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平成27年度エネルギー教育モデル校実践報告書
1.学 校 名
栃木市立家中小学校
2.3ヵ年度
自ら学び生き生きと活動できる児童の育成
共通テーマ
(平成27 年度認定校)
~学んだことからエネルギーや環境についての考えをもつ~
3.今年度テーマ
身のまわりの生活の中のエネルギーを見つけよう
4.実践のねらい
理科・社会科・家庭科での、エネルギーに着目した新しい授業展開を構想することを
通して,身の回りのエネルギーや環境が生活とどのようにかかわっているのかをじっく
りと見つめると共に,その価値やありがたさに気づく子どもを育てる。
・ 研究1年次として、3教科についてエネルギーや環境に着目できる新しい学習展開
の構想をする。また,総合的な学習の時間でも学習展開の開発を進める。
・ エネルギーや環境の価値に視点を当てた授業の工夫をする。
・ エネルギーや環境の視点に関わる自分の思いを表出し合う工夫をする。
・ エネルギーに関する観察実験の技能向上と外部講師との連携を工夫する。
5.校内の
実施体制
※実践担当した教
職員の合計数をい
れてください
学校長・教頭・教務主任及び、3 年~6 年担任と学校事務職員で運営委員会を組織す
る。
学校長 井口 桂一
教頭 栗原喜美子
教務主任 大出 悦子
3 年 鈴木 仁子
4 年 飯島 一重
5 年 清田 裕子
6 年 平原 雅俊
事務 田村創太郎
その他、運営委員会以外の本校職員 10 名
※実践担当教員数
6.全校
児童・生徒数
7.実践参加
児童・生徒数
学年・教科・
時間数
人
1学年
2学年
3学年
4学年
5学年
6学年
計
27
29
27
28
27
42
180
1学年
2学年
3学年
4学年
5学年
6学年
計
27
27
27
28
27
42
180
学年
8.実践した
18
教科
時間数
学年
教科
時間数
3
社会
20
4
理科
18
4
社会
10
5
理科
22
5
社会
9
6
理科
20
6
社会
14
5・6
家庭科
20
3
理科
18
5
総合
6
9.「4つの課題」の視点で授業を実施した学年、教科、単元名を箇条書きで記載して下さい。
A.エネルギー安定供給の確保 【要点】エネルギー資源小国
学年
教科
単元名
3
社会
昔の道具と人々の暮らし
5
社会
日本の工業の特色
6
社会
世界と私たち
B.地球温暖化問題とエネルギー問題 【要点】化石燃料の大量消費と二酸化炭素の排出
学年
教科
単元名
5
社会
日本の工業の特色
6
理科
ものの燃え方
4
理科
電気の働き
6
家庭
夏を涼しく 冬を暖かく
C.多様性なエネルギー源とその特徴 【要点】エネルギー源の種類と、それぞれのメリット・デメリット
学年
教科
単元名
5
社会
日本の工業の特色
6
理科
発電と電気の利用
5
理科
流れる水の働き
4
理科
電気の働き
5
家庭
物を生かして住みやすく
6
家庭
任せてね今日の食事
D.省エネルギーに向けた取組【要点】省エネの更なる推進
学年
教科
単元名
5
社会
日本の工業の特色
6
理科
発電と電気の利用
4
社会
ゴミの始末
3
社会
昔の道具と人々の暮らし
4
理科
電気の働き
5
総合
エコな生活について
10.実践活動報告
時 期
実践活動の内容
支援方法
7
エネルギー教育運営委員会の設置と実施
・ 今年度の計画立案及び3年間の計画確認
委員会はこの後適宜実施すした。
11 月と 1 月には、お茶を購入した。
9
単元内容について追究すると共
4 年理科「閉じ込めた空気と水」授業実践
閉じ込めた空気には元に戻ろうとする力があり、それを に、「ペットボトルロケットを飛ば
利用することで「ペットボトルロケット」が飛ぶことを学 す」体験を行った。その際には保護
んだ。子どもたちは、空気と水の力だけでロケットが飛ぶ 者にも協力をしてもらった。
ペットボトルロケットなどの教
ことに驚いていた。
材を購入した。
分別やリサイクルなどの大切さ
4 年社会「ごみのしまつ」授業実践
ゴミを減量するためにどのようにしたらよいか,調べ学 に気がつくよう、生活との関わりで
習を実施した。子どもたちは,ごみ減量のアイディアを考 エネルギー環境問題に目を向けら
え,発表し合った。分別やリサイクルの大切さについても れるよう支援した。
副教材「かがやけみんなのエネル
意見が出た。
ギー」を活用した。
理科4年「電気の働き」
授業で学んだことと自分の生活とのつながりに目を向
けられるように,ICメロディー,発光ダイオード,光電
池などの生活の中で多く使われている道具を使って調べ
ていく活動を取り入れた。
生活とのつながりを見つけられ
るようにするために,発光ダイオー
ドや光電池,ICメロディーなどの
これからの生活の中にたくさん取
り入れられていく可能性のあるも
のを取り上げた。
発光ダイオード,光電池などの教
材を購入した。
国語 4 年「エネルギー新聞作り」
国語単元を利用し新聞作りを行った。
(次頁写真参照)
10
理科3年「影のでき方と太陽」
光のリレーゲ
ームなど,光がま
っすぐ進むこと
や,光を集めると
明るくなったり
あたたかくなったりすることが実感できる体験を行った。
また、グループごとに実験方法や結果の記録の方法を考え
たりした上で実験した。単元終末では,日光のエネルギー
や太陽の力を使っている道具について考えた。
11
総合 5 年「エコな生活について」
5 年生は、学校祭であるナンキンハゼ祭において、
「エコ
な生活」をテーマに発表会を行った。主な学習内容として
様々な体験を通し,光の性質につ
いて気付いたことをたくさん話せ
るよう投げかけた。太陽のエネルギ
ーを活用することがこれからの環
境にとって大切であることも意識
できができた。
ナンキンハゼ祭で発表する内容
は担任裁量である。5 年生は、エネ
ルギー教育に関わる内容に視点を
当てて追究内容を考えた。
時 期
実践活動の内容
支援方法
は、外国でのエコな生活、日本での食事における「エコ」、
日常生活における節電の工夫等のことであった。調べ学習
も発表に関する意見作成も身のまわりの生活を考えなが
ら、確実に行われていた。下記は発表の例である。
・
「エコな料理を考えよう」
・
「冷蔵庫の開け閉めを減らす」等の電気を節約する方法。
左の例以外でも、照明について、
掃除機の利用について、エアコンの
利用について、リサイクルについ
て、外国での実践について等のテー
マがあり、多様な発表を行うことが
できた。この会は保護者も参観して
いるため、エネルギー教育に関して
いい啓発のなったと考える。
全校「栽培活動」
6 年理科「ものの燃え方」では、植物の二酸化炭素の吸
収の視点から地球温暖化の抑制につながることを学習す
る。このことを、児童に呼びかけ、全校栽培活動を実施し、
全学年で「植物」を栽培し植物の力で地球温暖化の抑制が
できることにつ
いて気付かせる
ようにした。
エネルギー教育研究初年度のた
め、3 年生以上の学年を担当とした
が、本来ならば全学年が担当する方
が望ましい。そのため、全校栽培活
動を計画し、地球温暖化防止と関連
させながら植物と空気との関係や
自然と共に生きる持続可能な生活
について考えるよう助言してきた。
花の苗、プランター、土等を購入
した。
運営委員会「エネルギー教育掲示板」設置
「エネルギー教育掲示板」では、
エネルギー教育の視点、実践の様子
を知らせるようにした。
社会科5年「日本の工業の特色」
自動車の学習をしながら、エネル
日産自動車栃木工場へ行き,自動車ができるまで,その ギー資源や輸入・輸出等の課題につ
過程におけるリサイクル,環境に配慮した新型車作りなど いても学習した。副教材「かがやけ
について見学したり,説明を聞いたりした。見学をもとに みんなのエネルギー」を活用した。
これからの自動車作りに求められることについて調べ,環
環境地球儀等の教材を購入した。
境に配慮した車作りの大切さなど様々な視点から意見が
出された。
12
6 年家庭科「任せてね今日の食事」
献立を考え食事を作ることが、学習内容となっている。
そのことにあわせて、電子レンジ・電気ポット等の消費電
力、ガスについて、残った食材による堆肥作成についても
考えるようにした。
6 年家庭科「任せてね今日の食事」
献立を考え食事を作ることが、学
習内容となっている。そのことにあ
わせて、電子レンジ・電気ポット等
の消費電力、ガスについて、残った
食材による堆肥作成についても考
えるようにした。
時 期
実践活動の内容
支援方法
1
社会科3年「昔の道具と人々の暮らし」
おじいさんおばあさんが子供のころの道具やくらしに
ついて体験するために,昔の道具を活用した。昔は電気が
ない中でのくらしであったことに話がおよび、昔の暮らし
のよさを感じている児童も見られた。
火を使っての調理、洗濯の仕方な
ど、今では考えられないような道具
だが、環境に悪くない生活であった
ことを実感できた。
昔の暮らし(図書)、昔の道具セ
ットなどの教材を購入した。
4 年理科「水の姿」
水の三態について学習する単元
である。エネルギー教育との関連で
は、水が沸騰したときの水蒸気の力
で発電ができることやこのときの
水蒸気はかなり高温になることに
気がつくような体験を行った。
体験を通して水蒸気や湯気とい
った用語の正しい認識を定着させ
たい。ガスコンロ等で何度も実験を
行えたことがよかった。
ガスコンロ等の教材を購入した。
2
正木小学校では、授業参観と共に
先進校視察
本校教諭が、エネルギー教育先進校である「羽島市立正 研究内容についての説明を行って
木小学校」を視察した。また、中部電力の「電気の科学館」 いただいた。
を参観した。
視察研修のため旅費を支出した。
6 年「発電と電気の利用」
手回し発電機で発電し、コンデンサーに蓄電するといっ
た体験を行う単元である。単に発電機のハンドルを回すと
発電するというだけではなく、そのときの手ごたえも含め
エネルギーを実感させたいと考えた。子どもたちは、単な
るモーターが発電機なること、電気を使う機材によって消
費電力が違うこ
とを手ごたえで
もって感じ、そ
の様子に驚いて
いた。
手回し発電機、コンデンサ-、充
電池等を活用し、発電できること、
電気を貯めておけること、電気は熱
に変換できること等を学習できる
ようにした。
手回し発電機、コンデンサー、充
電池セット等を購入した。
5 年「電磁石の働き」
エナメル線を使って、自作の電磁
電気エネルギーが、単に明かりを付けるだけではなく、 石を作成させながら、電磁石につい
磁石のエネルギーや運動のエネルギーに変換することを て学べるようにする。
エナメル線等の教材を購入した。
学習する。N極、S極の変化、コイルの枚数による磁石の
力の違い等を学習する共に、リニアモーターカーとの関わ
りも含め、電気エネルギーの変換にも目を向けさせた。
11.今年度の
実践の成果
12.次年度に
向けた課題
本年度のテーマは「生活の中のエネルギーを見つけよう」であった。このテーマを
もとに社会科・理科・家庭科の授業を中心に実践を積み重ねてきた。それぞれの教科
ごとの成果と課題は次の通りである。
〈社会科〉
○ ゴミ問題の学習では,ゴミ減量や,リサイクルについて考えることができた。
○ 昔の道具体験では,エネルギーがどのように移り変わってきたかを考えられた。
また、現在,当たり前のようにある電気・ガスのありがたみを感じていた。
〈理科〉
○ 発電や蓄電など体験していくことで,電気の利用や働きに興味を持つだけでは
なく,電気エネルギーをどのように利用していくかなどにも子どもの思いを広げ
ることができた。
○ エネルギーだけでなく環境問題にも正面から取り組むことができた。
〈家庭科〉
○ 実物を使って実感することで,エネルギーや環境に目を向けることができた。
◎ 全体的に
他校視察等により,エネルギー教育実践の手がかりをつかむと共に,教師自身が見
聞を広めることができた。実際に教師が見てきたことや感じたことを子どもたちに伝
えることが,子どもの意欲を高揚させるのに役立っていると感じた。
〈社会科〉
今後は,実物に近いリアルな教材利用を推進しながらエネルギーをもっと身近に感
じさせたい。
〈理科〉
各学年の学習内容を吟味して,内容のつながりをさらに考えながらエネルギーに関
わる授業を作っていくことで,エネルギーの重要性を認識できるようにしていきたい。
〈家庭科〉
購入した教材をより効果的に使えるようにしながらエネルギー教育を進めていきた
い。
◎ 全体的に
次年度も,エネルギー教育に関わる新しい単元を開発すると共に,常に新しい教材
や情報を手に入れて,子どもたちがエネルギーや環境に目を向け、そのありがたさや
重要性に気付けるようにしていきたい。
○
13.外部(家庭・
地域等)への
情報発信につ
いて
一部の学年においては学級便り等でエネルギー教育の実践の様子を家庭へ周知す
ることができた。
○ 学校便りにおいて、エネルギー教育を行っていることやその内容の一部を家庭へ
周知することができた。
○ 校内に「エネルギー教育掲示板」を設置し、全校児童への周知を図ると共に、来
校者への情報発信も進めているところである。
14.施設見学先、参加した研修会・講習会・イベント等
(1)施設名(研修会名等)
(2)対象
(3)人数
日産自動車栃木工場
5 年生
27 名
新日鐵住金鹿島製鉄所
5 年生
27 名
15.外部講師
(1)講師名
(2)講師所属
(3)テーマ
日産自動車
日産自動車栃木工場
ものづくりキャラバン
16.購入書籍
(1)書籍名
(2)出版社
昔の暮らし
ポプラ社
17.購入した実験教材名、製作した教材名
(1)教材名
(2)メーカー
(3)数
生ゴミ堆肥実験
ウチダ
1
かんきょうカルタ
ウチダ
1
デジタル照度計
ウチダ
1
ワットモニター
ウチダ
1
環境地球儀
ウチダ
1
地球儀
ウチダ
6
昔の道具セット
ウチダ
1
ビニール導線・リード線付き太陽電池
ウチダ
15
エナメル線
ウチダ
1
手回し発電機
ウチダ
15
コンデンサー
ウチダ
15
カセットコンロ
ウチダ
9
ガス検知機
ナリカ
12
ペットボトルロケットセット
ウチダ
3
充電池セット
パナソニック
1
Fly UP