制度見直しの動向等もあり、毎年度の事業
である福祉教育研修講座に係る検討に終始した感がある。
年度末の委員会でも検討したが、次年度以降は本委員会が新設された意義を踏まえた諸
活動も実施していきたい。
社会福祉専門教育評価委員会
1 委員会開催経過
第1回 8月7日
第2回 10月13日
第3回 2月2日
文部科学省大学評価研究委託事業、社会福祉教育セミナーの企画
社会福祉教育セミナー分科会、今後の委員会活動について
新たなカリキュラムに伴う認証評価事業について
2 実施事業の報告
社会福祉教育セミナー第2分科会
11月9日
約50名
3 委員会活動の評価と課題
今年度の活動として、社会福祉教育セミナーにおいて、分科会を企画し、第三者評価の実施校の実例
を通して、社会福祉学教育における認証評価の枠組みや方法について深めるとともに、海外・国内の関
連資料などを収集・分析し、今後の学校連盟における認証評価事業の実施に向けた準備作業の内容につ
いて検討を行った。
46
/ No.60
平成19年度委員会活動報告
大学院教育検討委員会
1 委員会開催経過
第1回 8月11日
第2回
10月14日
第3回
1月27日
第4回
3月30日
①今年度の活動について、②「大学院教育の現状把握のための調査」の集計等に
ついて、③専門職大学院第三者評価認証事業について、④その他
①教育セミナーの分科会について、②次年度「大学院教育の現状把握のための調
査」について、③その他
①次年度「大学院教育の現状把握のための調査」について、②専門職大学院第三
者評価認証事業について、③その他
①専門職大学院評価ワーキンググループの説明、②修士課程・博士課程前期・博
士課程後期のアクレディテーションについて、③その他
2 実施事業の報告
教育セミナー第4分科会
11月4日
40人程度
3 委員会活動の評価と課題
本委員会では、平成19年度には4回委員会を開催した。今年度は、専門職大学院の評価事業実施のた
めのワーキンググループ(上智大学 高山恵理子、法政大学 稲沢公一、立教大学 湯沢直美、日本社会
事業大学 木戸宜子)を立ち上げ、ワーキンググループによって、専門職大学院の評価指標を作成した。
また、従来行ってきた「大学院教育現状把握のための調査」を今年も集計分析し、各年で行っていた
同調査を来年度以降毎年実施することを決定した。
委員会では各大学院の実態把握も議論され、社会福祉学修士、社会福祉学博士号授与の状況について、
社会福祉学に該当しない論文や論文審査があるのではないかということが問題となった。社会福祉学修
士、社会福祉学博士号の適切な授与のための大学院認証評価事業を早急に検討することとし、次年度以
降の課題とした。
国際関係委員会
1 委員会開催経過
第1回 8月3日
第2回 3月14日
第3回 5月10日
国際委員会の今後の活動内容の確認
国際委員会の今年度の活動内容の報告と来年度計画の検討
国際交流プロジェクトに関する具体的な検討と委員の役割分担
2 実施事業の報告
国際社会福祉教育学校連盟理事会
国際シンポジウム
1月8日∼1月11日
1月12日
国際社会福祉教育学校連盟理事ら23名の
参加
上記の理事を含め51名の参加
3 委員会活動の評価と課題
国際委員会として、年間計画にある内容を検討し、その実行を行うために、具体的な課題設定を行っ
た。基本的には、計画にある課題を円滑に実行し、成果をあげることができたと評価している。ただし、
国際委員会のメンバー全員が参加できる委員会の日程になっていないため、さまざまな観点から議論す
ることができなったことは、今後の課題としなければならない。また、委員会の継続性、委員会で決議
されたことの継続性という観点から、若手研究者のメンバーへの参加を促進していくことも求められ、
今後、メンバーの構成についても検討していくことが望ましい。
/ No.60
47
平成19年度委員会活動報告
全国セミナー企画委員会
1 委員会開催経過
第1回 5月27日
第2回 6月17日
第3回 7月28日
第37回(2007年度)社会福祉教育セミナーの企画について
第37回(2007年度)社会福祉教育セミナーの企画、運営について
第37回(2007年度)社会福祉教育セミナーの企画、運営について
2 実施事業の報告
第37回社会福祉教育セミナー
11月8・9日
460名
3 委員会活動の評価と課題
本年度は、テーマを「社会福祉専門教育におけるカリキュラム改革と今後の在り方」とし、社会福祉
士等新たな養成カリキュラムについて中心的なテーマに設定し、北星学園大学(札幌市)を会場に実施
した。参加者数も相当多かったが、国会審議の遅れの影響があり、社会福祉士・介護福祉士のカリキュ
ラム改革の具体的な内容の提供については、十分に期待に応えることができなかった。
広報委員会
1 委員会開催経過
第1回 8月1日
第2回
9月11日
第3回
11月4日
第4回
第5回
12月14日
1月25日
第6回
3月8日
①委員会活動方針・計画確認 ②「学校連盟通信」58号準備
③ホームページ(以下HP)充実
①「学校連盟通信」58号編集 ②「学校連盟通信」59号準備
③連盟HP充実
①「学校連盟通信」58号編集 ②「学校連盟通信」59号準備
③連盟HP充実
①「学校連盟通信」号外発行 ②「学校連盟通信」59号準備
①「学校連盟通信」号外報告 ②「学校連盟通信」59号編集
③「学校連盟通信」60号準備 ④連盟HP充実
①「学校連盟通信」59号確認 ②「学校連盟通信」60号準備
③2007年度活動と新年度への課題 ③広報委員長の交代について
2 実施事業の報告
3 委員会活動の評価と課題
本委員会は今年度より新体制で臨んだ。活動については「学校連盟通信」を1回(第58号)を発行し
た。また、法律改正に関する号外を発行し、好評につき一部を外部に販売した。
委員会については6回(8月、9月、11月、12月、1月、3月)開催し、「学校連盟通信」の編集会
議を中心に委員会活動を行った。各委員多忙の中、委員会に出席してもらい、活発な議論を交わし、
「学校連盟通信」を1回と号外を発行することができた。
ホームページの充実へ向けて、さらに努力が必要であり、来年度への継続課題としたい。
来年度も各委員の協力のもと、さらに充実していきたい。
(文責:平本 譲)
48
/ No.60
ダーバン出張報告
ダーバン出張報告
復命書 平成20年7月23日
日本社会福祉教育学校連盟
会長 大橋 謙策 殿
国際関係委員長
岡田 進一
1.期間:平成20年7月14日∼平成20年7月20日
2.場所:南アフリカ共和国・ダーバン・ブルー・ウォーターホテル
3.用件:IASSW通常理事会
4.復命事項
4−1.報告
7月16日午後2:00∼午後5:30
場合、
さまざまな議論やテーマ設定がなされるので、
これまでの議論の報告、大阪理事会での報告、会
合意を得るのに時間がかかるとのことであった。ま
長、事務局長、財務担当理事報告などがなされた。
た、現在、中国には、約250校のソーシャルワーク
その中で、学校会員と個人会員の問題点、会員リス
関連の学校が存在するといわれており、その多くに
トの整合性、会員の会費徴収の問題、会計報告、会
参加を呼びかけているとのことであった。
計上の予算および決算の整合性の問題などが話し合
選挙管理委員会報告(委員長:秋元執行理事)で
われた。また、国際連盟と地域部会の会費のあり方
は、会長および事務局長、執行理事選挙が実施され
などもさまざまな観点から議論が行われた。
ており、その選挙結果は、大会における総会で正式
予算に関連することで日本にとって重要な議事事
報告するとのことであった。また、選挙管理委員会
項として、日本が進めている3基本文章の翻訳に係
の役割や規則についても改正が提案され、そのこと
る費用のことがあげられる。早急に、執行部で話し
について了承された。なお、岡田は、次回(財務担
合いをもたれることを希望したい。一応の目安とし
当理事および3名の執行理事)の選挙の管理委員に
ては、国際ソーシャルワーク学校連盟側は、4,000
推薦され、翌日の理事会で了承された。
ドル程度の準備がなされている。しかし、早急に要
国際プロジェクト委員会報告では、国際比較研究
求をしないと、その予算も削減されてしまうので、
に関する申請書の受付と審査結果を報告し、了承さ
日本の連盟が、3基本文章の翻訳に、どれくらいの
れた。
金額を負担できるのかを明確にして頂きたいと考え
ます。そして、国際ソーシャルワーク学校連盟に、
どれくらいの費用の負担を要求するのかを明確にし
て頂きたいとも考えます。
ダーバン世界大会報告では、約1,500名の者が
人権問題委員会報告では、現在の活動や国連との
共同活動などの報告がなされ、了承された。
ニュースレター委員会報告では、これまでのニュ
ースレターの内容、ニュースレターの利用状況など
の報告がなされた。
参加を予定しているとのことであった。また、特別
出版委員会の報告では、IFSWと協力してさまざ
賞として、日本の大橋先生が表彰されるとの報告も
まな国際関係の出版をしていくことが議論された。
なされた。
また、SAGEから2冊の本が出版されることになっ
たとの報告があった。特に、80周年記念事業として、
7月17日午前9:00∼午後5:00(昼休憩を含む)
歴代会長に関する本が出版されることになり、国際
次回大会報告では、2010年に開催が予定されてい
ソーシャルワーク学校連盟の歴史的な資料としての
る香港での3団体連合の世界大会の準備状況が報告
活用が期待されている。
され、また、2012年には、スウェーデンでの大会が
女性問題委員会では、女性の地位向上や人権問題
予定されているとの報告がなされた。3団体合同の
委員会および国連活動委員会との連携を行うことが
/ No.60
49
ダーバン出張報告
報告され、今後、この3委員会での議論を活性化し
ていくことなどが議論された。
公式言語委員会報告では、現在の状況から、さら
に、中国語を公式言語にすることも選択肢として検
た。
ニュースレター委員会報告では、ニュースレター
の電子化が進められ、ウェブサイトでも見られるよ
うになったとの報告がなされた。
討した方がよいのではないかとの提言がなされた。
スリランカの津波被害に対する支援事業委員会報
しかし、国連の公式言語なども参考にすべきではな
告では、
支援事業の内容についての報告がなされた。
いかとの意見も出され、継続的に審議していくこと
最後に、ダーバン大会での会員総会での次第につ
で了承された。
いての確認と、追加報告・審議事項の確認がなされ、
それぞれの地域部会(アフリカ、ラテンアメリカ、
了承された。
アジア・パシフィック、北アメリカ・カリブ領域、
ヨーロッパ、北欧、東ヨーロッパサブ領域)で報告
がなされた。
4−2.出席の成果
今回の理事会の議論を踏まえ、IASSWでの日本
国際ソーシャルワーカー協会報告では、デビッ
に対する期待も大きくなりつつあり、日本もさまざ
ト・ジョーンズ会長が、香港での合同大会開催に先
まな形で国際貢献を行っていかなければならないと
立ち、挨拶および協力要請を行った。
考える。
7月18日午前9:30∼午後3:30(昼休憩を含む)
4−3.追記
ウェブサイト委員会報告では、それぞれの言語で
ダーバン世界大会については、国内の重要な会議
ウェブサイトが見られるようになり、内容の充実と
のため、出席できなかった。そのため、世界大会の
更新をしていくとのことの報告がなされた。
状況や会長等の選挙結果については、秋元執行理事
80周年記念事業報告では、歴代会長に関する本が
出版されるとの報告があり、その本の回覧がなされ
50
/ No.60
の復命書を参照して頂きたい。
ダーバン出張報告
ダーバン執行理事会・理事会・総会・第34回大会復命書 2008年8月5日
日本社会福祉教育学校連盟
会長 大橋 謙策 殿
IASSW執行理事(Member At-Large)
秋元 樹
7月16日 執行委員会(ブルー・ウオーターズ・ホテル)
16日−18日 理事会(ブルー・ウオーターズ・ホテル)
20日−24日 第34回大会(International Conference Center国際会議場)
22日 総会(International Conference Center国際会議場)
24日 理事会(ヒルトンホテル)
目次
Ⅰ 日本社会福祉教育学校連盟に会長より感謝の盾
Ⅱ 新会長にアンジェリーナーー役員選挙結果
Ⅲ 執行理事会
1.候補者選定委員会(Nominating Committee)報告 委員会任務・手続き等の検討
2.2010年大会及び2012年大会 2012年はスウェーデン
3.CSWEによる財務会計及び会員データ管理 委託契約の見直し
Ⅳ 理事会
盧7月16日ー18日理事会
盪7月24日理事会 新役員体制スタート
Ⅴ 総会
秋元役員候補者選定委員長の任務を終了、岡田理事が新候補者選定委員会委員に選出
Ⅵ 第34回大会
Ⅶ APASWE理事会及び地域会議
Ⅰ 日本社会福祉教育学校連盟に会長より感謝の盾
20日開会式において、IASSWアベ・タセ会長か
ブライアン・リトルチャイルド
Brian Littlechild(イギリス)
87.6票
らこの間の日本社会福祉学校連盟の貢献に対し感謝
の表彰が行われた。このようなことはIASSWとし
蘯選挙選出理事
て前例のないことである。日本社会福祉教育学校連
○ダリア・ザヴィセック
盟大橋会長がこれを壇上で受け取り、感謝のプレゼ
Darja Zavirsek(スロベニア)
112.7票
○ヴィムラ
ンテーションを行った。
Vimla(インド)
Ⅱ 新会長にアンジェリーナーー役員選挙結果
選挙結果は以下の通り(加盟校は各1票、個人会
100.3票
メング・リュー
Meng Liu(中国)
98.3票
レトニー・ロック
員は各10分の1票;○印が当選):
Letnie Rock(バルバドス)
85.7票
盧会長
投票総数205校、個人会員74人、投票率は40パー
○アンジェリーナ・ユン・ツァン
Angelina Yuen Tsang(香港)
118.8票
常に高い)
。
ヴィシャンティ・スユーポール
Vishanthie Sewpaul(南アフリカ)
セントを超える(このような任意団体にあっては非
93.6票
Ⅲ 執行理事会
盪書記長
中心議題は次の3点。
1.候補者選定委員会(Nominating Committee)
○ヘレ・シトラウス
Helle Strauss(デンマーク)
115.6票
報告 委員会任務・手続き等の検討
/ No.60
51
ダーバン出張報告
委員長秋元から盧前回大阪理事会以降の活動、盪
2年間の全期間の活動、蘯次期に向けての9項目改
Ⅳ 理事会
盧7月16日−18日理事会
善案が報告され、特に蘯についての長時間の議論が
岡田日本代表理事による復命書参照。
盪7月24日理事会 新役員体制スタート
なされた。
蘯についてすべての合意を得たが主なものは次の2
新会長の下での第1回理事会である。
点である:
理事交代等による各委員会等の委員長・委員の選
①候補者選定委員会(Nominating Committee)の
任務と責任
任
①プ ロ ジ ェ ク ト 委 員 会 ダ リ ア ・ ザ ヴ ィ セ ッ ク
選挙管理委員会的存在ではなく、候補者を自ら探
Darja Zavirsek
し、見出し、決定する。会員からの推薦等は従来通
②言語委員会 前委員長の下ですでに体制等は固ま
り受け付けるがそれらは「情報の提供」であり、そ
ったので休会にする旨の提案が委員長よりなさ
れ以上のものではない。
れ、ほぼ全員が賛同したが、秋元が強く反対。全
②選挙の時期
くその重要性は変わっていない旨主張。次回パロ
2010年以降IASSW、IFSW、ICSW合同の大会と
マ理事会までの間に意見交換することになった。
なり、その開催時期はIASSWの従来の7月から大
③連 帯 基 金 委 員 会 ガ ヴ ィ ン ・ レ ニ ー G a v i n
きくずれることがありうる。今後は、大会時期では
Rennie
なくカレンダー上の7月に選挙日を固定する。大会
④IASSW組織再検討タースクフォース(新設)
会場における最終投票機会、大会期間中に開催され
アンジェリーナ・ユン・ツァン Angelina Yuen
るIASSW総会での選挙結果発表は今後必ずしも行
Tsang(委員は秋元樹、ヘレ・シトラウス
われないことになる。
Helle Strauss、ヴィシャンティ・スユーポール
Vishanthie Sewpaul、グン・S・ハチンソン
2.2010年大会及び2012年大会 2012年はスウェ
ーデン
Gunn Strand Huchinson、ブライアン・リトルチ
ャイルド Brian Littlechild)
上記の通りいずれもIASSW、IFSW、ICSW合同の
大会となる。
⑤キャサリン・ケンドル賞委員会 パロマ理事会で
選任
盧2010年香港大会は12月開催予定から6月開催
⑥人権委員会 リン・ヒーリー Lynne Healy
(10−15日の予定)に変更された。大会テーマは
⑦ソーシャルワーク定義検討委員会 ペタアン・ベ
"Social Work and Social Development: The
ーカー Peta-anne Baker(委員は秋元樹、リン
Agenda"(ソーシャルワークとソーシャルディベ
ダ・スナイダーLinda Snyder、ジドラフ・ワイ
ロップメント:ザ・アジェンダ)
リレ Gidraph Wairire、シャーリー・コックス
パンフレット
参照
Shirley Cox)
盪2012年大会はスウェーデンに決定された。コーデ
ィネーターはICSWが担当。
⑧IASSW=IFSW合同委員会 アンジェリーナ・ユ
ン・ツァン Angelina Yuen Tsang、ガヴィン・
レニーGavin Rennie
⑨2010年世界大会国際プログラム委員会 アンジェ
3.CSWEによる財務会計及び会員データ管理
リーナ・ユン・ツァン Angelina Yuen Tsang、
委託契約の見直し
リナ・ドミネリ Lena Dominelli、リン・ヒーリ
IASSWの財務会計及び会員データの管理は
ー Lynne Healy、レトニー・ロックレトニー・
CSWE(アメリカソーシャルワーク教育協会)に委
ロック Letnie Rock、アナ・エリザベテ・モタ
託しているが、今回役員選挙の最終段階おける候補
Ana Elizabette Motta、ヴィシャンティ・スユー
者資格審査を機会に、その管理が必ずしもスムーズ
ポール Vishanthie Sewpaul
に行われていないことが発覚(不正等ではない)。
なお、運営規則(Manual of Procedures)の整備
これを正す交渉の過程で、CSWEが委託料の12000
は10月までにリン・ヒーリーの下でなされる。
ドルから3万数千ドルへの値上げを求めてきた。当
次回の執行理事会と理事会は1月15−17日パロマ
面2万ドルで暫定的に継続、改善・代替策を検討し
で開催される。15日9−12時執行理事会、15日2
つつCSWEとの交渉を続ける。
時−17日理事会。
2009年7月理事会は仮に香港(10−15日前後)と
52
/ No.60
ダーバン出張報告
する。次回パロマ理事会で再検討。United Arabか
(通称:執行理事)とされていた──秋元はそれに
ら開催の申し出があったが、翌年の1月理事会を提
該当──が、今後は選挙選出理事4名全員をメンバ
案する。
ーとする。
会長補佐は香港のシャーリー。
盪次期候補者選定委員会の選挙
Ⅴ
総会 秋元理事役員候補者選定委員長の任務を
現候補者選定委員会委員長(秋元)より2年間の
終了、岡田日本代表理事が新候補者選定員会委員に
報告とともに、規約に従い下記の7名の次期候補者
会長、書記長、会計、各地域連盟、課題別委員会
選定委員会委員の候補者が示され、総会において選
の過去2年間の各報告(別添2006−2008Biennial
出された。
Report参照)のほか次の2点が主な点である。
ジュード・アーウィン Jude Irwin(ニュージー
盧IASSW規約改正の報告
ランド)委員長
9か条にわたる改正がなされたが日本に直接関わ
る条項は次の2点である。
アナマリア・カンパニーニ Annamarian
Campanini(イタリア)
リン・ヒーリー Lynne Healy(アメリカ)
①会員の種類の整理(第Ⅳ/1)
正会員(full)を個別スクール(大学/学部その
カロリン・ムニョス Carolina Munoz(チリ)
レングウィ・カテンブラ・ムワンサ Lengwe-
他の教育組織)に限定する。従来は、各国の連盟
Katembula Mwansa(ジンバブエ)
(たとえば、日本社会福祉学校連盟)、地域連盟、サ
岡田進一 Shinichi Okada(日本)
ブ地域連盟等も正会員になれたがこれを廃止。また、
グン・シトランド・ハチンソン Gunn Strand
5か国、10スクール、50名以上で組織した課題別グ
Hutchinso(ノルウェー)
ループ会員(group members)のカテゴリーを廃
止する。
Ⅵ 第34回大会
長澤紀美子先生による復命書参照。
②全選挙選出理事(Members At-large)を執行委
員会メンバーに(第Ⅴ/6)
従来は会長の指名する2名の選挙選出理事
Ⅶ APASWE理事会及び地域会議
長澤紀美子先生による復命書参照。
(Members At-large)のみが執行委員会メンバー
/ No.60
53
ダーバン出張報告
IASSW(国際社会福祉学校連盟)第34回大会 復命書 平成20年8月16日
日本社会福祉教育学校連盟
会長 大橋 謙策 殿
高知女子大学 長澤 紀美子
内容
1.第34回大会の概要
1)大会の概要(プログラム概要等)
2)大会参加者数と日本人参加者
3)報告されたテーマの動向
2.主要な講演・セッション等の概要
1)開会式・大橋会長の授賞スピーチ
2)開会式・社会開発省大臣Dr. ZOLA SIDNEY THEMBA SKWEYIYAの歓迎挨拶
3)開会式・基調講演 Anfani Okusun(USA)
4)全体パネル・セッション「過去を振り返り、将来を見据える:ソーシャルワーク教育と実践における歴
史の影響」
3.IASSW 国際調査(World Census)2010について
1.第34回大会の概要
大会事務局の非公式発表によると、次のとおりで
1)大会の概要
ある。
○大会テーマ:「グローバルとローカルの差異を越
○参加者:65ヶ国から約1,500人。うち南ア500人
えて―ソーシャルワーク教育とソーシャルワーク
(社会開発省関係者ら)。
日本人参加者 事前登録23名 当日参加15名
実践の課題―」
○日時・場所
○研究&実践報告:分科会154
・日時:2008年7月20∼24日
・口頭報告数:約550、内日本人2名:秋本樹(日
・場所:南アフリカ クワズール・ナタール州 ダ
ーバン市 国際会議場
○プログラムの概要
7月20日(日)開会式、ウェルカム・カクテル・パ
本女子大学)、阪口春彦(龍谷大学短期大学部)
・ポスター報告60、内日本人5名:綿祐二(文京学
院大学)、得津慎子(関西福祉科学大学)
、森和子
(文京学院大学)、森恭子(文教大学)、孫良ほか
(神戸学院大学)
ーティ
開会式では、IASSW 会長Dr. Abye Tasse、
※地域別参加者数は未だ公表されていないが、アジ
IFSW 会長Mr.David Jones、ICSW 会長 Mr.
アでは、中国(香港含む)、韓国の参加者が我が
Denys Correll らによる開会挨拶、南ア社会開発
国に比して圧倒的に多い。
省大臣の歓迎挨拶、日本社会福祉教育学校連盟の
3)報告されたテーマの動向
表彰、基調講演等が行われた。
○テーマの動向
7月21日(月)キャサリン・ケンダール賞受賞者表
彰、全体パネル・セッション、分科会
大会の4日間(7月21日∼24日)にわたって延べ
154の分科会が開催された。
7月 2 2 日 ( 火 ) リ ー ジ ョ ナ ル ・ ミ ー テ ィ ン グ
大会テーマを受けて、近年の国際社会の課題、と
(APASWE については別途長澤報告参照)
、アイ
りわけ経済のグローバル化に伴う格差の拡大、紛争
リーン・ヤングハズバンド記念講演、分科会、
や難民、HIV/AIDS、自然災害などに対するソーシ
IASSW 年次総会(秋元IASSW 執行理事報告参
ャルワーク実践・教育における対応が報告された。
照)
またソーシャルワーカーが扱う生活問題の変化に伴
7月23日(水)全体セッション「グローバリゼイシ
ョン、女性、子ども」分科会、ポスターセッショ
ン、ビーチパーティ
7月24日(木)分科会、閉会式、福祉現場・施設等
多様性教育等の見直しが議論された。
ジェンダー問題を扱う「女性の潮流」分科会を除
いて、
分科会ごとにテーマが設定されていないため、
分科会とそこで報告されたテーマを正確に分類する
視察
2)大会参加者数と日本人参加者
54
う、ソーシャルワークの価値・倫理教育、人権教育、
/ No.60
のは困難であるが、概ね次のような内容に整理でき
ダーバン出張報告
る。
と述べ、グローバル経済の危機の現代におけるソー
①ソーシャルワーク教育に関するもの
シャルワーカーの役割の重要性、および現実の生活
・国際ソーシャルワーク教育:各国におけるソーシ
課題に対応したソーシャルワーク教育の刷新を強調
ャルワーク教育・ソーシャルワーク教育の国際比
較、国際ソーシャルワーク実習・実習生の交換留
学
した。スピーチの概要は以下のとおりである。
現在、南アフリカ共和国では、貧困の蔓延や
HIV/AIDS(25万世帯といわれるエイズ孤児の問題
・ソーシャルワーク教育や実習に係わる研究および
も含む)、薬物中毒等、多様な問題に直面している
実践:コミュニティ・ソーシャルワーク教育(グ
が、多くのソーシャルワーカーが、近年、報酬に惹
ローバルとローカルの統合)、当事者参加による
かれて英国やニュージーランド等国外に流出し、人
ソーシャルワーク教育、多様性を学ぶソーシャル
材が不足している。その対策として、政府は補助的
ワーク教育、実践と理論の統合、職種間教育、E-
ソーシャルワーカーの養成・研修を進める法律を成
ラーニング、クリティカル・ソーシャルワーク等
立させるとともに、社会保障給付を管轄する部局を
・専門職の課題や能力開発:ソーシャルワーカーの
新たに庁として独立させ、社会開発省の各支部局で
能力開発、マネジメントやバーンアウト、倫理・
はソーシャルワークのサービスに集中できるように
ジレンマ・価値、人権と社会正義
し、ソーシャルワーカーの業務負担の軽減を図った。
②ソーシャルワーク実践・研究に関するもの
ソーシャルワーカーの仕事は「長時間の献身と多
・現代の国際社会の共通課題:グローバリゼイショ
くのケースを抱えて労力を要する困難な仕事」であ
ン、貧困、ホームレス、災害マネジメント・トラ
り、「働けば働くほど、人の痛み・苦しみに対して
ウマ対応ソーシャルワーク、難民、エスニック・
何もしていないように感じるもの」であり、南アの
マイノリティや原住民への対応
ソーシャルワーカーに心からの感謝を捧げる。
・対象別支援:HIV/AIDS、児童保護、ファミリ
その上で、抜本的にソーシャルワーク教育を見直
ー・ソーシャルワーク、性暴力被害者(ドメステ
し、現実の生活問題に対応できるソーシャルワーカ
ィック・バイオレンス、レイプ、人身売買等)、
ーの養成を希望する。具体的には、正にいま困窮し
精神保健、薬物中毒者、高齢者、障害者、不妊者
ている社会問題を反映したカリキュラムの開発、コ
等
ミュニティとの相互作用に焦点を当てた実際的な研
・新たなソーシャルワーク領域:ソーシャルキャピ
修等の実施であり、これらの問題に関する本大会で
タル・社会開発、犯罪学ソーシャルワーク、エ
の議論の進展を期待する。
コ・ツーリズム
3)開会式・基調講演 Anfani Okusun(USA)
2.主要な講演・セッション等の概要
アメリカ・インディアナ州の工科大学に通う(飛
1)開会式・大橋会長の授賞スピーチ
び級システムによる)10歳の大学生Anfani Okusun
開会式において、IASSW タセ会長から、日本社
が「グローバルトレンドの変容:ソーシャルワーク
会福祉教育学校連盟の貢献に対し、大橋会長に表彰
の役割の課題」と題して講演した。講演の概要は以
がおこなわれた(秋元IASSW 執行理事の報告を参
下のとおりである。
照)。
グローバル化した社会のもとで、新自由主義的経
大橋会長は授賞のスピーチの中で、日本社会福祉
済の弊害が地球規模で広がっている。新自由主義的
教育学校連盟の創設時からの日本の社会福祉教育・
経済が支配する現状では、持てる者持たざる者の間
研究における取り組みを紹介し、近年の秋元理事や
の格差が拡大し、教育(education)が、資本主義
岡田理事を中心とした国際的な貢献に触れるととも
経済の中で役立つ技術の訓練(schooling)と資格
に、「アジア型ソーシャルケア教育の標準化と国家
の証明(certification)へと変容しており、一部の
資格の互換性」
(EUのボローニャプロセスがモデル)
富裕層以外には、もの言わぬ盲目的で政治的に無関
の構想について述べ、継続的な国際貢献への意志を
心な消費者層と恵まれない飢餓状況にある層が存在
表明した。
している。
2)開会式・社会開発省大臣Dr. ZOLA SIDNEY
このような状況下で、ソーシャルワーカーを含む
THEMBA SKWEYIYAの歓迎挨拶
NGO(非政府組織)が貧困撲滅や抑圧されている
大臣は、冒頭、「我々社会開発省がここにいるこ
人々の救済に向けて活動していることは重要であ
とは、南アおよびアフリカ大陸が直面する社会問題
る。特に、南アフリカ共和国では、アパルトヘイト
を政府のみでは解決できないことの表れである。」
廃止後の、ネルソン・マンデラ元大統領とデズモン
/ No.60
55
ダーバン出張報告
ド・ツツ大司教が主導した「思いやり・許し・和解」
ィールドワーカーとして、政府の社会政策を遂行
の活動の意義は大きく、これこそが「協働」
する役割を果たすようになったからである。唯一、
(collaboration)であるといえる。
例外であったのが、ユーゴスラビアであり、全国
さらにこの時代に、ソーシャルワーク研究者・実
にソーシャルワーカー養成施設が1950年代に設立
践者には、既存の理論に依るだけではなく、新たな
され、共産主義のもとでのソーシャルワーク教育
理論を求め、恵まれない人々のニーズや関心を充た
の発展が進められた。
す協働的な実践を創り出すことが求められている。
新たな理論の動きとしては、Iain Ferguson による
②Fikile Mazibuko教授(カズール・ナタール大学、
南アフリカ)
“Reclaiming Social Work: Challenging Neo-
「アフリカにおけるソーシャルワーク実践と教
liberalism and Promoting Social Justice”やLena
育」:アフリカでは、ソーシャルワーク実践と教
Dominelli による“Anti-Oppressive Social Work
育は、社会の変化に大きな影響を受けてきた。ア
Theory and Practice”などが挙げられる。ソーシ
フリカにおけるソーシャルワーク実践と教育の歴
ャルワークは、ポストモダンの概念も含めて活用で
史は、植民地時代、ポスト植民地時代、独立後の
きるすべてのものを統合し、生活の構造変化に対応
3つの時期に分けられる。ソーシャルワークは、
する理論や実践を構築する必要がある。
脇に追いやられる時期も活用される時期もあり、
このために二つの可能性を提案したい。1つめに
またエンパワメントの道具としてでなく、コント
は、ジェンダー間のパワーの不均衡を是正すること、
ロールと無力化の道具としても利用される場合も
2つめには、ローカルまたはグローバルなレベルで
あった。20世紀後半以降、ソーシャルワークは社
のNPO(not-for-pfofit)を組織化し、カウンターパ
会開発の中核的な役割を果たしはじめ、現在は変
ワーとすることである。
化する社会経済状況に、ソーシャルワーク教育が
講演の最後は、聴衆のスタンディングオベイショ
ンで、アメリカ民主党オバマ候補のスローガンであ
いかに対応するかが課題となっている。
③Katherine Kendall博士(IASSW 名誉会長)
る“Yes, We Can!”の大合唱で締めくくられた。
大会に出席されなかったため、ビデオによるプレ
一方、大学生とはいえ、10歳の児童に基調講演を任
ゼンテーション。ソーシャルワーク教育の質向上
せること(しかも専攻は社会科学ではなく工学)に、
やソーシャルワークの国際的な発展に大きな貢献
批判する向きもあった。
を果たされた博士は、高齢ながら意気軒昂たる様
尚、Anfani Okusun の講演に対する答弁者とし
て、ホームレスの児童が登場し、普段届かぬ声を聞
くことの意義と、彼らの日々の生活について述べた。
子で、後進のソーシャルワーク教育者・実践者に
激励のメッセージを送った。
※①と②の報告から、東欧諸国とアフリカ諸国の近
4)全体パネル・セッション「過去を振り返り、将
年の共通性に気づく。両地域とも、1990年代初め
来を見据える:ソーシャルワーク教育と実践にお
の民主化により、ソーシャルワーク教育・実践が
ける歴史の影響」
一挙に拡大したものの、それと同時に、グローバ
ソーシャルワーク教育・実践の歴史的発展過程を
ル化の波を受けて、生活困窮者の増加や急速な都
振り返り、ソーシャルワークの将来への示唆を考察
市化の問題等、深刻な社会問題に速やかな対応を
する趣旨で、3人の演者により報告がおこなわれた。
迫られることとなった。それぞれの地域で、社会
①Darja Zavirsek 教授(リュブリャナ大学、スロ
情勢の変化にソーシャルワーク教育・実践がどう
ベニア)
応答していけるかが焦点であることが、よく理解
「東欧の共産主義国家におけるソーシャルワーク
される報告であった。
教育」:東欧諸国において、ソーシャルワーク教
育の萌芽は、西欧諸国の影響を受け、1920年代∼
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3.IASSW 国際調査(World Census)2010
1930年代にかけて広がったが、第二次世界大戦後
について
から1990年代初めの冷戦終結まで、ソーシャルワ
IASSW 国際調査(World Census)常設委員会で
ーク教育の進展は遅れた。それは共産主義政権下
は、2005年に世界28ヶ国の加盟校147校に対して、
では、ケースワークなど(社会全体より)個別の
設立時期・専任教員の数と属性(ソーシャルワーカ
ニーズを重視する考え方が「西洋のブルジョワ的
ーの経験の有無や社会福祉学学位の有無)、教育課
価値観」として排斥され、その後、ソーシャルワ
程(修士・博士課程の設置、カリキュラムの内容等)
ーカーは、福祉(welfare)ワーカーあるいはフ
について調査を行い、その概要が本大会のポスター
/ No.60
ダーバン出張報告
セッションで報告された。ついては、本委員会は、
ルワーク教育のトレンドと課題である。なお、当該
2010年により包括的かつ詳細な国際調査を実施する
委員会は、加盟校はその国や地域の調査結果にアク
予定である。大会中の7/24には、本調査に関する
セスし、データを活用できる権利があり、加盟校の
計画が公表された。
関心を反映した調査にしたいということで質問項目
計画によれば、質問項目は、①ソーシャルワーク
教育プログラム、②教育研究部門の責任者(管理者)
、
③専任教員、④学生、⑤国際交流・研修等の国際的
な視点、⑥教育カリキュラム・⑦必修科目と内容、
⑧選択科目と内容、⑨選択の教育手法、⑩ソーシャ
等、調査に関する要望や意見を加盟校から募集して
いる。
連絡先は、IASSW 国際調査常設委員会BarrettaHerman, Angelineまで
(A9[email protected])
/ No.60
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平成20年度 介護福祉等に係る講習会
平成20年度 介護福祉等に係る講習会
1.主催
文部科学省
2.講習会の趣旨
介護福祉士資格等の代替として、社会福祉士介護福祉士学校指定規則附則第六条第二項第二号及び第三項
第二号「文部科学大臣及び厚生労働大臣が別に定める基準を満たす講習会」に位置付けられる。
3.期間
平成20年8月18日(月)∼8月29日(金)
10日間
(8月23日(土)・8月24日(日)を除く)
4.実施会場
(東京会場)
東洋大学 白山キャンパス
(名古屋会場)
日本福祉大学名古屋キャンパス
(京都会場)
同志社大学新町キャンパス
(熊本会場)
熊本学園大学
5.受講者
東京会場 85名 名古屋会場 44名 京都会場 64名 熊本会場 82名 計275名
6.実施状況
20年度初めて実施される施策であり、文部科学省からの委託事業
として学校連盟で取り組みました。残暑厳しい中、講師の先生方に
は短期間の移動等で大変ご迷惑をおかけいたしました。
大雨で名古屋会場の授業開始時間を遅らせるなど多少の混乱はあ
りましたが、講習会は無事終了いたしました。現在、受講者の課題
レポートを審査協力者の
先生方にお願いし12月末
には修了認定証を各教育
委員会や私学担当部署等
に送付し今年度は終了と
なります。
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平成20年度 介護福祉等に係る講習会
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2008年度全国社会福祉教育セミナー
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第10回 福祉教育研修講座
第10回 福祉教育研修講座(第一報)
今日的な新しい福祉問題に
社会福祉実践はどう向き合うか
お正月明けの恒例となった福祉教育研修講座は、第10回目を迎えることとなりました。全国各地から福
祉系の高校と大学等の教員が一堂に会し、研修と交流を深めるユニークな機会として好評を得ております。
昨年度に引き続いて、全国福祉高等学校長会が共催団体となり、高大連携によって企画してまいりました。
今回は、新たな社会福祉士受験資格に係る指定科目として「権利擁護と成年後見制度」「更生保護制度」
などが提示されたという動向等も踏まえつつ、「今日的な新しい福祉問題に社会福祉実践はどう向き合うか」
をメインテーマに掲げ、高校「福祉」の授業改善と大学等の福祉教育におけるFD(ファカルティ・ディベ
ロップメント)とを念頭に、高校と大学等の教員がともに学びあった事柄を現場で活かせるようなプログラ
ムを企画しました。1日目は、まず、上記の動向等から、「更生保護とソーシャルワーク(仮題)」について
の講演を予定しています。これに引き続き、スクールソーシャルワーク、NPOによるホームレスへの自立
支援、ファミリーソーシャルワークなどに関する実践報告をしていただき、ディスカッションをしたいと考
えています。
2日目午前中は、毎回好評の模擬授業を、高校での「社会福祉基礎」「基礎介護」
「社会福祉援助技術」を
想定してのものと、大学等での「社会福祉援助技術演習」を想定してのもので実施予定です。今年度は、可
能であれば、実際の授業の対象である高校生等の参加も得て実施したい。
そして、2日目午後には、「高大連結に向けた教育内容」という視点から、テキストや教材のあり方等に
関してのパネルディスカッションを予定しています。
社会福祉教育に関心をお持ちの方々に、心より参加を呼びかけます。
社団法人日本社会福祉教育学校連盟会長 大橋 謙策
福祉教育委員会委員長 野口 定久
期 間:2009(平成21)年 1月10日(土)∼11日(日)
会 場:調整中(東京都内の予定)
主 催:社団法人日本社会福祉教育学校連盟[担当:福祉教育委員会]
共 催:全国福祉高等学校長会
後 援(予定 交渉中):文部科学省、日本社会福祉学会、日本社会福祉実践理論学会、日本地域福
祉学会、社会事業史学会、社団法人日本社会福祉士養成校協会、日本福祉教育・ボランティ
ア学習学会、ソーシャルケアサービス従事者研究協議会、日本社会福祉教育学会、全国社会
福祉協議会
対 象:学校連盟会員校教員、高校教員、大学院生
※福祉系大学等及び福祉系高校の非常勤講師も参加が可能ですので関係者への周知をお願い
します。
定 員:200名
参加受付期間:11月10日(月)∼12月15日(月)
*満員になり次第締め切ります。
参加費(予定):講座参加費: 8,000円
交流会費: 5,000円
2日目昼食: 1,000円
(2日目は、日曜で、休憩時間も限られているため、お弁当を準備いたします。)
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第10回 福祉教育研修講座
プログラム予定
第1日目(1月10日(土))
13:00∼13:30
受付
13:30∼13:45
開会 オリエンテーション
13:45∼15:15
講演 「更生保護とソーシャルワーク(仮題)」
講師 加藤幸雄氏(日本福祉大学副学長、日本司法福祉学会常任理事)
15:15∼15:30
休憩
15:30∼18:00
実践報告とディスカッション
(実践報告予定)
1 スクールソーシャルワーク関連
2 NPOによるホームレスへの自立支援
3 ファミリーソーシャルワーク関連
15:15∼15:30
交流会
第2日目(1月11日(日))
15:15∼15:30
模擬授業
高校における授業に関連して
1 社会福祉基礎
2 基礎介護・社会福祉援助技術
大学等での授業に関連して
社会福祉援助技術演習
12:00∼13:00
昼食、休憩
13:00∼15:30
パネルディスカッション「高大連結に向けた教育内容」
※ このご案内は、8月4日現在のものです。内容や講師等は一部変更する場合
がございますので、その旨ご了承ください。
※ お申し込み方法、参加費振り込みの方法等については、11月10日(月)から
の申し込み期間にあわせまして、本連盟ホームページ(http://www.jassw.jp)
にて公開いたします。
また、ご不明の点等ございましたら、下記までお問い合せください。
社団法人日本社会福祉教育学校連盟事務局
〒160-0008 東京都新宿区三栄町8 森山ビル西館402号
TEL:03-5366-5964 FAX:03-5366-5965
E-mail:[email protected]
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編集後記
四谷
だより
Yotsuya Dayori
蚪「第10回福祉教育研修講座」開催のお知
らせ
・平成21(2009)年1月24日貍
開票
期間:平成21(2009)年1月10日貍∼11日豸
平成21(2009)年2月21日貍
場所:法政大学市ヶ谷キャンパス外濠校舎他
役員・評議員就任予定者名簿の公開
※詳細は別途ご案内申し上げます。
(当連盟ホームページにて公開いたします。)
蚪「平成21−22(2009−2010)年度役員及
び評議員選挙の実施
蚪今後の会議の予定(変更されることもあります)
・平成21(2009)年2月7日貍
・平成20(2008)年12月5日貊
平成20(2008)年度第2回三役会
・平成21(2009)年2月21日貍
投票用紙の配布
・平成21(2009)年1月16日貊
平成20(2008)年度第1回理事会
・平成21(2009)年3月7日貍
投票締め切り
平成20(2008)年度臨時総会
はじめまして ∼事務局スタッフ紹介∼
ソーシャルワーク…?の
私ですが、社会福祉という
言葉の響きは大好きです。
精一杯活用して皆様のお役に立ちたいと思っており
ます。
よろしくご指導の程お願いいたします。
(渡辺 徹)
今まで培ってきた経験を
編集後記
この通信は、毎年度2号の刊行が、本法人事業計
参りたいと思います。
画上予定されている。今回も、年度前半に1回、後
なお、広報委員会では、この通信とともに、連盟
半に1回の発行を目指していたところであるが、広
ホームページ「http://www.jassw.jp/」を情報提供、
報委員会の原稿依頼の段取りの悪さなど、諸事情か
情報交換の場として充実させていきたいと考えてお
ら発行が12月となりましたこと、お詫び申し上げま
ります。会員校の皆様からのご意見、ご要望等あり
す。数少ない会員校の皆様への情報提供の場の一つ
ましたらご提示いただければ幸いです。
として、今後は、このようなことのないよう努めて
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事務局 広報委員会担当 船水浩行
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