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別添1 - 科学Tryアングル岡山へ

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別添1 - 科学Tryアングル岡山へ
別添1
科学Tryアングル岡山 平成26年度行事
H27.01.06現在
機関名
岡山大学
岡山理科大学
責任者
行事名
開催時期
原田 勲
連携評価・助言合同委員会
平成27年1月25日
原田 勲
運営委員会
偶数月指定日
15:30-17:30
平成26年度:岡山大学で3回,岡山理科大、倉
敷芸科大、津山高専で各1回
味野道信
合同開催科学大好き岡山クラブ
8月31日
岡山理科大・岡山大、各機関2テーマ以上出
展
原田 勲
味野道信
(理数に挑戦:セカンド、ファイナル)
9月27日、11月2日
小・中学生のための科学コンテスト:後援
大嶋孝吉
講義;先進科学体験
実習8月中:臨界実
習、HiSOR実習
大学コンソーシアム岡山に提供
原田 勲
留学生研究交流会
10/18-19
連携機関の留学生が研究発表を通じて交流を深めると
ともに企業人による就職支援を行う。
原田 勲
味野 道信
集まれ!科学への挑戦者
平成27年1月25日
中・高・大学生の研究発表大会
原田 勲
HPの更新
随時
各サテライトからの情報をアップ
原田 勲
各部会委員の管理
随時
各サテライトからの情報を集約
大西荘一
KTOメールサーバの管理運用
平成26年5月、7月、 岡山理科大学のKTO担当者として、KTOの運
10月、12月、平成27 営に参加する。KTOメーリングリストの管理運
年1月(予定)
用を行う。
西村直樹
先進科学講座「エコツーリズム技法」オ
平成26年4月8日
リエンテーション
西村直樹
先進科学講座「エコツーリズム技法」
平成26年9月1日~6 大学コンソーシアム岡山に提供:先進科学講義「エコ
ツーリズム技法」を実施する(鹿児島県屋久島)。
日
高原周一
米田 稔
合同科学大好き岡山クラブ
平成26年8月31日
KTO合同「科学大好き岡山クラブ」(会場:岡山
理科大学)の運営と出展を行う。
野瀬重人
第11回理数教育研修講演会
平成26年10月11日
理数教員志望者および現職教員を対象に、日
本の学校教育を指導している講師を招いて、
講演会および討論会を開催する。
松下尚史
平成26年度留学生研究交流会
平成26年10月18日
~19日
留学生を対象とする研究交流会を連携機関と
協力して企画運営する。
山口一裕
第7回理科教材開発研修
平成26年度後期
(予定)
地学教育分野の教材作成方法について、現
職教員および理科教員志願者へ指導助言し、
併せて実践的環境教育法を紹介する。
加藤敬史
合同開催「科学大好き岡山クラブ」
平成26年8月31日
岡山理科大学を会場にして本学から2テーマを出
展予定
小山悦司
集まれ!科学への挑戦者
平成27年1月25日
これまでの科学チャレンジコンテストを発展的に統
合
佐藤誠
合同開催「科学大好き岡山クラブ」
8/31
2テーマ出展
佐藤誠
八木 秀幸
留学生研究交流会
10/18-19
連携機関の留学生が研究発表を通じて交流を深
めるとともに企業人による就職支援を行う。
佐藤誠
(科学夢クラブ津山)
年6回(7/5, 7/19,
太陽電池,極低温,光の不思議,天体観測,
10/4, 10/11, 11/22,
化石,二足ロボット:後援
12/6)
佐藤誠
廣木一亮
(津山洋学資料館子供科学教室)
8/2
八木 秀幸
(レゴブロックを用いた創作ロボット教 年5回(10/11-
室)
12/13)
少年少女発明クラブと連携して,レゴブロック
を使用したロボット創作教室を開き、青少年の
創造性開発を図る
森脇 啓治
綱島 清子
集まれ!科学への挑戦者
中・高・大学生の研究発表大会
倉敷芸術科学大学
津山工業高等専門学校
岡山県
行事概要
平成27年1月25日
大学コンソーシアム岡山に提供:先進科学講義「エコ
ツーリズム技法」の履修説明会を開催する。
江戸時代の化学書からの再現実験:後援
行事/取組名称
第 6 回理科教材開発研修
担当部門・機関
理科教育支援部門
開催日時・期間
平成 26 年 3 月 16 日
主
催
共 催
香川県余木崎、
愛媛県新居浜市、西条市
会場
科学トライアングル岡山
岡山理科大学サテライト部門
後
援
岡山理科大学ボランティアセンター
概要
理科教材開発研修は、現役教員と教職を目指している学生が一緒に生徒が身近に感じられる岩石標
本づくりを行うこととそれを通して交流の場を提供することを目的に実施してきた。今回の研修では
岡山県内では見られない地球深部からもたらされたとてもきれいな岩石・鉱物を観察・採集して、こ
れらの岩石・鉱物がどんな生い立ちを持っているのかをみんなで考えた。さらに中央構造線沿いに分
布する白亜紀の堆積岩である和泉層群の地層の観察を行い、代表的な砂岩標本を採集し、砂岩の堆積
構造の観察や地層の走向と傾斜の測定を行った。最後に名水で有名な西条市の「うちぬき」を観察し
て、基礎的な水質調査の方法について学び、得られたデータから地下水のでき方について検討した。
今回は 39 名と多くの参加者が集まったが、みなさんが熱心に地層の観察、岩石採取や水質調査をし
ていただき、現職教員と学生の交流も盛んだったので大変有意義な研修になった。
参加者
参加者 39 名
内訳:現役教員 10 人、高校生 6 人
岡山理科大学学生 20 人
岡山理科大学科学ボランティアセンター 1 人
担当 山口一裕、野瀬重人 2 人
報告事項
今回の実習では、各場所で具体的な観察事項を挙げたテキストを作成したので、現地で参加者が何
をすればよいかを分かりやすいと好評であった。
香川県余木崎にて、日本でもよく知られた代表的な砂岩である和泉砂岩の露頭観察を行った。ここ
では、つぎの 6 つの項目の観察と測定を行った。
観察 1 砂岩、泥岩、砂岩泥岩互層の観察、
観察 2 地層の重なり方の観察、
観察 3 地層の走向と傾斜の測定、
観察 4 地層中の堆積構造の観察、
観察 5 生痕化石の観察、
観察 6 断層の観察
この露頭の砂岩は、砂岩泥岩互層であり、混濁流によ
り生成されたタービダイトである。級化成層やスランプ
構造など堆積岩に見られる堆積構造、一部の泥岩中には
生痕化石も観察できた。どのようにしてこのような堆積
岩ができたのかをみんなで議論した。また、クリノメー
ターを使用した砂岩の走向と傾斜の測定方法を説明し
て、参加者に測定していただいた。地層の走向と傾斜を
測る意味を説明した。現職教員のなかには初めて走向と
1
図1
和泉砂岩露頭の実地観察
傾斜を測定した方もおられて、今度学校で生徒に実践と説明ができると喜んでもらえた。
愛媛県新居浜市国領川河原では超高圧変成岩を観察した。河原の礫の観察方法や礫の種類の判定方
法を説明した。河原の礫の配列から川の流れる方向を知ることができること、礫から河川上流域の地
質を知ることができること、上流域には地下深部で高圧
な変成作用を受けた岩石が露出していること、など実物
を見ながら説明した。いろいろな種類の変成岩を採取し
た。現職教員からは、きれいな岩石標本だけでなく、説
明を受けて、岩石の生い立ちを理解したので、現場の教
育に生かせるとの評価をいただいた。
続いて、愛媛県西条市では「うちぬき」と呼ばれる自
噴泉の観察と湧水のメカニズムや水質調査の基本的な
方法を学んだ。参加者に実際に水のpH や電気伝導度
(EC)の測定を体験させた。さらにイオンメーター(Ca、
Na、NO3)でこれらイオンの含有量も測定した。涵養
図 2 地層観察
源である加茂川の水についても同様の測定をした結果、
両者の水質が似ていることから西条の地下水の源が加
茂川であることを推定できた。また河口付近にある井戸
水の EC とイオンメーターの測定値から、井戸水が塩水
化していることが明らかとなった。このように EC は水
中のイオンの総量を簡単に測定できるもので、その値は
水質形成過程と関係あり、しかも簡単に測定できるの
で、中学校や高等学校で河川水や地下水の水質を取り扱
うときにぜひとも使っていただきたい測定器でもある
ので、今回の実習で実際に使用していただいたことは。
また帰りに涵養源である加茂川の河原の観察を行い、周
辺の地形と合わせて河川水が地表から地下へという流
れ、西条に地下水になっていることを実感していただい
図 3 国領川における岩石採取
た。多くの先生方は、水の調査が初めてなので関心が非
常に高かった。
参加者アンケートについて
今回の研修のアンケートをとった結果(総数 27 人)
で、「研修に参加してどうでしたか」の質問に対して非
常に満足が 20 人、やや満足が 7 人と大変好評であった
ことが分かった。
また、科学 Try アングル岡山の活動については、イベ
ントに参加したことがある 8 人、聞いたことがある 1
人、初めて参加したが 18 人であった。
参加した理由については、内容に興味・関心があると 図 4 自噴泉「うちぬき」の観察実習
答えた人が 14 人、勉強・仕事に役立てるためが 23 人、
すすめられたが 9 人となった。
以下に自由記述欄の感想や意見を掲載します。
先生方から
①「初めて、この研修に参加しましたが、とても参考になりました。クリノメーターの使い方も実
際に使ってみたことで、良く理解できました。礫を調べることでその地域にどのような地殻変動が起
きたかを推定できることもわかり、視野が広がしました。また、水質調査では水質の調査結果と地層
2
を合わせて考えることで地下水の流れなどもわかることが分かったので、今後の調査の参考にしたい
と思います。資料が丁寧にまとめられていたので、とてもよく理解でき、有意義な研修になりました。
ありがとうございました。
」
②「当日の資料もわかり易く、講師の先生の解説も詳細でよく理解できました。標本だけでなく、
現地で「もと」を見るというフィールドワークの大切さを改めて実感しました。参加している学生さ
んも熱心で多くの事を学べたと思います。本日はありがとうございました。実行された先生方にあら
ためてお礼申し上げます。
」
③「実際に現地に出て観察することで、あいまいだった知識の裏付けがとれたように思う。地学は
近年大きく新しい事象があきらかとなっているため良い研修になりました。
」
④「学生、生徒が野外観察を行う機会を与えてくれてありがとうございます。加えて水のpH、EC
を測定することで地下の様子が推定できる実習は生徒たちにとっていい経験になったと思います。こ
れからも継続をお願いします。
」
⑤「大変お世話になりました。やはり現地に行って実物を見て確かめることが非常に重要です。そ
の際様々な方々と交流することにも意義があると思います。ありがとうございました。
」
⑥「山のでき方、クリノメーターの使い方がわかり参考になりました。井戸の水質調査も簡単にで
きておもしろかったです。
」
⑦「この様な機会がないとなかなか見られないものを見ることが出来てたいへん満足しました。す
ぐに質問することができる状況で見学ができたことが良かったと思います。
」
⑧「専門が生物で、地学は苦手意識があったのですが、岩石の事がくわしく学べて、今後の授業で
活かしていきたいと思います。本日はありがとうございました。
」
学生から
⑨「普段関わることがない先生方との出会いの場となり、より多くの人とコミュニケーションをと
ることができ、普段聞くことのできない話を聞くことができ、とてもうれしく思う。」
⑩「地学は難しい分野だと思うが、実物があるだけでもすいぶん違う授業ができると思う。これか
らもぜひ参加したい。
」
⑪「四国に初めてきて岡山の岩石とは異なる多くの岩石があって勉強になりました。大学の先生方
も多くいたこともあって今まで知らなかったことをたくさん教えてもらうことができました。ここで
得た知識を子どもたちに教えていけるようにしていき、来年も楽しく参加していきたいと思います。
」
⑫「岩石採集がとても楽しかった。一つ一つの岩石について細かく教えてくれたのでとても勉強に
なった。扇状地の特徴、水の様子をイオン濃度から解析していって、すんなり頭に入ることが出来た。
とても楽しい一日になりました。
」
⑬「岩石採集は時間を忘れるほど熱が入ってしましました。とても楽しかったです。
」
⑭「自噴泉は地理の授業できいたことがあったので実物を見られてよかったです。それと今まで電
気伝導度の知識があいまいだったので、ここで知れてよかったです。」
⑮「ザクロ石や紅簾石など多くの岩石を採取することが出来て、非常に勉強になりました。砂泥互
層の生成について等も理解を深めることができたので、また機会があれば参加したいと思います。西
条の水の飲み比べもできたので満足です。
」
⑯「西条の弘法水を飲んでみて 2 か所を飲み比べてみて味の違いが分かったこと。Na や EC が違
うことが関係していることを実際に感じることができて良かった。
」
⑰「美しい色の岩石を探すのは非常に難しい作業でしたが、いざ見つけた時の喜びは大変心地よい
ものでした。実際に現物に触れて学ぶ喜びを久しぶりに味わうことが出来ました。
」
3
「科学Tryアングル岡山」第26-1回連携教育推進センター運営委員会議事メモ
日
時
平成26年5月13日(火) 15:30~17:10
場
所
岡山大学学務部小会議室(一般教育棟A棟2階)
出席者数
9/12
欠 席 者
大西委員,山口委員(岡山理科大学)
,八木委員(津山工業高等専門学校)
陪 席 者
青木,小野(岡山理科大学),小林(津山工業高等専門学校)
,大嶋,成本,岩瀬(岡山
大学)
原田センター長から開催の挨拶の後,各委員及び陪席者から自己紹介があった。
前回議事メモの確認
平成25年度第6回連携教育推進センター運営委員会(平成26年2月12日(水)開催)議事メ
モについて,原案のとおり承認された。
協議事項
1)各種委員会,部会等委員,部会員の確定について
原田センター長から,資料1に基づき,委員の交代等について説明があった。まだ回答をいた
だいていない機関もあることから,改めて事務局から名簿の更新依頼をすることとし,名簿の確
定は次回運営委員会に持ち越しとなった。
2)平成26年度KTO活動方針:各機関・各部会の行事予定について
原田センター長から,資料2に基づき,昨年度の行事を参考にしながら今年度の行事予定につ
いて説明があった。改めて事務局から,今年度の行事予定について記載依頼をすることとし,次
回運営委員会において報告することとした。
3)平成26年度運営委員会開催について
原田センター長から,資料3に基づき,運営委員会の開催日及び場所並びに主要行事の開催日
等について説明があった。
なお,佐藤委員から,以下のとおり日程の誤りについて指摘があった。
○留学生研究交流会
誤:10月11日(土)
,12日(日)
正:10月18日(土)
,19日(日)
4)平成26年度「集まれ!科学好き発表会」
(仮称)について
原田センター長から,資料4に基づき,例年1月に合同で開催している「集まれ!科学好き」
と「科学チャレンジコンテスト」について,今年度は両イベントを統一し,口頭発表無しでポス
ター発表のみの開催とするが,その詳細を先日,綱島委員と味野委員とで打合せをしたことの報
告があった。その後,味野委員から,発表会の概要,今後のスケジュール等の検討結果について
の説明があった。
次いで,森脇委員から,企業ブースの出展を検討していることの発言があり,今後,小山委員
に加わっていただき,関係者間で打合せをして中身を詰めていくこととなった。
また,原田センター長から,タイトルを決める必要があるとの発言があり,各委員にアイデア
を出していただくこととなった。
4
5)その他
味野委員から,今年度の合同開催「科学大好き岡山クラブ」について,出展テーマ,受入可能
人数(40分×3回を基本(時間設定無しも可)),光熱水の必要有無,会場の希望等について,
次回運営委員会までに調査をし,その結果に基づき,同委員会にて協議したいことの説明があっ
た。
次いで,岡山理科大学の青木先生から,机上配付資料の建物平面図に基づき,部屋の広さ,机
の可動の有無等について,さらに,コンビニの開店,臨時バスの運行,駐車場の開放等について
説明があった。
報告事項
1)科学普及部門
特になし。
2)先進科学教育部門
大嶋部門長から,
「先進科学体験」の受講希望者が1名いることの報告があった。
次いで,米田委員から,机上配付資料に基づき,
「エコツーリズム技法」のスケジュールと内容
について報告があった。
3)理科教育支援部門
米田委員から,机上配付資料に基づき,平成25年度実施の「第6回理科教材開発研修」につ
いて報告があった。
4)国際交流部門
佐藤委員から,机上配付資料に基づき,
「留学生研究交流会」実施概要及び「夢クラブ」その他
の年間スケジュールについて報告があった。
なお,
「留学生研究交流会」については,今年度が最後であることの発言があった。
5)その他
事務局から,本日,机上配付された資料について,そのデータを送付していただくよう依頼が
あった。
次回開催予定について
次回の委員会は,平成26年6月16日(月)15時30分から,岡山理科大学において開催する
こととした。
5
「科学Tryアングル岡山」第26-2回連携教育推進センター運営委員会議事メモ
日
時
平成26年6月16日(月) 15:30~16:50
場
所
岡山理科大学 50周年記念館3階会議室
出席者数
7/12
欠 席 者
稲田委員(岡山大学)
,山口委員(岡山理科大学)
,加藤委員(倉敷芸術科学大学)
,森脇
委員,綱島委員(岡山県)
陪 席 者
高原,青木(岡山理科大学),菊池(津山工業高等専門学校)
,妹尾(岡山県),成本,岩
瀬(岡山大学)
議事に先立ち,米田委員の案内により,第6回合同開催「科学大好き岡山クラブ」会場の下見が行
われた。
原田センター長から,運営委員会開催の挨拶があった後,本日の会議においては,慣例により当番
校の米田委員に議長をお願いすることとなった。
前回議事メモの確認
平成26-1回連携教育推進センター運営委員会(平成26年5月13日(火)開催)議事メモに
ついて,原案のとおり承認された。
協議事項
1)第6回合同開催「科学大好き岡山クラブ」について
岡山理科大学の青木先生から,机上配付資料に基づき,会場の詳細な説明があった。
次いで,原田センター長及び味野委員から,以下について説明があった。
①出展する企画のテーマ,必要なものを今週中(6/20(金)まで)に回答いただきたい。
②Web から参加申し込みのみを行い,受講者のテーマの振り分けは,当日の受付にて行いたい。
③各機関の宣伝用に,パネルを設置するので,ポスター,配布物等を用意いただきたい。
④各機関分担して,後援依頼をお願いしたい。
・岡山県教育委員会,岡山市教育委員会→岡山大学
・倉敷市教育委員会→倉敷芸術科学大学
・津山市教育委員会→津山工業高等専門学校
・その他必要と思われるところ→各機関
委員から,後援依頼の雛形の提供及び発信者となる原田センター長の押印が必要な場合の対
応について質問があり,事務局において対応することとした。
⑤リーフレットのデザインを倉敷芸術科学大学の学生に有償でお願いしたい旨の依頼があり,小
山委員から,7月上旬までに完成できるかどうか,今週中(6/20(金)まで)に回答いただく
こととなった。
⑥リーフレットは,各機関に100~200部程度渡すので,適宜,配布いただきたい。
⑦台風等,緊急時の判断を要する責任体制を決めておいていただきたい。
⑧受付までの誘導ビラ・誘導マップは,岡山理科大学で作成いただきたい。
⑨来場者に配布するテーマ会場マップは,事務局で用意する。
⑩会場となる講義室の設営,現状復帰は,使用する各機関においてお願いしたい。
6
2)平成26年度各種委員会等名簿の確定について
事務局から,資料1に基づき,前回運営委員会以降の修正を反映したものである旨の説明があ
り,再度,確認いただき,誤りがあった場合は,事務局宛てメールにてお知らせいただくよう依
頼があった。
なお,大西委員に,メーリングリストの更新を依頼した。
3)その他
特になし。
報告事項
1)科学普及部門
原田センター長から,平成26年度「集まれ!科学への挑戦者」(仮称)の実施計画について,
ポスター発表のみとなること,実施会場を確保(岡山大学自然科学研究科棟2階大会議室)した
こと,審査委員のこと等について説明があった。
「集まれ!
なお,前回運営委員会で依頼をした新名称について,特に提案が無かったことから,
科学好き」から「集まれ!科学への挑戦者」としたいことの提案があり,協議の結果,原案のと
おり承認された。
また,小山委員から,審査については,結果よりもプロセスを重視した方がよい旨の発言があ
り,種々議論が行われ,今後詳細を詰めていくこととした。
2)先進科学教育部門
原田センター長から,今年度も「先進科学体験」及び「エコツーリズム技法」を大学コンソー
シアム岡山の単位互換科目に提供している旨の説明があった。
また,米田委員から,
「エコツーリズム技法」の岡山理科大学以外からの受講生が年々減ってい
ることから,将来的に今の形での開講を継続できるかどうか不透明である旨の発言があった。
3)理科教育支援部門
米田委員から,理数教育研修講演会について,本年10月頃文部科学省初等中等教育局の調査
官を講師に,次期改訂予定の学習指導要領について説明いただく旨の発言があった。
4)国際交流部門
佐藤委員から,
「留学生研究交流会」の参加者について,各機関から10名程度集めてほしい旨
の発言があった。
5)その他
原田センター長から,資料2に基づき,平成26年度行事予定について,各機関に更新してい
ただいた旨の発言があった。
次回開催予定について
次回の運営委員会は,平成26年7月29日(火)15時30分から,岡山大学において開催する
こととした。
7
行事/取組名称
太陽電池をうまくつかおう!
担当部門・機関
科学普及部門・津山工業高等専門学校
開催日時・期間
2014 年 7 月 5 日(土)
10:00~12:00
主 催
会場
科学ゆめクラブ津山
ものづくり系マルチパーパスルーム,
科学 Try アングル岡山
後 援
助
成
(独)青少年教育振興機構「子ど
もゆめ基金」
概要
近年,太陽光発電の普及が急速に進んでおり,社会的な関心が高まっているため,小中学生が科学技術に
興味をもつきっかけとして太陽光発電を扱うことが有効であると考えた。本活動では,太陽電池で多くの電
力を発電するためには,その設置場所や設置方法をどのようにすればよいかを,実験を通して学ぶ。また,
太陽光発電について考えることで,身近にある最先端技術や科学・工学への興味が高まることを期待してい
る。
参加者
抽選で選ばれた24名(全員小学生)
,保護者約10名の参加者があった。講師は1名,学生補助員は6名,
講師の電子制御工学科・桶先生研究室メンバーである.
報告事項
当初の目的であった太陽電池を用いた発電量の比較測定はできなかったが,同じ自然エネルギー利用の観点
から風車発電に関わる風車の工作を行うことで,環境やエネルギーに対する意識を啓発できたものと評価して
いる.日差しが戻り,講師による演示実験に留まるを得なかったが,太陽電池の発電量と日射との関係をもと
に,太陽電池を上手に使うときの注意点などを実物で確認することができ,子どもたちにも分かりやすく内容
を伝えることができたものと評価している.また,実際の製品である太陽電池パネルを比較することで様々な
種類があり,効率なども異なることを学べたと思う.
1.参加者アンケート結果
①参加者の内訳
②参加者の感想
風車の工作
・とても楽しかった。こんどはこん虫についてのじっけんをしてほし
いです。
・うまくつくれなかったところもあったけど楽しかった
・最高に楽しかった(複数)
・天気が悪かったのが
・残念でしたが、太陽光パネルの種類を知ることができたのでいつか
買うことがあったら、今日のことを思い出して活用したいです。
・私は工作が苦手だけれど面白かった
太陽電池の特性を屋外で確認
8
行事/取組名称
極低温実験
担当部門・機関
科学普及部門・津山工業高等専門学校
開催日時・期間
2014 年 7 月 19 日(土)
14:00~16:00
主 催
会場
ものづくり系マルチパーパスルー
ム,
科学ゆめクラブ津山
科学 Try アングル岡山
後 援
助
成
(独)青少年教育振興機構「子ど
もゆめ基金」
概要
最先端の科学研究に従事する高専教員が、子どもが楽しく科学の面白さを体験できる実験を実施す
る。窒素は空気中に約70%あるが目には見えない。しかし圧縮することにより液体になる。この液体窒
素を用いて、風船による空気の液化や超伝導など、低温の不思議な世界を伝え、どのように応用されて
いるかを伝えたい。今回は従来の内容に加えて、金属を液体窒素中にいれると電気が通りやすくなるこ
とを体験させる。
参加者
応募者から抽選で選ばれた小中学生 28 名と保護者 15 名程度が参加.
報告事項
電気電子工学科の原田教授とその研究室の学生6名による液体窒素を用いた極低温実験が行われた.液
体窒素で冷却したソフトテニスボールを床に落とすと粉々に割れたり、一旦消したフリクションペンで書
かれた文字が液体窒素で冷却すると再び現れたりと、極低温の不思議を体験することができた。
超伝導体の磁気浮上などの日常では触れることのできない珍しい現象を体験した。
液体窒素は無色、無臭であり、気化することにより空気中の酸素濃度か低下し、人体に危ないことを伝
えることが出来た。また、風船とソフトテニスボールを用いて空気の液化と膨張やゴムの固化を体験した。
さらにフィルムケースの空き箱に液体窒素を入れることにより、液体が
約 700 倍の気体に変化し、キャップが飛ぶ体験をすることにより、窒素
の存在と気化と液化の原理を伝えることができた。
また、銅板やアルミ板を水に浮かべ、その上で磁石を回すと、板が回
転する電磁誘導現象を体験した。
その後イットリウム系超伝導体を液体
窒素に浸けることにより、磁石の浮上特性が得られることを体験し、磁
石と低温の不思議を伝えることができた。
原田先生の講義の様子
アンケート結果
参加者内訳
今日の活動は楽しかったですか
まあまあ
2名
中1 中2
1名 3名
小4年
9名
小6年
7名
小5年
8名
とても
26名
液体窒素による冷却の実験
9
第26-3回「科学Tryアングル岡山」連携教育推進センター運営委員会議事メモ
日
時
平成26年7月29日(火) 15:33~17:04
場
所
岡山大学 学務部小会議室
出席者数
6/12
欠 席 者
山口委員(岡山理科大学),小山委員,加藤委員(倉敷芸術科学大学)
,佐藤委員(代理
出席・廣木)
,八木委員(津山工業高等専門学校),森脇委員,綱島委員(岡山県)
陪 席 者
青木,小野(岡山理科大学)
,廣木,小林(津山工業高等専門学校),成本,岩瀬(岡山
大学)
出席者の確認
原田センター長より,出席者及び欠席者について,説明があった。
前回議事メモの確認
平成26-2回連携教育推進センター運営委員会(平成26年6月16日(月)開催)議事メモに
ついて,原案のとおり承認された。
協議事項
1)第6回「合同開催 科学大好き岡山クラブ」について
原田センター長から資料1に基づき,各テーマの主担当者・概要・出展大学について説明があ
った後,以下のとおり意見が交わされた。
・津山工業高等専門学校から,出展テーマの担当者について報告があった。
・岡山大学から,出展テーマの担当者について訂正があった。
・7/29 現在の申込者数は,約 30 名程度であるため,各機関において一層の広報をする。
・岡山理科大学では,科学ボランティアセンターのイベントが 8 月中旬に開催されるため,その
HP に「合同開催 科学大好き岡山クラブ」へのリンクを貼って広報を行う。
また,8/8 開催のイベントがあるため,定員に達していないようなら,リーフレットを配布する。
・岡山大学では,8月中旬の工学部主催・子供向けイベントにおいて広報する。
・倉敷ライフパーク及びサイピアにおいて,リーフレットを配布してもらう。
・受付要員等を各機関 2 名以上確保する。
・当日は,開会式を 13:00 より 10 分間行う。また,岡山理科大学より副学長などがご出席いただ
ける場合は,開会式でご挨拶をお願いする。
・
「合同開催 科学大好き岡山クラブ」本部を参加者の目につく 4 階会場のモニター横に設置し、
様々な情報の集約を図る。
・各機関の宣伝用パネルを準備し,可動式のパネルを用いて掲示する。
・当日における参加者等への連絡事項等は,PC を用いて 4 階会場のモニターへ掲示する。
・当日の会場案内板等については,岡山理科大学が準備する。
・機材等の搬入は,東門から25号館にアクセスし,会場の下の階から搬入する。詳細は,後日,
岡山理科大学から各機関へ連絡する。
・駐車場は,P1~P4 までを開放予定である。
・総合受付は,館内へ設置する。
・後援申請は,岡山市教育委員会・岡山県教育委員会・倉敷市教育委員会・津山市教育委員会そ
れぞれ提出済である。
・山陽新聞及びリビング岡山のイベント情報へ掲載依頼する。
10
・参加登録者に対して,当日の案内の送付を検討する。
・各機関のブース出展における学生ボランティアの謝礼については,各機関が対処する。
・当日の準備は,8:00~行う。
2)平成 26 年度「集まれ!科学への挑戦者」について
原田センター長より,資料2に基づき,説明があった。
・今年度は,全てポスター発表のみとする。
・発表数は会場の広さを考慮して50件ほどとする。また,各ブースは簡易のパネルで十分では
ないか。
・申請時の審査は,特に内容より出展数の制限に置くので,申込み校の分布などを考慮した事務
的なものにとどめる。ただし、審査委員にはその段階で申請書を査読頂く。
・審査員については,岡山県より,高校教員(4 名)へ依頼済みであり,各大学より各 1 名ずつ選出
してもらい,計 8 名程度としたい。また,審査方法については,2 人 1 組となり,1 ペア 15 件
程度を審査し,その場での指導を重点事項とする。
・表彰については,優秀賞 10 件・奨励賞 10 件程度としたい。ただ,賞品については,現在検討
中である。
・これまでの発表はそのレベルに差が有り,千差万別であった。
・参加者全員に対して,参加賞を含む賞状を出した方が良いのではないか。
・申し込み時の審査をしないのならば,申込み時期は,10 月末~11 月末とすることとでよいので
はないか。
・1月初旬に研究概要(A4・1 枚)を提出してもらい,当日参加者に配布できるよう準備する。
・概要集を審査員に事前に送付する。また,可能なら冊子にする。
これらのことを踏まえて,再度,検討することとした。
3)平成 26 年度「留学生研究交流会」について
津山工業高等専門学校より,資料3に基づき,説明があった。
・各機関において,最低 1 名の研究発表者を選出する。
・当日は,フェリー乗り場まで自己負担で来て頂く。
・岡山大学からの参加者は,可能なら岡山理科大学のバスに乗り合わせる。
・申込みの依頼文等は,津山工業高等専門学校より各機関あてに送付していただく。
4)その他
・岡山理科大学より,
「理数教育研修講演会」について報告があった。リーフレットが完成したら,
各機関へ送付するので,参加者の招集をお願いする。詳細は,後日決定次第連絡する。
報告事項
1)科学普及部門
津山工業高等専門学校から,資料4に基づき,
「科学ゆめクラブ津山」主催のイベントが開催さ
れた旨の報告があった。
それに対し,現在参加していない年齢層をいかにして参加してもらえるかが,今後の課題であ
る。(特に中学生)
中学生からみると,プログラム内容の対象が,自分たちではないと感じて
しまっている可能性がある。その辺を考慮し,また参加型イベントとするなど新しい方策を模
11
索する試みを行い,またこの運営委員会に報告願いたいとの要望がなされた。
2)先進科学教育部門
特になし。
3)理科教育支援部門
特になし。
4)国際交流部門
特になし。
5)その他
今後の「科学 Try アングル岡山」の在り方について,検討していくこととした。
次回開催予定について
次回の運営委員会は,平成26年10月14日(火)15時30分から,津山工業高等専門学校に
おいて開催することとした。
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行事/取組名称
担当部門・機関
開催日時・期間
教養講義 先進科学体験
先進教育部門 岡山大学
平成 26 年 8 月 9.10.13 日
会場
岡山大学牛窓臨海実験所
岡山大学 コラボ棟 306
主 催
後 援
助
成
概要
ガイダンスに参加した医学部保健学科看護学専攻の女子学生が,実際に履修したので,牛窓実験所の坂本
竜也先生と調整し,全国募集臨海実習の一部に参加させていただいた.受講者の実習予定などで日程が
取れず 土,日の参加となったが,台風の影響もあり,ウニの発生観察,動物プランクトン観察など,予定
していた実習が実施できた.SEM/EDX 実習は全学休業日であったが大嶋が実習指導した.
参加者
06425520 医学部 加藤 杏奈
報告事項
単位認定には 3つの提供実習のうち,2つを受講する必要があるが,今年度は HiSOR 実習は行わず,
臨海実習(動物プランクトン観察,ウニの受精卵割観察),SEM/EDX(生物試料,超伝導体 In 試料) に
より単位認定を行った.認定にあたっては,予備知識の受講,講義レポートを考慮した.
13
行事/取組名称
夏休み化学実験教室
担当部門・機関
科学普及部門・津山工業高等専門学校
開催日時・期間
主 催
助
2014 年 8 月 2 日(土)
10:00~15:00
会場
津山洋学資料館
後 援
成
津山洋学資料館
科学 Try アングル岡山
概要
津山洋学資料館では毎夏、小学生向けに、宇田川榕庵の著わした江戸時代の化学書「舎密開宗」から
の再現実験教室を開催しています。
今年は8月2日(土)に、津山高校のSSH科学部が「ふしぎなインキ」と題して金属イオンの色の実
験を、本校からは化学の教員・廣木准教授とゼミ生3名が「スミレの色は何の色?―榕庵先生、酸・ア
ルカリと出会う―」と題して、酸・アルカリの呈色反応実験の指導を行いました。
参加者
応募者から抽選で選ばれた小学生 15 名程度の2グループを,午前と午後に分けて実施.
報告事項
午前午後あわせて 30 名ほどの小学生が、洋学資料館 GENPO ホールにて化学実験に取り組みました。
紫キャベツの抽出液が酸・アルカリに接することで鮮やかな赤色から緑、黄色に変色する様子を観察し、
「舎密開宗」の記述と比較して宇田川榕庵の偉大さの一端を知ることができました。
実験に取り組む子供たち
呈色反応の様子
14
行事/取組名称
第6回 合同開催 「科学大好き岡山クラブ」
担当部門及び
科学 Try アングル岡山 科学普及部門
主催機関
(実施担当:岡山理科大学)
開催日時・期間
平成 26 年 8 月 31 日(日)
会場
13:00~16:30
岡山理科大学
9教室
概要・報告事項
本イベントは,各連携機関にて独自に活動を行っている「科学大好き岡山クラブ」が岡山地
域に一同に会し,小学生から一般県民を対象として,科学への興味を喚起させることを目的に
行ったもので,合同で開催されるのは 6 回目である。また,岡山県教育委員会や岡山市教育委
員会をはじめ多くの後援を得て,次世代を担う子どもたちに科学普及を行うとともに,広く県
民に周知し,参加を促した。受付は,7 月 24 日から開始し,8 月 29 日まで行った。今年度,各
機関(各会場)から出展したテーマは以下のとおりである。
《出展テーマ》
1. テーマA:ペットボトルで顕微鏡を作ろう!
2. テーマB:宝石の原石を見てみよう
3. テーマC:レーザー光線で空中に絵を描こう
4. テーマD:紙コプターと紙ブーメラン
5. テーマE:化石のレプリカをつくろう
6. テーマF:科学発光を見てみよう,分光器体験
7. テーマG:ケイ素っておもしろい
8. テーマH:ドクターフィッシュを体験しよう
9. 自由テーマ:パラボラでヒソヒソ話,サーモカメラで見てみよう
《スケジュール》
12:15~
受付開始
13:00~
開会式
開会挨拶 (原田 勲 科学Tryアングル岡山 連携教育推進センター長)
副学長挨拶(金枝 敏明 岡山理科大学副学長)
概要説明 (味野 道信 岡山大学 自然科学研究科 准教授)
各教室へ移動
13:20~ 1 回目 13:20~14:00
2 回目 14:10~14:50
3 回目 15:00~15:40
16:00~
閉会式
閉会挨拶 (原田 勲 科学Tryアングル岡山 連携教育推進センター長)
講評
(金枝 敏明 岡山理科大学副学長)
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テーマA:ペットボトル顕微鏡を作ろう!/
小郷義久、田村義彦、栗本有紀子、米田美佳、中村有里、朝倉真実、伊藤千佳子(岡山大学工学部
創造工学センター技術新部門)
ペットボトルとガラスビーズでできる簡易顕微鏡(ペットボトル顕微鏡)を作製しました。
一つ一つ手順を追って、全員で一緒に作業を進めました。最初に、ペットボトルの蓋に穴を空
け、直径 2mm ほどのカラスビーズ(手芸店で購入可能)をはめ込み、レンズを作製し、ペット
ボトル用のリサイクルカッターで本体を作製しました。続いて、残ったペットボトルから観察
物をのせるプレパラート(1cm 角)を切り取り、観察サンプルを作製しました。観察サンプルと
して、メダカや金魚を飼育する際に使われているオオカナダモ(アナカリス、金魚藻)と初夏
から自生しているムラサキツユクサを用いました。観察サンプルをのせたプレパレートをペッ
トボトルの飲み口にセロテープで固定し、ガラスビーズをはめ込んだキャップをねじ込み、蛍
光灯の方に向けて穴を覗きながらキャップを回し、ピントを合わせてもらいました。細胞が見
えた時には、あちらこちらから歓声が上がっていました。「こんなに簡単な作りなのに、ハッ
キリと細胞が見える」と驚いていたようです。作り方をとても熱心にメモされる保護者の方も
おられました。夏休み最後の日でしたが、宿題の1つになったかもしれません。
テーマB:宝石の原石を見てみよう
宝石の原石である鉱物の標本(約 10 種類)と,その元である各種堆積岩(三種類)を書画カメラ
と液晶ディスプレイを使って拡大提示した。また宝石の原石が紫外線に対して示す反応を二種
類の波長が切り替えられる研究用紫外線ランプと紫外線 LED をマウントしたポケットライトを
使って実演し,真贋判定に応用されていることを参加者にわかりやすく説明した。
来場者には宝石の原石の一種であるホタル石の自形結晶サンプル(一辺の長さが約 12mm)を配
布した。
16
テーマC: レーザー光線で空中に絵を描こう
光の性質を体験するテーマとして、光源として市販のレーザーポインターを使い、12 枚の
鏡を板の上に円形に配置し、鏡に当てたレーザー光の反射を繰り返し行い、線画を描く体験を
行った。1クラス40分間で合計3回を実施し、
1 回当たり 10 名から 15 名を対象として、合計
40 名の小学生が光の線画を描く体験をした。実
施体制としては、講師1名、アシスタント3名
で行った。
初めに光の性質と実験の注意事項を説明し、あらかじめ準備した手順書を元に、三角形、四角
形、星型、六角形などの図形を描いた。鏡の角度が調整し終わると、ドライアイスのガスを流
し込み、線画が空間に浮かび上がる様子を観察した。最初に線画が浮かび上がると、歓声があ
がる場面もあり、保護者らも一緒になって鏡の調整を行い、光が反射してさまざまな図形が描
けることを楽しんだ。
テーマD:紙コプターと紙ブーメラン
ブーメランと竹とんぼの翼形状を印刷した用紙に,各自イラストなど描いて,オリジナルデザイ
ンの紙ブーメラン,紙コプターを工作した.用紙を
プラスチックフィルムでラミネートしたのち,鋏で
切り抜き,ヘアアイロンで加熱して翼に捩じりを加
えた.紙コプターは,中央に錐で穴を穿ち,竹ひご
をホットボンドで固定した.各自,大小の紙ブーメ
ラン,翼形状の異なる 2 つの紙コプターを作製した.
教室の半分を広く開け,室内で飛ばす練習をした.
1クラス40分,8名から9名で3回行った.
参加者は計26名だった.講師1名,アシスタン
ト1名で実施した.初めに製作手順を説明し,イ
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ラスト描きからは,保護者の方も交えて各自自由に進めてもらった.ラミネート加工や翼にね
じりを加える工程は,熱を用いるので,小さなお子さんの場合,やけどの恐れがあるので,講
師が付き添って行った.
ブーメランに回転を与えて投げるのは子供には難しいらしく,飛ばないと訴えてくる子供が
多かった.紙コプターは回す向きさえ間違えなければ安定に飛ぶ.
テーマE:化石のレプリカをつくろう!&恐竜の鳴き声体験!
来場した小学生やその保護者に中生代のアンモナイトと恐竜などの化石に関する簡単なク
イズと解説の後にレプリカを作成してもらった。
今回は、従来実施してきた油粘土に型を取り,石膏を流し込む方法でアンモナイト,スプリ
ファー,三葉虫のレプリカを作成したが,新たに歯科用印象剤で型を取る方法で恐竜の歯の 3
次元レプリカを作成した。このレプリカでは,肉食恐竜の歯の特徴である鋸歯状の部分も再現
できるので、より本物のようなレプリカをつくれるということで大変好評であった。ただし、
このレプリカを作成するには、石膏の中の気泡を追い出すためにバイブレーターにより振動す
る必要があるので、少し時間がかかった。
恐竜の歯やアンモナイト,三葉虫など有名な
化石を用意したので,本物の化石を手にして,
そのレプリカを持って帰れるということで例年
通り非常に好評であった。また,化石のレプリ
カ作製はいろいろな方法で行われているが,石
こうが硬化するまで時間がかかるという問題が
ある。しかし今回は安いプラスチックのケース
を入手できたのでプラスチックのケースの化石
の型ごと持って帰れるようにしたこと小学生も
図1
化石に関する簡単なクイズを行
保護者の方にも喜んでもらえたと思っている。
っている様子
恐竜の鳴き声体験の実験も,より本物らしい鳴き声が自分で再現できるということでとくに
小学校低学年以下の児童には人気であった。
参加者は、3 回のイベントすべて定員を満たすほど人気があり、児童の化石人気を裏付けた。参加
できなかった希望者もいたので、来年は定員を増やすことも考えたい。
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テーマG:ケイ素っておもしろい
「ケイ素」という元素に焦点を当て、「型取りシリコーン」および「衝撃吸収材」の体験実
験も交えて1回40分の講義を3回行った。
参加者には、大人も子供も興味をもって聞いていただけて、普段なじみのない「ケイ素」とい
うものを少しは理解してもらえたと思う。
しかし、どの回も参加人数が少なく、このイベントを実施する意味があるのかとたいへん疑問
に感じた。
テーマH:ドクターフィッシュを体験しよう!
「ドクターフィッシュの名前の由来と,生き物どうしの助け合いを学ぼう」をテーマに,
ドクターフィッシュの水槽と金魚の水槽を用いて,2 種類の魚の習性がどのように違うかを体験
しました。約 40 分の講義を 3 回行いました。
まず,スライドを用いた概要説明を行った後,用意した二つの水槽に実際に手を入れて魚の
行動の違いを体感しました。ドクターフィッシュが参加者の手に群がる様子に,参加者は大変
興味を持ったようでした。魚の習性を利用して皮膚病等の治療に用いられる所以が理解いただ
けたと思われます。大塚雅広(倉敷芸術科学大学・生命科学部・生命科学科・准教授)
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自由テーマ:パラボラでヒソヒソ話
このブースでは、大型の自作パラボラを使って、音を操ることをテーマに活動してもらっ
た。図の様なパラボラを2台平行に設置して、片方のパラボラの焦点付近でヒソヒソ話をする
と反対側のパラボラの焦点付近では、まるで耳元で囁かれているかのように聞こえるというも
のである。
このブースは自由見学のブースなので、参加者は他のブースの休憩時間等に立ち寄って体験
した。親子でヒソヒソ話を体験するなどして、不思議な体験に興味を持って頂いた。ブースの
説明要員として活躍してくれた大学生も、良い経験になったようだ。
自由テーマ:サーモカメラで見てみよう
このブースでは、サーモカメラ(Thermo Shot F30 / NEC Avio)を体験してもらった。この
サーモカメラは科学 Try アングルの予算で導入していたもので、今回の大好きクラブでも活躍
することになった。このブースは自由見学コースだったので、他のブースの休憩時間等に多く
の参加者が立ち寄っている。
虹色の自分の姿を見ながら、とても楽しそうにはしゃいでいる姿が印象的であった。保護者
の方には、白黒の赤外線強度画像を見せたりしながら原理の説明も行なった。腕に水をつけて
ウチワで扇ぐと、みるみる青くなる様子から、汗をかき、気化熱を利用して体温調節をする大
切さ等も説明した。他にも、髪の毛の濃さによって温度が異なったり、大人よりも代謝の活発
な子どもの方が体温が高い等、意外な発見もあり、楽しい展示となった。
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【報告事項】
参加者は小学生(小学生以下数名)で,岡山市が大部分であった。参加者数は,定員 120 名に対して,
80 名で定員には達さずであった。しかし,Web 申込み開始後,すぐに問い合わせや受付があったこと
から。本イベントに対する期待度が高かったことが窺える。反省点は,広報の期間が短かったことか
ら,参加者が定員に達しなかったことが挙げられる。
《参加者》
登録申込数:
80 名
欠席・キャンセル:19 名
当日申込:
1名
参加者計:
61 名
また,アンケートの集計結果については,以下のとおりである。
《参加者の回答》
・何と何を食べて一番小さい生き物を守る,環境を守るのが,大事かわかった。
・光の色によって,分光器の見え方が違うことに感動した。光だと3色を混ぜて白,絵の具は,3
色混ぜて黒(グレー)となることにびっくりした。
・色々な花の顕微鏡を作れて,また,家でも作ってみたい。
・今回の参加人数は,ちょうど良い人数でした。多すぎなかったので,スムーズに活動できまし
た。次回も楽しみにしています。
・時間を忘れて,楽しんでいました。貴重な体験をさせていただき,ありがとうございました。
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行事/取組名称
平成 26 年度屋久島実習(「エコツーリズム技法」)
(「大学コンソーシアム岡山」に加盟の大学学生が対象)
担当部門・機関
先進科学教育部門・岡山理科大学
開催日時・期間
平成 26 年 9 月 1 日(月)~
9 月 6 日(土)
主
催
共 催
科学トライアングル岡山
岡山理科大学サテライト部門
会場
後 援
鹿児島県屋久島
岡山県教育委員会
岡山理科大学科学ボランティアセンター
概要
大学コンソーシアム岡山に科目提供している「エコツーリズム技法」の屋久島実習を実施した。3
大学の 23 名が参加し,岡山からの同行教員3名と屋久島の現地講師3名が指導にあたった。 屋久島
実習の前に,事前講習として,説明・講習会(6/28),野外講習(5/24~5/25)とスノーケリング講
習(6 月末~7 月)を行った。また,実習終了後に,事後講習となる報告会(9/27)を開催した。
参加者
同行教員
西村直樹:岡山理大・自然植物園教授,能美洋介:岡山理大・生物地球学部教授
正木智美:岡山理大・非常勤講師
現地講師
松本 毅:岡山理大・非常勤講師(屋久島野外活動総合センター所属)
小原比呂志:岡山理大・非常勤講師(屋久島野外活動総合センター所属)
市川 聡:岡山理大・非常勤講師(屋久島野外活動総合センター所属)
参加学生:23 名
岡山大2年1名,ノートルダム清心女子大2年1名,岡山理科大学 1 年 14 名+2年7名
報告事項
1.実習コースの決定と班分け:応募者と面談して,履修目的・希望を確認し,エコツーリズムコ
ースとフィールドワークコースへの振り分けを行った。各コース内で 5-7 名づつの班分けをおこな
った。
エコツーリズムコース(2 班 13 名)
:読図,スノーケリング,森歩きを通して,屋久島の自然の成
り立ちと仕組みを体験的に学ぶとともに,エコツアーの理念の習得を目的にした。
フィールドワークコース(2 班 10 名)
:読図,沢登り,山中泊登山を通して野外活動の技法習得
を目的にした。
2.事前講習:下記をおこなった。
説明・講習会(6 月 28 日,10am~3pm,岡山理科大学 10 学舎)
内容:実習の概要と障害保険の説明,参加者自己紹介,野外炊事用品などの使用法。
野外講習(5 月 24-25 日,岡山理科大学自然植物園)
内容:フィールドワークコースの学生を対象に,野外での宿泊講習を行った。
スノーケリング講習(6 月末~7 月,インナースペース(岡山市東区君津)
内容:エコツーリズムコースの学生全員がスノーケリング基礎の指導を受けた。
3.屋久島実習内容
9/1:屋久島の宿舎に現地集合。夜,小原現地講師による「屋久島の自然」の講義。
9/2:全員:1/2.5 万地形図とコンパスを用いた読図演習と滝や海岸露頭での地質観察。
9/3:エコツーリズムコース:屋久杉の森歩き(ヤクスギランド)。
フィールドワークコース:沢登り(鈴川)
。
9/4:エコツーリズムコース:スノーケリング (一湊海岸)。
フィールドワークコース:山中泊(淀川小屋)
。
9/5:エコツーリズムコース: 照葉樹林と動物の観察(西部林道)。
フィールドワークコース:登山(黒味岳)
。
9/6:朝食後,現地解散。
22
4.事後講習(9月 27 日,10am~12am,岡山理科大学 21 号館 21215 教室)
実習終了後,パワーポイントを使用したレポート作成の指導を行った。
報告会では,各学生が3~5分のプレゼンテーションを行った.
参加者の感想:「屋久島でたくさんのことを学びました。会って間もない人ばかりでしたが、
一緒に自然と触れ合うことで、より仲も深まったのではないでしょうか。また、屋久島に来るま
でと、来て自然と実際に触れ合ってからの、屋久島や、自然に対する印象は大きく変わりました。
自然を見て美しいと感じるだけでなく、エコツアーの形式で、自然を体感し、学び、理解するこ
とによって、今まで以上に自然を好きになることができました。」「屋久島で沢山のものを五感で
感じ、沢山の知識と思い出を得た。そのなかでも、今自分が最も関心がある部活運営における団
体行動に関する小原さんの考え方・やり方は大変参考になると思えた」
平成 26 年度科学トライアングル岡山 先進科学講義
―屋久島実習の記録―
写真1.地形図とコンパスを用いて読図実習(安房林道).
写真 2.仏陀杉の前で(エコツアーコース)
写真 3.山中泊・登山を無事に終えて(フィールドワークコース)
23
行事/取組名称
光の不思議
担当部門・機関
科学普及部門・津山工業高等専門学校
2014 年 10 月 4 日(土)
14:00~16:00
開催日時・期間
主 催
助
会場
科学ゆめクラブ津山
成
ものづくり系マルチパーパスルーム
後 援
(独)青少年教育振興機構
「子どもゆめ基金」
科学 Try アングル岡山
概要
本実験は小中学校の理科実験の不足を補い、かつ、ものづくりを通じて、理科について興味を深めることを
目的とする。この活動では、講義、実験、工作を実施する。講義では、光と偏光板について基本的な事項を学
習する。小学生低学年でもイメージができるように実験を交えながら実施する。工作では、偏光板とプラステ
ィック板を使ってステンドグラスのキーホルダーを作成する。実験ではクロスニコルでプラスティック製品を
観察し、なぜ色の変化が起こるかを考え、最後に偏光板がどこで利用されているかを解説する。
・光と偏光板について 光とはなにかについて実験を交えながら講義を行う。
・ステンドグラスキーホルダー作成 セロハンテープを重ねる枚数、偏光板の角度で色が変わることを体
験する。
・実験と振り返り プラスティック製品をクロスニコルで観察し色の変化について考える。また、偏光板
がどこで利用されているかを解説する。
参加者
応募者から抽選で選ばれた小中学生 23 名と保護者 15 名程度が参加.
報告事項
参加者は,偏光板という素材を用いて光の不思議な性質を発見する体験ができたと思います.偏光は,液
晶テレビや3D映画では必須で,誰もが利用しているのですが普段はあまり意識されない光学現象です.ガラ
スに反射した光や青空が偏光していることを確かめたり,透明なプラスティックの中の歪を見ることができた
り,コガネムシの雄雌が偏光で識別できることなど不思議なことを体験できたと思います.なによりきれいな
色が現れ,それをアクセサリーに工作できたことは強く印象に残ると期待されます.来年の夏休みの自由研究
のテーマとして関心を持つ参加者がいてくれると望外の喜びです.付き添いの保護者の方たちも興味深げに実
験に参加されて,本イベントの目的は十分に達成できたものと評価しています.
参加者アンケートから
・たのしかった。またさんかしたい。
(多数)
・キーホルダーを作ったのが楽しかった
・へん光板のことをしることができたし、楽しかった
・もっとステンドグラスを作りたいです
・セロテープをへん光板で見るとすごくきれいに見えたのがすごかった
・光がどんなふうにまがったりするのかわかっておもしろかった
光の実験を行っている様子
まあまあ
4名
小6年
少し
2名
小3年
8名
小5年
8名
小4年
3名
とても
19名
どんどん
21名
光弾性の実験
参加者内訳
楽しかったですか?
また参加したいですか?
24
行事/取組名称
昼間の天体観測会
担当部門・機関
科学普及部門・津山工業高等専門学校
開催日時・期間
主 催
助
成
2014 年 10 月 11 日(土)
14:00~16:00
科学ゆめクラブ津山
会場
後 援
(独)青少年教育振興機構
「子どもゆめ基金」
ものづくり系
マルチパーパスルーム,
天文ドーム
科学 Try アングル岡山
概要
夜間の天体観測会は頻繁に行われているが,暗いために設備等の観察は不十分で,装置の動作や原理等を知ることに重
きを置くことは無く,単に指導員が操作した望遠鏡を覗きこむに留まることが多い.この観測会では,赤道儀による恒星
追尾やコンピュータ制御による星の導入の仕組みを実際の設備で観察してもらい,天体観測の仕組みを学んでもらう.ま
た,十分な開口があれば,明るい星であれば昼間に観察することができることを確認してもらう.
・望遠鏡の仕組み レンズを組み合わせて望遠鏡の仕組みを確認
・赤道儀の仕組み 赤道儀の原理と動作
・昼間の星の観察 天文ドームでアルクトゥールス,太陽を観察
参加者
応募者から抽選で選ばれた小中学生 15 名と保護者 10 名程度が参加.
報告事項
レンズを組み合わせて望遠鏡の原理を学ぶ試みでは,教室の壁に上下逆さの小さな文字を書き込んだシールを貼り,読み
取りを競わせるゲームを行い,子どもたちが熱心にレンズを組み合わせて覗き込む様子が見られた.効果的な演出であった.
赤道儀の解説は小学生には難しかったかもしれないが,地球の自転を地球儀と動画を用いて解説し,さらに実際の設備を見
て,操作することで体験的に学べたものと思われる.天体観測での赤道儀の重要性は印象に残ったと思う.あいにく薄曇り
で予定していた金星,火星などの惑星を観察することは叶わなかったが,アルクトゥールスを確認でき,昼間でも星が見え
ることに驚いてもらった.また,太陽観察に伴う危険性について解説することに注力し,参加者には十分に認識してもらえ
たと思う.
天体観測機器の仕組みを知り,昼間でも十分な口径があれば星を観察可能なことを知ってもらうことができ,本科学体験
活動の目的は十分に達成できたと評価される.
赤道儀の説明の様子
25
第26-4回「科学Tryアングル岡山」連携教育推進センター運営委員会議事メモ(案)
日
時
平成26年10月14日(火) 15:30~16:55
場
所
津山工業高等専門学校会議室(管理・一般教育棟2階)
出席者数
7/12
欠 席 者
味野委員(代理出席:大嶋委員),稲田委員〔岡山大学〕,大西委員〔岡山理科大学〕,小
山委員〔倉敷芸術科学大学〕
,森脇委員,綱島委員〔岡山県〕
陪 席 者
柴田,原田,小林〔津山工業高等専門学校〕,成本,岩瀬〔岡山大学〕
開催に先立ち,津山工業高等専門学校・桶教員から,正面玄関前の噴水付近に新たに設置された集
光式太陽光発電システムの説明があった。
議事に先立ち,津山工業高等専門学校・則次校長から挨拶があった。
引き続き,原田センター長から,運営委員会開催の挨拶があった後,本日の会議においては,慣例
により当番校の津山工業高等専門学校・佐藤委員に議長をお願いすることとなった。
前回議事メモの確認
平成26-3回連携教育推進センター運営委員会(平成26年7月29日(火)開催)議事メモに
ついて,原案のとおり承認された。
協議事項
1)平成26年度「集まれ!科学への挑戦者」について
原田センター長から,資料1に基づき,
「集まれ!科学への挑戦者」について詳細な説明があり,
当該募集要項については,岡山県教育委員会を通じて,県内公立高校へ周知していること,及び
県内私立高校,生涯学習センター,倉敷科学センターには郵送により周知している旨の説明があ
った。
今回からポスター発表のみとし,優秀者には表彰を行うが,表彰は従来の岡山県知事,各大学
長が行うのではなく,科学 Try アングル岡山連携教育推進センターが表彰し、表彰状には連携機
関名も入れることとした。
また,本事業の審査に当たり,各機関から,審査員2人の選出をお願いしたい旨の依頼があり,
10月末日までに事務局宛て回答いただくこととした。
2)平成26年度助言委員会・連携評価委員会の開催について
原田センター長から,今年度の助言委員会・連携評価委員会に関して,開催の有無,開催する
とした場合の時期等について,各委員から意見を伺いたい旨の発言があった。
種々意見交換の後,委員から,活動状況を各機関の執行部へ伝えることは重要であるという意
見に纏まり,「集まれ!科学への挑戦者」と同日に開催(13:30~15:00)することとした。なお,
委員会は,従来よりも簡易的なものとし,委員の方には,委員会後,表彰式に参加いただくこと
とした。
次いで,議長から,各機関において,当該機関の委員(学長,副学長等)の出席の有無につい
て確認いただきたい旨の依頼があり,10月末日までに事務局宛て回答いただくこととした。
3)平成26年度「留学生研究交流会」について
26
津山高専・八木委員から,資料4及び机上配付資料に基づき,
「留学生研究交流会」について説
明があった。
委員から,参加費について確認があり,八木委員から,保険料,フェリー代含めて 2,700 円あ
れば足りる旨の説明があった。
4)その他
特になし。
報告事項
1)科学普及部門
議長から,資料2に基づき,第6回合同開催「科学大好き岡山クラブ」について報告があった。
次いで,
「科学ゆめクラブ津山」主催のイベントについて併せて報告があった。
2)先進科学教育部門
岡山大学・大嶋委員から,教養講義の「先進科学体験」
(大学コンソーシアム岡山に講義として
提供)について報告があった。
3)理科教育支援部門
岡山理科大学・山口委員から,第11回理数教育研修講演会について報告があった。
4)国際交流部門
特になし。
5)その他
特になし。
次回開催予定について
次回の運営委員会は,平成26年12月16日(火)15時30分から,倉敷芸術科学大学のお世
話により,新渓園(大原美術館隣)において開催することとした。
なお,原田センター長から,運営委員会後に懇親会も行われるので,過去にKTOに関係してくだ
さった方も含め,数多くの関係者に参加頂くよう要請があった。
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行事/取組名称
第5回留学生研究交流会
担当部門・機関
国際交流部門・津山工業高等専門学校
開催日時・期間
2014 年 10 月 18 日
(土),19 日(日)
主 催
会場
前島研修所(加計学園所有)
科学Tryアングル岡山
後 援
共
催
概要
本交流会は、留学生の就職支援をかねたものでもあるため、最初にヤンマー農機製造(株)人事担当者によ
る基調講演を行った。次に各機関から代表 1 名による研究発表が行われた。発表会後はバーベキューやゲー
ムをして交流会を行った。2 日目は参加者全員による 1 分間スピーチを行い、さらに親睦を深めた。
参加者
岡山大学4名、岡山理科大学11名、倉敷芸術科学大学6名、津山高専5名の留学生と各機関の引率者や講
師を含め全員で 39 名が参加した。留学生の出身は中国をはじめ、韓国、台湾、マレーシア、カンボジア、サ
ウジアラビア、モンゴル、バングラデシュなど多彩であった。
報告事項
1.プログラムは以下のようである。
【1 日目】開会挨拶 1:30 pm~1:35 pm
司会 八木 秀幸(津山工業高等専門学校)
「科学 Try アングル岡山」連携教育推進センター長 原田 勲 (岡山大学)
Ⅰ 基調講演
司会 西川 格(倉敷芸術科学大学 )
1:35 pm~3:05 pm 「海外研修生との交流を通して感じること」
講師
ヤンマー農機製造(株)人事総務部専任部長 加藤 知明氏
Ⅱ 一般講演
司会 松下 尚史(岡山理科大学)
【1】3:40 pm ~ 3:55 pm 「柔軟空気圧シリンダを用いた管内検査ロボット
の開発」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5)
邱 皓俊(岡山理科大学)
【2】3:55 pm ~ 4:10 pm 「ミスト CVD 法による低分子系有機 EL 素子の
開発」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6)
KHAIRUNNISA BINTI SUIB(津山工業高等専門学校)
【3】4:10 pm ~ 4:25 pm
Ⅲ 交流会(第1部)
「A Study of Access Point Aggregation for
Large-scale Wireless Local Area Network」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(9)
Md Ezharul ISLAM(岡山大学)
司会
趙
菲菲(津山工業高等専門学校)
6:00 pm ~ 9:30 pm
バーベキュー、交流会
【2日目】
Ⅳ 交流会(第2部)
9:00 am ~ 9:50 am
司会
趙
菲菲(津山工業高等専門学校)
参加者全員による1分間スピーチ
閉会挨拶 9:55 am ~10:00 am
八木 秀幸(津山工業高等専門学校)
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ヤンマーからの講師は永年にわたる海外研修生の教育経験に基づき、日系企業で働くために必要な要素、企
業風土の違いや日本人との考え方の違いなどについて講演された。アンケートにも就職するのにいい知識を
得たとの記述があり、就職にも有益だったと思われる。その後、参加大学、高専から研究内容の発表があっ
たが、これも研究発表は勉強になったとアンケートにあった。今回の参加目的として勉強に役立てるためと
いうのが40%もあったのが特徴的であった。研究発表の後は、浜辺でバーベキューをしながら、交歓した。
例年に比べ今回は天候に恵まれ、絶好な雰囲気でバーベキューを楽しむことができた。
バーベキュー後は宿舎内でゲームをしながら、交流を行った。ゲームは他大学、高専が入り混じるように
工夫され、親睦が深められた。アンケート結果ではほぼ全員の参加者が楽しかったと答えており、本交流会
の目的は充分達せられたと考えている。
2.アンケート
①あなたは大学生、大学院、高専生ですか
③
②どのようにして知りましたか
参加した感想は
⑤参加した動機は何ですか
④参加費は高いですか
⑥今後このような催しがあれば参加しますか
29
・貴重な勉強ができ、みんなと接したのでよかった
・楽しかった。よかった(多数)
・みんなやさしく、先生はしんせつです。料理はとてもおいしいです。勉強もでき、みんなと一緒に交流
できてとても楽しかった。海はすばらしかった。ありがとうございます。
・また来年すごく参加したい
・先輩たちの発表をききました。たくさん知識をしりました。とてもよかったです。
・ともだちをつくることがほんとうにうれしいです。(多数)
・いろいろな就職するメッセージを先生から聞きました。ほんとうにいいチャンスがあります。
・発表はすごく勉強になりました。たくさんともだちもできたし嬉しかったです。
・いろいろな勉強しました。海と島がとてもきれいです。BBQ もおいしかったです。
3.当日の様子
30
行事/取組名称
担当部門・機関
開催日時・期間
主 催
助
レーザー加工でネームタグを作ろう
(
「青少年のための科学の祭典」ブース出展)
科学普及部門・津山工業高等専門学校
2014 年 11 月 15 日(土)
10:00~17:00
2014 年 11 月 15 日(日)
9:30~15:30
津山高専女子会
会場
後 援
成
ライフパーク倉敷
科学 Try アングル岡山
概要
津山高専女子会を中心に,ライフパーク倉敷で開催された「青少年のための科学の祭典」に表記のテ
ーマでブース出展した.科学Tryアングル(津山高専メンバー)は彼らの出展をサポートする形で参加し
た.KTOで購入したレーザー加工機とノートPCを会場に搬入し,オリジナルデザインのネームタグ
を2D-CADで設計し,アクリル板をレーザー加工することでその場で製作を行うCAD/CAM体
験を提供した.
参加者
「青少年のための科学の祭典」来場者 2 日で140名に対応
報告事項
津山高専女子会プロジェクトの活動として,科学トライアングル岡山WGの支援を受けて,ライフパー
ク倉敷で開催された「青少年のための科学の祭典」に「レーザー加工機でネームタグやストラップの作成」
というテーマで出展しました。女の子や女子学生などたくさん来てくださいました。
最大対応人数を 120 名に予定していましたが,大人気で実際には 140 名余りの方の参加を受け入れまし
た。参加した方は「とてもおもしろかった」と満足げに声をかけてくれました。
開場後 30 分ぐらいで,一日分の整理券がすべて配布完了という大人気の実験コーナーになりました。
参加した中学生の女の子たちは「機械って面白い~」と興味深げにレーザー加工の動作を覗き込んでいま
した。
「青少年のための科学の祭典」は大学や高校,企業などが多数ブース参加する県内最大の科学体験イベ
ントです。毎年1万人以上の来場者があります.本校は今年初めて出展しました。とても有意義な活動で
した。来年以降も継続して参加する予定です。
自分だけのオリジナルデザインのネーム
タグをCADで設計します。
参加してくれた小学生の女の子たち。
自分の作品と一緒に記念撮影です。
31
行事/取組名称
化石発掘体験
担当部門・機関
科学普及部門・津山工業高等専門学校
開催日時・期間
主 催
助
成
2014 年 11 月 22 日(土)
9:00~18:00
科学ゆめクラブ津山
会場
後 援
(独)青少年教育振興機構
「子どもゆめ基金」
高梁市,成羽市,羽山渓
科学 Try アングル岡山
概要
岡山県北部は古生代から新生代第四期にいたるまでの様々な化石が採集できる特異な場所である.しかし,
素人には採掘場所や発掘方法などは不慣れで,化石が産出されることもあまり地元の方には知られていない.
倉敷芸術科学大学生命科学部健康科学科の加藤敬史准教授を講師に招いて近郊の化石採掘箇所を案内していただ
き,参加者に実際に化石発掘を体験してもらい,郷土の特徴の一つをあらためて知っていただく機会を提供し
た. また、小中学校の理科実験観察の不足を補うことも目的とした。なお、発掘は3箇所に散在しており、
交通機関はないため、借り上げバスを利用した。
参加者
応募者から抽選で選ばれた小中学生22名と保護者4名が参加.
報告事項
当日のスケジュール
9:00 津山高専集合・出発
バス移動 (中国自動車道、岡山自動車道経由)
10:00 賀陽IC 高速バス駐車場(岡山県高梁市) 講師と合流
コハク採集
ビカリア,牡蠣など貝化石採集
バス移動
11:50- 成羽町運動公園 昼食
12:20
バス移動
12:30 エントモノチス貝化石採集
13:20 フズリナ化石採集
バス移動
14:00- 徒歩 羽山渓谷地層観察 鍾乳洞探検
15:30
バス移動 (中国自動車道、岡山自動車道経由)
16:30 賀陽IC 講師挨拶 バス内でアンケート記入
17:50 津山高専帰着 終了挨拶 解散
貝化石の採集
探検した鍾乳洞の前で集合
コハクの採集では,ゴルフボール大の化石を見つけた子供がいて驚いた.ビカリア,エントモノチスなど貴
重な化石採集の経験ができたことは子供たちの記憶にずっと残ると思う.路傍に露出している石灰岩の中にフ
ズリナ化石を見つける経験も同様である.講師に人数分のヘルメットとヘッドライトを準備いただき洞窟探検
の経験もすることができた.蝙蝠や洞窟内の昆虫などを間近に観察することができ,参加した子供たちは終始
大興奮であった.地学や古生物などの体験的学習機会を提供できたことは高く評価できる活動であった.今回
の活動により参加した子供たちは郷土について自慢できる知識を獲得できたのではないかと思う.昼食や移動
時間を節約することで帰着解散時刻を 17:30 に早める変更をして実施したが,渋滞などのため,結局,元の予
定通りの時刻解散となった.子どもたちの徒歩移動が予想以上に時間がかかることが分かり,今後の参考にし
たい.
32
行事/取組名称
第 11 回理数教育研修講演会
担当部門・機関
理科教育支援部門・岡山理科大学
開催日時・期間
平成 26 年 10 月 11 日(土)
14:30-16:30
主
催
共 催
岡山理科大学 25 号館 8 階
大ホール
会場
科学トライアングル岡山
岡山理科大学サテライト部門
後 援
岡山県教育委員会
岡山理科大学科学ボランティアセンター
概要
文部科学省・初等中等教育局教育課程課・教科調査官 藤枝秀樹氏を講師に招き、理数教育研修講
演会(第 11 回)を開催した。今回の講演では、21 世紀の日本にふさわしい教育体制をどのように実
現していくのかという視点で、科学技術教育の現状と今後の改革の方向についてのお話をいただいた。
講演題目:
「これからの理科教育を考える-初等中等教育の教育課程をめぐる最近の動向から-」
参加者
講 師:藤枝秀樹 氏(文部科学省・初等中等教育局教育課程課
参加者:教育関係者および一般:64 名、大学生 約 160 名
教科調査官)
報告事項
本講演会は、波田善夫学長の挨拶の後、野瀬重人教授の司会の元、多数の岡山県内の教育関係者お
よび理数教育に関心をもつ大学生を聴衆に迎えて開催された。藤枝先生の高校教師時代のエピソード
から講演会が始まり、先生のご講演は主に「日本の教育の動向」、「学習指導要領の趣旨と改善」、
「今後の教育改革の方向性」の3点にかかる内容であった。以下に講演内容の概要を記す。
...
先ず初めに、藤枝先生の教育実践として、高校在職中、理科(生物)の授業毎に生き物を持参して、
生徒の生物に対する興味と関心を高めることに努めると共に、外部講師とも協力して高度な実験・観
察などを取り入れ、科学的な探求の方法を学ばせる授業等にも取り組まれたことを紹介して戴いた。
「日本の教育の動向」では、教育再生会議や中央教育審議会の提言&審議内容について取り上げ、今
後の教育では「グローバル人材の重要性」、「子供の自己肯定感の低さ」、「学生の主体的な学びの
不十分さ」等の視点の重要性を指摘された。また、「学習指導要領」については、言語活動の充実と
並んで理数教育の充実が重要視されている等のお話があった。授業改善の方向について、これまでは
知識・理解が中心で教えられたことを正確に表現する力を習得させることに授業の中心があったが、
これからは、それらの知識を必要に応じて活用のできる知識・技能の習得が必要であると強調された。
そのためには、教員も教えるだけでなく、生徒がペアやグループ、更にグループ相互でコミュニケー
..........
ションをしながら、各自で答えを見つけ、課題を発見するなどの知の構築への取り組みの大切さを述
べられた。「今後の教育改革の方向性」では、「第2期教育振興基本計画」等のお話があり、「社会
を生き抜く力の養成」を中心にして「生きる力」の育成に取り組むことが重要であると述べられた。
これからの理科教育の方向としては、「教える」と言う技術においては、世界のトップグループであ
るが、生徒を「主体的に学びに向かわせる」という点については、これから研究を重ね、効果的な教
育方法を構築する必要があるとの考えを述べられた。
尚、本報告書に記した講演会アンケートより、本講演会に対する高い評価を伺えた。
藤枝秀樹 先生
と
33
講演会の様子
34
アンケート自由記述欄のコメント
1.1 日一生物というのは、面白そうだなと感じた。生徒の興味を高める工夫を先生が考えることによって、
生徒の科学の心を育んでいくことの大切さが理解できた。ペーパーテストが圧倒的に多いが、その問題
点などを考えるよい機会となった。文科省があらゆる課題の改善に向けて動いている中で、それを実践
するのは現場の先生であることを心に留めておきたい。
2.以前、高校で教員をされていた時の話を導入されていたが、とても興味深いものだった。そこから教育
行政などにつなげて話されたので大変わかりやすかった。
3.今からでもできる事を今日から実践したいと思った。知識伝達型をやめるのは難しいかなと思った。ヒ
ントでやめられるようにしようと思った。1 日 1 生物を実行したいと思いました。
(1 日は難しいので 1
週間くらいで)
4.今の子供たちには「主体的に考える」ことが足りていないことが分かった。実験・観察などの体験に加
え、その結果を討論・発表させて分析解釈する能力、思考力、表現力を育てることが大切だと感じた。
身近な物を使ったりして、理科の有用性を伝えていきたいと改めて思った。
5.今まで知らなかった教育現場のことをたくさん知ることができた。学習指導要領の細かい部分や目的を
知ることができ、今後の勉強に役立てたいと思った。
6.今までの板書を写すだけの授業をするのではなく、生徒がペアやグループで活動して、それぞれの考え
を見つけ、さらに過程を見つける のような授業を作ることが必要だと感じた。
7.教える際の工夫など多くの場面で活用が行える内容を学ぶことができたのでこれからの参考にしたいと
思います。次回はもう少し時間に余裕をもって行ってほしいです。
8.貴重なお話をありがとうございました。私は理科教員免許の取得を目指しており、今回のお話を聞き、
自分が指導する際にどのような展開をしていくのがよいのか参考になりました。
9.教育についてあらためて考えることができた。教師に自分自身がなったとき、より良い教育をするため
に、もっと積極的に考えていくべきだと思った。
10.教育の動向等、3本柱で教育に関する全体的な傾向や考え方が見えてきました。しかし、内容が多か
ったため、具体的にどのような施策をしようとしているのかといった細かい内容を知りたかったです。
11.教科書で教えるというキーワードがとても心に残った。教師になっても日々、色々なことに challenge
し、取り入れることが大切だと考えるいい機会になった。
12.教師を目指していくうえで大事なことを学べた。現在の教育の状況を知っておくべきだと感じた。
13.今日の講演会の導入で直接現場で働いていた方の話は楽しく参考になった。教員が楽しんで話をする
ことにより、周りに伝染していくことが身をもって理解できた。学習指導要領の細かいなどはよく分か
らなかったけど、現状の子どもたちの様子とこれからの教員の課題がとても参考になった。
14.今日は、初等中等教育の教育課程をめぐる最近の動向について藤枝さんの話を聞き、自分の自己肯定
感の低さが日本人が低いことなどが多くあげられていて、日本人のレベルの低さに驚いた。
15.興味がなくては、何も身につかないと思います。この講演では”楽しいということを伝える”という
のを主体に話していたので、私は教師以外の科学者に近い人たちにも同じことが言えると思いました。
ただ、この講演会は生徒全体でのことしか言ってなかったので、仲間外れについてどうするべきかを疑
問に思いました。
16.具体例やグラフが多く見やすく分かりやすかった。また日本の学力を全体的にいろいろな観点から分
析してあり、日本の現状がよく分かった。非常に今後の参考になった。
17.グローバル化にともない変化する現在、それに合わせて学習内容も変化します。教師になるに当たり、
常にアンテナをはり、情報を得続けなければと思います。流れにうまく適応できる人間となり、生徒に
もそのことを重要性を伝えていかなければと思いました。
18.現在の教育現場における理科の実態がわかった。言語活動の充実をはかるためにさまざまな工夫をし
なければならないが、何を目的としてどのような目的を狙っているのかを明確にすることが重要である
と感じた。社会に出てから理科が大切だということを、教員が理科を楽しむことを忘れず伝えていけば
よいと思う。
19.現在の日本の学力、学習状況の実体を知ることができ、これからの教育をどのようにしなくてはなら
ないかを考えるきっかけになった。これからの教育のあり方、教員のあり方を知り、自分が教員になっ
たときに気をつけるべき点であると感じた。
20.現代の生徒の理科に関する思いや関心について知ることで、自分が教育の現場に立った時どのような
姿勢でどういった授業を進めていくかについて考えるときの参考になった。先生が行った授業での取り
組みについてもぜひ参考にしたい。今後のために役立つ講演会をしていただき、ありがとうございまし
た。
21.現代の理科教育に求められていることは理解できたが、それはあくまで理想論であり、初等教育にお
35
いて生徒たちの学力の差が成長につれてどんどん広がっていくのではないかと思ったし、それを行える
ほどの教員の量がないのではないかと思った。それを行える学校は資金的にも限られ、受験などにより
生徒たちにプレッシャーやストレスを与えてしまい、いじめにつながるのでは?
22.講演会を聞いて、今後の教育に携わる者として良い参考となりました。
23.高校の先生であったため話が上手で面白かった。また、実際に取り組んだ授業スタイルは、生徒の意
欲を駆り立て活用力も身につくので良いと思った。私は中学の先生を目指して、藤枝さんのような授業
スタイルを取り入れるのは難しいのかもしれないが、できる限り取り入れた先生を目指す。
24.高等学校の今現在の状況や、日本教育の質を向上させるには、教育の場におけて何が必要かが説明さ
れていて、今後の参考になった。
(教員になって、どのような授業を行えばいいのかを、時間のある今の
うちから考えることができる)
25.子ども達の現状についてよくわかった。
26.今回の講演会で、普段は聞けないお話を聞かせていただきました。学力状況、望ましい学校づくりな
どなど、日本教育の実態や改善点をわかりやすく解説して頂いて、大変参考になりました。今後の課題
に目を向けて、今日学んだ知識を実践で役立てられるよう、努力しようと決意しました。
27.最後が駆け足だった。もう少し話を聞きたかった。
28.最新のデータや、答申など参考になるものが多かった。現場でどのようなことをしたら良いか等も実
践に活かせそうなものが多くて活用したいと思った。
29.時間をもう少し多くとった方が良いのでは?
30.実際の教育現場の体験やアドバイスなどを聞けてすごくためになりました。先生の授業の様子を聞い
ていて、私もすごく興味がわいてきて、実際に授業を受けてみたいなと思いました。生物の話を聞いて
いると、楽しそうだし何より先生が生物が好きなんだなとか、生徒が好きなんだろうなということが伝
わってきたので、私も生徒にそう思ってもらえるような教員になりたいと思いました。
31.自分が先生になるうえで、必要なことを多く聞けた。
32.スライドと資料で現代の教育現場について分かり易かった。
33.生徒が自主的に学ぼうとしなければならないような教育をしなければならないのだと感じた。
34.席を自由に座らせてほしい。遅れてくる人がいて気が散る。重要な資料がスライドにしかない。難し
いけどためになった。
35.中国や米国ではどのような理科の教育をしているのか。日本との違いはないか?
36.統計がいくつかあって、とても分かりやすかったです。日本の意識の低さ、理解力の低さが他国より
も悪いということを改めて思い知りました。
37.とてもためになる話でした。
38.とてもわかりやすい説明だったし、今の日本の理科教育の問題点を見出すことができた。その改善点
などもさまざまで教師になろうとする者は、真剣に考えていく必要があると感じた。
39.日本教育の現状や課題でわかった。見通し・振り返り学習に対する教師と生徒に意識の違いがあるこ
とに驚いた。教師の熱意や学習の意図が生徒に反映していく対策を考えていきたい。
40.日本と外国では勉強に対するやる気が全然違うということに驚きました。日本も外国が取り組んでい
ることを取り入れる必要があると思いました。とてもためになるお話でした。
41.非常に興味深い内容を聞くことができてよかった。もう少し時間に余裕を持ってやってほしい。
42.非常に勉強になった。また機会があれば話をききたい。
43.普段、文部科学省の人の話を聞く機会なんてめったにないので、とても良い経験になりました。
44.本日の講演会は教員を目指す私にとって非常に参考になった。これからの教育が取り組む課題が明確
に理解できるものであった。
45.もう少し時間を取って話をしっかりと聞きたかった。
46.もっと聞きたかったです。時間を延長してほしい。
47.文部科学省から理大にわざわざ来ていただいて、とても光栄に思いました。普段聞くことができない
話を聞けて良かったです。今後の参考にもしていきたいです。
48.理科教育を始め今日本は多くの課題を抱えていることは分かったが、私が教員になった際どのような
指導ができるかが想像できなかった。
49.理科教員を目指す立場として講演会に参加させていただきました。教育が抱える問題がわかり、自分
が教員になったとき、どのように生徒と接していくか考えるいい機会になりました。
50.理科について子供たちがどう思っているのか、どのような教育をしなければならないのかがわかった。
51.理科の内容だったが、数学にも応用したいと思った。
52.私は生物の教師になりたいので、今日の講演会は最初から最後までためになる話だった。これからの
日本はどのような教育を目指して進むのかの方向が話から読みとれた。そして実際に教師になったとき
に存在する問題がわかり、それの解決のヒントもわかった。今日は本当によかった。
53.私はまだ学生で教員という仕事に関して詳しくは分からないが、今回の講演会を聞いて、教育の現状
36
を知り、今後どのようにしていったら良いのかを知ることができたので、今後の生活に役立てていきた
い。
54.ありがとうございました。大変良かったです。
55.今、課題となっていることに、資料・根拠を明確に示していただきながら分かり易かった。現場に近
い話で興味深かった。
56.現場での経験がおありの方でしたので、わかりやすいお話だったと思います。
57.現場を知っている方の話なので分かりやすかったです。
58.今後の学習指導要領の方向性などにかかわる内容を聞きたかった。教育の充実に向けての国の施策と
して出していくものの情報などを聞きたい。
59.時間がなかった。Part3の理科についてもっと聴きたかった。
60.授業の改善や生徒にどのような力を身に着けさせたらよいのか、改めてわかりました。
61.生物の教員なので大変今年はよかった。
62.大変良かったが、時間配分に難があり、大変残念であった。
63.理科・数学の直面している問題が具体的で役に立った。指導の参考になることもいろいろあった。
今後、講演会にて聴講を希望する内容
1.問題に対する改善方法はよく分かったが、実際の現場でそれを行うことが可能か、それを行うための教
員のスキルはどうあげていくのか,資金はどうするのかということを聞きたいです。貴重な時間なので、
質問の時間があると嬉しいです。
2.理科の指導法を主にしたもの。
3.これからの教師のあり方
4.現場の教育の方々とお話する機会が少ないので、直接話を聞いてみたい。文科省やその他管理職の方は
組織的な話が多いので、現場の話も聞いてみたい。
5.道徳の時間の教科化について
6.次回もお願いします
7.今日やった最後の部分を詳しくやってほしい
8.生徒の関心・意欲を引き出せるような授業を行うには、どういった工夫をすればよいか、ヒントになる
ような講演を聴きたい
9.指導の工夫。工夫した内容ややり方について私たちも体験したい。
10.生徒の学習意欲を向上させる点について、さらに詳しく聞きたい。
11.おもしろい授業とは?
12.教育の現場ではなく、実習で気を付ける点など将来じゃなく、身近にあることの話
13.先生のしてきた授業
14.実際の教育現場の現状や体験談、アドバイスなど
15.個人的には、解剖の理科教材としての存在意義や価値について講演していただきたいです。
16.数学に関係する内容とその活用内容を知りたいです。
17.高校化学などにおいて、探究心などを育成するための実験活動など、どんなものがあるか知りたいと
思った。
18.今回は高校での授業の取り組みが多いように感じられたので中学校の理科の授業でどのような展開が
なされているのか知りたいです。
19.教育現場での仲間外れを対策する方法のもの
20.どうすれば苛めがなくなるかのもの
21.実験をよりよく公平にできるか、グループ以外の方法でないのかという意見のもの
22.数学の教員希望なので数学での講演会があるといい
23.教員採用試験について
24.学校と地域社会の関係など
25.今後の初等中等教育についてどうあるべきかという自分の意見をききたい。
26.数学教育についての講演会を聴講したい。
27.科学を横断的にとらえ、国語や英語など言語の重要性、活用を主にした内容はいかがでしょうか?
28.宇宙について
29.理科だけでなく数学についても話をしてもらいたい。
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行事/取組名称
二足歩行ロボットを動かそう
担当部門・機関
科学普及部門・津山工業高等専門学校
開催日時・期間
主 催
助
成
2014 年 12 月 6 日(土)
14:00~16:00
科学ゆめクラブ津山
会場
後 援
(独)青少年教育振興機構
「子どもゆめ基金」
津山高専ものづくりマルチパーパス
ルーム
科学 Try アングル岡山
概要
近年、児童の理科離れが叫ばれているため、その対策として本活動を企画した。これまでに研究室展
示などで二足歩行ロボットの展示を行ってきており、小中学生らはロボットに非常に興味を持っている
ことがわかった。昨年、子どもゆめ基金の支援を受けて、二足歩行ロボットの活動を実施したところ、
定員(本校保有の二足歩行ロボットは高価なため6台しかないので18名とした)の5倍を超える応募
があったので、今年も企画して要望に答えることにした。さらに、プログラミングや各種センサを扱う
ことで、電気電子、情報といった工学の基礎に関して学んでもらい、今後の学習に役立ててもらいたい
と考えている。
参加者
応募者から抽選で選ばれた小学生17名が参加.
報告事項
当日のプログラム内容
ロボットの動作確認
本校で所有している6台の二足歩行ロボット(ROBONOVA-I, ハイテッ
クマルチプレックス社製1台98,000円)を用いる。このロボット
はリモコンでいろいろな動作を行う。この動作確認を行うことで、ロ
ボットに興味を持たせる。
プログラミング体験
本ロボットはプログラミングにより、前転や後転さらに逆立ちなど
いろいろな動作を行わせることが可能である。プログラミングを体験
することで、よりロボットに関する理解を深める。
センサの導入
本ロボットは光センサや音センサなどを導入することができ、光や
音に反応するロボットを実現することができる。新しい機能を持つロ
ボットを作製して、電気情報に関する工学の基礎を学ぶ。
ロボットの説明を受けている様子
当日のスケジュール
14:00 - 14:10 講義&オリエンテーション
・ロボットについて
・プログラミングについて
・センサについて
14:10 - 14:30 ロボットの動作確認
14:30 - 15:10 プログラミング, ロボットの動作確認
15:10 - 15:50 センサの導入, プログラミング, ロボットの動作確認
15:50 - 16:00 アンケート調査
16:00 - 16:20 ロボット対戦(希望者)
ロボットに動作をプログラミング
ロボットの動作プログラミングは PC 上のエディタでコマンドを打ち込む必要があり,マウスやキーボードになれていな
い小学生には初めちょっと難しいようである.一旦動作をインストールしたのちは IR リモコンで操作できるので,いくつ
かの基本動作を入力して動作を楽しむことができた.動くと動作を調整したくなるようでプログラミングにも積極的に取り
組む姿が見られた.
ロボットがヘタってバッテリーや関節のねじなど不具合が目立つようになってきた.講師の話によると新しいセットを準
備中とのこと.人気の高い教室なので新セットを投入していただき,継続して開催したい.
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行事/取組名称
レゴブロックを用いた創作ロボット教室
担当部門・機関
発明クラブ・津山工業高等専門学校
開催日時・期間
主 催
助
成
第1回目
14:00~16:00
・第2回目
14:00~16:00
・第3回目
14:00~16:00
・第4回目
14:00~16:00
・コンテスト
14:00~16:00
10 月 11 日(土)
10 月 25 日(土)
11 月 8 日(土)
会場
11 月 22 日(土)
津山高専ものづくりマルチパーパス
ルーム
12 月 13 日(土)
科学ゆめクラブ津山
後 援
(独)青少年教育振興機構
「子どもゆめ基金」
科学 Try アングル岡山
概要
本事業は,高等科学教育・研究に特色を持つ津山工業高等専門学校(以下,津山高専とい
う。)と小中学生を対象に地域に密着した津山市少年少女発明クラブ(以下,発明クラブとい
う。)が連携して,レゴブロックを使用したロボット創作教室とその集大成としてのレゴロボ
ットコンテストを実施することにより,青少年の創造性開発を図るとともに地域の活性化を
目的としている。
参加者
およそ 20 名/日の参加人数
報告事項
レゴマインドストームズを用いて遊びながらロボットを組み立て,児童や生徒にものづく
りの楽しさや科学に興味を持たせるとともに創造性を育成する。
今回は,4回にわたってレゴロボット教室を開催し,センサーの働きやモータコントロー
ルのしくみなどを簡単に教える。最終的には卓球の球を回収しスタート地点に運ぶロボット
を作成し,初級者コースと上級者コースに分かれてコンテストを実施する。
なお指導には津山高専と発明クラブの指導者があたり,津山高専の学生8名がそれをサポ
ートした。
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第26-5回「科学Tryアングル岡山」連携教育推進センター運営委員会議事メモ(案)
日
時
平成26年12月16日(火) 15:40~16:57
場
所
新渓園(倉敷)
出席者数
8/12
欠 席 者
稲田委員〔岡山大学〕
,大西委員,山口委員〔岡山理科大学〕
,森脇委員〔岡山県〕
陪 席 者
野瀬〔岡山理科大学〕
,柴田,小林〔津山工業高等専門学校〕
,成本,岩瀬〔岡山大学〕
開催に先立ち,倉敷芸術科学大学・小山委員から,新渓園について説明があった。
議事に先立ち,原田センター長から,運営委員会開催の挨拶があった後,本日の会議においては,
慣例により当番校の倉敷芸術科学大学・小山委員に議長をお願いすることとなった。
前回議事メモの確認
平成26-4回連携教育推進センター運営委員会(平成26年10月14日(火)開催)議事メモ
について,原案のとおり承認された。
協議事項
1) 平成26年度「助言委員会・連携評価合同委員会」の開催について
原田センター長から,資料1に基づき,前回の連携教育推進センター運営委員会で議論された
経過,資料1の開催案内等一式を各委員へ送付(12/12 発送済)し,従来どおり紙面で予め評価
いただくこと及び当日の工程等について説明があり,了承された。
なお,委員から,当日ご出席いただける委員の方々へ,1 人約 5 分程度でご挨拶及びコメント
をいただくことをお伝えいただきたい旨の依頼がされた。
当日の資料(平成 26 年度事業報告書)に,昨年度末に岡山理科大学で行われた,
「理科教材開
発研修」の報告書を追加してほしい旨の依頼があった。
2) 平成26年度「集まれ!科学への挑戦者」について
原田センター長から,資料2に基づき,現状について説明があった。
次いで原田センター長から,本件の審査委員長を味野委員(岡山大学)へお願いした旨の発言が
あり,議論の結果,味野委員が審査委員長に就任することが承認された。
その後,以下の意見交換が行われた。
〔意見交換内容〕
・審査基準について,再度,共通理解をしっかりと図っておく必要があるのでないか。
→当日,開催前に事前連絡会を開催して,審査基準等の共通理解を図るようにする。
・次年度以降,応募の際に,1 校 5 件程度に絞ってもらう方が良いのではないか。
→次年度以降の発表会は,その目的から再度議論し,その主旨に沿って各高校からの応募件数
についても募集要項等に記載するようにする。
・当日の開会式,表彰式・閉会式の詳細なタイムスケジュールはないか。
→現在は,資料2内のタイムスケジュールのみである。今後詰める。
・概要集を作成する必要があるのではないか。概要集を作成することで,審査の一助となるの
ではないか。
→あくまで,審査よりも指導・助言を行うことに重点を置いているが,作成する方が良いと考
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える。作成いただくにあたっては,A4 1 枚にまとめてもらうこととする。様式のついては,
テンプレートを作成し,早急に各応募者及び各指導教員に知らせることとした。
・次年度以降,「応募」~「発表」までの流れや期日等を十分議論し,途中で変更したりしな
い方が良いのではないか。
→そのような方向で対処する。
〔報告事項〕
・応募における広報については,岡山県下の公立高校へは岡山県教育委員会から,私立へは郵
送にて行った。
・12/15(月)に,応募のあった学校の指導教員宛に,1/25 発表会への出展可否について通知を
完了した。
3) 平成26年度KTO事業継続について
原田センター長から,資料3に基づき,平成27年度におけるKTOの事業継続について説
明があり,各機関の意見を伺いたい旨の発言があった。
○合同開催 科学大好き岡山クラブ
各機関とも,2ブース程度出展することに支障はないとの発言があり,KTOの看板事業と
して継続することが大切との発言が有った。一方,開催場所については,津山工業高等専門学
校委員から岡山大学に固定し,開催することが望ましいのではないかとの発言がった。
これらを受けて,原田センター長から,運営自体の簡素化,例えば申し込み方法の簡素化や
広報を web のみとするなどの簡素化を前提として,継続していきたい旨の発言があった。
結果として,次年度以降は開催にあたっての簡略化を図りながら,岡山大学を会場として継
続していくことで承認された。
○留学生研究交流会
津山工業高等専門学校・佐藤委員から,津山工業高等専門学校において,平成 27 年度に改
組に向けた準備等のため,継続が困難な状況である旨の説明があった。しかし,これまでの参
加者からの声としては,好評であるため,何らかの形で残したいとは感じている。そのため,
岡山県の国際交流センターが実施している同様のイベントと協働してできないか等の打診を
している状況である旨の説明があった。これらのことを国際交流部門で議論し,今後の運営委
員会で方針の決定を行うこととした。
○集まれ!科学への挑戦者
岡山県・綱島委員から,来年度における予算は確保している旨の発言があった。
次年度以降の方法等について,次のとおり各委員からご提案があった。
・テーマ(例えば,地場産業に関連するテーマなど)を予め設定して,応募を募る。
・全体の企画を行う WG 等を設置して,議論していく。
また,岡山県から高校教員より専門分野以外の審査をすることが困難であるとの意見を伺っ
たとの発言があった。
上記のご提案については,今後検討していくこととし,会場は,次年度以降も岡山大学で開
催することとした。
○大学コンソーシアム岡山への授業提供
科学 Try アングル岡山からは,例年どおり,「エコツーリズム技法(岡山理科大学開講科目)」
「先進科学体験(岡山大学開講科目)を提供することとした。
原田センター長から,これらの科目について,各機関において学生への周知を行ってほしい
旨の発言があった。
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○科学教育研修会
原田センター長から,岡山理科大学で開催されている研修会を継続実施すること,及び各機
関において学生への周知を行ってほしい旨の発言があった。
4) その他
特になし。
報告事項
1)科学普及部門
津山工業高等専門学校・佐藤委員から,資料1に基づき,
「昼間の天体観測」,
「レーザー加工で
ネームタグを作ろう)」
,
「化石発掘体験」及び「二足歩行ロボットを動かそう」について報告があ
った。
2)先進科学教育部門
岡山理科大学・米田委員から,机上配布資料に基づき,
「平成 26 年度屋久島実習(エコツーリズ
ム技法)」について報告があった。
3)理科教育支援部門
岡山理科大学・野瀬委員から,机上配布資料に基づき,第11回理数教育研修講演会について
報告があった。
4)国際交流部門
津山工業高等専門学校・佐藤委員から,資料1に基づき,平成 26 年度留学生研究交流会につい
て報告があった。
5)その他
特になし。
次回開催予定について
原田センター長から,次回の運営委員会は,平成27年2月10日(火)15時30分から,岡山
大学において開催予定であるが,特に協議事項が無い場合には開催を見送ることがある旨の発言があ
った。
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